JP4354076B2 - 画枠センタリング調整方法および撮像装置 - Google Patents

画枠センタリング調整方法および撮像装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像装置における撮像画枠の位置調整を行うための画枠センタリング調整方法および同方法を用いた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CCD等の固体撮像素子を用いた電子カメラが種々開発されている。電子カメラにおいては、撮像レンズを介して入射される被写体像をCCD等の固体撮像素子によって光電変換することによって撮像画像信号が得られる。このような固体撮像素子を用いた撮像装置においては、固体撮像素子に関する様々な位置調整が従来より行われている。
【0003】
位置調整には各種項目があり、主としてフォーカス特性に関わる撮像レンズの光軸方向への移動調整(俗称:Z軸調整)や画像の片ぼけを防止するためのアオリ調整の他に、本発明で着目する、光軸に直交する方向への移動調整(俗称XY調整)などがある。このXY調整としては、例えば特開昭61−247169号公報に記載されているような機械式のXY調整機構が知られている。
【0004】
従来、このようなXY調整は、主に多板式カメラにおいて撮像素子相互間の画素の位置関係を精密に調整することを主眼としたものでり、撮像レンズの光軸に対する調整にはあまり注意が払われていなかった。これは、撮像エリア(画像としての範囲であり、以下、画枠と称する)の中心が多少レンズ光軸からずれていても、レンズのイメージサークルに余裕を持たせることで問題を回避可能であったからである。従って単板カメラにおいてはこのようなXY調整は省略される場合が多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、イメージサークルに余裕を持たせるためには、そのためにレンズの大型化を招くという問題が生じる。一方、少しでもレンズを小型化しようと試みて撮像画枠ぎりぎりのイメージサークルのレンズを用いようとすれば、機械的な製造誤差等の影響による画枠中心と光軸のずれが無視できなくなり、例えば画面の上下左右の明るさに差を生じたり、画枠の4隅の一部の画像がケラレてしまう等の不具合が生じやすくなる。
【0006】
またイメージサークルに余裕を持たせた場合でも、ズームレンズの場合は、画枠に対する像位置が望遠側と広角側とでずれてしまうという不具合が生じる場合がある。これは、画枠中心と光軸にずれがあると、望遠側と広角側との間でズームした場合に像が移動せず固定された点になるズーム中心(これは光軸点に等しい)の位置が、画枠中心からずれてしまうためである。また、動画撮影の場合や、静止画撮影でも露光中ズーミング撮影等の手法を用いた場合には、不自然な画像になってしまう。
【0007】
これらを回避するためにはXY調整機構を必要とすることになるが、機械的な機構を採用すると、それによって撮像装置の大型化を招くことになる。また同時に、機械的な調整機構を採用したとしても光軸に対して画枠中心を合わせるためにはこれらがどのようにずれているかを求めてこの誤差を無くすように調整する必要があり、従来これを精度良く簡単にあるいは自動的に行う具体的な方法は存在しなかった。
【0008】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、光軸と画枠中心を精度良く簡単に合わせられるようにし、画質の不具合の無い高性能な撮像を実現する事ができる画枠センタリング調整方法および撮像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明は、撮像レンズおよび撮像素子からなる撮像系を有した撮像装置において、前記撮像系の画枠の中心を前記撮像レンズの光軸に対して一致させるために、前記撮像レンズの光軸に直交する方向へ撮像画枠の移動設定を行う画枠センタリング調整方法であって、前記撮像画枠の移動設定は、前記撮像系を用いた前記撮像装置の撮像信号の情報を解析して得られた、撮像画枠の中心位置と前記撮像レンズの光軸とのずれに関するセンタリング情報に基づいて、前記撮像素子の有効画像出力に対して設定された画枠トリミング範囲を移動設定するものであることを特徴とする。
【0010】
この画枠センタリング調整方法によれば、撮像装置の撮像信号の情報を解析して得られたセンタリング情報を基に撮像素子の有効画像出力に対して設定された画枠トリミング範囲を移動設定して撮像画枠の位置調整が行われ、これにより機械的な機構を採用することなく光軸と画枠中心を精度良く簡単に合わせられるようになり、特別大きなイメージサークルを用意せずとも、画質の不具合の無い高性能な撮像を容易に実現することが可能となる。また、望遠側と広角側との間でズームした場合でも、ズーム中心が画枠中心からずれるなどの不具合の発生を防止することができる。
【0011】
また、撮像信号の解析によって得られるセンタリング情報は撮像画枠の中心位置と撮像レンズの光軸とのずれに関する情報である。このため、被写体像に合わせて画像のトリミング位置を変えるという「手ぶれ補正」などの場合とは異なり、位置調整のためのセンタリング情報の値は撮像装置毎に固定的に決まる値である。したがって、このセンタリング情報を得るための解析処理については必ずしも撮像装置内で行う必要はなく、例えば製品出荷前などに撮像装置外部で予め解析処理を行い、それによって得られたセンタリング情報を撮像装置内の記憶装置に記憶しておくようにしてもよい。この場合でも、記憶されているセンタリング情報を基に、光軸と画枠中心を自動的に且つ精度良く簡単に合わせることができる。
【0012】
また、撮像信号解析手段をも撮像装置内に設けておくことにより、撮像装置のみで全自動的に撮像画枠の位置調整を行うことが可能となる。この場合でも、撮像信号の解析はその都度行う必要はないので、撮像信号解析により得られたセンタリング情報は撮像装置内の記憶装置に記憶しておくことが好ましい。
【0014】
さらに、撮像画枠の位置は撮像レンズの特性を考慮して最も高画質の撮像を行うことが可能な位置に調整することが重要であるので、例えば、撮像信号の明るさの均一化を目的とする場合には、撮像レンズの周辺光量落ち特性に関する撮像信号のシェーディング情報の解析を利用し、またコントラストを重視する場合には、撮像信号のコントラスト情報解析を利用し、さらに歪みの低減を目的とする場合には、撮像信号の歪曲情報解析などを利用して、センタリング情報を求めることが好ましい。これにより、光軸との物理的なずれ量それ自体ではなく、撮像レンズの非対称要素をも含む各種特性を考慮した実質的なずれ量をセンタリング情報として得ることができるので、目的に応じたセンタリング調整を精度良く行うことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係わる撮像装置の構成が示されている。ここでは、デジタルカメラとして実現した場合を例示して説明することにする。
【0016】
図中101は各種レンズからなる撮像レンズ系、102は撮像レンズ系101を駆動するためのレンズ駆動機構、103は撮像レンズ系101の絞りを制御するための露出制御機構、104はローパスおよび赤外カット用の光学フィルタ、105は色フィルタ付きのCCDカラー撮像素子、106は撮像素子105を駆動するためのCCDドライバ、107はA/D変換器等を含むプリプロセス回路、108は色信号生成処理,マトリックス変換処理,その他各種のデジタル処理を行うためのデジタルプロセス回路、109はカードインターフェース、110はメモリカード、111はLCD画像表示系を示している。
【0017】
また、図中の112は各部を統括的に制御するためのシステムコントローラ(CPU)、113は各種操作ボタンからなる操作スイッチ系、114は操作状態及びモード状態等を表示するための操作表示系、115は発光手段としてのストロボ、116はレンズ駆動機構102を制御するためのレンズドライバ、117はストロボ115および露出制御機構103を制御するための露出制御ドライバ、118は各種設定情報等を記憶するための不揮発性メモリ(EEPROM)を示している。
【0018】
本実施形態のデジタルカメラ100においては、システムコントローラ112が全ての制御を統括的に行っており、CCDドライバ106によりCCD撮像素子105の駆動を制御して露光(電荷蓄積)及び信号の読み出しを行い、それをプリプロセス回路107を介してデジタルプロセス回路108に取込んで、各種信号処理を施した後にカードインターフェース109を介して着脱可能なメモリカード110に記録するようになっている。また、上記露光に際してストロボ115を使用する場合には、露出制御ドライバ117を制御してストロボ115に発光開始、停止の各制御信号を送ることによりストロボ115を発光させるものである。
【0019】
本実施形態のデジタルカメラ100に於いては、以下に詳述する撮像画枠のセンタリング調整制御に関する動作を除けば、通常のデジタルカメラと同様の動作および制御が行われるものであって、そのような公知の部分については説明を省略する。
【0020】
システムコントローラ112には、本実施形態の特徴とする撮像画枠センタリング調整制御を行うための機能が設けられている。ここで、撮像画枠のセンタリング調整制御とは、撮像レンズ101の光軸(Z)に直交する方向(X,Y)へ撮像レンズ101および撮像素子105等からなる撮像系の画枠の中心を移動設定することにより、撮像画枠の中心を撮像レンズ101の光軸に合わせるためのXY調整処理を意味する。このXY調整処理を実現するために、システムコントローラ112には、図示のように、画枠移動設定部201、撮像情報解析部202、および画枠センタリング調整部203が設けられている。
【0021】
画枠移動設定部201は、撮像素子105の有効画像出力に対して設定された画枠トリミング(電子ズーム)の位置を移動することによって、撮像画枠をX,Y方向に移動設定するためのものである。この撮像画枠の移動設定は、例えば撮像素子105の駆動制御によって撮像素子105から撮像信号として読み出すべきトリミング範囲を可変設定したり、あるいは撮像素子105から読み出した全有効画像分の撮像信号を内部メモリに一時保存し、その内部メモリから取り出すべきトリミング範囲を可変設定することなどによって実現できる。
【0022】
なお、このような画枠トリミングによる撮像画枠の移動設定それ自体は、周知の「手ぶれ補正」や、別体(非TTL)方式光学ファインダを用いたカメラにおける「対ファインダ画枠調整」などで知られているが、本実施形態における撮像画枠の移動設定は撮像画枠を光軸に合わせることを目的としたものであり、その点で、被写体像への追従等のために画枠移動設定を行う通常の「手ぶれ補正」や、ファインダ像に合わせて撮像画枠の切り出し位置を変える「対ファインダ画枠調整」とは異なるものである。
【0023】
撮像情報解析部202は、撮像素子105から得られた撮像信号を解析することにより、撮像画枠の中心を光軸に合わせるためのセンタリング情報を得る。このセンタリング情報は撮像画枠の中心位置と撮像レンズ101の光軸とのずれ量に関する情報であり、具体的には、移動設定すべき撮像画枠の中心位置座標(x,y)で与えられる。
【0024】
画枠センタリング調整部203は、撮像画枠の中心位置を設定制御するためのものであり、撮像情報解析部202により得られたセンタリング情報に基づいて画枠移動設定部201による画枠移動設定の制御を行う。
【0025】
ここで、図2を参照して、本実施形態におけるXY調整処理の原理を説明する。
【0026】
図2(a)には、CCD有効エリア301に対する撮像画枠302のデフォルト位置の一例が示されている。図2(a)では、CCD有効エリア301から撮像信号を切り出すべき撮像画枠302の中心位置は、CCD有効エリア301の中心位置(0.0)に設定されている。もし機械的な取り付け誤差等により、撮像レンズ101のレンズサークル303の中心(撮像レンズ101の光軸の中心(Z軸))が図2(b)のようにCCD有効エリア301の中心位置(0.0)からずれていると、前述したように、画面の上下左右の明るさに差を生じたり、画枠の4隅の一部の画像がケラレてしまう等の不具合が生じることになる。特に、図2(b)のように撮像画枠ぎりぎりのイメージサークルのレンズを使用した場合には、この問題が顕在化する。
【0027】
そこで、本実施形態では、撮像画像信号からセンタリング情報を求め、そのセンタリング情報を用いて、CCD有効エリア301から撮像信号を切り出すべき撮像画枠302の中心位置(x,y)を、図2(c)のように、レンズの光軸(Z)に一致させるためのXY調整処理が行われる。
【0028】
以下、センタリング情報を得るための撮像画像信号解析処理の具体例について説明する。
(シェーディング検出)
シェーディング検出は、撮像信号のシェーディング情報を解析することによってセンタリング情報を求めるための処理である。ここで、シェーディング情報とは、光学原理に基づく周知のCOS則やレンズ特性に起因する口径食等によって生じる撮像レンズ101の周辺光量落ち特性に関する情報を意味している。
【0029】
このシェーディング情報を利用してセンタリング情報を得る場合には、全白チャート(ユニフォームホワイトチャートまたは全面白チャートと称される)を撮影し、それによって得られる撮像信号の4隅を比較する処理がなされる。つまり、図3に示すように、画枠切り出し後の撮像信号(画枠出力)のうちの上下4隅の各領域の撮像信号出力について、その積分平均値が求められ、上下4隅の光量が均一となるような撮像画枠の位置がセンタリング情報として求められる。
【0030】
つまり、上下4隅の各積分平均をs1(左上)、s2(右上)、s3(左下)、s4(右下)とし、X方向およびY方向それぞれについてのシェーディング特性の評価量(SFX,SFY)を算出する。ここで、評価量(SFX,SFY)は、
SFX=(s2+s4)−(s1+s3)
SFY=(s1+s2)−(s3+s4)
で与えられる。
【0031】
撮像画枠の中心位置座標(x,y)を移動設定し、SFXが極小値(SFX≒0)となる座標xと、SFYが極小値(SFY≒0)となる座標yをそれぞれ求める。これにより、撮像画枠の中心を光軸に合わせるためのセンタリング情報(撮像画枠の中心位置座標)が得られる。
【0032】
ここで、図4のフローチャートを参照して、シェーディング検出を用いたXY調整処理の具体的な手順について説明する。
【0033】
まず、撮像レンズ101および撮像素子105を用いて、全白チャートの撮像が行われる(ステップS11)。この撮像によって得られたCCD有効エリアの撮像信号はデジタルカメラの内部メモリ等に保存され、その内部メモリ上の撮像信号に対して以下の解析処理が撮像情報解析部112によって行われる。
【0034】
最初に、デフォルトの撮像画枠によって切り出された画像に関する各4隅の積分平均出力から上述のSFX,SFYが算出される(ステップS12,S13)。次いで、SFXについての評価が行われる(ステップS14)。
SFX>0、つまり光量が右側に偏っている場合には、CCD有効エリア301から撮像信号を切り出すべき撮像画枠の中心位置のX座標(x)は+1され(ステップS15)、撮像画枠は現在位置から右方向に+1移動される(ステップS12)。
【0035】
一方、SFX<0、つまり光量が左側に偏っている場合には、CCD有効エリア301から撮像信号を切り出すべき撮像画枠の中心位置のX座標(x)は−1され(ステップS16)、撮像画枠は現在位置から左方向に+1移動される(ステップS12)。
【0036】
このようにして、撮像画枠の中心位置をX方向にずらしながらSFXの評価が行われ、SFXが極小値(SFX≒0)となる座標xがX軸に関するセンタリング情報として算出される。そしてその座標xに撮像画枠が位置設定されることになる。
【0037】
この後、SFYについての評価が行われる(ステップS17)。SFY>0、つまり光量が上側に偏っている場合には、CCD有効エリア301から撮像信号を切り出すべき撮像画枠の中心位置のY座標(y)は+1され(ステップS18)、撮像画枠は現在位置から上方向に+1移動される(ステップS12)。一方、SFY<0、つまり光量が下側に偏っている場合には、CCD有効エリア301から撮像信号を切り出すべき撮像画枠の中心位置のY座標(y)は−1され(ステップS19)、撮像画枠は現在位置から下方向に+1移動される(ステップS12)。このようにして、撮像画枠の中心位置をY方向にずらしながらSFYの評価が行われ、SFYが極小値(SFY≒0)となる座標yがY軸に関するセンタリング情報として算出される。そしてその座標yに撮像画枠が位置設定されることになる。
【0038】
以上のように、左右4隅の光量を用いてシェーディング情報解析を行うことにより、仮に撮像レンズ101に非対称要素が含まれているような場合であっても、左右4隅の光量を均一化することが可能な最適な位置に撮像画枠を位置調整することが可能となる。換言すれば、撮像レンズ101に非対称要素が含まれている場合には、物理的なレンズ光軸の中心ではなく、左右4隅の光量を均一化できる撮像画枠の中心位置そのものが実質的な光軸の中心と見なされることになる。
【0039】
なお、シェーディング情報解析は必ずしもデジタルメラ内で行う必要はなく、例えば製品出荷前にデジタルカメラの撮像出力をコンピュータ等で解析処理を行い、それによって得られたセンタリング情報をEEPROM118に記憶して出荷するようにしても良い。この場合、デジタルメラ内で行われるXY調整の手順は図5のようになる。
【0040】
すなわち、システムコントローラ112は、まず、EEPROM118からセンタリング情報を読み出し(ステップS21)、そのセンタリング情報で指定される座標位置(x,y)を、画枠切り出しのための画枠中心位置として設定する(ステップS22)。
【0041】
このように、EEPROM118に予めセンタリング情報を記憶しておくことにより、デジタルカメラには前述の撮像処理解析部202は不要となり、EEPROM118のセンタリング情報に基づいて画枠の移動設定を行う機能のみを設けるだけで済む。
【0042】
次に、センタリング情報を得るための撮像画像信号解析処理の他の例について説明する。
(コントラスト検出)
コントラスト検出は、撮像信号のコントラスト情報を解析することによってセンタリング情報を求めるための処理である。すなわち、通常、撮像レンズ101の解像度はレンズ中心が最も高いので、この解像度の特性を調べるためにコントラスト情報の解析が行われる。
【0043】
このコントラスト情報を利用してセンタリング情報を得る場合には、図6に示すような一様ドットチャートを撮影し、それによって得られる撮像信号のなかでコントラストが最大となる座標位置がセンタリング情報として求められる。
【0044】
(歪曲検出)
歪曲検出は、撮像信号の歪曲情報を解析することによってセンタリング情報を求めるための処理である。すなわち、通常、撮像レンズ101を用いて撮像を行った場合には、レンズの歪曲収差による影響が撮像信号に現れる場合があるので、この歪曲収差に関する特性を調べるために歪曲情報の解析が行われる。
【0045】
この歪曲情報を利用してセンタリング情報を得る場合には、図7(a)に示すような格子チャートを撮影し、それによって得られる撮像信号の歪曲収差の状態が解析される。具体的には、格子チャートを撮影した場合には、撮像レンズ101に歪曲収差があると、例えば図7(b)に示すような糸巻き状に歪曲した撮像画像や、これとは逆に樽状に歪曲した撮像画像などが得られることになる。この場合、光軸を通る直線だけは曲がらず直線を保つことを利用して、撮像画像の各水平ラインおよび各垂直ライン毎にそのライン上の撮像信号の積分値(ライン積分値)を算出し、ライン積分値が最大となる水平ラインの位置を撮像画枠中心のy座標として、ライン積分値が最大となる垂直ラインの位置を撮像画枠中心のx座標として決定すればよい。また、像の対称性を利用して、ある水平ラインまたは垂直ライン位置で撮像画像を2分し、それら2分された画像の一方を鏡像とした時の2画像間の相関評価を行うことによって歪曲中心位置を水平および垂直双方について求め、その水平および垂直方向それぞれの歪曲中心位置を撮像画枠の中心位置座標(x,y)として決定してもよい。
【0046】
以上のように、本実施形態においては、撮像レンズの特性を考慮した撮像出力の解析によってセンタリング情報を得、そのセンタリング情報を用いて画枠中心を光軸に合わせるためのXY調整を行うことにより、レンズに非対称要素が含まれる場合であっても撮像画枠を最適な位置に設定することが可能となり、イメージサークルに余分な調整余裕を設けずとも、画質劣化の無い高画質の撮像画像を得ることが可能となる。さらに、本実施形態では、画枠トリミング範囲の移動設定によって撮像画枠の位置を調整しているので、機械的な調整機構を用いる必要が無くなり、撮像系の小型化を実現できる。
【0047】
なお、上述のシェーディング検出、コントラスト検出、および歪曲検出のどれを画像解析に使用するかについては、撮像信号の明るさの均一化を目的とする場合にはシェーディング検出、コントラストを重視する場合にはコントラスト検出、歪みの低減を目的とする場合には歪曲検出、というようにXY調整の目的に応じて選定すればよい。
【0048】
また、シェーディング検出で説明したように、コントラスト検出や歪曲検出についてもその処理をデジタルカメラ外部で行い、それによって得られたセンタリング情報をEEPROM118に記憶するようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、撮像信号を解析して得られたセンタリング情報を基に撮像素子の有効画像出力に対して設定された画枠トリミング範囲を移動設定して撮像画枠の位置調整を行うことにより、機械的な機構を採用することなく光軸と画枠中心を精度良く簡単に合わせられるようになり、特別大きなイメージサークルを用意せずとも、画質の不具合の無い高性能な撮像を容易に実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるデジタルカメラの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態で用いられるXY調整処理の原理を説明するための図。
【図3】同実施形態におけるシェーディング検出で利用される撮像画像中の4隅の情報を説明するための図。
【図4】同実施形態においてシェーディング検出を用いた場合におけるXY調整処理の具体的な手順の一例を示すフローチャート。
【図5】同実施形態におけるXY調整処理の他の例を示すフローチャート。
【図6】同実施形態のコントラスト検出処理で用いられるドットチャートの一例を示す図。
【図7】同実施形態の歪曲検出処理で用いられる格子チャートとそれを撮影することによって得られる撮像信号の一例を示す図。
【符号の説明】
101…撮像レンズ
105…CCDカラー撮像素子
106…CCDドライバ
112…システムコントローラ
118…不揮発性メモリ(EEPROM)
201…画枠移動設定部
202…撮像情報解析部
203…画枠センタリング調整部

Claims (7)

  1. 撮像レンズおよび撮像素子からなる撮像系を有した撮像装置において、前記撮像系の画枠の中心を前記撮像レンズの光軸に対して一致させるために、前記撮像レンズの光軸に直交する方向へ撮像画枠の移動設定を行う画枠センタリング調整方法であって、
    前記撮像画枠の移動設定は、前記撮像系を用いた前記撮像装置の撮像信号の情報を解析して得られた、撮像画枠の中心位置と前記撮像レンズの光軸とのずれに関するセンタリング情報に基づいて、前記撮像素子の有効画像出力に対して設定された画枠トリミング範囲を移動設定するものであることを特徴とする撮像装置の画枠センタリング調整方法。
  2. 撮像レンズおよび撮像素子からなる撮像系と、
    請求項1記載の画枠センタリング調整方法を使用して行なわれる前記画枠センタリング調整時に得られる前記センタリング情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記センタリング情報に基づいて、前記撮像素子の有効画像出力に対して設定された画枠トリミング範囲の移動設定を行うことにより、撮像画枠の位置を調整する画枠設定手段とを具備することを特徴とする撮像装置。
  3. 撮像レンズおよび撮像素子からなる撮像系と、
    前記撮像系の出力信号たる撮像信号の情報を解析して、前記撮像系の画枠の中心と前記撮像レンズの光軸とのずれに関するセンタリング情報を求める撮像情報解析手段と、
    前記センタリング情報に基づいて、前記撮像素子の有効画像出力に対して設定された画枠トリミング範囲の移動設定を行うことにより、撮像画枠の位置を調整する画枠設定手段とを具備することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記撮像情報解析手段によって得られた前記センタリング情報を記憶する記憶手段をさらに具備し、
    前記画枠設定手段は、前記記憶手段のセンタリング情報に基づいて前記画枠トリミング範囲の移動設定を行うことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記センタリング情報は、前記撮像信号のシェーディング情報解析に基づいて求められるものであることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項記載の撮像装置。
  6. 前記センタリング情報は、前記撮像信号のコントラスト情報解析に基づいて求められるものであることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項記載の撮像装置。
  7. 前記センタリング情報は、前記撮像信号の歪曲情報解析に基づいて求められるものであることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項記載の撮像装置。
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