JP2007264250A - 撮影装置及びプログラム - Google Patents

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Keita Miyamoto
啓太 宮本
Hiroyuki Yokogawa
裕幸 横川
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Abstract

【課題】撮影画像が適切な合焦範囲になる絞り値を容易に設定することである。
【解決手段】レンズ12と、レンズ12を介して入射される光を画像信号に変換する撮像素子13と、フォーカスポイントまでの距離を測定する測距センサ21と、前記測定されたフォーカスポイントまでの距離と、レンズ12の焦点距離と、許容錯乱円径と、から、前記フォーカスポイントの被写界深度を算出し、前記測定されたフォーカスポイントまでの距離と、前記焦点距離及び前記撮像素子のサイズから決まる画角と、から、撮影画像の隅に対応する点のアウトフォーカス量を算出し、当該算出された被写界深度及びアウトフォーカス量を比較し、その比較結果に基づいて絞り値を当該被写界深度に応じた値に調整し、当該調整された絞り値で撮影を実行する全体制御部11と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影装置及びプログラムに関する。
従来、CCD(Charge Coupled Devices)等の撮像素子を備え、被写体からの光信号を撮像素子で画像信号に変換し、その画像信号のデジタル画像データを記録媒体に記録するデジタルカメラが実施されている。
デジタルカメラにおいて、通常、ユーザが合焦位置を操作入力し、その入力された合焦位置により焦点を合わせていた。また、異なる合焦位置で複数回撮影し、最も焦点のあった撮影画像データを記録する撮影装置が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、測距機能及び測光機能を有するデジタルカメラが実施されている。このデジタルカメラは、測距機能により撮影画像データの焦点を自動的に決めることができ、測光機能により絞り値とシャッタスピードを自動的に決めるオート露出が可能であった。
特開平11−258488号公報
しかし、デジタルカメラにおいて、適切な合焦範囲を有する画像を撮影することが望まれている。
例えば、被写体撮影時に、被写体の焦点を、被写体中心部の点Aに決めると、被写体周辺部の点Bでは、厳密にはアウトフォーカスになる。つまり、点Bのピントが外れる。この現象は、焦点距離が長いほど、また被写体までの距離が短いほど顕著に現れる。
通常は、絞りを手動で絞れば問題ないが、上記従来のデジタルカメラのようなオート露出では思うような絞り値とはならない場合があった。また、絞りを開放して背景をきれいにぼかしたい場合には、フォーカスを合わせたい被写体面の中でさえもフォーカス部分とアウトフォーカス部分が存在し、このような絞り値の設定を行うことができなかった。例えば、ポートレートで女性を撮影する場合、背景をきれいにぼかしたいため、絞りを開放近くにするが、被写界深度が浅くなるため、その結果、女性の左眼にピントが合い、右目にピントが合わないような場合があった。
上記問題を解決するために、撮影者の操作入力により絞り値を調整することも考えられるが、撮影者が常に絞り値を気にせねばならず、撮影者の作業負担の低減が望まれている。
本発明の課題は、撮影画像が適切な合焦範囲になる絞り値を容易に設定することである。
上記課題を解決するために、本発明の撮影装置は、
レンズと、
前記レンズを介して入射される光を画像信号に変換する撮像素子と、
フォーカスポイントまでの距離を測定する距離測定手段と、
前記測定されたフォーカスポイントまでの距離と、前記レンズの焦点距離と、許容錯乱円径と、から、前記フォーカスポイントの被写界深度を算出する被写界深度算出手段と、
前記測定されたフォーカスポイントまでの距離と、前記焦点距離及び前記撮像素子のサイズから決まる画角と、から、撮影画像の隅に対応する点のアウトフォーカス量を算出するアウトフォーカス量算出手段と、
前記算出された被写界深度及びアウトフォーカス量を比較し、その比較結果に基づいて絞り値を当該被写界深度に応じた値に調整する絞り値調整手段と、
前記調整された絞り値で撮影を実行する撮影制御手段と、
を備えることを特徴とする。
また、例えば、前記撮像素子により撮像された画像を表示する表示手段と、
前記被写界深度に対応する合焦範囲を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えることとして構成してもよい。
また、例えば、撮影画像の使用サイズを設定する設定手段を備え、
前記被写界深度算出手段は、前記設定された使用サイズを用いて被写界深度を算出することとして構成してもよい。
また、例えば、前記レンズは、変倍及び交換の少なくとも一つが可能であり、
前記レンズの焦点距離を取得する焦点距離取得手段を備え、
前記被写界深度算出手段は、前記取得された焦点距離を用いて被写界深度を算出することとして構成してもよい。
本発明によれば、撮影画像が適切な合焦範囲になる絞り値を容易に設定できる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な第1〜第4の実施の形態を順に詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1〜図4を参照して、本発明に係る第1の実施の形態を説明する。図1に、本実施の形態のデジタルカメラ1の内部構成を示す。
図1に示すように、撮影装置としてのデジタルカメラ1は、被写界深度算出手段、アウトフォーカス量算出手段、絞り値調整手段、撮影制御手段、表示制御手段としての全体制御部11と、レンズ12と、撮像素子13と、画像処理部14と、画像メモリ15と、表示手段としての表示部16と、露光制御部17と、シャッタ制御部18と、絞り制御部19と、光量センサ20と、距離測定手段としての測距センサ21と、フラッシュメモリ22と、画像記録部23と、撮影操作部24と、設定手段としての情報操作部25と、を備えて構成される。
全体制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM等を備え、デジタルカメラ1の各部を中央制御する。全体制御部11は、ROMから読み出されてRAMに展開されたプログラムと、CPUとの協働により、各種処理を実行する。全体制御部11は、被写界深度算出手段、アウトフォーカス量算出手段、絞り値調整手段、撮影制御手段として機能する。
全体制御部11のROMは、第1の撮影プログラムを記憶する。RAMに展開された第1の撮影プログラムと、CPUとの協働で後述する第1の撮影処理が実行される。全体制御部11は、第1の撮影プログラムに基づいて、シャッタの半押し状態で被写界深度T及びアウトフォーカス量ΔLを比較し、その比較結果に応じて絞り値Fを調整し、シャッタの全押し状態で、調整後の絞り値Fで撮影を行う。
レンズ12は、被写体からの光が透過する光学系であり、合焦レンズを含み固定変倍のレンズとする。レンズ12は、図示しない光学系駆動部により合焦のためにレンズが移動される。
撮像素子13は、CCDや、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子であり、レンズ12を介して入射された光を複数画素からなる画像を表す電気信号に変換して出力する。画像処理部14は、撮像素子13から出力されたアナログの電気信号をデジタルの画像データに変換し、各種画像処理を施して出力する。
画像メモリ15は、画像処理部14から出力される画像データを一時的に記憶するメモリである。表示部16は、カラーLCD(Liquid Crystal Display)等を備え、撮影後の画像データ、撮影前のスルー画像、各種操作画面等を表示する。
露光制御部17は、全体制御部11の制御に基づいて、露光制御を行う。露光制御部17は、具体的には、全体制御部11からの絞り指示と、光量センサ20からの光量Bと、に基づいて、シャッタ制御部18のシャッタ速度S及び絞り制御部19の絞り値Fを制御する。
シャッタ制御部18は、露光制御部17から入力されるシャッタ速度Sに基づいて撮像素子13の電荷蓄積時間を制御する。絞り制御部19は、露光制御部17から入力される絞り値Fに基づいて図示しない絞り機構の絞り値を制御する。
光量センサ20は、露光制御部17の制御により、デジタルカメラ1の周辺光量を検知し、光量Bを露光制御部17に出力する。測距センサ21は、発光素子及び受光素子を備え、発行素子から被写体に光信号を出射しその反射光を受光素子で受光し、その受光角度等に基づいて被写体までの距離Lを測定して全体制御部11に出力する。
フラッシュメモリ22は、ユーザ設定情報や、各種初期値等を記憶する。フラッシュメモリ22は、焦点距離fの規定値としての焦点距離f0と、許容錯乱円径δの規定値としての許容錯乱円径δ0と、を記憶し、現在の画角θを更新自在に記憶する。
画像記録部23は、図示しないスロットにセットされた、SD(Secure Digital)メモリカード、メモリスティック、xDピクチャカード等の記録メディアに画像データを記録する。記録メディアに記録される画像データは、例えば、図示しない画像圧縮部によりJPEG(Joint Photographic Expert Group)等の方式で圧縮されて記録される。
撮影操作部24は、シャッタキーを備え、ユーザ(撮影者)からの撮影タイミングの操作入力を受け付けて全体制御部11に出力する。情報操作部25は、ユーザからの各種設定情報の操作入力を受け付けて全体制御部11に出力する。
次に、本実施の形態における被写体撮影時の各種値を説明する。図2に、被写体とレンズ12及び撮像素子13との位置関係を示す。
図2に示すように、距離Lは、レンズ12の主点と、フォーカスポイントとしての被写体と、の間の距離であり、焦点距離fは、レンズ12の主点と撮像素子13の受光面との間の距離とする。また、被写体は、平面として考え、点Aから点Bまでの長さを有するものとする。また、レンズ12の主点と点Bとの間の長さを距離mとし、撮像素子13の大きさに対応する半径を長さDとする。また、光軸と距離mの線との間の角度を(半)画角θとする。画角θは、撮像素子13の端(撮影画像の画面隅)に対応する角度である。
すると、距離mが次式(1)により表され、画角θが次式(2)により表される。
m=L/cosθ …(1)
θ=tan−1(D/f) …(2)
被写体撮影時に、被写体の焦点を、被写体中心部の点Aに決めると、被写体周辺部の点Bは、厳密にはアウトフォーカスになる。つまり、点Bのピントが(m−L)だけ外れる。この現象は、焦点距離fが長いほど、また距離Lが短いほど顕著に現れる。
画角θは、撮像素子13の受光面の長さDと、焦点距離fとにより一意的に決まる量であり、本実施の形態においては、長さD及び焦点距離f0に対応する画角θが上記式(2)に基づいて算出されてフラッシュメモリ22に記憶されているものとする。
次いで、図3を参照して、被写界深度Tの算出方法を説明する。図3に、被写界深度T及び許容錯乱円径δの関係を示す。
図3に示すように、被写界深度Tとは、被写体にピントを合わせたときに、このピントを合わせた点の前後のピントが合うように見える範囲をいう。また、像のボケがある一定量以下だとあたかもピントが合っているように見え、このボケ量の大きさを許容錯乱円径δという。本実施の形態において、許容錯乱円径δは、経験的に決定される量とする。
図3に示すように、物体側の被写界深度を後方被写界深度Trとし、像側の被写界深度を前方被写界深度Tfとする。被写界深度Tは、被写体までの距離L、絞り値Fを用いて、次式(3)〜(5)により算出される。
Tr=δFL/(f−δFL) …(3)
Tf=δFL/(f+δFL) …(4)
T=Tr+Tf …(5)
また、本実施の形態では、焦点距離f、許容錯乱円径δとして、フラッシュメモリ22に記憶される焦点距離f0、許容錯乱円径δ0が用いられて被写界深度Tが算出される。
次に、本実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を説明する。先ず、デジタルカメラ1の一般的な撮影動作について簡単に説明する。
デジタルカメラ1において被写体撮影では、被写体のモニタリング(スルー画像表示)と、画像撮影実行とが行われる。モニタリングにおいては、レンズ12を介して得られた被写体の像が、撮像素子13の受光面に結像される。レンズ12の撮影光軸後方に配置された撮像素子13が、露光制御部17、シャッタ制御部18によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力としてのアナログ信号を1画面分出力する。
このアナログ信号は、画像処理部14により、RGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、デジタルデータに変換される。そのデジタルデータは、画像処理部14により、画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(画像データ)が生成されて画像メモリ15に格納され、定期的にその信号が読み出されてそのビデオ信号が生成されて、表示部16に出力される。
この表示部16は、モニタリングにおいては電子ファインダとして機能し、撮像画像(データ)をリアルタイムに表示することとなる。この状態で、随時、ユーザの情報操作部25を介する操作入力に基づいて、レンズ12の変倍、露出等の撮影設定条件が設定される。
このようなモニタリング状態において、静止画撮影を行ないたいタイミングで、ユーザが撮影操作部24を半押しすることにより、ピント及び露出が調整される。この状態で、ユーザが撮影操作部24が全押しすることで、静止画像データが撮影される。撮影操作部24の押下のタイミングで、画像メモリ15に格納された1コマの画像データが読み出されて、図示しない画像圧縮部により圧縮される。その圧縮された画像データは、画像記録部23により記録メディアに記録される。
次いで、本実施の形態の第1の撮影処理を説明する。図4に、第1の撮影処理の流れを示す。第1の撮影処理は、絞り値Fを調整して適切な合焦範囲の静止画の画像データを撮影する処理である。
予め、情報操作部25を介して第1の撮影処理を行うモードが入力されて設定されているものとする。デジタルカメラ1において、例えば、撮影操作部24を介してシャッタの半押しが入力されたことをトリガとして、第1の撮影プログラムに基づいて全体制御部11により第1の撮影処理が実行される。また、第1の撮影処理実行中、露光制御部17により適宜露光制御が行われるものとする。
図4に示すように、先ず、撮影操作部24の状態に基づいて、シャッタの状態が、半押し、全押し、キャンセルのうちから判別される(ステップS11)。シャッタの状態がキャンセルの場合(ステップS11;キャンセル)、第1の撮影処理が終了する。
シャッタの状態が全押しの場合(ステップS11;全押し)、撮像素子13及び画像処理部14を介して撮影された被写体の1枚の画像データが撮影画像データとして画像メモリ15に記憶されることにより、被写体が撮影され(ステップS12)、第1の撮影処理が終了する。画像メモリ15に記憶された画像データは、情報操作部25を介するユーザ操作により、画像記録部23で画像記録される。
シャッタの状態が半押しの場合(ステップS11;半押し)、測距センサ21により被写体までの距離Lが測定され、その距離Lが測距センサ21から読み取られて取得される(ステップS13)。そして、設定中の絞り値Fが露光制御部17から読み取られて取得される(ステップS14)。
そして、ステップS15として、フラッシュメモリ22から、焦点距離f0、許容錯乱円径δ0が読み出される。ステップS13で取得された距離Lと、ステップS14で取得された絞り値Fと、読み出された焦点距離f0及び許容錯乱円径δ0と、を用いて、上記式(3)〜(5)に基づいて被写界深度Tが算出される(ステップS15)。具体的には、被写界深度Tとして、後方被写界深度Trが算出される。
そして、ステップS16として、フラッシュメモリ22から画角θが読み出される。S13で取得された距離Lと、ステップS15で取得された画角θと、を用いてアウトフォーカス量ΔL(=距離m−距離L)が、次式(6)に基づいて算出される(ステップS16)。
ΔL=L(1/cosθ−1) …(6)
そして、ステップS15で算出された被写界深度Tがアウトフォーカス量ΔL以上であるか(T≧ΔL)であるか否かが判別される(ステップS17)。被写界深度Tがアウトフォーカス量ΔL以上である場合(ステップS17;YES)、撮影画像全体が合焦範囲内であり、ステップS11に移行される。
被写界深度Tがアウトフォーカス量ΔL以上でない(T<ΔL)場合(ステップS17;NO)、絞り値Fの拡大指示(信号)が全体制御部11から露光制御部17に出力され(ステップS18)、ステップS11に移行される。拡大指示としては、例えば、絞り値Fを所定値増加する(絞る)旨の指示とする。ステップS18において絞り値Fの拡大指示が入力された露光制御部17は、絞り制御部19を介して図示しない絞り機構の絞り値Fを拡大する。
以上、本実施の形態によれば、被写界深度T及びアウトフォーカス量ΔLを算出し、被写界深度T≧アウトフォーカス量ΔLとなるように絞り値Fを自動的に調整する。このため、撮影画像が全て合焦範囲になる絞り値Fを自動的に容易に設定できる。
(第2の実施の形態)
図5〜図8を参照して、本発明に係る第2の実施の形態を説明する。本実施の形態は、上記第1の実施の形態に記載のデジタルカメラ1を用いるものとし、上記第1の実施の形態と異なる部分を主として説明する。
デジタルカメラ1の全体制御部11のROMには、第1の撮影プログラムに代えて第2の撮影プログラムが記憶されるものとする。全体制御部11では、ROMから読み出されてRAMに展開された第2の撮影プログラムと、CPUとの協働により、後述する第2の撮影処理が実行される。
本実施の形態では、表示部16に半径ΔDに対応する合焦範囲を表示させる。図5を参照して、被写体と半径ΔDとの関係を説明する。図5に、被写体とレンズ12及び撮像素子13との関係並びに半径ΔDを示す。
図5に示すように、焦点距離f、レンズ12の主点から被写体までの距離L、被写体は、図2と同様である。被写体は、点Aから点Bまでの長さを有するが、その全てが合焦範囲ではないものとする。被写界深度T以内に収まるのは、点Aから点BBまでの長さであるものとする。このとき、点Aから点BBの長さに対応して、撮像素子13の受光面上での合焦範囲の半径を、半径ΔDとする
また、光軸と、レンズ12の主点及び点BBの長さとの間の角度を、角度γとする。角度γ及び半径ΔDは、次式(7),(8)により算出される。
γ=cos−1(L/(L+T)) …(7)
ΔD=f・tanγ …(8)
次に、図6〜図8を参照して、本実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を説明する。図6に、第2の撮影処理の流れを示す。
デジタルカメラ1において、例えば、撮影操作部24を介してシャッタの半押しが入力されたことをトリガとして、第2の撮影プログラムに基づいて全体制御部11により第2の撮影処理が実行される。第2の撮影処理は、絞り値Fが絞れる最大の合焦範囲を表示部16に表示させるとともに、絞り値Fを調整して適切な合焦範囲の静止画の画像データを撮影する処理である。
ステップS21〜S27は、第1の撮影処理のステップS11〜S17と同様である。ステップS27の実行後、絞り値Fの拡大指示(信号)が全体制御部11から露光制御部17に出力される(ステップS28)。但し、ステップS28において、絞り値Fを拡大すると、シャッタ速度Sが遅くなり過ぎて撮影画像にブレが出るおそれがある場合に、拡大指示が出力されないものとする。
そして、現在の絞り値Fが露光制御部17から読み取られて取得される(ステップS29)。そして、ステップS29において読み取られた絞り値Fが、前回取得した絞り値Fに比べて変化しているか(絞り値Fを絞れたか)否か(ブレ防止のためこれ以上絞り値Fを絞れなかったか)が判別される(ステップS30)。絞り値Fが変化した場合(ステップS30;YES)、ステップS21に移行される。
絞り値Fが変化しない場合(ステップS30;NO)、ステップS31として、ステップS21で取得された距離Lと、ステップS25で算出された被写界深度Tと、を用いて、上記式(7)に基づいて角度γが算出される。この角度γと、焦点距離f0と、を用いて、上記式(8)に基づいて半径ΔDが算出される。この算出した半径ΔDに対応する合焦範囲が、表示部16に表示中の撮影画像に重ね合わされて表示され(ステップS31)、ステップS21に移行される。
図7及び図8を参照して、第2の撮影処理における表示部16の表示例を説明する。図7に、表示画面200を示す。図8に、表示画面200内の被写体表示エリア210Aを示す。
第2の撮影処理においては、モニタリング時(シャッタ半押し状態)では、図7に示すような表示画面200が表示される。表示画面200は、被写体表示エリア210と、撮影情報表示エリア220と、を有する。被写体表示エリア210には、被写体が表示される。図7の例では、被写体としての机上に置かれた定規及びノートが斜めビュー(定規等に対して垂直方向からずれた角度の視点)で表示されている。
撮影情報表示エリア220は、合焦ランプ点灯部221と、合焦範囲222と、フォーカス優先絞りオートモードインジケータ223と、レンズ焦点距離情報224と、印刷サイズ225と、シャッタ速度226と、絞り値227と、一般撮影情報228と、を有する。
合焦ランプ点灯部221は、合焦時に点灯して合焦を撮影者に示す。合焦範囲222は、フォーカスセンタからの奥行き及び手前の合焦範囲を示す。図7の例では、合焦ランプ点灯部221が、フォーカスセンタから奥行き5m〜手前2mに合焦範囲が有ることを示している。
フォーカス優先絞りオートモードインジケータ223は、点灯により、フォーカス優先絞りオートモード(第2の撮影処理に相当するモード)を示し、点滅により、合焦範囲211の表示中であることを示す。図7の例では、フォーカス優先絞りオートモードインジケータ223が、例えば、「F」の文字の点灯又は点滅により状態を示している。
レンズ焦点距離情報224は、焦点距離fの値を示す。図7の例では、レンズ焦点距離情報224が、例えば、焦点距離fの値85mmを示している。印刷サイズ225は、撮影画像のプリントサイズ相当の大きさを示すである。プリントサイズとしては、L:L版、P:ハガキ、C:2L版、6:六つ切り、4:四つ切りがある。図7の例では、印刷サイズ225が、例えば、L版を示している。
シャッタ速度226は、シャッタ速度Sを示す。図7の例では、シャッタ速度226が、例えば、1/30sを示している。絞り値227は、絞り値Fを示す。図7の例では、絞り値227が、例えば、2.8を示している。一般撮影情報228は、その他の撮影情報を示す。
第2の撮影処理のステップS31において半径ΔDに対応する合焦範囲の表示がされる場合、例えば、図8に示す被写体表示エリア210Aが表示部16に表示される。被写体表示エリア210Aは、合焦範囲211と、アウトフォーカス範囲212と、フォーカスセンタ213と、を有する。
合焦範囲211は、半径ΔDに対応する合焦範囲である。図8の例では、斜めビューであるので、合焦範囲211が楕円形となっている。垂直ビューでは、合焦範囲211が円形となる。
以上、本実施の形態によれば、被写界深度T及びアウトフォーカス量ΔLを算出し、被写界深度T≧アウトフォーカス量ΔLとなるように絞り値Fを自動的に調整するとともに、ブレが発生しない最大の合焦範囲を表示部16に表示する。このため、撮影画像が全て合焦範囲になる絞り値Fを自動的に容易に設定できるとともに、ユーザが撮影画像中の適切な合焦範囲を視覚により確認できる。
(第3の実施の形態)
図9〜図11を参照して、本発明に係る第3の実施の形態を説明する。本実施の形態は、デジタルカメラ1Aを用いるものとし、上記第1及び第2の実施の形態と異なる部分を主として説明する。
先ず、図9を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図9に、本実施の形態のデジタルカメラ1Aの内部構成を示す。本実施の形態のデジタルカメラ1Aは、デジタルカメラ1と同様の構成を有するが、全体制御部11、レンズ12、フラッシュメモリ22、情報操作部25に代えて、全体制御部11A、レンズ12A、フラッシュメモリ22A、情報操作部25Aを有する。
全体制御部11Aは、全体制御部11と同様であるが、全体制御部11AのROMには、第1の撮影プログラムに代えて第3の撮影プログラムが記憶されるものとする。全体制御部11Aでは、ROMから読み出されてRAMに展開された第3の撮影プログラムと、CPUとの協働により、後述する第3の撮影処理が実行される。第3の撮影処理は、絞り値Fが絞れる最大の合焦範囲を表示部16に表示させるとともに、レンズ12Aの焦点距離f及びプリントサイズに合う許容錯乱円径δに応じて絞り値Fを調整して適切な合焦範囲の静止画の画像データを撮影する処理である。
レンズ12Aは、レンズ12と同様であるが、交換及びズーム(変倍)が可能なレンズであり、焦点距離取得手段としてのレンズ制御部121を有する。レンズ制御部121は、全体制御部11Aからの要求により、レンズ12Aのズーム状態に対応する焦点距離fを取得して全体制御部11Aに出力する。
フラッシュメモリ22Aは、フラッシュメモリ22と同様であるが、予め、焦点距離f0、許容錯乱円径δ0を記憶しなく、撮像素子13の長さDと、後述する許容錯乱円径表300と、を予め記憶する。情報操作部25Aは、情報操作部25と同様に各種操作入力を受けつけるが、図示しないプリントサイズスイッチを有するものとする。プリントサイズスイッチは、ユーザからの撮影画像の使用サイズとしてのプリントサイズ入力を受け付け、そのスイッチ状態を保持可能であるものとする。
次に、図10を参照して、フラッシュメモリ22Aに記憶する許容錯乱円径表300を説明する。図10に、許容錯乱円径表300の構成を示す。
許容錯乱円径表300は、プリントサイズと許容錯乱円径の関係を示す表であり、項目として、プリントサイズの表示名310と、プリントサイズのサイズ320と、許容錯乱円径δ330と、を有する。サイズ320は、例えば、縦×横で表現される。サイズ320は、例えば、縦×横で表現される。また、プリントサイズと、許容錯乱円径δとの対応は、経験的に予め決められて設定されるものとする。
次に、図11を参照して、本実施の形態におけるデジタルカメラ1Aの動作を説明する。図11に、第3の撮影処理の流れを示す。
デジタルカメラ1Aにおいて、例えば、撮影操作部24を介してシャッタの半押しが入力されたことをトリガとして、第3の撮影プログラムに基づいて全体制御部11Aにより第3の撮影処理が実行される。
ステップS41,S42は、第2の撮影処理のステップS21,S22と同様である。シャッタの状態が半押しである場合(ステップS43;半押し)、情報操作部25Aのプリントサイズスイッチからプリントサイズが読み取られ、フラッシュメモリ22Aから許容錯乱円径表300が読み出され、読み取られたプリントサイズが許容錯乱円径δに変換される(ステップS43)。そして、レンズ12Aのレンズ制御部121から現在の焦点距離fが読み取られて取得される(ステップS44)。
そして、ステップS44において焦点距離fが変化する(まだズーム可能)か変化しない(ズーム不可能か)否かが判別される(ステップS45)。焦点距離fが変化する場合(ステップS45;YES)、絞り値Fの拡大指示がキャンセルされる(ステップS46)。絞り値Fの拡大指示のキャンセルは、実際には、絞り値Fの縮小指示となる。
ステップS45,S46は、撮影中の複雑な操作に追従するために設けられる。ステップS47,S48は、第2の撮影処理のステップS23,S24と同様である。
焦点距離fが変化しない場合(ステップS45;NO)又はステップS46の実行後、ステップS47で取得された距離Lと、ステップS43で取得されたδと、ステップS44で取得された焦点距離fと、ステップS48で取得された絞り値Fと、を用いて、上記式(3)〜(5)に基づいて被写界深度T(後方被写界深度Tr)が算出される(ステップS49)。
そして、ステップS50として、フラッシュメモリ22Aから長さDが読み出され、長さDと、ステップS49で取得された焦点距離fとを用いて、上記式(2)により、角度θが算出される。この算出された画角θと、S47で取得された距離Lと、を用いてアウトフォーカス量ΔLが、上記式(6)に基づいて算出される(ステップS50)。ステップS51〜S55は、第2の撮影処理のステップS27〜S31と同様である。
以上、本実施の形態によれば、レンズ12Aの交換及びズーム変更(焦点距離fの変更)と、プリントサイズに応じた許容錯乱円径δと、を変更自在に、被写界深度T及びアウトフォーカス量ΔLを算出し、被写界深度T≧アウトフォーカス量ΔLとなるように絞り値Fを自動的に調整するとともに、ブレが発生しない最大の合焦範囲を表示部16に表示する。このため、レンズ12Aの焦点距離f及びプリントサイズに応じた、撮影画像が全て合焦範囲になる絞り値Fを自動的に容易に設定できるとともに、ユーザが撮影画像中の適切な合焦範囲を視覚により確認できる。
(第4の実施の形態)
図12を参照して、本発明に係る第4の実施の形態を説明する。本実施の形態は、上記第3の実施の形態に記載のデジタルカメラ1Aを用いるものとし、上記第3の実施の形態と異なる部分を主として説明する。
本実施の形態においてデジタルカメラ1Aは、静止画撮影のみでなく、動画撮影機能を有するものとする。この構成において、静止画撮影では、第1〜第3の実施の形態と同様に、シャッタ半押し→全押しの流れで撮影処理を行う。動画撮影では、スタンバイ状態→シャッタ押下(動画撮影スタート)→撮影状態→押下解除(シャッタ解除)の流れで撮影処理を行うものとする。
本実施の形態において、全体制御部11AのROMには、第3の撮影プログラムに代えて第4の撮影プログラムが記憶されるものとする。全体制御部11Aでは、ROMから読み出されてRAMに展開された第4の撮影プログラムと、CPUとの協働により、後述する第4の撮影処理が実行される。
シャッタ制御部18は、全体制御部11Aからの制御より、撮像素子13の動画撮影時の各コマの電荷蓄積時間を制御する。撮影操作部24は、撮影状態スイッチを備え、ユーザからの操作入力された動画撮影時のスタンバイ状態、記録状態、停止状態の指示入力を受け付けて保持する。記録状態とは、画像記録部23による記録メディアへ動画画像データを記録する状態である。スタンバイ状態とは、画像記録部23による記録メディアへの動画画像データの記録を停止中で撮影開始又は再開をスタンバイする状態である。
画像記録部23は、動画撮影されてた画像データは、図示しない画像圧縮部によりMPEG(Motion Picture Experts Group)方式等の圧縮方式で圧縮されて画像記録部23により記録メディアに記録される。記録先は、デジタルビデオテープ、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)等としてもよい。
次に、図12を参照して、本実施の形態におけるデジタルカメラ1Aの動作を説明する。図12に、第4の撮影処理の流れを示す。第4の撮影処理は、絞り値Fが絞れる最大の合焦範囲を表示部16に表示させるとともに、レンズ12Aの焦点距離f及びプリントサイズに合う許容錯乱円径δに応じて絞り値Fを調整して適切な合焦範囲の動画の画像データを撮影する処理である。
デジタルカメラ1Aにおいて、例えば、撮影操作部24を介して動画撮影モードがオン入力されたことをトリガとして、第4の撮影プログラムに基づいて全体制御部11Aにより第4の撮影処理が実行される。
先ず、ユーザから操作入力される撮影操作部24の撮影状態スイッチの状態に基づいて、動画撮影の撮影状態が、スタンバイ状態、記録状態、停止状態のいずれであるかが判別される(ステップS61)。撮影状態が停止状態である場合(ステップS61;停止)、停止状態に移行され(ステップS62)、第4の撮影処理が終了する。
撮影状態がスタンバイ状態である場合(ステップS61;スタンバイ)、ステップS63が実行される。ステップS63は、第3の撮影処理のステップS43と同様である。そして、スタンバイ状態に移行される(ステップS64)。
ステップS65〜S69は、第3の撮影処理のステップS44,S47〜S50と同様である。そして、ステップS68で算出された被写界深度Tと、ステップS69で算出されたアウトフォーカス量ΔLと、の関係が判別される(ステップS70)。具体的には、T≧ΔLと、T<ΔLと、T≫ΔL(例えば、TとΔLとの差が所定閾値以上)と、の3つの場合に判別される。
T≧ΔLの場合(ステップS70;≧)、ステップS61に移行される。T<ΔLの場合(ステップS70;<)、ステップS71〜S74が実行される。ステップS71〜S74は、第3の撮影処理のステップS52〜S55と同様である。
T≫ΔLの場合(ステップS70;≫)、ステップS75,S76が実行される。ステップS75,S76は、第3の撮影処理のステップS46、S44と同様である。
そして、ステップS77として、ステップS63で取得されたδと、ステップS65で取得された焦点距離fと、ステップS66で取得された距離Lと、ステップS76で取得された絞り値Fと、を用いて、上記式(3)〜(5)に基づいて被写界深度T(後方被写界深度Tr)が再算出される。また、フラッシュメモリ22Aから長さDが読み出され、長さDと、ステップS49で取得された焦点距離fとを用いて、上記式(2)により、角度θが算出される。この算出された画角θと、S47で取得された距離Lと、を用いてアウトフォーカス量ΔLが、上記式(6)に基づいて再算出される(ステップS77)。そして、ステップS78が実行される。ステップS78は、第3の撮影処理のステップS51と同様である。
T<ΔLである場合(ステップS78;NO)、ステップS79が実行され、ステップS61に移行される。ステップS79は、ステップS74と同様である。T≧ΔLである場合(ステップS78;YES)、表示部16に表示中の半径ΔDに対応する合焦範囲が消去され(ステップS80)、ステップS61に移行される。
撮影状態が記録状態である場合(ステップS61;スタンバイ)、記録状態に移行され(ステップS81)、ステップS65に移行される。記録状態では、撮像素子13等で撮像された動画の画像データが画像記録部23により記録メディアに記録される。
以上、本実施の形態によれば、動画撮影において、レンズ12Aの交換及びズーム変更(焦点距離fの変更)と、プリントサイズに応じた許容錯乱円径δと、を変更自在に、被写界深度T及びアウトフォーカス量ΔLを算出し、T≫ΔLでなく且つ被写界深度T≧アウトフォーカス量ΔLとなるように絞り値Fを自動的に調整するとともに、ブレが発生しない最大の合焦範囲を表示部16に表示する。このため、動画撮影において、レンズ12Aの焦点距離f及びプリントサイズに応じた、撮影画像が全て合焦範囲になる絞り値Fを自動的に容易に設定できるとともに、ユーザが撮影画像中の適切な合焦範囲を視覚により確認できる。
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る撮影装置及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記第1〜第4の実施の形態において、被写界深度Tを深くするように絞り値Fを調整する制御としたが、これに限定されるものではない。例えば、被写界深度Tを浅くするように絞り値Fを調整可能な構成としてもよい。このとき、プリントサイズの設定機能を応用することで、焦点の合う範囲をきちんと決めながら背景をぼかすような構成としてもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態において、レンズ12は、ズーム機能が無く画角θを固定としたが、これに限定されるものではない。例えば、レンズ12をズーム可能なレンズとして構成してもよい。この場合、第3及び第4の実施の形態と同様に、レンズ12の焦点距離f及び画角θが可変の値となり、被写界深度T及びアウトフォーカス量ΔLの計算ごとに焦点距離f及び画角θが取得又は算出される構成となる。
また、上記第2〜第4の実施の形態では、絞り値Fが絞りきれなくなった場合に、合焦範囲を表示部16に表示する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、随時合焦範囲を表示部16に表示したり、合焦範囲の表示/消去をユーザの操作入力により切替えたすることとしてもよい。また、合焦範囲の表示は、図8の例に限定されるものではなく、合焦範囲の輪郭のみを線で表したり、非合焦範囲の重ね合わせの模様を点滅表示させること等としてもよい。
また、第3及び第4の実施の形態において、情報操作部25Aがプリントサイズ入力を保持するスイッチを備える構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、十字キー等を介するメニュー操作により、ユーザの操作入力を受け付ける構成としてもよい。
また、第1〜第4の実施の形態において、露光制御部17の既存の露光制御を活かして絞り値Fを調整する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、被写体までの距離及び明るさからダイレクトに絞り値Fを制御する構成としてもよい。また、上記第1〜第4の実施の形態の少なくとも2つを組み合わせることとしてもよい。
また、上記各実施の形態におけるデジタルカメラ1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明に係る第1の実施の形態のデジタルカメラ1の内部構成を示すブロック図である。 被写体とレンズ12及び撮像素子13との位置関係を示す図である。 被写界深度T及び許容錯乱円径δの関係を示す図である。 第1の撮影処理を示すフローチャートである。 被写体とレンズ12及び撮像素子13との関係並びに半径ΔDを示す図である。 第2の撮影処理を示すフローチャートである。 表示画面200を示す図である。 表示画面200内の被写体表示エリア210Aを示す図である。 本発明に係る第3の実施の形態のデジタルカメラ1Aの内部構成を示すブロック図である。 許容錯乱円径表300の構成を示す図である。 第3の撮影処理を示すフローチャートである。 第4の撮影処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1A デジタルカメラ
11,11A 全体制御部
12,12A レンズ
13 撮像素子
14 画像処理部
15 画像メモリ
16 表示部
17 露光制御部
18 シャッタ制御部
19 絞り制御部
20 光量センサ
21 測距センサ
22,22A フラッシュメモリ
23 画像記録部
24 撮影操作部
25,25A 情報操作部

Claims (5)

  1. レンズと、
    前記レンズを介して入射される光を画像信号に変換する撮像素子と、
    フォーカスポイントまでの距離を測定する距離測定手段と、
    前記測定されたフォーカスポイントまでの距離と、前記レンズの焦点距離と、許容錯乱円径と、から、前記フォーカスポイントの被写界深度を算出する被写界深度算出手段と、
    前記測定されたフォーカスポイントまでの距離と、前記焦点距離及び前記撮像素子のサイズから決まる画角と、から、撮影画像の隅に対応する点のアウトフォーカス量を算出するアウトフォーカス量算出手段と、
    前記算出された被写界深度及びアウトフォーカス量を比較し、その比較結果に基づいて絞り値を当該被写界深度に応じた値に調整する絞り値調整手段と、
    前記調整された絞り値で撮影を実行する撮影制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮影装置。
  2. 前記撮像素子により撮像された画像を表示する表示手段と、
    前記被写界深度に対応する合焦範囲を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 撮影画像の使用サイズを設定する設定手段を備え、
    前記被写界深度算出手段は、前記設定された使用サイズを用いて被写界深度を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影装置。
  4. 前記レンズは、変倍及び交換の少なくとも一つが可能であり、
    前記レンズの焦点距離を取得する焦点距離取得手段を備え、
    前記被写界深度算出手段は、前記取得された焦点距離を用いて被写界深度を算出することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮影装置。
  5. コンピュータを、
    フォーカスポイントまでの距離を測定する手段、
    前記測定されたフォーカスポイントまでの距離と、レンズの焦点距離と、許容錯乱円径とから前記フォーカスポイントの被写界深度を算出する手段、
    前記測定されたフォーカスポイントまでの距離と、前記焦点距離及び前記レンズを介して入射される光を画像信号に変換する撮像素子のサイズから決まる画角とから、撮影画像の隅に対応する点のアウトフォーカス量を算出する手段、
    前記算出された被写界深度及びアウトフォーカス量を比較し、その比較結果に基づいて絞り値を当該被写界深度に応じた値に調整する手段、
    前記調整された絞り値で撮影を実行する手段、
    として機能させるためのプログラム。
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