JP2010074415A - 撮像装置、画像表示方法および画像表示プログラム - Google Patents

撮像装置、画像表示方法および画像表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】連続撮影を行った撮影画像の中から簡易かつ迅速に必要な画像の選択ができる。
【解決手段】合焦位置を変えながら連続撮影を行うことが可能な撮像装置において、連続撮影された画像の各画像につき合焦度を示すAF評価値を算出する評価手段と、AF評価値と予め設定された閾値とを比較して、各画像につき合格画像であるか不合格画像であるかを判断する評価値比較手段と、合格画像及び不合格画像を表示部に表示させる表示手段とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、撮像装置、画像表示方法および画像表示プログラムに関する。さらに詳述すると、合焦位置を変えながら連続撮影を行った撮影画像の中から画像を選択する際に好適な撮像装置、画像表示方法および画像表示プログラムに関する。
デジタルカメラの普及、特にオートフォーカス(以下、単にAFともいう)機構付きカメラの発達と共に、誰もが手軽に写真を撮ることが可能になっている。また、デジタルカメラに搭載されるフラッシュメモリの高集積化が進み、手軽に大容量の記録媒体を使用することができるようになったため、多量の撮影画像が記録ができるようになった。
しかし、ユーザが撮影後にデジタルカメラの表示部(モニタともいう)により確認した時には、ピントが合っている(以下、合焦ともいう)と判断していても、その後、撮像済みの画像をパーソナルコンピュータ等で表示させたり、プリンタ等で印刷を行うと、予想に反してピントが合っていない(以下、不合焦ともいう)画像であったり、被写体以外の場所にピントが合っており、結果的に失敗写真となってしまうことがあった。
これは、デジタルカメラ本体の小型化が望まれているため、そのモニタは小さく、またモニタの解像度が低いため、モニタ上ではピントの合った画像を正確に判断することが難しいことや、ピントがあっている箇所を正確に把握できないことが原因である。
このような問題に対し、例えば、特許文献1には、画像信号の高周波成分から算出される評価値を利用して、AFによる合焦の可能性を判定し、合焦不能と判断したときは合焦動作を停止することで不要な合焦動作を省略する自動焦点調節装置が開示されている。また、特許文献2には、距離の異なる複数の被写体が存在する場合にも高速で正確なピント合わせが可能な自動焦点調節装置が開示されている。
さらに、合焦位置を変えながら連続撮影を行うことが可能なデジタルカメラが普及し、上述のように記録媒体に多量の撮影画像が記録可能なことから、ユーザが意図としない手ぶれやピンボケなどの画像も多く撮られて記録されてしまう。このようなユーザにとって不要な画像と必要な画像とを、多くの撮影画像の中からユーザが判断し、選択することは非常に労力が必要となっている。
このような問題に対し、例えば、特許文献3には、連写撮影によって得られた一連の画像データの合否を判定し、合格判定がなされた画像データは画像表示部に表示させ、不合格判定がなされた画像データは画像表示部に表示させないようにした画像表示装置が開示されている。
特開2002−318341号公報 特開2002−72073号公報 特開2006−311340号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の技術は、合焦不能と判断したときは合焦動作を停止し、撮像自体を行わないものであり、撮影画像に不合焦画像が含まれていた場合については何ら開示されていない。
また、特許文献3に記載の技術は、合否判定で不合格判定となった画像は画像表示部に表示されない。ここで、カメラが不合格判定と判断した画像であっても、ユーザにとっては有用な画像である場合やひいてはベストショットである場合がある。このため不合格判定となった画像が画像表示部に表示されないことは、ユーザの意に反する結果となる場合がある。
そこで本発明は、撮影画像の中からユーザが所望の画像を迅速に選択することができる撮像装置、画像処理方法および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の撮像装置は、合焦位置を変えながら連続撮影を行うことが可能な撮像装置において、連続撮影された画像の各画像につき合焦度を示すAF評価値を算出する評価手段と、AF評価値と予め設定された閾値とを比較して、各画像につき合格画像であるか不合格画像であるかを判断する評価値比較手段と、合格画像及び不合格画像を表示部に表示させる表示手段とを備えるものである。
請求項2に記載の発明は 請求項1に記載の撮像装置において、表示手段は、不合格画像を、合格画像とは異なる表示方法により表示部に表示させるものである。
請求項3に記載の発明は 請求項1または2のいずれかに記載の撮像装置において、表示手段により表示された不合格画像のうち、選択された不合格画像を保存画像として記憶する選択手段を備えるものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3までのいずれかに記載の撮像装置において、表示手段は、AF評価値を不合格画像の表示と共に表示させるものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から3までのいずれかに記載の撮像装置において、表示手段は、AF評価値を該AF評価値を示す他の用語や数値に置き換えて、不合格画像の表示と共に表示させるものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5までのいずれかに記載の撮像装置において、AF評価値を不合格画像の画像データであるExif(Exchangeable Image File Format)のヘッダー部タグ情報に書き込むものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6までのいずれかに記載の撮像装置において、閾値は、任意に設定することが可能であるものである。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7までのいずれかに記載の撮像装置において、不合格画像のうち任意に選択された不合格画像または不合格画像を一括消去可能とする消去モードを有するものである。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8までのいずれかに記載の撮像装置において、評価手段は、画像を複数領域に分割し、分割された画像の各領域の合焦度を示すAF評価値を算出するものである。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9までのいずれかに記載の撮像装置において、表示手段は、連続撮影された画像と、その他の撮影方法により撮影された画像との表示部への表示を異なる表示方法により表示させるものである。
請求項11に記載の発明は、請求項1から10までのいずれかに記載の撮像装置において、表示手段は、連続撮影された画像のうち最初の画像を代表画像として表示させるものである。
また、請求項12に記載の画像表示方法は、合焦位置を変えながら連続撮影を行うことが可能な撮像装置により連続撮影された画像の各画像につき合焦度を示すAF評価値を算出する評価処理と、AF評価値と予め設定された閾値とを比較して、各画像につき合格画像であるか不合格画像であるかを判断する評価値比較処理と、合格画像及び不合格画像を表示部に表示させる表示処理とを行うようにしている。
また、請求項13に記載の画像表示プログラムは、合焦位置を変えながら連続撮影を行うことが可能な撮像装置に、連続撮影された画像の各画像につき合焦度を示すAF評価値を算出する評価処理と、AF評価値と予め設定された閾値とを比較して、各画像につき合格画像であるか不合格画像であるかを判断する評価値比較処理と、合格画像及び不合格画像を表示部に表示させる表示処理とを実行させるものである。
本発明によれば、ユーザは多くの撮影画像の中から簡易かつ迅速に必要な画像の選択および保存をすることができる。
以下、本発明の構成を図1から図8に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
1.撮像装置の構成
本発明の撮像装置の一例として、デジタルカメラ(以下、単にカメラともいう)を例に以下説明する。尚、撮像装置は、デジタルカメラに限られるものではない。
図1にデジタルカメラの外観図の一例を示す。ここで図1(a)は上面図、(b)は背面図、(c)は正面図を示す。図1(a)〜(c)に示すように、デジタルカメラ本体の上面には、レリーズキー1、モード切換ダイアル2および電源キー3が配設されている。また、デジタルカメラ本体の背面には、LCDモニタ(表示部)4、十字キー5および光学ファインダ6が設けられている。また、デジタルカメラ本体の正面には、光学ファインダ6、撮影レンズ7およびフラッシュ8が設けられている。尚、デジタルカメラの各部材の機能および作用は公知であるので、説明は省略する。
また、図2にデジタルカメラの機能ブロックの一例を示すブロック図を示す。以下、デジタルカメラ内部のシステム構成について説明する。
撮影レンズ7(ズームレンズ7a、フォーカスレンズ7b)およびメカニカルシャッタ7cは、モータドライバ10によって駆動される。モータドライバ10は、信号処理IC11の内部に含まれるマイクロコンピュータ(以下、CPUともいう)111によって制御される。
撮像部12は受光センサ121、受光センサ121を駆動するタイミング信号発生器(以下、TGともいう)122、受光センサ121の出力電気信号(アナログ画像データ)をデジタル信号に変換するA/D変換器123から構成されている。
発振器(図示せず)は、CPU111を含む信号処理IC11のシステムクロックとTG122にクロックを供給している。TG122は発振器のクロックを受けて、ピクセル同期をするためのピクセルクロックを信号処理IC11内のセンサI/F部112に供給する。さらに、TG122から受光センサ121にそれぞれの駆動信号が供給される。撮像部12から信号処理IC11に入力されたデジタル信号は、センサI/F部112、合焦評価ブロック114を介して、メモリコントローラ115により画像蓄積部のフレームメモリであるSDRAM13にRGBデータ(RAW−RGB)として一時保管される。
信号処理IC11は、評価値比較部110、システム制御を行うCPU111、センサI/F部112、リサイズ処理部113、合焦評価ブロック114、メモリコントローラ115、表示出力の制御を行う表示I/F部116、圧縮部117、メモリカード20とのカードコントローラ部を有するメディアI/F118、YUV変換部119、A/D変換部(図示せず)およびD/A変換部(図示せず)から構成されている。本実施形態では、評価値比較部110が評価手段を、合焦評価ブロック114が評価値比較手段をそれぞれ構成し、また、表示I/F部116、メモリコントローラ115およびSDRAM13が表示手段を構成する。さらに、SDRAM13、メモリカード20、ROM30等は記憶手段を構成する。また、後述するように、CPU111等は、操作部9からのユーザ操作に従って、選択された不合格画像を記憶手段へ記憶させる選択手段としても機能する。
センサI/F部112は、画面水平同期信号(HD)と画面垂直同期信号(VD)の出力を行い、その同期信号に合わせてA/D変換器123から入力されるデジタル(RGB)信号を取り込んで、メモリコントローラ115経由でSDRAM13にRGBデータの書き込みを行う。
表示I/F部116はSDRAM13に書き込まれた表示用データを表示装置に送り、撮影した画像の表示を行う。この表示装置は、デジタルカメラが内蔵しているLCDモニタ4に表示することも、TVビデオ信号として出力して外部表示装置としてテレビに表示することも可能である。
ここでいう、表示用データとは、自然画像のYCbCrと、撮影モードアイコンなどを表示するOSD(オンスクリーンディスプレイ)データであり、いずれもSDRAM13上に置かれたデータをメモリコントローラ115が読み出して表示I/F部116に送り、表示I/F部116で合成したデータをビデオデータとして出力する。
圧縮部117は、記録時はSDRAM13に書き込まれたYCbCrデータを圧縮してJPEG符号化されたデータを出力し、再生時は読み出したJPEG符号化データをYCbCrデータに伸張して出力する。
メディアI/F部118は、CPU111の指示により、メモリカード20内のデータをSDRAM13に読み出したり、SDRAM13上のデータをメモリカード20に書き込んだりする。
YUV変換部119は、CPU111から設定された画像現像処理パラメータに基づき、SDRAM13に一時保管されたRGBデータを輝度Yと色差CbCrデータ(YUVデータ)に変換処理し、SDRAM13へ書き戻す。
また、全体の動作を制御する制御部であるCPU111は、起動時にROM30に格納されたプログラムおよび制御データを、例えばSDRAM13にロードし、そのプログラムコードに基づいて全体の動作を制御する。
CPU111は、操作部9のボタンキー等による指示、あるいは図示しないリモコン等の外部動作指示、あるいはパーソナルコンピュータ等の外部端末からの通信による通信動作指示に従い、撮像動作制御、画像現像部における画像現像処理パラメータの設定、メモリコントロール、表示制御等を行う。
また、操作部9は、撮影者がデジタルカメラの動作指示を行うためのものであり、撮影を指示する2段レリーズキー、光学ズームおよび電子ズーム倍率を設定するズームキー(ワイド,テレ)、露光モード選択などのその他の各種設定を外部から行うためのボタンキーを備えている。
2.撮像装置の動作
次に、デジタルカメラの撮影動作に係る一連の流れを説明する。
操作部9よりデジタルカメラの電源キーがオンされたことを検出すると、CPU111は受光センサ121、発振器(図示せず)、TG122、センサI/F部112、YUV変換部119、表示I/F部116、ビデオアンプ(図示せず)等に所定の設定を行う。この設定により、撮影レンズ7を通して入射した光学像は受光センサ121で光電変換され、このアナログ信号はA/D変換器123でデジタル信号に変換されて、信号処理IC11へと出力される。
信号処理IC11へ入力されたデジタル信号はセンサI/F部112に入力される。センサI/F部112では光電変換されたアナログ信号に黒レベル調整等の処理が行われて、SDRAM13に一旦保存される。このSDRAM13に保存された「RAW−RGB」画像データは、YUV変換部119に読み出されて、ガンマ変換処理、ホワイトバランス処理、エッジエンハンス処理、YUV変換処理が行われ「YUV」画像データとしてSDRAM13へ書き戻される。
「YUV」画像データは表示I/F部116に読み出され、例えば出力先がNTSCシステムのTVであれば、リサイズ処理部113により、そのシステムに合わせた水平・垂直の変倍処理が施され、TVに出力される。この処理がVD毎に行われることで、スチル撮影前の確認用の表示であるモニタリングが行われる。
図3にデジタルカメラの撮影動作を示すフローチャートを示す。
まず、デジタルカメラの電源キー3が押下され電源が入り、モード切換ダイアル2により連写モードが選択される(S1)と、フォーカスレンズ7bは所定の位置へ移動制御され、撮影待機状態に入る(S2)。以下、連写モードにより連続して撮影された一連の画像を連写画像ともいい、通常の撮影モードにより撮影された画像を通常画像ともいう。
ユーザ所望の被写体がデジタルカメラのターゲットに納められ(S3)、レリーズキー1が半押しされる(S4:YES)と、その時点での露光条件(以下、AE(Automatic Exposure)ともいう)がロックされる(S5)。露光条件をロックすることにより、連写中の輝度変化、即ち、連続して撮影される画像データの最初と最後の画像データにおける輝度変化を防ぐことができる。一方、レリーズキー1が半押しされない(S4:NO)場合は、撮影待機状態(S2)へ戻る。
ここでレリーズキー1の半押しが放される(S6:NO)と、AEロックが解除される(S2へ戻る)。これに対し、レリーズキー1が全押しされる(S6:YES)ことで、その時点のAWB(Auto White Balance)条件のまま連写モードでの撮影が開始される(S7)。
連写モードでの撮影はフォーカスレンズ7bを所定位置から駆動させ(S8)、合焦位置を至近から無限、またはその逆に動かして撮影を行い、所定枚数になるまで徐々に合焦位置をずらしながら行われる(S9)。
次に、AF評価値が算出される(S10)。AF評価値の算出は、合焦評価ブロック114により画像データ毎に行われる。また、AF評価値の算出は、例えば、センサI/F部112からSDRAM13に画像データの保存を行う処理と同時に行われる。
AF評価値の算出は、本実施形態では、先ずターゲットの各ラインに、水平方向のバンドパスフィルタを適用し、このライン毎にバンドパスフィルタ出力信号の絶対値の最も大きいものを選択し、選択した信号を垂直方向に積分することにより求めるようにしている。これにより合焦状態で最も値が大きくなり、デフォーカス状態で値が小さくなる信号であるAF評価値を得ることができる。
また、例えば、画像データをn×mに分割し、分割された各領域についてAF評価値を求めるようにしても良い。尚、上記AF評価値の算出方法は一例であってこれに限られるものではなく、その値の大小が合焦状態を表すものであれば良い。
撮影した画像データが所定の枚数となるまで、S8〜S10までの処理を繰り返す(S11:NO)。所定の枚数となると(S11:YES)、SDRAM13に保存されている画像データを読み出し、ガンマ変換処理、ホワイトバランス処理、エッジエンハンス処理、YUV変換処理等の所定の画像処理を行う(S12)。
画像処理された画像データはSDRAM13へ書き戻される。このとき、画像データについて算出されたAF評価値は、例えば、図4に示すようにJEIDA(日本電子工業振興協会)で規格されたExif(Exchangeable Image File Format)のヘッダー部タグ情報(メーカ毎の個別領域)に、カメラの機種、撮影日時、絞り、シャッタスピードなどの情報とともに保存される(S13)。
また、撮影した画像データは、例えば、図5に示すDCF(カメラファイルシステム規格)のディレクトリ定義されるように、連写モードで撮影した所定枚数の画像データ(連写1−2.jpg,連写1−3.jpg,連写1−4.jpg,…)を「連写1」のフォルダにまとめて保存し、撮り始め画像データ(連写1−1.jpg)を代表画像として再生画面に表示する。尚、保存先はSDRAM13に限らず、例えば、メモリカード20等の記録媒体であっても良い。
次に、デジタルカメラのSDRAM13に保存された所定枚数を連写した画像データの再生について、以下に説明する。
図6にデジタルカメラの再生動作を示すフローチャートを示す。モード切換ダイアル2により再生モードが選択される(S21)と、撮影状態の場合、撮影レンズ7が所定の収納位置に収納されて、撮影レンズ7が保護される(S22)。
その後、撮影された画像データをLCDモニタ4上に表示させる(S23)。このとき、連写画像の画像データについては、その画像のすべてを表示するのではなく、例えば、連写画像の最初の画像データや連写画像の内最も合焦度の高い画像などを代表画像として表示させても良い。
また、この代表画像は連写画像以外の通常画像と区別させるために、例えば、図7に示すように、LCDモニタ4上で画像を重ねて表示させたり、色枠で囲うなどして、連写画像と通常画像とを区別させて表示させることが好ましい。これによりユーザは、連写画像と通常画像との区別を瞬時にすることができる。
ユーザは十字キー5やタッチペンなどにより、LCDモニタ4に表示されている連写画像の代表画像および通常画像の中から任意に選択することができる。尚、画像を選択した後は、例えば、OKボタン(図示せず)が押下されたり、タッチペンが使用されている場合は、画面内にOKボタンを表示させて当該部分をタッチさせたり、選択箇所をダブルクリックさせるなどにより選択を確定させれば良い。
通常画像(例えば、図7中の「単写1」)が選択された場合(S24:NO)は、LCDモニタ4上にその画像を表示させる(S25)。一方、連写画像の代表画像(例えば、図7中の「連写2」)が選択された場合(S24:YES)は、評価値比較処理(S26)を行う。
評価値比較処理(S26)は、評価値比較部110により実行され、選択された連写画像の各画像について算出されたAF評価値と予めROM30等の記憶手段に記憶された閾値とを比較し、合格画像であるか不合格画像であるかの判断を行うものである。尚、合格画像とは、閾値以上のAF評価値である画像をいい、不合格画像とは、閾値未満のAF評価値である画像をいう。また、閾値は、例えば、ユーザが予め任意に設定することが可能であることが好ましい。これにより、ユーザは撮影条件等に合わせて最適な閾値を設定することができる。
評価値比較処理(S26)の結果、閾値以上の画像があれば(S27:YES)、当該画像を合格画像として表示し(S28)、併せて閾値に満たない画像を不合格画像として表示する(S29)。
評価値比較処理(S26)の後、選択した連写画像の各画像がLCDモニタ4に表示される。この表示結果の一例を図8に示す。図8に示すように、不合格画像に対しては、例えば、画面上に×印を重ねて表示させたり、合格画像よりも暗くして表示させるなどにより合格画像と不合格画像との区別が容易にできるようにする。
ここで、ユーザがベストショットと感じる画像は、必ずしも焦点が合った写真であるとは限らない。そこで、本実施形態では、上述のように合格画像と共に不合格画像も表示することにより、不合格画像と判断された画像の中からでも、ユーザがベストショットと感じた画像について選択することができるようにしている。また、合格画像と不合格画像を併せて表示しても、合格画像と不合格画像の表示方法を異なるものとすることで、ユーザは、簡易かつ迅速にベストショットを探し出すことができる。
ユーザは、表示された連写画像の各画像からメモリカード20等の記憶手段へ保存する画像(以下、保存画像ともいう)を選択でき(S30)、保存が終了したら処理が終了する(S31:YES)。また、保存画像を選択しない場合(S31)は、例えば、S24へ戻るようにすれば良い。
このように、ユーザは不合格画像と判断された画像の中からでも必要な画像を選択し、保存画像として保存することができる。また、合格画像については、ユーザにより選択された画像のみを保存画像として保存しても、ユーザ選択を必要とせず、一括して保存画像として保存するようにしても良い。
一方、連写画像中に閾値以上のAF評価値の画像が存在しない場合(S27:NO)は、合格画像が存在しないこととなるので、閾値を下げるようにしている。撮影条件により通常の撮影条件に適合するよう設定された閾値を満たさない場合などがあるからである。
閾値を下げる方法は、特に限られるものではないが、閾値の設定に併せて、当該閾値の下げ幅および当該閾値の下限値を予め設定しておき、例えば、閾値の下げ値が限界であるかどうか判断し(S32)、下げる余地がある場合(S32:NO)は、閾値を予め設定された値だけ下げる処理を行う(S33)。一方、閾値を下げる余地がない場合(S32:YES)は、例えば、『合焦箇所がありません』等の表示をして(S34)、選択された連写画像についての処理を終了する。
閾値は、例えば8ビットデータの場合であれば、AF評価値が200以上の場合を「優」、199〜150の場合を「良」、150〜100の場合を「可」、99〜を「非合焦」と閾値設定をできるようにし、ターゲット領域にAF評価値「優」がなければ「良」、「良」がなければ「可」という具合に閾値を下げていき、非合焦である99以下の場合には、『合焦箇所がありません』と表示するようにすることができる。上述の例は、一例であって、閾値を更に細かく分割し5段階や10段階の評価として表示させるようにしてもよいのはもちろんである。
また、LCDモニタ4への表示に際し、合格画像の合焦箇所を視認しやすくするため、例えば、合焦箇所をマーカーで表示させるようにしても良い(参考文献:特開2006−109199号公報)。また、コマ送り再生を選択した場合や不合格画像については画像を表示させないようにしても良い。
また、連写画像のうち削除する画像をユーザに選択させるために、不合格画像のみをLCDモニタ4に表示させる表示モードや、不合格画像のみを選択して削除可能とする消去モードや、不合格画像を一括選択して削除可能とする表示モードを備えることも好ましい。ユーザが不合格画像から不要と判断する画像を迅速に選択し、削除することができるからである。
さらに、合格画像および不合格画像の表示と共に、各画像についてのAF評価値を併せてLCDモニタ4に表示することも好ましい。当該表示方法は、特に限られるものではなく、例えば、表示されている画像に重ねて表示させても、表示されている画像の下欄に表示させても良い。また、画像を選択することでAF評価値が表示されるようにしても良い。AF評価値を併せて表示することにより、例えば、合格画像と判断された画像中における合焦度の大小や、不合格画像と判断された画像中における合焦度の大小の判断をすることができるからである。
また、AF評価値の表示に際しては、AF評価値をそのまま表示しても良いが、例えば、ユーザにとって分かり易い数値(例えば、0〜100などの値)や分かり易い言葉(例えば、「ピントが合っている」、「ややピントがずれている」、「ピントがあっていない」など)に変換して表示させることで、ユーザに理解し易い表示方法とすることも好ましい。
以上述べたように、本発明によれば、撮影後に再度、合焦位置および合焦度合いが確認できるので、合焦位置選択の癖や得手不得手の被写体に関する学習を行うことができ、経験値として次の撮影に活かすことができる。また、再撮影するかどうかを適切に判断でき、無駄な再撮影等を防止することができ、省エネ、省資源に貢献できる。さらに、合焦部以外をぼかしたり、表示輝度を変えたりすることにより、合焦箇所の確認を容易にし、ユーザは画像確認を簡単に行うことができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
例えば、AF評価値を算出する際に、予め設定された閾値との評価値比較処理も行うようにし、当該画像について合不合を判断し、合格画像であるか不合格画像であるかをExifのタグ情報にAF評価値と併せて記録するようにしても良い。
また、例えば、通常画像の表示の際にも(図6のS25参照)、評価値比較処理を行って、各画像に付き、合格画像であるか不合格画像であるかを判断し、その結果を画像と共に表示するようにしても良い。
デジタルカメラの外観図の一例であって、(A)は上面図、(B)は背面図、(C)は正面図である。 デジタルカメラの機能ブロック図の一例である。 デジタルカメラの撮影動作の一例を示すフローチャートである。 画像ファイル形式Exifのヘッダー部のタグ情報を説明する図である。 DCFのディレクトリ定義されるファイルのツリー構造を説明する図である。 デジタルカメラの再生動作の一例を示すフローチャートである。 デジタルカメラの背面図およびLCDモニタの拡大図の一例である。 デジタルカメラの背面図およびLCDモニタの拡大図の他の例である。
符号の説明
4 LCDモニタ
13 SDRAM
20 メモリカード
30 ROM
110 評価値比較部
111 CPU
114 合焦評価ブロック
115 メモリコントローラ
116 表示I/F部

Claims (13)

  1. 合焦位置を変えながら連続撮影を行うことが可能な撮像装置において、
    連続撮影された画像の各画像につき合焦度を示すAF評価値を算出する評価手段と、
    前記AF評価値と予め設定された閾値とを比較して、前記各画像につき合格画像であるか不合格画像であるかを判断する評価値比較手段と、
    前記合格画像及び前記不合格画像を表示部に表示させる表示手段
    とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記表示手段は、前記不合格画像を、前記合格画像とは異なる表示方法により前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記表示手段により表示された前記不合格画像のうち、選択された不合格画像を保存画像として記憶する選択手段を備えることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の撮像装置。
  4. 前記表示手段は、前記AF評価値を前記不合格画像の表示と共に表示させることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記表示手段は、前記AF評価値を該AF評価値を示す他の用語や数値に置き換えて、前記不合格画像の表示と共に表示させることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記AF評価値を前記不合格画像の画像データであるExif(Exchangeable Image File Format)のヘッダー部タグ情報に書き込むことを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記閾値は、任意に設定することが可能であることを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の撮像装置。
  8. 前記不合格画像のうち選択された不合格画像または前記不合格画像すべてを一括消去可能とする消去モードを有することを特徴とする請求項1から7までに記載の撮像装置。
  9. 前記評価手段は、前記画像を複数領域に分割し、分割された画像の各領域の合焦度を示すAF評価値を算出することを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載の撮像装置。
  10. 前記表示手段は、連続撮影された画像と、その他の撮影方法により撮影された画像との表示部への表示を異なる表示方法により表示させることを特徴とする請求項1から9までのいずれかに記載の撮像装置。
  11. 前記表示手段は、前記連続撮影された画像のうち最初の画像を代表画像として表示させることを特徴とした請求項1から10までのいずれかに記載の撮像装置。
  12. 合焦位置を変えながら連続撮影を行うことが可能な撮像装置により連続撮影された画像の各画像につき合焦度を示すAF評価値を算出する評価処理と、
    前記AF評価値と予め設定された閾値とを比較して、前記各画像につき合格画像であるか不合格画像であるかを判断する評価値比較処理と、
    前記合格画像及び前記不合格画像を表示部に表示させる表示処理
    とを行うことを特徴とする画像表示方法。
  13. 合焦位置を変えながら連続撮影を行うことが可能な撮像装置に、
    連続撮影された画像の各画像につき合焦度を示すAF評価値を算出する評価処理と、
    前記AF評価値と予め設定された閾値とを比較して、前記各画像につき合格画像であるか不合格画像であるかを判断する評価値比較処理と、
    前記合格画像及び前記不合格画像を表示部に表示させる表示処理
    とを実行させることを特徴とする画像表示プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8300142B2 (en) 2009-09-02 2012-10-30 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus having adjustable power supply based on imager sensitivity
JP2016122387A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 キヤノン株式会社 電子機器及び電子機器の制御方法
JP2019216490A (ja) * 2019-10-01 2019-12-19 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置と、その処理方法及びプログラム

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