JP3780045B2 - カメラ制御システム及びカメラ制御システムの制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ネットワークを介してカメラをパン,チルト,ズームなどの遠隔制御可能な、TV会議システム、TV電話、映像監視システムなどに用いられるカメラ制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物内などに多数のカメラ及びコンピュータを配置し、それらをネットワーク化することにより、任意の地点間で映像の伝送及び音声による対話を可能にする。例えば、ビデオ会議システムまたは遠隔監視システムなどの利用を目的とするカメラ制御システムは、現在もっとも注目されているものである。
【0003】
このようなカメラ制御システムにおいて、画像を入力するためのカメラの露出合わせは自動で行なっている(AE:Auto Exposure)。通常、AEでは、画面全体の平均の明るさを露出値としたり、単なる平均ではなく、画面中心部分がほぼ適正露出となるように、中心部分の明るさに重点を置く加重平均を取ったりして露出を決定している。
【0004】
また、画像の焦点を合わせる場合においても、自動で行なうか(AF:Auto Focus)、または固定焦点により行なっている。このAFでは、画面中心付近に焦点を合わせるか、画面内のあらかじめ決められた複数の固定点(およそ3ないし5点)を比較して焦点を決定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような露出合わせでは、たとえば、室内に設置したカメラで被写体を撮影しようとすると、ある方向に窓があるために逆光になってしまう場合がある。このような逆光時など、通常の露出決定の処理動作のルーチンでは適切な露出補正ができない場合には、人為的に補正を行なう必要がある。
【0006】
同様にしてAFにおける焦点決定においても、焦点決定のためにあらかじめ決められた位置以外の部分は自動合焦対象から外れるため、例えば手前の被写体に焦点を合わせようとしているのに、撮影の中心から外れたところに位置していると焦点がずれてしまう。
【0007】
また、オートフォーカス機能を用いて意図した映像が発信できる場合でも一般にズーム角度や、雲台の制御などを変更して意図した映像が発信できる場合でも一般にズーム角度や雲台の角度などを変更してある姿勢位置を決めてから合焦するまでには時間がかかっており、アングルを指示して即座に焦点のあった映像を撮影して配信することは困難であった。
【0008】
たとえば、図15(a)に示すようなビデオカメラ400に対する物体401および物体402とからなる風景をカメラ400を用いて撮影する場合、撮影アングルが図15(b)のように決まると、カメラ400の備えるAF機能を利用した場合、ユーザが物体402に焦点を合わせた画像を要求したとしても、多くの場合、そのカメラ400の視野の画面内で大きな面積を占める、もしくは画面中央に位置する物体401に焦点が合うような映像が撮影され、ユーザの要求したものとは異なることが多々ある状況であった。
【0009】
このように、カメラ制御システムにおいて、カメラのパン,チルト操作を行なった際、あるカメラの方向については逆光状態になるために逆光補正をしたり、中心以外の部分に焦点を合わせるときに、露出、焦点などをAE、AFなどを用いずに設定したい場合がある。
【0010】
特に、監視カメラの場合、カメラがパン,チルト動作をした場合に、逆光補正や焦点設定などを手動で設定していては手間がかかってしまい、監視カメラとしての本来の役割を果たすことが難しくなってしまう。
【0011】
本発明の目的は、カメラのパン,チルト方向に対応して適切な露光値あるいは焦点位置などを記憶しておき、カメラのパン,チルト動作を制御することによりカメラの方向が変化しても適切な画像を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明のカメラ制御システムの制御方法は、カメラと、ユーザ操作に応じて前記カメラの撮影角度を指示できる表示操作装置と、前記表示操作装置において指示された撮影角度で撮影するように前記カメラを制御するカメラ制御装置と、を含むカメラ制御システムの制御方法であって、システムの動作モードが撮影パラメータ設定モードに設定された後、前記表示操作装置において、前記カメラについて指定可能な撮影角度の中からユーザ操作により撮影角度が指示されたことに応じて前記指示された撮影角度を前記カメラ制御装置に対して送信する角度送信ステップと、前記カメラ制御装置において、前記表示操作装置から受信した撮影角度に前記カメラを制御し、制御した撮影角度での撮影画像を取得する第1カメラ制御ステップと、前記表示操作装置において、前記カメラにより得られた撮影画像を受信して表示し、前記撮影画像の撮影角度を基準とする焦点情報の設定角度範囲をユーザ操作に応じて指示する範囲指示ステップと、前記表示操作装置において、前記指示された設定角度範囲に含まれる全ての角度アドレスのうちユーザにより指定された角度アドレスは焦点距離を固定値に設定し、前記焦点距離が固定値に設定されなかった他の角度アドレスについては焦点距離をオートフォーカスに設定する焦点設定ステップと、前記カメラ制御装置において、前記設定角度範囲に含まれる各角度アドレスと、前記焦点設定ステップにおいて設定された焦点設定情報とを関連づけて記憶手段に記憶する記憶ステップと、システムの動作モードが前記撮影パラメータ設定モードからカメラ制御モードに変更された後、前記カメラ制御装置において、前記表示操作装置において指定された撮影角度を受信した場合、受信した撮影角度に前記カメラを制御するとともに前記撮影角度に対応する角度アドレスの焦点情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した焦点情報が固定値であればその固定値に焦点距離を調整してカメラに撮影させ、読み出した焦点情報がオートフォーカスへの設定であればオートフォーカス動作により焦点距離を合わせてカメラに撮影させる第2カメラ制御ステップと、を備えることを特徴とする。
また、本発明のカメラ制御システムは、カメラと、ユーザ操作に応じて前記カメラの撮影角度を指示できる表示操作装置と、前記表示操作装置において指示された撮影角度で撮影するように前記カメラを制御するカメラ制御装置と、を含むカメラ制御システムであって、前記表示操作装置は、システムの動作モードが撮影パラメータ設定モードに設定された後、前記カメラについて指定可能な撮影角度の中からユーザ操作により撮影角度が指示されたことに応じて前記指示された撮影角度を前記カメラ制御装置に対して送信する角度送信手段と、前記カメラにより前記角度送信手段により送信した撮影角度で取得された撮影画像を受信して表示し、前記撮影画像の撮影角度を基準とする焦点情報の設定角度範囲をユーザ操作に応じて指示する範囲指示手段と、前記指示された設定角度範囲に含まれる全ての角度アドレスのうちユーザにより指定された角度アドレスは焦点距離を固定値に設定し、前記焦点距離が固定値に設定されなかった他の角度アドレスについては焦点距離をオートフォーカスに設定する焦点設定手段と、を備え、前記カメラ制御装置は、前記設定角度範囲に含まれる各角度アドレスと、前記焦点設定手段により設定された焦点設定情報とを関連づけて記憶手段に記憶する記憶手段と、システムの動作モードが前記撮影パラメータ設定モードからカメラ制御モードに変更された後、前記表示操作装置において指定された撮影角度を受信した場合、受信した撮影角度に前記カメラを制御するとともに前記撮影角度に対応する角度アドレスの焦点情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した焦点情報が固定値であればその固定値に焦点距離を調整してカメラに撮影させ、読み出した焦点情報がオートフォーカスへの設定であればオートフォーカス動作により焦点距離を合わせてカメラに撮影させるカメラ制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に沿って本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0035】
(第1の実施の形態)
図9は、本実施の形態のカメラ制御システムの概念図を示すものである。この図は、本実施の形態に限るものではなく、本発明のすべての実施の形態に関わるものである。
【0036】
901は、ネットワークであり、LAN、WAN、あるいはインターネットである。ここでは、インターネットに接続した本実施の形態のカメラ制御システムについて詳細に説明していく。
【0037】
300、300a、300b、300cは、遠隔地からカメラ制御命令を出すクライアント側装置である。101はカメラであり、パン、チルト、ズームなど外部から制御可能である。100、100a、100b、100cは、それぞれに接続されているカメラ101をカメラ制御権を有しているクライアント側装置からの制御指令によってカメラ101を操作し、カメラ101から入力された入力画像の信号をクライアント側装置に送信するものである。
【0038】
本実施の形態において、図9に示すように、カメラサーバ側装置とクライアント側装置は単体でネットワークに接続させてもよいし、あるいは、カメラサーバとクライアント側装置を一体化してネットワーク901に接続させてもよい。このようなカメラサーバとクライアント側装置を一体化したものどうしにおいては、ネットワーク901を介して相手先のカメラを操作可能とする相互通信が可能となる。
【0039】
本実施の形態のカメラ制御システムは、上述したようなカメラサーバおよびクライアント側装置がネットワークを介して無数に接続可能である。一方、カメラサーバとクライアント装置の1組のみの接続においても本発明は成立する。
【0040】
インターネット上のWWW(World Wide Web)システムに接続したカメラサーバは、WWWサーバとして機能し、クライアント側装置の一部にはWWWブラウザのソフトが組み込まれ、その相互間ではHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などで通信を行なっている。
【0041】
WWWでは、直接、或いはゲートウェイを使って他のプロトコルを使うサーバにアクセスして、それらの結果を最終的にハイパーテキストにしてユーザに表示している。つまり、WWWブラウザからは、文書データやイメージデータの格納先であるWWWサーバに対して、対象とするデータの格納先が示されたURL(Universal Resource Locator)に従ってその情報を提示する。WWWサーバは、これに応えて、対応する文書データやイメージデータをWWWブラウザに返答する。
【0042】
カメラサーバ100において、通信インターフェース手段902は、ネットワーク901を介して各カメラ制御サーバと各クライアント側装置との信号のやり取りを行なう。コマンド解釈手段903は受信した信号を解釈してカメラの所定の操作信号を発信するものである。画像入力手段904はカメラからの画像を入力し、信号処理するものである。また、カメラ制御手段905は、カメラのパン,チルト姿勢を制御するものである。
【0043】
カメラパラメータ記憶手段906は、ユーザが設定した焦点距離、絞りなどのカメラパラメータをカメラの姿勢に対応して記憶するものである。
【0044】
クライアント側装置300において、907は表示制御部であり、アクセスしているカメラ制御サーバから受信した画像やカメラ101の制御状態を表示するものである。操作入力部908は、アクセスしているカメラ制御サーバに対してカメラ制御権の要求や、カメラ101のパン,チルトの変更などを指示したり、カメラパラメータの設定値を入力したりする。
【0045】
なお、このようなカメラ制御システムにおいて、カメラサーバ100に複数のカメラが接続されてもよい。
【0046】
図1は、クライアントからの指令によってカメラを制御する本実施の形態のカメラサーバ側装置の構成の詳細なブロック図である。
【0047】
図1において、カメラサーバ100は、ネットワークを介して不図示のクライアント側の装置からカメラの操作信号を受信し、その操作指令に応じてカメラを制御する装置である。カメラ101は、画像を入力するものであり、レンズ群及びCCDなどの撮像素子からなり、カメラサーバ101からの指示にしたがってズーム、焦点、絞り、シャッタースピードなどが調節される。
【0048】
雲台102は、カメラ101の下部に設置され、制御手段として雲台制御回路108からの指示にしたがってカメラ101のパン方向(図のx方向)あるいはチルト方向(図のy方向)に姿勢を制御する。
【0049】
全体制御回路113は、ネットワークI/F111によって受信されたカメラの操作信号に基づき、雲台制御回路108に雲台の姿勢制御命令を発信し、また、撮像系制御回路105にカメラのズーム、フォーカス、絞り、ホワイトバランスなどのカメラ101の調節やカメラ101から入力された画像信号に所定の処理を施すように指令を発信する。
【0050】
雲台制御回路108は、全体制御回路113の指令に基づいて雲台を動作させてカメラ101の姿勢を制御するものである。
【0051】
設定パターン記憶部112は、雲台制御回路108によって制御されたカメラ101の任意の姿勢位置に対応して、クライアント装置側で設定されたカメラ101の焦点距離、絞り値、シャッタースピード、ズーム倍率などのカメラパラメータを記憶する半導体メモリなどの記憶手段である。この記憶されたカメラパラメータはクライアント側から容易に変更可能である。
【0052】
撮像系制御回路105は、カメラ101から入力された画像信号を以下に記す回路などに指令を出すことによってネットワーク上に送信可能な信号に変換するものである。
【0053】
カメラ信号処理回路104は、カメラ101の撮像素子によって入力された信号を所定の規格化されたNTSCなどの信号(アナログ信号)に変換する回路である。A/D103は、規格化された信号をデジタル信号に変換する。RAM109は、A/D103によって変換されたデジタル画像信号を一時取り込んでおくためのメモリである。圧縮符号化回路110は、RAM109に取り込まれた信号を圧縮し、さらに符号化してネットワークI/F111からネットワーク上に送信するための信号を生成する回路である。
【0054】
また、撮像系制御回路105は、設定パターン記憶部112によって記憶されたカメラパラメータに基づいて、カメラの姿勢位置に対応したカメラ101のズーム制御手段として画像のズーム倍率を調節したり、あるいは焦点、絞り、シャッタースピードなどを調節する調節手段である。さらに、撮像系制御回路105によるカメラ101の焦点調節は、上述したカメラパラメータによる設定モードによるもののほか、クライアント装置側からの指令によってAF回路107による自動焦点調節モードによる焦点調節に切り換え可能である。同様に、絞り調節においても、AE回路106による自動露出調節モードによる露出調節に切り換え可能である。
【0055】
AF回路115は、カメラ信号処理回路104より出力される焦点状態に応じて変化する輝度信号中の高周波成分を抽出し、焦点状態を検出する回路であり、この回路によって検出された焦点評価値は、撮像系制御回路105へと供給され、焦点評価値が最大となるようにカメラ101のレンズを制御することによってAF制御手段としての役割を担うものである。
【0056】
AE回路107は、撮像系制御回路105より出力された輝度信号レベルが一定となるようにカメラ101内の、絞り、シャッタースピード、撮像素子の蓄積時間、AGCのゲインなどを自動制御する測光回路であり、AE制御手段としての役割を担うものである。撮像系制御回路105からの制御信号により、露出制御状態をロックする、いわゆるAEロックを行なうことができる。AE回路107による自動露出時には、クライアント装置側からの指示によって露出補正が可能である。
【0057】
ROM114は、各種プログラムを記憶する記憶媒体である。
【0058】
RAM115は、ROM114によって記憶されたプログラムを読み出したときにダウンロードして全体制御回路113に作業領域を提供する。
【0059】
図1においては、カメラサーバ100の構成をハード的に示したが、図2においては、カメラサーバ101をソフト的に示したブロック図である。図2において、201はCPUであり、カメラサーバ100における各種制御を統括して行なうものである。202はROMであり、CPU201によって実行される各種制御プログラムを格納する。203はRAMであり、CPU201が各種制御を実行する際に必要な作業領域を提供する。
【0060】
204は、カメラ映像インターフェースであり、カメラ101からの画像信号を受信する。205は、RS-232Cなどのカメラ駆動インターフェースであり、カメラのパン、チルト、ズームなどを制御する。また、ネットワークインターフェース206は、ネットワークに接続されたネットワーク上の他の装置(クライアント側の装置など)との通信を実現するものである。
【0061】
なお、上記の構成において、CPU301は、外部記憶装置307に格納されたカメラサーバプログラムをRAM303上にロードして、該ロードされた制御プログラムを実行するようにしてもよい。また、外部記憶装置307は、設定されたカメラパラメータを記憶するものである。
【0062】
また、図1に示したカメラサーバ100内の各回路は、CPU201がROM201に格納された制御プログラムもしくはRAM203にロードされたカメラサーバプログラム(カメラサーバ100全体を制御する記憶されたパラメータに基づいてカメラ101の調節命令を発信する全体制御プログラム、該調節命令に基づいてカメラ101の撮像系を制御する撮像系制御プログラム、雲台102を制御する雲台制御プログラムを含む。)を実行することによって実現される機能を示したものである。
【0063】
図3は、ネットワークを介してカメラ101を制御し、また、カメラ101から入力された画像を表示するクライアント装置側の構成をソフト的に示すブロック図である。図4において、302はCPUであり、ROM303に格納されたクライアントプログラム303aをもとに、後述のカメラパラメータ設定を設定する設定手段として機能するほか、カメラサーバ側にカメラの姿勢を制御するための指示を行なう姿勢指示手段として機能し、また、撮影画像の表示処理など各種制御を実現する。304はRAMであり、CPU302が各種制御を実行するに際して、ROM302に格納されたカメラパラメータの設定プログラムなどをこのRAM304にダウンロードすることによって作業領域を提供するものである。
【0064】
305は外部記憶装置であり、ユーザあるいはシステム管理者によって設定されたカメラパラメータを記憶するものであり、光磁気ディスク(MO)、コンパクトディスク(CD−ROM)、ハードディスク、フロッピーディスクなどで構成される。307は入力部であり、マウスなどのポインティングデバイスおよびキーボードなどを備え、システム管理者(あるいはユーザ)のカメラパラメータを入力する設定手段としての役割をCPU302とともに担う。また、入力部307はカメラ101の姿勢を制御するための指示を行なう姿勢指示手段としての役割をCPU302とともに担う。
【0065】
308はネットワークインターフェースであり、ネットワーク310を介してネットワーク上に接続された各種装置との通信を行なう。309はバスであり、上述の各構成を相互に通信可能に接続する。特に本実施の形態においては、このクライアント装置側で設定されたカメラパラメータまたはカメラ操作信号などをカメラサーバ側装置100(図2)に送信し、カメラサーバ側装置100からカメラ101の姿勢に応じた画像信号を受信する。
【0066】
表示手段306は、ビットマップディスプレイあるいはCRTからなる表示装置であり、撮影画像を表示したり、表示画面上でカメラパラメータを設定する。
【0067】
次に、本実施の形態のカメラパラメータの設定方法を説明する。
【0068】
本実施の形態において、例えば、カメラ101の任意の姿勢位置において、カメラ101を調節するためのカメラパラメータは次のようなものがある。
【0069】
1) 焦点距離の設定
2) AEと設定されたカメラパラメータによる露出制御との切換
3) 露出補正値の設定(AEonのときのみ)
4) 絞り値の設定(AEoffのときのみ)
5) 電子シャッタースピード(AEoffのときのみ。ただしAEonのときにおいてもシャッタースピードを有効とすることができる。)
6) 露出パターン(AEonのときのみ。ただしAEonのときにおいてもシャッタースピードを有効とすることができる。)
7) ズーム倍率
このような1)から5)までを1つのグループとするカメラパラメータが、以下に述べるパン,チルト角度の二次元配列のアドレス(i:パン角度,j:チルト角度)に対応して、設定パターン記憶部112(図1)などに記憶させるものである。
【0070】
ここで、カメラ101のパン可動範囲を例えば−50゜〜+50゜として、この範囲を例えば128ステップで設定して調節するものとし、チルト可動範囲を例えば−20゜〜+20゜として、この範囲を例えば64ステップで設定して調節するものとする。すると、例えば一つのカメラパラメータである焦点距離は、図4に示す焦点距離の設定パターン例のように、各アドレスに焦点距離を設定することが可能である。
【0071】
なお、図4に示す1つのアドレス(i,j)は、
−50+(100i)/128≦P≦−50+100(i+1)/128(P:パン角度)
−20+40i/128≦T≦−20+40(i+1)/128 (T:チルト角度)によって表されるカメラの姿勢位置の範囲を示すものである。
【0072】
また、焦点距離の設定は1〜255の255段階で設定できるものとしており、同図において示されるアドレス内の値が1のときには最も近い焦点距離に設定され、アドレス内の値が255のときには無限遠を表すものとし、アドレス内の値が0のときにはAFを実行させるものとする。またこの方法のほか、0〜255の256段階で焦点距離を設定し、そのアドレスにおいて焦点距離の設定がなされていない場合はAF制御を実行させるようにしてもよい。
【0073】
同様にして、図4に示すようなアドレスにおいて、AEのonまたはoffを1ビットで構成し、同様に、例えば、露出補正値を2ビット用意してAEにおける絞り値を±1、±2に絞りをステップアップまたはステップダウンするように設定可能とする。また、AEoffのときには、絞り値を6ビットつまり0から63までの64ステップで設定し、シャッタースピードを2ビットつまり0から3までの4ステップで設定する。また、ズーム倍率を6ビットつまり0から63までの64ステップで設定する。また、AEonのときの露出パターンには、2ビットを用いて、例えば、あらかじめ用意した以下に示す4通りを選択設定する。
【0074】
0:中央重点測光(画像の中央部分に合わせて測光する。)
1:平均測光(画像全体を平均して測光する。)
2:下部重点測光(画像の下部に合わせて測光する。)
3:上部重点測光(画像の上部に合わせて測光する。)
【0075】
また、図4に示すような128×64の細かいアドレスを用いてカメラパラメータの設定が必要でない場合は、例えば8×4のような1つのアドレスにおいて姿勢位置が広い範囲でカメラパラメータを設定するようにしてもよい。図5は、このようなカメラのパン、チルト範囲を8×4分割した露出パターンの設定である。
【0076】
このように設定した場合、カメラ101のパン、チルトに合わせたパラメータの設定数が少なくなり、またメモリの使用サイズが小さくなる。
【0077】
また、図4および図5は、1つのアドレスに対してパンチルト角度の範囲はリニアな範囲としたが、パン、チルト角の範囲はリニアでなくてもよい。また、カメラパラメータそれぞれに対して異なる複数のアドレスを用いてもよい。
【0078】
図6は、例えば、図5に示すような8×4にカメラの姿勢位置の範囲を分割した1つのアドレス(i、j)のカメラパラメータを設定する場合のクライアント側装置300の動作フローチャートである。図6では便宜上すべてのカメラパラメータに対して、128×64に分割されたカメラ101の姿勢位置の範囲に対して設定している。
【0079】
図6において、クライアント側装置のステム管理者(あるいはユーザ)が、ある場所に設置されているカメラの姿勢位置に対応したカメラパラメータを設定する場合、まず、クライアント側装置300内のCPU302は、ROM303に記憶された設定プログラムを呼び出す。
【0080】
すると、呼び出された設定プログラムにより、ネットワークを介してカメラサーバ100側に、アドレス(0,0)に対応したカメラの姿勢位置の範囲の中央にカメラの姿勢制御の指令を行なう。
カメラの姿勢位置が決定し、その姿勢位置における撮影画像がクライアント側装置300の表示装置306上に表示されると、アドレス(0,0)の設定準備が完了する(s101)。
【0081】
まず、このアドレスにおいて、焦点距離の設定をするかどうかを決める(s102)。焦点距離を設定するときは、カメラ101内の焦点レンズをクライアント側装置300からの指令によって制御し、カメラ101から入力された画像を見ながらシステム管理者の所望の焦点位置に合わせて設定する(s103)。また、焦点距離が設定されなかったときは自動的にAF制御に設定される。
【0082】
次に、このアドレスにおいてAEのon/offを決定する(s105)。
【0083】
AEがoffのとき、システム管理者はカメラの絞り、電子シャッタースピードをクライアント側装置300からの指令によって制御し、表示装置306上の撮影画面を見ながら所望の画像になるようにそれぞれ設定する(s106,s107)。
【0084】
AEがonのとき、システム管理者は、露出補正値を設定するかどうかを決める(s108)。設定するときは±1、±2の範囲で露出補正値を設定する。露出補正値が設定されない場合は、AEの露出によってカメラ101の撮影が実行される。さらに、システム管理者は、露出パターンの設定をするかどうかを決定する(s110)。設定するときは、逆光にならないように表示装置306上の撮影画面を見ながら所望の撮影画像になるように露出パターンを設定する(s112)。露出パターンを設定しないときにはAEによる測光を行なう(s111)。
【0085】
次に、システム管理者は、そのアドレスにおいてズームをするかどうかを決定する。ズームをするときには、表示装置306上の撮影画面を見ながら所望の画像になるように設定する(s114)。
【0086】
一つのアドレスに対するカメラパラメータの設定が終了した後、クライアント側装置300の外部記憶装置305およびカメラサーバ100の設定パターン記憶部112に設定したカメラパラメータをアドレスとともに記憶する。なお、カメラパラメータの設定は設定パターン記憶部112に記憶するのみでもよい(s115)。
【0087】
このように、すべてのアドレスについて以上のような設定を繰り返す。
【0088】
また、システム管理者(またはユーザ)は、上述したような各アドレスの設定が面倒でAF、AEでも十分な役割を担うことができる場合、カメラ101のそれぞれの姿勢位置(各アドレス)にAF、AE動作を実行させて、そのときに得られる焦点、露出に関するカメラパラメータをこのアドレスに対応して設定パターン記憶部112に記憶させればよい。
【0089】
図7は、上述したようなAF、AEによるカメラパラメータを記憶して設定させるためのカメラサーバ側の動作処理のフローチャートである。
【0090】
図7において、クライアント側装置300からのAF,AE時のカメラパラメータ設定記憶指令を受信すると、全体制御回路113は、ROM114からAF,AE設定記憶プログラムを呼び出す(s201)。
【0091】
すると、全体制御回路113は撮像系制御回路105にカメラ101のAF,AE指令を与える。撮像系制御回路105は、AF回路107およびAE回路106によってカメラのAE,AF制御を実行させる(202)。
【0092】
そして、全体制御回路113は、雲台制御回路108にアドレス((0、0)から設定する。)に対応するカメラ101のパン、チルト角範囲の中央にカメラの姿勢を設定するように、カメラのパン,チルト角度を制御させる指令を発し、雲台制御回路108は、この指令に応じて雲台を制御する。
【0093】
このカメラ101の姿勢位置において、AF,AEが実行されるが、そのときの焦点、露出などのカメラパラメータを撮像系制御回路105が読み取り、設定パターン記憶部112に伝達する。伝達されたカメラパラメータは、そのときのアドレスとともに記憶される(s204)。
【0094】
このように、すべてのアドレスについて以上のような設定を繰り返す。
【0095】
上述したようなカメラの焦点、露出調節をAF,AEに設定した場合には、そのパラメータの設定が自動で行なうことができるので、システム管理者の負担が軽減される。
【0096】
図8は、上述した設定に基づいて、設定パターン記憶部112にカメラパラメータが記憶された場合に、ユーザがカメラ101にカメラ操作のアクセスをしたときのカメラサーバ100の動作処理のフローチャートを示したものである。
【0097】
図8において、カメラ101の制御権を有するユーザがアクセスを開始すると(s301)、クライアント側装置300(図3)でのユーザによる操作指令によって、全体制御回路113および全体制御回路108を介して雲台102出のカメラ101のパン、チルト角の姿勢制御がなされ、カメラ101による撮影が開始される。
【0098】
同時に、雲台102によるカメラのパン,チルト角度の制御情報が雲台制御回路108から全体制御回路113に入力される(s302)。
【0099】
全体制御回路113は、このパン,チルト角度の制御情報によってカメラ101の姿勢のアドレスを取得する(s303)。さらに全体制御回路113は、取得したアドレスのカメラパラメータを設定パターン記憶部112から読み出す(s304)。
【0100】
撮像系制御回路105は、読み出されたカメラパターンに基づいてカメラ101の焦点、絞りなどを調節する(305)。
【0101】
使用者は、このような動作処理によって記憶されたパラメータを呼び出し、そのパラメータに基づいて、カメラを調節して撮影することができる。上述した動作をカメラの姿勢が制御され、アドレスが変わるたびにカメラサーバ100によって実行する。
【0102】
s306において、ユーザがアクセスを終了したとき、カメラの姿勢は初期位置の中央部のアドレスに制御移動させて処理動作を終了させる。
【0103】
なお、カメラサーバ100によるパンチルト制御は、動作開始命令および動作終了命令を与える方法、あるいは変更しようとするパン,チルト角度を直接指定する方法などがある。
【0104】
以上のように、カメラのパン,チルト制御によるカメラの姿勢位置に応じて、システム管理者(あるいはユーザ)が設定した画像に応じた適切なカメラパラメータが記憶可能であるので、このカメラパラメータを読み出すことによってカメラの焦点、絞りなどのカメラ調節を調節しているため、カメラ調節の応答速度が速く、ユーザに負荷を感じさせない。また、カメラが設置された場所の特徴を、ユーザに十分に理解され、満足させることができるカメラ制御システムを提供することができる。
【0105】
また、カメラの操作の制御権を有していないユーザに対しても、カメラの姿勢位置に応じた適切なカメラパラメータが設定可能であるので、カメラ制御権を持つユーザの無造作な制御においても不快感を与えることがなくなる。
【0106】
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、第1の実施の形態のように、すべてのパン,チルト姿勢に対応してカメラパラメータを設定するわけではなく、設定を簡略化するため、例えば、システム管理者(あるいはユーザ)がある特定の被写体について、焦点、絞りなどのカメラパラメータを設定したいときに、その被写体が撮影可能なパン,チルト角度範囲内のみにおけるカメラパラメータを設定する形態である。
【0107】
本実施の形態において、カメラおよびカメラサーバの構成およびクライアント側装置の構成は第1の実施の形態と同一なので、その説明は省略する。
【0108】
一般にインターネットにおけるWWW文書中にイメージデータを貼り込むときには、以下のような記述が用いられる。
【0109】
<img src=”http://www.foo.co.jp/image002.gif”>
すなわち、www.foo.co.jpというwwwサーバのimage002.gifというファイルに格納されたイメージデータ画素の場所に張り込まれて表示が行なわれる。
【0110】
図10は、本実施の形態において、カメラパラメータを設定する場合のクライアント側装置300の動作フローチャートである。
【0111】
クライアント側装置のステム管理者(あるいはユーザ)が、ある場所に設置されているカメラの姿勢に対応したカメラパラメータを設定する場合、まず、クライアント側装置300内のCPU302は、ROM303に記憶された設定プログラムを呼び出す(s401)。
【0112】
上述のような記述に対し、本実施の形態では、ファイル名をコマンドとして解釈する。すなわち、カメラアングルを指定するパン,チルト角はそれぞれ「P」、「T」で示し、その後にそれぞれの制御量を数値で示す。ここでは、パン角度は−50゜から50゜、チルト角度は−20゜から20゜のカメラ101の制御可能な範囲内で選ぶことにする。例えば、パン角度を20゜、チルト角度を5゜とし、gif形式の画像データとして貼り込みたい場合は、以下のように記述する。
【0113】
なお、システム管理者(あるいはユーザ)がアクセスしようとするカメラサーバ側のネットワークアドレスは、www.foo.co.jpであるとする。
【0114】
<img src=”http://www.foo.co.jp/P20T5.gif”>
以上のような、HTML文書記述があった場合、wwwブラウザの組み込まれているクライアント側装置300は、カメラサーバ(wwwサーバ)100にカメラ101の姿勢がパン角20゜、チルト角5゜に制御して撮影を行なうようにアクセスする(s402)。
【0115】
この指令を受け、雲台制御回路108は、要求どおりにカメラ101の姿勢を制御し、その姿勢において、カメラ101によって撮影が行なわれる(s403)。
【0116】
カメラ101の撮影画像がネットワークを介してクライアント側装置300の表示装置306に表示される。ユーザは、その表示画像をみながらカメラパラメータを設定するパン,チルト角範囲を設定する。
【0117】
範囲指定手段としての役割を担うCPU302からのカメラ姿勢位置の範囲の希望受け付けがなされると、システム管理者(あるいはユーザ)は、例えば、−5≦P≦15、−5≦T≦5のように入力部307を用いてカメラの姿勢位置の範囲を指定したとする。ここで、「P」,「T」は、s402において要求したパン,チルト角度であり、数字はその角度を基準として範囲(つまり、先のパン角の範囲の記述においては、要求した角度から左5゜,右15゜の範囲であり、チルト角においては、要求した角度から上5゜,下5゜の範囲である。)を設定することを意味している(s404)。
【0118】
設定者によって設定範囲が指定されると、それを認識し、CPU302は、その指定範囲の場所における図6のフローチャートに示したAからBのカメラパラメータ設定を処理する。ここでのカメラパラメータの設定処理は第1の実施の形態と同様であるので、説明は省略する。
【0119】
次に、カメラ101の新たな姿勢位置からのパン,チルト角の範囲において、カメラパラメータを設定したい場合、s402からBまでの処理を同様に行なう。
【0120】
このとき、カメラパラメータを設定するカメラ101のパン、チルト角の設定範囲がすでに設定した範囲と重複している場合、その重複範囲は更新され、設定パターン記憶部112に記憶されていく。
【0121】
以上のような処理を行なうと、カメラ101のシステム管理者(あるいはユーザ)の希望のパン,チルト角の範囲内でのみ、カメラパラメータが設定でき、その設定者の負担が大幅に軽減される。
【0122】
図11は、第2の実施の形態において、図10のフローチャートの処理に基づいてカメラパラメータが設定され設定パターン記憶部112に記憶された場合に、ユーザがカメラ101にカメラ操作のアクセスをしたときのカメラサーバ100の動作処理のフローチャートを示したものである。
【0123】
図11において、ネットワークを介してあるユーザのクライアント側装置300が制御権を獲得した場合(s501)、カメラサーバ100はユーザの指令に従ってカメラ101をパン,チルト制御し、カメラ101はその姿勢位置において撮影をする(s502)。
【0124】
全体制御回路113は、雲台制御回路108によって制御されるカメラ101の現在のパン,チルト角を雲台制御回路108からの情報によって把握する。全体制御回路108は、現在のカメラ101の姿勢位置が設定パターン記憶部112において記憶されたパン,チルト角の設定範囲内であるかどうかをチェックし(s503)、設定されたカメラ101のパン,チルト角の範囲内であるとチェックされると、その設定範囲内に対応して設定パターン記憶部112に記憶された焦点距離、絞りなどのカメラパラメータに基づいて、カメラ101を調節する(s504)。
【0125】
また、現在のカメラ101の姿勢位置が設定されたカメラ101のパン,チルト角の範囲外であるとチェックされると、通常のAF,AE制御を行なう。このパン,チルト角の範囲における他のカメラパラメータは必要に応じてユーザの指令によって調節される(s505)。
【0126】
このような処理を、ユーザの操作指令によってカメラ101のパン,チルト角が変更するたびに実行する。カメラ101の焦点、絞りなどを調節して撮影された画像は、指定された画像フォーマットの変換され、ネットワークI/F111を介して要求もとのクライアント側装置300に返答する。このとき、ネットワークI/F111では、HTTPを用いるため、画像フォーマットに応じた内容情報やステータス情報などが付加される。
【0127】
以上、上述したようなカメラ制御システムの動作処理によって第1の実施の形態と同様な効果があげられる。さらに、カメラパラメータの設定者(システム管理者あるいはユーザ)の希望するカメラ101の姿勢範囲のみにカメラパラメータを設定するため、設定者の負担が軽減される。また、そのカメラの姿勢範囲を拡大したり縮小したりして設定することが可能であり、また、その設定は、複数箇所で可能であるため、設定者の要求どおりのカメラパラメータの設定が可能となる。
【0128】
上述した第2の実施の形態においては、カメラのパン,チルト角の設定範囲に対応して、焦点距離および絞りなどのカメラパラメータを設定するものであったが、カメラのパン,チルト角およびズーム倍率の範囲に対応してカメラパラメータを設定することも、本実施の形態と同等の処理をすることによって、もちろん可能である。このとき、カメラパラメータにはズーム倍率の設定は含めない。
【0129】
また、カメラのパン,チルト角のある姿勢範囲ではなく、ある任意の姿勢位置の点に絞ってカメラパラメータを設定することも可能である。このような場合の設定方法は、図10のフローチャートにおいて、s404の処理過程を、カメラ101のパン,チルト角設定とすればよい。
【0130】
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、第2の実施の形態において、例えば、室内にカメラが設置してあり、カメラのパン,チルト角の設定範囲の方向に窓があるような場合を想定する。この場合、昼間と夜間では外の明るさが異なっているため、昼間はその設定範囲方向では逆光補正が必要であるが、夜間は逆光補正が必要ではない場合が少なくない。
【0131】
本実施の形態では、このような場合を鑑みて、あらかじめ記憶されたカメラパラメータに基づくカメラの焦点、絞りの調節を、露出切換手段としての役割を担う全体制御回路113によりカメラパラメータの設定範囲方向の露出情報、焦点情報などの環境に応じてAEと切換えるものである。
【0132】
本実施の形態において、カメラおよびカメラサーバの構成およびクライアント側装置の構成は、第2の実施の形態と同一なので、その説明は省略する。また、カメラパラメータを設定する場合のクライアント側装置300の動作処理も、第2の実施の形態と同一なので説明は省略する。
【0133】
図12は、クライアント側装置300のユーザがカメラ101にカメラ操作のアクセスをしたときのカメラサーバ100の動作処理のフローチャートを示したものである。
【0134】
図12において、ネットワークを介してあるユーザのクライアント側装置300が制御権を獲得した場合(s601)、カメラサーバ100はユーザの指令に従ってカメラ101をパン,チルト制御し、カメラ101はその姿勢位置において撮影をする(s602)。
【0135】
全体制御回路113は、雲台制御回路108によって制御されるカメラ101の現在のパン,チルト角を雲台制御回路108からの情報によって把握する。全体制御回路108は、現在のカメラ101の姿勢位置が設定パターン記憶部112において記憶されたパン,チルト角の設定範囲内であるかどうかをチェックし(s603)、設定されたカメラ101のパン,チルト角の範囲内であるとチェックされると、全体制御回路113は、撮像系制御回路105によって得られた露出値Aがあらかじめ設定された露出値A0と比較する(s604)。
【0136】
設定されたカメラ101のパン,チルト角の範囲外であるとチェックされると、AE回路106において、通常のAE制御を行なう(s606)。
【0137】
s604において、全体制御回路113においてA>A0と判定されたときは、s606でAE回路106において、通常のAE制御を行なう。一方、A<A0であると判定されたときは、その設定範囲内に対応して設定パターン記憶部112に記憶された絞りなどのカメラパラメータに基づいて、カメラ101を調節する(s605)。
【0138】
上述の形態では、あらかじめ設定した露出値と比較して、記憶されたカメラパラメータに基づくカメラの露出調整と、AEによるカメラの露出調整とを切り換えていたが、時刻に応じて上述のカメラの露出調整を切り換えてもよい。このような場合、ROM114に時計用のプログラムを計時手段として組み込ませておき、全体制御回路113は、このプログラムを用いて、例えば、時刻t1<t<t2の範囲においては、設定パターン記憶部112に記憶された絞りなどのカメラパラメータに基づいて、カメラ101を調節するようにすればよい。
【0139】
このような場合のクライアント側装置300のユーザがカメラ101にカメラ操作のアクセスをしたときのカメラサーバ100の動作処理のフローチャートを図13に示す。図13は、s604の箇所を上述した説明に変更したのみであるので説明は省略する。
【0140】
また、本実施の形態においては、ユーザの希望により、前記カメラパラメータに基づくカメラの露出調節と、AEによる露出調節とを切り換えてもよい。この場合、クライアント側装置300側からCPU302によって発信された露出設定切換信号を全体制御回路113が受けると、その信号に応じて、前記カメラパラメータに基づくカメラの露出調節と、AEによる露出調節とを切り換えることが可能である。
【0141】
このような処理は、カメラ101の焦点調節においても可能である。この場合、クライアント側装置300側からCPU302によって発信された焦点設定切換信号を焦点切換手段としての役割を担う全体制御回路113が受けると、その信号に応じて、前記カメラパラメータに基づくカメラの焦点調節と、AFによる焦点調節とを切り換えることが可能である。
【0142】
本実施の形態においては、カメラ101のパン,チルトの姿勢範囲に対応したカメラパラメータの設定を設定パターン記憶部に複数記憶してもよい。このようなシステムにおけるカメラサーバの構成ブロック図を図14に示す。設定パターン記憶部以外の構成は、図1と同一であるので、それ以外の構成の説明は省略する。
【0143】
図14のカメラサーバ100の構成において、設定パターン記憶部112aと設定パターン記憶部112bとを、本実施の形態において、s604あるいはs604における処理と同様な切換処理を実行することによって、露出値に応じて切り換えたり、時刻に応じて切り換えたりすることも容易に可能である。
【0144】
上述したように本実施の形態によれば、その場所の状態情報あるいは時刻に応じて、記憶されたカメラパラメータに基づくカメラの絞りなどの調節を切り換えることができ、その場所の状況に応じた適切なカメラの撮影が可能となる。
【0145】
本発明の実施の形態では、主としてインターネットを用いたシステムを記述したが、カメラをリモコンを用いてパン,チルト操作するシステムにも適用することができる。このとき、リモコン側にカメラのパン,チルト操作装置を、また、カメラの姿勢に対応してカメラパラメータを設定するキーを備え、カメラ側にその設定されたカメラパラメータをカメラの姿勢に対応して記憶させればよい。
【0146】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置(カメラサーバ側装置およびクライアント側装置)のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成できる。
【0147】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0148】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0149】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0150】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示にもとづき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
【0151】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードを格納することになるが、簡単に説明すると、本発明のカメラ制御システムに不可欠なモジュールを、記憶媒体に格納することになる。
【0152】
本発明は、少なくとも、カメラの姿勢位置に対応してカメラパラメータを設定する「設定モジュール」、カメラパラメータに基づいてカメラの調節を行なう「調節モジュール」、カメラの姿勢を制御する「制御モジュール」の各プログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0153】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1および請求項6によれば、カメラの姿勢位置に対応して、カメラパラメータを設定しているので、カメラの撮影が任意の姿勢位置に対しても適切に行なうことができ、さらにカメラ調節の応答速度が速く、制御権を有しているユーザに不快感を与えることのないカメラ制御システムを実現できる。また、カメラの操作の制御権を有していないユーザに対しても、カメラの姿勢位置に応じた適切なカメラパラメータが設定可能であるので、カメラ制御権を持つユーザの無造作な制御においても不快感を与えることがなくなる。
【0154】
また、請求項2によれば、カメラパラメータの設定がカメラの複数の姿勢位置に対して設定が可能であるので、あらゆる位置においてカメラの適切な撮影が可能となる。
【0155】
また請求項3によれば、設定手段によって設定されたカメラパラメータが記憶可能であるので、設定したカメラパラメータは半永久的に用いることができる。
【0156】
また、請求項4によれば、表示手段によって表示されるカメラからの入力画像を確認しながらカメラパラメータを設定するので、カメラパラメータの設定が容易になり、また、適切なカメラパラメータの設定が可能となる。
【0157】
また、請求項5によれば、カメラパラメータを用いるカメラの姿勢位置の範囲のみが設定されるので、設定が容易となり、柔軟なカメラの姿勢位置の範囲に応じたカメラパラメータの設定が可能となる。
【0158】
また、請求項7によれば、カメラパラメータの設定は、カメラのパン,チルト角およびカメラのズーム倍率に基づいて設定されるので、より適切な調節によるカメラの撮影が可能となる。
【0159】
また、請求項10によれば、範囲指定手段によって指定されていないカメラの姿勢位置の範囲の撮影においては、AF制御を行なっているので、アクセスしているユーザに、範囲指定手段によって指定されていないカメラの姿勢位置の範囲においても通常レベル以上の画像を提供することができる。
【0160】
また、請求項11によれば、範囲指定手段によって指定されていないカメラの姿勢位置の範囲の撮影においては、AE制御を行なっているので、アクセスしているユーザに、範囲指定手段によって指定されていないカメラの姿勢位置の範囲においても通常レベル以上の画像を提供することができる。
【0161】
また、請求項12によれば、カメラパラメータに基づく前記カメラの焦点調節と、AFによるカメラの焦点調節とが切り換え可能であるので、ユーザの好みに応じた焦点調節が可能となる。
【0162】
また、請求項13によれば、カメラパラメータに基づく前記カメラの露出調節と、AEによるカメラの露出調節とが切り換え可能であるので、ユーザの好みに応じた露出調節が可能となる。
【0163】
また、請求項14によれば、カメラの姿勢方向の露出値に応じてカメラパラメータに基づく前記カメラの露出調節と、AEによるカメラの露出調節とが切り換え可能であるので、適切な撮影が可能となる。
【0164】
また、請求項15によれば、時刻に応じてカメラパラメータに基づく前記カメラの露出調節と、AEによるカメラの露出調節とが切り換え可能であるので、適切な撮影が可能となる。
【0165】
また、請求項16によれば、AF,AEの少なくともいずれか一方が実行されているときのカメラパラメータを記憶しているので、カメラの焦点、露出などの調節速度が速くなり、ユーザにとって好適なカメラ制御システムを提供することができる。
【0166】
また、請求項17によれば、カメラパラメータの設定パターンを複数記憶可能であるので、ユーザごとに対応したカメラパラメータに基づく撮影あるいは撮影状況あるいは時刻に応じたカメラパラメータに基づく撮影が可能となる。
【0167】
また、請求項18および請求項19のカメラ制御装置の発明によれば、カメラの姿勢位置に対応して、カメラパラメータを設定しているので、カメラの撮影が任意の姿勢位置に対しても適切に行なうことができ、さらにカメラ調節の応答速度が速く、制御権を有しているユーザに不快感を与えることのないカメラ制御システムを実現できる。また、カメラの操作の制御権を有していないユーザに対しても、カメラの姿勢位置に応じた適切なカメラパラメータが設定可能であるので、カメラ制御権を持つユーザの無造作な制御においても不快感を与えることがなくなる。
【0168】
また、請求項20および請求項21の記憶媒体の発明によれば、カメラの姿勢位置に対応して、カメラパラメータを設定しているので、カメラの撮影が任意の姿勢位置に対しても適切に行なうことができ、さらにカメラ調節の応答速度が速く、制御権を有しているユーザに不快感を与えることのないカメラ制御システムを実現できる。また、カメラの操作の制御権を有していないユーザに対しても、カメラの姿勢位置に応じた適切なカメラパラメータが設定可能であるので、カメラ制御権を持つユーザの無造作な制御においても不快感を与えることがなくなる。
【0169】
また、請求項22のカメラ制御方法の発明によればカメラの姿勢位置に対応して、カメラパラメータを設定しているので、カメラの撮影が任意の姿勢位置に対しても適切に行なうことができ、さらにカメラ調節の応答速度が速く、制御権を有しているユーザに不快感を与えることのないカメラ制御システムを実現できる。また、カメラの操作の制御権を有していないユーザに対しても、カメラの姿勢位置に応じた適切なカメラパラメータが設定可能であるので、カメラ制御権を持つユーザの無造作な制御においても不快感を与えることがなくなるカメラ制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるカメラサーバ側装置の構成の詳細なブロック図。
【図2】カメラサーバ側装置をソフト的な構成から見たブロック図。
【図3】カメラサーバ側装置をソフト的な構成から見たブロック図。
【図4】カメラの姿勢位置に応じたカメラパラメータの焦点距離の設定パターン例を示す図。
【図5】カメラの姿勢位置に応じたカメラパラメータの露出パターンの設定パターン例を示す図。
【図6】第1の実施の形態において、カメラパラメータを設定する場合のクライアント側装置の動作フローチャート。
【図7】AF,AEによるカメラパラメータを記憶して設定させるためのカメラサーバ側の動作処理のフローチャート。
【図8】第1の実施の形態において、ユーザがカメラにカメラ操作のアクセスをしたときのカメラサーバ側装置の動作処理のフローチャート。
【図9】本発明のカメラ制御システムの概念図。
【図10】第2の実施の形態において、カメラパラメータを設定する場合のクライアント側装置300の動作フローチャート。
【図11】第1の実施の形態において、ユーザがカメラにカメラ操作のアクセスをしたときのカメラサーバ側装置の動作処理のフローチャート。
【図12】撮影方向の露出値に応じてAEとカメラパラメータの設定による露出調節との切換を行なう形態において、ユーザがカメラにカメラ操作のアクセスをしたときのカメラサーバ側装置の動作処理のフローチャート。
【図13】時刻に応じてAEとカメラパラメータの設定による露出調節との切換を行なう形態において、ユーザがカメラにカメラ操作のアクセスをしたときのカメラサーバ側装置の動作処理のフローチャート。
【図14】カメラパラメータの設定が複数パターン記憶可能なカメラサーバ側装置の構成ブロック図。
【図15】(a)従来例におけるカメラと撮影対象の位置関係を示す図。
(b)従来例におけるカメラによって撮影される構図例を示す図。
【符号の説明】
100 カメラサーバ側装置
101 カメラ
102 雲台
104 カメラ信号処理回路
105 撮像系制御回路
106 AE回路
107 AF回路
108 雲台制御回路
111 ネットワークI/F
112 設定パターン記憶部
113 全体制御回路
114 ROM
115 RAM
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 カメラI/F
205 駆動I/F
206 ネットワークI/F
207 二次記憶装置
302 CPU
303 ROM
304 RAM
305 外部記憶装置
306 表示装置
307 入力部
308 ネットワークI/F
Claims (5)
- カメラと、ユーザ操作に応じて前記カメラの撮影角度を指示できる表示操作装置と、前記表示操作装置において指示された撮影角度で撮影するように前記カメラを制御するカメラ制御装置と、を含むカメラ制御システムの制御方法であって、
システムの動作モードが撮影パラメータ設定モードに設定された後、前記表示操作装置において、前記カメラについて指定可能な撮影角度の中からユーザ操作により撮影角度が指示されたことに応じて前記指示された撮影角度を前記カメラ制御装置に対して送信する角度送信ステップと、
前記カメラ制御装置において、前記表示操作装置から受信した撮影角度に前記カメラを制御し、制御した撮影角度での撮影画像を取得する第1カメラ制御ステップと、
前記表示操作装置において、前記カメラにより得られた撮影画像を受信して表示し、前記撮影画像の撮影角度を基準とする焦点情報の設定角度範囲をユーザ操作に応じて指示する範囲指示ステップと、
前記表示操作装置において、前記指示された設定角度範囲に含まれる全ての角度アドレスのうちユーザにより指定された角度アドレスは焦点距離を固定値に設定し、前記焦点距離が固定値に設定されなかった他の角度アドレスについては焦点距離をオートフォーカスに設定する焦点設定ステップと、
前記カメラ制御装置において、前記設定角度範囲に含まれる各角度アドレスと、前記焦点設定ステップにおいて設定された焦点設定情報とを関連づけて記憶手段に記憶する記憶ステップと、
システムの動作モードが前記撮影パラメータ設定モードからカメラ制御モードに変更された後、前記カメラ制御装置において、前記表示操作装置において指定された撮影角度を受信した場合、受信した撮影角度に前記カメラを制御するとともに前記撮影角度に対応する角度アドレスの焦点情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した焦点情報が固定値であればその固定値に焦点距離を調整してカメラに撮影させ、読み出した焦点情報がオートフォーカスへの設定であればオートフォーカス動作により焦点距離を合わせてカメラに撮影させる第2カメラ制御ステップと、を備えることを特徴とするカメラ制御システムの制御方法。 - 前記記憶ステップは、記憶すべき角度アドレスに既に焦点設定情報が設定されていた場合、既に設定されていた焦点設定情報を前記焦点設定ステップで設定された焦点設定情報に更新して記憶することを特徴とする請求項1に記載のカメラ制御システムの制御方法。
- 前記角度アドレスは、前記カメラが撮影可能な角度範囲を均等角度に分割して得られた複数の連続した角度領域に対して与えられるアドレスであることを特徴とする請求項1または2に記載のカメラ制御システムの制御方法。
- 前記撮影角度は、前記カメラのパン角度及びチルト角度のうち少なくとも1つにより特定されることを特徴とする請求項1〜3のいすれかに記載のカメラ制御システムの制御方法。
- カメラと、ユーザ操作に応じて前記カメラの撮影角度を指示できる表示操作装置と、前記表示操作装置において指示された撮影角度で撮影するように前記カメラを制御するカメラ制御装置と、を含むカメラ制御システムであって、
前記表示操作装置は、
システムの動作モードが撮影パラメータ設定モードに設定された後、前記カメラについて指定可能な撮影角度の中からユーザ操作により撮影角度が指示されたことに応じて前記指示された撮影角度を前記カメラ制御装置に対して送信する角度送信手段と、
前記カメラにより前記角度送信手段により送信した撮影角度で取得された撮影画像を受信して表示し、前記撮影画像の撮影角度を基準とする焦点情報の設定角度範囲をユーザ操作に応じて指示する範囲指示手段と、
前記指示された設定角度範囲に含まれる全ての角度アドレスのうちユーザにより指定された角度アドレスは焦点距離を固定値に設定し、前記焦点距離が固定値に設定されなかっ た他の角度アドレスについては焦点距離をオートフォーカスに設定する焦点設定手段と、
を備え、
前記カメラ制御装置は、
前記設定角度範囲に含まれる各角度アドレスと、前記焦点設定手段により設定された焦点設定情報とを関連づけて記憶手段に記憶する記憶手段と、
システムの動作モードが前記撮影パラメータ設定モードからカメラ制御モードに変更された後、前記表示操作装置において指定された撮影角度を受信した場合、受信した撮影角度に前記カメラを制御するとともに前記撮影角度に対応する角度アドレスの焦点情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した焦点情報が固定値であればその固定値に焦点距離を調整してカメラに撮影させ、読み出した焦点情報がオートフォーカスへの設定であればオートフォーカス動作により焦点距離を合わせてカメラに撮影させるカメラ制御手段と、を備えることを特徴とするカメラ制御システム。
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