JP2006165941A - 撮像装置、画像の姿勢調整方法、表示制御方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、画像の姿勢調整方法、表示制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 建築現場などの水平性が要求される場面において、撮影者が撮像装置本体の傾きを視覚的に把握してから画像の姿勢の調整を行わせることができる、撮像装置、画像の姿勢アジャスト方法、撮像装置の表示制御方法、及びプログラムの提供
【解決手段】 デジタルカメラの傾きを検出すると、スルー画像上に所定間隔で画面を水平及び垂直に分割するように表示される縦横のグリッド表示線41と水平表示線42を表示する(図3(a))。また、SETキー6による水平アジャスト指示があると撮像部からの出力をカメラの傾きに応じて変位させて縦横のグリッド表示線41を重畳表示した水平なスルー画像を表示し(図3(b))、撮像指示があると水平に調整された画像を保存メモリに記録する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置における撮影時の姿勢調整技術に関する。
カメラで撮影を行う際に撮影画像を地平線に対して水平に撮影したいと思うときがある。趣味的に撮影を行う場合には敢えて斜めに撮ったり水平線を傾けて撮る構図も考えられるが、業務用、例えば建築現場用などの特殊用途では水平に撮影することが非常に重要になる。
水平に撮影する技術としては、回転プリズム等の像回転用光学系を光軸の回りに回動させることにより、カメラの傾きに係わらず常に水平を保った画像を出力する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
同特許文献には、 撮影レンズを含む光学系と、撮像手段とを備えた撮像装置において、上記光学系の光軸を含む水平面に対して、撮像装置が光学系の光軸L−Lの回りにどれだけの角度をもって回動しているかを検出する姿勢検出手段と、撮影画像を光軸L−Lの回りに回動させるために該光軸上に配置された(像回転プリズムからなる)像回転用光学系とを設け、制御手段が姿勢検出手段からの検出角度を示す信号を受けて、該信号に応じた補正信号を回動手段に送出することで、撮像手段により得られる画像の水平が常に保たれるように像回転用光学系をその光軸の回りに回動させるようにした撮像装置が開示されている。
また、撮像素子の受光面の傾きを検出して映像信号を生成する映像出力範囲を変位させることによりカメラの傾きに係わらず常に水平を保った映像を出力するビデオカメラの水平補正方式が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
同特許文献には、受光部での撮像によって得られた映像信号は、A/D変換回路でデジタル化された後、データ入出力回路によりメモリに記憶される。データ入出力回路はメモリでのデジタル映像信号の書き込み、読み出しを行なう。受光部が水平に対して傾くことにより、水平検出回路が傾きを検出出力し、水平補正制御回路で検出出力を制御する。データ入出力回路では、メモリに記憶されている映像信号を傾きに応じて変位させ、読み出しを行ない、映像出力を常に水平に保つことを可能としたビデオカメラが開示されている。
また、フレーミングのガイド機能の使い勝手を向上させるため、ファインダに表示される枠線画像の向きをカメラ本体の所定の軸を中心とする回転方向の傾きに対応して調整するカメラ装置がある(例えば、特許文献3参照)。
同特許文献には、固定レンズ(及びフォーカスレンズ)の光軸を中心とするカメラ本体の回転方向の傾き角度を検出する縦横センサを設け、撮影時のフレーミングをガイドする枠線画像のデータをROMに記憶しておき、所定の撮影モードで、枠線画像をTFT液晶モニターに表示させる。枠線画像の表示に際しては、MPUにより縦横センサの検出結果に基づきカメラ本体の向きを逐次判断させると共に、TFT液晶モニターに表示する枠線画像をカメラ本体の向きに応じて回転させることにより、常に、撮影者が所望する画像の向きに即した構図の枠線画像をファインダに表示可能とする電子スチルカメラが開示されている。
また、電子ファインダに水平基準線と、姿勢検出装置から得られた角度データに基づいて傾き角度が可変する水平撮影補助線を表示し、且つこの二つの補助線を色分けして傾き具合を容易に把握できるようにした電子カメラがある(例えば、特許文献4参照)。
また、建築現場用としては、作業工程毎に作業状況を確実に撮影できる撮影装置及び方法がある(例えば、特許文献5参照)。
同特許文献には、パーソナルコンピュータから予めダウンロードして記憶した作業工程表に設定された各作業工程のタイトル(属性)に従って、撮影すべき作業工程を確認しながら作業状況を撮影し、撮影画像をタイトル(属性)と、当該属性に「撮影済」情報を付けて関連データと対応付けて記録するデジタルカメラ等の撮影装置が開示されている。
特開平10−257376号公報 特開平06−178190号公報 特開2002−232753号公報 特開2002−271654号公報 特開2004−96438号公報
上記特許文献1記載の撮像装置ではカメラの傾きに係わらず常に水平を保った画像を出力することができるがカメラに回転プリズム等の像回転用光学系機構を設ける必要があり、デジタルカメラのような小型軽量化、省電力化が求められる電子カメラでは機構が複雑になり、小型軽量化、省電力化といった要請に反するといった課題がある。また、自動的に水平な画像を出力できるので便利であるが、撮影時に撮影者自体が傾きを視覚的に把握してカメラの姿勢を正すチャンスがないので建築現場用の撮影など構図が決められている特殊用途の撮影を行う場合に構図決定がしにくいといった課題や、建物等が水平線に対して実際にわずかに傾いているような場合に、その傾きを見つけにくいといった課題があった。
また、特許文献2記載のビデオカメラではカメラの傾きに係わらず常に水平を保った画像を出力することができるし、画像処理により水平を保った映像を出力できるのでデジタルカメラのような小型軽量化、省電力化を求められる電子カメラの要請を実現することができるが、上記特許文献1と同様、撮影時に撮影者自体がカメラの傾きを視覚的に把握してカメラの姿勢を正すチャンスがないので建築現場用の撮影など構図が決められている特殊用途の撮影を行う場合に構図決定がしにくいといった課題や建物等が水平線に対して実際にわずかに傾いているような場合に、その傾きを見つけにくいといった課題があった。
また、上記特許文献3に記載のカメラ装置では、トリミング対象とする画像を囲む縦か横の枠線画像(トリミング枠)をトリミング対象とする画像の向きに合わせて表示することはできるので人物等を撮影する場合に被写体がトリミング枠に収まるように構図調整をするには便利であるが、カメラの傾きに係わらず常に水平を保った画像を出力することはできないし、トリミング対象外の画像が水平線に対して実際にわずかに傾いているような場合に、その傾きを見つけにくいといった課題があった。
また、特許文献4に記載の電子カメラでは、水平基準線と傾き具合を示す水平撮影補助線を色分けした表示するので傾き具合が分かりやすいが、傾きを自動的に調整することはできないといった課題があった。
また、上記特許文献5に記載の撮影装置では作業工程毎に作業状況を確実に撮影できるので撮り忘れをしたり重複撮影を行うようなするようなことがなく工事進捗状況の管理や報告書作成に非常に便利であるが、撮影時にカメラ本体を水平に構えたとしても足場の状況等により実際には地平線に対し水平でない場合があるので、撮影時のモニタ上では水平に見えるが実際には建物に傾きがあるような場合に、建物の傾きが分からない場合があるといった課題があった。
本発明は、撮影時に撮影者自体が撮像装置本体の傾きを視覚的に把握してから画像の姿勢の調整を行わせることができる、撮像装置、画像の姿勢調整方法、及びプログラムの提供を目的とし、更には、建築現場用等の画像の正しい姿勢保持を要する特殊用途に用い得る、撮像装置、画像の姿勢調整方法、撮像装置の表示制御方法、及びプログラムの提供の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、撮像部と、表示部と、記録メモリと、撮像部によって取得された被写体画像を表示部の画面にスルー表示するスルー画像表示手段と、を備えた撮像装置であって、所定のモードを備え、該所定のモードのとき、スルー画像が表示されている表示部の画面に縦横にグリッド表示線を表示するグリッド表示手段と、装置本体の所定の軸を中心とする回転方向の傾きを検出する検出手段と、画像姿勢調整指示を出す画像姿勢調整指示手段と、画像姿勢調整指示手段による画像姿勢調整指示があると表示部の画面に表示される画像の傾きを検出手段により検出された傾きに対応して調整する画像姿勢調整手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
これにより、撮像装置はグリッド表示線をスルー画像が表示されている画面に表示するので、撮影者が被写体の傾きを視覚的に把握できる。また、撮影者が画像姿勢調整指示手段を操作すると、撮像装置はその傾きを基に画面に表示されている画像の姿勢を正しい姿勢に調整するので撮像装置の傾きに係わらず正しい姿勢の画像を撮影できる。また、撮影者が意識的に撮像装置を傾けて傾いた画像を撮影したいような場合やブレた画像を撮影したいような場合には画像姿勢調整指示手段による画像姿勢調整指示を行わなければよいので、自動的に画像の姿勢を調整する場合に比べ構図決定の自由度が高く、撮影者の撮影意図に従った画像を撮影することができる。
また、請求項2に記載の発明では、グリッド表示手段は、第1の色彩でグリッド線を表示し、画像姿勢調整手段によって画像の姿勢が調整された位置に保たれているときは第1の色彩のグリッド表示線に代えて第2の色彩でグリッド表示線を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置を提供する。
これにより、傾きがあると第1の色彩のグリッド表示線を画面に表示するので、撮影者が撮像装置の傾きを視覚的に把握し易い。また、撮影者が画像姿勢調整指示手段の操作を行うと画像の姿勢を補正しグリッド表示線の色を変えて表示するので、撮影者は画像が正しい姿勢であることを視覚的に認識できる。
また、請求項3に記載の発明では、検出手段は、装置本体の光軸を中心とする水平方向の傾きを検出し、画像姿勢調整手段は、画面に表示される画像の水平方向の傾きを検出手段により検出された傾きに対応して水平の位置に調整する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置を提供する。
これにより、撮像装置は撮像装置の傾きに係わらず水平な画像を取得、表示できる。
また、請求項4に記載の発明では、画像姿勢調整手段は、撮像部からの画像データを検出手段により検出された傾きに応じて変位させることにより画像を水平の位置に保つことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置を提供する。
これにより、撮像装置は撮像装置の傾きに係わらず電子的に水平な画像を取得して表示し、撮影できる。
また、請求項5に記載の発明では、更に、検出部が装置本体の光軸を中心とする水平方向の傾きを検出したとき、画像が表示されている画面に第3の色彩で水平表示線を表示する水平線表示手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置を提供する。
これにより、撮像装置本体が傾いている場合にはグリッド表示線だけでなく更に色の異なる水平表示線を画面に表示するので、撮影者は撮像装置の傾きを視覚的に把握し易い。
また、請求項6に記載の発明では、人物、風景などの代表される複数の撮影シーンを用意し、当該シーンのサンプル画像と当該シーンの説明文を表示するとともに、当該シーンを選択すると、当該シーン撮影のための適切な撮影条件が自動的に設定されるシーン選択手段を備えた撮像装置において、複数のシーンの中に建築現場や建設現場に代表される水平撮影が要求されるシーンを撮影するための現場シーンを含み、所定のモードは現場シーン選択モードであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置を提供する。
これにより、建築現場用のカメラを持っていない施主や業者でも建築現場シーンを選択すれば、正しい姿勢、例えば、水平アジャストされた現場撮影画像を撮影することができるので、建築物の水平、垂直方向の傾きの有無を視覚的に確認できる。
また、請求項7に記載の発明では、複数の作業工程からなる現場を撮影することができる撮像装置であって、複数の作業工程からなる一連の作業工程において、その各作業工程に関連する工程情報を記憶した作業工程記憶手段と、複数の作業工程からなる一連の作業工程のうち、任意の作業工程を選択する工程選択手段と、工程選択手段により選択された作業工程における撮影対象をスルー表示するスルー画像表示手段と、スルー画像が表示されている画面に第1の色彩で縦横にグリッド線を表示し、水平アジャスト手段によって画像の姿勢が調整された位置に保たれているときは第1の色彩のグリッド表示線に代えて第2の色彩でグリッド表示線を表示するグリッド表示線表示手段と、装置本体の光軸を中心とする水平方向の傾きを検出する検出手段と、画面に表示される撮影対象の画像の水平方向の傾きを検出手段により検出された傾きに対応して水平の位置に調整する水平アジャスト手段と、撮影指示を検出する撮影指示検出手段と、撮影指示に基づいて、水平アジャスト手段によって水平の位置に調整された撮影対象の画像をその作業工程に関連する工程情報と対応付けて記録メモリに記録する画像記録手段と、を備えたことを特徴とする撮影装置を提供する。
これにより、建築現場のように、複数の作業工程からなる一連の作業工程においてその各作業工程のうち、任意の作業工程の撮影対象からなる画像が表示されている画面にグリッド表示線を表示して画像姿勢調整指示を検出すると画像の姿勢を水平に補正しグリッド表示線の色を変えて表示するので、撮影者は水平であることを視覚的に認識でき、撮像装置は撮像装置の傾きに係わらず水平な撮影対象画像を撮影できる。従って、正しく水平に保たれていることを確認できるし、撮影対象の画像が水平線に対して実際にわずかに傾いているような場合にもその傾きを見つけることもできることから建築現場用などのように水平に撮影することが非常に重要な撮影に用いることができる。
また、請求項8に記載の発明では、更に、第1の水平アジャスト指示を検出する水平アジャスト指示検出手段を備え、水平アジャスト手段はこの水平アジャスト指示に基づいて画像の姿勢を水平位置に保つことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置を提供する。
これにより、工程情報中に水平アジャストを行うか行わないかを決定する水平アジャスト指示を登録することにより、水平アジャスト撮影が必要な工程の対象画像は自動的に水平アジャストを行い、水平アジャスト撮影が不必要な工程の対象画像は水平アジャストを行なわないようにできるので、撮影者はいちいち水平アジャスト指示操作を行う必要がない。
また、請求項9に記載の発明では、更に、第2の水平アジャスト指示を出す水平アジャスト指示手段を備え、水平アジャスト手段は、水平アジャスト指示手段から第2の水平アジャスト指示があると第1のアジャスト指示に係わらず画像の水平方向の傾きを検出手段により検出された傾きに対応して水平の位置に調整することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置を提供する。
これにより、撮影者が水平アジャスト指示手段を操作すると、工程情報中に水平アジャストを行うか行わないかを決定する第1の水平アジャスト指示が登録されているいないに拘わらず、撮像装置は水平アジャスト指示手段の操作による第2の水平アジャスト指示を優先させて水平アジャストを行うので、工程情報中に登録されている第1の水平アジャスト指示の誤りに撮影者が気付いた場合や、第1の水平アジャスト指示では水平アジャスト不要とされていても現場の状況により水平アジャストした撮影を行うべきと撮影者が判断したような場合に水平アジャストした画像を撮影できる。
また、請求項10に記載の発明では、更に、検出部が装置本体の光軸を中心とする水平方向の傾きを検出したとき、画像が表示されている画面に第3の色彩で水平表示線を表示する水平線表示手段を備えたことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置を提供する。
これにより、撮像装置本体が傾いている場合にはグリッド表示線だけでなく更に色の異なる水平表示線を画面に表示するので、足場の悪い箇所が多い建築現場のような場所でも撮影者自体が撮像装置の傾きを視覚的に把握し易くなり、撮像装置の姿勢を正すことが容易になる。
また、請求項11に記載の発明では、撮像部と、表示部と、記録メモリと、撮像部によって取得された被写体画像を表示部の画面にスルー表示するスルー画像表示手段と、を備えた撮像装置における画像の姿勢調整方法であって、撮像部によって取得された被写体画像を表示部の画面にスルー表示するステップと、スルー画像が表示されている表示部の画面に縦横に第1の色彩のグリッド表示線を表示するステップと、装置本体の所定の軸を中心とする回転方向の傾きを検出するステップと、画像姿勢調整指示手段による画像姿勢調整指示があると画面に表示される画像の傾きを検出された傾きに対応して調整するステップと、調整された画像の姿勢が調整された位置に保たれているときは第1の色彩のグリッド表示線に代えて第2の色彩でグリッド表示線を表示するステップと、を備えたことを特徴とする画像の姿勢調整方法を提供する。
これにより、撮像装置は第1の色彩のグリッド表示線をスルー画像が表示されている画面に表示するので、撮影者が被写体の傾きを視覚的に把握できる。また、撮影者が画像姿勢調整指示手段を操作すると、撮像装置はその傾きを基に画面に表示されている画像の姿勢を正しい姿勢に調整し、グリッド表示線の色を変えて表示するので撮影者は画像が正しい姿勢になっていることを視覚的に認識できる。また、撮像装置はその傾きに拘わらず正しい姿勢の画像を表示できるし、撮影し記録できる。
また、請求項12に記載の発明では、撮像部と、表示部と、記録メモリと、撮像部によって取得された被写体画像を表示部の画面にスルー表示するスルー画像表示手段と、を備えた撮像装置における画像の姿勢調整方法であって、複数の作業工程からなる一連の作業工程のうち、任意の作業工程を選択するステップと、選択された作業工程における撮影対象を表示部の画面にスルー表示するステップと、スルー画像が表示されている表示部の画面に第1の色彩で縦横にグリッド線を表示するステップと、装置本体の光軸を中心とする水平方向の傾きを検出するステップと、水平アジャスト指示を検出するステップと、水平アジャスト指示を検出したとき、表示部の画面に表示されている撮影対象の画像の水平方向の傾きを検出された傾きに対応して水平の位置に調整するステップと、画像の姿勢が水平の位置に保たれているときは第1の色彩のグリッド表示線に代えて第2の色彩でグリッド表示線を表示するステップと、撮影指示を検出するステップと、撮影指示を検出したとき、水平の位置に調整された撮影対象の画像をその作業工程に関連する工程情報と対応付けて記録メモリに記録するステップと、を備えたことを特徴とする画像の姿勢調整方法を提供する。
これにより、建築現場のように、複数の作業工程からなる一連の作業工程においてその各作業工程のうち、任意の作業工程の撮影対象からなる画像が表示されている画面にグリッド表示線を表示して画像姿勢調整指示を検出すると画像の姿勢を水平に補正しグリッド表示線の色を変えて表示するので、撮影者は水平であることを視覚的に認識できるし、撮像装置は撮像装置の傾きに係わらず水平な撮影対象画像を撮影できる。また、水平アジャスト撮影が必要な工程の対象画像は自動的に水平アジャストを行い、水平アジャスト撮影が不必要な工程の対象画像は水平アジャストを行なわないようにできるので、撮影者はいちいち水平アジャスト指示操作を行う必要がない。従って、正しく水平に保たれていることを確認できるし、撮影対象の画像が水平線に対して実際にわずかに傾いているような場合にもその傾きを見つけることもできることから建築現場用などのように水平に撮影することが非常に重要な撮影に用いることができる。
また、請求項13に記載の発明では、更に、装置本体の光軸を中心とする水平方向の傾きを検出したとき、画像が表示されている画面に第3の色彩で水平表示線を表示するステップを備えたことを特徴とする請求項11又は12に記載の画像の姿勢調整方法を提供する。
これにより、撮像装置はグリッド表示線を画像が表示されている画面に表示し、撮像装置本体が傾いている場合には更に色の異なる水平表示線を画面に表示するので、足場の場所でも撮影者自体が撮像装置の傾きを視覚的に把握し易い。
また、請求項14に記載の発明では、人物、風景などに代表される複数の撮影シーンを用意し、当該シーンのサンプル画像と当該シーンの説明文を表示するとともに、当該シーンを選択すると、当該シーン撮影のための適切な撮影条件が自動的に設定されるシーン選択手段を備えた撮像装置の表示制御方法において、複数のシーンの中に建築現場や建設現場に代表される水平撮影が要求されるシーンを撮影するための現場シーンを含み、建築現場シーンが選択されたとき、スルー画像が表示されている表示部の画面に縦横にグリッド表示線を表示し、装置本体の所定の軸を中心とする回転方向の傾きを検出し、画像姿勢調整指示を出し、画像姿勢調整指示があると表示画面に表示される画像の傾きを検出された傾きに対応して調整することを特徴とする撮像装置の表示制御方法を提供する。
これにより、建築現場シーンを選択して画像調整指示を出すと水平アジャストされた建築現場画像を撮影することができるので建築物の水平、垂直方向の傾きの有無を視覚的に確認できる。
また、請求項15に記載の発明では、撮像装置のコンピュータが実行可能なプログラムであって、請求項11乃至13のいずれか1項に記載の画像の姿勢調整方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムを提供する。
これにより、撮像装置は、第1の色彩のグリッド表示線を画像が表示されている画面に表示し、画像姿勢調整指示に基づいて画像の姿勢を補正して画面に表示し、第1のグリッド表示線の色を第2の色彩に変えて表示することができる。
また、請求項16に記載の発明では、撮像装置のコンピュータが実行可能なプログラムであって、請求項14に記載の撮像装置の表示制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムを提供する。
これにより、建築現場シーンの選択を行うと、撮像装置は画像の姿勢を水平アジャストして表示、記録することができる。
撮影時に画像が表示されている画面に縦横にグリッド表示線を表示すると共に、撮像装置本体が地平線に対して傾いている場合は水平表示線も表示するので撮影者自体が撮像装置の傾きを視覚的に把握できる。また、撮影者の指示操作により撮像装置の傾きに係わらず画像を正しい姿勢に保つようにすることができるので、構図決定の自由度が高い。
また、メモリに水平アジャストフラグの値を設定しておくことにより、水平アジャストの必要な撮影では自動的に画像を水平アジャストするので、水平な画像を撮影することが必要な建築現場撮影のような作業工程の確認用として有用である。
(実施形態1)
図1は、本発明に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラの一実施例の外観を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は背面図、図1(c)は上面図である。
図1で、デジタルカメラ1は図1(a)に示すように正面側に撮像レンズ2を有している。また、デジタルカメラ1の背面には図1(b)に示すように、モードダイアル3、液晶モニタ画面4、カーソルキー5、SETキー6が設けられている。また、上面には図1(c)に示すようにズームレバー7、シャッターキー8及び電源ボタン9が設けられ、図示されていないが側部にはパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルに接続する場合に用いるUSB端子接続部が設けられている。
図2は、図1に示したデジタルカメラの電子回路構成の一実施例を示す図である。図2で、デジタルカメラ1は、基本モードである撮影モードにおいて合焦位置や絞り位置を移動させるモータ11、撮像レンズ2を構成するレンズ光学系12、撮像素子であるCCD13、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15、サンプルホールド回路(S/H)16、A/D変換器17、カラープロセス回路18、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19、DRAMインターフェイス(I/F)20、DRAM21、制御部22、VRAMコントローラ23、VRAM24、デジタルビデオエンコーダ25、表示部26、JPEG回路27、メモリカード28又は内蔵メモリ29、キー入力部30、画像姿勢調整部31、カメラ姿勢検出部32、及びUSB接続部33を備えている。なお、モータ11〜カラープロセス回路18は実施形態1、2において撮像部に相当する。
また、破線枠で示されているGP部34や文字認識部35を備えるようにしてもよい。更にまた、無線送受信部若しくは赤外線通信部やブルートゥース等の近距離通信部を備えるようにしてもよい。
撮影モードでのモニタリング状態においては、モータ(M)11の駆動により合焦位置や絞り位置が移動され、上記撮影レンズ1を構成する光学系12の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD13が、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
CCD13は被写体の二次元画像を撮像する固体撮像デバイスであり、典型的には毎秒数十フレームの画像を撮像する。なお、撮像素子はCCDに限定されずCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像デバイスでもよい。
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)16でサンプルホールドされ、A/D変換器17でデジタルデータに変換され、カラープロセス回路18で画像補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行われて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb、Crが生成され、通常撮影モードではDMA(Direct Memory Access)コントローラ19に出力される。
また、画像姿勢自動調整処理を行う画像姿勢自動調整モードにおいて、SETキー6が押されるか画像姿勢調整機能がONの場合は、カラープロセス回路18の出力は画像姿勢調整部31に出力される。
DMAコントローラ19は、通常撮影モードではカラープロセス回路18の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、同じくカラープロセス回路18からの複合(composite)同期信号、メモリ書き込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DRAMインターフェイス(I/F)20を介してバッファメモリとして使用されるDRAM21にDMA転送する。
また、画像姿勢自動調整処理を行う画像姿勢自動調整モードにおいて、SETキー6が押されるか画像姿勢調整機能がONの場合は、画像姿勢調整部31の出力する傾斜角補正後の輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、カラープロセス回路18からの複合(composite)同期信号、メモリ書き込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DRAMインターフェイス(I/F)20を介してバッファメモリとして使用されるDRAM21にDMA転送する。
制御部22は、このデジタルカメラ1全体の制御動作を司るものであり、CPU若しくはMPU(以下、CPU)と、後述するように撮影モード時の画像姿勢自動調整処理や建築現場用等の特殊用途用撮影モードを含む該CPUで実行される動作プログラムを固定的に記憶したフラッシュメモリ等のプログラム格納メモリ、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、上記輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してDRAM21から読出し、VRAMコントローラ23を介してVRAM24に書込む。
制御部22は、撮影モードで建築現場用等の特殊用途用撮影モードへの切替指示があると、特殊用途にしたがった撮影の実行制御(画像姿勢自動調整処理の実行制御を含む)を行う。例えば、建築現場撮影モードでは予めメモリに記憶された作業工程に基づく撮影計画に従って撮影の実行制御を行い、必要に応じて画像姿勢自動調整処理の実行制御を行う。
制御部22は、また、キー入力部30からの状態信号に対応してフラッシュメモリ等のプログラム格納用メモリに格納されている各モードに対応の処理プログラムやメニューデータを取り出して、デジタルカメラ1の他の各機能の実行制御、例えば、撮像や記録画像の再生機能の実行等を行なう他、機能選択時の機能選択メニューの表示制御等を行う。
デジタルビデオエンコーダ25は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ23を介してVRAM24から定期的に読み出し、これらのデータを基にビデオ信号を生成して上記表示部26に出力する。
表示部26は、上述したように撮影モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ25からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ23から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに液晶モニタ画面4に表示することになる。
このように表示部26にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されているいわゆるスルー画像の表示状態でキー入力部30を構成するシャッターキー8(図1)を半押し操作すると第1のトリガ信号(合焦指示信号)を発生し、シャッターキー8を全押し操作すると第2のトリガ信号(撮影指示信号)を発生する。
制御部22は第1のトリガ信号に応じてモーター11に駆動制御信号を送ってレンズ光学系12の撮像レンズを移動させて合焦(AF)動作を行わせ、第2のトリガ信号に応じてその時点でCCD13から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送の終了後、直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この保存記録の状態では、制御部22がDRAM21に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してY、Cb、Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出してJPEG(Joint Photograph cording Experts Group)回路27に書込み、このJPEG回路27でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
そして得た符号データをJPEG回路27から読出し、1画像のデータファイルとしてデジタルカメラ1の記録媒体である保存メモリ(メモリカード28又は内蔵メモリ29)に記録し、1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及び保存メモリへの全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部22はCCD13からDRAM21への経路を再び起動する。
また、基本モードである再生モード時には、制御部22が保存メモリ(メモリカード28又は内蔵メモリ29)に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路27で画像撮影モード時にデータ圧縮した手順とまったく逆の手順で圧縮されている画像データを伸張し、伸張した画像データをVRAMコントローラ23を介してVRAM24に展開して記憶させた上で、このVRAM24から定期的に読出し、これらの画像データを元にビデオ信号を生成して表示部26で再生出力(=表示)させる。
キー入力部30は、上述したモードダイヤル3、カーソルキー5、SETキー6、ズームレバー7、シャッターキー8、電源ボタン9等から構成され、それらのキー操作に伴う信号は直接制御部22に送出される。
モードダイヤル3は各種モードを選択する際に操作するダイヤルキーである。なお、モードの選択をメニュー選択により行うようにしてもよい。
カーソルキー5は液晶モニタ画面4に表示されたメニューやアイコン等若カーソルでポイント(指定)する際に操作するキーであり、カーソルキー5の操作によりカーソルを上下又は左右に移動させることができる。
また、SETキー6はカーソルキー5による操作結果を確認する際に押すキーである。また、SETキー6は本実施形態では水平アジャスト指示手段として用いられ、画像姿勢自動調整処理においてスルー画像上に後述する縦横のグリッド表示線41が表示されているときにSETキー6を押すと画像姿勢調整機能がONとなって画像の姿勢が自動調整され、姿勢が水平方向(若しくは垂直方向)に自動調整された画像が表示される。また、SETキー6を再度押すと画像姿勢調整機能がOFFとなる、水平アジャスト指示手段として専用キーを設けるようにしてもよいし、他のキーで代替するようにしてもよい。
ズームレバー7は、ズーム操作に用いられ、デジタルズームの場合はズームレバー7の操作に対応してズーム値が決定されるが、実際の画角は変化せず、液晶モニタ画面4にはズーム値に応じたサイズの画像がトリミングされて表示される。また、光学ズームの場合はズームレバー7の操作に対応してズームレンズ(可変焦点距離レンズ)がワイド側又は望遠側に移動され、ズームレバー7の操作に対応してズーム値が決定され、ズーム値の変化に追従して画角が実際に変化し、液晶モニタ画面には広角画像又は望遠画像が表示される。
シャッターキー8は、スルー画像表示時に半押し操作すると前述したように第1のトリガ信号(合焦指示信号)を発生し、全押し操作すると第2のトリガ信号(撮影指示信号)を発生する。
画像姿勢調整部31は、画像姿勢自動調整処理を行う画像姿勢自動調整モードにおいて、SETキー6が押されるか画像姿勢調整機能がONの場合は、カラープロセス回路18の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、カメラ姿勢検出部32で検出した傾斜角に応じて逆の角度だけ変位させ、同じくカラープロセス回路18からの複合(composite)同期信号、メモリ書き込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DRAMインターフェイス(I/F)20を介してバッファメモリとして使用されるDRAM21にDMA転送する。
例えば、傾斜角が10°の場合には画像姿勢調整部31は−10°だけ1フレーム分の画像データが回動するようにカラープロセス回路18の出力信号をガンマ補正等の変換手段により順次変位させてDRAMインターフェイス(I/F)20を介してDRAM21にDMA転送することにより、DRAM21には水平アジャストされた画像データが順次記憶され所定期間(CCDの出力サイクル)で水平アジャストされた1フレーム分の画像データとして記憶される。
カメラ姿勢検出部32はデジタルカメラ1の本体と地面の水平の傾斜角を検出するものであり、公知の傾斜角センサや水平検出回路若しくはジャイロ等の角度検出装置を用いればよく、撮影時のデジタルカメラ1の光軸を中心とした左右の傾斜を検出してデジタル信号に変換した傾斜角検出信号を制御部22に送出する。
USB接続部33は、USB端子接続部(図示せず)を介してUSBケーブルで接続される外部装置からデジタルカメラ1に送信(又は転送)される各種データ(画像データを含む)をデジタルカメラ1に取り込み、デジタルカメラ1から外部装置に画像データ等を送信する際のインターフェイスである。
GPS部34は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星から発信されたGPS衛星信号を受信し、この受信したGPS衛星信号から自己の現在位置を算出し、算出した現在位置情報(例えば、経度、緯度、高度データ)を制御部22に出力する。
文字認識部35は、画像から切り出した文字を認識辞書を用いて認識し、認識結果を出力する。文字認識方法は公知の技術を用いることができる。
図3は画像の姿勢調整の説明図であり、図3(a)は姿勢調整前のわずかに傾いたスルー画像の一例であり、図3(b)は姿勢を水平アジャスト(画像全体を地平線に対して水平に調整することをいう)したスルー画像の一例を示す。
図3で符号41はスルー画像上に所定間隔で画面を水平及び垂直に分割するように表示される縦横のグリッド表示線であり、カメラが地平線に対して傾いている場合は図3(a)に示すように灰色表示され、カメラが地平線に対して水平な場合は図3(b)に示すように緑色表示される。また、符号42は水平表示線であり、デジタルカメラ1が傾いている場合に図3(a)に示すように赤色表示される。
図3(a)ではデジタルカメラ1が光軸を中心として左に傾いているため、水平表示線が表示され、撮影者はグリッド表示線41と水平表示線42からカメラの傾きを視覚的に把握することができる。
撮影者が傾きを把握した場合、SETキー6を押すと、画像の姿勢が画像姿勢調整部31により水平に調整され、図3(b)に示すように水平表示線42が消え、グリッド表示線41が緑色なる。また、SETキー6を再び押して画像姿勢調整機能をOFFにしない限り、デジタルカメラカメラ1が少しぐらい傾いていても液晶モニタ画面4には水平アジャストされたスルー画像が表示されつづける。
また、撮影者が傾きを把握した場合にデジタルカメラカメラ1を水平になるように持ち直しても図3(b)に示すように水平表示線42が消え、グリッド表示線41が緑色になる。
なお、グリッド表示線41及び水平表示線の表示色は、灰色や、青色、赤色に限定されない。
図4は画像姿勢自動調整モード時のデジタルカメラ1の動作例を示すフローチャートであり、このフローチャートは本願発明の画像姿勢自動調整撮影システムを構成するデジタルカメラ1に各機能を実現させるためのプログラムを説明するためのものである。
以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラムメモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。
図4で、撮影モードが選択されたあと制御部22は、更にその下位モードとしてメニュー選択等により画像姿勢自動調整モードが選択されるとRAMの所定領域に確保されている水平アジャストフラグの値を「0」にしてステップS2に進み、建築現場撮影モードが選択されている場合には図11(実施形態2参照)のステップT1に移行し、それ以外の場合は他の撮影モードに移行する。ここで、水平アジャストフラグ=「1」のときは画像姿勢調整機能ON、「0」のときは画像姿勢調整機能OFFとする(ステップS1)。
制御部22は、まず、カメラ姿勢検出部32からの信号を調べ、デジタルカメラ1の本体の傾きθが所定の閾値δ未満のとき(つまり、|θ|<δのとき)、傾きなしとしてステップS11に進み、傾きθが所定の閾値δ以上のとき傾きありとして取得した傾き角度をRAMに保持してステップS3に進む。ここで、δは微細なブレを除去するための閾値である(ステップS2)。
次に、制御部22は水平アジャストフラグが「1」か否かを調べ、「1」の場合にはテップS8に進み、「1」でない場合にはステップS4に進む(ステップS3)。
水平アジャストフラグが「1」でない場合(つまり、カメラ本体は傾いているが画像の姿勢は水平アジャストされていない場合)は、ガイドメッセージ(例えば、「水平アジャスト→SETキー」)を表示部26の液晶モニタ画面4に表示し、操作部30からの信号を調べ、水平アジャスト指示手段としてのSETキー6が押されたか否かを判定し、SETキー6が押された場合にはRAMの所定領域に確保されている水平アジャストフラグを「1」に設定してステップS8に進み、押されていない場合にはステップS5に進む(ステップS4)。
制御部22はその時点のズーム値に対応した焦点距離でAE処理を実行し、CCD13から画像データを得ると共に自動ホワイトバランス(AWB)処理により光源の色に対応したホワイトバランスになるようにカラープロセス回路18で調整を施した上でDMAコントローラ19を介してDRAM21にDMA転送すると共に、VRAM24をCCD13からの画像データを間引いたビデオスルー画像データで書き換えて表示部26にスルー画像を表示する(ステップS5)。
また、制御部22は液晶モニタ画面4を縦横にm×n(この例では4×4)分割する灰色のグリッド表示線データを生成してVRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えてビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、液晶モニタ画面4に表示されているスルー画像上に灰色のグリッド表示線41(図3(a))を重畳表示させる。なお、この際、画像4上に緑色のグリッド表示線41が表示されていた場合は灰色のグリッド表示線の表示に先立ってこれを消去するものとする(ステップS6)。
更に、制御部22は上記ステップS2で取得したカメラの傾き角度に対し、水平方向のグリッド表示線41に線対称となるような赤色の水平表示線データを水平方向のグリッド表示線41毎に生成してVRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えてビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、上記グリッド線41が重畳表示されたスルー画像上に赤色の水平表示線42(図3(a))を重畳表示させ、ステップS12に進む(ステップS7)。
制御部22はその時点のズーム値に対応した焦点距離でAE処理を実行し、CCD13から画像データを得ると共に自動ホワイトバランス(AWB)処理により光源の色に対応したホワイトバランスになるようにカラープロセス回路18で調整を施した上でこの画像データを画像姿勢調整部31に送り、カメラ姿勢検出部32で検出した傾斜角に応じて逆の角度だけ変位させて水平アジャストしてから(ステップS8)、DMAコントローラ19を介してDRAM21にDMA転送すると共に、VRAM24をCCD13からの画像データを間引いたビデオスルー画像データで書き換えて表示部26に水平アジャストされたスルー画像を表示する(ステップS9)。
また、制御部22は液晶モニタ画面4を縦横にm×n(この例では4×4)分割する灰色のグリッド表示線データを生成してVRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えてビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、液晶モニタ画面4に表示されているスルー画像4上に緑色のグリッド表示線41(図3(b))を重畳表示させ、ステップS12に進む。なお、この際、画像4上に灰色のグリッド表示線41(図3(a))や赤色の水平表示線42(図3(a))が表示されていた場合は緑色のグリッド表示線の表示に先立ってこれらを消去するものとする(ステップS10)。
上記ステップS2で傾きなしと判定された場合は、制御部22はその時点のズーム値に対応した焦点距離でAE処理を実行し、CCD13から画像データを得ると共に自動ホワイトバランス(AWB)処理により光源の色に対応したホワイトバランスになるようにカラープロセス回路18で調整を施した上でDMAコントローラ19を介してDRAM21にDMA転送し、更にVRAM24をCCD13からの画像データを間引いたビデオスルー画像データで書き換えて表示部26にスルー画像を表示する(ステップS11)。
制御部22はキー入力部30からの信号を調べ、シャッターキー8が半押しされた場合はステップS13に進み、押されていない場合はステップS2に戻る(ステップS12)。
次に、制御部22は、所定のフォーカスエリアにピントが合うようにAF(自動合焦)処理を行って合焦が終わると合焦位置をロックし(ステップS13)、シャッターキー8が全押し操作されたか否かを調べ、シャッターキー8が全押しされた場合はステップS14に進む(ステップS14)。
シャッターキー8が全押しされた場合は、制御部22は、その時点でCCD13から取込んでいる1画面分の画像データのDRAM21へのDMA転送の終了後、直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止すると共に、その画像データをVRAMコントローラ23を介してVRAM24に展開して記憶させた上で、デジタルビデオエンコーダ25にVRAMコントローラ23を介してこの画像データをVRAM24から読出させてしビデオ信号を生成させ、表示部26に静止画表示させる(ステップS15)。
また、制御部22は上記ステップS14でDRAM21に取り込んだ上記画像データにJPEG回路27で圧縮処理を施させ、画像ファイル(圧縮画像データ)を保存メモリ(メモリカード28又は内蔵メモリ29)に記録保存して1枚分の画像データの撮影を終了する。また、この際、水平アジャストフラグの値を「0」にする(ステップS16)。
上記図4のフローチャートに示した動作により、デジタルカメラ1は撮影モードでグリッド表示線をスルー画像上に表示し、カメラ本体が傾いている場合には更に色の異なる水平表示線をスルー画像上に表示するので、撮影者自体がカメラの傾きを視覚的に把握してカメラの姿勢を正すことができる。また、SETキー6を押すとスルー画像の姿勢を水平に調整しグリッド表示線の色を変えて表示するので、撮影者は水平であることを視覚的に認識できる。また、デジタルカメラ1はカメラの傾きに係わらず水平な画像を撮影できる。
また、SETキー6を押すと画像の姿勢を水平に調整するので、撮影者が意識的に撮像装置を傾けて傾いた画像を撮影したいような場合やブレた画像を撮影したいような場合にはSETキー6を押さなければよい。従って、自動的に画像の姿勢を調整する場合に比べ構図決定の自由度が高い。
また、デジタルカメラ1をベストショット撮影機能を備えるように構成し、撮影者が「建築現場撮影シーン」を選択すると、建築現場撮影に適撮な撮影条件を自動設定して上記図11のフローチャートに示したステップS2以降の処理を行うように構成してもよい。
つまり、上記図4のフローチャートのステップS1を「撮影者が建築現場撮影シーン」を選択すると、建築現場撮影に適切な撮影条件を撮影条件として自動設定してステップS2に進む。なお、水平アジャストフラグ=「1」のときは画像姿勢調整機能ON、「0」のときは画像姿勢調整機能OFFとする」としてもよい。
ここで、ベストショット撮影機能とは、夕日、花火、人物、建築現場、・・等の代表される複数の撮影シーンのサンプル画像と当該シーンの説明文と各シーン撮影のために適切な撮影条件(例えば、シャッタースピード、露出、ホワイトバランス等・・)をセットとして対応付けて登録しておき、ユーザがシーンを選択すると装置側で選択されたシーンに対応付けられた撮影条件を自動設定して撮影できるというものである。つまり、ベストショットモードは撮影条件設定の集合セットである。
なお、本実施形態では水平アジャストを行うために画像姿勢調整部31を設けたが画像姿勢調整部31は必須ではなく公知の技術(例えば、特許文献2に開示の技術)により水平アジャストを行うようにしてもよい。
(実施形態2)
上記実施形態1ではデジタルカメラ1で一般的な撮影を行う場合について述べたが、前述したように本発明の画像姿勢調整方法は特殊用途の撮影においても有用である。以下、建築現場撮影用に用いる場合を例として、図1〜図4、図5〜図15を基に説明する。
なお、本実施形態ではデジタルカメラ1はGPS部34と文字認識部35(図2で破線枠で示したある部分)を備え、位置特定用の地図データが予めを保存メモリ(メモリカード28又は内蔵メモリ29)に記録されているものとする。
図5は建築現場撮影システムの一実施例の概略説明図であり、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)100がUSBケーブル150を介してクレードル200と接続しているとき、デジタルカメラ1がクレードル200に装着されるとパソコン100とデジタルカメラ1はデータの授受が可能となる。
デジタルカメラ1は日程、建築現場、作業工程、撮影対象等を含む撮影計画データ111をクレードル200を介してパソコン100から受け取り、定期的又は随時に、撮影画像データ112をクレードル200を介してパソコン100に転送する。
パソコン100はキーボード入力により作成した撮影計画データ(或いは外部入力機器で作成された撮影計画データ)111を保存メモリ110に記録しており、デジタルカメラ1からクレードル200を介して転送要求があると要求された撮影計画データ111をデジタルカメラ1にクレードル2を介して転送する。
また、クレードル200を介して転送される画像データ112を保存メモリ110に、例えば、現場別、日程別に分類して記録し、必要に応じて撮影画像を含む報告書等を作成し、印刷出力する。
なお、図5の例ではクレードル200を介してパソコン100とデジタルカメラ1の間でデータの授受を行うようにしたが、インターネット等のネットワーク及びサーバを介してパソコン100とデジタルカメラ1の間でデータの授受を行うようにしてもよいし、無線通信若しくは赤外線通信やブルートゥース等の近距離通信によりパソコン100とデジタルカメラ1の間でデータの授受を行うようにしてもよい。また、外部装置によって撮影計画データが記録されたメモリカードをデジタルカメラ1を用いてもよい。
図6は建築現場撮影モードにおける保存メモリ(メモリカード28又は内蔵メモリ29)の領域割り当ての一実施例を示す図であり、建築現場撮影モードでDRAM21には管理ファイルを記憶する管理ファイル領域211、タイプ別建築工程レコードを記憶するタイプ別建築工程レコード領域212、タイプ別建築日程レコードを記憶するタイプ別建築日程レコード領域213、及び画像データを記憶する画像データ領域214、及び位置検出処理に際して利用される地図データを記憶する地図データ領域215が確保される。
また、クレードル200を介してパソコン100から転送される撮影計画データ111はタイプ別建築工程レコード71及びタイプ別建築日程レコード91を含み、それぞれタイプ別建築日程レコード領域213、画像データ記憶領域213に記憶される。
図7はタイプ別建築工程レコード領域212に記憶されるタイプ別建築工程レコードの一実施例を示す図であり、タイプ別建築工程レコード領域212にはタイプ別に複数の作業工程を含む建築工程を工期と共に設定したタイプ別建築工程レコード71が複数記憶される。
図7(a)はタイプ別建築工程レコード領域212に記憶されている複数のタイプ別建築工程レコード71(タイプA建築工程レコード71−1、タイプB建築工程レコード71−1、・・・、タイプN建築工程レコード71−N)を示す。
また、図7(b)はタイプ別建築工程レコード71を構成する各データ項目を示す図であり、タイプ別建築工程レコード71は工事番号711、工事件名(工事名称)712、区分713、工種714、種別715、撮影項目716、撮影時期718、及び水平アジャストフラグ719等のデータを含んでいる。
なお、工程の種類により必ずしも水平アジャストを行う必要のない画像もあるため、水平アジャストの必要のあるものについてはSETキー6の押し下げのような水平アジャスト指示操作を行わなくても自動的に水平アジャストを行うように予め撮影計画データ111の作成時に水平アジャストフラグ719に「1」を登録し、水平アジャストの必要のないものについては予め水平アジャストフラグ719に「0」を登録してあるものとする。本実施形態ではフラグ値=「1」のときは水平アジャスト要、「0」のときは水平アジャスト不要を意味する。なお、後述(図11参照)するようにフラグ値が「0」に設定されていてもSETキー6の押し下げのような水平アジャスト指示操作を行えば水平アジャストされる。
図8はタイプ別建築工程レコード71の具体例を示す図であり、図8に示すタイプA建築工程レコード71−1では、工事内容(例えば、仮設工事、基礎工事、建方工事、屋根板金樋工事等)と工期を示す日数との関係が工程スケジュールとして見られるように展開したものである。このようなものが、他のタイプB建築工程レコード71−2やタイプN建築工程レコード71−Nについても同様に設定されている。
また、図9は建築現場日程レコード領域213に記憶されるタイプ別建築工程レコードの一実施例を示す図であり、建築現場日程レコード領域213には受注した建築について図5のタイプ別建築工程を具体的なスケジュール日程に適用したタイプ別建築日程レコード91を複数格納し、図中に示すように「○○邸/タイプA建築日程レコード91−1、○×邸/タイプB建築日程91−2、・・・等」が格納される。
図10はタイプ別建築日程レコード91の具体例を示図である。
図10に示す○○邸タイプA建築日程レコード91−1では、図8に示したタイプA建築工程レコード71−1を適用して、具体的にカレンダーの日程を合成して、各工事の日程スケジュールとして見られるように展開したものである。このようなものが、他のタイプB建築日程レコード91−2等についても同様に設定されている。
図11は建築現場撮影モードにおける(図1及び図2に示した)デジタルカメラ1の動作例を示すフローチャートであり、このフローチャートは本願発明の建築現場撮影システムを構成するデジタルカメラ1に各機能を実現させるためのプログラムを説明するためのものである。
以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラムメモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。
図11において、デジタルカメラ1内の制御部22は保存メモリ(メモリカード28又は内蔵メモリ29)内のタイプ別建築日程レコード領域213に記憶された各タイプ別建築日程レコード91−1、91−2、・・からヘッダ情報を読み出して工事件名(及び工程)を表示部26の液晶モニタ画面4上に一覧表示し、工事件名の選択を促し(ステップT1)、撮影者がこの一覧表示から工事件名(及び工程)を選択すると(ステップT2)、その工事件名の工事番号711をキーとしてタイプ別建築工程レコード71を読み出し、選択された工事件名の工程内容等(図7(b)に示した各データ項目)を編集して表示する(ステップT3)。
次いで、制御部22は、その建築現場の位置検出処理を実行する。この位置検出処理はGPS部からの現在位置(緯度、経度)情報と保存メモリ(メモリカード28又は内蔵メモリ29)の地図データ領域215に記憶されている地図データから取得される地図上の位置(緯度、経度)情報から公知の方法(プログラム)により行うことができる(ステップT4)。
制御部22は、上記ステップT2で選択された工事件名712のタイプ別建築工程レコード71の水平アジャストフラグをRAMの所定領域に確保されている水平アジャストフラグに代入する(ステップT5)。
次いで、制御部22は画像姿勢自動調整の実行制御を行い、カメラが傾いている場合にはスルー画像を水平アジャストするようにする。画像姿勢自動調整処理は図4に示したフローチャートのステップS2〜S12と同様である(ステップT6)。
表示制御部22はキー入力部30からの信号を調べ、シャッターキー8が半押しされた場合はステップT8に進み、押されていない場合はステップT2に戻る(ステップT7)。
次に、制御部22は、所定のフォーカスエリアにピントが合うようにAF(自動合焦)処理を行って合焦が終わると合焦位置をロックし(ステップT8)、シャッターキー8が全押し操作されたか否かを調べ、シャッターキー8が全押しされた場合はステップT10に進む(ステップT9)。
シャッターキー8が全押しされた場合は、制御部22は、その時点でCCD13から取込んでいる1画面分の画像データのDRAM21へのDMA転送の終了後、直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止すると共に、その画像データをVRAMコントローラ23を介してVRAM24に展開して記憶させた上で、デジタルビデオエンコーダ25にVRAMコントローラ23を介してこの画像データをVRAM24から読出させてしビデオ信号を生成させ、表示部26に静止画表示させる(ステップT10)。
制御部22は撮影画像から当該建築現場の写真記録に残すべき黒板画像を獲得して文字認識部35で、工事件名(及び工程名)の文字列切り出して文字認識処理を行い、認識した工事件名がタイプ別建築工程レコード71の工事件名72と一致した場合はステップT12に進み、そうでない場合はこの撮影対象がタイプ別建築工程レコード71の工事件名72の工事と一致しているか否かの確認を促すメッセージを表示部26に表示して確認を促し、確認がある場合(本実施例ではSETキー6の押し下げ)はステップS12に進み、確認がない場合は撮影処理を終了する(ステップT11)。
次に、制御部22は上記ステップT10でDRAM21に取り込んだ画像データにJPEG回路27で圧縮処理を施させ、画像ファイル(圧縮画像データ)をタイプ別建築工程レコード71の工事番号711〜種別716と関連付けて保存メモリ(メモリカード28又は内蔵メモリ29)に記憶する(ステップT12)。
制御部22は同一日・同一工事において、次の工程があるか否かをタイプ別建築日程レコード91を調べて判定し、次の工程がある場合にはステップT3に戻り、次の工程がない場合はステップT2で選択した工事件名(及び工程)に関する撮影を終了する(ステップT13)。
上記図11のフローチャートに示した動作により、建築現場撮影モードにおいて、デジタルカメラ1はスルー画像の姿勢を水平に補正しグリッド表示線の色を変えて表示するので、デジタルカメラ1はカメラの傾きに係わらず水平な画像を撮影できる。従って、足場が水平でない場所の多い建築現場で水平な画像を撮影して記録し、撮影後、必要な時期にパソコンに撮影画像を転送すれば、水平な画像を含む報告書をパソコンで作成することができる。
また、工程情報中に水平アジャストを行うか行わないかを決定する水平アジャスト指示を登録することにより、水平アジャスト撮影が必要な工程の対象画像は自動的に水平アジャストを行い、水平アジャスト撮影が不必要な工程の対象画像は水平アジャストを行なわないようにできるので、撮影者はいちいち水平アジャスト指示操作を行う必要がない。
また、SETキー6を押すと、水平アジャストフラグ719が「0」(水平アジャスト不要)として登録してある場合でも水平アジャスト指示操作を行うことによりカメラが傾いていても水平な画像を撮影できるので、水平アジャストフラグ719の設定ミスがあったり、現場の状況によって水平画像を撮影したいような場合に水平な画像を表示し、撮影することができる。
また、デジタルカメラ1をベストショット撮影機能を備えるように構成し、撮影者が「建築現場撮影シーン」を選択すると、建築現場撮影に適切な影条件を撮影条件として自動設定して上記図11のフローチャートに示したステップT1以降の処理を行うように構成してもよい。
つまり、上記図11のフローチャートのステップT1の前に「撮影者が建築現場撮影シーン」を選択すると、建築現場撮影に適切な撮影条件を自動設定してステップT1に進む。」ステップを設けるようにしてもよい。このようにベストショットモードで建築現場撮影シーンを選択すれば、水平アジャストされた現場撮影画像を撮影することができる。
図12は工事現場撮影モードにおける画像姿勢調整処理により表示されるスルー画像の説明図であり、図12(a)は水平アジャストフラグ719の値が「0」(つまり、水平アジャスト不要)の場合に表示されるスルー画像であり、液晶モニタ画面4を縦横に分割するようにして表示される灰色のグリッド表示線41と赤色の水平表示線42がスルー画像上に表示されているので、デジタルカメラ1が右に傾いていることが撮影者にわかる。 また、図12(b)は水平アジャストフラグ719の値が「1」(つまり、水平アジャスト要)の場合に表示されるスルー画像であり、液晶モニタ画面4を縦横に分割するようにして表示される緑色のグリッド表示線41が表示されているのでデジタルカメラ1の傾きに係わらず画像が水平に撮影されることが撮影者にわかる。
図13は図11のフローチャートのステップT1において表示される一覧表示画面130の一実施例を示す図であり、○○邸タイプA建築日程として「9月1日」の工程が一覧表示された場合を示す。
この表示画面130内では、作業工程タイトル「ボード張り、外部塗装、外壁吹付」が表示され、その各作業の右横に撮影状況を示す「撮影済、未撮影」が表示される。ここで、各作業の選択は、デジタルカメラ1に備えられたカーソルキー5の操作によりカーソル位置を移動させて行うものとする。
図14は、図11のフローチャートにおいて表示される工程選択画面の一実施例を示す図である。
図13の表示画面130において「外壁吹付」が選択されると、更に、図14に示す「外壁吹付」工程の詳細を示す選択画面に切り替えられ、「1、2階正面、1、2階右側面、1、2階左側面、1、2階裏側」などが表示され、その各作業の右横に撮影状況を示す「撮影済、未撮影」が表示される。ここで、各作業の選択は、同様にカーソルキー5の操作によりカーソル位置移動させて行うものとする。
図14の選択画面140において「1、2階正面」が選択されると(図11のステップT2)、工事内容の詳細表示画面、すなわち図15に示すような「1、2階裏側」が完成予定の図面を示す表示画面150に切り替えられ、スルー画像の表示枠151と、予めパソコン100で設定された設計図から参照された完成予定の「1、2階裏側外壁拭付」の図152が同時に表示される(図11のステップT3)。
また、図15の表示枠151内には図11のフローチャートのステップT4〜T8の間、表示枠151に収まる大きさのスルー画像153が表示される。スルー画像153は、水平アジャストフラグ719が「1」か水平アジャスト操作があった場合は水平アジャストされて図示のように表示され、平アジャストフラグ719が「0」の場合はカメラの傾きに応じて反対方向に傾いたスルー画像が表示される(図12参照)。
なお、本実施形態では通常撮影を行うデジタルカメラを用いて建築現場用の撮影を行う場合を例として説明したが、建築現場撮影専用のキー等や回路を備えた専用のカメラとしてもよい。
また、上記実施形態1及び実施形態2の説明では、画像姿勢自動調整撮影の例として画像の水平方向に関する傾きを調整して画像を水平にする場合を例としたが、本実施例は画像の垂直方向に関する傾きを調整する場合にも適用できる。
また、上記実施形態1及び実施形態2の説明では、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例としたが、本発明の適用範囲はデジタルカメラに限定されず、カメラ付き携帯電話機やカメラ付き携帯情報機器にも適用できる。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
本発明に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラの一実施例の外観を示す図である。 図1に示したデジタルカメラの電子回路構成の一実施例を示す図である。 画像の姿勢調整の説明図である。 画像姿勢自動調整モード時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。 建築現場撮影システムの一実施例の概略説明図である。 築現場撮影モードにおけるデジタルカメラの保存メモリの領域割り当ての一実施例を示す図である。 タイプ別建築工程レコード領域に記憶されるタイプ別建築工程レコードの一実施例を示す図である。 タイプ別建築工程レコードの具体例を示す図である。 建築現場日程レコード領域に記憶されるタイプ別建築工程レコードの一実施例を示す図である。 タイプ別建築日程レコードの具体例を示す図である。 建築現場撮影モードにおけるデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。 工事現場撮影モードにおける画像姿勢調整処理により表示されるスルー画像の説明図である。 図11のフローチャートにおいて表示される一覧表示画面の一実施例を示す図である。 図11のフローチャートにおいて表示される工程選択画面の一実施例を示す図である。 工事内容の詳細表示画面の一実施例を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ(撮像装置)
6 SETキー(画像姿勢調整指示手段、水平アジャスト指示手段))
8 シャッターキー(撮影指示手段)
22 制御部(撮像指示検出手段、グリッド表示手段、水平線表示手段)
26 表示部(スルー画像表示手段、グリッド表示手段、水平線表示手段)
28 メモリカード(記録メモリ)
29 内蔵メモリ(記録メモリ)
31 画像姿勢調整部(画像姿勢調整手段、水平アジャスト手段)
32 カメラ姿勢検出部(検出手段)
41 グリッド表示線
42 水平表示線
71 タイプ別建築工程レコード(工程情報)
91 タイプ別建築工程レコード(工程情報)
791 水平アジャストフラグ(第1の水平アジャスト指示)

Claims (16)

  1. 撮像部と、表示部と、記録メモリと、前記撮像部によって取得された被写体画像を前記表示部の画面にスルー表示するスルー画像表示手段と、を備えた撮像装置であって、
    所定のモードを備え、該所定のモードのとき、
    前記スルー画像が表示されている表示部の画面に縦横にグリッド表示線を表示するグリッド表示手段と、
    装置本体の所定の軸を中心とする回転方向の傾きを検出する検出手段と、
    画像姿勢調整指示を出す画像姿勢調整指示手段と、
    前記画像姿勢調整指示手段による画像姿勢調整指示があると前記表示部の画面に表示される画像の傾きを前記検出手段により検出された傾きに対応して調整する画像姿勢調整手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記グリッド表示手段は、第1の色彩でグリッド線を表示し、前記画像姿勢調整手段によって画像の姿勢が調整された位置に保たれているときは第1の色彩のグリッド表示線に代えて第2の色彩でグリッド表示線を表示することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記検出手段は、装置本体の光軸を中心とする水平方向の傾きを検出し、前記画像姿勢調整手段は、前記画面に表示される画像の水平方向の傾きを前記検出手段により検出された傾きに対応して水平の位置に調整する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記画像姿勢調整手段は、撮像部からの画像データを前記検出手段により検出された傾きに応じて変位させることにより画像を水平の位置に保つことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 更に、前記検出部が装置本体の光軸を中心とする水平方向の傾きを検出したとき、前記表示部の画面に第3の色彩で水平表示線を表示する水平線表示手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 人物、風景などの代表される複数の撮影シーンを用意し、当該シーンのサンプル画像と当該シーンの説明文を表示するとともに、当該シーンを選択すると、当該シーン撮影のための適切な撮影条件が自動的に設定されるシーン選択手段を備えた撮像装置において、
    前記複数のシーンの中に建築現場や建設現場に代表される水平撮影が要求されるシーンを撮影するための現場シーンを含み、
    前記所定のモードは前記現場シーン選択モードであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 複数の作業工程からなる現場を撮影することができる撮像装置であって、
    複数の作業工程からなる一連の作業工程において、その各作業工程に関連する工程情報を記憶した作業工程記憶手段と、
    前記複数の作業工程からなる一連の作業工程のうち、任意の作業工程を選択する工程選択手段と、
    前記工程選択手段により選択された作業工程における撮影対象をスルー表示するスルー画像表示手段と、
    前記スルー画像が表示されている画面に第1の色彩で縦横にグリッド線を表示し、水平アジャスト手段によって画像の姿勢が調整された位置に保たれているときは第1の色彩のグリッド表示線に代えて第2の色彩でグリッド表示線を表示するグリッド表示線表示手段と、
    装置本体の光軸を中心とする水平方向の傾きを検出する検出手段と、
    前記画面に表示される前記撮影対象の画像の水平方向の傾きを前記検出手段により検出された傾きに対応して水平の位置に調整する水平アジャスト手段と、
    撮影指示を検出する撮影指示検出手段と、
    前記撮影指示に基づいて、前記水平アジャスト手段によって水平の位置に調整された撮影対象の画像をその作業工程に関連する工程情報と対応付けて記録メモリに記録する画像記録手段と、
    を備えたことを特徴とする撮影装置。
  8. 更に、第1の水平アジャスト指示を検出する水平アジャスト指示検出手段を備え、前記水平アジャスト手段はこの水平アジャスト指示に基づいて画像の姿勢を水平位置に保つことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 更に、第2の水平アジャスト指示を出す水平アジャスト指示手段を備え、前記水平アジャスト手段は、前記水平アジャスト指示手段による第2の水平アジャスト指示があると前記第1のアジャスト指示に係わらず画像の水平方向の傾きを前記検出手段により検出された傾きに対応して水平の位置に調整することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 更に、前記検出部が装置本体の光軸を中心とする水平方向の傾きを検出したとき、前記表示部の画面に第3の色彩で水平表示線を表示する水平線表示手段を備えたことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 撮像部と、表示部と、記録メモリと、前記撮像部によって取得された被写体画像を前記表示部の画面にスルー表示するスルー画像表示手段と、を備えた撮像装置における画像の姿勢調整方法であって、
    前記撮像部によって取得された被写体画像を前記表示部の画面にスルー表示するステップと、
    前記スルー画像が表示されている表示部の画面に縦横に第1の色彩のグリッド表示線を表示するステップと、
    装置本体の所定の軸を中心とする回転方向の傾きを検出するステップと、
    画像姿勢調整指示手段による画像姿勢調整指示があると前記画面に表示される画像の傾きを検出された傾きに対応して調整するステップと、
    前記調整された画像の姿勢が調整された位置に保たれているときは前記第1の色彩のグリッド表示線に代えて第2の色彩でグリッド表示線を表示するステップと、
    を備えたことを特徴とする画像の姿勢調整方法。
  12. 撮像部と、表示部と、記録メモリと、前記撮像部によって取得された被写体画像を前記表示部の画面にスルー表示するスルー画像表示手段と、を備えた撮像装置における画像の姿勢調整方法であって、
    複数の作業工程からなる一連の作業工程のうち、任意の作業工程を選択するステップと、
    前記選択された作業工程における撮影対象を前記表示部の画面にスルー表示するステップと、
    前記スルー画像が表示されている表示部の画面に第1の色彩で縦横にグリッド線を表示するステップと、
    装置本体の光軸を中心とする水平方向の傾きを検出するステップと、
    水平アジャスト指示を検出するステップと、
    水平アジャスト指示を検出したとき、前記表示部の画面に表示されている撮影対象の画像の水平方向の傾きを検出された傾きに対応して水平の位置に調整するステップと、
    前記画像の姿勢が水平の位置に保たれているときは第1の色彩のグリッド表示線に代えて第2の色彩でグリッド表示線を表示するステップと、
    撮影指示を検出するステップと、
    前記撮影指示を検出したとき、水平の位置に調整された撮影対象の画像をその作業工程に関連する工程情報と対応付けて前記記録メモリに記録するステップと、
    を備えたことを特徴とする画像の姿勢調整方法。
  13. 更に、装置本体の光軸を中心とする水平方向の傾きを検出したとき、前記表示部の画面に第3の色彩で水平表示線を表示するステップを備えたことを特徴とする請求項11又は12に記載の画像の姿勢調整方法。
  14. 人物、風景などに代表される複数の撮影シーンを用意し、当該シーンのサンプル画像と当該シーンの説明文を表示するとともに、当該シーンを選択すると、当該シーン撮影のための適切な撮影条件が自動的に設定されるシーン選択手段を備えた撮像装置の表示制御方法において、
    前記複数のシーンの中に建築現場や建設現場に代表される水平撮影が要求されるシーンを撮影するための現場シーンを含み、
    該現場シーンが選択されたとき、
    スルー画像が表示されている表示部の画面に縦横にグリッド表示線を表示し、
    装置本体の所定の軸を中心とする回転方向の傾きを検出し、
    画像姿勢調整指示を出し、
    前記画像姿勢調整指示があると表示画面に表示される画像の傾きを検出された傾きに対応して調整することを特徴とする撮像装置の表示制御方法。
  15. 撮像装置のコンピュータが実行可能なプログラムであって、請求項11乃至13のいずれか1項に記載の画像の姿勢調整方法を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 撮像装置のコンピュータが実行可能なプログラムであって、請求項14に記載の撮像装置の表示制御方法を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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