JP2011186621A - 検査支援システムおよび検査支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査現場で検査作業者が効率良く検査作業を実施すること。
【解決手段】検査現場の図面と検査情報とを対応付けた検査チェックシートを生成する検査チェックシート生成手段203と、検査チェックシートに検査ルート情報を付加する検査ルート情報付加手段204と、検査結果入力手段303により入力される検査結果および撮影手段304により得られる検査画像のうち少なくとも一方を前記検査チェックシートと関連付けて記憶する記憶手段305と、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されている場合には、検査ルート情報に基づいて次に検査を実施する検査ポイントを特定し、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されていない場合には、選択入力手段302により検査ポイントの選択入力を受け付ける制御手段306を備えた。
【選択図】図12

Description

本発明は、各種の検査現場における検査業務を支援する検査支援システムおよび検査支援方法に関する。
従来、検査作業者に携帯装置を携帯させ、その携帯装置で検査内容を表示して検査作業者に検査結果を入力させることが知られている(特許文献1、2を参照)。
また、特許文献1には、検査現場内の発信器から位置信号を受信し、検査現場のマップ上に現在位置を表示し、間違えて作業に必要のないルートまたは許可されていない区域に進行した場合に警告する構成が記載されている。
また、特許文献2には、携帯装置で工事の写真を撮影し、撮影した工事の写真番号と実測値とを紐付けて記憶する構成が記載されている。
特開平7−55906号公報 特開2006−146682号公報
検査作業者が最適な検査ルートを事前に知っていれば、その検査ルート通りに検査作業を実施することにより、その検査作業を素早く完了させることが可能であろう。しかしながら、実際には、最適な検査ルートが検査作業者に提示されないため、検査作業者は検査現場で自分の勘に頼って検査ルートを決めなければならず、検査現場で検査作業者が効率良く検査作業を実施することができないという課題がある。検査作業者に検査ルートを口頭であるいは書面に書いて指示すること自体は行われているにしても、最適な検査ルートが確実に伝達されているとは言えない。また、特許文献1には、間違えて作業に必要ないルートまたは許可されていない区域に進行した場合に警告する構成が記載されてはいるが、最適な検査ルートを検査作業者に提示するための構成は開示されていない。
また、携帯装置での操作が煩雑であるため、検査作業者が次の検査ポイントでの検査作業を容易に開始できないという、別の課題もある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、検査現場で検査作業者が効率良く検査作業を実施することができる検査支援システムおよび検査支援方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、検査現場の図面と、前記検査現場内の複数の検査ポイントの位置情報および前記各検査ポイントでの検査内容を含む検査情報とを取得する検査情報取得手段と、前記図面と前記検査情報とを対応付けた検査チェックシートを生成する検査チェックシート生成手段と、前記検査チェックシートに、前記検査現場での前記検査ポイントの検査順番を示す検査ルート情報を付加する検査ルート情報付加手段と、前記検査チェックシートを表示する表示手段と、前記検査ポイントの検査結果を入力するための検査結果入力手段と、前記検査ポイントの撮影を行って検査画像を生成する撮影手段と、前記検査結果および前記検査画像のうち少なくとも一方を前記検査チェックシートと関連付けて記憶する記憶手段と、前記複数の検査ポイントのうち次に検査を実施する検査ポイントを選択入力可能な選択入力手段と、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されている場合には、前記検査ルート情報に基づいて、前記複数の検査ポイントのうち次に検査を実施する検査ポイントを特定し、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合には、前記選択入力手段により前記検査ポイントの選択入力を受け付ける制御手段と、を備えたことを特徴とする検査支援システムを提供する。
この発明によれば、事前に、複数の検査ポイントの位置情報および検査内容を含む検査情報と検査現場の図面とを対応付けた検査チェックシートを生成し、その検査チェックシートに検査現場での検査ポイントの検査順番を示す検査ルート情報を付加した場合には、検査チェックシートに付加された検査ルート情報に基づいて次に検査を実施する検査ポイントを特定することで、検査現場での検査ポイントの選択入力操作を省略することができるとともに、検査ルート情報通りに検査作業を素早く実施することができる。即ち、検査現場で検査作業者が効率良く検査作業を実施することができる。その一方で、事前に最適な検査ルートを決められない場合には、検査現場で臨機応変に検査ルートを選択入力することも可能である。
本発明の一態様では、前記検査ルート情報付加手段は、前記検査チェックシートを表示して、操作入力により、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報を付加することを特徴とする。即ち、複数の検査ポイントの位置情報および検査内容を含む検査情報と検査現場の図面とを対応付けた検査チェックシート上で検査順番の操作入力を行うことで、容易且つ適切に検査ルート情報を操作入力することができる。
本発明の一態様では、前記検査ルート情報付加手段は、前記検査情報に基づいて前記検査現場での前記検査ポイントの検査順番を決定して、前記検査ルート情報を生成することを特徴とする。即ち、複数の検査ポイントの位置情報および検査内容に基づいて検査順番が決定されるので、最適な検査ルート情報をチェックシートに容易に付加することができる。
本発明の一態様では、前記検査ルート情報付加手段は、前記複数の検査ポイントのうち前記検査内容が同じある検査ポイントごとに選択することで検査順番を決定することを特徴とする。
本発明の一態様では、前記検査ルート情報付加手段は、前記複数の検査ポイント間の移動距離に基づいて検査順番を決定することを特徴とする。
本発明の一態様では、前記制御手段は、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合、前記図面に前記複数の検査ポイントの位置情報を重ね合わせた検査マップを前記表示手段に表示して、前記選択入力手段により前記検査ポイントの選択を受け付けることを特徴とする。即ち、事前に最適な検査ルートを決められない場合には、検査現場で検査作業者が容易に検査順番を決めて検査作業を実施できる。
本発明の一態様では、前記制御手段は、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合には、前記選択入力手段により選択入力された前記検査ポイントの前記検査内容を前記表示手段に表示し、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されている場合には、前記検査ルート情報に基づいて特定された前記検査ポイントの前記検査内容を前記表示手段に表示することを特徴とする。
本発明の一態様では、前記制御手段は、前記各検査ポイントごとに必要な検査結果入力および必要な撮影が完了したとき、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合には、次の前記検査ポイントの選択入力を受け付けるため前記検査マップを前記表示手段に表示した後、前記選択入力手段により選択入力された次の前記検査ポイントの前記検査内容を前記表示手段に表示し、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されている場合には、前記検査マップの表示を省略して、前記検査ルート情報に基づいて特定された次の前記検査ポイントの前記検査内容を前記表示手段に表示することを特徴とする。即ち、事前に検査ルート情報を検査チェックシートに付加しておくことで、検査現場での操作が一部省略されるので、次の検査ポイントでの検査作業を効率良く実施することができる。
本発明の一態様では、前記制御手段は、前記各検査ポイントごとに必要な検査結果入力および必要な撮影が完了したとき、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合には、次の前記検査ポイントの選択入力を受け付けるため前記検査マップを前記表示手段に表示して、前記選択入力手段により前記検査ポイントの選択入力を受け付け、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されている場合には、前記検査マップに前記検査ルート情報を重ね合わせ、前記検査マップ上で前記複数の検査ポイントのうち次の前記検査ポイントがいずれであるかを示すことを特徴とする。即ち、事前に検査ルート情報を検査チェックシートに付加しておくことで、必要な検査結果入力および必要な撮影が完了したとき、次の検査ポイントが検査マップ上で表示されるので、次の検査ポイントでの検査作業を効率良く実施することができる。
本発明の一態様では、前記制御手段は、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合、前記選択入力手段により選択入力された前記検査ポイントを起点として、前記検査チェックシートに基づいて前記検査ルート情報を生成することを特徴とする。即ち、事前に検査ルート情報が付加されていなかった場合でも、検査現場で選択入力された検査ポイントを起点として検査ルート情報が生成されるので、検査作業を効率良く実施することができる。
本発明の一態様では、前記制御手段は、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されており、且つ、前記選択入力手段により選択入力された前記検査ポイントの検査順番が前記検査ルート情報通りでない場合には、選択入力された前記検査ポイントを起点として、前記検査チェックシートに基づいて前記検査ルート情報を生成することを特徴とする。即ち、事前に決められた検査ルートを外れた場合でも、検査作業者に最適な検査ルートを提示することができるので、検査作業者は検査作業を効率良く実施することができる。
本発明の一態様では、前記検査ルート情報生成手段は、前記複数の検査ポイントのうち既に検査を行った検査ポイントを除外した前記検査ルート情報を生成することを特徴とする。
また、本発明は、検査作業前の準備作業のためのコンピュータ装置と、検査作業時の検査作業のための携帯装置と、前記準備作業および前記検査作業による出力情報を管理するデータベースとを用いる検査支援方法であって、前記コンピュータ装置により、検査現場内の複数の検査ポイントの位置情報および前記各検査ポイントでの検査内容を含む検査情報と前記検査現場の図面とを取得するステップと、前記コンピュータ装置により、前記検査情報と前記図面とを対応付けた検査チェックシートを生成するステップと、前記コンピュータ装置により、必要に応じて、前記検査チェックシートに、前記検査現場での前記検査ポイントの検査順番を示す検査ルート情報を付加するステップと、前記携帯装置により、前記検査チェックシートを表示するステップと、前記携帯装置により、必要に応じて前記検査ポイントの検査結果の入力を受け付けるステップと、前記携帯装置により、必要に応じて前記検査ポイントでの撮影を行って検査画像を生成するステップと、前記データベースまたは前記携帯装置により、前記検査結果および前記検査画像のうち少なくとも一方を前記検査チェックシートと関連付けて記憶するステップと、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合、前記携帯装置により、次に検査を実施する検査ポイントを選択入力するステップと、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されている場合、前記携帯装置により、前記検査ルート情報に基づいて、前記複数の検査ポイントのうち次に検査を実施する検査ポイントを特定するステップと、を備えたことを特徴とする検査支援方法を提供する。
本発明によれば、検査現場で検査作業者が効率良く検査作業を実施することができる。
本発明を適用した検査支援システムの概略構成図 検査支援システムの処理内容の概要を示す説明図 検査チェックシートの構成例を示す説明図 携帯装置の一例の全体構成図 検査支援処理のうち準備処理の一例の流れを示すフローチャート (A)は検査内容の一例を示すテーブル、(B)は検査ルート情報未付加の検査マップの一例 (A)は検査順番が付加された検査内容の一例を示すテーブル、(B)は検査ルート情報付きの検査マップの一例 (A)は検査順番が付加された検査内容の他の例を示すテーブル、(B)は検査ルート情報付きの検査マップの他の例 第1実施形態における検査支援処理のうち検査処理の一例の流れを示すフローチャート (A)は検査結果入力画面の一例、(B)は検査写真の撮影画面の一例、(C)は検査写真保存の確認画面、(D)は写真撮影継続の確認画面 PCおよび携帯装置の機能的構成を示すブロック図 第1実施形態における検査支援処理のうち検査処理の他の例の流れを示すフローチャート 第2実施形態における検査支援処理のうち検査処理の一例の流れを示すフローチャート (A)は検査内容の一例を示すテーブル、(B)は最初の検査ポイントが選択された検査ルート情報未付加の検査マップ (A)は検査順番が付加された検査内容の一例を示すテーブル、(B)は選択された検査ポイントを起点に検査ルート情報を付加した検査マップ
以下、添付図面に従って、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した検査支援システムの概略構成を示す。このシステムは、サーバ1、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)2、カメラ付き携帯電話3(以下「携帯装置」ともいう)を含む。サーバ1、PC2、携帯装置3およびプリンタ4は、移動体通信網、インターネットおよびLANなどで構築されたネットワーク5を介して、相互に接続可能である。携帯装置3は複数存在しうる。
サーバ1およびPC2は、CPU(Central Processing Unit)などの制御デバイスと、メモリなどの内部記憶デバイスと、LCDなどの表示デバイスと、キーボード、マウスなどの操作入力デバイスと、ネットワーク5を介して外部の装置との間で通信を行う通信デバイスと、ネットワーク5を介さないで外部の装置との間でデータの入出力を行うデータ入出力デバイスと、を備えたコンピュータ装置によって、構成されている。
データベース1a(検査情報データベース)は、例えばハードディスクのような、大容量の外部記憶デバイスで構成することができる。データベース1aは、検査に関する情報を一元的に管理する。ネットワーク5に接続されていてもよい。
プリンタ4としては、各種の印刷デバイスを用いることができる。ネットワーク5に接続されていてもよい。
図2は検査支援システムの処理内容の概要を示す。このシステムでは、大きく分けて、準備処理、検査処理および報告処理を行う。準備処理では、サーバ1およびPC2のうち少なくとも一方により、検査処理で用いる後述の検査チェックシートを生成し、データベース1aに登録する。検査処理では、携帯装置3により、検査チェックシートを参照し、検査結果の入力および検査写真(「検査画像」または「証拠写真」ともいう)の撮影を行って、検査チェックシートに紐付けて、データベース1a(または携帯装置3の記憶媒体)に保存する。報告処理では、検査結果および検査写真を含む検査チェックシートの内容を、プリンタ4により帳票出力する。
図3は、検査チェックシートの一例を示す。この検査チェックシートは、検査現場の図面、検査基本情報、検査ポイント情報、検査ルート情報、検査結果、および、検査写真を含む。図2に示した準備処理では、検査現場の図面、検査基本情報、および、検査ポイント情報を含む検査チェックシートが生成される。検査ルート情報は付加される場合と、付加されない場合とがある。図2に示した検査処理では、準備処理で生成された検査チェックシートに対し、各検査ポイントでの検査結果および検査写真が紐付けられる。なお、検査チェックシートは、HTML、XMLなどのマークアップ言語を用いて生成してもよい。例えば、予め用意したテンプレートに対し、検査現場の図面、検査基本情報、検査ポイント情報、検査ルート情報、検査結果、検査写真といった各種の情報をリンクさせることで、検査チェックシートを生成してもよい。
検査現場の図面の種類や形式には、各種あるが、例えば、伏図(検査現場の見取り図)が上げられる。検査対象部材のひとつひとつを図式化した図面が付加されていてもよい。また、図面として、PC2上で動作するCADアプリケーションから出力されるものや、PDF、jpeg画像など、各種規格に従ったものを採用できる。
検査基本情報は、検査現場全体の基本的な情報を含む。例えば、工事物件名(「○○ビル」など)、検査現場区分(「3F」など)、検査対象部材(「柱」など)のリスト、検査種類(「写真撮影」、「目視検査」など)のリストなどが、挙げられる。
検査ポイント情報は、検査現場(例えば、○○ビルの3F)内の各検査ポイント(例えば、柱の検査箇所、壁の検査箇所、配管の検査箇所など)ごとの検査に関する情報である。例えば、各検査ポイントごとの位置情報、および、各検査ポイントごとの検査内容を含む。
検査基本情報および検査ポイント情報をまとめて以下では「検査情報」ということもある。
検査ルート情報は、検査現場での検査ポイントの検査順番を示す情報である。
なお、各検査ポイントごとに、必要な情報が異なる。例えば、検査結果のみ必要な検査ポイントと、検査写真のみ必要な検査ポイントと、検査結果および検査写真の両方が必要な検査ポイントとがある。
図4は、携帯装置3の構成を例示する。携帯装置3全体の動作はCPU30によって統括制御される。CPU30は、所定のプログラムに従って動作を制御する制御手段として機能するとともに、自動露出(AE)演算、自動焦点調節(AF)演算、ホワイトバランス(WB)調整演算など、各種演算を実施する演算手段として機能する。
バス32を介してCPU30と接続されたROM34には、CPU30が実行するプログラムおよび制御に必要な各種データ等が格納され、EEPROM36には、CCD画素欠陥情報、カメラ動作に関する各種定数/情報等が格納されている。
また、メモリ(SDRAM)38は、プログラムの展開領域およびCPU30の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データや音声データの一時記憶領域として利用される。VRAM40は画像データ専用の一時記憶メモリであり、A領域40AとB領域40Bが含まれている。メモリ38とVRAM40は共用することが可能である。
カメラ付き携帯装置3にはモード選択スイッチ42、撮影ボタン44、その他、メニュー/OKキー、十字キー、キャンセルキーなどの操作部46が設けられている。これら各種の操作手段(42〜46)からの信号はCPU30に入力され、CPU30は入力信号に基づいてカメラ付き携帯装置3の各回路を制御し、例えば、レンズ駆動制御、撮影動作制御、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、表示部48の表示制御などを行う。
モード選択スイッチ42は、撮影モードと再生モードとを切り換えるための操作手段である。モード選択スイッチ42を操作して可動接片42Aを接点aに接続させると、その信号がCPU30に入力され、カメラ付き携帯装置3は撮影モードに設定され、可動接片42Aを接点bに接続させると、カメラ付き携帯装置3は記録済みの画像を再生する再生モードに設定される。
撮影ボタン44は、撮影開始の指示を入力する操作ボタンであり、半押し時にONするS1スイッチと、全押し時にONするS2スイッチとを有する二段ストローク式のスイッチで構成されている。
表示部48は、カラー表示可能な液晶ディスプレイで構成されている。表示部48は、撮影時に画角確認用の電子ファインダとして使用できるとともに、記録済み画像を再生表示する手段として利用される。また、表示部48は、ユーザインターフェース用表示画面としても利用され、必要に応じてメニュー情報や選択項目、設定内容などの情報が表示される。
モード選択スイッチ42によって撮影モードが選択されると、カラーCCD固体撮像素子(以下CCDと記載)50を含む撮像部に電源が供給され、撮影可能な状態になる。
レンズユニット60は、フォーカスレンズを含む撮影レンズ62と絞り兼用メカシャッター64とを含む光学ユニットである。レンズユニット60は、CPU30によって制御されるレンズ駆動部66、絞り駆動部68によって電動駆動され、ズーム制御、フォーカス制御およびアイリス制御が行われる。
レンズユニット60を通過した光は、CCD50の受光面に結像される。CCD50の受光面には多数のフォトダイオード(受光素子)が二次元的に配列されており、各フォトダイオードに対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列構造(ベイヤー、Gストライプなど)で配置されている。また、CCD50は、各フォトダイオードの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する電子シャッター機能を有している。CPU30は、タイミングジェネレータ70を介してCCD50での電荷蓄積時間を制御する。なお、CCD50に代えてMOS型など他の方式の撮像素子を用いてもよい。
CCD50の受光面に結像された被写体像は、各フォトダイオードによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、CPU30の指令に従いタイミングジェネレータ70から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。
CCD50から出力された信号はアナログ処理部(CDS/AMP)72に送られ、ここで画素ごとのR,G,B信号がサンプリングホールド(相関二重サンプリング処理)され、増幅された後、A/D変換器74に加えられる。A/D変換器74によってデジタル信号に変換された点順次のR,G,B信号は、画像入力コントローラ76を介してメモリ38に記憶される。
画像信号処理回路78は、メモリ38に記憶されたR,G,B信号をCPU30の指令に従って処理する。即ち、画像信号処理回路78は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含む画像処理手段として機能し、CPU30からのコマンドに従ってメモリ38を活用しながら所定の信号処理を行う。
画像信号処理回路78に入力されたRGBの画像データは、画像信号処理回路78において輝度信号(Y信号)および色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施される。画像信号処理回路78で処理された画像データはVRAM40に格納される。
撮影画像を表示部48にモニタ出力する場合、VRAM40から画像データが読み出され、バス32を介してビデオエンコーダ80に送られる。ビデオエンコーダ80は、入力された画像データを表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換して表示部48に出力する。
CCD50から出力される画像信号によって、1コマ分の画像を表す画像データがVRAM40のA領域40AとB領域40Bとで交互に書き換えられる。VRAM40のA領域40AおよびB領域40Bのうち、画像データが書き換えられている方の領域以外の領域から、書き込まれている画像データが読み出される。このようにしてVRAM40内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が表示部48に供給されることにより、撮像中の映像がリアルタイムに表示部48に表示される。撮影者は、表示部48に表示される映像(スルームービー画)によって撮影画角を確認できる。
撮影ボタン44が半押しされ、S1がオンすると、デジタルカメラ10’はAEおよびAF処理を開始する。即ち、CCD50から出力された画像信号はA/D変換後に画像入力コントローラ76を介してAF検出回路82並びにAE/AWB検出回路84に入力される。
AE/AWB検出回路84は、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割エリアごとにRGB信号を積算する回路を含み、その積算値をCPU30に提供する。CPU30は、AE/AWB検出回路84から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出する。求めた露出値と所定のプログラム線図に従い、絞り値とシャッタースピードが決定され、これに従いCPU30はCCD50の電子シャッターおよびアイリスを制御して適正な露光量を得る。
また、AE/AWB検出回路84は、自動ホワイトバランス調整時には、分割エリアごとにRGB信号の色別の平均積算値を算出し、その算出結果をCPU30に提供する。CPU30は、Rの積算値、Bの積算値、Gの積算値を得て、各分割エリアごとにR/GおよびB/Gの比を求め、これらR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行い、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、例えば、各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B≒1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR,G,B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を制御し、各色チャンネルの信号に補正をかける。
本デジタルカメラ10におけるAF制御は、例えば映像信号のG信号の高周波成分が極大になるようにフォーカシングレンズ(撮影レンズ62を構成するレンズ光学系のうちフォーカス調整に寄与する移動レンズ)を移動させるコントラストAFが適用される。即ち、AF検出回路82は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面内(例えば、画面中央部)に予め設定されているフォーカス対象エリア内の信号を切り出すAFエリア抽出部、およびAFエリア内の絶対値データを積算する積算部から構成される。
AF検出回路82で求めた積算値のデータはCPU30に通知される。CPU30は、レンズ駆動部66を制御してフォーカシングレンズを移動させながら、複数のAF検出ポイントで焦点評価値(AF評価値)を演算し、評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。そして、求めた合焦位置にフォーカシングレンズを移動させるようにレンズ駆動部66を制御する。なお、AF評価値の演算はG信号を利用する態様に限らず、輝度信号(Y信号)を利用してもよい。
撮影ボタン44が半押しされ、S1オンによってAE/AF処理が行われ、撮影ボタン44が全押しされ、S2オンによって記録用の撮影動作がスタートする。S2オンに応動して取得された画像データは画像信号処理回路78において輝度/色差信号(Y/C信号)に変換され、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ38に格納される。
メモリ38に格納されたY/C信号は、圧縮伸張回路86によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、カードリーダ/ライタ33を介してメモリカード100に記録することができる。例えば、静止画についてはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式で記録される。
モード選択スイッチ42により再生モードが選択されると、メモリカード100に記録されている最終の画像ファイル(最後に記録されたファイル)の圧縮データが読み出される。最後の記録に係るファイルが静止画ファイルの場合、この読み出された画像圧縮データは、圧縮伸張回路86を介して非圧縮のYC信号に伸張され、画像信号処理回路78およびビデオエンコーダ80を介して表示用の信号に変換された後、表示部48に出力される。これにより、当該ファイルの画像内容が表示部48の画面上に表示される。
静止画の一コマ再生中(動画の先頭フレーム再生中も含む)に、十字キーの右キーまたは左キーを操作することによって、再生対象のファイルを切り換えること(順コマ送り/逆コマ送り)ができる。コマ送りされた位置の画像ファイルがメモリカード100から読み出され、上記と同様にして静止画像や動画が表示部48に再生表示される。
また、カメラ付き携帯装置3は、送話音声を入力するマイクロフォン12と、受話音声を出力するスピーカ14と、マイクロフォン12から入力された音声の符号化および受信した音声の復号化を行う音声処理部26と、サーバ1、PC2あるいは別の携帯装置3と移動体通信網を介して音声、画像その他のデータを通信する通信回路15を備える。
位置情報取得部81は、携帯装置3の現在位置情報を取得する手段である。位置情報取得部81は、GPS衛星から現在位置情報を取得するGPS受信機や、携帯装置3の通信する無線通信網の最寄りの基地局や中継器から現在位置情報を取得する回路などで構成されることができる。
カメラ付き携帯装置3は、公知のカメラ付き携帯電話やカメラ付きPDAなどで構成できる。なお、音声の通話に関わる回路はなくてもよい。
以下では、各種の実施形態に分けて、説明する。
まず、本発明の第1実施形態について、説明する。
図5は、第1実施形態における検査支援処理のうち準備処理の一例の流れを示すフローチャートである。本準備処理をPC2に実行させるためのプログラムは、PC2の内部記憶デバイス(図示省略)に予め記憶されている。サーバ1からプログラムをダウンロードしてもよい。PC2のCPU(図示省略)によりプログラムが実行される。
ステップS1にて、PC2により、検査基本情報を取得し、PC2の内部記憶デバイスに一時的に記憶する。本例では、PC2がサーバ1から検査基本情報の入力画面を受信して表示し、当該入力画面に沿って検査基本情報の入力を受け付ける。入力方式は任意であるが、例えば、PC2の操作入力デバイス(キーボードおよびマウスなど)を用い、テキスト入力やリストボックスからの項目選択により、検査基本情報を取得することができる。
ステップS2にて、PC2により、検査現場の図面を取得し、PC2の内部記憶デバイスに一時的に記憶する。本例では、PC2がサーバ1から図面の入力画面を受信して表示し、当該入力画面に沿って図面の入力を受け付ける。メモリカードや光ディスクなどのリムーバブルな記憶デバイスに保存された図面を読み出すようにしてもよいし、ネットワーク5経由で取得してもよい。PC2内に保存されている図面の中から所望の図面を選択する操作を受け付けてもよい。
ステップS3にて、PC2により、検査ポイント情報として、各検査ポイントの位置情報(以下「検査位置情報」という)および各検査ポイントの検査内容を取得し、PC2の内部記憶デバイスに一時的に記憶する。本例では、PC2がサーバ1から検査ポイント情報の入力画面を受信して表示し、当該入力画面に沿って検査位置情報および検査内容の入力を受け付ける。
検査位置情報は、例えば、ステップS2で取得された図面(例えば伏図)を表示して、マウス等のポインティグデバイスにより図面上での検査対象部材の位置を指示させることで、入力させる。各検査位置情報には、各検査ポイントの識別番号(以下「検査ポイント番号」という)を付与する。
検査内容は、検査現場にて各検査ポイントで何を検査対象にどのような検査を行うかを具体的に示す情報であり、形式は任意である。例えば、ステップS1で入力した検査対象部材のリストおよび検査種類のリストを表示して、チェックボックスにより選択入力させる。入力形式およびデータ形式は特に限定されない。テキストデータ入力やグラフィックデータ入力などでもよい。
ステップS4にて、PC2により、検査チェックシートを生成する。検査チェックシートは、ステップS1〜S3で取得した情報(検査基本情報、図面、検査位置情報、検査内容など)を互いに関連付けた情報である。サーバ1で検査チェックシートを生成するようにしてもよい。本例では、データベース1aに予め保存されている検査チェックシートのテンプレート(検査テンプレート)を読み出し、その検査テンプレートに、ステップS1で取得した検査基本情報、ステップS2で取得した図面、ステップS3で取得した検査位置情報および検査内容を付加することで、検査チェックシートを生成する。例えば、複数の検査テンプレートの中から検査基本情報に対応するものを選択し、その検査テンプレートにステップS1〜S3で取得した情報を埋め込むことで、検査チェックシートを生成する。例えば、HTMLやXMLのようなマークアップ言語を用いる。
本例の検査チェックシートは、検査現場の図面(例えば伏図)に検査位置情報を重ね合わせた検査マップを含む。例えば、図6(A)に示す検査内容のテーブル情報である場合、図6(B)に示すように、検査現場の伏図(原検査マップ)に、検査ポイントごとの位置および識別番号を示す四角形状のマーク(以下「検査ポイントマーク」という)を埋め込むとともに、各検査ポイントマークに、各検査ポイントの検査内容(検査対象部材、検査種類など)をリンクさせる。また、検査マップ全体には、検査基本情報(工事物件名、検査現場区分など)がリンクされる。
検査チェックシートのレイアウトは任意であり、携帯装置3で表示可能なレイアウトや、PC2に接続されたプリンタ4で印刷可能なレイアウトを、用いることもできる。
ステップS5にて、PC2により、検査チェックシートに検査ルート情報を付加する。検査ルート情報は、検査現場での複数の検査ポイントの検査順番を示す情報である。例えば、図7(A)に円形状のマーク(以下「検査順番マーク」という)で示すように、検査ポイント番号で1→2→4→5→3→6の順で検査する場合、図7(B)に示すように、検査チェックシートを構成する検査マップに、検査ルート情報として検査順番を示す矢印と検査順番マークを付加する。
検査ルート情報の付加態様には各種ある。
第1に、PC2にて、検査チェックシートを表示して、表示された検査チェックシート上で検査ポイントの検査順番を付加する操作入力を受け付けることで、検査チェックシートに検査ルート情報を付加する態様がある。例えば、図6(A)に示したような検査マップを表示すると、操作者はマウスなどのポインティングデバイスを用いて、図7(B)に示すように、検査マップ上で検査ポイントを順番に矢印で結ぶ操作を行う。図6(A)に示したようなテーブルを表示して、表示されたテーブル上で各検査ポイントごとに検査順番を入力してもよい。いずれの場合にも、検査チェックシートの一部を表示して、検査順番を示す検査ルート情報を付加するための操作入力を受け付ける。もっとも、他の入力形式により、検査順番(検査ルート情報)の付加操作を受け付けてもよいことは、言うまでもない。
第2に、PC2にて、検査情報(例えば検査位置情報、検査内容)に基づいて、検査現場での検査ポイントの検査順番を決定し、検査チェックシートに検査ルート情報を付加する態様がある。
例えば、図6(A)および(B)に示した検査現場内の複数の検査ポイント(図では6箇所)の中から、検査内容が同じである検査ポイントごとに選択することで検査順番を決定し、図7(B)に示す検査ルート情報付き検査マップを生成する。例えば、まず、検査種類が「写真撮影」である検査ポイント(検査ポイント番号1、2、4、5)を選択し、次に、検査種類が「目視検査」である検査ポイント(検査ポイント番号3、6)を選択することにより、検査ポイント番号1→2→4→5→3→6という検査順番を示す検査ルート情報が生成される。このように、異なる検査に切り替わる回数を最小化して、検査作業者に同じ検査を全て実施させて区切りをつけさせた後に次の異なる検査を実施させるようにすることで、検査作業者の慣れによる検査作業時間の最小化を図る。なお、検査内容に基づいて検査順番を決定したが、検査対象部材に基づいて検査順番を決定してもよいし、検査対象部材および検査内容の両方に基づいて検査順番を決定してもよい。要するに、全体の検査作業時間が最も小さくなるように、検査順番を決定することが好ましい。
検査現場における検査ポイント間の移動距離の合計が最短となる検査ルート情報を生成してもよい。つまり、検査現場での移動時間を最小化する。
更に、総作業時間(検査作業時間の合計+移動時間の合計)を算出し、総時間が最小になるように検査順番を決定してもよい。例えば図8(A)に示す検査内容であった場合、検査内容(検査対象および検査種類)が同一である検査ポイントをグループ化し、更に検査ポイント間の移動距離が短くなるようにして検査順番を決定する。
検査ルート算出のアルゴリズムは、組み合わせ最適化問題を解く周知のアルゴリズムを用いればよいので、ここでは説明を省略する。本検査支援システムの提供者は、任意にアルゴリズムを組み込むことができる。
検査ルート情報付きの検査チェックシートは、PC2からサーバ1に送信されて、データベース1aに記憶される。
また、サーバ1は、出来上がった検査チェックシートの内容を、現場責任者などの上位責任者のアカウント権限でサーバ1にログオンしたPC2や携帯装置3のユーザに閲覧させるとともに、承認または否決の入力を受け付け、承認が入力されればデータベース1aに保存し、否決が入力されればデータベース1aに保存しないようにしてもよい。
また、検査ルート情報付加(ステップS5)を実行する場合を例に説明したが、PC2は、検査ルート情報を付加するか否かの選択操作を受け付けるようになっており、検査ルート情報を付加しない操作入力が行われた場合には、検査ルート情報付加(ステップS5)を行わないで本処理を終了する。この場合、検査ルート情報無しの検査チェックシートが、PC2からサーバ1に送信されて、データベース1aに記憶される。
また、図5の準備処理(ステップS1〜S5)を、主としてPC2で行う場合を例に説明したが、主として携帯装置3で行うようにしてもよい。即ち、携帯装置3とサーバ1との連携によりステップS1〜S5を行う。
例えば、まず、ステップS1にて、携帯装置3の操作部46により、検査基本情報を入力する。メモリカード100などの記憶デバイスから読み出してもよいし、サーバ1からネットワーク経由で取得してもよい。次に、ステップS2にて、携帯装置3のカードリーダ/ライタ33により、メモリカード100などの記憶デバイスから図面を読み出す。サーバ1からネットワーク経由で取得してもよい。次に、ステップS3にて、携帯装置3の操作部46により、検査ポイントの位置情報および検査内容を入力する。メモリカード100などの記憶デバイスから読み出してもよいし、サーバ1からネットワーク経由で取得してもよい。次に、ステップS4にて、携帯装置3のCPU30により、検査チェックシートを生成する。検査基本情報、図面、検査ポイントの位置情報および検査内容を携帯装置3からサーバ1に送信し、サーバ1により検査チェックシートを生成して、その検査チェックシートをサーバ1からダウンロードしてもよい。次に、ステップS5にて、携帯装置3の表示部48に検査チェックシートを表示して、携帯装置3の操作部46により、表示された検査チェックシート上に検査ルート(検査ポイントの検査順番)を操作入力させることで、検査チェックシートに検査ルート情報を付加する。検査ルート情報付き検査チェックシートは、携帯装置3からサーバ1に送信され、データベース1aに保存される。サーバ1により検査ルート情報の付加を行うようにしてもよい。本例でも、ステップS5の検査ルート情報付加を行わないで事前準備処理を終了することもできる。
図9は、本実施形態における検査支援処理のうち携帯装置3で実行される検査処理の一例の流れを示すフローチャートである。本検査支援処理を携帯装置3に実行させるためのプログラムは、携帯装置3の内部記憶デバイスに予め記憶されている。サーバ1からプログラムをダウンロードしてもよい。携帯装置3のCPU30によりプログラムが実行される。
ステップS10にて、携帯装置3からサーバ1に検査作業員の権限でログインし、検査支援処理開始を指示する。このとき、携帯装置3は検査作業員によって検査現場まで携帯されているものとする。
携帯装置3から検査支援処理開始の指示があった場合、サーバ1はデータベース1aに保存された検査チェックシートをオープンにして携帯装置3に送信する。もしデータベース1aに保存された検査チェックシートが複数ある場合、サーバ1は携帯装置3から選択された検査チェックシートを送信する。携帯装置3は、サーバ1から受信した検査チェックシートをSDRAM38に保存する。
ステップS11にて、携帯装置3の通信回路15により、データベース1aで管理されている検査チェックシートをサーバ1から受信し、携帯装置3のCPU30により、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されているか否かを判定する。検査ルート情報が付加されていない場合にはステップS12に進み、検査ルート情報が付加されている場合にはステップS21に進む。
まず、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されていない場合について、説明する。
ステップS12にて、携帯装置3の表示部48により、検査チェックシートの一部として検査マップを表示する。即ち、図6(B)に示したように、検査現場の伏図に、複数の検査ポイントの位置情報を重ね合わせて、表示する。本例では、検査マップ上の検査ポイントの位置に検査ポイント番号を表示することで、検査ポイントの位置を示す。なお、本例では検査マップのみ表示するが、検査内容を併せて表示してもよい。その場合、図6(A)のテーブル内に示したテキストで表示する必要はなく、アイコンで表示してよい。例えば、検査種類が「写真撮影」であればカメラの図形、検査種類が「目視検査」であれば目の図形を、検査マップ上の検査ポイントの近傍に表示する。
ステップS13にて、携帯装置3の操作部46により、検査ポイントの選択入力を受け付ける。検査作業者は、例えば、図6(B)の検査マップを見ながら検査ポイント番号を入力する。
ステップS14にて、携帯装置3の表示部48により、選択された検査ポイントの検査結果入力画面を表示する。本例では、図10(A)に示すように、検査結果入力画面として、検査対象部材および検査項目およびチェックボックスを表示する。図中の検査対象部材としては、例えば、「柱」、「壁」などが表示される。図中の検査項目1〜3としては、その検査対象部材の具体的な検査項目が表示される。図中のチェックボックスは、その検査項目が良好(OK)であることを確認した場合にチェックマークを入れるボックスである。もっとも検査結果入力画面のレイアウトおよび表示内容は特に限定されない。
ステップS15にて、携帯装置3の操作部46により、検査結果の入力を受け付ける。検査作業者は、検索結果入力画面を見ながら、検査結果に該当するチェックボックスにチェックマークを入れる。携帯装置3のCPU30は、入力された検査結果を、検査チェックシートに関連付けて、メモリカード100に保存する。
ステップS16にて、図10(B)に示すように、携帯装置3の撮影手段(図4のレンズユニット60、CCD50など)により、選択された検査ポイントの写真撮影を行う。
ステップS17にて、図10(C)に示すように、携帯装置3の表示部48により、検査写真(検査画像)の保存を行うか否かの確認表示を行う。携帯装置3の操作部46により保存指示が入力された場合にはステップS18に進んで、検査写真を検査チェックシートと関連付けてメモリカード100に保存し、保存しない指示が入力された場合にはステップS16に戻る。
ステップS19にて、図10(D)に示すように、携帯装置3の表示部48により、撮影を継続するか否かの確認表示を行う。携帯装置3の操作部46により継続指示が入力されたときにはステップS16に戻り、撮影終了指示が入力されたときにはステップS20に進む。
ステップS20にて、検査処理終了か否かを判定する。本例では、未検査の検査ポイントが無くなった場合には本処理を終了し、未検査の検査ポイントがある場合にはステップS21に進む。
ステップS20にて、携帯装置3の表示部48により、再び検査マップを表示する。
ステップS21にて、携帯装置3の操作部46により、次に検査を実施する検査ポイントの選択入力を受け付ける。検査作業者は、例えば、検査ポイント番号を入力する。検査ポイントが選択入力されると、ステップS14に進み、次の検査ポイントの検査処理を行う。
次に、検査チェックシートに検査情報が付加されている場合について、説明する。
ステップS23にて、携帯装置3のCPU30は、検査チェックシートに付加された検査ルート情報に基づいて、最初に検査する検査ポイントを特定する。
ステップS24にて、携帯装置3の表示部48により、検査マップを表示する。即ち、検査ルート情報付きの検査チェックシートの一部を表示する。本ステップでは、図7(B)に示すように、検査現場の伏図に、複数の検査ポイントの位置情報と検査ルート情報を重ね合わせて、表示する。本例では、検査マップ上の検査ポイントの位置に検査ポイント番号を示す検査ポイントマークを表示するとともに、検査順番を示す検査順番マークと矢印を表示する。
ステップS25〜S30は、ステップS14〜19と同様である。
ステップS31にて、検査処理終了か否かを判定する。本例では、未検査の検査ポイントが無くなった場合には本処理を終了し、未検査の検査ポイントがある場合にはステップS32に進む。
ステップS32にて、携帯装置3のCPU30は、検査チェックシートに付加された検査ルート情報に基づいて、次に検査を実施する検査ポイントを特定し、ステップS25に進んで次の検査ポイントの検査処理を行う。
本例では、図9に示すように、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されている場合には、検査マップの表示を省略して、次の検査ポイントの検査内容を表示部48に表示する。
検査チェックシートに検査ルート情報が付加されている場合には、検査マップに検査ルート情報を重ね合わせ、検査マップ上で複数の検査ポイントのうち次の検査ポイントがいずれであるかを示すようにしてもよい。この場合の検査処理の一例の流れを、図11のフローチャートに示す。図11の検査処理のステップS10〜S32は、図9の検査処理と同じである。ステップ33では、検査マップを表示するとともに、検査マップ上で次に検査を実施する検査ポイントにカーソルを合わせることで、次に検査を実施する検査ポイントを表示する。
図12は、前述の第1実施形態における検査支援処理を実施するための機能構成を示すブロック図である。PC2は、各種の表示を行う表示手段201と、検査現場の図面と検査情報とを取得する検査情報取得手段202と、検査現場の図面と検査情報とを対応付けた検査チェックシートを生成する検査チェックシート生成手段203と、検査チェックシートに検査ルート情報を付加する検査ルート情報付加手段204と、サーバ1、携帯装置3およびプリンタ4と通信を行う通信手段205を備える。表示手段201はLCDなどの表示デバイスによって構成される。検査情報取得手段202は、キーボードおよびマウスなどの操作入力デバイスを含んで構成される。検査チェックシート生成手段203および検査ルート情報付加手段204は、例えばCPUによって構成される。
検査ルート情報付加手段204は、検査情報に基づいて検査ルート情報を生成するようにしてもよい。また、検査ルート情報付加手段204は、操作入力デバイスを含んで構成し、検査チェックシートを表示手段201に表示して、操作入力により、検査チェックシートに検査ルート情報を付加するようにしてもよい。
携帯装置3は、検査チェックシートなどを表示する表示手段301(図4の表示部48)と、検査現場の複数の検査ポイントのうち次に検査を実施する検査ポイントを選択入力可能な選択入力手段302と、各検査ポイントの検査結果を入力するための検査結果入力手段303と、検査ポイントの撮影を行って検査画像を生成する撮影手段304(図4のレンズユニット60、CCD50など)と、検査結果および検査画像のうち少なくとも一方を検査チェックシートと関連付けて記憶する記憶手段305(図4のメモリカード100など)と、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されている場合には、検査ルート情報に基づいて、複数の検査ポイントのうち次に検査を実施する検査ポイントを特定し、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されていない場合には、選択入力手段302により検査ポイントの選択入力を受け付ける制御手段306(図4のCPU30)と、を備える。
制御手段306は、例えば、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されていない場合、検査現場の図面に複数の検査ポイントの位置情報を重ね合わせた検査マップを表示手段301に表示して、選択入力手段302により検査ポイントの選択を受け付ける。
制御手段306は、例えば、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されていない場合には、選択入力手段302により選択入力された検査ポイントの検査内容を表示手段301に表示し、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されている場合には、検査ルート情報に基づいて特定された検査ポイントの検査内容を表示手段301に表示する。
制御手段306は、各検査ポイントごとに必要な検査結果入力および必要な撮影が完了したとき、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されていない場合には、次の検査ポイントの選択入力を受け付けるため検査マップを表示手段301に表示した後、選択入力手段302により選択入力された次の検査ポイントの検査内容を表示手段301に表示し、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されている場合には、検査マップの表示を省略して、検査ルート情報に基づいて特定された次の検査ポイントの検査内容を表示手段301に表示するようにしてもよい。
制御手段306は、各検査ポイントごとに必要な検査結果入力および必要な撮影が完了したとき、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されていない場合には、次の検査ポイントの選択入力を受け付けるため検査マップを表示手段301に表示した後、選択入力手段302により選択入力された次の検査ポイントの検査内容を表示手段301に表示し、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されている場合には、検査マップに検査ルート情報を重ね合わせ、検査マップ上で複数の検査ポイントのうち次の検査ポイントがいずれであるかを示すようにしてもよい。
選択入力手段302および検査結果入力手段303は、携帯装置3の操作部(図4の46)によって構成される。
なお、検査情報取得手段202、検査チェックシート生成手段203および検査ルート情報付加手段204を、携帯装置3に設けることも可能である。
次に、本発明の第2実施形態について、説明する。
第2実施形態における検査支援処理のうち準備処理については、図5を用いて第1実施形態で既に説明したので、以下では、検査処理について説明する。
図13は、第2実施形態の携帯装置3で実行される検査処理の一例の流れを示すフローチャートである。
ステップS40〜S41は、第1実施形態におけるステップS10〜S11と同様である。検査チェックシートに検査ルート情報が付加されていない場合にはステップS42に進み、検査ルート情報が付加されている場合にはステップS52に進む。
まず、準備処理で検査チェックシートに検査ルート情報が付加されていなかった場合について、説明する。
ステップS42〜S43は、第1実施形態におけるステップS12〜S13と同様である。例えば、図14(A)に示す検査内容である場合、図14(B)に示すように、検査ルート情報無しの検査マップが表示されるので、検査作業者は、最初に検査する検査ポイントの識別番号(検査ポイント番号)を操作部46により入力する。以下では、6つの検査ポイント(検査ポイント番号「1」〜「6」)のうち「5」番の検査ポイントが選択されたものとして説明する。
ステップS44〜S50は、第1実施形態におけるステップS14〜S20と同様である。ステップS50にて、未検査の検査ポイントがある場合にはステップS51に進み、未検査の検査ポイントが無い場合には本検査処理を終了する。本例では、図14に示したように検査ポイントが複数あるのでステップS51に進む。
ステップS51にて、携帯装置3のCPU30により、検査ポイント選択入力(ステップS43)で選択入力された検査ポイントを起点として、検査チェックシートの検査情報に基づいて検査ルート情報を生成し、生成した検査ルート情報を検査チェックシートに付加する。本ステップの処理内容は、第1実施形態のステップS5(図5)と同様である。
例えば、図14(A)に示した検査内容(検査対象部材、検査種類)および図14(B)に示した検査ポイント間の位置関係(検査ポイント間の距離)のうち少なくとも一方に基づいて、検査ポイント番号「1」〜「6」を付した6箇所の検査ポイントの検査順番を決定する。図15(A)および(B)に示すように、全ての検査ポイントを通る最短ルート(即ち複数の検査ポイント間の移動距離の合計が最小になるルート)を決定してもよい。検査作業者がアルゴリズムを選択可能にしてもよい。
本例では、ステップS51を終えるとステップS52に進む。
次に、準備処理またはステップS51で検査チェックシートに検査ルート情報が付加された場合について、説明する。
ステップS52は、第1実施形態におけるステップS23と同様である。
ステップS53にて、携帯装置3の表示部48により、検査マップを表示する。図15(B)に示した例では、検査現場の伏図上の検査ポイントの位置に検査ポイント番号入りの四角形マーク(検査ポイントマーク)を表示するとともに、検査ポイント間の移動距離の合計が最短となるように、検査順番入りの円形マーク(検査順番マーク)および矢印を表示する。本例では、検査作業者が何らかの理由で検査ルートを外れた場合、検査マップ上で次の検査ポイントを選択入力可能である。
ステップS54〜S59は、ステップS44〜S49と同様である。
ステップS60にて、未検査の検査ポイントが無くなった場合には本処理を終了し、未検査の検査ポイントがある場合にはステップS61に進む。
ステップS61にて、携帯装置3のCPU30により、検査チェックシートに付加された検査ルート情報通りではない検査ポイントがステップS53で選択されたか否かを判定し、検査ルート情報通りでない検査ポイントが選択された場合には、ステップS62に進む。
ステップS62にて、携帯装置3のCPU30は、ステップS53で選択入力された検査ポイントを起点とし、検査情報(検査位置情報、検査内容など)に基づいて、検査現場の全ての検査ポイントから既に検査を行った検査ポイントを除外した残りの検査ポイントの検査順番を決定し、検査ルート情報を生成し直す。このようにして生成し直された検査ルート情報は、検査チェックシートに付加され、次の検査ポイントでは、生成し直された検査ルート情報に基づいて、検査ポイント特定(ステップS52)、検査マップ表示(ステップS53)、検査結果の入力および保存(ステップS54〜S55)、写真の撮影および保存(ステップS56、S58)が行われる。
次に、本実施形態における検査支援処理を実施するための機能構成を、図12を用いて説明する。なお、以下では、第1実施形態と異なる事項のみ説明する。
本実施形態の制御手段306は、PC2に設けた検査ルート情報付加手段204と同様の機能を有する。
制御手段306は、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されていない場合、選択入力手段302により選択入力された検査ポイントを起点として、検査チェックシートに基づいて検査ルート情報を生成する。
制御手段306は、検査チェックシートに検査ルート情報が付加されており、且つ、選択入力手段302により選択入力された検査ポイントの検査順番が検査ルート情報通りでない場合には、選択入力された検査ポイントを起点として、検査チェックシートに基づいて検査ルート情報を再生成する。
なお、本発明は、本明細書において説明した例や図面に図示された例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の設計変更や改良を行ってよいのはもちろんである。
1…サーバ、1a…データベース、2…PC、3…携帯装置、4…プリンタ、201…PCの表示手段、202…PCの検査情報取得手段、203…PCの検査チェックシート生成手段、204…PCの検査ルート情報付加手段、301…携帯装置の表示手段、302…携帯装置の選択入力手段、303…携帯装置の検査結果入力手段、304…携帯装置の撮影手段、305…携帯装置の記憶手段、306…携帯装置の制御手段

Claims (14)

  1. 検査現場の図面と、前記検査現場内の複数の検査ポイントの位置情報および前記各検査ポイントでの検査内容を含む検査情報とを取得する検査情報取得手段と、
    前記図面と前記検査情報とを対応付けた検査チェックシートを生成する検査チェックシート生成手段と、
    前記検査チェックシートに、前記検査現場での前記検査ポイントの検査順番を示す検査ルート情報を付加する検査ルート情報付加手段と、
    前記検査チェックシートを表示する表示手段と、
    前記検査ポイントの検査結果を入力するための検査結果入力手段と、
    前記検査ポイントの撮影を行って検査画像を生成する撮影手段と、
    前記検査結果および前記検査画像のうち少なくとも一方を前記検査チェックシートと関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記複数の検査ポイントのうち次に検査を実施する検査ポイントを選択入力可能な選択入力手段と、
    前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されている場合には、前記検査ルート情報に基づいて、前記複数の検査ポイントのうち次に検査を実施する検査ポイントを特定し、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合には、前記選択入力手段により前記検査ポイントの選択入力を受け付ける制御手段と、
    を備えたことを特徴とする検査支援システム。
  2. 前記検査ルート情報付加手段は、前記検査チェックシートを表示して、操作入力により、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報を付加することを特徴とする請求項1に記載の検査支援システム。
  3. 前記検査ルート情報付加手段は、前記検査情報に基づいて前記検査現場での前記検査ポイントの検査順番を決定することで、前記検査ルート情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の検査支援システム。
  4. 前記検査ルート情報付加手段は、前記複数の検査ポイントのうち前記検査内容が同じある検査ポイントごとに選択することで検査順番を決定することを特徴とする請求項3に記載の検査支援システム。
  5. 前記検査ルート情報付加手段は、前記複数の検査ポイント間の移動距離に基づいて検査順番を決定することを特徴とする請求項3または4に記載の検査支援システム。
  6. 前記制御手段は、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合、前記図面に前記複数の検査ポイントの位置情報を重ね合わせた検査マップを前記表示手段に表示して、前記選択入力手段により前記検査ポイントの選択を受け付けることを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載の検査支援システム。
  7. 前記制御手段は、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合には、前記選択入力手段により選択入力された前記検査ポイントの前記検査内容を前記表示手段に表示し、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されている場合には、前記検査ルート情報に基づいて特定された前記検査ポイントの前記検査内容を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項6に記載の検査支援システム。
  8. 前記制御手段は、前記各検査ポイントごとに必要な検査結果入力および必要な撮影が完了したとき、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合には、次の前記検査ポイントの選択入力を受け付けるため前記検査マップを前記表示手段に表示した後、前記選択入力手段により選択入力された次の前記検査ポイントの前記検査内容を前記表示手段に表示し、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されている場合には、前記検査マップの表示を省略して、前記検査ルート情報に基づいて特定された次の前記検査ポイントの前記検査内容を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項7に記載の検査支援システム。
  9. 前記制御手段は、前記各検査ポイントごとに必要な検査結果入力および必要な撮影が完了したとき、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合には、次の前記検査ポイントの選択入力を受け付けるため前記検査マップを前記表示手段に表示して、前記選択入力手段により前記検査ポイントの選択入力を受け付け、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されている場合には、前記検査マップに前記検査ルート情報を重ね合わせ、前記検査マップ上で前記複数の検査ポイントのうち次の前記検査ポイントがいずれであるかを示すことを特徴とする請求項7に記載の検査支援システム。
  10. 前記制御手段は、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合、前記選択入力手段により選択入力された前記検査ポイントを起点として、前記検査チェックシートに基づいて前記検査ルート情報を生成することを特徴とする請求項1ないし9のうちいずれか1項に記載の検査支援システム。
  11. 前記制御手段は、前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されており、且つ、前記選択入力手段により選択入力された前記検査ポイントの検査順番が前記検査ルート情報通りでない場合には、選択入力された前記検査ポイントを起点として、前記検査チェックシートに基づいて前記検査ルート情報を生成することを特徴とする請求項1ないし10のうちいずれか1項に記載の検査支援システム。
  12. 前記検査ルート情報生成手段は、前記複数の検査ポイントのうち既に検査を行った検査ポイントを除外した前記検査ルート情報を生成することを特徴とする請求項10または11に記載の検査支援システム。
  13. 検査作業前の準備作業のためのコンピュータ装置と、検査作業時の検査作業のための携帯装置と、前記準備作業および前記検査作業による出力情報を管理するデータベースとを用いる検査支援方法であって、
    前記コンピュータ装置により、検査現場内の複数の検査ポイントの位置情報および前記各検査ポイントでの検査内容を含む検査情報と前記検査現場の図面とを取得するステップと、
    前記コンピュータ装置により、前記検査情報と前記図面とを対応付けた検査チェックシートを生成するステップと、
    前記コンピュータ装置により、必要に応じて、前記検査チェックシートに、前記検査現場での前記検査ポイントの検査順番を示す検査ルート情報を付加するステップと、
    前記携帯装置により、前記検査チェックシートを表示するステップと、
    前記携帯装置により、必要に応じて前記検査ポイントの検査結果の入力を受け付けるステップと、
    前記携帯装置により、必要に応じて前記検査ポイントでの撮影を行って検査画像を生成するステップと、
    前記データベースまたは前記携帯装置により、前記検査結果および前記検査画像のうち少なくとも一方を前記検査チェックシートと関連付けて記憶するステップと、
    前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合、前記携帯装置により、次に検査を実施する検査ポイントを選択入力するステップと、
    前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されている場合、前記携帯装置により、前記検査ルート情報に基づいて、前記複数の検査ポイントのうち次に検査を実施する検査ポイントを特定するステップと、
    を備えたことを特徴とする検査支援方法。
  14. 表示手段、操作手段、撮影手段、制御手段および記憶手段を備えた携帯装置を用いる検査支援方法であって、
    前記制御手段により、検査現場内の複数の検査ポイントの位置情報および前記各検査ポイントでの検査内容を含む検査情報と前記検査現場の図面とを対応付けた検査チェックシートを生成するステップと、
    前記制御手段により、必要に応じて、前記検査チェックシートに、前記検査現場での前記検査ポイントの検査順番を示す検査ルート情報を付加するステップと、
    前記表示手段に、前記検査チェックシートを表示するステップと、
    前記操作手段により、必要に応じて前記検査ポイントの検査結果の入力を受け付けるステップと、
    前記撮影手段により、必要に応じて前記検査ポイントでの撮影を行って検査画像を生成するステップと、
    前記記憶手段に、前記検査結果および前記検査画像のうち少なくとも一方を前記検査チェックシートと関連付けて記憶するステップと、
    前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されていない場合、前記操作部により、前記検査ポイントの選択入力を受け付けるステップと、
    前記検査チェックシートに前記検査ルート情報が付加されている場合、前記制御手段により、前記検査ルート情報に基づいて、前記複数の検査ポイントのうち次に検査を実施する前記検査ポイントを特定するステップと、
    を備えたことを特徴とする検査支援方法。
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