JP2011048760A - 建設検査支援装置、建設検査システム、建設検査支援方法および建設検査支援プログラム - Google Patents

建設検査支援装置、建設検査システム、建設検査支援方法および建設検査支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】発生しやすい不具合を予測し、まえもって検査員に注意を促すことができる。
【解決手段】PC2は、当該画面をサーバ1から受信して表示し、当該画面に沿って検査情報の入力(ステップS11)、検査図面の入力(ステップS12)、検査内容の入力(ステップS13)を受け付ける。PC2は、これらを対応づけてサーバ1に送信し、サーバ1は、これらの情報をテンプレートに埋めて検査チェックシートを生成する(ステップS14)。サーバ1は、検査情報をキーとして、不具合情報DB1bに記憶された不具合情報から検査チェックシートに含まれる検査に対して起こりやすい不具合を予測する(ステップS15)。予測された不具合を検査情報に関連付けてサーバ1に保存し、携帯端末3に送信することで、検査チェックシートと共に不具合が予測されることが携帯端末3に表示される。
【選択図】 図4

Description

本発明は建設検査支援装置、建設検査システム、建設検査支援方法および建設検査支援プログラムに係り、特に建設などの工事における施工検査業務を支援する建設検査支援装置、建設検査システム、建設検査支援方法および建設検査支援プログラムに関する。
ビル建設などの工事における施工検査業務、例えば配筋検査と呼ばれる鉄筋の配置状況をチェックする検査に関して、これを効率的に行うためのシステムが従来開発されている。
特許文献1には、検査の終了の有無や検査箇所を撮影した撮影データと、検査箇所の位置を示す検査位置データとを対応付けて管理する建物検査支援装置が開示されている。
特許文献2には、図面と不具合情報とを対応付けて蓄積しておき、不具合が発生した場合にはその不具合の原因解析を行う検査支援方法が開示されている。
特開2006−92274号公報 特開2007−133908号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、要再検査となった場合にその原因等を入力することは記載されていない。したがって、不具合の解析や発生しやすい不具合の予測を行うことはできない。
また、特許文献2に記載の発明は、原因解析を行うものであり、発生しやすい不具合の予測を行うものではない。
本発明は、発生しやすい不具合を予測し、まえもって検査員に注意を促すことができる建設検査支援装置、建設検査システム、建設検査支援方法および建設検査支援プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の建設検査支援装置は、検査対象に関する情報である検査情報と前記検査情報に関連する図面情報とを入力する検査内容入力手段と、不具合があった検査結果と、当該検査結果に対応する検査情報とからなる不具合情報が記憶された不具合情報記憶手段と、前記不具合情報記憶手段に記憶された不具合情報に基づいて前記検査内容入力手段により入力された検査対象の検査時に発生しやすい不具合を予測する不具合予測手段と、前記検査内容入力手段により入力された検査情報および図面情報と、前記不具合予測手段により予測された不具合とに基づいて検査チェックシートを生成する検査チェックシート生成手段であって、前記予測された不具合が当該予測された不具合に対応する検査対象に紐づけられた検査チェックシートを生成する検査チェックシート生成手段と、前記検査チェックシート生成手段により生成された検査チェックシートを外部端末へ送信する第1送信手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の建設検査支援装置によれば、不具合があった検査結果と、当該検査結果に対応する検査情報とからなる不具合情報に基づいて、入力された検査対象の検査時に発生しやすい不具合が予測され、予測された不具合が当該予測された不具合に対応する検査対象に紐づけられる。これにより、検査を行う前に発生が想定される不具合を予想することができる。
また、請求項1に記載の建設検査支援装置によれば、検査対象に関する情報である検査情報と前記検査情報に関連する図面情報とが入力され、これらの情報に基づいて検査チェックシートは生成され、外部端末へ送信される。これにより、検査チェックシートを受け取った外部端末は、検査情報と共に不具合が予測されることや、予測される不具合の内容を表示することができる。したがって、まえもって検査員に注意を促すことができる。
請求項2に記載の建設検査支援装置は、請求項1に記載の建設検査支援装置において、前記不具合予測手段は、前記不具合情報記憶手段に記憶された不具合情報から検査情報をキーとして不具合情報を抽出する手段と、前記抽出手段により抽出された不具合情報から頻度が所定の閾値以上の不具合情報のみを発生しやすい不具合として予測する手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の建設検査支援装置によれば、不具合情報から検査情報をキーとして不具合情報が抽出される。これにより、ある検査について、自動的に発生が想定される不具合を予想することができる。また、請求項2に記載の建設検査支援装置によれば、抽出された不具合情報から頻度が所定の閾値以上の不具合情報が発生しやすい不具合として予測される。これにより、どの程度発生が予想される不具合を抽出対象とするかを設定することができる。
請求項3に記載の建設検査支援装置は、請求項1又は2に記載の建設検査支援装置において、前記検査チェックシート生成手段は、テンプレートに前記検査情報、前記図面情報及び前記予測された不具合を埋めることにより検査チェックシートを生成することを特徴とする。
請求項3に記載の建設検査支援装置によれば、テンプレートに検査情報、図面情報及び予測された不具合を埋めることにより検査チェックシートが生成される。これにより、チェックシートを表示することで検査情報と、図面情報と予測された不具合とを同時に確認することができる。
請求項4に記載の建設検査システムは、前記建設検査支援装置と、前記外部端末である携帯端末とで構成された建設検査システムであって、前記携帯端末は、前記建設検査支援装置から送信された検査チェックシートを取得する第1取得手段と、前記第1取得手段により取得された検査チェックシートを表示する表示手段であって、前記予測された不具合が紐づけられた検査対象を他の検査対象と区別して表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の建設検査システムによれば、建設検査支援装置から送信された検査チェックシートが取得され、取得された検査チェックシートが表示される。このとき、予測された不具合が紐づけられた検査対象が他の検査対象と区別して表示される。これにより、不具合が予測されている検査対象を検査員に認識させることができる。
請求項5に記載の建設検査システムは、請求項4に記載の建設検査システムにおいて、前記携帯端末は、前記表示手段に表示された検査チェックシートに含まれる検査対象の中から所望の検査対象を選択する検査対象選択手段と、前記検査対象選択手段の選択した検査対象の検査結果を入力する検査結果入力手段と、前記検査結果入力手段により入力された検査結果を前記建設検査支援装置に送信する第2送信手段と、を備え、前記建設検査支援装置は、前記携帯端末から送信された検査結果を取得する第2取得手段を備え、前記不具合予測手段は、前記第2取得手段により取得された検査結果に基づいて、検査対象の検査時に発生しやすい不具合を予測し直し、前記検査チェックシート生成手段は、前記不具合予測手段により予測し直された不具合に基づいて検査チェックシートを更新することを特徴とする。
請求項5に記載の建設検査システムによれば、表示手段に表示された検査チェックシートに含まれる検査対象の中から所望の検査対象が選択され、選択された検査対象の検査結果は入力される。取得された検査結果に基づいて検査対象の検査時に発生しやすい不具合を予測し直し、予測し直された不具合に基づいて検査チェックシートが更新される。これにより、検査結果を不具合の予測に反映させることができる。
請求項6に記載の建設検査システムは、請求項5に記載の建設検査システムにおいて、前記建設検査支援装置は、前記第2取得手段により取得された検査結果に基づいて前記不具合情報記憶手段に記憶された不具合情報を更新する不具合情報更新手段を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の建設検査システムによれば、取得された検査結果に基づいて不具合情報記憶手段に記憶された不具合情報を更新する。これにより、次回からは、取得された検査結果を反映して不具合を予測することができる。
請求項7に記載の建設検査システムは、請求項6に記載の建設検査システムにおいて、前記建設検査支援装置は、前記第2取得手段により取得された検査結果に対する付帯情報であって、施工業者を含む付帯情報を取得する付帯情報取得手段を備え、前記不具合情報更新手段は、前記第2取得手段により取得された検査結果と、前記付帯情報取得手段により取得された付帯情報とを関連付けて記憶させることを特徴とする。
請求項7に記載の建設検査システムによれば、検査結果に対する付帯情報が取得され、検査結果と付帯情報とが関連付けられて付帯情報取得手段に記憶される。これにより、不具合と施工業者等の付帯情報との関係を客観的に評価することができる。
請求項8に記載の建設検査システムは、請求項5に記載の建設検査システムにおいて、前記表示手段は、前記検査対象選択手段により選択された検査対象の検査情報を表示するとともに、前記選択された検査対象に対して前記不具合予測手段により不具合が予測された場合には、不具合が予測されたことを示す表示又は当該選択された検査対象に対して予測された不具合の内容に関する表示を行うことを特徴とする。
請求項8に記載の建設検査システムによれば、選択された検査対象の検査情報が表示されるとともに、選択された検査対象に対して不具合が予測された場合には、不具合が予測されたことを示す表示又は当該選択された検査対象に対して予測された不具合の内容に関する表示が行われる。これにより、検査を行う直前にも、不具合が予測されていること又は予測された不具合の内容を検査員に認識させることができる。
請求項9に記載の建設検査システムは、請求項5から8のいずれかに記載の建設検査システムにおいて、検査情報と、不具合に関する内容と、不具合に対する処置とが関連付けて記憶された処置記憶手段を備え、前記検査結果入力手段は、前記検査結果入力手段により不具合があるという検査結果が入力された場合には、前記処置記憶手段に記憶された情報に基づいて不具合に関する内容の候補を表示させる手段と、前記表示された不具合に関する内容の候補の選択入力を受け付ける手段と、前記処置記憶手段に記憶された情報に基づいて前記選択入力された不具合に関する内容に応じた処置を入力する手段と、を有することを特徴とする。
請求項9に記載の建設検査システムによれば、検査情報と、不具合に関する内容と、不具合に対する処置とが関連付けて記憶されており、不具合があるという検査結果が入力された場合には、記憶された情報に基づいて不具合に関する内容の候補を表示させる。前記表示された不具合に関する内容の候補が選択入力されると、選択入力された不具合に関する内容に応じた処置を入力する。これにより、不具合の内容や処置を検査員が正確に入力することができる。
請求項10に記載の建設検査システムは、請求項5から9のいずれかに記載の建設検査システムにおいて、前記携帯端末は、前記検査対象選択手段により選択された検査対象を撮影する撮影手段であって、前記検査結果入力手段により不具合があるという検査結果が入力された場合には動画を撮影する撮影手段を備えたことを特徴とする。
請求項10に記載の建設検査システムによれば、不具合があるという検査結果が入力された場合には動画を撮影する。これにより、より詳細な証拠を残すことができる。
請求項11に記載の建設検査支援方法は、検査対象に関する情報である検査情報と前記検査情報に関連する図面情報とを入力するステップと、不具合があった検査結果と、当該検査結果に対応する検査情報とからなる不具合情報に基づいて前記入力された検査対象の検査時に発生しやすい不具合を予測するステップと、前記入力された検査情報および図面情報と、前記予測された不具合とに基づいて検査チェックシートを生成するステップであって、前記予測された不具合が当該予測された不具合に対応する検査対象に紐づけられた検査チェックシートを生成するステップと、前記検査チェックシート生成手段により生成された検査チェックシートを外部端末へ送信するステップと、を実行することを特徴とする。
請求項12に記載の建設検査支援プログラムは、請求項11に記載の建設検査方法を携帯端末に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、発生しやすい不具合を予測し、まえもって検査員に注意を促すことができる。
建設検査システム100の概略構成図である。 伏図の表示例を示す図である。 カメラ付き携帯端末のブロック図である。 建設検査システム100の準備工程のフローチャートである。 検査チェックシート生成処理のフローチャートである。 不具合予測処理のフローチャートである。 建設検査システム100の検査工程のフローチャートである。 検査チェックシートの表示例を示す図である。 検査チェックシートの表示例を示す図である。 検査チェックシートの表示例を示す図である。 検査チェックシートの表示例を示す図である。 検査結果の入力画面の表示例を示す図である。 EEPROMに記憶されたテーブルの内容を示す図である。 不具合情報の入力画面の表示例を示す図である。 撮影ポイントの入力画面の表示例を示す図である。 建設検査システム101の検査工程のフローチャートである。 不具合情報更新処理のフローチャートである。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態に係る建設検査システム100の概略構成を示す。このシステムは、主として、サーバ1、パソコン(PC)2、カメラ付き携帯端末3で構成される。サーバ1、PC2、カメラ付き携帯端末3は、移動体通信網、インターネットおよびLANなどで構築されたネットワークを介して相互に接続可能である。
サーバ1は、検査情報を一元的に検査情報DB(データベース)1aにて管理し、検査結果のうちの不具合が発生した場合の検査結果(以下、不具合情報という)を一元的に不具合情報DB(データベース)1bで管理する。サーバ1およびPC2は、コンピュータ(CPU,RAM,ROMなど演算処理に必要な回路、データ記憶媒体、データ入出力回路、表示回路、操作装置、通信回路などを備えたもの)で構成することができる。検査情報DB1a、不具合情報DB1bは、ハードディスクユニットのような大容量記憶媒体で構成することができる。
検査情報DB1aに蓄積される検査情報は、検査対象の検査の内容、種類、対象などを具体的に指し示す各種プロフィール情報であり、工事物件名、検査図面、検査種類(配筋検査など)、検査箇所(建物の階数など)、検査対象部材(柱、梁、壁など)、検査対象の詳細(材質、寸法、部品面など)、検査項目(種類、数、ピッチなど)を含む。検査図面は、図2に示すような見取り図面(伏図)、部材図面(配筋図、断面図など)を含み、部材図面および検査対象は、伏図に配置された各部材の位置に対応づけられている。
不具合情報DB1bに蓄積される不具合情報は、工事物件名、検査図面、検査種類、検査箇所、検査対象部材、不具合が発見された検査項目、不具合があったことを示す情報(一般的には「×」(不合格)を示す情報であるが、検査項目によっては不具合の具体的な内容でもよい)を含む。なお、不具合情報と検査情報とは重複する内容が多いため、不具合情報DB1bに蓄積される内容から検査情報と重複する内容を省略し、必要に応じて不具合情報DB1bが検査情報DB1aを参照するようにしてもよいし、検査情報DB1aと不具合情報DB1bを統合してもよい。
図3は、カメラ付き携帯端末3の構成を例示する。カメラ付き携帯端末3は、公知のカメラ付き携帯電話やカメラ付きPDAなどで構成できる。カメラ付き携帯端末3は、静止画の撮影に限らず、動画も撮影可能である。
カメラ付き携帯端末3は、送話音声を入力するマイクロフォン12と、受話音声を出力するスピーカ14と、マイクロフォン12から入力された音声の符号化及び受信した音声の復号化を行う音声処理部26と、サーバ1、PC2あるいは別の携帯端末3と移動体通信網を介して音声、画像その他のデータを通信する通信回路15を備える。なお、音声の通話に関わる回路はなくてもよい。
カメラ付き携帯端末3全体の動作は中央処理装置(CPU)30によって統括制御される。CPU30は、所定のプログラムに従って動作を制御する制御手段として機能するとともに、自動露出(AE)演算、自動焦点調節(AF)演算、ホワイトバランス(WB)調整演算など、各種演算を実施する演算手段として機能する。
バス32を介してCPU30と接続されたROM34には、CPU30が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納され、EEPROM36には、CCD画素欠陥情報、カメラ動作に関する各種定数/情報等が格納されている。
メモリ(SDRAM)38は、プログラムの展開領域及びCPU30の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データや音声データの一時記憶領域として利用される。VRAM40は画像データ専用の一時記憶メモリであり、A領域40AとB領域40Bが含まれている。メモリ38とVRAM40は共用することが可能である。
カメラ付き携帯端末3にはモード選択スイッチ42、撮影ボタン44、その他、メニュー/OKキー、十字キー、キャンセルキーなどの操作手段46が設けられている。これら各種の操作部(42〜46)からの信号はCPU30に入力され、CPU30は入力信号に基づいてカメラ付き携帯端末3の各回路を制御し、例えば、レンズ駆動制御、撮影動作制御、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、画像表示装置48の表示制御などを行う。
モード選択スイッチ42は、撮影モードと再生モードとを切り換えるための操作手段である。モード選択スイッチ42を操作して可動接片42Aを接点aに接続させると、その信号がCPU30に入力され、カメラ付き携帯端末3は撮影モードに設定される。モード選択スイッチ42を操作して可動接片42Aを接点bに接続させると、カメラ付き携帯端末3は記録済みの画像を再生する再生モードに設定される。
撮影ボタン44は、撮影開始の指示を入力する操作ボタンであり、半押し時にONするS1スイッチと、全押し時にONするS2スイッチとを有する二段ストローク式のスイッチで構成されている。
画像表示装置48は、カラー表示可能な液晶ディスプレイで構成されている。画像表示装置48は、撮影時に画角確認用の電子ファインダとして使用できるとともに、記録済み画像を再生表示する手段として利用される。また、画像表示装置48は、ユーザインターフェース用表示画面としても利用され、必要に応じてメニュー情報や選択項目、設定内容などの情報が表示される。
レンズユニット60は、フォーカスレンズを含む撮影レンズ62と絞り兼用メカシャッター64とを含む光学ユニットである。レンズユニット60は、CPU30によって制御されるレンズ駆動部66、絞り駆動部68によって電動駆動され、ズーム制御、フォーカス制御及びアイリス制御が行われる。レンズユニット60を通過した光は、CCD50の受光面に結像される。
CCD50の受光面には多数のフォトダイオード(受光素子)が二次元的に配列されており、各フォトダイオードに対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列構造(ベイヤー、Gストライプなど)で配置されている。また、CCD50は、各フォトダイオードの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する電子シャッター機能を有している。CPU30は、タイミングジェネレータ70を介してCCD50での電荷蓄積時間を制御する。なお、CCD50に代えてMOS型など他の方式の撮像素子を用いてもよい。
モード選択スイッチ42によって撮影モードが選択されると、カラーCCD固体撮像素子(以下CCDと記載)50を含む撮像部に電源が供給され、撮影可能な状態になる。CCD50の受光面に結像された被写体像は、各フォトダイオードによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、CPU30の指令に従いタイミングジェネレータ70から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。
CCD50から出力された信号はアナログ処理部(CDS/AMP)72に送られ、ここで画素ごとのR,G,B信号がサンプリングホールド(相関二重サンプリング処理)され、増幅された後、A/D変換器74に加えられる。A/D変換器74によってデジタル信号に変換された点順次のR,G,B信号は、画像入力コントローラ76を介してメモリ38に記憶される。
画像信号処理回路78は、メモリ38に記憶されたR,G,B信号をCPU30の指令に従って処理する。即ち、画像信号処理回路78は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含む画像処理手段として機能し、CPU30からのコマンドに従ってメモリ38を活用しながら所定の信号処理を行う。
画像信号処理回路78に入力されたRGBの画像データは、画像信号処理回路78において輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施される。画像信号処理回路78で処理された画像データはVRAM40に格納される。
撮影画像を画像表示装置48にモニタ出力する場合、VRAM40から画像データが読み出され、バス32を介してビデオエンコーダ80に送られる。ビデオエンコーダ80は、入力された画像データを表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換して画像表示装置48に出力する。
CCD50から出力される画像信号によって、1コマ分の画像を表す画像データがVRAM40のA領域40AとB領域40Bとで交互に書き換えられる。VRAM40のA領域40A及びB領域40Bのうち、画像データが書き換えられている方の領域以外の領域から、書き込まれている画像データが読み出される。このようにしてVRAM40内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が画像表示装置48に供給されることにより、撮像中の映像がリアルタイムに画像表示装置48に表示される。撮影者は、画像表示装置48に表示される映像(スルームービー画)によって撮影画角を確認できる。
撮影ボタン44が半押しされ、S1がオンすると、デジタルカメラ10はAE及びAF処理を開始する。即ち、CCD50から出力された画像信号はA/D変換後に画像入力コントローラ76を介してAF検出回路82並びにAE/AWB検出回路84に入力される。
AE/AWB検出回路84は、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割エリアごとにRGB信号を積算する回路を含み、その積算値をCPU30に提供する。CPU30は、AE/AWB検出回路84から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出する。求めた露出値と所定のプログラム線図に従い、絞り値とシャッタースピードが決定され、これに従いCPU30はCCD50の電子シャッター及びアイリスを制御して適正な露光量を得る。
また、AE/AWB検出回路84は、自動ホワイトバランス調整時には、分割エリアごとにRGB信号の色別の平均積算値を算出し、その算出結果をCPU30に提供する。CPU30は、Rの積算値、Bの積算値、Gの積算値を得て、各分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、これらR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行い、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、例えば、各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B≒1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR,G,B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を制御し、各色チャンネルの信号に補正をかける。
本デジタルカメラ10におけるAF制御は、例えば映像信号のG信号の高周波成分が極大になるようにフォーカシングレンズ(撮影レンズ62を構成するレンズ光学系のうちフォーカス調整に寄与する移動レンズ)を移動させるコントラストAFが適用される。即ち、AF検出回路82は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面内(例えば、画面中央部)に予め設定されているフォーカス対象エリア内の信号を切り出すAFエリア抽出部、及びAFエリア内の絶対値データを積算する積算部から構成される。
AF検出回路82で求めた積算値のデータはCPU30に通知される。CPU30は、レンズ駆動部66を制御してフォーカシングレンズを移動させながら、複数のAF検出ポイントで焦点評価値(AF評価値)を演算し、評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。そして、求めた合焦位置にフォーカシングレンズを移動させるようにレンズ駆動部66を制御する。尚、AF評価値の演算はG信号を利用する態様に限らず、輝度信号(Y信号)を利用してもよい。
撮影ボタン44が半押しされ、S1オンによってAE/AF処理が行われ、撮影ボタン44が全押しされ、S2オンによって記録用の撮影動作がスタートする。S2オンに応動して取得された画像データは画像信号処理回路78において輝度/色差信号(Y/C信号)に変換され、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ38に格納される。
メモリ38に格納されたY/C信号は、圧縮伸張回路86によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、カードリーダ/ライタ22を介してメモリカード16に記録することができる。例えば、静止画についてはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式で記録される。
モード選択スイッチ42により再生モードが選択されると、メモリカード16に記録されている最終の画像ファイル(最後に記録されたファイル)の圧縮データが読み出される。最後の記録に係るファイルが静止画ファイルの場合、この読み出された画像圧縮データは、圧縮伸張回路86を介して非圧縮のYC信号に伸張され、画像信号処理回路78及びビデオエンコーダ80を介して表示用の信号に変換された後、画像表示装置48に出力される。これにより、当該ファイルの画像内容が画像表示装置48の画面上に表示される。
静止画の一コマ再生中(動画の先頭フレーム再生中も含む)に、十字キーの右キー又は左キーを操作することによって、再生対象のファイルを切り換えること(順コマ送り/逆コマ送り)ができる。コマ送りされた位置の画像ファイルがメモリカード16から読み出され、上記と同様にして静止画像や動画が画像表示装置48に再生表示される。
このようにして構成された建設検査システムの作用について説明する。建設検査システムの作用は、主として、準備工程、検査工程に分けられる。
まず、建設検査システムの準備工程について説明する。図4は準備工程(検査チェックシート生成処理)のフローチャートを示す。検査チェックシート生成処理は、主として、サーバ1とPC2とで行われる。この処理をサーバ1およびPC2に実行させるためのプログラムはサーバ1やPC2の記憶媒体に記憶されている。
PC2はウェブブラウザでサーバ1のURLを指定することでサーバ1にアクセスし、ユーザアカウント情報(IDとパスワードの組み合わせなど)をサーバ1に送信する。サーバ1は受信したユーザアカウント情報と検査情報DB1aに予め蓄積された正当なユーザアカウント情報とを照合し、その照合結果に基づいてPC2を認証する。サーバ1は、認証完了後、PC2への指示(専用のボタンアイコンの押下など)があったことに応じてこの処理を開始する。この処理をサーバ1およびPC2に実行させるプログラムはサーバ1およびPC2の記憶媒体に記憶されている。
サーバ1はPC2に対し、検査情報入力画面を送信し、PC2は、当該画面をサーバ1から受信して表示し、当該画面に沿って検査情報の入力を受け付ける(ステップS11)。検査情報の入力方式は任意であり、キーボードその他の操作装置によるテキスト入力や、リストボックスからの項目選択により行うことができる。例えば、工事物件名「○○ビル」、検査種類「配筋検査」、検査箇所「3F」、検査対象部材「柱」、検査ポイント「1」、・・・、「9」などを入力できる。PC2は、操作装置から入力された検査情報を一時RAMに蓄える。検査情報は、各検査対象毎にそれぞれ入力され、検査対象は複数入力できる。
PC2は、当該画面の指示に従って検査図面の入力を受け付ける(ステップS12)。検査図面の種類や形式は任意であるが、一般的には、伏図と呼ばれるフロアの見取り図や、断面図を一つひとつ図式化したものが考えられる。検査図面の形式は、PC2上で動作するCADアプリケーションから出力されたデータ形式や、PDF、jpeg画像、gif画像など各種の規格に従っている。検査図面の入力方法は任意であるが、PC2に保存されている図面の中から所望の図面ファイルの選択を受け付け、選択された図面ファイルを検査図面とするのが一般的である。PC2は入力された検査図面を一時RAMに蓄える。
またPC2は、ステップS11で検査情報が入力された検査対象に、当該検査対象に相当する個々の部材図面および当該検査対象の存在する伏図上の位置を指定する情報である部材関連情報の入力を受け付ける。すなわち、各検査対象は伏図上で固有の設置位置を有しており、かつそれぞれ固有の構造を有するため、本ステップでは、各検査対象の伏図上での設置位置を示す位置情報および各検査対象の構造を特定する情報である部材図面を含む部材関連情報を確保する。
PC2は、当該画面の指示に従って検査内容の入力を受け付ける(ステップS13)。検査内容とは、この検査においてどのような項目や内容をチェックするかを具体的に示す情報であり、これもデータ形式やフォーマットは任意である。例えば、「種類」、「数」、「ピッチ」などの検査項目を文章で記述したテキストデータ、当該テキストデータに付随するチェックボックスのグラッフィックデータ、断面図の図面ファイルなどが挙げられる。検査内容は、各検査対象毎に入力される。検査の種類や検査対象によって検査内容が予め決まっているような場合には、ステップS11で検査の種類、検査対象部材等が入力された時に検査内容が自動的に補完されるようにしてもよい。PC2は入力された検査内容を一時RAMに蓄える。
PC2は、一時RAMに蓄えられた検査情報と検査図面と部材関連情報と検査内容とを対応づけてサーバ1に送信し、サーバ1は、これらの情報の組み合わせに基づいて検査チェックシートを生成する(ステップS14)。図5は、検査チェックシートを生成する処理(ステップS14)の流れを示すフローチャートである。
まず、入力された検査情報を基に、検査情報DB1aに予め保存されているテンプレートを読み出す(ステップS141)。例えば、検査種類「配筋検査」および検査対象部材「柱」という情報から、「柱の配筋検査用テンプレート」を検査情報DB1aから読み出す。
テンプレートは、検査情報および検査図面の配置パターンと表示形式を規定している。また、テンプレートは、HTMLやXMLのようなマークアップ言語を用いて、検査情報に含まれる工事物件名、検査種類、検査箇所と伏図とを相互に参照可能にする第1のリンク情報、検査情報に含まれる各検査対象に対応する部材図面と伏図上での各検査対象の位置情報とを相互に参照可能にする第2のリンク情報を含んでいる。
サーバ1は、読み出したテンプレートの中の空の検査情報に、PC2から受信した検査情報を入力する(ステップS142)。
サーバ1は、読み出したテンプレートの所定の配置位置に伏図を配置する(ステップS143)。伏図とテンプレートの配置位置とのサイズが合わない場合は、伏図を拡大、縮小または任意の範囲でトリミングした上で配置する。
部材図面が入力されている場合は、サーバ1は、各部材図面に対応する伏図上の位置情報に基づいて、当該伏図上における各検査対象の位置情報をテンプレートに埋める。この位置情報は伏図上でのXY座標情報、あるいはその代替物、例えば伏図上のアドレスである通り芯番号で表現される。これにより、各検査対象の位置情報と、検査情報とが紐づけられる。
ステップS12で断面図が入力されている場合は、各断面図を伏図上に紐づける(ステップS144)。紐づける方法は任意だが、例えば、伏図上のXY座標情報を用いる方法、断面図に記載された通り芯番号を用いる方法などが考えられる。
サーバ1は、検査内容として入力されている情報をテンプレートに入力する(ステップS145)。なお、断面図に検査内容が含まれている場合は、この工程は省略してもよい。
サーバ1は、作成した検査チェックシートを検査情報DB1aに保存する(ステップS146)。サーバ1は、検査情報、検査図面などの埋められたテンプレートを検査チェックシートとする。
検査チェックシートの生成処理(ステップS14)が終了したら、サーバ1は、不具合情報DB1bをもとに、検査チェックシートに含まれる検査に対して起こりやすい不具合を予測する(ステップS15)。図6は、不具合予測処理(ステップS15)の処理の流れを示すフローチャートである。
サーバ1は、不具合を予測する検査チェックシートを選択する(ステップS151)。検査チェックシート生成(ステップS14)と同時に、不具合予測もあわせて行う場合には、検査チェックシートの選択処理(ステップS151)を省略し、検査チェックシート生成処理(ステップS14)に続けてこれ以降の処理を続けるようにしてもよい。
サーバ1は、検査情報をキーとして、不具合情報DB1bに記憶された不具合情報から予測不具合の候補を抽出する(ステップS152)。検査情報のうちのどの項目をキー(抽出の条件)とするかは、PC2から設定が可能である。
例えば、ステップS151で選択された検査チェックシートの検査種類が「配筋検査」、検査対象部材が「柱」、検査箇所が「3階」である場合に、検査種類、検査対象部材がキーとされている場合には、サーバ1は、検査種類が「配筋検査」、検査対象部材が「柱」、「梁」に該当するデータを不具合情報DB1bから抽出する。この場合には、サーバ1は、検査情報のうちの検査種類、検査対象部材をキーとして不具合情報DB1bから予測不具合の候補を抽出する。
なお、検査情報のうちのある項目をキーとする場合の内容については、サーバ1が自動的にキーを設定しても良い。例えば、形状に基づいて内容を自動的に設定する場合において、検査チェックシートの検査対象部材が「柱」である場合には、サーバ1は、「柱」に加え、「柱」と同じ棒材である「梁」をキーとする。また、検査チェックシートの検査対象部材が「床」である場合には、サーバ1は、「床」と「天井」をキーとする。
また、検査情報のうちのキーとされていない工事物件名、検査箇所等については、全てが抽出対象となる。例えば、ステップS151で選択された検査チェックシートの検査箇所が「3階」である場合に、検査箇所がキーとされていない場合には、「3階」に限らず、「1階」、「2階」等のデータも予測不具合の候補として抽出される。
このようにして予測不具合の候補が抽出されたら、その候補のなかから検査全体に関連する予測不具合を自動的に確定する(ステップS153)。本実施の形態では、ステップS152で抽出された予測不具合の候補のうち、検査全体に関連する不具合に注目し、その頻度が設定値(閾値)より高ければ、検査全体にかかる予測不具合として確定する。
例えば、検査対象部材「柱」の不具合の候補としてステップS152で抽出された不具合の候補のうち、検査項目「種類」の頻度(数)が8、「数」の頻度が4、「ピッチ」の頻度が52の場合に、頻度の設定値が20である場合には、サーバ1は、検査項目「ピッチ」を検査対象部材「柱」全体の予測不具合として確定する。また、検査対象部材「床」の不具合の候補としてステップS152で抽出された不具合の候補のうち、「清掃状況」が設定値を超えている場合には、サーバ1は、「清掃状況」を検査対象部材「床」全体の予測不具合として確定する。これにより、どの程度発生が予想される不具合を抽出対象とするかを設定することができる。
ステップS152で抽出された候補の中から、各検査対象毎の予測不具合を自動的に確定する(ステップS154)。本実施の形態では、検査情報のうちのある検査に特有の条件に注目し、その頻度が設定値(閾値)より高ければ、その検査ポイントにかかる予測不具合として確定する。検査に特有の条件としては、例えば、検査対象の材質、形状、検査項目、伏図と検査ポイントの座標から求められるチェックシート上での相対的な位置等が考えられる。
例えば、検査対象部材「柱」のうち、材質「○○○」の検査の場合に、検査対象部材「柱」の不具合の候補としてステップS152で抽出された不具合の候補の中から材質「○○○」のデータを抽出し、頻度が閾値より高い不具合がある場合には、その不具合を検査対象部材「柱」かつ材質「○○○」の検査の予測不具合として確定する。
以上により、予測不具合が確定される。このように条件を絞り、検査情報と過去の不具合情報を調べることで、同様の不具合が起こる頻度を統計的に求めることができる。したがって、検査を行う前に、発生が想定される不具合を自動で予想することができる。
サーバ1は、ステップS152、S153で確定された予測不具合を、ステップS146で検査情報DB1aに保存された検査チェックシートに埋め、これを検査チェックシートとして保存する(ステップS155)。ステップS152で検査対象部材「柱」の予測不具合が確定された場合には、検査チェックシートに埋められた全ての検査対象のうちの検査対象部材「柱」を含む全ての検査対象にこの予測不具合を紐づける。ステップS153で検査対象部材「柱」、材質「○○○」の予測不具合が確定された場合には、検査チェックシートに埋められた全ての検査対象のうちの検査対象部材「柱」、材質「○○○」を含む全ての検査対象にこの予測不具合を紐づける。
以上により、建設検査システムの準備工程が終了する。検査チェックシートのデータ形式は任意である。例えば、検査情報、予測不具合等をテンプレート内に保存しても良いし、検査情報、予測不具合等を不具合情報DB1bに保存すると共に、その保存されたデータへのリンクをテンプレート内に保存してもよい。
なお、ステップS14、S15を処理するプログラムの実行主体がサーバ1でなくPC2であってもよく、サーバ1でなくPC2が検査チェックシートを作成することもできる。検査チェックシート生成処理(ステップS14)において、テンプレートがサーバ1にある場合は、PC2がテンプレートをサーバ1に要求して送信させ、それを受信して、入力された検査情報などを埋め込んでいく。PC2で作成された検査チェックシートはサーバ1に送信され、検査情報DB1aに保存される。
また、ステップS11〜S13で入力された情報が送信されるタイミングは任意であり、検査チェックシート生成処理(ステップS14)の処理を行う時にまとめてサーバ1へ送信してもよいし、ステップS11、S12、S13のデータ入力処理後にその都度送信してもよい。
テンプレートの規定する検査情報および検査図面のレイアウトは任意であるが、カメラ付き携帯端末3での表示レイアウトを規定し、またPC2に接続されたプリンタ(図示せず)での印刷レイアウトを規定することもできる。あるいは、カメラ付き携帯端末3での表示レイアウト、プリンタでの印刷レイアウトは、それぞれカメラ付き携帯端末3あるいはプリンタのアプリケーションが決定してもよい。
出来上がった検査チェックシート(検査結果の埋め込まれていないもの)の出力方式は任意である。例えば、サーバ1は、XSLTなどの所定のレイアウト変換ルールに従うことによってXMLデータの検査済みチェックシートを帳票形式にレイアウトしかつPDFのような出力データに変換して保存する。出来上がった検査チェックシート(検査結果の埋め込まれていないもの)の内容をユーザに確認させるため、サーバ1は、PC2からの要求に応じ、このレイアウトされた出力データをPC2に送信する。PC2は、サーバ1から受信した検査済みチェックシートを、PC2に接続されたディスプレイあるいは携帯端末3の画像表示装置48に表示したりプリンタにプリントアウトしたりする。
また、サーバ1は、出来上がった検査チェックシートの内容を、現場責任者などの上位責任者のアカウント権限でサーバ1にログオンしたPC2や携帯端末3のユーザに閲覧させるとともに、承認または否決の入力を受け付け、承認が入力されれば検査情報DB1aに保存し、否決が入力されれば検査情報DB1aに保存しないようにしてもよい。
次に、建設検査システムの検査工程について説明する。図7は検査工程(検査業務処理)のフローチャートを示す。この処理をサーバ1および携帯端末3に実行させるためのプログラムはサーバ1や携帯端末3の記憶媒体に記憶されている。
携帯端末3は、サーバ1に検査員の権限でログインし、検査処理の開始を指令する。このとき、携帯端末3は検査員によって検査現場まで携帯されているものとする。携帯端末3から検査処理の開始を指令があった場合、サーバ1は検査情報DB1aに保存された検査チェックシートをオープンして携帯端末3に送信する。もし検査情報DB1aに保存された検査チェックシートが複数の場合、サーバ1は携帯端末3から選択された検査チェックシートを送信する。あるいは、サーバ1は検査チェックシートに検査実施日時を対応づけて検査情報DB1aに保存しておき、携帯端末3から検査処理の開始を指令があった日時と一致又は最も近接する検査実施日時に対応する検査チェックシートを携帯端末3に送信する。
また、サーバ1はログインしてきた検査員の名前や検査日時を検査チェックシートに埋め込む検査情報に加えてもよい。検査日時はアクセス日時、検査員の名前はログインユーザ名で代替できる。
サーバ1は各種のデータを携帯端末3から受信してこれをオープンした検査チェックシートと対応づけて検査情報DB1aに保存できる。携帯端末3からサーバ1へのデータ送信のタイミングは任意であり、携帯端末3からデータ入力があるごとでもよいし、特定のタイミング、例えば検査処理の終了時に一括送信してもよい。
携帯端末3は、サーバ1から受信した検査チェックシートをRAMなどの記憶媒体に保存し、保存された検査チェックシートの画像データを映像信号に変換して画像表示装置48に表示する(ステップS21)。検査チェックシートの表示の方法は任意である。例えば、各検査対象の設置位置が示された伏図を表示するビューワ画面でもよいし、検査ポイントが箇条書きに列挙されたリスト画面でもよく、さらにビューワ画面またはリスト画面の表示を操作装置への指示に応じて相互に切り替えてもよい。これにより、検査情報と、図面情報と予測された不具合とを画像表示装置48上で同時に確認することができる。
図8は、サーバ1から受信した検査チェックシートに含まれる伏図を携帯端末3の画像表示装置48に表示したビューワ画面の一例を示す。ハッチングされた矩形枠が検査対象の位置、即ち検査ポイントを示す。この検査ポイントは、ステータスが一目でわかるように、検査ポイントのうち検査済みのポイント、検査済みでないポイント、検査中のポイントを色分けして表示してもよい。例えば、図9に示すように、検査済みのポイントは青、検査済みでないポイントは赤、検査中のポイントは黄、要再検査のポイントは緑で表示する。また、図10に示すように、検査ポイントが示された拡大図を画像表示装置48に全画面表示し、縮小図を画像表示装置48の隅に表示するようにしてもよい。
携帯端末3は、画像表示装置48に表示された伏図から、操作手段46を介して所望の検査対象の選択を受け付ける(ステップS22)。
図8に示すビューワ画面においては、伏図から検査ポイントを選択することによりセンサ対象を選択する。検査ポイントの選択の方法は任意であり、操作手段46の十字キーの押下に従って伏図上に配置された検査ポイント間をカーソル移動し、所望のカーソル位置でOKキーが押下されたことに応じてカーソル位置のある検査ポイントを選択する。あるいは、伏図上に配置された各検査ポイントに対応する数字キーを押下させることで検査ポイントを選択する。あるいは、伏図上の各検査ポイントの存在位置のうち所望の検査ポイントの存在位置をタッチ指定することで検査ポイントを選択する。
複数存在する検査対象の中からどのような順序で検査対象を選択していくかも任意であるが、予め検査対象の順序を検査情報に含ませておき、その順序に従った選択しか受け付けないようにしてもよい。例えば、ステップS15で確定された予測不具合が多い検査対象から順番に検査させるようにしてもよい。
携帯端末3は、選択された検査対象に予測不具合が紐づけられている場合には、予測不具合が紐づけられていることを示す表示を検査チェックシートに表示する(ステップS23)。図8に示すビューワ画面においては、検査チェックシートの伏図上に予測不具合が紐づけられていることを示す表示を重ねて表示する。
図11は、検査チェックシートの検査ポイントに予測不具合が紐づけられていることを示す表示を重ねて表示した表示画面の例である。この画面では、ステップS22で左上の検査ポイントが選択されている。この検査ポイントには予測不具合が紐づけられているため、要注意の意味を持たせたグラフィックである「要注意」という文字が記されたアイコンがこの検査ポイントに重ねて表示される。これにより、不具合が予測されている検査対象を検査員に認識させることができる。
予測不具合が紐づけられていることを示す表示は任意である。例えば、図8に示すビューワ画面において、要注意の意味を持たせたグラフィックとして「!」等の形状からなるアイコンを検査ポイント上に表示してもよい。また、予測不具合が紐づけられている検査ポイントの表示を、予測不具合が紐づけられていない検査ポイントの表示と異ならせる(大きさや色を変える)ようにしても良い。予測不具合が紐づけられていることを示すのは、表示には限定されず、予測不具合が紐づけられていることを振動や音で表現しても良い。予測不具合が紐づけられていることを示す表示に限らず、紐づけられている予測不具合の内容を表示するようにしてもよい。
携帯端末3は、ステップS23で予測不具合が紐づけられていることを示す表示が検査ポイントに重ねて表示された場合には、再度、操作手段46を介して所望の検査対象の位置の選択を受け付け、選択された検査対象に対応する検査内容と部材図面を画像表示装置48に表示する(ステップS24)。なお、ステップS22で予測不具合が紐づけられていない検査対象が選択された場合には、ステップS23を行わず、ステップS24を行う。
図12は、選択された検査ポイントに対応する検査内容と部材図面の表示画面の例である。この画面では、柱の部材を示す断面図が具体的な検査項目(部材の種類、数、ピッチなど)とともに表示されている。また、各検査項目がOK(合格)かNG(不合格)かを入力可能なチェックボックスも表示されている。また、選択された検査対象に対応した検査位置のパターン、ここでは柱の水平断面の周囲から柱を囲むように設定された検査位置1〜9のうちいずれか1つを操作手段46の十字キーで、あるいは図示しないタッチパネルへの押圧操作などで選択できる。なお、検査位置の表示は図12に示すものに限らない。例えば、検査対象部材が壁であれば、左側面、中央、右側面の3つから所望の1つを選択させることもできる。
図12では、あらかじめ登録した検査項目が一様に表示されているが、不具合が予測される場合、その不具合に関連する検査項目を強調するとよい。これにより、検査を行う直前にも、不具合が予測されていることを検査員に認識させることができる。例えば、要注意の意味を持たせたアイコンを検査内容の横等に表示してもよい。また、強調したい検査項目ほど上に表示されるように検査項目の順序を並べ替えてもよい。また、強調したい検査項目の文字の大きさ、太さ、文体、色を変えてもよい。表示に限らず、検査項目の選択時に音や振動などで強調してもよい。
また、携帯端末3は、操作手段46を介して要注意の意味を持たせたアイコンが選択される等した場合には、予測不具合の詳細を画像表示装置48に表示するようにしてもよい。これにより、予測された不具合の内容を検査員に認識させることができる。
携帯端末3が、操作手段46を介して検査結果の入力を受け付ける(ステップS25)。図12の画面では、検査位置1〜9のうちいずれか1つの選択入力と、具体的な検査項目(部材の種類、数、ピッチ等)と、OKかNGかを示すチェックの入力とを受け付けることができる。その他、検査結果を操作装置からテキスト入力させてもよいし、携帯端末3のボイスメモ機能を利用して検査者の発話音声を検査結果あるいは改修指示の内容を入力させてもよい。
携帯端末3は、ステップS25で入力が受け付けられた検査結果が合格か否かを判断する(ステップS26)。検査結果が不合格であった(不具合があった)場合(ステップS26でNO)には、携帯端末3は、その不具合の内容等を示す情報(不具合情報)の入力を受け付ける(ステップS27)。EEPROM36には、図13に示すように、検査対象部材、検査項目、指摘事項(不具合の詳細な内容を示す)、処置等が紐づけられたテーブルが記憶されている。したがって、携帯端末3は、検査情報、検査内容に応じて、起こりうる不具合の種類自体を数種類に特定できる。したがって、携帯端末3は、図14に示すように、ステップS26で不合格と判定された検査結果に対応する検査対象部材、検査項目に応じて、指摘事項の候補を画像表示装置48に表示する。なお、EEPROM36に記憶された検査対象部材、検査項目、指摘事項、処置等が紐づけられたテーブルは、サーバ1等を介してPC2等から取得されたファイル(csvファイル、XMLファイル等)を用いて更新することが可能である。これにより、現場等に応じて異なる検査内容や不具合内容に応じて、指摘事項の候補を変えることができる。
携帯端末3は、操作手段46を介して指摘事項の候補の選択入力を受け付け、EEPROM36に記憶されたテーブルを参照して選択された指摘事項に応じて処置を画像表示装置48に表示する。
携帯端末3は、操作手段46を介して指摘事項及び処置が正しいか否かの入力を受け付ける。正しい場合には、この指摘事項及び処置を不具合情報として入力する。正しくない場合には、指摘事項の候補の表示を再度行う。これにより、不具合の内容や処置を検査員が正確に入力することができる。
指摘事項の候補が適切で無い場合も考えられる。この場合には、操作装置からテキスト入力させてもよいし、携帯端末3のボイスメモ機能を利用して検査者の発話音声を指摘事項、処置の内容として入力させてもよい。また、携帯端末3は、入力された指摘事項、処置の内容をEEPROM36に記憶されたテーブルに追加するようにすると良い。
携帯端末3は、検査結果が合格であった場合(ステップS26でYES)及び検査結果が不合格であり(ステップS26でNO)、不具合情報が入力された(ステップS27)場合には、全ての検査結果が入力されたか否かを判断する(ステップS28)。全ての検査結果が入力されていない場合(ステップS28でNO)には、再度ステップS25を行う。
全ての検査結果が入力された場合(ステップS28でYES)には、携帯端末3は、操作手段46を介して撮影ポイントの入力を受け付ける(ステップS29)。図15は、撮影ポイントの入力画面である。携帯端末3は、撮影ポイントの入力開始を受け付けると、撮影ポイントの入力画面を画像表示装置48に表示する。撮影位置、撮影方向の指定の方向は任意であるが、本実施の形態では、撮影ポイントのパターン、ここでは柱の水平断面の周囲から柱を囲むような撮影方向を示す検査位置のうちいずれか1つを操作手段46の十字キーで、あるいは図示しないタッチパネルへの押圧操作などで選択する。
携帯端末3は、選択された検査ポイントから見た検査対象の現状を被写体とする画像の撮影の指示を撮影ボタン44を介して受け付ける(ステップS30)。このとき、携帯端末3は、EEPROM36に蓄積された撮影条件と撮影された写真の撮影条件とを照合し、その一致不一致に応じて写真の合否判定を行うようにしてもよい。EEPROM36に蓄積された撮影条件は予め操作手段46などから任意に設定されている。
EEPROM36に蓄積された撮影条件の一例としては、画像の解像度(例えばVGA以上)、画像のサイズ(例えば640 × 480 ピクセルかそれ以上)、画像ファイルのサイズ(例えば500KB以上)、画像に付帯する天地情報の示す上下が画像の実際の上下と合っているか、画像の輝度が所定値を確保しているか、ピンボケが発生していないか(撮影時の画像の鮮鋭度、例えばAF評価値が所定値を上回っているか)、手ブレが発生していないか(携帯端末3に設けられた加速度センサが写真撮影時に検出した加速度が所定値を上回っているか)、被写体のサイズが所定値を確保しているか(例えば水平構造線あるいは垂直構造線が所定のピクセル数を超えているか)、不必要な被写体(例えば人物の顔)が検出されないか、地面が水平であるか、写真内の文字(例えば撮影情報を記載した黒板など)が可読であるか、などが挙げられる。これにより、検査員が写真を1つ1つ撮影して目視確認する場合に比べて、確実に適切な画像を取得できる。
なお、同一の検査ポイントに対応する写真は単数でも複数でもよい。複数の場合には、ステップS28、S29の処理を複数回行なうようにすればよい。
携帯端末3は、ステップS30で撮影された画像を、検査チェックシート、選択された部材および検査ポイントと対応づけてメモリ38に保存する(ステップS31)。
携帯端末3は、この検査対象の写真の撮影が終わったか否かを判断する(ステップS32)。写真の撮影が終わっていないと判断された場合(ステップS32でNO)には、ステップS30に戻る。
写真の撮影が終わったと判断された場合(ステップS32でYES)には、全ての検査ポイントに対して検査結果の入力および写真の撮影が終わったか否かを判断する(ステップS33)。全ての検査ポイントに対して検査結果の入力および写真の撮影が終わっていないと判断された場合(ステップS33でNO)には、ステップS22に戻り、異なる検査ポイントに対する検査内容の表示、検査結果の入力、写真の撮影を繰り返し、各検査ポイントに対する検査結果および写真を得る。
全ての検査ポイントに対して検査結果の入力および写真の撮影が終わったと判断された場合(ステップS33でYES)には、処理を終了する。検査終了の明示的なアクションを、携帯電話3の操作手段46(例えば通話終了ボタン)の押下などで行ってもよい。この際、携帯端末3は、まだ検査結果の入力および写真の撮影が終了していない検査対象が残っている場合、その検査ポイントを示して検査が完了していない旨を表示画面あるいは音声で通知し、完了アクションをできないようにすれば、検査漏れを防ぐことができる、
検査が終了したら、各検査ポイントの検査結果を画像表示装置48に表示するようにしてもよい。検査結果の表示は、各検査ポイントでの写真の終了の都度検査結果を表示することも可能である。あるいは、現在まで終了した検査結果の状況を、ユーザからの指示に応じて一覧表示してもよい。
あるいは、携帯端末3は、全ての検査対象の写真の撮影が終わったことに応じ、予め設定された通信相手方(サーバ1、PC2、他の携帯端末3)に対して検査完了を通知するメールを送信してもよい。特に、ある対象部材に対して検査結果NGが入力された場合、その検査結果NGに対応する対象部材および検査ポイントと検査結果の内容と写真とをセットにして、操作手段46から予め指定された施工担当者の携帯端末3やPC2に改修指示を電子メールその他のデータ通信により通知してもよい。
以上により、建設検査システムの検査工程が終了する。ステップS30では、写真を撮影したが、撮影するのは写真に限らず、動画でもよい。動画の場合には、検査対象の周囲全体を撮影する等が可能であり、より詳細に記録や証拠を残すことができる。特に、ステップS26で不合格と判定された場合には、携帯端末3は、ステップS30で写真を撮影する変わりに、動画を撮影するようにしてもよい。また、動画撮影とあわせて、マイクロフォン12を介して入力された音声を記録することもできる。
検査工程が終了すると携帯端末3は、検査結果及び写真をサーバ1に送信する。サーバ1は、これを受信して、検査チェックシートと検査結果と写真とを対応づけて検査情報DB1aに保存する。
サーバ1は、検査チェックシートのテンプレートに、この検査結果と写真そのもの、あるいはこの検査結果と写真に代替する情報(ハイパーリンクなど)を埋め込んだ上、検査結果と写真が埋め込まれた検査チェックシートである検査済みチェックシートを保存してもよい。例えば、サーバ1は、携帯端末3に送られた検査チェックシートのテンプレートにサーバ1に組み込まれたウェブサーバが公開するこの検査結果と写真に対してアクセスするリンク情報(URLなどで記述)を埋め込んで保存してもよい。
サーバ1は、保存された検査済みチェックシートを、PC2のディスプレイ、携帯端末3の画像表示装置48、プリンタ(図示せず)等を介して外部出力する。
検査済みチェックシートの出力方式は任意である。例えば、サーバ1は、XSLTなどの所定のレイアウト変換ルールに従ってよってXMLデータの検査済みチェックシートを帳票形式にレイアウトしかつPDFのような出力データに変換して保存する。サーバ1は、PC2からの要求に応じ、このレイアウトされた出力データをPC2に送信する。PC2は、サーバ1から受信した検査済みチェックシートを、PC2に接続されたディスプレイあるいは携帯端末3の画像表示装置48に表示したりプリンタにプリントアウトしたりする。
また、サーバ1は、携帯端末3から送信された検査結果の中から、ステップS26で不合格と判定された検査結果を検査情報等と対応付けて不具合情報DB1bに保存する。これにより、次の検査準備工程の際は、この検査結果を反映して不具合を予測することができる。なお、検査結果がサーバ1へ送信されるタイミングは任意であり、検査工程が終了時にまとめてサーバ1へ送信してもよいし、ステップS32の各検査ポイントでの検査終了後にその都度送信してもよい。
本実施の形態では、検査を行う前に発生が想定される不具合を予想することができる。また、不具合が予測されることや、予測される不具合の内容を表示することができる。したがって、まえもって検査員に注意を促すことができる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態は、検査結果が不合格であった場合に、その結果に基づいて予測不具合を更新する形態である。以下、第2の実施の形態に係る建設検査システム101について説明する。建設検査システム101の構成は建設検査システム100と同一であり、建設検査システム101の準備工程は建設検査システム100の準備工程と同一であるため、説明を省略する。また、第1の実施の形態に係る建設検査システム100と同一の部分については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
建設検査システム101建設検査システムの検査工程について説明する。図16は検査工程(検査業務処理)のフローチャートを示す。この処理をサーバ1および携帯端末3に実行させるためのプログラムはサーバ1や携帯端末3の記憶媒体に記憶されている。
携帯端末3は、サーバ1に検査員の権限でログインし、検査処理の開始を指令し、サーバ1から受信した検査チェックシートをRAMなどの記憶媒体に保存し、保存された検査チェックシートの画像データを映像信号に変換して画像表示装置48に表示する(ステップS21)。
携帯端末3は、画像表示装置48に表示された伏図から、操作手段46を介して所望の検査対象の位置の選択を受け付ける(ステップS22)。
携帯端末3は、選択された検査対象に予測不具合が紐づけられている場合には、予測不具合が紐づけられていることを示す表示を検査チェックシート上の検査ポイントに重ねて表示する(ステップS23)。
携帯端末3は、ステップS23で予測不具合が紐づけられていることを示す表示が検査ポイントに重ねて表示された場合には、再度、操作手段46を介して所望の検査対象の選択を受け付け、選択された検査対象に対応する検査内容と部材図面を画像表示装置48に表示する(ステップS24)。なお、ステップS22で予測不具合が紐づけられていない検査対象が選択された場合には、ステップS23を行わず、ステップS24を行う。
携帯端末3が、操作手段46を介して検査結果の入力を受け付け(ステップS25)、ステップS25で入力が受け付けられた検査結果が合格か否かを判断する(ステップS26)。検査結果が不合格であった(不具合があった)場合(ステップS26でNO)には、携帯端末3は、その不具合の内容等を示す情報(不具合情報)の入力を受け付ける(ステップS27)。
携帯端末3は、ステップS27で入力された不具合情報をサーバ1へ送信し、サーバ1は、予測不具合を更新する(ステップS34)。図17は、予測不具合を更新する(ステップS34)処理のフローチャートを示す。この処理をサーバ1に実行させるためのプログラムはサーバ1の記憶媒体に記憶されている。
サーバ1は、携帯端末3から送信された不具合情報(指摘事項及び処置)を取得すると共に、取得したい不具合情報についての付帯情報を取得する(ステップS341)。付帯情報は、準備の時点では得られない検査環境等の情報であり、例えば、検査担当者、施工業者、施工時の天候等が挙げられる。これらの情報は、携帯端末3から取得してもよいし、サーバ1に接続されている別のシステムから取得してもよい。
サーバ1は、ステップS341で取得した不具合情報と付帯情報と紐づけて不具合情報DB1bへ記憶する(ステップS342)。これにより、不具合情報DB1bが更新され、次の検査準備工程の際は、この検査結果を反映した予測不具合を生成することができる。また、別途不具合情報DB1bをスキャンすることにより、付帯情報と不具合との関係を客観的に評価することができる。
サーバ1は、ステップS341で取得した不具合情報をキーとして、この不具合情報に連動して起こると予測される不具合の候補を不具合情報dB1bから抽出する(ステップS343)。不具合情報に連動して起こると予測される不具合としては、例えば、不具合のあった検査対象の検査対象部材と同じ検査対象部材、類似の構成の検査対象部材や、不具合のあった検査対象に連結している検査対象などが考えられる。例えば、不具合情報に含まれる検査対象部材が「柱」である場合には、不具合のあった検査対象部材と同じ検査対象部材とは「柱」であり、類似の構成の検査対象部材とは柱と同じ棒材である「梁」であり、不具合のあった検査対象部材に連結している検査対象部材とはその柱に設けられた「梁」である。
検査情報のうちのある項目をキーとする場合の内容については、サーバ1が自動的にキーを設定しても良いし、項目とキーの内容とをPC2から設定するようにしてもよい。また、検査情報のうちのキーとされていない工事物件名、検査箇所等については、全てが抽出対象となる。例えば、検査箇所である建物の階数をキーとしない場合には、全ての建物の階数のデータが抽出の対象となる。
このようにして不具合情報に連動して起こる予測される不具合の候補が抽出されたら、その候補のなかから不具合情報に連動して起こる予測不具合を自動的に確定する(ステップS344)。本実施の形態では、ステップS343で抽出された候補のうち、その頻度が設定値(閾値)より高ければ、不具合情報に連動して起こる予測不具合として確定する。この時の設定値は、準備工程(ステップS153、S154)の設定値と異なる設定値を用いるようにしてもよい。例えば、ステップS341で取得した不具合に応じて設定値を下げるようにすると効果的である。
サーバ1は、ステップS344で確定された予測不具合を検査チェックシート内に埋めて検査チェックシートを更新する(ステップS345)。サーバ1は、ステップS344で確定した予測不具合の検査情報に基づいて、ステップS344で確定した予測不具合を紐づける対象を決定する。例えば、ステップS344で確定した予測不具合の検査対象部材が「梁」である場合には、検査チェックシートに含まれる全ての検査対象のうち、検査対象部材が「梁」である検査対象全てにこの予測不具合を紐づける。
更新される検査チェックシートのデータ形式は、更新前の検査チェックシートのデータ形式と同じである。例えば、ステップS155で予測不具合と検査情報とがテンプレート内に保存して検査チェックシートとしている場合には、ステップS344で確定された予測不具合を追加してテンプレートに埋める。また、検査情報、予測不具合等を不具合情報DB1bに保存すると共に、その保存されたデータへのリンクをテンプレート内に埋めたものを検査チェックシートとしている場合には、ステップS344で確定された予測不具合を不具合情報DB1bに保存すると共に、その保存されたデータへのリンクを追加してテンプレートに埋める。
これにより、予測不具合が更新される。更新された検査チェックシートは、サーバ1から携帯電話3に送信される。これにより、検査結果を不具合の予測に反映させることができる。検査チェックシートが更新された場合には、予測不具合が更新されたことを示すグラフィックを検査チェックシートの伏図上の対応する検査ポイント上に示してもよい。これにより、不具合の可能性が高い検査対象を自動的に示して検査対象の選択を支援する。
携帯端末3は、検査結果が合格であった場合(ステップS26でYES)及び検査結果が不合格であり(ステップS26でNO)、不具合情報が入力された(ステップS27)場合には、全ての検査結果が入力されたか否かを判断する(ステップS28)。全ての検査結果が入力されていない場合(ステップS28でNO)には、再度ステップS25を行う。
全ての検査結果が入力された場合(ステップS28でYES)には、携帯端末3は、操作手段46を介して撮影ポイントの入力を受け付け(ステップS29)、選択された検査ポイントから見た検査対象の画像の撮影の指示を撮影ボタン44を介して受け付ける(ステップS30)。携帯端末3は、ステップS30で撮影された画像を、検査チェックシート、選択された部材および検査ポイントと対応づけてメモリ38に保存する(ステップS31)。
携帯端末3は、この検査対象の写真の撮影が終わったか否かを判断する(ステップS32)。写真の撮影が終わっていないと判断された場合(ステップS32でNO)には、ステップS30に戻る。
写真の撮影が終わったと判断された場合(ステップS32でYES)には、全ての検査対象の検査結果の入力および写真の撮影が終わったか否かを判断する(ステップS33)。全ての検査対象の検査結果の入力および写真の撮影が終わっていないと判断された場合(ステップS33でNO)には、ステップS22に戻り、異なる検査ポイントに対応する検査内容の表示、検査結果の入力、写真の撮影を繰り返し、各検査ポイントに対応する検査結果および写真を得る。
全ての検査対象の検査結果の入力および写真の撮影が終わったと判断された場合(ステップS33でYES)には、処理を終了する。
本実施の形態によれば、検査結果が不合格であった場合には、検査結果を不具合の予測に反映させることができる。したがって、検査員により適切な情報を与えることができる。
また、本実施の形態によれば、付帯情報として施工業者、施工時の天候等を不具合情報DBに記憶させるため、不具合と施工業者、施工時の天候等との関係を客観的に評価することができる。
なお、本実施の形態では、予測不具合を更新する(ステップS34)処理をサーバ1で行ったが、予測不具合を更新する(ステップS34)処理を携帯端末3で行なってもよい。この場合には、不具合情報DB1bの更新処理(ステップS342)のみをサーバ1で行い、その他の処理を携帯端末3で行なえばよい。また、サーバ1と送受信を行わず、ステップS27で入力された不具合情報を検査情報に紐づけて保存する(ステップS155に相当)ことにより、携帯端末3で処理を完結させてもよい。この場合には、任意のタイミングで、別途不具合情報DB1bの更新処理(ステップS342)を行なえばよい。そして、この処理を行うためのプログラムは携帯端末3のROM34に記憶しておけばよい。
本発明は、サーバ、PC、カメラ付き携帯端末を備えた建設検査システムに限らず、サーバ、PCからなる建物検査支援装置として提供しても良いし、建設検査システムに適用するプログラムとして提供することもできる。
1:サーバ、2:パソコン、3:カメラ付き携帯端末、100、101:建設検査システム

Claims (12)

  1. 検査対象に関する情報である検査情報と前記検査情報に関連する図面情報とを入力する検査内容入力手段と、
    不具合があった検査結果と、当該検査結果に対応する検査情報とからなる不具合情報が記憶された不具合情報記憶手段と、
    前記不具合情報記憶手段に記憶された不具合情報に基づいて前記検査内容入力手段により入力された検査対象の検査時に発生しやすい不具合を予測する不具合予測手段と、
    前記検査内容入力手段により入力された検査情報および図面情報と、前記不具合予測手段により予測された不具合とに基づいて検査チェックシートを生成する検査チェックシート生成手段であって、前記予測された不具合が当該予測された不具合に対応する検査対象に紐づけられた検査チェックシートを生成する検査チェックシート生成手段と、
    前記検査チェックシート生成手段により生成された検査チェックシートを外部端末へ送信する第1送信手段と、
    を備えたことを特徴とする建設検査支援装置。
  2. 前記不具合予測手段は、
    前記不具合情報記憶手段に記憶された不具合情報から検査情報をキーとして不具合情報を抽出する手段と、
    前記抽出手段により抽出された不具合情報から頻度が所定の閾値以上の不具合情報のみを発生しやすい不具合として予測する手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の建設検査支援装置。
  3. 前記検査チェックシート生成手段は、テンプレートに前記検査情報、前記図面情報及び前記予測された不具合を埋めることにより検査チェックシートを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の建設検査支援装置。
  4. 前記建設検査支援装置と、前記外部端末である携帯端末とで構成された建設検査システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記建設検査支援装置から送信された検査チェックシートを取得する第1取得手段と、
    前記第1取得手段により取得された検査チェックシートを表示する表示手段であって、前記予測された不具合が紐づけられた検査対象を他の検査対象と区別して表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする建設検査システム。
  5. 前記携帯端末は、
    前記表示手段に表示された検査チェックシートに含まれる検査対象の中から所望の検査対象を選択する検査対象選択手段と、
    前記検査対象選択手段の選択した検査対象の検査結果を入力する検査結果入力手段と、
    前記検査結果入力手段により入力された検査結果を前記建設検査支援装置に送信する第2送信手段と、を備え、
    前記建設検査支援装置は、前記携帯端末から送信された検査結果を取得する第2取得手段を備え、
    前記不具合予測手段は、前記第2取得手段により取得された検査結果に基づいて、検査対象の検査時に発生しやすい不具合を予測し直し、
    前記検査チェックシート生成手段は、前記不具合予測手段により予測し直された不具合に基づいて検査チェックシートを更新することを特徴とする請求項4に記載の建設検査システム。
  6. 前記建設検査支援装置は、前記第2取得手段により取得された検査結果に基づいて前記不具合情報記憶手段に記憶された不具合情報を更新する不具合情報更新手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の建設検査システム。
  7. 前記建設検査支援装置は、前記第2取得手段により取得された検査結果に対する付帯情報であって、施工業者を含む付帯情報を取得する付帯情報取得手段を備え、
    前記不具合情報更新手段は、前記第2取得手段により取得された検査結果と、前記付帯情報取得手段により取得された付帯情報とを関連付けて記憶させることを特徴とする請求項6に記載の建設検査システム。
  8. 前記表示手段は、前記検査対象選択手段により選択された検査対象の検査情報を表示するとともに、前記選択された検査対象に対して前記不具合予測手段により不具合が予測された場合には、不具合が予測されたことを示す表示又は当該選択された検査対象に対して予測された不具合の内容に関する表示を行うことを特徴とする請求項5に記載の建設検査システム。
  9. 検査情報と、不具合に関する内容と、不具合に対する処置とが関連付けて記憶された処置記憶手段を備え、
    前記検査結果入力手段は、
    前記検査結果入力手段により不具合があるという検査結果が入力された場合には、前記処置記憶手段に記憶された情報に基づいて不具合に関する内容の候補を表示させる手段と、
    前記表示された不具合に関する内容の候補の選択入力を受け付ける手段と、
    前記処置記憶手段に記憶された情報に基づいて前記選択入力された不具合に関する内容に応じた処置を入力する手段と、
    を有することを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の建設検査システム。
  10. 前記携帯端末は、前記検査対象選択手段により選択された検査対象を撮影する撮影手段であって、前記検査結果入力手段により不具合があるという検査結果が入力された場合には動画を撮影する撮影手段を備えたことを特徴とする請求項5から9のいずれかに記載の建設検査システム。
  11. 検査対象に関する情報である検査情報と前記検査情報に関連する図面情報とを入力するステップと、
    不具合があった検査結果と、当該検査結果に対応する検査情報とからなる不具合情報に基づいて前記入力された検査対象の検査時に発生しやすい不具合を予測するステップと、
    前記入力された検査情報および図面情報と、前記予測された不具合とに基づいて検査チェックシートを生成するステップであって、前記予測された不具合が当該予測された不具合に対応する検査対象に紐づけられた検査チェックシートを生成するステップと、
    前記検査チェックシート生成手段により生成された検査チェックシートを外部端末へ送信するステップと、
    を実行することを特徴とする建設検査支援方法。
  12. 請求項11に記載の建設検査方法を携帯端末に実行させることを特徴とする建設検査支援プログラム。
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