JP2006148701A - デジタルカメラの位置校正システム、および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で2台のデジタルカメラをステレオカメラとして利用する。
【解決手段】 デジタルカメラの位置校正システム2は、デジタルカメラ10a、10bと、校正用パターン11とを備えている。デジタルカメラ10aは、デジタルカメラ10bから送信されるスルー画像データ、および自身で取り込んだスルー画像データから、校正用パターン11を画像認識する画像認識回路62と、画像認識の結果を元に、デジタルカメラ10a、10bの画像座標系71における校正用パターン11上の各点20a〜20eの座標を算出する座標算出回路63と、座標の算出結果、および予めEEPROM61に記憶された地上座標系70における各点20a〜20eの座標から、デジタルカメラ10a、10bの外部標定要素を演算し、これらの差分を求める差分演算回路64と、差分の演算結果を表示するLCD37とを備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、基線長を除いて2台のデジタルカメラの3次元的な位置を一致させ、ステレオカメラとして用いるためのデジタルカメラの位置校正システム、および方法に関する。
CCDなどの固体撮像素子を備えた2つのデジタルカメラを用いて、視差を有する2つの画像を得るステレオカメラが知られている。このようなステレオカメラでは、2つのデジタルカメラが相対的に動かないように、所定の間隔を開けて専用のステーに固定されている。このため、持ち運びが不便で、また、一般のユーザーにとっては汎用性に乏しいという問題点があった。
上記問題を解決するために、市販のデジタルカメラをステレオカメラとして容易に利用することができるように、複数台のデジタルカメラでキャリブレーション用チャートを撮影したキャリブレーション用画像から特定のマークの位置を求め、チャート上のマークの位置と、このマークに対応するキャリブレーション用画像上のマークの位置とから、キャリブレーション用画像の外部標定要素(カメラの位置と傾き)を算出するステレオ画像用処理装置、および方法が提案されている(特許文献1参照)。
また、光学条件を変化させて撮影するカメラに対して、レンズディストーションの影響を除去するために、光学条件を変化させて撮影するカメラでキャリブレーション用チャートを撮影した複数のチャート撮影画像から特定のマークを抽出し、抽出されたマークの位置から、撮影された光学条件におけるキャリブレーション用データを演算して、演算したキャリブレーション用データと光学条件とを用いて、光学条件に対応するキャリブレーション用データを算出するキャリブレーション用データ測定装置、および方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2003−242485号公報 特開2004−37270号公報
しかしながら、特許文献1および2に記載される手法では、外部標定要素やキャリブレーション用データを算出するために、デジタルカメラ以外の外部装置が必要となるので、システム全体の構成が大規模になるという問題があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、簡単な構成で2台のデジタルカメラをステレオカメラとして利用することができるデジタルカメラの位置校正システムおよび方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、基線長を除いて2台のデジタルカメラの3次元的な位置を一致させ、ステレオカメラとして用いるためのデジタルカメラの位置校正システムであって、前記2台のデジタルカメラのうちの一方から他方に、スルー画像データを送信することが可能な構成とし、前記2台のデジタルカメラで校正用パターンを撮影するとともに、前記2台のデジタルカメラのうちの他方は、一方から送信されるスルー画像データ、および自身で取り込んだスルー画像データから、前記校正用パターンを画像認識する画像認識手段と、前記画像認識の結果を元に、前記2台のデジタルカメラの画像座標系における前記校正用パターン上の点の座標を算出する座標算出手段と、前記座標の算出結果、および予め記憶された地上座標系における前記校正用パターン上の点の座標から、前記2台のデジタルカメラの外部標定要素を演算し、これらの差分を求める差分演算手段と、前記差分の演算結果を表示する画像表示手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、基線長を除いて2台のデジタルカメラの3次元的な位置を一致させ、ステレオカメラとして用いるためのデジタルカメラの位置校正方法であって、前記2台のデジタルカメラのうちの一方から他方に、スルー画像データを送信することが可能な構成とし、前記2台のデジタルカメラで校正用パターンを撮影するとともに、前記2台のデジタルカメラのうちの他方は、一方から送信されるスルー画像データ、および自身で取り込んだスルー画像データから、前記校正用パターンを画像認識して、前記画像認識の結果を元に、前記2台のデジタルカメラの画像座標系における前記校正用パターン上の点の座標を算出し、前記座標の算出結果、および予め記憶された地上座標系における前記校正用パターン上の点の座標から、前記2台のデジタルカメラの外部標定要素を演算し、これらの差分を求めてこれを表示することを特徴とする。
本発明のデジタルカメラの位置校正システムおよび方法によれば、2台のデジタルカメラのうちの一方から他方に、スルー画像データを送信することが可能な構成とし、2台のデジタルカメラで校正用パターンを撮影するとともに、2台のデジタルカメラのうちの他方は、一方から送信されるスルー画像データ、および自身で取り込んだスルー画像データから、画像認識手段で校正用パターンを画像認識して、画像認識の結果を元に、2台のデジタルカメラの画像座標系における校正用パターン上の点の座標を座標算出手段で算出し、座標の算出結果、および予め記憶された地上座標系における校正用パターン上の点の座標から、差分演算手段にて2台のデジタルカメラの外部標定要素を演算し、これらの差分を求めて、これを画像表示手段に表示するので、専用の外部装置を必要とせずに、簡単な構成で2台のデジタルカメラをステレオカメラとして利用することができる。
図1において、本発明を適用したデジタルカメラの位置校正システム2は、2台のデジタルカメラ10a、10bと、校正用パターン11とを備えている。デジタルカメラ10a、10bは、三脚12a、12bに取り付けられており、後述するUSBコネクタ34(図3参照)に接続されたUSBケーブル13を介して、デジタルカメラ10bからデジタルカメラ10aへのスルー画像データの送信が可能となっている。
デジタルカメラ10a、10bは、三脚12a、12bにより略同じ高さに保持され、校正用パターン11との距離が略同じ位置にある。デジタルカメラ10a、10bは、三脚12a、12bの雲台14a、14bに回動自在に取り付けられ、把手15a、15bを操作することで、その位置を調整することが可能な構成となっている。なお、デジタルカメラ10a、10b、および三脚12a、12bは、デジタルカメラ10a、10bの撮影範囲に校正用パターン11の全体が映し込まれるような位置に配置される。
校正用パターン11は、土台16に立設された平板17に貼り付けられている。図2に示すように、校正用パターン11は、シート状の白紙11aに、正方形とその対角線からなるマーク11bが黒線などで描かれたものである。マーク11bは予め所望の寸法で白紙11aに描かれている。対角線の交点20aを原点Oとする正方形の4隅20b〜20eの位置座標(X、Y)(地上座標系、図6参照)の情報は、予めデジタルカメラ10aのEEPROM61(図5参照)に記憶されている。
図3および図4に示すように、デジタルカメラ10aの前面には、撮像レンズ30を保持するレンズ鏡胴31、およびファインダ対物窓32が組み込まれている。デジタルカメラ10aの上面には、レリーズボタン33が設けられている。また、一方の側面には、USBケーブル13が差し込まれるUSBコネクタ34が、他方の側面には、メモリカード56(図5参照)が着脱自在に装填されるメモリカードスロット35が設けられている。
デジタルカメラ10aの背面には、ファインダ接眼窓36、液晶表示器(LCD)37、操作部38が設けられている。LCD37は、撮影した画像やいわゆるスルー画像、各種メニュー画面を表示する。操作部38は、デジタルカメラ10aの電源ボタン、モードダイヤル、撮像レンズ30のズームレンズをワイド側、テレ側に変倍するズーム操作ボタン、LCD37にメニュー画面を表示させる際や、選択内容を決定する際に操作されるメニューボタン、メニュー画面内でカーソルを移動させる十字キーなどから構成される。
デジタルカメラ10aでは、静止画撮影を行う静止画撮影モード、動画撮影を行う動画撮影モード、撮影した画像をLCD37に表示する再生モード、および各種設定を行う設定モードが選択可能となっている。これらのモードの切り替えは、操作部38のモードダイヤルを回動操作させることで行われる。
レリーズボタン33は、2段階押しのスイッチとなっている。LCD37による被写体のフレーミングの後に、レリーズボタン37を軽く押圧(半押し)すると、自動露出調整(AE)、自動焦点調整(AF)などの各種撮影準備処理が施される。この状態でレリーズボタン37をもう1度強く押圧(全押し)すると、撮影準備処理が施された1画面分の撮像信号が画像データに変換された後、後述する画像処理および圧縮処理が施され、メモリカード56に記録される。
デジタルカメラ10aのレリーズボタン33を押圧操作すると、USBケーブル13、USBコネクタ34を介して、その信号がデジタルカメラ10bに送信される。デジタルカメラ10bでは、デジタルカメラ10aからの信号に連動して、半押しに伴う撮影準備処理および全押しに伴う各種画像処理を自動的に行い、自身のメモリカード56に撮影した画像データを記録するとともに、デジタルカメラ10aに送信する。
デジタルカメラ10aでは、カードI/F55(図5参照)で、デジタルカメラ10bから送信された画像データと、自身で撮影した画像データとを、これらを区別するヘッダを付して同一のファイル内に格納し、メモリカード56に記録する。
デジタルカメラ10aの電気的構成を示す図5において、撮像レンズ30および絞り40には、レンズモータ41およびアイリスモータ42が接続されている。これらのモータ41、42はステッピングモータからなり、バス43および後述する測光・測距回路59を介してCPU44に接続されたモータドライバ45により駆動制御され、レリーズボタン33の半押しに伴う撮影準備処理を行う。
レンズモータ41は、操作部38のズーム操作ボタンの操作に連動して、撮像レンズ30のズームレンズをワイド側、テレ側に移動させる。また、被写体距離やズームレンズの変倍に応じて撮像レンズ30のフォーカスレンズを移動させ、撮影条件が最適となるように焦点調整を行う。アイリスモータ42は、絞り40を動作させ、露出調整を行う。
絞り40の背後には、撮像レンズ30から入射する被写体光を撮像信号に変換するCCD46が配置されている。CCD46で変換された撮像信号は、相関二重サンプリング回路(CDS)47に入力される。CDS47は、CCD46から入力された撮像信号を、CCD46の各セルの蓄積電荷量に正確に対応したR、G、Bの画像データとして出力する。
CDS47から出力された画像データは、増幅器(AMP)48で増幅される。A/D変換器(A/D)49は、AMP48で増幅された画像データをデジタルの画像データに変換する。A/D49から出力されたデジタルの画像データは、画像信号処理回路50に送信される。
画像信号処理回路50は、階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理などの各種画像処理を画像データに施す。画像信号処理回路50で各種処理を施された画像データは、SDRAM51に一旦格納される。このSDRAM51に格納された画像データは、LCDドライバ52によりコンポジット信号に変換され、LCD37にスルー画像として表示される。
YC処理回路53は、画像信号処理回路50で各種処理を施された画像データをSDRAM51から読み出して、輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとに変換する。圧縮伸長処理回路54は、この変換された画像データに対して、所定の圧縮形式(例えばJPEG形式)で画像圧縮を施す。圧縮伸長処理回路54により圧縮された画像データは、カードI/F55を介して、メモリカード56に記録される。
タイミングジェネレータ(TG)57は、前述のA/D49、YC処理回路53とともに、CCD46の駆動を制御するCCDドライバ58に接続している。TG57は、これら各部にタイミング信号(クロックパルス)を送信する。CCDドライバ58は、TG57から送信されるタイミング信号に基づいて、CCD46による電子シャッタのシャッタ速度を調節する。
測光・測距回路59は、被写体の輝度、および被写体と撮像レンズ30との距離を検出し、CPU44に検出結果を送信する。CPU44は、この検出結果に基づいて、適正な焦点距離および露光量となるように撮像レンズ30の各種パラメータを調整する。測光・測距回路59は、CPU44からフィードバックされる調整信号を元に、モータドライバ45を駆動制御し、撮像レンズ30を駆動させる。
通信I/F60は、USBケーブル13およびUSBコネクタ34を介してデジタルカメラ10bから送信されるスルー画像データを取り込む。通信I/F60により取り込まれたスルー画像データは、デジタルカメラ10a自身のスルー画像データとは区別されて、SDRAM51に格納される。
CPU44は、バス43を介して各部に接続し、デジタルカメラ10a全体の動作を統括的に制御する。CPU44には、前述のレリーズボタン33や操作部38などの他に、EEPROM61が接続されている。EEPROM61には、前述の校正用パターン11のマーク11bの各点20a〜20eの位置座標(X、Y)の情報や、各種制御用のプログラム、設定情報が記録されている。CPU44は、これらの情報をEEPROM61から作業用メモリであるSDRAM51に読み出して、各種処理を実行する。
画像認識回路62は、パターンマッチングなどの周知の画像認識技術を用いて、デジタルカメラ10bから送信されるスルー画像データ、およびデジタルカメラ10a自身で取り込んだスルー画像データをSDRAM51から読み出し、これらのスルー画像データから校正用パターン11のマーク11bを構成する計6本の直線を画像認識する。
座標算出回路63は、画像認識回路62による校正用パターン11の画像認識結果を元に、デジタルカメラ10a、10bのCCD46の撮像面の中心を原点oとした座標(画像座標系、図6参照)における校正用パターン11上の各点20a〜20eの位置座標(x、y)を算出する。
差分演算回路64は、座標算出回路63による座標の算出結果、およびEEPROM61に記憶された校正用パターン11上の各点20a〜20eの位置座標の情報から、例えば特開2004−242485号公報に記載される2次射影変換式を用いて、デジタルカメラ10a、10bの外部標定要素(X0、Y0、Z0、ω、φ、κ、図6参照)をそれぞれ求め、これらの差分(ΔX0、ΔY0、ΔZ0、Δω、Δφ、Δκ)を演算する。
ここで、地上座標と画像座標との関係について説明する。中心投影の場合、デジタルカメラ10a、10bの位置を示す投影中心点Ocを基準にして、校正用パターン11の置かれる地上座標系70と、デジタルカメラ10a、10bのCCD46が置かれる画像座標系71が図6のような位置関係にある。地上座標系70における点Pの座標を(X、Y、Z)、画像座標系71における点Pの座標を(x、y、z)、投影中心点Ocの座標を(X0、Y0、Z0)とする。また、投影中心点Ocから画像座標系71までの画面距離(焦点距離)をCとする。さらに、ω、φ、κは、地上座標系70を構成する3軸X、Y、Zに対する画像座標系71の傾きを表す。
差分演算回路64の演算結果は、USBケーブル13、USBコネクタ34を介してデジタルカメラ10bに送信される。図7に示すように、デジタルカメラ10a、10bは、差分演算回路64の演算結果(外部標定要素の差分(ΔX0、ΔY0、ΔZ0、Δω、Δφ、Δκ))を、LCD37内に設けられた表示枠80にスルー画像とともに表示する。ここで、ΔX0はデジタルカメラ10a、10bのX軸上の間隔、つまり基線長である。また、この差分の表示は、デジタルカメラ10aの外部標定要素を基準として、デジタルカメラ10bの外部標定要素のずれ量が表示される。なお、デジタルカメラ10bは、画像認識回路62、座標算出回路63、および差分演算回路64が設けられていない他は、デジタルカメラ10aと同様の構成を有するので、説明および図示は省略する。
図8に示すように、三脚12bの把手15bを操作して、デジタルカメラ10aの位置を基準としてデジタルカメラ10bの位置を調整し、基線長ΔX0を除く差分(ΔY0、ΔZ0、Δω、Δφ、Δκ)が0になった、あるいは0に近付いた場合、デジタルカメラ10bのLCD37には、その旨を示す「OK」というメッセージ81が表示される。
次に、上記構成を有するデジタルカメラの位置校正システム2の位置校正方法について、図9のフローチャートを参照して説明する。まず、校正用パターン11の前面に三脚12a、12bを設置し、デジタルカメラ10a、10bを三脚12a、12bに取り付け、USBケーブル13を各々のUSBコネクタ34に差し込んで、デジタルカメラ10a、10bを接続し、図1に示す状態とする。
デジタルカメラ10a、10b、三脚12a、12b、および校正用パターン11の設置後、デジタルカメラ10a、10bの電源を投入し、静止画撮影モードを選択する。静止画撮影モード下では、撮像レンズ30、絞り40を介して入射した被写体光は、CCD46により光電変換され、CDS47でサンプリングされる。CDS47から出力された画像データは、AMP48で増幅され、A/D49でデジタルの画像データに変換される。
デジタル変換された画像データは、画像信号処理回路50で各種画像処理が施された後、バス43を介してSDRAM51に順次格納され、LCD37にスルー画像として表示される。デジタルカメラ10bからは、USBケーブル13、USBコネクタ34を介して、デジタルカメラ10aにスルー画像データが送信される。
デジタルカメラ10aでは、デジタルカメラ10a自身のスルー画像データ、およびデジタルカメラ10bから送信されたスルー画像データが、SDRAM51から画像認識回路62に読み出され、画像認識回路62にて校正用パターン11の画像認識が行われる。
画像認識後、座標算出回路63にて、画像認識回路62による校正用パターン11の画像認識結果を元に、デジタルカメラ10a、10bの画像座標系71における校正用パターン11上の各点20a〜20eの位置座標(x、y)が算出される。
座標算出後、差分演算回路64にて、座標算出回路63による座標の算出結果、およびEEPROM61に記憶された校正用パターン11のマーク11b上の各点20a〜20eの位置座標の情報から、デジタルカメラ10a、10bの外部標定要素(X0、Y0、Z0、ω、φ、κ、)がそれぞれ求められ、これらの差分(ΔX0、ΔY0、ΔZ0、Δω、Δφ、Δκ)が演算される。
差分演算回路64で演算されたデジタルカメラ10a、10bの外部標定要素の差分(ΔX0、ΔY0、ΔZ0、Δω、Δφ、Δκ)は、デジタルカメラ10bに送信されるとともに、デジタルカメラ10a、10bのLCD37内に設けられた表示枠80にスルー画像とともに表示される。ユーザーは、この表示枠80の表示を視認しながら、基線長であるΔX0を除いた差分を0とするように、デジタルカメラ10aの位置を基準として、三脚12bの把手15bを操作してデジタルカメラ10bの位置を調整する。基線長ΔX0を除く差分(ΔY0、ΔZ0、Δω、Δφ、Δκ)が0になった、あるいは0に近付いた場合には、デジタルカメラ10bのLCD37に、その旨を示すメッセージ81が表示される。
メッセージの表示後、ユーザーによりレリーズボタン33が半押しされると、デジタルカメラ10a、10bが連動して、両カメラで自動露光調整(AE)、自動焦点調整(AF)などの各種撮影準備処理が施される。撮影準備処理後、レリーズボタン33の全押しにより撮影が実行されると、両カメラで、そのときSDRAM51に格納されている画像データがYC処理回路53に読み出され、輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとに変換された後、圧縮伸長処理回路54で圧縮処理が施され、デジタルカメラ10aのカードI/F55で、デジタルカメラ10bから送信された画像データと、自身で撮影した画像データとがヘッダで区別されて同一のファイル内に格納され、メモリカード56に記録される。
上記のような構成であると、従来の手法のように、デジタルカメラ以外の外部装置を必要とせず、簡単な構成で2台のデジタルカメラをステレオカメラとして利用することができる。
本発明を適用したデジタルカメラの位置校正システムを示す概略図である。 校正用パターンの構成を示す平面図である。 デジタルカメラの正面外観平面図である。 デジタルカメラの背面外観平面図である。 デジタルカメラの電気的な構成を示すブロック図である。 地上座標と画像座標との関係を示す説明図である。 LCDに外部標定要素の差分を表示した状態を示す図である。 位置調整前後のLCDの表示状態を示す図である。 デジタルカメラの位置校正方法の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2 デジタルカメラの位置校正システム
10a、10b デジタルカメラ
11 校正用パターン
13 USBケーブル
34 USBコネクタ
37 液晶表示器(LCD)
44 CPU
46 CCD
61 EEPROM
62 画像認識回路
63 座標算出回路
64 差分演算回路
70 地上座標系
71 画像座標系

Claims (2)

  1. 基線長を除いて2台のデジタルカメラの3次元的な位置を一致させ、ステレオカメラとして用いるためのデジタルカメラの位置校正システムであって、
    前記2台のデジタルカメラのうちの一方から他方に、スルー画像データを送信することが可能な構成とし、前記2台のデジタルカメラで校正用パターンを撮影するとともに、
    前記2台のデジタルカメラのうちの他方は、一方から送信されるスルー画像データ、および自身で取り込んだスルー画像データから、前記校正用パターンを画像認識する画像認識手段と、
    前記画像認識の結果を元に、前記2台のデジタルカメラの画像座標系における前記校正用パターン上の点の座標を算出する座標算出手段と、
    前記座標の算出結果、および予め記憶された地上座標系における前記校正用パターン上の点の座標から、前記2台のデジタルカメラの外部標定要素を演算し、これらの差分を求める差分演算手段と、
    前記差分の演算結果を表示する画像表示手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラの位置校正システム。
  2. 基線長を除いて2台のデジタルカメラの3次元的な位置を一致させ、ステレオカメラとして用いるためのデジタルカメラの位置校正方法であって、
    前記2台のデジタルカメラのうちの一方から他方に、スルー画像データを送信することが可能な構成とし、前記2台のデジタルカメラで校正用パターンを撮影するとともに、
    前記2台のデジタルカメラのうちの他方は、一方から送信されるスルー画像データ、および自身で取り込んだスルー画像データから、前記校正用パターンを画像認識して、
    前記画像認識の結果を元に、前記2台のデジタルカメラの画像座標系における前記校正用パターン上の点の座標を算出し、
    前記座標の算出結果、および予め記憶された地上座標系における前記校正用パターン上の点の座標から、前記2台のデジタルカメラの外部標定要素を演算し、これらの差分を求めてこれを表示することを特徴とするデジタルカメラの位置校正方法。
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