JP2011035642A - 多眼撮影装置およびその調整方法並びにプログラム - Google Patents

多眼撮影装置およびその調整方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】多眼撮影装置において、簡単な操作により、複数の撮像手段を所望の輻湊角を成す状態に位置調整可能とする。
【解決手段】1つの基準撮像手段と基準撮像手段以外の調整対象撮像手段とがなすべき所望の輻輳角の指定を受け付け、基準撮像手段において所定条件に基づいて水平方向に並ぶ基準点を設定し、その基準点の情報および輻湊角に基づいて、調整対象撮像手段の表示部に位置調整指標720を表示し、調整対象撮像手段において所定条件に基づいて水平方向に並ぶ調整対象点725を設定し、その調整対象点725と位置調整指標720とが一致するように調整対象撮像手段の位置を調整する。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えば立体視画像を作成するために、複数の撮像手段により被写体を撮影して互いに視差の有る画像を得るようにした多眼撮影装置に関するものであり、特にその各撮像手段の位置調整方法に関するものである。
従来、複数の画像を組み合わせて表示することにより、視差を利用して立体視できることが知られている。そして、同一の被写体を異なる位置から複数のカメラを用いて撮影することによって互いに視差のある複数の画像を取得し、これらの画像に基づいて立体視できる画像(以下、立体視画像という)を生成する方法が種々提案されている。
具体的には、たとえば、複数の画像の色を互いに異ならせて重ね合わせたり、複数の画像の偏光方向を異ならせて重ね合わせたりすることにより立体視画像を生成することができる。また、パララックスバリア方式およびレンチキュラー方式のように、複数の画像を立体視可能な3D液晶に表示することによって立体視画像を生成したりする方法も提案されている。
また、記録用紙の記録面の所定位置に各画像を記録し、その記録済用紙の上にレンチキュラーシートを貼り付けることによって立体視画像を立体プリントとして生成する方法も提案されている。
ここで、立体視画像の観察者は、互いに視差のある複数の画像中に存在する所定の着目した被写体(以下、主要被写体という)を重ね合わせることによって、すなわち、融像することによって立体感のある画像を認識している。
したがって、複数の画像を撮影する際には、主要被写体については、視差が小さくなるように(望ましくはゼロ)各撮像手段を配置することが必要である。
そこで、たとえば、特許文献1においては、2つの撮像手段によって取得されたスルー画像をそれぞれモニタに表示し、これらの画像を主要被写体の視差が小さくなるようにスルー画像を重ね合わせることによって立体視画像を生成する方法が提案されている。
また、特許文献2においては、任意の輻輳角のときの主要被写体の撮影画像の中心を算出し、その中心を含む画像の一部を抽出するとともに、その中心が複数のカメラで撮影した画像の中心になるように一部の画像を水平方向に移動させることによって立体視画像を生成する方法が提案されている。
また、特許文献3においては、2台のカメラのうちの一方のカメラで撮影されたスルー画像を他方のカメラのスルー画像に重ね合わせて表示し、そのズレ量に応じてカメラの撮像系を調整し、風景の良好な立体視画像を生成する方法が提案されている。
特開平10−155104号公報 特開平5−288532号公報 特開2006−33395号公報
ここで、特許文献1および特許文献3においては、単純に2枚のスルー画像内の主要被写体を重ね合わせて視差を小さくするようにしているが、各撮像手段は輻輳角をなして配置されているため、一方の撮像手段で撮影される主要被写体と他方の撮像手段で撮影される主要被写体とでは撮影方向が一致しておらず、これらの画像を高精度に重ね合わせることは困難であり、やはり視差が残ってしまう。特に、6つ切りサイズ(203mm×254mm)などの比較的大きいサイズの立体視画像を生成する場合には、各撮像手段がなす輻輳角の影響が大きいため、重ね合わせの精度がさらに低下する問題がある。
また、撮像手段の数が多いほど立体感あふれる立体視画像を生成することができるが、このような多数の撮像系のスルー画像を重ね合わせるようにしたのでは精度が低下してしまう。
また、特許文献2においては、輻輳角から算出した撮影画像の中心を含む一部の画像を抽出しているため、撮影画像のうちの一部の画像しか利用することができず、上記のような比較的大きいサイズの立体視画像を生成することが困難である。
また、特殊な検出素子を用いて精度の良い輻湊角を取得する方法が知られているが、そのような特殊な検出素子を用いると多眼撮影装置のコストが上昇し、また装置が大型化してしまう等の問題がある。
また、予め撮像手段ごとの輻湊角を実験で算出しておき、この算出した値をカメラ内に記憶し、この記憶された輻湊角の値に応じて各撮像光学系を調整する方法があるが、この方法では、実際の調整に要する時間は短くて済むものの、事前準備のための調整に多大な時間が必要となる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、簡単な操作により、複数の撮像手段を所望の輻湊角を成す状態に位置調整することができる多眼撮影装置の位置調整方法およびその位置調整方法を実施するための多眼撮影装置並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の多眼撮影装置の位置調整方法は、複数の撮像手段を有する多眼撮影装置における各撮像手段の位置調整方法であって、複数の撮像手段のうちの1つの基準撮像手段と基準撮像手段以外の調整対象撮像手段とがなすべき所望の輻輳角の指定を受け付け、基準撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて水平方向に並ぶ2点を基準点として設定し、その設定した基準点の情報および上記受け付けた輻湊角に基づいて、調整対象撮像手段で撮影された被写体の像における2点の情報を位置調整指標として取得し、調整対象撮像手段が撮影した被写体の像において所定条件に基づいて水平方向に並ぶ2点を調整対象点として設定し、その設定した調整対象点と位置調整指標の2点とが一致するように調整対象撮像手段の位置を調整機構により調整することを特徴とする。
また、上記本発明の多眼撮影装置の位置調整方法においては、被写体を動物とし、基準点および調整対象点を動物の両目の位置を示す点とすることができる。
また、基準点および/または調整対象点を自動的に検出することができる。
また、基準点および/または調整対象点の指定を受け付けることができる。
また、調整対象撮像手段を倍率調整機能を有するものとし、基準撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて垂直方向に幅を有する所定区間を設定し、調整対象撮像手段の表示部に所定区間と垂直方向の幅が同じ指標区間を表示し、調整対象撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて垂直方向に幅を有する調整区間を設定し、その設定した調整区間と指標区間との垂直方向の幅が一致するように調整対象撮像手段の倍率調整機能を自動的に調整することができる。
また、所定区間および調整区間を、被写体である動物の頭部の上端から下端までの区間とすることができる。
また、所定区間および/または調整区間を自動的に検出することができる。
また、所定区間および/または調整区間の指定を受け付けることができる。
本発明の多眼撮影装置は、複数の撮像手段を有する多眼撮影装置において、複数の撮像手段のうちの1つの基準撮像手段と基準撮像手段以外の調整対象撮像手段とがなすべき所望の輻輳角の指定を受け付ける輻輳角受付手段と、基準撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて水平方向に並ぶ2点を基準点として設定する基準点設定手段と、基準点設定手段により設定された基準点の情報および輻輳角受付手段により受け付けられた輻湊角に基づいて、調整対象撮像手段で撮影された被写体の像における2点の情報を位置調整指標として取得する位置調整指標取得手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の多眼撮影装置においては、位置調整指標取得手段により取得された2点の情報に基づいて、調整対象撮像手段の表示部に位置調整指標を表す2点を表示させる表示制御部を設けることができる。
また、調整対象撮像手段が撮影した被写体の像において所定条件に基づいて水平方向に並ぶ2点を調整対象点として設定する調整対象点設定手段をさら設けることができる。
また、調整対象点設定手段により設定された調整対象点と位置調整指標となる2点とが一致するように調整対象撮像手段の位置を調整する調整機構をさらに設けることができる。
また、被写体を動物とし、基準点設定手段を、動物の両目の位置を示す点を基準点として設定するものとすることができる。
また、被写体を動物とし、調整対象点設定手段を、動物の両目の位置を示す点を調整対象点として設定するものとすることができる。
また、基準点設定手段を、基準点を自動的に検出するものとすることができる。
また、調整対象点設定手段を、調整対象点を自動的に検出するものとすることができる。
また、基準点設定手段を、基準点の指定を受け付けるものとすることができる。
また、調整対象点設定手段を、調整対象点の指定を受け付けるものとすることができる。
また、基準撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて垂直方向に幅を有する所定区間を設定する所定区間設定手段を設け、表示制御手段を、所定区間設定手段により設定された所定区間と垂直方向の幅が同じ指標区間を調整対象撮像手段の表示部に表示させるものとすることができる。
また、調整対象撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて垂直方向に幅を有する調整区間を設定する調整区間設定手段と、調整区間設定手段により設定された調整区間と指標区間との垂直方向の幅が一致するように調整対象撮像手段の倍率を自動的に制御する倍率制御手段とを設けることができる。
また、被写体を動物とし、所定区間設定手段を、動物の頭部の上端から下端までの区間を所定区間として設定するものとすることができる。
また、所定区間設定手段を、所定区間を自動的に検出するものとすることができる。
また、所定区間設定手段を、所定区間の指定を受け付けるものとすることができる。
本発明のプログラムは、複数の撮像手段を有する多眼撮影装置における各撮像手段の位置調整方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、複数の撮像手段のうちの1つの基準撮像手段と基準の撮像手段以外の調整対象撮像手段とがなすべき所望の輻輳角の指定を受け付ける手順と、基準撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて水平方向に並ぶ2点を基準点として設定する手順と、その設定した基準点の情報および上記受け付けた輻湊角に基づいて、調整対象撮像手段で撮影された被写体の像における2点の情報を位置調整指標として取得する手順と、調整対象撮像手段が撮影した被写体の像において所定条件に基づいて水平方向に並ぶ2点を調整対象点として設定する手順と、その設定した調整対象点と位置調整指標の2点とが一致するように調整対象撮像手段の位置を調整機構により調整する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の多眼撮影装置の位置調整方法によれば、複数の撮像手段のうちの1つの基準撮像手段と基準撮像手段以外の調整対象撮像手段とがなすべき所望の輻輳角の指定を受け付け、基準撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて水平方向に並ぶ2点を基準点として設定し、その設定した基準点の情報および上記受け付けた輻湊角に基づいて、調整対象撮像手段で撮影された被写体の像における2点の情報を取得し、その取得した2点の情報に基づいて、調整対象撮像手段の表示部に位置調整指標となる2点を表示し、調整対象撮像手段が撮影した被写体の像において所定条件に基づいて水平方向に並ぶ2点を調整対象点として設定し、その設定した調整対象点と位置調整指標となる2点とが一致するように調整対象撮像手段の位置を調整するようにしたので、輻湊角検出のための特殊な検出素子を必要とせずに、簡単な操作によって、複数の撮像手段を互いに所望の輻湊角を成す状態に位置調整することができる。
また、各撮像手段がなす輻輳角を考慮して位置調整を行っているので、比較的大きいサイズの立体視画像を生成する場合においても、高精度な位置合わせを行うことができる。
また、本発明による多眼撮影装置の位置調整方法において、基準撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて垂直方向に幅を有する所定区間を設定し、調整対象撮像手段の表示部に所定区間と垂直方向の幅が同じ指標区間を表示し、調整対象撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて垂直方向に幅を有する調整区間を設定し、その設定した調整区間と指標区間との垂直方向の幅が一致するように調整対象撮像手段の倍率調整機能を調整するようにした場合には、垂直方向についても精度よく位置合わせを行うことができる。
本発明の第1および第2の実施形態による多眼撮影装置を示す平面図 図1の装置を構成するデジタルカメラの正面部を示す斜視図 図2のデジタルカメラの背面部を示す斜視図 図1の多眼撮影装置の電気的構成を示すブロック図 第1の実施形態の多眼撮影装置におけるカメラの位置調整処理を示すフローチャート 上記位置調整処理を説明する模式図 上記位置調整処理を説明する模式図 上記位置調整処理を説明する模式図 上記位置調整処理を説明する模式図 上記位置調整処理を説明する模式図 拡大処理後の画像を示す図 デジタルカメラの位置調整機構の概略構成図 本発明の第2の実施形態によるカメラの位置調整処理を示すフローチャート 図12の位置調整処理を説明する模式図 図12の位置調整処理を説明する模式図 本発明の第3の実施形態による多眼撮影装置を示す斜視図 図15の装置においてなされるカメラの位置調整処理を説明する模式図 図15の装置においてなされるカメラの位置調整処理を説明する模式図
1,2,3 デジタルカメラ
4 台座
5 被写体
14 撮影レンズ
24,1440 モニタ
110 CPU
112 操作部
134 撮像素子
170 特定対象検出部
171 位置調整指標取得部
172 センサ出力情報算出部
173 自動拡大処理部
1410 パソコン本体
1420 キーボード
1430 マウス
以下、図面を参照して本発明の多眼撮影装置の第1の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形態による多眼撮影装置の全体構成を示す平面図である。また図2および図3はそれぞれ、この多眼撮影装置を構成する3台のデジタルカメラ1,2および3のうち、基準カメラとなるデジタルカメラ1の正面形状、背面形状を示すものである。
まず図2および図3を参照して、デジタルカメラ1について説明する。このデジタルカメラ1のカメラボディ12は概略矩形の箱状に形成されており、その正面には、図2に示すように撮影レンズ14、ストロボ16等が設けられている。また、カメラボディ12の上面には、シャッタボタン18、電源/モードスイッチ20、モードダイヤル22等が設けられている。
一方、カメラボディ12の背面には、図3に示すようにモニタ24、ズームボタン26、十字ボタン28、MENU/OKボタン30、DISPボタン32、BACKボタン34、縦撮り/横撮り切替ボタン36等が設けられている。またカメラボディ12の側面には、入出力コネクタ38が設けられている。
また、図示されていないが、カメラボディ12の底面には、三脚ネジ穴、開閉自在なバッテリカバー等が設けられており、バッテリカバーの内側には、バッテリを収納するためのバッテリ収納室、メモリカードを装着するためのメモリカードスロット等が設けられている。
撮影レンズ14は沈胴式のズームレンズで構成されており、マクロ撮影機能(近接撮影機能)を有している。この撮影レンズ14は、デジタルカメラ1の電源をONすると、カメラボディ12から繰り出される。なお、撮影レンズ14におけるズーム機構や沈胴機構、マクロ撮影機構は公知のものが適用されており、それらの具体的な説明は省略する。
ストロボ16はキセノン管で構成されており、暗い被写体を撮影する場合や逆光時などに必要に応じて発光される。
シャッタボタン18は、いわゆる「半押し」と「全押し」とで異なる機能を果たす二段ストローク式のスイッチで構成されている。デジタルカメラ1は、モードダイヤル22で静止画撮影モードを選択し、あるいはメニューから静止画撮影モードを選択した場合の静止画撮影時にシャッタボタン18を半押しすると、撮影準備処理すなわち、AE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動焦点合わせ)、AWB(Automatic White Balance:自動ホワイトバランス)の各処理を行い、次いで全押しすると画像の撮影・記録処理を行うように構成されている。なお、デジタルカメラ1には動画撮影機能も設けられている。電源/モードスイッチ20は、デジタルカメラ1の電源スイッチとして機能するとともに、デジタルカメラ1の再生モードと撮影モードとを切り替える切替手段として機能し、「OFF位置」と「再生位置」と「撮影位置」との間をスライドして動くように形成されている。デジタルカメラ1は、この電源/モードスイッチ20を「再生位置」にセットすると再生モードに設定され、「撮影位置」にセットすると撮影モードに設定され、「OFF位置」にセットすると電源がOFFされる。
モードダイヤル22は、撮影モードの設定に用いられる。このモードダイヤル22は、カメラボディ12の上面に回転自在に設けられており、図示しないクリック機構によって、例えば「2D静止画位置」、「2D動画位置」、「3D静止画位置」、「3D動画位置」にセット可能に設けられている。デジタルカメラ1は、このモードダイヤル22を「2D静止画位置」にセットすることにより、2Dつまり一般的な2次元の静止画を撮影する2D静止画撮影モードに設定され、図示外の2D/3Dモード切替フラグ部に2D静止画撮影モードであることを表すフラグが設定される。また、モードダイヤル22を「2D動画位置」にセットすることにより、2Dの動画を撮影する2D動画撮影モードに設定され、上記2D/3Dモード切替フラグ部に2D動画撮影モードであることを表すフラグが設定される。
また、モードダイヤル22を「3D静止画位置」にセットすることにより、3Dつまり3次元の静止画を撮影する3D静止画撮影モードに設定され、上記2D/3Dモード切替フラグ部に3D静止画撮影モードであることを表すフラグが設定される。さらに、モードダイヤル22を「3D動画位置」にセットすることにより、3Dの動画を撮影する3D動画撮影モードに設定され、上記2D/3Dモード切替フラグ部に3D動画撮影モードであることを表すフラグが設定される。
後述するCPU110は、この2D/3Dモード切替フラグ部のフラグを参照して、2D静止画撮影モード、2D動画撮影モード、3D静止画撮影モードまたは3D動画撮影モードのいずれであるかを把握する。ここで3D静止画あるいは3D動画撮影モードとは、他のデジタルカメラ2,3と協働して互いに視差の有る画像を撮影するモードである。
そして、このモードでデジタルカメラ1によって撮影された画像は、他のデジタルカメラ2,3によって撮影された画像とともに立体視画像を生成するものとして利用される。立体視画像は、所定の表示装置によって3次元表示されたり、もしくは立体プリントとして再生される。
3次元表示としては、公知の任意の方式を用いることができる。例えば、2つの画像を並べて表示して裸眼平衡法により立体視を行う方式、または表示装置にレンチキュラーレンズを貼り付け、表示装置の表示面の所定位置に各画像を表示することにより、左右の目に各画像をそれぞれ入射させて3次元表示を実現するレンチキュラー方式を用いることができる。また、2つの画像の色を例えば赤と青のように異ならせて重ね合わせたり、2つの画像の偏光方向を異ならせて重ね合わせることにより、2つの画像を合成して3次元表示を実現するアナグリフ方式を用いることができる。さらに、表示装置のバックライトの光路を光学的に左右の目に対応するように交互に分離し、表示装置の表示面に2つの画像をバックライトの左右への分離にあわせて交互に表示することにより、3次元表示を実現するスキャンバックライト方式等を用いることができる。
また、立体プリントとして再生する方法としては、記録用紙の記録面の所定位置に各画像を記録し、その記録済用紙の上にレンチキュラーシートを貼り付ける方法がある。
モニタ24は、一例としてカラー液晶パネル等の画像表示手段から構成されている。このモニタ24は、撮影済み画像を表示するための画像表示部として利用されるとともに、各種設定時にGUIとして利用される。また撮影時には、撮像素子が撮影する画像がモニタ24にスルー表示され、電子ファインダとして利用される。
ズームボタン26は、撮影レンズ14のズーム倍率を変更する操作に用いられ、望遠側へのズームを指示するズームテレボタンと、広角側へのズームを指示するズームワイドボタンとで構成されている。
十字ボタン28は、上下左右4方向に押圧操作可能に設けられており、各方向のボタンには、カメラの設定状態に応じた機能が割り当てられている。例えば、撮影時には、左ボタンにマクロ機能のON/OFFを切り替える機能が割り当てられ、右ボタンにストロボモードを切り替える機能が割り当てられる。また、上ボタンにモニタ24の明るさを替える機能が割り当てられ、下ボタンにセルフタイマのON/OFFを切り替える機能が割り当てられる。また、再生時には、左ボタンにコマ送りの機能が割り当てられ、右ボタンにコマ戻しの機能が割り当てられる。さらに、上ボタンにモニタ24の明るさを替える機能が割り当てられ、下ボタンに再生中の画像を削除する機能が割り当てられる。また、各種設定時には、モニタ24に表示されたカーソルを各ボタンの方向に移動させる機能が割り当てられる。
MENU/OKボタン30は、メニュー画面の呼び出し(MENU機能)に用いられるとともに、選択内容の確定、処理の実行指示等(OK機能)に用いられ、デジタルカメラ1の設定状態に応じて割り当てられる機能が切り替えられる。上記のメニュー画面では、例えば露出値、色合い、ISO感度、記録画素数などの画質調整やセルフタイマの設定、測光方式の切り替え、デジタルズームを使用するか否かなど、デジタルカメラ1が持つ全ての調整項目の設定が行われる。デジタルカメラ1は、このメニュー画面で設定された条件に応じて動作する。
DISPボタン32は、モニタ24の表示内容の切り替え指示等を入力するために用いられ、BACKボタン34は入力操作のキャンセル等の指示を入力するために用いられる。縦撮り/横撮り切替ボタン36は、縦撮りと横撮りのいずれで撮影を行うかを設定するためのボタンである。
図4は、上記デジタルカメラ1の主に電気的構成を示すブロック図である。以下、この図4を参照して、電気的構成について説明する。なお以下の説明では、上記図2および図3中に出ている要素についても、他の要素との関連で説明の必要が有る場合は、適宜説明することとする。
同図に示すようにこのデジタルカメラ1は、CPU110、操作部(前述のシャッタボタン18、電源/モードスイッチ20、モードダイヤル22、ズームボタン26、十字ボタン28、MENU/OKボタン30、DISPボタン32、BACKボタン34、縦撮り/横撮り切替ボタン36等)112、ROM116、フラッシュROM118、SDRAM120、VRAM122、撮影レンズ14、ズームレンズ制御部124、フォーカスレンズ制御部126、絞り制御部128、撮像素子134、タイミングジェネレータ(TG)136、アナログ信号処理部138、A/D変換器140、画像入力コントローラ141、デジタル信号処理部142、AF検出部144、AE/AWB検出部146、圧縮・伸張処理部152、メディア制御部154、メモリカード156、表示制御部158、モニタ24、電源制御部160、バッテリ162、ストロボ制御部164、ストロボ16等を備えている。
撮像部は主として、上記の撮影レンズ14、ズームレンズ制御部124、フォーカスレンズ制御部126、絞り制御部128、撮像素子134、タイミングジェネレータ(TG)136、アナログ信号処理部138、A/D変換器140、画像入力コントローラ141、デジタル信号処理部142等から構成されている。
CPU110は、カメラ全体の動作を統括制御する制御手段として機能し、操作部112からの入力に基づき所定の制御プログラムに従って各部を制御する。CPU110にバス114を介して接続されたROM116には、このCPU110が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ(後述するAE/AFの制御データ等)等が格納されており、フラッシュROM118には、ユーザ設定情報等のデジタルカメラ1の動作に関する各種設定情報等が格納されている。
SDRAM120は、CPU110の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用され、VRAM122は、表示用の画像データ専用の一時記憶領域として利用される。
撮影レンズ14は、ズームレンズ130Z、フォーカスレンズ130F、絞り132を含んで構成されている。ズームレンズ130Zは、図示しないズームアクチュエータに駆動されて光軸に沿って前後移動する。CPU110は、ズームレンズ制御部124を介してズームアクチュエータの駆動を制御することにより、ズームレンズ130Zの位置を制御し、撮影レンズ14のズーミング、つまりズーム倍率を変更する操作を制御する。
フォーカスレンズ130Fも、図示しないフォーカスアクチュエータに駆動されて光軸に沿って前後移動する。CPU110は、フォーカスレンズ制御部126を介してフォーカスアクチュエータの駆動を制御することにより、フォーカスレンズ130Fの位置を制御し、撮影レンズ14のフォーカシングを制御する。
絞り132は、図示しない絞りアクチュエータに駆動されて動作する。CPU110は、絞り制御部128を介して絞りアクチュエータの駆動を制御することにより、絞り132の開口量(絞り値)を制御し、撮像素子134への入射光量を制御する。
撮像素子134は、所定のカラーフィルタ配列を持つカラーCCDから構成されている。CCDは、その受光面に二次元的に配列された多数のフォトダイオードを有する。撮影レンズ14によってCCDの受光面上に結像された被写体の光学像は、このフォトダイオードによって入射光量に応じた信号電荷に変換される。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、CPU110の指令に従ってTG136から与えられる駆動パルスに基づいて、信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。なお、この撮像素子134はいわゆる電子シャッタの機能を有するもので、上記フォトダイオードへの電荷蓄積時間を制御することにより露光時間(シャッタ速度)が制御される。
本実施形態では、撮像素子134としてCCDを用いているが、CMOSセンサ等の他の構成の撮像素子を用いることもできる。
アナログ信号処理部138は、撮像素子134から出力された画像信号に含まれるリセットノイズ(低周波)を除去するための相関二重サンプリング回路(CDS)、画像信号を増幅し、一定レベルの大きさにコントロールするためのAGS回路等を含み、撮像素子134から出力される画像信号を増幅する。
A/D変換器140は、アナログ信号処理部138から出力されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。画像入力コントローラ141は、A/D変換器140から出力されたデジタル画像信号を取り込んで、SDRAM120に格納する。
デジタル信号処理部142は、CPU110からの指令に従って、SDRAM120に格納された画像信号を取り込み、所定の信号処理を施して輝度信号Yと色差信号Cr、CbとからなるYUV信号を生成する。そしてこのデジタル信号処理部142は、AE/AWB検出部146で算出された積算値を取り込んでホワイトバランス調整用のゲイン値を算出する処理、画像入力コントローラ141を介して取り込まれたR、G、Bの各色の画像信号に対するオフセット処理、ガンマ補正処理、ノイズ低減処理等を行う。
AF検出部144は、画像入力コントローラ141から取り込まれたR、G、Bの各色画像信号を受けて、AF制御に必要な焦点評価値を算出し、それをCPU110に出力する。CPU110はAF制御時、上記焦点評価値が極大となる位置をサーチし、その位置にフォーカスレンズ130Fを移動させることにより、主要被写体への焦点合わせを行う。
AE/AWB検出部146は、画像入力コントローラ141から取り込まれたR、G、Bの各色画像信号を取り込み、AE制御及びAWB制御に必要な積算値を算出する。CPU110はAE制御時に、このAE/AWB検出部146で算出された被写界内エリアごとのR、G、B信号の積算値を取得し、被写体の明るさ(測光値)を求めて、適正な露光量を得るための露出設定、すなわち、感度、絞り値、シャッタ速度、ストロボ発光の要否等の設定を行う。
またCPU110はAWB制御時に、AE/AWB検出部146で算出された被写界内エリアごとのR、G、B信号の積算値をデジタル信号処理部142に入力し、それをホワイトバランス調整や光源種の検出に適用させる。
圧縮・伸張処理部152は、CPU110からの指令に従い、入力された画像データに所定形式の圧縮処理を施し、圧縮画像データを生成する。また、CPU110からの指令に従い、入力された圧縮画像データに所定形式の伸張処理を施し、非圧縮の画像データを生成する。
メディア制御部154は、CPU110からの指令に従い、メモリカード156に対してデータの読み/書きを制御する。
表示制御部158は、CPU110からの指令に従い、モニタ24への表示を制御する。すなわち該表示制御部158は、CPU110からの指令に従い、入力された画像信号をモニタ24に表示するための映像信号(例えば、NTSC信号やPAL信号、SCAM信号)に変換してモニタ24に出力するとともに、所定の文字、図形情報をモニタ24に出力する。
電源制御部160は、CPU110からの指令に従い、バッテリ162から各部への電源供給を制御する。ストロボ制御部164は、CPU110からの指令に従い、ストロボ16の発光を制御する。
以上の基本的な構成に加えて本例のデジタルカメラ1は、他のデジタルカメラ2および3を位置調整するための特定対象検出部170、位置調整指標取得部171、センサ出力情報算出部172および自動拡大処理部173を有している。他のデジタルカメラ2および3も基本的に、以上説明したデジタルカメラ1と同様の構成を有している。なお、本実施形態では、デジタルカメラ1を基準のデジタルカメラとしているので、デジタルカメラ1における特定対象検出部170が請求項における基準点設定手段および所定区間設定手段に相当し、その他のデジタルカメラ2,3における特定対象点検出部170は請求項における調整対象点設定手段および調整区間設定手段に相当する。
これらのデジタルカメラ1〜3は、図1の平面図に示すように、基準のデジタルカメラ1を中央にして、その両側にデジタルカメラ2およびデジタルカメラ3が位置するように台座4上に配置されている。このとき、デジタルカメラ1とデジタルカメラ2、並びにデジタルカメラ1とデジタルカメラ3とは、それぞれ輻湊角θを成す向きに配設される。なお、デジタルカメラ1とデジタルカメラ2との間の基線長およびデジタルカメラ1とデジタルカメラ3との間の基線長は、取得したい所望の立体視画像に応じてそれぞれ適切な長さに設定されているものとする。
そして、デジタルカメラ1〜3を上記の状態に配置し、被写体5を撮影すると、各カメラにより、互いに視差の有る画像が撮影されるが、上述したように各画像における主要被写体についての視差は小さくすることが望ましく、そのため主要被写体の位置合わせを行う必要がある。
以下、主要被写体の位置合わせを行うためのデジタルカメラ1〜3の位置調整方法について説明する。なお本実施形態の装置は、デジタルカメラを3台有してなるものであるが、2台でもよいし、4台以上設けるようにしてもよい。
また、以下の説明においてデジタルカメラ1〜3において自動的になされる処理は、基本的にCPU110の制御によってなされるものである。
まず図1に示すように、台座4に3台のデジタルカメラ1,2,3をそれぞれ目視で判断して、被写体5の対応点Pに向けて配置する。このときのデジタルカメラ1〜3の配置は、後述するような調整を後ほど行うので、あくまで目視による判断に基づくもので構わない。
以上のように配置されたデジタルカメラ1〜3をさらに正確に位置調整する方法を、以下、その処理の流れを示す図5のフローチャートも参照して説明する。
まず、調整のための基準となるカメラを選定する(ステップS100)。この場合は中央のデジタルカメラ1を基準カメラとすることが、その後の調整を容易にする上で最も好ましい。
次にデジタルカメラ1の電源/モードスイッチ20を操作してカメラ電源をONにした上で、モードを「撮影モード」にして、デジタルカメラ1のモニタ24にライブビュー画像を表示させる(S105)。このライブビュー画像はリアルタイムで表示するために、撮像素子134が撮影している画像を取り込んで間引いて表示する。しかし、リアルタイムで表示する必要性があまりない場合には、ライブビュー画像を表示する際に「表示速度重視」「表示解像度重視」のように、いわゆる撮影画像の間引き量に関わる情報をメニュー画面(図示せず)に表示させ、そこから例えば「表示解像度重視」を選択して間引き量を少なくすれば、後述する位置合わせの精度が向上する。
次にデジタルカメラ1の背面のMENU/OKボタン30を押し、モニタ24にメニュー画面(図示せず)を表示させ、表示したメニューの中から検出対象として「目検出」あるいは「目・鼻検出」を選択、設定する(S110)。この検出対象は、デジタルカメラ1〜3の内部にある特定対象検出部170(図4参照)に設定する。本例では、この設定手段をカメラ内部のハードウエアで構成するが、ソフトウエアで構成してもよい。
このようにして「目検出」を設定した場合には、被写体である人物の顔とともに両眼も検出し、図6に示すように両眼付近に検出枠500を表示するとともに、検出した顔の検出枠510も同時に表示する。このとき、顔検出枠510の上下の枠(詳しくは頭部の上端と下端位置にある枠)は左右の検出枠表示と識別できるように、例えば太さや色を変えたり、二重線等で表示したりすることにより、後述するようにズーム倍率を変えて位置合わせする際の縦方向の明瞭な基準とすることができる。なお、人物の顔および両眼の検出方法については、種々の公知の技術を利用することができる。
そして、両目の中心点を結ぶ線分520をデジタルカメラ1のライブビュー画像に重ね合わせて表示する。なお、両目の中心点は、ほぼ水平方向に並んでいるものとする。すなわち、デジタルカメラ1は、水平方向に並んだ両目の中心点を検出するものであり、そのためデジタルカメラ1も水平に配置する必要がある。したがって、
デジタルカメラ1に姿勢センサを内蔵させ、絶対的基準位置(水平位置)からのズレ量(角度)をセンサ出力情報算出部172(図4参照)で算出し、そのズレ量をモニタ24に表示させ、ズレ量がゼロになるように操作者がデジタルカメラ2の姿勢を調整することが望ましい。
なお、顔検出枠510の上下方向の長さをLa、水平方向の長さをLbとし、線分520の長さつまり、検出した2点である両眼の間の距離をLとする。
そして、図6に示すように、主要被写体である顔がデジタルカメラ1のモニタ24のほぼ中央位置にくるようにデジタルカメラ1の位置が操作者により調整される(S115)。
次に、デジタルカメラ1のメニュー画面(図示せず)から、位置調整対象のカメラつまり、調整用データの転送先となるカメラの番号や、所望の輻湊角が操作者により設定入力される(S120)。これらの設定は、MENU/OKボタン30や十字ボタン28を用いて行われる。
ここで上記所望の輻湊角は、例えば立体視プリントが最も良好に立体視できるようになる角度であり、予め計算されているものとする。本発明では、このように設定された輻湊角に基づいて、デジタルカメラ2および3の位置を調整する。このときの補正原理を、デジタルカメラ2を例に取って、図7を用いて説明する。基準カメラであるデジタルカメラ1では輻湊角ゼロであり、このときの主要被写体である顔の両眼の距離600=E1とすると、デジタルカメラ1に対して輻湊角θを成しているデジタルカメラ2で撮影された両眼の距離610=E2は、E2=cosθ・E1 となる。つまり、輻湊角θを有するデジタルカメラ2では、両眼の距離はデジタルカメラ1で得られた両眼距離と比べると、|E1-E1*cosθ|分だけ短くなる。
なお図1では、デジタルカメラ1とデジタルカメラ3とが成す輻湊角も上記と同じθとしてあるが、これら2つの輻湊角を互いに異なる角度に設定する場合も、本発明は適用可能である。さらに、デジタルカメラの台数も本実施形態の3台に限られるものではなく、本発明は2つ以上の撮像手段を用いる場合すべてに適用可能である。
図4に示すデジタルカメラ1内部の位置調整指標取得部171は、以上のような顔の両眼間の補正距離(補正情報)を算出する(S125)。なお顔検出枠510は、後述するように位置あわせ時に使用するため、大きさの補正等は行わない。
次に、デジタルカメラ1により上記のようにして得られた顔検出枠510および両眼距離補正情報を、メニュー画面(図示せず)から転送モードを選択することにより、入出力コネクタ38(図2,3参照)に接続された通信ケーブルを介してデジタルカメラ2に転送する(S130)。なお、このような通信ケーブルを介さず着脱可能な記録媒体(図示せず)に上記顔検出枠510や両眼距離補正情報を保存し、これをデジタルカメラ2に装着して情報を送ってもよい。また、無線により本情報を転送してもよいことは勿論である。
転送された顔検出枠510の情報および両眼距離補正情報は、デジタルカメラ2のモニタ24において既に表示されているライブビュー画像に重畳されて表示される。具体的には、図8のように、転送された顔検出枠510と同じ大きさの顔検出枠710と両眼距離補正情報が表す長さを有する両眼間を結ぶ線分720が、デジタルカメラ2のライブビュー画像に重畳されて表示される。なお、顔検出枠710と線分720とはモニタ24の略中央付近に表示することが望ましい。
一方、デジタルカメラ2においても、デジタルカメラ1と同様に、「目検出」が設定され、デジタルカメラ1と同一の主要被写体の顔および両眼が検出され、図8に示すように、顔検出枠715と両目の中心点を結ぶ線分725とがデジタルカメラ2のライブビュー画像に重畳されて表示される。
そして、デジタルカメラ2のズーム倍率がデジタルカメラ1のズーム倍率と異なっている場合は、デジタルカメラ2での顔検出枠715と補正情報の一つである顔検出枠710とが上下部分で一致するように、デジタルカメラ2のズームボタン26を操作してそのズーム倍率を変更する。ズーム倍率の変更は操作者がモニタ24を観察しながら手動で行ってもよいし、モニタ24に表示されている顔検出枠の座標情報に基づいて、デジタルカメラ2が自動的に行うようにしてもよい。
このとき、デジタルカメラ2は斜め方向から被写体5を捉えているため、このデジタルカメラ2の顔検出枠715の左右部分間の距離(Lb′)は、補正情報である顔検出枠710のそれとは一致しない場合が殆どである。そこで図9に示すように、補正情報である顔検出枠710の上下部分(互いの距離はLa)が、顔検出枠715の上下部分に重なるようにデジタルカメラ2のズーム倍率を設定する。以上の説明から明らかな通り本実施形態では、顔検出枠710の上下部分が、垂直方向に幅を有する被写体上の所定区間の距離を示す指標区間となっている。また、この顔検出枠710と顔検出枠715との位置が大きく異なっている場合などは、ズーム倍率だけでなく、デジタルカメラ2の位置も操作者によって大まかに調整される。
図9は、デジタルカメラ2のズーム倍率および/または位置を調整した後の、モニタ24における表示の様子を示している。これは、輻湊角θだけが未調整の状態である。すなわち、補正情報としてデジタルカメラ1から転送された顔検出枠710の上下部分に合わせて、デジタルカメラ2の顔検出枠715が重なり合っている。またこの状態では、両眼距離補正情報が表す線分720の一部が、デジタルカメラ2のライブビュー画像で検出された両眼を結ぶ線分725の上に重なって表示されている。
このような状態の下、補正情報である長さL1の線分720と、ライブビュー画像で検出された両眼間の距離を示す線分725とが一致するよう、すなわち、図10に表示される状態が得られるように、デジタルカメラ2を動かして輻湊角を調整する(S135)。それにより、輻湊角が所望の角度θに正しく設定されるようになる。
さらに、本実施形態では、上記のように調整した後、輻湊角をさらに精度良く設定するために、デジタルカメラ2において検出された両目付近のみを拡大表示する(S140)(図11参照)。なおこの拡大表示は、例えばデジタルカメラ1〜3が持つソフトウエアにより行なうことができる。あるいは、図4に示す各デジタルカメラ1〜3の自動拡大処理部173により、拡大前の両眼距離補正情報が表す線分720とデジタルカメラ2で検出された線分(両眼距離)725とが予め決められた範囲内に入るように自動調整した後に、自動的に拡大処理を行なうようにしてもよい。このとき、拡大処理を例えばモニタ24に表示されるメニュー画面(図示せず)から選択するようにしてもよいし、拡大処理を行なう機能ボタンをカメラ背面に設けてもよい。
また、図11に示すような拡大画面を、デジタルカメラ2のライブビュー画像に重ね合わせて同時に表示するようにしてもよい。
以上の拡大処理が済んだ後、前述の場合と同様にして、線分720と線分725とが一致するようにデジタルカメラ2を動かして、輻湊角を調整する(S145)。こうして、拡大された表示に基づいて調整を行えば、輻湊角がより正確に所望の角度θに設定されるようになる。
次に、デジタルカメラ2に関する位置調整が完了しているかどうかが判別される(S150)。この判別は、線分725に対して、線分720の一部または全部がほぼ重なったことを認識することに行われる。
上記位置調整が完了している場合、次に、調整対象である全部のカメラ、つまり本実施形態ではデジタルカメラ2および3に対する位置調整が完了しているかどうかが判別される(S155)。全カメラの位置調整が完了していない場合、処理の流れはステップS120に戻り、未調整の調整対象カメラに対して該ステップS120以下の処理が繰り返される。全カメラの位置調整が完了していれば、それで多眼撮影装置における一連の位置調整処理が完了する。
なお、上記実施形態においては、デジタルカメラ2,3の位置および、輻湊角などの調整は、手動で行うようにしたが、デジタルカメラ2,3における表示やカメラからの指令に応じて自動で行うようにしてもよい。具体的には、たとえば、図12に示すように、台座4上に、デジタルカメラ1〜3を水平方向について(図12に示す矢印θ1方向について)回転させる水平回転機構201と、水平回転機構201を駆動する駆動モータ202と、デジタルカメラ1〜3をあおり方向について(図12に示す矢印θ2方向について)回転させるあおり回転機構203と、あおり回転機構203を駆動する駆動モータ204と、駆動モータ202,204を制御するモータコントローラ205を設置するようにすればよい。また、さらにデジタルカメラ2,3を垂直方向(Z方向)に移動させる機構を設けるようにしてもよい。モータコントラーラ205への制御信号の出力は、各デジタルカメラ1〜3から直接出力するようにしてもよいし、各デジタルカメラ1〜3からコンピュータ206を介して出力するようにしてもよい。
また、上記第1の実施形態においては、主要被写体である顔の両眼と顔の上下端を自動的に検出するようにしたが、これに限らず、たとえば、操作者が顔の両眼と顔の上下端とをカーソルなどによって指定し、その指定信号をデジタルカメラ1〜3が受け付けるようにしてもよい。
次に、本発明による多眼撮影装置の第2の実施形態について説明する。前述の第1の実施形態の多眼撮影装置は、被写体に人物が含まれる場合に適したものであるが、本実施形態の方法は、被写体に人物が存在しない場合に好適なものである。
以下、本実施形態による多眼撮影装置の位置調整方法について、その処理の流れを示す図13のフローチャートに基づいて説明する。なおこの図12において、先に説明した図5中の処理と同等の処理については同じ番号を付してあり、それらについての説明は特に必要のない限り省略する。また、多眼撮影装置の構成については、上記第1の実施形態とほぼ同様である。
第2の実施形態の多眼撮影装置においては、基準カメラであるデジタルカメラ1のモニタ24に、例えば図14に示すような画面がライブビュー画像1200として表示される。それととともに、図示外の姿勢センサから出力された姿勢信号に基づいて、モニタ24にカメラの角度や基準線1220を表示した後、デジタルカメラ1を手動あるいは自動で調整して、このカメラ1の水平方向の位置出しを行なう。図15は、この位置出しがなされた後のモニタ24の表示状態を示している。
次に、この場合はタッチパネルやカーソル等によって所定の座標位置を入力可能に構成されているモニタ24において、図15のように表示されたライブビュー画像上の水平方方向に並んだ任意の2点1300、1310および、主要被写体の輪郭を規定する点1300,1310,1320を指定する。(S210)
その後、カメラのメニュー画面(図示せず)において「基線/輪郭」を選択すると、2点の長さを示す線分1330が表示されるとともに、被写体の輪郭を示す四角形1340が表示される。これらの表示された線分1330および四角形1340はそれぞれ、先に説明した実施形態における線分720および顔検出枠710に代えて他のカメラの位置調整に利用できるものであり、互いに関連づけられる(S215)。
そして、デジタルカメラ1のメニュー画面(図示せず)から、位置調整対象のカメラつまり、調整用データの転送先となるカメラの番号や、所望の輻湊角が操作者により設定入力される(S120)。
そして、第1の実施形態と同様にして、デジタルカメラ1の位置調整指標取得部171において線分1330に補正処理が施されて補正距離情報が取得され(S225)、その補正距離情報と四角形1340の情報とが、調整対象のデジタルカメラ2に転送される。
転送された補正距離情報および四角形1340の情報は、デジタルカメラ2のモニタ24において既に表示されているライブビュー画像に位置調整指標として重畳されて表示される。
一方、デジタルカメラ2も、デジタルカメラ1と同様に、タッチパネルやカーソル等によって所定の座標位置を入力可能に構成されている。そして、デジタルカメラ2のモニタ24に表示されているライブビュー画像上において、デジタルカメラ1によって指定した2点1300、1310および1320に対応する点が操作者によって指定される。そして、線分1330に対応する調整対象線分と四角形1340に対応する調整対象四角形とがデジタルカメラ2のライブビュー画像上に重ね合わされて表示される。
そして、デジタルカメラ2のズーム倍率がデジタルカメラ1のズーム倍率と異なっている場合は、デジタルカメラ2において、調整対象四角形と位置調整指標の四角形が上下部分で一致するように、デジタルカメラ2のズームボタン26を操作してそのズーム倍率を変更する。また、調整対象四角形と位置調整指標の四角形との位置が大きく異なっている場合などは、ズーム倍率だけでなく、デジタルカメラ2の位置も操作者によって大まかに調整される。
そして、デジタルカメラ2のズーム倍率および/または位置を調整した後、位置調整指標である線分と、デジタルカメラ2のライブビュー画像上で指定された調整対象線分とが一致するよう、デジタルカメラ2を動かして輻湊角を調整する(S135)。それにより、輻湊角が所望の角度θに正しく設定されるようになる。
さらに、上記のように調整した後、輻湊角をさらに精度良く設定するために、デジタルカメラ2において指定された調整対象線分のみを拡大表示する(S140)。
以上の拡大処理が済んだ後、位置指標である線分と調整対象線分とが一致するようにデジタルカメラ2を動かして、輻湊角を調整する(S145)。こうして、拡大された表示に基づいて調整を行えば、輻湊角がより正確に所望の角度θに設定されるようになる。
次に、デジタルカメラ2に関する位置調整が完了しているかどうかが判別される(S150)。そして、位置調整が完了していない場合は、処理の流れはステップS135に戻って、それ以下の処理が繰り返される。
上記位置調整が完了している場合、次に、調整対象である全部のカメラ、つまり本実施形態ではデジタルカメラ2および3に対する位置調整が完了しているかどうかが判別される(S155)。全カメラの位置調整が完了していない場合、処理の流れはステップS120に戻り、未調整の調整対象カメラに対して該ステップS120以下の処理が繰り返される。全カメラの位置調整が完了していれば、それで多眼撮影装置における一連の位置調整処理が完了する。
本実施形態によれば、被写体に人物や、あるいは両眼を有する動物が存在しない場合でもカメラ毎の輻湊角を含めた調整が容易に行なえるので、良好な立体視効果が得られる大判立体プリントも作成可能となる。次に図16〜18を参照して、本発明による多眼撮影装置の第3の実施形態について説明する。前述の実施形態においては、調整対象のデジタルカメラ2,3が備えている個別のモニタ24を利用して位置調整がなされるが、本実施形態では3台のデジタルカメラ1〜3に共通の表示手段を用いて位置調整がなされる。
具体的には、本実施形態では図16の概略構成図に示すように、多眼撮影装置を構成する3台のデジタルカメラ1〜3が、例えばUSBケーブル1400および図示外のUSBハブを用いてパソコン本体1410に接続されている。パソコン本体1410には、入力手段としてのキーボード1420やマウス1430、そして表示手段としてのモニタ1440が接続されている。本実施形態における処理は、パソコン1410にインストールされたカメラの位置調整用プログラムに基づいてパソコン本体1410から全て制御される。
こうして制御された結果や処理途中の状態は、モニタ1440において一覧で表示される。図17はこの表示の一例を示すものであり、中央のライブビュー画像が基準カメラであるデジタルカメラ1からの画像1500であり、右左の画像がそれぞれ調整対象カメラであるデジタルカメラ2,3からのライブビュー画像1510,1520である。
また図18は、デジタルカメラ1の位置調整が完了し、顔検出枠および、両眼の距離を輻湊角に応じて補正した補正距離情報をモニタ1440に表示させた状態を示している。この場合も、その後の調整対象デジタルカメラ2,3の位置調整については、基本的に図5のフローチャートに示したものと同様の処理によって行うことができる。
なお図16図の構成を用いて、図13に示した第2の実施形態のフローチャートと同様の処理を行う場合は、水平方向に並んだ所定の2点を指定する入力手段として、例えば上記キーボード1420やマウス1430を適用することができる。
本実施形態においては、基準カメラであるデジタルカメラ1からの補正情報および、調整対象カメラであるデジタルカメラ2,3に関する情報が全てリアルタイムでモニタ1440上に一覧表示されるので、調整の状態および調整結果の確認が容易で、そして調整も短時間で済むようになる。
また、調整対象カメラの調整結果も一覧で表示されるため、調整対象カメラ間の調整誤差が小さく抑えられ、均一な調整が可能となる。その結果、各調整対象カメラ毎の輻湊角設定のバラツキが小さくなるので、良好な大判立体視プリントの作成が可能となる。このような効果は、調整対象カメラの台数が多くなればなるほど、より顕著なものとなる。
また、上記第1〜第3の実施形態においては、中央に位置するデジタルカメラ2を基準のデジタルカメラとしたが、これに限らず、その他のデジタルカメラ2またはデジタルカメラ3を基準のデジタルカメラとしてもよい。ただし、第1および第3の実施形態のように主要被写体が人物の顔である場合には、顔の正面を撮影するデジタルカメラを基準のデジタルカメラとすることが望ましい。

Claims (24)

  1. 複数の撮像手段を有する多眼撮影装置における各撮像手段の位置調整方法であって、
    前記複数の撮像手段のうちの1つの基準撮像手段と該基準撮像手段以外の調整対象撮像手段とがなすべき所望の輻輳角の指定を受け付け、
    前記基準撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて水平方向に並ぶ2点を基準点として設定し、
    該設定した基準点の情報および前記受け付けた輻湊角に基づいて、前記調整対象撮像手段で撮影された前記被写体の像における2点の情報を位置調整指標として取得し、
    前記調整対象撮像手段が撮影した前記被写体の像において前記所定条件に基づいて水平方向に並ぶ2点を調整対象点として設定し、
    該設定した調整対象点と前記位置調整指標の2点とが一致するように前記調整対象撮像手段の位置を調整機構により調整することを特徴とする多眼撮影装置の位置調整方法。
  2. 前記被写体が動物であって、前記基準点および前記調整対象点を前記動物の両目の位置を示す点とすることを特徴とする請求項1記載の多眼撮影装置の位置調整方法。
  3. 前記基準点および/または前記調整対象点を自動的に検出することを特徴とする請求項1または2記載の多眼撮影装置の位置調整方法。
  4. 前記基準点および/または前記調整対象点の指定を受け付けることを特徴とする請求項1または2記載の多眼撮影装置の位置調整方法。
  5. 前記調整対象撮像手段が倍率調整機能を有するものであり、
    前記基準撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて垂直方向に幅を有する所定区間を設定し、
    前記調整対象撮像手段の表示部に前記所定区間と垂直方向の幅が同じ指標区間を表示し、
    前記調整対象撮像手段が撮影した前記被写体の像において、前記所定条件に基づいて垂直方向に幅を有する調整区間を設定し、
    該設定した調整区間と前記指標区間との垂直方向の幅が一致するように前記調整対象撮像手段の前記倍率調整機能を自動的に調整することを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の多眼撮影装置の位置調整方法。
  6. 前記所定区間および前記調整区間が、被写体である動物の頭部の上端から下端までの区間であることを特徴とする請求項5記載の多眼撮影装置の位置調整方法。
  7. 前記所定区間および/または前記調整区間を自動的に検出することを特徴とする請求項5または6記載の多眼撮影装置の位置調整方法。
  8. 前記所定区間および/または前記調整区間の指定を受け付けることを特徴とする請求項5または6記載の多眼撮影装置の位置調整方法。
  9. 複数の撮像手段を有する多眼撮影装置において、
    前記複数の撮像手段のうちの1つの基準撮像手段と該基準撮像手段以外の調整対象撮像手段とがなすべき所望の輻輳角の指定を受け付ける輻輳角受付手段と、
    前記基準撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて水平方向に並ぶ2点を基準点として設定する基準点設定手段と、
    該基準点設定手段により設定された基準点の情報および前記輻輳角受付手段により受け付けられた輻湊角に基づいて、前記調整対象撮像手段で撮影された前記被写体の像における2点の情報を位置調整指標として取得する位置調整指標取得手段と、
    を備えたことを特徴とする多眼撮影装置。
  10. 前記位置調整指標取得手段により取得された2点の情報に基づいて、前記調整対象撮像手段の表示部に位置調整指標を表す2点を表示させる表示制御部を備えたことを特徴とする請求項9記載の多眼撮影装置。
  11. 前記調整対象撮像手段が撮影した前記被写体の像において前記所定条件に基づいて水平方向に並ぶ2点を調整対象点として設定する調整対象点設定手段をさら備えたことを特徴とする請求項9または10記載の多眼撮影装置。
  12. 前記調整対象点設定手段により設定された調整対象点と前記位置調整指標となる2点とが一致するように前記調整対象撮像手段の位置を調整する調整機構をさらに備えたことを特徴とする請求項11記載の多眼撮影装置。
  13. 前記被写体が動物であって、
    前記基準点設定手段が、前記動物の両目の位置を示す点を前記基準点として設定するものであることを特徴とする請求項9から12いずれか1項記載の多眼撮影装置。
  14. 前記被写体が動物であって、
    前記調整対象点設定手段が、前記動物の両目の位置を示す点を前記調整対象点として設定するものであることを特徴とする請求項11または12記載の多眼撮影装置。
  15. 前記基準点設定手段が、前記基準点を自動的に検出するものであることを特徴とする請求項9から14いずれか1項記載の多眼撮影装置。
  16. 前記調整対象点設定手段が、前記調整対象点を自動的に検出するものであることを特徴とする請求項11、12または14記載の多眼撮影装置。
  17. 前記基準点設定手段が、前記基準点の指定を受け付けるものであることを特徴とする請求項9から14いずれか1項記載の多眼撮影装置。
  18. 前記調整対象点設定手段が、前記調整対象点の指定を受け付けるものであることを特徴とする請求項11、12または14記載の多眼撮影装置。
  19. 前記基準撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて垂直方向に幅を有する所定区間を設定する所定区間設定手段を備え、
    前記表示制御手段が、前記所定区間設定手段により設定された所定区間と垂直方向の幅が同じ指標区間を前記調整対象撮像手段の表示部に表示させるものであることを特徴とする請求項9から18いずれか1項記載の多眼撮影装置。
  20. 前記調整対象撮像手段が撮影した前記被写体の像において、前記所定条件に基づいて垂直方向に幅を有する調整区間を設定する調整区間設定手段と、
    該調整区間設定手段により設定された調整区間と前記指標区間との垂直方向の幅が一致するように前記調整対象撮像手段の倍率を自動的に制御する倍率制御手段とを備えたことを特徴とする請求項19記載の多眼撮影装置。
  21. 前記被写体が動物であって、
    前記所定区間設定手段が、前記動物の頭部の上端から下端までの区間を前記所定区間として設定するものであることを特徴とする請求項19または20記載の多眼撮影装置。
  22. 前記所定区間設定手段が、前記所定区間を自動的に検出するものであることを特徴とする請求項19から21いずれか1項記載の多眼撮影装置。
  23. 前記所定区間設定手段が、前記所定区間の指定を受け付けるものであることを特徴とする請求項19から21いずれか1項記載の多眼撮影装置。
  24. 複数の撮像手段を有する多眼撮影装置における各撮像手段の位置調整方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記複数の撮像手段のうちの1つの基準撮像手段と該基準の撮像手段以外の調整対象撮像手段とがなすべき所望の輻輳角の指定を受け付ける手順と、
    前記基準撮像手段が撮影した被写体の像において、所定条件に基づいて水平方向に並ぶ2点を基準点として設定する手順と、
    該設定した基準点の情報および前記受け付けた輻湊角に基づいて、前記調整対象撮像手段で撮影された前記被写体の像における2点の情報を位置調整指標として取得する手順と、
    前記調整対象撮像手段が撮影した前記被写体の像において前記所定条件に基づいて水平方向に並ぶ2点を調整対象点として設定する手順と、
    該設定した調整対象点と前記位置調整指標の2点とが一致するように前記調整対象撮像手段の位置を調整機構により調整する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2009179622A 2009-07-31 2009-07-31 多眼撮影装置およびその調整方法並びにプログラム Withdrawn JP2011035642A (ja)

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