JP2010114760A - 撮影装置、指がかり通知方法およびプログラム - Google Patents

撮影装置、指がかり通知方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 複眼カメラの撮像光学系への指かかりをユーザに分かりやすく通知する。
【解決手段】測光結果などに基づいて画像中の暗い部分を検出することで、指がかり領域を特定し、その領域の特定の有無で指がかりが発生しているか否かを判断する。指がかり領域が存在する場合は、特定された指がかり領域を強調表示する。あるいは、指がかりのあった方の撮像系を示す情報(メッセージ、色など)を表示してもよい。
【選択図】 図9

Description

本発明は、多視点画像を撮影する装置の撮像系への指がかりの通知に関する。
特許文献1では、第1位置と、第1位置よりも撮影レンズに対して離れた第2位置との間を移動可能なシャッタレリーズボタンを有するグリップ部材を備えているので、たとえば撮影者自身を撮影することを欲する場合、グリップ部材を第2位置に移動させ、グリップ部材を片手で把持しつつカメラを自身に向けて、シャッタレリーズボタンを押せば、撮影者の腕が写り込むことを極力防止できる。加えて、該グリップ部材2が該第2位置にあるときに、該第1位置にあるときよりも小さい絞りでの撮影が行われるように絞り機構を制御する制御回路を備えているので、たとえば撮影者自身を撮影する場合に、被写界深度が深くなり、被写体としての撮影者がピンぼけとなることを極力防止することができる。
特許文献2では、外部ファインダーを有し、かつ測光素子の測光結果に基づいて撮像素子の受光状態を制御すると共に、該制御下で撮像素子の出力により得られた測光結果に基づいて再度撮像素子の受光状態を調節するようにした撮影装置において、測光素子の測光結果と撮像素子の測光結果を比較する手段を設け、その差が所定値以上であった場合に、異常撮影であることを報知する。
特許文献3では、撮像レンズを介して結像される光画像に対応してCCDから出力される電気画像信号に基づいて、信号処理回路で行われるAF,AE,AWB等の動作のための処理信号を利用して指等が撮像レンズに掛かっているか否かを不具合検知回路で判定し、掛かっていると判定した時には警告発生回路15から警告を発生してカメラ使用者に知らせる。
その他、両眼視差を利用した立体画像の撮像および表示の原理を説明したものとして、特許文献4がある。
特開平11−305293公報 特開平5−11331号公報 特開平5−95501号公報 特開2006−13851号公報
複眼カメラの各々の撮像系から得られた画像から立体映像を作成して表示した場合、ある撮像レンズに指がかかっていても、その撮像レンズの映像の指がかり部分は、指のかかっていない方の撮像レンズの映像で補われるため、指がかかっていることが分かりにくい。あるいは、複眼カメラの各々の撮像系から得られた画像のいずれかを、各撮像系を代表した平面スルー画像として表示する場合、当該代表の平面スルー画像以外に指がかかっていたときは、ユーザはその代表の平面スルー画像によって指がかりを識別できない。
本発明は、複眼カメラの撮像光学系への指かかりをユーザに分かりやすく通知することを目的とする。
本発明に係る撮影装置は、2以上の撮像系の各視点から撮影された多視点画像を取得可能な撮影部と、撮影部の撮影した多視点画像から、指がかりの生じている指がかり画像および指がかり画像において指がかりの生じている領域を判別する指がかり判別部と、多視点画像から立体スルー画像を合成して出力する際、指がかり判別部の判別した指がかり領域を強調するよう所定の表示装置を制御する表示制御部と、を備える。
本発明に係る撮影装置は、2以上の撮像系の各視点から撮影された多視点画像を取得可能な撮影部と、撮影部の撮影した多視点画像から、指がかりの生じている指がかり画像および指がかり画像において指がかりの生じている領域を判別する指がかり判別部と、多視点画像のいずれかを平面スルー画像として出力する際、指がかり判別部の判別した指がかり領域を強調表示するよう所定の表示装置を制御する表示制御部と、を備える。
表示制御部は、指がかり判別部の判別した指がかり画像を出力した撮像系を示す情報を表示するよう所定の表示装置を制御する。
本発明に係る指がかり通知方法は、情報処理装置が、2以上の撮像系の各視点から撮影された多視点画像を取得可能な撮影部の撮影した多視点画像から、指がかりの生じている指がかり画像および指がかり画像において指がかりの生じている領域を判別するステップと、多視点画像から立体スルー画像を合成して出力する際、判別した指がかり領域を強調するよう所定の表示装置を制御するステップと、を実行する。
本発明に係る指がかり通知方法は、情報処理装置が、2以上の撮像系の各視点から撮影された多視点画像を取得可能な撮影部の撮影した多視点画像から、指がかりの生じている指がかり画像および指がかり画像において指がかりの生じている領域を判別するステップと、多視点画像のいずれかを平面スルー画像として出力する際、判別した指がかり領域を強調表示するよう所定の表示装置を制御するステップと、を実行する。
この指がかり通知方法を情報処理装置に実行させるためのプログラムも本発明に含まれる。
本発明によると、立体または平面スルー画像において、指がかり領域は強調されるので、ユーザが直ちに違和感を覚え、いずれかの撮像系に指かかりがあることを本撮像前に即座に認識できる。
<第1実施形態>
以下、添付図面に従って本発明に係る撮影装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態であるデジタルカメラの外観構成を示す正面斜視図である。図2は、本発明の第一実施形態であるデジタルカメラの外観構成を示す背面斜視図である。
本実施形態のデジタルカメラ10は、複数(図1では二つを例示)の撮像手段(撮像系ともいう)を備えたデジタルカメラ(本発明の複眼デジタルカメラに相当)であって、同一被写体を複数視点(図1では左右二つの視点を例示)から撮影可能となっている。
なお、本実施形態では、説明の便宜のため二つの撮像手段を例示しているが、本発明はこれに限定されない。三つ以上の撮像手段であっても同様に適用可能である。なお、撮像手段(主として撮影レンズ14R、14L)の配置は、水平方向に沿った横一列でなくてもよく、二次元的に配置されていてもよい。立体撮影又はマルチ視点や全方向の撮影でもよい。
デジタルカメラ10のカメラボディ12は、矩形の箱状に形成されており、その正面には、図1に示すように、一対の撮影レンズ14R、14L、ストロボ16等が設けられている。また、カメラボディ12の上面には、シャッタボタン18、電源/モードスイッチ20、モードダイヤル22等が設けられている。
一方、カメラボディ12の背面には、図2に示すように、モニタ24、ズームボタン26、十字ボタン28、MENU/OKボタン30、DISPボタン32、BACKボタン34、マクロボタン36等が設けられている。
また、図示されていないが、カメラボディ12の底面には、三脚ネジ穴、開閉自在なバッテリカバー等が設けられており、バッテリカバーの内側には、バッテリを収納するためのバッテリ収納室、メモリカードを装着するためのメモリカードスロット等が設けられている。
左右一対の撮影レンズ14R、14Lは、それぞれ沈胴式のズームレンズで構成されており、マクロ撮影機能(近接撮影機能)を有している。この撮影レンズ14R、14Lは、それぞれデジタルカメラ10の電源をONすると、カメラボディ12から繰り出される。
なお、撮影レンズにおけるズーム機構や沈胴機構、マクロ撮影機構については、公知の技術なので、ここでは、その具体的な構成についての説明は省略する。
ストロボ16は、キセノン管で構成されており、暗い被写体を撮影する場合や逆光時などに必要に応じて発光される。
シャッタボタン18は、いわゆる「半押し」と「全押し」とからなる二段ストローク式のスイッチで構成されている。デジタルカメラ10は、静止画撮影時(例えば、モードダイヤル22で静止画撮影モード選択時、又はメニューから静止画撮影モード選択時)、このシャッタボタン18を半押しすると撮影準備処理、すなわち、AE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動焦点合わせ)、AWB(Automatic White Balance:自動ホワイトバランス)の各処理を行い、全押すると、画像の撮影・記録処理を行う。また、動画撮影時(例えば、モードダイヤル22で動画撮影モード選択時、又はメニューから動画撮影モード選択時)、このシャッタボタン18を全押すると、動画の撮影を開始し、再度全押しすると、撮影を終了する。なお、設定により、シャッタボタン18を全押している間、動画の撮影を行い、全押しを解除すると、撮影を終了するようにすることもできる。なお、静止画撮影専用のシャッタボタン及び動画撮影専用のシャッタボタンを設けるようにしてもよい。
電源/モードスイッチ20は、デジタルカメラ10の電源スイッチとして機能するとともに、デジタルカメラ10の再生モードと撮影モードとを切り替える切替手段として機能し、「OFF位置」と「再生位置」と「撮影位置」の間をスライド自在に設けられている。デジタルカメラ10は、この電源/モードスイッチ20を「再生位置」に位置させると、再生モードに設定され、「撮影位置」に位置させると、撮影モードに設定される。また、「OFF位置」に位置させると、電源がOFFされる。
モードダイヤル22は、撮影モードの設定に用いられる。このモードダイヤル22は、カメラボディ12の上面に回転自在に設けられており、図示しないクリック機構によって、「2D静止画位置」、「2D動画位置」、「3D静止画位置」、「3D動画位置」にセット可能に設けられている。デジタルカメラ10は、このモードダイヤル22を「2D静止画位置」にセットすることにより、2Dの静止画(テレ/ワイド同時撮り、色再現・2枚同時撮り/明暗・2枚同時撮り、パノラマ撮影といった複眼カメラによる各種の2Dの静止画)を撮影する2D静止画撮影モードに設定され、2D/3Dモード切替フラグ168に、2Dモードであることを表すフラグが設定される。また、「2D動画位置」にセットすることにより、2Dの動画(左右同時動画撮影あるいは動画と静止画同時撮影)を撮影する2D動画撮影モードに設定され、2D/3Dモード切替フラグ168に、2Dモードであることを表すフラグが設定される。
また、「3D静止画位置」にセットすることにより、3Dの静止画を撮影する3D静止画撮影モードに設定され、2D/3Dモード切替フラグ168に、3Dモードであることを表すフラグが設定される。さらに、「3D動画位置」にセットすることにより、3Dの動画を撮影する3D動画撮影モードに設定され、2D/3Dモード切替フラグ168に、3Dモードであることを表すフラグが設定される。後述するCPU(中央演算装置、情報処理装置)110は、この2D/3Dモード切替フラグ168を参照して、2Dモード又は3Dモードのいずれであるかを把握する。
モニタ24は、かまぼこ状のレンズ群を有したいわゆるレンチキュラレンズが前面に配置されたカラー液晶パネル等の表示装置である。このモニタ24は、撮影済み画像を表示するための画像表示部として利用されるとともに、各種設定時にGUIとして利用される。また、モニタ24は、撮影時には、各撮像素子134R/Lが継続的に捉えた画像(スルー画像)が順次表示し、電子ファインダとして利用される。
ここで、モニタ24で立体視表示が可能となる仕組みについて図面を参照しながら説明する。
図3は、モニタ24で立体視表示が可能となる仕組みについて説明するための図である。モニタ24の前面(観者の視点(左眼EL、右眼ER)が存在するz軸方向)には、レンティキュラレンズ24aが配置されている。レンティキュラレンズ24aは、複数の円筒状凸レンズを図3中x軸方向に連ねることで構成される。
モニタ24に表示される立体視画像の表示領域は、右眼用短冊画像表示領域24Rと左眼用短冊画像表示領域24Lとから構成されている。右眼用短冊画像表示領域24R及び左眼用短冊画像表示領域24Lは、それぞれ画面の図3中y軸方向に細長い短冊形状をしており、図3中x軸方向に交互に配置される。
レンティキュラレンズ24aの各凸レンズは、観者の所与の観察点を基準として、それぞれ一組の右眼用短冊画像表示領域24R及び左眼用短冊画像表示領域24Lを含む短冊集合画像表示領域24cに対応した位置に形成される。
図3では、観者の右眼ERには、レンティキュラレンズ24aの光屈折作用により、モニタ24の右眼用短冊画像表示領域24Rに表示された右眼用短冊画像が入射される。また、観者の左眼ELには、レンティキュラレンズ24aの光屈折作用により、モニタ24の左眼用短冊画像表示領域24Lに表示された左眼用短冊画像が入射される。したがって、観者の右眼は右眼用短冊画像のみを、観者の左眼は左眼用短冊画像のみを見ることになり、これら右眼用短冊画像の集合である右眼用画像及び左眼用短冊画像の集合である左眼用画像による左右視差により立体視が可能となる。
なお、モニタ24は、液晶や有機EL等の二次元と三次元の両方が表示可能な表示素子を含む。自発光、あるいは別に光源があり光量を制御する方式であってもよい。また、偏光による方式やアナグリフ、裸眼式等、立体表示の方式は問わない。また、液晶や有機ELを多層に重ねた方式でもよい。
ズームボタン26は、撮影レンズ14R、14Lのズーム操作に用いられ、望遠側へのズームを指示するズームテレボタンと、広角側へのズームを指示するズームワイドボタンとで構成されている。
十字ボタン28は、上下左右4方向に押圧操作可能に設けられており、各方向のボタンには、カメラの設定状態に応じた機能が割り当てられる。たとえば、撮影時には、左ボタンにマクロ機能のON/OFFを切り替える機能が割り当てられ、右ボタンにストロボモードを切り替える機能が割り当てられる。また、上ボタンにモニタ24の明るさを替える機能が割り当てられ、下ボタンにセルフタイマのON/OFFを切り替える機能が割り当てられる。また、再生時には、左ボタンにコマ送りの機能が割り当てられ、右ボタンにコマ戻しの機能が割り当てられる。また、上ボタンにモニタ24の明るさを替える機能が割り当てられ、下ボタンに再生中の画像を削除する機能が割り当てられる。また、各種設定時には、モニタ24に表示されたカーソルを各ボタンの方向に移動させる機能が割り当てられる。
MENU/OKボタン30は、メニュー画面の呼び出し(MENU機能)に用いられるとともに、選択内容の確定、処理の実行指示等(OK機能)に用いられ、デジタルカメラ10の設定状態に応じて割り当てられる機能が切り替えられる。
メニュー画面では、たとえば露出値、色合い、ISO感度、記録画素数などの画質調整やセルフタイマの設定、測光方式の切り替え、デジタルズームを使用するか否かなど、デジタルカメラ10が持つ全ての調整項目の設定が行われる。デジタルカメラ10は、このメニュー画面で設定された条件に応じて動作する。
DISPボタン32は、モニタ24の表示内容の切り替え指示等の入力に用いられ、BACKボタン34は入力操作のキャンセル等の指示の入力に用いられる。
縦撮り/横撮り切替ボタン36は、縦撮り又は横撮り(縦撮りモード又は横撮りモード)のいずれで撮影を行うかを指示するためのボタンである。縦撮り/横撮り検出回路166は、このボタンの状態により、縦撮り又は横撮りのいずれで撮影を行うかを検出する。
図4は、図1及び図2に示したデジタルカメラ10の電気的構成を示すブロック図である。
図4に示すように、本実施形態のデジタルカメラ10は、二つの撮像系それぞれから画像信号を取得できるように構成されており、CPU110、2D/3D表示切替部40、全体画像合成回路42、3D画像編集回路44、編集制御入力部46、2D/3D切替視点数切替部48、サムネイル画像作成回路50、カーソル作成回路52、操作部(シャッタボタン18、電源/モードスイッチ20、モードダイヤル22、ズームボタン26、十字ボタン28、MENU/OKボタン30、DISPボタン32、BACKボタン34、2D/3Dモード切替ボタン36等)112、ROM116、フラッシュROM118、SDRAM120、VRAM122、撮影レンズ14R、14L、ズームレンズ制御部124R、124L、フォーカスレンズ制御部126R、126L、絞り制御部128R、128L、撮像素子134R、134L、タイミングジェネレータ(TG)136R、136L、アナログ信号処理部138R、138L、A/D変換器140R、140L、画像入力コントローラ141R、141L、デジタル信号処理部142R、142L、AF検出部144、AE/AWB検出部146、3D画像生成部150、圧縮・伸張処理部152、メディア制御部154、メモリカード156、表示制御部158、モニタ24、電源制御部160、バッテリ162、ストロボ制御部164、ストロボ16等を備えている。
図1中右側の撮像手段Rは、主として、撮影レンズ14R、ズームレンズ制御部124R、フォーカスレンズ制御部126R、絞り制御部128R、撮像素子134R、タイミングジェネレータ(TG)136R、アナログ信号処理部138R、A/D変換器140R、画像入力コントローラ141R、デジタル信号処理部142R等から構成される。
図1中左側の撮像手段Lは、主として、撮影レンズ14L、ズームレンズ制御部124L、フォーカスレンズ制御部126L、絞り制御部128L、撮像素子134L、タイミングジェネレータ(TG)136L、アナログ信号処理部138L、A/D変換器140L、画像入力コントローラ141L、デジタル信号処理部142L等から構成される。
CPU110は、撮影、表示、記録などカメラ全体の動作を統括制御する制御手段として機能し、操作部112からの入力に基づき所定の制御プログラムに従って各部を制御する。操作部112は、シャッタボタン18、電源/モードスイッチ20、モードダイヤル22、ズームボタン26、十字ボタン28、MENU/OKボタン30、DISPボタン32、BACKボタン34、マクロボタン36などを含む。
バス114を介して接続されたROM116には、このCPU110が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ(後述するAE/AFの制御周期等)等が格納されており、フラッシュROM118には、ユーザ設定情報等のデジタルカメラ10の動作に関する各種設定情報等が格納されている。
SDRAM120は、CPU110の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用され、VRAM122は、表示用の画像データ専用の一時記憶領域として利用される。
左右一対の撮影レンズ14R、14L(まとめて撮影レンズ14と表すこともある)は、ズームレンズ130ZR、130ZL(まとめてズームレンズ130Zと表すこともある)、フォーカスレンズ130FR、130FL(まとめてフォーカスレンズ130Fと表すこともある)、絞り132R、132Lを含んで構成され、所定の間隔をもってカメラボディ12に配置されている。
ズームレンズ130ZR、130LRは、図示しないズームアクチュエータに駆動されて光軸に沿って前後移動する。CPU110は、ズームレンズ制御部124R、124Lを介してズームアクチュエータの駆動を制御することにより、ズームレンズの位置を制御し、撮影レンズ14R、14Lのズーミングを行う。
フォーカスレンズ130FR、130FLは、図示しないフォーカスアクチュエータに駆動されて光軸に沿って前後移動する。CPU110は、フォーカスレンズ制御部126R、126Lを介してフォーカスアクチュエータの駆動を制御することにより、フォーカスレンズの位置を制御し、撮影レンズ14R、14Lのフォーカシングを行う。
絞り132R、132Lは、たとえば、アイリス絞りで構成されており、図示しない絞りアクチュエータに駆動されて動作する。CPU110は、絞り制御部128R、128Lを介して絞りアクチュエータの駆動を制御することにより、絞り132R、132Lの開口量(絞り値)を制御し、撮像素子134R、134Lへの入射光量を制御する。
なお、CPU110は、この撮影レンズ14R、14Lを構成するズームレンズ130ZR、130ZL、フォーカスレンズ130FR、130FL、絞り132R、132Lを駆動する際、左右の撮影レンズ14R、14Lを同期させて駆動する。すなわち、左右の撮影レンズ14R、14Lは、常に同じ焦点距離(ズーム倍率)に設定され、常に同じ被写体にピントが合うように、焦点調節が行われる。また、常に同じ入射光量(絞り値)となるように絞りが調整される。
撮像素子134R、134Lは、所定のカラーフィルタ配列のカラーCCDで構成されている。CCDは、その受光面に多数のフォトダイオードが二次元的に配列されている。撮影レンズ14R、14LによってCCDの受光面上に結像された被写体の光学像は、このフォトダイオードによって入射光量に応じた信号電荷に変換される。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、CPU110の指令に従ってTG136R、136Lから与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として撮像素子134R、134Lから順次読み出される。
なお、この撮像素子134R、134Lには、電子シャッタの機能が備えられており、フォトダイオードへの電荷蓄積時間を制御することにより、露光時間(シャッタ速度)が制御される。
なお、本実施の形態では、撮像素子としてCCDを用いているが、CMOSセンサ等の他の構成の撮像素子を用いることもできる。
アナログ信号処理部138R、138Lは、撮像素子134R、134Lから出力された画像信号に含まれるリセットノイズ(低周波)を除去するための相関二重サンプリング回路(CDS)、画像信号を増幅し、一定レベルの大きさにコントロールするためのAGS回路を含み、撮像素子134R、134Lから出力される画像信号を相関二重サンプリング処理するとともに増幅する。
A/D変換器140R、140Lは、アナログ信号処理部138R、138Lから出力されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。
画像入力コントローラ141R、141Lは、A/D変換器140R、140Lから出力された画像信号を取り込んで、SDRAM120に格納する。
デジタル信号処理部142R、142Lは、CPU110からの指令に従いSDRAM120に格納された画像信号を取り込み、所定の信号処理を施して輝度信号Yと色差信号Cr、CbとからなるYUV信号を生成する。
図5は、このデジタル信号処理部142R、142Lの概略構成を示すブロック図である。
図5に示すように、デジタル信号処理部142R、142Lは、ホワイトバランスゲイン算出回路142a、オフセット補正回路142b、ゲイン補正回路142c、ガンマ補正回路142d、RGB補間演算部142e、RGB/YC変換回路142f、ノイズフィルタ142g、輪郭補正回路142h、色差マトリクス回路142i、光源種別判定回路142jを備えて構成される。
ホワイトバランスゲイン算出回路142aは、AE/AWB検出部146で算出された積算値を取り込んでホワイトバランス調整用のゲイン値を算出する。
オフセット補正回路142bは、画像入力コントローラ141R、141Lを介して取り込まれたR、G、Bの各色の画像信号に対してオフセット処理を行う。
ゲイン補正回路142cは、オフセット処理された画像信号を取り込み、ホワイトバランスゲイン算出回路142aで算出されたゲイン値を用いてホワイトバランス調整を行う。
ガンマ補正回路142dは、ホワイトバランス調整された画像信号を取り込み、所定のγ値を用いてガンマ補正を行う。
RGB補間演算部142eは、ガンマ補正されたR、G、Bの色信号を補間演算して、各画素位置におけるR、G、B3色の信号を求める。すなわち、単板式の撮像素子の場合、各画素からは、R、G、Bのいずれか一色の信号しか出力されないため、出力しない色を周囲の画素の色信号から補間演算により求める。たとえば、Rを出力する画素では、この画素位置におけるG、Bの色信号がどの程度になるかを周りの画素のG、B信号から補間演算により求める。このように、RGB補間演算は、単板式の撮像素子に特有のものなので、撮像素子134に三板式のものを用いた場合には不要となる。
RGB/YC変換回路142fは、RGB補間演算後のR、G、B信号から輝度信号Yと色差信号Cr、Cbを生成する。
ノイズフィルタ142gは、RGB/YC変換回路142fで生成された輝度信号Yと色差信号Cr、Cbに対してノイズ低減処理を施す。
輪郭補正回路142hは、ノイズ低減後の輝度信号Yに対し、輪郭補正処理を行い、輪郭補正された輝度信号Y’を出力する。
一方、色差マトリクス回路142iは、ノイズ低減後の色差信号Cr、Cbに対し、色差マトリクス(C−MTX)を乗算して色調補正を行う。すなわち、色差マトリクス回路142iには、光源対応の色差マトリクスが複数種類設けられており、光源種別判定回路142jが求めた光源種に応じて、使用する色差マトリクスを切り替え、この切り替え後の色差マトリクスを入力された色差信号Cr、Cbに乗算し、色調補正された色差信号Cr’、Cb’を出力する。
光源種別判定回路142jは、AE/AWB検出部146で算出された積算値を取り込んで光源種を判定し、色差マトリクス回路142iに色差マトリクス選択信号を出力する。
なお、本実施の形態のデジタルカメラでは、上記のようにデジタル信号処理部をハードウェア回路で構成しているが、当該ハードウェア回路と同じ機能をソフトウェアにて構成することも可能である。
AF検出部144は、一方の画像入力コントローラ141Rから取り込まれたR、G、Bの各色の画像信号を取り込み、AF制御に必要な焦点評価値を算出する。このAF検出部144は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面に設定された所定のフォーカスエリア内の信号を切り出すフォーカスエリア抽出部、及び、フォーカスエリア内の絶対値データを積算する積算部を含み、この積算部で積算されたフォーカスエリア内の絶対値データを焦点評価値としてCPU110に出力する。
CPU110は、AF制御時、このAF検出部144から出力される焦点評価値が極大となる位置をサーチし、その位置にフォーカスレンズ130FR、130FLを移動させることにより、主要被写体への焦点合わせを行う。すなわち、CPU110は、AF制御時、まず、フォーカスレンズ130FR、130FLを至近から無限遠まで移動させ、その移動過程で逐次AF検出部144から焦点評価値を取得し、その焦点評価値が極大となる位置を検出する。そして、検出された焦点評価値が極大の位置を合焦位置と判定し、その位置にフォーカスレンズ130FR、130FLを移動させる。これにより、フォーカスエリアに位置する被写体(主要被写体)にピントが合わせられる。
AE/AWB検出部146は、一方の画像入力コントローラ141Rから取り込まれたR、G、Bの各色の画像信号を取り込み、AE制御及びAWB制御に必要な積算値を算出する。すなわち、このAE/AWB検出部146は、一画面を複数のエリア(たとえば、8×8=64エリア)に分割し、分割されたエリアごとにR、G、B信号の積算値を算出する。
CPU110は、AE制御時、このAE/AWB検出部146で算出されたエリアごとのR、G、B信号の積算値を取得し、被写体の明るさ(測光値)を求めて、適正な露光量を得るための露出設定を行う。すなわち、感度、絞り値、シャッタ速度、ストロボ発光の要否を設定する。
また、CPU110は、AWB制御時、AE/AWB検出部146で算出されたエリアごとのR、G、B信号の積算値をデジタル信号処理部142のホワイトバランスゲイン算出回路142a及び光源種別判定回路142jに加える。
ホワイトバランスゲイン算出回路142aは、このAE/AWB検出部146で算出された積算値に基づいてホワイトバランス調整用のゲイン値を算出する。
また、光源種別判定回路142jは、このAE/AWB検出部146で算出された積算値に基づいて光源種を検出する。
圧縮・伸張処理部152は、CPU110からの指令に従い、入力された画像データに所定形式の圧縮処理を施し、圧縮画像データを生成する。また、CPU110からの指令に従い、入力された圧縮画像データに所定形式の伸張処理を施し、非圧縮の画像データを生成する。なお、本実施の形態のデジタルカメラ10では、静止画に対しては、JPEG規格に準拠した圧縮処理が施され、動画に対してはMPEG2規格に準拠した圧縮処理が施される。
メディア制御部154は、CPU110からの指令に従い、メモリカード156に対してデータの読み/書きを制御する。
表示制御部158は、CPU110からの指令に従い、モニタ24への表示を制御する。すなわち、CPU110からの指令に従い、入力された画像信号をモニタ24に表示するための映像信号(たとえば、NTSC信号やPAL信号、SCAM信号)に変換してモニタ24に出力するとともに、所定の文字、図形情報をモニタ24に出力する。
電源制御部160は、CPU110からの指令に従い、バッテリ162から各部への電源供給を制御する。
ストロボ制御部164は、CPU110からの指令に従い、ストロボ16の発光を制御する。
高さ検出部38は、基準面(例えば、地面)からの撮影高さ(距離)を検出するための回路である。
縦撮り/横撮り検出回路166は、縦撮り/横撮り切替ボタン36の状態により、縦撮りであるか横撮りであるかを検出する。
2D/3Dモード切替フラグ168には、2Dモードであること又は3Dモードであることを表すフラグが設定される。
対応点検出部7は、ステレオマッチングの手法を用いて撮像素子134R、134Lがそれぞれ取得した画像SR,SL上において互いに対応する対応点を求める。対応点の求め方は公知のものを適用すればよい。例えば、画像SR,SLから部分的な行列(例えば3×3画素)を取り出して相関値を求めることにより対応点を求める。具体的には、画像SR,SLの一方から輝度・色差の変わる境界部分(エッジ成分)を特徴点とし、他方の画像において同様のエッジ成分を有する部分を対応点とする。あるいは、画像SR,SLからそれぞれ顔検出を行い、検出された顔領域の頭頂と顎の先端をそれぞれの画像の特徴点あるいは対応点としてもよく、特徴点と対応点の抽出方法を相互に依存させる必要はない。
図6はデジタルカメラ10の指かかりの一例を示す。ここでは、撮影レンズ14Rにユーザの右手中指がかかっている様子が示されている。
図7は、このような指がかり状態で各撮像素子134R、Lから得られた画像データの一例を示す。図7(a)は、指がかかっていない撮影レンズ14Lに対応する撮像素子134Lから得られた画像データであり、被写体が指により妨げられていない。一方図7(b)は、指がかかった撮影レンズ14Rに対応する撮像素子134Rから得られた画像データであり、被写体が指により妨げられている。
図8は、これらの画像データに基づいたモニタ24でのスルー画立体視表示の一例である。図示の映像は平面的であるが、実際には両画像の視差によって画像は立体的に見える。上述のように、モニタ24のレンティキュラレンズにより、観者の右眼は右眼用短冊画像のみを、観者の左眼は左眼用短冊画像のみを見る。しかし、右目の映像における指がかり部分は、ユーザの左目の映像に対応する対応点が検出されないので、立体映像として見えない対応点のない領域が生じ、観察時のちらつき等、立体画像の良好な観察を阻害する要因になる。この場合、特許文献4と同様、スルー画像中の対応点のない領域には、任意の画素値を代入する方法、例えば左右画像に同じ画素値を代入する等の方法により、観察時のちらつきを防ぐ処理が行われる。この場合、ユーザの目からは、どの撮像系に指がかりが発生しているのかわからず、そのまま本撮影を開始して指のかかった画像を記録するおそれがある。スルー画像の対応点のない領域をそのまま表示することも考えられるが、ユーザは左右の画像を左右の目で別々にピント合わせて見る訳ではなく、1つの画として見るため、左右のいずれの画像のどこに対応点のない領域が存在するのかは正確に識別できない。
そこで、CPU110は、各撮像素子134R、Lによって得られたスルー画像のうち、指がかりの生じている領域(指がかり領域)を所定の色で塗りつぶしたり、点滅表示をするなど、指がかり領域を強調する画像処理を行った上で、処理されたスルー画像をモニタ24に出力する。
以下、図9のフローチャートを参照し、カメラ10のメインCPU110が実行を制御する撮影処理の流れを説明する。この処理をメインCPU110に実行させるプログラムはROM116に記憶されており、メインCPU110がこのプログラムをSDRAM120に読み出して解釈・実行する。
S1では、モードダイヤル22が「3D静止画位置」あるいは「3D動画位置」に設定されたことに応じ、スルー画の出力を行う。
S2では、特許文献2や3と同様、測光結果などに基づいて画像中の暗い部分を検出することで、指がかり領域を特定し、その領域の特定の有無で指がかりが発生しているか否かを判断する。YesならばS3、NoならばS4に進む。なお、対応点検出部7により、画像SR,SLの一方から特徴点を求め、画像SR,SLの他方から特徴点に対応する対応点を求め、CPU110は対応点のない領域を指がかり発生領域に特定してもよい。そして、CPU110はその指がかり発生領域が存在するか否かにより、指がかりが発生しているか否かを判断してもよい。あるいは、CPU110は測光結果、対応点の双方を併用して指がかりの発生の有無を判断してもよい。
S3では、S2で特定された指がかり領域を強調表示する(図9参照)。
S4では、シャッタボタン18の半押し/全押しに応じてAF・AEなどの撮影準備処理あるいは本撮影を行う。
図10は、強調表示の一例である。指がかり領域は、立体視ができないだけでなく、強調されているので、ユーザが直ちに違和感を覚え、指かかりがあることを本撮像前に即座に認識でき、レンズに指のかかった状態での失敗撮影を事前に回避できる。
<第2実施形態>
第1実施形態は3D撮影でスルー画像を立体画像として表示する場合の指がかりの通知を説明したが、3D撮影でスルー画像を立体画像として表示せず、いずれか1つの撮像系で得られた画像を、各撮像系を代表する平面画像(代表スルー画像)として表示する場合でも同様の問題がある。すなわち、例えば図11(a)は、指がかかっていない撮影レンズ14Lに対応する撮像素子134Lから得られた画像データであり、被写体が指により妨げられていない。一方図11(b)は、指がかかった撮影レンズ14Rに対応する撮像素子134Rから得られた画像データであり、被写体が指により妨げられている。
図12は撮像素子134Lから得られた画像データを代表スルー画像としてそのままモニタ24に出力した様子を示す。当然ながら、この映像からは、撮影レンズ14Rの指かかりはわからない。
そこで、代表スルー画像を出力する撮像系を常に固定するのではなく、ある撮像系の画像で指がかりが検出された場合、その指かかりのある方の撮像系で得られたスルー画像をモニタ24に出力する。
以下、図13のフローチャートを参照し、カメラ10のメインCPU110が実行を制御する撮影処理の流れを説明する。この処理をメインCPU110に実行させるプログラムはROM116に記憶されており、メインCPU110がこのプログラムをSDRAM120に読み出して解釈・実行する。
S11では、3D撮影モード設定に応じてスルー画の出力を行う。ただし、スルー画像は立体ではなく、撮像素子134R・Lのいずれかの一方から得られた画像データをデフォルトの代表スルー画像として出力するものとする。
S12では、S2と同様にして、指がかりが発生しているか否かを判断する。YesならばS3、NoならばS4に進む。
S13では、画像SR,SLのうち指がかり領域を有するスルー画像をモニタ24に出力し、かつその指がかり領域を強調表示する(図14参照)。すなわち、デフォルトスルー画像と指がかり画像の出力元となる撮像系が異なる場合は、その出力元が、指がかり画像の撮像系に切り換わる。
S14では、シャッタボタン18の半押し/全押しに応じてAF・AEなどの撮影準備処理あるいは本撮影を行う。
図14は、画像SR,SLのうち指がかり領域を有する画像における強調表示の一例である。指がかり領域は、強調されているので、ユーザが直ちに違和感を覚え、いずれかの撮像系に指かかりがあることを本撮像前に即座に認識できる。なお、モニタ24には少なくとも指かかりがある画像が表示されていればよいので、指かかりがある画像とない画像を並列してモニタ24に表示してもよい。
<第3実施形態>
第1または2実施形態において、指がかりのある画像を出力した撮像系を示す情報をモニタ24に表示したり、あるいは音声出力することで通知してもよい。
例えば、第1実施形態の撮像処理のS3において、さらに、画像SR,SLのうち指がかりのある領域の存在が検出された方の画像を出力した撮像系(134RまたはL)を判別し、これを示す情報(R、Lの区別)をモニタ24のスルー画像に重畳する。図7では画像SRで指がかりが発生しているため、図15のように「右手が指掛かりしています」などといったメッセージを3Dのスルー画像に重畳する。3D画像へ平面的なメッセージを重畳すると見づらい可能性があるから、スルー画像を停止してメッセージだけを2D表示したり、メッセージを表示する代わりにあるいはメッセージの表示とともに、カメラ10に設けた図示しないスピーカで当該メッセージを拡声するよう、図示しない音声再生回路(公知のもので可)を制御してもよい。
あるいは、第2実施形態の撮像処理のS13において、さらに、画像SR,SLのうち指がかりのある領域の存在が検出された方の画像を判別し、この画像のうち指がかり領域に、指がかりのある撮像系を示す情報をモニタ24のスルー画像に重畳する。図11では画像SRで指がかりが発生しているため、図16のように「右手の指がかり」に対応する色彩(例えば赤)その他の視覚的効果を示す映像を、スルー画像の指がかり領域に重畳する。図示は省略するが、画像SLで指がかりが発生していれば、画像SLのスルー画像をモニタ24に出力し、かつ、「左手の指がかり」に対応する色彩(例えば青)その他の視覚的効果を示す映像を、画像SLのスルー画像の指がかり領域に重畳する。指がかりの生じている撮像系に応じて指がかり領域の色彩その他の視覚的効果を変化させること、あるいは指がかりの生じている撮像系を示すメッセージの表示や当該メッセージの音声による再生は、2Dモードでも3Dモードでも可能である。
こうすることで、指がかりの生じている撮像系をより分かりやすく事前にユーザに知らせることができる。なお、指がかりのあった方の撮像系を示す情報は、メッセージ内容や、色によって示すことに限らず、指がかり領域の点滅スピードやその強弱の相違などで示してもよい。
<第4実施形態>
第2実施形態は3D画像の撮影について説明したが、代表スルー画像を指がかりのある撮像系のスルー画像に切り替えることは、2Dの静止画(テレ/ワイド同時撮り、色再現・2枚同時撮り/明暗・2枚同時撮り)を撮影するモードや、2Dの動画(左右同時動画撮影あるいは動画と静止画同時撮影)モードの場合でも適用できる。すなわち、S11のスルー画像出力は、3D画像撮影モードの他、2D静止画撮影モード、2D動画撮影モードに応じて開始してもよい。
上記のCPU110が実行する処理は、カメラ10に接続された情報処理手段を有する各種の電子機器、例えば携帯電話やパソコンなどによって代替されていてもよい。
デジタルカメラの正面斜視図 デジタルカメラの背面斜視図 モニタで立体視表示が可能となる仕組みについて説明するための図 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図 デジタル信号処理部の概略構成を示すブロック図 撮像系への指がかりを例示した図 指がかり画像を例示した図 3Dスルー画像を例示した図 第1実施形態の撮影処理のフローチャート 指がかり部分を強調した3Dスルー画像を例示した図 指がかり画像を例示した図 指がかりのない2Dスルー画像を例示した図 第2実施形態の撮影処理のフローチャート 指がかり部分を強調した2Dスルー画像を例示した図 指がかり部分の存在および指がかりの発生している撮像系を示すメッセージが重畳された3Dスルー画像を例示した図 指がかり部分の存在および指がかりの発生している撮像系を示す視覚的効果が重畳された2Dスルー画像を例示した図
符号の説明
10…複眼デジタルカメラ、12…カメラボディ、14L、14R…撮影レンズ、16…ストロボ、18…シャッタボタン、20…モードスイッチ、22…モードダイヤル、24…モニタ、24L…左眼用短冊画像表示領域、24R…右眼用短冊画像表示領域、24a…レンティキュラレンズ、24c…短冊集合画像表示領域、26…ズームボタン、28…十字ボタン、30…ボタン、32…ボタン、34…ボタン、36…マクロボタン、38…検出部、40…2D/3D表示切替部、42…全体画像合成回路、44…3D画像編集回路、46…編集制御入力部、48…2D/3D切替視点数切替部、50…サムネイル画像作成回路、52…カーソル作成回路、112…操作部、114…バス、124L、124R…ズームレンズ制御部、126L、126R…フォーカスレンズ制御部、128L、128R…制御部、130FR…フォーカスレンズ、130ZR…ズームレンズ、134L、134R…撮像素子、138L、138R…アナログ信号処理部、140L、140R…変換器、141L、141R…画像入力コントローラ、142L、142R…デジタル信号処理部、142a…ホワイトバランスゲイン算出回路、142b…オフセット補正回路、142c…ゲイン補正回路、142d…ガンマ補正回路、142e…補間演算部、142f…変換回路、142g…ノイズフィルタ、142h…輪郭補正回路、142i…色差マトリクス回路、142j…光源種別判定回路、144、146…検出部、150…画像生成部、152…圧縮・伸張処理部、154…メディア制御部、156…メモリカード、158…表示制御部、160…電源制御部、162…バッテリ、164…ストロボ制御部、166…検出回路、168…モード切替フラグ、R,L…撮像手段(撮像系)、7…特徴点検出部

Claims (6)

  1. 2以上の撮像系の各視点から撮影された多視点画像を取得可能な撮影部と、
    前記撮影部の撮影した多視点画像から、指がかりの生じている指がかり画像および前記指がかり画像において指がかりの生じている領域を判別する指がかり判別部と、
    前記多視点画像から立体スルー画像を合成して出力する際、前記指がかり判別部の判別した指がかり領域を強調するよう所定の表示装置を制御する表示制御部と、
    を備える撮影装置。
  2. 2以上の撮像系の各視点から撮影された多視点画像を取得可能な撮影部と、
    前記撮影部の撮影した多視点画像から、指がかりの生じている指がかり画像および前記指がかり画像において指がかりの生じている領域を判別する指がかり判別部と、
    前記多視点画像のいずれかを平面スルー画像として出力する際、前記指がかり判別部の判別した指がかり領域を強調表示するよう所定の表示装置を制御する表示制御部と、
    を備える撮影装置。
  3. 前記表示制御部は、前記指がかり判別部の判別した指がかり画像を出力した撮像系を示す情報を表示するよう所定の表示装置を制御する請求項1または2に記載の撮影装置。
  4. 情報処理装置が、
    2以上の撮像系の各視点から撮影された多視点画像を取得可能な撮影部の撮影した多視点画像から、指がかりの生じている指がかり画像および前記指がかり画像において指がかりの生じている領域を判別するステップと、
    前記多視点画像から立体スルー画像を合成して出力する際、前記判別した指がかり領域を強調するよう所定の表示装置を制御するステップと、
    を実行する指がかり通知方法。
  5. 情報処理装置が、
    2以上の撮像系の各視点から撮影された多視点画像を取得可能な撮影部の撮影した多視点画像から、指がかりの生じている指がかり画像および前記指がかり画像において指がかりの生じている領域を判別するステップと、
    前記多視点画像のいずれかを平面スルー画像として出力する際、前記判別した指がかり領域を強調表示するよう所定の表示装置を制御するステップと、
    を実行する指がかり通知方法。
  6. 請求項4または5に記載の指がかり通知方法を情報処理装置に実行させるためのプログラム。
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