JPH10322581A - 撮像装置コントローラおよび撮像システム - Google Patents
撮像装置コントローラおよび撮像システムInfo
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- JPH10322581A JPH10322581A JP9261828A JP26182897A JPH10322581A JP H10322581 A JPH10322581 A JP H10322581A JP 9261828 A JP9261828 A JP 9261828A JP 26182897 A JP26182897 A JP 26182897A JP H10322581 A JPH10322581 A JP H10322581A
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- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/76—Television signal recording
- H04N5/765—Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus
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- H04N5/765—Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus
- H04N5/77—Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television camera
- H04N5/772—Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television camera the recording apparatus and the television camera being placed in the same enclosure
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- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/18—Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
- H04N7/183—Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a single remote source
- H04N7/185—Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a single remote source from a mobile camera, e.g. for remote control
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- Signal Processing (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
- Accessories Of Cameras (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 遠隔地に設置されたパンチルタカメラからの
映像がモニタの操作領域上に表示され、その操作領域上
の任意の一点、または任意の領域を指示することによっ
て、指示された被写体が操作領域の中央になるように、
パンチルタカメラを制御することにより、制御時の操作
性を向上する。 【解決手段】 カメラ部11から取り込まれた映像が、
コンピュータ1のビデオキャプチャー部29へ供給され
る。その映像は、モニタ2の操作領域6に表示される。
パンチルタ部12からは、現在のパン、チルトの位置情
報がモードコントローラ23を介してコンピュータ1に
供給される。コンピュータ1は、カメラコントローラ2
4、パンチルタコントローラ25を制御する。ポインテ
ィングデバイス14(マウス8)を用いて操作領域6を
操作することによって、コンピュータ1では、パンチル
タ28を駆動させるためのデータが求められ、それによ
って、指示された被写体が画面の中央に表示される。
映像がモニタの操作領域上に表示され、その操作領域上
の任意の一点、または任意の領域を指示することによっ
て、指示された被写体が操作領域の中央になるように、
パンチルタカメラを制御することにより、制御時の操作
性を向上する。 【解決手段】 カメラ部11から取り込まれた映像が、
コンピュータ1のビデオキャプチャー部29へ供給され
る。その映像は、モニタ2の操作領域6に表示される。
パンチルタ部12からは、現在のパン、チルトの位置情
報がモードコントローラ23を介してコンピュータ1に
供給される。コンピュータ1は、カメラコントローラ2
4、パンチルタコントローラ25を制御する。ポインテ
ィングデバイス14(マウス8)を用いて操作領域6を
操作することによって、コンピュータ1では、パンチル
タ28を駆動させるためのデータが求められ、それによ
って、指示された被写体が画面の中央に表示される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、あらゆる撮影用
途に利用が可能な撮像装置コントローラおよび撮像シス
テムであり、特に遠隔地にある撮像装置を監視、観察、
案内、紹介等の用途に用いるときに、より良い操作性と
視認性を実現できる撮像装置コントローラおよび撮像シ
ステムに関する。
途に利用が可能な撮像装置コントローラおよび撮像シス
テムであり、特に遠隔地にある撮像装置を監視、観察、
案内、紹介等の用途に用いるときに、より良い操作性と
視認性を実現できる撮像装置コントローラおよび撮像シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遠隔地の撮像装置を制御する場
合、手元で操作する撮像装置コントローラに対して図1
6に示すように、撮影する方角を変更するための指示を
与える方向キーを設けるようになされる。方向キーは、
実際のスイッチボードにより、あるいはコンピュータの
モニタ画面上のキー表示として構成される。モニタ上に
表示される撮影画面を目で確認しながら、方向キーを操
作して、上、下、左、右、右上、右下、左上、左下の8
方向にパンチルタを駆動したり、ズームの望遠、広角の
駆動を行い所望の被写体を撮像する方法が取られてい
た。また、予め上述した方法で遠隔地にある撮像装置を
制御した後、撮影したい場所のパンチルタ情報、ズーム
情報を何箇所か登録しておき、撮影の際に登録した場所
に対して絶対位置駆動を行って映像を選択する方法が取
られていた。
合、手元で操作する撮像装置コントローラに対して図1
6に示すように、撮影する方角を変更するための指示を
与える方向キーを設けるようになされる。方向キーは、
実際のスイッチボードにより、あるいはコンピュータの
モニタ画面上のキー表示として構成される。モニタ上に
表示される撮影画面を目で確認しながら、方向キーを操
作して、上、下、左、右、右上、右下、左上、左下の8
方向にパンチルタを駆動したり、ズームの望遠、広角の
駆動を行い所望の被写体を撮像する方法が取られてい
た。また、予め上述した方法で遠隔地にある撮像装置を
制御した後、撮影したい場所のパンチルタ情報、ズーム
情報を何箇所か登録しておき、撮影の際に登録した場所
に対して絶対位置駆動を行って映像を選択する方法が取
られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方向キーを使用
して撮像装置の方角の変更を指示する場合、方向キーを
押すのを止めても、パンチルタの駆動が直ぐに停止せず
に、目的とする被写体を通りすぎる問題があった。パン
チルタによる撮像装置の方角の変化の速度を低速とすれ
ば、かかる問題を解決することが可能であるが、応答性
が悪く実用性が損なわれる。
して撮像装置の方角の変更を指示する場合、方向キーを
押すのを止めても、パンチルタの駆動が直ぐに停止せず
に、目的とする被写体を通りすぎる問題があった。パン
チルタによる撮像装置の方角の変化の速度を低速とすれ
ば、かかる問題を解決することが可能であるが、応答性
が悪く実用性が損なわれる。
【0004】また、撮像装置の画角の中心に所望の被写
体を持ち来たしたい時には、モニタの画像を人が見なが
ら撮像方角を制御するために、試行錯誤により撮像方向
を決定することになり、制御に要する時間が長くなった
り、熟練度が要求される問題があった。
体を持ち来たしたい時には、モニタの画像を人が見なが
ら撮像方角を制御するために、試行錯誤により撮像方向
を決定することになり、制御に要する時間が長くなった
り、熟練度が要求される問題があった。
【0005】さらに、遠隔地の撮像装置に対し、回線容
量の少ないネットワークを用いて、映像、制御情報のや
り取りをした場合、通信による遅延、映像情報の欠落、
映像の到達間隔の不規則性等による問題が発生する。例
えば、欠落し、しかも遅延のある映像に対しパンチルタ
の変位やズームが制御される場合、送られてくる映像を
確認しながら、所望の位置にパンチルタやズームが移動
したとしても、遅延の影響でさらに駆動され続け最終的
に目的の位置よりずれた場所で停止する問題が発生す
る。また、画像の到着する間隔も回線の混み具合により
不規則となり、映像を予測しながらパンチルタ、ズーム
を制御しなけらばならず、所望の制御がとても困難とな
る問題があった。
量の少ないネットワークを用いて、映像、制御情報のや
り取りをした場合、通信による遅延、映像情報の欠落、
映像の到達間隔の不規則性等による問題が発生する。例
えば、欠落し、しかも遅延のある映像に対しパンチルタ
の変位やズームが制御される場合、送られてくる映像を
確認しながら、所望の位置にパンチルタやズームが移動
したとしても、遅延の影響でさらに駆動され続け最終的
に目的の位置よりずれた場所で停止する問題が発生す
る。また、画像の到着する間隔も回線の混み具合により
不規則となり、映像を予測しながらパンチルタ、ズーム
を制御しなけらばならず、所望の制御がとても困難とな
る問題があった。
【0006】従って、この発明の目的は、映し出される
画面上の任意の位置または任意の領域を指定することに
よって、被写体を選択し、選択した被写体が例えば画面
の中心になるように撮像装置を駆動するようになされ、
視認性および操作性が向上された撮像装置コントローラ
および撮像システムを提供することにある。
画面上の任意の位置または任意の領域を指定することに
よって、被写体を選択し、選択した被写体が例えば画面
の中心になるように撮像装置を駆動するようになされ、
視認性および操作性が向上された撮像装置コントローラ
および撮像システムを提供することにある。
【0007】この発明の他の目的は、回線で接続された
撮像部を制御する時に、回線を使用することによる遅れ
によって操作性が悪くなることが防止できる撮像装置コ
ントローラおよび撮像システムを提供することにある。
撮像部を制御する時に、回線を使用することによる遅れ
によって操作性が悪くなることが防止できる撮像装置コ
ントローラおよび撮像システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、駆動手段によって撮像手段の撮影する方角が可変の
撮像部を制御するための撮像装置コントローラにおい
て、撮像手段が撮影する画像を表示される操作領域を有
し、操作領域において、任意の一点を指定することによ
って、撮像手段の撮影する被写体を選択し、選択された
被写体を駆動手段の任意の位置座標に移動させるための
映像選択手段を備えたことを特徴とする撮像装置コント
ローラである。
は、駆動手段によって撮像手段の撮影する方角が可変の
撮像部を制御するための撮像装置コントローラにおい
て、撮像手段が撮影する画像を表示される操作領域を有
し、操作領域において、任意の一点を指定することによ
って、撮像手段の撮影する被写体を選択し、選択された
被写体を駆動手段の任意の位置座標に移動させるための
映像選択手段を備えたことを特徴とする撮像装置コント
ローラである。
【0009】請求項2に記載の発明は、駆動手段によっ
て撮像手段の撮影する方角が可変の撮像部を制御するた
めの撮像装置コントローラにおいて、撮像手段が撮影す
る画像を表示される操作領域を有し、操作領域におい
て、任意の領域を指定することによって、撮像手段の撮
影する被写体を選択し、任意の領域から生成される任意
の一点に対応する位置の被写体を駆動手段の任意の位置
座標に移動させるための映像選択手段を備えたことを特
徴とする撮像装置コントローラである。
て撮像手段の撮影する方角が可変の撮像部を制御するた
めの撮像装置コントローラにおいて、撮像手段が撮影す
る画像を表示される操作領域を有し、操作領域におい
て、任意の領域を指定することによって、撮像手段の撮
影する被写体を選択し、任意の領域から生成される任意
の一点に対応する位置の被写体を駆動手段の任意の位置
座標に移動させるための映像選択手段を備えたことを特
徴とする撮像装置コントローラである。
【0010】請求項9に記載の発明は、駆動手段によっ
て撮像手段の撮影する方角が可変の撮像部と撮像部を制
御するための撮像装置コントローラとからなる撮像シス
テムにおいて、撮像装置コントローラは、撮像手段が撮
影する画像を表示される操作領域を有し、操作領域にお
いて、任意の領域を指定することによって、撮像手段の
撮影する被写体を選択し、選択された被写体を駆動手段
の任意の位置座標に移動させるための映像選択手段を備
えたことを特徴とする撮像システムである。
て撮像手段の撮影する方角が可変の撮像部と撮像部を制
御するための撮像装置コントローラとからなる撮像シス
テムにおいて、撮像装置コントローラは、撮像手段が撮
影する画像を表示される操作領域を有し、操作領域にお
いて、任意の領域を指定することによって、撮像手段の
撮影する被写体を選択し、選択された被写体を駆動手段
の任意の位置座標に移動させるための映像選択手段を備
えたことを特徴とする撮像システムである。
【0011】遠隔地に設置され、一次元または二次元の
回転方向の自由度を有するパンチルタカメラからの映像
は、接続されているコンピュータに供給される。その映
像は、モニタの操作領域に表示される。操作領域上の表
示画像の中で撮像装置の画角の中心に位置して欲しい任
意の一点、または任意の領域から生成される任意の一点
がコンピュータに接続されたポインティングデバイスで
指示される。このように、撮像手段の撮影する方角を制
御する時に、制御の結果を入力する方法によって、選択
された被写体を容易に画面の中心に捕らえることが可能
になる。さらに、映像が表示されている操作領域の任意
の一点、または任意の領域から生成される任意の一点を
ポインティングデバイスで操作するため、パンチルタカ
メラを駆動する方向が操作者に容易に確認するとができ
る。さらに、回線による遅れの影響を受けず、操作性を
良好とできる。
回転方向の自由度を有するパンチルタカメラからの映像
は、接続されているコンピュータに供給される。その映
像は、モニタの操作領域に表示される。操作領域上の表
示画像の中で撮像装置の画角の中心に位置して欲しい任
意の一点、または任意の領域から生成される任意の一点
がコンピュータに接続されたポインティングデバイスで
指示される。このように、撮像手段の撮影する方角を制
御する時に、制御の結果を入力する方法によって、選択
された被写体を容易に画面の中心に捕らえることが可能
になる。さらに、映像が表示されている操作領域の任意
の一点、または任意の領域から生成される任意の一点を
ポインティングデバイスで操作するため、パンチルタカ
メラを駆動する方向が操作者に容易に確認するとができ
る。さらに、回線による遅れの影響を受けず、操作性を
良好とできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明のいくつかの実施
形態について図面を参照して説明する。図1は、この発
明の一実施形態の概略的な構成を示す。モニタ2および
マウス8が接続されているコンピュータ1は、遠隔地に
接続されてたパンチルタカメラ3の駆動を制御する。す
なわち、コンピュータ1によって、撮像装置のコントロ
ーラが構成される。
形態について図面を参照して説明する。図1は、この発
明の一実施形態の概略的な構成を示す。モニタ2および
マウス8が接続されているコンピュータ1は、遠隔地に
接続されてたパンチルタカメラ3の駆動を制御する。す
なわち、コンピュータ1によって、撮像装置のコントロ
ーラが構成される。
【0013】パンチルタカメラ3は、パンチルタ部とカ
メラ部が一体的に構成されたものを意味する。この、図
1では、一例としてパンチルタカメラ3は、4に示すよ
うな環境にある実際の景色に設置される。この環境の実
際の景色4に設置されたパンチルタカメラ3によって撮
影された画面(以下、撮影画面と称する)を5に示す。
この撮影画面5は、実際に撮影されている画面であっ
て、ズームレンズを望遠側に操作すると画角が小さくな
り、ワイド側に操作すると画角が大きくなる。
メラ部が一体的に構成されたものを意味する。この、図
1では、一例としてパンチルタカメラ3は、4に示すよ
うな環境にある実際の景色に設置される。この環境の実
際の景色4に設置されたパンチルタカメラ3によって撮
影された画面(以下、撮影画面と称する)を5に示す。
この撮影画面5は、実際に撮影されている画面であっ
て、ズームレンズを望遠側に操作すると画角が小さくな
り、ワイド側に操作すると画角が大きくなる。
【0014】パンチルタカメラ3によって取り込まれる
撮影画面5の映像は、ビデオケーブルなどを経て、コン
ピュータ1に供給される。コンピュータ1に供給された
映像データがデコードされ、モニタ2に表示される。モ
ニタ2では、供給された撮影画面5がモニタ2の画面上
の操作領域6に表示される。操作領域6は、マウス8の
位置に矢印形のカーソル7が描画されている映像中の任
意の一点または点線で示したような任意の領域をマウス
で指示することによって、パンチルタカメラ3を操作す
るようになされる。
撮影画面5の映像は、ビデオケーブルなどを経て、コン
ピュータ1に供給される。コンピュータ1に供給された
映像データがデコードされ、モニタ2に表示される。モ
ニタ2では、供給された撮影画面5がモニタ2の画面上
の操作領域6に表示される。操作領域6は、マウス8の
位置に矢印形のカーソル7が描画されている映像中の任
意の一点または点線で示したような任意の領域をマウス
で指示することによって、パンチルタカメラ3を操作す
るようになされる。
【0015】図2に示すように、モニタ2の画面上に
は、操作領域6が表示される。マウス8を操作すること
によって、カーソル7が移動し、操作領域6の任意の一
点または、点線で示したような任意の領域から生成され
る任意の一点を指示することができる。指示された任意
の一点と対応する被写体が設定した位置例えば操作領域
6の中央になるように、パンチルタを駆動させ、撮像画
面5が移動する。すなわち予め表示させたい結果を入力
し、その入力に応じて選択された被写体が、操作領域6
中央になるように表示される。
は、操作領域6が表示される。マウス8を操作すること
によって、カーソル7が移動し、操作領域6の任意の一
点または、点線で示したような任意の領域から生成され
る任意の一点を指示することができる。指示された任意
の一点と対応する被写体が設定した位置例えば操作領域
6の中央になるように、パンチルタを駆動させ、撮像画
面5が移動する。すなわち予め表示させたい結果を入力
し、その入力に応じて選択された被写体が、操作領域6
中央になるように表示される。
【0016】図3は、この発明の実施の一形態を適用し
た全システムのブロック図である。このシステムは、カ
メラ部11、パンチルタ部12、TVモニタ13、コン
ピュータ1、マウス8等のポインティングデバイス1
4、モニタ2から構成される。また、上述したパンチル
タカメラ3は、カメラ部11とパンチルタ部12からな
り、一例としてカメラ部11がパンチルタ部12の上に
設置される。カメラ部11は、レンズブロック部15、
ズームレンズ16、ズーム部17、ズームレンズ16用
のモータ18、固体撮像素子19、信号分離/自動利得
調整回路(SH/AGC)20、A/D変換器21、信
号処理回路22から構成され、全体としてビデオカメラ
を示す。
た全システムのブロック図である。このシステムは、カ
メラ部11、パンチルタ部12、TVモニタ13、コン
ピュータ1、マウス8等のポインティングデバイス1
4、モニタ2から構成される。また、上述したパンチル
タカメラ3は、カメラ部11とパンチルタ部12からな
り、一例としてカメラ部11がパンチルタ部12の上に
設置される。カメラ部11は、レンズブロック部15、
ズームレンズ16、ズーム部17、ズームレンズ16用
のモータ18、固体撮像素子19、信号分離/自動利得
調整回路(SH/AGC)20、A/D変換器21、信
号処理回路22から構成され、全体としてビデオカメラ
を示す。
【0017】パンチルタ部12は、モードコントローラ
23、カメラコントローラ24、パンチルタコントロー
ラ25、パン用のモータ26、チルト用のモータ27、
パンチルタ28から構成される。コンピュータ1は、制
御部31、ビデオキャプチャーボードからなるビデオキ
ャプチャー部29、記憶部30から構成される。
23、カメラコントローラ24、パンチルタコントロー
ラ25、パン用のモータ26、チルト用のモータ27、
パンチルタ28から構成される。コンピュータ1は、制
御部31、ビデオキャプチャーボードからなるビデオキ
ャプチャー部29、記憶部30から構成される。
【0018】被写体から到達する撮像光は、レンズブロ
ック部15のレンズ群、絞りを通って固体撮像素子19
に結像される。固体撮像素子19の一例として、CCD
(Charge Coupled Device)がある。結像された撮像光
は、視野映像を映像信号に変換した後、信号分離/自動
利得調整回路20に供給される。信号分離/自動利得調
整回路20では、映像出力信号がサンプルホールドされ
るとともに、オートアイリス(AE)の制御信号によっ
て所定のゲインを持つように利得制御される。それによ
って、得られる映像出力信号は、A/D変換器21を介
して、信号処理回路22へ供給される。信号処理回路2
2では、入力された信号が輝度(Y)、色(C)、ビデ
オ信号といった各信号に変換され、映像信号としてTV
モニタ13およびコンピュータ1のビデオキャプチャー
部29へ供給される。
ック部15のレンズ群、絞りを通って固体撮像素子19
に結像される。固体撮像素子19の一例として、CCD
(Charge Coupled Device)がある。結像された撮像光
は、視野映像を映像信号に変換した後、信号分離/自動
利得調整回路20に供給される。信号分離/自動利得調
整回路20では、映像出力信号がサンプルホールドされ
るとともに、オートアイリス(AE)の制御信号によっ
て所定のゲインを持つように利得制御される。それによ
って、得られる映像出力信号は、A/D変換器21を介
して、信号処理回路22へ供給される。信号処理回路2
2では、入力された信号が輝度(Y)、色(C)、ビデ
オ信号といった各信号に変換され、映像信号としてTV
モニタ13およびコンピュータ1のビデオキャプチャー
部29へ供給される。
【0019】また、カメラ部11のレンズブロック部1
5は、ズームレンズ16を駆動することによって撮像す
る画角を変化させることが可能とされている。そのレン
ズブロック部15は、パンチルタ部12のカメラコント
ローラ24の駆動命令により、例えばステッピングモー
タからなるモータ18を回転させ、ズームレンズ16を
駆動させる。このカメラコントローラ24は、カメラ部
11のレンズ制御(例えば、フォーカス、ズーム等)、
露出制御(例えば、絞り、ゲイン、電子シャッタースピ
ード等)、白バランス制御、画質制御等を通常行うコン
トローラであるとともに、モードコントローラ23との
インタフェースも行っている。ズームレンズ16の制御
に関連するインタフェース制御として、モードコントロ
ーラ23より送られてくるズームレンズ16の駆動命令
に対して、ズームレンズ16が命令された位置に駆動さ
れるように制御信号をモータドライバに出力するととも
に、現在のズームレンズ16の位置情報が常時モードコ
ントローラ23に通信される。
5は、ズームレンズ16を駆動することによって撮像す
る画角を変化させることが可能とされている。そのレン
ズブロック部15は、パンチルタ部12のカメラコント
ローラ24の駆動命令により、例えばステッピングモー
タからなるモータ18を回転させ、ズームレンズ16を
駆動させる。このカメラコントローラ24は、カメラ部
11のレンズ制御(例えば、フォーカス、ズーム等)、
露出制御(例えば、絞り、ゲイン、電子シャッタースピ
ード等)、白バランス制御、画質制御等を通常行うコン
トローラであるとともに、モードコントローラ23との
インタフェースも行っている。ズームレンズ16の制御
に関連するインタフェース制御として、モードコントロ
ーラ23より送られてくるズームレンズ16の駆動命令
に対して、ズームレンズ16が命令された位置に駆動さ
れるように制御信号をモータドライバに出力するととも
に、現在のズームレンズ16の位置情報が常時モードコ
ントローラ23に通信される。
【0020】また、カメラ部11は、パン、チルトとい
った2軸の回転方向の自由度を持つ装置であるパンチル
タ部12の上に設置される。そのパンチルタ部12は、
パンチルタコントローラ25の駆動命令により、パン用
のモータ26およびチルト用のモータ27を回転させ、
パンチルタ28の雲台が各々駆動される。これらモータ
26および27の、一例としてステッピングモータがあ
る。このパンチルタコントローラ25は、モードコント
ローラ23より送られてくるパン、チルト各々の方向の
駆動命令に対して、パン、チルト各々の雲台が、命令さ
れた位置に駆動されるように制御信号をモータドライバ
に出力するとともに、現在のパンチルタ28のパン、チ
ルト各々の雲台の位置情報が常時モードコントローラ2
3に通信される。
った2軸の回転方向の自由度を持つ装置であるパンチル
タ部12の上に設置される。そのパンチルタ部12は、
パンチルタコントローラ25の駆動命令により、パン用
のモータ26およびチルト用のモータ27を回転させ、
パンチルタ28の雲台が各々駆動される。これらモータ
26および27の、一例としてステッピングモータがあ
る。このパンチルタコントローラ25は、モードコント
ローラ23より送られてくるパン、チルト各々の方向の
駆動命令に対して、パン、チルト各々の雲台が、命令さ
れた位置に駆動されるように制御信号をモータドライバ
に出力するとともに、現在のパンチルタ28のパン、チ
ルト各々の雲台の位置情報が常時モードコントローラ2
3に通信される。
【0021】モードコントローラ23は、カメラ部1
1、パンチルタ部12の内部状態、およびパンチルタカ
メラ3の外部からのインタフェース情報に従い、後述す
るようにシステム全体を制御する。モードコントローラ
23は、例えばコンピュータ1とRS−232Cにより
接続され、コンピュータ1からの駆動命令に対し、パン
チルタ28、レンズブロック部15のズームレンズ16
を駆動するようにパンチルタコントローラ25、カメラ
コントローラ24に命令を振り分けるとともに、パンチ
ルタコントローラ25、カメラコントローラ24より送
られてくる現在の位置情報をコンピュータ1に送信す
る。
1、パンチルタ部12の内部状態、およびパンチルタカ
メラ3の外部からのインタフェース情報に従い、後述す
るようにシステム全体を制御する。モードコントローラ
23は、例えばコンピュータ1とRS−232Cにより
接続され、コンピュータ1からの駆動命令に対し、パン
チルタ28、レンズブロック部15のズームレンズ16
を駆動するようにパンチルタコントローラ25、カメラ
コントローラ24に命令を振り分けるとともに、パンチ
ルタコントローラ25、カメラコントローラ24より送
られてくる現在の位置情報をコンピュータ1に送信す
る。
【0022】この一実施形態では、パンチルタカメラ3
の映出する映像を選択するためにコンピュータ1を使用
している。そして、モニタ2の画面上のグラフィック表
示と、ポインティングデバイス14(マウス8)の指示
位置、クリック等の操作とから得られる情報を処理する
ことでモードコントローラ23への通信データを決定し
ている。また、カメラ部11の映像をモニタ2に表示す
るため、ビデオキャプチャー部29が使用される。この
ビデオキャプチャー部29は、カメラ部11より入力さ
れてくる映像信号を任意の品質でモニタ2に表示するこ
とが可能であるとともに、キャプチャー信号により任意
の画像フォーマット(例えば、ビットマップ形式、JP
EG形式の静止画、JPEG形式の動画等)に、任意の
品質でキャプチャーし、コンピュータ1の記憶部30
(例えば、ハードディスク)上にストレージすることが
できる。
の映出する映像を選択するためにコンピュータ1を使用
している。そして、モニタ2の画面上のグラフィック表
示と、ポインティングデバイス14(マウス8)の指示
位置、クリック等の操作とから得られる情報を処理する
ことでモードコントローラ23への通信データを決定し
ている。また、カメラ部11の映像をモニタ2に表示す
るため、ビデオキャプチャー部29が使用される。この
ビデオキャプチャー部29は、カメラ部11より入力さ
れてくる映像信号を任意の品質でモニタ2に表示するこ
とが可能であるとともに、キャプチャー信号により任意
の画像フォーマット(例えば、ビットマップ形式、JP
EG形式の静止画、JPEG形式の動画等)に、任意の
品質でキャプチャーし、コンピュータ1の記憶部30
(例えば、ハードディスク)上にストレージすることが
できる。
【0023】次に、コンピュータ1内の制御アルゴリズ
ムの一例を図4を用いて説明する。まず、ステップS1
では、プログラムがスタートすると、図2に示すよう
に、モニタ2上に操作領域6、カーソル7が設定される
初期化が行われる。そして、ステップS2では、コンピ
ュータ1とモードコントローラ23とが所定の周期で通
信を行うために、タイマが設定される。これらの初期設
定動作が完了すると、ステップS3の各種発生するイベ
ント待ち状態に制御が移り、発生したイベントに対応し
てステップS3から制御が移る。発生するイベントは、
先に設定したタイマイベント(ステップS4)、マウス
8(ポインティングデバイス14)の左ボタンがクリッ
クされたときに発生するマウスボタンダウンイベント
(ステップS5)およびマウスボタンアップイベント
(ステップS6)、マウス8が移動したときに発生する
マウス移動イベント(ステップS7)などがある。
ムの一例を図4を用いて説明する。まず、ステップS1
では、プログラムがスタートすると、図2に示すよう
に、モニタ2上に操作領域6、カーソル7が設定される
初期化が行われる。そして、ステップS2では、コンピ
ュータ1とモードコントローラ23とが所定の周期で通
信を行うために、タイマが設定される。これらの初期設
定動作が完了すると、ステップS3の各種発生するイベ
ント待ち状態に制御が移り、発生したイベントに対応し
てステップS3から制御が移る。発生するイベントは、
先に設定したタイマイベント(ステップS4)、マウス
8(ポインティングデバイス14)の左ボタンがクリッ
クされたときに発生するマウスボタンダウンイベント
(ステップS5)およびマウスボタンアップイベント
(ステップS6)、マウス8が移動したときに発生する
マウス移動イベント(ステップS7)などがある。
【0024】タイマイベントのアルゴリズムの詳細につ
いて、図5のフローチャートを用いて説明する。この一
例のタイマイベントは、周期的にコンピュータ1とモー
ドコントローラ23との通信を行うために発生するイベ
ントである。このタイマイベントは、一例として50m
sec間隔で発生する。タイマイベントが発生すると、
ステップS11では、通信ポートの設定が完了している
か否かが判断される。通信ポートの設定が完了している
(済)と判断されると、ステップS12へ制御が移り、
通信ポートの設定が完了していない(未)と判断される
と、ステップS16へ制御が移る。すなわち、通信ポー
トの設定が完了していない初回のみ、ステップS16に
制御が移り、通信ポートの開設処理が行われる。この実
施の一形態では、コンピュータ1上のRS−232Cポ
ートの開設が行われる。
いて、図5のフローチャートを用いて説明する。この一
例のタイマイベントは、周期的にコンピュータ1とモー
ドコントローラ23との通信を行うために発生するイベ
ントである。このタイマイベントは、一例として50m
sec間隔で発生する。タイマイベントが発生すると、
ステップS11では、通信ポートの設定が完了している
か否かが判断される。通信ポートの設定が完了している
(済)と判断されると、ステップS12へ制御が移り、
通信ポートの設定が完了していない(未)と判断される
と、ステップS16へ制御が移る。すなわち、通信ポー
トの設定が完了していない初回のみ、ステップS16に
制御が移り、通信ポートの開設処理が行われる。この実
施の一形態では、コンピュータ1上のRS−232Cポ
ートの開設が行われる。
【0025】それ以降のタイマイベントでは、受信デー
タの確認、解析処理、パンチルタ28の駆動命令等の送
信バッファにたまっているデータの送信処理、またはパ
ンチルタ28、ズームレンズ16の状態確認要求のため
の通信データの送信処理が行われる。このアルゴリズム
では、ステップS11からステップS12へ制御が移
り、ステップS12では、受信バッファのデータの有無
が確認され、受信データが存在する場合、ステップS1
3に制御が移り、受信データが存在しない場合、ステッ
プS14に制御が移る。ステップS13では、受信バッ
ファに存在する受信データが解析され、モードコントロ
ーラ23に要求したパンチルタ28の位置情報(p,
t)や、ズームレンズ16の位置情報(z)が取得され
る。これらのデータが後述する図10、図11の方式に
従い、パンチルタ28の角度情報(θ,φ)、ズームレ
ンズ16の倍率情報(γ)に変換される。
タの確認、解析処理、パンチルタ28の駆動命令等の送
信バッファにたまっているデータの送信処理、またはパ
ンチルタ28、ズームレンズ16の状態確認要求のため
の通信データの送信処理が行われる。このアルゴリズム
では、ステップS11からステップS12へ制御が移
り、ステップS12では、受信バッファのデータの有無
が確認され、受信データが存在する場合、ステップS1
3に制御が移り、受信データが存在しない場合、ステッ
プS14に制御が移る。ステップS13では、受信バッ
ファに存在する受信データが解析され、モードコントロ
ーラ23に要求したパンチルタ28の位置情報(p,
t)や、ズームレンズ16の位置情報(z)が取得され
る。これらのデータが後述する図10、図11の方式に
従い、パンチルタ28の角度情報(θ,φ)、ズームレ
ンズ16の倍率情報(γ)に変換される。
【0026】次に、ステップS14では、データの送信
要求の有無が確認される。データ送信要求が存在する
(FlagSo==True) 場合、ステップS17に制御が移
り、送信バッファに格納されているデータの送信処理が
なされる。この送信バッファにたまったデータの一例と
して、マウス8で設定されたパンチルタ28の駆動命令
のデータなどがある。そして、送信要求がない(FlagSo
==False)場合、ステップ15へ制御が移り、パンチル
タ28およびズームレンズ16の位置要求命令がモード
コントローラ23に送信される。
要求の有無が確認される。データ送信要求が存在する
(FlagSo==True) 場合、ステップS17に制御が移
り、送信バッファに格納されているデータの送信処理が
なされる。この送信バッファにたまったデータの一例と
して、マウス8で設定されたパンチルタ28の駆動命令
のデータなどがある。そして、送信要求がない(FlagSo
==False)場合、ステップ15へ制御が移り、パンチル
タ28およびズームレンズ16の位置要求命令がモード
コントローラ23に送信される。
【0027】次に、マウス移動イベントのアルゴリズム
について、図6のフローチャートを用いて説明する。こ
の一例のマウス移動イベントは、マウス8(ポインティ
ングデバイス14)が移動すると発生するイベントであ
る。この一例では、マウス移動イベントは、パンチルタ
28の駆動位置を選択するために使用される。このマウ
ス移動イベントが発生すると、ステップS21では、操
作領域6内にマウス8が存在するか否かが確認され、操
作領域6内にマウス8が存在する(操作領域内)と確認
された場合、ステップS22へ制御が移り、操作領域6
内にマウス8が存在しない(操作領域外)と確認された
場合、ステップS23へ制御が移る。
について、図6のフローチャートを用いて説明する。こ
の一例のマウス移動イベントは、マウス8(ポインティ
ングデバイス14)が移動すると発生するイベントであ
る。この一例では、マウス移動イベントは、パンチルタ
28の駆動位置を選択するために使用される。このマウ
ス移動イベントが発生すると、ステップS21では、操
作領域6内にマウス8が存在するか否かが確認され、操
作領域6内にマウス8が存在する(操作領域内)と確認
された場合、ステップS22へ制御が移り、操作領域6
内にマウス8が存在しない(操作領域外)と確認された
場合、ステップS23へ制御が移る。
【0028】ステップS22では、FlagInフラグを立て
る(True)とともに、後述するように、その時のマウス
8の位置を、操作領域6の中心を(0,0)とした相対
座標として(ξ,η)に設定する。また、ステップS2
3では、FlagInフラグがクリア(False)される。
る(True)とともに、後述するように、その時のマウス
8の位置を、操作領域6の中心を(0,0)とした相対
座標として(ξ,η)に設定する。また、ステップS2
3では、FlagInフラグがクリア(False)される。
【0029】この一実施形態は、操作領域6中の任意の
一点(ξ,η)を直接指定する方法と、操作領域6中の
任意の領域から生成される任意の一点(ξ,η)を指定
する他の方法とがある。任意の一点を直接指定する方法
は、マウスボタンダウンイベントのみを使用して実現で
きる。任意の領域から生成される任意の一点を指定する
他の方法は、マウスボタンダウンイベントおよびマウス
ボタンアップイベントを使用して実現できる。
一点(ξ,η)を直接指定する方法と、操作領域6中の
任意の領域から生成される任意の一点(ξ,η)を指定
する他の方法とがある。任意の一点を直接指定する方法
は、マウスボタンダウンイベントのみを使用して実現で
きる。任意の領域から生成される任意の一点を指定する
他の方法は、マウスボタンダウンイベントおよびマウス
ボタンアップイベントを使用して実現できる。
【0030】まず、操作領域6中の任意の一点を直接指
定する方法であるマウスボタンダウンイベントのアルゴ
リズムの一例について、図7のフローチャートを用いて
説明する。この一例のマウスボタンダウンイベントは、
マウス8の左ボタンが押された時に発生するイベントで
ある。このイベントは、パンチルタ28を駆動するため
のトリガ情報として使用される。このイベントが発生す
ると、ステップS31では、FlagInフラグを確認し、マ
ウス8が操作領域6に存在するか否かを確認する。マウ
ス8が操作領域6に存在しない(FlagIn==False)場
合、そのイベントは無効となる。
定する方法であるマウスボタンダウンイベントのアルゴ
リズムの一例について、図7のフローチャートを用いて
説明する。この一例のマウスボタンダウンイベントは、
マウス8の左ボタンが押された時に発生するイベントで
ある。このイベントは、パンチルタ28を駆動するため
のトリガ情報として使用される。このイベントが発生す
ると、ステップS31では、FlagInフラグを確認し、マ
ウス8が操作領域6に存在するか否かを確認する。マウ
ス8が操作領域6に存在しない(FlagIn==False)場
合、そのイベントは無効となる。
【0031】マウス8が操作領域6に存在する(FlagIn
==True) 場合、ステップS32に制御が移る。ステッ
プS32では、マウス移動イベントで取得したパンチル
タ28が向いている角度情報(θ,φ)と、ズームレン
ズ16のワイド端を1倍とする現在のズーム相対倍率と
する倍率情報(γ)と、マウス8で指定された操作領域
6上のマウス8の位置座標(ξ,η)とを用い、後述す
る図12、図13の方式に従い、指定された操作領域上
の被写体が画面の中心にくるようなパンチルタ28の角
度情報(α,β)を求める。
==True) 場合、ステップS32に制御が移る。ステッ
プS32では、マウス移動イベントで取得したパンチル
タ28が向いている角度情報(θ,φ)と、ズームレン
ズ16のワイド端を1倍とする現在のズーム相対倍率と
する倍率情報(γ)と、マウス8で指定された操作領域
6上のマウス8の位置座標(ξ,η)とを用い、後述す
る図12、図13の方式に従い、指定された操作領域上
の被写体が画面の中心にくるようなパンチルタ28の角
度情報(α,β)を求める。
【0032】 (α,β)=(f(ξ,η,θ,φ,γ),g(ξ,η,θ,φ,γ)) (1) また、簡略式を用いると、 (α,β)=(f(ξ,θ,γ),g(η,φ,γ)) (2) となり、この式(1)または式(2)からパンチルタ2
8の角度情報(α,β)が算出される。
8の角度情報(α,β)が算出される。
【0033】ステップS33では、このようにして得ら
れたパンチルタ28の角度情報(α,β)が後述する図
10の方式に従い、パンチルタ28の内部位置情報(PN
ew,TNew)に変換される。その内部位置情報(PNew,TN
ew)は、パンチルタ28の絶対位置駆動命令とともに送
信バッファに格納される。また、同時にデータ送信要求
フラグ(FlagSo)をセット(True)し、上述したタイマ
イベントのアルゴリズムでデータが送信されるようにす
る。
れたパンチルタ28の角度情報(α,β)が後述する図
10の方式に従い、パンチルタ28の内部位置情報(PN
ew,TNew)に変換される。その内部位置情報(PNew,TN
ew)は、パンチルタ28の絶対位置駆動命令とともに送
信バッファに格納される。また、同時にデータ送信要求
フラグ(FlagSo)をセット(True)し、上述したタイマ
イベントのアルゴリズムでデータが送信されるようにす
る。
【0034】そして、操作領域6中の任意の領域から生
成される任意の一点を指定する他の方法であるマウスボ
タンダウンイベントのアルゴリズムの一例について、図
8のフローチャートを用いて説明し、マウスボタンアッ
プイベントのアルゴリズムの一例について、図9のフロ
ーチャートを用いて説明する。
成される任意の一点を指定する他の方法であるマウスボ
タンダウンイベントのアルゴリズムの一例について、図
8のフローチャートを用いて説明し、マウスボタンアッ
プイベントのアルゴリズムの一例について、図9のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0035】図8に示す、一例のマウスボタンダウンイ
ベントは、マウス8の左ボタンが押された時に発生する
イベントである。この一例では、このイベントは、指定
される任意の領域の始点を決定するイベントとして使用
される。このイベントが発生すると、ステップS36で
は、FlagInフラグを確認し、マウス8が操作領域6に存
在するか否かを確認する。マウス8が操作領域6に存在
しない(FlagIn==False)場合、そのイベントは無効と
なる。マウス8が操作領域6に存在する(FlagIn==Tr
ue)場合、ステップS37に制御が移る。ステップS3
7では、マウス8の左ボタンが押されたときの位置座標
(m1,n1)が任意の領域の始点として記憶される。
同時に、ステップS38では、領域設定中のフラグであ
る始点取得フラグ(FlagStart)が設定(True)される。
ベントは、マウス8の左ボタンが押された時に発生する
イベントである。この一例では、このイベントは、指定
される任意の領域の始点を決定するイベントとして使用
される。このイベントが発生すると、ステップS36で
は、FlagInフラグを確認し、マウス8が操作領域6に存
在するか否かを確認する。マウス8が操作領域6に存在
しない(FlagIn==False)場合、そのイベントは無効と
なる。マウス8が操作領域6に存在する(FlagIn==Tr
ue)場合、ステップS37に制御が移る。ステップS3
7では、マウス8の左ボタンが押されたときの位置座標
(m1,n1)が任意の領域の始点として記憶される。
同時に、ステップS38では、領域設定中のフラグであ
る始点取得フラグ(FlagStart)が設定(True)される。
【0036】次に、操作領域6中の任意の領域から生成
される任意の一点を指定する他の方法であるマウスボタ
ンアップイベントのアルゴリズムの詳細について、図9
のフローチャートを用いて説明する。この一例のマウス
ボタンアップイベントは、マウス8の左ボタンが離され
た時に発生するイベントである。この一例では、このイ
ベントは、指定される任意の領域の終点を決定するイベ
ントとして使用される。
される任意の一点を指定する他の方法であるマウスボタ
ンアップイベントのアルゴリズムの詳細について、図9
のフローチャートを用いて説明する。この一例のマウス
ボタンアップイベントは、マウス8の左ボタンが離され
た時に発生するイベントである。この一例では、このイ
ベントは、指定される任意の領域の終点を決定するイベ
ントとして使用される。
【0037】このイベントが発生すると、ステップS4
1では、FlagInフラグを確認し、マウス8が操作領域6
に存在するか否かが確認される。マウス8が操作領域6
に存在しない(FlagIn==False)場合、ステップS46
へ制御が移り、このマウスボタンアップイベントは無効
となり、マウス8が操作領域6に存在する(FlagIn==
True)場合、ステップS42へ制御が移る。ステップS
42では、始点取得フラグ(FlagStart)が確認される。
始点取得フラグがセットされていない(FlagStart ==
False)場合、ステップS46へ制御が移り、このマウス
ボタンアップイベントは無効となり、始点取得フラグが
セットされている(FlagStart ==True)場合、ステッ
プS43へ制御が移る。
1では、FlagInフラグを確認し、マウス8が操作領域6
に存在するか否かが確認される。マウス8が操作領域6
に存在しない(FlagIn==False)場合、ステップS46
へ制御が移り、このマウスボタンアップイベントは無効
となり、マウス8が操作領域6に存在する(FlagIn==
True)場合、ステップS42へ制御が移る。ステップS
42では、始点取得フラグ(FlagStart)が確認される。
始点取得フラグがセットされていない(FlagStart ==
False)場合、ステップS46へ制御が移り、このマウス
ボタンアップイベントは無効となり、始点取得フラグが
セットされている(FlagStart ==True)場合、ステッ
プS43へ制御が移る。
【0038】ステップS43では、マウス8の左ボタン
が離されたときの位置座標(m2,n2)が任意の領域
の終点として記憶される。そして、先に記憶した任意の
領域の始点となる位置座標(m1,n1)と、この終点
の位置座標(m2,n2)との2点から生成される四角
形の領域の中心座標として、 (ξ,η)=((m1,n1)+(m2,n2))/2 (3) が任意の領域から生成される任意の一点として算出され
る。
が離されたときの位置座標(m2,n2)が任意の領域
の終点として記憶される。そして、先に記憶した任意の
領域の始点となる位置座標(m1,n1)と、この終点
の位置座標(m2,n2)との2点から生成される四角
形の領域の中心座標として、 (ξ,η)=((m1,n1)+(m2,n2))/2 (3) が任意の領域から生成される任意の一点として算出され
る。
【0039】ステップS44では、上述したステップS
32と同じように、マウス移動イベントで取得したパン
チルタ28が向いている角度情報(θ,φ)と、ズーム
レンズ16のワイド端を1倍とする現在のズーム相対倍
率とする倍率情報(γ)と、マウス8で指定された操作
領域6上のマウス8の位置座標(ξ,η)とを用い、指
定された操作領域上の被写体が画面の中心にくるような
パンチルタ28の角度情報(α,β)が式(1)または
その簡略式の式(2)から算出される。
32と同じように、マウス移動イベントで取得したパン
チルタ28が向いている角度情報(θ,φ)と、ズーム
レンズ16のワイド端を1倍とする現在のズーム相対倍
率とする倍率情報(γ)と、マウス8で指定された操作
領域6上のマウス8の位置座標(ξ,η)とを用い、指
定された操作領域上の被写体が画面の中心にくるような
パンチルタ28の角度情報(α,β)が式(1)または
その簡略式の式(2)から算出される。
【0040】ステップS45では、上述したステップS
33と同じように、得られたパンチルタ28の角度情報
(α,β)が後述する図10の方式に従い、パンチルタ
28の内部位置情報(PNew,TNew)に変換される。その
内部位置情報(PNew,TNew)は、パンチルタ28の絶対
位置駆動命令とともに送信バッファに格納される。ま
た、同時にデータ送信要求フラグ(FlagSo)をセット
(True)し、上述したタイマイベントでデータが送信さ
れるようにする。そして、ステップS46では、始点取
得フラグ(FlagStart)をクリア(False)し、このマウス
ボタンアップイベントを終了する。
33と同じように、得られたパンチルタ28の角度情報
(α,β)が後述する図10の方式に従い、パンチルタ
28の内部位置情報(PNew,TNew)に変換される。その
内部位置情報(PNew,TNew)は、パンチルタ28の絶対
位置駆動命令とともに送信バッファに格納される。ま
た、同時にデータ送信要求フラグ(FlagSo)をセット
(True)し、上述したタイマイベントでデータが送信さ
れるようにする。そして、ステップS46では、始点取
得フラグ(FlagStart)をクリア(False)し、このマウス
ボタンアップイベントを終了する。
【0041】ここで、上述したパンチルタ28の位置情
報(p,t)を角度情報(θ,φ)に変換する方法、並
びに角度情報(α,β)を位置情報(PNew,TNew)に変
換する方法を図10を用いて説明する。まず、図10A
に示す、PdatMin は、パンチルタコントローラ25の左
端の内部カウントデータであり、PdatMax は、パンチル
タコントローラ25の右端の内部カウントデータであ
る。また、PragMin は、パンチルタ28のホームポジシ
ョンを0(rag)とした時の左端の角度データであり、Pr
agMax は、パンチルタ28のホームポジション(例えば
パンチルタの駆動可能範囲の中心)を0(rag)とした時
の右端の角度データである。
報(p,t)を角度情報(θ,φ)に変換する方法、並
びに角度情報(α,β)を位置情報(PNew,TNew)に変
換する方法を図10を用いて説明する。まず、図10A
に示す、PdatMin は、パンチルタコントローラ25の左
端の内部カウントデータであり、PdatMax は、パンチル
タコントローラ25の右端の内部カウントデータであ
る。また、PragMin は、パンチルタ28のホームポジシ
ョンを0(rag)とした時の左端の角度データであり、Pr
agMax は、パンチルタ28のホームポジション(例えば
パンチルタの駆動可能範囲の中心)を0(rag)とした時
の右端の角度データである。
【0042】そして、パンデータpからパン角度θを求
めるために、 (PragMax−θ):(PragMax−PragMin)=(PdatMax−p):
(PdatMax−PdatMin) となり、これよりパン角度θは、 θ=PragMax −(PragMax−PragMin)×(PdatMax−p)/(P
datMax−PdatMin) となる。
めるために、 (PragMax−θ):(PragMax−PragMin)=(PdatMax−p):
(PdatMax−PdatMin) となり、これよりパン角度θは、 θ=PragMax −(PragMax−PragMin)×(PdatMax−p)/(P
datMax−PdatMin) となる。
【0043】また、パン角度αからパンデータPNewを求
めるために、 (PragMax−α):(PragMax−PragMin)=(PdatMax−p-ne
w):(PdatMax−PdatMin) となり、これよりパンデータPNewは、 PNew=PdatMax −(PragMax−α)×(PdatMax−PdatMin)
/(PragMax−PragMin) となる。
めるために、 (PragMax−α):(PragMax−PragMin)=(PdatMax−p-ne
w):(PdatMax−PdatMin) となり、これよりパンデータPNewは、 PNew=PdatMax −(PragMax−α)×(PdatMax−PdatMin)
/(PragMax−PragMin) となる。
【0044】また、図10Bに示す、TdatMin は、パン
チルタコントローラ25の上端の内部カウントデータで
あり、TdatMax は、パンチルタコントローラ25の下端
の内部カウントデータである。また、TragMin は、パン
チルタ28のホームポジションを0(rag)とした時の上
端の角度データであり、TragMax は、パンチルタ28の
ホームポジションを0(rag)とした時の下端の角度デー
タである。
チルタコントローラ25の上端の内部カウントデータで
あり、TdatMax は、パンチルタコントローラ25の下端
の内部カウントデータである。また、TragMin は、パン
チルタ28のホームポジションを0(rag)とした時の上
端の角度データであり、TragMax は、パンチルタ28の
ホームポジションを0(rag)とした時の下端の角度デー
タである。
【0045】そして、チルトデータtからチルト角度φ
を求めるために、 (TragMax−φ):(TragMax−TragMin)=(TdatMax−t):
(TdatMax−TdatMin) となり、これよりチルト角度φは、 φ=TragMax −(TragMax−TragMin)×(TdatMax−t)/(T
datMax−TdatMin) となる。
を求めるために、 (TragMax−φ):(TragMax−TragMin)=(TdatMax−t):
(TdatMax−TdatMin) となり、これよりチルト角度φは、 φ=TragMax −(TragMax−TragMin)×(TdatMax−t)/(T
datMax−TdatMin) となる。
【0046】また、チルト角度βからチルトデータTNew
を求めるために、 (TragMax−β):(TragMax−TragMin)=(TdatMax−t-ne
w):(TdatMax−TdatMin) となり、これよりチルトデータTNewは、 TNew=TdatMax −(TragMax−β)×(TdatMax−TdatMin)
/(TragMax−TragMin) となる。
を求めるために、 (TragMax−β):(TragMax−TragMin)=(TdatMax−t-ne
w):(TdatMax−TdatMin) となり、これよりチルトデータTNewは、 TNew=TdatMax −(TragMax−β)×(TdatMax−TdatMin)
/(TragMax−TragMin) となる。
【0047】次に、上述したズームレンズ16の位置情
報(z)を倍率情報(γ)に変換する方法を図11を用
いて説明する。この図11は、縦軸にレンズ倍率情報を
表し、横軸にズームレンズの内部情報を表す。取得した
ズームレンズ16の位置情報(z)は、図11に示す変
換グラフに照らし合わし、コンピュータ1上で倍率情報
(γ)に変換される。一例として、ROMテーブルまた
は数式によって、位置情報(z)が倍率情報(γ)に変
換される。
報(z)を倍率情報(γ)に変換する方法を図11を用
いて説明する。この図11は、縦軸にレンズ倍率情報を
表し、横軸にズームレンズの内部情報を表す。取得した
ズームレンズ16の位置情報(z)は、図11に示す変
換グラフに照らし合わし、コンピュータ1上で倍率情報
(γ)に変換される。一例として、ROMテーブルまた
は数式によって、位置情報(z)が倍率情報(γ)に変
換される。
【0048】上述した式(1)および式(2)に示され
るパンチルタ28の角度情報(α,β)を位置座標
(ξ,η)から算出する処理を図12を用いて説明す
る。まず、操作領域6中の任意の一点を直接指定する方
法の一例を説明する。図12Aに示すように操作領域6
の中心を(0,0)とした相対座標とし、その操作領域
6上のマウス8の位置座標(ξ,η)が獲得される。
るパンチルタ28の角度情報(α,β)を位置座標
(ξ,η)から算出する処理を図12を用いて説明す
る。まず、操作領域6中の任意の一点を直接指定する方
法の一例を説明する。図12Aに示すように操作領域6
の中心を(0,0)とした相対座標とし、その操作領域
6上のマウス8の位置座標(ξ,η)が獲得される。
【0049】次に、操作領域6中の任意の領域から生成
される任意の一点を指定する他の方法の一例を説明す
る。図8に示すマウスボタンダウンイベントによって、
任意の領域の始点(m1,n1)が指定され、図9に示
すマウスボタンアップイベントによって、任意の領域の
終点(m2,n2)が指定され、上述した式(3)によ
り、任意の一点(ξ,η)が獲得される。
される任意の一点を指定する他の方法の一例を説明す
る。図8に示すマウスボタンダウンイベントによって、
任意の領域の始点(m1,n1)が指定され、図9に示
すマウスボタンアップイベントによって、任意の領域の
終点(m2,n2)が指定され、上述した式(3)によ
り、任意の一点(ξ,η)が獲得される。
【0050】この図12Aは、操作領域6のマウス8
(ポインティングデバイス14)の座標であり、操作領
域6内のマウス8の可動範囲(y方向、z方向)を(N
y,Nz)とする。この任意の一点(マウス8)の位置
座標(ξ,η)と、パンチルタ28が向いている角度情
報(θ,φ)と、ズームレンズ16のワイド端を1倍と
する現在のズーム相対倍率とする倍率情報(γ)とを用
いて、式(1)または式(2)からパンチルタ28の角
度座標(α,β)が求められる。
(ポインティングデバイス14)の座標であり、操作領
域6内のマウス8の可動範囲(y方向、z方向)を(N
y,Nz)とする。この任意の一点(マウス8)の位置
座標(ξ,η)と、パンチルタ28が向いている角度情
報(θ,φ)と、ズームレンズ16のワイド端を1倍と
する現在のズーム相対倍率とする倍率情報(γ)とを用
いて、式(1)または式(2)からパンチルタ28の角
度座標(α,β)が求められる。
【0051】図12Bに示す角度座標(α,β)は、パ
ンチルタ28のホームポジションを緯度経度の原点とし
たとき、ポインティングデバイスで指定された場所を撮
像画面の中心に映し出すためのものである。
ンチルタ28のホームポジションを緯度経度の原点とし
たとき、ポインティングデバイスで指定された場所を撮
像画面の中心に映し出すためのものである。
【0052】この図12Aおよび図12Bによって、撮
像された映像が表示される操作領域6のマウス8の位置
座標(ξ,η)を角度座標(α,β)へ変換するイメー
ジを示す。また、この図12Aおよび図12Bにおい
て、求められる座標は、モニタ2の画面の絶対座標でも
良く、操作領域6の中心を(0,0)とした相対座標で
も良い。この座標は、パン方向の座標をξ、m1、m
2、θ、αで示し、チルト方向の座標をη、n1、n
2、φ、βで示す。
像された映像が表示される操作領域6のマウス8の位置
座標(ξ,η)を角度座標(α,β)へ変換するイメー
ジを示す。また、この図12Aおよび図12Bにおい
て、求められる座標は、モニタ2の画面の絶対座標でも
良く、操作領域6の中心を(0,0)とした相対座標で
も良い。この座標は、パン方向の座標をξ、m1、m
2、θ、αで示し、チルト方向の座標をη、n1、n
2、φ、βで示す。
【0053】そして、図13を参照して平面球面変換の
処理を説明する。図13Aに示すように、ホームポジシ
ョン(緯度、経度の原点)を向いたカメラ映像上の点
(ξ,η)の空間上の座標は、次のように表せる。
処理を説明する。図13Aに示すように、ホームポジシ
ョン(緯度、経度の原点)を向いたカメラ映像上の点
(ξ,η)の空間上の座標は、次のように表せる。
【0054】
【数1】
【0055】このとき、 k1 =tan(λ/2γ)/(Ny/2) k2 =tan(μ/2γ)/(Nz/2) となり、(Ny,Nz)は、ポインティングデバイス1
4(マウス8)の駆動範囲(y方向,z方向)であり、
(λ,μ)はワイド端での水平、垂直画角であり、γは
ワイド端を1倍とする現在のズーム相対倍率(倍率情
報)である。
4(マウス8)の駆動範囲(y方向,z方向)であり、
(λ,μ)はワイド端での水平、垂直画角であり、γは
ワイド端を1倍とする現在のズーム相対倍率(倍率情
報)である。
【0056】また、図13Bに示すように、一般的に3
次元の回転行列は、次式のように示すことが知られてい
る。
次元の回転行列は、次式のように示すことが知られてい
る。
【0057】
【数2】
【0058】ホームポジションから角度情報(θ,φ)
だけパン、チルトしたカメラ画像上の一点(ξ,η)
と、ホームポジションから(α,β)の一点が同じ方向
にあることから、次の関係が成り立つ。
だけパン、チルトしたカメラ画像上の一点(ξ,η)
と、ホームポジションから(α,β)の一点が同じ方向
にあることから、次の関係が成り立つ。
【0059】 Rz (θ)Ry (φ)p=lRz (α)Ry (β)ex これをpについて解くと、
【0060】
【数3】
【0061】ここで、
【0062】
【数4】
【0063】とおくと、次のようにξ,ηが求められ
る。
る。
【0064】l=1/a ξ=−lb/k1 =−b/k1a η=lc/k2 =c/k2a 以上の式よりホームポジションから(α,β)の角度に
ある座標データより、撮像座標に映し出される(ξ,
η)を求めることができる。
ある座標データより、撮像座標に映し出される(ξ,
η)を求めることができる。
【0065】ξ=(-sin(α−θ)cosβ)/(k1 (cos( α−
θ)cosφ cosβ+ sinφ sinβ)) η=(-cos(α−θ)sinφ cosβ+ cosφ sinβ)/(k2 (c
os( α−θ)cosφ cosβ+ sinφ sinβ)) 逆に以下の式より撮像座標に映し出される(ξ,η)よ
り、(α,β)の角度にある座標データを求めることも
できる。
θ)cosφ cosβ+ sinφ sinβ)) η=(-cos(α−θ)sinφ cosβ+ cosφ sinβ)/(k2 (c
os( α−θ)cosφ cosβ+ sinφ sinβ)) 逆に以下の式より撮像座標に映し出される(ξ,η)よ
り、(α,β)の角度にある座標データを求めることも
できる。
【0066】まず、l=|p|であるから、 a=1/√(1+k1 2 ξ2 +k2 2 η2 ) b=−k1 ξ/√(1+k1 2 ξ2 +k2 2 η2 ) c=k2 η/√(1+k1 2 ξ2 +k2 2 η2 ) となる。ただし、√( )は、( )内の計算結果に対
して平方根の処理を行うものである。
して平方根の処理を行うものである。
【0067】また、式(4)より、 a=cos(α−θ)cosφ cosβ+ sinφ sinβ b=sin(α−θ)cosβ c=−cos(α−θ)sinφ cosβ+ cosφ sinβ となる。
【0068】以上の式より a sinφ+c sinθ= sinβ tan(α−θ) =b/(a cosφ−c sinθ) であるから、 β=sin -1(sinφ/ √(1+k1 2 ξ2 +k2 2 η2 )+
sinθk2 η/ √(1+k1 2 ξ2 +k2 2 η2 ) α=tan -1(−k1 ξ/( cosφ−k2 η sinθ))+θ となる。よって、式(1)が求めることができる。
sinθk2 η/ √(1+k1 2 ξ2 +k2 2 η2 ) α=tan -1(−k1 ξ/( cosφ−k2 η sinθ))+θ となる。よって、式(1)が求めることができる。
【0069】また、誤差を多少許容する式(2)であれ
ば、以下のように(α,β)を求めることができる。
ば、以下のように(α,β)を求めることができる。
【0070】α=θ+(λ/γ)×(ξ/Ny) β=φ+(μ/γ)×(η/Nz) つまり、式(1)は、式(2)となり、簡略化すること
ができる。
ができる。
【0071】(α,β)より画面の中心からの相対角度
を算出し、さらにパンチルト方向の比を求めると、式
(1)より α−θ:β−φ=f(ξ,η,θ,φ,γ)−θ:g(ξ,
η,θ,φ,γ)−φ α−θ=tan(−k1 ξ/(cosφ−k2 η sinθ)) β−φ=sin( sinφ/√(1+k1 ξ+k2 η) + sinθ
k2 η/√(1+k1 ξ+k2 η))−φ となる。
を算出し、さらにパンチルト方向の比を求めると、式
(1)より α−θ:β−φ=f(ξ,η,θ,φ,γ)−θ:g(ξ,
η,θ,φ,γ)−φ α−θ=tan(−k1 ξ/(cosφ−k2 η sinθ)) β−φ=sin( sinφ/√(1+k1 ξ+k2 η) + sinθ
k2 η/√(1+k1 ξ+k2 η))−φ となる。
【0072】また、式(2)の簡略化した(α,β)よ
り画面の中心からの相対角度を算出し、さらにパンチル
ト方向の比を求めると、 α−θ:β−φ=f(ξ,θ,γ)−θ:g(η,φ,γ)
−φ α−θ=(λ)×(ξ/Ny) β−φ=(μ)×(η/Nz) つまり、 α−θ:β−φ=f(ξ):g(η) となる。
り画面の中心からの相対角度を算出し、さらにパンチル
ト方向の比を求めると、 α−θ:β−φ=f(ξ,θ,γ)−θ:g(η,φ,γ)
−φ α−θ=(λ)×(ξ/Ny) β−φ=(μ)×(η/Nz) つまり、 α−θ:β−φ=f(ξ):g(η) となる。
【0073】上述した一実施形態では、すべての制御を
1台のコンピュータを用いて行うようになされている。
この発明の他の実施形態は、図14に示すように、サー
バ用コンピュータ、クライアント用コンピュータ間で役
割を分担して、ネットワーク回線のように通信容量に制
限のある形態でもパンチルタカメラを制御するようにし
たものである。モニタ2およびマウス8が接続されてい
るコンピュータ1は、伝送路およびサーバ9を介して遠
隔地に設置されたパンチルタカメラ3の駆動を制御す
る。すなわち、コンピュータ1によって、撮像装置コン
トローラが構成される。伝送路としては、通信回線(無
線、有線)、ネットワークなどの既存の種々のものを使
用可能である。サーバ9に対してコンピュータ1は、ク
ライアントの関係にあり、サーバ9に対して複数のコン
ピュータ1の接続が可能である。
1台のコンピュータを用いて行うようになされている。
この発明の他の実施形態は、図14に示すように、サー
バ用コンピュータ、クライアント用コンピュータ間で役
割を分担して、ネットワーク回線のように通信容量に制
限のある形態でもパンチルタカメラを制御するようにし
たものである。モニタ2およびマウス8が接続されてい
るコンピュータ1は、伝送路およびサーバ9を介して遠
隔地に設置されたパンチルタカメラ3の駆動を制御す
る。すなわち、コンピュータ1によって、撮像装置コン
トローラが構成される。伝送路としては、通信回線(無
線、有線)、ネットワークなどの既存の種々のものを使
用可能である。サーバ9に対してコンピュータ1は、ク
ライアントの関係にあり、サーバ9に対して複数のコン
ピュータ1の接続が可能である。
【0074】パンチルタカメラ3およびサーバ9は、4
に示すような環境にある実際の景色に設置される。この
環境の実際の景色4に設置されたパンチルタカメラ3に
よって撮影された画面(以下、撮影画面と称する)を5
に示す。この撮影画面5は、実際に撮影している画面で
あって、ズームレンズを望遠側に操作すると画角が小さ
くなり、ワイド側に操作すると画角が大きくなる。
に示すような環境にある実際の景色に設置される。この
環境の実際の景色4に設置されたパンチルタカメラ3に
よって撮影された画面(以下、撮影画面と称する)を5
に示す。この撮影画面5は、実際に撮影している画面で
あって、ズームレンズを望遠側に操作すると画角が小さ
くなり、ワイド側に操作すると画角が大きくなる。
【0075】パンチルタカメラ3によって取り込まれる
撮影画面5の映像は、サーバ9を経由することによって
映像データに変換される。この映像データが伝送路13
2を介してコンピュータ1に供給される。コンピュータ
1に供給された映像データがデコードされ、モニタ2に
表示される。モニタ2では、供給された撮影画面5がモ
ニタ2の画面上の操作領域6に表示される。上述した一
実施形態と同様に、操作領域6は、マウス8(カーソル
7)によって、操作領域6の任意の一点または点線で示
したような任意の領域から生成される任意の一点を指示
する。指示された任意の一点が操作領域6の中央になる
ように、サーバ9および伝送路を介してパンチルタカメ
ラ3を駆動させ、その結果、撮影画面5が移動する。す
なわち、選択された被写体がサーバ9および伝送路を介
して、操作領域6の中央になるように表示される。
撮影画面5の映像は、サーバ9を経由することによって
映像データに変換される。この映像データが伝送路13
2を介してコンピュータ1に供給される。コンピュータ
1に供給された映像データがデコードされ、モニタ2に
表示される。モニタ2では、供給された撮影画面5がモ
ニタ2の画面上の操作領域6に表示される。上述した一
実施形態と同様に、操作領域6は、マウス8(カーソル
7)によって、操作領域6の任意の一点または点線で示
したような任意の領域から生成される任意の一点を指示
する。指示された任意の一点が操作領域6の中央になる
ように、サーバ9および伝送路を介してパンチルタカメ
ラ3を駆動させ、その結果、撮影画面5が移動する。す
なわち、選択された被写体がサーバ9および伝送路を介
して、操作領域6の中央になるように表示される。
【0076】図15は、この発明の他の実施形態の全シ
ステムのブロック図である。但し、カメラ部11および
パンチルタ部12の構成、機能は、上述した一実施形態
(図3)と同様であるので、図15では、その詳細な構
成が省略されている。サーバ9は、制御部131、ビデ
オキャプチャーボードからなるビデオキャプチャー部1
29、記憶部130から構成される。コンピュータ1
は、伝送路132とネットワークで接続されており、図
3に示す一実施形態と同様に制御部31等から構成され
る。なお、各コンピュータ内の詳細なアルゴリズムにつ
いても、前記一実施形態と内容が重複するため、その説
明を省略する。
ステムのブロック図である。但し、カメラ部11および
パンチルタ部12の構成、機能は、上述した一実施形態
(図3)と同様であるので、図15では、その詳細な構
成が省略されている。サーバ9は、制御部131、ビデ
オキャプチャーボードからなるビデオキャプチャー部1
29、記憶部130から構成される。コンピュータ1
は、伝送路132とネットワークで接続されており、図
3に示す一実施形態と同様に制御部31等から構成され
る。なお、各コンピュータ内の詳細なアルゴリズムにつ
いても、前記一実施形態と内容が重複するため、その説
明を省略する。
【0077】被写体から到達する撮像光は、一実施形態
と同様、カメラ部11で信号処理され、輝度(Y)、色
(C)、ビデオ信号といった各信号に変換され、映像信
号としてTVモニタ13およびサーバ9のビデオキャプ
チャー部129へ供給される。また、一実施形態のとお
り、パンチルタ部12がモードコントローラ、カメラコ
ントローラ、パンチルタコントローラを有し、これらの
コントローラがカメラ部11、パンチルタ部28を制御
している。モードコントローラ23は、カメラ部11、
パンチルタ部12の内部状態、および、外部からの命令
に従い、システム全体を一実施形態と同様に制御する。
と同様、カメラ部11で信号処理され、輝度(Y)、色
(C)、ビデオ信号といった各信号に変換され、映像信
号としてTVモニタ13およびサーバ9のビデオキャプ
チャー部129へ供給される。また、一実施形態のとお
り、パンチルタ部12がモードコントローラ、カメラコ
ントローラ、パンチルタコントローラを有し、これらの
コントローラがカメラ部11、パンチルタ部28を制御
している。モードコントローラ23は、カメラ部11、
パンチルタ部12の内部状態、および、外部からの命令
に従い、システム全体を一実施形態と同様に制御する。
【0078】モードコントローラ23は、通信路(具体
的には、RS232Cを用いている)によりサーバ9と
接続され、サーバ9から直接送られてくる命令、また
は、コンピュータ1から、サーバ9経由で送られてくる
命令に対し、パンチルタ、レンズブロック部のズームレ
ンズを駆動するように、パンチルタコントローラ、カメ
ラコントローラに対して、受け取った命令を振り分け
る。また、モードコントローラ23は、パンチルタカメ
ラの内部状態をサーバ9を経由して外部に送出するた
め、パンチルタコントーラ、カメラコントローラから情
報を常に取得している。
的には、RS232Cを用いている)によりサーバ9と
接続され、サーバ9から直接送られてくる命令、また
は、コンピュータ1から、サーバ9経由で送られてくる
命令に対し、パンチルタ、レンズブロック部のズームレ
ンズを駆動するように、パンチルタコントローラ、カメ
ラコントローラに対して、受け取った命令を振り分け
る。また、モードコントローラ23は、パンチルタカメ
ラの内部状態をサーバ9を経由して外部に送出するた
め、パンチルタコントーラ、カメラコントローラから情
報を常に取得している。
【0079】サーバ9は、パンチルタ部12のモードコ
ントローラ23より、パンチルタカメラの内部状態(た
とえば、パンチルタ、ズームレンズの現在の位置情報
等)を周期的に取得するようになっている。また、カメ
ラ部11の映像を伝送路132に送出するために、ビデ
オキャプチャー部129を使用しており、カメラ部11
より入力されてくる映像信号を任意の品質で、伝送路1
32に送出しやすいデジタル画像データ(具体的には、
JPEG形式の制止画またはビットマップ形式の制止
画)に変換している。また、同形式のデジタル画像を、
記憶部130(例えば、ハードディスク)上にストレー
ジすることができる。
ントローラ23より、パンチルタカメラの内部状態(た
とえば、パンチルタ、ズームレンズの現在の位置情報
等)を周期的に取得するようになっている。また、カメ
ラ部11の映像を伝送路132に送出するために、ビデ
オキャプチャー部129を使用しており、カメラ部11
より入力されてくる映像信号を任意の品質で、伝送路1
32に送出しやすいデジタル画像データ(具体的には、
JPEG形式の制止画またはビットマップ形式の制止
画)に変換している。また、同形式のデジタル画像を、
記憶部130(例えば、ハードディスク)上にストレー
ジすることができる。
【0080】サーバ9に対し、コンピュータ1より接続
要求がなされると、サーバ9は、コンピュータ1に接続
されているモニタ2に表示するための、GUI(グラフ
ィカルインターフェース)パネル情報を送出する。パネ
ル情報としては、パネルの配置、パネル上でマウス操作
されたときの、コンピュータ1での動作プログラム等が
あり、具体的には、HTML、JAVAのプログラムを
使用している。また、周期的にパンチルタカメラが撮像
した画像データ、パンチルタカメラの状態などを伝送路
132を介してコンピュータ1に送出する。
要求がなされると、サーバ9は、コンピュータ1に接続
されているモニタ2に表示するための、GUI(グラフ
ィカルインターフェース)パネル情報を送出する。パネ
ル情報としては、パネルの配置、パネル上でマウス操作
されたときの、コンピュータ1での動作プログラム等が
あり、具体的には、HTML、JAVAのプログラムを
使用している。また、周期的にパンチルタカメラが撮像
した画像データ、パンチルタカメラの状態などを伝送路
132を介してコンピュータ1に送出する。
【0081】他の実施形態では、伝送路132にインタ
ーネットを使用し、伝送路132上を、HTTPプロト
コルを用いてデータのやり取りがなされている。また、
コンピュータ1では、インターネット用のフラウザを用
いて、サーバ9より送られてくるGUIパネル情報、画
像情報、パンチルタカメラ状態などを、モニタ2に表示
する。モニタ2の画面上に表示されるGUIパネルに
は、操作領域6、ズームの操作ボタン、ポインティング
デバイス14(マウス8)のカーソル7等が表示され
る。そして、操作領域6には、サーバより送られてくる
画像データがデコードされ、画像データの更新とともに
映像が書き換えられる。そして、コンピュータ1は、サ
ーバ9より送られてきた、GUIパネルが操作されたと
きの動作プログラムが実行される。
ーネットを使用し、伝送路132上を、HTTPプロト
コルを用いてデータのやり取りがなされている。また、
コンピュータ1では、インターネット用のフラウザを用
いて、サーバ9より送られてくるGUIパネル情報、画
像情報、パンチルタカメラ状態などを、モニタ2に表示
する。モニタ2の画面上に表示されるGUIパネルに
は、操作領域6、ズームの操作ボタン、ポインティング
デバイス14(マウス8)のカーソル7等が表示され
る。そして、操作領域6には、サーバより送られてくる
画像データがデコードされ、画像データの更新とともに
映像が書き換えられる。そして、コンピュータ1は、サ
ーバ9より送られてきた、GUIパネルが操作されたと
きの動作プログラムが実行される。
【0082】他の実施形態の上記動作プログラムは、パ
ンチルタカメラへの駆動命令および、サーバ9上での動
作命令を、マウスクリック動作によって発生させる。操
作領域6上で、マウスがクリックされた場合、一実施形
態と同様、画角情報、現在のパンチルタ位置情報、クリ
ックされたときのマウスの位置情報を元に、操作領域6
に表示される映像上でクリックされた位置が操作領域6
(映像表示)の中心に来るようにパンチルタが駆動す
る。そのために、命令(絶対位置駆動命令又は相対位置
駆動命令)をサーバ9に発信する。
ンチルタカメラへの駆動命令および、サーバ9上での動
作命令を、マウスクリック動作によって発生させる。操
作領域6上で、マウスがクリックされた場合、一実施形
態と同様、画角情報、現在のパンチルタ位置情報、クリ
ックされたときのマウスの位置情報を元に、操作領域6
に表示される映像上でクリックされた位置が操作領域6
(映像表示)の中心に来るようにパンチルタが駆動す
る。そのために、命令(絶対位置駆動命令又は相対位置
駆動命令)をサーバ9に発信する。
【0083】サーバ9がこの命令を取得すると、命令を
中継して、パンチルタカメラに発信し、パンチルタが所
望の位置に駆動される。このように、映像上でパンチル
タの駆動目標を設定するため、ネットワークでの駆動命
令、映像のディレー等を意識せずパンチルタを容易に操
作することが可能になる。
中継して、パンチルタカメラに発信し、パンチルタが所
望の位置に駆動される。このように、映像上でパンチル
タの駆動目標を設定するため、ネットワークでの駆動命
令、映像のディレー等を意識せずパンチルタを容易に操
作することが可能になる。
【0084】この発明の実施形態では、任意の領域から
生成される任意の一点を、その領域の中心としたが、そ
れに限らず、その領域の重心、内心、外心、垂心などを
その領域から生成し、任意の一点とすることも可能であ
る。
生成される任意の一点を、その領域の中心としたが、そ
れに限らず、その領域の重心、内心、外心、垂心などを
その領域から生成し、任意の一点とすることも可能であ
る。
【0085】この発明の実施形態では、コンピュータ1
に接続されているモニタ2の画面上に操作領域6を表示
しているが、モニタ2とは異なる別のディスプレイに操
作領域6を表示しても良い。
に接続されているモニタ2の画面上に操作領域6を表示
しているが、モニタ2とは異なる別のディスプレイに操
作領域6を表示しても良い。
【0086】この発明の実施形態では、ポインティグデ
バイス14の一例として、マウス8を用いて説明した
が、これに限らず、モニタ2の画面を指示できるもので
あればどのようなポインティングデバイスでも良い。例
えば、ジョイスティック,タッチパネルなどを用いても
可能である。
バイス14の一例として、マウス8を用いて説明した
が、これに限らず、モニタ2の画面を指示できるもので
あればどのようなポインティングデバイスでも良い。例
えば、ジョイスティック,タッチパネルなどを用いても
可能である。
【0087】この発明の実施形態では、映像が表示され
る操作領域6を使用して、パンチルタ28を最適に駆動
させるようにしたが、パンチルタ28を大まかに駆動さ
せるための8方向キー(上、下、左、右、右上、右下、
左上、左下)を併用しても何ら問題はない。
る操作領域6を使用して、パンチルタ28を最適に駆動
させるようにしたが、パンチルタ28を大まかに駆動さ
せるための8方向キー(上、下、左、右、右上、右下、
左上、左下)を併用しても何ら問題はない。
【0088】この発明の実施形態では、パンチルタカメ
ラ3によって撮影可能な範囲をパンチルタカメラ3の可
動できる最大範囲としても良いし、リミッタによって撮
影可能な範囲を制限しても良い。また、そのリミッタに
より撮影範囲を制限する機能は、パンチルタカメラ3に
持っても良いし、コンピュータ1に持っても良い。
ラ3によって撮影可能な範囲をパンチルタカメラ3の可
動できる最大範囲としても良いし、リミッタによって撮
影可能な範囲を制限しても良い。また、そのリミッタに
より撮影範囲を制限する機能は、パンチルタカメラ3に
持っても良いし、コンピュータ1に持っても良い。
【0089】この発明の他の実施形態では、説明を容易
とするために、遠隔地に設置されたサーバ9とパンチル
タカメラ3に対して1つのコンピュータ1としたが、サ
ーバ9とパンチルタカメラ3は、世界中に配置され、例
えばインターネットを介して複数のコンピュータから1
つのパンチルタカメラ3を制御するようにしても良い。
とするために、遠隔地に設置されたサーバ9とパンチル
タカメラ3に対して1つのコンピュータ1としたが、サ
ーバ9とパンチルタカメラ3は、世界中に配置され、例
えばインターネットを介して複数のコンピュータから1
つのパンチルタカメラ3を制御するようにしても良い。
【0090】
【発明の効果】この発明に依れば、操作領域上で所望の
被写体を指定することにより、容易に被写体を設定した
位置例えば画面の中心に表示することが可能になる。モ
ニタ画像を見ながら、方向キーのみを使用する方法、す
なわち、映像の変化量によって感覚的にフィードバック
をかける方法と比較して、この発明に依れば、簡単な操
作で確実に撮像手段の撮影方角を制御でき、操作性を向
上できる。また、パンチルタの到達する場所が予め予測
できるので、インターネットのような回線能力に依存す
る通信の遅延、画像データの欠落等が発生しやすい回線
上で、操作者にストレスを感じさせない、視認性の良
い、容易な操作を実現することができる。
被写体を指定することにより、容易に被写体を設定した
位置例えば画面の中心に表示することが可能になる。モ
ニタ画像を見ながら、方向キーのみを使用する方法、す
なわち、映像の変化量によって感覚的にフィードバック
をかける方法と比較して、この発明に依れば、簡単な操
作で確実に撮像手段の撮影方角を制御でき、操作性を向
上できる。また、パンチルタの到達する場所が予め予測
できるので、インターネットのような回線能力に依存す
る通信の遅延、画像データの欠落等が発生しやすい回線
上で、操作者にストレスを感じさせない、視認性の良
い、容易な操作を実現することができる。
【図1】この発明の一実施形態のシステムの概略的構成
を示す略線図である。
を示す略線図である。
【図2】この発明の一実施形態における操作領域を説明
するための略線図である。
するための略線図である。
【図3】この発明の一実施形態のシステム構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図4】この発明の一実施形態の全体の処理の一例を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図5】この発明の一実施形態におけるタイマイベント
の処理の一例を示すフローチャートである。
の処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】この発明の一実施形態におけるマウス移動イベ
ントの処理の一例を示すフローチャートである。
ントの処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】この発明の一実施形態におけるマウスボタンダ
ウンイベントの処理の一例を示すフローチャートであ
る。
ウンイベントの処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図8】この発明の一実施形態におけるマウスボタンダ
ウンイベントの処理の一例を示すフローチャートであ
る。
ウンイベントの処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図9】この発明の一実施形態におけるマウスボタンア
ップイベントの処理の一例を示すフローチャートであ
る。
ップイベントの処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図10】この発明の一実施形態における内部座標と角
度座標を説明するための略線図である。
度座標を説明するための略線図である。
【図11】この発明の一実施形態におけるズームデータ
と倍率データの変換を説明するための略線図である。
と倍率データの変換を説明するための略線図である。
【図12】この発明の一実施形態における位置座標と角
度座標の変換を説明するための略線図である。
度座標の変換を説明するための略線図である。
【図13】この発明の一実施形態における平面球面変換
を説明するための略線図である。
を説明するための略線図である。
【図14】この発明の他の実施形態のシステムの概略的
構成を示す略線図である。
構成を示す略線図である。
【図15】この発明の他の実施形態のシステム構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図16】映像操作を行うための従来の操作手段を説明
するための略線図である。
するための略線図である。
1・・・コンピュータ、2・・・モニタ、6・・・操作
領域、7・・・カーソル、9・・・サーバ、11・・・
カメラ部、12・・・パンチルタ部、13・・・TVモ
ニタ、14・・・ポインティングデバイス、15・・・
レンズブロック部、16・・・ズームレンズ、17・・
・ズーム部、18、26、27・・・モータ、19・・
・固体撮像素子、20・・・信号分離/自動利得調整回
路、21・・・A/D変換器、22・・・信号処理回
路、23・・・モードコントローラ、24・・・カメラ
コントローラ、25・・・パンチルタコントローラ、2
8・・・パンチルタ、29・・・ビデオキャプチャー、
30・・・記憶部、31・・・制御部
領域、7・・・カーソル、9・・・サーバ、11・・・
カメラ部、12・・・パンチルタ部、13・・・TVモ
ニタ、14・・・ポインティングデバイス、15・・・
レンズブロック部、16・・・ズームレンズ、17・・
・ズーム部、18、26、27・・・モータ、19・・
・固体撮像素子、20・・・信号分離/自動利得調整回
路、21・・・A/D変換器、22・・・信号処理回
路、23・・・モードコントローラ、24・・・カメラ
コントローラ、25・・・パンチルタコントローラ、2
8・・・パンチルタ、29・・・ビデオキャプチャー、
30・・・記憶部、31・・・制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301E (72)発明者 細沼 直泰 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 玉山 研 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 駆動手段によって撮像手段の撮影する方
角が可変の撮像部を制御するための撮像装置コントロー
ラにおいて、 撮像手段が撮影する画像を表示される操作領域を有し、
上記操作領域において、任意の一点を指定することによ
って、撮像手段の撮影する被写体を選択し、上記選択さ
れた被写体を駆動手段の任意の位置座標に移動させるた
めの映像選択手段を備えたことを特徴とする撮像装置コ
ントローラ。 - 【請求項2】 駆動手段によって撮像手段の撮影する方
角が可変の撮像部を制御するための撮像装置コントロー
ラにおいて、 撮像手段が撮影する画像を表示される操作領域を有し、
上記操作領域において、任意の領域を指定することによ
って、撮像手段の撮影する被写体を選択し、上記任意の
領域から生成される任意の一点に対応する位置の被写体
を駆動手段の任意の位置座標に移動させるための映像選
択手段を備えたことを特徴とする撮像装置コントロー
ラ。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 伝送路を介して上記撮像部が接続されることを特徴とす
る撮像装置コントローラ。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2において、 上記映像選択手段が選択された被写体を上記操作領域の
中心に移動させることを特徴とする撮像装置コントロー
ラ。 - 【請求項5】 請求項1または請求項2において、 上記操作領域に、撮像手段が撮影した動画像を表示する
ことを特徴とする撮像装置コントローラ。 - 【請求項6】 請求項1または請求項2において、 上記操作領域に、撮像手段が撮影した間欠的な画像を表
示することを特徴とする撮像装置コントローラ。 - 【請求項7】 請求項1または請求項2において、 上記操作領域に、上記撮像手段が撮影した静止画像を表
示することを特徴とする撮像装置コントローラ。 - 【請求項8】 請求項1または請求項2において、 上記撮像部の駆動手段は、一次元又は二次元の回転方向
の自由度を有し、 上記撮像手段の光軸の中心に垂直な平面群を、平面に写
像する手段によって得られた上記映像を上記操作領域に
重ね合わせて表示した上記映像選択手段で、上記操作領
域で被写体を選択するための座標を、上記駆動手段の回
転中心から見た仮想曲面または球面上に写像し直した座
標に対して上記駆動手段を駆動することを特徴とする撮
像装置コントローラ。 - 【請求項9】 駆動手段によって撮像手段の撮影する方
角が可変の撮像部と撮像部を制御するための撮像装置コ
ントローラとからなる撮像システムにおいて、 撮像装置コントローラは、 撮像手段が撮影する画像を表示される操作領域を有し、
上記操作領域において、任意の領域を指定することによ
って、撮像手段の撮影する被写体を選択し、上記選択さ
れた被写体を駆動手段の任意の位置座標に移動させるた
めの映像選択手段を備えたことを特徴とする撮像システ
ム。 - 【請求項10】 請求項9において、 伝送路を介して上記撮像部と上記撮像コントローラとが
選択されることを特徴とする撮像システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9261828A JPH10322581A (ja) | 1997-03-19 | 1997-09-26 | 撮像装置コントローラおよび撮像システム |
KR1019980009156A KR19980080383A (ko) | 1997-03-19 | 1998-03-18 | 촬상 장치용 컨트롤러 및 촬상 시스템 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-66537 | 1997-03-19 | ||
JP6653797 | 1997-03-19 | ||
JP9261828A JPH10322581A (ja) | 1997-03-19 | 1997-09-26 | 撮像装置コントローラおよび撮像システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10322581A true JPH10322581A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=26407727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9261828A Pending JPH10322581A (ja) | 1997-03-19 | 1997-09-26 | 撮像装置コントローラおよび撮像システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10322581A (ja) |
KR (1) | KR19980080383A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005204082A (ja) * | 2004-01-15 | 2005-07-28 | Sharp Corp | 通信装置 |
WO2006118366A1 (en) * | 2005-05-03 | 2006-11-09 | Namsun Gtl Co., Ltd | Camera control method using gui |
JP2014192745A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Canon Inc | 撮像装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100331792B1 (ko) * | 1998-08-13 | 2002-09-04 | 삼성전자 주식회사 | 알에스-232씨를이용한감시카메라제어장치및방법 |
JP4300443B2 (ja) * | 2000-02-24 | 2009-07-22 | ソニー株式会社 | 撮像装置および方法、並びに記録媒体 |
KR100647551B1 (ko) * | 2000-03-31 | 2006-11-17 | 삼성테크윈 주식회사 | 영상 카메라의 디지털 팬틸트 장치 |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP9261828A patent/JPH10322581A/ja active Pending
-
1998
- 1998-03-18 KR KR1019980009156A patent/KR19980080383A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005204082A (ja) * | 2004-01-15 | 2005-07-28 | Sharp Corp | 通信装置 |
WO2006118366A1 (en) * | 2005-05-03 | 2006-11-09 | Namsun Gtl Co., Ltd | Camera control method using gui |
JP2014192745A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Canon Inc | 撮像装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR19980080383A (ko) | 1998-11-25 |
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