JP2000041176A - 制御装置、制御システム、制御方法、及び記憶媒体 - Google Patents

制御装置、制御システム、制御方法、及び記憶媒体

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JP2000041176A JP10209154A JP20915498A JP2000041176A JP 2000041176 A JP2000041176 A JP 2000041176A JP 10209154 A JP10209154 A JP 10209154A JP 20915498 A JP20915498 A JP 20915498A JP 2000041176 A JP2000041176 A JP 2000041176A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の機器の遠隔制御を、効率的に且つ確実
に行うことが可能な制御システムを提供する。 【解決手段】 ネットワーク600に接続された複数の
機器(コンピュータ制御可能な第1のカメラ300及び
第2のカメラ400)を、同時に遠隔制御するとき、第
2のカメラ400の制御権を取得することで、第1のカ
メラ300の制御を可能又は不可能に制限することがで
きるように構成した。これにより、関連する第1のカメ
ラ300及び第2のカメラ400全ての制御権を個々に
取得する必要はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ネットワ
ークに接続された複数のカメラを、複数の地点から同時
に遠隔制御するための制御装置、制御システム、制御方
法、及びそれを実施するための処理ステップをコンピュ
ータが読出可能に格納した記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、カメラとコンピュータ(端末装
置)をRSシリアルケーブル等により接続し、コンピュ
ータからカメラの動作(パン、チルト、ズーム等)を制
御したり、カメラの光学パラメータ値(合点距離、露出
情報等)の取得や設定を行うことが可能なシステムがあ
る。
【0003】このようなシステムにおいては、コンピュ
ータ内部に、上述のようなカメラ制御を行うためのソフ
トウェア(処理プログラム)が予め組み込まれており、
これがCPU等により実行されることで、コンピュータ
からカメラを制御することが可能となる。これにより、
例えば、コンピュータ本体に接続されているキーボード
やマウス等がユーザから操作され、カメラに対する制御
指令を入力されると、この制御命令はカメラに送信され
る。カメラは、該制御命令に従って動作する。
【0004】また、複数のカメラと複数のコンピュータ
をネットワーク上で接続し、上述のシステムと同様にし
て、複数のコンピュータから複数カメラを遠隔制御でき
るシステムもある。ここで、このようなシステムにおい
て、例えば、あるカメラに対して同時に複数のコンピュ
ータからの制御命令が与えられた場合、それらの制御命
令が衝突してしまい、カメラの動作に矛盾が生じてしま
う。そこで、これを防ぐために、「制御権」という概念
が導入されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような、複数のコンピュータから複数のカメラを遠隔
制御することが可能なシステムでは、「制御権」が個々
のカメラに対して設定されている。したがって、あるコ
ンピュータが、互いに関連付けられた複数のカメラを同
時に制御する場合、制御対象となるカメラ全ての制御権
を取得する必要がある。このため従来では、コンピュー
タ上にてユーザは、制御対象となるカメラ全ての制御権
を取得するための多くの操作を行う必要があった。これ
は非常に面倒な作業である。また、ユーザはこのとき、
制御対象となるカメラ全体の動作を把握しながら、個々
のカメラを制御するための制御命令の入力等を行う必要
があるため、なかなか1つのカメラに集中して作業でき
ない、という問題点があった。
【0006】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、複数の機器の遠隔制御を、効率
的に且つ確実に行うことが可能な制御装置、制御システ
ム、制御方法、及びそれを実施するための処理ステップ
をコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、所定の機能を有する複数の機器を同時に
遠隔制御することが可能な制御装置であって、上記遠隔
制御のための制御コマンドを入力するコマンド入力手段
と、上記複数の機器のうち任意の機器の制御権を取得す
る制御権取得手段と、上記制御権取得手段により取得さ
れた制御権に関する情報を記憶する記憶手段と、上記記
憶手段に記憶された制御権情報に基づいて、上記コマン
ド入力手段による入力に制限を与える制御制限手段とを
備えることを特徴とする。
【0008】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記制御権情報は、どの装置も制御権を取得していない
状態、他の装置が制御権を取得している状態、及び自装
置が制御権を取得している状態の少なくとも3つの状態
を示す情報を含み、上記制御制限手段は、上記制御権情
報に基づいて、上記コマンド入力手段による入力に制限
を与えることを特徴とする。
【0009】第3の発明は、上記第2の発明において、
上記制御制限手段は、他の装置が制御権を取得している
状態である場合、上記コマンド入力手段による入力を無
効にすることを特徴とする。
【0010】第4の発明は、上記第1の発明において、
上記所定の機能を有する複数の機器は、カメラを含むこ
とを特徴とする。
【0011】第5の発明は、上記第1の発明において、
少なくとも上記記憶手段に記憶された制御権情報を表示
する表示手段を更に備えることを特徴とする。
【0012】第6の発明は、ネットワークに接続された
所定の機能を有する複数の機器を、複数の地点から同時
に遠隔制御することが可能な制御システムであって、上
記複数の地点に、請求項1〜5の何れかに記載の制御装
置を設けることを特徴とする。
【0013】第7の発明は、ネットワークに接続された
所定の機能を有する複数の機器を、複数の地点から同時
に遠隔制御することが可能な制御システムであって、上
記遠隔制御のための制御コマンドを入力するコマンド入
力手段と、上記コマンド入力手段により入力された制御
コマンドを送信する先の機器を切り換える切換手段と、
上記コマンド入力手段により入力された制御コマンド
を、上記切換手段により切り換えられた機器に送信する
コマンド送信手段と、上記複数の機器のうち任意の機器
の制御権を取得する制御権取得手段と、上記制御権取得
手段により取得された制御権に関する情報を記憶する記
憶手段と、上記記憶手段に記憶された制御権情報に基づ
いて、上記制御権取得手段により制御権が取得された機
器以外の機器の制御に制限を与える制御制限手段と、上
記記憶手段に記憶された制御権情報を表示する表示手段
とを備えることを特徴とする。
【0014】第8の発明は、上記第7の発明において、
上記所定の機能を有する複数の機器は、カメラを含み、
上記カメラで得られた映像信号を取得する映像取得手段
を更に備え、上記表示手段は、上記映像取得手段で取得
された映像信号をも表示することを特徴とする。
【0015】第9の発明は、所定の機能を有する複数の
機器を同時に遠隔制御するための制御方法であって、上
記複数の機器のうち任意の機器の制御権を取得する制御
権取得ステップと、上記制御権取得ステップにより取得
された制御権に関する情報をフラグに記憶させる記憶ス
テップと、上記フラグにより示される制御権情報に基づ
いて、上記遠隔制御のための制御コマンドの入力に制限
を与える制御制限ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】第10の発明は、上記第9の発明におい
て、上記記憶ステップは、どの装置も制御権を取得して
いない状態、他の装置が制御権を取得している状態、及
び自装置が制御権を取得している状態の少なくとも3つ
の状態を示す情報を上記フラグに記憶させるステップを
含み、上記制御制限ステップは、上記フラグに基づい
て、上記制御コマンドの入力に制限を与えるステップを
含むことを特徴とする。
【0017】第11の発明は、上記第10の発明におい
て、上記制御制限ステップは、他の装置が制御権を取得
している状態である場合、上記制御コマンドの入力を無
効にするステップを含むことを特徴とする。
【0018】第12の発明は、上記第9の発明におい
て、上記所定の機能を有する複数の機器は、カメラを含
むことを特徴とする。
【0019】第13の発明は、ネットワークに接続され
た所定の機能を有する複数の機器を、複数の地点から同
時に遠隔制御するための制御方法であって、上記遠隔制
御のための制御コマンドを入力するコマンド入力ステッ
プと、上記コマンド入力ステップにより入力された制御
コマンドを送信する先の機器を切り換える切換ステップ
と、上記コマンド入力ステップにより入力された制御コ
マンドを、上記切換ステップにより切り換えられた機器
に送信するコマンド送信ステップと、上記複数の機器の
うち任意の機器の制御権を取得する制御権取得ステップ
と、上記制御権取得ステップにより取得された制御権に
関する情報を記憶する記憶ステップと、上記記憶ステッ
プにより記憶された制御権情報に基づいて、上記制御権
取得ステップにより制御権が取得された機器以外の機器
の制御に制限を与える制御制限ステップと、上記記憶ス
テップにより記憶された制御権情報を表示する表示ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0020】第14の発明は、上記第13の発明におい
て、上記所定の機能を有する複数の機器は、カメラを含
み、上記カメラで得られた映像信号を取得する映像取得
ステップを更に含み、上記表示ステップは、上記映像取
得ステップにより取得された映像信号をも表示するステ
ップを含むことを特徴とする。
【0021】第15の発明は、請求項9〜14の何れか
に記載の制御方法の処理ステップをコンピュータが読出
可能に格納した記憶媒体であることを特徴とする。
【0022】第16の発明は、ネットワークを介してカ
メラの制御を可能とする制御装置であって、撮像方向を
制御可能な第1のカメラと、上記第1のカメラの撮像範
囲内の領域を撮像するための第2のカメラと、上記第2
のカメラが上記第1のカメラの撮像範囲内の任意の領域
を撮像するために上記第2のカメラの撮像方向を制御す
る制御手段と、任意のクライアントによって上記制御手
段による上記第2のカメラの制御権が取得された場合、
上記第1のカメラの制御を制限する制御制限手段とを備
えることを特徴とする。
【0023】第17の発明は、上記第16の発明におい
て、上記制御制限手段は、上記制御権が取得されたクラ
イアント以外のクライアントによる上記第1のカメラの
制御を制限することを特徴とする。
【0024】第18の発明は、ネットワークを介して撮
像方向を制御可能な第1のカメラと、上記第1のカメラ
の撮像範囲内の領域を撮像するための第2のカメラとの
制御を可能とする制御装置の制御方法であって、上記第
2のカメラが上記第1のカメラの撮像範囲内の任意の領
域を撮像するために上記第2のカメラの撮像方向を制御
する制御ステップと、任意のクライアントによって上記
制御ステップによる上記第2のカメラの制御権が取得さ
れた場合、上記第1のカメラの制御を制限する制御制限
ステップとを含むことを特徴とする。
【0025】第19の発明は、上記第18の発明におい
て、上記制御制限ステップは、上記制御権が取得された
クライアント以外のクライアントによる上記第1のカメ
ラの制御を制限するステップを含むことを特徴とする。
【0026】第20の発明は、請求項18、19の何れ
かに記載の制御方法の処理ステップをコンピュータが読
出可能に格納した記憶媒体であることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0028】本発明は、例えば、図1に示すようなシス
テムに適用される。まず、本システムの各部構成につい
て説明する。
【0029】本システムは、上記図1に示すように、複
数のカメラ(ここでは、第1のカメラ300及び第2の
カメラ400とする)が本システムのサーバ(以下、単
に「サーバ」と言う)100を介してネットワーク60
0に接続されていると共に、複数の本システムのクライ
アント(以下、単に「クライアント」と言う)200
(1)、200(2)、・・・、200(x)、・・・
がネットワーク600に接続されてなるサーバー・クラ
イアント方式のシステムである。そして、サーバ100
と、第1のカメラ300及び第2のカメラ400とは、
直接接続されていると共に、切り換え装置500を介し
ても接続されている。
【0030】切り換え装置500は、サーバ100から
出力される制御信号(カメラ制御指令)の供給先を、第
1のカメラ300と第2のカメラ400で切り換える。
例えば、詳細は後述するが、クライアント200(x)
にて入力された制御指令(カメラ制御指令)は、ネット
ワーク600を介してサーバ100に対して送信され
る。これを受けたサーバ100は、該カメラ制御指令に
従って、切り換え装置500に制御信号(切換制御信
号)を与えることで、該カメラ制御指令の供給先(出力
先)を切り換え、その後、該カメラ制御指令を切り換え
装置500を介して第1のカメラ300又は第2のカメ
ラ400に供給する。
【0031】第1のカメラ300及び第2のカメラ40
0にて各々撮影して得られた映像信号は、直接サーバ1
00に供給される。サーバ100は、第1のカメラ30
0及び第2のカメラ400からの映像信号を、ネットワ
ーク600を介して、各クライアント200(1)、2
00(2)、・・・、200(x)、・・・に対して送
信する。このとき、同報通信によって送信する。
【0032】サーバ100及びクライアント200
(1)、200(2)、・・・、200(x)、・・・
内部構成については、図2に示すようになる。
【0033】上記図2に示すように、サーバ100は、
CPU101、第1のカメラ300及び第2のカメラ4
00が接続された映像入力インターフェース(I/F)
回路102、第1のカメラ300及び第2のカメラ40
0が切り換え装置500を介して接続された制御入出力
(I/O)回路103、ROM104、RAM105、
及び通信インターフェース(I/F)回路106とを備
えており、これらはバス108により接続されている。
また、バス108には、外部記憶装置107も接続され
ている。そして、通信I/F回路106が、ネットワー
ク600に接続されている。
【0034】CPU101は、サーバ100全体を統括
制御するものであり、ROM104に予め格納されてい
る処理プログラムをRAM105に読み出し、その読み
出した処理プログラムを実行することで、サーバ100
全体の各種動作を制御する。
【0035】映像入力I/F回路102には、第1のカ
メラ300及び第2のカメラ400がビデオケーブル等
で接続されている。映像入力I/F回路102は、第1
のカメラ300及び第2のカメラ400で各々撮影して
得られた映像信号を取り込む。尚、ここでは、第1のカ
メラ300及び第2のカメラ400の2台のカメラを接
続した構成としているため、映像入力I/F回路102
は、2つの信号入力が可能に構成されているものとす
る。
【0036】制御I/O回路103には、切り換え装置
500を介して、第1のカメラ300及び第2のカメラ
400とRSシリアルケーブル等により接続されてい
る。制御I/O回路103は、第1のカメラ300及び
第2のカメラ400との間で制御に関する通信を行な
う。
【0037】ROM104には、クライアント200
(1)、200(2)、・・・、200(x)、・・・
にて入力されるカメラ制御指令に従った処理や、CPU
101で各種処理を実施するための各種の処理プログラ
ムが予め格納されている。RAM105は、上記の処理
プログラムの実行のための作業領域や、クライアント2
00(1)、200(2)、・・・、200(x)、・
・・にて入力されるカメラ制御指令及び各種データ等を
一旦記憶する一時待避領域を提供する。
【0038】通信I/F回路106は、ネットワーク6
00に接続されており、クライアント200(1)、2
00(2)、・・・、200(x)、・・・との間で、
映像信号やカメラ制御指令等のデータ通信を行なう。
【0039】外部記憶装置107は、FDD(フロッピ
ーディスクドライブ)、ハードディスク、CD−ROM
等を含む。この外部記憶装置107によっても、上述し
た各種の処理プログラムを予め格納しておき、これをC
PU101が読みだして実行することも可能である。
【0040】一方、クライアント200(1)、200
(2)、・・・、200(x)、・・・については、こ
れらは各々が同様の構成としている。上記図2では、あ
る1つのクライアント200(x)に着目して、その内
部構成を示している。クライアント200(x)は、デ
ィスプレイ201、入力デバイス202、通信インター
フェース(I/F)回路203、CPU204、ROM
205、及びRAM206とを備えており、これらはバ
ス208により接続されている。また、バス208に
は、外部記憶装置207も接続されている。そして、通
信I/F回路203が、ネットワーク600に接続され
ている。
【0041】ディスプレイ201は、CRTやLCD等
を含み、クライアント200(x)上で動作するウィン
ドウシステムの出力や、サーバ100からの映像信号等
を画面表示する。入力デバイス202は、キーボード
や、ポインティングデバイスとして機能するマウス等を
含み、クライアント200(x)のユーザにより操作さ
れる。この操作により、上述のカメラ制御指令等が入力
される。
【0042】通信I/F回路203は、ネットワーク6
00に接続されており、サーバ100との間で、映像信
号やカメラ制御指令等のデータ通信を行なう。
【0043】CPU204は、クライアント200
(x)全体を統括制御するものであり、ROM205に
予め格納されている処理プログラムをRAM206に読
み出し、その読み出した処理プログラムを実行すること
で、クライアント200(x)全体の各種動作を制御す
る。
【0044】ROM205には、入力デバイス202に
より入力されるカメラ制御指令等に従った処理や、CP
U204で各種処理を実施するための各種の処理プログ
ラムが予め格納されている。RAM105は、上記の処
理プログラムの実行のための作業領域や、入力デバイス
202により入力されるカメラ制御指令及び各種データ
等を一旦記憶する一時待避領域を提供する。
【0045】外部記憶装置207は、FDD(フロッピ
ーディスクドライブ)、ハードディスク、CD−ROM
等を含む。この外部記憶装置207によっても、上述し
た各種の処理プログラムを予め格納しておき、これをC
PU204が読みだして実行することも可能である。
【0046】上述のようなサーバ100に接続された第
1のカメラ300及び第2のカメラ400の内部構成に
ついては、図3に示すようになる。尚、第1のカメラ3
00及び第2のカメラ400は各々が同様の構成として
いる。上記図3では、第1のカメラ300に着目して、
その内部構成を示している。
【0047】上記図3に示すように、第1のカメラ30
0は、撮像回路301、AF回路302、AE回路30
3、姿勢制御回路304、ズーム制御回路305、CP
U306、ROM307、RAM308、映像出力イン
ターフェース(I/F)回路309、及び制御入出力
(I/O)回路310とを備えており、これらはバス3
11により接続されている。そして、映像出力I/F回
路309及び制御I/O回路310が各々、サーバ10
0に接続されている。
【0048】撮像回路301は、焦点調節等を行なうレ
ンズ群(焦点レンズ、ズーム調整用レンズ等)を含むレ
ンズユニット、光量の調節等を行なうシャッターや絞
り、及びこれらを介して入射される被写体の光学像を電
気的な信号(映像信号)に変換するCCD等を含む。
【0049】AF回路302は、撮像回路301に対す
るAF制御を行う。具体的には例えば、CCDで得られ
た映像信号の高周波成分を抽出し、最も鮮鋭度の高い部
分にレンズを駆動させる制御(AF制御)を行う。ここ
では、AF制御のためのパラメータとして、焦点レンズ
を駆動させるためのモーターのパルス値を用いる。
【0050】AE回路303は、撮像回路301に対す
るAE制御を行う。具体的には例えば、CCDに入射す
る光量が適切となるように、シャッタースピードと絞り
を調節し、露出調節を行なう。ここでは、AE制御のた
めのパラメータ(露出に関する情報)として、シャッタ
ースピードと絞りの値を用い、シャッタースピードと絞
り値の組み合わせによって映像の明るさ値を決定する。
【0051】姿勢制御回路304は、カメラのパンやチ
ルトといった姿勢に関する制御を行なう。この姿勢制御
は、サーバ100からのカメラ制御指令に従う。ここで
は、姿勢制御のためのパラメータとして、カメラ本体に
設けられている後述する雲台を駆動させるためのモータ
ーのパルス値を用いる。
【0052】ズーム制御回路305は、サーバ100か
らのカメラ制御指令に従って、カメラのズーム倍率を制
御する。ここでは、ズーム制御のためのパラメータとし
て、ズーム調節用レンズを駆動させるためのモーターの
パルス値を用いる。
【0053】CPU306は、第1のカメラ300全体
を統括制御するものであり、ROM307に予め格納さ
れている処理プログラムをRAM308に読み出し、そ
の読み出した処理プログラムを実行することで、第1の
カメラ300全体の各種動作を制御する。例えば、撮像
回路301、AF回路302、AE回路303、姿勢制
御回路304、及びズーム制御回路305等に対して、
各種動作のための制御信号を与えたり、サーバー100
からのカメラ制御指令に応じて、各回路に適切な処理を
実行させたりする。
【0054】ROM307には、CPU306で各種処
理を実施するための各種の処理プログラムが予め格納さ
れている。RAM308は、上記の処理プログラムの実
行のための作業領域や、撮像回路301にて得られた映
像信号及びサーバ100からのカメラ制御指令等を一旦
記憶する一時待避領域を提供する。
【0055】映像出力I/F回路309は、サーバ10
0側の映像入力I/F102と接続されており、撮像回
路301で得られた映像信号に圧縮等の所定の信号処理
を施して得られた映像データを、サーバ100に対して
出力する。
【0056】制御I/O回路310は、RS232C等
のケーブルにより、詳細は後述する切り換え装置500
と接続されており、サーバ100との間でビデオ制御指
令を通信したり、上述したような各種カメラパラメータ
に関する情報の送受信を行なう。
【0057】上述のような第1のカメラ300及び第2
のカメラ400は、図4(a)及び(b)に示すような
位置関係で設置されている。
【0058】上記図4(a)は、第1のカメラ300と
第2のカメラ400を正面から見た図であり、この図に
示すように、第1のカメラ300の上に第2のカメラ4
00が設置されている。そして、第2のカメラ400の
雲台450は、第1のカメラ300本体に固定されてお
り、第1のカメラ300の姿勢(パン、チルト)が変化
したとしても、撮像する被写体への相対的な位置関係を
保つようになっている。一方、上記図4(b)は、第1
のカメラ300と第2のカメラ400を横から見た図で
あり、ここでは、パンする時の回転軸を合わせて固定し
た様子を示している。
【0059】このような位置関係で設置された第1のカ
メラ300と第2のカメラ400において、ここでは、
第1のカメラ300を、比較的広範囲を撮像するワイド
用撮影カメラとし、第2のカメラ400を、ズーム倍率
を上げた状態で撮影するテレ用撮影カメラとする。ま
た、第2のカメラ400は、その姿勢制御において、第
1のカメラ300が撮影する範囲を外れないように制御
されるものとする。この様子は、図5(a)及び(b)
に示すようになる。
【0060】具体的にはまず、上記図5(a)は、第1
のカメラ300と第2のカメラ400を上から見た概念
図であり、この図に示すように、各々のカメラのズーム
倍率の値によって、第1のカメラ300の画角がθ1、
第2のカメラ400の画角がθ2となっている。図中
の”θ3”は、第1のカメラ300と第2のカメラ40
0のパン方向の相対的な撮影方向の差を表す角度であ
る。また、”701”は、第1のカメラ300が撮像す
る範囲を示し、”702”は、第2のカメラ400が撮
像する範囲を示す。
【0061】そこで、第2のカメラ400の撮像範囲7
02が第1のカメラ300の撮像範囲701を外れない
ようにするために、ここでは、θ1=θ2+(θ3×
2)なる式が成り立つように、θ1、θ2、及びθ3を
制御することになる。
【0062】一方、上記図5(b)は、第1のカメラ3
00と第2のカメラ400を横から見た概念図である。
ここでは、第1のカメラ300と第2のカメラ400
を、上記図4(a)及び(b)に示したような設置関係
(重ねて設置)で構成しているため、各々のカメラの画
角θ4とθ5と、チルト方向の相対的な撮影方向の差θ
6に対して、カメラ視点のずれの距離dを考慮した式を
用いることになる。
【0063】以上が、本システムの各部構成の説明であ
る。つぎに、本システムの外部動作について説明する。
【0064】例えば、第2のカメラ400は、誰でもが
(全てのクライアント200(1)、200(2)、・
・・、200(x)、・・・)自由に制御できる訳では
なく、各クライアント側がその制御権を取得してから、
制御可能となるものとする。この場合の本システムの外
部動作について、以下説明する。
【0065】ここで、クライアント200(1)、20
0(2)、・・・、200(x)、・・・の各々のディ
スプレイ201の画面は、図6に示すように、第1のカ
メラ300で得られた映像信号が表示されると画面領域
701と、第2のカメラ400で得られた映像信号が表
示される画面領域702と、制御パネル703とから構
成される。制御パネル703には、第1のカメラ300
を制御するための各種ボタン(ここでは、”pan&tilt”
ボタン704及び”zoom”ボタン705とする)と、第
2のカメラ400の制御権を取得又は放棄するための制
御権ボタン706とが設けられている。
【0066】そこで、図7は、上記図1に示したような
複数のクライアント200(1)、200(2)、・・
・、200(x)、・・・のうちの、あるクライアント
A及びクライアントBにおいて、ディスプレイ201の
画面イメージを示したものである。このとき、両者と
も、第2のカメラ400の制御権を取得していない状態
とする。尚、クライアントA側とクライアントB側が有
する各構成部を区別するために、その符号の後に”a”
又は”b”付して、以下の説明を行う。
【0067】上記図7に示すように、両者とも第2のカ
メラ400の制御権を取得していない状態であるため、
両者の制御権ボタン706a、706bは、白地に黒字
で示される。図中の「706’」は、このときの制御権
ボタンを拡大して示したものである。また、両者とも第
1のカメラ300を制御するための”pan&tilt”ボタン
704a、704b、”zoom”ボタン705a、705
bについては、実線表示となっている。さらに、両者の
画面領域701a、701bでは、第2のカメラ400
の撮像範囲が黄色の枠Ya、Ybで表示される。
【0068】このような状態では、クライアントA、ク
ライアントB共に、第1のカメラ300の制御が可能で
あり、各々のユーザは、制御パネル701a、701b
に設けられた”pan&tilt”ボタン704a、704
b、”zoom”ボタン705a、705bを用いて第1の
カメラ300を制御する。但し、互いに第2のカメラ4
00の制御権を取得していないため、両者とも第2のカ
メラ400は制御できない。
【0069】そこで、クライアントAのディスプレイ2
01a上において、そのユーザが、例えば、制御権ボタ
ン706aを入力デバイス202a(マウス等のポイン
ティングデバイス)で押下してトグルすることで、第2
のカメラ400の制御権を取得すると、上記図8に示す
ように、制御権ボタン706aが黒地に白字で示され
る。図中の「706”」は、このときの制御権ボタンを
拡大して示したものである。このように、制御権の取得
は(放棄についても同様)、制御権ボタン706aを入
力デバイス202aで操作することでなされる。
【0070】これにより、クライアントA側の画面領域
701aにおける第2のカメラ400の撮像範囲につい
ては、赤色(図示せず)の枠Raで表示される。このと
き、第1のカメラ300を制御するための”pan&tilt”
ボタン704a、”zoom”ボタン705aについては、
実線表示のままの状態である。
【0071】一方、第2のカメラ400の制御権を取得
していないクライアントB側において、画面領域701
bにおける画面では、第2のカメラ400の撮像範囲
が、青色(図示せず)の枠Bbで表示される。また、第
1のカメラ300を制御するための”pan&tilt”ボタン
704b、”zoom”ボタン705bは、グレーアウト表
示される。
【0072】すなわち、第2のカメラ400の制御権を
取得した側では、第2のカメラ400の撮像範囲を示す
枠が赤色で表示され、第1のカメラ300を制御するた
めの制御パネルの各種ボタンが実線表示され、第1のカ
メラ300と第2のカメラ400共に制御が可能とな
る。一方、第2のカメラ400の制御権を取得していな
い側では、第2のカメラ400の撮像範囲を示す枠が青
色で表示され、第1のカメラ300を制御するための制
御パネルの各種ボタンがグレーアウト表示され、第1の
カメラ300と第2のカメラ400共に制御が不可能と
なる。このように、第2のカメラ400の撮像範囲を示
す枠の色を変えることにより、第2のカメラ400の制
御権の所有の状態を示している。そして、枠の色が赤色
のときのみ、第2のカメラ400の制御が可能となる。
【0073】また、枠の色が青色のときは、他のクライ
アントに第2のカメラ400の制御権が取得されている
ことを示し、枠の色が黄色のときは、どのクライアント
も第2のカメラ400の制御権を取得していないことを
示す。
【0074】したがって、クライアントA側が第2のカ
メラ400の制御権を取得した状態となると、そのユー
ザは、例えば、”pan&tilt”ボタン704aや、”zoo
m”ボタン705aを操作することで、第1のカメラ4
00の姿勢制御やズーム制御を行うことができる。ま
た、第2のカメラ400の撮像範囲を示す枠Raを入力
デバイス202a(マウス等のポインティングデバイス
等)で掴み移動させることで、第2のカメラ400の姿
勢を制御することができる。或いは、枠Raの端を摘ま
んで枠サイズを変更することで、第2のカメラ400の
ズームを制御することができる。
【0075】上述のように、本システムでは、クライア
ントAが第2のカメラ400の制御権を取得すると、ク
ライアントBは第1のカメラ300と第2のカメラ40
0を共に制御不可能となるようにした。すなわち、ある
クライアントが第2のカメラ400の制御権を取得する
と、他の全てのクライアントは、第1のカメラ300と
第2のカメラ400ともに制御できなくなる。これは、
例えば、第2のカメラ400の制御権を取得したクライ
アントが、第2のカメラ400の制御を行っている途中
に、他のクライアントが第1のカメラ300を制御して
しまうと、第2のカメラ400も制御されてしまう(動
いてしまう)ことになる。このような、他のクライアン
トにより、制御権を取得したクライアントの作業が妨げ
られるのを防ぐためである。このような構成は、本シス
テムの最も特徴とする点である。
【0076】また、第2のカメラ400の制御権につい
ても、現在該制御権を取得しているクライアント側にお
いて、制御権ボタンが再び押下され、制御権が放棄され
るまでは、他のクライアントで制御権ボタンを押下して
も、制御権の取得はできない。
【0077】さらに、ここでは、第2のカメラ400の
制御権を取得すると、これと同時に第1のカメラ300
の制御権も取得する場合について説明するが、第1のカ
メラ300の姿勢制御の範囲を、第2のカメラ400の
撮像範囲を外さないように制限することも可能である。
これは、上記図5(a)及び(b)を用いて説明した、
カメラの幾何的な関係を計算することによって実現でき
る。
【0078】つぎに、本システムの内部動作について説
明する。
【0079】1.サーバ100のメイン処理 サーバ100のROM104には、図9〜図11に示す
フローチャートに従った処理プログラムが予め格納され
ており、この処理プログラムが、CPU101により読
み出され実行されることで、サーバ100は次のように
動作する。
【0080】先ず、上記図9に示すように、サーバ10
0が起動されると、サーバ100では、初期化処理が行
われる(ステップS10)。例えば、CPU101は、
ROM104に格納されている本処理プログラム等、処
理に必要な処理プログラムを読み出してRAM105に
書き込む。また、映像入力I/F回路106及び制御I
/O回路103を介して、第1のカメラ300及び第2
のカメラ400との通信のための準備を行なう。さら
に、処理の実行において使用する各種変数の初期化も行
なう。
【0081】次に、CPU101は、映像入力I/F回
路102、制御I/O回路103、及び通信I/F回路
106により、通信があったか否かを判別する(ステッ
プS11)。このステップS11の処理は、通信がある
まで繰り返し行われる。
【0082】ステップS11にて、通信有りと判別され
ると、CPU101は、その通信が第1のカメラ300
又は第2のカメラ400からの映像信号であるか否かを
判別する(ステップS12)。この判別の結果、第1の
カメラ300又は第2のカメラ400からの映像信号で
ある場合、(A)からの映像送信処理(詳細は後述す
る)に進み、そうでない場合には、クライアントからの
通信であると認識され、(B)からの制御コマンド処理
(詳細は後述する)に進む。
【0083】そして、(A)からの映像送信処理又は
(B)からの制御コマンド処理が終了し、(C)に処理
が戻ると、再びステップS11からの処理が繰り返し実
行される。
【0084】1−1.(A)からの映像送信処理(上記
図10参照)
【0085】サーバ100が第1のカメラ300又は第
2のカメラ400からの映像信号を受信した場合、先
ず、CPU101は、映像入力I/F回路102により
受信された該映像信号を、RAM105に格納する(ス
テップS20)。
【0086】次に、CPU101は、RAM105に格
納した映像信号が第1のカメラ300からのものである
か否かを判別する(ステップS21)。この判別の結
果、第1のカメラ300からのものである場合、CPU
101は、RAM105に格納した映像信号から、クラ
イアントに送信するための第1のカメラ300用のパケ
ットを作成して、該パケットをRAM105に格納する
(ステップS22)。また、そうでない場合、すなわち
第2のカメラ400からのものである場合、CPU10
1は、RAM105に格納した映像信号から、クライア
ントに送信するための第2のカメラ400用のパケット
を作成して、該パケットをRAM105に格納する(ス
テップS23)。
【0087】ステップS22又はステップS23の処理
後、CPU101は、映像信号を送信すべきクライアン
ト、すなわちネットワーク600に接続されているクラ
イアント200(1)、200(2)、・・・、200
(x)、・・・を検索する(ステップS24)。尚、こ
のときの検索については、例えば、クライアント200
(x)がサーバ100に接続すると、そのクライアント
200(x)の情報が、サーバ100のRAM105の
クライアントリストに登録されようになされており、こ
れにより、CPU101は、該クライアントリストを参
照することによって、映像信号を送信すべきクライアン
トを検索する。
【0088】そして、CPU101は、ステップS22
又はステップS23において、RAM105に格納した
パケット(映像パケット)を、通信I/F回路106を
介して、ステップS24で検索したクライアントに対し
て同報通信により送信する(ステップS25)。その
後、上記図9に示すメイン処理の(C)にリターンす
る。
【0089】1−2.(B)からの制御コマンド処理
(上記図11参照)
【0090】サーバ100がクライアントからの通信を
受信した場合、先ず、CPU101は、通信I/F回路
106を介して受信されたクライアントからのコマンド
を解析する(ステップS30)。
【0091】ステップS30の解析の結果、クライアン
トからのコマンドが「カメラ制御」である場合(ステッ
プS31)、さらにCPU101は、該コマンドが第1
のカメラ300を制御するコマンドか否かを判別する
(ステップS32)。
【0092】ステップS32の判別の結果、第1のカメ
ラ300を制御するコマンドであった場合、CPU10
1は、該コマンドを第1のカメラ300に対して送信す
るために、送信先を第1のカメラ300に切り換えるた
めの切換制御信号を制御I/O回路103を介して切り
換え装置500に対して送信すると共に、受信したコマ
ンドも制御I/O回路103を介して切り換え装置50
0に対して送信する。これにより、切り換え装置500
から第1のカメラ300に対して、サーバ100で受信
されたコマンドが供給されることになる(ステップS3
3)。
【0093】また、ステップS32の判別の結果、第1
のカメラ300を制御するコマンドでなかった場合、す
なわち第2のカメラ400を制御するコマンドであった
場合、CPU101は、該コマンドを第2のカメラ40
0に対して送信するために、送信先を第2のカメラ40
0に切り換えるための切換制御信号を制御I/O回路1
03を介して切り換え装置500に対して送信すると共
に、受信したコマンドも制御I/O回路103を介して
切り換え装置500に対して送信する。これにより、切
り換え装置500から第2のカメラ400に対して、サ
ーバ100で受信されたコマンドが供給されることにな
る(ステップS34)。
【0094】上述のステップS33又はステップS34
の処理後、上記図9に示すメイン処理の(C)にリター
ンする。
【0095】一方、ステップS31にて、クライアント
からのコマンドが「カメラ制御」でないと判別された場
合、CPU101は、該コマンドが第2のカメラ400
の制御権を取得するためのコマンドであるか否かを判別
する(ステップS35)。この判別の結果、第2のカメ
ラ400の制御権を取得するためのコマンドであった場
合、CPU101は、該コマンドを発行したクライアン
トに対して、第2のカメラ400の制御権を与える旨を
示す情報からなるパケットを作成する(ステップS3
6)。そして、上記図10のステップS24及びS25
と同様にして、CPU101は、ネットワーク600に
接続されているクライアントを検索し、検索したクライ
アントに対して、ステップS36で作成したパケットを
同報通信で送信する(ステップS37)。その後、上記
図9に示すメイン処理の(C)にリターンする。
【0096】また、ステップS35の判別の結果、第2
のカメラ400の制御権を取得するためのコマンドでな
かった場合、CPU101は、該コマンドが第2のカメ
ラ400の制御権を放棄するためのコマンド(取得中の
制御権を放棄するためのコマンド)であるか否かを判別
する(ステップS38)。この判別の結果、第2のカメ
ラ400の制御権を放棄するためのコマンドであった場
合、CPU101は、第2のカメラ400の制御権が放
棄された旨を示す情報からなるパケットを作成する(ス
テップS39)。そして、CPU101は、上述のステ
ップS37を実行することで、ネットワーク600に接
続されているクライアントに対して、ステップS39で
作成したパケットを同報通信で送信する。その後、上記
図9に示すメイン処理の(C)にリターンする。
【0097】また、ステップS38の判別の結果、第2
のカメラ400の制御権を放棄するためのコマンドでな
かった場合、CPU101は、該コマンドが接続要求の
コマンドであるか否かを判別する(ステップS40)。
この判別の結果、接続要求のコマンドであった場合、C
PU101は、該要求を発行したクライアントとのネッ
トワーク接続処理を行ない(ステップS41)、そのク
ライアントを上述したクライアントリストに登録する
(ステップS42)。その後、上記図9に示すメイン処
理の(C)にリターンする。一方、接続要求のコマンド
でなかった場合、すなわち切断要求のコマンドであった
場合、CPU101は、該要求を発行したクライアント
とのネットワーク切断処理を行ない(ステップS4
3)、そのクライアントを上述したクライアントリスト
から削除する(ステップS44)。その後、上記図9に
示すメイン処理の(C)にリターンする。
【0098】2.クライアントの処理 ここでは、クライアント200(1)、200(2)、
・・・、200(x)、・・・は各々同様の構成として
いるため、説明の簡単のために、クライアント200
(x)に着目して、その動作について説明する。クライ
アント200(x)のROM205には、図12〜図1
4に示すフローチャートに従った処理プログラムが予め
格納されており、この処理プログラムが、CPU204
により読み出され実行されることで、クライアント20
0(x)は次のように動作する。
【0099】先ず、図示していないが、クライアント2
00(x)が起動されると、クライアント200(x)
では、初期化処理が行われる。例えば、CPU204
は、通信I/F回路203を介してサーバ100に、上
述の接続要求のコマンドを発行する。これにより、サー
バ100において、クライアント200(x)が登録さ
れ、クライアント200(x)とネットワーク600の
接続が完了する。そして、映像信号や制御コマンドの通
信が可能な状態となる。
【0100】2−2.映像受信処理(上記図12参照)
【0101】クライアント200(x)がサーバ100
から映像信号を受信した場合、先ず、CPU204は、
通信I/F回路203を介して映像受信処理を行い、そ
れによって受信した映像信号(映像パケット)をRAM
206に格納する(ステップS50)。
【0102】次に、CPU204は、RAM206に格
納した映像信号が、第1のカメラ300で得られたもの
であるか否かを判別する(ステップS51)。
【0103】ステップS51の判別の結果、第1のカメ
ラ300で得られた映像信号であった場合、CPU20
4は、RAM206に格納した映像信号をディスプレイ
201に供給する。ディスプレイ201は、CPU20
4からの映像信号を、画面領域701(上記図6参照)
に表示する(ステップS52)。
【0104】また、ステップS51の判別の結果、第2
のカメラ300で得られた映像信号であった場合、CP
U204は、ステップS52と同様にして、RAM20
6に格納した映像信号をディスプレイ201に供給す
る。ディスプレイ201は、CPU204からの映像信
号を画面領域701に表示する(上記図6参照)(ステ
ップS53)。
【0105】ステップS52又はステップS53の処理
後、再びステップS50に戻り、以降の処理ステップが
繰り返し実行される。
【0106】2−3.コマンド受信処理(上記図13参
照)
【0107】クライアント200(x)がサーバ100
からコマンド(コマンド指令)を受信した場合、先ず、
CPU204は、通信I/F回路203により受信され
たコマンド指令の解析を行なう(ステップS60)。
【0108】次に、CPU204は、ステップS60で
の解析結果により、第2のカメラ400の制御権の設定
通知のコマンド指令であるか否かを判別する(ステップ
S61)。尚、上述したように、あるクライアントが制
御権要求をサーバ100に対して発行すると、サーバ1
00はその要求を受理し、各クライアントに対して制御
権設定通知を送信するが、このときの該通知のコマンド
が、ここでの制御権設定通知のコマンド指令を示す。こ
のような制御権設定通知を各クライアントが受信した時
点で制御権獲得処理が完了する。
【0109】ステップS61の判別の結果、第2のカメ
ラ400の制御権設定通知のコマンド指令あった場合、
CPU204は、制御権設定通知のコマンド指令に対応
する制御権要求を発行したのが自クライアントであるか
否かを判別する(ステップS62)。
【0110】ステップS62の判別の結果、自クライア
ントであった場合、CPU204は、制御権の取得状態
を示す制御権フラグの値を、”2”に設定する(ステッ
プS63)。そして、CPU204は、第2のカメラ4
00の撮像範囲を示す枠を赤色に設定する(ステップS
65)。これにより、ディスプレイ201の画面領域7
01において、第2のカメラ400の撮像範囲を示す枠
が赤色で表示される(ステップS73)。その後、本処
理終了となる。
【0111】また、ステップS62の判別の結果、自ク
ライアントでなかった場合、CPU204は、制御権の
取得状態を示す制御権フラグの値を、”1”に設定する
(ステップS64)。そして、CPU204は、第1の
カメラ300を制御するための”pan&tilt”ボタン70
4や”zoom”ボタン705を、グレーアウト表示に設定
すると共に(ステップS66)、第2のカメラ400の
撮像範囲を示す枠を青色に設定する(ステップS6
7)。これにより、ディスプレイ201の制御パネル7
03において、”pan&tilt”ボタン704や”zoom”ボ
タン705がグレーアウト表示されると共に、その画面
領域701において、第2のカメラ400の撮像範囲を
示す枠が青色で表示される(ステップS73)。その
後、本処理終了となる。
【0112】一方、上述のステップS61の判別の結
果、第2のカメラ400の制御権設定通知のコマンド指
令でなかった場合、CPU204は、第2のカメラ40
0の制御権解除通知のコマンド指令であるか否かを判別
する(ステップS68)。
【0113】ステップS68の判別の結果、第2のカメ
ラ400の制御権解除通知のコマンド指令であった場
合、CPU204は、制御権の取得状態を示す制御権フ
ラグの値を、”0”に設定しする(ステップS69)。
そして、CPU204は、第1のカメラ300を制御す
るための”pan&tilt”ボタン704や”zoom”ボタン7
05を、実線表示に設定すると共に(ステップS7
0)、第2のカメラ400の撮像範囲を示す枠を黄色に
設定する(ステップS71)。これにより、ディスプレ
イ201の制御パネル703において、”pan&tilt”ボ
タン704や”zoom”ボタン705が実線表示されると
共に、その画面領域701において、第2のカメラ40
0の撮像範囲を示す枠が黄色で表示される(ステップS
73)。その後、本処理終了となる。
【0114】また、ステップS68の判別の結果、第2
のカメラ400の制御権解除通知のコマンド指令でなか
った場合、すなわち別のクライアントが行なった第2の
カメラ400に対するカメラ制御指令(撮像範囲枠等)
である場合、CPU204は、そのコマンド指令に従っ
た撮像範囲枠の位置と大きさ等を計算して設定する(ス
テップS72)。これにより、ディスプレイ201の画
面領域701において、第2のカメラ400の映像信号
が、設定された位置と大きさで再表示される(ステップ
S73)。
【0115】尚、上述の制御権フラグの値について、該
値は”0”、”1”、”2”の何れかを取り、それぞれ
の値が示す内容をまとめると、次のようになる。 0:どのクライアントも第2のカメラ400の制御権を
取得していない。(第2のカメラ400の撮像範囲は黄
色の枠) 1:別のクライアントが第2のカメラ400の制御権を
取得している。(第2のカメラ400の撮像範囲は青色
の枠) 2:自クライアントが第2のカメラ400の制御権を取
得している。(第2のカメラ400の撮像範囲は赤色の
枠)
【0116】2−4.ユーザ指令受信処理(上記図14
参照)
【0117】先ず、クライアント200(x)におい
て、入力デバイス202により、ユーザからの指令が入
力されると、CPU204は、その指令(コマンド)を
解析する(ステップS80)。
【0118】次に、ステップS80の解析の結果によ
り、入力されたコマンドが制御権要求指令であるか否か
を判別する(ステップS81)。この判別の結果、制御
権要求指令であった場合、CPU204は、上述の制御
権フラグの値が”0”であるか否かを判別する(ステッ
プS82)。この判別の結果、制御権フラグの値が”
0”であった場合のみ、CPU204は、制御権要求の
ためのコマンドを作成し、そのコマンドを通信I/Fを
介してサーバー100に対して送信する。その後、本処
理終了となる。尚、制御権フラグの値が”0”でなかっ
た場合には、制御権要求指令は無効であるため、そのま
ま本処理終了となる。
【0119】ステップS81の判別の結果、制御権要求
指令でなかった場合、CPU204は、制御権放棄要求
であるか否かを判別する(ステップS84)。この判別
の結果、制御権放棄指令であった場合、CPU204
は、制御権フラグの値が”2”であるか否かを判別する
(ステップS85)。この判別の結果、制御権フラグの
値が”2”であった場合のみ、CPU204は、制御権
放棄のためのコマンドを作成し、そのコマンドを通信I
/Fを介してサーバー100に対して送信する。その
後、本処理終了となる。尚、制御権フラグの値が”2”
でなかった場合には、制御権放棄指令は無効であるた
め、そのまま本処理終了となる。
【0120】ステップS84の判別の結果、制御権放棄
指令でなかった場合、CPU204は、第1のカメラ3
00の制御指令であるか否かを判別する(ステップS8
7)。この判別の結果、第1のカメラ300の制御指令
であった場合、CPU204は、制御権フラグの値が”
1”でないか否かを判別する(ステップS88)。この
判別の結果、制御権フラグの値が”1”でない場合の
み、CPU204は、第1のカメラ300の制御のため
のコマンドを作成し、そのコマンドを通信I/Fを介し
てサーバー100に対して送信する。その後、本処理終
了となる。尚、制御権フラグの値が”1”である場合に
は、他のクライアントが制御権を取得中であり、自クラ
イアントの第1のカメラ300の制御指令は無効である
ため、そのまま本処理終了となる。
【0121】ステップS87の判別の結果、第1のカメ
ラ300の制御指令でなかった場合、すなわち第2のカ
メラ400の制御指令であった場合、CPU204は、
制御権フラグの値が”2”であるか否かを判別する(ス
テップS90)。この判別の結果、制御権フラグの値
が”2”である場合のみ、CPU204は、第2のカメ
ラ400の制御のためのコマンドを作成し、そのコマン
ドを通信I/Fを介してサーバー100に対して送信す
る。その後、本処理終了となる。尚、制御権フラグの値
が”2”でない場合には、自クライアントが第2のカメ
ラ400の制御権を取得しておらず、第2のカメラ40
0の制御指令は無効であるため、そのまま本処理終了と
なる。
【0122】3.カメラの処理 ここでは、第1のカメラ300と第2のカメラ400は
各々同様の構成としているため、説明の簡単のために、
第1のカメラ300に着目して、その動作について説明
する。第1のカメラ300のROM307には、図15
及び図16に示すフローチャートに従った処理プログラ
ムが予め格納されており、この処理プログラムが、CP
U306により読み出され実行されることで、第1のカ
メラ300は次のように動作する。
【0123】先ず、上記図15に示すように、第1のカ
メラ300が起動されると、第1のカメラ300では、
初期化処理が行われる(ステップS100)。例えば、
CPU306は、ROM307に格納されている本処理
プログラム等、処理に必要な処理プログラムを読み出し
てRAM308に書き込む。また、各回路(撮像回路3
01、AF回路302、AE回路303、姿勢制御回路
304、ズーム制御回路305等)の初期化を行う。
【0124】次に、撮像回路301は、被写体を撮像し
(ステップS101)、それにより得られた映像信号
を、映像出力I/F209を介して、サーバ100に対
して送信する(ステップS102)。また、撮像回路3
01で得られた映像信号に基づいて、AF回路302は
焦点調節を行ない(ステップS103)、AE回路30
3は露出調整を行なう(ステップS104)。
【0125】以上のステップS101〜S104の処理
は、繰り返し実行される。
【0126】そこで、第1のカメラ300がサーバー1
00からのコマンド指令を受信した場合、上記図16に
示すように、先ず、制御I/O310において、サーバ
100からのコマンド指令が受信される(ステップS1
10)。
【0127】次に、CPU306は、制御I/O310
で受信されたコマンド指令がカメラの姿勢制御コマンド
であるか否かを判別する(ステップS111)。この判
別の結果、姿勢制御コマンドであった場合、CPU30
6は、該コマンド指令に従って雲台を制御するために、
姿勢制御回路304に対して指令(制御指令)を供給す
る(ステップS112)。その後、本処理終了となる。
【0128】ステップS111の判別の結果、姿勢制御
コマンドでなかった場合、CPU306は、ズーム倍率
変更コマンドであるか否か判別する(ステップS11
3)。この判別の結果、ズーム倍率変更コマンドであっ
た場合、CPU306は、該コマンド指令に従ってズー
ム倍率を制御するために、ズーム制御回路305に対し
て指令(制御指令)を供給する(ステップS114)。
その後、本処理終了となる。
【0129】ステップS111の判別の結果、ズーム倍
率変更コマンドでなかった場合、受信されたコマンド
は、他のパラメータとのやりとりを行なうコマンドであ
るため、CPU3は、それに従った所定の処理を行なう
(ステップS115)。エラー処理もここに入る。その
後、本処理終了となる。
【0130】尚、上述した実施の形態において、映像取
得手段は、CPU101、映像入力I/F回路102、
RAM105、通信I/F回路106、通信I/F回路
203、CPU204、及びRAM206によって実現
される。また、コマンド入力手段は、入力デバイス20
2、CPU204、及びRAM206によって実現され
る。また、切り換え手段(カメラ切り換え手段)は、C
PU101、制御I/O回路103、RAM105、及
び切り換え装置500によって実現される。また、コマ
ンド送信手段は、CPU101、RAM105、通信I
/F回路106、通信I/F回路203、CPU20
4、RAM206によって実現される。また、制御権取
得手段は、入力デバイス202、CPU204、RAM
206、通信I/F回路203、通信I/F回路10
6、CPU101、RAM105によって実現される。
また、記憶手段は、CPU101、RAM105、CP
U204、及びRAM206によって実現される。ま
た、制御制限手段(カメラ制御制限手段)は、CPU1
01、RAM105、CPU204、及びRAM206
によって実現される。また、表示手段は、ディスプレイ
201、CPU204、及びRAM206によって実現
される。
【0131】また、本発明は、上述した実施の形態の機
能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶し
た記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシス
テム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)
が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実
行することによっても達成できる。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が、上述の実施
の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコ
ードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することにな
る。プログラムコードを供給するための記憶媒体として
は、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光
ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
【0132】また、コンピューターが読み出したプログ
ラムコードを実行することにより、上述した実施の形態
の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコード
の指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS
(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって上述した実施の形態
の機能が実現される場合も含まれる。
【0133】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドや、コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備
わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの
指示にもとづき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニッ
トに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現
される。
【0134】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャート(上記図
9〜図16の処理プログラム)に対応するプログラムコ
ードを格納することになる。すなわち、カメラが撮像し
た映像を取得するためのモジュールと、カメラ制御コマ
ンドを入力するためのモジュールと、カメラ制御コマン
ドを送信する先のカメラを切り換えるためのモジュール
と、カメラにコマンドを送信するためのモジュールと、
所望のカメラの制御権を取得するためのモジュールと、
制御権に関する情報を記憶するためのモジュールと、制
御権が取得されたカメラ以外のカメラの制御を制限する
ためのモジュールと、映像および制御権情報を表示する
ためのモジュールとを、記憶媒体に格納することにな
る。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ネット
ワークに接続された複数の機器(コンピュータ制御可能
なカメラ等)を、同時に遠隔制御するとき、複数の機器
のうち所望する機器の制御権を取得することで、それに
関連する他の機器の制御を制限することができるように
構成した。例えば、関連して設けられた第1及び第2の
カメラを同時に遠隔制御する場合、第2のカメラの制御
権に関する情報(どの装置も制御権を取得していない状
態、他の装置が制御権を取得している状態、及び自装置
が制御権を取得している状態の何れの状態であるかを示
す情報)に基づいて、第1のカメラの制御を可能又は不
可能に制限する。具体的には、どの装置も制御権を取得
していない状態、又は、自装置が制御権を取得している
状態であるときには、制御コマンドの入力を有効とし、
他の装置が制御権を取得している状態のときには、制御
コマンドの入力を無効とする。このように構成したこと
により、関連する機器全ての制御権を個々に取得する必
要はない。したがって、本発明は、複数の機器制御にお
ける作業の効率を向上させることができるという効果を
奏する。また、ユーザは、制御権を取得する機器の制御
だけに集中して作業できるようになるため、機器制御に
おける作業の効率を向上させることができるという効果
も奏する。さらに、制御権の取得に関する情報を、全員
が取得していない状態、自分が取得している状態、他の
誰かが取得している状態の少なくとも3つの状態のみで
表現できるので、システムの実現コストを押さえること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシステム全体の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】上記システムのサーバ及びクライアントの内部
構成を示すブロック図である。
【図3】上記システムの第1及び第2のカメラの内部構
成を示すブロック図である。
【図4】上記第1及び第2のカメラの位置関係を説明す
るための図である。
【図5】上記第1及び第2のカメラの撮影範囲の関係を
説明するための図である。
【図6】上記クライアント側の画面イメージを説明する
ための図である。
【図7】クライアントAとクライアントBの両者が第2
のカメラの制御権を取得していない場合の画面イメージ
を説明するための図である。
【図8】クライアントAが第2のカメラの制御権を取得
した場合の画面イメージを説明するための図である。
【図9】サーバのメイン処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図10】上記メイン処理において、サーバがカメラか
らの映像信号を受信した場合の処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図11】上記メイン処理において、サーバがクライア
ントからのコマンド指令を受信した場合の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図12】クライアントがサーバからの映像信号を受信
した場合の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図13】クライアントがサーバからのコマンド指令を
受信した場合の処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図14】クライアントが入力デバイスからの入力を受
信した場合の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図15】カメラにおける映像処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図16】カメラがサーバからのコマンド指令を受信し
た場合の処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100 サーバ 200(1)、200(2)、・・・、200(x)、
・・・ クライアント 300 第1のカメラ 400 第2のカメラ 500 切り換え装置 600 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AB61 AB62 AB65 AC69 5C054 AA01 AA05 CA04 CC03 CF05 DA01 EA01 FE21 GA04 5C064 AB04 AC01 AC07 AC12

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の機能を有する複数の機器を同時に
    遠隔制御することが可能な制御装置であって、 上記遠隔制御のための制御コマンドを入力するコマンド
    入力手段と、 上記複数の機器のうち任意の機器の制御権を取得する制
    御権取得手段と、 上記制御権取得手段により取得された制御権に関する情
    報を記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された制御権情報に基づいて、上記
    コマンド入力手段による入力に制限を与える制御制限手
    段とを備えることを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 上記制御権情報は、どの装置も制御権を
    取得していない状態、他の装置が制御権を取得している
    状態、及び自装置が制御権を取得している状態の少なく
    とも3つの状態を示す情報を含み、 上記制御制限手段は、上記制御権情報に基づいて、上記
    コマンド入力手段による入力に制限を与えることを特徴
    とする請求項1記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 上記制御制限手段は、他の装置が制御権
    を取得している状態である場合、上記コマンド入力手段
    による入力を無効にすることを特徴とする請求項2記載
    の制御装置。
  4. 【請求項4】 上記所定の機能を有する複数の機器は、
    カメラを含むことを特徴とする請求項1記載の制御装
    置。
  5. 【請求項5】 少なくとも上記記憶手段に記憶された制
    御権情報を表示する表示手段を更に備えることを特徴と
    する請求項1記載の制御装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークに接続された所定の機能を
    有する複数の機器を、複数の地点から同時に遠隔制御す
    ることが可能な制御システムであって、 上記複数の地点に、請求項1〜5の何れかに記載の制御
    装置を設けることを特徴とする制御システム。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続された所定の機能を
    有する複数の機器を、複数の地点から同時に遠隔制御す
    ることが可能な制御システムであって、 上記遠隔制御のための制御コマンドを入力するコマンド
    入力手段と、 上記コマンド入力手段により入力された制御コマンドを
    送信する先の機器を切り換える切換手段と、 上記コマンド入力手段により入力された制御コマンド
    を、上記切換手段により切り換えられた機器に送信する
    コマンド送信手段と、 上記複数の機器のうち任意の機器の制御権を取得する制
    御権取得手段と、 上記制御権取得手段により取得された制御権に関する情
    報を記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された制御権情報に基づいて、上記
    制御権取得手段により制御権が取得された機器以外の機
    器の制御に制限を与える制御制限手段と、 上記記憶手段に記憶された制御権情報を表示する表示手
    段とを備えることを特徴とする制御システム。
  8. 【請求項8】 上記所定の機能を有する複数の機器は、
    カメラを含み、 上記カメラで得られた映像信号を取得する映像取得手段
    を更に備え、 上記表示手段は、上記映像取得手段で取得された映像信
    号をも表示することを特徴とする請求項7記載の制御シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 所定の機能を有する複数の機器を同時に
    遠隔制御するための制御方法であって、 上記複数の機器のうち任意の機器の制御権を取得する制
    御権取得ステップと、 上記制御権取得ステップにより取得された制御権に関す
    る情報をフラグに記憶させる記憶ステップと、 上記フラグにより示される制御権情報に基づいて、上記
    遠隔制御のための制御コマンドの入力に制限を与える制
    御制限ステップとを含むことを特徴とする制御方法。
  10. 【請求項10】 上記記憶ステップは、どの装置も制御
    権を取得していない状態、他の装置が制御権を取得して
    いる状態、及び自装置が制御権を取得している状態の少
    なくとも3つの状態を示す情報を上記フラグに記憶させ
    るステップを含み、 上記制御制限ステップは、上記フラグに基づいて、上記
    制御コマンドの入力に制限を与えるステップを含むこと
    を特徴とする請求項9記載の制御方法。
  11. 【請求項11】 上記制御制限ステップは、他の装置が
    制御権を取得している状態である場合、上記制御コマン
    ドの入力を無効にするステップを含むことを特徴とする
    請求項10記載の制御方法。
  12. 【請求項12】 上記所定の機能を有する複数の機器
    は、カメラを含むことを特徴とする請求項9記載の制御
    方法。
  13. 【請求項13】 ネットワークに接続された所定の機能
    を有する複数の機器を、複数の地点から同時に遠隔制御
    するための制御方法であって、 上記遠隔制御のための制御コマンドを入力するコマンド
    入力ステップと、 上記コマンド入力ステップにより入力された制御コマン
    ドを送信する先の機器を切り換える切換ステップと、 上記コマンド入力ステップにより入力された制御コマン
    ドを、上記切換ステップにより切り換えられた機器に送
    信するコマンド送信ステップと、 上記複数の機器のうち任意の機器の制御権を取得する制
    御権取得ステップと、 上記制御権取得ステップにより取得された制御権に関す
    る情報を記憶する記憶ステップと、 上記記憶ステップにより記憶された制御権情報に基づい
    て、上記制御権取得ステップにより制御権が取得された
    機器以外の機器の制御に制限を与える制御制限ステップ
    と、 上記記憶ステップにより記憶された制御権情報を表示す
    る表示ステップとを含むことを特徴とする制御方法。
  14. 【請求項14】 上記所定の機能を有する複数の機器
    は、カメラを含み、 上記カメラで得られた映像信号を取得する映像取得ステ
    ップを更に含み、 上記表示ステップは、上記映像取得ステップにより取得
    された映像信号をも表示するステップを含むことを特徴
    とする請求項13記載の制御方法。
  15. 【請求項15】 請求項9〜14の何れかに記載の制御
    方法の処理ステップをコンピュータが読出可能に格納し
    たことを特徴とする記憶媒体。
  16. 【請求項16】 ネットワークを介してカメラの制御を
    可能とする制御装置であって、 撮像方向を制御可能な第1のカメラと、 上記第1のカメラの撮像範囲内の領域を撮像するための
    第2のカメラと、 上記第2のカメラが上記第1のカメラの撮像範囲内の任
    意の領域を撮像するために上記第2のカメラの撮像方向
    を制御する制御手段と、 任意のクライアントによって上記制御手段による上記第
    2のカメラの制御権が取得された場合、上記第1のカメ
    ラの制御を制限する制御制限手段とを備えることを特徴
    とする制御装置。
  17. 【請求項17】 上記制御制限手段は、上記制御権が取
    得されたクライアント以外のクライアントによる上記第
    1のカメラの制御を制限することを特徴とする請求項1
    6記載の制御装置。
  18. 【請求項18】 ネットワークを介して撮像方向を制御
    可能な第1のカメラと、上記第1のカメラの撮像範囲内
    の領域を撮像するための第2のカメラとの制御を可能と
    する制御装置の制御方法であって、 上記第2のカメラが上記第1のカメラの撮像範囲内の任
    意の領域を撮像するために上記第2のカメラの撮像方向
    を制御する制御ステップと、 任意のクライアントによって上記制御ステップによる上
    記第2のカメラの制御権が取得された場合、上記第1の
    カメラの制御を制限する制御制限ステップとを含むこと
    を特徴とする制御方法。
  19. 【請求項19】 上記制御制限ステップは、上記制御権
    が取得されたクライアント以外のクライアントによる上
    記第1のカメラの制御を制限するステップを含むことを
    特徴とする請求項18記載の制御方法。
  20. 【請求項20】 請求項18、19の何れかに記載の制
    御方法の処理ステップをコンピュータが読出可能に格納
    したことを特徴とする記憶媒体。
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