JPH118793A - 撮像装置、該装置を含む撮像システム及び前記装置を制御するプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、該装置を含む撮像システム及び前記装置を制御するプログラムを記憶した記憶媒体

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JPH118793A
JPH118793A JP9160197A JP16019797A JPH118793A JP H118793 A JPH118793 A JP H118793A JP 9160197 A JP9160197 A JP 9160197A JP 16019797 A JP16019797 A JP 16019797A JP H118793 A JPH118793 A JP H118793A
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JP9160197A
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Yoshihito Haba
能人 羽場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像装置の構成を機能毎に独立したユニット
に分割し、各ユニット同士を接続してかつ交換可能にす
ることにより、要求される機能に応じた機能を実現でき
る撮像装置及び該装置を含む撮像システムを提供する。 【解決手段】 レンズ部を通過した映像を電気信号に変
換して出力する撮像素子を備えたカメラ部100と、ケ
ーブル109,228を介してカメラ部100に着脱可
能に接続され、そのカメラ部100からの信号を規格化
された信号に変換する画像処理部200と、ケーブル1
23,228を介してカメラ部100及び画像処理部2
00のそれぞれに着脱可能に接続され、カメラ部100
における撮影方向を変更するためのモータを設けたパン
チルト部300とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくともカメラ
部、カメラ部からの映像信号を処理する画像処理部、カ
メラ部のパンチルトを制御するパンチルト部を有する撮
像装置、該装置を含む撮像システム及び前記装置を制御
するプログラムを記憶した記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の撮像装置では、ズーム或はオート
フォーカス可能なカメラユニットを雲台等のパンチルト
台に載置し、そのカメラユニット内に設けられた画像処
理ユニットにより、その撮影した映像信号を処理し、そ
の処理された映像信号をNTSCの信号フォーマットで
取り出してモニタ等に表示したり、パソコン等のホスト
端末に送信するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、このような従
来の撮像装置では、例えば映像信号の解像度を上げよう
とすると画像処理ユニットを含むカメラユニット全体を
交換しなければならず、また出力する映像信号のフォー
マットをNTSCフォーマットから、例えばIEEE1
394のインターフェース等に変更する場合には、カメ
ラユニットを含む装置全体を交換しなればならないとい
う問題があった。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、撮像装置の構成を機能毎に独立したユニットに分割
し、各ユニット同士を接続してかつ交換可能にすること
により、要求される機能に応じた機能を実現できる撮像
装置、該装置を含む撮像システム及び前記装置を制御す
るプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的
とする。
【0005】本発明の目的は、分割された各ユニット毎
に機能を実現するために、各ユニットに対して個別に動
作命令の伝達を行って動作の制御を行うことができる撮
像装置、該装置を含む撮像システム及び前記装置を制御
するプログラムを記憶した記憶媒体を提供することにあ
る。
【0006】本発明の目的は、ホスト端末を接続し、そ
のホスト端末による装置の動作制御を行うとともに、そ
のホスト端末による各ユニットの監視を不要にした撮像
装置、該装置を含む撮像システム及び前記装置を制御す
るプログラムを記憶した記憶媒体を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の撮像装置は以下のような構成を備える。即
ち、レンズ部を通過した映像を電気信号に変換して出力
する撮像素子を備えたカメラユニットと、ケーブルを介
して前記カメラユニットに着脱可能に接続され、前記カ
メラユニットからの信号を規格化された信号に変換する
画像処理ユニットと、ケーブルを介して前記カメラユニ
ット及び前記画像処理ユニットのそれぞれに着脱可能に
接続され、前記カメラユニットにおける撮影方向を変更
するためのモータを設けた雲台ユニットとを有すること
を特徴とする。
【0008】また上記目的を達成するために本発明の撮
像システムは以下のような構成を備える。即ち、レンズ
部を通過した映像を電気信号に変換して出力する撮像素
子を備えたカメラユニットと、ケーブルを介して前記カ
メラユニットに着脱可能に接続され、前記カメラユニッ
トからの信号を規格化された信号に変換する画像処理ユ
ニットと、ケーブルを介して前記カメラユニット及び前
記画像処理ユニットのそれぞれに着脱可能に接続され、
前記カメラユニットにおける撮影方向を変更するための
モータを設けた雲台ユニットと、前記画像処理ユニット
に接続され、前記カメラユニットにより撮影され前記画
像処理ユニットにより処理された映像を表示するモニタ
と、を有することを特徴とする。
【0009】また上記目的を達成するために本発明の撮
像装置を制御するプログラムを記憶した記憶媒体は以下
のような構成を備える。即ち、レンズ部を通過した映像
を電気信号に変換して出力する撮像素子を備えたカメラ
ユニットと、ケーブルを介して前記カメラユニットに着
脱可能に接続され、前記カメラユニットからの信号を規
格化された信号に変換する画像処理ユニットと、ケーブ
ルを介して前記カメラユニット及び前記画像処理ユニッ
トのそれぞれに着脱可能に接続され、前記カメラユニッ
トにおける撮影方向を変更するためのモータを設けた雲
台ユニットとを有する撮像装置を制御するプログラムを
記憶した記憶媒体であって、前記ユニットのいずれかか
らのコマンドを受信する受信工程モジュールと、前記受
信肯定モジュールで受信されたコマンドが自ユニット宛
かどうかを判断する判断工程モジュールと、前記判断工
程モジュールで自ユニット宛と判断されたコマンドを解
析して実行する工程モジュールと、前記判断工程モジュ
ールで自ユニット宛でないと判断されたコマンドを下位
ユニットに転送する転送工程モジュールとを有すること
を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の実施の形態の撮像装置の
構成を示すブロック図である。 図1において、この撮
像装置はカメラ部100、画像処理部200、パンチル
ト部300の3つのモジュールを有している。また、4
00はCRT等のモニタ、500はホスト端末である。
ここでカメラ部100と画像処理部200とはケーブル
109,228を介して、パンチルト部300をスルー
して接続される。更にカメラ部100とパンチルト部3
00とはシリアルデータ線123により接続される。ま
た画像処理部200とホスト端末500はシリアルデー
タ線273で接続され、画像処理部200とモニタ40
0とは同軸ケーブル226で接続されている。これによ
りホスト端末500は、ケーブル273を経由して画像
処理部200、カメラ部100、パンチルト部300の
制御を行っている。
【0012】次にカメラ部100の構成について説明す
る。
【0013】108はシステム制御部で、CPU、RO
M、RAM、制御ポート、通信ポート等(図6参照)を
有するワンチップマイコンを備えている。システム制御
部108は、カメラ部100の各部を制御し、シリアル
データ線113,VIDS120、ケーブル109,2
28を介して画像処理部200と双方向通信を行ってい
る。101はレンズ部で、撮像レンズ、フォーカスレン
ズ、フォーカスレンズで電動を動かすためのフォーカス
リングモータを備えている。このレンズ部101をシス
テム制御部108により制御することにより、オートフ
ォーカス機能を実現する。102はレンズ部1を通過す
る入射光量を調整するアイリスユニットで、アイリス及
びアイリスを電動で動かすためのアイリスリングを備え
る。このアイリスユニット102をシステム制御部10
8により制御することにより、レンズ部1からの光の絞
りを制御する。103はレンズ部1及びアイリスユニッ
ト2を経由して入射された映像を光電変換して電気信号
に変換するCCD等の撮像素子である。104は撮像素
子3により蓄積された電荷のノイズを低減するためにサ
ンプリングホールドを行うと共に、撮像された映像信号
のゲインを調整するS/H・AGC回路であり、こうし
てゲイン調整された映像信号を出力する。このS/H・
AGC回路104をシステム制御部108により制御す
ることにより映像信号のゲインを調整することができ
る。105は撮像素子3の画素数に応じて蓄積動作、読
み出し動作、リセット動作を制御する撮像素子用のタイ
ミングパルス発生器(以下TG)で、このTG105を
システム制御部108により制御することによりシャッ
タースピードを変えることができる。120は多重・分
離部(VIDS)で、S/H・AGC回路104からの映像信
号に画像処理部200への送信データを多重化すると共
に、画像処理部200から受信した多重化された受信デ
ータを分離している。こうして映像信号と送信データが
多重化された映像信号121はコネクタ107を経由し
て画像処理部200に供給される。多重分離部120で
分離された受信データはシリアルデータ線113を経由
してシステム制御部108に送信される。113はカメ
ラ部100のシステム制御部108と画像処理部200
との間で双方向データ通信を行うデータ線であり、シス
テム制御部108のシリアル通信ポートに接続されてい
る。111は画像処理部200から供給される映像同期
信号で、水平同期信号と垂直同期信号が多重化されてい
る。107はケーブル109と脱着可能なコネクタであ
る、ケーブル109は映像信号121、TG105から
の映像クロック110をカメラ部100から画像処理部
200に供給し、画像処理部200からの同期信号11
1をカメラ部100に供給する。またケーブル109を
介して画像処理部200からカメラ部100へ電源電
圧、グランドライン等も供給している。またカメラ部1
00とパンチルト部300とはシリアルケーブル123
を介して接続されており、このシリアルケーブル123
を介してデータを送受信することによりパンチルト部3
00を制御している。
【0014】次に画像処理部200について説明する。
【0015】250はシステム制御部で、CPU、RO
M、RAM、制御ポート、通信ポート等(図6参照)を
有するワンチップマイコンを有している。このシステム
制御部250は、画像処理部200の各部の制御、オー
トホワイトバランス制御、カメラ部100との通信、シ
リアルケーブル273を介したホスト端末500との通
信を制御している。203は多重・分離部(VIDS)
で、送受信データ等が多重化された映像信号を受取って
受信データを分離すると共に、カメラ部100に送信す
るデータを映像信号に多重化している。このVIDS2
03により分離された映像信号は、A/D変換器201
に供給されてデジタル信号に変換された後、信号処理回
路202に送られる。また分離された受信データは、シ
リアルデータ線222を介してシステム制御部250に
送られる。信号処理回路202は、デジタル信号に変換
された映像信号を規格化されたデジタル映像信号に変換
してエンコーダ204に出力するとともに、またカメラ
部100からの映像クロック110から映像同期信号1
11を生成して、カメラ部100、エンコーダ204に
供給している。また、この信号処理回路202は、垂直
同期信号(Vsync)の周期で、露出制御のために使用する
被写体の明るさデータ、ホワイトバランス制御のための
ホワイトバランスデータ、オートフォーカス制御のため
のフォーカスデータを通知するための信号を、カメラ部
100のシステム制御部108に発生させている。エン
コーダ204は、信号処理回路202から規格化された
デジタル映像信号を受取り、コンポジット信号に変換し
てモニタ400に出力している。226はホスト端末5
00と画像処理部200との間で双方向でデータ通信を
行うシリアルデータ線であり、システム制御部250の
シリアル制御ポートに接続されている。229はディッ
プスイッチであり、ホスト端末500とのシリアルデー
タの転送速度を設定する。ディップスイッチ229のス
イッチの割り当てを図2に示す。
【0016】図2において、SW1,SW2は、ホスト
端末500との間での通信を行うRS232Cのボーレ
ートを設定するためのスイッチ、SW3,SW4は既に
他の目的のために使用されているスイッチである。
【0017】240は電源スイッチ、電圧レベル変換器
等を有する電源部で、コネクタ241を介してACアダ
プタ243から電力が供給される。また、この電源部2
40からの電力は、コネクタ242、ライン243を介
してパンチルト部300に供給されている。電源スイッ
チ244は画像処理部200、カメラ部100、パンチ
ルト部300の電源をオン/オフするのに使用される。
【0018】次にパンチルト部300について説明す
る。
【0019】301はシステム制御部で、CPU、メモ
リ(ROM、RAM、EEPROM)制御ポート、通信
ポート等(図6参照)を有するワンチップマイコンを有
している。システム制御部301はパンチルト部300
の各部の制御、カメラ部100との間の通信を行う。3
02はパンモータで、カメラ部100を左右方向にパン
させるのに使用される。303はチルトモータで、カメ
ラ部100を上下方向に向きを変えるのに使用される。
これらパンモータ302、チルトモータ303の可動範
囲と、その座標系を図3に示す。
【0020】この図3では、左右方向のパン角度は±9
0度に、上方向のチルト角度は25度、下向きの角度が
30度に設定されている。
【0021】304はパンチルト部300の動作状況を
表示するためのLEDである。LEDは緑、赤、オレン
ジ(緑と赤の同時点灯)の表示が可能である。320は
リモコン310からの光信号を受信し、システム制御部
301にデータとして通知するリモコン受光部である。
306は電源部で、電圧レベル変換器等を有し、ケーブ
ル243を介して画像処理部200から供給される電源
電圧からパンチルト部300で使用する電源電圧を発生
している。308はパンチルト部300にIDを設定す
るためのロータリースイッチである。このスイッチ30
8で設定される数値「#0」〜「#6」は、複数のパン
チルト部をリモコン310で制御する場合、各パンチル
ト部を識別するために使用される。またLED304
は、リモコン310による制御に応じて点灯する。例え
ば、緑色のLEDは電源オフの場合にオフ、電源オンで
オンとなり、リモコン310のキーが押下されていると
きは0.1秒間隔で点滅し、プリセットデータの設定中
には0.5秒間隔で点滅し、映像ミュート時には1秒間
隔で点滅する。またオレンジ色のLEDはIDの設定中
に0.5秒間隔で点滅し、IDが不一致の場合にオン、
IDが不一致の状態でリモコン310のキーが押下され
ているときは0.1秒間隔で点滅し、上記以外はオフに
なる。尚、シリアルケーブルを介してホスト端末500
により制御する場合は、LED304の表示はホスト端
末500のアプリケーション・プログラムに依存する。
【0022】また、150はカメラ部100と交換可能
な第2のカメラ部で、カメラ部100と共通する部分は
同じ番号で示し、その説明を省略する。この第2のカメ
ラ部150と前述のカメラ部100との相違点は、撮像
素子の画素数であり、撮像素子151は41万画素を有
している。ユーザは所望の解像度に応じてカメラ部11
50或は100を選択して使用することができる。
【0023】260は、画像処理部200と交換可能な
第2の画像処理部で、画像処理部200と共通する部分
は同じ番号で示し、その説明を省略する。この画像処理
部260は、ホスト端末500のバスインターフェース
(I/F)に接続されて使用される。この画像処理部2
60の電源は、他のユニットから供給されるため、専用
の電源部を設けていない。バスコントローラ262は、
信号処理回路202からの規格化されたデジタル映像デ
ータを受取り、バス261を介してホスト端末500に
送信すると共に、このバスコントローラ262を介して
システム制御部250とホスト端末500が通信を行う
ことができる。これによりホスト端末500は、信号処
理回路202で規格化されたデジタル映像データをバス
コントローラ262を介してVGAモニタ(400)の
画面に表示することができる。この画像処理部260
は、バスインターフェースを有するホスト端末500を
使用する場合に必ず必要となる。
【0024】また270は、画像処理部200と交換可
能な第3の画像処理部で、前述の画像処理部200と共
通する部分は同じ番号で示し、その説明を省略してい
る。この画像処理部270は、ホスト端末500と規格
IEEE1394に準拠したインターフェースで接続さ
れて使用される。コントローラ271は、信号処理回路
202からの規格化されたデジタル映像データと、シス
テム制御部250からのデータ信号をIEEE1394
の規格により多重化し、ケーブル273を介してホスト
端末500と通信を行っている。これによりホスト端末
500は、規格化されたデジタル映像データをVGAモ
ニタ(400)の画面に表示することができる。
【0025】図4(A)(B)は、本実施の形態の撮像
装置の接続形態を説明するための図である。
【0026】図4(A)は、カメラ部100、画像処理
部200、パンチルト部300を接続して撮像装置を構
成したときの形態を示ている。またカメラ部100は、
カメラ部150と交換可能であり、画像処理部200は
画像処理部260、画像処理部270と交換可能であ
る。
【0027】図4(B)は、カメラ部100と画像処理
部200とを接続して撮像装置を構成したときの形態を
示す図である。ここでカメラ部100はカメラ部150
と交換可能であり、画像処理部200は画像処理部26
0、画像処理部270と交換可能である。
【0028】図5(A)は、カメラ部100、画像処理
部260、パンチルト部300を接続して撮像装置を構
成したときの形態を示し、画像処理部260を使用する
場合はホスト端末500は必須である。また、パンチル
ト部300の電源はACアダプタ243から供給され、
カメラ部100はカメラ部150と交換可能である。ま
た、図5(B)は、カメラ部100と画像処理部260
とを接続して撮像装置を構成したときの形態を示し、カ
メラ部100はカメラ部150と交換可能である。
【0029】図6は、カメラ部100、画像処理部20
0及びパンチルト部300のシステム制御部700(1
08,250,301)のハードウェア構成を示すブロ
ック図である。
【0030】図6において、704は内部バス、705
はCPU、706はソフトウェアを格納するROM、7
07はソフトウェアのワーク領域として使用されるRA
M、708は書き換え可能なROM(EEPROM)で
ある。701は所定時間の計時を行って、その時間が経
過すると割込み等の信号を発生するタイマ部、702は
各部を制御するためのI/O制御部、703はシリアル
通信部、709はアナログ・デジタルコンバータ(AD
C)である。
【0031】図7(A)(B)は、VIDS(Vertical
interval data signal)について説明する図である。
【0032】前述の図1の構成において、カメラ部10
0と画像処理部200とを接続するケーブル109は、
操作性、コストの点から、そのケーブルに含まれる配線
の数を減らすのが望ましい。そこで、カメラ部100と
画像処理部200との間でやり取りされるデータ信号を
映像信号に多重することにより、そのケーブル109の
配線数を減らすことができる。このような映像信号に対
するデータの多重・分離を行うのが前述した多重分離部
(VIDS)120,230である。ここで用いられるデータ
多重方式がVIDS(Vertical interval data signal)
である。
【0033】図7(A)に示すように、映像信号は、有
効期間と垂直帰線消去期間とに分けることができる。有
効期間では映像信号が1水平ライン毎に付加されてい
る。NTSC方式の場合、1H〜263Hまでが奇数フ
ィールド、263H〜525Hまでが偶数フィールドで
ある。このうち1H〜21Hと263H〜284Hまで
が垂直帰線消去期間である。そして、この映像信号にデ
ータを多重できるのは垂直帰線消去期間の10H〜21
Hと273H〜284Hである。従って、この10H〜
21Hではカメラ部100から画像処理部200へ送信
するデータを映像信号に多重し、273H〜284Hの
期間では、画像処理部200からカメラ部100に送信
するデータを多重する。
【0034】このデータを多重する期間の1Hの信号を
拡大したのが図7(B)である。ここでは、多重される
データ信号は2値化され、CCDからの映像信号の垂直
帰線消去期間(=Vブランキング帰還)の水平走査期間
に重畳される。
【0035】図8は、本実施の形態の画像処理部200
における信号処理回路202とシステム制御部250で
やり取りされる信号を説明する図である。
【0036】映像クロック信号110はカメラ部100
から供給され、信号処理回路202はシリアルデータラ
イン223を介してシステム制御部250との間でデー
タの送受信を行う。信号処理回路202はクロック信号
110から水平同期信号(H_sync)、垂直同期信号(V_syn
c)を生成してシステム制御部250に出力し、水平同期
信号と垂直同期信号とが多重された映像同期信号110
を生成してカメラ部100に送信する。
【0037】図9(A)(B)は、本実施の形態の撮像
装置の操作部のキー構成を示す図である。図9(A)
は、リモコン310のキー配置を示す図、図9(B)は
ホスト端末500の画面に表示される操作パネルの一例
を示す図であり、マウスカーソル等を用いて操作が指示
される。
【0038】まず図9(A)を参照して説明する。AU
TOキー1は、カメラ部100におけるオートフォーカ
ス状態を指示する。MANUALキー2を押すとマニュ
アルによりフォーカスを行う状態になる。NEARキー
3は、手前にピントを合わせたい時に押すキーで、この
キー3が押されている間にピントが手前にずれる。この
キー3を押した後はマニュアルによるフォーカスが可能
な状態になる。FARキー4は遠くにピントを合わせた
い時に押されるキーで、このキー4を押している間ピン
トが奥にずれる。このキー4を押した後は、マニュアル
によりフォーカス可能な状態になる。WIDEキー5を
押すと、そのキー5を押している間ズームが広角にな
る。TELEキー21を押すと、押している間ズームが
望遠になる。HOMEキー15を押すとカメラ部100
のカメラがホームポジションに移動する。UPキー14
を押すと押している間、パンチルト部300において上
方向に動き、DOWNキー16を押すと押している間、
パンチルト部300が下方向に動く。LEFTキー7を
押すと押している間パンチルトが右方向(画面では左)
に動き、RIGTHTキー23を押すと、押している間
左方向(画面では右)に動く。BRIGHTNESSキ
ー22を押すと被写体映像が明るくなり、デフォルト→
明るさアップ→明るさアップ→デフォルトというトグル
スイッチになっている。OPERATEキー17を押す
と、リモコン310による操作指示と映像表示のオン/
オフを切り替える。映像表示がオンの状態ではリモコン
310からの操作指示が可能となり、モニタ400には
映像が表示される。映像表示がオフの状態ではリモコン
310のOPERATEキー17による指示しか受け付
けず、モニタ400へ出力される映像はミュートされ
る。この映像表示のオフ状態では、パンチルト部300
のLED304の緑色LEDが1秒間隔で点滅表示す
る。
【0039】また、SETキー9+番号キーを押すと、
現在のカメラの位置、ズームの位置、明るさがシステム
制御部250のEEPROM領域に記憶される。このS
ETキー9を一度押すとプリセットの設定中を示す状態
になり、LED340の緑色のLEDが0.5秒間隔で
点滅する。このプリセットの設定中を示す状態でもう一
度SETキー9を押すと記憶動作を中止し、緑色のLE
Dが点灯する。これら数値キーに対応するキー「#1」
〜「#6」を直接(プリセット設定中またはID設定中
でない状態)押すと、システム制御部250のEEPR
OMに記憶されている雲台の位置、ズーム位置、明るさ
が読み出され、それらがパンチルト部300に設定され
る。
【0040】また、IDキー6を押すとIDの設定中を
示す状態になり、LED304のオレンジ入りLEDが
0.5秒間隔で点滅する。このID設定中状態でもう一
度キー6を押すとID設定動作を中止し、LED304
が緑色のLEDが点灯する。また、このIDの設定中に
番号キー「#1」〜「#6」を押すと、その押された番
号がパンチルト部300のシステム制御部301のRA
M領域「ID設定エリア」に記憶される。更に、このI
D設定中にSETキー9を押すと、「ID設定エリア」
に「0」が設定される。こうして設定された「ID設定
エリア」の値とパンチルト部300のロータリースイッ
チ308の番号とが一致する場合のみ、リモコン310
からの指示を受け付ける。一方、「ID設定エリア」に
セットされた番号と雲台のロータリースイッチ308で
セットされた番号とが一致しない場合は、リモコン31
0からの指示を受け付けない。ただし、ロータリースイ
ッチ308の番号が「0」、又は「ID設定エリア」の
値が「0」ならば、常にリモコン310からの指示を受
け付ける。リモコン310からの指示を受け付けない場
合は、LED304はオレンジ点灯になる。OPTIO
Nキー24は、ホスト端末500が接続された場合に有
効である。ホスト端末500が接続された状態でOPT
IONキー24が押下されると、そのキー24に対応し
たコードがホスト端末500に通知される。
【0041】次に図9(B)について説明する。ここで
は、フォーカス関連のキーについて説明する。
【0042】ボタン34を指示するとオートフォーカス
状態になり、ボタン35を指示するとマニュアルによる
フォーカス(焦点合わせ)が可能な状態になる。ボタン
36は手前にピントを合わせたい場合に使用され、この
ボタン36が押されている間ピントが手前にずれる。こ
のボタン36を押した後はマニュアルによるフォーカス
可能状態になる。ボタン37は遠くにピントを合わせた
い時に押され、このボタン37が押されている間ピント
が奥にずれる。このボタン37を押した後はマニュアル
フォーカス状態になる。
【0043】次にズーム関連のボタンに付いて説明す
る。
【0044】ボタン32を指示するとその指示している
間ズームが広角になる。更に指示し続けると1秒後にズ
ーム速度がアップする。ボタン31を指示すると、その
指示している間ズームが望遠になリ、更に指示し続ける
と1秒後にズーム速度が速くなる。領域33はズーム位
置を示すインジケータである。
【0045】次にパンチルト動作に関連したボタン操作
について説明する。
【0046】ボタン45を押すとカメラ部100のカメ
ラがホームポジションに移動し、SETUP(原点検
知)を行う。ボタン42を押すと押している間、パンチ
ルトが上方向に動く。ボタン43を指示すると、その指
示している間、パンチルトが下方向に動く。ボタン39
を指示すると、その指示している間パンチルトが右方向
(画面では左)に動き、ボタン40を指示すると、その
指示している間左方向(画面では右)に動く。ボタン4
1を指示すると、パンチルト部300の雲台が左右方向
の中間位置に移動する。またボタン44を指示すると、
パンチルト部300の雲台が上下方向の中間位置に移動
する。
【0047】また、50は映像ミュートのオン/オフを
切り替えるスイッチである。ボタン47とボタン38と
を押すと、現在のカメラの位置、ズームの位置、明るさ
を記憶する。ボタン38の「#1」〜「#6」を直接押
すと記憶されている雲台位置、ズーム位置、明るさが設
定される。ボタン48は記憶動作を中止するためのボタ
ンである。領域46は雲台の駆動範囲を示す領域であ
る。雲台の動きに応じて領域内の水平線53、垂直線5
2が移動する。49はホスト端末500に画像を表示す
る場合、画像の左右を反転される場合に使うボタンであ
る。
【0048】図10(A)〜(C)は、本実施の形態の
画像処理部200とホスト端末500との間におけるシ
リアルデータ通信の信号線273の信号配置を示す図で
ある。この信号線273は8線ケーブルであり、画像処
理部200とホスト端末500との間のシリアルデータ
通信のハンドシェーク手順は以下に従う。
【0049】図10(A)は、画像処理部200のコネ
クタのピン配置を示し、図10(B)はホスト端末50
0のコネクタのピン配置を、図10(C)は画像処理部
200とホスト端末500との間でのケーブル273に
よる接続を示す図である。
【0050】以下、これらの信号の意味を順を追って説
明する。 (1)画像処理部200は電源オン時、システムの初期
化が終了したら、RTSをオンにする。このRTSがオ
ンの間はホスト端末500からのデータが受信可能であ
ることを意味する。 (2)画像処理部200はホスト端末500にデータを
送信する時にCTSを調べ、CTSがオンならばデータ
を送信し、オフならばデータを送信しないで廃棄する。
つまりホスト端末500はデータ受信可能ならばCTS
をオンにする。 (3)画像処理部200がデータ送信中にCTSがオフ
になったのを検知した場合、送信中のデータフレームを
廃棄する。 (4)画像処理部200がデータ受信中にCTSがオフ
になったのを検知した場合、受信中のデータフレームを
廃棄する。 (5)画像処理部200がデータ受信中に受信オーバー
ラン、ノイズエラー、フレーミングエラーを検出した場
合は、RTSをオフにする。
【0051】図11は、本実施の形態の撮像装置のカメ
ラ部100、画像処理部200及びパンチルト部300
のソフトウェアの構成を示す図である。尚、ここでは各
ソフトウェアは機能毎にタスクという単位で分割されて
いる。
【0052】まずカメラヘッド部100で実行される各
タスクについて説明する。
【0053】T101はレンズ部101のフォーカスモ
ータを駆動し、オートフォーカス機能等を実現するため
のフォーカス制御タスクである。T102はレンズ部1
01のズームモータを駆動し、ズーム制御を行うための
ズーム制御タスクである。T103はアイリス部10
2、TG105、S/H・AGC回路104を制御し、
自動露出制御等を行うための露出制御タスクである。T
104はパンチルト部300、画像処理部200との通
信を行うための通信制御タスクである。
【0054】次に画像処理部200で実行される各タス
クについて説明する。
【0055】T201はオートホワイトバランス機能を
実現するためのホワイトバランス制御タスクである。T
202はリモコン制御のモードがローカルモードの場
合、リモコン310からのコマンドを解釈し、撮像装置
の制御を行うためのリモコン制御タスクである。T20
3はカメラ部100、ホスト端末500との間での通信
を行うための通信制御タスクである。
【0056】更にパンチルト部300で実行される各タ
スクについて説明する。
【0057】T301はパンモータ302、チルトモー
タ303を制御するパンチルト制御タスクである。T3
02はLED304による発光を制御するLED制御タ
スクである。T303はリモコン310からの赤外線を
受信し、その受信したコマンドを解釈して上位のモジュ
ールに通知するリモコン受信制御タスクである。T30
4はカメラ部100との間での通信を行うための通信制
御タスクである。
【0058】本実施の形態の撮像装置においては、画像
処理部200、カメラ部100、パンチルト部300が
分離している。このため、これら各部の間で通信を行う
ことによりシステム全体を動作させている。またホスト
端末500を接続する場合、ホスト端末500と画像処
理部200の間で通信を行う必要がある。ホスト端末5
00、画像処理部200、カメラ部100、パンチルト
部300など通信機能を有する機能ブロックをモジュー
ルと呼ぶ。各モジュールには上位モジュール、下位モジ
ュールという概念がある。上位側から、ホスト端末50
0>画像処理部200>カメラ部100>パンチルト部
300の順である。そして、これらモジュール間で情報
を伝達するパケットをフレームと呼ぶ。このフレームに
は、コマンドフレーム、ACK/NACKフレーム、デ
ータフレームの3種類がある。
【0059】図12は、各モジュール(カメラ部、画像
処理部、パンチルト部)間で送受信されるコマンドフレ
ームとACK/NACKフレームのシーケンスを説明す
る図である。
【0060】モジュール間のコマンドフレームの転送は
全2重で行われる。コマンドフレームを受信したモジュ
ールはフレームを正常に受信した時(図12(A)
(B))、ACKフレームを返送し、異常受信時(図1
2(C)(D))はNACKフレームを返送する。コマ
ンドフレームの送信側は、ACKまたはNACKを受信
するまでは次のコマンドフレームを送信できない。また
NACKを受信した時は、その理由コードに基づき処理
を決定する。ACK/NACKフレームは、受信モジュ
ールがコマンドフレームを正常に受信できたかを送信側
に知らせるためのフレームであり、コマンドフレームで
要求された動作が実行されたことを知らせるフレームで
はない。
【0061】このコマンドフレームには、要求コマン
ド、応答コマンド、通知コマンドの3種類のコマンドが
ある。
【0062】図13は要求コマンド、応答コマンド、通
知コマンドを説明する図である。
【0063】図13(A)に示すように、上位のモジュ
ールが下位のモジュールにある機能の実行を要求する場
合に使うのが要求コマンドである。この要求コマンドを
受信した下位のモジュールは、その要求された機能が実
現できたかどうかを応答コマンドで返送する。この応答
コマンドには、肯定と否定の2種類ある。要求コマンド
で指定された機能が正常に終了した場合は、「肯定」の
応答コマンドを、正常に終了しなかった場合は「否定」
の応答コマンドを上位のモジュールに送信する。この
「否定」の応答コマンドの場合は、受信フレームの後ろ
にエラーの要因であるエラー種別を付加して返送する。
また、パラメータ設定などの要求コマンドに対しては即
時に応答コマンドが返るが、パンチルト部300のポジ
ション設定の要求コマンドなど、動作の終了までに時間
を要する場合は、応答コマンドが返るまでにしばらく時
間がかかる。
【0064】図13(B)に示す通知コマンドは、下位
モジュールから上位モジュールへ送信されるコマンド
で、下位モジュールで発生した事象(イベント)をホス
ト端末500に通知するために使用される。この通知コ
マンドに対し、上位モジュールは応答コマンドを返さな
い。この通知コマンドの例としては、下位モジュールで
検出されたエラーを通知するエラー通知コマンド等があ
る。
【0065】図14(A)〜(C)は、ホスト端末50
0、画像処理部200、カメラ部100及びパンチルト
部300との間でのコマンドのやり取りを説明する図で
ある。
【0066】図14(A)は、ホスト端末500がパン
チルト部300を操作するために要求コマンドフレーム
を送信し、パンチルト部300が要求された機能を実行
し、その実行後に応答コマンドフレームをホスト端末5
00に返送するシーケンスを示している。ホスト端末5
00は、図16のフレームIDにおけるモジュール識別
ビット(ビット0〜ビット3)にパンチルト部300(0
101)を設定した要求コマンドを画像処理部200にケー
ブル273を介して送信する。
【0067】この要求コマンドを受信した画像処理部2
00は、要求コマンドのフレームの受信が終了したらA
CKフレームをホスト端末500に返送する。ホスト端
末500は、このACKフレームを受信することにより
画像処理部200が要求コマンドを正常に受信したこと
を認識できる。画像処理部200は、その受信した要求
コマンドのモジュール識別ビットを解析する。ここで
は、このモジュール識別ビットにはパンチルト部300
が設定されているので、受信した要求コマンドをカメラ
部100にケーブル228を介して送信する。
【0068】要求コマンドを受信したカメラ部100
は、要求コマンドのフレームの受信が終了したらACK
フレームを画像処理部200に返送する。画像処理部2
00はACKフレームを受信することによりカメラ部1
00が要求コマンドを正常に受信したことを認識でき
る。カメラ部200は受信した要求コマンドのモジュー
ル識別ビットを解析する。このモジュール識別ビットに
はパンチルト部300が設定されているので、受信した
要求コマンドをパンチルト部300にケーブル123を
介して送信する。
【0069】要求コマンドを受信したパンチルト部30
0は、要求コマンドのフレームの受信が終了したらAC
Kフレームをカメラ部100に返送する。カメラ部10
0はACKフレームを受信することにより、パンチルト
部300が要求コマンドを正常に受信したことを認識で
きる。パンチルト部300は受信した要求コマンドのモ
ジュール識別ビットを解析する。このモジュール識別ビ
ットにはパンチルト部300が設定されているので、受
信した要求コマンドをパンチルト部300自身で処理す
る。この場合、要求コマンドのコマンド内容を解析し、
要求された機能を実行する。こうして要求された機能が
実行できた場合、受信した要求コマンドのコマンドID
のコマンド方向識別ビットに“1”をセットして、カメ
ラ部100に送信する。一方、要求された機能が実行で
きなかった場合、受信した要求コマンドのコマンドID
のコマンド方向識別ビットに“1”、応答コマンド識別
ビットに“1”をセットしてカメラ部100に送信す
る。
【0070】応答コマンドを受信したカメラ部100
は、応答コマンドのフレームの受信が終了したらACK
フレームをパンチルト部300に返送する。パンチルト
部300はACKフレームを受信することにより、カメ
ラ部100が応答コマンドを正常に受信したことを認識
できる。カメラ部200は受信した要求コマンドを画像
処理部200にケーブル109を介して送信する。
【0071】応答コマンドを受信した画像処理部200
は、応答コマンドのフレームの受信が終了したらACK
フレームをカメラ部100に返送する。カメラ部100
はACKフレームを受信することにより、画像処理部2
00が応答コマンドを正常に受信したことを認識でき
る。画像処理部200は受信した要求コマンドをホスト
部200にケーブル273を介して送信する。
【0072】応答コマンドを受信したホスト端末500
は応答コマンドのフレームの受信が終了したらACKフ
レームを画像処理部200に返送する。画像処理部20
0はACKフレームを受信することにより、ホスト端末
500が応答コマンドを正常に受信したことを認識でき
る。ホスト端末500は受信した要求コマンドのコマン
ド識別ビットを解析し、要求コマンドに対応した応答コ
マンドかチェックする。一致していれば要求コマンドに
対する応答コマンドだということを認識する。コマンド
IDの応答コマンド識別ビットを解析することにより、
要求コマンドで要求した機能が正常に実行されたかを判
断できる。
【0073】図14(B)は、ホスト端末500がカメ
ラ部100を操作するために要求コマンドフレームを送
信し、カメラ部100が要求された機能を実行し、その
機能を実行した後に応答コマンドフレームをホスト端末
500に返送するシーケンスを示している。
【0074】図14(C)は、ホスト端末500が画像
処理部200を操作するために要求コマンドフレームを
送信し、画像処理部200が要求された機能を実行し、
実行後に応答コマンドフレームをホスト端末500に返
送するシーケンスを示している。
【0075】図15(A)は、各モジュール間で伝送さ
れるコマンドのフレームのデータ構成を示す図である。
【0076】コマンドフレームは、フレームヘッダ部1
500、パラメータ部1501とを備えている。フレー
ムヘッダ部1500はフレームレングス1502、フレ
ームID1503、コマンドID1504の3バイトか
らなる。またパラメータ部1501のパラメータ150
5の長さは可変長である。
【0077】図15(B)は、ACK/NACKフレー
ムのデータ構成を示す図である。
【0078】このACK/NACKフレームは、フレー
ムヘッダ部1509の3バイトで構成される。フレーム
ヘッダ部1509はフレームレングス1506、フレー
ムID1507、ACK/NACK・ID1508を有
している。ここで、フレームレングス1506の値は固
定であり、ACK/NACK・ID1508は、ACK
かNACKかを識別するための領域で、“0”ならばA
CK、“0”でなければNACKである。そしてNAC
Kの場合は、このNACKとなった原因をID値によっ
てわかるようにする。
【0079】図16は、コマンドフレームとACK/N
ACKフレームのフレームID部のデータ構成を示す図
である。
【0080】フレーム識別ビット(ビット7)は、コマ
ンドフレームかACK/NACKフレームかを識別する
ためのビット、モジュール識別ビット(ビット0〜ビッ
ト3)は上位モジュールから下位モジュール方向の場合
はフレームの送信先を特定するのに使用され、下位モジ
ュールから上位モジュール方向の場合はフレーム送信元
を特定するのに使用される。
【0081】図17は、コマンドフレームのコマンドI
D部1504のデータ構成を示す図である。
【0082】コマンド識別ビット(ビット0〜ビット
4)は、コマンドのタイプを識別するためのビットであ
る。このコマンドタイプについては図18を参照して後
述する。
【0083】通知コマンド識別ビット(ビット5)は、
下位モジュールから上位モジュール方向で有効である。
このビットは応答コマンド(0)か通知コマンド(1)
かを識別するために用いる。応答コマンド識別ビット
(ビット6)は、下位モジュールから上位モジュール方
向の場合で有効である。この場合、このビットは通知コ
マンド(0)か、肯定応答(0)か否定応答(1)かを
識別するために用いられる。コマンド方向識別ビット
(ビット7)は、そのコマンドが上位モジュールから下
位モジュールへのコマンド(0)か、或は下位モジュー
ルから上位モジュールへのコマンド(1)かを識別する
ために用いられる。
【0084】なお、この否定応答コマンドまたはエラー
通知コマンドには、図19(A)に示すエラー種別情報
が付加される。
【0085】図19(A)において、「V−αケーブル
抜け」は、画像処理部200とカメラ部100が接続さ
れていない場合に通知される。ホスト端末500は、こ
のケーブル抜けのエラー通知を受信したらケーブル抜け
であることをユーザに通知する。「V−α通信エラー」
は、画像処理部200とカメラ部100との間の通信で
エラーが発生した場合に使われる。「M−α通信エラ
ー」は、カメラ部100とパンチルト部300との間の
通信でエラーが発生した場合に使われる。このエラーで
は、次のオクテットにエラー理由として図19(B)に
示す、シリアル通信エラーの理由を示すコードが付加さ
れる。
【0086】「RS232C通信エラー」は、ホスト端
末500と画像処理部200との間で通信エラーが発生
した場合に使われる。このエラーでは、次のオクテット
にエラー理由として図19(B)のシリアル通信エラー
理由のコードが付加される。「未接続モジュールに対す
るコマンド」は、フレームIDのモジュール指定ビット
で、未接続のモジュールが指定されている場合に使われ
る。「未定義コマンド」はコマンドIDのコマンド種別
指定ビットで、未定義のコマンドが指定された場合に使
われる。「未定義パラメータ」は、コマンドのパラメー
タ部で、定義されていない、または規定範囲外のパラメ
ータが指定された場合に使われる。「コマンド状態不一
致」は、コマンドIDのコマンド種別指定ビットで指定
されるコマンドが、現在の状態では受け付けられない場
合に使われる。「パラメータ状態不一致」は、コマンド
のパラメータ部で指定されるパラメータが、現在の状態
では受け付けられない場合に使われる。「タイムアウ
ト」は、上位モジュールから指定された動作がタイムア
ウトのため正常に終了しない場合に使われる。
【0087】図18(A)〜(C)を参照して、カメラ
部100、画像処理部200及びパンチルト部300で
処理されるコマンドに付いて説明する。
【0088】図18(A)は、画像処理部コマンドにつ
いて説明する図である。画像処理部コマンドのフレーム
IDのモジュール識別ビット(図16)には、画像処理
部(1000)が設定される。画像処理部200は、ホ
スト端末500から画像処理部宛のコマンドであること
を認識すると、その内容を解析して実行する。「エラー
通知」コマンドは、各モジュールがエラーを検知した場
合、そのエラーをホスト端末500に通知するために使
用される。この「エラー通知コマンド」のパラメータ部
は、図20に示す通りである。この「エラー通知コマン
ド」は、画像処理部200、カメラ部100、パンチル
ト部300で使用される。
【0089】エラー種別は図19(A)に示すエラーを
設定する要因がセットされる。シリアルデータ通信エラ
ーの場合は図19(A)で示すエラー理由も付加する。
【0090】状態要求コマンドはホスト端末500が各
モジュールの状態を取得する場合に使用する。状態要求
コマンドのパラメータは図21に示す通りである。
【0091】図21において、パラメータ1は何の状態
を取得するかを設定する。“00h”はシステム状態、
“01h”はホワイトバランス状態、“02h”はフェ
ード状態、“03h”はスイッチ状態を指定する。尚、
“h”は16進数を示す。
【0092】状態要求コマンドの状態指定パラメータに
システム状態を設定した場合の応答コマンドのパラメー
タを図22に示す。
【0093】図22において、製品コードはモジュール
のハードウェアのバージョンを示し、製品バージョンは
ソフトウェアのバージョンを示す。
【0094】状態要求コマンドの状態指定パラメータに
ホワイトバランス状態を設定した場合の応答コマンドの
パラメータ図23に示す。
【0095】状態要求コマンドの状態指定パラメータに
フェード状態を設定した場合の応答コマンドのパラメー
タを図24に示す。
【0096】状態要求コマンドの状態指定パラメータに
スイッチ状態を設定した場合の応答コマンドのパラメー
タを図25に示す。
【0097】設定状態パラメータの下位4ビットには図
2に示すディップスイッチ229の値が設定される。
尚、図2において、スイッチオフが“0”、オンが
“1”に相当している。
【0098】ホワイトバランス要求/応答コマンドは、
ホスト端末500がホワイトバランスの制御を行う場合
に使用する。ホワイトバランス要求/応答コマンドのパ
ラメータは図26の通りである。尚、図26において、
Xはコマンド方向識別ビット、γは応答コマンド識別ビ
ットを表す。
【0099】ホワイトバランスモード指定はホワイトバ
ランスの動作モードを指定する。
【0100】パラメータ1がオートモードを表している
とオートホワイトバランスモードになる。パラメータ1
が補正モードの場合には、補正オペレーションでホワイ
トバランスをユーザが補正する。補正モードへの移行は
映像によってはうまくいかない場合がある。このときは
エラー種別にホワイトバランス補正NGを付加した否定
応答を返送する。ホワイトバランス補正がNGの場合で
も補正モードには移行する。パラメータ1がマニュアル
モードの場合には、マニュアルオペレーションでホワイ
トバランスをユーザが設定する。また、補正指定パラメ
ータはホワイトバランスが補正モードの時、パラメータ
1で補正する方向を指定する。WBモードが補正モード
の時有効なオペレーションである。設定値は“00h”
(赤強調)〜“ffh”(青強調)である。マニュアル
設定パラメータはWBモードがマニュアルモードの時、
パラメータ1,2でR,Bの色相を設定する。WBモー
ドがマニュアルの時に有効である。
【0101】フェード要求/応答コマンドは、映像信号
をフェードアウト/フェードインする場合に使用する。
画像処理部200のシステム制御部250は、このコマ
ンドを受信したら、信号処理回路202を制御してフェ
ードアウト/フェードインを行う。
【0102】制御モード切り替え要求/応答は、リモコ
ン310から撮像装置を操作する場合の制御モードを切
り替えるために使用する。制御モード切り替え要求/応
答のパラメータを図27に示す。
【0103】図27において、モード設定パラメータは
“00h”:ホスト制御モード“01h”:ローカル制
御モード1がある。
【0104】ホスト制御モードが設定された場合、画像
処理部200はリモコン310からのコマンドを解釈せ
ずにホスト端末500に通知する。ホスト端末500が
コードに従い、撮像装置の制御を行う。ローカル制御モ
ード1が設定された場合画像処理部200のシステム制
御部250のリモコン制御タスクにより、リモコン31
0からのコードを解釈し、リモコン310のキー操作に
対応した制御を行う。
【0105】次に図18(B)のカメラ部100のコマ
ンドについて説明する。
【0106】カメラ部コマンドのフレームIDのモジュ
ール指定ビットにはカメラモジュールが設定される。カ
メラ部100は上位モジュール(ホスト端末500、画
像処理部200)からカメラ部100宛のコマンドを受
信すると、その内容を解析し実行する。図18における
「状態要求コマンド」は上位モジュールがカメラ部10
0の状態を取得する場合に使用するコマンドで、これに
より取得される状態としては、バージョン、フォーカ
ス、ズーム、露出等である。
【0107】フォーカスコマンドは、フォーカス制御の
ために使用され、フォーカス要求/応答コマンドのパラ
メータは図28の通りである。
【0108】図28におけるオペレーションのパラメー
タは、フォーカスモード指定、マニュアルフォーカス・
スタート、ポジション指定、マニュアルフォーカス・ス
トップ、スピード設定、ワンプッシュAF等がある。
【0109】フォーカスモードではパラメータ1により
フォーカスのモードが指定される。パラメータ1には、
オートフォーカス(AF)またはマニュアルフォーカス
(MF)等が含まれる。マニュアルフォーカス・スター
トは、フォーカスモードがマニュアルフォーカスの時、
パラメータ1で指定するフォーカス操作の開始を指示す
る。パラメータ1は、FARまたはNEARである。F
ARはフォーカスリングをFAR方向に移動する。NE
ARはフォーカスリングをNEAR方向に移動する。ポ
ジション指定は、パラメータ1によりフォーカスリング
の位置の読み出し設定を行う。リード(read)は、フォー
カスリングの現在のポジションを読み出し、応答コマン
ドで返送する。セットはフォーカスリングをパラメータ
2,3で指定する位置に移動する。範囲リードは、フォ
ーカスの最小可動位置と最大可動位置のポジションを読
み出し応答コマンドで返送する。この値はズームリング
の位置により異なる。位置決めのためのフォトセンサの
取り付け位置のばらつきがあるため、個体差がある。マ
ニュアルフォーカス(MF)ストップは、マニュアルフ
ォーカス時、フォーカスの動作を停止する。オートフォ
ーカスモードにおいて、このオペレーションの指示を受
信したら、否定応答コマンドを返送する。スピードは、
フォーカス駆動するスピードの読み出し、設定を行う。
スピードの設定は図29に示すように8段階で行う。
【0110】また、ワンプッシュAFは、マニュアルフ
ォーカスモード時、このオペレーションを受信したら、
オートフォーカス動作を開始し、フォーカスが合ったと
判断したらマニュアルフォーカスモードに移行して応答
コマンドを返送する。一定時間経過してもフォーカスが
合ったと判断できない場合はマニュアルモードに移行
し、「タイムアウト」の理由コードを付加した否定応答
を返送する。オートフォーカスモード時、このオペレー
ションを受信したら、フォーカスがあっていると判断し
たらマニュアルフォーカスモードに移行し、応答コマン
ドを返送する。一定時間経過してもフォーカスが合った
と判断できない場合はマニュアルモードに移行し、「タ
イムアウト」の理由コードを付加した否定応答を返送す
る。
【0111】フォーカスリミット通知はフォーカスがF
AR端またはNEAR端に達したときに上位モジュール
に通知される。ポジションパラメータには端のポジショ
ンが設定される。図30にパラメータを示す。
【0112】ズーム要求/応答コマンドは、ズームを制
御するために使われる。パラメータ構成を図31に示
す。
【0113】次に図31に示す各オペレーションパラメ
ータについて説明する。
【0114】「スタート」は、パラメータ1で指定する
ズーム操作を開始するために使用する。既に動作中の場
合、更にこのコマンドを受信したら、パラメータ状態不
一致の否定応答を返送する。パラメータ1で「TEL
E」はズームスリングをTELE方向に移動する。「W
IDE」はズームスリングをWIDE(ワイド)方向に
移動する。「ポジション指定」におけるリード(read)
は、ズームリングの現在のポジションを読み出し、応答
コマンドで返送する。セットはズームリングをパラメー
タ2,3で指定する位置に移動する。設定値は0〜最大
可動位置ポジションである。このオペレーションに対す
る応答コマンドが発行されるのはズームリングが指定ポ
ジションに移動した後である。「MAXリード」は、ズ
ームリングの最大可動位置のポジションを読み出す。こ
の値はズームの位置決めのためのフォトセンサの取り付
け位置のばらつきによる個体差がある。「ストップ」
は、スタートオペレーション、またはポジション指定オ
ペレーションによりスタートしたズーム動作を停止す
る。「スピード」は、ズームを駆動するスピードの読み
出し、設定を行う。スピードの設定は図32のように8
段階で行う。
【0115】ズームリミット通知は、ズーム動作の開始
後、ズームリングがTELE端またはWIDE端に達し
た時に、このコマンドで通知する。
【0116】露出要求/応答コマンドは、露出制御の操
作を行うために使用する。図34にそのパラメータを示
す。
【0117】図34のオペレーションのパラメータを以
下に説明する。
【0118】「露出モード指定」は、パラメータ1で露
出の動作を指定する。「AEモード」は自動的に露出を
制御するモードで、制御モードは、このAEモード指定
で選択できる。「マニュアルモード」は、ユーザがシャ
ッタースピード、絞り、ゲインを制御することにより露
出制御する。「AE種別指定」は、露出動作モードがA
Eモードの時のAEの種類を指定する。マニュアルモー
ド時に、このオペレーションを受信した場合は、否定応
答コマンドを送信する。「フルオートAE」はフルオー
トAEを設定する。「シャッタースピード優先AE」
は、パラメータ2で指定するシャッタースピードに固定
してAEを行う。コードとシャッタースピードの対応は
図36を参照。「絞り優先AE」は、パラメータ2で指
定する絞り値に固定してAEを行う。コードと絞り値の
対応は図37を参照されたい。
【0119】「AEロック」は、露出モードがAEモー
ドの時、露出をその状態でロックする。マニュアルモー
ド時に、このオペレーションを受信した場合は、否定応
答コマンドを送信する。「AE目標値補正」は、AEの
明るさの目標値を補正する。マニュアルモード時に、こ
のオペレーションを受信した場合は、否定応答コマンド
を送信する。「シャッタースピード」は、シャッタース
ピードを設定する。露出モードがマニュアルモード以外
の時に本オペレーションを受信した場合は、否定応答コ
マンドを送信する。カメラ部100が図35に従ってパ
ラメータ2を変換し、TGに設定する。「AGCゲイ
ン」は、AGCゲインを設定する。露出モードがマニュ
アルモード以外の時にこのオペレーションを受信した場
合は、否定応答コマンドを送信する。カメラ部100が
図36に従ってパラメータ2を変換し、AGCに設定す
る。「絞り」は、絞りを設定する。露出モードがマニュ
アルモード以外の時に本オペレーションを受信した場合
は、否定応答コマンドを送信する。設定可能範囲は“5
4h”(閉じる)〜“A9h”(開ける)である。
【0120】次に図18(C)のパンチルト部へのコマ
ンドについて説明する。
【0121】パンチルト部コマンドのフレームIDのモ
ジュール指定ビットには、パンチルトモジュールが設定
される。パンチルト部300は、上位モジュールから画
像処理部200宛のコマンドを受信したら、その内容を
解析し実行する。
【0122】状態コマンドはパンチルトの状態を取得す
るために使われる。状態要求コマンドのパラメータを図
37に示し、状態応対コマンドのパラメータを図38に
示す。
【0123】図18(C)の「セットアップ要求/応
答」は、原点(ホームポジション)を検出するためのコ
マンドである。パンチルト部300は、このコマンドを
受信したら、絶対ポジションの原点を検知し、元の位置
に復帰する。「セットアップ応答」には元の位置情報を
付加する。この「セットアップ応答」を受信するまでは
他の雲台系要求コマンドを送信してはいけない。この
「セットアップ応答」のパラメータを図36に示す。パ
ンチルト部300におけるの動作空間を図3に示す。
【0124】「ホームポジション要求」コマンドは、パ
ン・チルトをホームポジションに復帰するために送信す
る。「パンチルト要求/応答」コマンドは、パンモー
タ、チルトモータを制御するために使われる。パラメー
タを図40に示す。
【0125】図40において、「スタート」は、パン/
チルト部300の動作のスタートを行う。既に動作中の
場合、更にこのコマンドを受信したら、パラメータ状態
不一致の否定応答を返送する。「ストップ」は、スター
トオペレーション、ポジション指定オペレーションで開
始したパン/チルト動作を停止する。「スピード」はパ
ン・チルトを行うスピードの読み出し、設定を行う。
「相対ポジション指定」は、現在のポジションを基準に
パラメータ2,3で指定するポジションに、パン/チル
トを相対的に移動する。このオペレーションに対する応
答コマンドが発行されるのは、指定ポジションへの移動
が終了してからである。パラメータ2,3のフォーマッ
トは、図41に示す通りである。
【0126】「絶対ポジション指定」は、パラメータ
2,3で指定するポジションにパン/チルトを移動する
コマンドで、絶対ポジションを指定するには「セットア
ップコマンド」を送信する。このセットアップコマンド
により絶対ポジションの「0」(ホームポジション)を
検出することができる。このホームポジションを検出す
る前に、このコマンドを受信したら、ホームポジション
の検出を行う。範囲外のポジションが設定されたコマン
ドを受信した場合は、未定義パラメータエラーの否定応
答を返送する。このオペレーションに対する応答コマン
ドが発行されるのは、指定ポジションへの移動が終了し
てからである。
【0127】また図18(C)における「リミット通知
コマンド」は、パンチルト動作開始後、パン端またはチ
ルト端に達した時に通知するコマンドである。そのパラ
メータは図42に示す通りである。
【0128】「リモコン通知コマンド」は、リモコン3
10から受けたコードを上位に通知するために使用す
る。そのコマンドのパラメータを図43に示す。図43
におけるパラメータ「オペレーション」は、キーアップ
(0)、キーダウン(1)である。また、「コード」
は、図9(A)のリモコン310の各キーに対応してい
る。
【0129】また図18(C)の「LED要求/応答」
コマンドは、LED304の表示を制御するために使用
される。そのパラメータを図44に示す。図44におけ
る「デフォルト動作」は、LED304をパンチルト部
300が制御するモードである。パワーオン時、通常は
緑色のLEDを点灯する。リモコン310のキー押下中
は緑色のLEDを点滅させる。またIDが不一致の時
は、緑色LEDと赤色のLEDとを点灯させてオレンジ
LEDの点灯にする。「強制消灯」はパラメータ1で指
定するLEDを消灯する。「強制点灯」はパラメータ1
で指定するLEDを点灯する。「強制点滅」はパラメー
タ1で指定するLEDをパラメータ2で指定する周期で
点滅させる。その点滅周期は図45の通りである。
【0130】最後に図18(C)の「電源通知」コマン
ドは、パンチルト部300の電源が入力された場合、上
位モジュールに通知するために使用される。
【0131】カメラヘッド部100と画像処理部200
の間では、データフレームが伝送される。
【0132】図46に示すように、データフレームは垂
直帰線消去(Vブランキング)期間毎にカメラ部100
と画像処理部200で送受信される。コマンドフレーム
のACK/NACKフレームに相当する確認フレームは
ない。画像処理部200からカメラ部100へは、フォ
ーカスデータ、明るさデータがデータフレームで送信さ
れる。カメラ部100から画像処理部200へは、シャ
ッタースピード、AGCゲイン値等のデータが送られ
る。
【0133】図47は、データフレームのフォーマット
を示す図である。
【0134】このデータフレームは、フレームヘッダ部
470、パラメータ部471を備えている。フレームヘ
ッダ部470は、フレームID473、フレームレング
ス474の2バイトからなる。フレームID473の値
が“f0h”ならば画像処理部200からカメラ部10
0へのデータフレームであることを示している。フレー
ムID473の値が“f1h”ならばカメラ部100か
ら画像処理部200へのデータフレームであることを示
している。
【0135】撮像装置の操作は、リモコン310または
ホスト端末500の操作パネル510により行われ、リ
モコン310から撮像装置を操作する場合、リモコン3
10からの通知コマンドを解釈・実行するモジュールが
ホスト端末500であるか画像処理部200であるによ
り、ローカル制御モードとホスト制御モードとが設定さ
れる。ローカル制御モードは、リモコン310による操
作時の撮像装置の制御を画像処理部200が行うモード
である。電源投入後のデフォルト設定はローカル制御モ
ードになっている。このローカル制御モードでは、リモ
コン310の操作によって発生したコマンドを画像処理
部200が解釈し、それに基づいて撮像装置の制御を行
う。
【0136】一方、ホスト制御モードは、リモコン31
0の操作による撮像装置の制御をホスト端末500が制
御するモードである。ローカル制御モードからホスト制
御モードに移行するには、ホスト端末500が画像処理
部200に「制御モード切り替え要求コマンド」を送信
してモードを切り替える。このホスト制御モードが設定
された場合、画像処理部200はリモコン310からの
コマンドを通過してホスト端末500に送信する。そし
て、ホスト端末500は、リモコン310からのコマン
ドを解釈して撮像装置を制御する。
【0137】図48(A)〜(C)は、本実施の形態の
撮像装置を操作する形態を説明する図である。図48
(A)は、操作部としてリモコン310を使用し、ロー
カル制御モードで撮像装置を操作する形態を示してい
る。図48(B)は、操作部としてリモコン310を使
用し、ホスト制御モードで撮像装置を操作する形態を示
している。更に(C)は、操作部として操作パネル51
0を使用し、ホスト端末500から撮像装置を操作する
形態を示している。
【0138】図49(A)〜(C)は、図48(A)〜
(C)に対応したコマンドの流れを説明するための図
で、ユーザの操作により、撮像装置のパンチルト部30
0を動かし、モニタ400に映る映像を左に動かす場合
のコマンドの流れを例として示している。
【0139】図49(A)は、ホスト端末500を接続
しないで、リモコン310から撮像装置を制御する場合
で、ローカル制御モードでのシーケンスを示している。
この場合ユーザは、リモコン310のLEFTキーを押
してモニタ400に表示された映像を左に動かし、LE
FTキーを離して停止させる。ここでユーザがリモコン
310のLEFTキーを押下すると、そのLEFTキー
に対応した赤外線が発生し、パンチルト部300のリモ
コン受光部320がその赤外線を受信する。パンチルト
部300のシステム制御部301は、その受信した赤外
線コードをリモコン310からのコマンドに変換して、
カメラ部100に送信する。このコマンドのパラメータ
の内容は、「LEFTキーが押された」である。こすい
てリモコン310からのコマンドを受信したカメラ部1
00は、そのコマンドを画像処理部200に送信する。
そして、そのコマンドを受信した画像処理部200は、
リモコン310の制御モードがホスト制御モードなら
ば、その受信したコマンドをホスト端末500に送信
し、リモコンの制御モードがローカル制御モードなら
ば、その受信したリモコン310からのコマンドを解釈
して実行する。
【0140】このシーケンスの場合は、リモコンの制御
モードがローカル制御モードであるため、リモコン31
0からのコマンドを解釈し、パンチルトを左に動かすた
めの要求コマンドをカメラ部100に送信する。この時
のフレームIDのモジュール識別ビットは「パンチル
ト」に設定される。この要求コマンドを受信したカメラ
部100は、その要求コマンドのモジュール識別ビット
が「パンチルト」であるため、その受信したコマンドを
パンチルト部300に送信する。そして、この要求コマ
ンドを受信したパンチルト部300は、その要求コマン
ドのモジュール識別ビットが「パンチルト」であるた
め、そのコマンドタイプ、パラメータを解釈して指定さ
れた動作を行う。この場合はパンモータを左方向に回転
させる。
【0141】そして、このスタート動作が終了したら、
肯定の応答コマンドを上位モジュールに送信する。この
応答コマンドは受信した要求コマンドのコマンドIDの
コマンド方向識別ビットに“1”をセットして返送すれ
ば良い。この応答コマンドを受信したカメラ部100
は、受信したコマンドを画像処理部200に送信する。
これにより画像処理部200は、その応答コマンドを解
析する。この場合は肯定応答コマンドなので、パンチル
トに対して要求した、映像を左に動かすという動作が正
常に終了したことを認識できる。このようにしてユーザ
はリモコン310のLEFTキーを押すことにより、モ
ニタ400に表示されている映像を左方向に動かすこと
ができる。
【0142】また、ユーザがリモコン310のLEFT
キーを離すとパンチルトが停止される。即ち、ユーザが
リモコン310のLEFTキーを離すと、LEFTキー
に対応した赤外線が発生しなくなる。これによりパンチ
ルト部300のリモコン受光部320では、その赤外線
が発生しなくなったのを認識して、コマンドをカメラ部
100に送信する。このコマンドのパラメータの内容
は、「LEFTキーが離された」である。このコマンド
は、キーが押されたときと同様に画像処理部200まで
通知される。画像処理部200は、その受信したコマン
ドを解釈し、パンチルトを停止するための要求コマンド
をカメラ部100に送信する。この要求コマンドはパン
チルト部300まで通知され、これによりパンチルト部
300はパン動作を停止して、肯定応答を返送する。こ
のようにしてユーザは、リモコン310のLEFTキー
を離すことによりパン動作を停止させることができる。
【0143】図49(B)は、ホスト端末500を接続
し、リモコン310から撮像装置を制御する場合のホス
ト制御モードでのシーケンスを示す図である。
【0144】ユーザはリモコン310のLEFTキーを
押してモニタ400に表示される映像を左に動かす。図
49(A)では、リモコン310からのコマンドの解釈
とパンチルト部300の制御を画像処理部200で行っ
ていたが、図49(B)では、ホスト端末500におい
て、その解釈と制御を行う。このコマンドを受信した画
像処理部200は、リモコン310による制御モードが
ホスト制御モードであるため、その受信したコマンドを
ホスト端末500に送信する。ホスト端末500はその
コマンドを解釈し、パンチルト部300を左方向に移動
するための要求コマンドをパンチルト部300宛に送信
する。
【0145】図49(C)は、ホスト端末500を接続
し、リモコン310を使用しないでホスト端末500か
ら直接撮像装置を制御する場合のシーケンスを示してい
る。
【0146】この場合ユーザは、ホスト端末500のア
プリケーションでモニタ400に表示される映像を左に
動かすためのボタンをマウスにより指示する。ホスト端
末500は、パンチルトを左方向に動かすための要求コ
マンドをパンチルト部300宛に送信する。ユーザがマ
ウスボタンを離すと、ホスト端末500は、パンチルト
を停止するための要求コマンドをパンチルト部300宛
に送信する。
【0147】図50は、図14及び図49のシーケンス
に関連して、撮像装置の各モジュール(カメラ部10
0、画像処理部200、パンチルト部300)が上位モ
ジュールからコマンドを受信した場合の、各モジュール
のシステム制御部の動作を説明するフローチャートであ
る。
【0148】まずステップS1で、上位モジュールから
コマンドを受信する。この上位モジュールから受信する
コマンドの種類は要求コマンドである。次にステップS
2に進み、ステップS1で受信したコマンドフレームの
フレームIDのモジュール識別ビット(図16参照)を
解析する。そしてステップS3に進み、モジュール識別
ビットの宛先が、自モジュール宛かどうか解析する。自
モジュール宛ならばステップS4に進み、他のモジュー
ル宛ならばステップS8に進む。ステップS4では、そ
の受信した要求コマンドが自モジュール宛であるため、
その要求コマンドのパラメータを解析し、そのパラメー
タで指定された機能を実行する。そしてステップS5に
進み、指定された機能が正しく実行されたか判断する。
正しく実行されたならばステップS6に進んで肯定応答
(図17参照)を上位モジュールに送信し、正しく実行
されなかった場合はステップS7に進み、否定応答(図
17参照)を上位モジュールに送信する。また否定応答
フレームの最後には、否定の理由を示すためのエラー種
別コード(図19(A)参照)を付加する。
【0149】自モジュール当てでない時はステップS8
に進み、自モジュールより下位のモジュールがあるか判
断する。下位のモジュールが存在すればステップS9へ
進み、存在しなければS10へ進む。即ち、この要求コ
マンドを受信したモジュールがパンチルト部300の場
合は下位モジュールが存在しないので、必ずステップS
10の処理に進む。また、この要求コマンドを受信した
モジュールがカメラ部100の場合は、システム構成に
より下位モジュール(パンチルト部300)が存在する
場合と存在しない場合がある。従って、カメラ部300
は、初期化時にパンチルト部300が接続されているか
どうかを判断し、システム制御部108のメモリ707
に記憶しておく。また、要求コマンドを受信したモジュ
ールが画像処理部200の場合は、前述したようにシス
テムの構成上、必ず下位モジュール(カメラ部100)
が存在するので、その場合には必ずステップS8からス
テップS9に進むことになる。
【0150】ステップS9では、下位のモジュールに受
信した要求コマンドを送信する。また下位モジュールが
存在しない時はステップS10に進み、この場合は下位
のモジュールが存在しないので、コマンドIDのコマン
ド方向識別ビットと応答コマンド識別ビットに“1”を
セットし、否定応答の応答コマンドを上位モジュールに
返送する。また否定応答のフレームの最後には、その否
定の理由を示すためのエラー種別コード:「未接続モジ
ュールに対するコマンド」を付加する(図19(A)参
照)。
【0151】図51は、図49のシーケンスに関連し
て、画像処理部200がカメラ部100またはホスト端
末500からコマンドを受信した場合のシステム制御部
の動作を説明するフローチャートである。画像処理部2
00がリモコン310の制御モードの違いにより(ホス
ト制御モードとローカル制御モード)どのように受信コ
マンドを処理しているかを示している。
【0152】まずステップS11で、受信したコマンド
がカメラ部100からのコマンドか、ホスト端末500
からのコマンドかを判定する。カメラ部100からのコ
マンドならばステップS12に進み、ホスト端末500
からのコマンドならばステップS15に進む。ステップ
S12では、リモコン310により撮像装置を操作する
場合において、制御モードがローカル制御モードかホス
ト制御モードかを判断する。ローカル制御モードならば
ステップS13に進み、ホスト制御モードならばステッ
プS14に進む。ステップS13では、カメラ部100
から受信したコマンド(通知コマンドまたは応答コマン
ド)のパラメータを解析し、そのパラメータに応じた処
理を行う。例えば図49(A)のシーケンスの場合は、
このステップを通過する。
【0153】カメラ部100からの受信コマンドがリモ
コン310からのコマンド(図18(C)参照)で、そ
のパラメータが「LEFTキーダウン」の場合は、パン
チルト部300に対し、パンチルト要求コマンド(パラ
メータ:スタート、パン左)を送信する。またこれによ
り受信コマンドのバッファを解放する。カメラ部100
からの受信コマンドが肯定のパンチルト応答コマンド
(図18(C)参照)で、そのパラメータがスタート、
パン左の場合は、要求した動作が正常に終了したことを
認識し、受信コマンドのバッファを解放する。
【0154】またステップS14では、ホスト制御モー
ドなのでカメラ部100から受信したコマンド(通知コ
マンドまたは応答コマンド)をホスト端末500に転送
する。図49(B)のシーケンスの場合、このステップ
を通過する。
【0155】一方、カメラ部100からのコマンドでな
い場合はステップS15に進み、リモコン310により
撮像装置を操作する場合の、制御モードがローカル制御
モードかホスト制御モードかを判断する。ローカル制御
モードならばステップS16へ、ホスト制御モードなら
ばステップS20に進む。ステップS16では、受信コ
マンドのコマンドIDのコマンド種別ビットを解析する
(図17参照)。この場合の受信コマンドは要求コマン
ドである。次にステップS17に進み、制御モード切り
替え要求コマンド(図18(A)参照)ならばステップ
S18に、それ以外のコマンドならばステップS19に
進む。
【0156】ステップS18では、リモコン制御モード
のパラメータに応じて(ホスト制御モードまたはローカ
ル制御モード)を設定する。またステップS19では、
コマンドIDのコマンド方向識別ビットと応答コマンド
識別ビットに“1”をセットし、コマンド状態不一致の
エラーコードを付加して、ホスト端末500に否定応答
コマンドを返送する。つまりローカル制御モードにおい
てはホスト端末500からの要求コマンドは、制御モー
ド切り替え要求以外は否定応答を返送する。尚、ステッ
プS20の場合は、ホスト制御モード時にホスト端末5
00からコマンドを受信した場合であり、この場合は図
50のステップS1に進む。
【0157】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0158】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0159】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0160】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0161】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0162】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0163】以上説明したように本発明によれば、カメ
ラ部と画像処理部とパンチルト部のそれぞれを分離し、
それぞれを脱着可能なケーブルで接続して互いにデータ
のやり取りを行って撮像を制御することにより、ユーザ
の使用目的に応じた映像信号の入力装置を構築できる。
【0164】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
像装置の構成を機能毎に独立したユニットに分割し、各
ユニット同士を接続してかつ交換可能にすることによ
り、要求される機能に応じた機能を実現できるという効
果がある。
【0165】また本発明によれば、分割された各ユニッ
ト毎に機能を実現するために、各ユニットに対して個別
に動作命令の伝達を行って動作の制御を行うことができ
るという効果がある。
【0166】更に本発明によれば、ホスト端末を接続
し、そのホスト端末による装置の動作制御を行うととも
に、そのホスト端末による各ユニットの監視を不要にで
きるという効果がある。
【0167】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の撮像装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】ディップスイッチにおける設定状態を説明する
図である。
【図3】パンチルト部におけるパンチルトの可能範囲を
説明する図である。
【図4】本実施の形態の撮像装置におけるカメラ部、パ
ンチルト部及び画像処理部の接続形態を示す図である。
【図5】本実施の形態の撮像装置におけるカメラ部、パ
ンチルト部及び画像処理部の接続形態を示す図である。
【図6】本実施の形態の撮像装置におけるカメラ部、パ
ンチルト部及び画像処理部のシステム制御部の構成を示
す図である。
【図7】本実施の形態の撮像装置におけるVIDSを説
明する図である。
【図8】本実施の形態の撮像装置における信号処理回路
とシステム制御部との接続を説明する図である。
【図9】本実施の形態のリモコンの操作部(A)とホス
ト端末のモニタ画面上での操作例(B)を説明する図で
ある。
【図10】本実施の形態のホスト端末と画像処理部とを
接続するコネクタのピン配置を示す図である。
【図11】本実施の形態の撮像装置におけるカメラ部、
パンチルト部及び画像処理部における実行タスクを示す
図である。
【図12】本実施の形態の撮像装置におけるカメラ部、
パンチルト部及び画像処理部間でのコマンドのやり取り
を説明する図である。
【図13】本実施の形態の撮像装置におけるカメラ部、
パンチルト部及び画像処理部間でのコマンドのやり取り
を説明する図である。
【図14】本実施の形態の撮像装置におけるカメラ部、
パンチルト部及び画像処理部間でのコマンドの流れを説
明する図である。
【図15】本実施の形態の撮像装置におけるコマンドフ
レームとACK/NACKフレームを説明する図であ
る。
【図16】本実施の形態の撮像装置におけるフレームI
Dのフォーマットを説明する図である。
【図17】本実施の形態の撮像装置におけるコマンドI
Dのフォーマットを説明する図である。
【図18】本実施の形態の撮像装置における各種コマン
ドを説明する図で,(A)は画像処理部コマンド、
(B)はカメラ部コマンド、(C)はパンチルト部コマ
ンドを示している。
【図19】本実施の形態の撮像装置におけるエラー種別
(A)と、シリアル通信エラーの理由(B)を説明する
ための図である。
【図20】エラー通知コマンドのパラメータの構成を示
す図である。
【図21】状態要求コマンドのパラメータを説明する図
である。
【図22】状態要求コマンドの状態指定パラメータにシ
ステム状態を設定した応答コマンドのパラメータを説明
する図である。
【図23】状態要求コマンドの状態指定パラメータにホ
ワイトバランス状態を設定した応答コマンドのパラメー
タを説明する図である。
【図24】状態要求コマンドの状態指定パラメータにフ
ェード状態を設定した応答コマンドのパラメータを説明
する図である。
【図25】状態要求コマンドの状態指定パラメータにス
イッチ状態を設定した応答コマンドのパラメータを説明
する図である。
【図26】ホワイトバランス要求/応答コマンドのパラ
メータを説明する図である。
【図27】制御モード切り替え要求/応答のパラメータ
を説明する図である。
【図28】フォーカス要求/応答コマンドのパラメータ
を説明する図である。
【図29】状態要求コマンドの状態指定パラメータにホ
ワイトバランス状態を設定した応答コマンドのパラメー
タを説明する図である。
【図30】フォーカスリミット通知のパラメータを説明
する図である。
【図31】ズーム要求/応答コマンドのパラメータを説
明する図である。
【図32】ズームスピードの設定コマンドを説明する図
である。
【図33】ズームリミット通知のパラメータを説明する
図である。
【図34】露出要求/応答コマンドのパラメータを説明
する図である。
【図35】シャッタスピードの対応を示す図である。
【図36】コード値と絞りの対応を示す図である。
【図37】状態要求コマンドのパラメータを説明する図
である。
【図38】状態応答コマンドのパラメータを説明する図
である。
【図39】セットアップ応答コマンドのパラメータを説
明する図である。
【図40】パンチルト要求/応答コマンドのパラメータ
を説明する図である。
【図41】相対ポジション指定のパラメータのフォーマ
ットを説明する図である。
【図42】リミット通知コマンドのパラメータを説明す
る図である。
【図43】リモコン通知コマンドのパラメータを説明す
る図である。
【図44】LED要求/応答コマンドのパラメータを説
明する図である。
【図45】LED要求コマンドにおける点滅周期の設定
パラメータを説明する図である。
【図46】カメラ部と画像処理部との間でのデータ転送
のタイミングを説明する図である。
【図47】データフレームのデータフォーマットを説明
する図である。
【図48】本実施の形態の撮像装置におけるカメラ部、
パンチルト部、画像処理部、モニタ及びホスト端末の接
続を説明する図である。
【図49】本実施の形態の撮像装置におけるカメラ部、
パンチルト部、画像処理部、モニタ及びホスト端末間で
のコマンドのやり取りを説明する図である。
【図50】本実施の形態の各モジュールにおけるコマン
ドの受信処理を示すフローチャートである。
【図51】本実施の形態のモジュールにおけるコマンド
の受信処理を示すフローチャートである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ部を通過した映像を電気信号に変
    換して出力する撮像素子を備えたカメラユニットと、 ケーブルを介して前記カメラユニットに着脱可能に接続
    され、前記カメラユニットからの信号を規格化された信
    号に変換する画像処理ユニットと、 ケーブルを介して前記カメラユニット及び前記画像処理
    ユニットのそれぞれに着脱可能に接続され、前記カメラ
    ユニットにおける撮影方向を変更するためのモータを設
    けた雲台ユニットと、を有することを特徴とする撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の撮像装置であって、前
    記ケーブルを介して伝送されるコマンドは、前記各ユニ
    ット間で情報を伝達するためのパケットとを有し、 前記各ユニットは、 前記パケットに含まれる動作命令を実行するユニットを
    識別するための識別手段と、前記識別手段により自ユニ
    ット宛のパケットであることを識別すると、当該パケッ
    トで指定された機能を実行する手段を有することを特徴
    とする。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の撮像装置であって、前
    記雲台ユニットは、遠隔操作ユニットからの光信号を受
    信して前記カメラユニット及び前記画像処理ユニットに
    伝送する伝送手段を有することを特徴とする。
  4. 【請求項4】 請求項3の撮像装置であって、更に前記
    画像処理ユニットとホスト端末を接続する接続手段を有
    し、前記遠隔操作ユニットによる第1操作モードと、前
    記ホスト端末が制御する第2操作モードを有することを
    特徴とする。
  5. 【請求項5】 レンズ部を通過した映像を電気信号に変
    換して出力する撮像素子を備えたカメラユニットと、 ケーブルを介して前記カメラユニットに着脱可能に接続
    され、前記カメラユニットからの信号を規格化された信
    号に変換する画像処理ユニットと、 ケーブルを介して前記カメラユニット及び前記画像処理
    ユニットのそれぞれに着脱可能に接続され、前記カメラ
    ユニットにおける撮影方向を変更するためのモータを設
    けた雲台ユニットと、 前記画像処理ユニットに接続され、前記カメラユニット
    により撮影され前記画像処理ユニットにより処理された
    映像を表示するモニタと、を有することを特徴とする撮
    像システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の撮像システムであっ
    て、前記ケーブルを介して伝送されるコマンドは、前記
    各ユニット間で情報を伝達するためのパケットとを有
    し、 前記各ユニットは、 前記パケットに含まれる動作命令を実行するユニットを
    識別するための識別手段と、前記識別手段により自ユニ
    ット宛のパケットであることを識別すると、当該パケッ
    トで指定された機能を実行する手段を有することを特徴
    とする。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の撮像システムであっ
    て、前記雲台ユニットは、遠隔操作ユニットからの光信
    号を受信して前記カメラユニット及び前記画像処理ユニ
    ットに伝送する伝送手段を有することを特徴とする。
  8. 【請求項8】 請求項7の撮像システムであって、更に
    前記画像処理ユニットとホスト端末を接続する接続手段
    を有し、前記遠隔操作ユニットによる第1操作モード
    と、前記ホスト端末が制御する第2操作モードを有する
    ことを特徴とする。
  9. 【請求項9】 レンズ部を通過した映像を電気信号に変
    換して出力する撮像素子を備えたカメラユニットと、ケ
    ーブルを介して前記カメラユニットに着脱可能に接続さ
    れ、前記カメラユニットからの信号を規格化された信号
    に変換する画像処理ユニットと、ケーブルを介して前記
    カメラユニット及び前記画像処理ユニットのそれぞれに
    着脱可能に接続され、前記カメラユニットにおける撮影
    方向を変更するためのモータを設けた雲台ユニットとを
    有する撮像装置を制御するプログラムを記憶した記憶媒
    体であって、 前記ユニットのいずれかからのコマンドを受信する受信
    工程モジュールと、 前記受信肯定モジュールで受信されたコマンドが自ユニ
    ット宛かどうかを判断する判断工程モジュールと、 前記判断工程モジュールで自ユニット宛と判断されたコ
    マンドを解析して実行する工程モジュールと、 前記判断工程モジュールで自ユニット宛でないと判断さ
    れたコマンドを下位ユニットに転送する転送工程モジュ
    ールと、を有することを特徴とする記憶媒体。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の記憶媒体であって、
    各ユニット間で直接コマンドをやり取りするローカル制
    御モードを更に有し、前記ローカル制御モード時に前記
    カメラユニットからのコマンドを処理し、前記ローカル
    モードでない時に前記カメラユニットからのコマンドを
    ホスト装置に伝送する伝送工程モジュールを更に有する
    ことを特徴とする。
JP9160197A 1997-02-07 1997-06-17 撮像装置、該装置を含む撮像システム及び前記装置を制御するプログラムを記憶した記憶媒体 Pending JPH118793A (ja)

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JP9160197A JPH118793A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 撮像装置、該装置を含む撮像システム及び前記装置を制御するプログラムを記憶した記憶媒体
US09/017,833 US6965400B1 (en) 1997-02-07 1998-02-03 Video input apparatus and image pickup system including the apparatus
EP98102118A EP0858214B8 (en) 1997-02-07 1998-02-06 Video input apparatus comprising a camera having a separately connected video processor
DE69836446T DE69836446D1 (de) 1997-02-07 1998-02-06 Videoeingabevorrichtung mit einer Kamera mit getrennt angeschlossenem Videoprozessor

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JP2003060937A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Canon Inc 接続システム、情報処理システム、及びアダプタ装置
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JP5485479B1 (ja) * 2013-06-18 2014-05-07 ランウェイブ株式会社 カメラリンクケーブル
KR101441755B1 (ko) * 2012-11-22 2014-09-22 김성준 이미지센서모듈 및 메인프로세싱모듈이 교체 가능한 스마트 카메라

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