JP2012034151A - カメラ装置、カメラシステム、制御装置、及びプログラム - Google Patents

カメラ装置、カメラシステム、制御装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】デジタル的にパン、チルト、ズーム等の操作を行うシステムにおいて、クライアント装置に適正に制御権を付与する。
【解決手段】カメラ部102で撮像された全体画像の中に指定された領域を制御するための制御権の要求情報を受信する受信部106と、前記要求情報に基づいて、前記領域に制御権が付与されていない場合は要求情報に基づいて制御権を付与する制御部108と、前記要求情報に基づいて制御権を付与した場合に、前記領域を制御するための制御情報に基づいて、全体画像の中から指定された領域を取得する画像処理部104と、を備える、カメラ端末装置100が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラ装置、カメラシステム、制御装置、及びプログラムに関する。
従来、例えば下記の特許文献1に記載されているように、カメラで撮影できる範囲を全体画像として表示し、その全体画像上での操作により、カメラの撮影方位を制御するカメラ制御システムが知られている。また、プリセット設定された箇所に対応する箇所をサムネイルとして表示し、所望のサムネイルを選択することで、プリセット設定された箇所にカメラの撮影方位を制御するカメラ制御システムが知られている。
特開2005−354748号公報
しかしながら、上記文献に記載された技術では、カメラ端末装置側において、機械的にパン、チルト、ズーム等の制御を行って画像を得るものであるため、取得できる画像の範囲に制約が生じることが想定される。また、全体画像の中からデジタル的に所望の領域を切り出してパン、チルト、ズーム等の操作を行うことを想定した場合、デジタル的なパン、チルト、ズーム等の操作と機械的なパン、チルト、ズーム等の操作とを相互に効率よく行うことは困難である。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、デジタル的なパン、チルト、ズーム等の操作と、機械的なパン、チルト、ズーム等の操作とを容易に且つ効率良く行うことが可能な、新規かつ改良された制御装置、カメラ装置、カメラシステム、制御装置、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、カメラ部で撮像された全体画像の中に指定された第1の領域を制御するための第1の情報を取得する第1の情報取得部と、前記全体画像の中に指定された第2の領域を制御するための第2の情報を取得する第2の情報取得部と、複数の装置から入力され得る前記第1の情報のうち、前記第1の領域の制御権を有する装置から入力された前記第1の情報に基づいて前記カメラ部のメカニカルな動きを制御する制御部と、前記カメラ部で撮像された画像から前記第1の領域の画像を取得し、複数の装置から入力され得る前記第2の情報のうち、前記第2の領域の制御権を有する装置から入力された前記第2の情報に基づいて前記第1の領域の中から前記第2の領域の画像を抽出する処理を行う画像処理部と、を備える、カメラ装置が提供される。
また、前記第1の領域又は前記第2の領域に関する制御権の要求情報を取得する要求情報取得部と、前記第1の領域又は前記第2の領域に制御権が付与されていない場合は前記要求情報に基づいて制御権を付与する制御権付与部と、を備えるものであってもよい。
また、前記制御部は、前記第1の領域の制御権を有する装置とは異なる他装置が前記第2の領域の制御権を有する場合は、前記第1の領域が前記他装置の制御権に係る前記第2の領域に含まれる範囲内で前記カメラ部のメカニカルな動きを制御するものであってもよい。
また、前記画像処理部は、前記第2の領域の制御権を有する装置とは異なる他装置が前記第1の領域の制御権を有する場合は、前記他装置の制御によって定められた前記第1の領域の中から前記第2の領域の画像を抽出するものであってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、画像を撮像するカメラ端末装置と、前記カメラ端末装置を制御するクライアント端末装置とがネットワークを介して接続されたカメラシステムであって、前記カメラ端末装置は、カメラ部で撮像された全体画像の中に指定された第1の領域を制御するための第1の情報を取得する第1の情報取得部と、前記全体画像の中に指定された第2の領域を制御するための第2の情報を取得する第2の情報取得部と、複数の装置から入力され得る前記第1の情報のうち、前記第1の領域の制御権を有する装置から入力された前記第1の情報に基づいて前記カメラ部のメカニカルな動きを制御する制御部と、前記カメラ部で撮像された画像から前記第1の領域の画像を取得し、複数の装置から入力され得る前記第2の情報のうち、前記第2の領域の制御権を有する装置から入力された前記第2の情報に基づいて前記第1の領域の中から前記第2の領域の画像を抽出する処理を行う画像処理部と、を備える、カメラシステムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、カメラ端末装置で撮像された全体画像の中に指定された第1の領域を制御するための第1の情報を取得する第1の情報取得部と、前記全体画像の中に指定された第2の領域を制御するための第2の情報を取得する第2の情報取得部と、前記第1の領域を制御する制御権が付与された場合に、前記第1の情報に基づいて前記カメラ部のメカニカルな動きを制御するための制御情報を前記カメラ端末装置に送信する送信部と、前記第2の領域を制御する制御権が付与された場合に、前記カメラ部で撮像された画像から前記第1の領域の画像を取得し、前記第2の情報に基づいて前記第1の領域の中から前記第2の領域の画像を抽出する処理を行う画像処理部と、を備える、制御装置が提供される。
また、前記制御部は、前記第1の領域の制御権を有する装置とは異なる他装置が前記第2の領域の制御権を有する場合は、前記第1の領域が前記他装置の制御権に係る前記第2の領域に含まれる範囲内で前記カメラ部のメカニカルな動きを制御するための前記制御情報を送信するものであってもよい。
また、前記画像処理部は、前記第2の領域の制御権を有する装置とは異なる他装置が前記第1の領域の制御権を有する場合は、前記他装置の制御によって定められた前記第1の領域の中から前記第2の領域の画像を抽出するものであってもよい。
また、前記全体画像と前記第2の領域の画像に対応する部分画像とを共に表示するとともに、前記全体画像中に前記第1の領域及び前記第2の領域に対応する範囲を表示する表示部を更に備えるものであってもよい。
また、前記表示部は、前記第1の領域の制御権又は前記第2の領域の制御権に基づいて、前記全体画像中に前記第1の領域又は前記第2の領域を制御可能な範囲を表示するものであってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、カメラ部で撮像された全体画像の中に指定された第1の領域を制御するための第1の情報を取得する手段、前記全体画像の中に指定された第2の領域を制御するための第2の情報を取得する第2の手段、複数の装置から入力され得る前記第1の情報のうち、前記第1の領域の制御権を有する装置から入力された前記第1の情報に基づいて前記カメラ部のメカニカルな動きを制御する手段、前記カメラ部で撮像された画像から前記第1の領域の画像を取得し、複数の装置から入力され得る前記第2の情報のうち、前記第2の領域の制御権を有する装置から入力された前記第2の情報に基づいて前記第1の領域の中から前記第2の領域の画像を抽出する処理を行う手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、カメラ装置及び前記カメラ装置の撮影する方位を制御する複数の制御装置とを有するシステムに利用可能な制御装置であって、前記カメラ装置で撮影された全体画像を表示する全体画像領域を表示するよう制御する表示制御部と、前記全体画像上で指定された第1の領域に対応する方位を撮影するよう前記カメラ装置を制御するカメラ制御部と、を有し、前記表示制御部は、前記第1の領域に含まれる第2の領域を拡大して画像を表示する部分画像領域を表示し、前記第1の領域及び前記第2の領域を前記全体画像上に異なる表示状態で表示するよう制御し、第1の制御権を有する場合に、前記第1の領域を変更可能とし、第2の制御権を有する場合に、前記第2の領域を変更可能とする制御装置が提供される。
また、前記表示制御部は、前記第1の領域範囲内であれば、前記第2の領域を変更可能に制御するものであってもよい。
また、前記表示制御部は、前記第2の領域を操作して変更する場合であって、前記第1の領域範囲内を超えて変更しようとしたとき、当該第1の領域も変更して、前記第2の領域が前記第1の領域範囲内に含まれるよう制御し、前記カメラ制御部は、前記変更された前記第1の領域に対応する方位を撮影するよう制御するものであってもよい。
また、前記第2の制御権を有する制御装置は、同時に複数存在するものであってもよい。
本発明によれば、デジタル的なパン、チルト、ズーム等の操作と、機械的なパン、チルト、ズーム等の操作とを容易に且つ効率良く行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る撮像システムの全体構成を示す模式図である。 撮像システムで行われる処理を説明するための模式図である。 複数のクライアント端末がネットワークに接続されている様子を示す模式図である。 各クライアント端末における表示画面を示す模式図である。 各クライアント端末に表示される全体画像と部分画像を示す模式図である。 画像範囲R1及び画像範囲R2の操作方法1を説明するための模式図である。 画像範囲R1及び画像範囲R2の操作方法2を説明するための模式図である。 カメラ端末装置がメカニカルなズーム機能のみを有している場合の構成を模式的に示す図である。 各クライアント端末装置における全体画像を示す模式図である。 第2の実施形態における、画像範囲R1及び画像範囲R2の操作方法1を説明するための模式図である。 第2の実施形態における、画像範囲R1及び画像範囲R2の操作方法2を説明するための模式図である。 1のクライアント端末が画像範囲R1と画像範囲R2の両方の制御権を有しており、他のクライアントが制御権を有していない場合を示す模式図である。 1のクライアント端末が画像範囲R1と画像範囲R2の両方の制御権を有しており、他のクライアント端末がデジタルPTZの制御権を有している場合を示す模式図である。 クライアント端末装置がメカニカルPTZの制御権を有しており、他のクライアント端末がデジタルPTZの制御権を有している場合を示す模式図である。 クライアント端末がデジタルPTZの制御権を有しており、他のクライアント端末がメカニカルPTZの制御権を有している場合を示す模式図である。 画像範囲R2に対応する2つの異なる映像1及び映像2が各クライアント端末に送信される様子を示す模式図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態
(1)撮像システムの構成例
(2)本実施形態の処理
(3)操作方法1について
(4)操作方法2について
2.第2の実施形態
(1)第2の実施形態の概要
(2)操作方法1について
(3)操作方法2について
3.第3の実施形態
(1)制御権を与える場合の表示、操作について
(2)制御権付与の例について
(3)制御権の付与に関する処理について
1.第1の実施形態
(1)撮像システムの構成例
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像システム500の全体構成を示す模式図である。撮像システム500は、カメラ端末装置(IPカメラ)100、及び複数のクライアント端末200を有しており、カメラ端末装置100と各クライアント端末200は、インターネットなどのネットワーク300を介して接続されている。また、ネットワーク300には、サーバ400が接続されており、サーバ400はネットワーク300を介してカメラ端末装置100及び複数のクライアント端末200と接続されている。
カメラ端末装置100は、例えば屋内外に設置される監視カメラであって、被写体像を結像するレンズ光学系と、結像された被写体像を光電変換する撮像素子とを有するカメラ部102を備えている。また、カメラ端末装置100は、画像処理部104、送受信部106、制御部108、設定部110、タイマー112を備えている。
クライアント端末200は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などの機器である。クライアント端末200は、送受信部202、制御部204、入力部206、表示部208を備えている。なお、図1に示すカメラ端末装置100とクライアント端末200の各機能ブロックは、ハードウェア(回路)またはCPUなどの中央演算処理装置とこれを機能させるためのソフトウェア(プログラム)によって構成される。この場合において、そのプログラムは、カメラ端末装置100またはクライアント端末200が備えるメモリ、または外部から挿入された外付けメモリ等の記録媒体に記録されることができる。サーバ400は、カメラ端末装置100と同様の画像処理機能を備えるものであり、カメラ端末装置100で取得された画像を記録することができる。また、サーバ400は、クライアント端末200の機能を備えるものであってもよい。また、サーバ400の機能は、カメラ端末装置100と一体化されていてもよい。
図2は、撮像システム500で行われる処理を説明するための模式図である。ここでは、一例として、カメラ端末装置100が屋内の会議室に設置されているものとする。図2に示すように、カメラ端末装置100のカメラ部102は、会議室内の比較的広い範囲を全体画像として撮像する。
全体画像は、例えば、静止画のデータとしてクライアント端末200に送信されるが、これに限らず、ライブ映像をクライアント端末200に送信し、受信したクライアント端末200で静止画として抽出するようにしても良い。ユーザは、クライアント端末200を用いて、全体画像の中から所望の範囲を指定することができる。例えば、図2に示す領域Aがクライアント端末200によって指定されると、カメラ端末装置100は、領域Aのライブ映像のデータをエンコードしてクライアント端末200に送信する。
具体的に説明すると、クライアント端末200の表示部208には、予めカメラ端末装置100から送られた静止画の全体画像(この場合はライブ映像ではない)が、制御部204の処理によって表示部208に表示されている。ユーザがクライアント端末200の入力部206を操作して全体画像中の所望の領域Aを指定すると、領域Aの情報が制御部204に送られる。領域Aの情報は、制御部204の指令に基づいて、クライアント端末200の送受信部202が領域Aの情報をカメラ端末装置100へ送る。また、制御部204の指令に基づいて、領域の情報A(後述する画像領域R2に相当)が表示部208の全体画像中に表示される。
カメラ端末装置100の送受信部106は、ネットワーク300を介して領域Aに関する情報(請求項に係る第2の情報)を受信すると、その情報を制御部108へ送る。制御部108は、画像処理部104に対して、カメラ部102から送られてくる画像(ライブ映像)のうち、領域Aの部分だけ切り出してエンコード処理するよう指示する。送受信部106は、エンコード処理された領域Aのライブ映像を画像処理部104から受け取り、ネットワーク300を介してクライアント端末200へ送信する。
クライアント端末200の送受信部202は、カメラ端末装置100から領域Aのライブ映像を受信すると、そのデータを画像処理部203へ送る。画像処理部203では、領域Aの情報をデコードし、制御部204は表示部208に表示する処理を行う。なお、この場合、領域Aは、後述する画像領域R2に対応する。
このように、ユーザは、クライアント端末200を操作して全体画像の中から所望の領域を指定することで、あたかも機械的なパン、チルト、ズーム等の操作と同等の操作をデジタル的に行うことができ、この結果、所望の領域の映像を取得することができる。
特に、近時においては、ネットワーク300の容量の増大により、より画素数の多い高画質の映像を送ることができるが、全体画像をライブ映像として全データを送ることとすると、そのデータ量は膨大となる。本実施形態のようにユーザ側で領域を指定して必要なデータのみを転送することで、所望の領域の高画質映像を視聴することができる。
なお、画像処理による領域Aの切り出しは、クライアント端末200側で行っても良い。この場合、画像処理部104に相当する画像処理部203をクライアント端末200に設け、カメラ端末装置100は、カメラ部102から送られてくる画像(ライブ映像)をエンコード処理し、送受信部106からネットワーク300へ送信する。ユーザがクライアント端末200の入力部206を操作して全体画像中の所望の領域Aを指定すると、制御部204は、画像処理部203に対して領域Aの切り出しを指示する。クライアント端末200の送受信部202は、ライブ映像のデータを受信すると、画像処理部203に送り、画像処理部203において領域Aが切り出される。切り出された領域Aの画像は、制御部204から表示部208に送られて、表示部208にて表示される。
また、本実施形態のシステムにおいては、デジタル的なパン、チルト、ズーム操作の他に、機械的な(メカニカルな)パン、チルト、ズーム操作を行うことができる。図2に示すように、カメラ端末装置100は、撮像光学系の光軸の方向をパン、チルトの方向に可変することができるメカ機構を備えている。また、カメラ端末装置100は、撮像光学系のズーム光学系を光軸方向に移動するためのメカ機構を備えている。これらのメカ機構は、図2に示すカメラ部102に含まれ、モータとギヤなどの駆動機構によって構成される。カメラ端末装置100のカメラ部102は、制御部108の指令に基づいてこれらの駆動を行うことで、機械的なパン、チルト、ズーム操作を行うことができる。
機械的な(メカニカルな)パン、チルト、ズーム操作についても、上述したデジタル的なパン、チルト、ズーム操作と同様に、クライアント端末200の全体画像中で領域を指定することによって、クライアント端末200側から操作することが可能である。
具体的に説明すると、ユーザがクライアント端末200の入力部206を操作して全体画像中の所望の領域Aを指定すると、制御部204の指示に基づいて、クライアント端末200の送受信部202が領域Aの情報(第1の情報)をカメラ端末装置100へ送る。また、制御部204の指令に基づいて、領域Aの情報(後述する画像領域R1に相当)が表示部208の全体画像中に表示される。
カメラ端末装置100の送受信部106は、ネットワーク300を介して領域Aに関する情報(第1の情報)を受信すると、その情報を制御部108へ送る。制御部108は、領域Aの情報に基づいて、カメラ部102に対して、カメラ部102のメカニカルなパン、チルト、ズーム位置を指示する。この際、制御部108は、全体画像中の領域Aの位置、領域Aの大きさに応じて、パン、チルト、ズーム位置を指示することができる。カメラ部102は、画像領域R1の情報に基づいて、メカニカルなパン、チルト、ズーム位置を制御する。なお、この場合、領域Aは後述する画像領域R1に対応する。
図3は、複数のクライアント端末200がネットワーク300に接続されている様子を示す模式図である。図3に示す個々のクライアント端末200は、全体画像の中から所望の領域を指定することで、メカニカルなPTZ操作、及びデジタル的なPTZ操作をともに行うことができる。なお、この場合において、個々のクライアント端末200からの指令が競合することが想定されるが、これについては第3の実施形態にて詳述する。
(2)本実施形態の処理
次に、本実施形態に係る処理について説明する。図4は、各クライアント端末200における表示画面を示す模式図である。各クライアント端末200には、上述した全体画像と部分画像がともに表示される。図4では、各クライアント端末200に共通に表示される全体画像と、各クライアント200毎に個別に表示される部分画像を共に示している。
全体画像は、カメラ端末装置100において予め撮像された広範囲の画像であり、例えば、カメラ端末装置100にて機械的(メカニカル的)にパン・チルト・ズームが可能な最も広い範囲で撮像されたパノラマ画像とされている。全体画像は、例えばカメラ端末装置100を機械的にPTZ操作して光軸の向きの異なる複数の画像を撮像し、これらの複数の画像を接続することによって得ることができる。
一方、部分画像は、各クライアント端末200にて、ユーザが全体画像の中から指定した特定の範囲の画像であり、各クライアント端末200毎に異なる範囲を選択することも可能である。図4は、各クライアント端末200に対応するクライアントA,B,Cの各端末において、全体画像と部分画像が表示される様子を模式的に示す図である。図4では、クライアントAにおいて全体画像中の領域Aに対応する部分画像が表示され、クライアント端末Bにおいて全体画像中の領域Bに対応する部分画像が表示された例を示している。また、クライアントCにおいては、クライアントAと同様に、全体画像中の領域Aに対応する部分画像が表示された例を示している。
各クライアントにおいては、全体画像と部分画像がともに表示部208に表示される。図4の例では、クライアントAにおいては、クライアントAの部分画像と全体画像とが表示され、他のクライアントの部分画像は表示されない。但し、管理者等の場合にはクライアントAにおいて他のクライアントの部分画像を表示しても構わない。また、後述するように、クライアントAに表示される全体画像の中に他のクライアントの部分画像に対応する領域を表示することも可能である。これにより、クライアントAでは、他のクライアントの部分画像の領域を認識することができる。
図5は、各クライアント端末200に表示される全体画像と部分画像を示す模式図である。図5に示すように、各クライアント端末200に表示される全体画像の中には、メカニカルPTZによる画像領域R1と、デジタルPTZによる画像領域R2とがともに表示される。メカニカルPTZによる画像領域R1は、カメラ端末装置100のメカニカルな動作によって指定される画像領域を示しており、デジタル的なPTZ操作が行われていない状態の画像領域を示している。換言すれば、メカニカルPTZによる画像領域R1は、カメラ端末装置100のメカニカル処理によるパン・チルト・ズーム位置をそのまま表示した画像領域に相当する。従って、メカニカルPTZによる画像領域R1は、カメラ端末装置100のメカニカルなパン・チルト・ズーム位置を可変した場合に、その範囲が変更される。
図3で説明したように、本実施形態のシステムでは、1つのカメラ端末装置100に対して複数のクライアント端末装置200が接続される。従って、メカニカルPTZによる画像領域R1は、1つのカメラ端末装置100のメカ的なパン・チルト・ズーム位置を対応し、各クライアント端末200において同一の範囲となる。従って、各クライアント端末200に表示された全体画像中には、同一の画像領域R1が表示される。
一方、デジタルPTZによる画像領域R2は、メカニカルPTZによる画像領域R1の中から、デジタル的な操作によりその一部分を抜き出した画像領域に相当する。従って、原則として、デジタルPTZによる画像領域R2は、メカニカルPTZによる画像領域R1よりも狭い範囲とされる。メカニカルPTZによる画像領域R1の中にデジタルPTZによる画像領域R2が指定されると、カメラ端末装置100またはクライアント端末200で行われる画像処理により、画像領域R1の中から画像領域R2が切り出されて表示される。図4及び図5に示した部分画像は、メカニカルPTZによる画像領域R1の中からユーザの指定によって切り出されたデジタルPTZの画像領域R2に対応している。クライアント端末200の制御部204は、画像領域R1と画像領域R2の表示状態が異なるように表示部208に表示する制御を行うようにしても良い。例えば、画像領域R1と画像領域R2の輪郭を異なる色で表示するようにしても良い。これにより、ユーザは、画像領域R1と画像領域R2を視覚的に区別することができる。
図5に示すように、個々のクライアント端末200に表示される全体画像中には、各クライアント端末200において共通のメカニカルPTZによる画像領域R1とともに、画像領域R1の中に指定されたデジタルPTZによる画像領域R2が表示される。ユーザは、クライアント端末200の入力部206であるマウス、キーボードなどを操作することによって、全体画像の中から、画像領域R1及び画像領域R2を指定して、所望の範囲に変更することができる。以下、画像領域R1とR2の指定、変更について詳細に説明する。
(3)操作方法1について
図6は、画像領域R1及び画像領域R2の操作方法1を説明するための模式図である。操作方法1では、画像領域R1及び画像領域R2を指定するための2種類のPTZ操作を独立して扱うものである。以下では、ユーザがマウス操作によりPTZ操作を行う場合について説明する。
ユーザが画像領域R2を指定してデジタルPTZ操作を行った場合に、画像領域R2の操作が画像領域R1の表示領域内で行われた場合は、画像領域R1は固定した状態で、画像領域R2を変更する操作が行われる。ユーザが画像領域R1の範囲内で画像領域R2を設定している場合は、画像領域R1は変更されることがなく、カメラ端末装置100におけるメカニカルなPTZ位置は変更されない。従って、ユーザが画像領域R1の範囲内で画像領域R2を選択している場合は、メカニカルな操作を行うことなく、画像領域R1の中から画像処理により指定された画像領域R2を抽出して、部分画像として表示する処理を行う。このように画像領域R1を変更しない場合、図4のクライアントBのように他のユーザが別の画像領域R2の画像を部分画像として表示していても、問題なく、他のユーザが部分画像を見続けることができる。
また、ユーザが画像領域R1を指定してPTZ操作を行った場合に、画像領域R2の表示領域を撮影できる範囲であれば、デジタルPTは固定として、画像領域R1を変更するメカPT操作を行う。
次に、ユーザが画像領域R2を指定してデジタルPT操作を行っている場合に、メカPT操作の表示領域外にパン、チルトが行われた場合、すなわち、ユーザが画像領域R2の指定を画像領域R1の外に広げようとした場合は、メカPT操作を連動して行い、画像領域R2が画像領域R1内となるように画像領域R1を変化させる。このように、ユーザが、画像領域R2を操作して、画像領域R1の表示領域外にPTZ操作を行うと、画像領域R1の範囲外の画像が指定されることになるため、カメラ端末装置100のメカニカルなPTZ位置を変更する動作が行われる。
また、別の例として、画像領域R2が操作された場合は、画像領域R1の範囲内であるか否かに関わらず、画像領域R1のPT操作を行うようにしても良い。
また、ユーザが画像領域R1を指定してメカニカルPT操作を行っている場合に、デジPTの画像領域R2が画像領域R1の表示領域外になる場合は、デジタルPT操作を連動して行い、画像領域R2が画像領域R1内となるように画像領域R2を変化させるデジタルPT操作を行う。
以上の操作により、ユーザは、画像領域R1と画像領域R2のそれぞれを指定することで、メカニカルPT操作、またはデジタルPT操作を行うことができる。また、画像領域R1及び画像領域R2の一方の操作により他方の画像領域が表示できなくなる場合は、他方の画像領域を連動して変更することで、常に画像領域R1中に画像領域R2を設定することができる。
画像領域R1、画像領域R2の指定及び変更は、全体画像上でユーザがマウスを使用してクリック、ドラッグ操作を行うことで実現される。例えば、画像領域R1(またはR2)を選択した状態で、ユーザが全体画像中の任意の点をクリックすると、画像領域R1(またはR2)の中心をクリックした点の位置に移動することができる。また、ユーザは、画像領域R1(またはR2)を選択した状態で、ドラッグ操作により画像領域R1(またはR2)を所望の位置まで移動させることができる。
また、全体画像上で任意の点をクリックした場合、クリックした点が画像領域R1内であれば、画像領域R1(メカニカルPT)は固定で、画像領域R2(デジタルPT)の中央をクリック位置にすることができる。クリックした点が画像領域R1の表示領域外であれば、メカニカル、デジタル両方の表示領域の中央がクリック位置になるようにメカニカル、デジタルの双方のPT操作を行う。
この場合に、デジタルPTの画像領域R2の中央がクリック位置となるが、メカニカルPTによる画像領域R1の中央はクリック位置とはならなくても良く、画像領域R2が画像領域R1の中にぎりぎり入る領域ようにメカPTを行っても良い。これにより、メカニカルPTによる操作量を最小限に抑えることができる。
ズーム操作については、原則として、メカニカルまたはデジタルのズーム操作の指定をしている場合(画像領域R1または画像領域R2が指定されている場合)には、上述したPT操作と同様に、指定されている側のズームのみをズーム制御する。
また、メカニカルまたはデジタルのズーム操作の指定がされていない場合は、ズーム操作を指示された場合、先ずメカニカルにズームできる範囲内で、メカニカルズームを行い、画像領域R1を可変する。これにより、画像領域R1内及び画像領域R2内の画像がともに拡大され、部分画像として画像領域R2に対応する範囲が表示される。そして、メカニカルズームのテレ(望遠)方向に最大にズームがされた場合(メカニカルズームがテレ端に到達した場合)、デジタルズームにより画像領域R2の範囲を更に拡大する処理を行う。
操作方法1では、画像領域R2を指定して画像領域R2を動かした場合に、画像領域R1は最小限の範囲で移動されるため、他のクライアント端末200がデジタルPTZ操作をしている場合に、他のクライアント端末200に与える影響を最小限に抑えることができる。
(4)操作方法2について
図7は、画像領域R1及び画像領域R2の操作方法2を説明するための模式図である。操作方法2では、メカニカルなPTZ操作とデジタルなPTZ操作を連動させて動作させるものである。図7において、画像領域R1(メカニカルPT)及び画像領域R2(デジタルPT)のいずれを指定して領域を動かした場合においても、画像領域R1と画像領域R2の位置関係はそのまま同じ状態として、並行に画像領域R1及びR2を動かす。
例えば、画像領域R1(またはR2)を選択した状態で、ユーザが全体画像中の任意の点をクリックすると、画像領域R1と画像領域R2の位置関係はそのまま同じ状態として、画像領域R2の中心をクリックした点の位置に移動することができる。
また、ズーム操作についても、画像領域R1(メカニカルPT)及び画像領域R2(デジタルPT)のいずれを指定して領域を動かした場合においても、画像領域R1と画像領域R2の倍率の比が一定となるように保ってズーム操作を行う。
操作方法2では、カメラ端末装置100がある対象を追尾して撮影している場合に、画像領域R1と画像領域R2が共に動くため、追尾対象を画像領域R1内に確実に追尾することができる。また、追尾対象が仮に画像領域R2から外れてしまった場合であっても、画像領域R2とともに画像領域R1を動かしているため、画像領域R1を常時記録しておくことで、事後的に画像領域R1の中から追尾できなかった対象を取得することができる。
以上説明したように第1の実施形態によれば、クライアント端末200においてメカニカル的なズーム操作とデジタル的なズーム操作を指定して所望の制御を行うことが可能となる。従って、メカニカル的及びデジタル的なズーム操作が可能なシステムにおいて、所望の範囲の画像を取得することができる。
2.第2の実施形態
(1)第2の実施形態の概要
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、カメラ端末装置100がメカニカルなパン・チルト機能を有しておらず、メカニカルなズーム(光学ズーム)機能のみを有している場合である。図8は、カメラ端末装置100がメカニカルなズーム機能のみを有している場合の構成を模式的に示す図である。
図8に示すように、カメラ端末装置100のカメラレンズから取得される映像の中でデジタル的なPTZ操作が行われる。この場合、クライアント端末200側からの指示に応じて、カメラ端末装置100のカメラレンズから取得される映像の一部(図8中に示す領域A)を切り出してクライアント端末へ伝送する。なお、映像の伝送の際は、カメラレンズから取得される映像の全てをクライアント端末装置200へ送るようにして、受け手のクライアント端末装置200側で全ての映像の中から領域Aを切り出して表示する構成としても良い。
図9は、各クライアント端末装置200における全体画像を示す模式図である。全体画像中には、第1の実施形態と同様に、メカニカルZによる画像領域R1とともに、画像領域R1の中に指定されたデジタルPTZによる画像領域R2が表示される。第2の実施形態では、メカニカルなパン・チルト操作ができないため、メカニカルPTZによる画像領域R1は常に全体画像の中央に表示される。なお、図9では全体画像のみを示しているが、各クライアント端末100の表示部208には、図5と同様に、全体画像と部分画像が共に表示される。
(2)操作方法1について
図10は、第2の実施形態における、画像領域R1及び画像領域R2の操作方法1を説明するための模式図である。操作方法1では、メカニカルな光学ズーム操作による画像領域R1の指定と、デジタルPTZ操作による画像領域R2の指定を独立して行うものである。
先ず、図10(A)において、画像領域R2のデジタルPT操作がメカニカルズームの画像領域R1の表示領域内であれば、画像領域R1を固定した状態で画像領域R2のデジタルPTZ操作が行われる。また、図10(B)は、光学ズーム操作による画像領域R1の指定を示している。図10(B)においては、デジタルPTZ操作による画像領域R2が画像領域R1に含まれる範囲で、メカニカルPT操作により矢印で示す範囲で画像領域R1を可変することができる。
図10(C)は、デジタルPTZ操作により画像領域R2を可変している際に、画像領域R2が画像領域R1の表示領域外に広がるように操作された場合を示している。この場合、画像領域R2が画像領域R1に含まれるように、光学ズーム操作による画像領域R1を連動して広げる操作が行われる。
図10(D)は、全体画像中における、光学ズームの画像領域R1の表示割合が所定値より大きくなった場合に、画像領域R2に応じてメカニカルズームをテレ側に移動する場合を示している。この場合、デジタルPT操作により画像領域R2が全体画像の中心方向に移動されると、画像領域R1に画像領域R2が含まれる範囲で光学ズームをテレ側にズームし、上記の所定値の表示割合に近づくように光学ズームを行う。これにより、光学ズームによる表示範囲R1の領域が必要以上に広がることを抑えて、画質をより良好にすることができる。
図10(E)は、光学ズーム操作により画像領域R1を操作している最中に、デジPTZによる画像領域R2の一部が画像領域R1の外になる場合を示している。この場合、画像領域R2が画像領域R1内となるようにデジタルPTによる操作を連動して行う。
また、ズーム操作についても、画像領域R1(光学ズーム)及び画像領域R2(デジタルズーム)のいずれを指定して領域を動かした場合においても、画像領域R1と画像領域R2の倍率の比が一定となるように保ってズーム操作を行う。
また、ズーム操作が行われた場合、先ず、光学ズームの範囲内で、光学ズームを行う。そして、光学ズームのテレ(望遠)方向に最大にズームした場合、更にテレ方向にズーム操作が行われると、デジタルズームを行う。
(3)操作方法2について
図11は、第2の実施形態における、画像領域R1及び画像領域R2の操作方法2を説明するための模式図である。操作方法2では、光学ズームとデジタルズームを連動して動作させることができる。図11において、光学ズームによる画像領域R1とデジタルズームによる画像領域R2との倍率の比が一定となるように保ってズーム操作が行われる。
この場合、メカニカルズームまたはデジタルズームのいずれを指定して操作しても、画像領域R1、画像領域R2のそれぞれの中心は固定として、画像領域R1と画像領域R2の倍率の比が一定となるズームが行われる。
以上説明したように第2の実施形態によれば、カメラ端末装置100がメカニカルなパン、チルト機能を有していない場合においても、カメラ端末装置100の光学ズーム機能と、デジタル的なPTZ操作により所望の範囲の画像を取得することが可能となる。
第3の実施形態
(1)制御権を与える場合の表示、操作について
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、前述した、個々のクライアント端末200からの指令が競合した場合の処理に関する。この場合において、第3の実施形態では、複数のクライアント端末装置200のいずれかに操作権を付与し、操作権を有するクライアント端末装置200がPTZ操作を行うものである。換言すれば、第3の実施形態は、操作権を有するクライアント端末装置200のみが排他的にPTZ操作の制御を行うものである。
本実施形態においても、第1及び第2の実施形態と同様に、メカニカルなPTZ操作とデジタルなPTZ操作の双方を行うことができる。このため、本実施形態においては、メカニカルなPTZ操作とデジタルなPTZ操作の双方について、排他的な操作権を付与できるようにしている。
この場合において、カメラ端末装置100はシステム内に1つ存在するため、メカニカルなPTZ操作の制御権は、任意の1のクライアント端末装置200のみが保有することができる。一方、デジタルなPTZ操作の制御権については、1のクライアント端末装置200のみに付与することも可能であるし、複数のクライアント端末装置200に付与することも可能である。以下、図12〜図15に基づいて詳細に説明する。
図12は、1のクライアント端末200が画像領域R1と画像領域R2の両方の制御権を有しており、他のクライアント200が制御権を有していない場合を示している。この場合、図12に示すように、画像領域R1と画像領域R2の制御権を有しているクライアント端末200は、メカニカルPTZ操作とデジタルPTZ操作をともに行うことができ、画像領域R1と画像領域R2を自由に操作することができる。この場合、メカニカルなPTZ操作により画像領域R1を自由に操作することが可能である。また、デジタルのPTZ操作により、画像領域R1の中で画像領域R2の設定を自由に操作することが可能である。
この場合、メカニカルのPTZ操作について制御権を有しておらず、デジタルのPTZ操作についての制御権のみを有している他のクライアント端末装置200は、メカニカルのPTZ操作の制御権を有しているクライアント端末装置200によって画像領域R1が変更された場合は、変更された画像領域R1の中で画像領域R2の操作を行うことが可能である。
このように、1のクライアント端末装置200がメカニカルPTZの制御権とデジタルPTZの制御権をともに有している場合は、図12に示すように、画像領域R1と画像領域R2を自由に動かすことができる。
図13は、1のクライアント端末200が画像領域R1と画像領域R2の両方の制御権を有しており、他のクライアント端末200(ここでは1台のクライアント端末200とする)がデジタルPTZの制御権を有している場合を示している。
この場合、メカニカルPTZ操作を無制限に可能としてしまうと、デジタルPTZ操作の制御権を有している他のクライアント端末装置200が所望のデジタルPTZ操作を行うことができなくなる。このため、メカニカルPTZ操作の制御権を有しているクライアント端末装置200において、他のクライアント端末装置200が有しているデジタルPTZ操作の制御権に係る画像領域R2(図13中に画像領域R2aとして示す)を表示する。そして、他のクライアント端末装置200における画像領域R2aの表示を保障するため、メカニカルなPTZ操作の制御権を有しているクライアント端末200において、画像領域R2aと、画像領域R2aを含む範囲(図13中に破線で示す矩形の範囲C)を表示し、この破線の範囲内でのみメカニカルPTZ操作を可能とする。このように、メカニカルなPTZ操作の制御権を有しているクライアント端末200において制御権に制約を生じさせることで、メカニカルPTZ操作が行われたとしても、他のクライアント端末装置200が有しているデジタルPTZ操作の制御権に係る画像領域R2は画像領域R1内に常に含まれることになり、他のクライアント端末装置200は、画像領域R2aの部分画像を取得し続けることができる。
図13の場合においても、図12と同様に、メカニカルなPTZ操作の制御権を有しているクライアント端末200では、画像領域R1の中でデジタルPTZにより画像領域R2を指定して部分画像として取得できる。また、図13のように1のクライアント端末200が画像領域R1とR2の両方の制御権を持っていて、他のクライアント端末200がR2の制御権を持っており、R2について両方のクライアント端末200が制御権が持っている場合がある。この場合は、他のクライアントがR2の制御権をもっているにかかわらず、1のクライアント端末200側で自由に制御できるようにすることもできる。これにより、例えば、緊急にある場所の映像を見たい場合に、他のクライアントがR2の制御権を持っているために、その領域にメカニカルPTZできなくなることを回避できる。
なお、通常は、画像領域R2aと破線で示す範囲Cは表示しなくても良いため、メカニカルPTZ操作について制御権を有しているクライアント端末装置200において、ユーザがPTZ操作をしようとした場合のみ画像領域R2aと範囲Cを表示するようにしても良い。
また、画像領域R1を矩形の範囲Cよりも大きくすることはできないため、範囲Cの外側の領域は制御権が付与されていない領域となる。このため、図13に示すように、範囲Cの外側を白色で表示し(またはグレー表示等であってもよい)、制御権を有していない領域を視覚的に認識できるようにする。
図14は、クライアント端末装置200がメカニカルPTZの制御権を有しており、他のクライアント端末200がデジタルPTZの制御権を有している場合を示している。この場合、メカPTZできる範囲は、他のクライアント端末装置200が有しているデジタルPTZ操作の制御権に係る画像領域R2(図14中に画像領域R2aとして示す)含む範囲(図14中に破線で示す矩形の範囲C)である。
図14の例においても、通常は、画像領域R2aと破線で示す範囲Cは表示しなくても良いため、メカニカルPTZ操作について制御権を有しているクライアント端末装置200において、ユーザがPTZ操作をしようとした場合のみ画像領域R2aと範囲Cを表示するようにしても良い。
また、図14の例においても、範囲Cの外側を白色で表示し(またはグレー表示等であってもよい)、制御権を有していない領域を視覚的に認識できるようにする。
図15は、クライアント端末200がデジタルPTZの制御権を有しており、他のクライアント端末200がメカニカルPTZの制御権を有している場合を示している。この場合、デジタルPTZ操作による画像領域R2の操作が可能な範囲は、他のクライアント端末200によって設定されているメカニカルPTZの範囲(画像領域R1)内となる。画像領域R1は、メカニカルPTZ操作の制御権を有している他のクライアント端末200が操作すると変化する。なお、メカニカルPTZ操作の制御権を有していると、例え、ライブ映像として部分画像領域に表示できない画像(画像領域R2以外の画像)も、サーバ400に記録しておくことで、後から、画像領域R1の画像については見ることができる。
(2)制御権付与の例について
上述のように、デジタルPTZによる画像領域R2については、カメラ端末装置100からネットワーク300を介して複数の画像ストリームを送信することで、異なる複数のクライアント端末200が異なる画像領域R2の映像を取得することができる。図16は、画像領域R2に対応する2つの異なる映像1及び映像2が各クライアント端末200に送信される様子を示す模式図である。ここで、例えば映像1は、図13に示した画像領域R2に対応し、映像2は図13に示した画像領域R2aに対応するものとする。
図15に示すように、映像1と映像2の2つの映像を操作できる場合に、いずれかの映像の制御権が空いている場合は、次に映像の操作に参入してきたクライアント端末200に対して空いている映像の制御権を与える。
例えば、映像1と映像2の双方の制御権が空いている場合、最初に参入してきたクライアント端末200(操作者1とする)は、映像1と映像2のいずれか一方の制御権を得ることができる。ここでは、操作者1が映像1の制御権を得て、映像1を操作するものとする。操作者1は、映像1の制御権を保有している間は、上述した処理により、自由に映像1の範囲を操作して、所望の領域のライブ映像を取得することができる。
次に、操作者1が映像1の制御権を保有している状態で参入してきたクライアント端末200(操作者2とする)は、映像2の制御権が空いているため、映像2の制御権を得る。これにより、操作者2は、映像2の制御権を保有している間は、自由に映像2の範囲を操作して、所望の領域のライブ映像を取得することができる。なお、映像1の制御権が空いていない場合、映像2の制御権が空いていても、映像1の制御権が空くまで待つこともできる。
次に、操作者1が映像1の制御権を保有し、且つ操作者2が映像2の制御権を保有している状態で参入してきたクライアント端末200(操作者3とする)は、映像1と映像2の双方の制御権が操作者1,2によって保有されているため、制御権を得ることができない。このため、操作者3は、映像1または映像2の制御権が空くまで待機することになる。待機しているとき、通常は、図4のクライアントCのように制御権を有する他のクライアントAと同様の映像を見ることとなる。更に、その後に操作者4が参入してくると、参入してきた時刻が早いクライアント端末200から順に、制御権が空いた際に制御権を獲得するものとする。
制御権を保有する時間は、例えば予め定めておくことができる。カメラ端末装置100のタイマー112では、それぞれの操作者が制御権を保有している時間をカウントし、予め定められた所定時間が経過すると、その操作者の制御権を解除する。一例として、制御権を保有する時間が15分間の場合、上述の例で操作者1が映像1の制御権を得てから15分間が経過すると、操作者1の映像1に対する制御権が解除される。これにより、待機していた操作者3は、映像1の制御権を獲得して映像1を操作することが可能となる。更に、操作者2が映像2の制御権を得てから15分間が経過すると、操作者2の映像2に対する制御権が解除される。これにより、待機していた操作者4は、映像2の制御権を獲得して映像2を操作することが可能となる。
メカニカルな画像領域R1について制御権を付与する場合も、同様に行うことができる。但し、システム内にカメラ端末装置100は1台であるため、画像領域R1の制御権については1のクライアント端末200のみに付与される。例えば、画像領域R1の制御権が空いている場合、最初に参入してきたクライアント端末200(操作者1とする)は、画像領域R1の制御権を得ることができる。操作者1が画像領域R1の制御権を保有している状態で参入してきたクライアント端末200(操作者2とする)は、画像領域R1の制御権が空くまで待機することになる。
(3)制御権の付与に関する処理について
制御権を得ようとする場合、ユーザは、クライアント端末200から画像領域R1または画像領域R2を選択する操作を行う。ここでは、図15において、任意のクライアント端末200が画像領域R2の映像1の制御権を得る場合について説明する。この操作は、例えばマウス、キーボード等の入力部206から表示部208に表示されている映像1の外枠を指定することによって行うが、これに限定されるものではない。この操作を受けて、送信部202は、クライアント端末200が映像1についての制御権を得ようとしていることを示す情報(制御権要求情報)をカメラ端末装置100へ送る。なお、クライアント端末200が映像2についての制御権を得ようとしている場合は、映像2についての制御権を得ようとしていることを示す情報(制御権要求情報)がカメラ端末装置200に送られる。
制御権要求情報は、ネットワーク300を介してカメラ端末装置100に送られ、送受信部106にて受信されると、制御部108に送られる。制御部108は、制御権の要求が出された映像1または映像2に制御権が付与されていない場合は、制御権要求情報を送信したクライアント端末200に対して制御権を付与し、そのIPアドレスを記憶する。これにより、制御権を付与したクライアント端末200から映像1の領域を指定する情報を受信した場合、制御部108は、カメラ部102から送られてくる全体画像(ライブ映像)のうち、指定された領域の部分だけ切り出してエンコード処理するよう指示する。送受信部106は、エンコード処理された領域Aのライブ映像を画像処理部104から受け取り、ネットワーク300を介して制御権を有するクライアント端末200へ送信する。
メカニカルな画像領域R1の制御権の付与についても同様に行うことができる、ユーザは、クライアント端末200から画像領域R1を選択する操作を行う。この操作は、例えばマウス、キーボード等の入力部206から表示部208に表示されている画像領域R1の外枠を指定することによって行うが、これに限定されるものではない。この操作を受けて、送信部202は、クライアント端末200が画像領域R1についての制御権を得ようとしていることを示す情報(制御権要求情報)をカメラ端末装置100へ送る。
制御権要求情報は、ネットワーク300を介してカメラ端末装置100に送られ、送受信部106にて受信されると、制御部108に送られる。制御部108は、制御権の要求が出された画像領域R1に制御権が付与されていない場合は、制御権要求情報を送信したクライアント端末200に対して制御権を付与し、そのIPアドレスを記憶する。これにより、制御権を付与したクライアント端末200から画像領域R1の領域を指定する情報を受信した場合、制御部108は、カメラ部102のパン、チルト、ズームを機械的に制御する。これにより、カメラ部102は、画像領域R1に応じた映像を画像処理部104へ送る。画像処理部104は、カメラ部102から送られたライブ映像のうち、画像領域R2によって指定された領域の部分だけ切り出してエンコード処理する。送受信部106は、エンコード処理された画像領域R2のライブ映像を画像処理部104から受け取り、ネットワーク300を介して制御権を有するクライアント端末200へ送信する。なお、クライアント端末200の画像処理部203で映像の切り出しを行う場合、カメラ部102で取得されたライブ映像がエンコードされた後、ネットワーク300を介してクライアント端末200に送られて、画像処理部203で映像の切り出しが行われる。
なお、第3の実施形態に係る制御権の設定は、第1及び第2の実施形態の双方に適用することができる。
以上説明したように第3の実施形態によれば、メカニカルPTZ操作とデジタルPTZ操作のそれぞれの制御権の有無に応じて、クライアント端末装置200の画像領域R1及び画像領域R2を最適に制御することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 カメラ端末装置
102 カメラ部
104 画像処理部
106 送受信部
108 制御部
200 クライアント端末
202 送受信部
203 画像処理部
204 制御部
206 入力部
300 ネットワーク

Claims (15)

  1. カメラ部で撮像された全体画像の中に指定された第1の領域を制御するための第1の情報を取得する第1の情報取得部と、
    前記全体画像の中に指定された第2の領域を制御するための第2の情報を取得する第2の情報取得部と、
    複数の装置から入力され得る前記第1の情報のうち、前記第1の領域の制御権を有する装置から入力された前記第1の情報に基づいて前記カメラ部のメカニカルな動きを制御する制御部と、
    前記カメラ部で撮像された画像から前記第1の領域の画像を取得し、複数の装置から入力され得る前記第2の情報のうち、前記第2の領域の制御権を有する装置から入力された前記第2の情報に基づいて前記第1の領域の中から前記第2の領域の画像を抽出する処理を行う画像処理部と、
    を備える、カメラ装置。
  2. 前記第1の領域又は前記第2の領域に関する制御権の要求情報を取得する要求情報取得部と、
    前記第1の領域又は前記第2の領域に制御権が付与されていない場合は前記要求情報に基づいて制御権を付与する制御権付与部と、
    を備える、請求項1に記載のカメラ装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の領域の制御権を有する装置とは異なる他装置が前記第2の領域の制御権を有する場合は、前記第1の領域が前記他装置の制御権に係る前記第2の領域に含まれる範囲内で前記カメラ部のメカニカルな動きを制御する、請求項1に記載のカメラ装置。
  4. 前記画像処理部は、前記第2の領域の制御権を有する装置とは異なる他装置が前記第1の領域の制御権を有する場合は、前記他装置の制御によって定められた前記第1の領域の中から前記第2の領域の画像を抽出する、請求項1に記載のカメラ装置。
  5. 画像を撮像するカメラ端末装置と、前記カメラ端末装置を制御するクライアント端末装置とがネットワークを介して接続されたカメラシステムであって、
    前記カメラ端末装置は、
    カメラ部で撮像された全体画像の中に指定された第1の領域を制御するための第1の情報を取得する第1の情報取得部と、
    前記全体画像の中に指定された第2の領域を制御するための第2の情報を取得する第2の情報取得部と、
    複数の装置から入力され得る前記第1の情報のうち、前記第1の領域の制御権を有する装置から入力された前記第1の情報に基づいて前記カメラ部のメカニカルな動きを制御する制御部と、
    前記カメラ部で撮像された画像から前記第1の領域の画像を取得し、複数の装置から入力され得る前記第2の情報のうち、前記第2の領域の制御権を有する装置から入力された前記第2の情報に基づいて前記第1の領域の中から前記第2の領域の画像を抽出する処理を行う画像処理部と、
    を備える、カメラシステム。
  6. カメラ端末装置で撮像された全体画像の中に指定された第1の領域を制御するための第1の情報を取得する第1の情報取得部と、
    前記全体画像の中に指定された第2の領域を制御するための第2の情報を取得する第2の情報取得部と、
    前記第1の領域を制御する制御権が付与された場合に、前記第1の情報に基づいて前記カメラ部のメカニカルな動きを制御するための制御情報を前記カメラ端末装置に送信する送信部と、
    前記第2の領域を制御する制御権が付与された場合に、前記カメラ部で撮像された画像から前記第1の領域の画像を取得し、前記第2の情報に基づいて前記第1の領域の中から前記第2の領域の画像を抽出する処理を行う画像処理部と、
    を備える、制御装置。
  7. 前記制御部は、前記第1の領域の制御権を有する装置とは異なる他装置が前記第2の領域の制御権を有する場合は、前記第1の領域が前記他装置の制御権に係る前記第2の領域に含まれる範囲内で前記カメラ部のメカニカルな動きを制御するための前記制御情報を送信する、請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記画像処理部は、前記第2の領域の制御権を有する装置とは異なる他装置が前記第1の領域の制御権を有する場合は、前記他装置の制御によって定められた前記第1の領域の中から前記第2の領域の画像を抽出する、請求項6に記載の制御装置。
  9. 前記全体画像と前記第2の領域の画像に対応する部分画像とを共に表示するとともに、前記全体画像中に前記第1の領域及び前記第2の領域に対応する範囲を表示する表示部を更に備える、請求項6に記載の制御装置。
  10. 前記表示部は、前記第1の領域の制御権又は前記第2の領域の制御権に基づいて、前記全体画像中に前記第1の領域又は前記第2の領域を制御可能な範囲を表示する、請求項9に記載の制御装置。
  11. カメラ部で撮像された全体画像の中に指定された第1の領域を制御するための第1の情報を取得する手段、
    前記全体画像の中に指定された第2の領域を制御するための第2の情報を取得する第2の手段、
    複数の装置から入力され得る前記第1の情報のうち、前記第1の領域の制御権を有する装置から入力された前記第1の情報に基づいて前記カメラ部のメカニカルな動きを制御する手段、
    前記カメラ部で撮像された画像から前記第1の領域の画像を取得し、複数の装置から入力され得る前記第2の情報のうち、前記第2の領域の制御権を有する装置から入力された前記第2の情報に基づいて前記第1の領域の中から前記第2の領域の画像を抽出する処理を行う手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  12. カメラ装置及び前記カメラ装置の撮影する方位を制御する複数の制御装置とを有するシステムに利用可能な制御装置であって、
    前記カメラ装置で撮影された全体画像を表示する全体画像領域を表示するよう制御する表示制御部と、
    前記全体画像上で指定された第1の領域に対応する方位を撮影するよう前記カメラ装置を制御するカメラ制御部と、を有し、
    前記表示制御部は、前記第1の領域に含まれる第2の領域を拡大して画像を表示する部分画像領域を表示し、前記第1の領域及び前記第2の領域を前記全体画像上に異なる表示状態で表示するよう制御し、
    第1の制御権を有する場合に、前記第1の領域を変更可能とし、第2の制御権を有する場合に、前記第2の領域を変更可能とする制御装置。
  13. 前記表示制御部は、前記第1の領域範囲内であれば、前記第2の領域を変更可能に制御する、請求項12に記載の制御装置。
  14. 前記表示制御部は、前記第2の領域を操作して変更する場合であって、前記第1の領域範囲内を超えて変更しようとしたとき、当該第1の領域も変更して、前記第2の領域が前記第1の領域範囲内に含まれるよう制御し、
    前記カメラ制御部は、前記変更された前記第1の領域に対応する方位を撮影するよう制御する、請求項12に記載の制御装置。
  15. 前記第2の制御権を有する制御装置は、同時に複数存在する、請求項12に記載の制御装置。
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