JP2008197829A - 画像処理装置と方法およびプログラムと記録媒体 - Google Patents

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卓 増田
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敏秀 中根
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嘉春 斎木
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Abstract

【課題】歪み補正がなされた高フレームレートの画像信号を得られるようにする。
【解決手段】歪みを生じた広視野画像から歪み補正された出力画像GZを生成するとき、出力画像GZに選択領域GZseを設ける。選択領域GZseを除く非選択領域GZnsの出力画像を生成するとき、1画素間隔で出力画像の画素に対応する広視野画像上の画素位置を算出して、算出した画素位置の画素信号G(j,k)を出力画像の対応する画素PX(1,1)の信号とするマッピング処理を行って、歪みを生じた広視野画像から歪み補正された非選択領域GZnsの画像を生成する。選択領域GZseでは各画素に対してマッピング処理を行って、歪みを生じた広視野画像から歪み補正された選択領域GZseの画像を生成する。
【選択図】 図5

Description

この発明は画像処理装置と方法およびプログラムと記録媒体に関する。詳しくは、歪みを生じた広視野画像から歪み補正された出力画像を生成する際に、選択領域を除く領域の画像を生成するときは、選択領域の画像を生成するときよりも画質の低下した歪み補正を行うものである。
従来、例えば魚眼レンズを用いて撮像を行うことにより得られた広視野画像に対してユーザにより必要な領域が指定され、指定された領域について歪み補正がなされて、補正された画像をモニタに表示する提案がなされている(特許文献1参照)。
特開2000−324386号公報
ところで、指定した領域の歪みを補正する処理をフレーム毎に行って補正後の画像信号を生成する場合、歪み補正の処理に時間を要することから、画像信号の取り込みを高速化しても高フレームレートの補正後の画像信号を得ることは困難である。
そこで、この発明では、歪み補正がなされた高フレームレートの画像信号を得ることができる画像処理装置とその方法およびプログラムの記録媒体を提供するものである。
この発明の概念は、歪みを生じた広視野画像から歪み補正された出力画像を生成する際に、出力画像に設定した選択領域を除く領域の出力画像を生成するときには、選択領域の出力画像を生成するときよりも画質の低下した歪み補正を行うものである。
この発明の画像処理装置は、歪みを生じた広視野画像から歪み補正された出力画像を生成する歪み補正処理部と、出力画像に選択領域を設ける選択領域設定部を有し、歪み補正処理部は、選択領域を除く領域の出力画像を生成するとき、選択領域の出力画像を生成するときよりも画質の低下した歪み補正を行うものである。
また、この発明に係る画像処理方法やプログラムおよび記録媒体は、出力画像に選択領域を設けるステップと、選択領域を除く領域の出力画像を生成するとき、選択領域の出力画像を生成するときよりも画質の低下した歪み補正を行うステップを有するものである。
この発明においては、例えば選択領域を除く領域を出力画像の全体として歪み補正を粗く行い、その後に選択領域の出力画像を生成する。画質の低下した歪み補正では、1あるいは複数画素間隔で出力画像の画素に対応する広視野画像上の画素位置を算出して、該算出した画素位置の画素信号を前記出力画像の対応する画素の信号とするマッピング処理を行って、歪みを生じた広視野画像から歪み補正された出力画像を生成する。選択領域では各画素についてマッピング処理を行い、歪みを生じた広視野画像から歪み補正された出力画像を生成する。また、マッピング処理の行われていない画素の画素信号として、マッピング処理の行われた画素の画素信号を用いるものとしたり、マッピング処理によって画素信号が読み出された広視野画像の画素位置と隣接する画素位置の画素信号を用いるものとする。
この発明によれば、歪みを生じた広視野画像から歪み補正された出力画像を生成する際に、選択領域を除く領域の画像を生成するときは、選択領域の画像を生成するときよりも歪み補正を粗く行われる。このため、出力画像生成時の演算量が少なくなり、高フレームレートで出力画像を生成することができる。
以下、図を参照しながら、この発明の実施の一形態について説明する。図1は画像処理装置を用いたカメラシステムの構成を示している。
撮像部11は、撮像光学部111や撮像素子112等を用いて構成されている。撮像光学部111は、被写体像を撮像素子112の撮像面に結像させるためのものである。ここで、撮像光学部111は、広視野の被写体像を撮像素子112の撮像面に結像させるために魚眼レンズを用いて構成する。また、魚眼レンズに代えて、例えば広角レンズあるいはPAL(Panoramic Annular Lens:環状のレンズ)等を用いるものとしてもよい。さらに、筒状,お椀状あるいは円錐状等のミラーを用いて、広視野の被写体像がミラーの反射を利用して撮像素子112の撮像面に結像されるようにしてもよい。また、レンズやミラー等を複数組み合わせて、視野をさらに広げるようにしてもよい。
撮像素子112は、光を電気信号に変換する例えばCCD(Charge Coupled Device)や、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサ等が用いられる。この撮像素子112で生成された撮像信号は、A/D変換部113によってデジタルの画像信号に変換されて歪み補正処理部12の入力画像バッファ121に供給される。
歪み補正処理部12は、撮像部11で得られた広視野画像から歪み補正された出力画像を生成する処理を行う。具体的には、出力画像の各画素に対応する広視野画像上の画素位置を算出して、この算出した画素位置の画素信号を出力画像の対応する画素の信号とするマッピング処理を行う。
歪み補正処理部12の入力画像バッファ121は、広視野画像の画像信号を保持しておくものである。出力画像バッファ123は、歪み補正された出力画像を保持するものであり、歪み補正演算部122でマッピング処理を行うことで、入力画像バッファ121から読み出された画像信号が順次書き込まれる。歪み補正演算部122は、出力画像の各画素に対応する広視野画像上の画素位置を算出する処理を行うものである。
歪み補正演算部122には、入力部13や記憶部14,選択領域自動設定部15が接続されている。入力部13は、広視野画像から出力画像の範囲を切り替えるパン・チルト・ズーム動作を行うための操作入力を受け付けるためのものである。また、出力画像に対して選択領域を設定するためのものである。
選択領域とは、出力画像の一部の領域であり、選択領域を除く領域(以下「非選択領域」という)よりも良好な画質の画像となるように歪み補正を行う領域である。また、非選択領域は、歪み補正のための演算時間を短縮化するための領域であり、選択領域に比べて画質が劣化しても、この画質の劣化を許容する領域である。
選択領域の形状は、特に限定されるものではないが、歪み補正演算部で選択領域に含まれる画像であるか否かを容易に判別できる形状とすれば、歪み補正演算部での処理が容易となる。例えば矩形状とした場合、左隅角の画素位置と矩形の幅(水平方向の画素数)と高さ(垂直方向の画素数)を指定すれば、選択領域が一意に定まり、歪み補正演算部では、選択領域に含まれる画像であるか否かを容易に判別できる。また、円形状とした場合、中心の画素位置と、半径あるいは直径のサイズを指定すれば、選択領域が一意に定まり、歪み補正演算部では、選択領域に含まれる画像であるか否かを容易に判別できる。
このように選択領域を設定するためのパラメータは、ユーザが入力部13から入力する。また、画面上に選択領域を設定するための操作画面を表示して、この操作画面上でユーザが選択領域を指定することで、パラメータが決定されるようにしてもよい。これらのパラメータは、設定情報JAとして歪み補正演算部122に供給する。
記憶部14は、パン・チルト・ズーム動作によって設定された出力画像の領域を設定するパラメータや、出力画像に対して選択領域を設定するパラメータ等を記憶するものである。この記憶部14に、1つあるいは複数の選択領域のパラメータを記憶させておき、この記憶部14からパラメータを読み出して設定情報JBとして歪み補正演算部122に供給して、選択領域が設定されるようにしてもよい。
選択領域自動設定部15は、選択領域を自動的に設定するものである。この選択領域自動設定部15は、例えば画像信号DVaを用いて複数フレーム画像の比較を行い動きの生じた領域を検出する。さらに、動きの生じた領域を含むように選択領域を自動的に設定して、この選択領域を示すパラメータを設定情報JCとして歪み補正演算部122に供給する。また、選択領域自動設定部15は、色の変化や輝度の変化が生じた領域を検出して、この検出された領域を含むように選択領域を自動的に設定するものとしてもよい。
なお、カメラシステムでは、入力部13と記憶部14と選択領域自動設定部15の何れかまたは全てを設けて選択領域を設定できるようにする。
歪み補正演算部122は、歪みを生じた広視野画像から歪み補正された非選択領域の画像を生成するとき、選択領域の画像を生成するときよりも画質の低下した歪み補正を行う。すなわち、非選択領域の画像を生成するときは、出力画像の画素に対応する広視野画像上の画素位置を算出して、この算出した画素位置の画素信号を出力画像の対応する画素の画素信号とするマッピング処理を、1あるいは複数画素間隔で行うことで、画質の低下した歪み補正を行う。このマッピング処理によって入力画像バッファ121から読み出した画素信号を出力画像バッファ123に順次書き込むことで、出力画像バッファ123に歪み補正された出力画像を蓄積させる。
画像出力部16は、歪み補正処理部12の出力画像バッファ123から読み出された画像信号を、画像表示を行う表示装置(図示せず)に対応した出力フォーマットの画像信号DVoutに変換して出力する。
なお、歪み補正演算部122や選択領域自動設定部15等は、ハードウェアあるいはソフトウェアの何れで構成するものとしてもよい。
次に、歪み補正処理の原理について説明する。撮像光学部111で生じた歪みを補正する歪み補正処理の手法としては、幾何学的補正が用いられ、例えば歪のある系の二次元座標から歪のない二次元直交座標系に変換するような一般的なアルゴリズムが用いられる。この場合、その変換式や変換テーブルが図示しないROMやその他のメモリ等に保存されていればよい。また、そのような歪み補正に限られず、他の公知の歪み補正が用いられてもよい。
撮像光学部111に魚眼レンズ等が用いられて、図2に示すように視野が半球状の球面51として示すことができるとき、撮像素子112で得られる撮像信号は、円形状の広視野画像Gcを示すものとなる。ここで、出力画像の視野範囲である出力領域OBsを設定すると、この出力領域OBsは広視野画像Gcにおける領域ARsに相当するものとなる。したがって、領域ARsの画素信号を出力画面上の画素位置に歪みを補正した状態となるようにマッピングすることで歪み補正を行う。
図3は、レンズの像高特性を説明するための図である。図3の(A)では、点Oを中心とする上半球視野をy軸方向から見て二次元表示としたものである。図中、矢印OPkは例えば被写体の方向を示している。この矢印OPkで示す方向に位置する被写体の結像点を点Qとしたとき、点Oから結像点Qまでの距離が像高Lhとなる。図3の(B)は、当該像高特性を例示したグラフである。横軸が角度(入射角)θ、縦軸が像高Lhを示している。当該データは、変換テーブルとして予めメモリに記憶されていればよい。
図4は、歪み補正処理の原理を説明するための図である。図4の(A)は、出力画像の表示画面61であり、この表示画面61に視野範囲である出力領域OBsの画像が表示されるものとする。図4の(B)は、球面51に対して出力領域OBsを設定した状態を示している。なお、出力領域OBsは表示画面61と対応するものであり、例えば出力領域OBsの点Pは表示画面61の画素位置PXに対応する。また、出力領域OBsと表示画面61の中心をHOとする。図4の(C)は、図4の(B)に示す球面51をx−y平面上に投影した状態を示すものであり、この球面51が投影された領域が広視野画像Gcの領域に相当する。
球面51に対して設定した出力領域OBs上の例えば点Pについて説明する。この点Pの位置をP(u,v,w)とすると、OP=(u2+v2+w21/2であることから、角度θはθ=arccos[w/((u2+v2+w21/2)]の演算を行うことにより求めることができる。また、上述した像高特性を撮像光学部111について予め求めておき、角度θと像高Lhの変換テーブルを記憶させておけば、角度θを算出することで点Pに対する像高Lhを得ることができる。
また、点Pからx−y平面に垂線をおろしたときのx−y平面上の交点を点P’(u,v,0)とすると、OP’=OP×sin(θ)となる。したがって、結像点Q(xp,yp)は、xp=u×Lh/((u2+v2+w21/2×sin(θ))、yp=v×Lh/((u2+v2+w21/2×sin(θ))の位置となり、このようにして結像点Q(xp,yp)を求めることができる。
また、点Pに対応したx−y平面上の点P’の方向とx軸との角度φを求めて、角度φと像高Lhから結像点Qの位置を求めるものとしてもよい。ここで、角度φは、φ=arccos[u/((u2+v21/2)]の演算を行うことにより求めることができる。したがって、点Oからx軸に対して角度φを成す方向に像高Lhだけ離れた位置が結像点Qとなる。
このようにして求めた結像点Qの画素信号を画像信号DVaから得るものとして、この画素信号に基づき図4の(D)に示すように出力領域OBsの点Pに対応する表示画面61上の画素位置PXの描画を行う。また、表示画面61内の全ての画素位置についても同様な処理を行うことで、表示画面61の各画素に対して、撮像光学部111によって生じた歪を補正した状態で画素信号をマッピングできる。なお、結像点Qに対応する画素信号がない場合には、結像点Qの周囲に位置する画素の画素信号を用いて結像点Qに対応する画素信号を生成すればよい。例えば結像点Qの周囲に位置する画素の画素信号を用いて補間等を行うことで、結像点Qに対応する画素信号を生成できる。このようにして、表示画面61上の各点に対応する結像点Qの画素信号を入力画像バッファ121から読み出して、表示画面61の各画素の信号を保持するものとした出力画像バッファ123に書き込むことで、歪み補正された画像の画像信号を出力画像バッファ123に保持させることができる。
このように歪み補正を行う場合、出力画像の各画素について対応する広視野画像上の画素位置を算出すると、すなわち、表示画面61の各画素に対応する結像点Qを算出すると演算に時間を要してしまう。そこで、非選択領域の画像を生成する場合、選択領域の画像を生成する場合よりも画質が低下した歪み補正を行い、演算時間の短縮化をはかる。例えば、上述したように非選択領域では1あるいは複数画素間隔でマッピング処理を行うものとすれば、画素位置の算出回数が少なくなり、演算時間の短縮化が可能となる。
図5は、選択領域と非選択領域の歪み補正演算を説明するための図である。図5の(A)は、出力画像GZを示している。出力画像GZには、選択領域GZseが設けられており、残りの領域は非選択領域GZnsとされる。非選択領域GZnsでは、図5の(B)に示すように、広視野画像上の画素位置の算出を行う画素を1画素あるいは複数画素おきに設定する。なお、図5の(B)では、水平方向および垂直方向に1画素おきに広視野画像上の画素位置の算出を行う画素を設定した場合を示しており、ハッチングで示されている画素が広視野画像上の画素位置の算出を行う画素であることを示している。
このように、広視野画像上の画素位置の算出を行う画素を1画素あるいは複数画素おきに設定すれば、画素位置の算出回数が少なくなり、演算時間を短縮できる。なお、画素位置の算出が行われていない画素については、画素信号をマッピングすることができない。このため、画素位置の算出が行われてマッピングが行われている画素の画素信号を、画素位置の算出が行われていない画素の画素信号として用いる。例えば、画素位置PX(1,1)の画素信号DP(1,1)として、広視野画像上の画素信号G(x,y)をマッピングしたとき、図5の(C)に示すように画素位置PX(1,2),PX(2,1),PX(2,2)の画素信号DP(1,2),DP(2,1),DP(2,2)として、画素信号G(x,y)をコピーする。また、選択領域GZseについては、図5の(D)に示すように、全ての画素に対して広視野画像上の画素位置の算出を行い画素信号のマッピングを行う。
このようにすれば、演算時間を短縮できるので、高フレームレートの補正後の画像信号を得ることが可能となる。また、注目する被写体が含まれるように選択領域GZseを選択すれば、注目する被写体の画質低下を防止できる。
歪み補正では、出力画像の画素が選択領域GZseの画素か非選択領域GZnsの画素であるかを順次画素毎に判別しながら、歪み補正を行うものとしてもよく、出力画像全体を非選択領域GZnsとして歪み補正を行ったのち、選択領域GZseに含まれる画素に対して歪み補正を行うものとしてもよい。
出力画像全体を非選択領域GZnsとして歪み補正を行ったのち、選択領域GZseに含まれる画素に対して歪み補正を行うものとしたときには、画素毎に選択領域の画素か非選択領域の画素であるか判断する必要がないので、効率よく歪み補正を行うことができる。また、選択領域GZseにおいて、出力画像全体を非選択領域GZnsとして歪み補正を行ったときに広視野画像上の画素位置の算出が行われていない画素についてのみ歪み補正演算を行うものとすれば、同じ画素について歪み補正演算が繰り返されることがなく、効率よく歪み補正を行うことができる。
次に、歪み補正動作についてフローチャートを用いて説明する。図6は、出力画像全体を非選択領域として歪み補正を行ったのち、選択領域に含まれる画素に対して歪み補正を行う歪み補正全体の動作を示すフローチャートである。
ステップST1で歪み補正演算部は、非選択領域の歪み補正処理を行う。この非選択領域の歪み補正処理では、例えば出力画像GZの全体を非選択領域GZnsとして歪み補正を行いステップST2に進む。ステップST2で歪み補正演算部は、選択領域GZseの歪み補正を行い歪み補正処理を終了する。
図7は、出力画像に設けた選択領域を示している。出力画像の画素位置はPX(x,y)として示すものとし、左上角の画素をPX(0,0)とする。出力画像のサイズは水平方向を幅W、垂直方向を高さHとする。選択領域GZseは例えば矩形状として、左上角の画素をP(u0,v0)とする。選択領域のサイズは水平方向を幅Ws、垂直方向を高さHsとする。
図8は、非選択領域の歪み補正動作を示すフローチャートである。ステップST11で補正演算部は、出力画像とする視野範囲の設定を行う。補正演算部は、上述の出力領域OBsを設定してステップST12に進む。
ステップST12で補正演算部は、垂直方向の座標値を示す変数yの初期化を行い、「y=0」に設定してステップST13に進む。
ステップST13で補正演算部は、歪み補正演算が垂直方向の最終画素まで完了したか否かを判別する。ここで、変数yの値が垂直方向の高さH以上となっていないときにはステップST14に進む。
ステップST14で補正演算部は、水平方向の座標値を示す変数xの初期化を行い、「x=0」に設定してステップST15に進む。
ステップST15で補正演算部は、歪み補正演算が水平方向の最終画素まで完了したか否かを判別する。ここで、変数xの値が水平方向の幅W以上となっていないときにはステップST16に進む。
ステップST16で補正演算部は、歪み補正演算を行い、出力画像の画素位置PX(x,y)に対応する広視野画像上の画素位置を算出してステップST17に進む。
ステップST17で補正演算部は、画素信号のマッピング処理を行い、ステップST16で算出した画素位置の画素信号G(jx,ky)を読み出して、画像位置PX(x,y)の画素信号DP(x,y)とする。また、読み出した画素信号G(jx,ky)を画素位置の演算を行っていない画素の画素信号としてコピーする。すなわち画像位置P(x+1,y)の画素信号DP(x+1,y)を画素信号G(jx,ky)、画像位置P(x,y+1)の画素信号DP(x,y+1)を画素信号G(jx,ky)、画像位置P(x+1,y+1)の画素信号DP(x+1,y+1)を画素信号G(jx,ky)としてステップST18に進む。
ステップST18で補正演算部は、1画素おきに画素位置の演算を行うことから変数xに「2」を加算して新たな変数xの値としてステップST15に戻る。
このようにステップST15からステップST18の処理を繰り返すと、歪み補正処理が出力画像の水平方向に順次行われるものとなり、1ライン分の歪み補正処理が完了すると、変数xの値は出力画像の幅W以上の値となる。したがってステップST15からステップST19に進む。
ステップST19で補正演算部は、1画素おきに画素位置の演算を行うことから変数yに「2」を加算して新たな変数yの値としてステップST13に戻る。したがって、ステップST13からステップST19の処理を繰り返すと、1ライン分の歪み補正処理が1ラインおきに、垂直方向に順次行われることとなる。その後、全ての歪み補正処理が完了すると、変数yの値は出力画像の高さH以上の値となり、ステップST13で変数yの値が出力画像の高さH以上と判別されて非選択領域の歪み補正動作が終了する。
図9は、選択領域の歪み補正動作を示すフローチャートである。ステップST21で補正演算部は、選択領域の設定を行いステップST22に進む。
ステップST22で補正演算部は、垂直方向の座標値を示す変数yを選択領域の最初の画素位置「y=v0」に設定してステップST23に進む。
ステップST23で補正演算部は、歪み補正演算が選択領域における垂直方向の最終画素まで完了したか否かを判別する。ここで、変数yの値が選択領域の垂直方向の画素位置v0に選択領域の高さHsを加算した値以上となっていないときにはステップST24に進む。
ステップST24で補正演算部は、水平方向の座標値を示す変数xを選択領域の最初の画素位置「x=u0」に設定してステップST25に進む。
ステップST25で補正演算部は、歪み補正演算が選択領域における水平方向の最終画素まで完了したか否かを判別する。ここで、変数xの値が選択領域の水平方向の画素位置u0に選択領域の幅Wsを加算した値以上となっていないときにはステップST26に進む。
ステップST26で補正演算部は、歪み補正演算を行い、出力画像の画素位置PX(x,y)に対応する広視野画像上の画素位置を算出してステップST27に進む。
ステップST27で補正演算部は、画素信号のマッピング処理を行い、ステップST26で算出した画素位置の画素信号G(jx,ky)を読み出して、画素位置PX(x,y)の画素信号DP(x,y)としてステップST28に進む。
ステップST28で補正演算部は、選択領域おいて全ての画素位置の演算を行うことから変数xに「1」を加算して新たな変数xの値としてステップST25に戻る。
このようにステップST25からステップST28の処理を繰り返すと、歪み補正処理が選択領域の水平方向に順次行われるものとなり、選択領域の1ライン分の歪み補正処理が完了すると、変数xの値は値「Ws+u0」以上の値となる。したがってステップST25からステップST29に進む。
ステップST29で補正演算部は、選択領域おいて全ての画素位置の演算を行うことから変数yに「1」を加算して新たな変数yの値としてステップST23に戻る。したがって、ステップST23からステップST29の処理を繰り返すと、1ライン分の歪み補正垂直方向にライン毎に順次行われることとなる。その後、選択領域の全てについて歪み補正処理が完了すると、変数yの値は値「Hs+v0」以上の値となり、ステップST23で変数yの値が値「Hs+v0」以上と判別されて選択領域の歪み補正動作が終了する。
ところで、上述の非選択領域の歪み補正動作では、図5の(C)で示すように、画素位置の算出が行われてマッピングが行われている画素の画素信号を、画素位置の算出が行われていない画素の画素信号として用いている。しかし、図5の(C)のように1つの画素信号を3つの画素に複写すると、非選択領域の画像は4画素単位の画像となってしまい、被写体によっては、画質の劣化が顕著となってしまうおそれがある。そこで、図10に示すように、画素位置の算出が行われていない画素では、歪み補正演算結果に基づいて広視野画像から画素信号が読み出された画素と隣接する画素の画素信号を読み出して用いるものとする。例えば画素位置PX(1,1)が歪み補正演算の行われた画素であって、算出された広視野画素の画素位置から画素信号G(j,k)が読み出されているとき、画素位置PX(1,1)の右方向に隣接する画素位置PX(1,2)は、画素位置PX(1,1)に対応する広視野画素の画素位置から周方向に隣接する画素位置の画素信号G(j,k+1)を用いるものとする。また、画素位置PX(1,1)の下方向に隣接する画素位置PX(2,1)は、画素位置PX(1,1)に対応する広視野画素の画素位置から径方向に隣接する画素の画素信号G(j+1,k)を用いるものとする。同様に、画素位置PX(1,1)の右下方向に隣接する画素位置PX(2,2)は、画素位置PX(1,1)に対応する広視野画素の画素位置から対応する方向に隣接する画素の画素信号G(j+1,k+1)を用いるものとする。
図11は、隣接する画素の画素信号を読み出して用いるものとした非選択領域の歪み補正動作を示すフローチャートである。なお、図11において、図8に示すフローチャートと対応する処理は同一のステップ番号を付し、詳細な説明は省略する。
図11において、ステップST37で補正演算部は、画素信号のマッピング処理を行い、ステップST16で算出した画素位置の画素信号G(jx,ky)を読み出して、画素位置PX(x,y)の画素信号DP(x,y)とする。また、読み出した画素信号G(jx,ky)の画素位置と隣接する画素を読み出して演算を行っていない画素の画素信号とする。すなわち隣接した画素から読み出した画素信号G(jx+1,ky)を画素位置PX(x+1,y)の画素信号DP(x+1,y)、画素信号G(jx,ky+1)を画素位置PX(x,y+1)の画素信号DP(x,y+1)、画素信号G(jx+1,ky+1)を画素位置PX(x+1,y+1)の画素信号DP(x+1,y+1)としてステップST18に進む。
このようにすれば、図5に示すように画素信号を複写して用いる場合に比べて歪み補正演算量を増加させることなく、非選択領域の画像における情報量を増やすことができるので、画素信号をコピーして用いる場合に比べて非選択領域の画像の画質を向上させることができる。
また、非選択領域において、画素位置の算出を行う画素の間隔を、選択領域から離れるに伴い広くすると、画素位置の算出回数がさらに少なくなることから、演算時間を更に削減できる。このようにして演算回数を削減したときには、選択領域に近い部分では画質の劣化が少ないものとなるので、選択領域と非選択領域の境界部分が目立って出力画像の品位が低下してしまうことを防止することもできる。
さらに、上述の実施の形態では、選択領域の全ての画素に対して広視野画像上における画素位置の算出を行い、非選択領域については1あるいは複数画素間隔で広視野画像上における画素位置の算出を行うものとしたが、選択領域についても1あるいは複数画素間隔で広視野画像上における画素位置の算出を行うものとしてもよい。この場合、非選択領域では選択領域よりも広い画素間隔で広視野画像上における画素位置の算出を行うものとする。
ところで、歪み補正処理部12は、撮像部11で生成された画像信号DVaを処理する場合に限られるものではなく、記憶装置に記憶されている画像信号の歪み補正を行う場合にも適用できる。
図12は、本発明のさらに別の実施の形態を示すブロック図である。この画像処理システムでは、上述の撮像部11がなく、記憶装置21を備えている。記憶装置21には、例えば上述のように広視野画像が予め記憶されている。歪み補正処理部12は、記憶装置21から広視野画像の画像信号DVmを読み出して上述のような処理を行うことで、出力画像生成時の演算量を軽減し、歪みの補正された出力画像を高フレームレートで生成することができる。
このように、歪み補正処理部12では、歪みを生じた広視野画像から歪み補正された出力画像を生成する際に、非選択領域の画像を生成するときは、選択領域の画像を生成するときよりも画質の低下した歪み補正を行うことで、出力画像生成時の演算量が少なくなり、高フレームレートで出力画像を生成することができる。また、出力画像生成時の演算量が少なくなることから、消費電力を少なくすることも可能となる。
また、歪み補正処理部12では、非選択領域の出力画像を生成する場合、選択領域の出力画像を生成するときよりも画質の低下した歪み補正を行う第1の動作モードと画質を低下させることなく歪み補正を行う第2の動作モードを切り替え可能とする。この場合、歪み補正処理部12の動作モードを第1の動作モードに設定すれば、歪み補正がなされた高フレームレートの出力画像を得ることができる。また、歪み補正処理部12の動作モードを第2の動作モードに設定すれば、全体が良好な画質である出力画像を得ることができる。このため、画像処理装置では、自由度の高い歪み補正動作が可能となる。
さらに、出力画像では、歪み補正画像を表示するだけでなく、広視野画像を合わせて表示するものとして、この広視野画像で出力画像の領域を識別可能とすれば、広視野画像の何れの領域が歪み補正されて出力されているか容易に判別できる。また、広視野画像で選択領域も識別可能とすれば、出力画像において選択領域がどのように設けられているか確認することが可能となる。
図13は、画像処理部の他の構成として、広視野画像を合わせて出力する場合を示している。なお、図13において、図1と対応する部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
画像抽出処理部124は、画像信号DVaから広視野画像Gcの画像信号DVcを抽出して表示識別処理部125に供給する。ここで、広視野画像Gcは、図2に示すように、撮像素子112における撮像面上の一部の領域を示すものであり、撮像光学部111によって決定される。このため、撮像面上の広視野画像Gcの領域が固定している場合は、画像信号DVaから所定の画素位置の画素信号を抽出することで、広視野画像Gcの領域の画素信号を得ることができる。また、撮像光学部111が交換可能で撮像面上の広視野画像Gcの領域が変化する場合、あるいは撮像光学部111の光学特性が変更できるようになされているため撮像面上の広視野画像Gcの領域が変化する場合、撮像面上の広視野画像Gcの領域を予め判別しておき、判別されている広視野画像Gcの領域の画素信号を抽出する。広視野画像Gcの領域の判別は、例えば撮像光学部111の視野内が全て白色の被写体となるようにして撮像を行い、画像信号DVaが白色のレベルとなる画素位置を検出する。このようにすれば、容易に広視野画像Gcの領域を判別することができる。
表示識別処理部125は、広視野画像Gcにおいて、入力部13から供給された設定情報JAや記憶部14から読み出した設定情報JBに基づき、この設定情報JA,JBよって示された出力画像の視野領域と対応する領域ARsを、ユーザが容易に識別できるように処理する。例えば表示識別処理部125は、領域ARsと領域ARsでない領域との境界を示す境界表示を設けるものとしたり、領域ARsを除いた領域の輝度や色を変更して、領域ARsが識別可能となるように表示制御を行う。また、設定情報JA,JBや選択領域自動設定部15から供給された設定情報JCによって示された選択領域GZseと対応する出力画像GZ上の領域ARseを、領域ARsと同様にユーザが容易に識別できるように処理する。このような画像処理を行い、広視野画像Gcにおいて、領域ARsや領域ARseが識別可能とされている画像(以下「全体画像Gcp」という)の画像信号DVcpを生成して出力画像処理部126に供給する。なお、表示識別処理部125は、領域ARsの識別処理や領域ARseの識別処理を、設定情報JA,JB,JCによって選択的に実行するようにすれば、所望に応じて領域ARs,ARseを識別可能に表示させることができる。
出力画像処理部126は、出力画像バッファ123から読み出された画像信号DVbと表示識別処理部125から供給された画像信号DVcpに基づき、歪み補正された出力画像上に全体画像Gcpを設けた画像の画像信号DVdを生成して画像出力部16に供給する。
図14は出力画像に全体画像Gcpを含めて表示した場合の表示例を示している。なお、図14の(A)は、出力画像GZを示しており、図14の(B)は、全体画像Gcpを拡大して示したものである。
全体画像Gcpでは、出力画像GZの領域や出力画像GZに設けた選択領域GZseが識別可能となるように表示を行う。例えば、枠表示を行うものとしたり、輝度や色等の変更を行う。このような表示を行うものとすれば、全体画像Gcpの何れの領域が出力画像GZの領域とされているか容易に判別できる。また、出力画像GZの何れの領域が選択領域GZseとされているか容易に判別できる。したがって、全体画像Gcpにおける所望の被写体が出力画像GZや選択領域GZseに含まれるように領域の設定を行うものとすれば、所望の被写体の画質劣化を防止して、歪み補正がなされた高フレームレートの画像信号を得ることができる。
また、選択領域GZseの設定が自動的に行われる場合、選択領域GZseを識別可能に表示することで、所望の被写体の画質が劣化しないように、選択領域が設定されて歪み補正が行われているか容易に確認することが可能となる。
カメラシステムの構成を示す図である。 撮像素子に形成される被写体像を示す図である。 レンズの像高特性を説明するための図である。 歪み補正処理の原理を説明するための図である。 選択領域と非選択領域における歪み補正演算を説明するための図である。 歪み補正の全体動作を示すフローチャートである。 出力画像に設けた選択領域を示す図である。 非選択領域の歪み補正動作を示すフローチャートである。 選択領域の歪み補正動作を示すフローチャートである。 非選択領域の他の歪み補正動作を説明するための図である。 非選択領域の他の歪み補正動作を示すフローチャートである。 画像処理システムの構成を示す図である。 画像処理部の他の構成を示す図である。 出力画像に全体画像を含めて表示した場合を示す図である。
符号の説明
11・・・撮像部、12・・・歪み補正処理部、13・・・入力部、14・・・記憶部、15・・・選択領域自動設定部、16・・・画像出力部、21・・・記憶装置、51・・・球面、61・・・表示画面、111・・・撮像光学部、112・・・撮像素子、113・・・A/D変換部、121・・・入力画像バッファ、122・・・歪み補正演算部、123・・・出力画像バッファ、124・・・画像抽出処理部、125・・・表示識別処理部、126・・・出力画像処理部

Claims (10)

  1. 歪みを生じた広視野画像から歪み補正された出力画像を生成する歪み補正処理部と、
    前記出力画像に選択領域を設ける選択領域設定部を有し、
    前記歪み補正処理部は、前記選択領域を除く領域の出力画像を生成するとき、前記選択領域の出力画像を生成するときよりも画質の低下した歪み補正を行う
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記選択領域設定部は、複数フレームの前記広視野画像を比較して、該比較結果に基づき前記選択領域を自動的に設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記歪み補正処理部は、前記選択領域を除く領域を出力画像の全体として歪み補正を粗く行い、その後に前記選択領域の出力画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記歪み補正処理部は、前記画質の低下した歪み補正を行うとき、1あるいは複数画素間隔で前記出力画像の画素に対応する広視野画像上の画素位置を算出して、該算出した画素位置の画素信号を前記出力画像の対応する画素の信号とするマッピング処理を行って、歪みを生じた広視野画像から歪み補正された出力画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記歪み補正処理部は、前記マッピング処理の行われていない画素の画素信号として、前記マッピング処理の行われた画素の画素信号を用いる
    ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記歪み補正処理部は、前記マッピング処理の行われていない画素の画素信号として、前記マッピング処理によって画素信号が読み出された広視野画像の画素位置と隣接する画素位置の画素信号を用いる
    ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  7. 前記歪み補正処理部は、前記選択領域の出力画像を生成するときよりも画質の低下した歪み補正を行う第1の動作モードと、画質を低下させることなく歪み補正を行う第2の動作モードを切り替え可能に有する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  8. 歪みを生じた広視野画像から歪み補正された出力画像を生成する歪み補正処理ステップと、
    前記出力画像に選択領域を設ける選択領域設定ステップを有し、
    前記歪み補正処理ステップでは、前記選択領域を除く領域の出力画像を生成するとき、前記選択領域の出力画像を生成するときよりも画質の低下した歪み補正を行う
    ことを特徴とする画像処理方法。
  9. 歪みを生じた広視野画像から歪み補正された出力画像をコンピュータで生成させるプログラムであって、
    前記出力画像に選択領域を設ける選択領域設定ステップと、
    前記選択領域を除く領域の出力画像を生成するとき、前記選択領域の出力画像を生成するときよりも画質の低下した歪み補正を行う歪み補正処理ステップを備えるプログラム。
  10. 歪みを生じた広視野画像から歪み補正された出力画像をコンピュータで生成させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記出力画像に選択領域を設ける選択領域設定ステップと、
    前記選択領域を除く領域の出力画像を生成するとき、前記選択領域の出力画像を生成するときよりも画質の低下した歪み補正を行う歪み補正処理ステップを備えるプログラムを記録した記録媒体。
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