JPWO2012060271A1 - 画像処理方法、画像処理装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

動画像の処理において出力画像のフレームレートを低下させずに被写体の正確な認識を図ること、及び、比較的小規模な回路で、処理時間の短縮化を図ることが可能な、画像処理方法、画像処理装置及び撮像装置を提供する。設定部で設定された仮想投影面の各画素のワールド座標系における座標を、メモリから読み出した歪み係数を用いてカメラ座標系に変換し、変換したカメラ座標系における座標及び撮像素子の複数の画素データに基づいて、仮想投影面での画像データを算出する歪補正処理部と算出した画像データを動画像として出力する画像出力部と、を有し、前記歪み係数には、少なくとも、前記光学系のレンズの物理的特性に基づいて算出された第1歪み係数と、歪みの補正を行わない第2歪み係数が含まれており、生成した歪み係数の前記メモリへの書き込みを垂直同期信号に基づくVブランキング期間に行う。

Description

本発明は、集光レンズを含む光学系を介して撮像素子により撮像された画像の歪み補正処理を行う、画像処理方法、画像処理装置及び撮像装置に関するものである。
一般に、広角レンズあるいは魚眼レンズのような焦点距離の短いレンズや画角の大きなレンズを備えた光学系により撮影した画像は歪曲を伴うので、歪曲を補正する画像処理を行う。特許文献1には従来技術の補正方法として、焦点距離の短いレンズを使用して撮像された撮像画像に生じる歪曲を、レンズの補正用のパラメータを用いて補正する方法が開示されている。
特許文献2では、広角側の画角の場合には歪み補正を行い、広角側でない画角の場合には歪み補正を行わない等、画角切り換え手段により切り換えた画角の違いによって歪み補正量を変更する映像処理装置が開示されている。
特許文献3は、高フレームレートの入力画像を低フレームレートのディスプレイに合わせるために、入力画像を間引きすることによりダウンサンプリングしている。
特開2009−140066号公報 特開2009−61969号公報 特開2010−141452号公報
特許文献1に開示されたように、レンズで得た撮像画像を画像処理装置としてハード化した場合に処理時間が長くなり、回路規模が増大してしまい、コストが嵩んでしまうという問題があった。
特許文献2では、このような問題に対して画角に応じて歪み補正量を異ならせているが、歪み補正量を逐次変更するものではなく、被写体の歪みの改善と、距離感や大きさの正確な認識という2つの問題の双方を解決するものではない。
また歪み補正量を逐次変更した場合においては、歪み補正量のデータ更新に伴う処理によるコマ落ちや入力画像の間引きによるダウンサンプリングが必要となっていた。
本発明はこのような問題に鑑み、動画像の処理において出力画像のフレームレートを低下させずに被写体の正確な認識を図ること、及び、比較的小規模な回路で、処理時間の短縮化を図ることが可能な、画像処理方法、画像処理装置及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、下記に記載する発明により達成される。
1.光学系を介して複数の画素を有する撮像素子に受光して得られた複数の画素データを用いて歪み補正処理した動画像データを得る画像処理方法において、
ワールド座標系の仮想投影面の位置及びサイズを設定する第1ステップと、
前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と像高とを対応づけた歪み係数を生成し、前記生成した歪み係数をメモリに書き込む第2ステップと、
前記第1ステップで設定された前記仮想投影面の各画素のワールド座標系における座標を、前記メモリから読み出した歪み係数を用いてカメラ座標系に変換し、前記変換したカメラ座標系における座標及び前記複数の画素データに基づいて前記第1ステップで設定された仮想投影面の画像データを算出する第3ステップと、
前記第3ステップで算出された画像データを用いて表示用の動画像データを出力する第4ステップと、
を有し、
前記歪み係数には、少なくとも、前記光学系のレンズの物理的特性に基づいて算出された第1歪み係数と、歪みの補正を行わない第2歪み係数が含まれており、
前記生成した歪み係数の前記メモリへの書き込みを垂直同期信号に基づくVブランキング期間に行うことを特徴とする画像処理方法。
2.前記第1歪み係数は、入射角と像高とを対応付けた歪み係数であることを特徴とする前記1に記載の画像処理方法。
3.光学系を介して複数の画素を有する撮像素子に受光して得られた複数の画素データを用いて歪み補正処理した動画像データを得る画像処理方法において、
ワールド座標系の仮想投影面の位置及びサイズを設定する第1ステップと、
前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と像高とを対応づけた歪み係数を生成し、前記生成した歪み係数を複数のメモリの何れかに書き込む第2ステップと、
前記第1ステップで設定された前記仮想投影面の各画素のワールド座標系における座標を、前記複数のメモリのうちの一つのメモリから読み出した歪み係数を用いてカメラ座標系に変換し、前記変換したカメラ座標系における座標及び前記複数の画素データに基づいて前記第1ステップで設定された仮想投影面の画像データを算出する第3ステップと、
前記第3ステップで算出された画像データを用いて表示用の動画像データを出力する第4ステップと、
を有し、
前記歪み係数には、少なくとも、前記光学系のレンズの物理的特性に基づいて算出された第1歪み係数と、歪みの補正を行わない第2歪み係数が含まれており、
複数の前記メモリの内、一つのメモリで歪み係数の読み込み動作中、他のメモリで歪み係数の書き込み動作を行うことを特徴とする画像処理方法。
4.前記第1歪み係数は、前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と前記撮像素子の全画素とを対応付けた歪み係数であることを特徴とする前記3に記載の画像処理方法。
5.前記第2歪み係数は、前記光学系への入射角の正接関数を変数として算出される歪み係数であることを特徴とする前記1乃至4の何れか一項に記載の画像処理方法。
6.第2ステップで生成される歪み係数は、前記第1歪み係数を生成するためのレンズパラメータと前記第2歪み係数を生成するためのレンズパラメータとの間を補間することにより生成されたレンズパラメータにより生成される複数の歪み係数を含むことを特徴とする前記1乃至5の何れか一項に記載の画像処理方法。
7.光学系を介して複数の画素を有する撮像素子に受光して得られた複数の画素データを用いて歪み補正処理した動画像データを得る画像処理装置であって、
ワールド座標系における仮想投影面の位置及びサイズを設定する設定部と、
前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と像高とを対応づけた歪み係数を生成する歪み係数生成部と、
前記歪み係数生成部で生成された歪み係数を書き込むメモリと、
前記設定部で設定された仮想投影面の各画素のワールド座標系における座標を、前記メモリから読み出した歪み係数を用いてカメラ座標系に変換し、前記変換したカメラ座標系における座標及び前記複数の画素データに基づいて、前記仮想投影面での画像データを算出する歪補正処理部と、
前記算出した画像データを動画像として出力する画像出力部と、
を有し、
前記歪み係数には、少なくとも、前記光学系のレンズの物理的特性に基づいて算出された第1歪み係数と、歪みの補正を行わない第2歪み係数が含まれており、
前記生成した歪み係数の前記メモリへの書き込みを垂直同期信号に基づくVブランキング期間に行うことを特徴とする画像処理装置。
8.前記第1歪み係数は、入射角と像高とを対応付けた歪み係数であることを特徴とする前記7に記載の画像処理装置。
9.光学系を介して複数の画素を有する撮像素子に受光して得られた複数の画素データを用いて歪み補正処理した動画像データを得る画像処理装置であって、
ワールド座標系における仮想投影面の位置及びサイズを設定する設定部と、
前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と像高とを対応づけた歪み係数を生成する歪み係数生成部と、
前記歪み係数生成部で生成された歪み係数を書き込む複数のメモリと、
前記設定部で設定された仮想投影面の各画素のワールド座標系における座標を、前記複数のメモリのうちの一つのメモリから読み出した歪み係数を用いてカメラ座標系に変換し、前記変換したカメラ座標系における座標及び前記複数の画素データに基づいて、前記仮想投影面での画像データを算出する歪補正処理部と、
前記算出した画像データを動画像として出力する画像出力部と、
を有し、
前記歪み係数には、少なくとも、前記光学系のレンズの物理的特性に基づいて算出された第1歪み係数と、歪みの補正を行わない第2歪み係数が含まれており、
複数の前記メモリの内、一つのメモリで歪み係数の読み込み動作中、他のメモリに対して生成した歪み係数の書き込みを行うことを特徴とする画像処理装置。
10.前記第1歪み係数は、前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と前記撮像素子の全画素とを対応付けた歪み係数であることを特徴とする前記9に記載の画像処理装置。
11.前記第2歪み係数は、前記光学系への入射角の正接関数を変数として算出される歪み係数であることを特徴とする前記7乃至10の何れか一項に記載の画像処理装置。
12.前記歪み係数生成部で生成される歪み係数は、前記第1歪み係数を生成するためのレンズパラメータと前記第2歪み係数を生成するためのレンズパラメータとの間を補間することにより生成されたレンズパラメータにより生成される複数の歪み係数を含むことを特徴とする前記7乃至11の何れか一項に記載の画像処理装置。
13.光学系と、
複数の画素を有する撮像素子と、
ワールド座標系における仮想投影面の位置及びサイズを設定する設定部と、
前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と像高とを対応づけた歪み係数を生成する歪み係数生成部と、
前記歪み係数生成部で生成された歪み係数を書き込むメモリと、
前記設定部で設定された仮想投影面の各画素のワールド座標系における座標を、前記メモリから読み出した歪み係数を用いてカメラ座標系に変換し、前記変換したカメラ座標系における座標及び前記複数の画素から得られた画素データに基づいて、前記仮想投影面での画像データを算出する歪補正処理部と、
前記算出した画像データを動画像として出力する画像出力部と、
を有し、
前記歪み係数には、少なくとも、前記光学系のレンズの物理的特性に基づいて算出された第1歪み係数と、歪みの補正を行わない第2歪み係数が含まれており、
前記生成した歪み係数の前記メモリへの書き込みを垂直同期信号に基づくVブランキング期間に行うことを特徴とする撮像装置。
14.前記第1歪み係数は、入射角と像高とを対応付けた歪み係数であることを特徴とする前記13に記載の撮像装置。
15.光学系と、
複数の画素を有する撮像素子と、
ワールド座標系における仮想投影面の位置及びサイズを設定する設定部と、
前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と像高とを対応づけた歪み係数を生成する歪み係数生成部と、
前記歪み係数生成部で生成された歪み係数を書き込む複数のメモリと、
前記設定部で設定された仮想投影面の各画素のワールド座標系における座標を、前記複数のメモリのうちの一つのメモリから読み出した歪み係数を用いてカメラ座標系に変換し、前記変換したカメラ座標系における座標及び前記複数の画素から得られた画素データに基づいて、前記仮想投影面での画像データを算出する歪補正処理部と、
前記算出した画像データを動画像として出力する画像出力部と、
を有し、
前記歪み係数には、少なくとも、前記光学系のレンズの物理的特性に基づいて算出された第1歪み係数と、歪みの補正を行わない第2歪み係数が含まれており、
複数の前記メモリの内、一つのメモリで歪み係数の読み込み動作中、他のメモリに対して生成した歪み係数の書き込みを行うことを特徴とする撮像装置。
16.前記第1歪み係数は、前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と前記撮像素子の全画素とを対応付けた歪み係数であることを特徴とする前記15に記載の撮像装置。
17.前記第2歪み係数は、前記光学系への入射角の正接関数を変数として算出される歪み係数であることを特徴とする前記13乃至16の何れか一項に記載の撮像装置。
18.前記歪み係数生成部で生成される歪み係数は、前記第1歪み係数を生成するためのレンズパラメータと前記第2歪み係数を生成するためのレンズパラメータとの間を補間することにより生成されたレンズパラメータにより生成される複数の歪み係数を含むことを特徴とする前記13乃至17の何れか一項に記載の撮像装置。
本発明によれば、動画像の処理において出力画像のフレームレートを低下させずに被写体の正確な認識を図ること、及び、比較的小規模な回路で、処理時間の短縮化を図ることが可能な、画像処理方法、画像処理装置及び撮像装置を提供することが可能となる。
本実施形態に係る歪曲補正を説明する模式図である。 仮想投影面VPの位置を移動させた例を示している。 撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 本実施形態の制御フローを示す図であり、(a)はRAM109へのLUT書き込みを行うフローを示し、(b)は歪み補正の全体制御フローを示す。 LUTの書き込みタイミングを示すタイムチャートである。 座標系を説明する模式図である。 カメラ座標系xyと撮像素子面IAとの対応関係を示す図である。 像高hと入射角θとの関係を示す模式図である。 第2の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 LUTの書き込みタイミングを示すタイムチャートである。 LUTの書き込みタイミングを示すタイムチャートである。
本発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
図1は、本実施形態に係る歪曲補正を説明する模式図である。図1において、X、Y、Zはワールド座標系であり、原点Oはレンズ中心である。Zは光軸、XY平面はレンズ中心Oを通るレンズ中心面LCを含んでいる。点Pはワールド座標系XYZにおける被写体の物点である。θはレンズ中心(原点O)における光軸(Z軸に一致)に対する入射角である。
x、yはカメラ座標系であり、xy平面は撮像素子面IAに対応する。oは光学中心であり光学系の光軸Zと撮像素子面との交点である。点pはカメラ座標系における撮像素子面上の点であり、物点Pをレンズの物理的特性に基づくパラメータ(以下、「レンズパラメータ」という)を用いて生成した仮想投影面VPの各画素の光軸Zからの位置と像高とを対応づけた歪み係数(以下、「LUT」ともいう)を用いてカメラ座標系に変換したものである。
VPは仮想投影面である。仮想投影面VPは光学系のレンズ位置(レンズ中心面LC)に対して撮像素子(及び撮像素子面IA)とは反対側に設定される。仮想投影面VPは、ユーザによる操作部130(図3参照)への指示に基づいて、位置の移動及びサイズの変更を行うことが可能である。本願において「位置変更」とは、仮想投影面VPをXY平面上で平行移動させる場合のみならず、XY平面に対する角度変更(姿勢変更ともいう)をも含む概念である。
初期状態(初期の位置設定のこと、以下同様)において仮想投影面VPは、所定サイズでレンズ中心面LCと平行(XY方向)の所定位置(Z方向)に配置され、仮想投影面VPの中心ovはZ軸上に位置している。Gvは物点Pが仮想投影面VP上に投影された点であり、物点Pとレンズ中心Oを通る直線と仮想投影面VPとの交点である。図2における仮想投影面VP1は、仮想投影面VP0を操作部130の入力に基づいてXZ平面上で回転させた状態を示している。
[ブロック図]
図3は、撮像装置の概略構成を示すブロック図である。撮影装置は、撮像ユニット110、制御装置100、表示部120、ユーザ操作部130を備えている。
撮像ユニット110は、短焦点のレンズ、撮像素子等から構成される。本実施形態においては、レンズとしては例えば広角レンズ、魚眼レンズがある。
制御装置100では、ユーザ操作部130への入力指示に基づいて仮想投影面VPの位置、サイズの設定、及び歪み補正強度、歪み補正の変化速度及び変化の上下限の設定を行うことができる。
同期信号生成回路150では、水平同期信号(Hsy)、垂直同期信号(Vsy)、基準クロック(clk)が生成され、これらの信号は、撮像ユニット110、及び制御装置100の歪補正処理部101、歪補正パラメータ生成部102、LUT生成部103、ビデオメモリ104の各部に送られる。
仮想投影面VPの位置、サイズの設定をすることにより、パンチ、チルトや、ズームイン、ズームアウト等のカメラの視点変更が行われることになり、これらの設定は本願において「設定部」として機能する歪補正パラメータ生成部102により変換されて歪補正パラメータとして歪補正処理部101に送られる。
レンズパラメータの変化速度、変化幅の設定情報はLUT生成部103に送られ、これらの情報とROM108に記憶されているレンズパラメータの情報によりLUTが生成される。ROM108には、少なくとも2つレンズパラメータが記憶されている。一つは、撮像ユニット110の実レンズの物理特性に基づくレンズパラメータであり、もう一つは歪み補正を行わない場合(ピンホールレンズに相当する)のレンズパラメータである。それぞれのレンズパラメータにより生成されるLUTは第1LUT、第2LUT(「第1、第2歪み係数」に相当)である。
またLUTとしては、例えば(1)レンズパラメータに基づいて仮想投影面VPの各画素の光軸Zからの位置(より具体的には入射角θとそのXY平面上での方向)と撮像素子の全画素についてLUT化したものと、(2)入射角θをパラメータとして光軸からの距離(像高)との関係を記述したLUTとがある。本実施形態では後者(2)を採用している。このようなシンプルなLUTではそのサイズを小さくすることができるので、後述するようにブランキング期間のような短い時間であっても、その間に書き込みを行うことが可能となる。
LUT生成部103で生成したLUTは、本願における「LUTを書き込むメモリ」に対応するRAM109に書き込まれる。書き込みは、同期信号生成回路150から送られた垂直同期信号(Vsy)と同期したタイミングで行われる。
歪補正処理部101では、撮像ユニットからの入力画像に対して、歪補正パラメータ生成部から送られた歪補正パラメータ、RAM109に保存されているLUTを用いて歪み補正処理を行い、出力画像を生成する。出力画像は、ビデオメモリ104に書き込まれ、同期信号生成回路150からの同期信号に合わせて1フレーム毎に表示部120に送られる。
表示部120は、液晶ディスプレイ等の表示画面を備え、送られた出力画像を逐次、表示画面に表示させる。
ユーザ操作部130は、キーボード、マウス、あるいは表示用の液晶ディスプレイに重畳して配置したタッチパネルを備え、ユーザの入力操作を受け付ける。
[制御フロー]
図4は、本実施形態の制御フローを示す図である。図4(a)はRAM109へのLUT書き込みを行うフローであり、図4(b)は歪み補正の全体制御フローである。
ステップS11では、レンズパラメータの変更を行う。ROM108には、前述のとおり少なくとも(1)撮像ユニット110の実レンズの物理特性に基づくレンズパラメータと(2)歪み補正を行わない場合のレンズパラメータの2つが記憶されている。当該ステップS11では、これらのレンズパラメータの間を補間(一次補間あるいは二次補間)することによりLUT生成に用いるレンズパラメータの変更を行う。例えば(1)実レンズのレンズパラメータを歪み補正の強度100%とし(2)歪み補正を行わない場合のレンズパラメータを歪み補正強度0%とし、その間を1%刻みで一次補間したレンズパラメータを用いる場合である。歪み補正の変化速度(刻み幅)及び変化の上下限は、予め所定の値としてもよく、ユーザ操作部130からの入力に基づいて適宜変更するようにしても良い。
ステップS12では、ステップS11で変更されたレンズパラメータを用いてLUTを生成する。なお以降においては、複数のLUTのうちで特に(1)撮像ユニット110の実レンズの物理特性に基づくレンズパラメータを用いて生成されたLUTを「第1LUT」と、(2)歪み補正を行わない場合のレンズパラメータを用いて生成されたLUTを「第2LUT」という。
ステップS13では、垂直同期信号Vsyに基づいて同期をとり、Vブランキング期間であれば(ステップS13:Yes)、ステップS14でRAM109へステップS12で生成したLUTの書き込みを行う。
図5は、LUTの書き込みタイミングを示すタイムチャートである。図4(a)の制御フローの一部に対応する。同図の上段は、撮像ユニット110の撮像素子の動作を、下段は制御装置100の動作を示している。同図において、垂直同期信号Vsyは同期信号生成回路150からの同期信号であり、1フレームの画像信号VDにはそれぞれフレームの番号(f1、f2等)を示している。垂直同期信号Vsyの周期としては例えば30Hzあるいは60Hzであり、フレームレート30fpsあるいは60fpsで画像データの処理を行っている。
RAM109において、濃い網掛け部のwrは書き込みを、薄い網掛け部のrdは読み込みを行う期間を示しており、それぞれにはLUTの番号(d0、d1等)を付している。d0、d1等の番号が異なるLUTは、異なるレンズパラメータを用いて生成したLUTであることを示している。
なお、制御装置100では、基準クロック(clk)を用いて同期信号生成回路150からの同期信号に対してディレイを加えている。
このように、垂直同期信号Vsyの信号がLレベルのVブランキング期間にRAM109へのLUTの書き込みを順次に行うことにより、1フレーム毎に、LUTの更新を行うことができる。
次に図4(b)の説明を行う。歪補正処理部101は、ステップS31では、前述の様にユーザによるユーザ操作部130への入力指示により設定された仮想投影面VPに基づいて歪補正パラメータ生成部102により生成された歪補正パラメータを取得する。
ステップS32では、撮像ユニット110から画像信号VDが例えばフレームレート30fpsで入力される。
ステップS33では、RAM109に書き込まれているLUTの読み出しを行う。読み出すタイミングについての詳細は後述する図5の説明で行う。
ステップS34では、仮想投影面VPの各画素の座標をワールド座標系からカメラ座標系に変換する。
図6は、座標系を説明する模式図である。図6に示すようにワールド座標系における仮想投影面VPの4隅の点A(0,0,Za)、点B(0,495,Zb)、点C(655,495,Zc)、点D(655,0,Zd)で囲まれる平面を等間隔で656×496pixelの画素Gv(総画素数32.5万)に分割し、全ての画素Gvそれぞれのワールド座標系における座標を取得する。なお同図におけるX、Y座標の値は例示であり、理解を容易にするために、A点のX、Y座標をゼロとして表示している。
画素Gvのワールド座標系での座標と、ステップS33で取得したLUTから、撮像素子面IAでの対応するカメラ座標系での座標Gi(x’,y’)を算出する。つまり、レンズパラメータを反映させたLUTに基づいてワールド座標の位置がカメラ座標のどの座標位置に対応するかを当てはめる座標変換を行う。具体的には、当該LUTと、各画素Gvの座標から得られる光軸Zに対する入射角度θにより算出している(参考文献:国際公開第2010/032720号)。
図7は、カメラ座標系xyと撮像素子面IAとの対応関係を示す図である。図7において点a〜dは、図7の点A〜Dを、第1LUTを用いて生成されたLUTによりカメラ座標系に変換したものである。なお図6では点A〜Dで囲まれる仮想投影面VPは矩形の平面であるが、図7においてカメラ座標系に座標変換した後の点a〜dで囲まれる領域は(仮想投影面VPの位置に対応して)歪んだ形状となる。なお同図においては樽型形状に歪んだ例を示しているが、光学系の特性により糸巻型、陣笠型(中央では樽型で端部では直線あるいは糸巻型に変化する形状)の歪みとなる場合もある。
図8は、像高hと入射角θとの関係を示す模式図である。被写体(物点P)の撮像素子面IA上の像高(光軸Zからの距離)は、入射角θとLUTで決定される。piは歪み補正が無い場合の第2LUTにより決定される撮像素子面IA上の物点Pの結像位置であり、光軸からの距離(像高)はピンホールカメラのように、入射角θの正接関数に比例する。Giは第1LUTにより決定される歪み補正後の結像位置であり、その際の像高はhである。
ステップS35では、ステップS32で入力された画像信号に対して、ステップS34での処理を行うことにより撮像素子の座標Giの画素データを用いて画像生成が行われる。画像生成の方法としては以下に説明するように4点補間がある。
図6に示したようにLUTにより決定される座標Gi(x’,y’)から参照する撮像素子の画素を決定するが、この際に撮像素子の各画素の座標(x,y)におけるx、yは整数であるが、ステップS36のLUT生成過程で用いられる座標Gi(x’,y’)のx’、y’は整数とは限らず小数部分を持つ実数値を取り得る。x’、y’が整数で、座標Gi(x’,y’)と撮像素子の画素の位置とが一致する場合には、対応する撮像素子の画素の画素データを仮想投影面VP上の画素Gv(X,Y,Z)に対応する出力画像の画素データとして用いることが可能である。一方で、x’、y’が整数でなくx’、y’とx、yとが一致しない場合には4点補間として、画素Gvに対応する出力画像の画素データとして、算出された座標Gi(x’,y’)周辺の画素、座標Gi(x’,y’)の位置に近接する上位4箇所の画素の画素データを用いて、これらの単純平均値あるいは、座標Gi(x’,y’)に対する距離により近接する4箇所の画素に対して重み付けをして算出した画素データを用いる。なお4点補間に限られず、周辺の箇所としては1箇所の単純補間や、16箇所若しくはそれ以上を用いる多点補間であってもよい。
ステップS36では生成された画像に基づいて出力処理を行う。出力処理としてはデモザイク処理において、周辺画素の信号から各画素のBGRデータの演算を行って出力画像を得ることができる。デモザイク処理とは、例えば撮像素子がベイヤー配列で並んだ画素で構成されることにより各画素が1色分の色情報しか持たない場合に、周辺画素の情報から補間処理することにより3色分の色情報を算出することである。
ステップS37では、「画像出力部」として機能する制御装置100はステップS36で得られた出力画像をビデオメモリ104に送り、同期信号に同期させて表示部120に表示させる。これを連続して行うことにより表示部120には、30fpsあるいは60fpsの動画像が表示される。
本実施形態では、仮想投影面VPとLUTから画像データを生成しているので、LUTを変更することにより、容易に歪補正の強度が異なる出力画像を得ることができる。また入射角θをパラメータとして光軸からの距離(像高)との関係を記述したシンプルなLUTを採用することにより、そのサイズを小さくできるのでLUTの書き換えをVブランキング期間のような短い時間に行うことができる。このようにVブランキング期間にRAM109へのLUTの書き込みを順次に行うことにより、1フレーム毎に、LUTの更新を行いながら、ダウンサンプリング等による出力画像でのフレームレートの遅延を生じさせずに歪み補正処理を行うことが可能となる。
[第2の実施形態]
図9から図11に基づいて第2の実施形態について説明する。第2の実施形態における撮像装置は、LUTを書き込むメモリを複数備えている。
図9は、第2の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図3等と同じ構成については同じ符号を付すことにより説明に換える。同図に示す撮像装置には、RAM109a、109bの2つのRAMを備えている。制御装置100では、2つのRAMのうちで読み込みに使用している最中でないRAMを選択し、選択したRAMに対してLUT生成部103で生成されたLUTの書き込みを行う。
図10、図11は、LUTの書き込みタイミングを示すタイムチャートである。タイムチャートである。同図は図5に対応する図であり、これらの図においてLutSelは、読み込みに使用するRAMを選択するスイッチであり、HレベルのときはRAM10aを、LレベルのときはRAM109bを選択する。
図10は、同一タイミングで使用するRAMを切り替える例であり、2つのRAM109a、109bに対して交互に書き込みwrと読み込みrdを行っている。
図11は、同一タイミングではなく使用するRAMを切り替える例であり、2つのRAM109a、109bに対しては、制御装置100により任意のタイミングで使用するRAMの切り替えを行っている。
このように、第2の実施形態では、複数のRAMのうち読み込みに使用している最中でないRAMに対して生成したLUTの書き込みを行っているので、書き込みを行う時間を十分に確保することが可能となる。このため入射角θをパラメータとして光軸からの距離(像高)との関係を記述したLUTのみならず、レンズパラメータに基づいて仮想投影面の各画素の光軸Zからの位置と撮像素子の全画素との関係を記述したLUTの場合であっても、1フレーム毎に、LUTの更新を行うことができ、ダウンサンプリング等の出力画像でのフレームレートの遅延を生じさせずに歪み補正処理を行うことが可能となる。
本発明は、明細書に記載の実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、変形例を含むことは、本明細書に記載された実施形態や技術的思想から本分野の当業者にとって明らかである。明細書の記載及び実施形態は、あくまでも例証を目的としており、本発明の範囲は後述するクレームによって示されている。
100 制御装置
101 歪補正処理部
102 歪補正パラメータ生成部
103 LUT生成部
104 ビデオメモリ
108 ROM
109 RAM
109a RAM
109b RAM
110 撮像ユニット
120 表示部
130 ユーザ操作部
150 同期信号生成回路
VP 仮想投影面
LC レンズ中心面
IA 撮像素子面
O レンズ中心
o 光学中心

Claims (18)

  1. 光学系を介して複数の画素を有する撮像素子に受光して得られた複数の画素データを用いて歪み補正処理した動画像データを得る画像処理方法において、
    ワールド座標系の仮想投影面の位置及びサイズを設定する第1ステップと、
    前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と像高とを対応づけた歪み係数を生成し、前記生成した歪み係数をメモリに書き込む第2ステップと、
    前記第1ステップで設定された前記仮想投影面の各画素のワールド座標系における座標を、前記メモリから読み出した歪み係数を用いてカメラ座標系に変換し、前記変換したカメラ座標系における座標及び前記複数の画素データに基づいて前記第1ステップで設定された仮想投影面の画像データを算出する第3ステップと、
    前記第3ステップで算出された画像データを用いて表示用の動画像データを出力する第4ステップと、
    を有し、
    前記歪み係数には、少なくとも、前記光学系のレンズの物理的特性に基づいて算出された第1歪み係数と、歪みの補正を行わない第2歪み係数が含まれており、
    前記生成した歪み係数の前記メモリへの書き込みを垂直同期信号に基づくVブランキング期間に行うことを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記第1歪み係数は、入射角と像高とを対応付けた歪み係数であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 光学系を介して複数の画素を有する撮像素子に受光して得られた複数の画素データを用いて歪み補正処理した動画像データを得る画像処理方法において、
    ワールド座標系の仮想投影面の位置及びサイズを設定する第1ステップと、
    前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と像高とを対応づけた歪み係数を生成し、前記生成した歪み係数を複数のメモリの何れかに書き込む第2ステップと、
    前記第1ステップで設定された前記仮想投影面の各画素のワールド座標系における座標を、前記複数のメモリのうちの一つのメモリから読み出した歪み係数を用いてカメラ座標系に変換し、前記変換したカメラ座標系における座標及び前記複数の画素データに基づいて前記第1ステップで設定された仮想投影面の画像データを算出する第3ステップと、
    前記第3ステップで算出された画像データを用いて表示用の動画像データを出力する第4ステップと、
    を有し、
    前記歪み係数には、少なくとも、前記光学系のレンズの物理的特性に基づいて算出された第1歪み係数と、歪みの補正を行わない第2歪み係数が含まれており、
    複数の前記メモリの内、一つのメモリで歪み係数の読み込み動作中、他のメモリで歪み係数の書き込み動作を行うことを特徴とする画像処理方法。
  4. 前記第1歪み係数は、前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と前記撮像素子の全画素とを対応付けた歪み係数であることを特徴とする請求項3に記載の画像処理方法。
  5. 前記第2歪み係数は、前記光学系への入射角の正接関数を変数として算出される歪み係数であることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の画像処理方法。
  6. 前記第2ステップで生成される歪み係数は、前記第1歪み係数を生成するためのレンズパラメータと前記第2歪み係数を生成するためのレンズパラメータとの間を補間することにより生成されたレンズパラメータにより生成される複数の歪み係数を含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の画像処理方法。
  7. 光学系を介して複数の画素を有する撮像素子に受光して得られた複数の画素データを用いて歪み補正処理した動画像データを得る画像処理装置であって、
    ワールド座標系における仮想投影面の位置及びサイズを設定する設定部と、
    前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と像高とを対応づけた歪み係数を生成する歪み係数生成部と、
    前記歪み係数生成部で生成された歪み係数を書き込むメモリと、
    前記設定部で設定された仮想投影面の各画素のワールド座標系における座標を、前記メモリから読み出した歪み係数を用いてカメラ座標系に変換し、変換したカメラ座標系における座標及び前記複数の画素データに基づいて、前記仮想投影面での画像データを算出する歪補正処理部と、
    前記算出した画像データを動画像として出力する画像出力部と、
    を有し、
    前記歪み係数には、少なくとも、前記光学系のレンズの物理的特性に基づいて算出された第1歪み係数と、歪みの補正を行わない第2歪み係数が含まれており、
    前記生成した歪み係数の前記メモリへの書き込みを垂直同期信号に基づくVブランキング期間に行うことを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記第1歪み係数は、入射角と像高とを対応付けた歪み係数であることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 光学系を介して複数の画素を有する撮像素子に受光して得られた複数の画素データを用いて歪み補正処理した動画像データを得る画像処理装置であって、
    ワールド座標系における仮想投影面の位置及びサイズを設定する設定部と、
    前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と像高とを対応づけた歪み係数を生成する歪み係数生成部と、
    前記歪み係数生成部で生成された歪み係数を書き込む複数のメモリと、
    前記設定部で設定された仮想投影面の各画素のワールド座標系における座標を、前記複数のメモリのうちの一つのメモリから読み出した歪み係数を用いてカメラ座標系に変換し、前記変換したカメラ座標系における座標及び前記複数の画素データに基づいて、前記仮想投影面での画像データを算出する歪補正処理部と、
    前記算出した画像データを動画像として出力する画像出力部と、
    を有し、
    前記歪み係数には、少なくとも、前記光学系のレンズの物理的特性に基づいて算出された第1歪み係数と、歪みの補正を行わない第2歪み係数が含まれており、
    複数の前記メモリの内、一つのメモリで歪み係数の読み込み動作中、他のメモリに対して生成した歪み係数の書き込みを行うことを特徴とする画像処理装置。
  10. 前記第1歪み係数は、前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と前記撮像素子の全画素とを対応付けた歪み係数であることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記第2歪み係数は、前記光学系への入射角の正接関数を変数として算出される歪み係数であることを特徴とする請求項7乃至10の何れか一項に記載の画像処理装置。
  12. 前記歪み係数生成部で生成される歪み係数は、前記第1歪み係数を生成するためのレンズパラメータと前記第2歪み係数を生成するためのレンズパラメータとの間を補間することにより生成されたレンズパラメータにより生成される複数の歪み係数を含むことを特徴とする請求項7乃至11の何れか一項に記載の画像処理装置。
  13. 光学系と、
    複数の画素を有する撮像素子と、
    ワールド座標系における仮想投影面の位置及びサイズを設定する設定部と、
    前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と像高とを対応づけた歪み係数を生成する歪み係数生成部と、
    前記歪み係数生成部で生成された歪み係数を書き込むメモリと、
    前記設定部で設定された仮想投影面の各画素のワールド座標系における座標を、前記メモリから読み出した歪み係数を用いてカメラ座標系に変換し、前記変換したカメラ座標系における座標及び前記複数の画素から得られた画素データに基づいて、前記仮想投影面での画像データを算出する歪補正処理部と、
    前記算出した画像データを動画像として出力する画像出力部と、
    を有し、
    前記歪み係数には、少なくとも、前記光学系のレンズの物理的特性に基づいて算出された第1歪み係数と、歪みの補正を行わない第2歪み係数が含まれており、
    前記生成した歪み係数の前記メモリへの書き込みを垂直同期信号に基づくVブランキング期間に行うことを特徴とする撮像装置。
  14. 前記第1歪み係数は、入射角と像高とを対応付けた歪み係数であることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 光学系と、
    複数の画素を有する撮像素子と、
    ワールド座標系における仮想投影面の位置及びサイズを設定する設定部と、
    前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と像高とを対応づけた歪み係数を生成する歪み係数生成部と、
    前記歪み係数生成部で生成された歪み係数を書き込む複数のメモリと、
    前記設定部で設定された仮想投影面の各画素のワールド座標系における座標を、前記複数のメモリのうちの一つのメモリから読み出した歪み係数を用いてカメラ座標系に変換し、前記変換したカメラ座標系における座標及び前記複数の画素から得られた画素データに基づいて、前記仮想投影面での画像データを算出する歪補正処理部と、
    前記算出した画像データを動画像として出力する画像出力部と、
    を有し、
    前記歪み係数には、少なくとも、前記光学系のレンズの物理的特性に基づいて算出された第1歪み係数と、歪みの補正を行わない第2歪み係数が含まれており、
    複数の前記メモリの内、一つのメモリで歪み係数の読み込み動作中、他のメモリに対して生成した歪み係数の書き込みを行うことを特徴とする撮像装置。
  16. 前記第1歪み係数は、前記仮想投影面の各画素の光軸からの位置と前記撮像素子の全画素とを対応付けた歪み係数であることを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  17. 前記第2歪み係数は、前記光学系への入射角の正接関数を変数として算出される歪み係数であることを特徴とする請求項13乃至16の何れか一項に記載の撮像装置。
  18. 前記歪み係数生成部で生成される歪み係数は、前記第1歪み係数を生成するためのレンズパラメータと前記第2歪み係数を生成するためのレンズパラメータとの間を補間することにより生成されたレンズパラメータにより生成される複数の歪み係数を含むことを特徴とする請求項13乃至17の何れか一項に記載の撮像装置。
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