JPH11149771A - 同期型半導体記憶装置 - Google Patents

同期型半導体記憶装置

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JPH11149771A
JPH11149771A JP9313739A JP31373997A JPH11149771A JP H11149771 A JPH11149771 A JP H11149771A JP 9313739 A JP9313739 A JP 9313739A JP 31373997 A JP31373997 A JP 31373997A JP H11149771 A JPH11149771 A JP H11149771A
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memory device
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Yasuhiko Tsukikawa
靖彦 月川
Masaya Nakano
全也 中野
Takahiko Fukiage
貴彦 吹上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実使用時に誤ってテストモードに入ることを
防止することができる同期型半導体記憶装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明の同期型半導体記憶装置1000
におけるリセット信号発生回路150は、電源投入直後
に発生するパワーオンリセット信号ZPORと電源投入
後に初期化のために実行されるイニシャライズコマンド
(たとえば、プリチャージコマンド)とに応答して、リ
セット信号ZPOR1を出力する。モードセット設定回
路104に含まれるテストモードレジスタは、このリセ
ット信号ZPOR1をリセット信号として受ける。これ
により、出力されるテストモード信号はNOP状態にな
り、またはテストモード信号の出力が停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期型半導体記憶
装置に関し、特に電源投入時にテストモードがリセット
されることを特徴とする同期型半導体記憶装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】高速アクセスを目的として開発された同
期型半導体記憶装置は、データの読出もしくは書込に必
要な動作(命令)は、すべて外部から安定した周期で与
えられるクロック(外部クロック信号)に同期して行な
われる。
【0003】ここで、従来の同期型半導体記憶装置につ
いて、図21を用いて説明する。図21は、従来の同期
型半導体記憶装置9000の主要部の構成を示す概略ブ
ロック図である。図21に示す同期型半導体記憶装置9
000は、制御信号バッファ101、内部クロック発生
回路102、アドレスバッファ103、モードセット設
定回路104、アクト発生回路106、プリチャージ発
生回路105、POR発生回路100および複数のバン
ク(図21においてはB0、B1、B2およびB3)を
含む。
【0004】バンクB0、B1、B2およびB3は、そ
れぞれ図示しないロウ系制御回路、ワードドライバ、メ
モリセルアレイ、センスアンプおよびIOゲートを含
む。それぞれのバンクは、独立にワード線の活性化、デ
ータの読出、データの書込およびワード線の非活性化を
行なうことができる。
【0005】図示しないメモリセルアレイは、行列状に
配置された複数のメモリセルを含み、メモリセルのそれ
ぞれは、行方向に対応して設けられたワード線と列方向
に対応して設けられたビット線対との交点に接続されて
いる。
【0006】制御信号バッファ101は、外部制御信号
(外部アドレスストローブ信号/RAS、外部コラムア
ドレスストローブ信号/CAS、外部ライトイネーブル
信号/WE等)を受けて、対応する内部制御信号を出力
する。以下の説明において、内部制御信号ZCS、ZR
AS、ZCAS、ZWEはそれぞれ、外部制御信号であ
る外部チップセレクト信号/CS、外部ロウアドレスス
トローブ信号/RAS、外部コラムアドレスストローブ
信号/CAS、外部ライトイネーブル信号/WEにそれ
ぞれ対応する同相の内部信号とする。また、内部制御信
号CS、RAS、CASおよびWEは、それぞれ内部制
御信号ZCS、ZRAS、ZCAS、ZWEと逆相の内
部信号とする。
【0007】内部クロック発生回路102は、外部クロ
ック信号EXTCLKを取込み、内部動作を制御する内
部クロック信号CLKを出力する。
【0008】アドレスバッファ103は、外部から受け
る外部アドレス信号Aを取込み、アドレス信号(以下、
ADD0、ADD1、…、ADD7と記す)を出力す
る。外部アドレス信号Aは、行アドレス信号と列アドレ
ス信号とが時分割的に多重化されて与えられる。さら
に、アドレスバッファ103は図示しないバンクアドレ
スデコーダを備え、アドレス信号Aをデコードして、対
応するバンクを指定するバンクデコード信号を出力す
る。
【0009】アクト発生回路106は、外部から入力さ
れるアクトコマンドに応答して、指定されたバンクを活
性化するアクト開始信号を出力する。プリチャージ発生
回路105は、外部から入力されるプリチャージコマン
ドに応答して、指定されたバンクを非活性化するプリチ
ャージ開始信号を出力する。
【0010】モードセット設定回路4は、後述するよう
に外部信号に応答して特定の動作モードまたはテストモ
ードを設定する。これにより、カスレイテンシCL、バ
ースト長BLといった種々の動作モードまたはテストモ
ードを設定することができる。
【0011】POR発生回路100は、電源投入後の一
定期間、外部電源電圧EXTVDDに基づき、パワーオ
ンリセット信号ZPORを出力する。モードセット設定
回路4は、パワーオンリセット信号ZPORを受けて、
リセットされる。
【0012】図21に示す従来の同期型半導体記憶装置
9000の電源投入時よりアイドル状態になるまでの通
常動作について、タイミングチャートである図22を用
いて説明する。
【0013】図22は、従来の同期型半導体記憶装置9
000の電源投入時よりアイドル状態となるまでの通常
動作の手順を説明するためのタイミングチャートであ
る。図22において、(A)は、内部クロック信号CL
Kを、(B)は、内部制御信号(クロックイネーブル信
号)CKEを、(C)は、内部制御信号ZCSを、
(D)は、内部制御信号ZRASを、(E)は、内部制
御信号ZCASを、(F)は、内部制御信号ZWEをそ
れぞれ示す。さらに、(G)は、アドレス信号Aを、
(H)は、バンクデコード信号BAを、(I)は、電源
電圧EXTVDDを、(J)は、パワーオンリセット信
号ZPORをそれぞれ示す。
【0014】電源投入(時刻t0)後、電源電圧EXT
VDDが立上がる。外部電源電圧EXTVDDが一定レ
ベルに達する時点(時刻t1)で、POR発生回路10
0により、パワーオンリセット信号ZPORが出力され
同期型半導体記憶装置内の内部がリセットされる。
【0015】その後200μsの安定したクロック状態
を保つことで、内部の電圧系が安定化する。さらに全バ
ンクに対しプリチャージオールコマンドPREA(内部
制御信号ZRASおよび内部制御信号ZWEがLレベ
ル、内部制御信号ZCASがHレベル)が実行され、t
RP期間(通常30ns)経過後に、オートリフレッシ
ュコマンドREFA(内部制御信号ZRASおよびZC
ASがLレベル、内部制御信号ZWEがHレベル)をt
RC期間(通常80ns)サイクルで8回以上実行す
る。
【0016】その後モードレジスタセットコマンドMR
S(内部制御信号ZRAS、ZCASおよびZWEをL
レベルに設定し、かつアドレス信号Aを入力)を入力し
て、カレントレイテンシCL、バーストレングスBL等
の回路の動作モードを設定する。
【0017】ここで、モードレジスタセットコマンドに
応答して動作するモードセット設定回路104について
簡単に説明する。
【0018】図23は、従来のモードセット設定回路1
04の構成を示す概略ブロック図であり、併せてPOR
発生回路100との関係を示している。図23に示す従
来のモードセット設定回路104は、モード検出回路1
15、ノーマルモード設定回路124およびテストモー
ド設定回路125を備える。
【0019】ノーマルモード設定回路124は、ノーマ
ルモードレジスタ116およびノーマルモードデコーダ
117を含む。テストモード設定回路125は、テスト
モードレジスタ118およびテストモードデコーダ11
9を含む。
【0020】モード検出回路115は、モードレジスタ
セットコマンドおよびアドレス信号ADD7に応答し
て、後述するノーマルモードレジスタ116もしくはテ
ストモードレジスタ118を動作させるための信号を出
力する。アドレス信号ADD7は、テストモードに入る
ためのキーとなる信号である。
【0021】ここで、テストモードとは、同期型半導体
記憶装置の評価解析を効率よく行なうために用いられる
モードであり、実使用時に動作されないような方法で設
定(アドレス信号ADD7を、Lレベルに固定)され
る。
【0022】ノーマルモード設定回路124は、モード
レジスタセットコマンド入力時におけるアドレス信号A
DD0、…、ADD6に応答して、各種モード信号(カ
スレイテンシCL、バースト長BL、…)を出力する。
【0023】テストモード設定回路125は、モードレ
ジスタセットコマンド入力時におけるアドレス信号AD
D0、ADD1およびADD7に応答して、各種テスト
モード信号を出力する。
【0024】ここで、アドレス信号ADD7がLレベル
の場合には、アドレス信号ADD0、…、アドレス信号
ADD6は、複数のノーマルモードの中から特定の1の
モードを選択するためのデコード信号となる。さらに、
アドレス信号ADD7がHレベルの場合には、アドレス
信号ADD0およびアドレス信号ADD1は、複数ある
テストモードの中からいずれか1つを選択するためのデ
コード信号となる。次に、モード検出回路115の構成
について図24を用いて簡単に説明する。
【0025】図24は、モード検出回路115の回路構
成を示す回路図である。図24に示すように、モード検
出回路115は、NAND回路1、NOR回路2および
5ならびにインバータ回路3、4、6および7を備え
る。NAND回路1は、モードレジスタセットコマンド
(内部制御信号CS、RAS、CASおよびWEがHレ
ベル)が入力されたことを検出すると、Lレベルの信号
MRを出力する。
【0026】NOR回路2は、信号MRとアドレス信号
ADD7とを入力に受ける。また、NOR回路5は、信
号MRと接地電位とを入力に受ける。
【0027】インバータ回路3は、NOR回路2の出力
信号を反転して、反転ノーマルモードセット信号ZSN
Mを出力する。インバータ回路4は、反転ノーマルモー
ドセット信号ZSNMを反転して、ノーマルモードセッ
ト信号SNMを出力する。
【0028】インバータ回路6は、NOR回路5の出力
信号を反転して反転テストモードセット信号ZSTMを
出力する。インバータ回路7は、反転テストモードセッ
ト信号ZSTMを反転してテストモードセット信号ST
Mを出力する。
【0029】次に、ノーマルモードレジスタ116およ
びテストモードレジスタ118を構成するレジスタにつ
いて図25を用いて説明する。
【0030】図25は、ノーマルモードレジスタ116
およびテストモードレジスタ118を構成するレジスタ
R1の構成を示す回路図である。図25に示すレジスタ
R1は、ラッチタイプのレジスタであって、インバータ
回路11、12および13、ゲート回路14および15
ならびにNOR回路16を含む。
【0031】インバータ回路11は、入力ノードN1の
信号を反転してNOR回路16に出力する。ゲート回路
14は、入力ノードN3およびN4の信号に応答して入
力ノードN2から受ける信号を反転してノードZ1に出
力する。NOR回路16は、インバータ回路11および
ノードZ1の信号を受ける。ゲート回路15は、入力ノ
ードN3およびN4の信号に応答してNOR回路16の
出力信号を反転してノードZ1に出力する。インバータ
回路12は、ノードZ1の信号を反転して出力ノードN
5に出力する。またインバータ回路13は、インバータ
回路12の出力信号を反転して出力ノードN6に出力す
る。
【0032】ノーマルモードレジスタ116は、アドレ
ス信号ADD0、…、ADD6のそれぞれに対応するレ
ジスタR1を含む。アドレス信号ADDi(ただし、i
=0、…、6のいずれか)に対応するレジスタR1は、
入力ノードN1に、パワーオンリセット信号ZPORを
受ける。入力ノードN2に、対応するアドレス信号AD
Diを受ける。入力ノードN3は、反転ノーマルモード
セット信号ZSNMを受ける。さらに入力ノードN4
は、ノーマルモードセット信号SNMを受ける。出力ノ
ードN5から信号NADDiを、出力ノードN6からそ
の反転信号である反転信号ZNADDが出力される(以
下、総称的に信号NADDおよび反転信号ZNADDと
称す)。
【0033】テストモードレジスタ118は、アドレス
信号ADD0およびADD1のそれぞれに対応するレジ
スタR1を含む。アドレス信号ADDi(ただし、i=
0、1のいずれか)に対応するレジスタR1は、入力ノ
ードN1に、パワーオンリセット信号ZPORを受け
る。入力ノードN2に、対応するアドレス信号ADDi
を受ける。入力ノードN3は、反転テストモードセット
信号ZSTMを受ける。さらに入力ノードN4は、テス
トモードセット信号STMを受ける。出力ノードN5か
ら信号TADDiを、出力ノードN6からその反転信号
である反転信号ZTADDiが出力される(以下、総称
的に信号TADDおよび反転信号ZTADDと称す)。
【0034】さらに、テストモードレジスタ118は、
アドレス信号ADD7に対応するレジスタを含む。アド
レス信号ADD7に対応するレジスタは、図25に示す
レジスタR1と同じ回路構成であり、インバータ回路1
3(出力ノードN6)を除いたものに該当する(以下、
レジスタR2と称す)。レジスタR2においては、入力
ノードN1はパワーオンリセット信号ZPORを受け
る。入力ノードN2は、アドレス信号ADD7を受け
る。入力ノードN3は、反転テストモードセット信号Z
STMを受ける。また入力ノードN4は、テストモード
セット信号STMを受ける。レジスタR2における出力
ノードN5からは、テストモードイネーブル信号TME
が出力される。
【0035】次に、テストモードデコーダ119の構成
について図26を用いて簡単に説明する。
【0036】図26は、テストモードデコーダ119の
構成を示す回路図である。図26に示すテストモードデ
コーダ119は、NAND回路21、22、23および
24ならびにインバータ回路25、26、27および2
8を備える。NAND回路21、…、24のそれぞれの
入力ノードには、テストモードレジスタ118から出力
される信号TADDおよび反転信号ZTADDならびに
テストモードイネーブル信号TMEが入力される。イン
バータ回路25、26、27および28のそれぞれから
は、テストモード信号TM1、TM2、TM3およびT
M4が出力される。
【0037】なお、ノーマルモードデコーダ117は、
テストモードデコーダ119と同様の構成であり、ノー
マルモードレジスタ116から出力される信号NADD
と反転信号ZNADDとの組合わせに応答して、モード
信号を出力する。
【0038】次に、ノーマルモード設定回路124およ
びテストモード設定回路125の動作の関係について、
タイミングチャートである図27を用いて説明する。
【0039】図27は、ノーマルモード設定回路124
およびテストモード設定回路125の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【0040】図27に示す(A)は、内部クロック信号
CLKを、(B)は、内部制御信号CSを、(C)は、
内部制御信号RASを、(D)は、内部制御信号CAS
を、(E)は、内部制御信号WEを、(F)は、アドレ
ス信号ADD7を、(G)は、ノーマルモードセット信
号SNMを、(H)は、テストモードセット信号STM
をそれぞれ示す。
【0041】図27に示すように、モードレジスタセッ
トコマンドMRSが入力された時点で、アドレス信号A
DD7がHレベルであれば(時刻t0)、ノーマルモー
ドセット信号SNMがLレベルのままテストモードセッ
ト信号STMがHレベルとなるため、ノーマルモードレ
ジスタ116の内容が保護されたままテストモードレジ
スタ118がセットされる。
【0042】また、モードレジスタセットコマンドMR
Sが入力した時点で、アドレス信号ADD7がLレベル
であれば(時刻t1)、ノーマルモードセット信号SN
Mおよびテストモードセット信号STMがともにHレベ
ルとなる。この場合は、ノーマルモードレジスタ116
のレジスタR1の取込口が開きアドレスADD0、…、
ADD6が取込まれる。これにより、信号NADDおよ
び反転信号ZNADDが生成される。ノーマルモードレ
ジスタ116は、回路図で示したようにラッチタイプに
なっており、取込がモードレジスタセットコマンドのみ
行なわれる。取込まれたアドレス信号は、ノーマルモー
ドデコーダ117でデコードされ、モード信号BL、C
L等の情報となる。一方、Lレベルのアドレス信号AD
D7をレジスタR2が取込むことでテストモードイネー
ブル信号TMEがリセットされるため、テストモードは
リセットされる(抜ける)ことになる。
【0043】なお、実使用時(ノーマルモード時)にお
いては、モードレジスタセットコマンドが入力される時
点で、アドレス信号ADD7はLレベルに固定すること
により、テストモードに入ることを防止している。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
同期型半導体記憶装置はテストモード設定回路125を
備え、出荷前のテストを行なうとともに、実使用時に
は、テストモードに入らないようにパワーオンリセット
信号ZPORを用いてこれをリセットする。
【0045】しかし、電源投入時におけるパワーオンリ
セット信号ZPORは、電源の立上げ条件によっては十
分にパワーオンリセット信号ZPORが生成されない場
合があり、パワーオンリセット信号ZPOR信号による
リセットは確実とは言えない。
【0046】一方、従来の同期型半導体記憶装置はノー
マルモード設定回路124とテストモード設定回路12
5とを備え、ともにモードレジスタセットコマンドの入
力時におけるアドレス信号の組合せで動作が制御され
る。これらのアドレスの組合せは、実使用時においては
非公開にされているが、上記のようにリセットが不十分
であれば、誤ってテストモードに入る可能性はある。
【0047】現に、コンピュータ等のシステムではED
Oと同期型半導体記憶装置とを両方サポートしている機
種が多く、この場合メモリチェック作動時に同期型半導
体記憶装置に余計な信号を与える可能性がある。
【0048】この場合、実使用時においてテストモード
に入ってしまう場合が可能性として残される。このた
め、従来の同期型半導体記憶装置においては、ノーマル
モードにおけるモードレジスタセットコマンドによって
テストモードをリセットすることが行なわれるのである
が、たとえばテストモードが内部電位を変動させるモー
ドであった場合、テストモードの解除時点から内部電圧
が設定値に戻るまで最低数百ns必要とされるため、モ
ードレジスタセットコマンド実行後、すぐにアクトコマ
ンド等の同期型半導体記憶装置の動作命令を入力した場
合、同期型半導体記憶装置が誤動作するおそれがある。
【0049】そこで、本発明はかかる問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、電源投入後にテ
ストモードを確実にリセットすることができる同期型半
導体記憶装置を提供することである。
【0050】また、本発明の他の目的は、実使用時にお
いて、容易にテストモードに入ることのない同期型半導
体記憶装置を提供することである。
【0051】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る同期型半
導体記憶装置は、行列状に配置される複数のメモリセル
を含むメモリセルアレイとメモリセルアレイの行に対応
して設けられる複数のワード線とを各々が含む複数のバ
ンクと、外部クロック信号に同期した内部クロック信号
を出力する内部クロック発生手段と、内部クロック信号
に同期して入力されるテストモード指定信号に応答し
て、所定のテストモードが指定されたことを検出して、
検出結果としてテストモード信号を出力するテストモー
ド設定手段と、電源投入後に、内部クロック信号に同期
して入力されるバンクを初期化するイニシャライズコマ
ンドに応答してリセット信号を出力するリセット信号発
生手段とを備え、テストモード設定手段は、リセット信
号を受けて少なくとも1つのテストモード信号を非活性
状態にする。
【0052】請求項2に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項1に係る同期型半導体記憶装置であって、行列状
に配置される複数のメモリセルを含むメモリセルアレイ
とメモリセルアレイの行に対応して設けられる複数のワ
ード線とを各々が含む複数のバンクと、外部クロック信
号に同期した内部クロック信号を出力する内部クロック
発生手段と、内部クロック信号に同期して入力されるモ
ード設定コマンドと外部信号とに応答して、所定の動作
モードが指定されたこと示すノーマルモード信号を出力
するノーマルモード設定手段と、内部クロック信号に同
期して入力されるモード設定コマンドとテストモード指
定信号とに応答して、所定のテストモードが指定された
ことを検出して、検出結果としてテストモード信号を出
力するテストモード設定手段と、電源投入後に、内部ク
ロック信号に同期して入力されるバンクを初期化するイ
ニシャライズコマンドに応答してリセット信号を出力す
るリセット信号発生手段とを備え、テストモード設定手
段は、リセット信号を受けて、少なくとも1つのテスト
モード信号を非活性状態にする。
【0053】請求項3に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2に係る同期型半導体記憶装置であって、イニシ
ャライズコマンドは、対応するバンクを非活性状態にす
るプリチャージコマンドである。
【0054】請求項4に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2に係る同期型半導体記憶装置であって、テスト
モード指定信号は、第1のテストモード指定信号と、第
2のテストモード指定信号とを含み、テストモード設定
手段は、モード設定コマンドに応答して、テストモード
が指定されたことを検出する検出手段と、検出手段がテ
ストモードが指定されたことを検出したことに応答し
て、第2のテストモード指定信号をラッチするラッチ手
段と、ラッチ手段の出力をデコードして対応するテスト
モード信号を選択的に活性化するデコード手段と、検出
手段がテストモードが指定されたことを検出したことに
応答して、第1のテストモード指定信号に基づき、デコ
ード手段の動作を活性状態にさせるイネーブル信号を出
力する制御手段とを含み、制御手段は、リセット信号に
応答して、イネーブル信号を非活性状態にして、デコ−
ド手段の動作を非活性状態にする。
【0055】請求項5に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2に係る同期型半導体記憶装置であって、テスト
モード設定手段は、モード設定コマンドに応答して、テ
ストモードが指定されたことを検出する検出手段と、検
出手段がテストモードが指定されたことを検出したこと
に応答して、テストモード指定信号をラッチして出力す
るラッチ手段と、ラッチ手段の出力をデコードして対応
するテストモード信号を選択的に活性化するデコード手
段とを含み、ラッチ手段は、リセット信号に応答して、
ラッチしたテストモード指定信号を非活性状態にする。
【0056】請求項6に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2に係る同期型半導体記憶装置であって、テスト
モード指定信号は、第1のテストモード指定信号と、第
2のテストモード指定信号とを含み、テストモード設定
手段は、モード設定コマンドに応答して、テストモード
が指定されたことを検出する検出手段と、第2のテスト
モード指定信号をデコードするデコード手段と、検出手
段がテストモードが指定されたことを検出したことに応
答して、デコード手段の出力をラッチして、対応するテ
ストモード信号を選択的に活性化して出力するラッチ手
段と、検出手段がテストモードが指定されたことを検出
したことに応答して、第1のテストモード指定信号に基
づき、ラッチ手段の出力動作を活性状態にさせるイネー
ブル信号を出力する制御手段とを含み、制御手段は、リ
セット信号に応答して、イネーブル信号を非活性状態に
して、ラッチ手段の出力動作を非活性状態にする。
【0057】請求項7に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2に係る同期型半導体記憶装置であって、テスト
モード設定手段は、モード設定コマンドに応答して、テ
ストモードが指定されたことを検出する検出手段と、テ
ストモード指定信号をデコードするデコード手段と、検
出手段がテストモードが指定されたことを検出したこと
に応答して、デコード手段の出力をラッチして、対応す
るテストモード信号を選択的に活性化して出力するラッ
チ手段とを含み、ラッチ手段は、リセット信号に応答し
て、ラッチしたデコード手段の出力を非活性状態にし
て、テストモード信号を非活性化する。
【0058】請求項8に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2に係る同期型半導体記憶装置であって、テスト
モード信号に応答して動作する複数の内部回路をさらに
備え、テストモード設定手段は、モード設定コマンドに
応答して、テストモードが指定されたことを検出する検
出手段と、検出手段がテストモードが指定されたことを
検出したことに応答して、テストモード指定信号に対応
するテストモード信号を選択的に出力する選択手段と、
選択手段から出力されるテストモード信号のうち、複数
の内部回路のうちの特定の内部回路に入力されるテスト
モード信号をリセット信号に応答してリセットして、特
定の内部回路に出力する手段とを含む。
【0059】請求項9に係る同期型半導体記憶装置は、
行列状に配置される複数のメモリセルを含むメモリセル
アレイとメモリセルアレイの行に対応して設けられる複
数のワード線とを各々が含む複数のバンクと、外部クロ
ック信号に同期した内部クロック信号を出力する内部ク
ロック発生手段と、内部クロック信号に同期して入力さ
れる第1のコマンドに応答して、第1のコマンドが入力
されたことを示す第1のコマンド対応信号を出力する第
1の検出手段と、内部クロック信号に同期して入力され
るテストモード指定信号に応答して、テストモードが指
定されたことを検出するテストモード検出手段と、テス
トモード検出手段がテストモードが指定されたことを検
出したことに応答して、第1のコマンド対応信号を第1
のコマンドと異なる第2のコマンドに対応する第2のコ
マンド対応信号に変換する変換手段と、第2のコマンド
対応信号に応答して、第2のコマンドに対応する動作を
実行させる実行手段とを備える。
【0060】請求項10に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項9に係る同期型半導体記憶装置であって、第
2のコマンド対応信号は、複数であって、実行手段は、
複数の第2のコマンド対応信号のそれぞれに対応して設
けられ、変換手段は、第1のコマンド対応信号と内部ク
ロック信号に同期して入力される複数の外部信号とに応
答して、複数の第2のコマンド対応信号のうちから所定
の第2のコマンド対応信号を選択的に出力する。
【0061】請求項11に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項10に係る同期型半導体記憶装置であって、
テストモード検出手段がテストモードが指定されたこと
を検出して、検出結果としてテストモード信号を出力す
るテストモード設定手段と、電源投入後に、入力される
第2のコマンドに応答してリセット信号を出力するリセ
ット信号発生手段とをさらに備え、テストモード設定手
段は、リセット信号を受けて少なくとも1つのテストモ
ード信号を非活性状態にする。
【0062】請求項12に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項10に係る同期型半導体記憶装置であって、
複数の外部信号は、複数のアドレス信号である。
【0063】請求項13に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項11に係る同期型半導体記憶装置であって、
複数の外部信号は、複数のアドレス信号である。
【0064】請求項14に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項10に係る同期型半導体記憶装置であって、
バンクのメモリセルからデータを読出し、外部に出力す
る読出手段をさらに備え、第1のコマンドは、対応する
バンクから読出したデータの外部への出力を禁止するバ
ーストターミネートコマンドである。請求項15に係る
同期型半導体記憶装置は、請求項11に係る同期型半導
体記憶装置であって、バンクのメモリセルからデータを
読出し、外部に出力する読出手段をさらに備え、第1の
コマンドは、対応する前記バンクから読出したデータの
外部への出力を禁止するバーストターミネートコマンド
である。
【0065】請求項16に係る同期型半導体記憶装置
は、入力パッドと、行列状に配置される複数のメモリセ
ルを含むメモリセルアレイとメモリセルアレイの行に対
応して設けられる複数のワード線とを各々が含む複数の
バンクと、外部クロック信号に同期した内部クロック信
号を出力する内部クロック発生手段と、内部クロック信
号に同期して入力されるモード設定コマンドと外部信号
とに応答して、所定の動作モードが指定されたこと示す
ノーマルモード信号を出力するノーマルモード設定手段
と、内部クロック信号に同期して入力されるモード設定
コマンドとテストモード指定信号と入力パッドの電圧と
に応答して、所定のテストモードが指定されたことを示
すテストモード信号を出力するテストモード設定手段と
を備え、テストモード指定信号は、第1のテストモード
指定信号と、第2のテストモード指定信号とを含み、テ
ストモード設定手段は、モード設定コマンドに応答し
て、テストモードが指定されたことを検出する検出手段
と、検出手段がテストモードが指定されたことを検出し
たことに応答して、第2のテストモード指定信号に対応
するテストモード信号を選択的に活性化する第1の選択
手段と、検出手段がテストモードが指定されたことを検
出したことに応答して、第1のテストモード指定信号と
入力パッドから入力される外部電源電圧の2倍以上の信
号とに基づき、第1の選択手段の動作をイネーブル状態
にさせる第1のイネーブル信号を出力する第1の制御手
段とを含む。
【0066】請求項17に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項16に係る同期型半導体記憶装置であって、
テストモード設定手段は、検出手段がテストモードが指
定されたことを検出したことに応答して、第2のテスト
モード指定信号に対応するテストモード信号を選択的に
活性化する第2の選択手段と、検出手段がテストモード
が指定されたことを検出したことに応答して、第1のテ
ストモード指定信号に基づき、第2の選択手段の動作を
イネーブル状態にさせる第2のイネーブル信号を出力す
る第2の制御手段とを含む。
【0067】請求項18に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項16に係る同期型半導体記憶装置であって、
入力パッドは、複数であって、第1の制御手段は、複数
の入力パッドのそれぞれに対応して設けられ、第1の選
択手段は、第1の制御手段のそれぞれから出力されるイ
ネーブル信号の組合せに応答して、第2のテストモード
指定信号に基づき、対応するテストモード信号を出力す
る。
【0068】請求項19に係る同期型半導体記憶装置
は、行列状に配置される複数のメモリセルを含むメモリ
セルアレイとメモリセルアレイの行に対応して設けられ
る複数のワード線とを各々が含む複数のバンクと、外部
クロック信号に同期した内部クロック信号を出力する内
部クロック発生手段と、内部クロック信号に同期して入
力されるテストモード指定信号に応答して、所定のテス
トモードが指定されたことを検出して、検出結果として
テストモード信号を出力するテストモード設定手段と、
電源投入後に、内部クロック信号に同期して入力される
バンクを初期化するイニシャライズコマンドに応答して
リセット信号を出力するリセット信号発生手段とを備
え、テストモード設定手段は、リセット信号を受けて選
択的にテストモード信号を非活性状態にする。
【0069】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明の実施の
形態1における同期型半導体記憶装置について説明す
る。
【0070】本発明の実施の形態1における同期型半導
体記憶装置は、イニシャライズコマンドに応答してリセ
ット信号を発生し、これを用いてテストモードをリセッ
トすることにより、電源投入後、早期にかつ確実にテス
トモードをリセットすることを可能とするものである。
【0071】本発明の実施の形態1における同期型半導
体記憶装置1000の全体構成の一例について図1およ
び図2を用いて説明する。
【0072】図1は、本発明の実施の形態1における同
期型半導体記憶装置1000の全体構成の一例を示す概
略ブロック図であり、図2は、図1に示す同期型半導体
記憶装置1000の主要部の構成の一例を示す図であ
る。なお、以下の説明においては、従来の同期型半導体
記憶装置9000と同じ構成要素には同じ符号もしくは
同じ記号を付し、その説明を省略する。
【0073】図1および図2に示す同期型半導体記憶装
置1000が、従来の同期型半導体記憶装置9000と
異なる点は、POR発生回路100に代わって、2種類
のリセット信号を出力するリセット信号発生回路150
を備えることにある。
【0074】図2に示すように、プリチャージ発生回路
105は、プリチャージコマンドを検出するNAND回
路30を含む。NAND回路30は、プリチャージコマ
ンド(内部制御信号CS、RAS、ZRAS、WEがH
レベル)が入力されたことをを検出すると、Lレベルの
プリチャージ信号ZPREを出力する。
【0075】リセット信号発生回路150は、プリチャ
ージ発生回路105から出力されるプリチャージ信号Z
PREを入力に受け、パワーオンリセット信号ZPOR
に加えてリセット信号ZPOR1を出力する。
【0076】モードセット設定回路104に含まれるノ
ーマルモードレジスタ116は、従来と同様、リセット
信号発生回路150から出力されるパワーオンリセット
信号ZPORをリセット信号として受ける。モードセッ
ト回路104に含まれるテストモードレジスタ118
は、パワーオンリセット信号ZPORとリセット信号Z
POR1とをリセット信号として受ける。
【0077】これにより同期型半導体記憶装置1000
は、電源投入後に実施されるイニシャライズコマンド
(たとえば、プリチャージコマンド)に基づき、早期に
かつ確実にテストモードのリセットを行なうことが可能
となる。
【0078】また、ノーマルモードレジスタ116は、
従来どおり電源投入直後に発生するパワーオンリセット
信号ZPORによりリセットされるため、イニシャライ
ズコマンドによりノーマルモードがリセットされること
はない。
【0079】次に、図2に示すリセット信号発生回路1
50の具体的構成の一例について図3を用いて説明す
る。
【0080】図3は、図2に示すリセット信号発生回路
150の具体的構成の一例を示す回路図である。図3に
示すリセット信号発生回路150は、従来のPOR発生
回路100、NAND回路31およびインバータ回路3
2を含む。前述したようにPOR発生回路100は、電
源投入後に、パワーオンリセット信号ZPORを出力す
る。NAND回路31は、POR発生回路100の出力
するパワーオンリセット信号ZPORとプリチャージ信
号ZPREとを入力に受け、これらの論理和を出力す
る。インバータ回路32は、NAND回路31の出力信
号を反転してリセット信号ZPOR1を出力する。
【0081】次に、図2に示すテストモードレジスタ1
18とパワーオンリセット信号ZPORおよびリセット
信号ZPOR1との関係の一例について、図4を用いて
説明する。
【0082】図4は、図2に示すテストモードレジスタ
118の入出力関係の一例を示す図である。図4に示す
テストモードレジスタ118(以下、テストモードレジ
スタ118.1と称す)は、アドレス信号ADD0に対
応するレジスタR1.0、アドレス信号ADD1に対応
するレジスタR1.1およびイネーブラ(アドレス信号
ADD7に対応する)であるレジスタR2を備える。レ
ジスタR1.0、R1.1およびR2の回路構成につい
ては、従来例において図25を用いて説明したとおりで
ある。
【0083】アドレス信号ADD0に対応するレジスタ
R1. 0およびアドレス信号ADD1に対応するレジス
タR1.1のそれぞれの入力ノードN1には、リセット
信号ZPOR1を与える。イネーブラであるレジスタR
2の入力ノードN1には、パワーオンリセット信号ZP
ORを与える。
【0084】これによりイニシャライズコマンド実行過
程において、テストモードレジスタ118.1から出力
される信号TADDがLレベル、その反転信号ZTAD
DがHレベルで、すべてリセット状態となる。この結
果、後段に配置されるテストモードデコーダ119(図
26参照)の出力信号(テストモード信号)はテストモ
ードイネーブル信号TMEがHレベルであれば、テスト
モード信号TM1のみがHレベルになる。テストモード
信号TM1をNOP信号に設定しておくことで、リセッ
ト信号ZPOR1により、テストモードデコーダ119
はNOP状態(テストモード非活性状態)になる。
【0085】さらに、図2に示すテストモードレジスタ
118とパワーオンリセット信号ZPORおよびリセッ
ト信号ZPOR1との関係の他の一例について、図5を
用いて説明する。
【0086】図5は、図2に示すテストモードレジスタ
118の入出力関係の他の一例を示す図である。図5に
示すテストモードレジスタ(以下、テストモードレジス
タ118.2と称す)においては、レジスタR1.0お
よびR1.1のそれぞれの入力ノードN1には、パワー
オンリセット信号ZPORを与える。イネーブラである
レジスタR2の入力ノードN1には、リセット信号ZP
OR1を与える。
【0087】これによりイニシャライズコマンド実行過
程において、テストモードレジスタ118.2から出力
されるテストモードイネーブル信号TMEは、リセット
(Lレベルの非活性)状態になる。この結果、後段に配
置されるテストモードデコーダ119(図26参照)の
動作が停止する。
【0088】次に、本発明の実施の形態1における同期
型半導体記憶装置1000の電源投入後の動作につい
て、タイミングチャートである図6を用いて説明する。
【0089】図6は、本発明の実施の形態1における同
期型半導体記憶装置1000の電源投入後の動作を説明
するためのタイミングチャートである。図6において
(A)は、外部電源電圧EXTVDDを、(B)は、パ
ワーオンリセット信号ZPORを、(C)は、テストモ
ードイネーブル信号TMEを、(D)は、プリチャージ
信号ZPREをそれぞれ示している。
【0090】図6に示すように電源投入(時刻t0)
後、外部電源電圧EXTVDDの電圧レベルが徐々に一
定レベルに立上がっていく。時刻t1においてパワーオ
ンリセット信号ZPORが発生するが、電源電圧EXT
VDDの立上がりが緩やかな場合、外部電源電圧EXT
VDDが一定レベルに達する前にパワーオンリセット信
号PORは終息してしまう。この場合、テストモードイ
ネーブル信号TMEはリセットされず、Hレベルの活性
状態を保持する。
【0091】外部電源電圧EXTVDDが一定電圧レベ
ルに達した後(時刻t2)、イニシャライズコマンドが
実行される。プリチャージコマンドが入力(時刻t3)
されると、Lレベルのプリチャージ信号ZPREが発生
(すなわち、リセット信号ZPOR1が発生)する。テ
ストモードレジスタ118.2を用いた場合、テストモ
ードイネーブル信号TMEがLレベルに立下がる(な
お、テストモードレジスタ118.1を用いた場合、N
OP信号に設定されたテストモード信号TM1がHレベ
ル、それ以外のテストモード信号がすべてLレベルにな
る)。この結果、テストモードがリセットされる。
【0092】図22で説明したイニシャライズコマンド
の実行手順によれば、プリチャージコマンド入力時点か
ら8回のオートリフレッシュコマンド入力完了時点まで
の期間(tRP+tRC×8=30ns+80ns×8
=670ns)後には完全にテストモードがリセットが
されていることになる。
【0093】したがって、リセットされてから安定した
電源電圧(設定値)に至るまでに時間のかかる電源系の
テストモードが電源投入時にセットされていたとして
も、実使用時点では、通常の設定値に戻っていることが
保証される。
【0094】なお、テストモードをリセットするための
コマンドは、プリチャージコマンドに限らず、イニシャ
ライズコマンドに含まれるコマンド(例えば、オートリ
フレッシュコマンド、プリチャージオールコマンド等)
であればいずれのコマンドであってもよい。
【0095】ここで、オートリフレッシュコマンドを用
いてリセット信号ZPOR1を発生する一例について図
7を用いて簡単に説明する。
【0096】図7は、オートリフレッシュコマンドを用
いてリセット信号ZPOR1を発生するための回路構成
の一例を示す回路図である。図7に示すNAND回路2
9は、オートリフレッシュコマンド(内部制御信号C
S、RAS、RAS、ZWEがHレベル)を検出する
と、Lレベルのオートリフレッシュ信号ZREFAを出
力する。リセット信号発生回路150は、パワーオンリ
セット信号ZPORとオートリフレッシュ信号ZREF
Aとを入力に受け、これらの論理和を出力する。インバ
ータ回路32は、NAND回路31の出力信号を反転し
てリセット信号ZPOR1を出力する。
【0097】これにより同期型半導体記憶装置1000
は、電源投入後に実施されるイニシャライズコマンド
(オートリフレッシュコマンド)に基づき、早期にかつ
確実にテストモードのリセットを行なうことが可能とな
る。
【0098】なお、上記の説明においては、ノーマルモ
ードデコーダ117をノーマルモードレジスタ116の
後段に配置し、テストモードデコーダ119をテストモ
ードレジスタ118の後段に配置したが、これに限ら
ず、ノーマルモードデコーダ117の後段にノーマルモ
ードレジスタ116を配置し、テストモードデコーダ1
19の後段にテストモードレジスタ118を配置する構
成であっても構わない。
【0099】この場合、ノーマルモードレジスタ116
は、ノーマルモードデコーダ117によりデコードされ
たモード情報(CL、BL等)をラッチし、テストモー
ドレジスタ118はテストモードデコーダ119でデコ
ードされたテストモード情報をラッチする。
【0100】[実施の形態2]本発明の実施の形態2に
おける同期型半導体記憶装置について説明する。
【0101】本発明の実施の形態2における同期型半導
体記憶装置は、パワーオンリセット信号ZPORを用い
ず、イニシャライズコマンドに応答してテストモードを
リセットするものである。
【0102】本発明の実施の形態2における同期型半導
体記憶装置2000の主要部の構成の一例について図8
を用いて説明する。
【0103】図8は、本発明の実施の形態2における同
期型半導体記憶装置2000の主要部の構成の一例を示
す図である。以下の説明において、従来の同期型半導体
記憶装置9000と同じ構成要素には、同じ記号および
符号を付し、その説明を省略する。
【0104】本発明の実施の形態2における同期型半導
体記憶装置2000が、実施の形態1における同期型半
導体記憶装置1000と異なる点は、パワーオンリセッ
ト信号ZPORを用いずに、イニシャライズコマンド
(たとえば、プリチャージコマンド)が入力されたこと
を検出した結果を用いて、テストモードレジスタ118
を直接リセットすることにある。
【0105】図8に示すように、プリチャージ発生回路
105に含まれるNAND回路30は、プリチャージコ
マンドを検出するとLレベルのプリチャージ信号ZPR
Eを出力する。テストモードレジスタ118は、このプ
リチャージ信号ZPREをリセット信号ZPOR1とし
て受け、これに基づきリセットされる。
【0106】リセット信号ZPOR1によるリセットの
方法としては、本発明の実施の形態1で説明したよう
に、テストモードイネーブル信号TMEをLレベルの非
活性状態にする方法と、アドレス信号ADD0およびA
DD1をリセットする方法とがある。
【0107】これにより、電源投入後のイニシャライズ
コマンドの実行手順に従えば、同期型半導体記憶装置2
000は、パワーオンリセット信号ZPORによらず、
早期にかつ確実にテストモードのリセットを行なうこと
が可能となる。
【0108】なお、テストモードをリセットするための
コマンドは、プリチャージコマンドに限らず、イニシャ
ライズコマンドに含まれるコマンド(例えば、オートリ
フレッシュコマンド、プリチャージオールコマンド等)
であればよい。
【0109】[実施の形態3]本発明の実施の形態3に
おける同期型半導体記憶装置について説明する。
【0110】本発明の実施の形態3における同期型半導
体記憶装置は、実施の形態1もしくは実施の形態2に対
し、特定のテストモードについてのみイニシャライズコ
マンドに応答してリセットするものである。
【0111】テストモードには、対応するテストモード
をリセットしてから内部状態が回復までに時間のかから
ない回路系(たとえば、ロジック系回路)に関するテス
トモードと、対応するテストモードをリセットしてから
内部状態が回復までに時間のかかる回路系(たとえば、
電源系回路)に関するテストモードとがある。
【0112】ロジック系回路は、対応するテストモード
がリセットされた後通常の動作コマンド等を入力しても
すぐに正常に動作する。しかし、電源系回路に関するテ
ストモード、特に内部電圧(昇圧電位等)を外部からコ
ントロールするテストモード等に誤って入ってしまった
場合、従来のモードレジスタセットコマンドによるリセ
ットを行なったとしても、電圧レベルが設定値に回復す
るまでに相当の時間がかかってしまう。この結果、実使
用時点で、使用可能な内部状態に回復しておらず、誤動
作が生じるという場合がある。
【0113】したがって、本発明の実施の形態3におい
ては、対応するテストモードをリセットしてから内部状
態が回復までに時間のかかる回路系のテストモードにつ
いては、イニシャライズコマンドを用いて早期にかつ確
実にリセットするように構成する。
【0114】ここで、本発明の実施の形態3における同
期型半導体記憶装置3000の主要部の構成の一例につ
いて図9を用いて説明する。
【0115】図9は、本発明の実施の形態3における同
期型半導体記憶装置3000の主要部の構成の一例を示
す図である。以下の説明において、従来の同期型半導体
記憶装置9000と同じ構成要素には、同じ記号および
符号を付し、その説明を省略する。
【0116】同期型半導体記憶装置3000は、内部回
路126および内部回路127を含む。内部回路126
は、たとえば、対応するテストモードをリセットしてか
ら内部状態が回復するまでに時間のかからないロジック
系回路とする。内部回路127は、たとえば、対応する
テストモードをリセットしてから内部状態が回復するま
でに時間のかかる電源系回路とする。
【0117】リセット信号発生回路150は、プリチャ
ージ発生回路105から受けるプリチャージ信号ZPR
Eと従来のパワーオンリセット信号ZPORとの論理和
に基づきリセット信号ZPOR1を出力する。
【0118】リセット信号ZPOR1は、テストモード
設定回路125から出力される内部回路127に対する
テストモードTM2をリセットするために用いる。ま
た、パワーオンリセット信号ZPORは、テストモード
設定回路125から出力される内部回路126に対する
テストモードTM1をリセットするために用いる。
【0119】一例としては、たとえば、テストモードイ
ネーブル信号TMEを出力するレジスタを2つ設ける。
一方のレジスタには、パワーオンリセット信号ZPOR
を与える。そしてこのレジスタから出力されるテストイ
ネーブル信号により、テストモード信号TM1を出力す
るデコーダ部分がリセットされるように構成する。
【0120】他方のレジスタには、リセット信号ZPO
R1を与える。そしてこのレジスタから出力されるテス
トイネーブル信号により、テストモード信号TM2を出
力するデコーダ部分がリセットされるように構成する。
【0121】この結果、電源投入後すぐにパワーオンリ
セット信号ZPORが終息し、さらに誤ってテストモー
ドが設定された場合にあっても、内部回路127に対す
るテストモード信号TM2は、イニシャライズコマンド
実行過程で確実にリセットされる。また、内部回路12
6に対するテストモード信号TM1は、パワーオンリセ
ット信号ZPORまたはモードレジスタセットコマンド
でリセットされる。
【0122】なお、内部回路127には、電源系回路に
限らず、対応するテストモードがリセットされてから内
部状態が回復するまでに時間の係るロジック系回路も含
まれる。たとえば、ワード線の活性をテストモードによ
り行なっている場合、活性状態になった後非活性状態に
するには通常20nsから30nsの時間が必要とされ
るため、モードレジスタセットコマンド入力後20ns
期間内でアクトコマンドを実行すると誤動作するおそれ
がある。したがって、このうようなテストモードも、プ
リチャージコマンドに基づくリセット信号ZPOR1を
用いてリセットする。この結果、同期型半導体記憶装置
3000は、モードレジスタセットコマンド終了後、速
やかに実使用可能な状態となる。
【0123】なお、テストモードをリセットするための
コマンドは、プリチャージコマンドに限らず、イニシャ
ライズコマンドに含まれるコマンド(例えば、オートリ
フレッシュコマンド、プリチャージオールコマンド等)
であればいずれのコマンドであってもよい。
【0124】[実施の形態4]本発明の実施の形態4に
おける同期型半導体記憶装置について説明する。
【0125】本発明の実施の形態4における同期型半導
体記憶装置4000の主要部の構成の一例について、図
10を用いて説明する。
【0126】図10は、本発明の実施の形態4における
同期型半導体記憶装置4000の主要部の構成の一例を
示す図である。以下の説明において、従来の同期型半導
体記憶装置9000と同じ構成要素には、同じ記号およ
び符号を付し、その説明を省略する。
【0127】実施の形態1から実施の形態3において
は、パワーオンリセット信号ZPORまたはイニシャラ
イズコマンドに応答してテストモード設定回路125を
リセットしたが、本発明の実施の形態4における同期型
半導体記憶装置4000では、特定の内部回路(図10
において、内部回路129)に対してのみ、イニシャラ
イズコマンドに応答してテストモード信号をリセットし
て与える。
【0128】図10に示す同期型半導体記憶装置400
0は、テストモード設定回路125、リセット信号発生
回路150、内部回路128および129ならびにラッ
チ回路130を含む。
【0129】リセット信号発生回路150は、パワーオ
ンリセット信号ZPORおよびリセット信号ZPOR1
を出力する。前述したように、リセット信号発生回路1
50は、パワーオンリセット信号ZPORとイニシャラ
イズコマンドに対応する信号(たとえば、図10に示す
ようにプリチャージ信号ZPRE)との論理和に基づき
リセット信号ZPOR1を生成する。
【0130】テストモード設定回路125は、パワーオ
ンリセット信号ZPORに基づきリセットされる。ラッ
チ回路130は、テストモード設定回路125からテス
トモード信号TMを受けてラッチして出力する。ラッチ
回路130は、リセット信号発生回路150からリセッ
ト信号ZPOR1を受けた場合には、テストモード信号
TMをリセット(非活性状態)して出力する。
【0131】内部回路129は、ラッチ回路130を介
してテストモード信号TMを受ける。一方、内部回路1
28は、テストモード設定回路125から直接テストモ
ード信号TMを受ける。
【0132】内部回路128の具体例としては、テスト
モードをリセットしてから内部状態が回復するために時
間のかからないロジック系回路が挙げられる。また内部
回路129の具体例としては、テストモードをリセット
してから内部状態が回復するために時間のかかる電源系
もしくはロジック系回路が挙げられる。
【0133】このように構成することにより、電源投入
後のパワーオンリセット信号ZPORによるリセットが
不十分であり、誤ってテストモードが設定された場合で
も、イニシャライズコマンド(図においてはプリチャー
ジ信号ZPRE)実行過程で、内部回路129はテスト
モードから抜けることが可能となる。
【0134】内部回路128に入力するテストモード信
号TMは、パワーオンリセット信号ZPORもしくはモ
ードレジスタセットコマンドにより必ずリセットされ
る。
【0135】このため、同期型半導体記憶装置4000
は、モードレジスタセットコマンド終了後、速やかに実
使用可能な状態となる。
【0136】なお、テストモードをリセットするための
コマンドは、プリチャージコマンドに限らず、イニシャ
ライズコマンドに含まれるコマンド(例えば、オートリ
フレッシュコマンド、プリチャージオールコマンド等)
であればいずれのコマンドであってもよい。
【0137】[実施の形態5]本発明の実施の形態5に
おける同期型半導体記憶装置について説明する。
【0138】実施の形態1から実施の形態4における同
期型半導体記憶装置1000、…、4000では、イニ
シャライズコマンドに含まれるプリチャージコマンド
(一例)を用いてテストモードをリセットする回路例に
ついて説明した。しかし、このように構成すると、テス
トモードにおいてプリチャージコマンドを実行すること
ができない(実行すると、テストモードから抜けてしま
う)という問題が生じてしまう。
【0139】そこで、本発明の実施の形態5における同
期型半導体記憶装置においては、テストモードにおい
て、特定のコマンドをリセット信号を発生させるコマン
ド(たとえば、プリチャージコマンド)に変換して使用
することを可能とする。この結果、イニシャライズコマ
ンドにおいてテストモードをリセットするとともに、テ
ストモードにおいてもプリチャージコマンドを初めとす
るイニシャライズコマンドを実行することができる。
【0140】本発明の実施の形態5における同期型半導
体記憶装置5000の主要部の構成について図11を用
いて説明する。
【0141】図11は、本発明の実施の形態5における
同期型半導体記憶装置5000の主要部の構成の一例を
示す回路図である。本発明の実施の形態5における同期
型半導体記憶装置5000は、コマンドデコーダ50を
備える。コマンドデコーダ50は、NAND回路36、
37、38、39および40、NOR回路41、42お
よび43、インバータ回路44、45、46および4
7、AND回路48ならびにNOR回路49を備える。
【0142】図11において、反転アドレス信号ZAD
D0は、アドレス信号ADD0に対応する逆相の信号で
ある。反転アドレス信号ZADD1は、アドレス信号A
DD1に対応する逆相の信号である。
【0143】NAND回路40は、バーストターミネー
トコマンド(内部制御信号CS、ZRAS、ZCASお
よびWEのすべてがHレベル)を検出すると、Lレベル
の信号を出力する。
【0144】NAND回路36、37、38および39
のそれぞれの第3の入力ノードは、図示しないテストモ
ードレジスタからテストモードイネーブル信号TMEを
受ける。なお前述したように、テストモードイネーブル
信号TMEは、ノーマルモード(テストモード以外)に
おいてはLレベルの非活性状態であり、テストモードに
おいてはHレベルの活性状態にある。
【0145】NAND回路36の第1の入力ノードは、
反転アドレス信号ZADD0を受け、第2の入力ノード
は反転アドレス信号ZADD1を受ける。NAND回路
37の第1の入力ノードは、アドレス信号ADD0を受
け、第2の入力ノードは反転アドレス信号ZADD1を
受ける。NAND回路38の第1の入力ノードは、反転
アドレス信号ZADD0を受け、第2の入力ノードはア
ドレス信号ADD1を受ける。NAND回路39の第1
の入力ノードは、アドレス信号ADD0を受け、第2の
入力ノードはアドレス信号ADD1を受ける。
【0146】NOR回路41、42および43のそれぞ
れの第1の入力ノードは、NAND回路40の出力信号
を受ける。NOR回路41の第2の入力ノードは、NA
ND回路37の出力信号を受ける。NOR回路42の第
2の入力ノードは、NAND回路38の出力信号を受け
る。NOR回路43の第2の入力ノードは、NAND回
路39の出力信号を受ける。
【0147】インバータ回路45は、NOR回路41の
出力信号を反転してコマンド信号ZCMD1を出力す
る。インバータ回路46は、NOR回路42の出力信号
を反転してコマンド信号ZCMD2を出力する。インバ
ータ回路47は、NOR回路43の出力信号を反転して
コマンド信号ZCMD3を出力する。
【0148】AND回路48の第1の入力ノードは、テ
ストモードイネーブル信号TMEを受け、第2の入力ノ
ードはNAND回路36の出力信号を受ける。NOR回
路49の第1の入力ノードは、NAND回路40の出力
信号を受け、第2の入力ノードはAND回路48の出力
信号を受ける。インバータ回路44は、NOR回路49
の出力信号を反転して、コマンド信号ZCMD0を出力
する。
【0149】同期型半導体記憶装置5000はさらに、
NAND回路34およびインバータ回路35を含む。N
AND回路34は、第1の入力ノードにコマンドデコー
ダ50から出力されるコマンド信号ZCMD1を受け
る。また、NAND回路34の第2の入力ノードは、プ
リチャージコマンドを検出するNAND回路30の出力
信号を受ける。NAND回路30の出力信号は、さらに
リセット信号発生回路150に入力される。インバータ
回路35は、NAND回路34の出力信号を反転してプ
リチャージ信号ZPREとして出力する。図示しないバ
ンクは、インバータ回路35から出力されるプリチャ−
ジ信号ZPREに応答して、プリチャージされる。
【0150】図11に示す同期型半導体記憶装置500
0の動作について簡単に説明する。テストモードにおい
ては、コマンドデコーダ50は、アドレス信号ADD0
およびADD1の組合せに応じて、バーストターミネー
トコマンドをコマンド信号ZCMD0、…、ZCMD3
のいずれかにデコードすることが可能となる。
【0151】Lレベルのコマンド信号ZCMD1が発生
することにより、内部的には、プリチャージコマンドが
入力されたことが指定される。また、Lレベルのコマン
ド信号ZCMD0が発生することにより、内部的には、
バーストターミネートコマンドが入力されたことが指定
される。
【0152】たとえば、テストモードにおいてアドレス
信号ADD0およびADD1がともにLレベルの時点
で、バーストターミネートコマンドが入力されると、コ
マンドデコーダ50からは、Lレベルのコマンド信号Z
CMD0が出力される。
【0153】また、アドレス信号ADD0がHレベルで
かつアドレス信号ADD1がLレベルの場合に、バース
トターミネートコマンドが入力されると、Lレベルのコ
マンド信号ZCMD1が出力される。この場合、インバ
ータ回路35からLレベルのプリチャージ信号ZPRE
が出力される。一方、NAND回路30の出力信号はH
レベルであるため、プリチャージコマンドに応答したリ
セット信号は出力されない。このため、プリチャージコ
マンドのみが実行され、テストモードのリセットは行な
われない。
【0154】なお、ノーマルモードにおいては、コマン
ドデコーダ50は、バーストターミネートコマンドを受
けると、Lレベルのコマンド信号ZCMD0を出力す
る。
【0155】この結果、テストモードにおけるプリチャ
ージコマンドの実行が保証され、かつノーマルモードに
おいては、イニシャライズコマンドに応じて、テストモ
ードは早期にかつ確実にリセットされることになる。
【0156】なお、上記の説明においては、バーストタ
ーミネートコマンドをアドレス信号の組合せで変換(リ
セット)する構成となっているが、アドレス信号をAD
D0およびADD1に限定するものではない。
【0157】また、組合せを実現するためにたとえば外
部制御信号DQMでもCKEでも使用することは可能で
ある。また、バーストターミネートコマンドに制限する
ものではなく、たとえばセルフリフレッシュエントリコ
マンドに対して同様に命令のデコードを行なうこともで
きる。またアクトコマンドに対してもアドレス信号の組
合せや外部制御信号DQM等の組合せで命令を幾通りか
にデコードすることが容易である。
【0158】また、必ずしも2つ以上の信号でデコード
する必要はなく、たとえばテストモードにおいてバース
トターミネートコマンドをそのままプリチャージコマン
ドに読替えることも可能である。
【0159】[実施の形態6]本発明の実施の形態6に
おける同期型半導体記憶装置について説明する。
【0160】実施の形態1から実施の形態5における同
期型半導体記憶装置1000、…、5000では、モー
ドレジスタセットコマンドとアドレス信号との組合せに
より、ノーマルモードまたはテストモードが設定される
回路について説明した。
【0161】これに対して、本発明の実施の形態6の同
期型半導体記憶装置は、通常動作時に使用しない高電圧
条件(スーパーVIH条件)でのみ特殊なテストモード
に入ることを可能とするもので、これにより、ユーザが
誤って特殊なテストモード(特にリセットに時間のかか
るテスト)に入る可能性を極めて低くすることができ
る。
【0162】なお、通常VIHレベルからスーパーVI
Hレベルへ、さらにスーパーVIHレベルから通常のV
IHレベルへ電圧を変化するためには、数百マイクロセ
ック時間が必要とされ、すべての特殊テストモードに入
るためにスーパーVIH条件を課すと、出荷テストに時
間がかかってしまう。
【0163】したがってテストの効率化を考え、本発明
の実施の形態6においては、モードレジスタセットコマ
ンドで容易にリセットできるテストモードは、通常どお
りモードレジスタセットコマンドとアドレス信号ADD
7とでセットを行い、リセットに時間のかかる特殊なテ
ストモード(たとえば、電源系回路に対するテスト)
は、スーパーVIH条件を満たすようことでセットされ
るように構成する。これにより、実使用時にリセットに
時間のかかる特殊テストモードに容易に入ることができ
ないようになる。また、出荷テストでは、必要な時間を
短縮することができる。
【0164】本発明の実施の形態6における同期型半導
体記憶装置6000の主要部の構成の一例について、図
12を用いて説明する。
【0165】図12は、本発明の実施の形態6における
同期型半導体記憶装置6000の主要部の構成の一例を
示すブロック図である。以下の説明において、従来の同
期型半導体記憶装置9000と同じ構成要素には、同じ
記号および同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0166】図12に示すように同期型半導体記憶装置
6000は、テストモードレジスタ140およびテスト
モードデコーダ142を含む。テストモードレジスタ1
40は、アドレス信号ADD0、ADD1およびADD
7、テストモードセット信号STMおよびその反転信号
ZSTMを受ける。さらに、テストモードデコーダ14
2は、入力パッドP1と接続される。テストモードレジ
スタ140は、信号TADD、ZTADD、テストモー
ドイネーブル信号TMEおよび特殊テストモードイネー
ブル信号TSVEを出力する。
【0167】テストモードデコーダ142は、テストモ
ードイネーブル信号TMEまたは特殊テストモードイネ
ーブル信号TSVEに基づきイネーブル状態となり、テ
ストモードレジスタ140から出力される信号TADD
およびその反転信号ZTADDに応答して、テストモー
ド信号TM1、TM2、…を出力する。
【0168】次に、図12に示すテストモードレジスタ
140の構成および入出力関係の一例について、図13
を用いて説明する。
【0169】図13は、図12におけるテストモードレ
ジスタ140の構成および入出力関係の一例を示す回路
図である。図13に示すテストモードレジスタ140
は、アドレス信号ADD0に対応するレジスタR1.
0、アドレス信号ADD1に対応するレジスタR1.
1、第1のイネーブラである(アドレス信号ADD7に
対応)レジスタR2および第2のイネーブラである(ア
ドレス信号ADD7と入力パッドP1に対応)レジスタ
R3を含む。レジスタR1.0、R1.1およびR2の
回路構成は、それぞれ従来例で図25を用いて説明した
とおりである。
【0170】次に図13に示すレジスタR3の回路構成
と入出力関係について、図14を用いて説明する。
【0171】図14は、図13に示すレジスタR3の構
成および入出力関係の一例を示す回路図である。図14
に示すレジスタR3は、Nチャネル型MOSトランジス
タT2、T3、T4、T5およびT6、NAND回路5
5、ゲート回路56ならびにインバータ回路57、58
および59を含む。
【0172】トランジスタT2、T3、T4およびT5
は、入力パッドP1とノードZ3との間に直列に接続さ
れる。トランジスタT6は、ノードZ3と接地電位GN
Dとの間に接続される。トランジスタT6のゲート電極
は、入力ノードN11と接続される。トランジスタT5
のゲート電極は、入力ノードN14と接続される。
【0173】NAND回路55は、入力ノードN12か
らの入力信号およびノードZ3の信号を受けて、ノード
Z4に信号を出力する。インバータ回路57は、ノード
Z4の出力信号を反転して出力する。ゲート回路56
は、入力ノードN13およびN14の信号に応答して、
インバータ回路57の出力信号を反転してノードZ4に
出力する。インバータ回路58は、インバータ回路57
の出力信号を反転してインバータ回路59に出力する。
インバータ回路59は、インバータ回路58の出力信号
を反転して出力ノードN15に出力する。
【0174】具体的に、図14に示すようにテストモー
ドレジスタ140においては、ノードN11に基準電圧
VREFを与え、入力ノードN12にアドレス信号AD
D7を与える。さらに、入力ノードN13に反転テスト
モードセット信号ZSTMを与え、入力ノードN14に
テストモードセット信号STMを与える。出力ノードN
15からは、特殊テストイネーブル信号TSVEが出力
される。
【0175】次に、図12に示すテストモードデコーダ
142の回路構成の一例について図15を用いて説明す
る。
【0176】図15は、図12に示すテストモードデコ
ーダ142を構成するデコーダD1の構成の一例を示す
回路図である。図15においては、テストモードデコー
ダ142に含まれる信号TADD0に対応するデコーダ
D1の構成と入出力関係とが示されている。
【0177】デコーダD1は、NAND回路64および
65ならびにインバータ回路62および63を含む。N
AND回路64は、入力ノードN21およびN22のそ
れぞれから信号を受け、インバータ回路62に出力す
る。インバータ回路62は、この信号を反転して出力ノ
ードN24に出力する。NAND回路65は、入力ノー
ドN21およびN23のそれぞれから信号を受け、イン
バータ回路63に信号を出力する。インバータ回路63
はこの信号を反転して出力ノードN25に出力する。
【0178】デコーダD1はさらに、NAND回路69
および70ならびにインバータ回路67および68を含
む。NAND回路69は、入力ノードN26およびN2
7のそれぞれから信号を受け、インバータ回路67に出
力する。インバータ回路67は、この信号を反転して出
力ノードN29に出力する。NAND回路70は、入力
ノードN26およびN28のそれぞれから信号を受け、
インバータ回路68に信号を出力する。インバータ回路
68はこの信号を反転して出力ノードN30に出力す
る。
【0179】具体的に、図15に示すように信号TAD
D0に対応するデコーダD1においては、入力ノードN
22およびN27に、信号TADD0を与え、入力ノー
ドN23およびN28に、信号ZTADD0を与え、さ
らに入力ノードN21に、テストモードイネーブル信号
TMEを与える。テストモードイネーブル信号TMEが
Hレベルであれば、出力ノードN24からテストモード
信号TM1が、または出力ノードN25からテストモー
ド信号TM2が出力される。また入力ノードN26に
は、特殊テストモードイネーブル信号TSVEを与え
る。特殊テストモードイネーブル信号TSVEがHレベ
ルであれば、出力ノードN29からテストモード信号T
M3が、または出力ノードN30からテストモード信号
TM4が出力される。
【0180】なお、信号TADD1に対応するデコーダ
はデコーダD1と同様の回路構成であり、入力ノードN
22およびN27に、信号TADD1を与え、入力ノー
ドN23およびN28に、信号ZTADD1を与え、さ
らに入力ノードN21に、テストモードイネーブル信号
TMEを与える。テストモードイネーブル信号TMEが
Hレベルであれば、出力ノードN24または出力ノード
N25から対応するテストモード信号が出力される。
【0181】また入力ノードN26には、特殊テストモ
ードイネーブル信号TSVEを与える。特殊テストモー
ドイネーブル信号TSVEがHレベルであれば、出力ノ
ードN29からまたは出力ノードN30から対応するテ
ストモード信号が出力される。
【0182】次に、図12に示す同期型半導体記憶装置
6000の動作について、タイミングチャートである図
16を用いて説明する。
【0183】図16は、本発明の実施の形態6における
同期型半導体記憶装置6000の動作を説明するための
タイミングチャートである。図16において、(A)
は、内部クロック信号CLKを、(B)は、内部制御信
号CSを、(C)は、内部制御信号RASを、(D)
は、内部制御信号CASを、(E)は、内部制御信号W
Eをそれぞれ示す。また、(F)は、アドレス信号AD
D7を、(G)はアドレス信号ADD0を、(H)は、
入力パッドP1の電圧レベルを、(I)は、パワーオン
リセット信号ZPORを、(J)は、基準電圧VREF
をそれぞれ示す。さらに、(K)は、テストモードセッ
ト信号STMを、(L)は、テストモードイネーブル信
号TMEを、(M)は、信号TADD0を、(N)は、
特殊テストモードイネーブル信号TSVEを、(O)
は、テストモード信号TM1、(P)は、テストモード
信号TM3をそれぞれ示している。なお、以下の説明に
おいては、アドレス信号ADD0がHレベル、アドレス
信号ADD1がLレベルの場合を想定して説明する。
【0184】まず、モードレジスタセットコマンドとH
レベルのアドレス信号ADD7とに応答して、テストモ
ードに入る動作について説明する。
【0185】時刻t1おいて、モードレジスタセットコ
マンド(内部制御信号CS、RAS、CAS、WEがす
べてHレベル)が入力されると、テストモードセット信
号STMがHレベルとなる。
【0186】この時点でアドレス信号ADD7がHレベ
ルであるため、レジスタR2からHレベルのテストモー
ドイネーブル信号TMEが出力される。デコーダD1
は、Hレベルのテストモードイネーブル信号TMEとH
レベルの信号TADD0とを受けて、Hレベルのテスト
モード信号TM1を出力(選択)する。なお、次のモー
ドレジスタセットコマンドが入力するまで、テストモー
ドレジスタの内容はラッチされている。
【0187】次に、入力パッドP1に入力される高電圧
(スーパーVIH)に応答して、特殊テストモードに入
る場合について説明する。
【0188】モードレジスタセットコマンドを入力する
と同時に、入力パッドP1にスーパVIH(高電圧)を
印加する。これにより、レジスタR3から、Hレベルの
特殊テストモードイネーブル信号TSVEが出力され
る。
【0189】デコーダD1は、Hレベルの特殊テストモ
ードイネーブル信号TSVEとHレベルの信号TADD
0とを受けて、テストモード信号TM3を選択し、代わ
りに、テストモード信号TM1を非選択状態とする。
【0190】このように、本発明の実施の形態6におけ
る同期型半導体記憶装置6000は、モードレジスタセ
ットコマンドとアドレス信号とに基づきテストモード
(たとえば、テストモード信号TM1、TM2に対応)
に入り、さらにスーパーVIH条件が満たされた場合に
は、特殊テストモード(たとえば、テストモード信号T
M3、TM4に対応)に入ることが可能となる。この結
果、ユーザが誤って特殊なテストモード(特にリセット
に時間のかかるテスト)に入る可能性を極めて低くする
ことができる。
【0191】[実施の形態7]本発明の実施の形態7に
おける同期型半導体記憶装置について説明する。
【0192】本発明の実施の形態7における同期型半導
体記憶装置は、高電源電圧が印加される入力パッドを複
数個持ち、この組合せで特殊なテストモードに入ること
を可能とするものである。これにより、スーパーVIH
条件の組合わせで多様なテストモードが実施されるとと
もに、実使用時においては誤ってテストモードに入ると
いう誤動作を減少させることができる。
【0193】本発明の実施の形態7における同期型半導
体記憶装置7000の全体構成について、図17を用い
て説明する。
【0194】図17は、本発明の実施の形態7における
同期型半導体記憶装置7000の主要部の構成を示す概
略ブロック図である。従来の同期型半導体記憶装置90
00と同じ構成要素には、同じ記号および符号を付し、
その説明を省略する。
【0195】図17に示す同期型半導体記憶装置700
0は、テストモードレジスタ143およびテストモード
デコーダ145を含む。
【0196】テストモードレジスタ143は、実施の形
態6におけるテストモードレジスタ140と異なり、入
力パッドP1およびP2のそれぞれの信号に応答して、
第1の特殊テストモードイネーブル信号TSVE1およ
び第2の特殊テストモードイネーブル信号TSVE2を
出力する。
【0197】次に、図17に示すテストモードレジスタ
143の構成および入出力関係について図18を用いて
説明する。
【0198】図18は、図17に示すテストモードレジ
スタ143の構成および入出力関係を示す図である。図
18に示すテストモードレジスタ143は、アドレス信
号ADD0に対応するレジスタR1.0、アドレス信号
ADD1に対応するレジスタR1.1、第1のイネーブ
ラである(アドレス信号ADD7および入力パッドP1
に対応)レジスタR3.1および第2のイネーブラであ
る(アドレス信号ADD7および入力パッドP2に対
応)レジスタR3.2を含む。
【0199】レジスタR3.1およびR3. 2は、図1
4に示すレジスタR3であり、入力ノードN11に、基
準電圧VREFを、入力ノードN12に、アドレス信号
ADD7を、入力ノードN13に反転テストモードセッ
ト信号ZSTMを、さらに入力ノードN14に、テスト
モードセット信号STMを受ける。
【0200】レジスタR3.1は、入力パッドP1から
信号を受ける。レジスタR3. 1の出力ノードN15か
らは、第1の特殊テストモードイネーブル信号TSVE
1が出力される。
【0201】レジスタR3.2は、入力パッドP2から
信号を受ける。レジスタR3.2の出力ノードN15か
らは、第2の特殊テストモードイネーブル信号TSVE
2が出力される。
【0202】次に、図17に示すテストモードデコーダ
145の構成および入出力関係について、図19を用い
て説明する。
【0203】図19は、図17に示すテストモードデコ
ーダ145に含まれるデコーダD2の構成および入出力
関係を示す図である。図19においては、信号TADD
0に対応するデコーダD2の構成と入出力関係とが示さ
れている。
【0204】デコーダD2は、NAND回路70、7
1、72、80、81および82ならびにインバータ回
路73、74、75、76、77、83、84、85、
86および87を含む。
【0205】NAND回路70は、入力ノードN40、
N41およびN42のそれぞれから信号を受け、インバ
ータ回路75に信号を出力する。インバータ回路75
は、この信号を反転して出力ノードN43に出力する。
NAND回路71は、入力ノードN40の信号と、入力
ノードN41の信号をインバータ回路73で反転した信
号と、入力ノードN42の信号とを受け、インバータ回
路76に信号を出力する。インバータ回路76は、この
信号を反転して出力ノードN44に出力する。NAND
回路72は、入力ノードN40およびN41のそれぞれ
から受ける信号と、入力ノードN42から受ける信号を
インバータ回路74で反転した信号とを受け、インバー
タ回路77に信号を出力する。インバータ回路77は、
この信号を反転して出力ノードN45に出力する。
【0206】NAND回路80は、入力ノードN50、
N51およびN52のそれぞれから信号を受け、インバ
ータ回路85に出力する。インバータ回路85は、この
信号を反転して出力ノードN53に出力する。NAND
回路81は、入力ノードN50およびN52の信号を受
け、入力ノードN51の信号をインバータ回路83で反
転した信号を受ける。インバータ回路86は、NAND
回路81の出力信号を反転して出力ノードN54に出力
する。NAND回路82は、入力ノードN50およびN
51のそれぞれから信号を受け、入力ノードN52の信
号をインバータ回路84で反転した信号を受ける。イン
バータ回路87は、NAND回路82の出力信号を反転
して出力ノードN55に出力する。信号TADD1に対
応するデコーダは、デコーダD2と同じ回路構成であ
る。
【0207】信号TADDi(ただし、i=0、1のい
ずれか)に対応するデコーダD2は、入力ノードN41
に、信号TADDiを受け、入力ノードN41およびN
51に、第1の特殊テストモードイネーブル信号TSV
E1を受け、入力ノードN42およびN52に、第2の
特殊テストモードイネーブル信号TSVE2を受ける。
また、入力ノードN50に、反転信号ZTADDiを受
ける。
【0208】信号TADD0に対応するデコーダD2は
出力ノードN43からは、テストモード信号TM1が、
出力ノードN44からは、テストモード信号TM2が、
出力ノードN45からは、テストモード信号TM3が、
出力ノードN53からは、テストモード信号TM4が、
出力ノードN54からは、テストモード信号TM5が、
出力ノードN55からは、テストモード信号TM6が出
力される。
【0209】アドレス信号ADD1に対応するデコーダ
からは、信号TADD1、反転信号ZTADD1および
特殊テストモード信号TSVE1およびTSVE2に応
答して、対応するテストモード信号を出力する。
【0210】次に、図17に示す本発明の実施の形態7
における同期型半導体記憶装置7000の動作について
タイミングチャートである図20を用いて説明する。
【0211】図20は、本発明の実施の形態7における
同期型半導体記憶装置7000の動作を説明するための
タイミングチャートである。図7において、(A)は、
内部クロック信号CLKを、(B)は、内部制御信号C
Sを、(C)は、内部制御信号RASを、(D)は、内
部制御CAS、(E)は、内部制御信号WEを、(F)
は、アドレス信号ADD7を、(G)は、アドレス信号
ADD0を、(H)は、入力パッドP1の電圧レベル
を、(I)は、入力パッドP2の電圧レベルをそれぞれ
示している。さらに、(J)は、パワーオンリセット信
号ZPORを、(K)は、基準電圧VREFを、(L)
は、テストモードセット信号STMを、(M)は、第1
の特殊テストモードイネーブル信号TSVE1を、
(N)は、信号TADD0を、(O)は、第2の特殊テ
ストモードイネーブル信号TSVE2を、(P)は、テ
ストモード信号TM3を、(Q)は、テストモード信号
TM2をそれぞれ示している。
【0212】時刻t0において、モードレジスタセット
コマンドMRSが入力された時点でアドレス信号ADD
7がHレベルでありかつ入力パッドP1にスーパーVI
Hレベルの電圧を印加する。これにより、第1の特殊テ
ストモードイネーブル信号TSVE1がHレベルとな
る。信号TADD0との組合せで、テストモード信号T
M3が選択される。
【0213】時刻t1に、再度モードレジスタセットコ
マンドMRSを入力する。この時点でアドレス信号AD
D7およびアドレス信号ADD0をいずれもHレベルと
しておき、同時に入力パッドP2にスーパーVIHレベ
ルの電圧を印加する。
【0214】この場合、第1のテストモードイネーブル
信号TSVE1がLレベルとなり、かつ第2の特殊テス
トモードイネーブル信号TSVE2がHレベルとなる。
これにより、信号TADD0との組合せで、テストモー
ド信号TM2が選択される代わりに、テストモード信号
TM3が非選択状態となる。
【0215】このように、複数のスーパーVIH入力パ
ッドを用いることにより、アドレス信号の組合せを少な
くすることができる。また、スーパーVIH条件を使用
するため、誤ってユーザがテストモードに入る可能性が
減少する。
【0216】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る同期型半
導体記憶装置によれば、テストモード設定手段を有し、
イニシャライズコマンドに応答してテストモードをリセ
ットすることができる。このため、実使用時にテストモ
ードが設定されていても、早期にかつ確実にテストモー
ドをリセットすることができる。この結果、実使用時に
おける誤動作を防止することができる。
【0217】請求項2に係る同期型半導体記憶装置は、
動作モード設定手段とテストモード設定手段とを有し、
イニシャライズコマンド実行時に発生するリセット信号
に応答してテストモードのみをリセットすることができ
る。このため、実使用時にテストモードが設定されてい
ても、早期にかつ確実にテストモードをリセットするこ
とができる。これにより、実使用時における誤動作を防
止することができる。また、通常の動作は保証される。
【0218】請求項3に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2に係る同期型半導体記憶装置であって、イニシ
ャライズコマンドの一つであるプリチャージコマンドに
応答してリセット信号を発生することにより、初期設定
手順を用いて容易にかつ早期にテストモードをリセット
することができる。
【0219】請求項4に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2に係る同期型半導体記憶装置であって、リセッ
ト信号を用いて、テストモード信号を発生するテストモ
ードデコーダの出力動作をリセットすることができる。
これにより、テストモード信号の出力を停止することが
できる。
【0220】請求項5に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2に係る同期型半導体記憶装置であって、リセッ
ト信号を用いて、テストモード指定信号をラッチするラ
ッチ手段(レジスタ)の内容をリセットすることができ
る。これにより、テストモード信号を非活性状態にする
ことができる。
【0221】請求項6に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2に係る同期型半導体記憶装置であって、リセッ
ト信号を用いて、テストモードデコーダから受けるテス
トモード信号をラッチして出力するラッチ手段(レジス
タ)の出力動作をリセットすることができる。これによ
り、テストモード信号の出力を停止することができる。
【0222】請求項7に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2に係る同期型半導体記憶装置であって、リセッ
ト信号を用いて、テストモードデコーダから受けるテス
トモード信号をラッチして出力するラッチ手段(レジス
タ)の内容をリセットすることができる。これにより、
テストモード信号を非活性状態にすることができる。
【0223】請求項8に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2に係る同期型半導体記憶装置であって、特定の
内部回路に入力するテストモード信号をリセット信号に
応答してリセット状態にすることができる。これによ
り、回復に時間のかかるテストモードについては、早期
にかつ確実にリセットが可能となり、速やかに実施用可
能な状態にすることができる。
【0224】請求項9に係る同期型半導体記憶装置によ
れば、テストモードにおいて、特定の第1のコマンドが
入力されたことを示す第1のコマンド対応信号を、第1
のコマンドと異なる第2のコマンドに対応する第2のコ
マンド対応信号に変換する変換手段を有することによ
り、テストモードにおいて第1のコマンドを第2のコマ
ンドとして使用することが可能となる。
【0225】請求項10に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項9に係る同期型半導体記憶装置であって、さ
らに外部信号を用いてデコードすることにより、複数の
第2のコマンドに変換して使用することができる。
【0226】請求項11に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項10に係る同期型半導体記憶装置であって、
イニシャライズコマンドに含まれる第2のコマンドに応
答してテストモードをリセットする手段を備え、テスト
モードにおいては、第1のコマンドに対応する第1のコ
マンド対応信号を第2のコマンドに対応する第2のコマ
ンド対応信号に変換する。これにより、テスト時におい
ては、テストモードをリセットすることなく第2のコマ
ンドを実行するこができ、さらに実使用時においては、
イニシャライズコマンドを用いてテストモードを早期に
かつ確実にリセットすることができる。
【0227】請求項12に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項10に係る同期型半導体記憶装置であって、
アドレス信号を用いることで、複数の第2のコマンドに
デコードすることができる。
【0228】請求項13に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項11に係る同期型半導体記憶装置であって、
アドレス信号を用いることで、複数の第2のコマンドに
デコードすることができる。
【0229】請求項14に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項10に係る同期型半導体記憶装置であって、
バンクから読出したデータの外部への出力を禁止するバ
ーストターミネートコマンドを第1のコマンドとして用
いることができる。
【0230】請求項15に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項11に係る同期型半導体記憶装置であって、
バンクから読出したデータの外部への出力を禁止するバ
ーストターミネートコマンドを第1のコマンドとして用
いることができる。
【0231】請求項16に係る同期型半導体記憶装置
は、テストモード設定手段を備え、入力パッドに高電圧
がかけられた場合にのみ、テストモードに入ることがで
きる。これにより、実使用時において、ユーザが誤って
テストモードに入ることを防止することができる。
【0232】請求項17に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項16に係る同期型半導体記憶装置であって、
スーパーVIH条件で制御される特殊テストモードと、
テストモード設定コマンドで制御されるテストモードと
を備えるように構成する。これにより、リセットに時間
のかかる特殊テストモードには容易に入れないようにで
きる。また、テストモードに入る手段を2種類備えるこ
とで出荷時のテストを短く、効率良く行なうことができ
る。
【0233】請求項18に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項16に係る同期型半導体記憶装置であって、
入力パッドに入力される高電圧の組合わせにより特殊テ
ストモードに入ることが可能となる。実使用時に、誤っ
てテストモードに入るという誤動作を減少させることが
できる。
【0234】請求項19に係る同期型半導体記憶装置
は、動作モード設定手段とテストモード設定手段とを備
え、イニシャライズコマンドに応答して特定のテストモ
ードを選択的にリセットすることができる。このため、
実使用時にテストモードが設定されていても、特定のテ
ストモード(たとえば、リセットしてから回復に時間の
かかる系のテストモード)については、早期にかつ確実
にテストモードをリセットすることができる。これによ
り、実使用時における誤動作を防止することができる。
また、通常の動作は保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における同期型半導体
記憶装置1000の全体構成の一例を示す概略ブロック
図である。
【図2】 図1に示す同期型半導体記憶装置1000の
主要部の構成の一例を示す図である。
【図3】 図2に示すリセット信号発生信号150の具
体的構成の一例を示す回路図である。
【図4】 図2に示すテストモードレジスタ118の入
出力関係の一例を示す図である。
【図5】 図2に示すテストモードレジスタ118の入
出力関係の他の一例を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態1における同期型半導体
記憶装置1000の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図7】 オートリフレッシュコマンドを用いてリセッ
ト信号ZPOR1を発生するための構成の一例を示す回
路図である。
【図8】 本発明の実施の形態2における同期型半導体
記憶装置2000の主要部の構成の一例を示す図であ
る。
【図9】 本発明の実施の形態3における同期型半導体
記憶装置3000の主要部の構成の一例を示す図であ
る。
【図10】 本発明の実施の形態4における同期型半導
体記憶装置4000の主要部の構成の一例を示す図であ
る。
【図11】 本発明の実施の形態5における同期型半導
体記憶装置5000の主要部の構成の一例を示す図であ
る。
【図12】 本発明の実施の形態6における同期型半導
体記憶装置6000の主要部の構成の一例を示す図であ
る。
【図13】 図12に示すテストモードレジスタ140
の構成および入出力関係の一例を示す回路図である。
【図14】 図13に示すレジスタR3の構成および入
出力関係の一例を示す回路図である。
【図15】 図12に示すテストモードデコーダ142
を構成するデコーダD1の構成の一例を示す回路図であ
る。
【図16】 本発明の実施の形態6における同期型半導
体記憶装置6000の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図17】 本発明の実施の形態7における同期型半導
体記憶装置7000の主要部の構成の一例を示す図であ
る。
【図18】 図17に示すテストモードレジスタ143
の構成および入出力関係の一例を示す回路図である。
【図19】 図17に示すテストモードデコーダ145
に含まれるデコーダD2の構成および入出力関係の一例
を示す図である。
【図20】 本発明の実施の形態7における同期型半導
体記憶装置7000の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図21】 従来の同期型半導体記憶装置9000の主
要部の構成を示す概略ブロック図である。
【図22】 従来の同期型半導体記憶装置9000の電
源投入時からアイドル状態になるまでの通常動作の手順
を説明するためのタイミングチャートである。
【図23】 従来のモードセット設定回路104の構成
を示す概略ブロック図である。
【図24】 モード検出回路115の回路構成を示す回
路図である。
【図25】 ノーマルモードレジスタ116およびテス
トモードレジスタ118を構成するレジスタR1の構成
を示す回路図である。
【図26】 テストモードデコーダ119の構成を示す
回路図である。
【図27】 ノーマルモード設定回路124およびテス
トモード設定回路125の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
29, 30, 40 NAND回路、50 コマンドデコ
ーダ、101 制御信号バッファ、102 内部クロッ
ク発生回路、103 アドレスバッファ、104 モー
ドセット設定回路、100 POR発生回路、105
プリチャージ発生回路、106 アクト発生回路、15
0 リセット信号発生回路、116、ノーマルモードレ
ジスタ、117 ノーマルモードデコーダ、124 ノ
ーマルモード設定回路、118, 140, 143 テス
トモードレジスタ、119, 142, 145 テストモ
ードデコーダ、125 テストモード設定回路、115
モード検出回路、R1, R2, R3 レジスタ、D1,
D2 デコーダ、130ラッチ回路、1000〜900
0 同期型半導体記憶装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 全也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 吹上 貴彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配置される複数のメモリセルを
    含むメモリセルアレイと前記メモリセルアレイの行に対
    応して設けられる複数のワード線とを各々が含む複数の
    バンクと、 外部クロック信号に同期した内部クロック信号を出力す
    る内部クロック発生手段と、 前記内部クロック信号に同期して入力されるテストモー
    ド指定信号に応答して、所定のテストモードが指定され
    たことを検出して、検出結果としてテストモード信号を
    出力するテストモード設定手段と、 電源投入後に、前記内部クロック信号に同期して入力さ
    れる前記バンクを初期化するイニシャライズコマンドに
    応答してリセット信号を出力するリセット信号発生手段
    とを備え、 前記テストモード設定手段は、前記リセット信号を受け
    て少なくとも1つの前記テストモード信号を非活性状態
    にする、同期型半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 行列状に配置される複数のメモリセルを
    含むメモリセルアレイと前記メモリセルアレイの行に対
    応して設けられる複数のワード線とを各々が含む複数の
    バンクと、 外部クロック信号に同期した内部クロック信号を出力す
    る内部クロック発生手段と、 前記内部クロック信号に同期して入力されるモード設定
    コマンドと外部信号とに応答して、所定の動作モードが
    指定されたこと示すノーマルモード信号を出力するノー
    マルモード設定手段と、 前記内部クロック信号に同期して入力される前記モード
    設定コマンドとテストモード指定信号とに応答して、所
    定のテストモードが指定されたこと検出して、検出結果
    としてテストモード信号を出力するテストモード設定手
    段と、 電源投入後に、前記内部クロック信号に同期して入力さ
    れる前記バンクを初期化するイニシャライズコマンドに
    応答してリセット信号を出力するリセット信号発生手段
    とを備え、 前記テストモード設定手段は、前記リセット信号を受け
    て、少なくとも1つの前記テストモード信号を非活性状
    態にする、同期型半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記イニシャライズコマンドは、対応す
    る前記バンクを非活性状態にするプリチャージコマンド
    である、請求項2記載の同期型半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記テストモード指定信号は、 第1のテストモード指定信号と、 第2のテストモード指定信号とを含み、 前記テストモード設定手段は、 前記モード設定コマンドに応答して、前記テストモード
    が指定されたことを検出する検出手段と、 前記検出手段が前記テストモードが指定されたことを検
    出したことに応答して、前記第2のテストモード指定信
    号をラッチするラッチ手段と、 前記ラッチ手段の出力をデコードして対応する前記テス
    トモード信号を選択的に活性化するデコード手段と、 前記検出手段が前記テストモードが指定されたことを検
    出したことに応答して、前記第1のテストモード指定信
    号に基づき、前記デコード手段の動作を活性状態にさせ
    るイネーブル信号を出力する制御手段とを含み、 前記制御手段は、前記リセット信号に応答して、前記イ
    ネーブル信号を非活性状態にして、前記デコード手段の
    動作を非活性状態にする、請求項2記載の同期型半導体
    記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記テストモード設定手段は、 前記モード設定コマンドに応答して、前記テストモード
    が指定されたことを検出する検出手段と、 前記検出手段が前記テストモードが指定されたことを検
    出したことに応答して、前記テストモード指定信号をラ
    ッチして出力するラッチ手段と、 前記ラッチ手段の出力をデコードして対応する前記テス
    トモード信号を選択的に活性化するデコード手段とを含
    み、 前記ラッチ手段は、前記リセット信号に応答して、前記
    ラッチした前記テストモード指定信号を非活性状態にす
    る、請求項2記載の同期型半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記テストモード指定信号は、 第1のテストモード指定信号と、 第2のテストモード指定信号とを含み、 前記テストモード設定手段は、 前記モード設定コマンドに応答して、前記テストモード
    が指定されたことを検出する検出手段と、 前記第2のテストモード指定信号をデコードするデコー
    ド手段と、 前記検出手段が前記テストモードが指定されたことを検
    出したことに応答して、前記デコード手段の出力をラッ
    チして、対応する前記テストモード信号を選択的に活性
    化して出力するラッチ手段と、 前記検出手段が前記テストモードが指定されたことを検
    出したことに応答して、前記第1のテストモード指定信
    号に基づき、前記ラッチ手段の前記出力動作を活性状態
    にさせるイネーブル信号を出力する制御手段とを含み、 前記制御手段は、前記リセット信号に応答して、前記イ
    ネーブル信号を非活性状態にして、前記ラッチ手段の前
    記出力動作を非活性状態にする、請求項2記載の同期型
    半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記テストモード設定手段は、 前記モード設定コマンドに応答して、前記テストモード
    が指定されたことを検出する検出手段と、 前記テストモード指定信号をデコードするデコード手段
    と、 前記検出手段が前記テストモードが指定されたことを検
    出したことに応答して、前記デコード手段の出力をラッ
    チして、対応する前記テストモード信号を選択的に活性
    化して出力するラッチ手段とを含み、 前記ラッチ手段は、前記リセット信号に応答して、前記
    ラッチした前記デコード手段の出力を非活性状態にし
    て、前記テストモード信号を非活性化する、請求項2記
    載の同期型半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記テストモード信号に応答して動作す
    る複数の内部回路をさらに備え、 前記テストモード設定手段は、 前記モード設定コマンドに応答して、前記テストモード
    が指定されたことを検出する検出手段と、 前記検出手段が前記テストモードが指定されたことを検
    出したことに応答して、前記テストモード指定信号に対
    応する前記テストモード信号を選択的に出力する選択手
    段と、 前記選択手段から出力される前記テストモード信号のう
    ち、前記複数の内部回路のうちの特定の内部回路に入力
    される前記テストモード信号を前記リセット信号に応答
    してリセットして、前記特定の内部回路に出力する手段
    とを含む、請求項2記載の同期型半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 行列状に配置される複数のメモリセルを
    含むメモリセルアレイと前記メモリセルアレイの行に対
    応して設けられる複数のワード線とを各々が含む複数の
    バンクと、 外部クロック信号に同期した内部クロック信号を出力す
    る内部クロック発生手段と、 前記内部クロック信号に同期して入力される第1のコマ
    ンドに応答して、前記第1のコマンドが入力されたこと
    を示す第1のコマンド対応信号を出力する第1の検出手
    段と、 前記内部クロック信号に同期して入力されるテストモー
    ド指定信号に応答して、テストモードが指定されたこと
    を検出するテストモード検出手段と、 前記テストモード検出手段が前記テストモードが指定さ
    れたことを検出したことに応答して、前記第1のコマン
    ド対応信号を第1のコマンドと異なる第2のコマンドに
    対応する第2のコマンド対応信号に変換する変換手段
    と、 前記第2のコマンド対応信号に応答して、前記第2のコ
    マンドに対応する動作を実行させる実行手段とを備え
    る、同期型半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記第2のコマンド対応信号は、複数
    であって、 前記実行手段は、前記複数の第2のコマンド対応信号の
    それぞれに対応して設けられ、 前記変換手段は、 前記第1のコマンド対応信号と前記内部クロック信号に
    同期して入力される複数の外部信号とに応答して、前記
    複数の第2のコマンド対応信号のうちから所定の第2の
    コマンド対応信号を選択的に出力する、請求項9記載の
    同期型半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記テストモード検出手段が前記テス
    トモードが指定されたことを検出して、検出結果として
    テストモード信号を出力するテストモード設定手段と、 電源投入後に、入力される前記第2のコマンドに応答し
    てリセット信号を出力するリセット信号発生手段とをさ
    らに備え、 前記テストモード設定手段は、前記リセット信号を受け
    て少なくとも1つの前記テストモード信号を非活性状態
    にする、請求項10記載の同期型半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の外部信号は、複数のアドレ
    ス信号である、請求項10記載の同期型半導体記憶装
    置。
  13. 【請求項13】 前記複数の外部信号は、複数のアドレ
    ス信号である、請求項11記載の同期型半導体記憶装
    置。
  14. 【請求項14】 前記バンクのメモリセルからデータを
    読出し、外部に出力する読出手段をさらに備え、 前記第1のコマンドは、対応する前記バンクから読出し
    た前記データの外部への出力を禁止するバーストターミ
    ネートコマンドである、請求項10記載の同期型半導体
    記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記バンクのメモリセルからデータを
    読出し、外部に出力する読出手段をさらに備え、 前記第1のコマンドは、対応する前記バンクから読出し
    た前記データの外部への出力を禁止するバーストターミ
    ネートコマンドである、請求項11記載の同期型半導体
    記憶装置。
  16. 【請求項16】 入力パッドと、 行列状に配置される複数のメモリセルを含むメモリセル
    アレイと前記メモリセルアレイの行に対応して設けられ
    る複数のワード線とを各々が含む複数のバンクと、 外部クロック信号に同期した内部クロック信号を出力す
    る内部クロック発生手段と、 前記内部クロック信号に同期して入力されるモード設定
    コマンドと外部信号とに応答して、所定の動作モードが
    指定されたこと示すノーマルモード信号を出力するノー
    マルモード設定手段と、 前記内部クロック信号に同期して入力される前記モード
    設定コマンドとテストモード指定信号と入力パッドの電
    圧とに応答して、所定のテストモードが指定されたこと
    を示すテストモード信号を出力するテストモード設定手
    段とを備え、 前記テストモード指定信号は、 第1のテストモード指定信号と、 第2のテストモード指定信号とを含み、 前記テストモード設定手段は、 前記モード設定コマンドに応答して、前記テストモード
    が指定されたことを検出する検出手段と、 前記検出手段が前記テストモードが指定されたことを検
    出したことに応答して、前記第2のテストモード指定信
    号に対応する前記テストモード信号を選択的に活性化す
    る第1の選択手段と、 前記検出手段が前記テストモードが指定されたことを検
    出したことに応答して、前記第1のテストモード指定信
    号と前記入力パッドから入力される外部電源電圧の2倍
    以上の信号とに基づき、前記第1の選択手段の動作をイ
    ネーブル状態にさせる第1のイネーブル信号を出力する
    第1の制御手段とを含む、同期型半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記テストモード設定手段は、 前記検出手段が前記テストモードが指定されたことを検
    出したことに応答して、前記第2のテストモード指定信
    号に対応する前記テストモード信号を選択的に活性化す
    る第2の選択手段と、 前記検出手段が前記テストモードが指定されたことを検
    出したことに応答して、前記第1のテストモード指定信
    号に基づき、前記第2の選択手段の動作をイネーブル状
    態にさせる第2のイネーブル信号を出力する第2の制御
    手段とを含む、請求項16記載の同期型半導体記憶装
    置。
  18. 【請求項18】 前記入力パッドは、複数であって、 前記第1の制御手段は、前記複数の入力パッドのそれぞ
    れに対応して設けられ、 前記第1の選択手段は、前記第1の制御手段のそれぞれ
    から出力されるイネーブル信号の組合せに応答して、前
    記第2のテストモード指定信号に基づき、対応するテス
    トモード信号を出力する、請求項16記載の同期型半導
    体記憶装置。
  19. 【請求項19】 行列状に配置される複数のメモリセル
    を含むメモリセルアレイと前記メモリセルアレイの行に
    対応して設けられる複数のワード線とを各々が含む複数
    のバンクと、 外部クロック信号に同期した内部クロック信号を出力す
    る内部クロック発生手段と、 前記内部クロック信号に同期して入力されるテストモー
    ド指定信号に応答して、所定のテストモードが指定され
    たことを検出して、検出結果としてテストモード信号を
    出力するテストモード設定手段と、 電源投入後に、前記内部クロック信号に同期して入力さ
    れる前記バンクを初期化するイニシャライズコマンドに
    応答してリセット信号を出力するリセット信号発生手段
    とを備え、 前記テストモード設定手段は、前記リセット信号を受け
    て選択的に前記テストモード信号を非活性状態にする、
    同期型半導体記憶装置。
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