JPH10162282A - 車群走行制御システム - Google Patents
車群走行制御システムInfo
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- JPH10162282A JPH10162282A JP8316770A JP31677096A JPH10162282A JP H10162282 A JPH10162282 A JP H10162282A JP 8316770 A JP8316770 A JP 8316770A JP 31677096 A JP31677096 A JP 31677096A JP H10162282 A JPH10162282 A JP H10162282A
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- G—PHYSICS
- G08—SIGNALLING
- G08G—TRAFFIC CONTROL SYSTEMS
- G08G1/00—Traffic control systems for road vehicles
- G08G1/22—Platooning, i.e. convoy of communicating vehicles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W30/00—Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units
- B60W30/14—Adaptive cruise control
- B60W30/16—Control of distance between vehicles, e.g. keeping a distance to preceding vehicle
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- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
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- G05D1/021—Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
- G05D1/0287—Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles involving a plurality of land vehicles, e.g. fleet or convoy travelling
- G05D1/0291—Fleet control
- G05D1/0293—Convoy travelling
-
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Abstract
経路上に磁気情報源やマーカが配列された自動走行用道
路上で、複数の車両で車群を形成した場合、従来方式の
欠点である車間距離の発振現象を抑止し、スムーズな車
群走行を実現することができる車群走行制御システムを
提供する。 【解決手段】 車群走行を開始するにあたり、目標車両
を特定し、この目標車両の情報を車車間通信により後続
車両に伝達させ、各後続車両は同一の目標車両を基準に
して自車両の車群走行制御を行う。
Description
ムに係り、特に、道路上からの位置情報を利用して車線
内を自動走行する車群走行制御システムに関するもので
ある。
合せにより、障害物を検出しながら前方障害物や前方の
道路状況等を認識し、自動運転する技術の開発が進めら
れている。
内の自動搬送車等で既に行われている。
で配列された磁気マーカや光学マーカを検出しながら走
行経路上を一定の低速度で走行する。このような自動搬
送車は、通常時速10km前後の極低速で走行する。
和や事故の低減および運転手の疲労を軽減するために、
自動走行制御システムの検討が行われている。特に、車
群走行制御と呼ばれる複数の車両(車群:プラトーン)
を群走行させる自動走行制御システムが注目されてい
る。この自動走行制御システムでは、複数の車両が極小
の車間距離、例えば5〜6mで追従して走行するので輸
送効率等が極めて良好になる。
搬送車で採用されていた自動走行制御システムを適用す
ることが考えられる。
送車の制御手法は極低速で走行するための制御手法であ
り、時速60〜100km程度の高速で自動走行するた
めの一般車両用の自動走行制御には、あまり適していな
い。
対応した特殊な制御を用いなければ車群の各車両間隔が
乱れるという問題がある。特に、車群後尾付近では制御
遅れが累積して車間維持精度が低下する問題がある。高
速走行において、上記問題の解決は重要である。
下の道路、特に車線毎に車両の走行経路上に磁気情報源
(マーカ)等が配列された自動走行用道路上で、車群走
行を安定に行うことができ、特に速度制御をスムーズに
安定に行うことができる車群走行制御システムを提供す
ることを目的とする。
ステムは、車群を導く目標車両を設定する手段と、目標
車両の位置、速度等に代表される運動情報を追従車両に
伝達する手段と、を備え、各追従車両は、前記運動情報
に基づいて自車両の車群走行制御を行う構成からなるこ
とを特徴とする。例えば、車群走行をするための目標車
両を車群の先頭車両が特定し、この目標車両の運動情報
を後続車両に無線通信により伝達させ、各後続車両は受
信した運動情報をもとに自車両の車群走行制御を行う。
このような特徴を有する本発明では、従来の制御方式に
見られた車間距離の発振現象、即ち、局所的に車間距離
が乱れる現象を防止することができる。更に、車群後尾
付近の車両の制御性を向上させることができる。
は、目標車両を車群の先頭車両に設定すると共に、各追
従車両は、この目標車両の運動情報と車群走行する追従
順位とに基づいて目標車両からの目標車間距離を決定
し、この目標車間距離に基づいて自車両の走行制御を行
うことを特徴とする。このような特徴を有する本発明で
は、他の車両が車群に割込みしたり、車群が分断した
り、結合したりした場合においても車群走行を継続する
ことができる。
は、車群の先頭車両が追従目標とする仮想的な目標車両
を設定する手段と、この目標車両の運動情報を後続の追
従車両に伝達する手段と、を備え、各追従車両は、前記
運動情報に基づいて自車両の車群走行制御を行う構成か
らなることを特徴とする。追従目標とする仮想車両を仮
想的に作り出し、先頭車両はこの仮想車両の運動情報を
後続車両に無線通信で伝達するものである。このような
特徴を有する本発明では、先頭車両と追従車両が入れ替
わってもシステム的には殆んど変更がなく、仮想的な目
標車両を設定してこの仮想車両の運動情報を追従車両に
逐次通信することにより、車群走行を継続することがで
きる。
は、各追従車両は、目標車両から何番目の追従車両であ
るかを検出する手段を備えてなることを特徴とする。各
後続の追従車両は、車群中の追従順位を無線通信等に基
づいて検出する。このような特徴を有する本発明では、
追従順位を予め決定することを不要とすることができ、
さらに車群走行中に他の車両が割り込んで車両の追従順
位が入れ替わっても、車群走行を継続することができ
る。
は、目標車両に追従する制御を行う制御ループに、直前
の車両と自車両との車間距離に対して非線形に変化する
ゲインを持つ制御ループを設けたことを特徴とする。例
えば、目標車両に追従する制御を行う制御ループに、直
前の車両と自車両との車間距離が予め定めた最小車間距
離に近づくにつれてゲインが指数的に増加して車間距離
を指数的に増加させるように制御する制御ループを設け
る。このような特徴を有する本発明では、車群走行中の
任意の車両が制御を逸脱した場合においても、車群走行
自体を中止することなく、正規の位置に復帰してもなお
車群走行を継続することができる。
は、追従車両は、目標車両からの目標車間距離と自車両
の車長を車車間通信により後続の追従車両に伝達し、該
後続の追従車両は、直前の追従車両の目標車間距離と車
長に基づいて自車両の目標車間距離を決定し、この目標
車間距離に基づいて自車両の走行制御を行うことを特徴
とする。車車間通信により、追従車両は目標車間距離及
び自車両の車長のデータを送信し、他の追従走行車両は
このデータを受信して自車両の車群走行制御を行うもの
である。このような特徴を有する本発明では、車長の異
なるトラック、軽自動車等、普通乗用車等の異種の車両
を混合させて車群走行を行うことができる。
一実施形態を図面に基づいて説明する。
する。図2を参照して、本実施形態の自動走行車Aは、
道路(走行路)の中央の走行経路B上に、例えば100
〜1000mの一定間隔で経路マーカとしての磁気情報
源(磁気ネイル)Cが埋め込まれた自動走行用道路上
を、磁気情報源Cを検出しながら自動走行を行うもので
ある。そして、自動走行車Aの前方に前走車(図2では
図示せず)が在る場合(即ち、自動走行車Aが追従車両
である場合)には、その前走車との間に所要の車間距離
を維持しつつ追従自動走行を行うものである。この場
合、路側には情報提供設備としての漏洩同軸ケーブル
(LCXケーブル)Eが設置され、この漏洩同軸ケーブ
ルEと自動走行車Aとの間で自動走行に必要な情報が送
受信される。また、前走車と追従車両(後続車両)との
間で自車両の走行状態を示す情報が車車間通信により相
互に送受信される。
群走行制御システムの構成を図1に示す。
ジュール1と、制御計画モジュール2と、車両の横方向
(操舵方向)制御モジュール3と、車速制御モジュール
4とがそれぞれに信号処理装置(CPU)を具備したモ
ジュールとして各車両に搭載されている。また、各車両
には、車両の横方向(操舵方向)の角速度を検出するヨ
ーレートセンサ5と、磁気情報源Cを検出する磁気セン
サ6(マーカ検出センサ)と、車輪の一回転毎に(車輪
の一回転に相当する走行距離毎に)パルスを出力する車
輪パルスセンサ8と、車両の前後方向の加速度を検出す
る前後加速度センサ9と、前走車や前方障害物の検出す
ると共にそれらの物体までの距離を検出するレーザレー
ダ10とが備えられ、それらの検出データが適宜、前記
モジュール1〜4に供給される。なお、図1中の目標車
(目標車両)は、図1中の追従車(追従車両)の前走車
でもあり、図1は前走車と追従車のシステム構成をも示
している。
前側バンパ下部と後側バンパ下部とにそれぞれ設けられ
ている。そして、それらの各磁気センサ6は、単にその
下方の磁気情報源Cを検出するだけでなく、この磁気情
報源Cの中心から左右約45cmの範囲で該磁気情報源
Cに対する磁気センサ6の横方向(車幅方向)の位置
を、該磁気情報源Cに対する車両の前後部の横方向の位
置として検出する。
レーダ10の検出データが供給される前記各モジュール
1〜4は、次のような機能を有する。
との間での路車間通信及び車々間通信を行う通信手段と
しての機能を有するものであり、それぞれの通信を車両
に備えたアンテナや送受信器から成る通信機器7,11
を介して行う。
は、車両の走行エリアにおける速度指令情報や、道路の
曲率情報、渋滞情報、緊急メッセージ情報等が送信さ
れ、車両側からは自車両のIDナンバーが送信される。
このIDナンバーにより、漏洩同軸ケーブルE側では各
車両の走行位置を把握することができる。そして、通信
モジュール1は、受信した速度指令情報等を制御計画モ
ジュール2に供給する。
で、各車両において後述のように把握される走行経路B
上の車両の時々刻々の走行位置(走行距離)、速度(車
速)、前後加速度及び後述の速度計画等を示すデータが
相互に送受信される。そして、それらのデータは、各車
両において、通信モジュール1から制御計画モジュール
2に供給される。
における自車両の走行位置を認識する走行位置認識手段
としての機能も有している。
識する。本実施形態の自動走行車は基本的には磁気情報
源Cが配列された走行経路B上を走行するので、走行経
路B上における車両の走行距離が走行経路B上における
車両の走行位置を示すものとなる。そこで、通信モジュ
ール1は、走行経路B上での走行を開始してから磁気セ
ンサ6により検出される磁気情報源Cの検出回数をカウ
ントし、その検出回数に磁気情報源Cの一定間隔を乗算
してなる距離を走行経路B上における車両の走行距離と
して把握する。但し、車両が走行経路Bから逸脱して磁
気情報源Cの検出を逃す場合もあり、このような場合に
は、車輪パルスセンサ8の出力に基づいて走行距離を把
握する。そして、このように把握した走行距離により、
車両が所持する走行経路Bの地図データ上で車両の走行
位置を認識してそれを制御計画モジュール2に供給す
る。この場合、走行経路Bの地図データは、磁気情報源
Cの点列データとして表され、これは、予め車両の記憶
装置に記憶保持してもよいし、漏洩同軸ケーブルE等と
の通信によって外部から所定の走行区域毎に受信するよ
うにしてもよい。
気情報源Cは、500m間隔で磁気極性を反転してなる
ビット情報が設けられており、磁気センサ6によりこの
ビット情報の検出が行われる毎に、500mの間隔を基
準として走行距離の修正が行われる。例えば、走行距離
が500mの整数倍となるように修正する。
トスイッチ12が接続され、この自動走行スタートスイ
ッチ12のON操作に応じて自動走行のための情報の作
成を開始する。自動走行スタートスイッチ12がONさ
れた車群の各車両は、図4(a)に示すように、車群走
行を行う場合の基準となる目標車両を特定する。先頭車
両を目標車両に設定した場合を例示している。この目標
車両は、車群走行を行う前に予め決定しておいてもよ
い。また、図4(b)のように、車群の先頭車両が、車
載されたレーダやカメラ等のセンサからの情報によって
直前に走行している車両を測定して、目標となる新たな
目標車両を自動的に変更することも可能である。この機
能により、車群を構成する車両の数を自動的に追加して
いくことができる。このとき、目標車両が車車間通信が
不能な車両であっても、後で説明するアルゴリズムによ
り目標車両となることができる。更に、図5に示すよう
に、車群の先頭車両が仮想的な目標車両を設定し、先頭
車両が、仮想車両の走行情報を、追従する複数の車両に
対して車車間通信により伝達するようにしてもよい。
明を行う。特定された目標車両の制御計画モジュール2
は、速度計画作成手段としての機能を有し、漏洩同軸ケ
ーブルEから通信モジュール1を介して供給される車両
の走行エリアに対応した速度指令情報に基づき、走行経
路B上における車両の走行位置と速度との関係を規定す
る速度計画を作成する。この場合、漏洩同軸ケーブルE
から指示された速度に従うように速度計画を作成する。
例えば、ある走行エリアで80km/hの速度指令が与
えられたとき、車両の現在速度が78km/hであれ
ば、車両の速度を80km/hまで所定の加速度で増速
(例えば2km/hずつ毎分増速)し、その後、80k
m/hの速度を維持するように速度計画を作成する。
は、到達予定位置、予定速度の決定手段としての機能を
有し、上記のように作成した速度計画に基づいて、車両
の現在の走行位置から予め定めた所定時間t(本実施形
態では例えば1.5秒)後に到達すべき到達予定位置
と、その到達予定位置における車両の予定速度とを決定
する。例えば、車両の現在位置からの速度計画が80k
m/h(22.2m/秒)の速度を一定に維持するよう
に作成されておれば、前記所定時間t(1.5秒)後の
到達予定位置は走行経路B上を現在位置から33.3m
進行した地点であり、また、その到達予定位置における
予定速度は80km/hである。
予測値算出手段、偏差算出手段及び前後加速度修正量算
出手段としての機能を有する。
車両の到達予測位置と予測速度とを求める機能を有す
る。到達予測位置は、通信モジュール1から供給される
自車両の現在の走行位置(走行距離)、現在の速度及び
現在の加速度から演算により求める。予測速度は、自車
両の現在の速度及び現在の加速度から演算により求め
る。
位置や予測速度を求めるための車両の速度は、基本的に
は通信モジュール1から供給される車両の時々刻々の走
行位置の最新の一階微分値、すなわち単位時間当たりの
走行位置の変化量により求める。同様に、車両の加速度
は、基本的には車両の時々刻々の走行位置の最新の二階
微分値、すなわち単位時間当たりの走行速度の変化量に
より求める。そして、このように求めた車両の速度と加
速度とを用いて到達予測位置と予測速度とを求める。但
し、車両が走行経路Bから逸脱して走行位置を把握でき
なかったような場合には、車輪パルスセンサ8の出力に
より把握される走行距離の単位時間当たりの変化量によ
り検出される速度や前後加速度センサ9により検出され
る加速度を用いて到達予測位置と予測速度とを求める。
尚、車両の速度は、速度センサを用いて検出してもよ
い。
計画に基づく所定時間t後の到達予定位置と前記到達予
測位置との距離偏差(位置誤差)を求めると共に、速度
計画に基づく所定時間t後の予定速度と前記予測速度と
の速度偏差(速度誤差)を求めるものであり、それらの
算出は減算演算により行われる。
は、上記距離偏差及び速度偏差に基づき、車両の前後加
速度修正量(車両の前後加速度を修正するための制御
量)を作成するものであり、本実施形態では、上記距離
偏差及び速度偏差にそれぞれ所定のゲイン係数を乗算し
てなる値を互いに加算することにより前後加速度修正量
を作成する。
車両側の制御計画モジュール2は、図3に示すように2
次予測ブロック、目標車両の2次予測ブロック、目標車
両と自車両との間の所定時間t後の予測車間距離及び予
測相対速度(速度偏差)、目標車間距離算出手段を有す
る。ここで目標車間距離算出手段は、目標車の位置、速
度及び追従順位iにより、目標車間距離Ltargetiを算
出する。また、追従車両側における目標車両の2次予測
ブロックは、前記所定時間t後の目標車両の到達予測位
置と予測速度とを求めるものである。目標車両の到達予
測位置は、車車間通信によって自車両の通信モジュール
1を介して得られる目標車両の現在の走行位置(走行距
離)、現在の速度及び現在の加速度情報から自車両の場
合と同様の後述の演算によって求められる。なお、目標
車両の現在の速度や加速度は、車車間通信によって得ら
れる目標車両の走行位置のデータから、前述と同様に、
該走行位置の一階微分値や二階微分値により求めてもよ
い。
は、前記所定時間t後に予測される目標車両との車間距
離を求めるものであり、上記のように求められる目標車
両の到達予測位置と自車両において前述の如く求められ
る自車両の到達予測位置との距離差を演算することによ
り、所定時間t後の予測車間距離を算出する。
は、前記所定時間t後に予測される目標車両との速度差
を求めるものであり、目標車両の予測速度と自車両の予
測速度との差を演算することにより、所定時間t後の予
測車間速度差を求める。
手段は、予測車間距離及び車間速度差に基づき、車両の
前後加速度修正量(車両の前後加速度を修正するための
制御量)を作成するものであり、本実施形態では、上記
予測車間距離を自車速度に応じた目標車間距離で調整し
たものに所定のゲイン係数(Kp)を乗算してなる値
と、上記車間速度差に所定のゲイン係数(Kd)を乗算
してなる値とを互いに加算することにより前後加速度の
修正量を作成する。なお、この場合の目標車間距離は、
目標車両の速度に応じて変化させなくてもよい。
説明を行う。目標車両と追従車両の両者の制御計画モジ
ュール2は、車両の前後の二つの磁気センサ6の出力
(走行経路Bに対する各磁気センサ6の横方向の位置デ
ータ)に基づき、走行経路Bに対する車両の現在の横方
向の位置偏差や方向偏差(車両と走行経路Bとのなす角
度θ、図2参照)を求める。また、制御計画モジュール
2は、車両の現在速度や操舵量、漏洩同軸ケーブルEか
ら与えられる道路の曲率情報等に基づき、前記所定時間
t後の車両の走行経路Bに対する横方向の位置偏差や方
向偏差を予測する。これらのデータは、車両を走行経路
Bに沿って走行させるための操舵制御に使用される。
は自車両の速度、前走車の速度、前走車までの車間距
離、前方道路形状や車線形状等のデータを表示装置18
や音声出力装置17に出力する。
は自車両の速度、追従車の速度、追従車までの車間距
離、前方道路形状や車線形状等のデータを表示装置18
や音声出力装置17に出力する。
1.5秒に設定しているが、1秒〜2秒の範囲で設定す
ることが好ましい。
ュール2の出力結果(前述の横方向の位置偏差や方向偏
差等のデータ)に基づいて、車両を走行経路Bに沿わせ
るための操舵角の指示信号を生成し、この操舵角指示信
号により車両のステアリング操作伝達系に設けられたア
クチュエータ14を制御する。
テアリングが自動制御され走行経路B(磁気情報源列)
に沿った走行が行われる。
ール2により生成される前後加速度修正量に基づき加速
度指示信号を生成し、この加速度指示信号によりスロッ
トル系に設けられたアクチュエータ15やブレーキ系に
設けられたアクチュエータ16を制御する。
より、車両のスロットル系やブレーキ系が作動され、車
両の加減速が行われる。
ないブレーキペダルの操作を検知するブレーキペダルス
イッチ13が接続されており、このブレーキペダルスイ
ッチ13からの信号によりブレーキペダルが踏まれたこ
とが検出された場合には、車速制御を解除する。
ーダ10により前走車以外の障害物が検出された場合
等、状況に応じてレーザレーダ10の出力に基づき、ブ
レーキ量の制御を行う。
ける追従車両側の車群走行制御を、図3のブロック線図
を参照しつつ説明する。なお、図3と図6のブロック線
図は、ブレーキ・スロットル・アクチュエーターの作動
による車両の走行状態の変化が図中のセンサにより検出
して追従走行する制御を示しており、すなわちフィード
バックループを備えている。
出信号に基づいて求められた追従車両の位置Xi(0)
と、この位置Xi(0)から追従車両の速度Vi(0)
(即ち、位置の一階微分値)と、追従車両の加速度Ai
(0)(即ち、位置の二階微分値)とが、制御計画モジ
ュール2で計算される。
予測ブロックは、自車両の運動情報に基づいて、所定時
間t後の到達予測位置Xi(t)、及び所定時間t後の
予測速度Vi(t)をそれぞれ次式(1),(2)によ
り算出する。なお、ここでは目標車両からi番目の追従
車両の運動情報を推定する。
ックは、車車間通信モジュール1により目標車両の運動
情報を受信する。受信する情報は、目標車両の位置Xo
(0)と、目標車両の速度Vo(0)と、目標車両の加
速度Ao(0)である。なお、先頭車両と目標車両が異
なる場合には、先頭車両がレーダを用いて、目標車両の
位置Xo(0)と、速度Vo(0)と、加速度Ao
(0)を算出する。ここで、所定時間t後の目標車両の
2次予測値をそれぞれ以下の如く求める。 Vo(t)=Vo(0)+Ao(0)×t ……(3) Xo(t)=Xo(0)+Vo(0)×t+Ao(0)×t2 /2 ……(4) 従って、式(1)〜(4)より、所定時間t後の目標車
両とi番目の追従車両との車間距離Li(t)は、 Li(t)=Xo(t)−Xi(t) ……(5) となる。
車両との間の目標車間距離Ltargetiを以下の式のよう
に設定する。 Ltargeti=Twi×Vo(0)+Lwi×exp{−K×Vo(0)}……(6) Twi=Ts×iと定義され、Tsとは、各追従車両が直
前車両の位置まで走行するのに必要な時間である。Lwi
とは、目標車両とi番目の追従車両との間の最小車間距
離であり、Lwi=(CL+Lc)×iと定義する。Lc
は1台ごとの最小車間距離(固定値)であり、CLは車
両の車長(固有値)であってこの車長は車種に応じて変
化する値をとる。Kは収束係数(通常は1〜3の値)で
ある。なお、目標車両が、車車間通信が不能な自動走行
車両である場合には、Twi=Tsr+Ts×(i−1)と
定義する。ここでTsrは、車車間通信が不能なため、通
常の車間距離より広くするために設定された時間であ
る。
たい場合には、車車間通信によって、お互いの車長を付
加して他車に通信する必要がある。この場合は、次の式
の如くLtargetiを決定する。 Ltargeti=Ts×Vo(0)+Lc×exp{−K×Vo(0)}+Lti-1 +CLi-1 ……(7) CLi-1 は(i−1)番目の車両の車長である。Lti-
1 は(i−1)番目の車両が計算した目標車間距離であ
る。Lti-1 とCLi-1 は車群走行を行う後続の追従車
両に車車間通信により伝達される。
Li(t)と目標車間距離Ltargetiとの車間距
離偏差εt =Li(t)−Ltargetiが0となるよう
に、各追従車両の車両前後の加速度を制御すればよいこ
とになる。従って、車間距離を修正するための前後加速
度の修正量ΔApは、 ΔAp=Kp×εt ……(8) となる。修正係数Kpを1とすれば、運動力学的には常
に所定時間t後の車間距離偏差を0にするように前後加
速度を修正していることになるが、安定性や追従性の調
整にこの修正係数Kpの自由度を残して2/t2 の前後
で調節してもよい。この修正量ΔApは、目標車間距離
に対する偏差量を修正するためのものである。
度の偏差を考慮した前後加速度の制御量の決定方法を説
明する。所定時間t後の目標車両とi番目の追従車両の
車速偏差Vtは、式(1),(3)より、 Vt=Vo(t)−Vi(t) ……(9) である。従って、この車速偏差Vtを0に収束させるよ
うに各追従車両の前後加速度を修正すればよいことにな
る。前後加速度の修正量ΔAdは、 ΔAd=Kd×Vt ……(10) となる。修正係数Kdを1とすれば、運動力学的には常
に所定時間t後の車速偏差を0にするように前後加速度
を修正していることになるが、安定性や追従性の調整に
この修正係数Kdの自由度を残して1/tの前後で調節
してもよい。以上の結果から、車間距離偏差と車速偏差
の両者を考慮した各追従車両の前後加速度の修正量は、
式(8)と(9)を加えたものであるから、 ΔA=ΔAp+ΔAd=Kp×εt+Kd×Vt ……(11) となる。実際には、図3に示すように、(11)式で求
められた加速度の修正量を、各追従車両の現在の加速度
の値に加えていく積分制御を行う。以上説明した制御ア
ルゴリズムを基本として、複数の追従車両のエンジンの
スロットル開度、トランスミッションの制御、ブレーキ
の制御が行われ、車群走行制御が実現される。
両と自車両との車間距離のみならず、直前を走行する直
前の前走車両と自車両との車間距離を考慮した車群走行
制御の制御アルゴリズムを説明する。図7(a)は、こ
のような車群の状態を示している。図6において、自車
両と直前を走行する前走車との車間に関連する制御ブロ
ック以外は、図3で説明したアルゴリズムと全て同一で
あるので当該部分の説明は省略する。目標車両に追従す
る制御を行う制御ループ(フィードバックループ)に、
直前の車両と自車両との車間距離が予め定めた最小車間
距離に近づくにつれてゲインが指数的に増加して車間距
離を指数的に増加させるように制御する制御ループ(フ
ィードバックループ)を設けている。図6に示す制御ブ
ロックは、直前を走行する車両の位置データを車車間通
信またはレーダにて検出し、直前の車両が車群走行制御
の正常制御範囲から逸脱している場合に対応する制御を
可能とするものである。この目的のため、直前の前走車
と自車両との車間距離をD、予め定めた最小車間距離を
Do、調整係数をKDとし、非線形の制御ゲインG
(D)を以下の如く算出する。 G(D)=exp{−KD ×(D−Do)} ……(12) ゲインG(D)は、図7(b)に示される如く非線形な
制御ゲインであり、実際の車間距離Dが、予め定めた最
小車間距離Doに近づくにつれて指数的に増加するよう
に設定されている。すなわち、直前車との車間が所定値
Doに近づくと車間距離を充分に拡げるように追従車両
を制御する。このゲインを用いて、ゲイン修正係数をK
p’として、車両の前後加速度の修正量を以下の如く算
出する。 ΔA’=(1−G(D))×ΔA−Kp’×G(D) ……(13) ここで、(1−G(D))の値は、急激な減速を防止す
べく、その値がマイナスになる場合には0とするように
予め設定しておく。ゲイン修正係数Kp’は1程度とし
てもよく、調整係数KD に合わせて例えば0.5程度や
2程度としてもよい。
施形態においては、車群走行制御から一部の追従車両が
制御から大きく逸脱した場合においても、逸脱した車両
に対応して後続車両が十分な車間距離を拡げることがで
きるので、一部の車両のトラブル時にも車群走行制御が
中断することがなくなる。また、逸脱車両が正常な制御
を回復した場合においては、G(D)は図7(b)から
明らかなように0に近い値となるため、自動的に後続の
追従車両も正常な車間距離に回復することができ、車群
全体の車間距離には悪影響を及ぼさない。なお、実際の
実験においては、最小車間距離Doは2〜3m、調整係
数KD は1程度に設定することにより、上記の効果が十
分に得られることが確認できた。
標車両から何番目(i)を走行しているかを認識する手
法を説明する。予め車群走行を行うことが判っている場
合や、料金所等で車両を計数してその計数値を該車両に
伝達して走行順位(追従順位)を認識できる場合では、
車群走行の事前に追従順位iを設定することができる。
しかし、車群走行中における車両の割込みや、後方から
の追従車両の追加及び前方からの車両の追加にも対応す
るため、本発明においては、車車間通信により各車両が
車群走行中に追従順位を認識することができるようにし
ている。この順位の認識方法には、2つの方法がある。
第1の手法は、車車間通信が、前後の車両のみにしか通
信できないないような局所的な車車間通信を採用してい
る場合である。この場合を図8を用いて説明する。目標
車両を先頭車両とした場合、目標車両は、i=0として
直後に追従する車両に順位情報を送信する。後続の車両
は、この信号を受信し、iに1を加えてi=1とし、自
車両が先頭から2番目であることを認識するとともに、
更に直後の追従車両に自車両の順位情報を送信する。2
番目の車両の送信信号を受信した車両は、iに1を加え
てi=2とし、自車両が3番目であることを認識すると
ともに、更に直後の追従車両に自車両の順位情報を送信
する。このようにして、各車両は、追従順位を計数する
手段と局所的な車車間通信により、自車両が何番目であ
るかを次々と認識することができる。なお、目標車両と
先頭車両間で車車間通信ができず、目標車両が先頭車両
と同一でない場合には、先頭車両がi=1としてその直
後の追従車両に通信を行う。
ではなく、1台の車両から複数台の車両に情報通信する
ことができるブロードキャスティング的な車車間通信の
場合である。この場合を図9,図10を用いて説明す
る。例えば、周波数分割方式により放送を行ってもよ
く、時分割方式により放送を行ってもよい。図10
(a)に示すように、ブロードキャスティング的な車車
間通信においては、各車両が、自己の位置、即ち磁気ネ
イルによる高速道路上における自車両の位置または走行
始点からの距離を車群走行を行う他の車両に向けて送信
を行う。この多数の送信信号を受信した車両は、高速道
路上における走行距離Lごとに受信したデータの並べ替
えを行い、自車両の追従順位を認識する。また、自車両
の位置(X,Y)をお互いに送信し合う場合では、図1
0(b)に示すように、各車両でその信号を受信して、
車群を形成する他の車両の走行軌跡を他の車両の位置
(X,Y)の変化から計算によって求めることにより、
その進行方向から自車両の追従順位を認識することがで
きる。ナビゲーション情報により各車両の位置(X,
Y)を2次元座標上にプロットして進行方向からカウン
トして自車両の追従順位を認識してもよい。
れば、速度計画に対する自車両の所定時間t後に予測さ
れる将来的な走行位置及び速度の速度計画に対する予測
偏差に基づき車両の前後加速度修正量を求めて、車速制
御を行うので、走行経路Bに沿った車群走行を滑らかに
行うことができる。また、追従車両側においては、更
に、自車両と目標車両との車間距離と所定時間t後の車
速偏差に基づいて車両の前後加速度修正量を求めて車速
制御を行うので、前走車との適正な車間距離を確実に維
持しつつ走行経路Bに沿って滑らかに自動走行すること
ができる。
成を同一としているため、ソフト(プログラム)上の処
理の僅かな違いで、先頭車両及び追従車両の両者につい
てそれぞれに適合した自動走行を行うことができる。従
って、任意の車両が先頭車両となることも可能であると
ともに、任意の車両が追従車両となることもできる。
制御を行うのみならず、各追従車両は、自己の直前の車
両との車間距離を常に監視し、一部の車両が車群走行制
御から逸脱した場合においても、自動的に車間距離を拡
げることができるので、車群走行制御を中止する必要が
なくなる。
検出できない場合等を考慮して、車輪パルスセンサ8、
前後加速度センサ9、レーザレーダ10を備えたが、こ
れらを削除して、磁気情報源Cの検出回数のみによっ
て、車両の走行位置(走行距離)を把握し、また、その
走行位置を一階微分及び二階微分して車両の速度及び加
速度を把握するようにしてもよい。
情報源Cに限定されるものではなく、例えば色彩的また
は図形的なマークを走行経路Bに配列し、それを光学的
に検出してもよい。そして、そのマークの間隔は500
mに限定されるものではない。また、走行経路Bに情報
源が設定されていなくとも、GPS等のナビゲーション
を利用して位置を計算して車群走行制御を行ってもよ
い。
として漏洩同軸ケーブルEを使用したが、セルラー方式
の無線設備やビーコン等を使用してもよい。上記実施形
態は本発明の一例であり、本発明は上記実施形態に限定
されない。
ば、従来の制御方式に見られた車間距離の発振現象、即
ち、局所的に車間距離が乱れる現象を防止することがで
きる。また、車群後尾付近の車両の制御性を向上させる
ことができる。
れば、他の車両が車群に割込みしたり、車群が分断した
り、結合したりした場合においても車群走行を継続する
ことができる。
れば、先頭車両と追従車両が入れ替わってもシステム的
には殆んど変更がなく、仮想的な目標車両を設定してこ
の仮想車両の運動情報を追従車両に逐次通信することに
より、車群走行を継続することができる。
れば、追従順位を予め決定することを不要とすることが
でき、さらに車群走行中に他の車両が割り込んで車両の
追従順位が入れ替わっても、車群走行を継続することが
できる。
れば、車群走行中の任意の車両が制御を逸脱した場合に
おいても、車群走行自体を中止することなく、正規の位
置に復帰してもなお車群走行を継続することができる。
れば、車長の異なるトラック、軽自動車等、普通乗用車
等の異種の車両を混合させて車群走行を行うことができ
る。
路上で、車群走行を安定に行うことができ、特に速度制
御をスムーズに安定に行うことができる車群走行制御シ
ステムを提供することができる。
行車のシステム構成図
図
ク線図
合の目標車間距離と追従順位を説明する簡易説明図
た場合の目標車間距離と追従順位を説明する簡易説明図
線図
両の走行制御の簡易説明図
易説明図
易説明図
簡易説明図
2…制御計画モジュール(速度計画作成手段、予定値決
定手段、予測値算出手段、偏差算出手段、前後加速度修
正量算出手段、前走車予測値算出手段、予測車間距離算
出手段、車間速度差算出手段)、3…横方向制御モジュ
ール、4…車速制御モジュール(加減速制御手段)、6
…磁気センサ(マーカ検出センサ)、B…走行経路、C
…経路マーカ(磁気情報源)、E…漏洩同軸ケーブル
(LCXケーブル、情報提供設備)。
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の車両が車群走行をするための車群
走行制御システムにおいて、 車群を導く目標車両を設定する手段と、 目標車両の位置、速度等に代表される運動情報を追従車
両に伝達する手段と、を備え、 各追従車両は、前記運動情報に基づいて自車両の車群走
行制御を行う構成からなる車群走行制御システム。 - 【請求項2】 前記設定する手段は、目標車両を車群の
先頭車両に設定すると共に、 各追従車両は、この目標車両の運動情報と車群走行する
追従順位とに基づいて目標車両からの目標車間距離を決
定し、この目標車間距離に基づいて自車両の走行制御を
行うことを特徴とする請求項1記載の車群走行制御シス
テム。 - 【請求項3】 複数の車両が車群走行をするための車群
走行制御システムにおいて、 車群の先頭車両が追従目標とする仮想的な目標車両を設
定する手段と、 この目標車両の運動情報を後続の追従車両に伝達する手
段と、を備え、 各追従車両は、前記運動情報に基づいて自車両の車群走
行制御を行う構成からなる車群走行制御システム。 - 【請求項4】 各追従車両は、目標車両から何番目の追
従車両であるかを検出する手段を備えてなることを特徴
とする請求項1〜3記載の車群走行制御システム。 - 【請求項5】 目標車両に追従する制御を行う制御ルー
プに、直前の車両と自車両との車間距離に対して非線形
に変化するゲインを持つ制御ループを設けたことを特徴
とする請求項1〜4記載の車群走行制御システム。 - 【請求項6】 目標車両に追従する制御を行う制御ルー
プに、直前の車両と自車両との車間距離が予め定めた最
小車間距離に近づくにつれてゲインが指数的に増加して
車間距離を指数的に増加させるように制御する制御ルー
プを設けたことを特徴とする請求項5記載の車群走行制
御システム。 - 【請求項7】 追従車両は、目標車両からの目標車間距
離と自車両の車長を車車間通信により後続の追従車両に
伝達し、 該後続の追従車両は、直前の追従車両の目標車間距離と
車長に基づいて自車両の目標車間距離を決定し、この目
標車間距離に基づいて自車両の走行制御を行うことを特
徴とする請求項1〜4記載の車群走行制御システム。
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