JP2017123072A - 運転支援装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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泉 目々澤
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Abstract

【課題】運転者に他車両の大きさを把握させることにより、車両同士の衝突事故を回避するための運転を支援することが可能な運転支援装置及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】運転支援装置は、他車両との衝突を回避するための運転を支援すべく車両に搭載されており、他車両について、車両の位置、状態及び属性を含む車両情報を取得する取得部と、取得した車両情報に基づいて、前記他車両に係る情報を生成する生成部と、生成した情報を送出する送出部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、自車両と対向する車両や交差点近傍の車両のうち、特定の車両属性の他車両を検出し、検出した他車両に関する情報を自車両の運転者へ提供することにより、車両同士の衝突事故を回避するための運転を支援する運転支援装置及びコンピュータプログラムに関する。
従来、見通しの悪いT字路,十字路等の交差点での出会い頭の車両事故を防止するために、様々な衝突防止システムが提案されている。例えば特許文献1には、自車両が交差点等の見通しが利かない領域に接近した場合、車車間通信により周辺車両の情報を取得して、収集領域を拡大表示すると共に、周辺車両をその所在位置に表示するナビゲーション装置が開示されている。
特許文献1に記載された技術によれば、一般的にはGPS(Global Positioning System)を利用して測位された周辺車両の位置が取得されて表示されるため、測位誤差が大きい場合は、周辺車両が実際に走行する道路とは異なる道路上に表示されることとなる。
これを解消すべく、特許文献2には、他車両の位置情報及び移動状態情報に加えて、光ビーコン等を用いた路車間通信により道路環境情報を取得し、他車両が道路環境に従って走行しているか否かを判定することによって、他車両の位置を地図上に精度よく表示する移動体位置表示装置が開示されている。
特開2004−077281号公報 特許第4883242号公報
しかしながら、特許文献2に開示された技術によれば、他車両の車両属性まで取得されることがないため、他車両の大きさが把握されず、自車両と他車両との衝突を回避するための運転が支援されない場合があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運転者に他車両の大きさを把握させることにより、車両同士の衝突事故を回避するための運転を支援することが可能な運転支援装置及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の一態様に係る運転支援装置は、車両に搭載されており、他車両との衝突を回避するための運転を支援する運転支援装置であって、前記他車両について、車両の位置、状態及び属性を含む車両情報を取得する取得部と、該取得部で取得した車両情報に基づいて、前記他車両に係る情報を生成する生成部と、該生成部で生成した情報を送出する送出部とを備える。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、他車両との衝突を回避すべく自車両の運転を支援させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、前記他車両について、車両の位置、状態及び属性を含む車両情報を取得する取得
部、該取得部で取得した車両情報に基づいて、前記他車両に係る情報を生成する生成部及び該生成部で生成した情報を送出する送出部として機能させる。
なお、本願は、このような特徴的な構成部を備える運転支援装置及びコンピュータプログラムとして実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする運転支援方法として実現することができる。また、運転支援装置の一部又は全部を半導体集積回路として実現したり、運転支援装置を含むその他のシステムとして実現したりすることができる。
上記によれば、自車両の運転者が、送出された情報に基づいて他車両の車両位置及び走行状態のみならず、車両の大きさが推測される車両種別等を把握することにより、衝突を予測した場合に、他車両との衝突を回避するための運転操作が行える。
従って、運転者に他車両の大きさを把握させることにより、車両同士の衝突事故を回避するための運転を支援することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る運転支援装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る運転支援装置で液晶ディスプレイに表示された他車両の車両位置及び走行経路を模式的に示す説明図である。 実施の形態1に係る運転支援装置で他車両の車両位置及び走行経路を表示部に表示させる制御部の処理手順を示すフローチャートである。 交差点で右折する他車両との衝突を回避する運転操作を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態2に係る運転支援装置で液晶ディスプレイに表示された他車両の車両位置及び文字画像を模式的に示す説明図である。 実施の形態2に係る運転支援装置で他車両の車両位置及び文字画像を表示部に表示させる制御部の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る運転支援装置で他車両の車両位置及び文字画像を表示部に表示させる制御部の処理手順を示すフローチャートである。 曲がりくねった道路で対向する他車両との衝突を回避する運転操作を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態3に係る運転支援装置で液晶ディスプレイに表示された他車両の車両位置及び文字画像を模式的に示す説明図である。 実施の形態3に係る運転支援装置で他車両の車両位置及び文字画像を表示部に表示させる制御部の処理手順の一部を示すフローチャートである。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明の一態様に係る運転支援装置は、車両に搭載されており、他車両との衝突を回避するための運転を支援する運転支援装置であって、前記他車両について、車両の位置、状態及び属性を含む車両情報を取得する取得部と、該取得部で取得した車両情報に基づいて、前記他車両に係る情報を生成する生成部と、該生成部で生成した情報を送出する送出部とを備える。
本願にあっては、他車両について、少なくとも車両の位置、状態及び属性を含む車両情報を外部から取得し、取得した車両情報に基づいて生成した他車両に係る情報を外部に送出する。
これにより、自車両の運転者は、送出された情報に基づいて他車両の車両位置、走行状態、車両の大きさを示唆する属性等を把握することにより、衝突を予測した場合に、衝突を回避するための運転操作が行える。
(2)前記取得部は、車車間通信及び路車間通信を含むITS(Intelligent
Transport Systems)通信、又は前記車両情報を提供するサーバとの無線通信により車両情報を取得することが好ましい。
本願にあっては、他車両の車両情報を取得する際に、車車間通信及び路車間通信をはじめとするITS通信、又はテレマティクスサービスを提供するサーバとの無線通信を利用する。
これにより、既に実現されたり計画されたりしている様々な無線通信手段を用いて、他車両に係る情報が取得される。
(3)前記取得部で前記サーバから取得する車両情報は、前記他車両の走行経路を含み、前記生成部は、前記取得部で取得した走行経路を示す情報を生成することが好ましい。
本願にあっては、他車両の走行経路が含まれる車両情報を取得し、他車両の車両位置、走行状態、車両の属性等と共に走行経路を示す情報を送出する。
これにより、他車両の走行経路が先読みされて送出されるため、他車両との遭遇の可能性が自車両の運転者に容易に把握される。
(4)前記状態は、自車両が走行する道路と交差する第2の道路を走行している前記他車両のウインカーの作動状態を含み、前記生成部は、前記取得部で取得したウインカーの作動状態に基づいて、前記第2の道路を走行している前記他車両の右折又は左折を予告する情報を生成することが好ましい。
本願にあっては、自車両が走行する道路と交差する第2の道路を他車両が走行しており、取得部で取得した車両情報のうち他車両の状態に含まれるウインカーの作動状態に基づいて、他車両の右折又は左折を予告する情報を生成して送出する。
これにより、自車両の運転者が、送出された情報に基づいて他車両の右折又は左折の可能性を更に把握した場合に、交差点における出会い頭の衝突を回避するための運転操作が行える。
(5)前記属性は、車両種別、車長及び車幅のうちの少なくとも1つであり、前記生成部は、前記取得部で取得した車両種別、車長及び車幅のうちの少なくとも1つに基づいて前記他車両の大きさに係る情報を生成することが好ましい。
本願にあっては、取得部で取得した車両情報のうち、他車両の属性に含まれる車両種別、車長及び車幅のうちの少なくとも1つに基づいて、他車両の大きさを示す情報を生成して送出する。
これにより、自車両の運転者が、送出された情報に基づいて他車両の大きさを具体的に把握した場合に、他車両との衝突の予測が的確に行われる。
(6)自車両及び前記他車両が走行する道路に係る道なりの距離を含む道路情報を取得する第2の取得部と、自車両の位置を取得する第3の取得部と、前記第2の取得部で取得した道なりの距離、前記第3の取得部で取得した位置、及び前記取得部で取得した位置に基
づいて前記他車両との離隔距離を算出する算出部とを備え、前記生成部は、前記算出部で算出した離隔距離を示す情報を生成することが好ましい。
本願にあっては、第2の取得部で取得した道路情報に含まれる道なりの距離と、第3の取得部で取得した自車両の車両位置と、取得部で取得した車両情報に含まれる他車両の車両位置とに基づいて、自車両及び他車両の道なりの離隔距離を算出し、算出した離隔距離、即ち車間距離を示す情報を送出する。
これにより、自車両の運転者が、送出された情報に基づいて他車両との道なりの車間距離を更に把握した場合に、例えば自車両の待機場所の選択が的確に行える。
(7)自車両の走行速度を取得する第4の取得部を備え、前記状態は、前記他車両の走行速度を含み、前記生成部は、前記第4の取得部で取得した走行速度、前記取得部で取得した走行速度、及び前記算出部で算出した離隔距離に基づいて、前記他車両と遭遇するまでの時間を示す情報を生成することが好ましい。
本願にあっては、第4の取得部で取得した自車両の走行速度と、取得部で取得した車両状態に含まれる他車両の走行速度と、上述のとおり算出された自車両及び他車両の離隔距離とに基づいて、自車両が他車両と遭遇するまでの時間を示す情報を生成して送出する。
これにより、自車両の運転者が、送出された情報に基づいて他車両と遭遇するまでの時間を更に把握した場合に、例えば自車両の待機の緊急度が的確に判断される。
(8)前記道路情報は、自車両及び前記他車両が対向して走行する道路の幅員を含み、前記第2の取得部で取得した幅員と、自車両と対向して走行する前記他車両について前記取得部で取得した車両種別、車長及び車幅のうちの少なくとも1つとに基づいて、自車両と対向して走行する前記他車両とのすれ違い不可の可能性の有無を判定する判定部を備え、前記生成部は、前記判定部ですれ違い不可の可能性有りと判定した場合、すれ違い時の注意を喚起する情報を生成することが好ましい。
本願にあっては、他車両は、自車両が走行する道路を自車両と対向して走行しており、第2の取得部で取得した道路の幅員と、取得部で取得した属性に含まれる他車両の車両種別、車長及び車幅のうちの少なくとも1つとに基づいて、自車両及び他車両のすれ違い不可の可能性の有無を判定する。すれ違い不可の可能性がある場合は、すれ違い時の注意を喚起する情報が生成されて送出される。
これにより、自車両の運転者が、送出された情報に基づいて他車両とのすれ違い不可の可能性を更に把握した場合に、他車両とのすれ違いざまの衝突を回避するための運転操作が行える。
(9)前記送出部で情報を送出した場合、自車両の制動のオン/オフ状態を取得する第5の取得部と、該第5の取得部で取得したオン/オフ状態が制動のオン状態である場合、車車間通信により所定の報知情報を送出する第2の送出部とを備えることが好ましい。
本願にあっては、送出部が運転を支援する情報を送出した後に自車両の制動がオン状態となった場合に、車車間通信により所定の報知情報を送出する。
これにより、他車両との衝突を回避するためにブレーキが掛けられた場合、その旨の報知情報を周囲の車両に送出することにより、第3の車両による自車両への追突が防止される。
(10)本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、他車両との衝突を回避すべく自車両の運転を支援させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、前記他車両について、車両の位置、状態及び属性を含む車両情報を取得す
る取得部、該取得部で取得した車両情報に基づいて、前記他車両に係る情報を生成する生成部及び該生成部で生成した情報を送出する送出部として機能させる。
本願にあっては、コンピュータに、他車両について、少なくとも車両の位置、状態及び属性を含む車両情報を取得する機能と、取得した車両情報に基づいて、前記他車両に係る情報を生成する機能と、生成した情報を送出する機能とを実現させる。
これにより、自車両の運転者は、送出された情報に基づいて他車両の車両位置、走行状態、車両の大きさを示唆する属性等を把握することにより、衝突を予測した場合に、衝突を回避するための運転操作が行える。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る運転支援装置及びコンピュータプログラムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態で記載されている技術的特徴は、お互いに組み合わせることが可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る運転支援装置の構成例を示すブロック図である。図中100は自車両1(後述の図2参照)に搭載された運転支援装置であり、運転支援装置100は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit )を有する制御部10と、センサ等を有する測位部20と、道路地図を表す道路情報31及び処理結果の各種データを記憶する記憶部30とを備える。制御部10は、専用のハードウエア回路で構成してもよく、又は予め処理手順を定めたコンピュータプログラムを実行する構成であってもよい。
運転支援装置100は、更に、ITS通信システム(高度道路交通システム)に対応する無線通信を行うITS無線通信部40と、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)通信業者からテレマティクスサービスの提供を受けるための無線通信を行うMVNO無線通信部50と、光ビーコンに対応する光通信を行う光ビーコン通信部60と、画像データに基づく画像を表示する液晶ディスプレイ71を有する表示部70と、音声及び/又は注意喚起音を出力する音出力部80とを備える。
上述の各部は、制御部10を中心にバス又は車載LAN等の通信によって接続されている。運転支援装置100が、スマートフォン、タブレット端末等のコンピュータ端末を含んで構成されていてもよい。また、運転支援装置100のうち、GPS受信機21、道路情報31、表示部70及び音出力部80がナビゲーション装置として運転支援装置100の外部に分離されていてもよい。なお、本実施の形態1では、ITS無線通信部40を用いない。
測位部20は、複数のGPS衛星からの電波を受信して自車両1の位置を測位するGPS受信機21と、自車両1の走行速度を検出する車速センサ22と、ブレーキペダルに対する操作を検出するブレーキ操作センサ23とを有する。ブレーキ操作センサ23以外の手段により、制動のオン/オフ状態が取得されるようにしてもよい。測位部20が運転支援装置100の外部に分離されていてもよい。
GPS受信機21は、緯度、経度及び高度(標高)で示される位置を自車両1の車両位置として検出する。検出された車両位置には、3〜10m程度の誤差が含まれるため、GPS受信機21の検出値を、例えば自車両1の走行速度並びに不図示の加速度センサ及びジャイロセンサの検出値で補正してもよいし、GPS受信機21に代わる他の測位装置を
用いてもよい。
車速センサ22は、自車両1の車輪又はプロペラシャフトの回転に伴って発生するパルス数に基づいて走行速度を検出する。
ITS無線通信部40は、例えば700MHz帯の電波を用いてITS通信システムのサービスを提供する基地局、路側機又は他車両2(図2参照)夫々との間で無線通信、路車間通信又は車車間通信を行うことにより、自車両1の周辺の道路を走行する1又は複数の他車両2の車両情報を取得する。
車両情報には、車両位置、車両状態、車両属性等が含まれる。車両位置は、緯度、経度、高度等を示す。車両状態は、車速、前後加速度、灯火類状態等を示す。車両属性は、車両サイズ種別、車両用途種別、車幅、車長等を示す。
MVNO無線通信部50は、携帯電話網等の公衆無線通信網を借り受けてテレマティクスサービスを提供するMVNO通信業者との間で無線通信を行うことにより、MVNO通信業者が有するサーバから、自車両1の周辺の道路を走行する1又は複数の他車両2の車両情報を取得する。ここで取得される車両情報には、例えばバスの運行ルート、トラックのOD(Origin Destination:起点・終点)情報等が更に含まれる。
光ビーコン通信部60は、自車両1に配された車載アンテナの送受光部を用いて、光ビーコンのダウンリンク情報を含む赤外線信号を受信すると共に、アップリンク情報を含む赤外線信号を送信する。
ダウンリンク情報には、渋滞情報、交通障害情報、交通規制情報等の提供情報が含まれる。これらの提供情報を取得して(取得部の1つに相当)用いることにより、本実施の形態1では説明しないきめ細かな情報の送出を行うことが可能である。
表示部70は、例えば自車両1のセンターコンソールに配されており、制御部10によって実現される画像データの生成部及び送出部夫々が生成及び送出した画像データに基づいて、液晶ディスプレイ71の表示画面に画像、図形、文字列等を表示する。表示部70が、カーナビゲーション装置の一部であってもよい。
音出力部80は、合成された音声及び/又は電子音による注意喚起音を不図示のスピーカから出力する。音出力部80が、カーナビゲーション装置の一部であってもよい。
上述の構成において、運転支援装置100は、MVNO無線通信部50により、MVNO通信業者のサーバから一定の周期で又は適宜のタイミングで1又は複数の他車両2の車両情報を取得して記憶部30に一旦記憶させる。運転支援装置100は、記憶部30に記憶された車両情報から他車両2の車両位置、走行経路等を読み出すと共に、GPS受信機21により自車両1の車両位置を取得し、記憶部30から道路情報31を取得する。その後、制御部10は、取得した道路情報31に基づく道路の画像と、車両位置を読み出した他車両2の画像と、他車両2の走行経路の画像と、自車両1の画像とを、自車両1の運転を支援する態様で液晶ディスプレイ71の表示画面に表示させる。
図2は、実施の形態1に係る運転支援装置100で液晶ディスプレイ71に表示された他車両2の車両位置及び走行経路を模式的に示す説明図である。自車両1は車両の形状を模した図形で表示してあり、他車両2は黒塗りの星形のアイコンで表示されている。自車両1がアイコン等の図形で表示されてもよい。自車両1が走行する道路R1と、他車両2が走行する道路R2とは、例えば交差点C1で交差する。道路R1及びR2のうち、他車
両2が既に走行した範囲及び今後走行する予定の範囲が斜線を付して表示される。
自車両1の画像の側方には、他車両2が大型車である旨(大きさに係る情報の1つ)と、他車両2との車間距離とが文字画像で表示される。他車両2の車両状態に基づく文字画像が表示されてもよい。また、このような文字画像に代えて、又は文字画像の表示と共に、上記文字の内容を読み上げる音声の情報を音出力部80に送出して音声で報知させてもよい。
以下では、上述した運転支援装置100の動作を、それを示すフローチャートを用いて説明する。
図3は、実施の形態1に係る運転支援装置100で他車両2の車両位置及び走行経路を表示部70に表示させる制御部10の処理手順を示すフローチャートである。図3に示す処理は、MVNO無線通信部50が通信可能となった場合に適時起動され、処理が終了する都度繰り返し起動される。
図3の処理が起動された場合、制御部10は、MVNO無線通信部50によってサーバからの無線信号を受信したか否かを判定し(S11)、受信しない場合(S11:NO)、受信するまで待機する。無線信号を受信した場合(S11:YES)、制御部10は、受信した無線信号に含まれる車両情報を取得して(取得部の1つに相当)記憶部30に記憶させる(S12)。
その後、制御部10は、記憶された車両情報から他車両2の車両位置(図では単に位置と記載する:以下同様)を読み出し(S13)、更にGPS受信機21により自車両1の車両位置を取得し(S14:第3の取得部に相当)、読み出した他車両2の車両位置及び取得した自車両1の車両位置に基づいて自車両1及び他車両2(図では自車両〜他車両と記載する:以下同様)の離隔距離を算出する(S15)。制御部10は、算出した離隔距離が所定の第1距離より短いか否かを判定し(S16)、短くない場合(S16:NO)、遠方の他車両2の表示を行わないこととし、再び無線信号の受信を待ち受けるためにステップS11に処理を移す。
算出した離隔距離が所定の第1距離より短い場合(S16:YES)、制御部10は、記憶部30に記憶された道路情報31を読み出して取得し(S17:第2の取得部の1つに相当)、取得した道路情報31に基づいて、自車両1の周囲の道路の画像と自車両1の画像とを表す画像データを生成し、生成した画像データを表示部70に送出して画像データに基づく画像を表示させる(S18:図を含めて以下では、単に画像を生成及び送出して表示させる記載とする)。
次いで、制御部10は、記憶部30に記憶された車両情報から他車両2の走行経路を読み出し(S21)、読み出した走行経路の画像と、他車両2の画像(又はアイコン)とを生成し(生成部の1つに相当:以下、他車両2に係る画像等を生成する他のステップについて同様)、生成した画像を表示部70に送出して表示させる(S22:送出部の1つに相当、以下の表示部70への表示についても同様)。
その後、制御部10は、記憶部30に記憶された車両情報から他車両2の車両属性を読み出し(S23)、読み出した車両属性が示す車両サイズ種別が大型自動車(以下、大型車とも言う)であるか否かを判定し(S24)、大型自動車ではない場合(S24:NO)、以下の表示には及ばないものとして図3の処理を終了する。ステップS24では、読み出した車両属性が示す車両サイズ種別、車両用途種別、車長若しくは車幅又はこれらの組み合わせに基づいて他車両2が大型自動車であるか否かを判定してもよい。また、ステップS24の判定処理を削除して、他車両が大型自動車ではない場合であっても以下のステップS25に処理を移してもよい。一方、車両属性が示す車両サイズ種別が大型自動車である場合(S24:YES)、制御部10は、図2に示す他車両2に係る情報を示す文字画像を生成し、生成した画像を表示部70に送出して表示させた(S25)後、図3の処理を終了する。
以上のように本実施の形態1によれば、他車両2について、少なくとも他車両2の車両位置、車両状態及び車両属性を含む車両情報をMVNO通信業者のサーバから取得し、取得した車両情報に基づいて生成した他車両2に係る情報を示す文字画像を表示部70に送出して表示させると共に、必要に応じて生成した音声の情報を音出力部80に送出して音声で報知させる。
これにより、自車両1の運転者は、表示及び報知された画像及び音声に基づいて他車両2の車両位置、走行状態、車両の大きさを示唆する属性等を把握することにより、衝突を予測した場合に、他車両2との衝突を回避するための運転操作が行える。
従って、運転者に他車両2の大きさを把握させることにより、車両同士の衝突事故を回避するための運転を支援することが可能となる。
また、実施の形態1によれば、他車両2の走行経路が含まれる車両情報をMVNO通信業者のサーバから取得し、取得した走行経路を示す画像を生成して表示部70に表示させる。
従って、他車両2の走行経路が先読みされて自車両1の運転者に表示されるため、運転者は、他車両2との遭遇の可能性を容易に把握することが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1が、MVNO通信業者のサーバとの無線通信を利用して他車両2の車両情報を取得する形態であるのに対し、実施の形態2は、ITS通信を利用して他車両2の車両情報を取得する形態である。実施の形態2における運転支援装置100の構成については、実施の形態1の場合と同様であるため、実施の形態1に対応する箇所には同様の符号を付してその説明を省略する。
ここでは特に、交差点C1における自車両1及び他車両2の衝突回避を支援する制御部10の動作について、図及びフローチャートを用いて説明する。
図4は、交差点C1で右折する他車両2との衝突を回避する運転操作を説明するための説明図であり、図5は、本発明の実施の形態2に係る運転支援装置100で液晶ディスプレイ71に表示された他車両2の車両位置及び文字画像を模式的に示す説明図である。
図4では、トラック、ダンプカー、バス等の大型車である他車両2が、道路(第2の道路に相当)R2から交差点C1を右折して、自車両1が走行中の道路R1に進入する際に、位置Aから位置B、C及びDへと走行する状況が示されている。例えば位置Cでは、他車両2の後部が道路R1における自車両1の走行車線にはみ出す可能性が大きい。このため、自車両1は、通常の停止線より遙かに手前の位置、即ち交差点C1から距離L1だけ離隔した位置に停止して、他車両2が道路R1上の位置Dへ走行するまで待機することが好ましい。
図5では、実施の形態1における図2の場合と同様に、自車両1が走行する道路R1と、他車両2が走行する道路R2とが、交差点C1で交差しており、他車両2は黒塗りの星形のアイコンで表示されている。自車両1の画像の側方には、前方の交差点C1を大型の他車両2が右折しようとしており、注意を要する旨(大きさに係る情報の1つと、右折又は左折を予告する情報とに相当)と、他車両2との車間距離と、すれ違いまでの時間(遭遇するまでの時間に相当)とが文字画像で表示される。このような文字画像に代えて、又は文字画像の表示と共に、上記文字の内容を読み上げる音声の情報を音出力部80に送出して音声で報知させてもよい。
以下では、上述した運転支援装置100の動作を、それを示すフローチャートを用いて説明する。
図6及び7は、実施の形態2に係る運転支援装置100で他車両2の車両位置及び文字画像を表示部70に表示させる制御部10の処理手順を示すフローチャートである。図6に示す処理は、ITS無線通信部40が通信可能となった場合に適時起動され、処理が終了する都度繰り返し起動される。図6に示すステップS32からS38までの処理は、実施の形態1の図3に示すステップS12からS18までの処理と同様であるため、これらのステップについて説明の大部分を省略する。
図6の処理が起動された場合、制御部10は、ITS無線通信部40によって無線信号を受信したか否かを判定し(S31)、受信しない場合(S31:NO)、受信するまで待機する。無線信号を受信した場合(S31:YES)、制御部10は、受信した無線信号に含まれる車両情報を取得して(取得部の1つに相当)記憶部30に記憶させる(S32)。
ステップS38で周囲の道路の画像と自車両1の画像とを生成及び送出して表示部70に表示させた後、制御部10は、取得した道路情報31と自車両1及び他車両2夫々の車両位置とに基づいて自車両1が走行中の道路を特定する(S39)と共に、他車両2が走行中の道路を特定し(S40)、特定した2つの道路が異なるか否かを判定する(S41)。2つの道路が同一である場合(S41:NO)については、後述する実施の形態3で説明する。
特定した2つの道路が異なる場合(S41:YES)、図7に移って、制御部10は、特定した2つの道路が交差するか否かを判定し(S50)、交差しない場合(S50:NO)、衝突の虞がないため、特段の処理を行わずに図7の処理を終了する。2つの道路が交差する場合(S50:YES)、交差点C1が特定されるため、制御部10は、自車両1から交差点C1までの離隔距離を算出する(S51)。
次いで、制御部10は、算出した離隔距離が所定の第2距離より短いか否かを判定し(S52)、短くない場合(S52:NO)、更なる表示は行わないこととし、図7の処理を終了する。一方、算出した離隔距離が第2距離より短い場合(S52:YES)、制御部10は、既に特定した他車両2の車両位置における他車両2の画像を生成及び送出して表示部70に表示させる(S53)。
その後、制御部10は、記憶部30に記憶された車両情報から他車両2の車両属性を読み出し(S54)、読み出した車両属性が示す車両サイズ種別(車両種別の1つに相当)が大型自動車であるか否かを判定し(S55)、車両サイズ種別が大型自動車ではない場合(S55:NO)、更なる表示は行わないこととして図7の処理を終了する。ステップS55では、読み出した車両属性が示す車両サイズ種別、車両用途種別、車長若しくは車幅又はこれらの組み合わせに基づいて他車両2が大型自動車であるか否かを判定してもよい。また、ステップS55の判定処理を削除して、他車両が大型自動車ではない場合であっても以下のステップS56に処理を移してもよい。
一方、車両サイズ種別が大型自動車である場合(S55:YES)、制御部10は、記憶部30に記憶された車両情報から他車両2の灯火類状態を読み出し(S56)、読み出した灯火類状態に基づいて、左右何れかのウインカーがオンであるか否か(ウインカーの作動状態に相当)を判定する(S57)。何れのウインカーもオンではない場合(S57:NO)、他車両2が交差点C1を直進する蓋然性が高いため、制御部10は、更なる表示は行わないこととし、図7の処理を終了する。左右何れかのウインカーがオンである場
合(S57:YES)、制御部10は、以下のステップS58に処理を移す。
次いで、制御部10は、自車両1及び他車両2の道なりの離隔距離、即ち道路R1及びR2に沿う離隔距離を算出し(S58:算出部の1つに相当)、自車両1及び他車両2間の車間距離を示す文字画像を生成及び送出して表示部70に表示させる(S59)。制御部10は、また、他車両2の左折又は右折を予告する画像(ここでは文字画像)を生成及び送出して表示部70に表示させる(S60)。
その後、制御部10は、記憶部30に記憶された車両情報から他車両2の車速、即ち走行速度を読み出し(S61)、更に車速センサ22により自車両1の走行速度を取得する(S62:第4の取得部に相当)。制御部10は、読み出した他車両2の走行速度と、取得した自車両1の走行速度と、ステップS58(図7参照)又はステップS75(後述する図10参照)で算出した自車両1及び他車両2の道なりの離隔距離とに基づいて、自車両1が他車両2と遭遇するまでの時間を算出し(S63)、算出した時間を示す文字画像を生成及び送出して表示部70に表示させる(S64)。
次いで、制御部10は、不図示のタイマによる計時を開始した(S65)後、ブレーキ操作センサ23の検出結果を取得して(第5の取得部に相当)ブレーキペダルに対するブレーキ操作が有ったか否かを判定する(S66)。ブレーキ操作が有った場合(S66:YES)、制御部10は、後続する第2の他車両に追突されるのを防止するために、ITS無線通信部40を用いた車車間通信により、ブレーキ操作の旨(所定の報知情報に相当)を送出して(S67:第2の送出部に相当)報知し、図7の処理を終了する。上記タイマは、運転者が報知を受けてからブレーキ操作を行うまでの遅れ時間を計時するものである。
一方、ステップS66で、ブレーキ操作が無かった場合(S66:NO)、制御部10は、計時中のタイマが所定時間を計時したか否かを判定し(S68)、未だ計時していない場合(S68:NO)は、ステップS66に処理を移し、既に所定時間を計時した場合(S68:YES)は、車車間通信による報知を行わずに図7の処理を終了する。
以上のように本実施の形態2によれば、自車両1が走行する道路R1と交差する道路R2を他車両2が走行しており、ITS通信により取得した車両情報のうち他車両2の車両情報に含まれるウインカーの作動状態に基づいて、他車両2の右折又は左折を予告する文字画像を生成及び送出して表示部70に表示させる。
従って、自車両1の運転者が、表示された画像に基づいて他車両2の右折又は左折の可能性を更に把握することにより、交差点C1における出会い頭の衝突を回避するための運転操作を行うことが可能となる。
また、実施の形態2によれば、自車両1の運転を支援する情報を表示部70に表示させた後に自車両1でブレーキ操作が有った場合に、車車間通信によりブレーキ操作の旨を送出して報知する。
従って、他車両2との衝突を回避するためにブレーキが掛けられた場合、その旨を周囲の車両に報知することにより、第3の車両が自車両1に追突するのを防止することが可能となる。
更に、実施の形態1及び2によれば、他車両2の車両情報を取得する際に、車車間通信及び路車間通信をはじめとするITS通信、又はテレマティクスサービスを提供するサーバとの無線通信を利用する。
従って、既に実現されたり計画されたりしている様々な無線通信手段を用いて、他車両2に係る情報を取得することが可能である。
(実施の形態3)
実施の形態2が、交差点C1における自車両1及び他車両2の衝突回避を支援する形態であるのに対し、実施の形態3は、同一の道路を対向して走行する自車両1及び他車両2の衝突回避を支援する形態である。実施の形態3における運転支援装置100の構成については、実施の形態1の場合と同様であるため、実施の形態1に対応する箇所には同様の符号を付してその説明を省略する。
ここでは特に、山道等の見通しが悪い道路R3における自車両1及び他車両2の衝突回避を支援する制御部10の動作について、図及びフローチャートを用いて説明する。
図8は、曲がりくねった道路R3で対向する他車両2との衝突を回避する運転操作を説明するための説明図であり、図9は、本発明の実施の形態3に係る運転支援装置100で液晶ディスプレイ71に表示された他車両2の車両位置及び文字画像を模式的に示す説明図である。
図8では、トラック、ダンプカー、バス等の大型車である他車両2が、自車両1の運転者から視認できない状況で対向して走行する状況が示されている。例えばカーブ入り口の位置Eを走行中の自車両1にて、他車両2とのすれ違い不可の可能性有りと表示された場合、自車両1は、例えば道路R3の張り出し部に近い位置Fに一旦停止して、他車両2が通過するまで待機することが好ましい。
図9では、自車両1の画像の前方(画面上は上方)に、自車両1及び他車両2が対向して走行する道路R3が曲がりくねった態様で表示されている、他車両2は黒塗りの星形のアイコンで表示されている。自車両1の画像の側方には、大型の他車両2とのすれ違いに注意を要する旨(大きさに係る情報の1つと、注意を喚起する情報とに相当)と、他車両2との車間距離と、すれ違いまでの時間とが文字画像で表示される。このような文字画像に代えて、又は文字画像の表示と共に、上記文字の内容を読み上げる音声の情報を音出力部80に送出して音声で報知させてもよい。
以下では、上述した運転支援装置100の動作を、それを示すフローチャートを用いて説明する。
図10は、実施の形態3に係る運転支援装置100で他車両2の車両位置及び文字画像を表示部70に表示させる制御部10の処理手順の一部を示すフローチャートである。本実施の形態3では、フローチャートに示す処理の一部が、実施の形態2における図6に示すステップS31からS41までの処理及び図7に示すステップS61からS67までの処理と共通しており、図10には残りの一部のステップのみを記載してある。
図6に示すステップS41から図10に示すステップS70に処理が移った場合(S41:NO)、制御部10は、既に図6に示すステップS37(第2の取得部の1つに相当)で記憶部30から取得した道路情報31から、自車両1及び他車両2が走行中の道路R3の幅員を取得する(S70)と共に、走行中の道路R3の曲率を算出する(S71)。ここで算出する曲率は、例えば平均的な曲率又は最大の曲率である。
次いで、制御部10は、既にステップS32で記憶部30に記憶された車両情報から他車両2の車長及び車幅を読み出し(S72)、読み出した車長及び車幅と、取得した幅員及び算出した曲率とに基づいて、他車両2とのすれ違い不可の可能性が有るか否かを判定する(S73:判定部に相当)。すれ違い不可の可能性が無い場合(S73:NO)、制御部10は、更なる表示は行わないこととし、図10の処理を終了する。一方、すれ違い不可の可能性が有る場合(S73:YES)、制御部10は、既に特定した他車両2の車両位置における他車両2の画像を生成及び送出して表示部70に表示させる(S74)。
ステップS72及び73では、記憶された車両情報から他車両2の車両属性を読み出し、読み出した車両属性が示す車両サイズ種別、車両用途種別、車長若しくは車幅又はこれらの組み合わせに基づいて、他車両2とのすれ違い不可の可能性が有るか否かを判定してもよい。
次いで、制御部10は、自車両1及び他車両2の道なりの離隔距離、即ち道路R3に沿う離隔距離を算出し(S75:算出部の1つに相当)、自車両1及び他車両2間の車間距離を示す文字画像を生成して表示部70に表示させる(S76)。制御部10は、また、他車両2とのすれ違い時の注意を喚起する画像を生成及び送出して表示部70に表示させる(S77)。その後、制御部10は、実施の形態2と共通する処理を実行するために、図7に示すステップS61に処理を移す。
以上のように本実施の形態3によれば、他車両2は、自車両1が走行する道路R3を自車両1と対向して走行しており、記憶部30から取得した道路情報31に含まれる道路R3の幅員と、ITS通信により取得した属性に含まれる他車両2の車両種別、車長及び車幅のうちの少なくとも1つとに基づいて、自車両1及び他車両2のすれ違い不可の可能性の有無を判定する。すれ違い不可の可能性がある場合は、すれ違い時の注意を喚起する画像を生成及び送出して表示部70に表示させる。
これにより、自車両1の運転者が、表示された画像に基づいて他車両2とのすれ違い不可の可能性を更に把握することにより、他車両2とのすれ違いざまの衝突を回避するための運転操作を行うことが可能となる。
また、実施の形態2及び3によれば、他車両2について、少なくとも他車両2の車両位置、車両状態及び車両属性を含む車両情報をITS通信により取得し、取得した車両情報に基づいて生成した他車両2に係る情報を示す文字画像を表示部70に送出して表示させると共に、必要に応じて生成した音声の情報を音出力部80に送出して音声で報知させる。
従って、実施の形態1と同様に、運転者に他車両2の大きさを把握させることにより、車両同士の衝突事故を回避するための運転を支援することが可能となる。
更に、実施の形態1、2及び3によれば、無線通信により取得した車両情報のうち他車両2の属性に含まれる車両種別、車長及び車幅のうちの少なくとも1つに基づいて、他車両2の大きさを示す文字画像を生成及び送出して表示部70に表示させる。
これにより、自車両1の運転者が、表示された画像に基づいて他車両の大きさを具体的に把握することにより、他車両2との衝突の予測を的確に行うことが可能となる。
更にまた、実施の形態2及び3によれば、記憶部30から取得した道路情報31に含まれる道なりの距離と、GPS受信機21により取得した自車両1の車両位置と、無線通信により取得した車両情報に含まれる他車両2の車両位置とに基づいて、自車両1及び他車両2の道なりの離隔距離を算出し、算出した離隔距離、即ち車間距離を示す文字画像を生成及び送出して表示部70に表示させる。
従って、自車両1の運転者が、表示された画像に基づいて他車両2との道なりの車間距離を更に把握した場合に、自車両1の待機場所の選択が的確に行える。
更にまた、実施の形態2及び3によれば、車速センサ22から取得した自車両1の走行速度と、無線通信により取得した車両情報のうち車両状態に含まれる他車両2の走行速度と、上述のとおり算出された自車両1及び他車両2の離隔距離とに基づいて、自車両1が他車両2と遭遇するまでの時間を示す文字画像を生成及び送出して表示部70に表示させる。
従って、自車両1の運転者が、表示された画像に基づいて他車両2と遭遇するまでの時
間を更に把握することにより、自車両1の待機の緊急度を的確に判断することが可能となる。
1 自車両
2 他車両
100 運転支援装置
10 制御部
20 測位部
21 GPS受信機
22 車速センサ
23 ブレーキ操作センサ
30 記憶部
31 道路情報
40 ITS無線通信部
50 MVNO無線通信部
60 光ビーコン通信部
70 表示部
71 液晶ディスプレイ
80 音出力部
C1 交差点
B、C、D、E、F 位置
R1、R2、R3 道路

Claims (10)

  1. 車両に搭載されており、他車両との衝突を回避するための運転を支援する運転支援装置であって、
    前記他車両について、車両の位置、状態及び属性を含む車両情報を取得する取得部と、
    該取得部で取得した車両情報に基づいて、前記他車両に係る情報を生成する生成部と、
    該生成部で生成した情報を送出する送出部と
    を備える運転支援装置。
  2. 前記取得部は、車車間通信及び路車間通信を含むITS(Intelligent Transport Systems)通信、又は前記車両情報を提供するサーバとの無線通信により車両情報を取得する請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記取得部で前記サーバから取得する車両情報は、前記他車両の走行経路を含み、
    前記生成部は、前記取得部で取得した走行経路を示す情報を生成する
    請求項2に記載の運転支援装置。
  4. 前記状態は、自車両が走行する道路と交差する第2の道路を走行している前記他車両のウインカーの作動状態を含み、
    前記生成部は、前記取得部で取得したウインカーの作動状態に基づいて、前記第2の道路を走行している前記他車両の右折又は左折を予告する情報を生成する
    請求項1から3の何れか1項に記載の運転支援装置。
  5. 前記属性は、車両種別、車長及び車幅のうちの少なくとも1つであり、
    前記生成部は、前記取得部で取得した車両種別、車長及び車幅のうちの少なくとも1つに基づいて前記他車両の大きさに係る情報を生成する
    請求項1から4の何れか1項に記載の運転支援装置。
  6. 自車両及び前記他車両が走行する道路に係る道なりの距離を含む道路情報を取得する第2の取得部と、
    自車両の位置を取得する第3の取得部と、
    前記第2の取得部で取得した道なりの距離、前記第3の取得部で取得した位置、及び前記取得部で取得した位置に基づいて前記他車両との離隔距離を算出する算出部と
    を備え、
    前記生成部は、前記算出部で算出した離隔距離を示す情報を生成する
    請求項5に記載の運転支援装置。
  7. 自車両の走行速度を取得する第4の取得部を備え、
    前記状態は、前記他車両の走行速度を含み、
    前記生成部は、前記第4の取得部で取得した走行速度、前記取得部で取得した走行速度、及び前記算出部で算出した離隔距離に基づいて、前記他車両と遭遇するまでの時間を示す情報を生成する
    請求項6に記載の運転支援装置。
  8. 前記道路情報は、自車両及び前記他車両が対向して走行する道路の幅員を含み、
    前記第2の取得部で取得した幅員と、自車両と対向して走行する前記他車両について前記取得部で取得した車両種別、車長及び車幅のうちの少なくとも1つとに基づいて、自車両と対向して走行する前記他車両とのすれ違い不可の可能性の有無を判定する判定部を備え、
    前記生成部は、前記判定部ですれ違い不可の可能性有りと判定した場合、すれ違い時の
    注意を喚起する情報を生成する
    請求項6又は7に記載の運転支援装置。
  9. 前記送出部で情報を送出した場合、自車両の制動のオン/オフ状態を取得する第5の取得部と、
    該第5の取得部で取得したオン/オフ状態が制動のオン状態である場合、車車間通信により所定の報知情報を送出する第2の送出部と
    を備える請求項1から8の何れか1項に記載の運転支援装置。
  10. コンピュータに、他車両との衝突を回避すべく自車両の運転を支援させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記他車両について、車両の位置、状態及び属性を含む車両情報を取得する取得部、
    該取得部で取得した車両情報に基づいて、前記他車両に係る情報を生成する生成部及び
    該生成部で生成した情報を送出する送出部
    として機能させるコンピュータプログラム。
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