JP6283393B2 - 運転手支援システム及び衝突を回避する方法 - Google Patents

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Description

本発明(開示)は、一般に複数の乗り物の間の衝突を回避する技術に関する。特には、本発明は、関係する複数の乗り物のうちの少なくとも1つについての最も可能性の高い進路に基づいて衝突を回避する技術に関する。
例えば、自動車、貨物自動車(トラック)、又はオートバイのような乗り物において、運転手支援用の常時システムが組み込まれて(統合されて)いる。これらには、ナビゲーション機器及び運転手支援システム(いわゆる、高度運転手支援システム、ADAS)が含まれる。これらのシステムは、より古い乗り物に組み込まれること、又は、携帯機器として運転手によって乗り物に持ち込まれることも可能であり、乗り物のエレクトロニクスシステムに接続されてもよい。
ナビゲーションシステムでは、基礎をなす(元になる)交通ネットワークの、保存されたデータにアクセスする。保存されたデータは、一方で、ナビゲーションシステムのディスプレイ上に、できるだけ現実的な交通ネットワークの地図を描くために機能し、他方で、その交通ネットワークを通して径路又は移動路を計算するために機能する。そのような保存された交通ネットワークに基づいて、ナビゲーションシステムでは、出発点と目的地点の間の特定の移動路又は径路を計算することが可能である。加えて、速度制限がディスプレイ上に、又はフロントガラス内に書かれたものとして運転手に提供され得る、或いは、径路に沿って進むために運転手によって通行されるべき自動車道の車線(レーン)が表示される。
運転手支援システムの1つの側面(態様)は乗り物を制御することにおいて、運転手を支援するものである。運転手支援システムでは、乗り物の前方の進路における特定の要点(特徴)を運転手に警告することができる。例えば、湾曲部を通って、及び/又は、交差点に接近しつつ運行する時に、フロントヘッドライトが交通安全性を増すために調整されてもよい。換言すれば、運転手支援システムは「予想した運転」を通して、運転手を支援する。
これらの達成すべきこと(タスク)のために、運転手支援システムは最も可能性の高い移動路、すなわち、可能性の高い将来の移動路を必要とする。この最も可能性の高い移動路は、「最も可能性の高い進路(MPP)」とも言われる。そのような将来の径路(移動路)の計算は、ホライズンプロバイダによってもたらされる。それは、運転手が最も可能性の高い運行をする際の予期される視界を決定し、電子的視界とも呼ばれる。電子的視界は、例えば、ナビゲーションシステム又は他の地図データ供給者によって提供される交通ネットワークに基づいて決定される。
この場合、交通ネットワーク内の現在の乗り物の位置から出発して、その交通ネットワーク内の様々な移動路が複数のリンク(道路)及び複数の交点(すなわち、交差点)に沿って決定される。各々の可能性のある進路に対して、複数の確率が計算され、それらの複数の確率は運転手がある進路を選択するであろう確率を与える。これらの複数の確率は、複数のリンク又は複数の交点の属性によって、あるいはまた、以前の道程の保存された移動データに基づいて決定されてもよい。現在の位置は公知のシステム及び方法によって決定され、従って、現在のMPPは間断なく計算される。もし、目的地とそこへの径路誘導(ルート案内)が、例えば、接続されたナビゲーションシステムのようなホライズンプロバイダによって知られれば、この径路はMPPを表してもよく、あるいは、少なくともMPPの計算に大きな影響を与える。MPPは全体の計算された経路を含む必要はなく、現在の位置から始まる、径路の前方の特定の一区切りを表していてもよい。
たとえナビゲーションシステム及び運転手支援システムが乗り物を制御することにおいて既に運転手を支援していたとしても、これらのシステムをさらに改善する必要がある。
乗り物の運転手を支援する改善された技術が提供される。
この目的を達成するために、本発明の第1の側面(態様)によれば、複数の乗り物の間の衝突を回避する方法が提供される。この方法では、第1の移動路は第1の乗り物についての最も可能性の高い進路であり、第1の乗り物の第1の移動路を表すデータを受信する工程と、第2の移動路は他の複数の乗り物のうちの1つについての最も可能性の高い進路であり、少なくとも1つの他の乗り物についての少なくとも1つの第2の移動路を表すデータを受信する工程とを有する。加えて、その方法は、第1の移動路が第2の移動路とぶつかるか否かを決定する工程を有する。第1及び第2の移動路は、それぞれの乗り物についての最も可能性の高い進路である。これらの移動路は、それぞれの乗り物が最も高い確率で動くであろう将来の移動路でよい。加えて、方法は、移動路がぶつかることが決定した際に、他の乗り物と衝突の可能性のある複数の乗り物のうちの少なくとも1つの運転手に警告する信号の生成を開始する工程を有している。
もしも第1と第2の移動路がぶつかることが確定されたならば、関連する複数の乗り物のうちの少なくとも1つの運転手は、対応する信号の生成によって警告されてよい。この警告により、警告音の出力又は、例えば、エクスクラメーションマークのような警告信号の表示によって、差し迫った危険があることについて、極めて一般的な方法で、運転手の注意が引き付けられてもよい。しかしながら、警告はより具体的で、かつ、他の乗り物との危険な状況を運転手に明瞭に警報するものでよい。この場合、警告は追加的な情報、例えば、「注意。X秒後に衝突が起こりうる。」又は「注意。次の交差点で右から乗り物。」を含んでよい。
データを受信する工程は、交通ネットワークの1つ以上の交点、交通ネットワークの複数の交点の間の1つ以上のリンク、及び、それぞれの移動路の1つ以上の形状点のうちの1つ以上を特定するデータを受信する工程でよい。これらのデータは、交通ネットワーク内のそれぞれの最も可能性の高い進路(MPP)を指定してもよい。例えば、データは交通ネットワークの複数のネットワーク交点についての複数の識別情報(IDs)を含んでよい。択一的に、又は、追加的に、対応する複数の識別情報(IDs)によって、データはそれぞれのMPPに沿って1つ以上の、いわゆる、形状点を含んでよい。MPPは必ずしも交通ネットワークの交点で開始、及び/又は、終了しないので、そのような複数の形状点は、特に、MPPの開始点又は終了点を指定してもよい。明らかに、データは、択一的に、又は、追加的に、交通ネットワークの座標として、又は地球的な座標として、交点(単数又は複数)及び形状点(単数又は複数)を含んでよく、WGS84フォーマット又はメルカトルフォーマットが例としてここに引用されてよい。
さらに、受信したデータには基礎をなす地図材料(データ)に関係する情報も含まれてよい。例えば、地図データは唯一の識別情報(ID)によって特定されてよく、及び/又は、データは名称及び地図データのバージョンナンバーを含んでよい。それにより、受信したデータが直接的に使用され得るか、又は、最初に他の地図データに転換されねばならないかが調べられ得る。もしデータに含まれる交点(単数又は複数)及び形状点(単数又は複数)が地球的な座標として受信されるならば、それらは基礎をなす地図データに関係する情報がなくとも、使用され得る。
択一的に、又は、追加的に、データを受信する工程は、移動路にある複数の乗り物のうちの少なくとも1つの現在位置を表すデータを受信する工程を有していてよい。現在位置は座標の形式で指定(特定)されてよい。択一的に、又は、追加的に、現在位置は交通ネットワーク内の交点又はリンクに沿った形状点を特定することによって、データ内に含まれてよい。同様に択一的に、又は、追加的に、現在位置は交通ネットワーク内の交点に関係する、又は、形状点に関係する距離によって、データ内に含まれてもよい。
同様に択一的に、又は、追加的に、移動路がぶつかることを決定する工程は、交通ネットワーク内において可能性のある衝突の地点を決定する工程を有してよい。例えば、第1の移動路に沿って、交通ネットワークのリンクと交点に関係する属性を評価することによって、第1の移動路(MPP)が交通ネットワークの他のリンクに影響を与える地点が確認され得る。この場合、交通ネットワークの他のリンクが、MPPの移動の方向において、例えば、アプローチレーンのようなリンクに入る、又は、終わる際の交点を決定することがあってよい。同様に、一方通行道路から双方向道路への変更が決定され得る。追い抜き車線又は他の可能性のある衝突の地点が、リンクの車線の評価によって、リンクの対応する属性から決定されてもよい。
従って、可能性のある衝突の地点を決定する工程は、第1及び第2の移動路が、交通ネットワーク内に共通の要素を持つか否かを調べる工程を有してよい。既に略述したように、交通ネットワーク内の共通の要素は、交通ネットワーク内の交点又はリンクを表していてもよい。リンクの形状点の評価により、可能性のある衝突の地点が示されてもよい。例えば、追い抜き操作が危険な状況につながり得る曲がり(湾曲)が交通ネットワーク内のリンク(曲がりくねった道)上で特定される。同様に、追い抜き禁止領域の開始点及び終了点は可能性のある衝突の地点になり得る。
方法は、第1の移動路にある乗り物が、第1の移動路に依存して、可能性のある衝突の地点に到着する第1の到着の瞬間を計算する工程を有してよい。同様に、方法は、第2の移動路にある乗り物が、第2の移動路に依存して、可能性のある衝突の地点に到着する第2の到着の瞬間を計算する工程を有してよい。方法は、次に、第1及び第2の到着の瞬間の間の時間差を計算する工程を含み、移動路がぶつかることを決定することと、信号の生成を開始することの少なくとも一方が、計算された時間差に依存してもたらされる。
もし可能性のある衝突の地点が実際に、一方の又は両方のMPP上で確認されたならば、そしてもし複数の乗り物が特定の時間差(特定の時間の期間(タイムウインドウ))内で可能性のある衝突の地点に到着するならば、警告が運転手に出力されるべきである。従って、例えば、アプローチレーンにおいて、もし関係する乗り物の2つの到着の瞬間の間に1又は2秒以上の時間があれば、警告は免除されることができる。交差点の場合には、3又はちょうど5秒の時間差が、信号の生成を開始するために、又は、起こりうる移動路での衝突を決定するために選択されてもよい。追い抜き操作の場合は、関係する乗り物の間の適切な安全距離が維持される必要があるので、選択される考慮されるべき時間差はいっそう大きくてよい(例えば、8秒)。ここで明示された時間(の期間)は、単に例として記載しただけである。明らかに、より短い又はより長い時間差とすることも可能である。
加えて、信号の生成を開始することは、少なくとも1つの乗り物に、他の乗り物との起こり得る衝突を特定するデータを送信する工程を含んでよい。従って、データを送信する工程は、近い将来における起こりうる衝突の警告を指定するのみならず、具体的な情報も含んでよい。例えば、起こりうる衝突の地点(交差点、アプローチレーン、減速区間、追い抜き車線等)を含むデータは、交通ネットワーク内の対応する識別情報(ID)を指定することによって、複数の乗り物のうちの少なくとも1つに、送信されてよい。他方で、起こりうる衝突の時間を同定したものがデータの中に送信されてよい。従って、衝突の地点を指定することがなくても、データを受信した乗り物は、極めて一般的な方法で、ある瞬間の危険な状況を運転手に警告することができる。
本発明のさらなる側面によれば、データ伝送ユニットとプロセッサシステムを備えるサーバーシステムが提供される。データ伝送ユニットは、少なくとも1つの乗り物からデータを受信し、かつ、少なくとも1つの乗り物にデータを送信するように設計されている。プロセッサシステムは、データ伝送ユニットを制御し上述した第1の側面による方法、及び/又は、記載されたその変形(修正)のうちの1つを実行するように設計されている。
従って、そのようなサーバーシステムによれば、複数の乗り物の各々が、その最も可能性の高い進路(MPP)をサーバーシステムへ送ることが可能である。もし最も可能性の高い進路(MPP)がサーバーシステムに既に送られているならば、乗り物は最後の送信から変更になったMPPの一部分だけを送ってもよい。次に、サーバーシステムのプロセッサシステムは、移動路のぶつかりがこれらの2つ以上の乗り物の間に存在するか否かを決定する。そのような移動路のぶつかりが決定された場合には、信号が関係する複数の乗り物に送られて、それぞれの乗り物が運転手に警告することを可能にする。従って、移動路のぶつかりを決定するための計算容量(コンピューティングキャパシティ)がサーバーシステムによって果たされ、その一方で、乗り物内の機器はMPPを決定し、MPPをサーバーシステムへ送り、かつ、警告信号を受信して出力するためだけに設計される必要がある。その結果として、より小さい計算容量を有する機器が乗り物内で使用されることができ、それをより安価に生産することができる。必要とされるデータ送信の帯域幅は、全ての乗り物の間で完全なデータを交換するのに比較して縮小されることもできる。
対照的に、さらなる側面によれば、複数の乗り物の間の衝突を回避する方法が提供され、その方法は第1の乗り物内の機器によって実行される。この場合の方法は、第1の乗り物の現在位置を検出する工程と、移動路が第1の乗り物についての最も可能性の高い進路であり、検出された現在位置に基づいて、第1の乗り物の移動路を決定する工程とを有している。その方法では追加的に、移動路が第2の乗り物についての最も可能性の高い進路であり、第2の乗り物の移動路を表すデータを受信する工程と、第1の乗り物の移動路が第2の乗り物の移動路とぶつかるか否かを決定する工程とを有している。その方法は、移動路がぶつかることが決定した際に、第2の乗り物と衝突の可能性のある第1の乗り物の運転手に警告する信号の生成を開始する工程を有してよい。
この側面の方法によれば、データを受信する工程は、交通ネットワークの1つ以上の交点、交通ネットワークの複数の交点の間の1つ以上のリンク、及び、第2の乗り物の移動路の1つ以上の形状点のうちの1つ以上を特定するデータを受信する工程を有してよい。択一的に、又は、追加的に、最も可能性の高い進路(MPP)を決定する工程は、追加的に地図データに基づいてもたらされ、地図データは、第1の乗り物の現在位置が位置している少なくとも1つの交通ネットワーク領域の交通道路(ルート)を表している。地図データは、例えば、ナビゲーションシステム又はナビゲーションソフトウエアによって提供されてよい。地図データの特定の部分(いわゆる、地図の要素、又は「タイル」)は、決定された第1の乗り物の現在位置に基づいて決定されてよい。この地図の要素内に保存されたデータは、その地図の要素によって表される部分内の基礎をなす交通ネットワークの交点、リンク、リンクの属性を含む。次に、MPPがこれらのデータに基づいて、第1の乗り物について決定され得る。明らかに、1つ以上の地図の要素が第1の乗り物の現在位置から出発するMPPを決定するために用いられてよい。例えば、地図の要素の端に関係した現在位置の距離に依存して、隣接する地図の要素が同様にMPPを決定するために用いられてよい。
択一的に、又は、追加的に、移動路がぶつかることを決定する工程は、第1の乗り物の移動路に沿った交通ネットワーク内において、可能性のある衝突の地点を決定する工程を有してよい。既に上述したように、可能性のある衝突の地点は、交差点、追い抜き車線、アプローチレーン、減速区間、一方通行路の終点等かもしれない。この場合、可能性のある衝突の地点を決定する工程は、第1及び第2の乗り物の移動路が、交通ネットワーク内に共通の要素を持つか否かを調べる工程を有してよい。ここで、交通ネットワーク内の要素とは、主に交通ネットワーク内の交点又はリンクを意味している。しかしながら、択一的に、又は、追加的に、移動路がぶつかることを決定する工程は、最初により一般的にもたらされてよく、その場合に、関係する複数の乗り物のMPPが共通の地図の要素を有するか否かが調べられる。
同様に択一的に、又は、追加的に、データを受信する工程は、第2の乗り物の移動路に沿った交通ネットワーク内において可能性のある衝突の地点を特定するデータを受信する工程を有してよい。換言すれば、可能性のある衝突の地点が既に特定されている、第2の乗り物のMPPに関係するデータが、受信されてよい。
方法は、追加的に、第1及び第2の到着の瞬間を計算する工程と、第1及び第2の到着の瞬間の時間差を計算する工程とを有していてよい。この場合の第1の到着の瞬間は、第1の乗り物が可能性のある衝突の地点に到着する時であり、関連した移動路に依存して計算される。同様に、第2の到着の瞬間は、第2の乗り物が可能性のある衝突の地点に到着する時を示し、この到着の瞬間も関連した移動路に依存して計算される。この場合、移動路がぶつかることを決定することと、信号の生成を開始することの少なくともいずれか一方が、計算された時間差に依存してもたらされてよい。
さらに、方法は、第2の乗り物が特定の位置を占有した時に、タイムスペシフィケーション(時間における瞬間の表示)を表すデータを受信する工程を有してよい。この場合、第2の到着地点を計算することが第2の乗り物のタイムスペシフィケーションに依存してもたらされてよい。択一的に、又は、追加的に、方法は第2の乗り物が可能性のある衝突の地点に存在している(実際に将来において存在する)、危険の瞬間を表すデータを受信する工程を有してよい。この場合、第2の到着の瞬間を計算することは、危険の瞬間に依存してもたらされてよい。両方の場合において、第1の乗り物は、それが第2の乗り物の将来の動きを計算できることによって(第2の乗り物の特定の位置に関係するタイムスペシフィケーションによって)データを受信する。将来の危険の瞬間を受信した際に、第1の乗り物は、それが同様の(ほぼ同じ)瞬間にそれぞれの可能性のある衝突の地点に到着するか否かを決定することができる。ここで、同様の瞬間とは、危険の瞬間に関係して、第1の乗り物が可能性のある衝突の地点に特定の時間差で到着することを意味している。この到着は、第2の乗り物のそれよりも時間的に早く又は遅く起こる。
さらに、第1の到着の瞬間を計算することが第1の乗り物の現在位置に依存してもたらされること、及び、第2の到着の瞬間を計算することが第2の乗り物の移動路の出発地点に依存してもたらされることのいずれか1つ以上が行われてよい。択一的に、又は、追加的に、方法は第2の乗り物の位置を特定するデータを受信することを有してもよい。この場合、第2の到着の瞬間を計算することは第2の乗り物の位置に依存してもたらされる。
受信したデータは、中央サーバーシステムから受信されてもよく、すなわち、出どころが中央サーバーシステムでよい。この目的のために、第1の乗り物はデータ接続を通して中央サーバーシステムに接続されてよい。択一的に、データは第2の乗り物から(いわゆる2点間接続(ポイントツーポイント接続)によって)直接的に受信されてもよい。
さらに、方法はデータを送信する工程を有してよい。この場合のデータの送信は、第1の乗り物の現在位置、第1の乗り物の最も可能性の高い進路(MPP)、第1の乗り物の現在位置が位置している地図領域の地図データ、交通ネットワーク内における可能性のある衝突の地点、及び、第1の乗り物が可能性のある衝突の地点に存在している危険の瞬間のうちの1つ以上を表してよい。この場合のデータは、中央サーバーシステムへ送信されてよい。択一的に、又は、追加的に、データは他の乗り物に直接的なデータ通信で送られてよい。
サーバーシステムとデータの送受信を行う場合には、データのプレフィルタリング(予めフィルターをかけること)がサーバーシステムによってもたらされてよい。例えば、もし他の複数の乗り物が第1の乗り物の現在位置があるのと同じ地図の要素上又は隣接する地図の要素上に位置しているならば、その他の複数の乗り物のMPPのみが、サーバーシステムによって第1の乗り物に転送されてもよい。他方で、もし乗り物の現在位置がサーバーシステムに知られていないならば、全ての他の乗り物のMPPが第1の乗り物に転送されてもよい。
本発明のさらに他の側面によれば、複数の乗り物の間の衝突を回避する装置が提供され、それは第1の乗り物内に配置される。装置は、第1の乗り物の現在位置を検出するように設計された位置検出ユニットを有している。その装置では、移動路(MPP)は第1の乗り物についての最も可能性の高い進路であり、追加的に、検出された現在位置に基づいて、第1の乗り物の移動路を決定するように設計された進路決定ユニットを有している。さらに、その装置は、第2の乗り物についての移動路を表すデータを受信するように設計されたデータ伝送ユニットも有している。最後に、その装置は、第1の乗り物の移動路が第2の乗り物の移動路とぶつかるか否かを決定するように設計され、かつ、移動路がぶつかることが決定した際に、第2の乗り物と衝突の可能性のある第1の乗り物の運転手に警告する信号の生成を開始するように設計されたデータ処理ユニットを有する。
さらに、進路決定ユニットは、追加的に、地図データに基づいて、第1の乗り物の移動路を決定するように設計されてよく、その地図データは、少なくとも1つの交通ネットワーク領域の交通道路を表している。この場合、少なくとも1つの交通ネットワーク領域とは、乗り物の現在位置が位置している、交通ネットワーク領域でよい。
データ処理ユニットは、さらに、第1の乗り物の移動路に沿った交通ネットワーク内において、可能性のある衝突の地点を決定するように設計されてよい。択一的に、又は、追加的に、データ伝送ユニットは、第2の乗り物の移動路に沿った交通ネットワーク内において、可能性のある衝突の地点を示すデータを受信するように設計されてよい。
同様に択一的に、又は、選択的に、データ処理ユニットは、さらに、第1の乗り物が、関連した移動路に依存して、可能性のある衝突の地点に到着する第1の到着の瞬間を計算し、かつ、第2の乗り物が、関連した移動路に依存して、可能性のある衝突の地点に到着する第2の到着の瞬間を計算するように設計されてよい。この場合のデータ処理ユニットは、第1及び第2の到着の瞬間の間の時間差を計算するように設計されてよく、移動路がぶつかることを決定することと、信号の生成を開始することの少なくともいずれか一方が、計算された時間差に依存してもたらされるように設計されたものでよい。
加えて、データ伝送ユニットは、第2の乗り物が特定の位置を占有した時の、タイムスペシフィケーションを表すデータ、及び、第2の乗り物が可能性のある衝突の地点に存在している危険の瞬間を表すデータの少なくとも一方を受信するように設計されてよい。この場合、データ処理ユニットは、さらに、第2の乗り物のタイムスペシフィケーション、及び、危険の瞬間の少なくとも一方に依存して、第2の到着の瞬間を計算するように設計されてよい。択一的に、又は、選択的に、データ処理ユニットは、第1の乗り物の現在位置に依存して第1の到着の瞬間を計算すること、及び、第2の乗り物の移動路の出発点に依存して第2の到着の瞬間を計算することの少なくとも一方を行うように設計されてよい。
さらに、データ伝送ユニットは、第2の乗り物の位置を示すデータを受信するように設計されてよい。この場合のデータ伝送ユニットは、第2の乗り物の位置に依存して、第2の到着の瞬間を計算するように設計されてよい。
択一的に、又は、追加的に、データ伝送ユニットは、中央サーバーシステム及び他の乗り物のデータ伝送ユニットのうちの少なくとも一方にデータを送受信するように設計されてよい。
データ処理ユニットは、進路決定ユニットと位置検出ユニットの少なくとも一方の1つ以上の機能を実行するように設計されてよい。
さらに、上述した装置は、乗り物のナビゲーションシステムの一部及び運転手支援システムの一部のうちの少なくともいずれか1つでよい。択一的に、又は、追加的に、その装置は携帯用機器でもよい。
さらに他の側面によれば、コンピュータプログラム製品が提供され、それはプロセッサシステムに上述した方法のうちの1つを実行させるプログラムコード部を含むものである。
本発明のさらなる詳細、側面(態様)、及び利点が、以下の図面を参照して明らかにされる。
本発明の実施態様による装置から構成されるシステムの概略図である。 交通ネットワークと2つの乗り物の最も可能性の高い進路、及び、移動路がぶつかることの決定を示す概略図である。 本発明の実施態様による方法のシーケンス図(フロー図)である。 本発明の他の実施態様による他の方法のフロー図である。 複数の交点と複数のリンクの詳述を有する交通ネットワーク内の道路の一例を示す図である。
本発明は、概要ブロック図を用いて説明される。これらの図の基礎をなす技術的教示は、ハードウエアでもソフトウエアでも実現されてよく、又は、ハードウエアとソフトウエアの結合で実現されてもよい。そのような実現には、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向けIC(ASIC)、及び他のスイッチング及びコンピューティング部品も含まれる。
最初に、交通ネットワークの要素が図5に基づいて説明される。図5は、ナビゲーションシステム又は運転手支援システムのメモリ(記憶装置)内に保存されているような、交通ネットワーク又は道路ネットワークの一部の図的表示を典型的に示すものである。この場合の交通ネットワークは、例えば、交差点又は分岐点のような複数の交点(510、520)、及び、その間のリンク530によって表される。図5に示す交通ネットワークの一部分においては、1つの交差点と1つの分岐点が示されている。基礎をなすデータにおいては、対応する交点が参照され得る又は位置される際の唯一の識別子(識別情報、ID)が、その交差点又は分岐点に関係付けて保存される。例えば、図5においては、(図の左の)交差点は識別子「1」によってどれかを識別され、一方、(図の右の)分岐点は識別子「2」によってどれかを識別される。
交通ネットワークの残りは、基礎をなすデータにおけるこれらの交点、又は、その間のリンクによって提供される。これらのリンクの各々は、同様に、唯一の識別情報によってどれかを識別される。識別子「51」、「11」、「21」、「5」、「6」、及び「10」は、図5に示したリンクを特定する。各々のリンクについて、その開始交点と終了交点も基礎をなすデータ内に保存されている。リンク「5」の場合においては、例えば、これらは交点「1」と「2」である。このようにして、全ての径路の完全なネットワークが提供される。
この交通ネットワークを通して径路の計算を可能とするために、リンクと交点のさらに他の属性がデータ内に保存される。図5に示す(図の右の)分岐点「2」の場合には、分岐点は、リンク「10」から来る際に、一方向からのみ進入され得ることが理解され得る。換言すれば、リンク「10」から来ることによって、リンク「6」にのみ、向きを変えることができる。同様に、交点「1」の属性から、リンク「5」は一方通行路であり、それは交点「1」で終わることが推論され得る。
加えて、例えば、リンクの道路分類、車線の数、トンネル、環状交差点(ロータリー)、アプローチレーン(進入路)、減速区間、速度制限等のようなさらに別の属性が、交通ネットワークに関係したデータ内に保存されてよい。複数の形状点も二つの交点の間のリンクに関係して保存されてよい。これらの複数の形状点は、リンクの特性又は属性が変化する、そのリンクに属する2つの交点の間のリンク上での、複数の点を示している。例えば、速度制限、追い抜き禁止、停車禁止等が開始又は終了されてもよい。リンクの幾何学的形状は形状点で変化しても良い。例えば、基礎をなす道路の湾曲(曲がりの進行)が形状点で変化する。例えば、交点に関する地球的な座標又は相対的な座標のような座標の特定は、道路の進行を簡単な形式で保存することを可能にする。
本発明の方法と装置は、これらの保存されたデータに基づいて作動することができる。例えば、ホライズンプロバイダ又は運転手支援システムでは以下で説明するように、これらのデータを用いてもよい。
図1は本発明の実施態様による装置により構成されるシステム100を示している。そこには、複数の乗り物の間の衝突を回避するための装置110が概略的に示されている。装置110の具体例を(110−1)〜(110−n)とする。簡単な表記のために、どの装置でも110と表すことがある。これらの装置110は、乗り物の中に配置されてよい。図1では、極めて一般的な方法で、これらの装置110の2つが110−1及び110−2として示され、一方、これらの装置の他の1つ110−nはより詳細に表されている。明らかに、装置110−nは乗り物に組み込まれてもよく、又は、携帯機器としてその中に配置されてもよい。例えば、装置110−nは自動車のナビゲーションシステムの一部でよい。選択的に、又は、付加的に、装置110−nは運転手支援システムの一部である。携帯用の装置又は機器110−nの場合には、例えば、表示装置、(ラウド)スピーカー装置、又は、乗り物内に組み込まれた位置検出ユニットのような、乗り物の他の部品(構成部分)に装置110−nを接続するために、インターフェース(不図示)が提供されてもよい。
装置110は、乗り物の現在位置を検出するように設計された、位置検出ユニット150を有する。位置検出ユニット150は、例えば、GPSシステムのような、衛星支援の位置検出ユニットでよい。選択的に、又は、付加的に、位置検出ユニット150は、例えば、速度計、加速度センサー、ステアリング(ハンドル)ロックセンサー、ジャイロスコープ等のような1つ以上の慣性センサーを有していてもよい。この場合の位置検出ユニット150の作動は、地図に基づいていてよく、地図の交通ネットワーク内の位置が、ハンドル操作及び速度の変化に基づいて、及び/又は、非常に重要な地点の決定に基づいて、及び/又は、地図情報に基づいて検出及び追跡される。
装置110は、追加的に、装置110が配置された乗り物の移動路を、検出された現在位置に基づいて決定するように設計された進路決定ユニット160又はホライズンプロバイダを有する。この場合の移動路は、乗り物の最も可能性の高い移動路である。「最も可能性の高い進路」(MPP)とも呼ばれる、最も可能性の高い移動路は、最も高い確率で選ばれる、乗り物の将来の進路である。このMPPは、図5を参照して最初に説明したように、交通ネットワークの交点、及び/又は、交通ネットワークのそのような交点の間のリンク及びそれらに関連付けられた属性に基づいて決定される。例えば、乗り物の検出された現在位置のような、交通ネットワーク内の特定の位置から出発して、その交通ネットワーク内の様々な移動路が、リンクと交点に沿って決定される。この目的のために、各々の可能性のある進路に対する複数の確率が計算され、これらは運転手がこの進路を選択するであろう確率を示している。これらの確率は、(例えば、道路の種類、車線の数、速度制限等のような)リンクと交点の属性によって、又は、以前の道程からの保存された移動データに基づいて決定されてもよい。例えば、システムにより、従来一度も運行(移動)されたことのない径路上の進路よりも、より可能性が高いものであるとして、運転手によって頻繁に選択された径路が考慮されてもよい。最も高い確率を有する進路が、最も可能性の高い進路(MPP)として定められる。
定められたMPPは、その複数の交点、及び/又は、その間の複数のリンクに基づいて保存されてよい。この目的のために、例えば、複数の交点、及び/又は、複数のリンクの識別情報(IDs)を保存することが適切である。さらに、計算されたMPPは、例えば、運転手支援システムのような、さらなる使用のための乗り物の他の構成部分へ伝送されてもよい。その伝送は、ソケット接続又は乗り物内のバス接続(例えば、CAN、LIN、イーサネット(登録商標)等)によってもたらされてもよい。
装置110は、追加的に、第2の乗り物の移動路を表すデータを受信するように設計されたデータ伝送ユニット140を有する。この移動路は、同様に、第2の乗り物についてのこの場合における、最も可能性の高い進路である。装置110の各々によるデータのこの受け取りは、図1に示される。このように、装置110−1は、第2の乗り物又は複数の他の乗り物についての少なくとも1つの移動路(MPP2〜n)を受信する。装置110−2は、第1の乗り物110−1のMPP1及び他の複数の乗り物の移動路MPP3〜nを受信する。装置110−nも、例えば、乗り物110−1及び110−2のような、少なくとも1つの他の乗り物についての最も可能性の高い進路(MPP1〜n−1)を受信する。
データの受け取りがデータ伝送ユニット140に関して実行される際に通るネットワーク120が、図1に概略的に示される。ネットワーク120は、例えば、インターネットのようなデータネットワークでもよい。択一的に、それは携帯電話ネットワークのデータネットワークでもよい。装置110は可動型の装置であるから、少なくとも1つのMPPについてのデータの受け取りは無線でもたらされる。例えば、データ伝送ユニット140は、この目的のために、携帯電話通信接続、及び、特には携帯電話通信データ接続を確立する。
MPPを送受信することは、MPP上に又はMPPに沿って位置している交通ネットワーク内の複数の交点、及び/又は、リンクの伝送に限られてもよい。交通ネットワーク内の対応する複数の要素の識別情報(IDs)だけを送受信することが、この場合にはさらに適切である。従って、非常に少量のデータが伝送されることができ、そのことは、記憶装置、プロセッサ、及び、データ伝送リソースの使用を最小まで低減する。明らかに、より多くのデータが、装置110、及び/又は、関係するネットワーク120の設計に依存して伝送されてもよい。例えば、複数の形状点に関係する情報、リンクに関する相対的な位置情報、乗り物に関連付けられたGPS座標、又は、これらのデータの特定の項目に関連したタイムスタンプ(時刻表示)も伝送されてよい。データの伝送は、そのデータ、ネットワーク120及び装置110に適合したフォーマット及びプロトコルに基づいてもたらされる。単に例として、データフォーマットとして、JSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)、Franca IDL(Franca Interface Definition Langage)、XML(eXtensible Markup Langage)、UML(Unified Modeling Langage)がここに引用される。明らかに、特別な特定用途向けバイナリフォーマットが、最も小さい可能な帯域幅を要求するために、使用されてもよい。可能な伝送の標準は、例えば、TCP/IP、及び/又は、UDPである。
最後に、装置110は、第1の乗り物(例えば、110−1)の移動路が第2の乗り物(例えば、110−2)の移動路とぶつかるか否かを決定するように設計されたデータ処理ユニット170も有している。さらに、移動路がぶつかることが決定した際に、データ処理ユニットは第2の乗り物と衝突の可能性のある第1の乗り物の運転手に警告する信号の生成を開始してもよい。生成される信号は、運転手への警告を出力するために、出力ユニット(不図示)へ送信される警告信号でもよい。例えば、このことは警告のグラフィック表現(エクスクラメーションマーク、及び/又は、テキスト、及び/又は、警告のしるし(サイン))が表示されるスクリーンにおいてでもよい。択一的に、又は、追加的に、音による警告メッセージが乗り物のスピーカーを通して出力されてもよい。これは、特定の音色、特定の音色の連続、又は会話の出力でよい。
図1には、データ伝送ユニット131とプロセッサシステム132を有するサーバーシステム130を追加的に示す。データ伝送ユニット131は、少なくとも1つの乗り物からデータを受信し、少なくとも1つの乗り物へデータを送信するように設計される。複数の装置110(すなわち、複数の乗り物)によって、ネットワーク120を経由して双方向にデータ交換を行うことが、図1に模式的に示されている。
プロセッサシステム132は、データ伝送ユニット131を制御するように設計されている。このため、それはさらに受信したデータを処理し、複数の装置110へデータ伝送するためのデータを準備することができる。各々の装置又は乗り物110は、それぞれに関連付けられた移動路MPP1からMPPnを伝送し、かつ、それ自身の移動路を除いた、他の移動路MPP1〜nを受信することが、図1から理解され得る。サーバーシステム130の場合には、全ての移動路MPP1〜nが受信される。もし、各々の装置110がサーバーシステム130と排他的(独占的)に通信するならば、複数の装置又は乗り物110はそれら自身の移動路をサーバーシステム130へ伝送し、サーバーシステム130はすべての他の装置又は乗り物110へそれぞれ受信した移動路を転送する。これは、ある装置110に関連している他の複数の乗り物の移動路だけが転送されるように、フィルターをかけられた方法でもたらされてもよい。関連性は、空間的な接近に基づいて決定されてもよい。
プロセッサシステム132は、さらに、本発明の実施態様による方法を実行するために、特定の複数のプロセスステップ(工程)を処理するように設計される。これらのプロセスステップは、複数の装置110のうちの1つのデータ処理ユニット170によって実行されるものと同じ又は大部分同じでもよい。少なくともプログラムコードの一部を含むコンピュータプログラム製品が、この目的のために、サーバーシステム130又は複数の装置110に保存されてよい。プログラムコードの一部は、プロセッサシステム132に方法を実行させるために、プロセッサシステム132によって実行されてもよい。
そのような方法を、図2(A)〜(C)及び図3に基づいて以下で説明する。複数の交点、リンク、属性の形式で存在している交通ネットワークの一部が、図5に基づいて既に上記でより詳細に説明したように、図2(A)〜(C)に示されている。図2(A)〜(C)による交通ネットワークの一部において、複数のリンクの唯一の識別情報だけが表示を簡略化する目的で示される。これらのリンクは複数の識別情報(IDs)「10」、「70」、「56」、「14」、及び「19」によって示される。明らかに、リンクの間の交点には対応する唯一の識別情報が提供されるが、これらは図を明瞭にする理由で示されていない。基礎をなすデータは、複数の移動路とMPPを評価又は決定するために用いられる、リンクと交点に関係する属性を含んでよい。
本発明の実施態様による方法のシーケンス図が図3に示される。その方法は、例えば、サーバーシステム130のプロセッサシステム132(両者は図1に示される)によって実行されてよいが、装置110−nのデータ処理ユニット170(同様に図1参照)によっても実行されてよい。この方法は、第1の移動路を受信すること(ステップ310)で始まる。この場合、乗り物の第1の移動路を表すデータが受信される。第1の移動路は、第1の乗り物についての最も可能性の高い進路である。図2(A)において、そのような移動路が関連付けられたリンクの拡大表示によって示される。移動路MPP1は、現在位置210で始まり、この例では、リンク「10」の一部と完全なリンク「56」及び「19」により構成される。受信したデータには、移動路に沿ったリンクの間の交点が含まれてもよい。同様に、いわゆる形状点が受信したデータに含まれてよい。これらの形状点は、例えば、道路の進行における湾曲、速度制限、又は、リンクの他の特有の特性のような、リンクの特定の特性が変化する、リンクに沿った点である。図2(A)による移動路MPP1の場合では、例えば、第1の移動路を表すデータは、MPPの開始点を特定するために、リンク「10」の中に形状点を含んでもよい。好ましくは、MPPの開始点を決定するこの形状点は、現在位置210に最も近い、リンク「10」上の形状点である。この場合、乗り物の移動方向が、既に横断(通過)した形状点を開始点として決定しないように、考慮されても良い。
方法のさらなるステップ320において、少なくとも1つの他の乗り物110−2の少なくとも1つの第2の移動路MPP2を表すデータが受信される。図2(B)に示すように、この第2の移動路MPP2は、リンク「70」の一部、完全なリンク「56」、及びリンク「14」の一部を含む。明らかに、第2の移動路MPP2を表すデータは、表示されているものよりも長い移動路を含んでいてもよい。従って、例えば、第2の移動路のデータは完全なリンク「14」を含んでもよい。
次に、第1の移動路MPP1が第2の移動路MPP2とぶつかるか否かを決定する(ステップ340)。最も簡単な形式において、移動路がぶつかることの決定は、移動路MPP1とMPP2を比較することからなってもよい。図2(C)に示すように、第1の起こりうる衝突は、リンク「10」、「70」、及び「56」間の交点において後から発生する。この移動路がぶつかることの決定に基づいて、信号の生成が、ステップ350において、関連する複数の乗り物110のうちの少なくとも1つの運転手に他の乗り物110と衝突の可能性のあることを警告するために、開始されてもよい。この目的のために、プロセッサシステム132は、複数の乗り物110のうちの少なくとも1つに、他の乗り物110との起こりうる衝突を特定するデータを送信する工程を開始してもよい。この目的のために、対応するデータが、データ伝送ユニット131とネットワーク120を経由して、複数の装置又は乗り物110のそれぞれのデータ伝送ユニット140へ伝送される(ステップ360)。
移動路(MPP)を表しているデータを受信する工程において(ステップ310及び320)、複数の移動路(MPPs)に属する複数の乗り物110のうちの少なくとも1つの現在位置を表すデータも、任意で受信されてよい。これらは、地球的な座標システム内の座標データでよい。択一的に、データは、現在位置として、交通ネットワークに関連して、相対的な座標を含んでよい。例えば、(あるリンクに属する交点に関係する距離のような)リンク上の相対的な座標、又は、リンク上の形状点に関係する情報が、これらのデータを構成してもよい。
特定の交点又は交通ネットワーク内の他の位置における乗り物110の到着時間は、乗り物110の現在位置及びシステム132に知られているリンクの属性に基づいて、決定されてよい。図2(A)及び2(B)に示すように、(リンク「10」と「56」の間の)第1の交点における10秒という到着時間が、乗り物110−1について決定されてよい。(リンク「56」と「19」の間の)次の交点における乗り物110−1の到着時間は、40秒に決定されてよい。第2の乗り物110−2について、それぞれの交点における得られた到着時間は、8秒と38秒である。タイムスペシフィケーション(時間における瞬間の表示)により、プロセッサシステム132により移動路がぶつかることをより高い精度で決定することを可能にする。
方法は、移動路がぶつかることが決定する前に、交通ネットワークにおいて、可能性のある衝突の地点を決定する工程を含む、任意のステップ330を有していてよい。プロセッサシステム132は、乗り物110−1の移動路MPP1に沿って、交通ネットワーク内のそのような可能性のある衝突の地点を決定するために、交通ネットワークのリンクと交点に属する属性を評価してよい。可能性のある衝突の地点は、交差点、すなわち、交通ネットワーク内の交点でよいが、交通ネットワーク内の他の危険な地点でもよい。これらは、例えば、アプローチレーン、減速区間、移動の少なくとも1つの方向に対して用意された追い抜き車線、曲がりの開始点、すなわち、リンク上の形状点、一方通行の終了、及び対向分流交通が合流すること(地点)を含む。
プロセッサシステム132は、即座に、少なくとも可能性のある衝突の地点で、移動路MPP1とMPP2が交わるか否かを、決定してよい。時間の側面を考慮することなしに、これらの可能性のある衝突の地点の各々は、対応する信号の生成によって、それぞれの乗り物の運転手へ表示されるか、又は、音声的に示されてもよい。従って、これらの地点の各々において、他の乗り物110の移動路(MPP)により、可能性のある衝突の地点のみならず、衝突の可能性のあることの警告も運転手に出力される。
ステップ330における、可能性のある衝突の地点の決定において、第1及び第2の移動路(MPP1、MPP2)が交通ネットワーク内に共通の要素を持つか否かが調べられてもよい。例えば、分離された自動車道(中央帯等)を有する道路(リンク)の移動の互いに反対の方向は、共通の要素を持たない。このチェックにより、可能性のある衝突の地点のより詳細な決定が可能になる。第2の乗り物110−2の第2移動路MPP2上/内に、第1の乗り物110−1の移動路MPP1の可能性のある衝突の地点があるか否か、及び、そのような地点がいくつ存在しているかが決定されてもよい。第2の乗り物110−2は、移動路が第1の移動路MPP1の、いずれの可能性のある衝突の地点にも交わらないように、できるだけ、方向を変えてもよい。
加えて、第1の到着の瞬間がステップ330において計算されてもよい。この第1の到着の瞬間は、第1の移動路MPP1にある(属する)乗り物110−1が可能性のある衝突の地点に到着する時を示す。再び図2(A)を参照して、例えば、これは既に上述した、複数の交点での10秒及び40秒の到着時間でよい。これらの到着の瞬間は、第1の移動路MPP1に依存して、プロセッサシステム132によって決定される。同様に、プロセッサシステム132は、第2の到着の瞬間を計算してもよい。後者(第2の到着の瞬間)は、第2の移動路MPP2に属する(ある)乗り物110−2が可能性のある衝突の地点に到着する時を示す。第2の到着の瞬間の計算は、同様に、この場合の第2の移動路MPP2に依存してもたらされる。図2(B)に示すように、この場合の交点において、可能性のある衝突の対応する地点では、到着時間は8秒と38秒というものである。次に、第1及び第2の到着の瞬間の間の時間差が、計算された到着の瞬間に基づいて計算される。そして、計算された時間差に基づいて、移動路のぶつかりが存在するか否かが決定され得る。追加的に、又は、択一的に、計算された時間差に依存して、運転手に警告する信号の生成が開始されてもよい。
図2(C)に示すように、可能性のある衝突の第1の地点において、2つの乗り物110−1と110−2の到着の瞬間については、約2秒の時間差がある。この時間差は、閾値と比較されてよい。例えば、閾値は5秒でもよい。起こりうる「にせの」危険な状況を回避するために、閾値はより短い時間、例えば、3秒又はたった2秒でもよい。閾値は、リンクの属性又は交点の属性に依存して選択されてよい。従って、例えば、同じ方向に移動路を継続することに加え、優先方向又は移動路の方向を変えることを考慮することもできる。図2(C)の例から、もし乗り物110−1に優先権があれば、乗り物110−1は速度を落とさず、一方、方向を変える乗り物110−2は交点でその速度を落とすことが仮定されてよい。乗り物110−2は追加的に方向を変えなければならない、すなわち、他の通行の中に合流しなければならず、継続的な乗り物110−1の場合よりも、より時間がかかる。従って、乗り物110−1に対してより、より大きな閾値が、乗り物110−2に対して設定されることができる。
各々の場合において、もし時間差が閾値より小さければ、信号が生成され、それぞれの乗り物に伝送される。この信号に基づいて、装置110−1と110−2はそれぞれの運転手に警告を出力してもよい。例えば、(この乗り物について優先権を仮定している)乗り物110−1が、乗り物が左から接近することを運転手に示す、運転手への小さい(低音の)表示のみを出力してもよい。(この乗り物は優先権を考慮しなければならないことを仮定している)乗り物110−2の場合には、対応する警告メッセージにより、視覚的表示又は音声で、優先権を譲らねばならない、右から交点に接近しつつある乗り物があることを運転手に出力する。同じことが、例えば、左に先んじて右という規則(rigth−before−left rule)に適用される。従って、少なくとも一人の運転手は、他の乗り物110が、だいたい同じ瞬間又は同じ瞬間に、乗り物110の最も可能性の高い進路上に存在していることを前もって警告されることができる。
このシステムは、追加的に、交通ネットワークの基盤(インフラストラクチャ)により、同様に、複数の乗り物へデータを送信することができるということにおいて、支援されてもよい。例えば、道路標識、交通信号、又は類似の設備が、周囲の複数の乗り物に現在の交通状況についてのデータを伝送してもよい。例えば、図2(C)における可能性のある衝突の地点(220)として表される交点に交通信号設備があるならば、その時は、対応する交通信号の切替え(スイッチング)の動作が複数の乗り物110へ伝送されてよく、それらが他の情報と共に、対応する警告信号を生成するために使用される。故障した信号設備の場合には、それに対応した優先方向が複数の乗り物に伝送されることも考えられる。従って、スイッチを切られた交通信号設備の場合には、乗り物110−1と110−2は、対応する優先度の状況を考慮して、それぞれの運転手に、対応する衝突の警告を出力してよい。明らかに、基盤設備は、サーバーシステム130へ、そこでのさらなる処理のためにこれらのデータを送信してもよい。
複数の乗り物の間の衝突を回避する類似の方法が、第1の乗り物の装置(機器)110−nにおいて実行されてよい。例えば、データ処理ユニット170は、図4に示された方法を実行してよい。この場合、データを受信するサーバーシシテム130が含まれてよい。しかしながら、択一的に、関連する乗り物の装置110は、乗り物110−nのデータ処理ユニット170が移動路の評価をもたらすように、直接的に相互に通信してもよい。
図4に示すように、方法は任意的に、現在位置の検出工程(ステップ405)から開始される。現在位置は、衛星支援システムによってもたらされてよく、又は、地図と乗り物の情報のさらなる項目(速度、ハンドルロック、非常に重要な地点等)に基づいて決定されてよい。
どの場合においても、第1の乗り物の移動路が決定される(ステップ410)。これは検出された現在位置に基づいてもたらされてよい。移動路は第1の乗り物110−1についての最も可能性の高い進路MPP1である。最も可能性の高い進路MPP1の決定は、追加的に地図データに基づいてもたらされてよい。この場合、地図データは少なくとも1つの交通ネットワーク領域の交通道路を表してよく、その交通ネットワーク領域内に第1の乗り物110−1の現在位置が位置している。地図データは、ナビゲーションシステム(不図示)によって提供されてよい。択一的に、地図データはデータ処理ユニット170によって提供されてもよい。
さらなるステップ420において、第2の乗り物110−2の移動路を表すデータが受信される。この移動路はまた、第2の乗り物110−2についての最も可能性の高い進路MPP2である。さらなる方法のステップ440に従って、第1の乗り物110−1の移動路MPP1が第2の乗り物の移動路MPP2とぶつかるか否かが決定される。そのような移動路がぶつかることが決定した際に、ステップ450において、第2の乗り物110−2と衝突の可能性のある第1の乗り物110−1の運転手に警告する信号の生成が開始されてよい。
図3に示された方法に関連して上述した詳細は、第1の乗り物110−1の装置上で実行される、図4による方法にも明らかに適用される。従って、この方法においても、任意の工程430は交通ネットワーク内において可能性のある衝突の地点での少なくとも2つの乗り物についての到着の瞬間とその時間差を計算するために、実行されてよい。その方法は、第2の乗り物が特定の位置を占有した時のタイムスペシフィケーション(Time Specification)を表すデータを受信する工程を追加的に含んでよい。これらのデータは、第2の移動路MPP2のデータと一緒に、又は、それとは分離して受信されてよい。後者の場合、そのデータは第2の乗り物110−2の、受信された移動路のデータと結びつけ得るように、少なくとも乗り物の同定も含む必要がある。この受信したタイムスペシフィケーションに基づいて、データ処理ユニット170が、可能性のある衝突の地点での第2の乗り物110−2の第2の到着の瞬間をもたらしてもよい。
追加的に、又は、択一的に、危険の瞬間を表すデータは、第2の乗り物110−2から受信してもよい。危険の瞬間は、第2の乗り物110−2が可能性のある衝突の地点に存在している瞬間を表している。この場合、データ処理ユニット170は、危険の瞬間に依存して、第2の到着の瞬間を計算してもよい。この選択は、仮に、MPPに加えて、MPPに沿った可能性のある衝突が起こりうる地点が既に各々の乗り物110において決定されている場合には、特に有利である。この場合、MPPを表す交通ネットワークのデータのみならず、同時に、第2の乗り物110−2が可能性のある衝突の地点(単数又は複数)に存在している危険の瞬間をも伝送することが有用である。従って、第2の乗り物が対応する地点に存在している瞬間は、第1の乗り物110−1のデータ処理ユニット170によって計算される必要はない。
最後に、データは、ステップ460において、第1の乗り物110−1から送信される。これらのデータは、第1の乗り物110−1の現在位置、第1の乗り物110−1についての最も可能性の高い進路、第1の乗り物110−1の現在位置が位置している地図領域の地図データ、交通ネットワーク内の可能性のある衝突の地点、及び/又は、第1の乗り物が可能性のある衝突の地点に存在している危険の瞬間を表してよい。データは中央サーバーシステム130へ送信されてよい。択一的に、又は、追加的に、データは具体的な受領者を特定することなしに、ネットワーク120に伝送されてよく、従って、さらに他の乗り物110−2から110−nによって、及び、サーバーシステム130によって、受信されてよい。
図3と4、及び図2(A)から2(C)に関係して説明された2つの方法は、衝突の回避又は交差点での衝突の警告に関係している。明らかに、本方法では、例えば、上述された追い抜き車線、アプローチ/デパーチャー(はずれる)レーン等のような他の可能性のある衝突の地点を特定し、考慮してもよい。
本発明は、ナビゲーションシステム、及び/又は、乗り物についての運転手支援システムを改善することができる効果を提供する。従って、交差点での支援、追い抜き支援、又は、改善された車線での支援が実現され得る。
公知のシステムでは、乗り物それ自身の特定の場所での運転手支援任務に対してのみ、MPPを使用している。複数の乗り物の間での最も可能性の高い進路(MPP)の交換は、衝突回避を改善させることができ、それによって、道路の交通安全性が増す。加えて、MPPは非常に簡単な方法で伝送されることができる。少量の交通ネットワークデータのみ、特には、複数の識別情報(IDs)だけが伝送に必要とされるので、MPPを定義するデータは、数バイトに限定される。これにより、非常に低レベルの複雑さを備えるスイッチング及ぶコンピューティング部品を使用することが可能であり、その処理の結果、処理、計算及び伝送の速度が大幅に改善され得る。例えば、本発明を実行するために、簡単な特定用途向けIC(ASIC)が使用されてよく、又は、小さなソフトウエアベースのコントローラー(制御器)が既存のプロセッサシステムの中に組み込まれてもよい。従って、本発明の方法と装置は、(ナビゲーションシステム、運転手支援システム、乗り物制御システム等の)既存のシステムの中に容易に後付で組み込むことができるのみならず、本発明の方法、及び/又は、装置に既存のシステムを適用することは、非常に少ないコンピューティング(計算)及びデータ伝送リソースのみを要求するので、既存のシステムへの負荷が極端に小さい。
本発明は、もし複数の乗り物が同じ基礎をなす地図の材料(データ)を用いているならば、特に簡単な方法で実現されうる。そして、有利なこととして、各々のMPPに沿った複数のリンクと交点の唯一の複数の識別情報(IDs)のみを伝送することで十分である。同じデータベース(同じ地図の材料)に基づいて、運転手支援システム、及び/又は、他の乗り物のナビゲーションシステムは、受信したMPPとそれら自身のものとを即座に比較して、上述した方法を実行することができる。
しかしながら、複数の乗り物が異なる地図データを使用していたとしても、本発明は多くの利点を提供する。必要とされることは、追加的な地図マッチングである。この目的のために、複数のリンクと交点の唯一の複数の識別情報(IDs)の伝送に代わる又は追加するものとして、例えば、地球的な座標のような、リンク及び/又は交点に関係して伝送される、一般に適用可能な幾何学的な情報が有用である。どの受信機器でもこの幾何学的な情報をそれ自身の地図データに取り込み、最も適切なリンクと交点を決定してよい。本発明によれば、MPP又はその一部のみが伝送されるので、地図マッチングの目的のために、少量のデータのみを送信することが必要とされる。幾何学的な情報に代わる又は追加するものとして、例えば、道路の種類又は道路の名称のような特定の道路の属性が、伝送されてもよい。この場合、安全のために、例えば、MPPの最初の、及び/又は、最後の交点、及び任意でその間の交点のような重要な交点の座標が、伝送されてよい。その結果として、受信機器はそれ自身の地図のデータの中に、受信したMPPを移すことができる。
サーバーシステムを有する解決法(ソリューション)によるさらなる利点がここで提供される。様々な地図システム(地図データ)がその中に保存されてよい。加えて、サーバーシステムには、様々な地図システムの間の地図マッチングを実行する、対応するプロセッサ容量(能力)が設けられてもよい。例えば、サーバーシステムは各々の乗り物とのデータ伝送セッションが設定されてもよく、その中で、各々の乗り物はサーバーシステムへ基礎をなす地図データをそれぞれ伝達する。これらのデータに基づいて、サーバーシステムは各々の乗り物に、他の複数の乗り物の複数のMPPを、幾何学的な形式(例えば、WGS64座標)で、又は、方法において説明された形式で、すなわち、それぞれの乗り物内で使用される地図データの複数のリンクと形状点の唯一の複数の識別情報(IDs)を備える形式で送信されてもよい。
1、2…交点の識別情報(識別子)、
5、6、10、11、14、19、21、51、56、70…リンクの識別情報(識別子)、 100…システム、 110…(複数の)装置(乗り物)、
110−1…第1の装置(乗り物)、 110−2…第2の装置(乗り物)、
110−n…第nの装置(乗り物)、 120…ネットワーク、
130…サーバーシステム、 131…データ伝送ユニット、
132…プロセッサシステム、 140…データ伝送ユニット、
150…位置検出ユニット、 160…進路決定ユニット、
170…データ処理ユニット、 210…現在位置、
220…可能性のある衝突の地点、 510、520…交点、 530…リンク。

Claims (30)

  1. 複数の乗り物の間の衝突を回避する方法であって、
    第1の移動路(MPP1)は第1の乗り物(110−1)についての最も可能性の高い進路であり、前記第1の乗り物(110−1)の前記第1の移動路(MPP1)を表すデータを受信する工程(310)と、
    第2の移動路(MPP2)は他の複数の乗り物(110−2〜110−n)のうちの1つについての最も可能性の高い進路であり、少なくとも1つの前記他の乗り物(110−2〜110−n)についての少なくとも1つの第2の移動路(MPP2〜MPPn)を表すデータを受信する工程(320)と、
    前記第1の移動路(MPP1)が前記第2の移動路(MPP2)とぶつかるか否かを決定する工程(340)と、
    移動路がぶつかることが決定した際に、他の乗り物(110)と衝突の可能性のある複数の乗り物(110)のうちの少なくとも1つの運転手に警告する信号の生成を開始する工程(350)とを有し、
    前記移動路を表すデータは、複数の識別子(1、2、5、6、10、11、21、51)であることを特徴とする方法。
  2. 前記データを受信する工程は、交通ネットワークの1つ以上の交点(510、520)、前記交通ネットワークの複数の交点の間の1つ以上のリンク(530)、及び、それぞれの移動路(MPP1〜MPPn)の1つ以上の形状点のうちの1つ以上を特定するデータを受信する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記データを受信する工程は、前記移動路(MPP1〜MPPn)にある複数の乗り物(110)のうちの少なくとも1つの現在位置(210)を表すデータを受信する工程を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 前記移動路がぶつかることを決定する工程は、交通ネットワーク内において可能性のある衝突の地点(220)を決定する工程を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記可能性のある衝突の地点を決定する工程は、前記第1及び第2の移動路(MPP1、MPP2)が、前記交通ネットワーク内に共通の要素を持つか否かを調べる工程を有することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1の移動路(MPP1)にある乗り物(110−1)が、前記第1の移動路(MPP1)に依存して、前記可能性のある衝突の地点に到着する第1の到着の瞬間を計算する工程(330)と、
    前記第2の移動路(MPP2)にある乗り物(110−2)が、前記第2の移動路(MPP2)に依存して、前記可能性のある衝突の地点に到着する第2の到着の瞬間を計算する工程(330)と、
    前記第1及び第2の到着の瞬間の間の時間差を計算する工程(330)と、
    前記移動路がぶつかることを決定することと、前記信号の生成を開始することの少なくとも一方が、前記計算された時間差に依存してもたらされることをさらに有することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の方法。
  7. 前記信号の生成を開始することは、少なくとも1つの乗り物(110−1)に、他の乗り物(110−2〜110−n)との起こり得る衝突を特定するデータを送信する工程(360)を含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の方法。
  8. サーバーシステム(130)であって、
    少なくとも1つの乗り物(110)からデータを受信するように設計され、かつ、少なくとも1つの乗り物(110)へデータを送るように設計されたデータ伝送ユニット(131)と、
    前記データ伝送ユニット(131)を制御するように設計され、かつ、請求項1に記載の方法を実行するプロセッサシステム(132)とを有することを特徴とするサーバーシステム。
  9. 複数の乗り物(110)の間の衝突を回避する方法であって、
    前記方法は第1の乗り物(110−1)の装置によって実行され、
    前記第1の乗り物(110−1)の現在位置(210)を検出する工程(405)と、
    移動路(MPP1)が前記第1の乗り物(110−1)についての最も可能性の高い進路であり、前記検出された現在位置に基づいて、前記第1の乗り物(110−1)の前記移動路(MPP1)を決定する工程(410)と、
    移動路(MPP2)が第2の乗り物(110−2)についての最も可能性の高い進路であり、前記第2の乗り物(110−2)の前記移動路(MPP2)を表すデータを受信する工程(420)であり、前記移動路を表すデータは、複数の識別子(1、2、5、6、10、11、21、51)である工程と、
    前記第1の乗り物(110−1)の移動路(MPP1)が前記第2の乗り物(110−2)の移動路(MPP2)とぶつかるか否かを決定する工程(440)と、
    移動路がぶつかることが決定した際に、前記第2の乗り物(110−2)と衝突の可能性のある前記第1の乗り物(110−1)の運転手に警告する信号の生成を開始する工程(450)とを有することを特徴とする方法。
  10. 前記データを受信する工程は、交通ネットワークの1つ以上の交点(510、520)、前記交通ネットワークの複数の交点の間の1つ以上のリンク(530)、及び、前記第2の乗り物(110−2)の移動路(MPP2)の1つ以上の形状点のうちの1つ以上を特定するデータを受信する工程を有することを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記移動路を決定する工程は、追加的に地図データに基づいてもたらされ、前記地図データは、前記第1の乗り物(110−1)の現在位置(210)が位置している少なくとも1つの交通ネットワーク領域の交通道路を表していることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1の乗り物の移動路が前記第2の乗り物の移動路とぶつかるか否かを決定する工程は、前記第1の乗り物(110−1)の移動路(MPP1)に沿った交通ネットワーク内において、可能性のある衝突の地点(220)を決定する工程を有することを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記可能性のある衝突の地点を決定する工程は、前記第1及び第2の乗り物(110−1、110−2)の移動路(MPP1、MPP2)が、前記交通ネットワーク内に共通の要素を持つか否かを調べる工程を有することを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記データを受信する工程は、前記第2の乗り物(110−2)の移動路(MPP2)に沿った交通ネットワーク内において可能性のある衝突の地点(220)を特定するデータを受信する工程を有することを特徴とする請求項9から請求項13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記第1の乗り物(110−1)が、関連した移動路(MPP1)に依存して、前記可能性のある衝突の地点(220)に到着する第1の到着の瞬間を計算する工程(430)と、
    前記第2の乗り物(110−2)が、関連した移動路(MPP2)に依存して、前記可能性のある衝突の地点(220)に到着する第2の到着の瞬間を計算する工程(430)と、
    前記第1及び第2の到着の瞬間の間の時間差を計算する工程(430)と、
    前記移動路がぶつかることを決定することと、前記信号の生成を開始することの少なくともいずれか一方が、前記計算された時間差に依存してもたらされることをさらに有することを特徴とする請求項12から請求項14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 第2の到着地点を計算することが前記第2の乗り物(110−2)のタイムスペシフィケーションに依存してもたらされ、前記第2の乗り物(110−2)がどの瞬間に特定の位置を占有したかを示す前記タイムスペシフィケーションを表すデータを受信する工程と、
    前記第2の到着の瞬間を計算することは危険の瞬間に依存してもたらされ、前記第2の乗り物(110−2)が前記可能性のある衝突の地点(220)に存在する可能性のある瞬間を表す前記危険の瞬間を表すデータを受信する工程の少なくともいずれか一方をさらに有することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1の到着の瞬間を計算することが前記第1の乗り物(110−1)の現在位置(210)に依存してもたらされること、第2の到着の瞬間を計算することが前記第2の乗り物(110−2)の移動路の出発地点に依存してもたらされること、及び、
    前記第2の到着の瞬間を計算することが前記第2の乗り物(110−2)の位置に依存してもたらされ、前記第2の乗り物(110−2)の前記位置を特定するデータを受信することの少なくともいずれか1つをさらに有することを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の方法。
  18. 前記移動路(MPP2)を表すデータを、中央サーバーシステム(130)から受信することを特徴とする請求項9から請求項17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記第1の乗り物(110−1)の現在位置(210)を表すデータ、前記第1の乗り物(110−1)の最も可能性の高い進路(MPP1)、前記第1の乗り物(110−1)の現在位置(210)が位置している地図領域の地図データ、交通ネットワーク内における可能性のある衝突の地点(220)、及び、前記第1の乗り物(110−1)が可能性のある衝突の地点(220)に存在している危険の瞬間のうちの1つ以上を中央サーバーシステム(130)へ送信する工程(460)をさらに有することを特徴とする請求項9から請求項18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 複数の乗り物の間の衝突を回避する装置(110)であって、
    前記装置は第1の乗り物(110−1)内に配置され、
    前記第1の乗り物(110−1)の現在位置(210)を検出するように設計された位置検出ユニット(150)と、
    移動路(MPP1)は前記第1の乗り物(110−1)についての最も可能性の高い進路であり、前記検出された現在位置(210)に基づいて、前記第1の乗り物(110−1)の前記移動路を決定するように設計された進路決定ユニット(160)と、
    移動路(MPP2)は第2の乗り物(110−2)についての最も可能性の高い進路であり、前記第2の乗り物(110−2)の前記移動路(MPP2)を表すデータを受信するように設計されたデータ伝送ユニット(140)と、
    前記第1の乗り物(110−1)の移動路(MPP1)が前記第2の乗り物(110−2)の移動路(MPP2)とぶつかるか否かを決定するように設計され、かつ、移動路がぶつかることが決定した際に、前記第2の乗り物(110−2)と衝突の可能性のある前記第1の乗り物(110−1)の運転手に警告する信号の生成を開始するように設計されたデータ処理ユニット(170)とを有し、
    前記移動路を表すデータは、複数の識別子(1、2、5、6、10、11、21、51)であるものであることを特徴とする装置。
  21. 前記進路決定ユニット(160)は、さらに、地図データに基づいて、前記第1の乗り物(110−1)の移動路(MPP1)を決定するように設計されたものであり、
    前記地図データは、前記第1の乗り物(110−1)の現在位置(210)が位置している、少なくとも1つの交通ネットワーク領域の交通道路を表すものであることを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 前記データ処理ユニット(170)は、さらに、前記第1の乗り物(110−1)の移動路(MPP1)に沿った交通ネットワーク内において、可能性のある衝突の地点(220)を決定するように設計されたものであることを特徴とする請求項20又は請求項21に記載の装置。
  23. 前記データ伝送ユニット(140)は、さらに、前記第2の乗り物(110−2)の移動路(MPP2)に沿った交通ネットワーク内において、可能性のある衝突の地点(220)を示すデータを受信するように設計されたものであることを特徴とする請求項20から請求項22のいずれか一項に記載の装置。
  24. 前記データ処理ユニット(170)は、さらに、
    前記第1の乗り物(110−1)が、関連した移動路(MPP1)に依存して、前記可能性のある衝突の地点(220)に到着する第1の到着の瞬間を計算し、
    前記第2の乗り物(110−2)が、関連した移動路(MPP2)に依存して、前記可能性のある衝突の地点(220)に到着する第2の到着の瞬間を計算し、
    前記第1及び第2の到着の瞬間の間の時間差を計算し、
    前記移動路がぶつかることを決定することと、前記信号の生成を開始することの少なくともいずれか一方が、前記計算された時間差に依存してもたらされるように設計されたものであることを特徴とする請求項22又は請求項23に記載の装置。
  25. 前記データ伝送ユニット(140)は、さらに、
    前記第2の乗り物(110−2)がどの瞬間に特定の位置を占有したかを表すタイムスペシフィケーションを表すデータ、及び、前記第2の乗り物(110−2)が前記可能性のある衝突の地点(220)に存在する可能性のある瞬間を表す危険の瞬間を表すデータの少なくとも一方を受信するように設計されたものであり、
    前記データ処理ユニット(170)は、さらに、前記第2の乗り物(110−2)のタイムスペシフィケーション、及び、前記危険の瞬間の少なくとも一方に依存して、前記第2の到着の瞬間を計算するように設計されたものであることを特徴とする請求項24に記載の装置。
  26. 前記データ処理ユニット(170)は、さらに、前記第1の乗り物(110−1)の現在位置(210)に依存して前記第1の到着の瞬間を計算すること、及び、前記第2の乗り物(110−2)の移動路(MPP2)の出発点に依存して前記第2の到着の瞬間を計算することの少なくとも一方を行うように設計されたものであることを特徴とする請求項24又は請求項25に記載の装置。
  27. 前記データ伝送ユニット(140)は、さらに、前記第2の乗り物(110−2)の位置を示すデータ受信するように設計されたものであり、
    前記データ処理ユニット(170)は、さらに、前記第2の乗り物(110−2)の前記位置に依存して、前記第2の到着の瞬間を計算するように設計されたものであることを特徴とする請求項24から請求項26のいずれか一項に記載の装置。
  28. 前記データ伝送ユニット(140)は、さらに、中央サーバーシステム(130)及び他の乗り物(110−2〜110−n)のデータ伝送ユニットのうちの少なくとも一方にデータを送受信するように設計されたものであることを特徴とする請求項20から請求項27のいずれか一項に記載の装置。
  29. 前記装置は、乗り物のナビゲーションシステムの一部、運転手支援システムの一部、及び携帯用機器のうちの少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項20から請求項28のいずれか一項に記載の装置。
  30. プロセッサシステム(132、170)に請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の方法、又は、請求項9から請求項19のいずれか一項に記載の方法を実行させるプログラムコード部を含むことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
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