JPH10129417A - ウエビング巻取装置 - Google Patents

ウエビング巻取装置

Info

Publication number
JPH10129417A
JPH10129417A JP8294041A JP29404196A JPH10129417A JP H10129417 A JPH10129417 A JP H10129417A JP 8294041 A JP8294041 A JP 8294041A JP 29404196 A JP29404196 A JP 29404196A JP H10129417 A JPH10129417 A JP H10129417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
webbing
winding shaft
lock
rotation
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8294041A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3204911B2 (ja
Inventor
Takayuki Ando
隆行 安藤
Kenji Hoshino
賢司 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP29404196A priority Critical patent/JP3204911B2/ja
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to US09/297,029 priority patent/US6152393A/en
Priority to KR10-1999-7003460A priority patent/KR100448570B1/ko
Priority to EP97911468A priority patent/EP0934856B1/en
Priority to DE69724982T priority patent/DE69724982T2/de
Priority to CA002270343A priority patent/CA2270343C/en
Priority to PCT/JP1997/004046 priority patent/WO1998019896A1/ja
Publication of JPH10129417A publication Critical patent/JPH10129417A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3204911B2 publication Critical patent/JP3204911B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/36Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/36Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
    • B60R22/415Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency with additional means allowing a permanent locking of the retractor during the wearing of the belt
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/36Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
    • B60R22/41Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency with additional means for preventing locking during unwinding under predetermined conditions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R2022/3419Belt retractors, e.g. reels with end lock preventing means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエビングを急激に全量巻き取らせて
も、ロック手段が働かないようにして、確実にエンドロ
ックを防止する。 【解決手段】 ウエビング感応方式のロック手段を備
えたウエビング巻取装置における、ウエビングを巻装す
る巻取軸14と一体に回動するロータ部材50と、巻取
軸14と相対的に回動した際に、巻取軸14のウエビン
グ引き出し方向の回転を制止するよう装着されたロック
輪32との相対回転を、エンドロック防止手段によっ
て、ウエビングが巻取軸14から全量巻取り近くから、
全量巻取りまでの間、制止することにより、確実にエン
ドロックを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンドロック防止
機構を有するウエビング感応方式のロック手段を備えた
ウエビング巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に装備されるウエビングの巻取装置
には、ウエビングの急激な引出しに応じてロック輪に回
転遅れを生じさせ、巻取軸とロック輪との相対回転によ
りロック手段を作動させて巻取軸のウエビング引出方向
回転を停止させて、ウエビングの引き出しを瞬時に阻止
する、いわゆるウエビング感応方式(WSIR)のロッ
ク手段を備えたものがある。
【0003】このウエビング感応方式のウエビング巻取
装置においてはロック手段の作動を解除する場合、巻取
軸を若干量ウエビング巻取方向へ回転させることにより
ロック手段の作動を解除するようになっている。
【0004】ところで、乗員がウエビングの装着を解除
する場合、巻取軸は付勢手段よりウエビング巻取方向へ
付勢されているため、乗員がウエビングを手放すとウエ
ビングが急激に巻き取られることがある。このような状
態でウエビングの巻き取りが終了すると巻取軸の回転が
急激に停止し、ウエビングを急激に引き出した場合と同
じ状態になり、ロック手段が作動する場合がある。
【0005】この場合、ウエビングは全量巻き取られた
状態にあり、もはや巻取軸を巻取方向へ回動させるよう
にする余裕がないので、ロック手段の解除が困難になる
という不具合(エンドロック)を生ずることがある。
【0006】そこで、従来よりこの不具合を解消するウ
エビング巻取装置が提案されている。(実開昭62−9
5058号公報)。
【0007】図17に基づいてこのタイプのウエビング
巻取装置を説明する。ウエビング302を巻き取る巻取
軸304の一端部304Aにはロック輪306が軸支さ
れている。このロック輪306にはフレーム308に固
着された内歯ギヤホイル310と噛み合うことにより巻
取軸304の回転を停止させる一対のロックプレート3
12が配設されている。また、巻取軸304の一端部3
04Aには巻取軸304と一体となって回転するロータ
314が連結されている。このロータ314にはカム3
16のボス部316Aが嵌入されており、カム316は
ロータ314との摩擦力により回転可能となっている。
このカム316はカバー体318に設けられたフリクシ
ヨンスプリング320によってロータ314との摩擦力
より強い力で挟持されている。
【0008】前記ロック輪306とロータ314との間
にはねじりコイルばね322が配設され、ねじりコイル
ばね322はロック輪306をウエビング引出方向(図
17矢印B方向)に付勢している。
【0009】また、前記ロック輪306には突起部32
4が形成され、この突起部324にはロータ314のピ
ン314Aに軸支されるパウル326が当接可能とされ
ている。
【0010】上記構成のウエビング巻取装置において、
ウエビング巻取時は巻取軸304がウエビング巻取方向
(図17矢印A方向)に回転すると、ロータ314も一
体となって回転する。この場合、ロータ314の回転力
をカム316へ所定摩擦力を介して伝達しているが、カ
ム316はフリクシヨンスプリング320に挟持されて
いるため回転されない。
【0011】従って、パウル326の一端部326Aが
カム316の切欠面316Bと当接してパウル326は
ピン314Aを中心として矢印C方向に回転される。こ
れによりポール326がロック輪306の突起部324
と係合しロック輪306と巻取軸304との相対回転を
阻止する。
【0012】この結果、ウエビング全巻取時においては
巻取軸304はロックプレート312によりロックされ
ないためウエビング302を容易に引き出すことができ
る。
【0013】上述のような従来のエンドロック防止機構
を備えたウエビング巻取装置では、カム316をフリク
ションスプリング320で挟持しているだけなので、ウ
エビングを急激に巻き取らせると、ロータ314とカム
316との摩擦力でカム316が回動され、エンドロッ
クしてしまうことがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ウエビングを急激に全量巻き取らせても確実に動
作してエンドロックを防止できるようにした、ウエビン
グ感応方式のロック手段を備えたウエビング巻取装置を
新たに提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ウエビング巻取装置は、車両取付用フレームと、このフ
レームへ軸支されて乗員装着用ウエビングを巻取る巻取
軸と、この巻取軸へ追従回転し、巻取軸の急激な回転で
巻取軸と相対回転するロック輪と、このロック輪が巻取
軸と相対回転した場合に巻取軸のウエビング引出方向の
回転を阻止するロック手段と、巻取軸の回転によって巻
取軸の軸芯回りに公転し、巻取軸の回転が減速した公転
回転数として伝えられる腕に軸支された遊星歯車と、前
記巻取軸のウエビング全巻取り状態で、前記遊星歯車の
腕によって駆動されロック輪と巻取車両との相対回転を
阻止するエンドロック防止部材と、を有することを特徴
とする。
【0016】上述のように構成することにより、エンド
ロック防止手段によって、ウエビングが巻取軸から全量
巻取り近くから、全量巻取りまでの間、ロータ部材と、
ロック輪との相対回転を制止することにより、ウエビン
グ感応方式のロック手段が作動してエンドロックを生じ
るのを確実に防止できる。
【0017】本発明の請求項2記載のウエビング巻取装
置は、ウエビング感応方式のロック手段を備えたウエビ
ング巻取装置であって、前記ウエビングを巻装する巻取
軸と一体に回動するロータ部材と、前記巻取軸と相対的
に回動した際に、前記巻取軸の前記ウエビング引き出し
方向の回転を制止するよう装着されたロック輪と、前記
ロータ部材に移動可能に装着され、前記ロック輪に設け
た制動用挿入部に挿入されて前記ロータ部材と前記ロッ
ク輪との相対回転を制止し、また、前記制動用挿入部か
ら離脱されてこれらの相対回転を自由にする制動部材
と、前記巻取軸の回転に連動し、前記ウエビングが全量
巻取り近くから全量巻取りまでの間、前記制動部材を前
記制動用挿入部に挿入させるとともに、前記ウエビング
の全量巻取り近くから全量巻取りまでの間以外では、前
記制動部材を前記制動用挿入部から解離させる減速連動
手段と、を有することを特徴とする。
【0018】上述のように構成することにより、減速連
動手段によって、ウエビングを巻取るときの巻取軸の回
転に連動し、ウエビングが全量巻取り近くから全量巻取
りまでの間、制動部材をロック輪に設けた制動用挿入部
に挿入してロータ部材とロック輪との相対回転を制止す
ることにより、ウエビング感応方式のロック手段が作動
してエンドロックを生じるのを確実に防止できる。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項2記載のウ
エビング巻取装置において、前記減速連動手段が遊星歯
車を有する歯車機構で構成されたことを特徴とする。
【0020】上述のように構成することにより、ウエビ
ングを引き出すときの巻取軸の回転を遊星歯車を有する
歯車機構で大幅に減速し、制動部材を確実に操作できる
ようにするとともに、この減速連動手段の構成を簡素に
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るウエビ
ング巻取装置では、通常はウエビングの巻き取り及び引
出しが可能で、車両急減速時になる加速度センサによっ
てこれを感知し瞬時に巻取軸のウエビング引出方向回転
を阻止するいわゆるELR(エマージェンシー・ロッキ
ング・リトラクタ)と、ウエビングを任意の長さに引き
出した後、少しでも巻き込まれると自動的にそれ以上の
引出しを阻止すると共に、このウエビングの引出し阻止
状態が、ウエビングを巻取装置にほぼ全部巻き込ませる
と解除され、再度ウエビングの引出しが可能とされるい
わゆるALR(オートマチック・ロッキング・リトラク
タ)とを併設したウエビング巻取装置にエンドロック防
止機構が一体に設けられている。
【0022】図6、図7、及び図8に示すように、ウエ
ビング巻取装置本体10ではフレーム12が図示しない
取付ボルトによって車体へ固着されている。フレーム1
2には、両側部から一対の脚部12Aが互いに平行に延
出されている。なお、図6の手前側のフレームには、図
7に示されるカバー側板15が取り付けられる。これら
のフレーム12の間には、巻取軸14が軸支されてい
て、この巻取軸14に乗員拘束用のウエビング17の一
端が係止されている。
【0023】巻取軸14の長手方向一端部は脚部12A
の外側へ突出し、この突出部にはぜんまいばね18の内
端部が係止されている。ぜんまいばね18の外端部は、
脚部12Aに固着されるぜんまいばね18を収容するば
ねカバー19へ係止されており、これにより巻取軸14
はぜんまいばね18の付勢力でウエビング巻取方向(図
6矢印D方向)へ付勢回転されてウエビング17を層状
に巻き取るようになっている。
【0024】そして、ウエビング17を引き出してウエ
ビング17端部に取付けられた図示しないタングプレー
トを車体へ取付けられたバックル装置に係合させること
により乗員はウエビング17の装着状態とすることがで
きる。
【0025】図6〜図13に示すように、巻取軸14の
他端部は脚部12Aの外側へ突出し、この突出部には巻
取軸14から直径方向に延出された二股部20が形成さ
れている。二股部20と巻取軸14の端面14Aとの間
にはロック手段の一部を構成する一対のロックプレート
22が配置されている。
【0026】すなわち、各ロックプレート22は、それ
ぞれ半円弧状に形成され、図12に示される如く各中間
部が二股部20を迂回した状態で、各片側面が巻取軸1
4の端面14Aへ当接されており、ロックプレート22
の内周部と二股部20との間に隙間が設けられ図12〜
図13の間で巻取軸14とそれぞれ移動自在に配置され
ている。
【0027】これらのロックプレート22の一端部には
それぞれ爪部24が形成されており、脚部12Aへ固着
されてロックプレート22と共にロック手段を構成する
内歯ギヤホイル26の内歯と対向している。さらに、各
ロックプレート22の両端近くにはそれぞれ一対のピン
28、30が突設されており、図9〜11に示されるよ
うにロック輪32に形成された案内穴34、36内へそ
れぞれ挿入されている。このロック輪32は巻取軸14
に軸支されて所定角度だけ相対回転可能となっている。
【0028】このロック輪32は大径の外歯ラチェット
ホイルで、その外周にはラチェット歯38が形成されて
いる。図8に分解状態で示すようにこのロック輪32に
は、そのラチェット歯38の内側に、リング状の慣性部
材40が取り付けられ、ロック輪32の回転動作に慣性
力が作用するよう構成されている。
【0029】また、このロック輪32では、その慣性部
材40の内周側における直径方向に対向する2箇所にそ
れぞれ設けたU字状凹部である挿入部42が設けられ、
その各開口近くの所定位置に開口に向って凸となる案内
曲面部44が形成された制動部材46が各々ロック輪3
2へ一体的に形成されて案内手段となっている。
【0030】図6に示すように、巻取軸14の、これに
軸支したロック輪32より先端側の所定の部位には、回
り止め係着用の切欠部48が穿設されていて、この切欠
部48に図7、8に示されるロータ部材50が丸穴部5
6を介して取りつけられている。この丸穴部56には内
側へ突出する爪56Aが切欠部48内へ入り込むことに
より巻取軸14へ回動不能に係着されている。
【0031】また、ロック輪32とロータ部材50との
間にはねじりコイルばね52が、そのコイル部分を巻取
軸14に挿通して配置されている。このねじりコイルば
ね52は、その一方の端部を巻取軸14に固定されたロ
ータ部材50の側面の一方の係着突部54に係着し、そ
の他方の端部をロック輪32の一方の制動部材46に係
着することにより、巻取軸14に対し、常に矢印Eで示
す方向(ウエビング引出方向)にロック輪32を回転さ
せるよう付勢する。
【0032】このように、ロック輪32は、ねじりコイ
ルばね52の付勢力で回動されることにより、図9、及
び図12に示すように、ロックプレート22の各ピン2
8、30がそれぞれの案内穴34、36の各端部へ押し
やられた状態とされ、各爪部24を内歯ギヤホイール2
6から離間させ、巻取軸14がウエビング17の引出方
向(矢印E方向)へ回動自由な図12に示す状態とされ
ている。
【0033】また、ロック輪32がねじりコイルばね5
2の付勢力に抗して、一体に固定された巻取軸14及び
ロータ部材50に対し、相対的に回動すると(回転遅れ
を生ずると)、図11、及び図13に示すように、ロッ
クプレート22の各ピン28、30が、それぞれ案内穴
34、36の中間部へ移動した状態とされ、各爪部24
が内歯ギヤホイール26に噛合し、巻取軸14は、ウエ
ビング17の引出方向(矢印E方向)への回動を制止さ
れる。
【0034】図1〜図5、図7に示すように、ロータ部
材50には、ロック輪32の反対側端面である円板部5
0Aの外周部付近にリング状の第2内歯歯車58が一体
に形成されている。この円板部50Aには、その直径方
向に延びる矩形溝状の案内溝60が穿設されている。さ
らに、円板部50Aの丸穴部56から外周にかけて直径
方向に矩形状開口である案内穴62が穿設されている。
円板部50Aにおける案内溝60の両横部位には、それ
ぞれ円弧面64Aを有する台状に形成された一対の案内
軸台部64が軸方向へ突出形成されて対向面は平行とさ
れており、この円弧面64Aは、丸穴部56の中心と同
軸芯に形成されている。円板部50Aにおける第2内歯
歯車58より内側平面部には、案内溝60の案内穴62
を設けていない側の両横側部にそれぞれ端を発し、内曲
面66Aを有する半円弧状の台部である案内周台部66
が設けられ、さらに、案内溝60の案内穴62が設けら
れている側の両横近傍には、それぞれ曲面68Aを有す
る小突台状の台部である小案内周台部68が設けられて
いる。
【0035】この円板部50Aには、その案内溝60部
分にスライダ70が直径方向へ摺動自在に載置されてい
る。このスライダ70は、その中間部に長穴72が穿設
されており、この長穴72に丸穴部56の筒状部が通さ
れて、スライダ70がその長手方向に移動自在とされて
いる。さらに、スライダ70には、その案内溝60との
摺接面部における長穴72近くに、ボス部74が突設さ
れている。
【0036】図1にも示すように、このボス部74は、
平面が台形の筒状に形成され、そのスライダ70の直径
方向外方の側面を、ロック輪の対応する制動部材46に
向けて、ロータ部材50の直径方向の外周側から中心側
に近づくよう傾斜(図1に向って右下がりに傾斜)した
側面部74Aが形成されている。また、このボス部74
は、案内穴62に貫通された状態で、その両側部に案内
されて摺動する。
【0037】スライダ70におけるボス部74を設けた
側と反対側の平面の自由端部には、従動面76を有する
台状の従動部78が突設されている。この従動部78
は、短い底辺を長穴72側へ向けた等脚台形状の枠形に
形成されており、その従動面76は、従動部78の両端
から、それぞれ長穴72側へ向けて傾斜する斜面部76
Aと、これら両面部との間をつなぐ、長穴72の中心と
同芯の円弧面部76Bとで構成されている。
【0038】スライダ70における従動部78を設けた
側面部には、長穴72の外周部分に長円環台状の内周案
内台部80が設けられている。この内周案内台部80に
おけるスライダ70の長手方向に向けた両周部は、内周
案内面82として形成されている。この相対向する内周
案内面82は、案内軸台部64の円弧面64Aと同一曲
率の円弧面に形成され、内周案内面82の半径の距離
が、長穴72の中心から各内周案内面82までの距離よ
りも長くなるように偏心した状態で配設されている。
【0039】スライダ70における従動部78と逆の端
部には、外周案内面84を有する円弧台状の外周案内台
部86が設けられている。この外周案内面84は、長穴
72側に面し、これに対向する内周案内面82と同芯で
平行な円弧面に形成され、内周案内面82と外周案内面
84との間に一定幅の案内通路87を作るように形成さ
れている。
【0040】ロータ部材50の一対の案内軸台部64
と、内周案内台部80との部分には、環状のカムプレー
ト88が配設され、このカムプレート88は図5に示す
遊星歯車機構の腕部材として機能する。図1〜図8に示
すように、このカムプレート88は、輪の一部が案内通
路87の幅より若干小さな幅に形成され、この案内通路
87内に一杯に広がって摺動する円弧厚板状のカム板部
90として構成されている。このカム板部90の中央部
には、遊星歯車92の軸棒92Aが軸挿される軸孔94
が穿設されている。
【0041】この遊星歯車92は、その歯厚方向に、全
歯歯車部92Bと欠歯歯車部92Cとが一体に重なって
構成されている。そして、少なくとも、その全歯歯車部
92Bが第2内歯歯車58に噛合されている。
【0042】図5〜図8、及び図14〜図16に示すよ
うに、巻取軸14における、ロータ部材50より自由端
側には、ALRカム部材96が回転自在に軸支されてい
る。このALRカム部材96の中央には、軸受用の筒状
に形成された軸筒部98(図7)が設けられている。こ
の軸筒部98の遊星歯車92側の面部には、第3中間歯
車150(図8)が設けられている。この第3中間歯車
150は、2歯を連続して設けた欠歯歯車として構成さ
れ、遊星歯車92の欠歯歯車部92Cに噛合できる。
【0043】ALRカム部材96におけるカバー側部1
5側の平面部には、ALRカム部材96の回転軸と同芯
で小径の筒状部の内周面部に、第1内歯歯車152が設
けられている。また、ALRカム部材96の最外周円部
の所定部位がこのALRカム部材96と同軸芯の円弧状
に突設されて、加速度センサ用の制動部154が設けら
れている。さらに、この制動部154の両端部には、そ
れぞれALRカム部材96の最外周円部から制動部15
4の外周部にかけて滑らかに続く斜辺状の移行部156
が形成されている。
【0044】また、図14に示されるようにALRカム
部材96における第1内歯歯車152の外周部には、そ
の所定部位に平面円弧形でかつ枠形のALR、ELR切
換機構用の操作部158が形成されている。この操作部
158の一端部には、操作台部160が一体に形成さ
れ、他端部は操作端面158Aとされている。この操作
台部160は、略小円弧状で、その両端部は操作端面1
60A、160Bとされており、操作台部160の操作
端面160Bの近くには、V形の溝状の組立補助溝16
2が形成されている。
【0045】図5にも示すように、ALRカム部材96
の第1内歯歯車152には、中間歯車部材164の第2
中間歯部166が噛合されている。この中間歯車部材1
64は、歯数の少ない小径の第2中間歯部166と、歯
数が多く大径の第1中間歯部168とが同軸となるよう
一体に形成されている。この中間歯車部材164は、そ
の軸芯に沿って、軸孔170が穿孔され、この軸孔17
0にカバー側部15の内側面所定位置に突設した軸ピン
172を軸挿して配置されている。
【0046】この第1中間歯部168は、巻取軸14の
自由端部に一体的に形成された駆動歯車174に噛合さ
れている。
【0047】図6、図7、図8、及び図14〜図16に
示すように、ウエビング巻取装置本体10のフレーム1
2に穿設した矩形状開口部174には、加速度センサ1
76が取り付けられ、さらに、フレーム12には、これ
と並んでALR、ELR切換機構178が取り付けられ
ている。この加速度センサ176は、その台座部180
の水平方向に配置されたすり鉢状の凹部182内に金属
製球体184を配し、この台座部180に軸支されたパ
ウル部186のすり鉢状凹部188をこの球体184上
に被せて構成されており、球体184に水平方向成分を
有する所定値以上の加速度が加わると、この加速度の作
用で球体184が凹部182と凹部188との斜面の間
で転がり、パウル部186を、その軸支部を軸に回動
し、パウル部186の自由端に設けた係止爪191を、
ロック輪32のラチェット歯38に係止して、ラチェッ
ト歯38の矢印F方向(ウエビング引出方向)の回動を
制止し得るように構成されている。
【0048】また、ALR、ELR切換機構178で
は、その支持ハウジング190に立設された丸軸棒19
2に、操作部材194の軸筒部196が軸挿されてい
る。この軸筒部196の一方の端部近傍には、制動腕部
198が突設されている。この腕部198の自由端近く
には、ラチェット歯38に係止してその矢印F方向の回
動を制止するための、矩形状突部である係止部200が
一体に形成されている。さらに、腕部198の自由端部
には、軸筒部196の軸線と平行に延びる係止ピン20
2が立設され、この係止ピン202と支持ハウジング1
90の突ピン204との間に圧縮コイルばね206を架
設し、操作部材194が、図14に示すラチェット歯3
8から係止部200を解離した位置と図16に示すラチ
エット歯38に係止部200が係着した位置とに、その
中間の中立点を境にして反対方向へ付勢され、スナップ
アクション移動されるように構成されている。
【0049】また、操作部材194の軸筒部196の他
方の端部近傍には、操作台部160に臨むよう被動腕部
208が突設されている。この被動腕部208は、制動
腕部198に対し、平面がV字形状をなすよう、相互に
異なる方向へ向けて突設されている。さらに被動腕部2
08は自由端部にかけて、制動腕部198と反対側に向
けて湾曲し、かつ先すぼまりに形成されている。
【0050】そして、操作部材194の被動腕部208
は、その係止部200がラチェット歯38から解離した
状態にセットされた図14、及び図15に示す状態にお
いて、ALRカム部材96が矢印Fと逆方向に回動する
動作によって、操作端面160Aが被動腕部208を押
し操作して、これを図15の実線位置から2点鎖線で示
す位置まで回動し、図16に実線で示す、係止部200
がラチェット歯38に係合した状態にセットする。
【0051】また、この図16に実線で示す状態から、
ALRカム部材96が矢印F方向に回動する動作によっ
て、操作端面158Aが被動腕部208を押し操作し
て、これを図16の実線位置から2点鎖線で示す位置ま
で回動し、図14及び図15に実線で示す係止部200
がラチェット歯38から解離された状態にセットされ
る。
【0052】次に、上述のように構成された本実施の形
態のウエビング巻取装置の使用方法、及び作用について
説明する。
【0053】まず、乗員がウエビング17を装着する以
前の状態では、ウエビング17はゼンマイばね18の付
勢力で巻取軸14へ全量巻取状態となっている。この状
態では、図14にも示すように、ALRカム部材96の
制動部154によって制動腕部198の係止部200は
ロック輪32のラチェット歯38と係合不能な状態とさ
れている。すなわち、この状態のウエビング巻取装置本
体10は、ELRとしての使用態様である。
【0054】この状態から、乗員がウエビング17を装
着するには、ゼンマイばね18の付勢力に抗して図示し
ないタングプレートを把持してウエビング17を引き出
せばよい。タングプレートをバックル装置へ係合させる
ことにより、乗員はウエビング装着状態となることがで
き、また運転姿勢も自由に変えることができる。
【0055】一方、車両急減速時になると、球体184
が慣性移動して、パウル部186を軸ピン周りに回転さ
せることにより係止爪191をラチェット歯38へ噛み
合わせる。このため、ロック輪32のウエビング17の
引出方向回転が停止される。
【0056】このとき、乗員は慣性移動するので、ウエ
ビングが巻取軸14から引き出され、巻取軸14はウエ
ビング引出方向へ回転し、巻取軸14はロック輪32に
対して図9の状態から図11の状態に移行する矢印G方
向の相対回転が生ずる。この相対回転によって、巻取軸
14と共に回転するロックプレート22はピン28、3
0がロック輪32の案内穴34、36に案内されて移動
し、爪部24が内歯ギヤホイル26のロック歯と噛み合
い巻取軸14のウエビング引出方向(矢印E方向)回転
が阻止される。この結果、乗員はウエビング17による
確実な拘束状態となる。この状態では図11に示される
ようにボス部74と制動部材46とは直径方向に離れて
いるので、ロック輪32の相対回転があっても、ボス部
74が制動部材46と干渉しない。
【0057】なお、上述した乗員のウエビング17の装
着状態では、図14に示すように制動腕部198の係止
部200は、ロック輪32のラチェット歯38と係合し
ない。
【0058】次にウエビング感応方式のロック手段にお
ける作用、及び動作について説明する。これは、ウエビ
ング17を急激に引き操作したときに作動する。すなわ
ち、ウエビング17が急激に引き出されたときには、巻
取軸14と共にロータ部材50が回動される。しかし、
ロック輪32は、質量の大きい慣性部材40を有するた
め、停止し続けようとする。このためロータ部材50と
の間に架設されたねじりコイルばね52の付勢力に抗し
て、ロック輪32はロータ部材50に対し回転送れを生
じ、これらの間には前述したように、図12に矢印Gで
示す方向の相対回転を生じて図13のように、ウエビン
グ17の引き出しが阻止されることになる。
【0059】ここで、本実施の形態に係るウエビング巻
取装置10では、必要に応じて(例えば、助手席のシー
トにチャイルドシート等の荷物を固定する場合)、AL
Rとしての使用態様に切換えることができる。この切換
え操作は、ウエビングを全量付近まで引き出すことによ
り行われる。
【0060】図14に図示した状態から、ウエビング1
7を巻取軸14から引き出すと、図5に示すように、駆
動歯車174、第1中間歯車168、第2中間歯車16
6、及び第1内歯歯車152が連動してALRカム部材
96を矢印Fと逆方向へ回動させる。
【0061】そして、図15に示すウエビング17が全
量引出直前状態とされ、さらに、この状態からウエビン
グ17が引き出されると、ALRカム部材96が矢印F
と逆方向に回動し、その操作端面160Aが、操作部材
194の被動腕部208を実線位置から2点鎖線で示す
位置まで回動する。すると、操作部材194の制動腕部
198も2点鎖線で示す位置まで回動し、その係止部2
00がラチェット歯38と噛合し、ロック輪32の矢印
F方向への回動を制止する。なお、ラチェット歯38は
矢印F方向に回動するときのみ係止部200と噛合し、
これが矢印Fと逆方向へ回動するときには滑り合ういわ
ゆるワンウェイクラッチ的機能を有するので、この状態
でもロック輪32は矢印Fと逆方向、(ウエビング17
の巻取方向)への回動が自由な状態とされている。この
結果、ロック輪32のウエビング17引出方向(矢印F
方向)回転が停止される。すなわち、ウエビング巻取装
置10の使用態様がELRからALRに切り換えられ
る。
【0062】ALRに切り換えられた状態では、上述の
ように巻取軸14のウエビング17引出方向は阻止され
ているがウエビング巻取方向回転は自由である。このた
め、チャイルドシート等の荷物をウエビング17で固定
する操作が行われた後、ウエビング17の余った部分を
ゼンマイばね18の付勢力で巻き取らせ、確実にチャイ
ルドシート等の荷物をシートに固定することができる。
【0063】なお、ALRからELRへ切換える場合に
は、再びウエビングを所要量巻取状態にすれば、操作部
材194が操作端面158Aに操作され係止部200が
ラチェット面38から離脱して、ALRからELRに切
換えられる。
【0064】次に、本実施の形態におけるウエビング巻
取装置本体10に装着されたエンドロック防止機構の作
用、及び動作について説明する。まず、前述したよう
に、ELRからALRに切り換えるため、ウエビング1
7を全量引き出すと、図5に示す歯車機構の動作によ
り、ALRカム部材96が回動する。このALRカム部
材96には、欠歯歯車である第3中間歯車150が設け
られており、遊星歯車92の欠歯歯車部92Cと間欠的
に噛合連動し減速伝達する。また、これとともに巻取軸
14の回動に伴って第2内歯歯車58が回動され、これ
に噛合する遊星歯車92が回動される。すると、この遊
星歯車92は、第2内歯歯車58と、第3中間歯車15
0との回転の差動分だけ遊星歯車機構の腕を構成するカ
ムプレート88を大きな減速比で減速して回動し、図1
に示すようにカム板部90が外周案内台部86を従動部
78とは反対方向へ押してボス部74を挿入部42から
外したエンドロック解除状態となる。
【0065】この図1に示すエンドロック解除状態で
は、カムプレート88のカム板部90が外周案内台部8
6を矢印H方向へ押し、図示する如くスライダ70を矢
印H方向へ押した状態となっていて、そのボス部74
が、挿入部42と制動部材46との間隙から離脱し、巻
取軸14と一体のロータ部材50に対し、ロック輪32
がねじりコイルばね52の付勢力に抗して相対的に所要
角度回動可能な状態とされている。
【0066】この状態では、図16のように係止部20
0がラチェット歯38とかみ合っているのでウエビング
17が引き出されると、巻取軸14と共にロータ部材5
0が矢印E方向に相対的に回動し、図1に対応した図9
及び図12に示す状態から、図11及び図13に示す状
態に移行する。すなわち、前述したようにロックプレー
ト22の爪部24が内歯ギアホイル26に係合して、ウ
エビング17がそれ以上引き出されないよう制止する。
【0067】次に、図1に示すウエビング17の全量引
出方向状態から、巻取軸14にウエビング17を全量近
くまでの所定量巻き取らせると、図16のALRカム部
材96が矢印F方向へ回転して操作端面158Aが被動
腕部208を押すので操作部材194は図14の実線状
態まで反転してELRへ切り替わる。このELRへの切
替初期において図5に示す歯車機構は、そのカムプレー
ト88が図2に示す状態まで回動され、カム板部90が
従動面76の斜面部76Bに摺接して従動部78を押す
ことにより、スライダ70を矢印Hと逆方向へ押し始め
る。
【0068】この状態から、さらにウエビング17を巻
取軸14に巻き取らせ、ALRからELRへの切替え動
作を完了した図3に示す状態(図14に相当)では、ス
ライダ70の矢印Hと逆方向への動作に従って、ボス部
74が図9から図10へと案内穴62に沿って移動し、
挿入部42の側面と制動部材46との間に挿入され、巻
取軸14及びロータ部材50と、ロック輪72とが相対
動作しないように制動する図10の状態となる。
【0069】この図3に示した状態から、さらにウエビ
ング17を全量巻き取り状態まで巻き取ると、この動作
に従って、カムプレート88が案内軸台部64に支受さ
れながら矢印E方向へ回動し、カム板部90が円弧面7
6Bを押して従動部78を押しスライダ70を矢印Hと
逆方向へ押し進め、図4に示す状態とする。なお、この
図4に示す状態では、前述した図3に示す状態と同様に
巻取軸14及びロータ部材50と、ロック輪72とが相
対動作しないように制動された図10の状態となってい
る。
【0070】すなわち、図3、図4及び図10に示す、
ウエビングの全量巻込近くの状態から巻込を完了し、さ
らに全量巻込近くの状態に復帰するまでの間、巻取軸1
4及びロータ部材50に対し、ロック輪72が相対回転
不能な状態なので、この間ロックプレート22は図12
に示す内歯ギヤホイール26との噛合が解除された状態
を保持するから、この間におけるウエビング17の巻込
み、又は引き出し動作が制止されることはない。
【0071】また、引き出したウエビング17を急速に
巻取軸14に全量巻取状態まで巻き取らせて急激にその
巻き込み動作を停止させた場合でも、慣性部材40の慣
性力を、挿入部42と制動部材46との間にあるボス部
74で受け、ロータ部材50とロック輪32との相対回
転動作を制止できる。よって、上述したようないわゆる
エンドロック防止の動作を歯車機構によって確実に実行
できる。
【0072】なお、本実施の形態では、カムプレート8
8を回動するため、遊星歯車を用いて大減速比を実現し
た歯車機構の構成について説明したが、本発明は、これ
に限定されるものではなく、巻掛伝動機構、その他の減
速伝達機構を用いることができる。
【0073】
【発明の効果】本発明のウエビング巻取装置によれば、
ウエビングを急激に全量巻き取らせても、ロック手段が
働かないようにして、確実にエンドロックを防止できる
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取装
置のエンドロック防止の構成要部におけるウエビング全
量引出状態を示す概略平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取装
置のエンドロック防止の構成要部におけるALRからE
LRへの切り替え始めの状態を示す概略平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取装
置のエンドロック防止の構成要部におけるALRからE
LRへの切り替え終了状態を示す概略平面図である。
【図4】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取り
装置のエンドロック防止の構成要部におけるウエビング
の全格納状態を示す概略平面図である。
【図5】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取り
装置における遊星歯車を用いた歯車機構を示す概略説明
図である。
【図6】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取り
装置の一方から見た側面を示す一部の分解斜視図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取装
置の一方から見た側面で図6に示す構成の他の一部を示
す分解斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取り
装置の他方から見た側面を示す分解斜視図であ。
【図9】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取り
装置の通常状態におけるロック輪に関連する要部を示す
平面図である。
【図10】本発明のウエビング巻取り装置におけるエン
ドロック防止動作中のロック輪に関連する要部を示す平
面図である。
【図11】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取
り装置のロック状態におけるロック輪に関連する要部を
示す平面図である。
【図12】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取
り装置における通常状態のロックプレートを示す正面図
である。
【図13】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取
装置における、ロック状態におけるロックプレートの状
態を示す要部正面図である。
【図14】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取
装置におけるウエビング全量巻き込み状態時のALR、
ELRの切り替え機構の要部を示す平面図である。
【図15】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取
装置のALRからELRへの切り替え開始状態における
ALR、ELR切り替え機構の要部を示す平面図であ
る。
【図16】本発明の実施の形態に関わるウエビング巻取
装置のALRからELRへの切り替え直前状態における
ALR、ELR切り替え機構の要部を示す平面図であ
る。
【図17】従来のウエビング巻取装置を例示する要部分
解斜視図である。
【符号の説明】
10 装置本体 12 フレーム 12A 脚部 14 巻取軸 17 ウエビング 22 ロックプレート 26 内歯ギヤホイル 32 ロック輪 38 ラチェット歯 40 慣性部材 42 挿入部 (エンドロック防止手段)(制動用
挿入部)(エンドロック防止部材) 44 案内曲面部 (エンドロック防止手段)(制
動用挿入部)(エンドロック防止部材) 46 制動部材 (エンドロック防止手段)(制動
用挿入部)(エンドロック防止部材) 50 ロータ部材 (エンドロック防止手段) 58 第2内歯歯車 (エンドロック防止手段)
(減速連動手段) 60 案内溝 (エンドロック防止手段) 64 案内軸台部 (エンドロック防止手段) 66 案内周台部 (エンドロック防止手段) 68 小案内周台部 (エンドロック防止手段) 70 スライダ (エンドロック防止手段)(エン
ドロック防止部材) 74 ボス部 (エンドロック防止手段)(制動部
材)(エンドロック防止部材) 76 従動面 (エンドロック防止手段) 78 従動部 (エンドロック防止手段) 80 内周案内台部 (エンドロック防止手段) 88 カムプレート (エンドロック防止手段)
(減速連動手段)(腕) 90 カム板部 (エンドロック防止手段) 92 遊星歯車 (エンドロック防止手段)(減速
連動手段) 92B 全歯歯車部 (エンドロック防止手段)(減
速連動手段) 92C 欠歯歯車部 (エンドロック防止手段)(減
速連動手段) 96 ALRカム部材 (エンドロック防止手段)
(減速連動手段) 150 第3中間歯車 (エンドロック防止手段)
(減速連動手段) 152 第1内歯歯車 (エンドロック防止手段)
(減速連動手段) 154 制動部 158 操作部 160 操作台部 164 中間歯車部材 (減速連動手段) 166 第2中間歯部 (減速連動手段) 168 第1中間歯部 (減速連動手段) 174 駆動歯車 (減速連動手段) 175 開口部 176 加速度センサ 184 球体 186 パウル部 191 係止爪 194 操作部材 198 制動腕部 200 係止部 202 係止ピン 204 突ピン 206 圧縮コイルばね 208 被動腕部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両取付用フレームと、 このフレームへ軸支されて乗員装着用ウエビングを巻取
    る巻取軸と、 この巻取軸へ追従回転し、巻取軸の急激な回転で巻取軸
    と相対回転するロック輪と、 このロック輪が巻取軸と相対回転した場合に巻取軸のウ
    エビング引出方向の回転を阻止するロック手段と、 巻取軸の回転によって巻取軸の軸芯回りに公転し、巻取
    軸の回転が減速した公転回転数として伝えられる腕に軸
    支された遊星歯車と、 前記巻取軸のウエビング全巻取り状態で、前記遊星歯車
    の腕によって駆動されロック輪と巻取車両との相対回転
    を阻止するエンドロック防止部材と、 を有することを特徴としたウエビング巻取装置。
  2. 【請求項2】 ウエビング感応方式のロック手段を備え
    たウエビング巻取装置であって、 前記ウエビングを巻装する巻取軸と一体に回動するロー
    タ部材と、 前記巻取軸と相対的に回動した際に、前記巻取軸の前記
    ウエビング引き出し方向の回転を制止するよう装着され
    たロック輪と、 前記ロータ部材に移動可能に装着され、前記ロック輪に
    設けた制動用挿入部に挿入されて前記ロータ部材と前記
    ロック輪との相対回転を制止し、また、前記制動用挿入
    部から離脱されてこれらの相対回転を自由にする制動部
    材と、 前記巻取軸の回転に連動し、前記ウエビングが全量巻取
    り近くから全量巻取りまでの間、前記制動部材を前記制
    動用挿入部に挿入させるとともに、前記ウエビングの全
    量巻取り近くから全量巻取りまでの間以外では、前記制
    動部材を前記制動用挿入部から解離させる減速連動手段
    と、 を有することを特徴とするウエビング巻取装置。
  3. 【請求項3】前記減速連動手段が遊星歯車を有する歯車
    機構で構成されたことを特徴とする請求項2記載のウエ
    ビング巻取装置。
JP29404196A 1996-11-06 1996-11-06 ウエビング巻取装置 Expired - Fee Related JP3204911B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29404196A JP3204911B2 (ja) 1996-11-06 1996-11-06 ウエビング巻取装置
KR10-1999-7003460A KR100448570B1 (ko) 1996-11-06 1997-11-06 시트벨트 권취 장치
EP97911468A EP0934856B1 (en) 1996-11-06 1997-11-06 Webbing winding device
DE69724982T DE69724982T2 (de) 1996-11-06 1997-11-06 Gurtaufrollvorrichtung
US09/297,029 US6152393A (en) 1996-11-06 1997-11-06 Webbing winding device
CA002270343A CA2270343C (en) 1996-11-06 1997-11-06 Webbing winding device
PCT/JP1997/004046 WO1998019896A1 (fr) 1996-11-06 1997-11-06 Dispositif d'enroulement de sangle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29404196A JP3204911B2 (ja) 1996-11-06 1996-11-06 ウエビング巻取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10129417A true JPH10129417A (ja) 1998-05-19
JP3204911B2 JP3204911B2 (ja) 2001-09-04

Family

ID=17802516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29404196A Expired - Fee Related JP3204911B2 (ja) 1996-11-06 1996-11-06 ウエビング巻取装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6152393A (ja)
EP (1) EP0934856B1 (ja)
JP (1) JP3204911B2 (ja)
KR (1) KR100448570B1 (ja)
CA (1) CA2270343C (ja)
DE (1) DE69724982T2 (ja)
WO (1) WO1998019896A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008068820A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Tokai Rika Co Ltd ウエビング巻取装置
JP2009061809A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Takata Corp シートベルトリトラクタおよびこれを用いたシートベルト装置
JP2009061810A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Takata Corp シートベルトリトラクタおよびこれを用いたシートベルト装置
JP2010030375A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Takata Corp シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置
US8052219B2 (en) 2008-11-20 2011-11-08 Takata Corporation Seat belt retractor and seat belt device using the same
JP2012508136A (ja) * 2008-11-10 2012-04-05 オートリブ ディベロップメント エービー 非作動可能のロッキングシステムを備えるシートベルトリトラクタ

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3287409B2 (ja) * 1999-10-28 2002-06-04 日本精工株式会社 ロック機構付シートベルト用リトラクターを備えたシートベルト装置
JP2001163181A (ja) * 1999-12-06 2001-06-19 Tokai Rika Co Ltd ウエビング巻取装置
DE20206978U1 (de) * 2002-05-02 2002-09-05 Trw Repa Gmbh Kupplungsscheibe für einen Gurtaufroller eines Fahrzeugsicherheitsgurtes
JP2004074828A (ja) 2002-08-09 2004-03-11 Tokai Rika Co Ltd ウエビング巻取装置
JP3947064B2 (ja) * 2002-08-29 2007-07-18 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング巻取装置
US7090304B2 (en) * 2004-07-16 2006-08-15 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Retractor having vehicle sensitive sensor disabling mechanism
US7384014B2 (en) * 2004-09-14 2008-06-10 Key Safety Systems, Inc. Retractor with ALR mode of operation with vehicle sensor block-out
JP2006188148A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Tokai Rika Co Ltd ウエビング巻取装置
US7637536B2 (en) * 2006-03-20 2009-12-29 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Retractor having mechanisms for disabling a vehicle sensitive sensor and for preventing webbing withdrawal
CN101077705B (zh) * 2006-05-25 2012-09-05 奥托立夫开发公司 安全带上防止锁定织带的装置
CN100537310C (zh) * 2006-06-20 2009-09-09 株式会社东海理化电机制作所 织物带卷收装置
JP2008081027A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Takata Corp シートベルトリトラクタおよびこれを用いたシートベルト装置
US20080079254A1 (en) * 2006-10-03 2008-04-03 Takata Corporation Seat belt retractor and seat belt apparatus
DE102006052167B3 (de) * 2006-11-02 2008-02-21 Hugo Kern Und Liebers Gmbh & Co. Kg Platinen- Und Federnfabrik Vorrichtung zum Aufrollen eines Sicherheitsgurtes
JP2008213526A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Takata Corp シートベルトリトラクタおよびこれを用いたシートベルト装置
JP2008213525A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Takata Corp シートベルトリトラクタおよびこれを用いたシートベルト装置
KR100896924B1 (ko) 2007-12-14 2009-05-11 현대자동차주식회사 시트벨트 장치
KR100901253B1 (ko) * 2008-04-24 2009-06-08 델파이코리아 주식회사 후크로 연결하는 시트벨트 리트랙터의 잠금장치
JP2010023654A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Takata Corp シートベルトリトラクタおよびこれを備えているシートベルト装置
DE102009034048B4 (de) * 2009-07-21 2015-10-22 Key Safety Systems, Inc. Gurtaufroller für einen Fahrzeugsicherheitsgurt
JP5797381B2 (ja) * 2010-05-27 2015-10-21 株式会社東海理化電機製作所 ウェビング巻取装置
JP5511076B2 (ja) * 2010-09-21 2014-06-04 タカタ株式会社 シートベルトリトラクタおよびこれを備えるシートベルト装置
AT12216U1 (de) * 2010-11-11 2012-01-15 Fasching Salzburg Gmbh Verriegelungseinheit mit endverriegelungssperre für einen gurtbandaufroller

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6295058A (ja) 1985-10-22 1987-05-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 加入者状態識別方法
EP0473832B1 (de) * 1990-09-07 1995-03-15 TRW Occupant Restraint Systems GmbH Gurtaufroller mit einer fahrzeugsensitiven und gurtbandsensitiven Sperreinrichtung
JP2908639B2 (ja) * 1992-06-29 1999-06-21 ブリヂストンサイクル株式会社 自転車用警報装置
JPH0635060A (ja) * 1992-07-17 1994-02-10 Minolta Camera Co Ltd カメラの磁気記録部駆動機構
JPH0637022A (ja) * 1992-07-20 1994-02-10 Fuji Electric Co Ltd 気相成長装置の温度測定方法
JP2563100Y2 (ja) * 1992-08-05 1998-02-18 日本精工株式会社 シートベルト用リトラクター
JPH0635060U (ja) * 1992-10-16 1994-05-10 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング巻取装置
JPH0637022U (ja) * 1992-10-23 1994-05-17 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング巻取装置
DE9318286U1 (de) * 1993-11-30 1994-02-03 Trw Repa Gmbh, 73553 Alfdorf Gurtaufroller für Fahrzeugsicherheitsgurte
DE29608209U1 (de) * 1996-05-06 1996-09-05 Trw Occupant Restraint Systems Gmbh, 73551 Alfdorf Gurtaufroller für Fahrzeugsicherheitsgurte

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008068820A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Tokai Rika Co Ltd ウエビング巻取装置
JP2009061809A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Takata Corp シートベルトリトラクタおよびこれを用いたシートベルト装置
JP2009061810A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Takata Corp シートベルトリトラクタおよびこれを用いたシートベルト装置
JP2010030375A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Takata Corp シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置
JP2012508136A (ja) * 2008-11-10 2012-04-05 オートリブ ディベロップメント エービー 非作動可能のロッキングシステムを備えるシートベルトリトラクタ
US8052219B2 (en) 2008-11-20 2011-11-08 Takata Corporation Seat belt retractor and seat belt device using the same

Also Published As

Publication number Publication date
EP0934856A1 (en) 1999-08-11
EP0934856A4 (en) 2003-02-05
WO1998019896A1 (fr) 1998-05-14
DE69724982D1 (de) 2003-10-23
US6152393A (en) 2000-11-28
DE69724982T2 (de) 2004-05-19
KR100448570B1 (ko) 2004-09-13
CA2270343C (en) 2006-03-21
EP0934856B1 (en) 2003-09-17
JP3204911B2 (ja) 2001-09-04
KR20000052677A (ko) 2000-08-25
CA2270343A1 (en) 1998-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3204911B2 (ja) ウエビング巻取装置
JP3787001B2 (ja) シートベルト用リトラクター
JP4583386B2 (ja) シートベルトのウェビングロッキング防止装置
JPS63149245A (ja) シ−トベルトのリトラクタ−
JP2004262447A (ja) シートベルト巻取装置
JP2004090672A (ja) ウエビング巻取装置
JP2008290696A (ja) シートベルトのウェビングロッキング防止装置
JP3525638B2 (ja) シートベルトリトラクタ
JP3698379B2 (ja) シートベルト用リトラクター
EP0681949B1 (en) Silent seat belt comfort retractor
JPH08253104A (ja) シートベルト用リトラクター
JP3258587B2 (ja) ウエビング巻取装置
JPH09150712A (ja) ウエビング巻取装置
US5328119A (en) Tension reducer
JP3032687B2 (ja) ウエビング巻取装置
JPH11107U (ja) ウエビング巻取装置
JP3204907B2 (ja) ウエビング巻取装置
JP2607425Y2 (ja) ウエビング巻取装置
JPH061496Y2 (ja) ウエビング巻取装置用ロツク機構
JPH1192U (ja) ウエビング巻取装置
JPH11115U (ja) ウエビング巻取装置
JPH0423083Y2 (ja)
JPH085878Y2 (ja) ウエビング巻取装置
JPH0723320Y2 (ja) ウエビング巻取装置
JPH078328Y2 (ja) シートベルトのリトラクター

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080629

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090629

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140629

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees