JPH0635060A - カメラの磁気記録部駆動機構 - Google Patents

カメラの磁気記録部駆動機構

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Publication number
JPH0635060A
JPH0635060A JP19056892A JP19056892A JPH0635060A JP H0635060 A JPH0635060 A JP H0635060A JP 19056892 A JP19056892 A JP 19056892A JP 19056892 A JP19056892 A JP 19056892A JP H0635060 A JPH0635060 A JP H0635060A
Authority
JP
Japan
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gear
film
input gear
pad
magnetic head
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Pending
Application number
JP19056892A
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English (en)
Inventor
Shigeru Wada
滋 和田
Akira Funabashi
章 船橋
Michihiro Iwata
道広 岩田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Publication of JPH0635060A publication Critical patent/JPH0635060A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Landscapes

  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラの大型化、制御の複雑化、操作感の低
下、及びフィルムに対する磁気ヘッドの当接力の不安定
化を防止できる磁気記録部駆動機構を提供する。 【構成】 フィルム供給モータ7に入力ギヤ14を連結
し、この入力ギヤ14を同軸上の出力ギヤ15に対して
所定範囲内で相対的に回転可能且つ軸方向可動に構成す
る。入力ギヤ14に一端35dが係合し、他端35bにパ
ッド34を保持した駆動レバー35を設ける。そして、
出力ギヤ15に対する入力ギヤ14の回転可能範囲の両
端で入力ギヤ14を出力ギヤ15に接近させてパッド3
4を磁気ヘッド31に押圧し、その回転可能範囲内の中
間位置で入力ギヤ14を出力ギヤから離反させてパッド
34を磁気ヘッド31から退避させるカム面15a,15
b,15cとカムフォロア14aとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性面を有するフィル
ムに対して磁気情報による撮影データの読み書きを行な
うための磁気ヘッドと、該磁気ヘッドとの間にフィルム
を挟み付けるパッドとからなる磁気記録部を備えたカメ
ラの磁気記録部駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気情報による撮影データの
読み取りや書き込みを行なえるように、磁性材料によっ
て形成された磁性面を持ったフィルムが提供されてい
る。このフィルムを使用するカメラには磁気ヘッドが設
けられ、さらに、通常はデータの読み書き処理の際にフ
ィルムの磁性面と磁気ヘッドとを密着させるためのパッ
ドが設けられて、磁気ヘッドとパッドにより磁気記録部
が構成される。そして、磁気ヘッドとパッドの少なくと
も一方を可動に構成して、磁気記録部を、磁気ヘッドと
パッドとが押圧し合うデータ処理位置と、両者が互いに
離反する退避位置とに設定可能に構成し、それによっ
て、データの読み書きを行なうときには両者の間にフィ
ルムを挟み付けて磁気ヘッドにフィルムの磁性面を摺接
させる一方、データの読み書きを行わない撮影時等には
フィルムが磁気ヘッドに強く接触しないようにして、フ
ィルムの歪みや磁気転写を防止するようにしている。
【0003】このように磁気記録部をデータ処理位置と
退避位置とに設定するために、以下のような駆動機構が
提案されている。まず第1に、専用のアクチュエータを
用いて磁気ヘッドまたはパッドを駆動する機構である。
第2に、データ処理位置と退避位置間での磁気記録部の
動作を、ズームレンズ鏡胴など、別の制御シーケンスで
駆動される被駆動物の動作を利用して行う機構である。
そして第3に、フィルム給送時の給送モータの回転を摩
擦伝動機構を介して磁気ヘッドまたはパッドに伝達して
これらを駆動する一方、磁気記録部を退避位置に保持す
る必要のある場合には、専用のアクチュエータでデータ
処理位置への移動を禁止するようにした機構である(例
えば特開平4−68334号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の第1の
機構のように専用のアクチュエータを設けることは、カ
メラを大型化させる原因ともなり得るし、アクチュエー
タを追加することによりカメラの制御も複雑化しやす
い。また、第2の機構では、データ処理時にズームレン
ズ鏡胴などが不意に動くために撮影者に戸惑いを生じさ
せるなど、操作感の悪さが問題となる。そして第3の機
構では、摩擦伝動機構を設けていることにより、フィル
ムに対する磁気ヘッドの当接力が不安定になりやすいと
いう問題がある。
【0005】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、磁性面を有するフィルムを使用するカメラで、磁
気記録部駆動機構を設けることにより、カメラの大型
化、制御の複雑化、操作感の低下、及びフィルムに対す
る磁気ヘッドの当接力の不安定化という問題が発生する
のを防止することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の技
術的課題を解決するため、本発明に係る磁気記録部駆動
機構は以下のように構成されている。すなわち、フィル
ム供給モータに連結された入力ギヤと、この入力ギヤと
同軸上に配置された出力ギヤとを備え、入力ギヤが出力
ギヤに対して所定範囲内で相対的に回転可能に構成さ
れ、入力ギヤ及び出力ギヤの一方が他方に対して軸上第
1位置と第2位置との間を軸方向へ可動に構成されてい
る。また、カメラ本体に揺動可能に保持され且つ軸方向
可動のギヤに一端が係合するとともに他端に磁気ヘッド
またはパッドを保持した駆動レバーを設けて、軸方向可
動ギヤが軸上第1位置となることにより磁気記録部をデ
ータ処理位置に保持する一方、軸方向可動ギヤが軸上第
2位置となることにより磁気記録部を退避位置に保持す
るようにし、出力ギヤに対する入力ギヤの回転可能範囲
内の第1の角度で軸方向可動ギヤを軸上第1位置に保持
する一方、その回転可能範囲内の第2の角度で軸方向可
動ギヤを軸上第2位置に保持するカム手段を設けてい
る。なお、軸方向可動ギヤの軸上第1位置は、両ギヤが
両ギヤが互いに接近する位置と離反する位置とのいずれ
か一方であり、軸上第2位置はいずれか他方である。
【0007】また、上記構成においては、カム手段を、
入力ギヤ及び出力ギヤの一方に形成されたカム面と、こ
の両ギヤの他方に形成されたカムフォロアとから構成し
て、出力ギヤに対する入力ギヤの回転可能範囲の両端位
置を上記第1の角度として軸方向可動ギヤを軸上第1位
置に設定する一方、その回転可能範囲の中間位置を上記
第2の角度として軸方向可動ギヤを軸上第2位置に設定
する形状にカム面を形成することが好ましい。
【0008】磁気記録部駆動機構をこのように構成すれ
ば、フィルム給送モータを起動して入力ギヤを回転させ
ると、フィルム給送用のフォークと巻き上げスプールと
が駆動負荷となっているため、まず、入力ギヤが出力ギ
ヤに対してその回転可能範囲の一方の端まで回転し、入
力ギヤ及び出力ギヤの一方である軸方向可動ギヤが移動
する。このとき、軸方向可動ギヤに一端が係合した駆動
レバーが揺動するから、その際に、軸方向可動ギヤが軸
上第1位置へ移動するようにカム手段を構成しておけ
ば、磁気記録部をデータ処理位置に設定できる。したが
って、入力ギヤを引き続いて回転させれば磁気記録部を
データ処理位置に保ったままフィルムを給送できるか
ら、磁気ヘッドにより、フィルムの磁性面に対する撮影
データの読み書きを行うことができる。
【0009】また、フィルム給送モータを出力ギヤに対
する入力ギヤの回転可能範囲内で僅かに逆転させれば、
出力ギヤを回転させずに、つまりフィルムの給送を行わ
ずに軸方向可動ギヤを軸上第2位置に移動させることが
できる。そのため、このようにして軸方向可動ギヤの位
置を変化させれば、フィルムを停止させたまま磁気記録
部を退避位置に設定できる。したがって、撮影時にはモ
ータを僅かに逆転させてから停止させるように制御すれ
ば、磁気ヘッドとパッドとが離れた状態を保持できる。
【0010】このように、上記構成によれば、磁気記録
部をフィルム給送時にデータ処理位置に設定し、撮影時
に退避位置に設定してフィルムの歪みや磁気転写を防止
するのを、専用のアクチュエータを用いず、フィルム給
送モータを僅かに逆転させるという簡単な制御で実現で
きる。したがって、カメラの大型化と制御の複雑化を防
止できる。また、パッドを安定した力で磁気ヘッドに押
圧できるからデータの読み書きを安定して行え、さらに
磁気記録部の両位置間での動作をフィルムの給送に連動
させているので、ズームレンズ鏡胴の動きを利用する場
合のような操作感の低下も生じない。なお、軸方向可動
ギヤを軸上第1位置と第2位置に設定するのは、出力ギ
ヤに対する入力ギヤの回転可能範囲の両端と中間位置以
外であってもよく、その場合、カム面とカムフォロア等
からなるカム手段を適宜設計すればよい。
【0011】
【実施例】以下に、図1から図12に示した本発明の一
実施例に係る磁気記録部駆動機構を備えたカメラについ
て詳細に説明する。本実施例のカメラは、磁性面を有す
るフィルムをカメラへの非装填時には先端まで収納する
タイプのフィルムカートリッジを用いるカメラであっ
て、カートリッジの装填に続いて実行されるイニシャル
ローディング動作によりフィルムをカートリッジ内から
送り出してスプールに巻き付けるとともに所定の位置ま
で給送し、その後、撮影時にフィルムを1駒ずつカート
リッジ内に収納していくプリワインド方式が採用されて
いる。
【0012】図1はこのカメラの内部機構の要部を示す
斜視図、図2は底面図、図3は正面図である。このカメ
ラは、フィルムカートリッジ1を収納するカートリッジ
室と、主電源となる電池2を収納する電池室と、フラッ
シュ発光用のコンデンサ3とを、カメラの正面(撮影レ
ンズ側)から見て左側に設けられたグリップ部4内に有
し、カートリッジ室及び電池室の蓋はカメラの底面側に
設けられている(不図示)。カートリッジ室の上部には、
カートリッジ装填時のフィルムの送り出しと撮影時のフ
ィルムの巻き上げとを行うため、カートリッジ1のフィ
ルム巻き取り軸と噛み合ってこれを回転させるフォーク
5aを有するドライバー5が設けられている。
【0013】カメラ本体内のグリップ部4と反対側の端
部には、フィルムを巻き取るためのスプール6が配置さ
れ、このスプール6内には、フィルム給送用モータ7が
収納されている。フィルム給送用モータ7の出力軸には
出力ギヤ8が固定され、この出力ギヤから、スプール6
の下端に設けられたスプールギヤ9と、上記ドライバー
5に形成されたドライバーギヤ5bとに駆動力を伝達す
るため、これらの間を連結するギヤ列が設けられてい
る。なお、ギヤ列については、図1ではその構成ギヤの
一部のみを示しており、省略した部分のギヤによる伝達
経路は矢印で示している。また、図2では、各ギヤのピ
ッチ円直径を1点鎖線で、歯先円直径を実線で示してい
る。
【0014】まず、出力ギヤ8の回転をスプール6に伝
達するスプール側ギヤ列は、図2に示すギヤ10〜16
により構成されている。ギヤ10は、出力ギヤ8と噛合
する位置に配置されており、その同軸上に、ギヤ10と
一体的に回転する小径のギヤ11が配置されている。ま
た、ギヤ11にはギヤ12が噛合し、その同軸上に、ギ
ヤ12と一体的に回転する小径のギヤ13が配置されて
いる。ギヤ13にはギヤ14が噛合し、その同軸上に小
径のギヤ15が配置されている。このギヤ14と15は
互いに同軸上に位置しているが、両者は所定の範囲内で
相対的に回転可能であり、且つ両者間の相対的な角度関
係に応じてギヤ14がギヤ15に接近した軸上第1位置
と離反した第2位置との間で軸方向へ移動し、後に詳述
するパッドを駆動するようになっている。そして、この
ギヤ15に噛合するギヤ16の回転がスプールギヤ9に
伝達されて、プリワインド時のフィルムの巻き取りが行
われる。
【0015】一方、ギヤ16の回転は、ギヤ17〜24
により構成されたドライバ側ギヤ列を介してドライバ5
にも伝達される。ギヤ17,18,19はそれぞれがボデ
ィ側に固定された軸(不図示)に回転可能に支持されてい
る。ギヤ19を支持する軸19aは、ギヤ19と噛合す
るギヤ20を有するキャリア25を回転可能に保持し、
ギヤ20がギヤ19を太陽ギヤとする遊星ギヤとなって
いる。22はワンウェイクラッチであり、図1の下端側
に第1の入力ギヤを有し、その出力側が軸26を介して
ギヤ23と連結されている。ワンウェイクラッチ22
は、この第1入力ギヤの図2における反時計回り方向へ
の回転のみをギヤ23以降に伝達するように構成されて
おり、この第1入力ギヤは、ギヤ21を介して太陽ギヤ
19と連結されている。
【0016】一方、図は簡略化して示しているが、ワン
ウェイクラッチ22は出力側と一体的に回転する第2の
入力ギヤを第1の入力ギヤよりも図1の上方位置に有し
ており、太陽ギヤ19が図2の反時計回り方向に回転し
た場合に、遊星ギヤ20が、第2入力ギヤと噛合するよ
うになっている。したがって、図面上では遊星ギヤ20
とギヤ21とを同一平面上に並べた配置で示している
が、以上の説明から明らかなように、実際には遊星ギヤ
20はギヤ21よりも上方へずれた位置に配置されてい
る。また、この遊星ギヤ20の揺動範囲を規制するた
め、図示していないが、ストッパーが設けられている。
そして、軸26の上端に設けられたギヤ23とドライバ
ーギヤ5aとの間に、ギヤ24が設けられている。
【0017】次に、磁気ヘッドとパッドとからなる磁気
記録部について、図1〜図3、及び図3のA−A線断面
に対応した図4(a)を用いて説明する。図示するよう
に、磁気ヘッド31は、アパチャー32の下方の位置で
フィルム33に背面側から接するように固定され、その
前面側にパッド34が配置されている。パッド34は、
カメラボディ36に軸部35aが回転可能に支持された
駆動レバー35の一端のヘッド保持部35bに固定さ
れ、カメラボディ36の開口36a内で、フィルム33
をヘッド31に押圧するデータ処理位置(図5(a)及び図
6(a)参照)と、ヘッド31から離反してフィルム33を
解放する退避位置(図4(a))との間で移動可能となって
いる。駆動レバー35は、スプリング37により、パッ
ド34を磁気ヘッド31に押し付ける方向へ付勢されて
いる。これに対し、軸部35aの反パッド側の端部に形
成されたアーム35cの先端のピン35dがギヤ14の軸
方向への移動に連動して上下へ動作するようになってお
り、それによって、磁気ヘッド31に対してパッド34
がデータ処理位置と退避位置間で動作する。なお、この
スプリング37により生じる磁気ヘッド31に対するパ
ッド34の押圧力は、磁気情報読み取り時の読み取り効
率とフィルム33の表面強さから定められている。
【0018】次に、ギヤ14及びギヤ15について、側
面図である図4(a)及びその底面図である図4(b)を用い
て説明する。なお、図4(b)では、作図の便宜上ギヤ1
5も実線で示している。両ギヤ14及び15は、軸38
を回転中心として互いに同軸上に配置され、ギヤ14が
入力ギヤ、ギヤ15が出力ギヤとなっている。軸38は
径方向に相対する位置2箇所にキー状の突起38aを有
し、入力ギヤ14は軸38に対して一定の範囲内で回転
するようにキー38aよりも幅の広い溝14bを有してい
る。また、出力ギヤ15は、この軸38と一体的に回転
するように、キー38aが嵌合するキー溝(不図示)を有
している。一方、入力ギヤ14は、出力ギヤ15と向き
合う面における所定の円周上を三等分する位置にピン1
4aを有し、出力ギヤ15は、入力ギヤ14と向き合う
面に、このピン14aをカムフォロアとして従動させる
カム面15a,15b,15cを有している。カム面15a,
15b,15cは、軸方向に位置の異なる第1カム面15a
と第2カム面15b、及びこれらを連接するテーパ面1
5cとからなっている。前述のスプリング37は、入力
ギヤ14を出力ギヤ15側へ付勢し、それによって、ピ
ン14aと各カム面15a,15b,15cとの接触状態を保
持している。以上の構成により、各入力ギヤ14,15
同士の相対的な角度関係が変化すると、図4(a),図5
(a)及び図6(a)に示すようにカムフォロアー14aが第
1カム面15a、その外側のテーパ面15c、及びさらに
外側の第2カム面15b上を移動し、その結果、前述し
たように入力ギヤ14が軸上第1位置と第2位置との間
を軸方向へ移動して、出力ギヤ15に対する相対的な距
離が変化する。
【0019】図7は本実施例のカメラの回路構成を示す
ブロック図である。図示するように、このカメラでは、
全体的な制御を行う制御回路100に、以下のような回
路、装置及びスイッチが接続されている。まず、101
は被写体までの距離を測定する測距回路、102は被写
体の輝度を測定する測光回路、103は給送モータM1
(前出の符号7)の回転制御を行うモータ回路、104は
測距回路101からの出力に応じてレンズ駆動モータM
2を駆動することにより撮影レンズのピント合わせを行
うレンズ駆動回路、105は測光回路102により測定
した被写体輝度情報に応じてシャッタ106の開閉を行
うシャッター回路、そして107はフィルムの磁性面に
対する磁気ヘッド31による磁気情報の読み書きを制御
するヘッド制御回路である。また、PIは給送モータM
1の回転数をカウントするフォトインタラプタ、PRは
フィルムの位置をパーフォレーションにより検知するフ
ォトリフレクタ、TCはタイマー回路、S0は電源スイ
ッチ、S1は測光と測距を起動する起動スイッチ、S2
はレリーズスイッチ、S3はカートリッジ蓋の開閉を検
知する蓋スイッチ、S4は磁気ヘッドに対するパッドの
位置を検出するパッドスイッチ、S5はカートリッジか
らフィルムが出たことを検出するフィルム検知スイッチ
である。なお、フォトリフレクタPRは、その配置図で
ある図8に示すように、フィルム33の各駒A,B・・・毎
に1個ずつ形成されたパーフォレーションPFに対応し
た位置に配置されている。
【0020】次に、このカメラの動作について、図9か
ら図12に示したフローチャートを用いて説明する。図
9はこのカメラのメインシーケンスを示すフローチャー
ト、図10はイニシャルローディング動作を示すフロー
チャート、図11は1駒給送動作を示すフローチャー
ト、図12は巻き戻し動作を示すフローチャートであ
る。
【0021】まず、電源スイッチS0が閉じられるとス
テップ#001においてメインシーケンスがスタート
し、次にステップ#002で、フィルム検知スイッチS
5の状態をチェックすることにより、その時点で既にカ
ートリッジ1からフィルム33が出た状態になっている
かどうか、つまりフィルム33が既にスプール6に巻き
付けられていると見なせるかどうかの判別が行われる。
フィルム33がカートリッジ1から出ていない場合に
は、その時点でカートリッジ1が新たに装填されたと見
なし、ステップ#003において、図10に詳細を示し
たフィルムのイニシャルローディングを実行して未撮影
駒をアパーチャー32の位置にセットした後、ステップ
#004で起動スイッチS1の通電を待つ。フィルム3
3が既にカートリッジ1から出ている場合には、イニシ
ャルローディングのシーケンスを飛ばして起動スイッチ
S1の通電を待つ。
【0022】この起動スイッチS1が閉じられると、測
光と測距とがそれぞれステップ#005と#006とで
行われ、次いでステップ#007でレリーズスイッチS
2の通電を待つ。そして、レリーズスイッチS2が閉じ
られたと判断されると、先の測光データと測距データに
基づいて、ステップ#008と#009とでレンズ制御
とシャッター制御とが行われ、フィルム33の露光が行
われる。逆にレリーズスイッチS2が閉じられない場合
には、測光データと測距データとをリセットし、ステッ
プ#004に戻って再び起動スイッチS1が通電するの
を待つ。
【0023】一方、ステップ#009のシャッター制御
が完了すると、ステップ#010で、直前に撮影した駒
が最終駒であったかどうかを判別する。最終駒ではなか
った場合は図11に詳細を示した1駒給送のシーケンス
をステップ#011で実行し、次の未撮影駒をアパーチ
ャー32の位置にセットして再び起動スイッチS1の通
電を待つ。逆に最終駒であった場合には、図12に詳細
を示した巻き戻しのシーケンスをステップ#012で実
行してフィルム33をカートリッジ1内に巻き取ってか
ら、動作を終了する。
【0024】次に、メインシーケンスのステップ#00
3で実行されるイニシャルロードについて図10を用い
て説明する。このシーケンスに入ると、まずステップ#
021で、カートリッジ蓋スイッチS3の出力信号の変
化により、蓋が開いた状態から閉じられるのを検出す
る。蓋が閉じられると、ステップ#022,#023で
タイマー回路TCのタイマーを一旦リセットしてからス
タートさせ、同時にステップ#024において給送モー
タ7を正転させる。給送モータ7が回転する前は、図4
(a),(b)に示すようにカムフォロア14aが第1カム面1
5a上にあって、入力ギヤ14が出力ギヤ15から離反
して磁気ヘッド31からパッド34が離れた状態にある
が、給送モータ7が正転すると、入力ギヤ14が(b)図
の反時計回り方向に回転する。このとき、出力ギヤ15
は、スプール6とドライバー5とが駆動負荷となってい
る。したがって、溝14bの端面14cが図5(b)に示す
ようにキー状の突起38aと当接するまでは、出力ギヤ
15のカム面15a,15b,15c上を入力ギヤ14のカ
ムフォロアー14aが滑って、入力ギヤ14だけが回転
しながら出力ギヤ15の方へ接近する。その結果、入力
ギヤ14によりピン35dが押し下げられていた駆動レ
バー35が、スプリング37の付勢力により軸部35a
を中心として図4(a)の反時計回り方向へ回転して、パ
ッド34が磁気ヘッド31に当接する。
【0025】そして、溝14bの端面14cがキー状突起
38aに当接すると、出力ギヤ15も入力ギヤ14と一
体的に回転を始め、モータ7の駆動力がギヤ16から2
4を経てドライバギヤ5bとスプールギヤ9とに伝達さ
れる。このとき、ドライバ側では、遊星ギヤ20がワン
ウェイクラッチ22の第2入力ギヤから離れており、駆
動力は第1入力ギヤから回転が伝えられたワンウェイク
ラッチ22を介してのみドライバ5へ伝達される。その
ため、ドライバ5は底面から見て反時計回り方向に回転
し、フィルム33をカートリッジ1から押し出す。フィ
ルム33は、検知スイッチS5の前を通過することによ
りこのスイッチS5をオンに切り替えた後、パッド34
を押し上げてスプール6側へ進んで行く。
【0026】フィルム33の移動はスイッチS5でモニ
ターされており、もしフィルム33が所定時間内に検知
スイッチS5の前を通過しないときは、モータ7が停止
して警告が発される(ステップ#025,027,02
8)。ステップ#026でフィルム33の通過を確認す
ると、ステップ#029,#030でタイマをリセット
してからスタートさせ、ステップ#032で磁気ヘッド
による磁気情報の読み込みを開始して、フィルム33が
未撮影駒と撮影駒の混在するものである場合の境界を検
出する(ステップ#038)。また、これと同時に、ステ
ップ#033,#037で、装填されたフィルム33が
未撮影フィルムである場合の第1駒を、フォトリフレク
タPRからの信号により検出する。フィルム33がフォ
トリフレクタPRの前を通過した後も、ステップ#03
3,#036でパーフォレーションPF間の移動時間を
モニターしていて、移動に所定時間以上かかるとモータ
7を停止して警告を発する(ステップ#031,#03
4,#035)。
【0027】撮影済みの駒あるいは第1駒を検出した場
合、ステップ#039,#040でタイマーとモータ7
とを停止させる。続いて、モータ7の回転量を検知する
カウンターをステップ#041で一旦リセットし、ステ
ップ#042でモータ7を逆転させると同時にステップ
#043で回転数のカウントを開始する。モータ7が逆
転すると、入力ギヤ14が軸38に対して逆転(図5(b)
の時計回り方向へ回転)し、カムフォロア14が第2カ
ム面15bから第1カム面15a上へ移動し、入力ギヤ1
4が出力ギヤ15から離反する。そのため、それまで磁
気ヘッド31と当接していたパッド34が磁気ヘッド3
1から退避する。ステップ#044,#045では、パ
ッド34がモータ7の所定の回転数内に磁気ヘッド31
から離反したかどうかがパッドスイッチS4により判別
される。パッド34の離反を検出すると、ステップ#0
48,#049でカウンタとモータを停止させる。逆に
所定回転数内にパッド34の離反が検出されなければ、
ステップ#046,#047でモータ7が停止して警告
が発される。
【0028】フィルムの1駒給送は図11のフローチャ
ートに従って行われる。まず、ステップ#061,#0
62で、タイマー回路TCのタイマーを一旦リセットし
た後スタートさせ、同時にステップ#063で給送モー
タ7を逆転させる。モータ7が逆転すると、前述のイニ
シャルローディング時と同様、それまでは図4に示すよ
うにカムフォロア14aが第1カム面15a上に位置して
出力ギヤ15から離反していた入力ギヤ14が、図6
(b)に示すように端面14dがキー状の突起38aと当接
するまで、出力ギヤ15に対して図4(b)の時計回りに
回転する。したがって、出力ギヤ15のカム面15a,1
5b,15c上を入力ギヤ14のカムフォロアー14aが滑
って、入力ギヤ14が出力ギヤ15の方へ接近する。そ
の結果、駆動レバー35が軸部35aを中心として図4
(a)の反時計回り方向へ回転して、パッド34が磁気ヘ
ッド31に当接する。
【0029】そして、溝14bの端面14dがキー状突起
38aに当接すると、出力ギヤ15も入力ギヤ14と一
体的に回転を始め、モータ7の駆動力がギヤ16から2
4を経てドライバギヤ5bに伝達される。このとき、遊
星ギヤ20がワンウェイクラッチ22の第2入力ギヤと
噛み合って動力が伝達される。駆動力が伝達されたドラ
イバ5は底面から見て時計回り方向に回転し、フィルム
33をカートリッジ内に巻き込む。このときフィルム3
3の磁性面に対し、ステップ#064で磁気ヘッド31
により撮影時の情報が書き込まれる。
【0030】ステップ#065,#066では、フォト
リフレクタPRの位置で所定時間内にパーフォレーショ
ンPFから次のパーフォレーションPFへの移動が行わ
れたかどうかが検出され、所定時間経過しても移動が検
出されない場合にはステップ#067,#068でモー
タ7が停止して警告が発される。ステップ#069で次
の駒を検出すると、ステップ#070,#071でモー
タ7とタイマーとを停止させ、さらに、ステップ#07
2,#073,#074で、モータ7の回転数を検知する
カウンタを一旦リセットしてモータ7を正転させ、同時
に回転数のカウントを開始する。モータ7が正転する
と、入力ギヤ14が軸38に対して図6(b)の反時計方
向へ回転して、入力ギヤ14が出力ギヤ15から離反す
る。そのため、それまで磁気ヘッド31と当接していた
パッド34が再度磁気ヘッド31から退避する。
【0031】ステップ#075,#076では、パッド
34が所定の回転数内に磁気ヘッド31から離反したか
どうかをパッドスイッチS4により判別する。パッド3
4の離反を検出すると、ステップ#079,#080で
カウンタとモータ7を停止させる。逆に所定時間内にパ
ッド34の離反が検出されなければ、ステップ#07
7,#078でモータを停止して警告が発される。以上
のように、パッド34はフィルム33に対して、その給
送時にのみ接するので、撮影時にフィルム33がパッド
34によって平面性を歪められることがなく、また、磁
気転写の発生も防止できる。
【0032】フィルムの巻き戻しは図12のフローチャ
ートにしたがって行われる。まず、ステップ#091,
#092でタイマー回路TCのタイマーを一旦リセット
したうえでスタートさせ、同時にステップ#093にお
いて給送モータ7を逆転させる。給送モータ7が逆転す
ると、フィルムの1駒給送時と同様にそれまでは図4に
示すようにカムフォロア14aが第1カム面15a上に位
置して出力ギヤ15から離反していた入力ギヤ14が、
図6に示すように端面14dがキー状の突起38aと当接
するまで、出力ギヤ15に対して図4(b)の時計回り方
向に回転する。したがって、出力ギヤ15のカム面15
a,15b,15c上を入力ギヤ14のカムフォロアー14a
が滑って入力ギヤ14が出力ギヤ15の方へ接近し、パ
ッド34が磁気ヘッド31に当接する。
【0033】そして、溝14bの端面14dがキー状突起
38aに当接した後は、出力ギヤ15が入力ギヤ14と
一体的に回転し始め、モータ7の駆動力がギヤ16から
24を経てドライバギヤ5aに伝達される。このとき、
遊星ギヤ20がワンウェイクラッチ22の第2入力ギヤ
と噛み合って動力が伝達される。駆動力が伝達されたド
ライバ5は底面から見て時計回り方向に回転し、フィル
ム33をカートリッジ1内に巻き込む。そして、このと
きステップ#094で磁気ヘッドにより必要な情報が書
き込まれる。
【0034】ステップ#095,#096では、ステッ
プ#093でのモータ7の通電開始からスイッチS5が
オフとなるまでの時間をモニターしており、フィルム3
3の移動に所定時間以上経過するとステップ#097,
#098でモータを停止して警告を発する。フィルムの
端がカートリッジ内に完全に入るように、ステップ#0
99,#100,#101でスイッチS5がオフしてから
さらにモータ7を所定時間回転させた後に、ステップ#
102,#103でモータ7とタイマーとを停止させ
る。さらに、ステップ#104,#105,#106で、
モータ7の回転数を検知するカウンタを一旦リセットし
てモータ7を正転させ、同時に回転数のカウントを開始
する。モータ7が正転すると、入力ギヤ14が軸38に
対して図の反時計方向へ回転して、入力ギヤ14が出力
ギヤ15から離反する。そのため、それまで磁気ヘッド
31と当接していたパッド34が磁気ヘッド31から退
避する。
【0035】ステップ#107,#108では、パッド
34が所定時間内に磁気ヘッド31から離反したかどう
かをパッドスイッチS4により判別する。パッド34の
離反を検出すると、ステップ#111,#112でカウ
ンタとモータ7を停止させる。逆に所定時間内にパッド
34の離反が検出されなければ、ステップ#109,#
110でモータを停止して警告が発される。
【0036】以上説明した実施例によれば、フィルム3
3の給送用モータ7を駆動源に利用していて専用のアク
チュエータが不要であるため、カメラの大型化を防止で
き、しかも磁気ヘッド31からのパッド34の退避をモ
ータ7を僅かに反転させるだけで行っているため、制御
の複雑化も防止できる。また、出力ギヤに対する入力ギ
ヤの位置関係をパッドの移動に利用しているので、パッ
ド34を安定した力で磁気ヘッド31に押圧でき、それ
によって読み取りエラーの発生等を防止できる。さら
に、パッド34の動作がフィルム33の給送に連動する
から、レンズ鏡胴等の動作を利用した場合のような操作
感の低下も防止できる。
【0037】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の態様で実施できる。たとえ
ば、上記実施例では入力ギヤ14を軸方向へ移動させる
ことによってパッドの駆動を行っているが、出力ギヤ1
5を移動させて駆動するようにしてもよく、パッド34
の代わりに、あるいはパッド34とともに磁気ヘッド3
1を動かせるように構成してもよい。また、上記実施例
とは逆に、入力ギヤ14が出力ギヤ15に対して回転す
る範囲の両端で両ギヤ14,15を離反させ、その範囲
の中間で両ギヤ14,15を接近させるようにカムを構
成してもよく、その他、入力ギヤ14の適当な角度で両
ギヤ間の距離を変化させるようにカムを構成してもよ
い。さらに、本発明の機構は、上述したようなプリワイ
ンド方式のカメラだけでなく、フィルムを撮影時に1駒
ずつ巻き上げ、撮影終了時にカートリッジ内に巻き戻す
通常のフィルム給送方式のカメラにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る磁気ヘッド駆動機構
を備えたカメラの内部構造の要部を示す斜視図である。
【図2】 このカメラのフィルム給送用動力伝達系統を
示す底面図である。
【図3】 このカメラの内部構造の要部を示す正面図で
ある。
【図4】 給送モータの停止時の磁気ヘッドと入力ギヤ
及び出力ギヤを示す図であり、(a)図は側面図、(b)図は
底面図である。
【図5】 フィルムのプリワインド時の磁気ヘッドと入
力ギヤ及び出力ギヤを示す図であり、(a)図は側面図、
(b)図は底面図である。
【図6】 フィルムの1駒給送時と巻き戻し時の磁気ヘ
ッドと入力ギヤ及び出力ギヤを示す図であり、(a)図は
側面図、(b)図は底面図である。
【図7】 このカメラの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図8】 フォトリフレクタの配置を示す図である。
【図9】 このカメラのメインシーケンスを示すフロー
チャートである。
【図10】 フィルムのイニシャルローディングを示す
フローチャートである。
【図11】 フィルムの1駒給送を示すフローチャート
である。
【図12】 フィルムの巻き戻しを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 カートリッジ 2 電池 3 コンデンサ 4 グリップ部 5 ドライバー 5a フォーク 5b ドライバーギヤ 6 スプール 7 フィルム給送モータ 8 出力ギヤ 9 スプールギヤ 10〜24 ギヤ 14a カムフォロア 14b 溝 14c,14d 端面 15a 第1カム面 15b 第2カム面 15c テーパ面 25 遊星キャリア 26 軸 31 磁気ヘッド 32 アパーチャー 33 フィルム 34 パッド 35 駆動レバー 35a 軸部 35b 磁気ヘッド保持部 35c アーム 35d ピン 36 ボディ 36a 開口 37 スプリング 38 軸 38a キー状突起 100 制御回路 101 測距回路 102 測光回路 103 モータ回路 104 レンズ駆動回路 105 シャッタ回路 106 シャッタ 107 磁気ヘッド制
御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性面を有するフィルム(33)に対して磁
    気情報による撮影データの読み書きを行なう磁気ヘッド
    (31)と、該磁気ヘッド(31)との間にフィルム(33)を挟み
    付けるためのパッド(34)とからなる磁気記録部(31,34)
    を、該磁気ヘッド(31)とパッド(34)の一方(34)が他方(3
    1)を押圧するデータ処理位置と該他方(31)から退避する
    退避位置とに駆動するカメラの磁気記録部駆動機構にお
    いて、 フィルム供給モータ(7)に連結された入力ギヤ(14)と、
    該入力ギヤ(14)と同軸上に配置された出力ギヤ(15)とを
    備え、該入力ギヤ(14)は出力ギヤ(15)に対して所定範囲
    内で相対的に回転可能に構成され、入力ギヤ(14)及び出
    力ギヤ(15)の一方(14)は他方(15)に対して軸上第1位置
    と第2位置との間を軸方向へ可動に構成され、 さらに、カメラ本体(36)に揺動可能に保持され且つ上記
    軸方向可動のギヤ(14)に一端(35d)が係合するとともに
    他端(35b)に上記磁気ヘッド(31)またはパッド(34)を保
    持し、該軸方向可動ギヤ(14)が軸上第1位置となること
    により上記磁気記録部(31,34)をデータ処理位置に保持
    する一方該ギヤ(14)が軸上第2位置となることにより該
    磁気記録部(31,34)を退避位置に保持する駆動レバー(3
    5)と、 上記出力ギヤ(15)に対する入力ギヤ(14)の回転可能範囲
    内の第1の角度で上記軸方向可動ギヤ(14)を軸上第1位
    置に保持する一方、該回転可能範囲内の第2の角度で該
    ギヤ(14)を軸上第2位置に保持するカム手段(14a,15a,1
    5b,15c)と、を備えたことを特徴とするカメラの磁気記
    録部駆動機構。
  2. 【請求項2】 上記カム手段(14a,15a,15b,15c)は、上
    記入力ギヤ(14)及び出力ギヤ(15)の一方(15)に形成され
    たカム面(15a,15b,15c)と、該両ギヤ(14,15)の他方に形
    成されたカムフォロア(14a)とから構成され、該カム面
    (15a,15b,15c)は、該出力ギヤ(15)に対する入力ギヤ(1
    5)の回転可能範囲の両端位置で上記軸方向可動ギヤ(14)
    を軸上第1位置に設定する一方、その回転可能範囲の中
    間位置で該ギヤ(14)を軸上第2位置に設定する形状に形
    成されたことを特徴とする請求項1記載のカメラの磁気
    記録部駆動機構。
JP19056892A 1992-07-17 1992-07-17 カメラの磁気記録部駆動機構 Pending JPH0635060A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6152393A (en) * 1996-11-06 2000-11-28 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Webbing winding device

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