JPH0723779Y2 - カメラのスイッチ機構 - Google Patents

カメラのスイッチ機構

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JPH0723779Y2
JPH0723779Y2 JP1987138947U JP13894787U JPH0723779Y2 JP H0723779 Y2 JPH0723779 Y2 JP H0723779Y2 JP 1987138947 U JP1987138947 U JP 1987138947U JP 13894787 U JP13894787 U JP 13894787U JP H0723779 Y2 JPH0723779 Y2 JP H0723779Y2
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JP
Japan
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gear
lever
knob
film
switch knob
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和彦 恩田
隆 鴨田
行男 岡崎
清隆 小林
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、1つの電動モータでフイルムの巻上げ巻戻
し、及びレンズ鏡筒駆動(テレワイド又はズーム)を行
うようにしたカメラのスイッチ機構に関する。
〔従来技術〕
最近カメラの自動化が進み、撮影時に於けるフイルムの
1駒巻上げ、撮影終了後のフイルム巻戻し、及び撮影レ
ンズの焦点距離の切換え等が電動化されている。
例えば、特開昭60-97329号公報では、正回転でフイルム
の巻上げを行い、逆回転でフイルムの巻戻しを行う電動
モータと、レンズ鏡筒の移動のために前記電動モータか
ら巻戻しフォークに至るギヤ列から動力の切換えが可能
なクラッチ手段と、このクラッチ手段の切換えに連動し
て前記モータを逆回転させるためのスイッチとを備え、
前記クラッチ手段の切換えによりモータを逆回転させて
前記レンズ鏡筒の移動を行うカメラのフイルム給送装置
が提案されている。
しかしながら、前記カメラのフイルム給送装置では、正
回転でフイルムの巻上げを行い、逆回転でフイルムの巻
戻しを行うようにしている為、モータの正逆切換の為の
制御回路、並びにレンズ鏡筒を駆動する為の切換え手段
が複雑になる欠点がある。
即ち、前記カメラのフイルム給送装置は、正回転でフイ
ルムの巻上げを行い、逆回転でフイルムの巻戻しを行っ
ている為、モータから巻戻しフォークに至るギア列から
レンズ鏡筒の駆動の動力を取出す為に、クラッチ手段が
必要となり、前記の如く制御回路、切換え手段が複雑に
なる欠点がある。
ところが、モータの正回転でフイルムの巻上げと巻戻し
の2つの動作を行うようにすれば、モータの逆回転でも
う1つの仕事が出来、これをレンズ鏡筒の駆動に利用す
れば制御回路、切換え機構が極めて簡単になる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところでこのようなレンズ鏡筒駆動機構を備えたカメラ
では、バリヤ開閉ツマミを兼ねたメインスイッチツマミ
と、焦点距離切換え機構に連結されたズームツマミとが
必要となる。第7図乃至第11図ではメインスイッチツマ
ミとズームツマミとを1本のツマミで行う例を示したも
のである。第7図ではツマミ2をワイド位置Wで保持し
続けると、レンズ鏡筒が収納されてバリヤを閉じる例で
ある。しかしながら第7図の例ではワイド操作の時に誤
操作して押し続けバリヤを閉じる欠点がある。第8図の
例では、ツマミ2をワイド位置Wより更に左側に移動さ
せるとレンズ鏡筒が収納されレンズバリヤを閉じる例を
示している。しかしながら第8図の例では、バリヤを開
く時にツマミ2をテレ位置Tにしなければならない欠点
がある。また、第9図の例では、ツマミ2のボタン2aを
押し込んで右方に移動させると、バリヤが閉じる例を示
している。しかしながら第9図の例ではレンズ収納後に
ツマミ2はニュートラル位置に戻る為ツマミ2に不用意
に触れてレンズ鏡筒を繰出しする欠点がある。第10図の
例では、スイッチ4を押した状態でツマミ2を右方に移
動するとレンズ鏡筒が沈胴してバリヤが閉じる例を示し
ている。第11図の例ではツマミ2を下に移動させた後、
ツマミ2を左右に移動してバリヤを開閉する例を示して
いる。第10図並びに第11図の例では2段階の操作を必要
とする為、操作の迅速性に欠ける欠点がある。第12図の
例では、ズームツマミ2の他に、オフスイッチ6を設
け、オフスイッチ6を右側に移動すると、レンズ鏡筒が
沈胴してバリヤが閉じるようになっている。しかしなが
らメインスイッチのオン動作をズームツマミ2により行
うので異和感がある欠点がある。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡
単な機構で焦点距離切換え操作と、バリヤ開閉操作とが
誤操作なく操作できるカメラのスイッチ機構を提案する
ことを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記目的を達成するために、焦点距離切換え
機構に連結され、ワイド位置とテレ位置との範囲で移動
するズームスイッチツマミと、バリア開閉ツマミを兼ね
ると共にオン位置とオフ位置との範囲で移動し、オン位
置からオフ位置への移動に連動させて前記ズームスイッ
チツマミをワイド位置に位置させるメインスイッチツマ
ミと、メインスイッチツマミに取り付けられると共に、
メインスイッチツマミがオフ位置に位置すると前記ズー
ムスイッチツマミに係合し、該係合状態でメインスイッ
チツマミのオフ位置からオン位置への移動に連動させて
ズームスイッチツマミをワイド位置からテレ位置に位置
させる係止レバと、メインスイッチツマミがオフ位置か
らオン位置に位置すると、前記ズームスイッチツマミに
対する前記係止レバの係合を解除する駆動レバと、から
成ることを特徴としている。
〔作用〕
本考案は、電動モータの正回転でフイルム巻上げを行
い、撮影終了後のフイルム巻上げ終了時、トルク検知機
構がフイルムエンドを検知すると遊星クラッチ機構を切
換えて電動モータをフイルム巻戻し機構に連結する。こ
れにより電動モータの1方向の回転でフイルム巻上げと
フイルム巻戻しの両方の動作を行わせることができる。
又、電動モータを逆回転すると、動力伝達経路が焦点距
離切換え機構に切換わり、焦点距離を調節することが出
来る。
又、メインスイッチツマミとズームスイッチツマミとを
別設すると共に係止レバで連結したので、メインスイッ
チの開閉操作とズーム操作とが迅速に行うことが出来、
更にメインスイッチツマミをOFF位置に位置させるとレ
ンズ鏡筒は収納され、バリヤが閉じ、又メインスイッチ
ツマミをON位置に位置させるとバリヤが開放し、レンズ
鏡筒をワイドW位置まで繰出し撮影可能状態となる。
〔実施例〕
以下添付図面に従って本考案に係るカメラのスイッチ機
構の好ましい実施例を詳説する。
以下第1図に従って本考案が適用されるカメラのフイル
ム給送装置を詳説する。第1図に於いてモータ10の出力
ギア12は、ギア14、16、18、20、22、24を介して太陽ギ
ア26と連結されている。アーム28は太陽ギア26の中心軸
26Aに軸支される。アーム28の端部にはピン26Bが植立さ
れ、このピン26Bに軸支された遊星ギア30が太陽ギア26
に噛合っている。太陽ギア26、アーム28、遊星ギア30は
遊星クラッチ機構を構成する。この遊星ギア30は太陽ギ
ア26の回転方向によりフイルム巻上機構のギア32又はフ
イルム巻戻し機構のギア34のいずれか一方に切換えられ
る。
アーム28の一端28Aにはばね36が取付けられ、これによ
り遊星ギア30は巻戻し機構のギア34と噛合う方向に付勢
されている。このばね36は後述するようにマニュアルリ
ワインド時のモータ10を回転させる為に設けられている
もので、オートリワインド時は特に必要ではない。一
方、このアーム28は係止レバ38に植立されたピン40とそ
の一端28Aが係合し、太陽ギア26の回転による遊星ギア3
0の切換力及びばね36の付勢力に抗して遊星ギア30は巻
上機構のギア32と噛み合う方向に保持されている。他
方、アーム28にはスイッチ29をオン−オフする突起28B
が設けられ、このアーム28の反時計方向の回転によりス
イッチ29はオンからオフに切換えられる。このスイッチ
29はオートリワインド時は巻上げ、巻戻しの状態検出及
びマニュアルリワインド時はモータ10の回転駆動の為の
駆動スイッチとして作用する。係止レバ38は軸42を中心
に回動自在に軸支されると共にばね44によって軸42を中
心に反時計方向に回動付勢され、これにより遊星ギア30
はフイルム巻上機構のギア32の噛合い方向に保持されて
いることになる。
一方ギア22の軸22Aに軸支されるアーム46はばね48で時
計方向に回動付勢されると共にストッパ50に当接してい
る。アーム46の端部にはピン52が植立されこのピン52は
係止レバ38と当接している。従って太陽ギア26が後述す
るフイルムエンドにより回転が阻止されると、モータ10
の回転力によりギア24並びにアーム46は太陽ギア22の回
りにばね48の付勢力に抗して軸22Aを中心に反時計方向
に回動し、これにより係止レバ38は軸42を中心に時計方
向に回動され、アーム38の端部28Aとピン40との係合関
係が解除され、遊星ギア30は太陽ギア26の回転による切
換え力によって巻戻し機構のギア34と噛合うようになっ
ている。
一方、係止レバ38の他端には折曲部38Aが形成され、こ
れをカメラ外部より操作し、図中矢印方向に回動付勢す
ることによりピン40とアーム28の係合を解除する。そこ
でアーム28はばね36の付勢力により反時計方向に回動
し、スイッチ29をオフし、モータ10を回転させ、マニュ
アルリワインド操作が行われる。
裏蓋開閉検出レバ54は軸56を中心に回動自在に軸支され
ると共にばね58によって軸56を中心に反時計方向に回動
付勢されると共に、その端部54Aが裏蓋60の受け部62と
当接している。従って第4図に示すように裏蓋60が開閉
軸64を中心に回動され、開放されると、裏蓋開閉検出レ
バ54は裏蓋60による拘束が解除され、裏蓋開閉検出レバ
54はばね58の付勢力により、軸56を中心に反時計方向に
回動する。これによりレバ54の他端54Bに植立されたピ
ン66がアーム28を押圧して、アーム28を強制的に時計方
向に回動し、ギア30を巻戻し機構のギア34から切り離
し、巻上機構のギア32と噛合わせ前記係止レバ38により
保持される。これによりリセットがなされるようになっ
ている。同時にスイッチ29がオフされ、状態検出がなさ
れる。
第1図に示すようにフイルム巻上機構のギア32には同軸
に一体的に太陽ギア70が取付けられ、このギア70の軸70
Aにはアーム72が軸支される。このアーム72にはピン73
が植立され、このピン73には遊星ギア74が軸支されてい
る。遊星ギア74はモータ10の正逆の切換えによりスプー
ル76の上端に設けられたスプールギア78又は焦点距離切
換え機構のギア80と噛み合うようになっている。スプー
ル76の外周にはフイルムのパーフォレーションと噛み合
う爪82が形成されると共にその下端部にはギア84が形成
され、このギア84はギア86、ギア88と噛み合っている。
ギア88と同軸に一歯ギア90が設けられ、この一歯ギア90
はフイルムのリーダ部がスプール76の爪82に巻取られる
までのフイルム初期送りをする。
次に焦点距離切換え機構について説明する。ギア80の回
転軸80Aにはレンズ鏡筒の駆動方向の切換えレバ92が設
けられ、この切換えレバ92にはギア80と噛み合うギア9
4、98、ギア94と噛み合うギア96が軸支されている。こ
のギア94、96はテレ方向への駆動時のギア列であり、ギ
ア98はワイド方向への駆動時のギアである。従って切換
えレバ92を軸80Aを中心に回動することによりテレ用の
ギア96がギア100と噛み合ったり、或いはワイド用のギ
ア98がギア100と噛み合うようになる。
更にこのギア100はギア102と噛み合いこのギア102には
ウオーム104が形成されている。ウオーム104はギア106
と噛み合うと共に同軸に形成されたギア108がエンコー
ダギア110と噛み合っている。このエンコーダギア110に
は偏芯した位置にピン112が植立され、このピン112はレ
ンズ鏡筒繰出しレバ114と係合している。即ちレンズ鏡
筒繰り出しレバ114は軸114Aを中心に揺動自在に支持さ
れると共に長孔116が形成され、この長孔116にエンコー
ダギア110からのピン112が嵌合している。従ってエンコ
ーダギア110の回転によりレンズ鏡筒繰り出しレバ114は
軸114Aを中心に揺動することになる。このレンズ鏡筒繰
り出しレバ114の下端部にはピン118が植立され、このピ
ン118はレンズ鏡筒120の長孔122内に嵌入している。従
ってレンズ鏡筒繰り出しレバ114が揺動することにより
レンズ鏡筒120は前後移動することになる。
次にスイッチ機構について説明する。レンズ鏡筒の駆動
方向切換えレバ92の端部にはピン124が植立され、この
ピン124は連結レバ125を介し第5図(A)、第6図
(A)で示すズームスイッチレバ126と連結されてい
る。即ち、切換えレバ92のピン124は連結レバ125の長溝
125Aに遊嵌され、ズームスイッチレバ126のピン126Aは
連結レバ125の長溝125Bに遊嵌され、これにより切換え
レバ92は連結レバ125と連結されている。
ズームスイッチレバ126は第5図(A)の実線で示すニ
ュートラル位置N、左側のテレ位置T、右側のワイド位
置Wの3位置を図の左右方向に移動することによって取
り得る。ズームスイッチレバ126にはカメラ外部に露呈
し、外部から操作可能なツマミ128が設けられ、このツ
マミ128を左右方向に移動することによってテレ位置T
又はワイド位置Wを取り得る。このズームスイッチレバ
126にはピン130が植立されている。
メインスイッチレバ132は第5図(A)で示すオン位置
と第6図(A)で示すオフ位置との2位置を取ることが
できる。メインスイッチレバ132には切欠き136、138が
形成され、この切欠き136、138にクリック部材140が嵌
入することにより、オン位置とオフ位置の2位置で保持
されるようになっている。メインスイッチレバ132には
ツマミ134が形成され、このツマミ134を第5図(B)で
示すように左側(オン位置)に位置させると、メインス
イッチがオンとなって図示しないバリヤが開放するよう
になっており、又第6図(B)で示すようにツマミ134
を右側に移動させると、バリヤを閉じメインスイッチが
オフになるようになっている。
メインスイッチレバ132には係止レバ142が軸144を中心
に回動自在に軸支され、この係止レバ142はばね146によ
って反時計方向、即ちズームスイッチレバ126上に植立
されたピン130と係合する方向に付勢されている。従っ
て、メインスイッチレバ132のツマミ134をオフ位置に位
置させると、ズームスイッチレバ126の折曲げ片127を右
方向に押しズームスイッチレバ126をワイド位置にしレ
バ148から外れ第6図(A)で示すように係止レバ142が
ばね146の付勢力により反時計方向に回動してピン130と
係合する。又、この状態からメインスイッチレバ132の
ツマミ134をオン位置に位置させると、係止レバ142の係
合部142Aがズームスイッチレバ126のピン130と係合して
いる為、ズームスイッチレバ126は左方向に移動され、
テレ位置に位置することになる。
尚、148はレンズ鏡筒120と連動する駆動レバで、メイン
スイッチレバ132がONされると、係止レバ142の他端142B
を押圧して時計方向に回動させる。メインスイッチレバ
132がOFFされると第6図(A)の状態となる。
次に巻戻し機構について説明する。巻戻し機構のギア34
はギア152、154、156、158、160と連結されており、こ
のギア160の下面にはフイルムパトローネの巻芯と係合
するパトローネフォーク162が設けられている。
前記の如く構成された本考案に係わるカメラのスイッチ
機構の実施例の作用は次の通りである。
先ずフイルム巻上げ動作について説明する。係止レバ38
のばね44並びにトルク検知レバ46のばね48の付勢力によ
り係止レバ38並びにトルク検知レバ46は第1図、第2図
で示す位置をとり、これによりアーム28はばね36の付勢
力に抗して第1図に示す位置にあり、従って遊星ギア30
はフイルム巻上げ機構のギア32と噛み合っている。この
状態でモータ10が正回転(時計方向回転)すると、ギア
12→14→16→18→20→22→24→26→30→32のギア系列に
よりフイルム巻上げ機構に回転力が伝達される。これに
よりフイルム巻上げ機構のギア系列32→70→74→78によ
りスプール76は反時計方向に回転し、図示しないフイル
ムがスプール76に巻取られることになる。
フイルム巻戻し動作は、次のようにしてなされる。撮影
が終了しフイルムの全長がスプール76に巻取られると、
フイルムエンドはフイルムパトローネ内の巻芯と係合し
ており、フイルム巻上げ終了時には、モータ10の回転力
にも係わらずスプール76が回転不能になる。この状態で
尚もモータ10が回転しようとすると、モータ10からの回
転トルクによりトルク検知レバ46は第2図の想像線で示
すように軸22Aを中心にばね48の付勢力に抗して反時計
方向に回動する。トルク検知レバ46が反時計方向に回動
すると、係止レバ38はトルク検知レバ46のピン52と当接
しているため、軸42を中心にばね44の付勢力に抗して時
計方向に回動する。係止レバ38が時計方向に回動する
と、係止レバ38のピン40とアーム28の端部28Aとの係合
関係が解除され、アーム28は第3図の想像線で示すよう
にばね36により軸26Aを中心に反時計方向に回動され、
遊星ギア30が巻戻し機構のギア34と噛み合うようにな
る。これにより、モータ10と巻戻し機構とが連結され、
ギア系列12→14→16→18→20→22→24→26→30→34→15
2→154→156→158→160によりパトローネフォーク162が
回動し、フイルムはパトローネ内に巻戻されることにな
る。
このように本考案に係る実施例によれば、モータ10の正
回転でスプール76にフイルムを巻取り、フイルム巻上げ
終了後フイルムエンドを検知すると、トルク検知レバ46
が作動し、モータ10の正回転方向でフイルムをパトロー
ネ内に巻戻すことができる。このように本考案に係る実
施例ではモータ10の正回転でフイルム巻上げと巻戻しの
両方の作動を行うことができる。
次に焦点距離切換機構の作動について説明する。先ず、
ズームツマミ128がニュートラル位置Nにある時、ズー
ム方向の切換えレバ92はギア100と噛合わないニュート
ラル位置をとり、図示しないテレワイドスイッチがOFF
でありモータ10は回転しない。次に、ズームツマミ128
をテレ位置Tに保持すると、切換えレバ92はスイッチレ
バ126、連結レバ125を介してテレ側に位置して軸80Aを
中心に時計方向に回動しテレ用ギア94、96はギア100と
噛合い、同時にモータ10は図示しないテレワイドスイッ
チがONして逆回転(反時計方向回転)され、モータ10か
らの回転力はギア12→14→16→18→20→22→24→26→30
→32によりギア32に時計方向の回転力が伝達される。ギ
ア32が時計方向に回転すると、遊星ギア74が反時計方向
に回動し、これによりアーム72が時計方向に回転し、遊
星ギア74は焦点距離切換え機構のギア80と噛み合うよう
になる。ギア74がギア80と噛み合うと、モータ10からの
回転力はギア80→94→96→100→102→104→106→108→1
10によりレバ114を軸114Aを中心に時計方向に回動す
る。これによりレンズ鏡筒120が繰り出されることにな
る。
次にズームツマミ128をワイド位置Wに位置させると、
これにより切換えレバ92はスイッチレバ126、連結レバ1
25を介し軸80Aを中心に反時計方向に回動し、ワイド用
の遊星ギア98がギア100と噛合うようになる。同時に図
示しないテレワイドスイッチがONされてモータ10は逆転
し、これによりモータ10からの回転力はギア80→98→10
0→102→104→106→108→110の系列により伝達され、鏡
筒送り出しレバ114は軸114Aを中心に反時計方向に回動
し、レンズ鏡筒120は繰り込まれることになる。
次にメインスイッチ132のツマミ138をOFF位置に位置さ
せるとズームスイッチレバ126も右側に移動され、ピン1
24が連結レバ125を介し回動され切換えレバ92がワイド
側に切換えられる。これによりモータ10が逆転して鏡筒
120はワイド側に引込まれて収納され、図示しないバリ
ヤが閉じることになる。
尚、この時には前記したように係合レバ142の係合部材1
42Aはズームスイッチレバ126のピン130と係合する。
従って、ツマミ134をオン位置に位置させると、これに
伴いズームスイッチレバ126も左側に移動し、レンズ鏡
筒120を駆動する。これにより、第5図(A)で示すよ
うに駆動レバ148が上動し、係合レバ142をばね146の付
勢力に抗して時計方向に回動しズームスイッチレバ126
をフリーにする。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るカメラのスイッチ機構
によれば、メインスイッチツマミとズームスイッチツマ
ミとを別設し、メインスイッチツマミに係止レバを設け
てメインスイッチツマミのOFF位置でメインスイッチツ
マミとズームスイッチツマミとを係合し、メインスイッ
チツマミをON位置に移動するとズームスイッチツマミを
移動させると共に係合関係を解除するのでメインスイッ
チの開閉操作と焦点距離切換え操作とが簡単になる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るカメラのフイルム給送装置のギア
伝達機構を示す斜視図、第2図はフイルム巻上げモード
におけるトルク検知機構の作動を示す平面図、第3図は
フイルム巻戻しモードにおけるトルク検知機構を示す説
明図、第4図は裏蓋を開放してリセットをする状態を示
す平面図、第5図はON位置のスイッチ機構の説明図、第
6図はOFF位置のスイッチ機構の説明図、第7図乃至第1
2図は従来のスイッチを示す説明図である。 10……電動モータ、28……アーム、30……遊星ギア、38
……係止レバ、46……トルク検知レバ、76……巻取りス
プール、92……切換えレバ、120……レンズ鏡筒、136…
…ズームスイッチレバ、162……パトローネフォーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岡崎 行男 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)考案者 小林 清隆 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士写 真フイルム株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−6728(JP,U) 実開 昭61−203732(JP,U) 実開 昭55−92120(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】焦点距離切換え機構に連結され、ワイド位
    置とテレ位置との範囲で移動するズームスイッチツマミ
    と、 バリア開閉ツマミを兼ねると共にオン位置とオフ位置と
    の範囲で移動し、オン位置からオフ位置への移動に連動
    させて前記ズームスイッチツマミをワイド位置に位置さ
    せるメインスイッチツマミと、 メインスイッチツマミに取り付けられると共に、メイン
    スイッチツマミがオフ位置に位置すると前記ズームスイ
    ッチツマミに係合し、該係合状態でメインスイッチツマ
    ミのオフ位置からオン位置への移動に連動させてズーム
    スイッチツマミをワイド位置からテレ位置に位置させる
    係止レバと、 メインスイッチツマミがオフ位置からオン位置に位置す
    ると、前記ズームスイッチツマミに対する前記係止レバ
    の係合を解除する駆動レバと、 から成るカメラのスイッチ機構。
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