JPH09197510A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH09197510A
JPH09197510A JP838296A JP838296A JPH09197510A JP H09197510 A JPH09197510 A JP H09197510A JP 838296 A JP838296 A JP 838296A JP 838296 A JP838296 A JP 838296A JP H09197510 A JPH09197510 A JP H09197510A
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JP
Japan
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gear
lever
motor
lens
rotates
Prior art date
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Pending
Application number
JP838296A
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English (en)
Inventor
Takehiro Kano
健博 加納
Wataru Abe
亘 阿部
Yoshiharu Tanaka
義治 田中
Junichi Tanii
純一 谷井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つのモータにより複数の系を駆動するカメ
ラにおいて、モータの所定方向の回転により複数の系か
らいずれの系を駆動するかの駆動選択を行うとともに、
レンズの進退を迅速に行う。 【解決手段】 一つのモータによってレンズの進退動作
と他の部材の駆動を行うために駆動伝達経路をモータの
所定方向の回転により切り換えるとともに、レンズ焦点
調節動作ではモータの正逆方向の回転によりレンズの駆
動を行うようにレンズの駆動系伝達経路を保持し、レン
ズの突出沈胴動作ではモータの所定方向の逆方向の回転
によりレンズの駆動を行うようにレンズの駆動伝達系を
切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズが突出
状態と沈胴状態を移動可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ本体内に設けられたモータによっ
て、撮影レンズが撮影時にはカメラ本体から突出した状
態となり、非撮影時には携帯に便利なようにカメラ本体
に収納された沈胴状態となるカメラがある。さらに、カ
メラ本体内に設けられた一つのモータの駆動力を、遊星
歯車を用いてレンズ駆動やフィルム搬送など複数の系に
切り換えて伝達する駆動機構を有するカメラもある(例
えば、特開平6ー202209号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、撮影レンズは
焦点調節のために撮影動作の都度に進退を繰り返す必要
があり、レンズの駆動方向が変化する。このレンズ駆動
をモータの正逆方向の駆動により行う場合、レンズ駆動
専用のモータを設けるか、モータの駆動経路を強制的に
切り換えるソレノイドを設ける必要がある。また、一つ
のモータの所定方向の回転により、駆動力の伝達経路を
切り換えるとともに所定方向の逆方向の回転により被駆
動部材の駆動を行う構成にした場合、レンズの駆動方向
が変化する都度駆動力の伝達経路を切り換える必要が生
じ、撮影時に行う焦点調節を迅速に行うことができな
い。
【0004】本発明は上記課題に鑑み為されたものであ
り、モータを複数設ける必要がなく、簡単な呼応性で、
迅速なレンズ駆動を行うことができるカメラを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本願発明は、1つのモータにより複数の系を駆
動するカメラにおいて、正逆方向に回転可能なモータ
(11)と、レンズ(3)と、前記モータの駆動力によ
り前記レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動機構
(2)と、前記モータにより駆動される被駆動機構
(4、6、7)と、前記モータの駆動力を前記レンズ駆
動機構及び被駆動機構に伝達するとともに前記モータの
第1方向の回転により前記レンズ駆動機構と前記被駆動
機構への駆動伝達状態を選択的に切り換える駆動伝達機
構(1)とを備え、前記駆動伝達機構は、前記モータの
第1方向の回転と前記第1方向と反対の第2方向の回転
により前記レンズの焦点調整を行うとともに、第2方向
の回転により前記レンズの突出沈胴の駆動を行うことを
有することを特徴とする。さらに、前記駆動伝達機構
は、モータの第1方向の回転と第2方向の回転をレンズ
駆動機構に伝達する遊星歯車(16)と、焦点調節時に
前記遊星歯車を駆動伝達状態に保持する保持機構(15
b、55、56、58、58b)を有することを特徴と
する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態であ
るカメラの正面図を示す。1は主駆動部であり、1つの
駆動用モータ11の駆動によりフィルム巻上げ、フィル
ム巻戻し、レンズ鏡胴駆動(ピント制御を含む)、レン
ズバリアの4つの動作を切り換えて行う出力部を有す
る。2はレンズ鏡胴駆動部であり、主駆動部1からの出
力により、レンズ鏡胴3の沈胴繰り出し動作を行う駆動
部である。なお、レンズ鏡胴3は撮影レンズ群、レンズ
シャッターを有する。4はレンズバリア駆動部であり、
レンズバリア5の開閉動作を行う駆動部である。レンズ
バリア5は開位置と閉位置を有し、この開位置ではレン
ズ鏡胴3が繰り出し可能な状態に待避し、閉位置ではレ
ンズ鏡胴3を覆うことでレンズ鏡胴3を保護する。6は
フィルム巻取り用スプールであり、後述する主駆動部1
の出力歯車22と噛み合う歯車部23と、フィルムのパ
ーフォレーションと係合する爪部6aを有する。主駆動
部1の出力によりスプール6は回転し、爪部6aがフィ
ルムのパーフォレーションと係合することにより、スプ
ール6がフィルムを巻き取る。7は巻戻しフォークであ
り、フィルムパトローネのスプール軸と噛み合う。巻戻
しフォーク7は歯車8と一体的に回転可能であり、主駆
動部1の出力で歯車8を回動することで、引き出された
フィルムをフィルムパトローネ内に巻き取る。
【0007】図2はカメラ下面図を示す。主駆動部1に
は駆動用モータ11からの出力部1a,1b,1cがあ
り、出力部1a(後述の歯車38)はレンズ鏡胴駆動用
であり、カメラ前方部でレンズ鏡胴の近い側に配置され
ている。また、レンズ鏡胴駆動部2もカメラ前方部でレ
ンズ鏡胴の近い側に配置されている。出力部1b(後述
の歯車27)はフィルム巻戻し用であり、レンズ鏡胴駆
動用の出力部1aよりもカメラ後方部側(フィルム面
側)に配置されており、不図示の伝達系により歯車8に
駆動用モータ11の出力を伝え、歯車8を回転すること
で引き出されたフィルムをフィルムパトローネに巻取
る。出力部1c(後述の歯車22)はフィルム巻上げ用
であり、レンズ鏡胴駆動用の出力部1aよりもレンズ鏡
胴3から遠い位置であり、かつ、フィルム巻戻し用の出
力部1bよりもレンズ鏡胴3から遠い位置に配置されて
おり、スプール6に設けられた歯車23(後述)と噛み
合い、スプール6をフィルム巻取り方向に回転する。
【0008】レンズバリア5はカメラの電源をオフした
状態では、レンズ鏡胴3の前方に位置し、レンズ鏡胴3
を保護している。カメラの電源をオンすると、レンズバ
リア5はレンズバリア駆動部4によりレンズ鏡胴3から
待避した位置に駆動され、レンズ鏡胴3の繰り出しを可
能にする。
【0009】次に、図3〜図10を用いて主駆動部1に
ついて説明する。まず、図3を参照して説明する。主駆
動部1は駆動モータ11を有している。駆動用モータ1
1は不図示のプラス端子に+Vcc、マイナス端子にGN
Dを加えると図中反時計方向に正回転し、プラス端子に
GND、マイナス端子に+Vccを加えると図中時計方向
に逆回転する。モータ11の回転軸には歯車12が圧入
されており、モータ11に正転方向の通電が加わると歯
車12は反時計方向に回転し、モータ11に逆転方向の
通電が加わると歯車12は時計方向に回転する。
【0010】P1を回転軸とする歯車13は、歯車12
と噛み合っており、さらに、歯車13と同軸上に設けた
歯車14は滑りクラッチなどの過負荷防止機構を介して
歯車13と一体的に回転する。また、軸P1には軸P1
を回動軸として回動自在なレバー15が取り付けられて
いる。レバー15は被係止部15a、15bを有し、ま
た、歯車14と噛み合う遊星歯車16を支持する。な
お、レバー15と遊星歯車16の間には弱いフリクショ
ン機構が設けられており、歯車14が回転すると、この
フリクションによりレバー15も歯車14と同方向に回
動する。
【0011】P2を回転軸とする歯車17には、歯車1
8が一体的に形成されている。また、軸P2には軸P2
を回動軸として回動自在なレバー19が取り付けられて
いる。レバー19は被係止部19aを有し、また、歯車
18と噛み合う遊星歯車20を支持する。なお、レバー
19と遊星歯車20の間には弱いフリクション機構が設
けられていおり、歯車18が回転すると、このフリクシ
ョンによりレバー19も歯車18と同方向に回動する。
【0012】歯車27は前述のフィルム巻戻し用出力部
1bの歯車である。歯車27の回転軸P3には、この軸
P3を回動軸として回動自在なレバー25が取り付けら
れている。レバー25は歯車27と噛み合う遊星歯車2
6を支持する。なお、レバー25は不図示のバネにより
図中反時計方向に付勢されているが、レバー25の端部
25bが後述するカム31のカム面31aと当接してお
り、レバー25の反時計方向の回動はカム31により規
制されている。
【0013】図3では、レバー25の係止部25aがレ
バー19の被係止部19aの回転域外に待避しており、
駆動用モータ11が反時計方向に回転し、歯車18が時
計方向に回転すると、レバー19が時計方向に回動し、
図4に示すように遊星歯車20が歯車21と噛み合い、
歯車21は時計方向に回転する。
【0014】歯車21は前述のフィルム巻上げ用出力部
1cの歯車22と一体的に形成されている。この歯車2
2はスプール6と一体形成された歯車23と噛み合って
いる。スプール6にはフィルムのパーフォレーションの
穴部と係合する爪部6aが少なくとも1つ以上形成され
ており、歯車22が時計方向に回転し、歯車23が反時
計方向に回転すると、スプール6も反時計方向に回動
し、フィルムがスプール6に巻きつけられて、フィルム
巻上げが行われる。
【0015】図3において、遊星歯車20と噛み合う歯
車28は歯車29と噛み合っており、この歯車29には
カム30、カム31、カム32が一体的に形成されてい
る。歯車29の1周の回転は、フィルム巻上げ区間,フ
ィルム巻戻し区間,沈胴区間,レンズ繰り出し区間及び
各区間の間のレバー切り換え区間の8つの区間に分割さ
れており、歯車29に設けられたSW3、SW4、SW
5のオン・オフの組み合わせにより、カム30、31、
32の状態、すなわち、歯車29の回転位置が検出され
る。
【0016】図3の状態において、駆動用モータ11が
時計方向に回転すると、カム31も時計方向に回転し、
レバー25の端部25bとカム31のカム面31aとの
当接が外れ、レバー25は不図示のバネ力により反時計
方向に回動し、レバー25は図5の状態となり、レバー
25に支持された遊星歯車26は歯車18と噛み合う。
【0017】図5の状態において、駆動用モータ11が
反時計方向に回転し、歯車18が時計方向に回転すると
レバー19が時計方向に回動する。しかし、図6に示す
ように、レバー19の被係止部19aがレバー25の係
止部25aと当接することにより、遊星歯車20の軸P
2を中心とする回動は歯車21と噛み合う前に停止す
る。この状態では、歯車18の時計方向の回転は遊星歯
車26のみに伝えられる。遊星歯車26と噛み合う歯車
27の回転は不図示の歯車列を介して図2の歯車8に伝
えられ、巻戻しフォーク7がフィルムをパトローネに巻
戻す方向に回転する。
【0018】図5の状態からさらにカム31が時計方向
に回転すると、レバー25の端部25bがカム31のカ
ム面31bと当接し、さらなるカム31の回転に従っ
て、レバー25は不図示のバネ力に抗して軸P3回りを
時計方向に回動し遊星歯車26と歯車18の噛み合いが
外れる。図7に示すように、レバー25の端部25bが
カム面31aと当接すると遊星歯車26と歯車18の噛
み合いが外れた状態に保持される。
【0019】レバー33は軸P4回りに回動自在に支持
されており、不図示のバネにより時計方向に付勢されて
いるが、不図示の係止部によりレバー33は図3の状態
よりも時計方向に回動することはない。レバー33は前
述のレバー15の被係止部15aと当接することでレバ
ー15の時計方向の回転を阻止する係止部33aと、前
述のカム30のカム面30a,30bと当接するカム部
33bを有する。歯車29が図3の状態から時計方向に
回転すると、カム30のカム面30aとレバー33のカ
ム面33bが当接し、さらに30が時計方向に回転する
と、レバー33は不図示のバネ力に抗して軸P4回りを
反時計方向に回動する。そしてカム面33bがカム面3
0bと当接すると、レバー33の係止部33aとレバー
15の被係止部15aの当接が外れた状態で保持され、
図7から図10に示すように、レバー15は時計方向に
回動可能となる。また、レバー33には端部33cが設
けられており、レバー33が軸P4回りを反時計方向に
回動すると、端部33cは後述のレバー62の作用面6
2aと当接し、レンズバリア5を開位置に移動する。
【0020】レバー35は軸P4回りに回動自在に支持
されており、不図示のバネにより反時計方向に付勢され
ているが、不図示の係止部によりレバー35は図3の状
態よりも反時計方向に回転することはない。レバー35
は遊星歯車34を回転自在に支持しており、遊星歯車3
4はレバー35の回動状態に応じ遊星歯車16、後述の
歯車38、あるいは、遊星歯車36と噛み合う。
【0021】図3の状態から歯車29が時計方向に回転
すると、レバー35の端部35aがカム32のカム面3
2aと当接し、さらに、歯車29が時計方向に回転する
と、レバー35は軸P4回りを不図示のバネ力に抗して
時計方向に回動する。そして、図7に示すように、レバ
ー35の端部35aがカム32のカム面32bと当接す
ると、レバー35の軸P4回りの時計方向の回動は終了
する。レバー35は端面35b,35cを有し、端面3
5b,35cが後述のレバー37に形成された軸40と
当接しており、レバー35の回動によりレバー37は軸
P5回りに回動する。
【0022】歯車38は前述のレンズ鏡胴駆動用出力部
1aの歯車であり、歯車38には、回転軸P5回りに回
動自在なレバー37が取り付けられている。レバー37
は遊星歯車36を歯車38と噛み合った状態で支持して
いる。図5の状態から歯車29が時計方向に回転する
と、レバー35の端部35aとカム32のカム面32a
との当接によりレバー35が不図示のバネ力に抗して時
計方向に回動し、遊星歯車34と歯車38の噛み合いが
外れる。一方、図5の状態からレバー35が不図示のバ
ネ力に抗して時計方向に回動すると、レバー35の端面
35bとレバー37に設けられた軸40の当接によりレ
バー37が軸P5回りを反時計方向に回動し、遊星歯車
36が遊星歯車34に噛み合い始める。そして、図7に
示すように、レバー35の端部35aがカム32のカム
面32bと当接すると遊星歯車36は遊星歯車34と噛
み合う。
【0023】図7の状態から歯車29が時計方向に回転
すると、レバー35の端部35aとカム32のカム面3
2bとの当接が外れて不図示のバネ力によりレバー35
は軸P4回りを反時計方向に回動し、遊星歯車34は歯
車38に噛み合い始める。一方、不図示のバネによりレ
バー35が反時計方向に回動すると、レバー35の端面
部35cとレバー37に設けられた軸40の当接により
レバー37が時計方向に回動し、遊星歯車34と遊星歯
車36の噛み合いが外れる。そして、レバー35は図9
の状態になり、遊星歯車34が歯車38と噛み合う。こ
の時遊星歯車34と遊星歯車36と歯車38の歯先が同
時に当接しないように、つまり、カム32の時計方向の
回動により図5の状態から図7の状態にレバー35とレ
バー37が回動する時は歯車38の歯先と遊星歯車34
の歯先が離れてから遊星歯車36と遊星歯車34が噛み
合い始め、図7の状態から図9の状態にレバー35とレ
バー37が回動する時は遊星歯車36の歯先と遊星歯車
34の歯先が離れてから歯車38と遊星歯車34が噛み
合い始めるように軸40とレバー35の端面35b,3
5cとの位置が設定されている。
【0024】39は、歯車38と一体的に回転するエン
コーダである。エンコーダ39は不図示のフォトカプラ
の間に配置され、フォトカプラよりパルスを出力するよ
うになっている。
【0025】次に、図11、12、16〜18に示すレ
ンズ駆動機構2について説明する。図11において、5
1は回転伝達軸、52はウォームであり、この回転軸5
1には前述した歯車38及びエンコーダ39が取り付け
られている。回転軸51の回転は、ウォーム52とウォ
ームホイール53によってレンズの光軸方向を回転軸と
する回転方向に垂直変換され、ウォームホイール53と
一体的に回転する送りネジ54に伝達される。送りネジ
54はレンズ鏡胴3に設けられた雌ネジ部と螺合してお
り、不図示の撮影レンズ群とレンズシャッターが設けら
れたレンズ鏡胴3は送りネジ54の回転力によって光軸
方向に直進移動する。
【0026】即ち、モータ11の回転力が歯車38に伝
えられ、歯車38が反時計方向に回転するとレンズ鏡胴
3は光軸方向に前進し、歯車38が時計方向に回転する
とレンズ鏡胴3は光軸方向に後退する。このレンズ鏡胴
3の前進及び後退により、不図示の撮影レンズ群の沈
胴,繰り出し及び合焦動作を実施する。このとき、エン
コーダ39が回転すると、不図示のフォトカプラがパル
スAPを出力し、回転伝達軸51の回転量が検出され
る。
【0027】55は直進移動部材であり、直進移動部材
55に形成した雌ネジ部が回転伝達軸51に設けた雄ネ
ジ部51aに対して螺合しており、回転伝達軸51の回
転によってレンズ鏡胴3の光軸方向の移動と連動して回
転伝達軸51上の軸方向に沿って直進移動する。また、
直進移動部材55にはSW6が設けられており、直進移
動部材55の移動により、SW6はレンズ鏡胴3の位置
に応じた信号を出力し、この出力信号によって不図示の
撮影レンズ群の位置が検出される。即ち、図18に示す
ように、SW6は直進移動部材55が沈胴位置とスタン
バイ位置の間に対応する位置にあるときオフ信号を出力
する。
【0028】また、ウォームホイール53にはSW7が
設けられており、SW7はウォームホイール53の1回
転につきオンパルスを1つ出力し、このパルス数によっ
てウォームホイール53の回転量が検出される。
【0029】レバー56は回転軸P6回りに回動可能
で、レバー56に設けられた軸56aには、一方の取付
部が軸P7に支持されたねじりバネ57が支持されてお
り、レバー56は図16c,17bに示すねじりバネ5
7の最も圧縮された状態を中立点に両方向に付勢され
る。また、レバー56に設けられたカム面56b及び5
6cには直進移動部材55に設けられた突出部55aと
直進移動部材55の直進移動により当接し、レバー56
は中立点を越えるまで回動する。さらにレバー56に設
けられたカム面56d及び56eの間には回転軸P8回
りに回動可能なレバー58に設けられたピン58aが配
置されており、レバー58はレバー56の回動に応じて
不図示のストッパと当接する2つの位置の間で回動す
る。図16aの状態では、レバー58に設けられた係止
部58bは前述のレバー15の被係止部15bとの当接
が外れ、図3〜図9においてはレバー15は軸P1回り
を反時計方向に回動可能であるが、図17aの状態で
は、図10に示すように係止部58bが被係止部15b
を係止し、レバー15の反時計方向の回動は阻止され
る。
【0030】次に、図14〜図16に示すバリア駆動機
構4について説明する。レンズバリア5は沈動時のレン
ズ鏡胴3の前方にて開閉可能である。図14において、
レンズバリア5には、回転軸P9回りに回動可能なレバ
ー62に設けられたリンク部5bを回転中心とする歯車
5aが一体的に形成されており、一方、軸P9を中心と
する内歯車61がボディに固定されており、この歯車5
aと内歯車61とが噛み合っている。レンズバリア5は
レバー62の回動によりリンク部5bを中心に回動す
る。ここで、前述した主駆動部1のレバー33が軸P4
回りを反時計方向に回動すると、レバー62の作用面6
2aがレバー33の端部33cと当接し、レンズバリア
5は図14に示す閉位置から図15に示す開位置に移動
する。
【0031】また、レバー63は回転軸P10回りに回
動可能であり、端部にバネ64が取り付けられて軸P1
0回りに時計方向に付勢されており、レバー63の長穴
部63aにはレバー62に取り付けられたピン62bが
当接している。従って、バネ64のバネ力により、レン
ズバリア5は閉方向に付勢される。
【0032】直進移動部材65は回転伝達軸51の軸上
に軸方向に沿ってガイドされており、バネ66によって
下方に付勢されている。また、図14,16aにおいて
直進移動部材65は直進移動部材55と当接しており、
直進移動部材65は図16bにおいて直進移動部材65
の突出部65aがレバー63に設けられたカム面63b
に当接するまで直進移動部材55の直進移動に追従して
移動する。
【0033】以上より、レンズバリア5が開状態でかつ
レンズ鏡胴3が所定量繰り出した時、図16bに示すよ
うに直進移動部材65の突出部65aはレバー63のカ
ム面63bに当接し、レバー63の時計方向の回動を阻
止、つまりレンズバリア5の閉動作を阻止する。
【0034】図19に回路図を示す。81はカメラのシ
ーケンス制御や露出の演算制御等の機能を果たすカメラ
制御用マイクロコンピュータであり、データバスや入出
力端子等を介して、以下に示すような回路に接続されて
いる。Mは前述の駆動モータ11であり、正転・逆転を
行うことで、フィルム巻上げ・フィルム巻戻し・鏡胴繰
り出し・沈胴・バリア駆動及び各動作の切り換え等を行
う。
【0035】82は被写体の輝度を測定する測光回路で
あり、受光用光電変換素子,A/D変換部,A/D変換
用基準電圧源、CPU81との授受部等から構成され、
CPU81からの指示に従って測光を行い、絞り値とシ
ャッター速度を演算する。
【0036】83は被写体の距離を測定する測距回路で
あり、CPUの指示に従い被写体の距離を測定し、レン
ズ鏡胴3の繰り出し量を演算する。
【0037】84は発光ダイオード84aとフォトトラ
ンジスタ84bから成るエンコーダ部であり、前述のエ
ンコーダ39の回転に応じパルス信号APを出力する。
【0038】SW1はレリーズ釦の押し下げの第1段階
でオンになる測光・測距開始スイッチであり、CPU8
1はSW1がオンすると、測光回路82に測光開始の信
号を出力し、測距回路83に測距開始の信号を出力す
る。SW2はレリーズ釦の押し下げの第2段階でオンに
なるレリーズスイッチであり、レリーズ可能な状態の時
にSW2がオンすると、CPU81はレリーズ動作を指
示する。なお、レリーズスイッチSW2がオンになる時
は、測光スイッチSW1もオン状態が保たれるように構
成されている。
【0039】SW8はカメラの電源をCPUに供給する
か否かを切り換えるメインスイッチであり、メインスイ
ッチSW8がオフならばCPUに電源を供給せず、メイ
ンスイッチSW8がオンならばCPUに電源を供給す
る。SREWはフィルム途中巻戻しスイッチであり、S
REWをオンすると、フィルム途中巻戻しが開始され
る。RESETは抵抗R1によってVDDにプルアップさ
れているリセット端子であり、LレベルからHレベルに
変化した時にCPUがリセットされる。XはCPU81
にクロック信号を与えるための水晶発信器である。
【0040】次に、カメラの動作をフローチャートに基
づいて説明する。図20はメインスイッチオン時の動作
を示すフローチャートである。メインスイッチSW8が
オフのとき、主駆動部1は図3の状態である。図3にお
いて、メインスイッチSW8がオンするとステップ#1
01に進み、モータ11(M)に逆転(図3中時計方
向)の通電を行う。モータ11が逆転すると歯車12が
時計方向に回転し、歯車12の回転は歯車13,歯車1
4,歯車16,歯車17,歯車18,歯車20,歯車2
8を介して歯車29に伝えられ、歯車29は時計方向に
回転する。歯車29が時計方向に回転すると、カム区間
が切り換わり、同時に、SW3,SW4,SW5の状態
が変化する。図3のカム30,カム31,カム32及び
SW3,SW4,SW5の状態はフィルム巻き上げ区間
であるが、歯車29が時計方向に回動すると、図5の巻
戻し区間,図7の沈胴区間を経て図9のレンズ繰り出し
区間のカム30,カム31,カム32及びSW3,SW
4,SW5の状態となる。ステップ#102でSW3,
SW4,SW5によりカム30,カム31,カム32が
レンズ繰り出し区間になったことを検知すると、ステッ
プ#103に進みモータ11にブレーキをt1時間かけ
る。
【0041】ステップ#101での主な動作について説
明する。歯車29が時計方向に回転すると、歯車29と
一体のカム30が時計方向に回転し、レバー33のカム
面33bがカム30のカム面30aと当接し、カム30
の時計方向回転に伴ってレバー33が軸P4回りを反時
計方向に回動する。レバー33が軸P4回りを反時計方
向に回動すると、レバー33の端部33cが図14のレ
バー62の作用面62aに当接し、レバー33の軸P4
回りの反時計方向回転に伴い、レバー62は軸P9回り
をバネ64に抗して時計方向に回動し、レンズバリア5
が開方向に回転する。また図3においてレバー33が軸
P4回りを反時計方向に回動すると、レバー15の被係
止部15aとレバー33の係止部33aの係合が外れ
る。レバー33のカム面33bが、カム30のカム面3
0aとの当接からカム面30bの当接に移ると、レバー
33の軸P4回りの回動が終了し、図15に示すように
レンズバリア5は開位置に保持される。
【0042】ステップ#103のt1時間のブレーキが
終了すると、ステップ#104に進み、モータ11に正
転の通電を行う。図9においてモータ11が正転すると
歯車12が反時計方向に回転し、歯車13,歯車14が
時計方向に回転するとともに、レバー15が軸P1回り
を時計方向に回動し、図10に示すように遊星歯車16
は歯車17との噛み合いから離れ遊星歯車34と噛み合
う。さらにモータ11に正転方向の通電を続けると、モ
ータ11の正転は歯車12,歯車13,歯車14,遊星
歯車16,遊星歯車34を介して歯車38に伝えられ、
歯車38は反時計方向に回動し、歯車38と一体的に形
成されたエンコーダ39が回転してパルスAPが出力さ
れる。歯車38が反時計方向に回転すると、歯車38と
一体的に回転する回転伝達軸51が反時計方向に回転
し、図16aにおいて直進移動部材55が下方向に移動
する。メインスイッチオフの時、レンズ鏡胴3は沈胴位
置であり、この時SW6はオンの状態であるが、直進移
動部材55が下方向に移動すると、SW6がオフの状態
に変化する。ステップ#105ではSW6がオフになる
のを待っており、SW6がオフになるとステップ#10
6に進み、SW6がオフからオンになるのを待ってい
る。この間、図12において、ウォーム52,ウォーム
ホイール53,送りネジ54を介してレンズ鏡胴3はカ
メラ光軸前方に移動される。また、直進移動部材55が
下方向に移動すると、図16aにおいて直進移動部材5
5に当接している直進移動部材65の突出部65aはバ
ネ66の付勢力により下方向へ移動し、図16bに示す
ようにレバー63のカム面63bに当接し停止する。さ
らに直進移動部材55が下方に移動すると、突出部55
aがレバー56のカム面56cと当接し、レバー56は
ねじりバネ57を圧縮しながら軸P6回りを反時計方向
に回動し、図16cにおいて中立点を迎える。レバー5
6は中立点を越えた後、ねじりバネ57の解放力により
反時計方向に回動し、カム面56cと直進移動部材55
の突出部55aとの当接が外れる。レバー58は、レバ
ー56のねじりバネ57による反時計方向の回動によ
り、軸P8回りを時計方向に回動し、不図示のストッパ
との当接により回動を停止し、図17aに示す状態とな
る。レバー58は図17aの状態において、図10に示
すように係止部58bがレバー15の被係止部15bと
当接する。
【0043】モータ11への正転方向の通電を続け、S
W6が再度オンすると、ステップ#107に進んでモー
タ11にブレーキをt2時間かける。
【0044】次に、ステップ#108でモータ11に逆
回転方向の通電を加えると、歯車14は反時計方向に回
転し、レバー15は軸P1回りを反時計方向に回転しよ
うとするが、レバー15の被係止部15bがレバー58
の係止部58bに係止しているため、レバー15は反時
計方向に回転できず、モータ11の逆転は歯車12,歯
車13,歯車14,遊星歯車16,遊星歯車34を介し
て歯車38に伝えられ、歯車38は時計方向に回転す
る。
【0045】歯車38が時計方向に回転すると、歯車3
8と一体的に回転する回転伝達軸51が時計方向に回転
し、ウォーム52,ウォームホイール53,送りネジ5
4を介してレンズ鏡胴3はカメラ光軸後方に移動する。
また、直進移動部材55が上方向に移動し、SW6も移
動しオンからオフ区間に戻る。ステップ#109ではS
W6がオフになるのを待っており、SW6がオフになる
とステップ#110に進み、モータ11にブレーキをt
2時間かける。これにより、SW6がオフとなり、レン
ズ鏡胴3はスタンバイ位置となる。ステップ#110の
t2時間のブレーキ後、ステップ#111でモータ11
への通電をやめ、ステップ#112で図17aに示すス
タンバイ状態となる。
【0046】図21、図22は撮影動作を示すフローチ
ャートである。図10,図13,図17aのスタンバイ
状態で測光SW1がオンすると、ステップ#121にて
被写体までの距離を測定し、鏡胴の繰り出し量(SW7
がオンされてからのAPパルス数)を演算し、ステップ
#122で、モータ11に正転方向の通電をおこなう。
モータ11に正転方向の通電を行うと、図10の歯車3
8が反時計方向に回転し、歯車38と一体的に形成され
たエンコーダ39が回転してパルスAPが出力される。
歯車38の回転にともない回転伝達軸51も反時計方向
に回転し、図17aにおいて直進移動部材55が下方向
に移動する。
【0047】回転伝達軸51が反時計方向に回転する
と、図13において、ウォーム52,ウォームホイール
53,送りネジ54を介してレンズ鏡胴3はカメラ光軸
前方向に移動する。ウォームホイール53が回転すると
SW7によりオン・オフ信号が出力される。
【0048】ステップ#123でSW6がオンするのを
待って、次に、ステップ#124でSW7がオンするの
を待つ。SW7がオンするとステップ#125で、エン
コーダ39の回転により発生するパルスAPをカウント
する。ステップ#126では、カウントされたパルスA
P数がステップ#121で演算された所定のパルスAP
数になるのを待つ。カウントされたパルスAP数が所定
値になるとステップ#127に進み、モータ11にブレ
ーキをt3時間かけ、ステップ#128でモータ11へ
の通電をやめる。これによりレンズ鏡胴3は合焦位置に
止まる。
【0049】次に、ステップ#129で被写体の輝度を
測光し、露光の演算を行って露出値を算出し、絞り値と
シャッター速度を決める。
【0050】ステップ#130で不図示のレリーズスイ
ッチSW2がオンかオフかを判断し、オフであればステ
ップ#129に戻って測光を繰り返す。
【0051】レリーズスイッチSW2がオンであればス
テップ#131に進み、レンズ鏡胴内に組み込まれてい
る不図示のレンズシャッターを開閉し、フィルムへの露
光を行なう。
【0052】ステップ#131でフィルムへの露光動作
が終了すると、ステップ#132に進み、モータ11に
逆転方向の通電を行なう。モータ11の回転に応じ、図
10の歯車12が時計方向に回転し、歯車13,歯車1
4は反時計方向に回転する。歯車14が反時計方向に回
転すると、レバー15は軸P1回りを反時計方向に回動
しようとするが、レバー15の被係止部15bがレバー
58の係止部58bに係止されているため、レバー15
は反時計方向に回転できず、モータ11の逆転は歯車1
2,歯車13,歯車14,遊星歯車16,遊星歯車34
を介して歯車38に伝えられ、歯車38は時計方向に回
転する。歯車38が時計方向に回転すると、歯車38と
一体的に回転する回転伝達軸51が時計方向に回転し、
ウォーム52,ウォームホイール53,送りネジ54を
介してレンズ鏡胴3はカメラ光軸後方向に移動する。ま
た、回転伝達軸51が時計方向に回転すると、図17a
において直進移動部材55が上方向に移動する。そし
て、直進移動部材55に設けられたSW6がオンからオ
フに変化し、さらにモータ11に逆転方向の通電を続け
ると、直進移動部材55の突出部55aが上方向に移動
し、レバー56のカム面56bと当接し、レバー56は
ねじりバネ57を圧縮しながら軸P6回りを時計方向に
回動し、図17bにおいて中立点を迎える。レバー56
は中立点を越えた後、ねじりバネ57の解放力により時
計方向に回動し、不図示のストッパとの当接により図1
7Cに示す状態で回動を停止する。このレバー56の回
動によりレバー58が反時計方向に回動し、係止部58
bがレバー15の係止部15bの係止位置から退避す
る。
【0053】従って、レバー15は軸P1回りを反時計
方向に回転可能となり、遊星歯車16は遊星歯車34と
の噛み合い位置から移動し、図9に示すように歯車17
と噛み合う。一方、遊星歯車34と遊星歯車16との噛
み合いが外れるため、遊星歯車34が停止しレンズ鏡胴
3も停止する。
【0054】遊星歯車16が歯車17と噛み合うと、歯
車17,歯車18は反時計方向に回転しレバー19も反
時計方向に回動して、遊星歯車20が歯車28に噛み合
い、歯車28と噛み合っている歯車29が時計方向に回
動する。歯車29が時計方向に回転すると、カム30,
カム31,カム32も時計方向に回転し、歯車29に設
けられた不図示のSW3,SW4,SW5のオン・オフ
の組み合わせが変化する。ステップ#133において、
SW3,SW4,SW5の出力に基づき、カム30,カ
ム31,カム32が図3に示す巻き上げ区間に位置する
ことを検出すると、ステップ#134に進んでモータ1
1にブレーキをt1時間かける。
【0055】ステップ#133での動作を説明すると、
図9においてカム30が時計方向に回動すると、カム3
0のカム面30bとレバー33のカム面33bとの当接
が外れ、レバー33は不図示のバネ力により軸P4回り
を時計方向に回動し、レバー33は図3の状態となり、
レバー33の係止部33aはレバー15の被係止部15
aと当接する。この時、レバー33が軸P4回りを時計
方向に回動するので、レバー33の端部33cとレバー
62の作用面62aとの当接が外れ、図16cにおい
て、レバー63も軸P10回りを不図示のバネ64の付
勢力により時計方向に回動し、レンズバリヤ5が閉方向
に移動しようとするが、図17cにおいて直進移動部材
65の突出部65aにレバー63のカム面63bが当接
していることにより、レバー63の軸P10回りの時計
方向回動が阻止され、レンズバリア5はカメラ前面から
突出しているレンズ鏡胴3に当接することはない。
【0056】ステップ#134のt1時間のブレーキ
後、ステップ#135でモータ11に正回転方向の通電
を加えると、レバー15は軸P1回りを時計方向に回動
しようとするが、レバー33の係止部33aがレバー1
5の被係止部15aを係止しているので、レバー15は
軸P1回りを時計方向に回動できず、遊星歯車16は歯
車17と噛み合ったままになり、歯車17は時計方向に
回転する。歯車17が時計方向に回転すると、レバー1
9が軸P2回りを時計方向に回動し、遊星歯車20は歯
車28との噛み合いから外れ歯車21と噛み合い、スプ
ール6が反時計方向に回転する。スプール6には不図示
のパトローネから引き出されたフィルムが巻き付いてお
り、スプール6の反時計方向回転によりさらにフィルム
がパトローネから引き出されてスプールに巻き付けられ
る。このとき、不図示のフィルム送り検知部によりフィ
ルムのパーフォレイションに対応したパルスSPが発生
し、フィルムの移動量が検出される。ステップ#136
でこのパルスSPをカウントし、ステップ#137でパ
ルスSPのカウント数が所定値(1駒給送分)になる
と、ステップ#138に進んでモータ11にブレーキを
t4時間かけ、フィルムの1駒給送を完了する。
【0057】次に、ステップ#139でモータ11に逆
転方向の通電を加える。モータ11の回転に応じ、歯車
17は反時計方向に回転し、レバー19が軸P2回りを
反時計方向に回動するので、遊星歯車20は歯車21と
の噛み合いから離れて歯車28と噛み合い、歯車28は
反時計方向に回転し、歯車29は時計方向に回転する。
歯車29が時計方向に回転し、図3に示すフィルム巻上
げ区間から、図5のフィルム巻戻し区間,図7の沈胴区
間を経て図9のレンズ繰り出し区間にカム30,カム3
1,カム32が位置することをステップ#140で検出
すると、ステップ#141に進みモータ11にブレーキ
をt1時間かける。
【0058】ステップ#140での主な動作について説
明する。歯車29が時計方向に回転すると、歯車29と
一体のカム30が時計方向に回転し、レバー33のカム
面33bがカム30のカム面30aと当接し、カム30
の時計方向回転に伴ってレバー33が軸P4回りを反時
計方向に回動する。図3においてレバー33が軸P4回
りを反時計方向に回動すると、レバー15の被係止部1
5aとレバー33の係止部33aの係合が外れる。また
ステップ#133において、直進移動部材65の突出部
65aとレバー63のカム面63bが当接していること
より、レンズバリア5は開状態のまま保持されているた
め、レバー33の端部33cは、レバー33のカム面3
3bがカム30のカム面30aからカム面30bの当接
に移り、レバー33の軸P4回りの回動が終了した時、
レバー62の作用面62aと当接しレンズバリア5の開
状態は保持される。
【0059】ステップ#141のt1時間のブレーキが
終了すると、ステップ#142に進み、モータ11に正
転の通電を行う。その後図20のステップ#106に進
み、ステップ#112でスタンバイ状態となる。
【0060】図23はSW1オン後にSW2がオンする
ことなくSW1オフ時の動作を示すフローチャートであ
る。
【0061】測光SW1がオンすると、図21の撮影動
作の説明に示したようにステップ#121からステップ
#129まで進み、レンズ鏡胴3が合焦位置に止まって
いて、ステップ#130でレリーズSW2がオンするの
を待っている。このとき、SW2がオンすることなくS
W1がオフすると、割り込みが発生し、ステップ#15
1に進んで、モータ11に逆転方向の通電を行なう。モ
ータ11に逆転方向の通電を行うと、図10の歯車12
が時計方向に回転し、歯車13,歯車14は反時計方向
に回転する。歯車14が反時計方向に回転すると、レバ
ー15は軸P1回りを反時計方向に回動しようとする
が、レバー15の被係止部15bがレバー58の係止部
58bに係止されているため、レバー15は反時計方向
に回動できず、モータ11の逆転は歯車12,歯車1
3,歯車14,遊星歯車16,遊星歯車34を介して歯
車38に伝えられ、歯車38は時計方向に回転する。歯
車38が時計方向に回転すると、歯車38と一体的に回
転する回転伝達軸51が時計方向に回転し、ウォーム5
2,ウォームホイール53,送りネジ54を介してレン
ズ鏡胴3はカメラ光軸後方向に移動する。また、回転伝
達軸51が時計方向に回転すると、図17aにおいて直
進移動部材55が上方向に移動する。そして、直進移動
部材55に設けられたSW6がオンからオフに変化す
る。ステップ#152ではSW6がオフになるのを待っ
ており、SW6がオフになると、ステップ#153に進
み、モータ11にブレーキをt2時間かけ、レンズ鏡胴
3はスタンバイ位置となる。
【0062】図24はフィルム巻戻し動作を示すフロー
チャートである。図10,図13、図17aのスタンバ
イ状態においてフィルム巻戻しスイッチSREWがオン
すると、ステップ#171に進み、モータ11に逆転方
向の通電を行なう。モータ11の回転に応じ、図10の
歯車12が時計方向に回動し、歯車13,歯車14は反
時計方向に回転する。歯車14が反時計方向に回転する
と、レバー15は軸P1回りを反時計方向に回動しよう
とするが、レバー15の被係止部15bがレバー58の
係止部58bに係止されているため、レバー15は反時
計方向に回動できず、モータ11の逆転は歯車12,歯
車13,歯車14,遊星歯車16,遊星歯車34を介し
て歯車38に伝えられ、歯車38は時計方向に回転す
る。歯車38が時計方向に回転すると、歯車38と一体
的に回転する回転伝達軸51が時計方向に回転し、ウォ
ーム52,ウォームホイール53,送りネジ54を介し
てレンズ鏡胴3はカメラ光軸後方向に移動する。また、
回転伝達軸51が時計方向に回転すると、図17aにお
いて直進移動部材55が上方向に移動する。この移動に
応じ直進移動部材55の突出部55aがレバー56のカ
ム面56bと当接し、レバー56はねじりバネ57を圧
縮しながら軸P6回りを時計方向に回動し、図17bに
おいて中立点を迎える。レバー56は中立点を越えた
後、ねじりバネ57の解放力により図17cに示す位置
まで時計方向に回動する。このときレバー58は図17
cに示す状態であり、係止部58bとレバー15の係止
部15bとの係止が外れた状態となる。従って、レバー
15は軸P1回りを反時計方向に回転可能となり、遊星
歯車16は遊星歯車34との噛み合いから外れ、図9に
示すように歯車17と噛み合う。また、遊星歯車34と
遊星歯車16との噛み合いが外れるため、遊星歯車34
の回転は止まりレンズ鏡胴3は停止する。
【0063】遊星歯車16が歯車17と噛み合うと、歯
車17,歯車18は反時計方向に回転しレバー19も反
時計方向に回動して、遊星歯車20が歯車28に噛み合
い、歯車28は反時計方向に回転し、歯車28と噛み合
っている歯車29が時計方向に回動転る。歯車29が時
計方向に回転すると、カム30,カム31,カム32も
時計方向に回転し、歯車29に設けられた不図示のSW
3,SW4,SW5のオン・オフの組み合わせが変化す
る。ステップ#172では、SW3,SW4,SW5の
オン・オフの組み合わせが巻戻し区間になるのを待って
おり、カム30,カム31,カム32が巻戻し区間にな
ると、ステップ#173に進んでモータ11にブレーキ
をt1時間かける。
【0064】ステップ#172での動作を説明すると、
図9においてカム30が時計方向に回動すると、カム3
0のカム面30bとレバー33のカム面33bとの当接
が外れ、レバー33は不図示のバネ力により軸P4回り
を時計方向に回動し、レバー33は図5の状態となり、
レバー33の係止部33aはレバー15の被係止部15
aと当接する。この時、レバー33が軸P4回りを時計
方向に回動するので、レバー33の端部33cとレバー
62の作用面62aとの当接が外れ、図16cにおい
て、レバー63も軸P10回りをバネ64の付勢力によ
り時計方向に回動し、レンズバリヤ5が閉方向に移動し
ようとするが、直進移動部材65の突出部65aにレバ
ー63のカム面63bが当接していることにより、レバ
ー63の軸P10回りの時計方向回動が阻止され、レン
ズバリヤ5はカメラ前面から突出しているレンズ鏡胴3
に当接することはない。また、カム31が時計方向に回
動すると、カム31のカム面31aとレバー25のカム
面25bとの当接が外れ、レバー25は不図示のバネ力
により軸P3回りを図5に示す位置まで反時計方向に回
動し、遊星歯車26は歯車18と噛み合う。
【0065】ステップ#173のt1時間のブレーキ
後、ステップ#174でモータ11に正回転方向の通電
を加えると、レバー15は軸P1回りを時計方向に回転
しようとするが、レバー33の係止部33aがレバー1
5の被係止部15aと当接しているので、レバー15は
軸P1回りを時計方向に回転できず、遊星歯車16は歯
車17と噛み合ったままになり、歯車17は時計方向に
回動する。歯車17が時計方向に回動すると、レバー1
9が軸P2回りを時計方向に回動し、遊星歯車20は歯
車28との噛み合いから外れ、歯車21に噛み合いに行
こうとするが、レバー25の係止部25aがレバー19
の被係止部19aの回動半径内に入っているので、レバ
ー19の被係止部19aがレバー25の係止部25aと
当接するため、遊星歯車20は歯車21とは噛み合わな
い。従って、歯車18の時計方向の回転は、遊星歯車2
6にのみ伝えられ、遊星歯車26の回転は歯車27に伝
えられ、歯車27の回転は不図示の歯車列を介して歯車
8に伝えられるので、歯車27が時計方向に回転する
と、歯車8と巻戻しフォーク7が回転し、フィルムがパ
トローネに巻戻される。
【0066】ステップ#175でフィルム送り検知部か
ら発生するパルスSPをカウントし、ステップ#176
でパルスSPのカウント数が所定値C(引き出されたフ
ィルム給送分)になるのを待ち、パルスSPのカウント
数が所定値Cになると、ステップ#177に進みモータ
11にブレーキをt4時間かけ、フィルム巻戻しを完了
する。
【0067】ステップ#177のt2時間のブレーキ
後、図22のステップ#139に進み、さらに図20の
ステップ#106に進み、ステップ#112でスタンバ
イ状態となる。
【0068】図25はメインスイッチオフ時の動作を示
すフローチャートである。図10,図13,図17aの
スタンバイ状態で不図示のメインスイッチSW8がオフ
すると、割り込みが発生しステップ#191に進み、モ
ータ11に逆転方向の通電をおこなう。モータ11に逆
転方向の通電を行うと、図10の歯車12が時計方向に
回転し、歯車13,歯車14は反時計方向に回転する。
歯車14が反時計方向に回転すると、レバー15は軸P
1回りを反時計方向に回動しようとするが、レバー15
の被係止部15bがレバー58の係止部58bに係止さ
れているため、レバー15は反時計方向に回動できず、
モータ11の逆転は歯車12,歯車13,歯車14,遊
星歯車16,遊星歯車34を介して歯車38に伝えら
れ、歯車38は時計方向に回転する。歯車38が時計方
向に回転すると、歯車38と一体的に回転する回転伝達
軸51が時計方向に回転し、ウォーム52,ウォームホ
イール53,送りネジ54を介してレンズ鏡胴3はカメ
ラ光軸後方向に移動する。また、回転伝達軸51が時計
方向に回転すると、図17aにおいて直進移動部材55
が上方向に移動する。さらにモータ11に逆転方向の通
電を続けると、直進移動部材55の突出部55aが上方
向に移動し、レバー56のカム面56bと当接し、レバ
ー56はねじりバネ57を圧縮しながら軸P6回りを時
計方向に回動し、図17bにおいて中立点を迎える。レ
バー56は中立点を越えた後、ねじりバネ57の解放力
により時計方向に回動し、図17cに示す位置で停止す
る。
【0069】図17cの状態において、レバー58の係
止部58bとレバー15の被係止部15bとの係止は外
れ、レバー15は軸P1回りを反時計方向に回転可能で
ある。レバー15が反時計方向に回動すると、遊星歯車
16は遊星歯車34との噛み合いから外れ、図9に示す
ように歯車17と噛み合う。遊星歯車16との噛み合い
が外れたことにより、遊星歯車34の回転は止まりレン
ズ鏡胴3は停止する。
【0070】遊星歯車16が歯車17と噛み合うと、歯
車17,歯車18は反時計方向に回転しレバー19は反
時計方向に回動して、遊星歯車20が歯車28に噛み合
い、歯車28は反時計方向に回動し、歯車28と噛み合
っている歯車29が時計方向に回動する。歯車29が時
計方向に回動すると、カム30,カム31,カム32も
時計方向に回転し、歯車29に設けられた不図示のSW
3,SW4,SW5のオン・オフの組み合わせが変化す
る。ステップ#192では、SW3,SW4,SW5の
オン・オフの組み合わせが沈胴区間になるのを待ってお
り、カム30,カム31,カム32が沈胴区間になる
と、ステップ#193に進んでモータ11にブレーキを
t1時間かける。
【0071】ステップ#192での主な動作について説
明する。図9の状態から歯車29が時計方向に回転しカ
ム32も時計方向に回転すると、レバー35の端部35
aとカム32のカム面32aとの当接によりレバー35
が不図示のバネ力に抗して時計方向に回動し、遊星歯車
34と歯車38の噛み合いが外れる。一方、図9の状態
から歯車29が時計方向に回動しカム32が時計方向に
回転すると、レバー35が不図示のバネ力に抗して時計
方向に回動し、レバー35の端面35bとレバー37に
設けられた軸40の当接によりレバー37が軸P5の回
りを反時計方向に回動して、遊星歯車36が歯車34に
噛み合い始める。そして歯車29が時計方向に回動しレ
バー35の端部35aがカム32のカム面32bと当接
すると遊星歯車36は遊星歯車34と伝達可能な状態で
噛み合う。そして、レバー35の端部35aがカム32
のカム面32bと当接すると、図7に示す状態でレバー
35の軸P4回りの時計方向回動が終了する。
【0072】ステップ#193のt1時間のブレーキ
後、ステップ#194でモータ11に正転方向の通電を
行うと歯車12は反時計方向に回転し、歯車13,歯車
14が時計方向に回転し、レバー15が軸P1回りを時
計方向に回動し、図8に示すように遊星歯車16は歯車
17との噛み合いから離れて遊星歯車34に噛み合う。
さらにモータ11が回転すると、モータ11の正転は歯
車12,歯車13,歯車14,遊星歯車16,遊星歯車
34,遊星歯車36を介して歯車38に伝えられ、歯車
38は時計方向に回転する。歯車38が時計方向に回転
すると、歯車38と一体的に回転する回転伝達軸51が
時計方向に回転し、ウォーム52,ウォームホイール5
3,送りネジ54を介してレンズ鏡胴3はカメラ光軸後
方向に移動する。また、回転伝達軸51が時計方向に回
転すると、図17cにおいて直進移動部材55が上方向
に移動する。直進移動部材55が上方向に移動すると、
図16bにおいて直進移動部材65と当接し、共にバネ
66に抗しながら上方向に移動する。この時、直進移動
部材65の突出部65aとレバー63のカム面63bと
の当接が外れる。さらに、直進移動部材55が上方向に
移動すると、直進移動部材55に設けたSW6はオフか
らオンの状態になる。SW6がオフからオンになるとレ
ンズ鏡胴3は沈胴位置になっており、ステップ#195
ではSW6がオンになるのを待ち、SW6がオンになる
と、ステップ#196に進んでモータ11にブレーキを
t6時間かける。これにより、レンズ鏡胴3はカメラ本
体内に収納された状態になる。
【0073】次に、ステップ#197でモータ11に逆
転方向の通電を行う。モータ11に逆転方向の通電を行
うと歯車12は時計方向に回転し、歯車13,歯車14
は反時計方向に回転し、レバー15は軸P1回りを反時
計方向に回動し、遊星歯車16は遊星歯車34との噛み
合いから離れて歯車17と噛み合い、歯車17は反時計
方向に回動し、レバー19が軸P2回りを反時計方向に
回動するので、遊星歯車20は歯車28と噛み合い、歯
車28が反時計方向に回転する。歯車28が反時計方向
に回転すると、歯車29は時計方向に回転する。歯車2
9が時計方向に回転すると、SW3,SW4,SW5の
状態が変化し、カム区間が切り換わる。図7のカム3
0,カム31,カム32及びSW3,SW4,SW5の
状態は沈胴区間であるが、歯車29が時計方向に回動す
ると、図9のレンズ繰り出し区間を経て図3の巻き上げ
区間のカム30,カム31,カム32及びSW3,SW
4,SW5の状態となる。ステップ#198でSW3,
SW4,SW5によりカム30,カム31,カム32が
巻き上げ区間になったことを検知すると、ステップ#1
99に進みモータ11にブレーキをt1時間かけ、ステ
ップ#200でモータ11への通電をやめ、ステップ#
201でメインスイッチSW8がONされるのを待つス
タンバイ状態となる。
【0074】ステップ#198での動作を説明すると、
図7においてカム30が時計方向に回転すると、カム3
0のカム面30bとレバー33のカム面33bとの当接
が外れ、レバー33は軸P4回りを時計方向に回動し、
不図示のストッパーに当接して図3の状態となり、レバ
ー33の係止部33aはレバー15の被係止部15aと
当接する。この時、レバー33が軸P4回りを時計方向
に回動するので、レバー33の端部33cとレバー62
の作用面62aとの当接が外れ、図15においてレバー
62は軸P9回りをバネ64の付勢力により反時計方向
に回動し、レンズバリア5は閉方向に移動し閉位置とな
り、図14に示すようにレンズ鏡胴3が保護される。
【0075】
【発明の効果】上述したように、本願発明においては、
一つのモータの駆動伝達経路をモータの所定方向の回転
により切り換えるものであって、レンズの光軸方向の進
退動作において、焦点調節動作ではモータの正逆方向の
回転によりレンズの駆動を行うとともに、モータの所定
方向と逆方向の回転によってレンズの突出沈胴動作を行
うものであり、モータを複数設けたり、モータの駆動力
伝達経路を強制的に切り換えるソレノイドなどの手段を
設ける必要がなく、迅速なレンズ駆動を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの正面図である。
【図2】カメラの下面図である。
【図3】主駆動部の平面図である。
【図4】主駆動部の平面図である。
【図5】主駆動部の平面図である。
【図6】主駆動部の平面図である。
【図7】主駆動部の平面図である。
【図8】主駆動部の平面図である。
【図9】主駆動部の平面図である。
【図10】主駆動部の平面図である。
【図11】レンズ駆動機構を示す正面図である。
【図12】レンズ駆動機構を示す上面図である。
【図13】レンズ駆動機構を示す上面図である。
【図14】バリア駆動機構を示す正面図である。
【図15】バリア駆動機構を示す正面図である。
【図16】レンズ駆動機構を示す正面図である。
【図17】レンズ駆動機構を示す正面図である。
【図18】レンズの移動時に発生する信号の状態図であ
る。
【図19】カメラの制御を行なう回路の回路図である。
【図20】メインスイッチがオンされたときの動作を示
すフローチャートである。
【図21】撮影動作を示すフローチャートである。
【図22】撮影動作を示すフローチャートである。
【図23】測光スイッチオンの後にレリーズスイッチが
オンすることなく測光スイッチがオフされたときの割り
込み動作を示すフローチャートである。
【図24】フィルム巻戻し動作を示すフローチャートで
ある。
【図25】メインスイッチがオフされたときの動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1:主駆動部 2:レンズ鏡胴駆動部 3:レンズ鏡胴 4:レンズバリア駆動部 6:フィルム巻取り用スプール 7:巻戻しフォーク 11:モータ 15:レバー 15a,b:被係止部 16:遊星歯車 55:直進移動部材 56:レバー 58:レバー 58b:係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷井 純一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのモータにより複数の系を駆動する
    カメラにおいて、 正逆方向に回転可能なモータ(11)と、レンズ(3)
    と、前記モータの駆動力により前記レンズを光軸方向に
    駆動するレンズ駆動機構(2)と、前記モータにより駆
    動される被駆動機構(4、6、7)と、前記モータの駆
    動力を前記レンズ駆動機構及び被駆動機構に伝達すると
    ともに前記モータの第1方向の回転により前記レンズ駆
    動機構と前記被駆動機構への駆動伝達状態を選択的に切
    り換える駆動伝達機構(1)とを備え、 前記駆動伝達機構は、前記モータの第1方向の回転と前
    記第1方向と反対の第2方向の回転により前記レンズの
    焦点調整を行うとともに、第2方向の回転により前記レ
    ンズの突出沈胴の駆動を行うことを有することを特徴と
    するカメラ。
  2. 【請求項2】 前記駆動伝達機構は、モータの第1方向
    の回転と第2方向の回転をレンズ駆動機構に伝達する遊
    星歯車(16)と、焦点調節時に前記遊星歯車を駆動伝
    達状態に保持する保持機構(15b、55、56、5
    8、58b)を有することを特徴とする請求項1記載の
    カメラ。
JP838296A 1996-01-22 1996-01-22 カメラ Pending JPH09197510A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008151909A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Samsung Techwin Co Ltd 像ぶれ補正装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008151909A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Samsung Techwin Co Ltd 像ぶれ補正装置

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