JPH0648497Y2 - カメラのフイルム給送装置 - Google Patents
カメラのフイルム給送装置Info
- Publication number
- JPH0648497Y2 JPH0648497Y2 JP14455687U JP14455687U JPH0648497Y2 JP H0648497 Y2 JPH0648497 Y2 JP H0648497Y2 JP 14455687 U JP14455687 U JP 14455687U JP 14455687 U JP14455687 U JP 14455687U JP H0648497 Y2 JPH0648497 Y2 JP H0648497Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- tele
- wide
- film
- rewinding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、1つの電動モータでフイルムの巻上げ巻戻
し、及びレンズ鏡筒駆動(テレワイド又はズーム)を行
うようにしたカメラのフイルム給送装置に関する。
し、及びレンズ鏡筒駆動(テレワイド又はズーム)を行
うようにしたカメラのフイルム給送装置に関する。
最近カメラの自動化が進み、撮影時に於けるフイルム巻
上げ、撮影終了後のフイルム巻戻し、及び撮影レンズの
焦点距離の切換え等が電動化されている。
上げ、撮影終了後のフイルム巻戻し、及び撮影レンズの
焦点距離の切換え等が電動化されている。
このようなズーム機構、テレワイド切換機構等の焦点距
離可変機構を持つカメラに於いて、フイルム巻上げ用、
フイルム巻戻し用モータの他に焦点距離の調節を電動で
行う為に専用のモータを設けるとカメラが大形化する不
具合がある。
離可変機構を持つカメラに於いて、フイルム巻上げ用、
フイルム巻戻し用モータの他に焦点距離の調節を電動で
行う為に専用のモータを設けるとカメラが大形化する不
具合がある。
また1つのモータでフイルム巻上機構、フイルム巻戻し
機構、焦点距離切換え機構を駆動する場合、3方向が切
り換え可能なクラッチ機構は複雑な機構を必要とする欠
点がある。
機構、焦点距離切換え機構を駆動する場合、3方向が切
り換え可能なクラッチ機構は複雑な機構を必要とする欠
点がある。
従来、フイルム巻上げとフイルム巻戻し側とを切り換え
る第1のクラッチの他に、フイルム巻戻し機構と焦点距
離切換え機構とを切り換える第2のクラッチを用い、2
つのクラッチ機構でフイルム巻上機構、フイルム巻戻し
機構、焦点距離切換え機構の3機構を選択的に切換える
カメラが提案されている(実開昭60−110835号公報)。
この場合、先ず第1のクラッチをフイルム巻上機構に切
り換えてフイルムを1駒巻上げし、次に第1のクラッチ
をフイルム巻上機構からフイルム巻戻し側に切り換えて
更に第2のクラッチを焦点距離可変機構に切換えてレン
ズ駆動し、シャッタレリース後再び第1のクラッチをフ
イルム巻上げ機構に切り換え、以後この操作を繰り返し
て全駒撮影し、撮影終了後、第1のクラッチを巻戻し側
に切換えると共に第2のクラッチを巻戻し機構に切り換
えてフイルムを巻戻すようにしている。
る第1のクラッチの他に、フイルム巻戻し機構と焦点距
離切換え機構とを切り換える第2のクラッチを用い、2
つのクラッチ機構でフイルム巻上機構、フイルム巻戻し
機構、焦点距離切換え機構の3機構を選択的に切換える
カメラが提案されている(実開昭60−110835号公報)。
この場合、先ず第1のクラッチをフイルム巻上機構に切
り換えてフイルムを1駒巻上げし、次に第1のクラッチ
をフイルム巻上機構からフイルム巻戻し側に切り換えて
更に第2のクラッチを焦点距離可変機構に切換えてレン
ズ駆動し、シャッタレリース後再び第1のクラッチをフ
イルム巻上げ機構に切り換え、以後この操作を繰り返し
て全駒撮影し、撮影終了後、第1のクラッチを巻戻し側
に切換えると共に第2のクラッチを巻戻し機構に切り換
えてフイルムを巻戻すようにしている。
しかしながら、この通常巻上げ方式のカメラでは第2の
クラッチの切り換え操作には外部操作部材を必要とし、
この外部操作部材との間に複雑な切り換え連動機構を必
要とする欠点がある。
クラッチの切り換え操作には外部操作部材を必要とし、
この外部操作部材との間に複雑な切り換え連動機構を必
要とする欠点がある。
ところで、1つの電動モータでフイルムの巻上げ巻戻
し、及び焦点距離切換えをギア伝達機構を用いて行うカ
メラの場合、撮影モードでの焦点距離切換えレバの中立
位置でギア連結が巻戻し側につながる虞がある。
し、及び焦点距離切換えをギア伝達機構を用いて行うカ
メラの場合、撮影モードでの焦点距離切換えレバの中立
位置でギア連結が巻戻し側につながる虞がある。
本考案は、複雑な切換え機構を用いないでモータの回転
方向を変えるだけで簡単にモータの回転力をフイルム巻
上げ機構、フイルム巻戻し機構、焦点距離切換え機構へ
の夫々に切換えることが出来ると共に、撮影モードでの
焦点距離切換えレバの中立位置で巻戻し動作が生じない
カメラのフイルム給送装置を提案することを目的として
いる。
方向を変えるだけで簡単にモータの回転力をフイルム巻
上げ機構、フイルム巻戻し機構、焦点距離切換え機構へ
の夫々に切換えることが出来ると共に、撮影モードでの
焦点距離切換えレバの中立位置で巻戻し動作が生じない
カメラのフイルム給送装置を提案することを目的として
いる。
本考案は、前記目的を達成するために、焦点距離切換え
機構と連結され駆動操作されることにより前記電動モー
タからの回転力によってレンズ鏡筒をテレ側またはワイ
ド側に移動させる焦点距離切換えレバと、前記焦点距離
切換えレバの中立位置でモータの回転方向の切換えによ
りフイルム巻戻し機構へ切換わって前記電動モータの回
転力をフイルム巻戻し機構に伝達する遊星クラッチ機構
と、前記遊星クラッチ機構の遊星ギアの移動域で遊星ギ
アと噛合い可能な位置に設けられたストッパ部材と、を
有し、前記遊星ギアは前記電動モータからの回転力によ
り前記ストツパ部材に噛合いながら乗り越えて巻戻し機
構に噛合うと共に、前記電動モータからの回転力が伝達
されない時にはストツパ部材にその移動が阻止されるこ
とを特徴としている。
機構と連結され駆動操作されることにより前記電動モー
タからの回転力によってレンズ鏡筒をテレ側またはワイ
ド側に移動させる焦点距離切換えレバと、前記焦点距離
切換えレバの中立位置でモータの回転方向の切換えによ
りフイルム巻戻し機構へ切換わって前記電動モータの回
転力をフイルム巻戻し機構に伝達する遊星クラッチ機構
と、前記遊星クラッチ機構の遊星ギアの移動域で遊星ギ
アと噛合い可能な位置に設けられたストッパ部材と、を
有し、前記遊星ギアは前記電動モータからの回転力によ
り前記ストツパ部材に噛合いながら乗り越えて巻戻し機
構に噛合うと共に、前記電動モータからの回転力が伝達
されない時にはストツパ部材にその移動が阻止されるこ
とを特徴としている。
本考案は、電動モータの正回転でフイルムの巻上げを行
い、焦点距離切換えレバを操作すると電動モータが逆回
転してレンズ鏡筒をテレ側叉はワイド側に駆動する。ま
た撮影終了後、フイルムエンドを検知すると電動モータ
が逆回転して巻戻し用クラッチ機構が巻戻し機構と連結
されてフイルムを巻戻す。
い、焦点距離切換えレバを操作すると電動モータが逆回
転してレンズ鏡筒をテレ側叉はワイド側に駆動する。ま
た撮影終了後、フイルムエンドを検知すると電動モータ
が逆回転して巻戻し用クラッチ機構が巻戻し機構と連結
されてフイルムを巻戻す。
本考案は、撮影モードでの焦点距離切換えレバの中立位
置では、巻戻し用クラッチレバが巻戻し機構に連結しよ
うとしてもストツパ部材で阻止されるので、撮影中に不
用意にフイルム巻戻しが行われるようなことはない。
置では、巻戻し用クラッチレバが巻戻し機構に連結しよ
うとしてもストツパ部材で阻止されるので、撮影中に不
用意にフイルム巻戻しが行われるようなことはない。
以下添付図面に従って本考案に係るカメラのフイルム給
送装置の好ましい実施例を詳説する。
送装置の好ましい実施例を詳説する。
第1図に於いてモータ10の出力ギア12は、ギア14→16→
18→20→22→24→26の伝達経路を介して太陽ギア28と連
結されている。アーム30は太陽ギア28の中心軸28Aに軸
支される。アーム30の端部にはピン30Aが植立され、こ
のピン30Aに軸支された遊星ギア32が太陽ギア28に噛合
っている。太陽ギア28、アーム30、遊星ギア32は遊星ク
ラッチ機構を構成する。この遊星ギア32は太陽ギア28の
回転方向によりフイルム巻上機構のギア34又は焦点距離
切換え機構のギア36のいずれか一方に切換えられる。
18→20→22→24→26の伝達経路を介して太陽ギア28と連
結されている。アーム30は太陽ギア28の中心軸28Aに軸
支される。アーム30の端部にはピン30Aが植立され、こ
のピン30Aに軸支された遊星ギア32が太陽ギア28に噛合
っている。太陽ギア28、アーム30、遊星ギア32は遊星ク
ラッチ機構を構成する。この遊星ギア32は太陽ギア28の
回転方向によりフイルム巻上機構のギア34又は焦点距離
切換え機構のギア36のいずれか一方に切換えられる。
第1図に示すようにフイルム巻上機構のギア34にはスプ
ール38の上端部に設けられたスプールギア40と噛合うよ
うになっている。スプール38の外周にはフイルムのパー
フォレーションと噛合う爪42が形成されると共にその下
端部にはギア44が形成され、このギア44はギア46→48と
噛合っている。ギア48と同軸に一歯ギア50が設けられ、
この一歯ギア50はフイルムのリーダ部がスプール38の爪
42に巻とられるまでのフイルム初期送りをする。
ール38の上端部に設けられたスプールギア40と噛合うよ
うになっている。スプール38の外周にはフイルムのパー
フォレーションと噛合う爪42が形成されると共にその下
端部にはギア44が形成され、このギア44はギア46→48と
噛合っている。ギア48と同軸に一歯ギア50が設けられ、
この一歯ギア50はフイルムのリーダ部がスプール38の爪
42に巻とられるまでのフイルム初期送りをする。
次に焦点距離切換え機構について説明する。
焦点距離切換え機構のギア36にはワイド側のギア52又は
テレ側のギア58が噛合う。即ち、第1のテレワイド切換
えレバ60には、ギア52、54、56、58が軸支され、第1の
テレワイド切換えレバ60はギア56の軸56Aと同軸に軸支
される。第1のテレワイド切換えレバ60が反時計方向に
回動し、ギア36にギア列52→54→56が噛合う場合はワイ
ド方向への駆動時のギア列であり、また第1のテレワイ
ド切換えレバ60が軸56Aを中心に時計方向に回動し、ギ
ア36にギア列58→56が噛合う場合はテレ方向への駆動時
のギア列である。
テレ側のギア58が噛合う。即ち、第1のテレワイド切換
えレバ60には、ギア52、54、56、58が軸支され、第1の
テレワイド切換えレバ60はギア56の軸56Aと同軸に軸支
される。第1のテレワイド切換えレバ60が反時計方向に
回動し、ギア36にギア列52→54→56が噛合う場合はワイ
ド方向への駆動時のギア列であり、また第1のテレワイ
ド切換えレバ60が軸56Aを中心に時計方向に回動し、ギ
ア36にギア列58→56が噛合う場合はテレ方向への駆動時
のギア列である。
更にギア56はギア62と噛合いこのギア62にはエンコーダ
ギア64と噛合っている。このエンコーダギア64の下面に
は偏芯した位置にピン66が植立され、このピン66はレン
ズ鏡筒68の長孔70内に嵌入している。従ってエンコーダ
ギア64が回動することによりレンズ鏡筒68は前後移動す
ることになる。尚、エンコーダギア64には図示しない摺
動片が設けられ、テレ位置、ワイド位置、バリヤ閉位置
を検知することが出来る。
ギア64と噛合っている。このエンコーダギア64の下面に
は偏芯した位置にピン66が植立され、このピン66はレン
ズ鏡筒68の長孔70内に嵌入している。従ってエンコーダ
ギア64が回動することによりレンズ鏡筒68は前後移動す
ることになる。尚、エンコーダギア64には図示しない摺
動片が設けられ、テレ位置、ワイド位置、バリヤ閉位置
を検知することが出来る。
次に第1のテレワイド切換えレバ60の保持機構について
第2図乃至第3図を中心として説明する。第1のテレワ
イド切換えレバ60の一端にはピン61が植立される。一
方、カメラ本体と一体の固定側鏡筒72の上面には略矩形
上の開口部74が形成され、この開口部74内には略矩形上
のガイド片76が位置してガイド片76とによって形成され
るガイド溝によって第1のテレワイド切換えレバ60のピ
ン61がガイドされる。テレ端とワイド端との間のガイド
溝78Aはテレ方向とワイド方向に亘って形成されこのガ
イド溝78Aにピン61が位置する場合には、フリーであ
り、従って第1のテレワイド切換えレバ60はテレ又はワ
イドのいずれの方向に切換えることが出来る。また、第
2図に示すようにワイド端とバリヤ閉位置との間のガイ
ド溝78Bは、ワイド方向にのみ形成され、メインスイッ
チがオフされると、第1のテレワイド切換えレバ60はワ
イド端から沈胴動作までの間では強制的にワイド側のギ
アと連結するように保持され、レンズ鏡筒68を収納する
ようになっている。また、第3図に示すように、ガイド
溝78Bと平行にテレ方向にガイド溝78Cが形成され、これ
によりメインスイッチがオンされると、レンズ鏡筒68を
沈胴状態からワイド端に引出す時に強制的にテレ側のギ
アと連結するようになっている。
第2図乃至第3図を中心として説明する。第1のテレワ
イド切換えレバ60の一端にはピン61が植立される。一
方、カメラ本体と一体の固定側鏡筒72の上面には略矩形
上の開口部74が形成され、この開口部74内には略矩形上
のガイド片76が位置してガイド片76とによって形成され
るガイド溝によって第1のテレワイド切換えレバ60のピ
ン61がガイドされる。テレ端とワイド端との間のガイド
溝78Aはテレ方向とワイド方向に亘って形成されこのガ
イド溝78Aにピン61が位置する場合には、フリーであ
り、従って第1のテレワイド切換えレバ60はテレ又はワ
イドのいずれの方向に切換えることが出来る。また、第
2図に示すようにワイド端とバリヤ閉位置との間のガイ
ド溝78Bは、ワイド方向にのみ形成され、メインスイッ
チがオフされると、第1のテレワイド切換えレバ60はワ
イド端から沈胴動作までの間では強制的にワイド側のギ
アと連結するように保持され、レンズ鏡筒68を収納する
ようになっている。また、第3図に示すように、ガイド
溝78Bと平行にテレ方向にガイド溝78Cが形成され、これ
によりメインスイッチがオンされると、レンズ鏡筒68を
沈胴状態からワイド端に引出す時に強制的にテレ側のギ
アと連結するようになっている。
次にフイルム巻戻し機構について説明する。ギア26と同
軸にギア80が形成され、このギア80には太陽ギア82が噛
合っている。太陽ギア82の軸84には巻戻しアーム86が軸
支され、更にこの巻戻しアーム86の一端にピン88が植立
され、このピン88には太陽ギア82と噛合う遊星ギア90が
軸支されている。巻戻しアーム86は、太陽ギア82の回転
方向によって切換わり、これにより遊星ギア90はギア92
と噛合ったり、離れたりする。
軸にギア80が形成され、このギア80には太陽ギア82が噛
合っている。太陽ギア82の軸84には巻戻しアーム86が軸
支され、更にこの巻戻しアーム86の一端にピン88が植立
され、このピン88には太陽ギア82と噛合う遊星ギア90が
軸支されている。巻戻しアーム86は、太陽ギア82の回転
方向によって切換わり、これにより遊星ギア90はギア92
と噛合ったり、離れたりする。
ギア92は巻戻しギア列94→96→98→100→102と連結され
ており、このギア102の下面にはフイルムパトローネの
巻芯と係合するパトローネフォーク104が設けられてい
る。
ており、このギア102の下面にはフイルムパトローネの
巻芯と係合するパトローネフォーク104が設けられてい
る。
次に第2のテレワイド切換えレバ106について説明す
る。第1図に示すように第2のテレワイド切換えレバ10
6には略T字状のガイド溝108が形成され、このガイド溝
108には巻戻しアーム86の他端に設けられたピン110が遊
嵌されている。第2のテレワイド切換えレバ106の一端
にはズームツマミ106Aが形成され、このズームツマミ10
6Aをワイド位置Wにセットすると、第4図に示すように
アーム86のピン110はガイド溝108のワイド位置Wに位置
し、ズームツマミ106Aをテレ位置Tにセットすると、ア
ーム86のピン110はガイド溝108のT位置に位置する。ア
ーム86は、テレ位置又はワイド位置ではガイド溝108で
保持され、不用意に遊星ギア90が巻戻し側のギア92と噛
合わないようになっている。
る。第1図に示すように第2のテレワイド切換えレバ10
6には略T字状のガイド溝108が形成され、このガイド溝
108には巻戻しアーム86の他端に設けられたピン110が遊
嵌されている。第2のテレワイド切換えレバ106の一端
にはズームツマミ106Aが形成され、このズームツマミ10
6Aをワイド位置Wにセットすると、第4図に示すように
アーム86のピン110はガイド溝108のワイド位置Wに位置
し、ズームツマミ106Aをテレ位置Tにセットすると、ア
ーム86のピン110はガイド溝108のT位置に位置する。ア
ーム86は、テレ位置又はワイド位置ではガイド溝108で
保持され、不用意に遊星ギア90が巻戻し側のギア92と噛
合わないようになっている。
第2のテレワイド切換えレバ106の他端にはばね112が設
けられ、このばね112は第1のテレワイド切換えレバ60
の折曲片114を挟持している。従って第2のテレワイド
切換えレバ106のズームツマミ106Aがワイド位置Wにセ
ットされると、第2のテレワイド切換えレバ106の動き
に従って第1のテレワイド切換えレバ60は軸56Aを中心
に反時計方向に回動されワイド方向のギア系列が形成さ
れ、またズームツマミ106Aがテレ位置Tにセットされる
と、第1のテレワイド切換えレバ60は時計方向に回動し
てテレ方向のギア系列が構成されるようになっている。
この時、第1のテレワイド切換えレバ60はばね112を介
して第2のテレワイド切換えレバ106と連結されている
ので、ギア噛合時のショックを吸収し、円滑にギアを噛
合わせることが出来る。
けられ、このばね112は第1のテレワイド切換えレバ60
の折曲片114を挟持している。従って第2のテレワイド
切換えレバ106のズームツマミ106Aがワイド位置Wにセ
ットされると、第2のテレワイド切換えレバ106の動き
に従って第1のテレワイド切換えレバ60は軸56Aを中心
に反時計方向に回動されワイド方向のギア系列が形成さ
れ、またズームツマミ106Aがテレ位置Tにセットされる
と、第1のテレワイド切換えレバ60は時計方向に回動し
てテレ方向のギア系列が構成されるようになっている。
この時、第1のテレワイド切換えレバ60はばね112を介
して第2のテレワイド切換えレバ106と連結されている
ので、ギア噛合時のショックを吸収し、円滑にギアを噛
合わせることが出来る。
また、ツマミ106Aがニュートラル位置Nにある時、モー
タ10が逆転すると、第5図に示すように巻戻しアーム86
のピン110はガイド溝108のR位置に入り込み、これによ
り第2のテレワイド切換えレバ106はフイルム巻戻し時
にロックされ、不用意にズーミング動作がなされないよ
うになっている。ガイド溝108には、R位置の溝の入口
に切欠き108A、108Aが形成され、ズームツマミ106Aがニ
ュートラル位置Nの時ピン110がR位置の溝に不用意に
入ってロックされないようになっている。
タ10が逆転すると、第5図に示すように巻戻しアーム86
のピン110はガイド溝108のR位置に入り込み、これによ
り第2のテレワイド切換えレバ106はフイルム巻戻し時
にロックされ、不用意にズーミング動作がなされないよ
うになっている。ガイド溝108には、R位置の溝の入口
に切欠き108A、108Aが形成され、ズームツマミ106Aがニ
ュートラル位置Nの時ピン110がR位置の溝に不用意に
入ってロックされないようになっている。
更に、第2のテレワイド切換えレバ106には復帰ばね116
が係合しており、この復帰ばね116は第2のテレワイド
切換えレバ106がワイド位置Wまたはテレ位置Tにセッ
トされると、ニュートラル位置Nに戻そうとする力が働
くようになっている。更に、第2のテレワイド切換えレ
バ106にはズームスイッチ118が設けられ、このズームス
イッチ118は切換えレバ106に設けられたスイッチ片118A
とカメラ本体側の固定接片118Bとから構成されている。
ズームスイッチ118はツマミ106Aがワイド位置Wまたは
テレ位置Tにセットされるとオンとなって、モータ10を
逆転駆動し、またニュートラル位置Nではオフとなり、
モータ10を停止するようになっている。
が係合しており、この復帰ばね116は第2のテレワイド
切換えレバ106がワイド位置Wまたはテレ位置Tにセッ
トされると、ニュートラル位置Nに戻そうとする力が働
くようになっている。更に、第2のテレワイド切換えレ
バ106にはズームスイッチ118が設けられ、このズームス
イッチ118は切換えレバ106に設けられたスイッチ片118A
とカメラ本体側の固定接片118Bとから構成されている。
ズームスイッチ118はツマミ106Aがワイド位置Wまたは
テレ位置Tにセットされるとオンとなって、モータ10を
逆転駆動し、またニュートラル位置Nではオフとなり、
モータ10を停止するようになっている。
次にニュートラル位置での巻戻しアーム86のストッパ機
構について説明する。巻戻しアーム86は第2のテレワイ
ド切換えレバ106がニュートラル位置Nにセットされて
いるとき、巻戻しアーム86のピン110はガイド溝108の水
平部で拘束されないので振動等により不用意に巻戻しア
ーム86が軸84を中心に反時計方向に回動し、遊星ギア90
が巻戻し機構のギア92と噛合う虞がある。第2のテレワ
イド切換えレバ106がニュートラル位置Nでは、巻戻し
アーム86のピン110はR位置の溝の入口に位置してお
り、従ってこの状態で振動等により巻戻しアーム86が軸
84を中心に反時計方向に回動すると、ピン110がR位置
の溝に入り込み、第2のテレワイド切換えレバ106が移
動不能になる虞がある。このため本考案に係る実施例で
はストッパ部材として1歯ストッパ120が設けられてい
る。1歯ストッパ120はその先端部は第7図に示すよう
に遊星ギア90の歯と同様な歯形で構成されている。第2
のテレワイド切換えレバ106がニュートラル位置Nにセ
ットされている時、巻戻しアーム86が反時計方向に回動
してギア90が巻戻し機構のギア92と噛合おうとしても、
第6図に示すように1歯ストッパ120に阻止されギア90
は巻戻し機構のギア92とは噛合わない。また、第5図に
示す巻戻し時にセットする場合、遊星ギア90を巻戻し機
構のギア92に連結するには、モータ10からの回転力が遊
星ギア90に伝わり巻戻しアーム86が反時計方向に回動す
ると遊星ギア90は1歯ストッパ120の先端部120Aが遊星
ギア90の歯形形状に構成されているのでギアを遊星ギア
90は1歯ストッパ120の先端120Aに噛合いながら乗り越
え、巻戻し機構のギア92と噛合うことができる。
構について説明する。巻戻しアーム86は第2のテレワイ
ド切換えレバ106がニュートラル位置Nにセットされて
いるとき、巻戻しアーム86のピン110はガイド溝108の水
平部で拘束されないので振動等により不用意に巻戻しア
ーム86が軸84を中心に反時計方向に回動し、遊星ギア90
が巻戻し機構のギア92と噛合う虞がある。第2のテレワ
イド切換えレバ106がニュートラル位置Nでは、巻戻し
アーム86のピン110はR位置の溝の入口に位置してお
り、従ってこの状態で振動等により巻戻しアーム86が軸
84を中心に反時計方向に回動すると、ピン110がR位置
の溝に入り込み、第2のテレワイド切換えレバ106が移
動不能になる虞がある。このため本考案に係る実施例で
はストッパ部材として1歯ストッパ120が設けられてい
る。1歯ストッパ120はその先端部は第7図に示すよう
に遊星ギア90の歯と同様な歯形で構成されている。第2
のテレワイド切換えレバ106がニュートラル位置Nにセ
ットされている時、巻戻しアーム86が反時計方向に回動
してギア90が巻戻し機構のギア92と噛合おうとしても、
第6図に示すように1歯ストッパ120に阻止されギア90
は巻戻し機構のギア92とは噛合わない。また、第5図に
示す巻戻し時にセットする場合、遊星ギア90を巻戻し機
構のギア92に連結するには、モータ10からの回転力が遊
星ギア90に伝わり巻戻しアーム86が反時計方向に回動す
ると遊星ギア90は1歯ストッパ120の先端部120Aが遊星
ギア90の歯形形状に構成されているのでギアを遊星ギア
90は1歯ストッパ120の先端120Aに噛合いながら乗り越
え、巻戻し機構のギア92と噛合うことができる。
前記の如く構成された本考案に係るカメラのフイルム給
送装置の実施例の作用は次の通りである。
送装置の実施例の作用は次の通りである。
先ずフイルム巻上げ動作について説明する。第1図に於
いてモータ10が正回転すると、ギア12→14→16→18→20
→22→24→26→28のギア系列により太陽ギア28に回転力
が伝達される。これにより太陽ギア28の回転力により遊
星ギア32がギア34と噛合い、フイルム巻上げ機構のギア
系列32→34→40によりスプール38は反時計方向に回転
し、図示しないフイルムがスプール38に巻取られること
になる。
いてモータ10が正回転すると、ギア12→14→16→18→20
→22→24→26→28のギア系列により太陽ギア28に回転力
が伝達される。これにより太陽ギア28の回転力により遊
星ギア32がギア34と噛合い、フイルム巻上げ機構のギア
系列32→34→40によりスプール38は反時計方向に回転
し、図示しないフイルムがスプール38に巻取られること
になる。
フイルム巻戻し操作は次のようにしてなされる。第2の
テレワイド切換えレバ106がニュートラル位置Nにセッ
トされ、図示しないセンサがフイルムエンドを検知する
と、モータ10が逆転され、モータ10の回転力はギア12→
14→16→18→20→22→24→26→80→82に伝達される。こ
れにより太陽ギア82の回転力により巻戻しアーム86は軸
84を中心に反時計方向に回動し、遊星ギア90は1歯スト
ッパ120に噛合いながら乗り越え回転し巻戻し機構のギ
ア92と噛合うようになる。この時巻戻しアーム86の端部
に設けられたピン110はガイド溝108のR位置で第2のテ
レワイド切換えレバ106をロックしており、不用意に第
2のテレワイド切換えレバ106がテレ又はワイド位置に
移動するようなことはない。
テレワイド切換えレバ106がニュートラル位置Nにセッ
トされ、図示しないセンサがフイルムエンドを検知する
と、モータ10が逆転され、モータ10の回転力はギア12→
14→16→18→20→22→24→26→80→82に伝達される。こ
れにより太陽ギア82の回転力により巻戻しアーム86は軸
84を中心に反時計方向に回動し、遊星ギア90は1歯スト
ッパ120に噛合いながら乗り越え回転し巻戻し機構のギ
ア92と噛合うようになる。この時巻戻しアーム86の端部
に設けられたピン110はガイド溝108のR位置で第2のテ
レワイド切換えレバ106をロックしており、不用意に第
2のテレワイド切換えレバ106がテレ又はワイド位置に
移動するようなことはない。
次に焦点距離切換え機構の作動について説明する。先ず
ズームツマミ116Aがニュートラル位置Nにあるとき、テ
レワイドスイッチ118はオフであり、モータ10は回転し
ない。次にツマミ106Aをばね116の付勢力に抗してテレ
位置Tに保持すると、モータ10はテレワイドスイッチ11
8がオンして逆回転駆動され、モータ10からの回転力は
ギア12→14→16→18→20→22→24→26→28→32に伝達さ
れ、焦点距離切換え機構のギア36と連結される。このと
き第1のテレワイド切換えレバ60は軸56Aを中心に時計
方向に回動し、ギア36にはテレ系列のギア58→56→62が
噛合っており従ってレンズ鏡筒68は繰り出されることに
なる。
ズームツマミ116Aがニュートラル位置Nにあるとき、テ
レワイドスイッチ118はオフであり、モータ10は回転し
ない。次にツマミ106Aをばね116の付勢力に抗してテレ
位置Tに保持すると、モータ10はテレワイドスイッチ11
8がオンして逆回転駆動され、モータ10からの回転力は
ギア12→14→16→18→20→22→24→26→28→32に伝達さ
れ、焦点距離切換え機構のギア36と連結される。このと
き第1のテレワイド切換えレバ60は軸56Aを中心に時計
方向に回動し、ギア36にはテレ系列のギア58→56→62が
噛合っており従ってレンズ鏡筒68は繰り出されることに
なる。
次にズームツマミ106Aをワイド位置Wに位置させると、
第2のテレワイド切換えレバ60は軸56Aを中心に反時計
方向に回動し、ギア36にはワイド系列のギア52→54→56
→62→64が噛合い、レンズ鏡筒68は繰り込まれることに
なる。
第2のテレワイド切換えレバ60は軸56Aを中心に反時計
方向に回動し、ギア36にはワイド系列のギア52→54→56
→62→64が噛合い、レンズ鏡筒68は繰り込まれることに
なる。
以上説明したように本考案に係るカメラのフイルム給送
装置によれば、1つのモータでフイルム巻上げ巻戻し、
及び焦点距離切換えがなされる。またフイルムの巻上げ
終了後フイルムエンドを感知すると、モータが逆転駆動
し、フイルム巻戻しを行う。また撮影モードのテレワイ
ド切換えレバの中立位置で巻戻しクラッチが巻戻し側に
切換わろうとしてもストッパに阻止されるので撮影モー
ドで不用意にフイルムが巻戻されるようなことはない。
装置によれば、1つのモータでフイルム巻上げ巻戻し、
及び焦点距離切換えがなされる。またフイルムの巻上げ
終了後フイルムエンドを感知すると、モータが逆転駆動
し、フイルム巻戻しを行う。また撮影モードのテレワイ
ド切換えレバの中立位置で巻戻しクラッチが巻戻し側に
切換わろうとしてもストッパに阻止されるので撮影モー
ドで不用意にフイルムが巻戻されるようなことはない。
第1図は本考案に係るフイルム給送装置のギア伝達機構
を示す斜視図、第2図並びに第3図は切換えレバの作動
を示す説明図、第4図乃至第5図はテレワイド切換えレ
バの作動を示す説明図、第6図はストッパ機構を示す説
明図、第7図はストッパ機構の拡大図である。 10…モータ、38…スプール、60…第2のテレワイド切換
えレバ、68…レンズ鏡筒、74…ガイド溝、86…巻戻しア
ーム、104…パトローネフォーク、106…第2のテレワイ
ド切換えレバ、120…1歯ストッパ。
を示す斜視図、第2図並びに第3図は切換えレバの作動
を示す説明図、第4図乃至第5図はテレワイド切換えレ
バの作動を示す説明図、第6図はストッパ機構を示す説
明図、第7図はストッパ機構の拡大図である。 10…モータ、38…スプール、60…第2のテレワイド切換
えレバ、68…レンズ鏡筒、74…ガイド溝、86…巻戻しア
ーム、104…パトローネフォーク、106…第2のテレワイ
ド切換えレバ、120…1歯ストッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西沢 哲雄 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)考案者 亀山 信行 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士写 真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−144150(JP,A) 特開 昭62−211628(JP,A) 実開 昭62−149031(JP,U) 実開 昭60−177365(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】焦点距離切換え機構と連結され駆動操作さ
れることにより前記電動モータからの回転力によってレ
ンズ鏡筒をテレ側またはワイド側に移動させる焦点距離
切換えレバと、 前記焦点距離切換えレバの中立位置で、モータの回転方
向の切換えによりフイルム巻戻し機構へ切換わって前記
電動モータの回転力をフイルム巻戻し機構に伝達する遊
星クラッチ機構と、 前記遊星クラッチ機構の遊星ギアの移動域で遊星ギアと
噛合い可能な位置に設けられたストッパ部材と、を有
し、 前記遊星ギアは前記電動モータからの回転力により前記
ストッパ部材に噛合いながら乗り越えて巻戻し機構に噛
合うと共に、前記電動モータからの回転力が伝達されな
い時にはストッパ部材にその移動が阻止されることを特
徴とするカメラのフイルム給送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14455687U JPH0648497Y2 (ja) | 1987-09-21 | 1987-09-21 | カメラのフイルム給送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14455687U JPH0648497Y2 (ja) | 1987-09-21 | 1987-09-21 | カメラのフイルム給送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6449926U JPS6449926U (ja) | 1989-03-28 |
JPH0648497Y2 true JPH0648497Y2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=31412366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14455687U Expired - Lifetime JPH0648497Y2 (ja) | 1987-09-21 | 1987-09-21 | カメラのフイルム給送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648497Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-09-21 JP JP14455687U patent/JPH0648497Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6449926U (ja) | 1989-03-28 |
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