JP2894734B2 - 電動駆動カメラ - Google Patents

電動駆動カメラ

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JP2894734B2 JP1219994A JP21999489A JP2894734B2 JP 2894734 B2 JP2894734 B2 JP 2894734B2 JP 1219994 A JP1219994 A JP 1219994A JP 21999489 A JP21999489 A JP 21999489A JP 2894734 B2 JP2894734 B2 JP 2894734B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/42Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film
    • G03B17/425Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film motor drive cameras

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、電動駆動カメラに関する。
「従来の技術およびその問題点」 電動駆動の一眼レフカメラにおいては従来、AF系以外
に、フイルムの巻上巻戻系と、ミラー・シャッタおよび
絞の駆動系とに、それぞれ専用のモータが用いられてき
た。ところで近年、カメラの高機能化に伴い、シャッタ
スピーの高速化が図られ、1/4000〜1/8000秒といった高
速シャッタが実現されている。このような高速シャッタ
のチャージ負荷は、従来(1/2000秒)の2〜4倍に達
し、これを可能とするには、大型のハイパワーモータが
不可欠である。他方、フイルムの巻上系においても、例
えば秒速5コマ以上の高速巻上が要求されている。この
ような高速巻上には従来、起動停止性能に優れるハイパ
ワー(コアレス)モータが採用されている。
ところが、このようにシャッタの高速化、およびフイ
ルム巻上の高速化が進むと、従来の駆動系では、フイル
ムの巻上巻戻系と、ミラー・シャッタおよび絞の駆動系
のモータにそれぞれ、大型のハイパワーモータを用いな
ければならない。これはカメラの大型化を招き、かつコ
ストアップ要因となる。このため従来、高速シャッタと
高速巻上との双方を安価に実現することは困難であっ
た。この問題は、シャッタチャージとフイルム給送(巻
上、巻戻)を1つのモータで行うことで解決できるが、
従来のこのタイプのカメラでは、モータ駆動力の伝達方
向の切換機構を動作させるために、該モータとは別の駆
動源を用いていた。
「発明の目的」 本発明は、フイルム巻上と巻戻、及びシャッタチャー
ジを単一の共用モータで行う電動駆動カメラに関し、モ
ータ駆動力の伝達経路の切換動作を該共用モータの駆動
制御のみで行わせることが可能な電動駆動カメラを得る
ことを目的とする。
[発明の概要] 本発明は、1つのハイパワーモータによりシャッタチ
ャージとフイルム給送(巻上、巻戻)を行って、シャッ
タとフイルム給送(特に巻上)の高速化を同時に図った
電動駆動カメラに関して、モータ駆動力を複数の経路へ
伝達するための機構の切換動作までも該モータ自身の駆
動制御により行うことで、機構及び制御の簡略化を図る
という点に着目してなされたものである。
すなわち本発明の電動駆動カメラは、共用モータの正
逆の回転によって正逆に駆動される太陽ギヤと;シャッ
タチャージ系のギヤ列に噛み合うチャージギヤと;巻戻
系のギヤ列に噛み合う巻戻ギヤと;巻上系のギヤ列に噛
み合う巻上ギヤと;上記太陽ギヤの周囲に揺動可能に設
けられ、該太陽ギヤの正逆の回転により上記チャージギ
ヤまたは巻戻ギヤに択一して噛み合うチャージ及び巻戻
連動用遊星ギヤ機構と;上記太陽ギヤの周囲に揺動可能
に設けられ、該太陽ギヤの、上記チャージ及び巻戻連動
用遊星ギヤ機構を巻戻ギヤに噛み合わせる方向と同方向
の回転により、上記巻上ギヤに噛み合う巻上連動用遊星
ギヤ機構と;上記チャージ及び巻戻連動用遊星ギヤ機構
により共用モータの回転がチャージギヤに連動している
状態において回転され、初期位置からの一回転動作でシ
ャッタチャージを行わせるシャッタチャージカムと;上
記チャージ及び巻戻連動用遊星ギヤ機構が巻戻ギヤに噛
み合うのを妨げる巻上位置と、巻上連動用遊星ギヤ機構
が巻上ギヤに噛み合うのを妨げる巻戻位置とに揺動可能
に支持され、上記シャッタチャージカムが初期位置にあ
るときに巻上位置に保持され、上記シャッタチャージカ
ムが該初期位置とは異なるレバー操作回転位置にあると
きに該シャッタチャージカムにより巻戻位置に移動され
るクランクレバーと;を備え、レリーズシーケンスで
は、露光後に、共用モータをチャージギヤに連動する方
向に駆動させて、シャッタチャージカムを初期位置から
1回転させてシャッタチャージを行ってから、該共用モ
ータを停止して上記クランクレバーを巻上位置に保持
し、さらに共用モータを逆方向に駆動させてフイルムの
巻上を行い、フイルム巻戻時には、共用モータをチャー
ジギヤに連動する方向に駆動させて、シャッタチャージ
カムを初期位置からレバー操作回転位置まで回転させて
から、該共用モータを停止して上記クランクレバーを巻
戻位置に保持し、さらに共用モータを逆方向に駆動させ
てフイルムの巻戻を行うことを特徴としている。
以上の構成により、遊星ギヤ機構の動作規制等に関し
て共用モータの他に駆動源を設ける必要がなく、該共用
モータの駆動制御のみでシャッタチャージとフイルム巻
上、巻戻を行うことができる。
この電動駆動カメラでは、フイルム巻戻終了後に、共
用モータをチャージギヤに連動する方向に駆動させて、
上記シャッタチャージカムをレバー操作回転位置から初
期位置まで回転させてから、該共用モータを停止してシ
ャッタチャージカムを初期位置に保持することが好まし
い。これにより、巻戻終了後に巻戻系がフリーになるの
で、フイルムの挿脱を行い易い。
また、上記のクランクレバーは、シャッタ機構に係脱
可能な中継部材と接続されており、シャッタチャージカ
ムが初期位置からレバー操作回転位置まで回転したとき
のクランクレバーの揺動動作に応じて、該中継部材がシ
ャッタ機構に係合してシャッタチャージを行わせること
が好ましい。
「発明の実施例」 以下図示実施例について本発明を説明する。この実施
例は、フイルム巻上とシャッタチャージだけでなく、巻
戻も共用モータで行なうようにした電動駆動カメラの実
施例で、第8図はその駆動系の全体を示すものである。
一眼レフカメラ11のミラーボックスの正面左側部には、
ミラー・絞機構12が配設され、このミラー・絞機構12
は、専用のミラー・絞系モータ13によって駆動される。
ミラー・絞機構12の側部には、シャッタ機構14が配設
されている。このシャッタ機構14は、従来の駆動系と異
なり、ミラー・絞機構12とは独立している。ハイパワー
コアレスモータからなる駆動モータ(共用モータ)15
は、フイルムの巻取スプール内に縦位置に配設されてい
て、この駆動モータ15により、フイルム巻上巻戻・シャ
ッタチャージ機構16が駆動される。フイルム巻上巻戻・
シャッタチャージ機構16は、駆動モータ15の例えば正転
によりシャッタ機構14を駆動し、逆転により、アイドル
ギヤ列17、貫通軸18および巻戻機構19を介して、巻戻フ
ォークを回転させる。
本発明は、このフイルム巻上巻戻・シャッタチャージ
機構16に特徴を有する。ミラー・絞機構12およびミラー
・絞系モータ13の構成は問うものではなく、かつこれら
の機構は周知であるから、以下、フイルム巻上巻戻・シ
ャッタチャージ機構16について、第1図ないし第4図を
参照して詳細に説明する。
第1図は、巻上が完了し、シャッタチャージも行なわ
れている初期状態を示している。駆動モータ15の出力軸
に固定されたモータピニオン20は、減速ギヤ列21a,21b,
22a,22bを介して、太陽ギヤ23aと同軸一体のギヤ23bに
噛み合っている。このギヤ列により、モータピニオン20
が正逆に回転すると、太陽ギヤ23aが逆正に回転する。
太陽ギヤ23aの軸24には、太陽ギヤ23aと摩擦係合する
態様で、第一遊星レバー25と第二遊星レバー26が枢着さ
れている。この第一遊星レバー25と第二遊星レバー26
は、従って、太陽ギヤ23aの回転に伴い、同方向に揺動
運動する。
第一遊星レバー25は、一対の揺動範囲規制脚25a,25b
と、ギヤ支持アーム25cを有し、ギヤ支持アーム25cに軸
27で第一遊星ギヤ28が回転自在に支持されている。ギヤ
支持アーム25cにはさらに、噛合規制突起25dが形成され
ている。第二遊星レバー26は同様に、一対の揺動範囲規
制脚26a,26bと、ギヤ支持アーム26cを有し、ギヤ支持ア
ーム26cに軸29で第二遊星ギヤ30を回転自在に支持して
いる。揺動範囲規制脚25aと25b、および揺動範囲規制脚
26aと26bの間には、回動規制ピン31が位置している。第
一遊星ギヤ28と第二遊星ギヤ30はともに、太陽ギヤ23a
と常時噛み合う。
巻上連動用遊星ギヤ機構を構成する第一遊星ギヤ28
は、第一遊星レバー25の揺動方向に応じ、巻上アイドル
ギヤ32aとの噛合位置と、非噛合位置に移動する。巻上
アイドルギヤ32aは、これと同軸一体のギヤ32bが、常時
巻取スプールと一体のスプールギヤ33と噛み合ってお
り、従って、巻上アイドルギヤ32aが回転すると、フイ
ルム巻上が行なわれる。
チャージ及び巻戻連動用遊星ギヤ機構を構成する第二
遊星ギヤ30は、第二遊星レバー26の揺動方向に応じ、チ
ャージアイドルギヤ35と、巻戻アイドルギヤ36とに噛み
合う。チャージアイドルギヤ35は常時一回転ギヤ37aに
噛み合っており、一回転ギヤ37aには一体に、チャージ
カム37bが設けられている。
巻戻アイドルギヤ36には、その軸40に同軸に、クラン
クレバー41が枢着されている。このクランクレバー41
は、その自由端に、軸42でスライダレバー(中継部材)
43の一端を枢着しており、中間に軸44で、チャージカム
37bと係合するローラ45を枢着している。スラーダレバ
ー43の他端部には、固定側のスライダ溝46に嵌まるスラ
イダ規制ピン47が設けられ、このスライダ規制ピン47に
同軸にチャージピン48が固定されている。チャージピン
48は、シャッタ機構14側のシャッタレバー14aと係合
し、スライダレバー43が第1図の初期位置から左方に移
動すると、シャッタレバー14aを介してシャッタがチャ
ージされる。49は、スライダレバー43を図において右方
に移動付勢する引張ばねである。
巻戻アイドルギヤ36は、常時アイドルギヤ列17のアイ
ドル第一ギヤ17aと噛み合っていて、巻戻アイドルギヤ3
6が回転すると、貫通軸18およひ巻戻機構19を介して、
巻戻フォークが回転する。
クランクレバー41には、噛合規制突起41aが設けられ
ている。この噛合規制突起14aは、第1図の状態におい
て、第二遊星ギヤ30と巻戻アイドルギヤ36の間に進出
し、両ギヤの噛合を阻止する作用をする。
チャージカム37bは、第1図の初期状態から約240°反
時計方向に回転すると、シャッタをチャージするもの
で、一回転ギヤ37aには、この240°回転角(チャージ完
了回転角)と、一回転(360°)を検知するスイッチが
設けられている。第5A,5B図は、この回転角検知スイッ
チ50の例を示すもので、固定基板51には、一回転ギヤ37
aの回転中心を中心とする円形コモンランド51aと、240
°および360°に対応する検知ランド51b,51cとが形成さ
れている。他方一回転ギヤ37aには、円形コモンランド5
1aに常時接触するアース端子52aと、検知ランド51bまた
は検知ランド51cに接触する、アース端子52aと導通する
検知端子52bとが設けられている。従って、円形コモン
ランド51aと、検知ランド51bまたは検知ランド51cの導
通を検知することで、チャージカム37bの回転角を検知
できる。
上記構成の本装置は、第6図のフロー図、および第7
図のタイミングチャートに示すように作動する。
まず巻上動作を説明する。第1図の状態において、シ
ャッタがレリーズされると、ミラー・絞系モータ13によ
りミラー・絞機構12が作動して、シャッタが走行する。
その結果後幕スイッチ2cがオンになると、ミラー・絞系
モータ13が作動して、ミラー・絞機構12によりミラーが
復元する。
後幕スイッチ2cがオンになると、同時に駆動モータ15
が逆転(第1図反時計方向に回転)する。すると、モー
タピニオン20から太陽ギヤ23aに至るギヤ列により太陽
ギヤ23aが正転(第1図時計方向回転)し、第一および
第二揺動レバー25と26が同方向に揺動する。第一、第二
揺動レバー25と26は、それぞれその揺動範囲規制脚25a
と26aが回動規制ピン31に当接する第2図の状態まで揺
動して停止する。この状態では、第二遊星ギヤ30がチャ
ージアイドルギヤ35と噛み合い、第一遊星ギヤ28は巻上
アイドルギヤ32aとの噛合を解く。従って、太陽ギヤ23a
の正転は、第二遊星ギヤ30、チャージアイドルギヤ35を
介して一回転ギヤ37aに伝達される。
一回転ギヤ37aが反時計方向に回転すると、チャージ
カム37bがクランクレバー41のローラ45を押し、クラン
クレバー41を巻戻アイドルギヤ36を中心に時計方向に揺
動させる。すると、スライダーレバー43が図において左
行し、チャージピン48がシャッタレバー14aを押してシ
ャッタ機構14をチャージする。チャージの完了は、回転
検知スイッチ50の検知端子52bが検知ランド51bに接触す
ることで検知される。すなわちチャージカム37bのチャ
ージ区間Cは、検知ランド51cと検知ランド51b間の角度
に対応している(約240°)。チャージカム37bはさら
に、同方向に回転し、検知端子52bが検知ランド51cに接
触することで、チャージカム37bの一回転が検知される
と、駆動モータ15が停止し(第3図参照)、次に正転
(時計方向に回転)する。クランクレバー41は、ローラ
45が一回転ギヤ37aの非チャージ区間Bに至ると、引張
ばね49の力により、反時計方向に回動する(第3図)。
第3図の状態から、駆動モータ15が正転すると、太陽
ギヤ23aから逆転(反時計方向に回転)し、第一遊星レ
バー25および第二遊星レバー26は、反時計方向に揺動す
る。このときクランクレバー41は、第3図のように、反
時計方向への揺動端にあり、噛合規制突起41aが、ギヤ
支持アーム26cと接触して、第二遊星ギヤ30と巻戻アイ
ドルギヤ36との噛合を阻止する。よって巻戻アイドルギ
ヤ36およびアイドル第一ギヤ17aは回転せず、アイドル
ギヤ列17を介しての巻戻は行なわれない。他方第一遊星
レバー25が反時計方向に揺動すると、第一遊星ギヤ28が
巻上アイドルギヤ32aと噛み合う(第1図)。よって太
陽ギヤ23aの回転が第一遊星ギヤ28、巻上アイドルギヤ3
2a、ギヤ32bと伝わり、スプールギヤ33が回転する。つ
まり駆動モータ15のモータピニオン20の回転がスプール
ギヤ33に伝達され、フイルムがスプールに巻き取られ
る。従って、第二遊星ギヤ30の巻戻方向への接続を規制
し、第一遊星ギヤ28の巻上方向への接続を許容している
クランクレバー41の移動位置(第1図及び第3図)を巻
上位置と呼ぶことができる。フイルムの送り量は、スプ
ロケットに連動する1コマ検知パルスによって検出さ
れ、このパルスにより8パーフォレーション(1コマ
分)がカウントされると、駆動モータ15の回転が停止す
る。以上が通常の巻上動作である。
次に巻戻動作を説明する。巻戻は、以上の巻上動作に
おいて、一定時間内に、1コマ検知パルスが発生しない
ことを検知して開始される。すなわちこのようにしてフ
イルム終端が検知されると、まず駆動モータ15が停止
し、次に逆転する。モータピニオン20が逆転すると、巻
上動作で説明したのと全く同様に、チャージカム37bが
反時計方向に回転する。巻上動作と異なるのは、チャー
ジカム37bが約240°回転した時点で、駆動モータ15が停
止し、正転に移ることである。この検知は、検知端子52
bが検知ランド51bに接触したことにより行なわれる。つ
まりチャージカム37bのチャージ区間Cの終端部が、ク
ランクレバー41のローラ45に接触している時点で、駆動
モータ15が正転する。チャージカム37bのチャージ区間
Cの終端部がローラ45に接触している時点では、クラン
クレバー41は第2図に示すように、反時計方向に揺動し
た状態にあり、このとき、クランクレバー41の先端突部
41bは、第一遊星レバー25の噛合規制突起25dと接触し
て、第一遊星レバー25の反時計方向の揺動を許さない。
従って、駆動モータ15が正転した結果、第一遊星レバ
ー25と第二遊星レバー26が反時計方向に揺動しようとし
ても、第一遊星レバー25の同方向への揺動、および第一
遊星ギヤ28と巻上アイドルギヤ32aの噛合が阻止され
る。このため巻上アイドルギヤ32a、つまりスプールギ
ヤ33はフリーの状態に保持される。他方第二遊星レバー
26が反時計方向に揺動すると、第二遊星ギヤ30が巻戻ア
イドルギヤ36と噛み合う。従って太陽ギヤ23aの回転
は、第二遊星ギヤ30から巻戻アイドルギヤ36、アイドル
第一ギヤ17aに伝達され、さらにアイドルギヤ列17、貫
通軸18、巻戻機構19を経て、巻戻フォークに伝達され
る。従って、第一遊星ギヤ28の巻上方向への接続を規制
し、第二遊星ギヤ30の巻戻方向への接続を許容している
クランクレバー41の移動位置(第2図及び第4図)を巻
戻位置と呼ぶことができる。以上から明らかなように、
シャッタチャージ機構の一部を構成するクランクレバー
41は、シャッタチャージカム37の回転位置に応じて上記
の巻上位置(第1図及び第3図)と該巻戻位置との間を
揺動することで、駆動モータ15を正転させたときのフイ
ルム巻上と巻戻を切り換える、いわば切換部材としての
役割を有している。
フイルム巻戻が完了すると、1コマ検知パルスが一定
時間内に発生しないことから、巻戻完了が検知され、駆
動モータ15が停止する。次に駆動モータ15は再び逆転
し、太陽ギヤ23aが正転して、第一遊星レバー25および
第二遊星レバー26が時計方向に揺動する。すると、第二
遊星ギヤ30とチャージアイドルギヤ35が噛み合い、一回
転ギヤ37aが反時計方向に回転する。つまり第2図の状
態から、一回転ギヤ37aおよびチャージカム37bが反時計
方向に回動し、これが約120°回転すると、検知端子52b
が検知ランド51cに接触して、一回転ギヤ37aが所期位置
に戻ったことが検知される。この信号により、駆動モー
タ15が停止する。そしてこの太陽ギヤ23aの正転によ
り、第二遊星レバー26が同方向に揺動し第二遊星ギヤ30
が巻戻アイドルギヤ36との噛合を解くので、アイドルギ
ヤ列17は、フリーになる。従って、巻戻フォークがフリ
ーになるので、フイルムの取出、および新しいフイルム
の装填を容易に行なうことができる。
次に多重露出撮影の動作を説明する。多重露出は、フ
イルムの巻上を行なうことなく、シャッタチャージのみ
を複数回行なう撮影である。この多重露出は、駆動モー
タ15を正転させることなく、逆転のみさせることにより
行なう。すなわち通常の巻上動作では、シャッタがレリ
ーズされる度に駆動モータ15を逆転させ、一回転ギヤ37
aを一回転させてシャッタのチャージを行ない、その後
駆動モータ15を正転させてフイルム巻上を行なったが、
多重露出スイッチがオンにされたときには、駆動モータ
15を逆転のみさせる。
多重露出撮影において、シャッタがレリーズされる
と、ミラー・絞系モータ13によりミラー・絞機構12が作
動して、シャッタが走行する。その結果後幕スイッチ2c
がオンになると、同時に駆動モータ15が逆転する。する
と、モータピニオン20から太陽ギヤ23aに至るギヤ列に
より太陽ギヤ23aが正転(第1図時計方向)し、第一、
第二遊星レバー25,26が同方向に揺動する。第一、第二
遊星レバー25,26は、それぞれその揺動範囲規制脚25aと
26aが回動規制ピン31に当接する第2図の状態まで揺動
して停止する。この状態では、第二遊星ギヤ30がチヤ5
−ジアイドルギヤ35と噛み合い、第一遊星ギヤ28は巻上
アイドルギヤ32aとの噛合を解く。従って、太陽ギヤ32a
の正転は、第二遊星ギヤ30、チャージアイドルギヤ35を
介して一回転ギヤ37aに伝達される。
一回転ギヤ37aが正転すると、チャージカム37bがクラ
ンクレバー41のローラ45を押し、クランクレバー41を巻
戻アイドルギヤ36を中心に時計方向に揺動させる。する
と、スライダレバー43が図において左行し、チャージピ
ン48がシャッタレバー14aを押してシャッタ機構14をチ
ャージする。チャージの完了は、検知端子52bが検知ラ
ンド51bに接触することで検知される。すなわちチャー
ジカム37bのチャージ区間Cは、検知ランド51cと検知ラ
ンド51b間の角度に対応している。チャージカム37bはさ
らに、同方向に回転し、検知端子52bが検知ランド51cに
接触することで、チャージカム37bの一回転が検知され
ると、駆動モータ15が停止する。
多重露出モードを選択したときには、この状態から駆
動モータ15が正転に移らない。そして、多重露出をさら
に続けるときには、以上の同一の動作が繰り返され、多
重露出を停止すると、駆動モータ15が正転して、フイル
ム巻上がなされる。
以上のように本発明の電動駆動カメラは、多重露出
を、駆動モータ15の回転制御で簡単に行なうことができ
るが、この多重露出機能は、オプション機能とすること
ができる。
「発明の効果」 以上のように本発明は、巻上位置と巻戻位置に揺動す
ることにより、チャージ及び巻戻連動用遊星ギヤ機構と
を巻上連動用遊星ギヤ機構の接続切換を制御するクラン
クレバーを設け、このクランクレバーをシャッタチャー
ジカムによって操作するように構成したので、共用モー
タの駆動制御のみでフイルム巻上、巻戻及びシャッタチ
ャージ動作を行うことが可能である。従って、フイルム
給送とシャッタチャージに関しては、この共用モータ以
外の特別な駆動源が不要で、機構及び制御の簡略化を図
ることができ、高機能カメラを安価に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図および第4図は、本発明の電動
駆動カメラのフイルム巻上巻戻・シャッタチャージ機構
の構成を示す、互いに異なる作動状態の平面図、 第5A図、5B図は、チャージカムの回転角検知スイッチの
構成例を示す正面図と平面図、 第6図は本発明の電動駆動カメラの駆動系を示す駆動フ
ロー図、 第7図は同タイミングチャート、 第8図は本発明の電動駆動カメラの全体構成を示す正面
図である。 11…一眼レフカメラ、12…ミラー・絞機構、13…ミラー
・絞系モータ、14…シャッタ機構、14a…シャッタレバ
ー、15…駆動モータ(共用モータ)、16…フイルム巻上
巻戻・シャッタチャージ機構、17…アイドルギヤ列、18
…貫通軸、19…巻戻機構、20…モータピニオン、21a,21
b,22a,22b…減速ギヤ列、23a…太陽ギヤ、23b…ギヤ、2
5…第一遊星レバー、25a,25b…揺動範囲規制脚、25c…
ギヤ支持アーム、25d…噛合規制突起、26…第二遊星レ
バー、26a,26b…揺動範囲規制脚、26c…ギヤ支持アー
ム、32a…巻上アイドルギヤ、32b…ギヤ、35…チャージ
アイドルギヤ、36…巻戻アイドルギヤ、37a…一回転ギ
ヤ、37b…チャージカム、41…クランクレバー、43…ス
ライダレバー、45…ローラ、46…スライダ溝、47…スラ
イダ規制ピン、48…チャージピン、49…引張ばね、50…
回転検知スイッチ、51…固定基板、51a…円形コモンラ
ンド、51b,51c…検知ランド、52a…アース端子、52b…
検知端子。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルムの巻上巻戻と、シャッタチャージ
    とを共用モータの駆動によって行なう電動駆動カメラに
    おいて、 共用モータの正逆の回転によって正逆に駆動される太陽
    ギヤと; シャッタチャージ系のギヤ列に噛み合うチャージギヤ
    と; 巻戻系のギヤ列に噛み合う巻戻ギヤと; 巻上系のギヤ列に噛み合う巻上ギヤと; 上記太陽ギヤの周囲に揺動可能に設けられ、該太陽ギヤ
    の正逆の回転により上記チャージギヤまたは巻戻ギヤに
    択一して噛み合うチャージ及び巻戻連動用遊星ギヤ機構
    と; 上記太陽ギヤの周囲に揺動可能に設けられ、該太陽ギヤ
    の、上記チャージ及び巻戻連動用遊星ギヤ機構を巻戻ギ
    ヤに噛み合わせる方向と同方向の回転により、上記巻上
    ギヤに噛み合う巻上連動用遊星ギヤ機構と; 上記チャージ及び巻戻連動用遊星ギヤ機構により共用モ
    ータの回転がチャージギヤに連動している状態において
    回転され、初期位置からの一回転動作でシャッタチャー
    ジを行わせるシャッタチャージカムと; 上記チャージ及び巻戻連動用遊星ギヤ機構が巻戻ギヤに
    噛み合うのを妨げる巻上位置と、巻上連動用遊星ギヤ機
    構が巻上ギヤに噛み合うのを妨げる巻戻位置とに揺動可
    能に支持され、上記シャッタチャージカムが初期位置に
    あるときに巻上位置に保持され、上記シャッタチャージ
    カムが該初期位置とは異なるレバー操作回転位置にある
    ときに該シャッタチャージカムにより巻戻位置に移動さ
    れるクランクレバーと; を備え、 レリーズシーケンスでは、露光後に、共用モータをチャ
    ージギヤに連動する方向に駆動させて、シャッタチャー
    ジカムを初期位置から1回転させてシャッタチャージを
    行ってから、該共用モータを停止して上記クランクレバ
    ーを巻上位置に保持し、さらに共用モータを逆方向に駆
    動させてフイルムの巻上を行い、 フイルム巻戻時には、共用モータをチャージギヤに連動
    する方向に駆動させて、シャッタチャージカムを初期位
    置からレバー操作回転位置まで回転させてから、該共用
    モータを停止して上記クランクレバーを巻戻位置に保持
    し、さらに共用モータを逆方向に駆動させてフイルムの
    巻戻を行うことを特徴とする電動駆動カメラ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電動駆動カメラにおいて、
    さらに、フイルム巻戻終了後に、共用モータをチャージ
    ギヤに連動する方向に駆動させて、上記シャッタチャー
    ジカムをレバー操作回転位置から初期位置まで回転させ
    てから、該共用モータを停止してシャッタチャージカム
    を初期位置に保持する電動駆動カメラ。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の電動駆動カメラに
    おいて、上記クランクレバーは、シャッタ機構に係脱可
    能な中継部材と接続されており、上記シャッタチャージ
    カムが初期位置からレバー操作回転位置まで回転したと
    きのクランクレバーの揺動動作に応じて、該中継部材が
    シャッタ機構に係合してシャッタチャージを行わせる電
    動駆動カメラ。
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