JP2998645B2 - 遊星ギヤ機構 - Google Patents

遊星ギヤ機構

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JP2998645B2
JP2998645B2 JP8198959A JP19895996A JP2998645B2 JP 2998645 B2 JP2998645 B2 JP 2998645B2 JP 8198959 A JP8198959 A JP 8198959A JP 19895996 A JP19895996 A JP 19895996A JP 2998645 B2 JP2998645 B2 JP 2998645B2
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carrier
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大 新谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力伝達経路切り
替え機構としての遊星ギヤ機構に係り、特に、各経路に
応じた遊星ギヤの切り替え位置を決めるための構造の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊星ギヤ機構は、種々の機械装置
において色々な構成で用いられている。その一例として
は、太陽ギヤと、太陽ギヤを支持する軸に回転自在に設
けられた遊星キャリアと、この遊星キャリアによって太
陽ギヤの回りを自転しながら公転するように保持された
遊星ギヤと、それぞれが複数の負荷に対して動力を伝達
するものとして、太陽ギヤの周囲で遊星ギヤと噛合する
ように配置された複数の動力伝達ギヤとからなる機構を
挙げることができる。また、この構成では、一般に、太
陽ギヤの回転を動力伝達ギヤのいずれか一つに遊星ギヤ
を介して伝えることができるように、遊星キャリアは、
動力伝達ギヤに対する遊星ギヤの任意の噛合位置で保持
できるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構成では、負荷へ
の動力伝達ギヤは太陽ギヤの周囲に、負荷の数に応じて
複数箇所に設けられるが、それが仮に2箇所にのみ設け
られたのであれば、遊星ギヤを動力伝達ギヤとの噛合位
置に保持するためには、遊星ギヤが各伝達ギヤと噛合す
る位置を両端としてその間でのみ遊星キャリアが揺動で
きるように、例えば、キャリアに対してその揺動方向の
外側から当接するようなストッパーを設けておけばよ
い。ところが、動力の伝達ギヤをもうひとつ増やして3
個設けた場合には、遊星ギヤを中間の伝達ギヤに対する
噛合位置でもその噛合状態を保持できるようにしなくて
はならないから、遊星キャリアをその位置で保持するた
めの手段を上記のストッパーとは別に設ける必要が生じ
る。つまり、動力伝達ギヤが1個増加したのに応じて位
置決め手段を追加する必要が生じる。その手段として
は、例えば、必要な場合にのみキャリアと係合するよう
に移動して該キャリアを位置固定するロック部材を別個
に設けることや、遊星キャリアの位置を常にエンコーダ
で検出して制御することが考えられるが、そのような方
法では構成が複雑にならざるを得ない。
【0004】以上説明した遊星ギヤ機構は例えばカメラ
においても利用されるが、カメラのように多くの機構を
小さなスペースに構成しなくてはならないものについて
は、構成が複雑化し、さらに、制御が複雑化することは
できるだけ避けるべきである。
【0005】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、遊星ギヤを3箇所以上で位置決めすることが可能
な遊星ギヤ機構をできるだけ簡単に構成し、且つ、その
制御も容易に行なえるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を解決
するため、本発明に係る遊星ギヤ機構は以下のように構
成されたことを特徴としている。すなわち、第1の太陽
ギヤと、第1の太陽ギヤと同軸で回転自在に保持された
第1の遊星キャリアと、第1の遊星キャリアに保持され
て第1の太陽ギヤと噛合するとともに第1の太陽ギヤか
ら伝達される駆動力により第1の太陽ギヤの周りを公転
する第1の遊星ギヤと、第2の太陽ギヤと、第2の太陽
ギヤと同軸で回転自在に保持された第2の遊星キャリア
と、第2の遊星キャリアに保持されて第2の太陽ギヤと
噛合するとともに第2の太陽ギヤから伝達される駆動力
により第2の太陽ギヤの周りを公転する第2の遊星ギヤ
と、第1の遊星キャリアと第2の遊星キャリアを位置決
めするために設けられた一つの制御部材とを備え、制御
部材が、遊星キャリアと係脱自在に構成されている。
【0007】なお、上記構成においては、太陽ギヤと遊
星ギヤと遊星キャリアを2組有するものだけでなく、3
組以上有するものも含まれるものである。好ましくは、
上記制御部材は、第1の遊星キャリアと第2の遊星キャ
リアの何れにも係合しない第1の位置、第1の遊星キャ
リアと係合するとともに第2の遊星キャリアと係合しな
い第2の位置、および、第1の遊星キャリアと第2の遊
星キャリアの何れにも係合する第3の位置を移動する。
【0008】
【作用・効果】上記構成においては、制御部材を遊星キ
ャリアと係合させると遊星キャリアが位置決めされるの
で、このときに遊星ギヤが動力伝達ギヤと噛み合うよう
にしておけば、太陽ギヤの回転を動力伝達ギヤに伝える
ことができる。一方、遊星キャリアと制御部材の係合を
解除すれば、遊星キャリアは、太陽ギヤを中心として回
転可能な状態となるから、遊星キャリアの位置を変える
ことができる。したがって、遊星キャリアの位置を変え
てから再度遊星キャリアに制御部材を係合させれば、遊
星ギヤは違った位置で固定されることになるから、この
位置で別の動力伝達ギヤとかみ合うようにしておけば、
太陽ギヤの回転を、この別の動力伝達ギヤに伝えること
ができる。
【0009】また、従来の遊星ギヤに通常用いられてい
るような片当たりストッパによって遊星キャリアを停止
させるものであれば太陽ギヤの一方向の回転しか伝達す
ることができないが、本発明のように制御部材を適宜作
動させて遊星キャリアを停止させる構成であれば正逆両
方向の回転を伝達することが可能となり、しかも、複数
の遊星キャリアを一つの制御部材で位置決めできるよう
に構成したことによって、遊星ギヤを複数の動力伝達ギ
ヤに対して簡単な構成で位置決めすることが可能とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図1から図32に示した
本発明の実施例に係る遊星ギヤ機構を備えたカメラにつ
いて詳細に説明する。
【0011】図1はこのカメラの正面図、図2は右側面
図、図3は平面図である。図中、105は主電源のオン
・オフを行なうメインスイッチ釦を示し、特に電源オン
の位置を2箇所とすることにより、通常撮影やフラッシ
ュ撮影を行なうモードの切り替えもできる。また、10
6はフラッシュ、107はファインダー、108は測光
窓、109は撮影レンズ、110はレリーズ釦であり、
111はズーミングを行なうためのズームスイッチ釦、
112は測距用の投光・受光窓である。このカメラ10
1は、図2及び図3に動作状態を示しているように、そ
の仰角が変化するようにボディを上下に傾動させたり、
水平方向に首ふりするように回転させたりすることが可
能である。そして、これらの動作を行なうための回転駆
動装置として、ボディの底面と平行で光軸と直角な中心
軸104に、クローラシューの走行面がボディの底面か
ら下に突出する状態で、回動自在に装着されたクローラ
装置102と、支点部材103と、クローラ装置102
のクローラシューを中心軸104の回りで走行回転させ
てカメラ101を水平回転させるとともに、クローラ装
置102全体を中心軸104に対して揺動させてその仰
角を変化させるための駆動機構が設けられている。この
カメラ101では、回転駆動装置による仰角駆動及び水
平駆動と、ズーミング及びレリーズは遠隔操作で行なう
ことが可能であり、そのために、遠隔操作装置(不図
示)からの信号を受ける受光窓113が撮影レンズ10
9の近くに設けられている。
【0012】また、この回転駆動装置はカメラ101の
水平回転と仰角駆動に加えてズーミング駆動も行なえる
ように構成されている。この回転駆動装置の概略構成に
ついて図4から図6を用いて説明する。
【0013】図4はこの回転駆動装置の平面図、図5は
正面図、図6は左側面図である。1は巻き上げモータ2
0(図3)により駆動される第1制御手段としての第1
カムギヤである。201は、カメラの水平回転、仰角駆
動及びズーミングの駆動源であるズームモータを示して
いる。このズームモータ201の出力軸にはウォーム2
01aが装着されており、このウォーム201aから、
相互に同軸上に形成されて一体的に回転するギヤ3a及
び太陽ギヤ3と、太陽ギヤ3の回りを公転可能な遊星ギ
ヤ7とからなる遊星ギヤ機構を介して、水平駆動ギヤ
8、仰角駆動ギヤ9、及びズーム駆動ギヤ10に動力を
選択的に伝達して各駆動が行なえるように、ギヤ、カム
及びレバーから上述の駆動機構が構成されている。
【0014】ここで、図7を用いてこの遊星ギヤ機構を
有する駆動機構の構成について説明し、さらに、図8か
ら図14に示す動作状態図、及び図20に示すフローチ
ャートを用いてその動作状態について説明する。
【0015】第1カムギヤ1は、図7に示すように、円
板部材の外周に周長の異なる第1,第2歯部1b,1c
が形成され、且つその上面に2つの立壁部1d,1eが
形成されたものであり、カメラのボディ側に設けられた
第1軸1aによって回動自在に支持されている。この第
1カムギヤ1にはエンコーダの基板30が装着されてお
り、これと固定側の基板31(接点S,S,アース
GNDからなる)とによって、第1カムギヤ1の回転位
置を検出できるように構成されている。
【0016】また、図における第1カムギヤ1の左下方
(以下、上下左右は図面上の方向をいう)には、第2軸
2fに軸支された第2制御手段としての第2カムギヤ2
が第1カムギヤ1と噛合するように設けられている。こ
の第2カムギヤ2は、その表裏に2個のカム2a,2b
が一体的に設けられたものであり、表面側のカム2aに
は2個の係合部2c,2dが形成され、裏面側のカム2
bには係合部2eが1つだけ形成されている。なお、図
示していないが、このカムギヤ2は、図7の状態を第1
の停止位置として、この位置まで第2軸2fの回りを反
時計方向へ回転するように付勢されている。
【0017】第2軸2fの下方には第3軸5aが設けら
れており、この軸5aには、カム2aの係合部2c,2
dと係合する爪5bと、第1カムギヤ1の立壁部1d,
1eの回転により移動する頭部5cを持ったレバー5
が、バネ12によって軸5aの回りを反時計回転するよ
うに付勢された状態で装着されている。また、第2軸2
aの左上方には第4軸4aが設けられており、この軸4
aには、2本のアーム4b,4cからなる係合レバーと
しての遊星ロックレバー4が、バネ11によって軸4a
回りを時計方向へ回転するように付勢された状態で装着
されている。3は第5軸3bに軸支された太陽ギヤであ
り、この太陽ギヤ3の回転に従って遊星ギヤ7が位置を
変え得るように、遊星ギヤ7は、太陽ギヤ3を中心とし
て回転可能な遊星キャリア6によって保持されている。
この遊星キャリア6は、突出する2個の係合部6b,6
cを有しており、遊星ロックレバー4の係合部4d及び
ストッパー13,14によって、回転位置の位置決めが
行なわれる。また、太陽ギヤ3の回りに配置された8,
9,10は、上述したように、それぞれ、水平駆動ギ
ヤ、仰角駆動ギヤ及びズーム駆動ギヤを示している。
【0018】この図7は、クローラシューを中心軸10
4の回りで走行回転させてカメラ101を支点部材10
3を中心として水平回転させるために、遊星ギヤ7が水
平駆動ギヤ8と噛合した状態を示している。この状態
は、後に詳しく説明するが、図20に示したフローチャ
ートで言えばステップ09とステップ10の間で待機し
た状態であり、上述のようにストッパー13と遊星ロッ
クレバー4の作用により遊星キャリア6がその間に固定
されているので、ズームモータ201(図4)の回転を
水平駆動ギヤ8からクローラ装置102へと伝達して、
カメラを首ふりさせるように水平駆動することができる
(ステップ10)。
【0019】カメラが水平駆動されて所定の位置に達し
たことが検出されるか、または水平駆動がパスされて、
遠隔操作装置から仰角駆動の信号が発されると、ズーム
モータ201が停止した状態で巻き上げモータ20が正
転すなわち時計回転し(ステップ11〜ステップ1
3)、その回転により第1カムギヤ1が反時計回転す
る。したがって、歯部1bの作用により第2カムギヤ2
が時計回転する。それに伴ってカム2bが遊星ロックレ
バー4をバネ11の付勢力に抗して反時計回転させ、遊
星ロックレバー4の係合部4dが、遊星キャリア6の係
合部6bとの係合位置から徐々に外れるように移動して
行く。この移動状態を図8に示している。
【0020】次に、図9に示すように第1カムギヤ1が
反時計回転することにより歯部1bが第2カムギヤの歯
から外れると、第2カムギヤ2は不図示のバネの付勢力
によって反時計回転しようとするが、このとき、レバー
5の頭部5cが第1カムギヤ1の立壁部1dから外れる
ことによってレバー5が反時計回転して、第2カムギヤ
2の係合部2cとレバー5の爪5bとが係合するため、
その状態を第2の停止位置として、第2カムギヤ2の反
時計回転が阻止される。したがって、遊星ロックレバー
4が図示の位置で止まって、係合部4dが、遊星キャリ
ア6の係合部6bの第5軸3bに対する旋回軌跡より外
側に位置するようになるので、遊星キャリア6の位置決
め状態が解除され、遊星キャリア6の回転で遊星ギヤ7
が位置を変えることが可能となる。この時点で、エンコ
ーダから出力される信号は、SがローレベルでS
ハイレベルとなり(ステップ14)、それに応じて巻き
上げモータ20のブレーキングが行なわれて第1カムギ
ヤ1の回転が停止する(ステップ15)。そして、その
後の所定時間tだけズームモータ201が逆転するこ
とで(ステップ16)、遊星キャリア6の係合部6cが
遊星ロックレバー4の係合部4dと当接し、図10に示
すように遊星ギヤ7と仰角駆動ギヤ9とが噛合する。さ
らに、図11に示すように、巻き上げモータの時計回転
(ステップ17)により第1カムギヤ1を反時計回転さ
せ、立壁部1eでレバー5の頭部5cを押してレバー5
を時計回転させることによって係合部2cと爪5bの係
合を解除し、第2カムギヤ2をフリーにして第1停止位
置まで反時計回転させる。このことにより、バネ11の
作用で遊星ロックレバー4が時計回転し、その係合部4
dが遊星キャリア6に形成された2つの係合部6b,6
cにはまり込むことで、仰角駆動時における遊星ギヤ7
の位置決めが行なわれる。また、エンコーダから出力さ
れる信号がS及びSの両方においてハイレベルとな
ったときに(ステップ18)、巻き上げモータ20のブ
レーキングが行なわれて(ステップ19)図12に示す
状態となり、ズームモータ201を駆動してカメラの仰
角を変化させることができるようになる(ステップ2
0)。
【0021】カメラが仰角駆動されて所定の位置に達し
たことが検出されるか、または仰角駆動がパスされて、
遠隔操作装置からズーミング信号が発されると、ズーム
モータ201がブレーキングされた上で、巻き上げモー
タ20が正転すなわち時計回転する(ステップ21〜ス
テップ23)。したがって、第1カムギヤ1の反時計回
転により第2カムギヤ2が時計回転する(図13)。こ
の場合、歯部1cが1bよりも広い範囲に形成されてい
るために第2カムギヤ2の回転角度も1bの場合よりも
大きくなり、第2カムギヤ2と第1カムギヤ1の噛合が
外れた後、第2カムギヤ2は、図14に示すように、係
合部2dとレバー5の爪5bとが係合することで位置決
めされる(第2停止位置)。このとき、遊星ロックレバ
ー4は図9の状態よりも大きく回転しているので、係合
部4dは遊星キャリア6の係合部6cの旋回軌跡よりも
外側に位置する。そして、エンコーダから出力される信
号がSがハイレベルでSがローレベルとなることで
(ステップ24)、巻き上げモータ20が停止し(ステ
ップ25)、第1カムギヤ1の回転が停止する。
【0022】ここで、ズームモータ201が所定時間t
逆転して(ステップ26)、遊星キャリア6がさらに
反時計回転して図14に示すようにストッパ14と当接
する。その後、巻き上げモータ20が再度時計回転する
ことにより(ステップ27)、第1カムギヤ1の立壁部
1dがレバー5の頭部5cを押してレバー5を時計回転
させる。このことにより、爪5bとカム2aの係合部2
dの係合が図15に示すように解除され、したがって、
第2カムギヤ2が図7と同じように第1停止位置まで瞬
間的に反時計回転する。その結果、遊星ロックレバー4
の係合部4dが遊星キャリア6の係合部6cと係合して
遊星キャリア6の位置決めが行なわれる。このとき、S
及びSの両方からローレベルの信号が出力されるこ
とにより(ステップ28)、巻き上げモータ20がブレ
ーキングされて(ステップ29)、第1カムギヤ1が図
16の位置で停止し、ズームモータ201を駆動するこ
とでズーミングしてレリーズを行なうことができるよう
になる(ステップ30〜ステップ32)。
【0023】このカメラでは、通常の撮影時にはいつで
もズーミングを行なえるように、各ギヤ及びレバーはこ
の図16の状態に設定されており、遠隔操作装置の操作
があったときにのみ水平駆動や仰角駆動が行なわれる。
したがって、この図16の状態から図7で説明したよう
にカメラの水平駆動を行なう場合には、以下のようにし
てギヤの切り替えが行なわれる。まず、遠隔操作装置の
スイッチがオンにされたときに(ステップ02)、巻き
上げモータ20を正転すなわち時計回転させることで、
からハイレベル、Sからローレベルの信号が出力
されるまで、つまり、歯部1bを通過させて歯部1cで
第2カムギヤ2を駆動することで遊星ロックレバー4の
係合部4dを図14のように遊星キャリア6の係合部6
cの旋回軌跡よりも外側に位置させるまで、第1カムギ
ヤ1を反時計回転させる(ステップ03〜ステップ0
5)。そしてズームモータ201を、遊星キャリア6が
ストッパ13と当接するまで所定時間t正転させた上
で(ステップ06)、再度巻き上げモータ20を時計回
転させ(ステップ07)、カム2aの係合部2dとレバ
ー5の爪5bとの係合を解除する。したがって、第2カ
ムギヤ2が不図示のバネで第1停止位置まで反時計回転
して遊星ロックレバー4の係合部4dと遊星キャリア6
の係合部6bが係合し、遊星キャリア6が位置決めされ
る。このとき、エンコーダのS及びSから共にロー
レベルの信号が出力されて(ステップ08)、巻き上げ
モータ20が停止し(ステップ09)、上述したよう
に、ズームモータを駆動してカメラを水平駆動するため
の待機状態となる(ステップ10)。
【0024】このように、このカメラでは、遠隔撮影状
態となった場合に図20のフローチャートが適用され、
それまで常時ズーム駆動状態であったのが水平駆動状態
に変化し、以後、水平駆動、仰角駆動及びズーム駆動を
繰り返し行なうことができるようになる。また、既に説
明したように、遠隔操作装置のスイッチ操作に応じて水
平駆動や仰角駆動、あるいはズーム駆動をパスすること
も可能であるから、仰角駆動から水平駆動、またはズー
ム駆動から仰角駆動というように、各動作を一連の動作
としてではなく切り替えることも可能である。その場
合、このフローチャートでは、ステップ22からステッ
プ03、またはステップ31からステップ12にジャン
プすることになる。
【0025】以上説明したように、上記構成では1つの
モータで3つの負荷に対応することができるにも拘わら
ず、遊星ギヤを中間位置で固定するための専用のストッ
パが必要ではなく、しかも遊星ギヤ自体の位置を検出す
る手段も必要ではない。したがって、かなり複雑な動作
を、少ない部品点数で簡単に制御することができる。
【0026】次に、再び図4から図6に戻って、水平駆
動ギヤ8及び仰角駆動ギヤ9から動力が伝達されて実際
に水平駆動及び仰角駆動を行なうための構成について詳
細に説明する。
【0027】102は上述のようにクローラ装置であ
り、このクローラ装置102は、バネ205によって溝
210に沿って下方へ付勢された中心軸104に装着さ
れている。中心軸104には、クローラシュー211の
駆動ギヤ204、及び水平駆動ギヤ8と一体的に構成さ
れたウォーム212から駆動されるウォームホイール2
02が装着されている。これらのギヤ204とウォーム
ホイール202の間では、過大負荷に対して滑りを発生
する摩擦伝動機構を介して動力が伝達されるように構成
されている。また、この中心軸104には、大略三角形
のプレート209,213が、その鈍角の部分を中心と
して揺動自在となるようにクローラシュー211の両側
に装着されており、残り2箇所の頂点には2個の従動ギ
ヤ214が装着されている。
【0028】仰角駆動ギヤ9の回転は、このギヤ9と一
体的に構成されたウォーム215から中間ギヤ208及
びウォーム216を介してウォームホイール206へ伝
達され、さらに、このウォームホイール206から、過
大負荷に対して滑りを発生する摩擦伝動機構を介してク
ローラ装置の駆動ギヤ207へ伝達された上で、中心軸
104を回転中心としてプレート209に形成された被
駆動ギヤ209aへと伝達される。以上の構成では、遊
星ギヤ7が図4に示すように仰角駆動ギヤ9と噛合した
状態にあるときには、ズームモータ201を作動させれ
ばクローラ装置102全体が中心軸204を中心として
揺動する。そのため、クローラ装置102のボディに対
する角度が変わることで、クローラ装置102を台等に
対する支えとしてカメラが傾動し、その仰角が図2に示
すように変化する。
【0029】また、遊星ギヤ7が水平駆動ギヤ8と噛合
していれば、ズームモータ201の作動によってクロー
ラシュー211が中心軸204の回りを走行回転するか
ら、カメラ101は、図3に示すように支点部材103
を中心として水平方向に首ふり回転する。さらに、遊星
ギヤ7がズーム駆動ギヤ10と噛合しているときは、ズ
ームモータ201の回転は、図示していないが、撮影レ
ンズ等の駆動装置へ伝達されるので、ズーミングを行な
うことができるようになる。
【0030】以上の構成では、クローラ装置102は、
ボディの下面から突出しているために外力を受けやすい
が、もし外力を受けた場合でも、クローラシューの駆動
ギヤ204とウォームホイール202の間、及びウォー
ムホイール206とクローラ装置駆動ギヤ207との間
に設けられた摩擦伝動機構で滑りが生じてクローラ装置
102が中心軸104に対して揺動するか、またはバネ
205が弾性的に変形することにより中心軸104が溝
210に沿って上方へ移動してクローラ装置102がボ
ディ内へ押し込まれることで外力が吸収されるので、ク
ローラ装置102あるいはその駆動機構が故障したり破
損したりするのが効果的に防止される。
【0031】次に、巻き上げモータ20から第1カムギ
ヤ1、及び巻き上げ・巻き戻しギヤへの動力伝達につい
て、図17から図19に示した動作状態図、及び図2
1、22に示したフローチャートを用いて説明する。
【0032】巻き上げモータ20は、図示するように第
1カムギヤ1の上方に設けられたスプール21の内部に
収納され、その出力軸にはギヤ20aが装着されてい
る。そして、巻き上げ太陽ギヤ17がこのモータ20の
ギヤ20aと噛み合う位置に設けられており、巻き上げ
太陽ギヤ17と噛合する巻き上げ遊星ギヤ18が、この
太陽ギヤ17の回りを公転するように、巻き上げ遊星キ
ャリア19で保持されている。また、太陽ギヤ17の上
方には、スプール21に形成された巻き上げ伝達ギヤ2
2と、不図示の巻き戻しギヤ列に噛合する巻き戻し伝達
ギヤ23が配置されている。さらに、第1カムギヤ1に
はこのギヤ1と一体的に回転するカム1gが設けられて
いて、このカム1gに一端の係合部15cが追従して他
端の係合部15bで遊星ギヤ18の位置決めを行なう遊
星ロックレバー15が、バネ16により軸15aを中心
として反時計回転するように付勢された状態で設けられ
ている。
【0033】図17は第1カムギヤ1の駆動状態を示し
ているが、モータ20の時計回転が、ギヤ20aから太
陽ギヤ17、遊星ギヤ18、さらにギヤ1fに伝達され
ることで、カムギヤ1が反時計回転する。したがって、
図7から図16を用いて説明したように、カメラの水平
駆動、仰角駆動、及びズーミング駆動の切り替え制御を
行なうことができる。
【0034】図18はフィルムの巻き上げ駆動時を示し
ている。この場合、カム1gが遊星ロックレバー15を
時計回転させることで、係合部15bが遊星キャリア1
9の係合部19aと係合して遊星キャリア19の回転が
阻止されるように、エンコーダのS及びSの両方か
らローレベルの信号が出力されるまで、カムギヤ1が図
17の状態から反時計回転する。そして、モータ20の
回転は、ギヤ20aから太陽ギヤ17、遊星ギヤ18、
及び巻き上げ伝達ギヤ22を経てスプール21に伝達さ
れて、フィルムの巻き上げが行なわれる。なお、フィル
ムの装填時には、図21に示すようにボディの裏蓋を閉
じることにより、エンコーダのS及びSの両方から
ローレベルの信号が出力されるまで巻き上げモータ20
が時計回転する(図21、ステップ41〜45)。その
後、初期ローディングが完了するまで巻き上げモータ2
0が反時計回転する(ステップ46〜48)。
【0035】図19及び図22はフィルムの巻き戻し駆
動時を示している。この駆動は、レリーズが終了したに
も拘わらず巻き上げが行なわれておらず、且つフィルム
がそれ以上パトローネから出ない場合(ステップ51〜
55)に行なわれる。その動作としては、まず、カム1
gが遊星ロックレバー15を反時計回転させることで、
係合部15bが遊星キャリア19の係合部19aの回転
軌道より外に出るように、エンコーダのS及びS
両方からハイレベルの信号が出力されるまで、カムギヤ
1が図17の状態から反時計回転する(ステップ56〜
58)。そして、モータ20の反時計回転が、ギヤ20
aから太陽ギヤ17、遊星ギヤ18、及び巻き戻し伝達
ギヤ23を経て不図示の巻き戻しギヤ列に伝達され、フ
ィルムの巻き戻しが行なわれる(ステップ59〜6
1)。なお、カメラの水平回転駆動や仰角駆動を行なわ
ない通常の撮影時には、既に説明しているようにカムギ
ヤ1は図16に示したのと同じ図18の状態(フィルム
の巻き上げ駆動状態)で停止しているので、ズームモー
タによっていつでもズーミング駆動を行なうことができ
る。
【0036】以上説明したように、この実施例では、フ
ィルムの巻き上げ、巻き戻し、ズーミング、カメラの水
平駆動、仰角駆動という5つの仕事が2つのモータのみ
で可能なように構成されているにも拘わらず、これを制
御するのが2ビットのエンコーダひとつであるから、部
品点数が少なくて済み、しかも制御が簡単である。
【0037】次に、遊星ギヤ機構の変形例について図2
3から図27を用いて説明する。
【0038】まず、図23を用いてこの変形例の構成に
ついて説明する。301は、ズームモータからの動力が
入力されるギヤであり、図5のギヤ3aに相当する。そ
してこのギヤ301の側方には、相互に噛み合わないよ
うに僅かに離した状態で、ギヤ304,307,310
が順に配置されている。これらのギヤ301,304,
307,310を支持する軸には、それぞれ一端に係合
部303a,306a,309a,312aが形成され
たアーム303,306,309,312が各軸を中心
として揺動可能に装着されており、各アーム303,3
06,309,312は、ギヤ301,304,30
7,310に対して上下交互に位置してこれらのギヤ3
01,304,307,310と噛合するギヤ302,
305,308,311をも保持している。また、この
ギヤ列の上方には、係合部313a,313b,313
c,313dを有する係合部材(制御部材)313が上
下移動可能に設けられている。この係合部材313は、
図7の遊星ロックレバー4に相当するものであり、第2
カムギヤ2のカム2bに追従して動作するように構成さ
れている。
【0039】図23の状態では、ズームモータの動力は
ギヤ301から302へ伝達され、そこから動力が出力
される。係合部材313を図24に示すように上方へ移
動させると、ギヤ302は、モータの回転方向に応じて
図23の出力位置とギヤ304との噛合位置とに変位可
能となる。そこで、ギヤ302をギヤ304との噛合位
置に位置させた上で係合部313aが303aの右側面
と係合するように係合部材313を移動させることによ
り、ギヤ305から出力を取り得るようになる。この場
合、ギヤ305はモータの回転方向によって仮想線で示
す位置にも移動することが可能であるので、図24に実
線で示す位置から出力を取り出す場合には係合部材31
3を図23の位置まで復帰させればよい。また、図24
の仮想線の位置から出力を取り出す必要がある場合に
は、ギヤ304をそのように移動させた後に係合部材3
13を図25の位置へ移動させればよい。
【0040】この場合には、動力はギヤ305から30
7を介して308へ伝達されるから、ギヤ308は、モ
ータの回転方向によって実線で示す位置と仮想線で示す
位置とに変位可能となり、仮想線の位置で固定するので
あれば係合部材313を図26の位置へ移動させればよ
い。さらに、ギヤ311の出力位置も係合部材313の
位置によって実線の位置と仮想線の位置との2箇所を選
択することができるから、全ての遊星ギヤを2つの位置
で固定して両方向へ回転させることが可能となる。この
ように、この構成では、遊星ギヤの数を、理論上は無限
にすることができる。
【0041】図28から図32は遊星切替機構部のもう
ひとつの変形例を示している。各ギヤの構成は図23に
示したものと全く同一であるが、係合部材(制御部材)
314を支点314aを中心として回転駆動するように
した点で異なる。各ギヤやアームの構成及びその動作に
ついては、図23から図27を用いて説明したものと同
一であるので省略する。
【0042】なお、これらの変形例では、係合部材31
3及び314が4つの位置に移動するので、図7に示し
た第2カムギヤ2のカム2bの回転位置を決定するカム
2aに、2c,2dに加えてさらにもう2つの係合部を
形成し、同時に第2カムギヤを駆動する第1カムギヤに
おいても、歯数の異なる4つの歯部と、これらの歯部に
対応した4つの立壁部を形成する必要がある。
【0043】これらの変形例においても、先に説明した
実施例と同様に、遊星ギヤの位置決めをひとつのエンコ
ーダと少ない部品点数で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る遊星ギヤ機構を備え
たカメラの正面図である。
【図2】 図1のカメラの右側面図である。
【図3】 図1のカメラの平面図である。
【図4】 回転駆動装置の平面図である。
【図5】 回転駆動装置の正面図である。
【図6】 回転駆動装置の左側面図である。
【図7】 遊星ギヤ機構の構成及びその動作状態を示す
平面図である。
【図8】 遊星ギヤ機構の構成及びその動作状態を示す
平面図である。
【図9】 遊星ギヤ機構の構成及びその動作状態を示す
平面図である。
【図10】 遊星ギヤ機構の構成及びその動作状態を示
す平面図である。
【図11】 遊星ギヤ機構の構成及びその動作状態を示
す平面図である。
【図12】 遊星ギヤ機構の構成及びその動作状態を示
す平面図である。
【図13】 遊星ギヤ機構の構成及びその動作状態を示
す平面図である。
【図14】 遊星ギヤ機構の構成及びその動作状態を示
す平面図である。
【図15】 遊星ギヤ機構の構成及びその動作状態を示
す平面図である。
【図16】 遊星ギヤ機構の構成及びその動作状態を示
す平面図である。
【図17】 巻き上げモータの動力伝達機構の構成及び
その動作状態を示す平面図である。
【図18】 巻き上げモータの動力伝達機構の構成及び
その動作状態を示す平面図である。
【図19】 巻き上げモータの動力伝達機構の構成及び
その動作状態を示す平面図である。
【図20】 このカメラの動作状態を示すフローチャー
トである。
【図21】 このカメラの動作状態を示すフローチャー
トである。
【図22】 このカメラの動作状態を示すフローチャー
トである。
【図23】 遊星ギヤ機構の変形例を示す平面図である
【図24】 遊星ギヤ機構の変形例を示す平面図である
【図25】 遊星ギヤ機構の変形例を示す平面図である
【図26】 遊星ギヤ機構の変形例を示す平面図である
【図27】 遊星ギヤ機構の変形例を示す平面図である
【図28】 遊星ギヤ機構の変形例を示す平面図である
【図29】 遊星ギヤ機構の変形例を示す平面図である
【図30】 遊星ギヤ機構の変形例を示す平面図である
【図31】 遊星ギヤ機構の変形例を示す平面図である
【図32】 遊星ギヤ機構の変形例を示す平面図である
【符号の説明】
1 第1カムギヤ 2 第2カムギヤ 3 太陽ギヤ 4 遊星ロックレバー 5 レバー 6 遊星キャリア 7 遊星ギヤ、 8 水平駆動ギヤ 9 仰角駆動ギヤ 10 ズーム駆動ギヤ 11,12 バネ 13,14 ストッパー 15 巻き上げ遊星ロックレバー 16 バネ 17 巻き上げ太陽ギヤ 18 巻き上げ遊星ギヤ 19 巻き上げ遊星キャリア 20 巻き上げモータ 21 スプール 22 巻き上げ伝達ギヤ 23 巻き戻し伝達ギヤ 101 カメラ 102 クローラ装置 103 支点部材 104 中心軸 105 メインスイッチ釦 106 フラッシュ 107 ファインダー 108 測光窓 109 撮影レンズ 110 レリーズ釦 111 ズームスイッチ釦 112 測距用投光・受光窓 113 遠隔操作装置用受光窓 201 ズームモータ 202 ウォームホイール 204 クローラシュー駆動ギヤ 205 バネ 206 ウォームホイール 207 駆動ギヤ 208 ギヤ 209 プレート 210 溝 211 クローラシュー 212 ウォーム 213 プレート 214 従動ギヤ 215,216 ウォーム 301,304,307,310 ギヤ 302,305,308,311 遊星ギヤ 303,306,309,312 アーム 313,314 係合部材(制御部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 61/28 F16H 3/44 F16H 37/12 G03B 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の太陽ギヤ(301)と、 上記第1の太陽ギヤ(301)と同軸で回転自在に保持され
    た第1の遊星キャリア(303)と、 上記第1の遊星キャリア(303)に保持されて上記第1の
    太陽ギヤ(301)と噛合するとともに、該第1の太陽ギヤ
    (301)から伝達される駆動力により該第1の太陽ギヤ(30
    1)の周りを公転する第1の遊星ギヤ(302)と、 第2の太陽ギヤ(304,307,310)と、 上記第2の太陽ギヤ(304,307,310)と同軸で回転自在に
    保持された第2の遊星キャリア(306,309,312)と、 上記第2の遊星キャリア(306,309,312)に保持されて上
    記第2の太陽ギヤ(304,307,310)と噛合するとともに、
    該第2の太陽ギヤ(304,307,310)から伝達される駆動力
    により該第2の太陽ギヤ(304,307,310)の周りを公転す
    る第2の遊星ギヤ(305,308,311)と、 上記第1の遊星キャリア(303)と上記第2の遊星キャリ
    ア(306,309,312)を位置決めするために設けられた一つ
    の制御部材(313)(314)とを備え、 上記制御部材(313)(314)は、上記遊星キャリア(303,30
    6,309,312)と係脱自在に構成されていることを特徴とす
    る遊星ギヤ機構。
  2. 【請求項2】 上記制御部材(313)(314)は、上記第1の
    遊星キャリア(303)と上記第2の遊星キャリア(306,309,
    312)の何れにも係合しない第1の位置、上記第1の遊星
    キャリア(303)と係合するとともに上記第2の遊星キャ
    リア(306,309,312)と係合しない第2の位置、および、
    上記第1の遊星キャリア(303)と上記第2の遊星キャリ
    ア(306,309,312)の何れにも係合する第3の位置を移動
    することを特徴とする、請求項1記載の遊星ギヤ機構。
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