JPH07225410A - スライドカバ−付きカメラ - Google Patents

スライドカバ−付きカメラ

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JPH07225410A
JPH07225410A JP1726394A JP1726394A JPH07225410A JP H07225410 A JPH07225410 A JP H07225410A JP 1726394 A JP1726394 A JP 1726394A JP 1726394 A JP1726394 A JP 1726394A JP H07225410 A JPH07225410 A JP H07225410A
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camera
slide
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camera body
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Nobumasa Tanaka
信将 田中
Tamotsu Koiwai
保 小岩井
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1の目的は、スライド指示ボタンを操作す
るだけでスライドカバ−の開閉が行えるようにすること
であり、第2の目的は、グリップ部を確実に確保した状
態で、スライド指示ボタンまたは、レリ−ズボタンを操
作できるようにしてカメラを保持している片手のみでス
ライドカバ−の開閉操作が容易にできるようにすること
である 【構成】 スライドカバ−に該スライドカバ−を容易に
保持可能なグリップ部を設け、このスライドカバ−を片
手で保持した状態で操作可能な位置に、レリ−ズボタン
またはスライド指示ボタンを配置する。スライド指示ボ
タンを操作するのみで、カメラ本体がスライドカバ−に
対して相対的にスライド移動して、各部位が露呈するよ
うにモ−タ及び駆動手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、撮影時にスライドカ
バ−を移動させて使用するカメラ、詳しくは小型カメラ
のスライドカバ−を片手で操作できるようにしたカメラ
に関する。
【0002】
【従来技術】スライドカバ−付きのカメラは、例えば、
実開昭60-82622号公報によって知られている。このカメ
ラは、スライドカバ−を、撮影時には閉じ位置から開き
位置へ、非撮影時には開き位置から閉じ位置へ、それぞ
れ手動で移動させて使用するものである。
【0003】又、最近、35mm幅のロ−ルフイルムを収納
した135 型フイルムパトロ−ネよりも小さいサイズの小
型フイルムパトロ−ネが提案されている。例えば、特開
平5-257234号公報には、フイルムパトロ−ネ内のスプ−
ル軸を回転させて、フイルムパトロ−ネ内から外部へフ
イルムを送り出すようにした小型のフイルムパトロ−ネ
が開示されている。この小型のフイルムパトロ−ネは、
従来の135 型フイルムパトロ−ネの直径25mmに対して、
直径を14〜20mmと小型化し、それに伴って、フイルム上
に露光される1画面当たりの面積を、従来の約 860mm2
に対して 350mmとしたもので、従来の135 型フイルムパ
トロ−ネのように、フイルムの先端部を引き出してカメ
ラ内にセットする必要がなく、装填のための熟練を必要
としないという利点を有している。この様な小型フイル
ムパトロ−ネを使用したカメラ、又はそのシステムは数
多く提案されており、カメラ自体の大きさが小さくなっ
てきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実開昭60-82622号公報
に開示されているスライドカバ−付きのカメラは、片手
で操作することができない為に、もう一方の片手でスラ
イドカバ−を開けるための動作を行わなければならず、
面倒であった。又、スライドカバ−を開けるための動作
に戸惑ってシャッタチャンスを逃してしまうという問題
があった。
【0005】又、小型化されたフイルムパトロ−ネを使
用するとカメラについては、カメラ自体も小型化される
為、一般的にカメラが保持しにくくなる。その為、保持
部の大きさ及び保持部と他の機能ボタンとの配置を考慮
しないと、保持した時に、レンズを指で覆ったり、赤目
現象が発生するといった問題が起こり、非常に使いずら
いカメラになってしまうという問題点があった。
【0006】本願は以上の問題点を鑑みてなされたもの
で、請求項1の目的は、スライドカバ−の開閉を指示す
る部材を操作するだけで簡単にスライドカバ−の開閉が
行えるようにすることである。又、請求項2及び請求項
3の目的は、カメラを保持するグリップ部を確保し、カ
メラを保持している片手でスライドカバ−の開閉操作が
容易にできるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の作用は、指示
信号発生手段からの指示信号が制御手段に入力される
と、スライドカバ−が、カメラ本体の非撮影時に位置す
る第1の位置又は撮影時に位置する第2の位置に移動す
るように駆動手段が制御される。
【0008】請求項2又は請求項3の作用は、スライド
カバ−のグリップ部を保持している手でスライドカバ−
に設けられた本体スライドスイッチ手段を操作すると、
制御手段は本体スライドスイッチ手段からの指示信号と
カメラ本体の移動量を検出する移動量検出手段との出力
に基づいて、スライドカバ−に対してカメラ本体が非撮
影時に位置する第1の位置又は撮影時に位置する第2の
位置に移動するように駆動手段を制御する。
【0009】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図1〜図4は、本発明の第1実施例を説明するため
の図である。図1は、片手で保持している際の撮影状態
を示す正面斜視図、図2(a),(b) は撮影状態と非撮影状
態におけるスライドカバ−とカメラ本体の状態を示した
状態図、図3は、撮影状態における内部構成の状態を示
す斜視図、図4は制御手段の構成を示すブロック図であ
る。
【0010】図1に示すように、カメラ本体1のほぼ中
央部に撮影レンズ2が配設されており、そのカメラ本体
1の上部にはファインダ−窓3が配設されている。ファ
インダ−窓3の両側には、被写体の距離を測距するため
に被写体に向けて赤外光を投光する測距用投光部4と被
写体から反射してきた反射光を受光する測距用受光部5
が配設されている。
【0011】上記カメラ本体1には、このカメラ本体1
に対して、図2(a) に示す非撮影時にカメラ本体1のほ
ぼすべてを覆う第1の位置と、図2(b) に示す撮影時に
このカメラ本体1の撮影レンズ2、ファインダ−窓3、
測距用投光部4及び測距用受光部5を露呈する第2の位
置とに、相対的に移動するスライドカバ−6が配設され
ている。上記スライドカバ−6には、このスライドカバ
−6を保持するためのグリップ部7と、上記グリップ部
7を保持しつつ、人差し指で押圧しやすい位置に配設さ
れたレリ−ズボタン8と、カメラ本体1を相対的に上記
第1の位置又は上記第2の位置に移動させるための指示
信号を出力するスライド指示ボタン9とが設けられてい
る。
【0012】又、スライドカバ−6の正面には、上記グ
リップ部7を保持しても指が配光に影響が及ぼさない位
置にストロボ照射窓10が配設されている。
【0013】次に上記スライドカバ−6を作動させるた
めの構成を図3を用いて説明する。図3に示すように、
カメラ本体1のスライドカバ−6側端部近傍には、モ−
タ11が配設されていて、モ−タ11の出力軸11a か
らの駆動力は、ピニオンギヤ11b と噛合する連動ギヤ
12を通じてロ−ラギヤ13a に伝達されるように構成
されている。
【0014】上記ロ−ラギヤ13a はロ−ラ13と一体
に設けられていて、上記ロ−ラ13には、ロ−ラギヤ1
3a と対向して一体に設けられフランジ部13bと、上
記ロ−ラギヤ13a とフランジ部13bの間に設けられ
たロ−ラ部13cと、上記ロ−ラギヤ13a とフランジ
部13bのそれぞれの端部に設けられ、このロ−ラ13
がカメラ本体1に対して回動自在に軸支されるための軸
13d,13eとが設けられている。尚、上記ロ−ラギ
ヤ13a 、上記フランジ部13b、上記ロ−ラ部13c
と上記軸13d,13eは一体成形しても良い。
【0015】上記ロ−ラ13のロ−ラ部13cには、ロ
−ラギヤ13a 側及びフランジ部13b側に、それぞ
れ、ひもA14とひもB15が巻回されている。各ひも
の一端部側はロ−ラ部13cにそれぞれ固着され、他端
部側は上記スライドカバ−6の内周面にそれぞれ固着さ
れている。ひもA14は、カメラ本体1に対してスライ
ドカバ−6が、非撮影時に位置する閉成位置に有るとき
にはその大部分がロ−ラ部13cに巻回され、撮影時に
位置する開位置に有るときにはその大部分が巻回を解か
れた状態になるように上記スライドカバ−6の内周面に
固着され、ひもB15は、カメラ本体1に対してスライ
ドカバ−6が、非撮影時に位置する閉成位置に有るとき
にはその大部分が巻回を解かれた状態になり、撮影時に
位置する開位置に有るときにはその大部分がロ−ラ部1
3cに巻回された状態になるように上記スライドカバ−
6の内周面に固着されている。尚、上記ひもA14とひ
もB15は、伸び縮みのない材質でできているものとす
る。
【0016】図4は第1実施例の制御手段の構成を示す
ブロック図である。制御回路17は、マイクロコンピュ
−タ−及びその周辺回路から構成されていて、カメラの
シ−ケンスの処理及び上記カメラ本体1と上記スライド
カバ−6との相対的な開閉動作を制御する。上記制御回
路17には、スライド指示ボタン9の押圧によって切換
えられるスライド指示スイッチ18、レリ−ズボタン8
の押圧によって2段階の信号を発生させるレリ−ズスイ
ッチ19、上記制御回路17からの信号に基づいて上記
モ−タ11の正逆回転等を制御するモ−タ駆動回路20
及び図示しないフォトインタラプタ(PI)、又はフォトリ
フレクタ等の位置検出センサ−が接続され、上記カメラ
本体1と上記スライドカバ−6との相対位置を検出する
相対位置検出回路21が連結されている。
【0017】次に第1実施例の動作について以下に説明
する。まず、図2(a) の非撮影状態のカメラを撮影可能
な状態にする動作を説明する。 図2(a) の非撮影状態
のカメラを図1のように、スライドカバ−6のグリップ
部7を片手で保持する。保持した状態で、スライド指示
ボタン9を押圧するとカメラ本体1がスライドカバ−6
に対してスライド移動し、少なくとも撮影レンズ2、フ
ァインダ−窓3、測距用投光部4及び測距用受光部5を
露呈させる図1又は図2(b) に示す撮影可能な位置まで
移動する。この移動を上記相対位置検出回路21が検出
するとカメラ本体1の電源がオンとなり、撮影可能とな
る。
【0018】ここで、上記カメラ本体1と上記スライド
カバ−6との相対的な移動は、制御回路17によって制
御される。制御回路17は上記スライド指示ボタン9が
押圧されたことによるスライド指示信号に基づいて、モ
−タ駆動回路20を駆動し、このモ−タ駆動回路20か
らの信号に基づいてモ−タ11を時計方向に回転駆動す
る。モ−タ11の駆動力は、出力軸11a を介してピニ
オンギヤ11bに伝達され、ピニオンギヤ11bに伝達
された駆動力は、上記ピニオンギヤ11bと噛合する連
動ギヤ12に伝達される。
【0019】上記連動ギヤ12に伝達された駆動力は、
上記連動ギヤ12と噛合するロ−ラ13の一端部に固着
されたロ−ラギヤ13a へ伝達され、このロ−ラギヤ1
3aが時計方向に回転駆動されることにより、上記カメ
ラ本体1に対して回動自在に設けられたロ−ラ13を時
計方向に回動する。
【0020】ロ−ラ13の時計方向の回転により、該ロ
−ラ13に巻回されたひもB15は巻き付けられ、保持
されているスライドカバ−6に対してカメラ本体1が相
対的に移動して撮影状態の位置へ移動される。この時、
カメラ本体1の相対的移動がスム−ズにいくようにロ−
ラ13に巻回されたひもA14の巻き付けが解かれる。
【0021】カメラ本体1の停止位置は、相対位置検出
回路21に接続された図示しないセンサ−によって検知
され、この検知信号が上記制御回路17に送られること
により制御される。つまり、上記スライドカバ−6に対
して上記カメラ本体1を相対的に撮影可能状態の位置で
停止するように該制御回路17がモ−タ駆動回路20を
制御してモ−タ11を停止させる。
【0022】次に撮影可能な状態から非撮影可能状態へ
移行する動作について説明する。再度、スライド指示ボ
タン9を押圧すると、制御回路17は上記スライド指示
ボタン9が押圧されたことによるスライド指示信号に基
づいて、モ−タ駆動回路20を駆動し、このモ−タ駆動
回路20からの信号に基づいてモ−タ11を反時計方向
に回転駆動する。これにより、出力軸11a からの駆動
力は、ピニオンギヤ11b、連動ギヤ12を介してロ−
ラギヤ13a に伝達され、ロ−ラ13を上記カメラ本体
1に対して回転させる。
【0023】このロ−ラ13の回転に連動して、上記ロ
−ラ13に対し、巻回が解除されていたひもA14は巻
き付けられ、片手で保持されているスライドカバ−6に
対してカメラ本体1が相対的に移動して、少なくとも撮
影レンズ2、ファインダ−窓3、測距用投光部4及び測
距用受光部5が遮蔽される、図2(a) に示す非撮影状態
位置まで移動する。この時、カメラ本体1の相対的移動
がスム−ズにいくようにロ−ラ13に巻回されたひもB
の巻き付けが解かれる。
【0024】この時のカメラ本体1の停止位置は、相対
位置検出回路21に接続された図示しないセンサ−によ
って検知され、この検知信号が上記制御回路17に送ら
れることにより制御される。つまり、上記スライドカバ
−6に対して上記カメラ本体1を相対的に非撮影状態の
位置で停止させるように該制御回路17がモ−タ駆動回
路20を介してモ−タ42を停止させる。そして、この
移動が終了すると、制御回路17はカメラ本体1の電源
を自動的にオフとする。
【0025】このように上記第1実施例のスライドカバ
−付きカメラによれば、スライド指示ボタン9を操作す
るだけで、簡単にスライドカバ−6の開閉を自動的に行
うようにすることができる。又、カメラを保持するグリ
ップ部7を確保し、カメラを保持している片手でスライ
ドカバ−6の開閉操作が容易にできる。更に、撮影状態
にあるときには、ストロボ照射窓10と撮影レンズ2と
の距離を確保できるので赤目を防止することができる。
【0026】図5(a),(b) と図6は本発明の第2実施例
を説明するための図である。図5の(a) は、非撮影状
態,(b) は撮影状態におけるスライドカバ−とカメラ本
体の状態を示した状態図、図6は、撮影状態における内
部の構成を示す斜視図である。
【0027】図5(b) に示すように、カメラ本体31の
端部には外部に露呈するようにストロボ照射窓32が配
設されている。そして、このストロボ照射窓32に隣接
して上記カメラ本体31には、撮影レンズ33が配設さ
れており、その上部にはファインダ−窓34が配設され
ている。ファインダ−窓34の両側には、被写体の距離
を測距するために被写体に向けて赤外光を投光する測距
用投光部35と被写体から反射してきた反射光を受光す
る測距用受光部36が配設されている。
【0028】上記カメラ本体31には、このカメラ本体
31に対して、図5(a) に示す非撮影時に、上記ストロ
ボ照射窓32を除く上記カメラ本体31のほぼすべてを
覆う第1の位置と、図5(b) に示す撮影時に撮影レンズ
33、ファインダ−窓34、測距用投光部35及び測距
用受光部36を露呈する第2の位置とに、相対的に移動
するスライドカバ−37が配設されている。上記スライ
ドカバ−37には、該スライドカバ−37を保持するた
めのグリップ部38(図1のグリップ部7参照)と、上
記グリップ部38を保持しつつ、人差し指で押圧しやす
い位置に配設されたレリ−ズボタン39と、カメラ本体
31が相対的に上記第1の位置又は上記第2の位置に移
動するための指示信号を出力するスライド指示ボタン4
0とが設けられている。
【0029】上記スライド指示ボタン40は、図6に示
すように第1実施例の押圧式とは異なり、カメラ本体3
1に対してスライド移動することによりスイッチがはい
るようになっている。
【0030】次に上記スライドカバ−37を作動させる
ための構成を図6を用いて説明する。 図6に示すよう
に、カメラ本体31のスライドカバ−37側端部近傍に
は、モ−タ42が配設されていて、このモ−タ42には
駆動力を伝達する出力軸43が連結されている。出力軸
43の先端部にはピニオンギヤ44が固着されている。
一方、上記スライドカバ−37には、上記モ−タ42に
固着されたピニオンギヤ44と噛合するラックギヤ45
が設けられていて、上記モ−タ42の正転又は逆転の駆
動力をこのラックギヤ45に伝達することにより、上記
カメラ本体31と上記スライドカバ−37とを相対的に
移動させるようになっている。尚、ラックギヤ45の代
わりにピンラック又はウォ−ムギヤを使用しても良い。
【0031】尚、この実施例における上記モ−タ42の
制御は、上記第1実施例を説明する図4と同じ構成で行
なわれる。
【0032】次に第2実施例の動作について以下に説明
する。まず、図5(a) の非撮影状態のカメラを撮影可能
な状態にする動作を説明する。 第1実施例の図1のよ
うに、図5(a) の非撮影状態にあるカメラのスライドカ
バ−37のグリップ部38を片手で保持する。(保持し
ている状態図は省略)保持した状態で、スライド指示ボ
タン40を押圧するとカメラ本体31がスライドカバ−
37に対してスライド移動し、少なくとも撮影レンズ3
3、ファインダ−窓34、測距用投光部35及び測距用
受光部36が露呈して、図5(b) に示す撮影可能な位置
まで移動する。この時、上記ストロボ照射窓32は最初
から露呈してカメラ本体31に設けられている為、常に
外部に露呈している。そして、この移動が終了するとカ
メラ本体31の電源がオンとなり、撮影可能となる。
【0033】ここで、上記カメラ本体31と上記スライ
ドカバ−37との相対的な移動は、制御回路17(上記
第1実施例を説明する図4参照)によって制御される。
制御回路17は上記スライド指示ボタン40が押圧され
たことによるスライド指示信号に基づいて、モ−タ駆動
回路20を駆動し、このモ−タ駆動回路20からの信号
に基づいてモ−タ42を反時計方向に回転駆動する。モ
−タ42の駆動力は、出力軸43を介してピニオンギヤ
44に伝達され、上記ピニオンギヤ44と噛合するラッ
クギヤ45に伝達される。
【0034】これにより、保持されている上記スライド
カバ−37に対してカメラ本体31が相対的に移動され
る。カメラ本体31の停止位置は、相対位置検出回路2
1に接続された図示しないセンサ−によって検知され、
この検知信号が上記制御回路17に送られることにより
制御される。つまり、上記スライドカバ−37に対して
上記カメラ本体31を相対的に移動させて撮影可能状態
位置で停止するように該制御回路17がモ−タ駆動回路
20を制御してモ−タ42を停止させる。
【0035】次に撮影可能な状態から非撮影可能状態へ
移行する動作について説明する。再度、スライド指示ボ
タン40を押圧すると、制御回路17は上記スライド指
示ボタン40が押圧されたことによるスライド指示信号
に基づいて、モ−タ駆動回路20を駆動し、このモ−タ
駆動回路20からの信号に基づいてモ−タ42を時計方
向に回転駆動する。これにより、出力軸43、ピニオン
ギヤ44及びラックギヤ45が駆動されて上記カメラ本
体31が上記スライドカバ−37に対して撮影可能状態
にする方向とは反対の方向に移動される。
【0036】カメラ本体31の移動は、相対位置検出回
路21に接続された図示しないセンサ−によって検知さ
れ、この検知信号が上記制御回路17に送られる。そし
て、該制御回路17がモ−タ駆動回路20を制御してモ
−タ42を停止させることにより上記スライドカバ−3
7に対して上記カメラ本体31を相対的に移動させて撮
影可能状態の位置で停止させる。
【0037】このように上記第2実施例のスライドカバ
−付きカメラによれば、スライド指示ボタン40を操作
するだけで、簡単にスライドカバ−37の開閉が行える
ようにすることができる。又、カメラを片手で保持可能
な大きさのグリップ部38を確保でき、カメラを保持し
ている片手でスライドカバ−37の開閉操作が容易にで
きる。更に、ピニオンギヤ44とラック45という簡単
な構成のみでスライドカバ−37とカメラ本体31との
相対的な移動を実現することができるので、上記第1実
施例に比べ組み立て性や信頼性の向上がはかれる。
【0038】図7(a)(b)と図8は本発明の第3実施例を
説明するための図である。図7(a)は非撮影状態、(b)
は撮影状態におけるスライドカバ−とカメラ本体の状態
を示した状態図、図8は、スライドカバ−の移動と撮影
レンズの沈胴動作とを連動させた状態を示す斜視図であ
る。
【0039】図7(a),(b) に示すように、カメラ本体5
1には、被写体の距離を測距するために被写体に向けて
赤外光を投光する測距用投光部52が外部に露呈するよ
うに配設されている。この測距用投光部52に隣接して
撮影レンズ53が配設されており、その上部にはファイ
ンダ−窓54と被写体から反射してきた反射光を受光す
る測距用受光部55が配設されている。上記測距用投光
部52と反対側の上記カメラ本体51にはストロボ照射
窓56が配設されていている。
【0040】上記カメラ本体51には、このカメラ本体
51に対して、図7(a) に示す非撮影位置である第1の
位置と図7(b) に示す撮影位置である第2の位置とにス
ライド可能なスライドカバ−57が設けられている。こ
のスライドカバ−57には、上記第1の位置にあるとき
には、上記カメラ本体51に設けられた上記ファインダ
−窓54と上記測距用受光部55とを外部に露呈し、上
記第2の位置にあるときには、同じく上記カメラ本体5
1に設けられた上記ストロボ照射窓56を外部に露呈す
る切欠部57aと、スライドカバ−57を保持するため
のグリップ部58(図1参照)が設けられている。従っ
て、上記スライドカバ−57が上記第1の位置にあると
きには撮影レンズ53とストロボ照射窓56のみが覆わ
れ、上記第2の位置にあるときには、上記測距用投光部
52、撮影レンズ53、ファインダ−窓54、測距用受
光部55、ストロボ照射窓56の構成の全てが露呈され
る。
【0041】上記スライドカバ−57には、上記グリッ
プ部58を保持しつつ、人差し指で押圧しやすい位置に
配設されたレリ−ズボタン59と、カメラ本体51が相
対的に上記第1の位置又は上記第2の位置に移動するた
めの指示信号を出力するスライド指示ボタン60とが設
けられている。
【0042】次に撮影レンズ53の移動に連動して、上
記スライドカバ−57を作動させるための構成を図8を
用いて説明する。 図8は、撮影レンズ53が撮影可能
な位置にあり、上記スライドカバ−57が閉じている位
置にある状態を示している。
【0043】図8に示すように、カメラ本体51には、
モ−タ61が配設されていて、このモ−タ61には駆動
力を伝達する出力軸62が連結されている。出力軸62
の先端部にはピニオンギヤ63が固着されている。この
ピニオンギヤ63は減速ギヤである第1の2段ギヤ64
の内の大ギヤ64aと噛合していて、2段ギヤ64の内
の小ギヤ64bは第2の2段ギヤ65の内の大ギヤ65
aと噛合している。
【0044】上記第1の2段ギヤ64の中心軸上には、
この2段ギヤ64とともに回転する回転軸66が延出し
て設けられていて、該回転軸66の先端部には第1の2
段ギヤ64の中心軸を共用してスリット円板67が固着
されている。上記スリット円板67の外径部には、この
スリット円板67の回転量を検出する「コの字」状をし
たフォトインタラプタ68がスリットを覆うように配置
されている。上記フォトインタラプタ68は、撮影レン
ズ53の位置を検出する。
【0045】上記第2の2段ギヤ65の内の小ギヤ65
bは、第1の伝達ギヤ69と噛合していて、この第1の
伝達ギヤ69の中心軸上にはレンズ鏡筒70に駆動力を
伝達するためのリ−ドネジ71が延出して設けられてい
る。上記レンズ鏡筒70には突出部70aが外径の一部
に設けられていて、このリ−ドネジ71は上記レンズ鏡
筒70を吊るような状態で上記突出部70aに設けられ
た雌ネジ部と噛合している。
【0046】上記伝達ギヤ69に隣接して、大ギヤ72
aと小ギヤ72bとからなる遊星ギヤ72が配置されて
いる。上記大ギヤ72aは太陽ギヤ73と噛合してい
て、該大ギヤ72aと該太陽ギヤ73との一面側(紙面
の裏側)には、上記レンズ鏡筒70の繰出しに連動して
上記小ギヤ72bと上記第1の伝達ギヤ69との連結を
制御する切換えレバ−74aを有するキャリア74が設
けられている。
【0047】上記切換えレバ−74aの先端部には切換
えピン74bが設けられていて、この切換えピン74b
が上記レンズ鏡筒70に設けられた切換え突起75の斜
面75a上を移動することによって、上記遊星ギヤ72
の小ギヤ72bを上記第1の伝達ギヤ69と連結する位
置と該連結を解除する位置とに移動させる。
【0048】又、上記レンズ鏡筒と上記切換えレバ−7
4aとの間には、該切換えレバ−74aを該レンズ鏡筒
に対して時計方向に付勢する戻しばね76が設けられて
いる。
【0049】上記太陽ギヤ73は、第2の伝達ギヤ77
と噛合し、上記第2の伝達ギヤ77は、第3の伝達ギヤ
78と噛合している。そして、上記第3の伝達ギヤ78
は、第1のスリップギヤ79と噛合している。
【0050】一方、スライドカバ−57の内面にはラッ
クギヤ80が設けられていて、このラックギヤ80は第
2のスリップギヤ81と噛合している。上記第1のスリ
ップギヤ79にはキ−溝(図示せず)が設けられてい
て、このキ−溝にはキ−軸82が嵌合し、この貫通した
キ−軸82の先端は上記第2のスリップギヤ81に設け
られた孔に回転自在に挿入されている。モ−タ61から
の駆動力は、上記第1のスリップギヤ79と第2のスリ
ップギヤ81との摩擦力によってラックギヤ80に伝達
される。
【0051】カメラ本体51には、スライドカバ−57
の移動位置を規定するストッパ83a,83bが設けら
れていて、上記カメラ本体51と上記スライドカバ−5
7の移動位置が規定された後に、上記ラックギヤ80へ
駆動力が伝達されないように、上記第1のスリップギヤ
79と第2のスリップギヤ81とが空回りして、駆動力
の伝達が解除されるようになっている。
【0052】尚、この実施例における上記モ−タ61の
制御は、上記第1実施例とほぼ同じ方法で行なわれる
が、前述したように、上記第3実施例には上記カメラ本
体51と上記スライドカバ−57の移動位置を規定する
ストッパ83a,83b、摩擦力による駆動力の伝達を
行う上記第1のスリップギヤ79と第2のスリップギヤ
81が設けられている為、図4の相対位置検出回路21
は必要がない。従って、上記相対位置検出回路21を除
く構成によって上記モ−タ61の制御が行われる。
【0053】次に第3実施例の動作について以下に説明
する。図7(a) の非撮影状態のカメラを図7(b) の撮影
可能な状態にする動作を説明する。第1実施例の図1の
ように、スライドカバ−57のグリップ部58を片手で
保持する。(保持している状態図は省略)保持した状態
で、スライド指示ボタン60を押圧するとカメラ本体5
1がスライドカバ−57に対してスライド移動し、図7
(b) に示す撮影に必要な各部位が露呈する撮影可能な位
置まで移動する。この移動が終了するとカメラ本体51
の電源がオンとなり、撮影可能となる。この時、レンズ
鏡筒は、スライドカバ−57よりも早く駆動されて光軸
方向に繰り出されるが、スライドカバ−57の移動と同
期していて該スライドカバ−57とは接触しないように
制御されている。レンズ鏡筒の停止位置は、フォトイン
タラプタ68からの出力により撮影準備位置となるよう
に制御される。
【0054】ここで、上記カメラ本体51と上記スライ
ドカバ−57との相対的な移動は、制御回路17(上記
第1実施例を説明する図4参照)によって制御される。
制御回路17は上記スライド指示ボタン60が押圧され
たことによるスライド指示信号に基づいて、モ−タ駆動
回路20を駆動し、このモ−タ駆動回路20からの信号
に基づいてモ−タ61を反時計方向に回転駆動する。
【0055】モ−タ61の駆動力は、出力軸62を介し
てピニオンギヤ63に伝達され、第1の2段ギヤ64、
第2の2段ギヤ65を介して第1の伝達ギヤ69が時計
方向回転するように伝達される。第1の伝達ギヤ69に
伝達された駆動力は、上記第1の伝達ギヤ69に固着さ
れているリ−ドネジ71を時計方向に回転させてレンズ
鏡筒70を撮影可能位置に繰り出すとともに遊星ギヤ7
2、太陽ギヤ73、第2の伝達ギヤ77、第3の伝達ギ
ヤ78を介して、第1のスリップギヤ79に伝達され
る。
【0056】上記第1のスリップギヤ79に伝達された
駆動力は、該第1のスリップギヤ79と摩擦力によって
結合している第2のスリップギヤ81に伝達され、ラッ
クギヤ80を有するスライドカバ−57をストッパ84
aの方向に移動させる。
【0057】上記第1のスリップギヤ79と上記第2の
スリップギヤ81とは摩擦結合であるため、スライドカ
バ−57がストッパ84aに当接した後も、該第1のス
リップギヤ79にはモ−タ61の駆動力が伝達されてい
る。
【0058】一方、上記第1の伝達ギヤ69に固着され
ているリ−ドネジ71の時計方向の回転により、レンズ
鏡筒70は撮影可能位置に繰り出される。スライドカバ
−57がストッパ84aに当接した後、しばらくして、
該レンズ鏡筒70が所定の距離だけ繰り出されると、上
記レンズ鏡筒70に設けられた切換え突起75上の斜面
75aによって切換えピン74bが移動される。これに
より、切換えレバ−74aは、戻しばね76に抗して反
時計方向に押し上げられ、遊星ギヤ72と第1の伝達ギ
ヤ69との噛合状態を解除する。
【0059】その後、スリット円板67の回転数を検知
するフォトインタラプタ68から送信された信号によ
り、上記制御回路17が上記レンズ鏡筒70の位置を演
算し、所定の値になったところで該制御回路17がモ−
タ駆動回路20を駆動することにより、モ−タ61を停
止する。
【0060】次に撮影可能な状態から非撮影可能状態へ
移行する動作について説明する。再度、スライド指示ボ
タン60を押圧すると、制御回路17はスライド指示信
号に基づいて、モ−タ駆動回路20を駆動し、このモ−
タ駆動回路20からの信号に基づいてモ−タ61を時計
方向に回転駆動する。これにより、各ギヤが駆動されて
上記第1の伝達ギヤ69に固着されているリ−ドネジ7
1を反時計方向に回転させ、該レンズ鏡筒70を沈胴位
置に駆動する。該レンズ鏡筒70が所定の距離だけ沈胴
された後、該レンズ鏡筒70に設けられた切換え突起7
5上の斜面75aと戻しばね76によって切換えピン7
4bが移動され、切換えレバ−74aが回転する。上記
切換えレバ−74aの回転により、遊星ギヤ72と第1
の伝達ギヤ69とが噛合状態となる。
【0061】上記遊星ギヤ72と上記第1の伝達ギヤ6
9とが噛合状態となって沈胴が終了すると、該第1の伝
達ギヤ69の駆動力は太陽ギヤ73、第2の伝達ギヤ7
7、第3の伝達ギヤ78、第1のスリップギヤ79を介
して第2のスリップギヤ81に伝達される。そして、上
記スライドカバ−57が相対的に上記カメラ本体51に
対して非撮影状態の位置に移動される。
【0062】上記第1のスリップギヤ79と上記第2の
スリップギヤ81とは摩擦結合であるため、スライドカ
バ−57がストッパ84bに当接した後も、該第1のス
リップギヤ79にはモ−タ61の駆動力が伝達されてい
る。これにより、遊星ギヤのの切換えによる噛合時差を
吸収することができる。
【0063】モ−タ61の停止は、非撮影可能状態から
撮影可能な状態へ移行する動作の時と同様にスリット円
板67の回転数を検知するフォトインタラプタ68の信
号に基づいて行われる。
【0064】尚、第3実施例では、相対位置検出手段2
1は基本的には必要ないが、上記相対位置検出手段21
を、上記スライドカバ−57が上記カメラ本体51に対
して完全に開又は閉の状態になっていないことを検出す
ることに用いて、完全に開又は閉の状態になっていない
時には、該開又は閉動作を再トライするようにしても良
い。
【0065】又、上記スライドカバ−には撮影時にスト
ロボ56を露呈させる切欠部57が設けられているが、
上記スライドカバ−の大きさを片手でグリップ可能な程
度の大きさにして、カメラ本体には最初から撮影に必要
な部材を全て露呈して設けるようにして、撮影時にのみ
上記スライドカバ−が移動するようにしても良い。
【0066】このように上記第3実施例のスライドカバ
−付きカメラによれば、スライド指示ボタン60とレリ
−ズボタン59をスライドカバ−に設けたので、操作が
簡単であるだけでなく、スライド指示ボタン6を操作す
るだけでスライドカバ−57の開閉が行える。又、小型
のフイルムパトロ−ネを使用可能にしてカメラ自体を小
型化したカメラにおいても、保持するグリップ部58を
確保し、カメラを保持している片手でスライドカバ−5
7の開閉操作が容易にできる。さらに、スライドカバ−
57と沈胴動作とを1つのモ−タで制御することができ
るので、部品点数の減少ができ、組み立て性が向上させ
られるとともに、スライドカバ−の開閉移動と沈胴動作
とを連動させたので、スライドカバ−開と同時に撮影が
できる。
【0067】尚、上記第1実施例から上記第3実施例
は、スライドカバ−を保持した状態でスライド指示ボタ
ンを操作するとカメラ本体が相対的に移動するようにし
たが、カメラ本体を保持した状態でスライド指示ボタン
を操作可能び配置し、スライドカバ−をカメラ本体に対
して移動させるようにしても良い。
【0068】以下に本発明に関する他の発明を付記す
る。付記1 非撮影時に位置する第1の位置と撮影時に
位置する第2の位置との一方に位置可能な保護カバ−
と、上記カメラ本体に対して、上記第1又は第2の位置
に上記保護カバ−を位置させるための指示信号を発生す
るカバ−移動信号発生手段と、上記保護カバ−又は上記
カメラ本体を駆動する駆動手段と、上記指示信号発生手
段に基づいて、上記駆動手段を作動させる制御手段と、
を具備したことを特徴とするスライドカバ−付きカメラ
付記2 上記駆動手段は、上記カメラ本体に設けられた
第1のギヤ手段と、上記スライドカバ−に設けられ、該
第1のギヤ手段と噛合する第2のギヤ手段と、該カメラ
本体又は該スライドカバ−に設けられたモ−タと、から
なることを特徴とする付記1記載のスライドカバ−付き
カメラ付記3 上記スライドカバ−に対する上記カメラ
本体の相対的な移動量を検出する移動量検出手段を有
し、上記制御手段はこの移動量検出手段に基づいて上記
駆動手段を制御することを特徴とする付記1記載のスラ
イドカバ−付きカメラ付記4 非撮影時に位置する第1
の位置と撮影時に位置する第2の位置との一方に位置可
能な保護カバ−と、カメラ本体に対して上記保護カバ−
を第1又は第2の位置に相対的に移動させる移動手段
と、撮影可能な位置と沈胴位置とに移動可能なレンズ鏡
筒と、上記レンズ鏡筒を駆動する駆動手段と、上記レン
ズ鏡筒の沈胴位置への移動に連動して、上記移動手段と
上記駆動手段とを連結し、沈胴位置から撮影位置への移
動に連動して該移動手段と該駆動手段との連結を解除す
る駆動力切換え手段と、カメラ本体に対して、上記上記
保護カバ−を相対的に移動させるための指示信号を発生
する移動信号発生手段と、上記カメラ本体に対する上記
保護カバ−の位置を検出する位置検出手段と、上記移動
信号発生手段及び上記位置検出手段の出力基づいて、上
記駆動手段を制御する制御手段と、を具備したことを特
徴とするスライドカバ−付きカメラ
【0069】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、スライド指示ボタンを操作するだけでスライドカ
バ−の開閉が簡単に行える。請求項2及び請求項3の発
明によれば、グリップ部を確実に確保できるので、グリ
ップ部を保持した状態で、スライド指示ボタン、又はレ
リ−ズボタンが操作できる。又、カメラを保持している
片手のみでスライドカバ−の開閉操作が容易にできる。
特に、小型のフイルムパトロ−ネを使用することにより
カメラ自体も小型化されたカメラにおいては、グリップ
部の確実な確保により、レンズ、ストロボ等を手で覆う
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すスライドカバ−付き
カメラの斜視図。
【図2】本発明の第1実施例を示すスライドカバ−付き
カメラの正面図であって、(a) は非撮影状態を示し、
(b) は撮影可能な状態を示す図。
【図3】本発明の第1実施例を示すスライドカバ−付き
カメラの内部構成を示す斜視図。
【図4】本発明の第1実施例から第3実施例の制御系を
示すブロック図。
【図5】本発明の第2実施例を示すスライドカバ−付き
カメラの正面図であって、(a) は非撮影状態を示し、
(b) は撮影可能な状態を示す図。
【図6】本発明の第2実施例を示すスライドカバ−付き
カメラの斜視図。
【図7】本発明の第3実施例を示すスライドカバ−付き
カメラの正面図であって、(a) は非撮影状態を示し、
(b) は撮影可能な状態を示す図。
【図8】本発明の第3実施例を示すスライドカバ−付き
カメラの内部構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1、31、51 カメラ本体 17 制御回路 6、37、57 スライドカバ− 20 モ−タ駆動回路 9、40、60 スライド指示ボタン 11、42、61 モ−タ 21 相対位置検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に対して、非撮影時に位置す
    る第1の位置と撮影時に位置する第2の位置との間を相
    対的に移動可能なスライドカバ−と、 上記第1又は第2の位置に、上記スライドカバ−と上記
    カメラ本体との少なくとも一方を移動させるための指示
    信号を発生する指示信号発生手段と、 上記第1又は第2の位置へ、上記スライドカバ−と上記
    カメラ本体との少なくとも一方を駆動させる駆動手段
    と、 上記指示信号手段の出力に基づいて、上記駆動手段を制
    御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするスライドカバ−付きカメラ
  2. 【請求項2】 カメラを保持するグリップ部を有するス
    ライドカバ−と、 上記スライドカバ−に対して、非撮影時に位置する第1
    の位置と撮影時に位置する第2の位置とに移動するカメ
    ラ本体と、 上記スライドカバ−に設けられていて、上記第1又は第
    2の位置に上記カメラ本体を位置させるための指示信号
    を発生する本体スライドスイッチ手段と、 上記スライドカバ−に対して、上記カメラ本体を上記第
    1又は第2の位置に移動させる駆動手段と、 上記指示信号に基づいて、上記駆動手段を制御する制御
    手段と、を具備したことを特徴とするスライドカバ−付
    きカメラ
  3. 【請求項3】 上記スライドカバ−に対する上記カメラ
    本体の移動量を検出する移動量検出手段を有し、上記制
    御手段はこの移動量検出手段に基づいて上記駆動手段を
    制御することを特徴とする第1項又は第2項記載のスラ
    イドカバ−付きカメラ
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