JP2008068820A - ウエビング巻取装置 - Google Patents

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JP2008068820A JP2006251438A JP2006251438A JP2008068820A JP 2008068820 A JP2008068820 A JP 2008068820A JP 2006251438 A JP2006251438 A JP 2006251438A JP 2006251438 A JP2006251438 A JP 2006251438A JP 2008068820 A JP2008068820 A JP 2008068820A
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Abstract

【課題】エンドロックの発生を防止する機構の動作性がよいウエビング巻取装置を得る。
【解決手段】スプール20の回転に連動してリング状に形成された規制リング104をスプール20の軸方向に沿って移動させ、格納状態又はその直前の状態では、ラチェット歯110とWパウル80との間に規制リング104を介在させ、ラチェット歯110にWパウル80が係合することを規制する。ここで、規制リング104はリング状でしかもスプール20の軸方向に沿って移動するため、スプール20の軸方向に対して平行な軸周りに揺動するWパウル80が規制リング104の内周部に当接しても、Vギヤ66から離間する方向への規制リング104の移動を阻害するように規制リング104の内周部と係合ピン112とが係合することはない。
【選択図】図1

Description

本発明は、座席に着座した乗員の身体を拘束するためのウエビングベルトを巻き取って収納するウエビング巻取装置に関する。
例えば、特許文献1に開示されたウエビング巻取装置では、ウエビングベルトの巻き取りが終了する直前で、回転制御盤に形成された係止壁がロックアームに干渉し、ロックアームの係合爪がギアケースの内歯ギアに係合する方向へ移動することを規制する。さらに、この状態では、ボビン(スプール)に突設された突起がロックアームに係合し、ボビンに対するラチェットホイール(Vギヤ)の回転遅れを阻止する。これにより、ウエビングベルトの巻き取りが終了する直前でポール(ロックプレート)がリトラクタベース(フレーム)に形成された係合内歯に係合する所謂「エンドロック」の発生を防止している。
特開平9−309408号公報
以上のように特許文献1に開示されたウエビング巻取装置では「エンドロック」の発生を防止しているが、このようなエンドロックの発生を防止するための機構の動作性がよいウエビング巻取装置が切望されていた。
本発明は、上記事実を考慮して、エンドロックの発生を防止する機構の動作性がよいウエビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、巻取方向に回転することで、長尺帯状のウエビングベルトを基端側から巻き取って収納するスプールと、前記スプールに対して相対回転可能に設けられると共に、前記スプールに対して追従回転可能に前記スプールに連結された第1回転体と、作動することで前記巻取方向とは反対の引出方向への前記スプールの回転を規制するロック部材と、所定以上の速さで前記引出方向へ前記第1回転体が回転した際に前記スプールの軸方向に対して平行な軸周りに回動して前記ロック部材を作動させる回転検出部材と、前記スプールの回転に連動して前記スプールの軸方向に移動し、前記ウエビングベルトの巻取を終了した状態又は前記ウエビングベルトの巻取を終了する直前の状態まで前記スプールが前記巻取方向に回転した際に、前記所定方向への前記回転検出部材の変位を規制する第1規制手段と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置によれば、スプールが巻取方向側へ回転するとウエビングベルトがその長手方向基端側からスプールに巻き取られる。このスプールによるウエビングベルトの巻き取りが終了してスプールが急停止すると、その反動でスプールに追従して回転していた第1回転体が、急激で且つ僅かに引出方向に回転することがある。基本的に、本発明に係るウエビング巻取装置では、引出方向への急激な第1回転体の回転に連動して、回転検出部材が回動し、これにより、ロック部材がスプールをロックして引出方向へのスプールの回転を規制する。
一方で、スプールが巻取方向側へ回転すると、このスプールの回転に連動して第1規制手段がスプールの軸方向に移動し、更に、ウエビングベルトの巻取を終了し、又は、ウエビングベルトの巻取を終了する直前までスプールが巻取方向に回転すると、上記の所定方向への回転検出部材の変位を規制する位置に第1規制手段が到達する。このため、上記のような反動で第1回転体が引出方向に回転しても、ロック部材を作動させる位置まで回転検出部材が回動することができない。これにより、この状態ではロック部材がスプールをロックして引出方向へのスプールの回転を規制することがない(すなわち、所謂「エンドロック状態」になることがない)。このため、ウエビングベルトを再び容易に引き出すことができる。
ここで、本発明に係るウエビング巻取装置では、回転検出部材がスプールの軸方向に対して平行な軸周りに回動する構成なのに対し、エンドロックを防止するための第1規制手段がスプールの軸方向に移動する構成である。このため、例えば、回転検出部材と第1規制手段との当接状態を解消するために回転検出部材及び第1規制手段の何れかの一方が移動又は回動しても、何れかの一方が移動又は回動を大きく妨げるように何れかの他方が動くことがない。
このため、本発明に係るウエビング巻取装置では、上記のようにエンドロックを防止でき、しかも、エンドロックを防止した後には円滑で且つ確実に回転検出部材と第1規制手段との当接状態を解消でき、通常の動作を確実に行なわせることができる(すなわち、エンドロックを防止した後の動作性がよい)。
請求項2に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1に記載の本発明において、車両急減速時の慣性力によって移動して前記第1回転体を前記ロック部材に繋ぎ、前記引出方向への前記第1回転体の回転力で前記ロック部材を作動させる加速度検出手段と、前記スプールから全て前記ウエビングベルトが引き出された全引出状態から、前記スプールへの前記ウエビングベルトの巻き取りが終了した格納状態までの前記スプールの回転が1回転以下の回転に減速されて伝えられ、前記スプールに対して同軸的に相対回転すると共に、前記第1規制手段が係合し、回転することで前記スプールの軸方向に前記第1規制手段を移動させる第2回転体と、前記第2回転体に設けられ、前記格納状態での前記スプールの回転位置に対応した回転位置に前記第2回転体が到達した状態で前記加速度検出手段の移動を規制する第2規制手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の本発明に係るウエビング巻取装置によれば、車両が急減速状態になると、このときの慣性力で加速度検出手段が移動する。これにより、ロック部材が第1回転体に繋げられ、ロック部材が引出方向へ回転してロック部材によって引出方向へのスプールの回転が規制される。
一方、本発明に係るウエビング巻取装置では、スプールが回転すると、このスプールの回転が減速されて(更に言えば、スプールから全てウエビングベルトが引き出された全引出状態から、スプールへのウエビングベルトの巻き取りが終了した格納状態までのスプールの回転が1回転以下の回転に減速されて)第2回転体に伝えられ、これにより、第2回転体がスプールに対して同軸的に回転する。この第2回転体に第1規制手段は係合しており、第2回転体の回転で第1規制手段がスプールの軸方向に移動する。
さらに、第2回転体には第2規制手段が設けられており、格納状態又はその直前の状態までスプールが回転した状態では、仮に、加速度検出手段が移動しようとしても、規制手段によって加速度検出手段はロック部材を第1回転体に繋げる位置まで移動できない。これにより、ウエビングベルトの巻取終了時に加速度検出手段が移動してしまうことに起因するエンドロックの発生を効果的に防止できる。
請求項3に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1又は請求項2に記載の本発明において、前記スプールに対して同軸的なリング状に前記第1規制手段を形成すると共に、所定方向へ変位しようとする前記回転検出部材が前記第1規制手段の内周部に当接することで前記回転検出部材の変位が規制されることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、第1規制手段がスプールに対して同軸的なリング状に形成され、その内周部に回転検出部材を当接させることでエンドロックの発生を防止する。
ところで、例えば、第1回転体や回転検出部材等の各部材の寸法誤差や組付誤差等で回転検出部材の初期位置がスプールの軸周り方向にずれていたとしても、上記のように、第1規制手段はスプールに対して同軸的なリング状であるため、確実に第1規制手段の内周部に回転検出部材を当接させることができる。これにより、第1回転体や回転検出部材等の各部材の寸法精度等を厳格に設定しなくてもよく、部品コスト等の軽減に大きく寄与する。
以上説明したように、本発明に係るウエビング巻取装置では、エンドロックの発生を防止できると共に、円滑に通常動作に復帰でき、エンドロック発生を防止するための機構の動作性が高い。
<本実施の形態の構成>
図2には、本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置10の全体的な構成の概略が分解斜視図により示されている。
この図に示されるように、ウエビング巻取装置10はフレーム12を備えている。フレーム12は、例えば、略車両左右方向に沿って厚さ方向とされた板状の背板14を備えており、背板14がボルト等の締結手段により、例えば、センターピラーの下端部近傍にて車体に固定されることで、本ウエビング巻取装置10が車体に取り付けられる構造になっている。略車両前後方向に沿った背板14の幅方向一端からは、脚板16が車幅方向(略車両左右方向)内方側へ向けて屈曲形成されている。また、背板14の幅方向他端からは、脚板18が脚板16と同方向に屈曲形成されている。
脚板16と脚板18との間には、スプール20が設けられている。スプール20は、脚板16と脚板18との対向方向に沿って軸方向の略円筒形状に形成されている。スプール20には挿通孔22が形成されている。挿通孔22は、両端がスプール20の外周部にて開口しており、その開口形状はスプール20の軸方向に沿って長手のスリット状とされている。挿通孔22は、スプール20の軸心部分を貫通する貫通孔24を回避するように形成されており、挿通孔22の一方の開口端からは長尺帯状のウエビングベルト26の長手方向基端側が挿通される。
ウエビングベルト26の長手方向基端部には、幅方向に貫通した筒状部28が形成されており、挿通孔22を通過した筒状部28の内側には抜け止めシャフト30が配置されることでウエビングベルト26をその先端側へ引っ張った際にウエビングベルト26の基端側が挿通孔22から抜け出ることを防止している。このように挿通孔22からの抜け止めがなされたウエビングベルト26は、スプール20が自らの軸周り方向一方の巻取方向に回転することでスプール20の外周部に基端側から層状に巻き取られて収納される。
一方、貫通孔24の内側には、スプール20の軸方向に沿って長手方向とされた棒状のトーションシャフト32が配置されている。トーションシャフト32は、脚板18側でスプール20の内側に軸周り方向の回り止めされた状態でスプール20に連結されている。さらに、トーションシャフト32の脚板18側の端部は、脚板18を貫通してフレーム12の外方へ突出している。
また、脚板18の外側にはスプリングカバー34が配置されている。スプリングカバー34は、脚板18側へ向けて開口した箱状で、ねじ等の締結手段やスプリングカバー34又は脚板18に形成された嵌合爪等の嵌合により、スプリングカバー34が脚板18に固定されている。スプリングカバー34の内側には渦巻きばね36が収容されている。渦巻きばね36は、渦巻き方向内側端が渦巻き方向外側端に対して上記の巻取方向とは反対の引出方向に回転変位することで付勢力が漸次増加する構造のばねで、その渦巻き方向外側端は渦巻きばね36よりもスプリングカバー34の開口側に設けられたスプリングシート38に係止されている。
スプリングシート38はスプリングカバー34に固定されており、渦巻きばね36の渦巻き方向外側端は、スプリングシート38及びスプリングカバー34を介して脚板18(フレーム12)に連結されている。また、渦巻きばね36の渦巻き方向内側端の近傍にはアダプタ40が設けられている。アダプタ40の外周一部には渦巻きばね36の渦巻き方向内側端が固定されている。さらに、アダプタ40の軸心部分にはスプリングシート38を貫通したトーションシャフト32の脚板18側の端部が嵌合固定されている。
一方、脚板16の側方にはロック機構60が設けられている。ロック機構60はセンサホルダ62を備えている。センサホルダ62は部分的に脚板16側へ向けて開口した凹形状に形成されており、センサホルダ62は脚板16に固定されている。さらに、センサホルダ62の脚板16側へ向けて開口した部分の内側には上記のカバープレート54の一部が位置している。センサホルダ62の脚板16とは反対側にはセンサカバー64が設けられている。センサカバー64には、外周部等に嵌合爪等が形成されており、センサホルダ62の所定部位に嵌合してセンサホルダ62に機械的に連結されている。
センサカバー64には、図示しない筒状の軸受部が形成されており、センサホルダ62を貫通したトーションシャフト32の他端部を回転自在に軸支している。センサホルダ62とセンサカバー64との間には第1回転体としてのVギヤ66が設けられている。Vギヤ66はセンサカバー64側へ向けて開口した浅底の円筒形状(もしくは、盆状)に形成されており、その外周部には外周部にラチェット歯が形成されている。Vギヤ66にはトーションシャフト32が貫通しており、トーションシャフト32に対して同軸的且つ一体的に回転可能にトーションシャフト32に取り付けられている。
ここで、図2におけるVギヤ66とセンサカバー64との間の構成が図1に示されている。この図1に示されるように、Vギヤ66の内側には回転検出部材としてのWパウル80が設けられている。Wパウル80は、トーションシャフト32の軸心に対して変位した位置でVギヤ66に形成された図示しない支持部にトーションシャフト32と平行な軸周りに揺動可能に軸支されている。また、Wパウル80の側方にはスプリング88が設けられており、Vギヤ66に対してWパウル80が巻取方向へ相対的に揺動すると、スプリング88がWパウル80を引出方向に付勢する。
一方、Vギヤ66のセンサカバー64側には、センサギヤ90が設けられている。センサギヤ90は本体92を備えている。本体92は円板状の底壁94と、この底壁94の外周部からVギヤ66へ延出されたリング状の周壁96とを含めて構成されている。この本体92の底壁94にはトーションシャフト32が同軸的に貫通しており、トーションシャフト32に回転自在に軸支されている。センサギヤ90の一部には図示しないリターンスプリングの一端が係止されている。このリターンスプリングの他端はセンサカバー64に係止され、センサギヤ90がトーションシャフト32周りに引出方向に回動した際には巻取方向にセンサギヤ90を付勢する。
また、本体92の周壁96の内周部には内歯のラチェット歯110が形成されている。このラチェット歯110は、図3及び図4(特に、図4)に示される初期状態からWパウル80が回動することで図5及び図6(特に、図6)に示されるようにWパウル80が係合可能とされており、ラチェット歯110にWパウル80が係合した状態では、引出方向へ回転するVギヤ66の回転力がラチェット歯110に伝えられてVギヤ66と共にセンサギヤ90が回転できる構成になっている。
一方、図1に示されるように、底壁94には、底壁94に対して同軸的なリング状の孔部が形成されている。このリング状の孔部の外側の縁部からはVギヤ66とは反対方向へ向けてリング状の外周壁100が延出されており、更に、孔部の内側の縁部からはVギヤ66とは反対方向へ向けてリング状の内周壁102が延出されている。また、底壁94とは反対側の外周壁100の端部と内周壁102の端部とはリング底壁103により繋がっている。
外周壁100と内周壁102との間には第1規制手段としての規制リング104が収容されている。規制リング104の外周部には規制リング104の中心軸線周りに所定角度毎にガイド片106が形成されている。これらのガイド片106に対応して外周壁100には矩形のガイド孔108が形成されている。各ガイド片106は対応するガイド孔108に入り込んでおり、これにより、センサギヤ90に対する規制リング104の相対的な回転が規制されていると共に、各ガイド片106が対応するガイド孔108に案内されることでセンサギヤ90の底壁94の軸方向にスライド可能とされている。
この規制リング104に対応して上記のWパウル80からはセンサギヤ90の底壁94へ向けて係合ピン112が突出形成されている。図3及び図4(特に図3)に示される状態から図7及び図8(特に図7)に示される状態までガイド片106がガイド孔108に案内されて規制リング104がVギヤ66の方向へスライドした場合に、Wパウル80がラチェット歯110に噛み合う方向へ揺動しようとすると、図7及び図8に示されるように、Wパウル80がラチェット歯110に噛み合うよりも先に係合ピン112が規制リング104の内周部に当接し、これにより、この状態ではWパウル80がラチェット歯110に噛み合うことができない。
一方、図1に示されるように、センサギヤ90の本体92にはVギヤ66側へ向けて長手の押圧部148が形成されている。この押圧部148のVギヤ66とは反対側の端部にはシャフト150が突出形成されており、連結爪152がトーションシャフト32の軸方向と平行(同方向)な軸周りに回動可能に押圧部148に軸支されている。連結爪152は回動することで上記のVギヤ66の外周部に対して接離し、Vギヤ66の外周部に連結爪152が接近して係合した状態でVギヤ66が引出方向に回転しているのであれば、引出方向へのVギヤ66の回転が連結爪152を介してセンサギヤ90に伝わり、センサギヤ90がVギヤ66と共に引出方向に回転する。
さらに、連結爪152の下方には、図2に示される加速度検出手段としての加速度センサ158が設けられている。加速度センサ158に対応してセンサホルダ62にはセンサカバー64側へ開口した箱状の収容部160が形成されており、加速度センサ158は少なくともその一部が収容部160に収容されている。加速度センサ158は基台162を備えている。基台162は全体的に上下方向に厚さ方向の平板状に形成されている。基台162の上側の端面には上方へ向けて開口した湾曲面が形成されており、この湾曲面上に慣性体としての硬球164が配置されている。硬球164の上側にはセンサ爪166が設けられている。
センサ爪166は、基台162の外周一部から上方へ向けて立設された縦壁168の上端に回動可能に軸支されており、硬球164が基台162の湾曲面上を転動して昇ることでセンサ爪166が押し上げられる。センサ爪166は硬球164に押し上げられることで図1に示される連結爪152に当接して連結爪152を押し上げるように回動させる。センサ爪166の係合により回動した連結爪152の回動方向側には、上記のVギヤ66が位置しており、これにより、連結爪152がVギヤ66に噛み合う。
一方、図2に示されるように、ロック機構60は、ロック部材としてのロックパウル170を備えている。ロックパウル170は一対のシャフト172を備えている。シャフト172はスプール20の軸方向に対して平行な方向(同方向)に軸方向とされ、その一方は脚板18に形成された軸受孔(図示省略)に回動自在に軸支されており、他方のシャフト172はギヤケース52に形成された軸受孔174に回動自在に軸支されている。シャフト172にはパウル部176が形成されている。
パウル部176はシャフト172の軸方向に沿って厚さ方向の板状部材で、その外周一部には外歯のラチェット歯が形成されている。シャフト172の回動半径方向に沿ったパウル部176の側方にはロックベース178が設けられている。ロックベース178は嵌挿部180を備えている。嵌挿部180は円柱形状に形成されており、スプール20の貫通孔24の他端部にスプール20に対して同軸的に回転自在に嵌挿されている。
嵌挿部180ひいてはロックベース178には、トーションシャフト32が回り止めされた状態で同軸的に貫通しており、トーションシャフト32に対して同軸的且つ一体的に回転する。嵌挿部180の脚板16側にはラチェット部182が一体形成されている。ラチェット部182は、嵌挿部180に対して同軸的に形成されており、その外周部にはラチェット歯が断続的に形成されている。
上記のロックパウル170は、シャフト172が巻取方向に回動することで、パウル部176のラチェット歯がラチェット部182のラチェット歯に噛み合う。このパウル部176とラチェット部182との噛合状態では、ラチェット部182、ひいてはロックベース178の引出方向への回転が規制される。また、パウル部176には図1に示されるセンサギヤ90の押圧部148が対応しており、センサギヤ90の本体92が引出方向に回動すると、押圧部148がパウル部176を押圧し、ロックパウル170を巻取方向に回動させる構造になっている。
一方、図1に示されるように、センサギヤ90のVギヤ66とは反対側には、第2回転体としてのカムプレート200が配置されている。カムプレート200は略円板状に形成されており、トーションシャフト32に回転自在に軸支されている。
また、カムプレート200の中心から半径方向外方に変位した位置には円孔202が形成されており、減速手段としての減速ギヤ204がスプール20と平行な軸周りに回転自在に軸支されている。減速ギヤ204はギヤ部206を備えている。ギヤ部206は外歯の平歯車で、カムプレート200のセンサギヤ90とは反対側に位置している。ギヤ部206に対応してトーションシャフト32の先端側にはギヤ208が設けられている。ギヤ208はギヤ部206よりも歯数が少なく、トーションシャフト32に対して同軸的且つ一体的に設けられてギヤ部206に噛み合っている。
また、減速ギヤ204はギヤ部210を備えている。ギヤ部210はギヤ部206に対して同軸的且つ一体的に形成されていると共に、ギヤ部206よりも歯数が十分に少ない。また、ギヤ部210はカムプレート200のセンサギヤ90側に位置しており、センサギヤ90の内周壁102の内周部に形成された内歯のギヤ214に噛み合っている。
スプール20、ひいてはトーションシャフト32が自らの軸周りに回転すると、この回転力がギヤ208、ギヤ部206、ギヤ部210、及びギヤ214に伝わることで減速され、これにより、減速ギヤ204が自らの軸周りに自転しつつトーションシャフト32周りに公転する。さらに、このように減速ギヤ204がトーションシャフト32周りに公転することで、減速ギヤ204の軸部に押圧されたカムプレート200がトーションシャフト32周りに回転する。
しかも、スプール20の回転力がギヤ208、ギヤ部206、ギヤ部210、及びギヤ214に伝わることで減速ギヤ204がトーションシャフト32周りに公転する際のスプール20の回転数に対する減速ギヤ204の回転数の比率、すなわち、減速比は、ウエビングベルト26をスプール20から全て引き出した状態である全引出状態から、それ以上スプール20でウエビングベルト26を巻き取ることができない格納状態までに要するスプール20の回転を、トーションシャフト32周りの減速ギヤ204の1回転以下になるように設定されている。
なお、以下、引出方向へのトーションシャフト32の回転に連動したカムプレート200の回転方向を「カム引出方向」と称し、巻取方向へのトーションシャフト32の回転に連動したカムプレート200の回転方向を「カム巻取方向」と称する。
また、図1に示されるように、センサギヤ90の本体92を介して概ね押圧部148とは反対側にはレバー収容部216が本体92に形成されている。レバー収容部216にはシャフト218がVギヤ66とは反対側へ向けてスプール20に対して平行に突出形成されている。
シャフト218には、ALR切替レバー220が回動可能に軸支されている。ALR切替レバー220の先端部には係止突起222が形成されている。係止突起222にはコイルスプリング224の一端が係止されている。コイルスプリング224の他端はレバー収容部216に形成された保持突起228に係止されている。
ALR切替レバー220は、例えば、シャフト218での軸支部分と保持突起228との間に係止突起222が位置した状態をALR切替レバー220の中立位置とされ、中立位置を境として、シャフト218周りにセンサギヤ90の回転軸心側への回動方向である係合方向や、この係合方向とは反対の離脱方向にALR切替レバー220が回動すると、コイルスプリング224の付勢力がその回動方向側へALR切替レバー220を付勢して更に回動させる。
また、図1に示されるように、ALR切替レバー220の先端からはVギヤ66側へ向けて連結爪230が形成されている。連結爪230はスプリング保持部226とレバー収容部216との間を通過してVギヤ66の外周部の側方に位置しており、ALR切替レバー220がシャフト218周りにセンサギヤ90の回転軸心側(すなわち、トーションシャフト32側)へ回動すると、Vギヤ66に連結爪230が噛み合う。
一方、ALR切替レバー220の先端からはカムプレート200の回転軸心側へ向けて当接部232が形成されている。当接部232に対応してカムプレート200のセンサギヤ90とは反対側の面にはカム突起234とカム壁236が形成されている。
カム突起234はカム巻取方向側で且つALR切替レバー220の先端側から当接部232に当接可能に形成されており、全引出状態直前までスプール20、ひいてはトーションシャフト32が回転すると当接部232にカム突起234が当接する。これに対して、カム壁236は、ALR切替レバー220が係合方向側へ回動した状態での当接部232に対してカム引出方向側から当接可能に形成されている。しかも、格納状態又はその直前の状態までスプール20、ひいてはトーションシャフト32が回転すると当接部232にカム壁236が当接する。
一方、カムプレート200には第2規制手段としてのストッパ238が設けられている。ストッパ238はカムプレート200の外周部からセンサギヤ90に側へ延出された板状部で、格納状態に対応したカムプレート200の回転位置では、上記の連結爪152の係合ピン240にストッパ238が対向するようにカムプレート200におけるストッパ238の形成位置が設定されている。ストッパ238と係合ピン240との対向状態では、連結爪152がVギヤ66の外周部側へ回動しようとすると、係合ピン240にストッパ238が干渉して連結爪152の回動を規制する。
また、カムプレート200のセンサギヤ90側の面には、リング状のリブ212がカムプレート200に対して同軸的に形成されている。リブ212はセンサギヤ90の周壁96と外周壁100との間に入り込む。リブ212の内周部には螺旋溝242が形成されている。この螺旋溝242に対応して上記のガイド片106のうちの1つからは、規制リング104の半径方向外方へ向けて突起244が突出形成されている。図3、図5、図7に示されるように、突起244は螺旋溝242に入り込んでいる。上記のように、ガイド片106がガイド孔108に入り込むことで回り止めされている規制リング104はリブ212が回転することで突起244が螺旋溝242に案内されてリブ212の軸方向、すなわち、センサギヤ90の底壁94軸方向にスライドする構成になっている。
また、螺旋溝242は、カム巻取方向にカムプレート200が回転した際に、規制リング104がVギヤ66側へスライドし、しかも、係合ピン240にストッパ238が対向するカムプレート200の回転位置で規制リング104が最もVギヤ66側に位置するように形成されている。
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本ウエビング巻取装置10の作用並びに効果について説明する。
本ウエビング巻取装置10では、スプール20に巻き取られた状態のウエビングベルト26を渦巻きばね36の付勢力に抗して先端側へ引っ張ると、ウエビングベルト26が引き出されつつスプール20が引き出し方向に回転する。
このようにして引き出されたウエビングベルト26を乗員の身体に掛け回し、例えば、ウエビングベルト26の長手方向中間部に設けられたタングプレートを車両の座席の側方に設けられたバックル装置に保持させることで乗員の身体に対するウエビングベルト26の装着状態となり、乗員の身体がウエビングベルト26により拘束される。このようなウエビングベルト26の装着状態で、車両が急減速状態になり、これによって硬球164が転動すると、硬球164によってセンサ爪166が押し上げられる。このようにして押し上げられたセンサ爪166は、センサギヤ90の連結爪152に係合して連結爪152を押し上げるように回動させる。これにより、連結爪152がVギヤ66に噛み合う。
一方、車両が減速した際の慣性で、乗員の身体が略車両前方側へ移動すると、乗員の身体によりウエビングベルト26が急激に引っ張られる。このように、ウエビングベルト26が急激に引っ張られることで、スプール20に引出方向への回転力が急激に付与される。基本的には、スプール20が引出方向に回転することで、トーションシャフト32、ひいては、Vギヤ66が引出方向に回転すると、Wパウル80がVギヤ66と共に引出方向に回転する。
但し、上記のようにスプール20が急激に引出方向に回転した場合にWパウル80は、慣性によって回転せずにその位置で留まろうとする。これにより、Wパウル80はスプリング88の付勢力に抗して揺動する。これにより、Wパウル80がセンサギヤ90の周壁96の内周部に接近し、図6に示されるように、センサギヤ90の周壁96の内周部に形成されたラチェット歯110に噛み合う。
Wパウル80がラチェット歯110に噛み合うことで、トーションシャフト32、Vギヤ66、及びWパウル80を介して引出方向へのスプール20の回転力がセンサギヤ90に伝えられ、センサギヤ90がVギヤ66と共に引出方向に回転する。これにより、センサギヤ90の押圧部148が係合ピン154へ接近し、係合ピン154を押圧して連結爪152を押し上げる。これにより、Vギヤ66に連結爪152が噛み合う。
以上のように、連結爪152がVギヤ66に噛み合うと、トーションシャフト32、Vギヤ66、連結爪152を介してセンサギヤ90にスプール20の引出方向への回転力が伝えられ、これにより、センサギヤ90が引出方向に回転する。
センサギヤ90がリターンスプリングの付勢力に抗して一定角度引出方向に回転すると、センサギヤ90に設けられた押圧部148がロックパウル170のパウル部176を押圧して、シャフト172周りにパウル部176を回動させる。このようにシャフト172周りにパウル部176が回動すると、パウル部176がロックベース178のラチェット部182に噛み合い、ロックベース178、ひいてはスプール20の引出方向への回転を規制する。これにより、略車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体をウエビングベルト26によって確実に拘束して保持できる。
一方、本ウエビング巻取装置10を搭載した車両の座席にウエビングベルト26によってチャイルドシートを固定する場合には、ウエビングベルト26が全て引き出される。
このようにウエビングベルト26を引き出してスプール20を引出方向に回転させると、トーションシャフト32が引出方向に回転し、このトーションシャフト32の回転に連動して減速ギヤ204がカム引出方向に回転し、この減速ギヤ204の軸部に押圧されたカムプレート200がカム引出方向に回転する。
このようにカム引出方向にカムプレート200が回転すると、カム突起234がカム巻取方向側から離脱位置にあるALR切替レバー220の当接部232に接近する。次いで、スプール20に巻き取られているウエビングベルト26が全て引き出される直前の回転位置にスプール20、ひいてはトーションシャフト32が到達すると、カム突起234が当接部232に当接する。
この状態で更に引出方向にスプール20が回転すると、カム突起234が当接部232を押圧して、コイルスプリング224の付勢力に抗して中立位置よりも係合方向側へALR切替レバー220を回動させる。但し、この状態では、連結爪230がVギヤ66に噛み合う位置までALR切替レバー220が回動していない。
このように、ウエビングベルト26が全量引き出された状態で座席上に載置されたチャイルドシートの所定部位にウエビングベルト26が掛け回される。この状態でタングプレートをバックル装置に係合させてタングプレートを保持させ、更に、ウエビングベルト26の弛み分をスプール20に巻き取らせることでチャイルドシートがウエビングベルト26に保持されて座席上にチャイルドシートが固定される。
上記のように、ウエビングベルト26の弛み分をスプール20に巻き取らせることでスプール20が巻取方向に回転すると、コイルスプリング224の付勢力でALR切替レバー220が係合方向に更に回動する。これにより、連結爪230がVギヤ66に噛み合う。
したがって、この状態でスプール20が引出方向に回転すると、センサギヤ90がVギヤ66と共に引出方向に回動する。センサギヤ90が引出方向に回動すると、ロックパウル170のパウル部176が押圧部148によって押圧され、シャフト172周りにパウル部176が回動させられる。これにより、パウル部176がロックベース178のラチェット部182に噛み合い、ロックベース178、ひいてはスプール20の引出方向への回転が規制される。
このように、スプール20の引出方向への回転が規制されることでウエビングベルト26の引き出しが規制されるため、チャイルドシートを締め付けて固定しているウエビングベルト26が緩むことがなく確実に座席上にチャイルドシートを固定できる。
一方、バックル装置によるタングプレートの保持を解除させ、乗員の身体に対するウエビングベルト26の装着状態を解消すると、渦巻きばね36の付勢力でスプール20が巻取方向に回転し、これにより、ウエビングベルト26がスプール20に巻き取られて格納される。
このように、スプール20が巻取方向に回転し、これに連動してカムプレート200がカム巻取方向に回転すると、リブ212に形成された螺旋溝242と外周壁100に形成されたガイド孔108とに案内されて規制リング104がVギヤ66の側へスライドする。スプール20によるウエビングベルト26を巻き取りが終了した際には、スプール20が反動で引出方向へ僅かに回転するが、ウエビングベルト26を巻き取りが終了するまでスプール20が巻取方向に回転すると、規制リング104が最もVギヤ66側に移動する。
このため、スプール20が上記の反動で引出方向に回転することで、ラチェット歯110に噛み合う方向へWパウル80が揺動すると、図8に示されるように、ラチェット歯110にWパウル80が噛み合う前にWパウル80の係合ピン112が規制リング104の内周部に当接する。このため、この状態では、Wパウル80がラチェット歯110に噛み合うことができず、上記の反動でスプール20が引出方向に回転しても、この引出方向への回転力がセンサギヤ90に伝えられることがない。これにより、ウエビングベルト26の巻き取り終了時に、ロックパウル170のパウル部176がロックベース178のラチェット部182に噛み合ってスプール20の引出方向への回転が規制される所謂「エンドロック」が生じることがない。
また、ウエビングベルト26の巻き取りが終了するまでスプール20が回転すると、カムプレート200に形成されたストッパ238が上記の連結爪152の係合ピン240に対向する。この状態では、連結爪152がVギヤ66の外周部側へ回動しようとすると、係合ピン240がストッパ238に干渉され、これにより、連結爪152の回動が規制される。このため、この状態では、仮に、センサ爪166が連結爪152の側へ回動して連結爪152を押し上げようとしても、連結爪152は回動することがなく連結爪152がVギヤ66に噛み合うことがない。このため、これによってもスプール20の引出方向の回転力がセンサギヤ90に伝えられることはなく、ウエビングベルト26の巻き取り終了時に、ロックパウル170のパウル部176がロックベース178のラチェット部182に噛み合ってスプール20の引出方向への回転が規制される所謂「エンドロック」が生じることがない。
さらに、例えば、Vギヤ66やWパウル80等の各部材の寸法誤差や組付誤差等で、スプール20によるウエビングベルト26の巻き取りが終了時におけるVギヤ66の回転位置やWパウル80の位置に製品毎の誤差が生じることがある。しかしながら、本実施の形態では、規制リング104はリング状で、この規制リング104の内周部にWパウル80の係合ピン112を当接させることによりラチェット歯110に噛み合う方向へWパウル80が揺動を規制する構成である。
このため、ウエビングベルト26の巻き取りが終了時におけるVギヤ66の回転位置やWパウル80の位置に製品毎の誤差が生じた際には、規制リング104の内周部における係合ピン112の当接位置に誤差は生じるが、規制リング104の内周部に係合ピン112の当接することには変わりない。このため、上記のような誤差が生じていてもラチェット歯110に噛み合う方向へWパウル80が揺動を規制リング104で確実に規制できる。このため、Vギヤ66やWパウル80等の各部材の寸法精度や組付誤差等を厳格に設定しなくてもよく、部品コストを軽減できる。
さらに、リング状に形成された規制リング104の内周部に係合ピン112が当接することでWパウル80がラチェット歯110に噛み合うことを規制する構成である。すなわち、本実施の形態では、Wパウル80がラチェット歯110に噛み合うことを規制する際に、係合ピン112が規制リング104の内周部に当接した後にWパウル80が元の状態に戻ることを阻害する力や、規制リング104の軸方向の移動を阻害する力がはたらくことはない。このため、係合ピン112が規制リング104の内周部に当接した後にWパウル80は確実に元の状態に戻ることができ、また、スプール20が再度引出方向に回転すれば、Vギヤ66から離間する方向へ規制リング104は確実に移動できる。このため、エンドロックの発生を防止する状態から元の通常動作の状態に戻る際の動作性が極めて高い。
本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置の全体構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置の要部の構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置の要部の構成を示す正面断面図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置の要部の構成を示す側面断面図である。 回転検出部材が移動した状態を示す図3に対応した正面断面図である。 回転検出部材が移動した状態を示す図4に対応した側面断面図である。 第1規制手段による回転検出部材の移動規制状態を示す図3に対応した正面断面図である。 第1規制手段による回転検出部材の移動規制状態を示す図4に対応した側面断面図である。
符号の説明
10 ウエビング巻取装置
20 スプール
26 ウエビングベルト
66 Vギヤ(第1回転体)
80 パウル(回転検出部材)
104 規制リング(第1規制手段)
158 加速度センサ(加速度検出手段)
170 ロックパウル(ロック部材)
200 カムプレート(第2回転体)
238 ストッパ(第2規制手段)

Claims (3)

  1. 巻取方向に回転することで、長尺帯状のウエビングベルトを基端側から巻き取って収納するスプールと、
    前記スプールに対して相対回転可能に設けられると共に、前記スプールに対して追従回転可能に前記スプールに連結された第1回転体と、
    作動することで前記巻取方向とは反対の引出方向への前記スプールの回転を規制するロック部材と、
    所定以上の速さで前記引出方向へ前記第1回転体が回転した際に前記スプールの軸方向に対して平行な軸周りに回動して前記ロック部材を作動させる回転検出部材と、
    前記スプールの回転に連動して前記スプールの軸方向に移動し、前記ウエビングベルトの巻取を終了した状態又は前記ウエビングベルトの巻取を終了する直前の状態まで前記スプールが前記巻取方向に回転した際に、前記所定方向への前記回転検出部材の変位を規制する第1規制手段と、
    を備えるウエビング巻取装置。
  2. 車両急減速時の慣性力によって移動して前記第1回転体を前記ロック部材に繋ぎ、前記引出方向への前記第1回転体の回転力で前記ロック部材を作動させる加速度検出手段と、
    前記スプールから全て前記ウエビングベルトが引き出された全引出状態から、前記スプールへの前記ウエビングベルトの巻き取りが終了した格納状態までの前記スプールの回転が1回転以下の回転に減速されて伝えられ、前記スプールに対して同軸的に相対回転すると共に、前記第1規制手段が係合し、回転することで前記スプールの軸方向に前記第1規制手段を移動させる第2回転体と、
    前記第2回転体に設けられ、前記格納状態での前記スプールの回転位置に対応した回転位置に前記第2回転体が到達した状態で前記加速度検出手段の移動を規制する第2規制手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のウエビング巻取装置。
  3. 前記スプールに対して同軸的なリング状に前記第1規制手段を形成すると共に、所定方向へ変位しようとする前記回転検出部材が前記第1規制手段の内周部に当接することで前記回転検出部材の変位が規制されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウエビング巻取装置。
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