JP3525638B2 - シートベルトリトラクタ - Google Patents

シートベルトリトラクタ

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JP3525638B2
JP3525638B2 JP22377396A JP22377396A JP3525638B2 JP 3525638 B2 JP3525638 B2 JP 3525638B2 JP 22377396 A JP22377396 A JP 22377396A JP 22377396 A JP22377396 A JP 22377396A JP 3525638 B2 JP3525638 B2 JP 3525638B2
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    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/36Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
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    • B60R22/36Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
    • B60R22/40Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency responsive only to vehicle movement
    • B60R2022/401Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency responsive only to vehicle movement with adjustable sensor
    • B60R2022/402Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency responsive only to vehicle movement with adjustable sensor automatically adjustable to keep a vertical position, e.g. irrespective of seat or vehicle tilting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/18Anchoring devices
    • B60R22/26Anchoring devices secured to the seat

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に設けられる
シートベルト装置のリトラクタに係り、特に座席の背も
たれ部(シートバック)に組み込むのに好適なシートベ
ルトリトラクタに関する。
【0002】
【従来の技術】シートバックにシートベルトリトラクタ
を組み込むと、センターピラーにシートベルト取り回し
用の部材を設けることが不要となるなどの各種の長所が
得られる。
【0003】このシートベルトリトラクタは、車両に加
えられた所定値以上の加速度によりリールをロックする
ロック機構を備えている。シートベルトリトラクタをシ
ートバックに組み込んだ場合、シートバックの傾き変更
に伴ってシートベルトリトラクタが傾いてシートベルト
がロック状態となることを防ぐ機構が必要となる。
【0004】このような機構を組み入れたシートベルト
リトラクタがヨーロッパ特許351551号に記載され
ている。
【0005】第25図は同号特許のシートベルトリトラ
クタの構成図であり、フレーム200に回転可能に保持
されたリールをロックさせるために、ギヤホイル202
を有するロック起動機構204が設けられている。この
ロック起動機構204はロック機構(図示せず)の一部
を構成している。
【0006】このギヤホイル202の歯206に対峙し
て加速度センサ208が設けられている。この加速度セ
ンサ208は、傾き得るように自立したウェイト210
と、該ウェイト210を保持するケース212と、該ウ
ェイト210に重なったレバー214と、アクチュエー
タ215とを備えている。該レバー214の後端がケー
ス212に支持されている。アクチュエータ215はそ
の後端がフレーム200に回転可能に支持されている。
ウェイト210が傾くとレバー214の先端側がはね上
げられ、それによってさらにアクチュエータ215の先
端215aがはね上げられ、アクチュエータ215の先
端が歯206に係合し、ロック起動機構204が作動
し、その結果、ロック機構(図示せず)が作動する。
【0007】このケース212は軸218によって揺動
可能に支持されている。このケース212に、鉛直方向
姿勢をとらせるための重り220が取り付けられてい
る。この重り220は扇形であり、外周に沿ってラック
222が設けられている。このラック222に対し接触
子224がネジリバネ226によって押し付けられてい
る。この接触子224はバー228回りに回転可能であ
る。
【0008】シートバックが傾くと、重り220が鉛直
方向姿勢をとるように軸218回りに回転し、これによ
ってケース212も鉛直方向姿勢をとる。接触子224
がラック222に当ることにより、重り220の揺れが
防止される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシートベル
トリトラクタにおいては、重り220に大きな加速度が
加えられると、接触子224とラック222とが滑り、
重り220が動き、この際接触子224とラック222
との摺り音が発生する。シートバック内に組み込まれた
シートベルトリトラクタは、乗員の耳に近いため、この
摺り音がかなり耳障りとなる。
【0010】本発明は、このような異音の発生がないシ
ートベルトリトラクタを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のシートベルトリ
トラクタは、シートベルトを巻き取るためのリールと、
所定以上の加速度が加えられたときに該リールの回転を
阻止するロック機構とを備え、該ロック機構は、該加速
度によって傾き該ロック機構を作動させるウェイトと、
該ウェイトを保持している揺動可能なケースと、該ケー
スの揺動を阻止するように該ケースを保持するケース保
持手段とを有しているシートベルトリトラクタにおい
て、該ケース保持手段は、前記ロック機構がロック作動
すると前記ケースの保持を解除するものであることを特
徴とするものである。
【0012】かかるシートベルトリトラクタにあって
は、ロック機構が作動するような大きな加速度が加えら
れると、ケース保持が解除される。それ以外のときはケ
ースは揺動せず、異音は発生しない。
【0013】このケース保持手段は、前記ケースを挟ん
で前記リールの軸心と反対側に配置された第1係合部
と、該ケースに設けられており、該第1の係合部と係合
可能な第2係合部と、該第1係合部を前記ロック機構の
ロック作動時に第2係合から遠ざけて係合解除する係
合解除手段とを備えたものが好ましい。
【0014】この係合解除手段は、前記リールと同軸に
設けられた、直径を変更可能なホイル部材と、該ホイル
部材の外周に対峙した対峙部材とを備え、該対峙部材が
前記第1係合部に連なっており、該ホイル部材が直径を
拡大させた場合に該対峙部材がリール軸心から遠ざかる
方向に押圧されて移動し、これによって前記第1係合部
が前記第2係合部から遠ざかって係合解除するものが好
ましい。
【0015】前記ホイル部材は、前記リールと一体に回
動するラチェットホイルと、該ラチェットホイルの外周
部に、該ラチェットホイルの外周縁から突出した姿勢を
とりうるようにラチェットホイルの板面と垂直な支軸に
よって回動自在に支持された複数のラチェットとを備え
ているものが好ましい。
【0016】このラチェットホイルの外周に、該ラチェ
ットによってラチェットホイルの軸心から離反する方向
に押圧される前記対峙部材が配置されていることが好ま
しい。
【0017】この対峙部材は、前記ラチェットホイルの
外周に沿って円弧状に延在するプレートであり、弾性部
材によってラチェットホイルの中心に向う方向に付勢さ
れていることが好ましい。
【0018】この第1係合部は、ラチェットホイルの中
心に対して等半径位に延在する円弧状の凹曲面と、この
凹曲面に形成された雌形のラックとからなり、前記第2
係合部は、該ラックに係合する雄形のラックよりなるこ
とが好ましい。
【0019】前記ケースは、前記ラチェットホイルの軸
心回りに揺動自在であり且つ該ラチェットホイルの径方
向に延在している径方向部を有した部材に支持され、こ
れによってラック同士の係合が解除されたときに該ケー
スがラチェットホイルの軸心線の鉛直下方位置を占める
ように移動可能となっていることが好ましい。
【0020】前記リールはフレームに対し回転可能に支
持されており、前記ケースは該フレームに対し揺動可能
に軸支されていることが望ましい。
【0021】また、該ケースを鉛直方向姿勢とするため
の重錘が該ケースに設けられていることが好ましい。
【0022】この重錘は円弧状の底部外面を有してお
り、この重錘の底部外面に第2係合部として雄形のラッ
クが設けられており、前記第1係合部として、該ラック
に係合する突片が該ラックに対峙して設けられており、
この突片が前記プレートに対して連なっていることが好
ましい。
【0023】本発明においては、上記のラチェットホイ
ルと対峙して中間ホイルが設けられていることが好まし
い。
【0024】この中間ホイルは、加速度センサの検知加
速度が所定値よりも小さいときには加速度センサに拘束
されることなくラチェットホイルと共に回転するもので
ある。この中間ホイルのラチェットホイル対峙面の周縁
部には、前記ラチェットの内周側の部分に当接するラチ
ェットガイドピンが突設されている。
【0025】かかる中間ホイルを有する場合、加速度セ
ンサが所定値よりも大きな回転を検知すると該中間ホイ
ルの回転が阻止され、ラチェットに当接していたラチェ
ットガイドピンによってラチェットが外方に開き出す。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
について説明する。第1〜20図は実施の形態に係るシ
ートベルトリトラクタの構成を示す。
【0027】第1図の通り、フレーム10は平行な1対
の側壁部12、14と、これら側壁部12、14を連絡
する背板部16とを有している。このフレーム10にシ
ートベルト18を巻き取るためのリール20と該リール
20の緊急時のロック機構22が設けられている。
【0028】両側壁部12、14には同軸上に支持孔2
6、28が形成され、両孔26、28の内周に歯26
a、28aが設けられている。
【0029】リール20の第1図の左端面中心から突出
したシャフトにブッシュシャフト50aを介してリター
ンスプリング24の中心端が連結されている。このリタ
ーンスプリング24の外周端はカバー25a、25bを
介して側壁部12に固定されている。シートベルト18
を引き出すと、このリターンスプリング24を蓄力する
方向にリール20が回転する。シートベルト18から手
を離すと、リターンスプリング24の付勢力によりリー
ル20が回転し、シートベルト18が自動的にリール2
0に巻き取られる。なお、シートベルト18が引き出さ
れるときには、リール20は矢印A1方向に回転する。
【0030】リール20の両端面のフランジ30、32
にそれぞれ孔30a、32aが設けられ、この孔30
a、32aにパウルピン34が挿通されている。
【0031】このパウルピン34の第1図左端は角形と
なっており、第2、3図にも示されるように、左パウル
36の角孔36bが該パウルピン34の左端に係合し、
ネジ40によって固定されている。
【0032】パウルピン34の右端近傍に右パウル38
の後端側の円形孔38bが回動自在に嵌合している。
【0033】各パウル36、38は、前記フレーム10
の歯26a、28aに噛み合ってリール20のベルト引
き出し方向の回転を阻止する歯36a、38aを備えて
いる。右パウル38の先端側からは、リール20から離
れる方向にガイドピン42が突設されている。
【0034】前記パウルピン34の第1図の右端にはパ
ウルピン34の長手方向と直交方向にアーム44が突設
され、このアーム44のこの突設方向の先端からはアー
ムガイドピン46がパウルピン34と平行方向に突設さ
れている。
【0035】前記ロック機構22は、第2〜7図にも示
される通り、リール20の右端面中心から突出したシャ
フト50に中心孔52aが回転自在に嵌合したラチェッ
トホイル52を有する。このラチェットホイル52の周
縁部には、周方向に等間隔に複数の支軸52bがホイル
板面と垂直に立設されている。この支軸52bそれぞ
れラチェット54の後端の孔54a(第8図)挿入さ
れている。
【0036】ラチェット54を支軸52bに軸支させた
後、このラチェット54をラチェットホイル52との間
で挟むように円板形の中間ホイル56を配置する。この
中間ホイル56の中心孔56aにシャフト50が挿通さ
れる。中間ホイル56の周縁部には、周方向に長い長孔
58が支軸52bと同数個だけ設けられており、各長孔
58に支軸52bの先端が入り込んでいる。
【0037】この中間ホイル56からは、揺動トリガ6
0(第9、10図)を軸支するための凸軸62が突設さ
れており、略円弧形のトリガ60の孔60aが該凸軸6
2に嵌合している。
【0038】中間ホイル56とトリガ60との間に圧縮
コイルバネ64が介在されている。即ち、中間ホイル5
6には小突起66がホイル板面と平行方向に設けられ、
トリガ60には該小突起66と対峙するように小突起6
8が突設されており、これらの小突起66、68に両端
を差し込むようにしてバネ64が配置される。孔60a
を挟んでトリガ60の小突起68と反対側の先端に歯係
合部70が設けられている。この歯係合部70は、ロッ
クリング74の内歯76に係合し、中間ホイル56の回
転を阻止する。前記圧縮コイルバネ64がトリガ60を
押圧することにより、通常時は歯係合部70が内歯76
から離反している。
【0039】このロックリング74は、該内歯76が内
周に形成された環部を有しており、この環部がホイル5
2、56の外周を囲むようにフレーム10の側壁部12
に取り付けられる。74aは、この取り付け用のボルト
の挿通孔を示す。
【0040】中間ホイル56の第1図の左側面からは、
第4、6、7、8図の如くラチェット54の外方への開
き出しを案内するラチェット案内ピン80と、該ラチェ
ット54の必要以上の外方への開き出しを阻止するとと
もにラチェット54を初期位置へ複帰させるためのラチ
ェットストップピン82とが設けられている。
【0041】ラチェット案内ピン80は、ラチェットホ
イル52に軸支されたラチェット54の内周側の面に当
接している。ラチェットストップピン82は、ラチェッ
トホイル52と中間ホイル56との回転位相差がないと
きには、第8図(a)の如く、ラチェット54の外周側
の面に当接している。
【0042】ラチェットホイル52と中間ホイル56と
の間に回転位相差がないときには、各ラチェット54は
これらのピン80、82間に挟まれており、揺動しな
い。中間ホイル56の回転が阻止された状態でラチェッ
トホイル52が第8図のA1方向(ベルト引出方向)に
回転すると、両ホイル52、56間に回転位相差が生じ
る。そして、第8図(b)のようにラチェット54はラ
チェット案内ピン80にはね上げられるようにして外方
に開き出す。そして、これにより、後述のストッパ13
0がシャフト50から離れる方向に押されて移動する。
【0043】なお、ラチェットホイル52及び中間ホイ
ル56には、それぞれ前記パウルピン34を通すための
孔84、86が設けられている。孔84は該パウルピン
34よりもごくわずかに大径の円形孔である。中間ホイ
ル56の孔86は、両ホイル52、56に回転位相差が
生じることを許容するように周方向に長い長孔となって
いる。この孔86は、中間ホイル56の中心孔56aに
対し等半径状に延在している。
【0044】中間ホイル56には、パウルピン34のア
ーム44の先端のアームガイドピン46が入り込む長孔
88が孔86に隣接して設けられ、さらに、右パウル3
8のガイドピン42が入り込む長孔90が該長孔88に
隣接して設けられている。
【0045】この長孔88、90は周方向と径方向との
間の斜め方向に延在している。具体的には、長孔88
は、孔86の直近では該孔86と中間ホイル中心孔56
aに対し等半径位であり、孔86から離れるに従って中
心孔56aから離れる方向に延在している。長孔90
も、長孔88から離れるほど中心孔56aから離れる方
向に傾いている。
【0046】このように、孔(長孔)86が中心孔56
aから等半径状に延在し、長孔88が斜めに設けられて
いるところから、中間ホイル56が停止しラチェットホ
イル52がA方向(ベルト引出方向)に回転すること
により両ホイル52、56間に回転位相差が生じると、
パウルピン34がA方向に長孔86内を移動する。そ
して、長孔88にアームガイドピン46が係合している
アーム44は、このパウルピン34の移動に伴って中心
孔56a(シャフト50)から離れる方向に移動し、パ
ウルピン34が該パウルピン34の軸心回りに第2〜6
図のP方向に回転する。これにより、左パウル36が
該パウルピン34と一体にP方向に回転し、その歯3
6aがフレーム10の歯26aに係合する。
【0047】また、長孔90も長孔88と同様に傾いて
いるため、中間ホイル56が停止し、ラチェットホイル
52がA方向に回転することにより両ホイル52、5
6間に回転位相差が生じる場合、右パウル38のガイド
ピン42が長孔90内を長孔88から離れる方向に移動
し、ガイドピン42がシャフト50から離れる方向に移
動する。これにより、右パウル38は、パウルピン34
を回動中心として先端側がシャフト50から離れるP
方向に回転し、その歯38aがフレーム10の歯28a
に係合する。
【0048】このように、左右のパウル36、38が歯
26a、28aに係合することにより、リール20の回
転が阻止され、ベルトの引出しが阻止される。なお、左
右のパウル36、38は、一方のパウルが時間的に先に
歯26a、28aの一方に係合し、それから少し遅れて
他方のパウルが歯26a、28aの他方に係合するよう
に構成されている。
【0049】このように係合に時間差をもたせることに
より、パウル36、38が確実にフレーム10の歯26
a、28aに係合する。
【0050】ところで、ラチェットホイル52の中心孔
52aはシャフト50に嵌合しているのであるが、孔8
4にパウルピン34が挿通されることにより、ラチェッ
トホイル52はリール20と常に一体となって回転し、
両者の間に回転位相差は生じない。
【0051】中間ホイル56は、その中心孔56aがシ
ャフト50に嵌合して、リール20及びラチェットホイ
ル52とは回転位相差が生じうるようになっている。そ
して、この回転位相差を無くす方向に該中間ホイル56
を付勢するためのコイルバネ94がリール20のフラン
ジ30の凹所96内に設けられている。
【0052】中間ホイル56のリール20側の板面から
は、第3、4、6図のように突片98が板面と垂直方向
に突設されている。この突片98は、ラチェットホイル
52の窓孔100を通って凹所96内に差し込まれ、バ
ネ94と凹所96の内壁96a(第4図)との間に挿入
されている。
【0053】揺動トリガ60とロックリング内歯76と
の係合により中間ホイル56が回転停止され、これによ
ってリール20及びラチェットホイル52と中間ホイル
56との間に回転位相差が発生した場合、このバネ94
が押し縮められる。中間ホイル56をロックする(回転
阻止する)力が解除されると、バネ94の付勢力により
ホイル52、56の回転位相差が解消するように中間ホ
イル56が回転する。
【0054】シャフト50は、中間ホイル56の中心孔
56a内に挿入されているのであるが、第11〜13図
のようにこのシャフト50の先端にギヤホイル104の
中心孔104aが回転自在に係合している。
【0055】このギヤホイル104は、外周面に歯10
4bを備えており、この歯104bに加速度センサ10
6のレバー108の先端が係合可能とされている。
【0056】第13図の通り、このセンサ106は、ケ
ース110内にウエイト(重り)112を傾転可能に自
立配置したものであり、該ウエイト112がレバー10
8の長手方向の中間の下面に当接している。レバー10
8は、その基端がケース110に枢支されており、ウエ
イト112が傾くとレバー108先端が上方に押し上げ
られ、該レバー108先端が歯104bに係合する。レ
バー108先端が歯104bに係合すると、ギヤホイル
104の回転が阻止される。
【0057】第11、12図の通り、このギヤホイル1
04の内側にクラッチホイル116が配置されている。
このクラッチホイル116の外周に沿って延在するよう
に、円弧状に湾曲したC字形バネ118が該クラッチホ
イル116に取り付けられている。なお、このバネ11
8の両端は求心方向に折曲されており、この両端部がク
ラッチホイル116のリール20側の板面の突起116
aに係止されている。
【0058】このC字形バネ118の円弧状部分がクラ
ッチホイル116の外周縁よりも外方にハミ出し、ギヤ
ホイル104の内周面に弾性的に接触している。
【0059】ギヤホイル104がレバー108によって
回転阻止されていないときには、クラッチホイル116
は該バネ118の摩擦力によってギヤホイル104と一
体的に回転する。ギヤホイル104がレバー108によ
って回転阻止されたときには、クラッチホイル116は
ギヤホイル104から摩擦力を受けながら回転可能であ
る。
【0060】第12図の通り、このクラッチホイル11
6のリール20側(中間ホイル56側)の板面からは起
動ピン120が板面と垂直に突設されている。この起動
ピン120は、第12図(b)のように前記トリガ60
の歯係合部70近傍の側面に当接している。
【0061】第13図の通り、シャフト50の先端にブ
ッシュ122が取り付けられ、該ブッシュ122に揺動
自在なセンサホルダ124が支持されている。
【0062】このセンサホルダ124は、ブッシュ12
2に上端の支持孔126aが嵌合した長プレート状の径
方向部126と、該径方向部126の下端側に一体的に
設けられたセンサ保持部128とからなる。このセンサ
保持部128の底部の下向き面は円弧状に凸に湾曲し、
第2係合部としての雄ラック128aが形成されてい
る。
【0063】前記ロックリング74には、径方向に進退
可能にセンサ位置決め用のストッパ130が設けられて
いる。即ち、ロックリング74環部の下部からは1対の
側壁部132が延設され、この1対の側壁部132、1
32間に略長方形枠状のストッパ130が摺動自在に嵌
合されている。このストッパ130の底部の上向き面
円弧状に凹に湾曲し、第1係合部としての雌ラック13
0aが形成されている。この雌ラック130aは前記雄
ラック128aと係合可能である。
【0064】ストッパ130の上部の上向き面は円弧状
に凹に湾曲している。このストッパ130の上部の上向
面は前記ラチェットホイル52及びラチェット54と
対峙している。ストッパ130はバネ136によってラ
チェットホイル52に接近するよう上方に付勢されてい
る。
【0065】ストッパ130がこのように上方に付勢さ
れることにより、該ストッパ130の上部の上向き面は
ラチェットホイル52及びラチェット54と摺動するよ
うになる。この摺動抵抗を無くすために、ストッパ13
0の上面に固体潤滑材層(図示略)が形成される。
【0066】なお、ロック機構22全体に被さるように
カバーケース134(第1図)がフレーム10の側壁部
14に装着されている。
【0067】このように構成されたシートベルトリトラ
クタの作動について説明する。
【0068】車両が通常状態(例えば停止状態又は定速
走行状態)においては、加速度センサ106のウエイト
112は自立しており、レバー108の先端はギヤホイ
ル104の歯104bから離れている。従って、シート
ベルト18を引き出すと、リール20及びシャフト50
は、ラチェットホイル52、中間ホイル56、ギヤホイ
ル104及びクラッチホイル116と共に自由回転し、
シートベルト18がスムーズに引き出される。シートベ
ルト18から手を離したり、バックルを解除すると、リ
ターンスプリング24によってシートベルト18はリー
ル20にスムーズに巻き取られる。
【0069】なお、このとき、ラチェット54は第14
図の如く内方に退避しており、ストッパ130の雌ラッ
ク130aはバネ136によってセンサ保持部128の
雄ラック128aと係合している。
【0070】車両が衝突等により大きな速度変化を受け
ると、前記ロック機構22が作動してシートベルト18
の引き出しが阻止される。即ち、ロック機構22に大き
な加速度がかかると、ウエイト112が傾く。そうする
と、レバー108の先端側が押し上げられ、該レバー1
08の先端側がギヤホイル104の歯104bに係合
し、ギヤホイル104の回転が阻止される(第16〜1
8図)。
【0071】車両衝突時に乗員の身体が車両前方に移動
しようとしてシートベルト18が引き出されるので、リ
ール20はシートベルト引き出し方向(A方向)に回
転する。前記の通りリール20とラチェットホイル52
とは常に一体回転し、中間ホイル56はバネ94によっ
て押圧されているので、リール20が回転するとこれら
ホイル52、56も回転する。中間ホイル56に設けら
れているトリガ60も、そのまま中間ホイル56と一体
的に回転する。
【0072】前記ギヤホイル104の内周面にC字形バ
ネ118を介して摩擦摺動可能に接しているクラッチホ
イル116は、その板面から突設された起動ピン120
がトリガ60の歯係合部70近傍の側面に当接している
ので、中間ホイル56が回転すると該中間ホイル56上
のトリガ60は該起動ピン120から回転方向と反対方
向の力(反力)を受ける。トリガ60を押しているバネ
64の付勢力は、クラッチホイル116(C字形バネ1
18)とギヤホイル104との摩擦摺動抵抗力よりも小
さなものとなっている。このため、中間ホイル56の回
転に伴ってトリガ60は起動ピン120に押されて第1
0〜12、17〜19図のB方向に支軸62回りに回
転する。そして、このトリガ60の先端の歯係合部70
がロックリング74の内歯76に係合し、中間ホイル5
6の回転が停止する。
【0073】中間ホイル56の回転が停止した後もリー
ル20及びラチェットホイル52はさらに回転する。こ
れにより、右パウル38のガイドピン42が長孔90内
を移動し、これによって右パウル38がP1方向(第4
図)に回転し、該右パウル38の歯38aがフレーム1
0の孔28の歯28aに係合する。また、パウルピン3
4が長孔86内を移動し、アームガイドピン46が傾い
た長孔88内を移動し、パウルピン34がP方向(第
2、3図)に回転し、左パウル36がP方向に回転
し、その歯36aがフレーム10の孔26の歯26aに
係合する。
【0074】これにより、リール20がロックされ、シ
ートベルト18の引き出しが阻止され、乗員が保護され
る。
【0075】ところで、上記のように中間ホイル56が
トリガ60によって回転停止しラチェットホイル52が
なお回転する場合、ラチェット54は第8図及び第19
図の如く外方に開き出す。即ち、このラチェット54の
内周面は、停止した中間ホイル56から突設されたラチ
ェット案内ピン80に当接しているため、ラチェットホ
イル52の回転に伴ってラチェット54が矢印Rのよ
うに外方に開き出す。そうすると、このラチェットホイ
ル52の外周下方に配置されていたストッパ130が、
第15図の如くラチェット54によって下方に押されて
移動する。これにより、ストッパ130の雌ラック13
0aがセンサホルダ124の雄ラック128aから離れ
る。
【0076】なお、シートベルト18が急速に引き出さ
れた場合、クラッチホイル116及びギヤホイル104
は、それらの慣性によりリール20よりも遅れて回転す
る。そして、起動ピン120がトリガ60をB方向に
押し、トリガ60の歯係合部70がロックリング74の
内歯76に係合する。この結果、上記と同様にパウル3
6、38が歯26a、28aに係合し、シートベルト1
8の引き出しが阻止される。
【0077】シートベルト18の引出力が無くなると、
第20図の如くバネ94によってラチェットホイル52
と中間ホイル56との回転位相差が解消され、ラチェッ
ト54が内方に退き、ストッパ130がバネ136に押
されて上方移動し、ラック130a、128a同士が再
び係合する。
【0078】車両のシートバックの角度を変更した場
合、シートベルトリトラクタがセンサホルダ124と共
に傾く。この結果、センサホルダ124に保持された加
速度センサ106のウエイト112が傾き、レバー10
8先端がギヤホイル104の歯104bに係合する。従
って、シートバックを角度を変えた後に最初にシートベ
ルト18を引き出そうとすると、ロック機構22が働い
てリール20が回転せず、シートベルト18を引き出せ
ない。
【0079】ただし、このとき、ストッパ130はラチ
ェット54によって押し下げられ、ストッパ130の雌
ラック130aとセンサホルダ124の雄ラック128
aとは離反する。また、ストッパ130の上部壁面がレ
バー108と当接し、該上部壁面によってレバー108
が押し下げられ、ギヤホイル104の歯104bとレバ
ー108先端とが離れる。その結果センサホルダ124
はその径方向部126が鉛直下方を指向するようにブッ
シュ102回りに回動する。
【0080】従って、この後、シートベルト18をいっ
たん緩めると、バネ94によってラチェットホイル52
と中間ホイル56との回転位相差が解消され、ラチェッ
ト54が内方に退き、ストッパ130がバネ136に押
されて上方移動し、ラック128a、130a同士が再
び係合する。またラチェットホイル52と中間ホイル5
6との回転位相差の解消によって、右パウル38および
左パウル36が初期位置に復帰するので、その後はシー
トベルト18をスムーズに引き出すことができる。
【0081】この状態においては、センサホルダ124
はストッパ130に対しラック128a、130aの係
合により係止されているため、大きな加速度がセンサホ
ルダ124に加えられても該センサホルダ124が動く
ことはない。従って、異音も発生しない。
【0082】以上の説明からも明らかな通り、この実施
の形態に係るシートベルトリトラクタにおいては、第1
係合部は、ラチェットホイル52の中心に対して等半径
位に延在する円弧状の凹曲面を構成するストッパ130
の底部の上向き面と、該凹曲面(ストッパ130の底部
の上向き面)に形成された雌形のラックとしての雌ラッ
ク130aとによって構成されている。
【0083】この実施の形態では、第2係合部は、該ラ
ック(雌ラック130a)に係合する雄型のラックとし
ての、センサ保持部128の底部の下向き面に設けられ
た雄ラック128aによって構成されている。
【0084】この実施の形態では、ホイル部材は、リー
ル20と一体に回動するラチェットホイル52と、該ラ
チェットホイル52の外周部に、該ラチェットホイル5
2の外周縁から突出した姿勢をとりうるようにラチェッ
トホイル52の板面と垂直な支軸52aによって回動自
在に支持された複数のラチェット54とによって構成さ
れている。
【0085】この実施の形態では、該ラチェットホイル
52の外周に、該ラチェット54によってラチェットホ
イル52の軸心から離反する方向に押圧される対峙部材
としてのストッパ130の上部の上向き面が配置されて
いる。
【0086】この実施の形態では、係合解除手段は、リ
ール20と同軸に設けられた、直径を変更可能な該ホイ
ル部材(ラチェットホイル52、ラチェット54)と、
該ホイル部材(ラチェットホイル52、ラチェット5
4)の外周に対峙した該対峙部材(ストッパ130の上
部の上向き面)とによって構成されている。
【0087】この実施の形態では、ケース保持手段は、
ケース110を挟んでリール20の軸心と反対側に配置
された該第1係合部(ストッパ130の底部の上向き
面、雌ラック130a)と、該ケース110に設けられ
ており、該第1係合部(ストッパ130の底部の上向き
面、雌ラック130a)と係合可能な該第2係合部(雄
ラック128a)と、該第1係合部 (ストッパ130の
底部の上向き面、雌ラック130a)をロック機構22
のロック作動時に第2係合部(雄ラック128a)から
遠ざけて係合解除する該係合解除手段(ラチェットホイ
ル52、ラチェット54、ストッパ130の上部の上向
き面)とによって構成されている。
【0088】また、上記の説明からも明らかな通り、こ
の実施の形態では、対峙部材を構成するストッパ130
の上部の上向き面は、ラチェットホイル52の外周に沿
って円弧状に延在するプレートであり、弾性部材として
のバネ136によってラチェットホイル52の中心に向
う方向に付勢されていると共に;第1係合部は、ラチェ
ットホイル52の中心に対して等半径位に延在する円弧
状の凹曲面を構成するストッパ130の底部の上向き面
と、該凹曲面(ストッパ130の底部の上向き面)に形
成された雌形のラックとしての雌ラック130aとによ
って構成され、第2係合部は、該ラック(雌ラック13
0a)に係合する雄型のラックとしての雄ラック128
aから構成されているという、請求項5,6の構成が採
用されている。
【0089】第21〜24図は別の実施の形態を示すも
のである。この実施の形態では加速度センサ106Aの
構成が上記実施の形態の加速度センサ106の構成と異
なっている。
【0090】この加速度センサ106Aにおいては、ウ
エイト112がケース138内に保持されている。この
ケース138の下面にケース138の鉛直姿勢保持用の
重錘140が取り付けられている。このケース138は
ハウジング142に揺動自在に軸支されている。このハ
ウジング142は、L形ブラケット144を備えてお
り、ケース138はハウジング142の本体146と該
ブラケット144との間に配置され、双方に対し凸軸1
48、150によって軸支される。
【0091】この凸軸150にストッパ152の中間孔
153が挿通されている。ストッパ152は上下方向に
延在しており、その下端からは重錘140の下側に回り
込む突片154が設けられ、この突片154は重錘14
0の円弧形底面に設けられたラック140aに係合可能
となっている。
【0092】ストッパ152の上端には、円弧状のガイ
ドプレート156が一体に設けられ、このガイドプレー
ト156の上面は凹状となっている。このガイドプレー
ト156の上面は前記ラチェットホイル52及びラチェ
ット54に対峙している。このストッパ152は、バネ
160によって上方に付勢され、ガイドプレート156
がラチェットホイル52の外周面と摺動する。
【0093】ウエイト112の上側にレバー162、1
64が重なり合って配置されている。レバー162はケ
ース138に対し軸162a、162bによって軸支さ
れ、レバー164はハウジング142に対し軸164
a、164bによって軸支されている。このレバー16
4の先端がギヤホイル104の歯104bに係合可能と
されている。
【0094】この加速度センサ106Aにおいても、ウ
エイト112が傾くとレバー164の先端がギヤホイル
104の歯104bに係合し、リール20がロックされ
る。
【0095】シートバックの角度を変更した場合も、ウ
エイト112が傾き、レバー164の先端がギヤホイル
104の歯104bに係合し、リール20がロックされ
る。この場合、シートベルト18を1回引くと、ガイド
プレート156がラチェット54によって下方に押圧さ
れ、突片154がラック140aから離れる。そして、
重錘140の作用によってケース138が鉛直姿勢に復
帰する。従って、その後シートベルト18の張力を緩め
ると、リール20が自由に回転できるようになる。
【0096】この第21〜24図の実施の形態において
も、通常時はバネ160によって突片154がラック1
40aに係合しているので、ケース138等が揺動せ
ず、異音が発生しない。
【0097】なお、第22図(a)及び第23図の17
0は、重錘140の衝撃吸収及び打音防止用のスプリン
グを示す。
【0098】上記実施の形態においては、パウル36、
38がフレーム10の歯26a、28aに係合するよう
になっているが、パウルをフレーム10に取り付け、リ
ール20側に該パウルが係合する歯車を設けても良い。
【0099】
【発明の効果】以上の通り、本発明のシートベルトリト
ラクタは、シートバックの角度を変更した場合、それに
追従して加速度センサが鉛直姿勢に復帰する。そして、
通常時にあってはこの加速度センサの揺動部が揺動しな
いように固定されるため、車両走行中の振動によって異
音が発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシートベルトリトラ
クタの分解斜視図である。
【図2】リールとラチェットホイル及び中間ホイルの関
係を示す分解斜視図である。
【図3】リールとラチェットホイル及び中間ホイルの関
係を示す分解斜視図である。
【図4】リールとラチェットホイル及び中間ホイルの関
係を示す分解斜視図である。
【図5】リールとラチェットホイル及び中間ホイルの関
係を示す分解斜視図である。
【図6】リールとラチェットホイル及び中間ホイルの関
係を示す分解斜視図である。
【図7】ラチェットホイルを備えたリールの拡大斜視図
である。
【図8】ラチェットの作動を説明する要部拡大図であ
る。
【図9】中間ホイルとトリガとの関係を示す分解斜視図
である。
【図10】中間ホイルに対しロックリングを装着する状
態を示す分解斜視図である。
【図11】ギヤホイル及びクラッチホイル並びにストッ
パとロック機構との関係を示す分解斜視図である。
【図12】(a)図はギヤホイル及びクラッチホイルと
ロック機構との関係を示す分解斜視図、(b)図は揺動
トリガと起動ピンとの関係を示す中間ホイル正面図であ
る。
【図13】加速度センサとロック機構との関係を示す分
解斜視図である。
【図14】ラック128a、130aが係合した状態を
示す作動説明図である。
【図15】ラック128a、130aが離反した状態を
示す作動説明図である。
【図16】実施の形態に係るシートベルトリトラクタの
作動説明図であり、(a)図はラチェットの作動説明
図、(b)図は中間ホイルとラチェットホイルとの関係
を示す説明図、(c)図はトリガの作動を示す説明図で
ある。
【図17】実施の形態に係るシートベルトリトラクタの
作動説明図であり、(a)図はラチェットの作動説明
図、(b)図は中間ホイルとラチェットホイルとの関係
を示す説明図、(c)図はトリガの作動を示す説明図で
ある。
【図18】実施の形態に係るシートベルトリトラクタの
作動説明図であり、(a)図はラチェットの作動説明
図、(b)図は中間ホイルとラチェットホイルとの関係
を示す説明図、(c)図はトリガの作動を示す説明図で
ある。
【図19】実施の形態に係るシートベルトリトラクタの
作動説明図であり、(a)図はラチェットの作動説明
図、(b)図は中間ホイルとラチェットホイルとの関係
を示す説明図、(c)図はトリガの作動を示す説明図で
ある。
【図20】実施の形態に係るシートベルトリトラクタの
作動説明図であり、(a)図はラチェットの作動説明
図、(b)図は中間ホイルとラチェットホイルとの関係
を示す説明図、(c)図はトリガの作動を示す説明図で
ある。
【図21】別の実施の形態に係るシートベルトリトラク
タの側面図である。
【図22】図21の実施の形態に係るシートベルトリト
ラクタの作動説明図であり、(a)図は重錘140が揺
動可能な状態にあるときを示し、(b)図、(c)図及
び(d)図はそれぞれ重錘140のラックと突片とが係
合した状態を示している。
【図23】加速度センサ106Aの分解斜視図である。
【図24】加速度センサ106Aの斜視図である。
【図25】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 フレーム 12,14 側壁部 20 リール 26,28 孔 26a,28a 歯 34 パウルピン 36 左パウル 38 右パウル 42 パウルガイドピン 52 ラチェットホイル 54 ラチェット 56 中間ホイル 58 長孔 60 トリガ 64 バネ 70 歯係合部 74 ロックリング 76 内歯 104 ギヤホイル 106 加速度センサ 108 レバー 110 ケース 116 クラッチホイル 118 C字形バネ 124 センサホルダ 126 径方向部 128 センサ保持部 128a 雄ラック 130 ストッパ 130a 雌ラック 132 側壁部 138 ケース 140 重錘 140a ラック 142 ハウジング 152 ストッパ 154 突片 156 ガイドプレート 162,164 レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 22/40

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルトを巻き取るためのリール
    と、所定以上の加速度が加えられたときに該リールの回
    転を阻止するロック機構とを備え、 該ロック機構は、該加速度によって傾き該ロック機構を
    作動させるウェイトと、 該ウェイトを保持している揺動可能なケースと、 該ケースの揺動を阻止するように該ケースを保持するケ
    ース保持手段とを有しているシートベルトリトラクタに
    おいて、 該ケース保持手段は、前記ロック機構がロック作動する
    と前記ケースの保持を解除するものであることを特徴と
    するシートベルトリトラクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ケース保持手段
    は、前記ケースを挟んで前記リールの軸心と反対側に配
    置された第1係合部と、該ケースに設けられており、該
    1係合部と係合可能な第2係合部と、該第1係合部を
    前記ロック機構のロック作動時に第2係合から遠ざけ
    て係合解除する係合解除手段とを備えてなることを特徴
    とするシートベルトリトラクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記係合解除手段
    は、前記リールと同軸に設けられた、直径を変更可能な
    ホイル部材と、該ホイル部材の外周に対峙した対峙部材
    とを備え、 該対峙部材が前記第1係合部に連なっており、 該ホイル部材が直径を拡大させた場合に該対峙部材がリ
    ール軸心から遠ざかる方向に押圧されて移動し、これに
    よって前記第1係合部が前記第2係合部から遠ざかって
    係合解除することを特徴とするシートベルトリトラク
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ホイル部材は、
    前記リールと一体に回動するラチェットホイルと、該ラ
    チェットホイルの外周部に、該ラチェットホイルの外周
    縁から突出した姿勢をとりうるようにラチェットホイル
    の板面と垂直な支軸によって回動自在に支持された複数
    のラチェットとを備えており、 該ラチェットホイルの外周に、該ラチェットによってラ
    チェットホイルの軸心から離反する方向に押圧される前
    記対峙部材が配置されていることを特徴とするシートベ
    ルトリトラクタ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記対峙部材は、前
    記ラチェットホイルの外周に沿って円弧状に延在するプ
    レートであり、弾性部材によってラチェットホイルの中
    心に向う方向に付勢されていることを特徴とするシート
    ベルトリトラクタ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記第1係合部は、
    ラチェットホイルの中心に対して等半径位に延在する円
    弧状の凹曲面と、この凹曲面に形成された雌形のラック
    とからなり、前記第2係合部は、該ラックに係合する雄
    形のラックよりなることを特徴とするシートベルトリト
    ラクタ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記ケースは、前記
    ラチェットホイルの軸心回りに揺動自在であり且つ該ラ
    チェットホイルの径方向に延在している径方向部を有し
    た部材に支持され、これによってラック同士の係合が解
    除されたときに該ケースがラチェットホイルの軸心線の
    鉛直下方位置を占めるように移動可能となっていること
    を特徴とするシートベルトリトラクタ。
  8. 【請求項8】 請求項5において、前記リールはフレー
    ムに対し回転可能に支持されており、前記ケースは該フ
    レームに対し揺動可能に軸支され、 該ケースを鉛直方向姿勢とするための重錘が該ケースに
    設けられていることを特徴とするシートベルトリトラク
    タ。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記重錘は円弧状の
    底部外面を有しており、この重錘の底部外面に第2係合
    部として雄形のラックが設けられており、 前記第1係合部として、該ラックに係合する突片が該ラ
    ックに対峙して設けられており、この突片が前記プレー
    トに対して連なっていることを特徴とするシートベルト
    リトラクタ。
  10. 【請求項10】 請求項4ないし9のいずれか1項にお
    いて、ラチェットホイルと対峙して中間ホイルが設けら
    れ、この中間ホイルは加速度センサの検知加速度が所定
    値よりも小さいときには加速度センサに拘束されること
    なくラチェットホイルと共に回転するものであり、 該中間ホイルのラチェットホイル対峙面の周縁部には、
    前記ラチェットの内周側の部分に当接するラチェットガ
    イドピンが突設されており、 加速度センサが所定値よりも大きな回転を検知すると該
    中間ホイルの回転が阻止され、ラチェットに当接してい
    たラチェットガイドピンによってラチェットが外方に開
    き出すことを特徴とするシートベルトリトラクタ。
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