JP2686425B2 - シートベルトウェブの格納リトラクター - Google Patents
シートベルトウェブの格納リトラクターInfo
- Publication number
- JP2686425B2 JP2686425B2 JP7114768A JP11476895A JP2686425B2 JP 2686425 B2 JP2686425 B2 JP 2686425B2 JP 7114768 A JP7114768 A JP 7114768A JP 11476895 A JP11476895 A JP 11476895A JP 2686425 B2 JP2686425 B2 JP 2686425B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pawl
- clutch
- retractor
- ratchet gear
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/44—Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/44—Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions
- B60R2022/4446—Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions using one spring and one additional retraction device in series
- B60R2022/4453—Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions using one spring and one additional retraction device in series the additional retraction device being a second spring
- B60R2022/446—Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions using one spring and one additional retraction device in series the additional retraction device being a second spring with external control means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搭乗者を横切るように
伸長するリトラクターと関係付けられたシートベルトを
有する乗物搭乗者の快適さを増進する張力軽減機構を備
える乗物のシートベルトリトラクターに関する。
伸長するリトラクターと関係付けられたシートベルトを
有する乗物搭乗者の快適さを増進する張力軽減機構を備
える乗物のシートベルトリトラクターに関する。
【0002】
【従来の技術】公知のシートベルトリトラクターは、シ
ートベルトウェブの格納スプールを偏倚させ、リトラク
ター・フレームに関してベルトの巻き取り方向に回転さ
せる二つのばねを備えている。これら二つのばねは、該
二つのばねの間に介在させたラチェット歯車に一つの組
みとして接続されている。該第一のばねの一端は、リト
ラクターフレームに関して固定される一方、その他端は
ラチェット歯車に作用可能に取り付けられている。第二
のばねの一端は、ラチェット歯車に取り付けられる一
方、その他端は、スプール作用可能に取り付けられてい
る。
ートベルトウェブの格納スプールを偏倚させ、リトラク
ター・フレームに関してベルトの巻き取り方向に回転さ
せる二つのばねを備えている。これら二つのばねは、該
二つのばねの間に介在させたラチェット歯車に一つの組
みとして接続されている。該第一のばねの一端は、リト
ラクターフレームに関して固定される一方、その他端は
ラチェット歯車に作用可能に取り付けられている。第二
のばねの一端は、ラチェット歯車に取り付けられる一
方、その他端は、スプール作用可能に取り付けられてい
る。
【0003】該リトラクターは、ラチェット歯車がリト
ラクターフレームに関してベルトの巻き取り方向に回転
するのを妨害する作用可能な快適増進機構を備えてい
る。該快適増進機構を作用させたとき、第二のばねのば
ね力のみが付与されて、スプールをベルトの巻き取り方
向に偏倚させる。このため、双方のばねが作用して、ス
プールをベルトの巻き取り方向に偏倚させるときと比べ
て、シートベルトウェブには小さい張力が加わる。この
シートベルトウェブの小さい張力は乗物搭乗者の快適さ
を増進する。
ラクターフレームに関してベルトの巻き取り方向に回転
するのを妨害する作用可能な快適増進機構を備えてい
る。該快適増進機構を作用させたとき、第二のばねのば
ね力のみが付与されて、スプールをベルトの巻き取り方
向に偏倚させる。このため、双方のばねが作用して、ス
プールをベルトの巻き取り方向に偏倚させるときと比べ
て、シートベルトウェブには小さい張力が加わる。この
シートベルトウェブの小さい張力は乗物搭乗者の快適さ
を増進する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、搭乗者を横
切るように伸長するリトラクターと関係付けられたシー
トベルトを有する乗物搭乗者の快適さを増進するための
張力軽減機構を備えるように改良した乗物のシートベル
トリトラクターを提供するものである。
切るように伸長するリトラクターと関係付けられたシー
トベルトを有する乗物搭乗者の快適さを増進するための
張力軽減機構を備えるように改良した乗物のシートベル
トリトラクターを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】乗物搭乗者の動きによ
り、スプールから更なるシートベルトウェブを引き出す
ことが必要であるならば、かかる余分な量のシートベル
トウェブは、スプールをベルトの引き出し方向に回転さ
せることにより提供される。また、ラチェット歯車は、
一般に、ベルトの引き出し方向にも回転する。ラチェッ
トを妨害する爪がラチェット歯車と係合したままである
ならば、ラチェット歯車が引き出し方向に回転したと
き、爪に係合するラチェット歯車の歯によってカチッと
いう音がする。
り、スプールから更なるシートベルトウェブを引き出す
ことが必要であるならば、かかる余分な量のシートベル
トウェブは、スプールをベルトの引き出し方向に回転さ
せることにより提供される。また、ラチェット歯車は、
一般に、ベルトの引き出し方向にも回転する。ラチェッ
トを妨害する爪がラチェット歯車と係合したままである
ならば、ラチェット歯車が引き出し方向に回転したと
き、爪に係合するラチェット歯車の歯によってカチッと
いう音がする。
【0006】本発明は、改良に係るシートベルトリトラ
クターに関するものである。該シートベルトリトラクタ
ーは、乗物搭乗者の拘束手段として使用されるシートベ
ルトウェブを格納する。該リトラクターは、スプールの
軸線の周りでシートベルトの退却方向及びシートベルト
引き出し方向に回転可能であるスプールを備えている。
スプールを偏倚させ、シートベルトの退却方向に回転さ
せるため、第一及び第二のばねが設けられている。該第
一のばねは、リトラクターフレームと回転可能なラチェ
ット歯車との間で作用する。ラチェット歯車がベルトの
退却方向への回転が妨害されると、第一のばねのばね力
は、スプールに作用するのが妨害される。
クターに関するものである。該シートベルトリトラクタ
ーは、乗物搭乗者の拘束手段として使用されるシートベ
ルトウェブを格納する。該リトラクターは、スプールの
軸線の周りでシートベルトの退却方向及びシートベルト
引き出し方向に回転可能であるスプールを備えている。
スプールを偏倚させ、シートベルトの退却方向に回転さ
せるため、第一及び第二のばねが設けられている。該第
一のばねは、リトラクターフレームと回転可能なラチェ
ット歯車との間で作用する。ラチェット歯車がベルトの
退却方向への回転が妨害されると、第一のばねのばね力
は、スプールに作用するのが妨害される。
【0007】ラチェット歯車は、複数の歯を有する。可
動の爪が一つの歯に選択的に係合して、ラチェット歯車
がベルトの退却方向に回転するのを阻止する。アクチュ
エータ手段は、作用させたとき、爪をラチェット歯車の
歯に向けて動かす。アクチュエータ手段を作用させたと
き、回転可能なクラッチが爪をラチェットの歯から離し
て、スプールはベルトの退却方向に回転する。
動の爪が一つの歯に選択的に係合して、ラチェット歯車
がベルトの退却方向に回転するのを阻止する。アクチュ
エータ手段は、作用させたとき、爪をラチェット歯車の
歯に向けて動かす。アクチュエータ手段を作用させたと
き、回転可能なクラッチが爪をラチェットの歯から離し
て、スプールはベルトの退却方向に回転する。
【0008】アクチュエータ手段は、最初の量のベルト
ウェブがスプールから引き出された後に作動されるソレ
ノイドであることが望ましい。また、爪は、爪の軸線に
関して枢動可能に且つ摺動可能に支持されることが望ま
しい。励起させたとき、ソレノイドは、爪を爪の軸線の
周りでラチェット歯車の歯の方向に枢動させる。ソレノ
イドが励起されている間に、クラッチは、爪をラチェッ
ト歯車の歯から離れる方向に動かすことが出来る。
ウェブがスプールから引き出された後に作動されるソレ
ノイドであることが望ましい。また、爪は、爪の軸線に
関して枢動可能に且つ摺動可能に支持されることが望ま
しい。励起させたとき、ソレノイドは、爪を爪の軸線の
周りでラチェット歯車の歯の方向に枢動させる。ソレノ
イドが励起されている間に、クラッチは、爪をラチェッ
ト歯車の歯から離れる方向に動かすことが出来る。
【0009】
【実施例】本発明の上記及びその他の特徴は、本発明の
分野の当業者が添付図面を参照しつつ、本発明の以下の
詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
分野の当業者が添付図面を参照しつつ、本発明の以下の
詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
【0010】本発明によるシートベルトリトラクター1
0は、図1に示してある。該シートベルトリトラクター
は、フレーム12と、該フレーム12に関して回転可能
に支持された格納スプール14と、該スプール14に巻
かれた一本のシートベルトウェブ16と、スプール14
の回転を偏倚させる駆動組立体18とを備えている。該
フレーム12は、金属製であり、乗物に取り付け得るよ
うにされている。スプール14は、円筒状シャフト20
と同軸状であり且つ軸線22の周りで円筒状シャフト2
0と共に回転し得るように固定されている。
0は、図1に示してある。該シートベルトリトラクター
は、フレーム12と、該フレーム12に関して回転可能
に支持された格納スプール14と、該スプール14に巻
かれた一本のシートベルトウェブ16と、スプール14
の回転を偏倚させる駆動組立体18とを備えている。該
フレーム12は、金属製であり、乗物に取り付け得るよ
うにされている。スプール14は、円筒状シャフト20
と同軸状であり且つ軸線22の周りで円筒状シャフト2
0と共に回転し得るように固定されている。
【0011】シャフト20の第一の端部分24は、フレ
ーム12の一つのフレーム側部28の円形の開口部26
を貫通して伸長し、軸受30によって開口部26内に支
持されている。リテーナ32は、シャフト20の第一の
端部分24に係合して、シャフト20の軸方向への動き
を制限する。第一の端部分24は、軸方向に伸長する駆
動突起25を有している。シャフト20の第二の端部分
34は、フレームの反対側部38の円形の開口部36を
貫通して伸長し、軸受40によって支持されている。リ
テーナ42が第二の端部分34に係合して、シャフト2
0の軸方向への動きを制限する。
ーム12の一つのフレーム側部28の円形の開口部26
を貫通して伸長し、軸受30によって開口部26内に支
持されている。リテーナ32は、シャフト20の第一の
端部分24に係合して、シャフト20の軸方向への動き
を制限する。第一の端部分24は、軸方向に伸長する駆
動突起25を有している。シャフト20の第二の端部分
34は、フレームの反対側部38の円形の開口部36を
貫通して伸長し、軸受40によって支持されている。リ
テーナ42が第二の端部分34に係合して、シャフト2
0の軸方向への動きを制限する。
【0012】スプール14は、シートベルトウェブの巻
き取り(退却)方向A(図4)及びシートベルトの引き
出し方向B(図4)に回転可能である。スプールをロッ
クする一対の歯付き金属製ラチェット歯車44、46
(図1)は、スプール14に固定され且つスプール14
と共に回転する。金属製ロック爪(図示せず)は、ラチ
ェット歯車44、46と係合して、スプール14が引き
出し方向Bに回転するのを妨害するように枢動可能に取
り付けられている。乗物の急激な減速が生じたとき、慣
性質量センサ組立体のような機構(図示せず)がロック
爪をラチェット歯車44、46に係合させる。
き取り(退却)方向A(図4)及びシートベルトの引き
出し方向B(図4)に回転可能である。スプールをロッ
クする一対の歯付き金属製ラチェット歯車44、46
(図1)は、スプール14に固定され且つスプール14
と共に回転する。金属製ロック爪(図示せず)は、ラチ
ェット歯車44、46と係合して、スプール14が引き
出し方向Bに回転するのを妨害するように枢動可能に取
り付けられている。乗物の急激な減速が生じたとき、慣
性質量センサ組立体のような機構(図示せず)がロック
爪をラチェット歯車44、46に係合させる。
【0013】駆動組立体18は、シャフト20及びスプ
ール14を偏倚させ、ベルトの巻き取り方向Aに回転さ
せる力を提供する。該駆動組立体18は、第一のばね5
0と、第二のばね52と、軸線22の周りで同軸状に配
置されたラチェット歯車54及びハブ55とを備えてい
る。第一及び第二のばね50、52は、図1に示してあ
るが、明確化のため、図2乃至図6には示していない。
駆動組立体18は、爪56(図2)と、爪のばね58
と、アクチュエータ60と、キャップ板62と、クラッ
チ64と、カバー66(図1)とを更に備えている。
ール14を偏倚させ、ベルトの巻き取り方向Aに回転さ
せる力を提供する。該駆動組立体18は、第一のばね5
0と、第二のばね52と、軸線22の周りで同軸状に配
置されたラチェット歯車54及びハブ55とを備えてい
る。第一及び第二のばね50、52は、図1に示してあ
るが、明確化のため、図2乃至図6には示していない。
駆動組立体18は、爪56(図2)と、爪のばね58
と、アクチュエータ60と、キャップ板62と、クラッ
チ64と、カバー66(図1)とを更に備えている。
【0014】カバー66は、プラスチックで出来てお
り、また、ボス67を備えている。第一のばね50、第
二のばね52、ラチェット歯車54、ハブ55、爪5
6、爪のばね58、アクチュエータ60及びクラッチ6
4は、カバー66の中空内部68内に配置され、カバー
66及びキャップ板62によって包み込まれている。カ
バー66及びキャップ板62は、フレーム12に関して
固定された駆動組立体18のハウジングを備えている。
キャップ62はプラスチックで出来ており、一つの開口
部69を有する。シャフト20の端部分24は、キャッ
プ板62の開口部69内に伸長している。
り、また、ボス67を備えている。第一のばね50、第
二のばね52、ラチェット歯車54、ハブ55、爪5
6、爪のばね58、アクチュエータ60及びクラッチ6
4は、カバー66の中空内部68内に配置され、カバー
66及びキャップ板62によって包み込まれている。カ
バー66及びキャップ板62は、フレーム12に関して
固定された駆動組立体18のハウジングを備えている。
キャップ62はプラスチックで出来ており、一つの開口
部69を有する。シャフト20の端部分24は、キャッ
プ板62の開口部69内に伸長している。
【0015】ラチェット歯車54(図3)は、ディスク
70と、軸方向のハブ突起72とを備えている。一つの
穴74が突起72を貫通して軸線22に沿って伸長し、
また、ばねスロット76が突起72に形成されている。
傾斜面を有する複数の歯78がディスク70上に配置さ
れ、該ディスク70の外周の周りで環状列状に伸長して
いる。歯78の傾斜面は、ラチェット歯車54がベルト
の引き出し方向Bに回転するのを確実にする。歯78
(図2)は、ラチェット歯車54の中空内部80を画成
する。ばね定着突起82がディスク70から伸長し、中
空内部80内に配置されている。
70と、軸方向のハブ突起72とを備えている。一つの
穴74が突起72を貫通して軸線22に沿って伸長し、
また、ばねスロット76が突起72に形成されている。
傾斜面を有する複数の歯78がディスク70上に配置さ
れ、該ディスク70の外周の周りで環状列状に伸長して
いる。歯78の傾斜面は、ラチェット歯車54がベルト
の引き出し方向Bに回転するのを確実にする。歯78
(図2)は、ラチェット歯車54の中空内部80を画成
する。ばね定着突起82がディスク70から伸長し、中
空内部80内に配置されている。
【0016】該ハブ55は、支持シャフト83と、係合
止め部84と、ばねスロット85と(図3)を備えてい
る。支持シャフト83(図1)は、ラチェット歯車54
の穴74を貫通して伸長し、カバー66のボス67内に
回転可能に支持されている。ラチェット歯車54は、支
持シャフト83上に回転可能に取り付けられている。ハ
ブ55は、キャップ板62の開口部69内に伸長し、シ
ャフト20とかみ合う。シャフト20の駆動突起25
は、止め部84に係合し、このため、ハブ55はシャフ
ト20と共に回転するように固定される。
止め部84と、ばねスロット85と(図3)を備えてい
る。支持シャフト83(図1)は、ラチェット歯車54
の穴74を貫通して伸長し、カバー66のボス67内に
回転可能に支持されている。ラチェット歯車54は、支
持シャフト83上に回転可能に取り付けられている。ハ
ブ55は、キャップ板62の開口部69内に伸長し、シ
ャフト20とかみ合う。シャフト20の駆動突起25
は、止め部84に係合し、このため、ハブ55はシャフ
ト20と共に回転するように固定される。
【0017】第一及び第二のばね50、52の各々は、
ばね鋼で形成された複数のコイルを有するコイルばねで
ある。第一のばね50は、そのコイルがラチェット歯車
54の突起72の周りを伸長する状態にて配置されてい
る。第一のばね50の第一の端部(図示せず)は、締結
具(図示せず)によってカバー66に固定されている。
第一のばね50の第二の端部(図示せず)は、ラチェッ
ト歯車54のばねスロット76内に嵌入されている。こ
のようにして、第一のばね50の第二の端部はラチェッ
ト歯車54と共に回転可能に取り付けられている。第一
のばね50は、カバー66及びラチェット歯車54との
間で作用する。
ばね鋼で形成された複数のコイルを有するコイルばねで
ある。第一のばね50は、そのコイルがラチェット歯車
54の突起72の周りを伸長する状態にて配置されてい
る。第一のばね50の第一の端部(図示せず)は、締結
具(図示せず)によってカバー66に固定されている。
第一のばね50の第二の端部(図示せず)は、ラチェッ
ト歯車54のばねスロット76内に嵌入されている。こ
のようにして、第一のばね50の第二の端部はラチェッ
ト歯車54と共に回転可能に取り付けられている。第一
のばね50は、カバー66及びラチェット歯車54との
間で作用する。
【0018】第二のばね52は、ラチェット歯車54の
歯78の環状列内で同心状に、中空の内部80内に配置
されている。第二のばね52の第一の端部分(図示せ
ず)は、ラチェット歯車54のばね突起82(図2)に
接続されている。このため、第二のばね52の第一の端
部は、ラチェット歯車54と共に回転可能に固定されて
いる。第二のばね52の第二の端部(図示せず)は、ハ
ブ55のばねスロット85内に嵌入されている。このよ
うに、第二のばね52の第二の端部は、ハブ55と共に
回転可能に固定されている。第二のばね52は、ラチェ
ット歯車54とハブ55との間にて作用する。
歯78の環状列内で同心状に、中空の内部80内に配置
されている。第二のばね52の第一の端部分(図示せ
ず)は、ラチェット歯車54のばね突起82(図2)に
接続されている。このため、第二のばね52の第一の端
部は、ラチェット歯車54と共に回転可能に固定されて
いる。第二のばね52の第二の端部(図示せず)は、ハ
ブ55のばねスロット85内に嵌入されている。このよ
うに、第二のばね52の第二の端部は、ハブ55と共に
回転可能に固定されている。第二のばね52は、ラチェ
ット歯車54とハブ55との間にて作用する。
【0019】第一のばね50は、第二のばね52よりも
強力であり、より大きいばね力を提供する。また、第一
及び第二のばね50、52は、ラチェット歯車54を通
じた一つの組みとして接続され、ハブ55及びシャフト
20を偏倚させ、フレーム12に関してベルトの巻き取
り方向Aに回転させる。ウェブがスプール14から引き
出されると、ハブ55は、ベルトの引き出し方向Bに回
転される。ハブ55がベルトの引き出し方向Bに回転す
ると、第二のばね52のコイルがハブ55に対して締め
付けられる。
強力であり、より大きいばね力を提供する。また、第一
及び第二のばね50、52は、ラチェット歯車54を通
じた一つの組みとして接続され、ハブ55及びシャフト
20を偏倚させ、フレーム12に関してベルトの巻き取
り方向Aに回転させる。ウェブがスプール14から引き
出されると、ハブ55は、ベルトの引き出し方向Bに回
転される。ハブ55がベルトの引き出し方向Bに回転す
ると、第二のばね52のコイルがハブ55に対して締め
付けられる。
【0020】第二のばね52のコイルが締め付けられる
と、ラチェット歯車54は偏倚され、軸線40の周りで
ベルトの引き出し方向Bに回転される。ラチェット歯車
54がベルトの引き出し方向Bに回転されると、第一の
ばね50のコイルは、突起72に締め付けられる。この
ため、ベルトウェブ16がスプール14から引き出され
ると、第一及び第二のばね50、52は、シャフト20
及びスプール14を偏倚させ、ベルトの巻き取り方向A
に回転させる複合ばね力を増大させる。
と、ラチェット歯車54は偏倚され、軸線40の周りで
ベルトの引き出し方向Bに回転される。ラチェット歯車
54がベルトの引き出し方向Bに回転されると、第一の
ばね50のコイルは、突起72に締め付けられる。この
ため、ベルトウェブ16がスプール14から引き出され
ると、第一及び第二のばね50、52は、シャフト20
及びスプール14を偏倚させ、ベルトの巻き取り方向A
に回転させる複合ばね力を増大させる。
【0021】爪56(図3)は、成形プラスチックで出
来ており、爪取り付け軸部86に取り付けられている。
該爪取り付け軸部86は、キャップ板62の軸部の穴8
8から伸長し、また、爪の軸線90(図4)に沿って伸
長している。爪56は、本体94と、歯係合アーム98
と、ソレノイド係合アーム100と、クラッチ係合アー
ム102とを備えている。本体94は、該本体94の面
により画成された細長のスロット96を有する。該スロ
ット96は、爪の軸線90の方向に対して略垂直の方向
に細長い。爪取り付け軸部86は、スロット96を貫通
して伸長し、また、爪56を爪の軸線90の周りで枢動
し且つ爪取り付け軸部86に関してスロット96に沿っ
て横方向に摺動可能に支持する。
来ており、爪取り付け軸部86に取り付けられている。
該爪取り付け軸部86は、キャップ板62の軸部の穴8
8から伸長し、また、爪の軸線90(図4)に沿って伸
長している。爪56は、本体94と、歯係合アーム98
と、ソレノイド係合アーム100と、クラッチ係合アー
ム102とを備えている。本体94は、該本体94の面
により画成された細長のスロット96を有する。該スロ
ット96は、爪の軸線90の方向に対して略垂直の方向
に細長い。爪取り付け軸部86は、スロット96を貫通
して伸長し、また、爪56を爪の軸線90の周りで枢動
し且つ爪取り付け軸部86に関してスロット96に沿っ
て横方向に摺動可能に支持する。
【0022】歯係合アーム98は、図面に見て略上方
に、ある角度にて爪の軸線90に対して垂直方向に本体
94から伸長している。歯係合アーム98は、ラチェッ
ト歯車54の歯74の一つと選択的に係合可能に配置さ
れている。クラッチ係合アーム102は、図面に見て略
上方に、爪の軸線90に対して垂直方向に本体94から
伸長している。ソレノイド係合アーム100は、図面に
見て略下方に、爪の軸線90に対して垂直方向に本体9
4から伸長している。
に、ある角度にて爪の軸線90に対して垂直方向に本体
94から伸長している。歯係合アーム98は、ラチェッ
ト歯車54の歯74の一つと選択的に係合可能に配置さ
れている。クラッチ係合アーム102は、図面に見て略
上方に、爪の軸線90に対して垂直方向に本体94から
伸長している。ソレノイド係合アーム100は、図面に
見て略下方に、爪の軸線90に対して垂直方向に本体9
4から伸長している。
【0023】ソレノイド係合アーム100は、ばね取り
付け部104と、ピン係合ソケット106(図3)とを
備えている。張力ばねである爪ばね58は、その一端が
ばね取り付け部104に接続されている。爪ばね58の
他端は、カバー66に取り付けられている。爪ばね58
は、爪56を第一の位置(図4)に偏倚させ、このた
め、爪取り付け軸部86がスロット96の第一の端部に
配置され、また、歯係合アーム98は軸線90の回りで
ラチェット歯車54の歯78から離れる方向に枢動する
(図4に見て時計方向)。
付け部104と、ピン係合ソケット106(図3)とを
備えている。張力ばねである爪ばね58は、その一端が
ばね取り付け部104に接続されている。爪ばね58の
他端は、カバー66に取り付けられている。爪ばね58
は、爪56を第一の位置(図4)に偏倚させ、このた
め、爪取り付け軸部86がスロット96の第一の端部に
配置され、また、歯係合アーム98は軸線90の回りで
ラチェット歯車54の歯78から離れる方向に枢動する
(図4に見て時計方向)。
【0024】アクチュエータ60は、キャップ板62の
一部分112(図3)及びカバー66の一部分によって
所定位置に保持された電気ソレノイド110を備えてい
る。該ソレノイド110は、電気コイル114と、可動
金属ピン116とを備えている。ソレノイド110は、
電気エネルギ源に接続された電気導線115と、ソレノ
イド110を作動させるためシートベルトバックル11
9(概略図で図示)に設けられたバックルセンサ117
のような制御スイッチとを備えている。該バックルセン
サ117は、舌状片120がバックル119に結合した
ことを感知する。ソレノイド110が作動している間、
ピン116は、ソレノイドのコイル114内に引き込ま
れる。ソレノイド110が不作動になると、ピン116
は、一部分、コイル114から外に動くことが自由とな
る。
一部分112(図3)及びカバー66の一部分によって
所定位置に保持された電気ソレノイド110を備えてい
る。該ソレノイド110は、電気コイル114と、可動
金属ピン116とを備えている。ソレノイド110は、
電気エネルギ源に接続された電気導線115と、ソレノ
イド110を作動させるためシートベルトバックル11
9(概略図で図示)に設けられたバックルセンサ117
のような制御スイッチとを備えている。該バックルセン
サ117は、舌状片120がバックル119に結合した
ことを感知する。ソレノイド110が作動している間、
ピン116は、ソレノイドのコイル114内に引き込ま
れる。ソレノイド110が不作動になると、ピン116
は、一部分、コイル114から外に動くことが自由とな
る。
【0025】ピン116は、ピン頭部118(図4)を
有する。該ピン頭部118は、爪56のソレノイド係合
アーム100のピン係合ソケット106内に嵌まる。ソ
レノイド110を作動させたとき、ピン116が動く結
果、爪56は、爪の軸線90の周りで枢動し(図5に見
て反時計方向に)、ラチェット歯車54上の歯76に係
合する。
有する。該ピン頭部118は、爪56のソレノイド係合
アーム100のピン係合ソケット106内に嵌まる。ソ
レノイド110を作動させたとき、ピン116が動く結
果、爪56は、爪の軸線90の周りで枢動し(図5に見
て反時計方向に)、ラチェット歯車54上の歯76に係
合する。
【0026】アクチュエータ60は、爪56を動かして
ラチェット歯車54上の歯78と係合するように作動さ
せたとき、ラチェット歯車54がベルトの巻き取り方向
Aに回転するのを爪56をして妨害させる。このこと
は、スプール14(図1)を偏倚させ、ベルトの巻き取
り方向Aに回転させるそのばね力を第一のばね50が付
与するのを妨害する。このようにして、アクチュエータ
60、爪56、及びラチェット歯車54は、第一のばね
50及び第二のばね52の複合ばね力よりも小さい力を
提供する第二のばね52のみがスプール14をベルトの
巻き取り方向Aに偏倚させる、快適な設定状態が得られ
る。リトラクター10がこの快適な設定状態にあると
き、比較的弱いばねである第二のばね52しかシャフト
20に作用しないから、ベルトウェブ16によって乗物
搭乗者には小さい張力しか伝達されない。
ラチェット歯車54上の歯78と係合するように作動さ
せたとき、ラチェット歯車54がベルトの巻き取り方向
Aに回転するのを爪56をして妨害させる。このこと
は、スプール14(図1)を偏倚させ、ベルトの巻き取
り方向Aに回転させるそのばね力を第一のばね50が付
与するのを妨害する。このようにして、アクチュエータ
60、爪56、及びラチェット歯車54は、第一のばね
50及び第二のばね52の複合ばね力よりも小さい力を
提供する第二のばね52のみがスプール14をベルトの
巻き取り方向Aに偏倚させる、快適な設定状態が得られ
る。リトラクター10がこの快適な設定状態にあると
き、比較的弱いばねである第二のばね52しかシャフト
20に作用しないから、ベルトウェブ16によって乗物
搭乗者には小さい張力しか伝達されない。
【0027】双方のばね50、52の力に抗してベルト
ウェブ16がスプール14から最初に引き出される間
に、ソレノイド110は作動せず、このため、ピン11
6は、一部分、コイル114から外れた位置となる。爪
のばね58は、爪56をその第一の位置(図4)に偏倚
させ、このため、歯係合アーム98は、ラチェット歯車
54の何れの歯78とも係合していない。
ウェブ16がスプール14から最初に引き出される間
に、ソレノイド110は作動せず、このため、ピン11
6は、一部分、コイル114から外れた位置となる。爪
のばね58は、爪56をその第一の位置(図4)に偏倚
させ、このため、歯係合アーム98は、ラチェット歯車
54の何れの歯78とも係合していない。
【0028】乗物搭乗者がベルトウェブ16を十分な長
さだけ引き出したならば、その搭乗者は、バックル11
9(図3)及び舌状片120を係合させることによって
ウェブ16を搭乗者を横切るように伸長する所定位置に
固着することが出来る。ベルトウェブ16が乗物搭乗者
を横切るように固着されると、ソレノイド110は、バ
ックルセンサ117(図3)の作動によって電気的に作
動される(図5)。ソレノイド110の作動によって、
コイル114は、ピン116をコイル114内に引き込
む。ピン116は、ソレノイド係合アーム100に引き
寄せられ、爪56を爪の軸線90の周りで枢動させる
(図5に見て反時計方向)、歯係合アーム98は、枢動
して、ラチェット歯車54の歯78の一つと係合する。
このため、ラチェット歯車54は、ベルトの巻き取り方
向Aに回転するのが妨害される。ラチェット歯車54
は、キャップ板62に関して静止状態に保持され、ま
た、第一のばね50は、スプール14を偏倚されるばね
力を加えることが出来ない。
さだけ引き出したならば、その搭乗者は、バックル11
9(図3)及び舌状片120を係合させることによって
ウェブ16を搭乗者を横切るように伸長する所定位置に
固着することが出来る。ベルトウェブ16が乗物搭乗者
を横切るように固着されると、ソレノイド110は、バ
ックルセンサ117(図3)の作動によって電気的に作
動される(図5)。ソレノイド110の作動によって、
コイル114は、ピン116をコイル114内に引き込
む。ピン116は、ソレノイド係合アーム100に引き
寄せられ、爪56を爪の軸線90の周りで枢動させる
(図5に見て反時計方向)、歯係合アーム98は、枢動
して、ラチェット歯車54の歯78の一つと係合する。
このため、ラチェット歯車54は、ベルトの巻き取り方
向Aに回転するのが妨害される。ラチェット歯車54
は、キャップ板62に関して静止状態に保持され、ま
た、第一のばね50は、スプール14を偏倚されるばね
力を加えることが出来ない。
【0029】乗物搭乗者がベルトウェブ16を引き出し
て、乗物搭乗者を横切るように伸長させるとき、余分な
量のベルトウェブ16が引き出されることが多い。第二
のばね52の偏倚力により、屈曲した後に、ベルトウェ
ブ16の僅かに余分な部分がスプール14に巻き戻され
る。この余分なベルトウェブ16の部分がスプール14
に巻き戻されると、第二のばね52の応力が低下する。
このため、乗物搭乗者により感知されるベルトウェブ1
6の巻き戻し張力は更に小さくなる。
て、乗物搭乗者を横切るように伸長させるとき、余分な
量のベルトウェブ16が引き出されることが多い。第二
のばね52の偏倚力により、屈曲した後に、ベルトウェ
ブ16の僅かに余分な部分がスプール14に巻き戻され
る。この余分なベルトウェブ16の部分がスプール14
に巻き戻されると、第二のばね52の応力が低下する。
このため、乗物搭乗者により感知されるベルトウェブ1
6の巻き戻し張力は更に小さくなる。
【0030】反対側のドアロックを解除するときのよう
な乗物搭乗者の動きのとき、ベルトウェブ16を余分に
スプール14から引き出すことが必要となるならば、か
かる余分なベルトウェブ16は、シャフト20をベルト
の引き出し方向Bに回転させることにより提供される。
第二のばね52が十分に締め付けられると、ラチェット
歯車54は、引き出し方向B(図5に見て、反時計方
向)に回転する傾向となる。アクチュエータ60が不作
動になると、爪のばね58は、爪56を図4に示した位
置に偏倚させ、ラチェット歯車54は、歯係合アーム9
8が各歯78の底部に落下することに伴う望ましくない
騒音が生じることなく、ベルトの引き出し方向Bに回転
することが出来る。アクチュエータ60が作動されると
(図5及び図6)、爪56のクラッチ64及びクラッチ
係合アーム102は、爪56を横方向に摺動させ、歯係
合アーム98をラチェット歯車56から離れるように動
かすことにより、望ましくない騒音を生ぜずに、その余
分な長さのベルトウェブ16が確実に提供される。
な乗物搭乗者の動きのとき、ベルトウェブ16を余分に
スプール14から引き出すことが必要となるならば、か
かる余分なベルトウェブ16は、シャフト20をベルト
の引き出し方向Bに回転させることにより提供される。
第二のばね52が十分に締め付けられると、ラチェット
歯車54は、引き出し方向B(図5に見て、反時計方
向)に回転する傾向となる。アクチュエータ60が不作
動になると、爪のばね58は、爪56を図4に示した位
置に偏倚させ、ラチェット歯車54は、歯係合アーム9
8が各歯78の底部に落下することに伴う望ましくない
騒音が生じることなく、ベルトの引き出し方向Bに回転
することが出来る。アクチュエータ60が作動されると
(図5及び図6)、爪56のクラッチ64及びクラッチ
係合アーム102は、爪56を横方向に摺動させ、歯係
合アーム98をラチェット歯車56から離れるように動
かすことにより、望ましくない騒音を生ぜずに、その余
分な長さのベルトウェブ16が確実に提供される。
【0031】クラッチ64(図2)は、中央穴130を
有する環状部材であり、また、ラチェット歯車54とキ
ャップ板62との間に配置されている。キャップ板62
の中央突起134(図1)は、開口部69を取り囲み、
穴130内に伸長し、クラッチ64は、中央突起134
上に回転可能に取り付けられる。クラッチ64(図2)
は、ディスク部分122と、ボス127を有する環状突
起126と、円弧状突起128とを備えている。該環状
突起126は、ディスク部分122からキャップ板62
に向けて伸長している。
有する環状部材であり、また、ラチェット歯車54とキ
ャップ板62との間に配置されている。キャップ板62
の中央突起134(図1)は、開口部69を取り囲み、
穴130内に伸長し、クラッチ64は、中央突起134
上に回転可能に取り付けられる。クラッチ64(図2)
は、ディスク部分122と、ボス127を有する環状突
起126と、円弧状突起128とを備えている。該環状
突起126は、ディスク部分122からキャップ板62
に向けて伸長している。
【0032】円弧状突起128(図2)は、環状突起1
26から外方に環状に配置され、また、ディスク部分1
22からキャップ板62に向けて伸長している。円弧状
突起128は、一定の半径方向距離にて一部分、軸線2
2を取り囲む。この円弧状突起128は、軸線40の周
りで約3/4だけ伸長し、また、第一の端部138及び
第二の端部140を備えている。
26から外方に環状に配置され、また、ディスク部分1
22からキャップ板62に向けて伸長している。円弧状
突起128は、一定の半径方向距離にて一部分、軸線2
2を取り囲む。この円弧状突起128は、軸線40の周
りで約3/4だけ伸長し、また、第一の端部138及び
第二の端部140を備えている。
【0033】鋼製波形ばね座金132は、クラッチ64
のキャップ板62と環状突起126との間にてクラッチ
64のボス127上に取り付けられている。ばね座金1
32は、キャップ板62に係合し、クラッチ64の環状
突起126は、クラッチ64を偏倚して、ラチェット歯
車54と摩擦係合させる。このように、クラッチ64と
ラチェット歯車54との摩擦係合が解消されない限り、
クラッチ64は、ラチェット歯車54と共に回転可能で
ある。この静止摩擦が解消されると、ラチェット歯車5
4及びクラッチ64が互いに回転可能となる。
のキャップ板62と環状突起126との間にてクラッチ
64のボス127上に取り付けられている。ばね座金1
32は、キャップ板62に係合し、クラッチ64の環状
突起126は、クラッチ64を偏倚して、ラチェット歯
車54と摩擦係合させる。このように、クラッチ64と
ラチェット歯車54との摩擦係合が解消されない限り、
クラッチ64は、ラチェット歯車54と共に回転可能で
ある。この静止摩擦が解消されると、ラチェット歯車5
4及びクラッチ64が互いに回転可能となる。
【0034】クラッチ64が第一の回転位置(図4)に
あるとき、円弧状突起128の第一の端部138は、ク
ラッチストッパ144に着座している。クラッチストッ
パ144は、軸線40に対して平行にキャップ板62か
ら伸長している。該クラッチ64は、ラチェット歯車5
4が部分的に回転することによりベルトの巻き取り方向
Aに回転したとき、第一の位置まで回転する。その後、
クラッチ64は、第一の位置に止まり、ラチェット歯車
54がベルトの巻き取り方向Aに連続的に回転すると
き、クラッチストッパ144によって保持されたままで
ある。ラチェット54のかかる回転中、ラチェット歯車
54は、クラッチ64の隣接する面上を摺動する。
あるとき、円弧状突起128の第一の端部138は、ク
ラッチストッパ144に着座している。クラッチストッ
パ144は、軸線40に対して平行にキャップ板62か
ら伸長している。該クラッチ64は、ラチェット歯車5
4が部分的に回転することによりベルトの巻き取り方向
Aに回転したとき、第一の位置まで回転する。その後、
クラッチ64は、第一の位置に止まり、ラチェット歯車
54がベルトの巻き取り方向Aに連続的に回転すると
き、クラッチストッパ144によって保持されたままで
ある。ラチェット54のかかる回転中、ラチェット歯車
54は、クラッチ64の隣接する面上を摺動する。
【0035】クラッチ64が第二の回転位置(図6)に
あるとき、円弧状突起128の第二の端部140は、爪
56のクラッチ係合アーム102に係合する。クラッチ
64は、ラチェット歯車54が部分的に回転してベルト
の引き出し方向Bに回転するとき、第二の位置まで回転
する。この第二の位置になると、クラッチ64は、クラ
ッチ歯車54がベルトの引き出し方向Bに連続的に回転
する間に、クラッチ係合アーム102に抗して第二の位
置に止まる。ラチェット歯車54のかかる回転中、ラチ
ェット歯車54は、クラッチ64の隣接する面の上を摺
動する。
あるとき、円弧状突起128の第二の端部140は、爪
56のクラッチ係合アーム102に係合する。クラッチ
64は、ラチェット歯車54が部分的に回転してベルト
の引き出し方向Bに回転するとき、第二の位置まで回転
する。この第二の位置になると、クラッチ64は、クラ
ッチ歯車54がベルトの引き出し方向Bに連続的に回転
する間に、クラッチ係合アーム102に抗して第二の位
置に止まる。ラチェット歯車54のかかる回転中、ラチ
ェット歯車54は、クラッチ64の隣接する面の上を摺
動する。
【0036】ソレノイド110を作動させて、爪56の
歯の係合アーム98をラチェットの歯に向けて枢動させ
たとき、クラッチ64の第二の位置への動き(図6に示
すように)は顕著である。クラッチ64が第二の位置ま
で動くと、ラチェット歯車54によりクラッチ64、従
って、円弧状突起128に加えられる回転力は、爪56
を付勢して、爪ばね58の偏倚力に抗して爪取り付け軸
部86に関して横方向に摺動させる。爪56が摺動する
と(図6の右方向に)、スロット96の第二の端部は、
爪取り付け軸部86に向けて動かされる。この爪56の
摺動動作は、歯係合アーム98をラチェット歯車54の
歯78から離れる方向に動かす。クラッチ64が第二の
位置にある間、該歯係合アーム98は、歯78から離れ
たままである。ラチェット歯車がベルト引き出し方向B
に回転し、また、ソレノイド110が作動されたとき、
歯係合アーム98は各歯78の底部に落下しないから、
カチッという音はしない。
歯の係合アーム98をラチェットの歯に向けて枢動させ
たとき、クラッチ64の第二の位置への動き(図6に示
すように)は顕著である。クラッチ64が第二の位置ま
で動くと、ラチェット歯車54によりクラッチ64、従
って、円弧状突起128に加えられる回転力は、爪56
を付勢して、爪ばね58の偏倚力に抗して爪取り付け軸
部86に関して横方向に摺動させる。爪56が摺動する
と(図6の右方向に)、スロット96の第二の端部は、
爪取り付け軸部86に向けて動かされる。この爪56の
摺動動作は、歯係合アーム98をラチェット歯車54の
歯78から離れる方向に動かす。クラッチ64が第二の
位置にある間、該歯係合アーム98は、歯78から離れ
たままである。ラチェット歯車がベルト引き出し方向B
に回転し、また、ソレノイド110が作動されたとき、
歯係合アーム98は各歯78の底部に落下しないから、
カチッという音はしない。
【0037】作用時、乗物搭乗者がベルトウェブ16を
引き出し、そのウェブ16を乗物搭乗者を横切るように
所定位置に固着した後、ソレノイド110は電気的に作
動され、歯係合アーム98は、ラチェット歯車54(図
5)の歯78の一つと係合状態となる。このため、ラチ
ェット歯車54は、ベルトの巻き取り方向Aに回転せ
ず、第一のばね50は、スプール14を偏倚させない。
円弧状突起128の第一の端部138は、キャップ板6
2上のクラッチストッパ144と係合し、または略係合
する位置にある(図5)。該クラッチ64は、クラッチ
64とラチェット歯車54とが摩擦係合するため、予め
かかる位置まで回転されている。
引き出し、そのウェブ16を乗物搭乗者を横切るように
所定位置に固着した後、ソレノイド110は電気的に作
動され、歯係合アーム98は、ラチェット歯車54(図
5)の歯78の一つと係合状態となる。このため、ラチ
ェット歯車54は、ベルトの巻き取り方向Aに回転せ
ず、第一のばね50は、スプール14を偏倚させない。
円弧状突起128の第一の端部138は、キャップ板6
2上のクラッチストッパ144と係合し、または略係合
する位置にある(図5)。該クラッチ64は、クラッチ
64とラチェット歯車54とが摩擦係合するため、予め
かかる位置まで回転されている。
【0038】その後に、十分な量の追加のベルトウェブ
16がスプール14から引き出されると、第二のばね5
2は更に応力を受けて、ラチェット歯車54を偏倚させ
ベルトの引き出し方向Bに回転させる。ラチェット歯車
54が回転すると、クラッチ64とラチェット歯車54
との摩擦係合により、クラッチ64もベルトの引き出し
方向Bに回転する。クラッチ64がベルトの引き出し方
向Bに回転すると、クラッチ64はその第二の位置(図
6)に向けて動く。
16がスプール14から引き出されると、第二のばね5
2は更に応力を受けて、ラチェット歯車54を偏倚させ
ベルトの引き出し方向Bに回転させる。ラチェット歯車
54が回転すると、クラッチ64とラチェット歯車54
との摩擦係合により、クラッチ64もベルトの引き出し
方向Bに回転する。クラッチ64がベルトの引き出し方
向Bに回転すると、クラッチ64はその第二の位置(図
6)に向けて動く。
【0039】この移動中、円弧状突起128の第二の端
部140は、クラッチ係合アーム102に係合し、クラ
ッチ係合アーム102を押す(図5及び図6に示す右方
向に)。これにより、爪56は、爪取り付け軸部86に
関して摺動する。ラチェット歯車54を退却方向Bに回
転させたとき、爪係合アーム98は、歯車78から離れ
る方向に動き、それぞれの各歯78内に落下するのが阻
止される。歯78の各々が歯係合アーム98を経て動く
とき、カチッという音が発生しない。
部140は、クラッチ係合アーム102に係合し、クラ
ッチ係合アーム102を押す(図5及び図6に示す右方
向に)。これにより、爪56は、爪取り付け軸部86に
関して摺動する。ラチェット歯車54を退却方向Bに回
転させたとき、爪係合アーム98は、歯車78から離れ
る方向に動き、それぞれの各歯78内に落下するのが阻
止される。歯78の各々が歯係合アーム98を経て動く
とき、カチッという音が発生しない。
【0040】追加的なベルトウェブ16の引き出しが停
止すると、一般に、ベルトウェブ16は僅かに退却す
る。ベルトウェブ16のこの僅かな退却中、ラチェット
歯車54は、ベルトの巻き取り方向Aに僅かに回転され
る。クラッチ64とラチェット歯車54との摩擦係合の
ため、クラッチ64もまた、ベルトの巻き取り方向Aに
回転する。このように、クラッチ64は、第二の端部1
40がクラッチ係合アーム102と係合した、その第二
の位置から第一の端部138がクラッチのストッパ14
4に係合したその第一の位置に向けて動かされる。
止すると、一般に、ベルトウェブ16は僅かに退却す
る。ベルトウェブ16のこの僅かな退却中、ラチェット
歯車54は、ベルトの巻き取り方向Aに僅かに回転され
る。クラッチ64とラチェット歯車54との摩擦係合の
ため、クラッチ64もまた、ベルトの巻き取り方向Aに
回転する。このように、クラッチ64は、第二の端部1
40がクラッチ係合アーム102と係合した、その第二
の位置から第一の端部138がクラッチのストッパ14
4に係合したその第一の位置に向けて動かされる。
【0041】このクラッチ64の回転中、爪56は、爪
のばね58の偏倚力の下、爪取り付け軸部86に関して
摺動する(図5の左方向に向けて)。歯係合アーム98
は、ラチェット歯車54上の歯78に向けて動き、ま
た、歯78の次の一つと係合し、この歯は歯アーム98
に向けて回転される。
のばね58の偏倚力の下、爪取り付け軸部86に関して
摺動する(図5の左方向に向けて)。歯係合アーム98
は、ラチェット歯車54上の歯78に向けて動き、ま
た、歯78の次の一つと係合し、この歯は歯アーム98
に向けて回転される。
【0042】歯係合アーム98が歯78の一つに係合し
たとき、再度、第一のばね50は、スプール14を偏倚
させるそのばね力を加えることが阻止される。第二のば
ね52しかスプール14を偏倚させない、新たな快適な
設定状態が実現される。
たとき、再度、第一のばね50は、スプール14を偏倚
させるそのばね力を加えることが阻止される。第二のば
ね52しかスプール14を偏倚させない、新たな快適な
設定状態が実現される。
【0043】本発明の上記の説明から、当業者は、その
改良、変更及び応用例が認識されよう。当業者の技術に
属するかかる改良、変更及び応用例は、特許請求の範囲
に包含することを意図するものである。
改良、変更及び応用例が認識されよう。当業者の技術に
属するかかる改良、変更及び応用例は、特許請求の範囲
に包含することを意図するものである。
【図1】本発明を具体化するシートベルトリトラクター
の断面図である。
の断面図である。
【図2】明確化のため幾つかの要素を省略した、図1の
シートベルトリトラクターの一部分の分解斜視図であ
る。
シートベルトリトラクターの一部分の分解斜視図であ
る。
【図3】図2に示したリトラクターの要素を逆の角度か
ら見た図である。
ら見た図である。
【図4】明確化のため幾つかの要素を省略し、また、幾
つかの要素が第一の作用位置にあるときの図1の線4−
4に沿った断面図である。
つかの要素が第一の作用位置にあるときの図1の線4−
4に沿った断面図である。
【図5】幾つかの要素が第二の作用位置にあるときの図
4と同様の図である。
4と同様の図である。
【図6】幾つかの要素が第三の作用位置にあるときの図
4と同様の図である。
4と同様の図である。
10 シートベルトリトラクター 12 フレーム 14 格納スプール 16 シートベル
トウェブ 18 駆動組立体 20 円筒状シャ
フト 24 シャフトの第一の端部分 25 駆動突起 26 フレームの
開口部 28 フレーム側部 30 軸受 34 シャフトの第二の端部分 32 リテーナ 36 フレームの開口部 38 フレームの
側部 40 軸受 42 リテーナ 44、46 ラチェット歯車 50 第一のばね 52 第二のバネ 54 ラチェット
歯車 55 ハブ 56 爪 58 爪のばね 60 アクチュエ
ータ 62 キャップ板 64 クラッチ 66 カバー 67 ボス 68 カバーの中空内部 69 キャップ板
の開口部 70 ディスク 72 ハブ突起 74 ラチェット歯車の穴 76 ばねスロッ
ト 78 歯 80 ラチェット
歯車の中空内部 82 ばね定着突起 83 支持シャフ
ト 84 係合止め部 85 ばねスロッ
ト
トウェブ 18 駆動組立体 20 円筒状シャ
フト 24 シャフトの第一の端部分 25 駆動突起 26 フレームの
開口部 28 フレーム側部 30 軸受 34 シャフトの第二の端部分 32 リテーナ 36 フレームの開口部 38 フレームの
側部 40 軸受 42 リテーナ 44、46 ラチェット歯車 50 第一のばね 52 第二のバネ 54 ラチェット
歯車 55 ハブ 56 爪 58 爪のばね 60 アクチュエ
ータ 62 キャップ板 64 クラッチ 66 カバー 67 ボス 68 カバーの中空内部 69 キャップ板
の開口部 70 ディスク 72 ハブ突起 74 ラチェット歯車の穴 76 ばねスロッ
ト 78 歯 80 ラチェット
歯車の中空内部 82 ばね定着突起 83 支持シャフ
ト 84 係合止め部 85 ばねスロッ
ト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−93550(JP,U) 実開 昭62−115262(JP,U)
Claims (9)
- 【請求項1】 乗物搭乗者を拘束するシートベルトウェ
ブを格納するリトラクターにして、 スプール軸線の周りでベルトの退却方向及びベルトの引
き出し方向に回転可能なウェブ格納スプールと、 該スプールを、ベルトの退却方向に回転させるように偏
倚する第一及び第二のばねと、 ラチェット歯車の回転が阻止されたとき、前記第一のば
ねのばね力が前記スプールに作用するのを妨害するよう
に前記第一のばねに接続された、回転可能なラチェット
歯車であって、複数の歯を有する前記回転可能なラチェ
ット歯車と、 前記ラチェット歯車の歯の一つに選択的に係合し、前記
ラチェット歯車がベルトの退却方向に回転するのを阻止
する可動の爪と、 爪が枢動し且つ爪の枢動軸線に関して横方向に動き得る
ように前記爪を支持する支持手段と、 前記爪を前記爪の枢動軸線の周りで前記歯の方向に選択
的に枢動させるアクチュエータ手段と、 前記スプールがベルトの引き出し方向に回転する間に、
前記アクチュエータ手段と独立的に、前記爪を前記爪の
枢動軸線に関して横方向に且つ前記歯から離す方向に動
かす回転可能なクラッチであって、スプール軸線からあ
る距離で前記スプール軸線の回りで円弧を成して伸びか
つ両端部を有する突起を有する回転可能なクラッチ、を
備え、 前記爪の一部は、前記爪の一部が前記端部の一つと選択
的に係合可能であるように、前記端部の間に配置されて
いるリトラクター。 - 【請求項2】 請求項1に記載のリトラクターにして、
前記爪が一つのスロットを画成する面手段を備え、前記
支持手段が前記スロットを通して伸長するリトラクタ
ー。 - 【請求項3】 請求項2に記載のリトラクターにして、
前記支持手段を前記スロットの第一の端部に配置するよ
うに前記爪を前記支持手段に関して偏倚させる手段を備
えるリトラクター。 - 【請求項4】 請求項3に記載のリトラクターにして、
前記回転可能なクラッチが、前記爪の一部に係合し且つ
前記爪を前記支持手段に関して動かし、前記支持手段を
前記スロットの第二の端部に配置する手段を備えるリト
ラクター。 - 【請求項5】 請求項1に記載のリトラクターにして、
前記突起が、スプール軸線の略周りで伸長し、前記リト
ラクターが、前記クラッチに隣接する位置に配置されか
つ前記突起の前記端部の一つと係合して前記クラッチの
移動を停止するストッパを更に備え、前記クラッチが、
前記ストッパが退却方向に回転した後、前記突起が前記
ストッパに係合する第一の位置を有し、前記クラッチ
が、前記ストッパが引き出し方向に回転した後、前記突
起が前記爪の前記部分に係合する第二の位置を有するリ
トラクター。 - 【請求項6】 請求項1に記載のリトラクターにして、
前記クラッチを偏倚させ、前記ラチェット歯車と摩擦係
合させるばね手段を備えるリトラクター。 - 【請求項7】 請求項1に記載のリトラクターにして、
前記爪が、前記アクチュエータ手段に係合されるアクチ
ュエータ係合アームを備えるリトラクター。 - 【請求項8】 請求項7に記載のリトラクターにして、
前記アクチュエータ手段が電気ソレノイドを備え、前記
ソレノイドが、前記アクチュエータ係合アームに係合さ
れた可動部材を備えるリトラクター。 - 【請求項9】 請求項1に記載のリトラクターにして、 穴を有するキャップ板が設けられたハウジング部分と、 前記スプールと共に回転可能なシャフトであって、前記
キャップ板の前記穴内に伸長する部分を有する前記シャ
フトと、 前記キャップ板及び前記クラッチに係合し、該クラッチ
を前記ラチェット歯車と摩擦係合させるばね手段と、を
備え、 前記キャップ板がスプールの軸線に対し平行に伸長する
クラッチストッパ突起を有し、前記クラッチが前記キャ
ップ板に隣接する位置に配置され、 前記クラッチが、スプール軸線の周りを伸長し且つ前記
キャップ板の方を向いた円弧状突起を有し、 前記爪が、歯係合アームと、アクチュエータ係合アーム
と、クラッチ係合アーム及びスロットと、を備え、前記
爪が前記爪の枢動軸線の周りで枢動したとき、前記歯係
合アームが、前記ラチェット歯車と係合可能であり、前
記アクチュエータ係合アームが、前記アクチュエータ手
段と係合して前記爪を前記爪の枢動軸線の周りで枢動さ
せ、前記クラッチ係合アームが、前記円弧状突起と係合
して前記爪を前記枢動軸線に関して横方向に動かし、 前記支持手段が前記スロットを貫通して伸長し、前記爪
が摺動するのを許容し、 前記第一のばねが、前記ハウジング部分に関して固定さ
れた第一の端部及び前記ラチェット歯車に関して固定さ
れた第二の端部を有する複数のコイルを備え、前記第二
のばねが、前記ラチェット歯車に関して固定された第一
の端部、及び前記シャフトに関して固定された第二の端
部を有する複数のコイルを備え、前記第一及び第二のば
ねが、前記シャフトをベルトの退却方向に偏倚させ、 前記ラチェット歯車がベルトの退却方向に回転すること
により、前記円弧状突起が前記クラッチに係合する迄、
前記クラッチがベルトの退却方向に回転し、前記ラチェ
ット歯車がベルトの退却方向に回転することにより、前
記円弧状突起が前記クラッチ係合アームに係合しかつ前
記爪を摺動させる迄、前記クラッチがベルトの退却方向
に回転するリトラクター。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US241746 | 1994-05-12 | ||
US08/241,746 US5452862A (en) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | Silent seat belt comfort retractor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07309203A JPH07309203A (ja) | 1995-11-28 |
JP2686425B2 true JP2686425B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=22912016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7114768A Expired - Fee Related JP2686425B2 (ja) | 1994-05-12 | 1995-05-12 | シートベルトウェブの格納リトラクター |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5452862A (ja) |
EP (1) | EP0681949B1 (ja) |
JP (1) | JP2686425B2 (ja) |
DE (1) | DE69510995T2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19623658A1 (de) * | 1996-06-13 | 1997-12-18 | Trw Repa Gmbh | Gurtaufroller und Verfahren zu seiner Montage |
DE19635236C1 (de) * | 1996-08-30 | 1998-03-12 | Siemens Ag | Gewichtsausgleichsvorrichtung, insbesondere für eine medizinische Röntgeneinrichtung |
DE19952371C1 (de) * | 1999-10-30 | 2001-04-12 | Autoliv Dev | Gurtaufroller mit umschaltbarer Federanordnung |
DE10162374C1 (de) * | 2001-12-19 | 2003-05-08 | Autoliv Dev | Sicherheitsgurtaufroller mit elektromotorischer Vorstraffung und Komfortfedersystem |
DE20211786U1 (de) * | 2002-07-31 | 2002-12-12 | TRW Occupant Restraint Systems GmbH & Co. KG, 73553 Alfdorf | Elektromagnetisch ansteuerbarer Gurtaufroller |
JP4489122B2 (ja) * | 2008-01-07 | 2010-06-23 | 本田技研工業株式会社 | 車両用シートベルト装置 |
CN103029678B (zh) * | 2011-10-07 | 2015-06-10 | 株式会社东海理化电机制作所 | 安全带卷绕装置 |
CN112412997B (zh) * | 2019-08-23 | 2024-09-24 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 用于变速器的离合器组件 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE432529B (sv) * | 1975-02-18 | 1984-04-09 | Nippon Soken | Indragnings- och upplindningsanordning for sekerhetsbelten |
JPS5618359Y2 (ja) * | 1977-02-18 | 1981-04-30 | ||
JPS573320Y2 (ja) * | 1977-10-24 | 1982-01-21 | ||
JPS6030576B2 (ja) * | 1979-08-21 | 1985-07-17 | エヌエスケ−・ワ−ナ−株式会社 | シ−トベルトリトラクタの巻取力軽減機構 |
JPS57189214A (en) * | 1981-05-19 | 1982-11-20 | Hitachi Ltd | Return control method from failed state for robot |
US4585185A (en) * | 1982-10-22 | 1986-04-29 | Nsk-Warner K.K. | Retractor |
JPS614164A (ja) * | 1984-06-18 | 1986-01-10 | Morinobu Endo | リチウム電池 |
JPH0431187Y2 (ja) * | 1986-01-14 | 1992-07-27 | ||
US4770365A (en) * | 1986-09-26 | 1988-09-13 | Juichiro Takada | Seat belt retractor |
JPS6352656U (ja) * | 1986-09-26 | 1988-04-08 | ||
DE3805007A1 (de) * | 1987-10-31 | 1989-05-18 | Kern & Liebers | Vorrichtung zum automatischen aufrollen eines sicherheitsgurtes |
JP2777377B2 (ja) * | 1988-10-12 | 1998-07-16 | タカタ株式会社 | テンションレデュース機構付シートベルト巻取り装置 |
DE3838175C1 (ja) * | 1988-11-10 | 1990-05-23 | Trw Repa Gmbh, 7077 Alfdorf, De | |
JPH02114567U (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-13 | ||
US5195693A (en) * | 1990-03-29 | 1993-03-23 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki Seisakusho | Tension reducer |
-
1994
- 1994-05-12 US US08/241,746 patent/US5452862A/en not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-03-31 DE DE69510995T patent/DE69510995T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-03-31 EP EP95104859A patent/EP0681949B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-05-12 JP JP7114768A patent/JP2686425B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69510995D1 (de) | 1999-09-02 |
DE69510995T2 (de) | 2000-02-24 |
JPH07309203A (ja) | 1995-11-28 |
EP0681949A1 (en) | 1995-11-15 |
EP0681949B1 (en) | 1999-07-28 |
US5452862A (en) | 1995-09-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5411221A (en) | Seat belt retractor with tension relief mechanism | |
US3667698A (en) | Locking seat belt retractor | |
US7637536B2 (en) | Retractor having mechanisms for disabling a vehicle sensitive sensor and for preventing webbing withdrawal | |
US5297752A (en) | Seat belt retractor with an automatic belt tension reducer | |
US5022601A (en) | Locking mechanism for webbing retractor | |
JP2577822B2 (ja) | シートベルトリトラクタ | |
US5333906A (en) | Seat belt retractor | |
US4854522A (en) | Safety apparatus | |
JP2014141137A (ja) | ウェビング巻取装置。 | |
JP2686425B2 (ja) | シートベルトウェブの格納リトラクター | |
US5014926A (en) | Web sensitive and vehicle sensitive retractor | |
JP2828416B2 (ja) | シートベルトウェブのリトラクター装置及び小児用シートベルト装置 | |
JP3525638B2 (ja) | シートベルトリトラクタ | |
US4711408A (en) | Webbing wind-up force limiting apparatus | |
US4165844A (en) | Dual tension safety belt | |
JP2677976B2 (ja) | シートベルトウェブを格納するシートベルトのリトラクター | |
JPH0810045Y2 (ja) | ウエビング巻取装置 | |
JP2653764B2 (ja) | 乗物のシートベルトリトラクター | |
US5080299A (en) | Seat belt retractor | |
JP3258587B2 (ja) | ウエビング巻取装置 | |
US4496116A (en) | Automatic locking retractor | |
US4103845A (en) | Take-up force eliminator for safety belt retractor | |
JP2913790B2 (ja) | シートベルトリトラクタ | |
JPS598916Y2 (ja) | 安全ベルト巻取装置 | |
JP3426392B2 (ja) | ウエビング巻取装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070815 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |