JP3205610B2 - シートベルトリトラクタ - Google Patents

シートベルトリトラクタ

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JP3205610B2
JP3205610B2 JP31360692A JP31360692A JP3205610B2 JP 3205610 B2 JP3205610 B2 JP 3205610B2 JP 31360692 A JP31360692 A JP 31360692A JP 31360692 A JP31360692 A JP 31360692A JP 3205610 B2 JP3205610 B2 JP 3205610B2
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    • B60R22/36Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用のシートベルト
リトラクタ、特に、かかる多くの装置に共通する、フレ
ームに取り付けたラチェット爪が自在動作することに起
因するがたつきを減衰させるがたつき抑制止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】多くのシートベルトリトラクタにおい
て、シートベルトリトラクタリールにラチェット歯車が
形成されており、該ラチェット歯車には、爪が係合し、
車両の急激な加速又は減速期間中、シートベルトがリト
ラクタハウジングから更に繰り出されるのを防止するこ
とが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一定の
速度又は穏やかな加速期間中、この爪は典型的に、重力
により偏倚されて、ラチェット歯車に対して非係合位置
にある。移動自在の爪は、車両の加速及び減速に応答し
て爪を作動させる慣性装置を付勢させて、シートベルト
に係合していないとき、車両の振動に応答し、その結
果、減衰、又は抑制措置を採らない限り、運転者及び同
乗者、特にがたつきの原因を識別し得ない者にとって、
不快であるがたつき音を発生させる。このがたつきは、
通常、爪がラチェット歯車のラチェット歯に金属対金属
の接触をすることに起因する。従って、本発明の目的
は、上述の型式のシートベルトリトラクタ機構のがたつ
き抑制手段の改良を実現することである。
【0004】全てのがたつき音抑制装置は、緊急時にお
けるリトラクタの係止機能に悪影響を及ぼさない点で実
質的にフェール・セーフでなければならない。又、かか
るがたつき音抑制型リトラクタは、悪条件下で反復的に
作動し且つ政府、及びそのリトラクタを車両に取り付け
る自動車メーカの基準の全てに適合しなければならな
い。本発明は、リトラクタを使用しないときに限りがた
つき音を抑制するものである。シートベルトを使用のた
め伸長させたならば、該がたつき音抑制機構は機能しな
い。このため、このがたつき音抑制機構は、使用時にお
けるシートベルトリトラクタの通常の係止機能を妨害す
ることはない。
【0005】従来、シートベルトリトラクタに関係する
がたつき音を軽減するための試みが為されている。かか
る試みの一例は、ラチェット爪をラチェット歯から離間
させるために可撓性手段を利用するダイパオラ(DiPaol
a)への米国特許第4,220,294号がある。しかし、かかる
手段は、アクチュエータ、又は慣性装置に対する機構の
応答性を低下させる傾向がある。又、アルリッヒ(Ulri
ch)等への米国特許第3,862,726号は、シートベルトの
伸長に応答して、爪を最初に妨害して、ラチェットに係
合しないようにする手段を利用する。
【0006】又、ある状態のとき、シートベルトの伸長
を利用し、爪を非係合位置に付勢させる偏倚力を発生さ
せるシートベルトリトラクタの例がある。かかるリトラ
クタの例は、サイトウ(Saitou)への米国特許第4,749,
142号、ツゲ(Tuge)等への米国特許第4,993,656号、及
びサイトウ等への米国特許第5,022,601号に記載されて
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、がたつき抑制
装置がその作用位置にあるときに圧力を設定し、非係合
位置方向にその軽い圧力を維持し、、ベルトが非伸長状
態にあるときに限り、その圧力が維持されるようにする
ことにより、ラチェット爪の振動的な枢動動作に起因す
るがたつきを抑制しようとするものである。所定の長さ
のベルトがリールから繰り出された後、係止爪を重力以
外の全ての拘束力から解放し、慣性手段に応答して、係
止爪を係合させ且つその作用位置に付勢させ、リールか
らのベルトの繰り出しを制限する。
【0008】より具体的には、該シートベルトリトラク
タは、フレームに軸支したシャフトに固着されたベルト
スプールを有する支持フレームを備えている。該ベルト
スプールは、ラチェット歯を有する一対のラチェット歯
車と、該ラチェット歯車の間でスプール上にコイル状に
巻かれたベルトとを備えている。フレームは、車両に取
り付けるための基部と、ベルトスプール及び係止爪を収
容する一対の直立側板とを備えるU字形のプレス薄板金
属である。スプールシャフトに固着されたリトラクタば
ねは、ベルトが緊張状態でないとき、スプールを偏倚さ
せ、ベルトをスプール上に巻き戻す。
【0009】係止爪は、フレームに枢動自在に取り付け
られ、又、ラチェットに係合し、スプールからのベルト
の繰り出しを阻止する。通常、該係止爪は、係止爪の釣
合い状態に伸長する部分の重量によって付勢され、ラチ
ェット歯と非係合位置にある。この慣性重りは、フレー
ムに可動に取り付けられ、フレームの加速、又は減速時
に、係止爪を揺動させ、ラチェット歯に係合させる。
【0010】本発明のがたつき抑制機構は、係止爪に係
合し且つ該爪に所定の力を作用させ、その非作用位置に
偏倚させる第1の位置を有する妨害手段を備え、上記非
作用位置にて、係止爪はラチェット歯車のラチェット歯
に係合しないように離間される。係止爪は、この位置に
偏倚されたとき、ラチェット歯車のラチェット歯に対し
てがたつくのが阻止される。更に、慣性手段は、動き且
つ係止爪を作用させないよう制限される。第2に、作動
手段は、該作動手段が妨害手段を作用位置に動かす第1
の位置、又は作動手段が妨害手段を非作用位置に動かす
第2の位置の何れかに選択的に偏倚される。所定の長さ
のベルトの伸長に応答する手段を使用し、作動手段をそ
の第1の位置と第2の位置との間で動かす。この好適な
応答手段は、ベルトリールと共に回転可能な太陽歯車
と、直立の側板に固定された内歯車と、太陽歯車及び内
歯車に係合する一対の遊星歯車とを有する遊星歯車列を
備えている。遊星歯車は、所定の回転及び旋回位置に
て、一対のピン又はプランジャに係合する突起を備えて
いる。係合したならば、作動手段は、第1の位置と第2
の位置との間で動かされる一方、妨害手段をその作用位
置と非作用位置との間で動かす。
【0011】
【実施例】本発明の好適な実施例について、以下、図面
を参照して、詳細に説明する。
【0012】図1乃至図3を参照すると、本発明のがた
つき防止装置、又はがたつき抑制装置を具体化するシー
トベルトリトラクタ12が図示されている。今日、全て
の乗用車に必要とされているシートベルトリトラクタ
は、典型的に一部の構成要素が振動したときに、不快な
がたつき音の発生源となる幾つかの基本的な構成要素を
備えている。関係する部品は、緊急時におけるシートベ
ルトの伸長を阻止するために設けられた慣性装置及びラ
チェット機構があり、緊急時に、慣性装置は、ラチェッ
ト上で作用し、かかるシートベルトの伸長を阻止する。
【0013】シートベルトリトラクタ12は、基部分1
4cにより相互に接続された平行に離間した側壁又は側
板14a、14bを有するU字形フレーム14を備えて
いる。該基部分14cには、図2に符号14dで示すよ
うな開口部が形成され、自動車の同乗者室内へのシート
ベルトリトラクタ12の取り付けを容易にする。
【0014】リール又はスプール16がフレーム14の
側そく板14aと側板14bの間に回転可能に取り付け
られている。該リール16は、その軸線を中心として回
転可能に側板14a、14bに軸支されたシャフト16
aを備えている。又、該リール16には、シャフト16
aに固着されかつ該シャフト16aと共に回転するラチ
ェット歯車20が設けられている。従来の形態であるラ
チェット歯車20は、図3に点線で最も良く図示されて
おり、複数のラチェット歯20aを備えている。
【0015】ラチェット歯車20は、ラチェット機構2
2の一部を形成し、該ラチェット機構22は、又、側板
14a、14b内で制限された枢動動作が可能であるよ
うにシャフト24aに取り付けられた係止爪24を備え
ている。図2に図示するように、該係止爪は、側板14
a、14b間を伸長し、又、反対方向に突出する耳状突
起24bを有し、該耳状突起24は、側板14a、14
bを越えて外方に伸長し、又、ラチェット歯車20の歯
20aに係合し、図1及び図3に示すように、ラチェッ
ト歯車の反時計方向への回転を阻止する縁端24cを備
えている。係止爪24を非係合位置に偏倚させ且つラチ
ェット機構22の作動手段を提供する目的にて、係止爪
24には、図2に図示するように、横方向伸長シャフト
24aの左側に伸長する板部分24dが形成される。以
下に更に詳細に説明するように、該板部分24dの下側
の中間箇所は、慣性装置26に係合する。該慣性装置2
6は従来型式であり、急激な加速又は減速を伴うような
緊急時にラチェット機構22を作動させ、係止爪24を
ラチェット歯車20に係合させ、シートベルト18の更
なる伸長を阻止することを目的とする。
【0016】でこぼこ道、又は悪路を走行するとき、該
爪24は、枢動しかつラチェット歯車に当たり、がたつ
きを生じさせる可能性がある。
【0017】慣性装置26は、基本的に、ディスク26
cから張り出すシャフト26bの下端により支持された
重り26aを備える振子機構である。該ディスク26c
は、シャフト26bがそこを通って伸長する開口部を有
する環状支持体26d上に着座する。シャフト26bを
垂直方向に配置した状態で、該重り26aをその中央位
置から変位させたとき、かかる緊急状況時にディスク2
6cは水平位置から傾斜し、係止爪24を時計方向に付
勢させる。慣性装置26の構造及び機能は、完全に従来
通りである。
【0018】シートベルトリトラクタ12には、図2に
図示するように、側板14a上でU字形フレーム14の
外側に取り付けられたがたつき抑制装置28が設けられ
る。側板14bに隣接するフレーム14の反対側には、
ベルトリトラクタ機構29が設けられており、該機構2
9は、ハウジング29b内に取り付けられたばね29a
を備えており、該ばね29aは、リール16をシートベ
ルト18を退却させる方向に偏倚するヘリカルばねであ
る。採用されるリトラクタ機構の特別な型式は重要でな
く、本発明に何ら関係がないことを理解すべきである。
単一の戻りばねを採用し、又は幾つかのばねを使用し、
シートベルト18に選択的に変化する張力を付与するこ
とが可能である。しかし、本発明は、ラチェット機構2
2に関するがたつき音の抑制を目的とするものである。
従って、その構成要素が自動車に典型的に生ずる振動を
受けたとき、ラチェット機構がノイズ、又はがたつきを
生じる傾向がある。安全上の理由により、ラチェット機
構22が、緊急状態時に非制限状態で機能するのを許容
することが必要である一方、ラチェット機構22が自由
な動作をする必要がない状況のとき、関係する部品のが
たつき音及びがたつきを抑制することが望ましい。この
目的のため、がたつき抑制装置28は、シートベルト1
8が完全に退却し、又は車両の同乗者が使用するのに十
分でない程度にシートベルトが僅かだけ伸長したとき、
ラチェット機構22に偏倚力を作用させる働きをする。
【0019】がたつき抑制装置28は、外側カップ状ハ
ウジング部材30と、内側カップ状ハウジング部材32
とを備えている。該内側ハウジング部材32は、図5に
図示するように、フレーム14の側板14aの外側に固
着される。適当な締結具が内側ハウジング部材32を側
板14aに固着し、これにより、リール16のシャフト
16aがその内部に伸長する内側チャンバ34を形成す
る。又、係止爪24の耳状突起24bの1つも又、該内
側チャンバ34内に伸長する。側板14bには、開口部
又は切欠き35が形成されており、耳状突起24bは、
この開口部又は切欠き35がを通って内側チャンバ34
内に伸長するのが分かる。該内側ハウジング部材32に
は、中央壁部分32bを囲繞する外周壁32aが形成さ
れる。該中央壁部分32bには、幾つかの開口部が形成
されており、その1つの開口部は、図5に図示するよう
に、リールシャフト16aがそこを通って伸長する、中
央に配置した開口部32cである。リールシャフト16
aの外端は、外側ハウジング部材30及び内側ハウジン
グ部材32の中央壁部分32bにより形成された歯車ハ
ウジング、又は外側チャンバ36内に受け入れられる。
外側ハウジング部材30は、図示しない締結具により内
側ハウジング部材32に固着され、歯車ハウジング又は
外側チャンバ36を形成する。
【0020】がたつき抑制装置28は、主として、外側
チャンバ36内に配置された遊星歯車系38と、外側チ
ャンバ36及び内側チャンバ34の一部内に配置された
爪制御機構40とを備えている。該遊星歯車機構38
は、リールのシャフト16aに直接接続され、リール1
6からのシートベルト18の所定の程度の伸長に応答し
てがたつき抑制装置28を作動させる手段を提供する。
該爪制御機構40が遊星歯車機構38により作動され、
係止爪24に直接作用するように配置される。
【0021】遊星歯車機構38は、図5に最も良く図示
するように、リールシャフト16aの外端に固着された
太陽歯車42を備えている。リールシャフト16aの端
部には、図5に図示するように、壁部分32bの開口部
32cを通って伸長する縮小径部分16cが形成されて
いる。太陽歯車42は、シャフト16aにキー止めされ
ており、故に、リール16により駆動される。又、遊星
歯車機構38は、図3に図示する一対の遊星歯車46、
48を備えている。これら遊星歯車46、48は、太陽
歯車42により駆動され、又、内側ハウジング部材32
の中央壁部分32bと一体に形成された内歯車50に係
合する。図5に図示するように、内歯車50は、壁部分
32bの外面にあり、故に、外側チャンバ36内に位置
する。このため、遊星歯車46、48は、内歯車50に
係合し、シャフト16aの回転に伴ってチャンバ36の
周りを回転する太陽歯車42により駆動される。遊星歯
車46、48は、外側ハウジング部材30の壁と内側ハ
ウジング部材32の壁部分32bとの間に拘束される。
【0022】上述のように、爪制御機構40は、チャン
バ34、36内に配置され、望ましくは作動レバー52
の形態の作動手段と、望ましくはレバー54の形態の妨
害手段とを備えている。作動レバーは、外側チャンバ3
6内に配置される一方、妨害レバーは内側チャンバ34
内に配置される。作動レバー52及び妨害レバー54を
相互に接続すると共に、爪制御機構40を枢動可能に取
り付ける目的にて、図8に最も良く図示するように、作
動レバー52から横方向に伸長するピン52aが設けら
れる。該ピン52aには、平坦部分52bが設けられ、
該平坦部分52bは妨害レバー54の対応する形状の開
口部54a内に受け入れられ、これらレバー52、54
を相互に固着し、レバー52、54が一体として回転す
るようにする。
【0023】組み立てた後、ピン52aを妨害レバーの
開口部54aに対して軸方向に変位しないよう係止する
目的にて、該ピン52aには、くり抜き部分52fが形
成されており、該くり抜き部分52fは、可撓性壁54
eを受け入れ、作動レバー52及び妨害レバー54を組
み立てた状態に係止する。壁54eは、ピン52aを開
口部54a内に挿入したとき、容易に歪曲し得るように
角度が付けられている。壁54eをくり抜き部分52f
に受け入れたとき、該壁54eはくり抜き部分52fに
強固に着座したその直立姿勢となる。
【0024】内側ハウジング部材32の中央壁部分32
bには、ピン52aがそこを通って伸長する開口部32
dが形成されており、該開口部32dは爪制御機構40
を内側ハウジング部材32に対して軸支する働きをす
る。次に、図8を参照すると、作動レバー52は、中央
ハブ部分52eから伸長する脚部52c、52dを備え
る略V字形である。図3に最も良く図示するように、こ
れら脚部52c、52dは、中央ハブ部分52eに対し
て略接線方向に伸長する。
【0025】上述のように、遊星歯車機構38の目的
は、シートベルト18の一定の長さが伸長するのに応答
して、がたつき抑制装置28を制御する手段を提供する
ことである。この目的に従い、遊星歯車機構38は、リ
ール16のシャフト16aに接続され且つ該シャフト1
6aにより駆動される。遊星歯車機構38を爪制御機構
40に相互に接続する目的にて、外側チャンバ36内に
は、一対の作動プランジャ56、58が設けられてい
る。これら作動プランジャ56、58は、中央壁部分3
2bと一体に形成された案内壁59に取り付けられ、太
陽歯車42及びリールシャフト16aの軸線に対して半
径方向となる線に沿ってプランジャ56、58を直線方
向に動くように案内する。中央壁部分32bには、細長
いスロット32fが形成されており、該スロット32f
は、プランジャ56、58の隣接面から突起を受け入
れ、これらプランジャ56、58が案内壁59の間を直
線方向に摺動動作する程度を制限する。外側ハウジング
部材30は、プランジャ56、58に摺動可能に係合
し、これらプランジャ56、58が案内壁59の間の位
置から外方に変位するのを阻止する。プランジャ56、
58は、遊星歯車46、48の部分が係合し得るように
した平坦な内端56a、58aと、作動レバー52の脚
部52c、52dに係合し得るようにした丸型外端56
b、58bとを備えている。
【0026】図3、図5及び図6に示すように、遊星歯
車46には、プランジャ56の平坦な内端56aに係合
するように整合させた伸長バー46aが形成されてお
り、該伸長バー46aは、突起46aがプランジャ56
と整合状態になったとき、該内端56aを半径方向外方
に付勢させる。同様に、図3に図示するように、遊星歯
車48は、突起48aを備えており、該突起48aは、
遊星歯車48が内歯車50に沿って適正な位置まで進む
とき、プランジャ58に係合し得るように配置される。
図5から明らかであるように、これら突起46a、48
aは、内歯車50及び太陽歯車42の外方に配置されて
おり、このため、突起46a、48aが太陽歯車42又
は内歯車50の歯車の歯に干渉することはない。
【0027】シートベルト18が完全に退却した状態の
がたつき抑制装置28の最初の位置にて、遊星歯車48
の突起48aは、プランジャ58に係合し、該プランジ
ャ58を図4に示す最外側位置に付勢させる。ベルト1
8が伸長すると、遊星歯車48は、図4に図示するよう
に、内歯車50に沿って反時計方向に動く。遊星歯車4
8がチャンバ36の周りを完全に一周した後、プランジ
ャ56が図3に図示した位置まで半径方向外方に付勢さ
れ、これにより、作動レバー52を図3に図示する位置
に回転させたとき、該遊星歯車46は、その突起46a
と共に、図3、図6に図示した位置に達する。この期間
中、シートベルト18が伸長する間に、リール16のシ
ャフト16aが回転すると、遊星歯車機構は、上述のよ
うに移動し、プランジャ58は、最初に、外方位置にあ
り、作動レバー52をその反時計方向への回転位置に回
転させ、ベルトが所定のインクレメントだけ伸長する
と、遊星歯車46は、プランジャ56を外方に付勢さ
せ、作動レバー52を時計方向に回転させる。このと
き、プランジャ58は、内方に付勢され、内方への動き
を妨害する遊星歯車の突起が存在しないため、該プラン
ジャは、図3、図6に示した位置に摺動する。
【0028】次に、内側チャンバ34内に配置された爪
制御機構40の部分について説明すると、妨害レバー5
4は、爪係合脚部54b及びばね支持脚部54cを備え
るのが分かる。該ばね支持脚部54cは、図7、図8に
図示するように、偏倚ばね60の一端を受け入れる横方
向突起54dを備えている。妨害レバー54から遠方の
ばね60の端部は、図5に図示するように、内側ハウジ
ング部材32の中央壁部分32bから内方に伸長する突
起62上に受け入れられる。ばね60は、U字形として
図示されており、それぞれ図8に図示した突起54d、
突起62上に受け入れられる端部60a、60bを備え
ている。ばね60の目的は、爪制御機構40を二方向の
一方に偏倚させることである。突起54dは、作動レバ
ーピン52aの軸線と突起62との間に配置され、ある
場合には、ばね60をして爪制御機構40をある場合に
は、時計方向に付勢させる一方、別の場合には、反時計
方向に付勢させる中心上の動作が生じる。このように、
図4に図示するように、ばね60は、爪制御機構40を
反時計方向に回転させる傾向となる一方、図3に図示す
るように、ばね60は、爪制御機構40を時計方向に回
転させる傾向となる。この中心線上のばね動作の結果、
爪制御機構40は、プランジャ56及び58の一方、或
はその他方により付勢された位置に止まる傾向となる。
【0029】上述のように、爪制御機構40の目的は、
シートベルト18の伸長サイクルのある時点にて、係止
爪24に力を作用させることである。衝突時のような緊
急時にリール16がベルトを伸長させる動作を阻止する
ことを基本的な目的とする慣性装置26は、シートベル
ト18が伸長する前、及びシートベルト18が同乗者を
囲繞しかつ固着し得る程度に伸長するまでのその後の時
点で、何らの目的及び機能も発揮しない。同乗者が使用
するのに十分な程度にシートベルトが伸長する前に、自
動車に生ずる通常の振動の結果、がたつき又はがたつき
音を発生させる傾向となる慣性装置の部品、及び係止を
動かないように固定することが有利である。係止爪及び
慣性装置の何れも有効な機能を果たさないこの期間中、
係止爪24を利用して慣性装置26を動かないように固
定することが考えられる。係止爪24は、通常、重力に
よりラチェット歯車20と非係合位置に偏倚され、慣性
装置26に係合しているが、係止爪24及び慣性装置2
6は、依然、上述のがたつき及びがたつき音発生の問題
を伴う。
【0030】図4に最も良く図示するように、妨害レバ
ー54は、ラチェットに係合する耳状突起24に係合
し、図4に矢印で図示するように、係止爪24を反時計
方向に付勢させ得るようにしてある。この反時計方向へ
の付勢は、その丸型外端58bが作動レバー52の脚部
52dに係合するプランジャ58により行われ、これに
より、ばね60が爪制御機構40を図4に示すように反
時計方向に偏倚させ、その結果、妨害レバー54はその
脚部54bにて係止爪24に係合し、該爪24を図4に
図示するように反時計方向に回転させる爪制御機構40
を位置決めする。遊星歯車機構38を図3に示した位置
まで進ませるのに十分な程度、シートベルト18が伸長
したとき、プランジャ56は、その丸型外端56bが作
動レバー52の脚部52cに係合した状態で外方に付勢
され、爪制御機構40を図3に示した位置まで時計方向
に回転させ、このとき、妨害レバー54の脚部54b
は、係止爪24から離れて、図1に示した位置まで移動
し、慣性装置26が係止爪24を回転させ、ラチェット
歯車20に係合させるのに十分な隙間を残す。 上記
の説明から、該がたつき抑制装置28は、シートベルト
18が伸長せず、又は最小距離だけ伸長された期間中、
シートベルトリトラクタの係止爪及び慣性装置を動かな
いように固定する簡単で且つ効果的な手段を提供するこ
とが理解されよう。シートベルトリトラクタが取り付け
られた車両が走行し、振動を受けるにも拘わらず、シー
トベルトリトラクタが使用されない多くの場合がある。
又、車両に乗る者が運転者だけであるため、同乗者用シ
ートベルトが使用されない多くの場合がある。かかる場
合、使用しないシートベルトは、可能な限り静かな状態
に維持することが望ましい。本発明は、少数の低廉なプ
ラスチック部品を提供することにより、シートベルトが
十分に伸長し、車両内の同乗者により使用されているこ
とが分かるまで、緊急係止機構の部品が動き、及び振動
しないように拘束する手段を実現することを可能にする
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のがたつき抑制機構を具体化するシート
ベルトリトラクタの側面図である。
【図2】図1のシートベルトリトラクタの平面図であ
る。
【図3】説明の便宜上機構のハウジングの一部を切り欠
いた、図1のシートベルトリトラクタの拡大側面図であ
る。
【図4】がたつき抑制モードにある機構を示すシートベ
ルトリトラクタの図3と同様の部分側面図である。
【図5】がたつき抑制機構の一部を露出させるために一
部を切り欠いた図1のシートベルトリトラクタの部分平
面図である。
【図6】遊星歯車機構の動作を示す拡大部分側面図であ
る。
【図7】偏倚ばねと共に作動レバー及び妨害レバーを示
す分解斜視図であり、これら部品が図1乃至図6のシー
トベルトリトラクタに含まれるがたつき抑制装置の一部
を構成する分解斜視図である。
【図8】図7の作動レバー及び妨害レバーの部分的な分
解斜視図である。
【図9】図6の略線9−9に沿った拡大部分断面図であ
る。
【符号の説明】
12 シートベルトリトラクタ 14 U字形フ
レーム 14a〜c 側板 16 リール 16a シャフト 20 ラチェッ
ト歯車 20a ラチェッシト歯 22 ラチェッ
ト機構 24 リール係止爪 24a 横方向
伸長シャフト 24b 突起 24c 縁端 26 慣性装置 26a 重り 26b シャフト 26c ディス
ク 30 外側ハウジング部材 32 内側ハウ
ジング部材 34 内側チャンバ 36 外側チャ
ンバ 38 遊星歯車機構 40 爪制御機
構 42 太陽歯車 46 遊星歯車 46a 伸長バー 48 遊星歯車 48a 内端 50 内歯車 52 作動レバー 52c レバー
の脚部 52c レバーの脚部 54 妨害レバ
ー 56 作動プランジャ 56a 内端 58 作動プランジャ 58a 内端 59 案内壁 60 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 22/36 - 22/40

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルトリトラクタであって、 リトラクタフレームと、 前記リトラクタフレーム内に回転可能に軸支されたリー
    ルシャフトを有し且つその周りにシートベルトが巻かれ
    たリールと、 前記リトラクタのフレームにより支持され且つ前記リー
    ルをベルトの巻き取り方向に偏倚させ得るように接続さ
    れ、ベルトを前記リールから巻き懈くとき、前記ベルト
    が前記リールをベルト巻き懈き方向に回転させるのを許
    容するリトラクタばねと、 前記リールと共に回転可能に該リールに結合され、その
    上にラチェット歯が形成されたラチェット歯車と、 前記ラチェット歯と係合しないように離間された非作用
    位置と、前記ラチェット歯に係合し、前記リールをベル
    ト巻き懈き方向に回転しないように係止する作用位置と
    の間で回転可能であるように前記リトラクタフレームに
    枢動可能に取り付けられた係止爪と、 前記係止爪を作動させ、前記リトラクタに対する所定の
    加速力に応答し、前記係止爪を作用位置に動かす慣性装
    置と、 前記リールにより駆動される歯車機構と、前記係止爪を
    がたつき係合しないように固定する第1の位置と係止爪
    が作動しない第2の位置との間で可動であるように前記
    リトラクタフレームにより支持された爪制御機構とを有
    するがたつき抑制機構とを備え、 前記歯車機構が、シートベルトが完全に退却した状態で
    前記リールを位置決めし、同乗者をシートベルトで固着
    するのに必要とされるよりも短かいシートベルト長さが
    最初に伸長する間、前記爪制御機構を第1の位置に維持
    し得るように配置され、 前記歯車機構が、シートベルトが前記最初の伸長長さ以
    上に伸長するとき、前記爪制御機構を第1の位置から第
    2の位置に回転させ得るように配置されることを特徴と
    する、シートベルトリトラクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシートベルトリトラク
    タであって、前記慣性装置が重力により中央位置にあり
    かつ加速力に応答して横方向に変位可能な質量を備え、
    前記係止爪はその枢動可能な取り付け箇所から横方向に
    離間した重心を有し、その結果、前記係止爪が前記質量
    に下向きの力を加える非作用位置に重力により枢動する
    ことを特徴とする、シートベルトリトラクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のシートベルトリトラク
    タであって、前記リトラクタフレームと爪制御機構との
    間に接続され、前記爪制御機構を歯車機構により変位さ
    れる第1及び第2の位置の何れかに選択的に変位させる
    偏倚ばねを備えることを特徴とする、シートベルトリト
    ラクタ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシートベルトリトラク
    タであって、前記爪制御機構がリトラクタフレームによ
    り枢動可能に支持された多アームレバーを備え、前記偏
    倚ばねが前記多アームレバーの1つのレバーに作用し、
    中心線上ばね機構を提供し、前記ばね機構が第1の位置
    にあるとき、前記多アームレバーを係止爪に係合するよ
    う偏倚させ、次に、前記係止爪が慣性装置に係合するよ
    うにしたことを特徴とする、シートベルトリトラクタ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のシートベルトリトラク
    タであって、前記爪制御機構が第2の位置にあるとき、
    前記偏倚ばねが前記多アームレバーに力に作用させて該
    多アームレバーを回転させ、係止爪と非係合状態にする
    ことを特徴とする、シートベルトリトラクタ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のシートベルトリトラク
    タであって、前記多アームレバーが共通軸線を中心とし
    て単一体として枢動するよう相互に固着された作動レバ
    ー及び妨害レバーを備え、前記作動レバーが歯車機構に
    より交互に駆動され、前記爪制御機構を第1及び第2の
    位置の何れかに回転させる反対方向に伸長するアームを
    備え、前記妨害レバーが一対のアームを備え、前記アー
    ムの一方が前記偏倚ばねに固着される一方、前記アーム
    の他方が爪制御機構が第1の位置にあるとき、係止爪に
    係合することを特徴とする、シートベルトリトラクタ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のシートベルトリトラク
    タであって、前記歯車機構が、リールにより駆動される
    太陽歯車と、シートベルトが完全に退却した位置及び前
    記長さのシートベルトが伸長する位置にて作動レバーを
    回転させ得るように位置決めされた遊星歯車とを有する
    遊星歯車系を備えることを特徴とする、シートベルトリ
    トラクタ。
  8. 【請求項8】 シートベルトリトラクタであって、 離間した平行な側板を有するリトラクタフレームと、 前記側板に回転可能に軸支された支持シャフトを有し且
    つその周りにシートベルトが巻かれたリールと、 リトラクタフレーム上に支持され且つ前記リールをベル
    トの退却方向に偏倚させると共に、前記リールがベルト
    伸長方向に回転し、ベルトを前記リールから巻き懈くの
    を許容し得るように前記リールに接続されたリトラクタ
    ばね手段と、 前記ベルトの両側部で前記リールに固着され且つ外周に
    沿って配置された歯を有する一対のラチェット歯車と、 前記側板の間を伸長する係止爪であって、リール支持シ
    ャフトに対し平行な軸線の周りで枢動可能に支持され且
    つ前記ラチェットの歯から離間された非作用位置と前記
    ラチェット歯に係合し、前記リールがベルト伸長方向に
    回転しないように係止する作用位置との間で可動である
    ように支持された係止爪と、 前記側板の間でリトラクタフレーム上に取り付けられた
    慣性装置であって、前記リトラクタが少なくとも所定の
    程度の加速度を受けたとき、前記係止爪を作用位置に作
    動させ得るように接続された加速度応答部材を有する慣
    性装置とを備え、 前記係止爪が、その枢動取り付け軸線に対し偏倚された
    その重心を有し、前記係止爪が重力により偏倚され、前
    記慣性装置に係合し且つ前記作用位置の外に出るように
    し、 前記リールにより駆動されるがたつき抑制機構であっ
    て、前記係止爪を非作用位置に偏倚させ且つ前記シート
    ベルトが前記リールに完全に巻かれたとき、及び同乗者
    をベルトで固着するのに必要な程度より短かいシートベ
    ルト長さが最初に伸長するとき、前記加速度応答部材を
    動かないように固定するがたつき抑制機構を備えること
    を特徴とする、シートベルトリトラクタ。
  9. 【請求項9】 シートベルトリトラクタであって、 リトラクタフレームと、 リールがベルト巻き懈け方向に回転するとき前記ベルト
    を前記リールから伸長させ、前記リールがベルト巻き取
    り方向に回転するとき前記ベルトを前記リール上に退却
    させるようにベルトが回転可能に巻き付けられた、リト
    ラクタフレーム内のリールと、 前記リトラクタフレームに前記リールを回転可能に取り
    付けるリールシャフトと、 前記リールをベルト巻き取り方向に回転させ、前記ベル
    トを前記リールに退却させるリトラクタばねと、 ラチェット歯を有し且つ前記リールに結合されたラチェ
    ット歯車と、 前記リトラクタフレームに枢動可能に取り付けられ、前
    記係止爪がラチェット歯に係合しないように離間された
    非作用位置から、前記係止爪がラチェット歯車のラチェ
    ット歯に係合し、前記リールがベルト巻き懈き方向に更
    に回転しないように係止する作用可能な係止位置に可動
    である係止爪と、 前記リトラクタフレーム上に取り付けられ、所定の加速
    度又は減速度のときに動き、前記係止爪を作動させて作
    用可能な係止位置にする慣性手段と、 前記係止爪が振動し、ラチェット歯車のラチェット歯に
    係合し且つ非係合状態となるのを抑制し、所定の長さの
    ベルトが巻き懈かれたときリールシャフトの回転に応答
    する手段により作動される、がたつき抑制手段とを備
    え、 前記がたつき抑制手段が、 第1の作用位置において係止爪に係合する妨害レバーで
    あって、前記係止爪がラチェット歯車のラチェット歯に
    係合しないように離間され、係止爪がラチェット歯に対
    してがたつくのを防止するその非作用位置に前記係止爪
    を偏倚させるのに十分な力を付与する妨害レバーを備
    え、これにより、前記係止爪が前記慣性手段に圧力を付
    与し、前記慣性手段が動かないように制限され、 更に、作動レバーが妨害レバーを第1の作用位置に動か
    す第1の位置、又は前記作動レバーが前記妨害レバーを
    非係合状態にし、係止爪がラチェット歯に係合するのを
    制限する第2の作用位置の何れかに選択的に偏倚される
    作動レバーを備えることを特徴とする、シートベルトリ
    トラクタ。
  10. 【請求項10】 車両用のシートベルトリトラクタにお
    いて、 前記シートベルトリトラクタが、支持フレームと、フレ
    ームに軸支されたシャフト上に固着したベルトスプール
    であって、ベルトがその間で前記スプール上に巻かれる
    一対の端板を有し、前記端板がその外周に沿って形成さ
    れたラチェット歯を有するベルトスプールと、前記ベル
    トがスプールから繰り出されるのに抵抗すると共に、格
    納のためベルトをスプール上に巻くように前記スプール
    シャフトに固着されたリトラクタばねと、前記フレーム
    上に枢動可能に枢着され且つ前記ラチェット歯に係合
    し、ベルトがスプールから繰り出されるのを阻止する係
    止爪であって、通常、枢着ピンを越えて釣合い状態に伸
    長する前記係止爪の重量により、ラチェット歯に係合す
    る位置の外に付勢される係止爪と、前記フレームに可動
    に取り付けられ且つフレームの加速又は減速時、前記係
    止爪を揺動させ、前記ラチェット歯に係合させる作用可
    能な慣性重りとを備え、 がたつき抑制装置が、前記係止爪をその非作用位置に偏
    倚させ得るように係合し且つ十分な所定の力を付与する
    第1の作用位置を有する妨害レバーを備え、前記非作用
    位置にて、前記係止爪がラチェット歯車のラチェット歯
    に係合しないように離間され、係止爪がラチェット歯に
    対してがたつくのを阻止し、これにより、係止爪が慣性
    手段に圧力を付与するようにし、前記慣性手段が、前記
    係止爪を動かし且つ作動させるのを制限され、作動レバ
    ーが妨害レバーを作用可能な位置に動かす第1の位置、
    又は前記作動レバーが妨害レバーを係止爪から非係合状
    態にし、前記妨害レバーを非作用位置に動かす第2の位
    置の何れかに選択的に偏倚される作動レバーを備えるこ
    とを特徴とする、シートベルトリトラクタ。
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