JPS6253270A

JPS6253270A - シ−トベルトのリトラクタ−リ−ル

Info

Publication number: JPS6253270A
Application number: JP61202610A
Authority: JP
Inventors: トミー・アンダーソン
Original assignee: OOTORIBU DEV AB
Current assignee: OOTORIBU DEV AB
Priority date: 1985-08-28
Filing date: 1986-08-28
Publication date: 1987-03-07
Also published as: EP0216068A1; GB8521413D0; US4763853A; EP0216068B1; DE3663496D1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、自動車などの車輌の乗員、同乗者の安全を
守るシートベルトのリトラクターリールに関するもので
ある。

（従来の技術）自動車のシートベルト機構としては、従来から種々のも
のが提案されている。　一般的な機構としては、シート
ベルトを使用しない時は、シートベルトをリトラクタ−
リールに巻き込ｌνで置くという構造になっている。　
そして、自動車事故が発生したとき、すＩ・ラフターリ
ールにロック手段が作用し、シートベルト着用者の身を
守るため、シートベルトに緩みがこないよう、前記リー
ルがロックされ、シートベルトの引き出しが制限される
。　このような機構には、センサが用いられ、衝突など
の事故により、自動車の速度が急激に変化したとき、前
記センサは、この変化を検知し、前記リールの回転軸を
ロックし、シー１へベルトが役に立たなくなる引き出し
を制限するようになっている。　また、シートベルト異常に早くなったとき、これを検知して作動し、前記同
様に前記リールをロックするセンサも採用されている。

前者のヒレ４ノーには、所定の力が作用η′ると、揺動
Ｊる部材が用いられ、後者のセン４ｊには、慣性重りが
採用され、この重りは、シートベルト着用者の着用姿勢
に変化が生じ、例えば、衝突の衝撃でシートベルト着用
者が急激に前のめりになると、これにつれてシー１−ベ
ル１へが急速に引き出され形どなり、リールの回転軸が
急激に回るようになると、リールの動きに追随せず、リ
ールの回転を阻止するロック機構を作動させ、これにＪ
：リシートベルトは、着用された状態の長さを保ち、シ
ートベルトの緩みによる危険を防止する。

また、最近では、自動シートベルト機構も提案されてお
り、自動車に乗車して着座すると、シートベルトが着座
した人を座席に保持するに適した位置へ自動的に動く構
造になっている。　このような構造においては、自動車
の室内床に設防したレールにキャリエージが装着され、
乗車した人が肴座し、シートベルトをリトラクタ−リー
ルから引き出すと、その位置に合わせて前記キャリエー
ジがレールにそい移動し、この状態でシートベルトのバ
ックルを締めてシートベルトを着用する。

（発明が解決しようとする問題点）前記したシートベルト機構においては、シートベルト機
構を搭載した自動車が坂道などのスロープに駐車または
停車し、自動車の姿勢が変化するような場合、自動車の
異常速度の検知によるセンサでロック機構を作動する機
構であると、ロック機構が働らいてシートベルトの引き
出しが不能となり、シートベルトが使用できないといっ
た問題が生ずる。

また、シートベルトの引き出し速度が異常なときにロッ
ク機構が作動する機構であり、キャリエージが移動する
機構の場合、該キャリエージが移動して急速にシートベ
ルトを引いた場合、ロック機構が作用し、シートベルト
をそれ以上引き出せなくなる不都合さがある。

（問題点を解決するための具体的手段）前記した問題点
を解決するため、この発明は、シートベルトが巻き伺り
られる回転手段；該回転手段からシートベルトが引き出
しできなくなるように、前記回転手段を回転不能にロッ
クするロック手段；ならびに前記ロック手段を動作させ
るセンサ手段を備え、前記センサ手段は、少なくともシ
ートベルトの引き出し速度または加速度１．Ｔらびに該
シートベルトが装着された車輌の加速または減速のいず
れかに応答するセンサ手段であって、ざらに、該センサ
手段は、これを不動作位置に保持する手段により選択的
に不動作状態に保たれる構成を具体的手段とする。

この発明においては、前記センサ手段は、第１と第２の
センサ要素を備え、第１のセンサ要素は、シートベルト
の引き出し速度または加速度に応答し、第２のセンサ要
素は、該シートベルトが装着された車輌の加速および減
速に応答するものであって、前記セン号要素両者は、こ
れらを不動作位置に保持する手段により選択的に不動作
状態に保たれる構成のものが好ましい。

また、この発明においては、前記セン１ノ手段またはセ
ンサ要素を選択的に不動作位置に保持する手段は、ソレ
ノイドを備えているものが好ましい。

さらに、この発明においては、前記センサ手段は、シー
トベルトの引き出し速度または加速度に応答するセンサ
要素を備え、このセンサ要素は、前記回転手段の軸に装
着されて、該回転手段と其に回転するようにバネ付勢さ
れている慣性重りを有し、前記慣性重りと前記回転手段
との間にお１ノる相対的な回転運動の値が所定の値を越
えたとぎ、前記センサ手段が前記ロック手段を動作させ
、前記セン１ノ手段を不動作状態どする手段が前記慣性
重りを前記回転手段に対し所定の相対イ◇ｎに保持する
構成が好ましい。

さらに、この発明においては、前記憶（１重りには、前
記回転手段の回転軸に係合（る係合手段が設置Ｊられ、
この係合１段は、前記セン１〕手段を不動作状態とする
手段により前記回転手段の回転軸に係合し、前記憶竹申
りが前記回転手段と共に共軸回転する構成が採用されて
いる。

また、この発明においては、しン＋）手段を不動作状態
とする手段により前記回転手段の回転軸に係合し、前記
慣性重りが前記回転手段ど共に共軸回転するための手段
として、プランジャが前記センサ手段を不動作状態とす
る手段に設りられ、該プランジャが前記回転手段とＪｔ
に回転する構成が好ましい。

また、この発明においては、前記プランジャは、回転ヘ
ッドと該回転ヘッドに回転自由に装着された頭部とから
なり、前記頭部には、カム部材が作用して、前記プラン
ジャと前記慣性重りとの係合を制御Ｊる構成であること
が好ましい。

また、この発明においては、前記センサ手段は、少なく
ともシートベルトが装着された車輌の加速または減速の
いずれかに応答するロック手段であって、該センサ手段
は、前記の加速と減速が所定の値を越えたとき、第１の
位置から第２の位置へ移動し、この移動がロック手段を
動作させ、選択的に不動作状態に保つ手段が第１の位置
を保持させる構成であることが好ましい。

さらに、この発明においては、前記選択的に動作する手
段がロック手段の一部を加圧し、この加圧が前記可動部
材を第１の位置に保持する構成が好ましく、前記選択的
に動作する手段がロック手段の一部を加圧する手段は、
バネ力によるものであることが好ましい。

（実施例）第１図は、シートベル１へ機構の一部を構成するシート
ベルトを受けるリトラクターリールの一部を示すもので
あり、図にａ３いては、シートベルトが省略されている
。

シートベルトの一端は、シャフト１に常法により取＜−
ｔ　ｐ″Ｊられていて、シャツ１〜１は、ハウジング２
に回転自由に内蔵されている。　符号３は、シャフト１
の軸に対し直交するハウジング２の側壁を示す。

第１図には、シャツｈ　１の右端部が図示されており、
図から明らかなにうに、シャフト１には、二つの歯車４
．５が一体または一体的に設けられている。　これらの
歯車は、ハウジングの側壁３を挟んで設置され、シャフ
ト１は、側壁３０開口６を介して側壁３に挿通されてい
る。

図示の実施例においては、ハウジングの側壁３に形成さ
れた開口９．１０に棒状の掛金７．８が挿通されている
。　これらの掛金は、円形のボックス状のキャリア１３
０基板に形成された取イ］孔１１．１２に取付けられて
おり、該キャリアの基板は、ハウジングの側壁３と歯巾
５との間に介在し、前記キャリアは、シャフト１により
回転するように構成されている。

前記構成においては、キ１ｚリア１３が回転すると、掛
金７．８は、歯車４．５の歯部に係合し、シャフト１０
回転が停止されるように構成されている。　そして、掛
金７．８と歯車４．５との係合を解除し、シャフト１が
回転できるようにするため、キャリア１３を掛金７．８
と歯車４．５との係合が解除される位置へ付勢するバネ
手段が設けられているが、このようなバネ手段は、この
発明の要旨に直接関係がないので、図示していない。

シャフト１の端部には、延長部材が取付けられている。

　この延長部材は、第２図に分りやＪく図示されている
にうに、互いに対向した一対の円弧状の板部からなるボ
ス１４からなるもので、ボス１４の該板部の内側面には
、切欠１５が形成されている。前記ボスには、シャフト
１の回転により回転する車１６が装着されており、この
車１６の外端縁には、ラチェット１７が形成されている
。車１６は、外端縁に囲まれた凹面部１８を有し、この
凹面部にリング状の慣性重り１９が取付【プられている
。重り１９には、その中心を通るクロス部材２０が一体
に形成されていて、このクロス部材は、ボス１４の板部
の間に挿通されている。

車１６のハブ２１（中央部）には、ビン２２が植設され
、このビンに掛り止めレバー２３が回動自由に枢着され
ている。このレバーは、車１６のハブ２１に設けられた
ビン２６に基端が止着され、他端が前記レバーの自由端
２５に掛けわたされたコイルスプリング２４ににす、第
２図において内側（反時Ｈ１方向）へ付勢されている。

前記ビー　　　　１　Ｊ　　　　− ン２２とビン２６とは、直径方向に対向している。

Φす１９には、レバー２３の下辺と係合するビン２７が
植設されている。

シャフト１に巻かれているシートベルｌ−が第２図矢印
２８方向へ急速に引かれると、一対の円弧状の板部をも
つボス１４と車１６とは、矢印方向へ回転するが、重り
１９は、それにつれ回転せず、その位置のままで掛け止
めレバー２３を外方（付勢方向と反対方向）へ押す。　
かくて、レバー２３の自由端２５は、キャリア１３の内
側に形成したラチェット２９に噛み合い、シートベルト
がそのまま引かれるにつれ、キャリア１３が回転する。

かくして、前記のように、掛金７．８は、歯車４．５の
歯と噛み合い、これらをロックする。

弔り１９と、これに関連の前記部材は、シートベルトの
引張り方向２８への速度または加速に感応するセンサと
なるものである。　仮にシートベルトがゆっくりとした
速度、または、ゆっくりした加速度で引かれるとＪると
、重り１９は、シャフト１の動きに追随し、掛け止めレ
バー２３は動作しない。　しかしながら、シートベルト
が急速に、または、急加速度で引張られると、掛【′Ｊ
止めレバー２３が作動される。

自動車の速度に応答するセンサも設置されており、この
ようなセンサ３０は、一種の加速度検出器の構成で、カ
ップ状の受【ノに小さな重りが配置してあって、自動車
が所定値の加速または減速をしたときには、前記重りが
ぐらつく。　重りは、その上の部分に四部３１が形成さ
れており、従動体３２が前記凹部に係合している。第２
図から明らかなように、従動体３２には、増幅レバー３
３が一体に形成されていて、該レバー３３は、掛け止め
レバー３４に係合する。掛け止めレバー３４は、フック
３５を有し、センサ３０がぐらつくと、車１６の周側縁
のラチェット１７に係合する。

レバー３４は、ピボットピン３４を介してキャリア１３
と一体の突出部３７に枢着されている。したがって、フ
ック３５が車１６のラチエット１７に噛み合い、シート
ベルトが第２図の矢印２８方向へ引かれると、車１６は
、シャフト１の回転と同期して僅かに回転し、キャリア
１３を回転さけ、掛金７．８が歯車４．５と噛み合い、
これににって再びシャフト１をロックし、シャフト１０
回転を阻止する。

前記した４Ｎ造において、シートベルトを巻回するリー
ルは、通常のシートベルトのリールである。

前記実施例においては、シートベルトの引張り度合セン
サ（重り１９と関連部材により構成）ならびに車両の加
速／減速センサ（センサ３０と関連機構とにより構成）
の両者を不作動状態に保つ手段を設けることができる。

　このような手段は、任意の場合に、動作させることが
でき、これによってシートベルトに引張り速度に関係な
く、また、シートベルトが装着されている車輌が坂道に
駐車しているか否かに関係なく、シー１ヘベルトの引き
出しを可能にする。

前記したセンサーを不作動に保持する手段は、ソレノイ
ド３８により作動されるもので、ソレノイド３８により
アーム３９が第１図矢印４０方向へ引かれる。該アーム
には、バネ４１が設けられていて、このバネは、ソレノ
イドが励１４１されていないときは、増幅レバー３３の
直上に位置する。

しかしながら、ソレノイド３８が励磁されると、バネ４
１が前記レバー３３の上面に係合し、従動体３２を下方
へ押す。　センサ３０の凹部３１は、凹面鏡の形状であ
るから、その結果、センサ３０は、直立位置に戻り、掛
け止めレバー３４のフック３５と車１６のラチＩット１
７とは、係合しない。

前記したバネ４１の弾性付勢力は、通常の状態下でソレ
ノイド３８が励磁されたときに前記センサを直立状態に
戻す程度のものとされるが、安全の面から、ソレノイド
３８が励磁されている間、車輌が急加速または急減速さ
れたとき、センサー３０がゆれ動き、バネ４１の付勢力
に抗して増幅レバー３３を上へ持ち上げることができる
程度のバネ付勢力にしておくことが好ましい。　例えば
、ソレノイド３８が故障したとしても、シートベルト機
構は、事故発生時にシートベルト着用者を保護できるよ
うになっている。

ソレノイドに関連したアーム３９からは、クランク状の
アーム４２が延び、その先端にななめに曲げられたカム
部４３が設けられている。カム部４３は、これに共働す
る形状の傾斜面４５を有する通路４４に挿通されている
。　通路４４は、回転ヘッド４７の頭部４６に形成され
ており、該回転ヘッドは、シャフト１のボス１４に装着
されている。　回転ヘッドと頭部は、プランジャを構成
する。　回転ヘッド４７には、頭部４６と反対側に切欠
４８が形成されており、この切欠は、重り１９のクロス
部材２０が係合する寸法になっている。　回転ヘッド４
７の周側面には、一対の突起４９が直径方向に対向して
形成されていて、これら突起が前記ボスの板部に設（づ
られた切欠１５に係合する。　この結果、シャツｈ　１
が回転すると、回転ヘッド４７が頭部４６に対し回転で
きる。

ソレノイド３８が励磁され、アーム４２が矢印４０方向
へ引かれると、カム部４３が通路４／１の傾斜面４５に
そって動くと、頭部４６は第１図右側へ押され、切欠１
５に突起４９が嵌まり、切欠４８が重り１９のクロス部
材２０と係合する。

切欠４８の口部は、適当に拡開されていて、前記のよう
な嵌合が行なわれやすくなっている。しかしながら、回
転ヘッド４７が内側へ移動され、切欠４８が重り１９の
クロス部材２０と係合すると、シャフト回転時、重りは
該シャフトと同期回転し、掛け止めレバー２３の外方へ
の動きを阻止し、掛け止めレバー２３の自由端２５がキ
ャリア１３のラチＩット２つに係合しない。

前記のように、ソレノイド３８が励磁されるど、シート
ベルトの引き粗駆動に応答するセンサと車輌の速度に応
答するセン１ノの両者は、不動作位置に保持されること
に注目されたい。

前記した構造のシートベルトのリールが使用され、ソレ
ノイドが励磁されないときは、シートベルトは、リール
がロックされずにリールから比較的ゆっくり引き出され
る。しかしながら、シートベルトが急速または急加速の
状態でリールから引き出されると、前記のように重り１
つが車１６に対しスライドし、その結果、シャフト１は
、掛金７．８によりロック状態となる。

前記したシートベルトのリールを備えている自動車が事
故に遭遇し、自動車が急加速または急減速すると、セン
サ３０が揺れ動き、シャツ１〜１は、再び掛金７．８に
よりロック位置とされる。

したがって、いずれの場合でも、シャフト１は、ロック
され、その時点では、シートベルトの繰り出しが不可能
となる。

前記した構成のシー１−ベル１〜のリールを、例えば、
自動車に設けられたトラックまわりを動くキャリエージ
を有する機構の自動シートベルトの関連で使用すると、
シートベルトによるキャリエージの動きでシートベルト
がリールから引き出される。　キャリエージが動くとき
、ソレノイド３８が励磁され、かくて前記ベル１〜のセ
ンηと車輌のセンサの両者は、不動作状態となり、シャ
フト１の回転が阻止される。　ソレノイド故障した場合
の安全を考慮し、車輌が急加速または急減速されれば、
車輌のセンサが動作し、シャフト１をロックする。

前記のとおり、この発明を特定な実施例に基づいて説明
したが、特許請求の範囲に記載した範囲を逸脱すること
なく、種々の改変形が期待できる。

はとんどのヨーロッパ諸国においては、シートベルトの
リールに、車輌の加速および減速に応答するセンサとシ
ートベルトの引き出し速度に応答するセンサとの両者を
備え、これらによってシャフトをロックする機構を動作
させる機構を有することが要求されているが、これは、
世界的なものではなく、一方のセンサのみでもにい国も
ある。

したがって、一方のセンサのみが備えられているリール
であれば、一方のセンサを不動作にする手段だけをもつ
だけで充分であることを理解されたい。

（発明の効果）以上述べたように、この発明によれば、リトラクタ−リ
ールからのシートベルトの引きだしを異常時に制限して
、シートベルトによる着用者の安全を確保するため、シ
ートベルトのり１〜ラクターリールを不動のものとする
センサを異常事態に類いしながら実際は正常状態である
場合に、これを不動作状態として、リトラクタ−リール
の誤動作を防止することができ、これによってシートベ
ルトを常に適正な状態で使用することができるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の一実施例を示１もので、第１図は、
要部縦断正面図、第２図は、作動説明の側面図である。１・・・・・・シャフト２・・・・・・ハウジング３・・・・・・シャフト１の軸に対し直交するハウジン
グ２の側壁４、５・・・・・・歯車１９・・・・・・慣性重り３０・・・・・・センサ３８・・・・・・ソレノイド

Claims

【特許請求の範囲】

（１）シートベルトが巻き付けられる回転手段；該回転
手段からシートベルトが引き出しできなくなるように、
前記回転手段を回転不能にロックするロック手段；なら
びに前記ロック手段を動作させるセンサ手段を備え、前
記センサ手段は、少なくともシートベルトの引き出し速
度または加速度ならびに該シートベルトが装着された車
輌の加速または減速のいずれかに応答するセンサ手段で
あつて、さらに、該センサ手段は、これを不動作位置に
保持する手段により選択的に不動作状態に保たれる構成
からなることを特徴とする車輌などのシートベルトのリ
トラクターリール。
（２）前記センサ手段は、第１と第２のセンサ要素を備
え、第１のセンサ要素は、シートベルトの引き出し速度
または加速度に応答し、第２のセンサ要素は、該シート
ベルトが装着された車輌の加速および減速に応答するも
のであつて、前記センサ要素両者は、これらを不動作位
置に保持する手段により選択的に不動作状態に保たれる
構成からなることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
載の車輌などのシートベルトのリトラクターリール。
（３）前記センサ手段またはセンサ要素を選択的に不動
作位置に保持する手段は、ソレノイドを備えていること
を特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項記載の
車輌などのシートベルトのリトラクターリール。
（４）前記センサ手段は、シートベルトの引き出し速度
または加速度に応答するセンサ要素を備え、このセンサ
要素は、前記回転手段の軸に装着されて、該回転手段と
共に回転するようにバネ付勢されている慣性重りを有し
、前記慣性重りと前記回転手段との間における相対的な
回転運動の値が所定の値を越えたとき、前記センサ手段
が前記ロック手段を動作させ、前記センサ手段を不動作
状態とする手段が前記慣性重りを前記回転手段に対し所
定の相対位置に保持する特許請求の範囲第１項乃至第３
項いずれかに記載の車輌などのシートベルトのリトラク
ターリール。
（５）前記慣性重りには、前記回転手段の回転軸に係合
する係合手段が設けられ、この係合手段は、前記センサ
手段を不動作状態とする手段により前記回転手段の回転
軸に係合し、前記慣性重りが前記回転手段と共に共軸回
転する特許請求の範囲第４項記載の車輌などのシートベ
ルトのリトラクターリール。
（６）前記センサ手段を不動作状態とする手段により前
記回転手段の回転軸に係合し、前記慣性重りが前記回転
手段と共に共軸回転するための手段として、プランジャ
が前記センサ手段を不動作状態とする手段に設けられ、
該プランジャが前記回転手段と共に回転する特許請求の
範囲第５項記載の車輌などのシートベルトのリトラクタ
ーリール。
（７）前記プランジャは、回転ヘッドと該回転ヘッドに
回転自由に装着された頭部とからなり、前記頭部には、
カム部材が作用して、前記プランジャと前記慣性重りと
の記号を制御する特許請求の範囲第６項記載の車輌など
のシートベルトのリトラクターリール。
（８）前記センサ手段は、少なくともシートベルトが装
着された車輌の加速または減速のいずれかに応答するセ
ンサ手段であつて、該センサ手段は、前記の加速と減速
が所定の値を越えたとき、第１の位置から第２の位置へ
移動し、この移動がロック手段を動作させ、選択的に不
動作状態に保つ手段が第１の位置を保持させることを特
徴とする特許請求の範囲第１項乃至第７項いずれかに記
載の車輌などのシートベルトのリトラクターリール。
（９）前記選択的に動作する手段がロック手段の一部を
加圧し、この加圧が前記可動部材を第１の位置に保持す
る特許請求の範囲第８項記載の車輌などのシートベルト
のリトラクターリール。
（１０）前記選択的に動作する手段がロック手段の一部
を加圧する手段は、バネ力による特許請求の範囲第９項
記載の車輌などのシートベルトのリトラクターリール。
（１１）前記可動部材は、揺動する部材からなる特許請
求の範囲第８項、第９項または第１０項いずれかに記載
の車輌などのシートベルトのリトラクターリール。
（１２）前記センサの動作によつて、シートベルト引き
出し可能となるように回転部材を回転させる位置または
ロック手段を動作させて回転部材を回転不能とさせる前
記特許請求の範囲第１項から第１１項記載の車輌などの
シートベルトのリトラクターリール。
（１３）前記回転部材を回転不能とする直径方向に対向
位置する掛け止め手段を備え、この手段の動作で前記回
転部材の回転を阻止するように構成されている前記特許
請求の範囲第１２項記載の車輌などのシートベルトのリ
トラクターリール。
（１４）前記特許請求の範囲の前記項目のいずれかに記
載のシートベルトならびにリールからなる構成を備えた
前記特許請求の範囲の前記項目のいずれかに記載の車輌
などのシートベルトのリトラクターリール。