JPH09103244A - ショートニングおよびその利用 - Google Patents

ショートニングおよびその利用

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JPH09103244A
JPH09103244A JP7263890A JP26389095A JPH09103244A JP H09103244 A JPH09103244 A JP H09103244A JP 7263890 A JP7263890 A JP 7263890A JP 26389095 A JP26389095 A JP 26389095A JP H09103244 A JPH09103244 A JP H09103244A
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glyceride
chocolate
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直輔 竹田
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Shuichi Yamaguchi
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Tsugio Nishimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チョコレート類のテンパリング作業を簡易化
し、かつブルームを防止する機能を有するショートニン
グの提供およびその利用。 【解決手段】 炭素数20〜24の構成飽和脂肪酸を含
むSUS型グリセリドと、炭素数20以上の構成飽和脂
肪酸を含まないSSUおよび/またはSUS型グリセリ
ドとが共晶で存在し、前者が安定型であるショートニン
グおよびそれを、当該安定型結晶が実質的に保持された
状態で含むチョコレート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ショートニングお
よびその利用に関する。さらに詳しくは、本発明は、チ
ョコレート製造におけるテンパリング(調温)作業を簡
略化する機能を有し、チョコレートの大部分が融解する
ような温度、例えば、体温付近の温度に一定時間おかれ
ることによって発生するファットブルームを防止する機
能を有するショートニングおよびそのチョコレートへの
利用に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、チョコレートは保存中しばしば
ブルーム現象を起こして商品価値を損なうという問題が
ある。このブルーム現象には、油脂の不安定結晶に基づ
くファットブルームと、砂糖の再結晶化に基づくシュガ
ーブルームとがあり、特に、ファットブルームの発生が
多い。ファットブルーム防止のために、チョコレート油
脂をいかに安定な結晶型に移行させるかという観点から
テンパリング処理が行われており、チョコレート製造上
重要な工程とされている。しかしながら、テンパリング
が不十分であったり、製品チョコレートの流通、保存段
階における温度変化等によってファットブルームが発生
してしまう。特に、製品チョコレートが体温付近のよう
な高温に一定時間曝される場合には、いかに良好なテン
パリング処理を行ってもブルームの発生を防止すること
は困難である。
【0003】製品チョコレートが体温付近の高温に一定
時間曝される場合のブルームを防止する方法として、粉
末状粒子のチョコレート添加剤を用いる方法が提案され
ているが(特開昭63−240745号)、安定型結晶
を得るために比較的長時間の処理を要する問題がある。
また、みかけ比重が軽いため、粉体をチョコレート生地
中に良好に分散させるのに改良の余地がある。
【0004】また、テンパリング処理は上記のようにチ
ョコレート製造上重要な工程であるが、冷却と再加温
(リヒート)する過程を、各々、少なくとも1回は含む
のが通常であり(製菓辞典、第459頁、1981年1
0月朝倉書店)、冷却および加温のためのエネルギー損
失が大きいため、テンパリング作業を可及的省略しよう
とする指向がある。この解決法として、チョコレート類
用ショートニングを使用する方法が提案されている(特
開平2−406号)。これは、取扱いが簡単でテンパリ
ング作業を省略ないしは簡易化するのに有用なショート
ニングとして利用されている。
【0005】しかし、炭素原子数の合計が50以上、特
に、56までのトリグリセリドを主成分としたチョコレ
ート類用ショートニングの場合、チョコレート原料であ
るココアバターと同じ結晶挙動を示し、チョコレートの
大部分が溶けるような高温に曝される場合のブルーム防
止効果は期待出来ない。また、このショートニングは低
融点成分に富む油脂をかなり含有しているため、チョコ
レートへの影響が大きい。特に、低融点成分に液体油を
使用すると、チョコレートの耐熱性が低下する問題点も
発生する。また、これを焼菓子等スナックへコーティン
グした場合、液体油成分が焼菓子部分へ移行してしま
う。これらの移行が原因で発生する複合菓子のブルーム
問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、チョコレー
ト類のテンパリング作業を簡易化すると共に、体温付近
の高温に一定時間曝されてもブルームを防止する機能
(自己復帰機能)を有する、使いやすいショートニング
を得、それをチョコレートのブルーム防止等に利用する
ことを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、炭
素原子数20〜24の構成飽和脂肪酸を含むSUS型グ
リセリドと、炭素原子数20以上の構成飽和脂肪酸を含
まないSSU型および/またはSUS型のグリセリドと
を主成分として含有し、前者の主要な結晶が安定型であ
ることを特徴とするショートニング、当該ショートニン
グの製造法、当該ショートニングを配合したチョコレー
トおよび当該チョコレートの製造法を提供するものであ
る。
【0008】本発明のショートニングは、チョコレート
の大部分が融解するような温度、例えば、体温付近の温
度に一定時間おかれることによって発生するファットブ
ルームを防止する機能自己復帰機能等の機能を発揮する
と共に、当該機能が発揮する温度よりも低い温度域にお
けるブルーム防止能等を有する油脂を使用することによ
って、広い温度域においてブルーム耐性を発揮すること
が可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
ショートニングの組成 本発明において、SUS型グリセリドは、2−不飽和−
1,3−ジ飽和グリセリドを表し、Sは飽和脂肪酸残
基、Uは不飽和脂肪酸残基で、通常、オレイン酸を意味
する。同様に、SSUは、3−不飽和−1,2−ジ飽和
グリセリド(または1−不飽和−2,3−ジ飽和グリセ
リド)を表わす。したがって、炭素原子数20〜24の
構成飽和脂肪酸を含むSUS型グリセリド(以下、「シ
ードグリセリド」ともいう。)としては、BOB(2−
オレオイル−1,3−ジベヘニルグリセリン)、BOS
t(1−ベヘニル−2−オレオイル−3−ステアロイル
グリセリン)等を例示することができるが、BOBのよ
うにSの両方が炭素原子数20〜24の構成飽和脂肪酸
であることが好ましい。
【0010】このようなシードグリセリドは、例えば、
特開昭63−240745号等の明細書に開示のよう
に、1,3位特異性のある酵素を利用したエステル交換
法によって製造することができる。すなわち、炭素原子
数20〜24の飽和脂肪酸を主として含む脂肪酸は、例
えば、菜種油、ダイコン油、ルナリア油、魚油、鯨油等
を硬化、分解、精留して得られ、その脂肪酸もしくはそ
のエステル類をグリセリドの2位に不飽和脂肪酸(主と
してオレイン酸)を有する油脂、例えば、高オレイン酸
ヒマワリ油とエステル交換して、該飽和脂肪酸を1,3
位に選択的に結合することによって得ることができる。
【0011】炭素原子数20以上の構成飽和脂肪酸を含
まないSSU型および/またはSUS型のグリセリド
(以下「ハードバター型グリセリド」ともいう)として
は、POSt (2−オレオイル−1,3−パルミトステ
アロイルグリセリン)、POP(1,3−ジパルミトイ
ル−2−オレオイルグリセリン)、StStO(1,2−
ステアロイル−3−オレオイルグリセリン)等を例示す
ることができる。これらのトリグリセリドを含有する油
脂としては、例えば、カカオ脂、シア脂、サル脂、イリ
ッペ脂、パーム油等や、これらを分別、水添、ランダム
エステル交換等により加工した油脂、さらに、既にハー
ドバターとして調製されているもの等を例示することが
できる。
【0012】このハードバター型グリセリドの組成は、
添加するチョコレートが必要とする品質に応じて決定す
ることができる。例えば、本発明のショートニングをチ
ョコレートに添加する場合は長鎖トリグリセリドである
シードグリセリドが添加される結果、チョコレート油脂
が融点降下を起こしてチョコレートが柔らかくなる傾向
にあるが、これを防止するためにSt OSt のような高
融点成分を多く用いることができる。または、シードグ
リセリドとは異なる温度域、すなわち、チョコレートの
融解温度より低温域(通常、30〜34℃)でブルーム
防止効果を示す成分、例えば、St St Oをハードバタ
ー型グリセリド中10%以上使用することにより、より
広範な温度域におけるブルーム防止効果を付与すること
ができるのである。
【0013】本発明のショートニングおいては、シード
グリセリドの主要な結晶は安定型結晶でなければならな
い。ここに安定型結晶とは、X線回折スペクトルで短面
間隔(側面間隔)のピークが4本以上あらわれる結晶型
であり、好ましくは、アール・エル・ウイル(R.L.
Wille)およびイー・エス・ルットン(E.S.Lutto
n)がカカオ脂の結晶型について命名している方法[
J.A.O.C.S.,43,491−496 (19
66)] での、V型以上に安定な結晶型をいう。ただ
し、非結晶脂肪の量が多く含まれたり、結晶型が単一で
ない場合はX線回析スペクトルでみる短面間隔の弱いピ
ークが必ずしも明瞭でないので、回析スペクトルで短面
間隔の卓越したピークが安定結晶のそれと合致するか否
かで判断することができる。例えば、脂肪酸残基の炭素
原子数の合計が54付近のトリグリセリドの最安定型結
晶は4.6Å付近にあり、そのようなグリセリドを含む
ショートニングの卓越したピークが4.6Å付近にあら
われるものは、主要な結晶が安定型であるといえる。シ
ードグリセリドが安定型結晶でないと、テンパリング促
進効果およびチョコレートの殆どが溶けるような高温に
一定時間曝される場合のブルーム防止効果、すなわち、
自己復帰効果を得ることが困難となる。
【0014】本発明のショートニングは、上記シードグ
リセリドと、ハードバター型グリセリドとの両方を含有
することが必要であり、前者の後者に対する重量比は
0.1〜0.9であることが好ましく、より好ましくは
0.3〜0.7である。この比の値が0.1未満である
とショートニングとしての添加量が多くなり、チョコレ
ートへの油脂分増加を起こり、0.9を超えると、上記
の効果を発揮するのに不充分となってしまう。また、シ
ードグリセリドおよびハードバター型グリセリドは、そ
れぞれの結晶が共晶で存在すること、すなわち、それぞ
れの結晶が結晶学的に独立して存在することが必要であ
る。このためにも、シードグリセリドのハードバター型
グリセリドに対する重量比が0.1以上であることが好
ましい。0.1未満では、下記のショートニング製造法
における溶融、冷却によって生じる結晶状態が両者の結
晶が融合したいわゆる混晶となりやすく、混晶になった
場合は結晶の融点が低くなるため、自動復帰機能を期待
することが難しくなる。
【0015】なお、本発明のショートニングは、これら
以外の成分として、他の油脂成分、ショートニングの公
知の種々の添加物、例えば、グリセリン脂肪酸エステ
ル、レシチン等の乳化剤、アスコルビン酸、トコフェロ
ール、クエン酸等の抗酸化剤等を含むことができるが、
従来のショートニングにおける程の使用の必要性はな
い。また、公知のチョコレート原料、例えば、糖類、粉
乳、カカオマス、乳化剤等を含んでいてもよい。
【0016】ショートニングの製造法 ショートニングの製造は、シードグリセリドとハードバ
ター型グリセリドを混合、溶融したものを混捏しながら
冷却する。このような混捏、冷却は、一般的なショート
ニング製造において通常用いられるコンビネータ等、公
知の冷却、攪拌装置を用いて通常の運転条件で行うこと
ができ、特に冷却能力を強化する必要もない。また、混
捏中に空気や窒素ガスを吹き込むこともできる。
【0017】この方法によって、シードグリセリドの結
晶粒子の大きさを極めて容易に100μ以下、好ましく
は40μ以下にでき、チョコレートへの分散性が優れ、
また使用量が少なくて済むという効果を生じる。さら
に、結晶粒子を細かくできるため、シードグリセリドの
結晶を安定化するのに要する時間を短縮することができ
る。この方法は、スプレードライヤーから噴霧したり、
塊状ないしは粗粒状の固化油脂をそのまま、または何ら
かの分散媒とともに粉砕する方法等にくらべて一般に安
価である。
【0018】ついで、当該ショートニングを融液媒介相
転移することによってシードトリグリセリドの結晶の安
定化を行う。テンパリング工程を経なくても安定化は可
能であるが、この場合は通常、常温で1か月程度もの時
間を要し、実際的ではないからである。安定化温度は、
少なくともハードバターの不安定結晶が融解する温度以
上で、かつ、ショートニング全体が完全に融解する温度
よりも低い温度で行うことができ、テンパリングに伴う
結晶型の転移に応じて上記温度範囲で段階的に昇温して
行うのが好ましい。段階的昇温の具体例としては、常に
結晶の持つ融点よりも2〜3℃低い温度に保存すること
である。実際には、連続的に保存することは煩雑なた
め、一日毎に温度を変えていく方法で足りる。例えば、
つぎのようにして行える。
【0019】シードグリセリド/ハードバター型グリセ
リドの重量比が1/1の場合、第一段階の安定化温度を
30℃、第二段階の安定化温度を35℃、第三段階の安
定化温度を40℃として、各温度で1日間安定化する。
この方法で安定化を行うと、ハードバター型グリセリド
成分が融液状態となり、シードグリセリドの結晶転移
(安定化)を促進させることができる(融液媒介相転
移)。
【0020】かくして得られたショートニングは、チョ
コレートに添加することによって、チョコレート製造に
おけるテンパリング作業を省略ないしは簡易化する効果
を発揮し、チョコレートの製造後においてはシードグリ
セリドの持つ自己復帰効果によって、体温付近の高温に
一定時間曝される場合のブルームを防止することができ
る。さらに、ショートニング中のハードバター型グリセ
リドを目的とするチョコレートの品質に応じて選択する
ことによって、例えば、耐熱性向上、油脂移行防止、広
範な温度域におけるブルーム防止効果等を発揮すること
ができる。耐熱性を向上させる場合には、ハードバター
型グリセリドとして、メラノSS−400(不二製油株
製品)を、広範な温度域におけるブルームを防止させる
場合には、メラノEE−NF100F(同社製品)を使
用することで効果を発揮させることができる。
【0021】チョコレートおよびその製造法 本発明には、さらに、本発明のショートニングを、シー
ドグリセリドの安定結晶が実質的に保持された状態で含
有するチョコレートおよび当該チョコレートの製造法が
包含される。本発明のチョコレートは、上記した本発明
のショートニングを、シードグリセリドの安定結晶量
(重量比)に換算してチョコレートに対し通常1.0〜
10重量%添加するのが適当である。他の配合成分は、
特に限定するものではなく、粉乳、乳化剤、フレーバ
ー、色素等を適宜添加することができ、またカカオ成分
に代えて、アーモンド粉末などの堅果粉末、ピーナッツ
バター、粉末チーズ等を使用し、チョコレート以外の風
味を与えたり、ホワイトチョコレートベースに色をつけ
た、いわゆるカラーチョコレートのような各種のチョコ
レートとすることができる。
【0022】ショートニングの添加対象であるチョコレ
ートは、既にコンチング処理等を経て融解されたものが
好ましい。当該処理前のチョコレートでは、コンチング
処理における温度によってシードグリセリドの安定結晶
が融解する恐れがあるからである。ショートニングの添
加は、好ましくは、チョコレートを冷却固化する過程に
おいて行われる。したがって、チョコレート生地が完全
溶解している温度以下、好ましくは、32〜36℃で行
うのがよい。
【0023】また、本発明のショートニングは通常、常
温で流動性を有していないが、このような場合は加熱す
ることによって容易に可塑化ないしは流動化した状態に
することができる。ただし、加熱温度が長時間40℃を
超えると、シードグリセリドの安定結晶が融解する恐れ
があるため注意が必要である。可塑化ないしは流動化し
た状態でチョコレートに添加すると、粉末状でないため
に容易に混合でき、かつ、シードグリセリドの安定化結
晶が十分に微細化されているため、極めて分散性が良
い。
【0024】このショートニングの添加によって、通常
テンパリングで行うリヒート工程が不要となる。これに
より、添加、分散後、直ちに型流しまたはエンロービン
グすることが可能となり、テンパリング工程を事実上殆
ど必要としない。また、チョコレートの製造後において
はシードグリセリドの持つ自己復帰効果によって、チョ
コレートの大部分が融解するような温度、例えば、体温
付近の高温に一定時間さらされる場合のブルームを防止
することができる。
【0025】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて、本発明
をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定され
るものではない。以下、「部」および「%」とあるは、
いずれも重量基準である。 実施例1 シードグリセリドの調製 炭素原子数22の不飽和脂肪酸を45%含む高エルシン
菜種油の極度硬化油を加水分解し、エステル化して脂肪
酸エチルエステルを得た。この脂肪酸エチルエステルを
精留し、炭素原子数20〜24の飽和脂肪酸エステルを
97.6%含む溜分を得、この脂肪酸エステル70部
を、高オレイン酸ヒマワリ油30部と混合し、1,3−
位に選択的に作用する酵素剤を用いてエステル交換する
ことにより、沃素価45の反応油を得、さらに溶剤で分
別して高融点画分を収率57.6%で分取した。このも
のは、1,3位が共に炭素原子数20〜24の構成脂肪
酸であるSUS型グリセリドを83%含有していた。
【0026】ショートニングの製造 以上のようにして得られた高融点画分33部と、ハード
バター(StOSt含量は66%であり、St含有量の
P含有量に対する比は13)67部を混合し、50℃以
上の温度で加熱溶解の後、コンビネータによって急冷、
捏和することによりショートニングを得た。 結晶の安定化 このショートニングを30℃、35℃および40℃の各
温度で1日放置する段階的昇温を行った後、X線解析に
て結晶型を確認したところ、短面間隔は4.6Åに卓越
したピークを示しており、長面間隔は36〜37Åに卓
越したピークが確認されBOBの結晶が安定化してい
た。
【0027】チョコレートの製造 カカオマス40部、粉糖50部、カカオバター10部お
よびこれら全体に対し0.4%量のレシチンからなるチ
ョコレート生地を完全溶解後、品温35℃になった時点
で、上記で得られたショートニングを品温40℃に加熱
して流動化させ、生地に対して5%添加し15分攪拌し
た後、型流しし、約5℃の雰囲気下で約30分経過後、
型離れを確認したところ、型離れ良好で、かつ艶の良い
チョコレートを得ることができた。
【0028】比較例1 実施例1で得た高融点画分67部と菜種硬化油33部を
混合し、50℃以上の温度で加熱溶解の後、実施例1と
同様の方法によって急冷捏和することによりショートニ
ングを得、このショートニングを43℃、3日放置後、
X線解析にて結晶形を確認したところ、短面間隔は4.
6Åに卓越したピークを示しておりショートニング結晶
が安定化していた。カカオマス40部、粉糖50部、カ
カオバター10部およびこれら全体に対しレシチン0.
4%量のチョコレート生地を完全溶解後、品温35℃に
なった時点で品温46℃のショートニングを生地に対し
て2%添加し、15分攪拌後型流しし、約5℃の雰囲気
下で約30分経過後、型離れを確認したところ、型離れ
良好で、かつ艶の良いチョコレートを得ることができ
た。
【0029】比較例2 実施例1で用いたチョコレート生地にショートニングを
添加せず、通常のテンパリング処理して得たチョコレー
トを製造した。
【0030】比較例3 実施例1におけるショートニングを粉末状粒子のチョコ
レート添加剤(特開昭63−240745号に開示のB
OB粉末状シード)に代えてチョコレートを製造した。
すなわち、チョコレート生地を34±2℃に調温した
後、チョコレートに対して3%の粉末状シードを添加、
15分攪拌後、型流し、5℃雰囲気下で約30分経過
後、型離れを確認した。その結果、良好で、かつ艶の良
いチョコレートを得た。
【0031】ブルームテスト(高温域) 実施例1、比較例1および比較例2で得たチョコレート
を17℃に12時間、ついで37℃に12時間置くサイ
クルテストを行ったところ、実施例1および比較例1で
得たチョコレートは20サイクル以上経ってもブルーム
の発生は全く見られなかった。これに対し、比較例2の
チョコレートは1サイクル目でブルームが発生した。
【0032】耐熱性テスト 実施例1、比較例1、比較例2および比較例3で得たチ
ョコレートについてレオメーター(不動工業(株)製)
を用い、表1に示すように各温度における硬さを測定
し、耐熱性の指標とした(表中の値は、直径3mmのプラ
ンジャーを5cm/分のスピードでチョコレートに進入さ
せたときにプランジャーが受ける応力(単位g)のピー
ク値を示す)。
【0033】
【表1】
【0034】このように、実施例1のチョコレートは、
本発明のショートニングの効果を発揮し、通常のココア
バターのみのチョコレートと同様または優れた耐熱性を
示すのに対し、比較例1では液体油成分の影響でチョコ
レート自体が軟化し、また、比較例3ではチョコレート
油脂の融点降下によって耐熱性が劣る結果となった。
【0035】実施例2 ハードバターを、StStOを30%含有するハードバ
ター(「メラノEE−NF100F」(不二製油(株)
製)に代えた他は実施例1と同様にしてショートニング
を製造し、同様のテンパリング条件によりショートニン
グ結晶の安定化を行った(短面間隔は4.6Åに卓越し
たピークを示した)。カカオマス35部、粉糖50部、
ココアバター5部およびこれら全体に対してレシチン
0.4%量のチョコレート生地を完全溶解後、品温35
℃になった時点で、上記ショートニングを品温40℃に
加熱して流動化させ、生地90部に対して15部のショ
ートニングを添加し、15分攪拌した後、型流しし、約
5℃の雰囲気下で約30分経過後、型離れを確認したと
ころ、型離れ良好で、かつ艶の良いチョコレートを得る
ことができた。
【0036】比較例4 実施例2で用いたチョコレート生地にココアバター10
部を添加し、粉末状シードをチョコレートに対して5%
添加した。攪拌、チョコレート品温等の条件は、比較例
3と同様である。
【0037】比較例5 比較例3のチョコレートに粉末状シードを添加せずに、
通常のテンパリング処理して得たチョコレートを製造し
た。
【0038】ブルームテスト 実施例2、比較例4および比較例5で得たチョコレート
を17℃に12時間、ついで37℃に12時間置くサイ
クルテストを行ったところ、実施例2および比較例4で
得たチョコレートは20サイクル以上経ってもブルーム
の発生は全く見られなかった。これに対し、比較例5の
チョコレートは1サイクル目でブルームが発生した。ま
た、17℃に12時間、ついで32.5℃に12時間置
くサイクルテストも行ったところ、実施例2で得たチョ
コレートは20サイクル以上経ってもブルームの発生は
全く見られなかった。これに対し、比較例4および比較
例5のチョコレートは1〜2サイクル目でブルームが発
生した。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明のショートニング
は、チョコレートの大部分が融解するような温度に一定
時間置かれることによって発生するファットブルームを
防止する機能自己復帰機能等の機能を発揮すると共に、
当該機能が発揮する温度よりも低い温度域におけるブル
ーム防止能等を有する油脂を使用することによって、広
い温度域においてブルーム耐性を発揮することが可能で
ある。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素原子数20〜24の構成飽和脂肪酸
    を含むSUS型グリセリドと、炭素原子数20以上の構
    成飽和脂肪酸を含まないSSU型および/またはSUS
    型のグリセリドとが共晶で存在し、前者の結晶が安定型
    であることを特徴とするショートニング。
  2. 【請求項2】 炭素原子数20〜24の構成飽和脂肪酸
    を含むSUS型グリセリドの、炭素原子数20以上の構
    成飽和脂肪酸を含まないSSU型および/またはSUS
    型のグリセリドに対する重量比が0.1〜0.9である
    常温で固状の請求項1記載のショートニング。
  3. 【請求項3】 炭素原子数20〜24の構成飽和脂肪酸
    であるSUSグリセリドと、20以上の構成飽和脂肪酸
    を含まないSSU型および/またはSUS型のグリセリ
    ドとを溶融し、冷却し、後者の融液の存在下、前者の不
    安定結晶を安定化させることを特徴とするショートニン
    グの製造法。
  4. 【請求項4】 20以上の構成飽和脂肪酸を含まないS
    SU型および/またはSUS型のグリセリドの不安定結
    晶が、少なくとも融解する温度以上ではあるが、ショー
    トニング全体が完全に融解する温度よりは低い温度にお
    いて、不安定結晶を安定化させる請求項3記載のショー
    トニングの製造法。
  5. 【請求項5】 結晶の安定化を段階的に昇温して行う請
    求項4記載のショートニングの製造法。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載のショートニング
    を、その炭素原子数20〜24の構成飽和脂肪酸である
    SUSグリセリドの安定型結晶を実質的に保持した状態
    で含有することを特徴とするチョコレート。
  7. 【請求項7】 チョコレート配合物の温度を32〜36
    ℃にして請求項1または2記載のショートニングを40
    ℃以下の温度で昇温し可塑化ないしは流動化して添加す
    るチョコレートの製造法。
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