JPH0835131A - オープンエンド紡糸装置における糸継ぎ方法および装置 - Google Patents

オープンエンド紡糸装置における糸継ぎ方法および装置

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JPH0835131A
JPH0835131A JP7024270A JP2427095A JPH0835131A JP H0835131 A JPH0835131 A JP H0835131A JP 7024270 A JP7024270 A JP 7024270A JP 2427095 A JP2427095 A JP 2427095A JP H0835131 A JPH0835131 A JP H0835131A
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JP
Japan
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fiber
sliver
yarn
time
fibers
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Application number
JP7024270A
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English (en)
Inventor
Brandl Sebastian
ブランドル、ゼバスティアン
Susanne Messmer
メスマー、ズザンネ
Lindner Gallus
リンドナー、ガルス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rieter Ingolstadt Spinnereimaschinenbau AG
Original Assignee
Rieter Ingolstadt Spinnereimaschinenbau AG
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H4/00Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques
    • D01H4/48Piecing arrangements; Control therefor
    • D01H4/50Piecing arrangements; Control therefor for rotor spinning

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】さらに良好な糸継ぎ部分を形成し得る糸継ぎ方
法およびこれを実施する装置を提供すること。 【構成】本来の糸継ぎ処理前に、スライバ供給装置11
0を、一時的に、すなわち糸継ぎに好ましくない繊維が
スライバー2の先行端部から解繊除去するように作動す
ると共に、この繊維が繊維捕集面136に到達しないよ
うに排出除去する。次いで、単位時間当り解繊除去され
る繊維の本数がほぼ定常的になるが、スライバ先行端に
残存する繊維がインターレーシングおよび/またはから
み合いによりほとんど影響されなくなるまでの時間、ス
ライバ供給装置110を不作動化し、次いで再び作動化
する繊維流が完全な太さに到達する前に繊維は、場合に
より傷害されている繊維が排出除去されてしまうまでの
時間、排出除去される。その後に始めて繊維流を繊維捕
集面136に給送し、これと同調して糸20を逆送走行
させ、その端部を繊維捕集面136の繊維と係合させ
て、再び巻きりローラに向けて排出走行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、スライバを解繊装置に供給する
べきスライバ供給装置を作動させ、これにより生起する
繊維流をスライバ供給装置と繊維捕集面との間のその走
行路から変向させ、かつこの変向繊維流を、やがて再び
排出され巻取られるべき糸の逆走行により行なわれる本
来の糸継ぎ処理のための繊維流増大が開始されるに至る
まで搬送除去し、糸の逆送走行と同調して繊維流が完全
な太さまで増大する前に繊維流をあらためて変向させて
繊維捕集面に給送することにより、繊維捕集面を具備す
るオープンエンド紡糸装置において、糸継ぎする方法
と、この方法を実施するための糸継ぎ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】このような方法は、西独特願公開3903
782号公報から公知である。この方法により、スライ
バ給送装置の作動により釈放された繊維流の突然の切換
えにかかわらず、糸の太さに本質的変化をもたらすこと
なく、排出される糸の次第に高まる高速走行を可能なら
しめる。この繊維流の繊維捕集面への切換えおよび給送
が、繊維流がその完全太さに達しておらず、従って繊維
流が未だ増大しつつある時点において行われるからであ
る。しかしながら、形成された糸の巻取り位置への排出
を、紡糸ロータにおける繊維流の有効形成に充分に適合
させたにかかわらず、必ずしも補足すべき糸継ぎ部分を
形成し得ないことが指摘されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの技術分野に
おいて解決されるべき課題、すなわち本発明の目的は、
従来技術の上述した欠点を回避克服し、さらに良好な糸
継ぎ部分を形成し得る糸継ぎ方法およびこれを実施する
装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかるに上述した課題な
いし目的は、スライバ供給装置を、本来の糸継ぎ処理の
ために作動させる(t4 )前に、一定時間(t1 −t
3 )、すなわち糸継ぎのために好ましくない繊維をスラ
イバ先行端から解繊除去し、かつこの解繊除去された繊
維が繊維捕集面に堆積しないように阻止すると共にこれ
を搬送除去する間、一時的に作動させ次いでスライバ供
給装置を一定時間(t3 −t4 )、すなわち一方におい
て解繊除去された繊維の単位時間当たりの本数がほぼ一
定に維持されており、他方においてスライバ先行端に依
然として残留する繊維が先端研削および/またはより合
わせによりわずかに損傷されているに過ぎない間、停止
させ、次いで(t4 )スライバ供給装置を作動させ、繊
維流が完全太さにまで増大する前に、スライバ供給装置
があらためて停止状態になされる間に、わずかに損傷さ
れているに過ぎない繊維がほぼ搬送除去されてしまって
いる程度にまでまず繊維を搬送除去し、次になお増大す
る繊維流を始めて繊維捕集面に給送することを特徴とす
る糸継ぎ方法により解決ないし達成され得ることが本発
明者らにより見出された。
【0005】本来の糸継ぎ処理が未だ開始されない前に
スライバ供給装置を一時的に作動させることにより、ス
ライバ供給装置の先行停止状態の間にスライバ先端から
短かい繊維が解繊除去されるだけでなく、さらにいわゆ
るインターレーシング、繊維のもつれないしその他のか
らみ合いが、スライバ供給装置停止の間に依然として稼
働している解繊装置に基因する熱のためにもたらされ
る。スライバ供給装置は、糸継ぎに不適当であり好まし
くない繊維がすべてスライバ先行端ひげ状部分から解繊
除去されてしまうまで稼働状態に在る。スライバ先行端
のいわゆるひげ状部分から解繊除去された繊維は、搬送
除去され、従って繊維捕集面に到達し堆積することが阻
止され、紡糸される糸に結合、混入し得ない。
【0006】スライバ供給装置が再び不作動化される
と、スライバひげ状部分からさらに解繊除去されまたは
インターレーシングされる繊維の本数が、解繊除去され
る繊維本数がほぼ一定に維持されるに至るまで減少す
る。スライバ供給装置が再び作動化され、しかも一時的
に作動されたスライバ供給装置の停止状態直後には、繊
維の認めるに足る損傷は生じない。このような程度の損
傷はスライバの極めて短かい繊維に関してももたらされ
る。このような繊維の短時間の搬送除去により、スライ
バ供給装置の新たな作動後に釈放される糸次ぎに好まし
くない繊維は、繊維捕集面の切換えにより繊維流が給送
されるとき、糸継ぎ用に申し分のない繊維のために使用
される。さらに、形成された糸の紡糸装置からの排出
は、繊維捕集面に到達する、次第に増大する繊維流に都
合よく適合せしめられる。繊維の搬送排出の集結および
繊維の繊維捕集面への給送は、スライバ供給装置により
すでに釈放されている繊維流が、通常の紡糸処理の間に
示されるその完全太さに達し、従ってさらに増大するよ
り前に、すでに行われているからである。
【0007】なお、スライバ供給装置の最終作動化前
に、これを一時的に作動させ、次いで一定時間不作動化
させること自体は公知である(西独特願公開24580
42号公報)。これによれば、常に同じ形態で反覆して
スライバひげ状部分を形成し、また供給されるべきスラ
イバ量の正確な供給が行われねばならない。これにより
一定量の糸継ぎ用スライバループ状をループ状になし、
これを逆送走行する糸と接合する。しかしながら、これ
では材料によって解繊カーブが種々に相違し、従ってそ
れぞれ紡糸されるべき繊維の材料ごとに、それぞれ一定
の繊維ループを形成するために適当な繊維量をスライバ
ひげ状部分が包含せねばならず、紡糸されるべき繊維の
材料ごとに適当な不作動化時間が設定されねばならな
い。このような従来技術の欠点は、本発明によれば、解
繊除去繊維の単位時間当たり本数がほぼ一定に維持され
るように不作動化時間を選定することにより回避、克服
される。この範囲において、相違する材料の解繊に際し
て大きな差異はもたらされず、従ってスライバ供給装置
を新らたに作動化することによりもたらされる繊維流の
高速走行のための、同様の出発条件が設定される。これ
に対して、上述従来技術においては、スライバ供給装置
を作動させた後に解繊除去された繊維は、繊維ループを
形成するためには使用されない。このような繊維は、ス
ライバ供給装置の一時的作動後の、この装置の短時間の
停止状態の間の解繊により解繊除去されかつ部分的に短
くなされた繊維が包含されているからである。このよう
な短繊維は、糸継ぎ部分の強さを弱め、従って糸継ぎ処
理には不適当であり、少なくとも好ましくない。このよ
うな短繊維は、本発明方法においては糸継ぎ処理のため
には使用されずに搬送除去される。
【0008】スライバ供給装置の一時的作動の間に、ス
ライバ先行端から損傷されたすべての繊維を確実に搬送
除去するために、この作動時間を、いかなる場合にも欠
点のないスライバ部分がスライバ供給装置内に在るよう
に充分に長いスライバ部分を確実にスライバ供給装置に
給送し得るように、選択することができる。しかしなが
ら、このことは、多くの場合このために不必要に長い時
間をかけねばならないことを意味する。一時的なスライ
バ供給装置作動のためのこの時間をできるだけ短くなし
得るように、本発明の好ましい実施態様においては、こ
の一時的作動時間を、供給装置の一時的作動の開始前
に、供給装置の不作動化により停止しているスライバ先
行端に作用する解繊装置の有効作用時間を設定するのが
好ましい。スライバ先行端ひげ状部分およびスライバ傷
害部分の長さ、従ってこれに包含される繊維が長いほ
ど、依然として稼働する解繊装置に対してスライバ供給
装置の停止時間は長くなり、またこれが僅かであるほ
ど、この停止時間は短くなるので、この停止時間を考慮
して、必要な基準を上廻らないように停止時間を設定す
ることができる。依然として稼働する解繊装置に対し
て、スライバ供給装置の停止時間がことに短い場合に
は、糸継ぎ処理を短縮化することになる。
【0009】本発明方法の他の有利な実施態様によれ
ば、スライバ供給装置の一時的作動時間は、この一時的
作動化の開始前におけるスライバ先行端の状態に対応し
て設定される。このようにして、スライバひげ状部分に
包含される繊維の傷害は、時間を介して間接的にではな
く、スライバ先行端を直接的に調査して状態を確認し、
供給装置作動時間はこれに基ずいて設定される。
【0010】上述したように、紡糸のために到来する各
種各様のスライバ材料(材料の種類、繊維長さ)は、種
々に相違する解繊除去挙動を示す。従って、所定時間経
過後において、特定のスライバ材料の解繊処理により、
単位時間当たりの解繊除去された繊維本数はすでに一定
の状態に達しているのに対し、異なる他のスライバ材料
の場合には、解繊除去された繊維本数が依然として減少
しているという事態が生じ得る。それぞれの場合に紡糸
されるべきスライバ材料とは無関係に、常に同様な当初
の前提条件をもたらし、従って繊維流変向および繊維搬
送排出の終了時点において本質的に同様の前提条件をも
たらすためには、スライバ供給装置が、一時的作動後に
再び不作動化される時間を、スライバ供給再作動化の時
点において、単位時間当たりの解繊除去された繊維本数
が材料と関係なく一定に維持されるように、選定するこ
とが好ましい。
【0011】本発明による糸継ぎ方法は、細部において
は多様な態様で行われ得る。
【0012】例えば、繊維捕集面に給送されるべき繊維
を、繊維供給導管を経て給送し、繊維捕集面を開放縁辺
が設けられている紡糸ロータの繊維捕集周溝として構成
し、一方において、スライバ供給装置により釈放された
繊維を搬送排出する間、この搬送排出のための補助的吸
引空気流を繊維供給導管を経て紡糸ロータ内にまで作用
するように生起させ、他方において、紡糸処理の間紡糸
減圧を紡糸ロータ内に作用させ、この紡糸ロータから紡
糸された糸を、このロータに共軸的に設けられた糸排出
導管を経てロータから排出する糸継ぎ方法において、本
発明においては、紡糸ロータの停止状態において、スラ
イバ供給装置が一時的に作動化され、これにより釈放さ
れた繊維が搬送排出される前に、紡糸減圧と補助的吸引
空気流との協働作用により、糸が糸排出導管内の準備処
理位置にもたらされ、これと同調して紡糸減圧が非作用
状態にもたらされ、次いで糸がこれから解放状態に置か
れ、かつ有効な補助的吸引空気流により繊維供給導管中
に吸引されるが、その間繊維は糸と接触することなくな
お搬送出され、次いで紡糸ロータが再び駆動回転せしめ
られ、なお補助的吸引空気流が作用する状態で、停止中
のスライバ供給装置が再び作動され、次いでこの供給装
置再作動と補助的吸引空気流の解消により、繊維流が増
大する間に繊維と糸が繊維捕集周溝に給送され、ここで
繊維が糸の端部と結合され、糸がこれから排出され常態
的に前進走行せしめられる。
【0013】このようにして、糸継ぎのため正確に設定
可能の繊維量が使用され得るだけでなく、さらに繊維捕
集面ないし繊維捕集溝への糸端部逆送走行も繊維流の捕
集面ないし捕集溝への給送に理想的な態様で適合せしめ
られる。
【0014】さらに他の好ましい本発明方法の実施態様
によれば、繊維捕集面は開放縁辺を有する紡糸ロータに
形成された繊維捕集周溝として構成され、開放縁辺を経
て紡糸ロータ内に作用する吸引空気流が生起せしめら
れ、これによりスライバ供給装置の一時的作動の間、ス
ライバ先行端から解繊された繊維が紡糸ロータ開放縁辺
を経て吸引される。このようにして、糸を糸継ぎのため
に、繊維捕集面への繊維給送に時間的に同調してこの捕
集面に逆送走行させ得る利点がある。
【0015】さらに他の好ましい本発明方法の実施態様
によれば、それまで一時的に作動せしめられていたスラ
イバ供給装置を不作動化した後、この給送装置の新たな
作動前に、この給送装置と繊維捕集面との間の繊維流走
行路から、好ましい態様で繊維流が変向せしめられる。
紡糸処理の間に繊維捕集面、従って紡糸ロータが駆動回
転せしめられるとき、さらに他の本発明による好ましい
実施態様において、上述した繊維流の変向は、それまで
停止状態に在った繊維捕集面(紡糸ロータ)が再び駆動
回転せしめられる前に行われる。これにより、後開繊処
理され、従って糸継ぎに好ましくない繊維が、駆動回転
される捕集面に堆積することはなく、変向により確実に
搬送排出される。
【0016】あらためて作動化されたスライバ供給装置
により生起せしめられる繊維流は、直ちに繊維捕集面に
給送されるのではなく、それより遅れて、しかしながら
繊維流がまだ完全な太さに達していない早期に給送され
ることはすでに前述した。
【0017】スライバ供給装置の一時的作動の終了とそ
の再作動との間の一定の停止状態の際に、スライバひげ
状部分が解繊作用によりどの程度の量まで損傷されるか
は既知であるから、本発明方法の簡単で好ましいさらに
他の実施態様において、スライバ供給装置の再作動化か
ら繊維捕集面への繊維給送に至るまでの時間を、必要な
スライバ長さに対応して設定し得る。これとは相違し
て、または追加的に、上記と同様の時間を、スライバ材
料に対応して設定することもできる。前述したように、
解繊除去カーブは紡糸されるべき材料に対応して相互に
相違する態様を示し、従って釈放された繊維流の高速走
行もこれに対応して相違する結果を示す。そこで、繊維
の搬送排出終了、従ってまた繊維の捕集面への給送の時
間制御において、スライバ材料の区々に相違する影響
は、計測されるべきスライバ長さにより、あるいはまた
他の態様で、この時間算出のために利用される。
【0018】本発明方法のさらに他の、ことに有利な実
施態様によれば、糸が監視され、スライバ供給装置の再
作動化から、繊維捕集面への繊維流給送までの時間は、
糸継ぎ部分の検知された欠損に対応して制御され得る。
このようにして糸継ぎ処理が自動的に好ましい態様で行
われ得る。
【0019】本発明方法は、糸継ぎ処理の間に使用され
る繊維流、その太さおよびこの太さの増大が本質的に既
知であり、従ってそれまで排出除去されていた繊維流が
糸継ぎのため繊維捕集面に給送される時点が、適切な態
様で設定される。しかも多くの目的のために、繊維流の
平均的太さ増大に対応して、糸排出のための加速走行が
設定され得る。しかしながら、スライバ供給装置(供給
ローラ)の周速度、スライバ材料の種類、繊維長さなど
多くの相違するファクタに対応して、繊維はスライバ供
給装置により区々に相違する態様で釈放され、従って同
じ当初条件(単位時間当たりの解繊除去繊維本数は定常
的に維持されていた)にもかかわらず、繊維流太さはそ
れぞれに相違する態様で増大するので、本発明方法のさ
らなる続行において、糸継ぎされたばかりの糸の巻取り
のための排出は、繊維捕集面に対する繊維流の効果的太
さ増大に対応して調整されることが望ましい。このよう
にして、糸の糸継ぎ部分の接続範囲は、その太さ(横断
面)に関して常態的な糸に対応せしめられる。
【0020】本発明方法を実施するために、繊維捕集面
が設けられているオープンエンド紡糸装置には、作動化
および不作動化可能のスライバ供給装置、解繊装置、ス
ライバ供給装置と繊維捕集面の間に設けられており、ス
ライバ供給装置の作動化により生起せしめられる繊維流
を、繊維捕集面における繊維流釈放位置および繊維排出
装置における繊維変向位置に給送し、かつ制御装置に接
続されている繊維流変向装置、糸逆送装置および糸排出
装置を具備する糸継ぎ装置であって、上記制御装置が時
間制御装置を具備し、この時間制御装置が設定された時
間にわたりスライバ供給装置を作動化し、次いで設定さ
れた時間にわたりこれを再び不作動化し、スライバ供給
装置のこの作動化および/または不作動化と時間的に同
調して、繊維流変向装置を繊維流変向位置もしくは繊維
流釈放位置にもたらすことを特徴とする糸継ぎ装置が設
けられる。このような本発明装置の構成により、糸継ぎ
のための繊維流は、大きな強度を有するが外見的には常
態的な糸継ぎ部分をもたらすように、調整され、使用さ
れる。
【0021】単位時間当たりの解繊除去される繊維の本
数に関する同じ当初条件にかかわらず、繊維流高速走行
は、多種多様なファクタに対応して種々に相違するに至
るので、本発明装置の有利な実施態様においては、制御
装置に設けられた入力装置が、これにより時間制御装置
に入力された数値に基ずいて、制定された時間を補正す
ることが好ましい。
【0022】この時間制御装置は、原則的に特定の時点
において、すでに基本プログラムによりまたは手入力に
より調整されているが、得られた数値結果に対応してそ
の上方にまたは下方に修正される。入力装置により、例
えばスライバ材料の種類(木綿か合成繊維か)、繊維長
さ、スライバ供給速度などのような繊維流の高速走行カ
ーブに影響を及ぼすべきすべての数値が入力され得る。
スライバ供給装置(供給ローラ)の周速度(従ってスラ
イバ供給速度)のための入力装置は、供給装置速度を設
定する各種装置により構成されることができ、従って第
2の別の入力装置は不必要である。しかしながら、コン
ピュータとして構成されまたはこれを具備する入力装置
を別途に設け、調整装置により入力された数値に基ずい
て時間制御装置のための時点、時間を設定することもで
きる。
【0023】本発明による糸継ぎ装置のさらに他の実施
態様によれば、補正値(時間補正値のような直接的形態
または繊維長さ、スライバ材料種類などの数値による間
接的形態)の手作用入力の代わりに、糸の太さ変動を監
視するための、制御装置に接続されている糸監視装置を
具備している自動制御装置を設けて、時間制御装置のた
めの時間を糸継ぎ部分欠除に対応して設定させる。
【0024】本発明による方法、装置は、糸継ぎ部分の
強度ならびに外観に関する改善を達成し得る。一方にお
いて、スライバ供給装置の糸継ぎ繊維流の釈放前にほぼ
同様の解繊前提条件をもたらし、他方において、この供
給装置の一時的作動化後の短時間の停止状態の間に、短
時間のスライバ供給装置の停止状態にかかわらずなお稼
働している解繊装置により損傷された繊維を釈放し、こ
れを糸継ぎ処理のために使用するのみでなく、これを搬
送排出して、糸継ぎのために逆送走行せしめられる糸の
端部と接触することが阻止されることにより上述した改
善が改善される。本発明により糸継ぎのための繊維給送
前提条件が事前設定され得る。これにより本発明糸継ぎ
装置は簡単な構成になされ得る。その制御に本質的な制
約はなく、すでに稼働しているオープンエンド紡糸装置
に事後装着し得る。
【0025】
【実施例】まず図6を参照して、解決されるべき技術的
課題ならびに本発明新規方法を説明するに必要な範囲に
おいて、本発明方法実施装置を説明する。
【0026】図6は、その左半部において、オープンエ
ンド紡糸機1の紡糸単位10を示し、この紡糸単位10
は、オープンエンド紡糸装置11および糸巻回装置12
を有する。
【0027】各オープンエンド紡糸装置11は、スライ
バ2を開繊装置116に供給するためのスライバ供給装
置110を有する。このスライバ供給装置110は、図
示の実施態様において、供給ローラ111と、これと共
に弾性的に協働作用する供給架台112から成る。この
供給架台112は軸113を中心に揺動可能に装着さ
れ、発条114により供給ローラ111に対して押圧さ
れる。供給ローラ111は、制御可能クラッチ115を
経て、図示されていない駆動装置により駆動回転せしめ
られる。
【0028】スライバ開繊装置116は、図6に示され
る実施態様では、ケーシング117内に配設された解繊
ローラから構成されている。これにより解繊緩開された
繊維は、繊維供給導管118を経て、図示実施態様では
紡糸ロータとして構成されている紡糸部材13に至る。
紡糸部材13は慣用の態様で駆動回転せしめられ、また
制動される。図示の実施態様においてロータとして構成
された紡糸部材13は、シャフト130を具備し、この
シャフトには、接線方向ベルト131が駆動接続され、
あるいはこれから解除され得るように、装着されてい
る。
【0029】紡糸ロータ13は、繊維捕集溝を形成し、
ケーシング132内に在る繊維捕集面136を有し、こ
のケーシング132は制御可能バルブ134および空気
吸引導管135を経て、図示されていない負圧発生源と
接続されている吸引開口133を有する。
【0030】紡糸部材13から排出される糸を案内する
ために、糸排出導管119が設けられるが、この排出は
図示の実施態様では、排出ローラ対14として構成され
る糸排出装置14により行われる。この装置14は、駆
動回転ローラ140と、これに弾性的に押圧され、これ
により駆動される従動回転ローラ141から成る。この
目的から従動ローラ141は揺動アーム142に装着さ
れる。
【0031】オープンエンド紡糸装置11と糸排出ロー
ラ対14との間の糸走行路において、糸20は監視装置
15により監視されている。
【0032】糸20は巻取り装置12における駆動回転
ローラ120により巻取られる。巻取り装置12は、さ
らに1対の揺動可能巻取りアーム121を有し、これら
の間に巻取りローラ122が回転可能に装着されてい
る。このローラ122は、紡糸処理が順調に行われてい
る間、回転駆動ローラ120上に当接し、これにより駆
動されて回転する。巻取りローラ122上に巻回される
糸20は、巻回ローラ122に対向して横方向に交互運
動する変換糸案内部材123内を走行し、巻回の処理の
間、糸20を巻回ローラ122上において横方向に均斉
に分布させる。
【0033】糸監視装置15、クラッチ115およびバ
ルブ134は、導線30、31、32を経てコンピュー
タないし制御装置3と制御可能に接続されている。
【0034】オープンエンド紡糸機1は、多数の同様な
紡糸単位10を有するが、これらに沿って移動し得る1
台の監視保守装置4が設けられている。これは導線40
7を経て、糸継ぎ処理を制御するため、オープンエンド
紡糸機1のコンピュータないし制御装置3と接続されて
いる制御装置40を具備する。制御装置40は、さらに
導線400を経て自由端部に補助駆動ローラ411を担
持している揺動アーム41の揺動駆動装置410と接続
されている。この補助駆動ローラ411は、導線401
を経て同じく制御装置40に接続されている駆動モータ
412により駆動回転せしめられる。糸巻取り装置12
の巻取りアーム121には、揺動アーム42が当接し得
るようになされており、このアーム42はこれを揺動さ
せる駆動部材420は導線402を介して制御装置40
に接続されている。
【0035】糸排出ローラ対14の従動回転ローラ14
1は、掲挙装置43により調節され得る。この掲挙装置
は、上記ローラ141の揺動アーム142と共に協働作
用するようになされる。この目的のために、揺動アーム
430が揺動駆動部材431および掲挙駆動装置432
と結合されており、これらは導線403、404を介し
て制御装置40と接続されている。
【0036】監視装置4は、さらに導線405を介して
制御装置40により調節され得る調節可能駆動装置44
0を具備した糸投射装置44を有する。
【0037】オープンエンド紡糸装置1におけるスライ
バ開繊装置116のケーシング117内に、繊維搬送方
向(矢印P)において、繊維供給導管118の開口に向
けて吸引導管5の自由端部50が開口しており、この吸
引導管5の、開繊装置116と反対側端部(図6におい
て右方向)は、弁51で封止可能になされている。オー
プンエンド紡糸機1の空気吸引導管5には、監視装置4
の空気吸引装置45が接続され得る。この吸引導管45
0は、弁451を経て例えばポンプなどの負圧発生源4
52に接続されこの弁451は、導管406を経て、時
間制御素子46を具備した制御装置40に接続されてい
る。
【0038】吸引導管5、吸引導管450および弁45
1は、協働して繊維流変向装置を形成し、これは繊維流
放任ないし釈放位置と、繊維流変向位置とを有する。前
者位置において、繊維は後に詳述されるように繊維捕集
面136に給送される。また後者位置において、スライ
バ供給装置110から釈放された繊維は、負圧発生源に
より繊維搬送装置に給送される。吸引導管450に負圧
が作用することにより、負圧不存在の再閉鎖位置に在る
弁51が解放されるからである。前述したように、この
繊維変向装置は、その弁451ないし図示されていない
駆動装置により、制御装置40と結合されている。
【0039】さらにそれ自体公知の図示されていない糸
逆送装置が設けられている。これは例えば逆方向に駆動
され得る巻取り装置12と、糸給送装置47(図4参
照)とから形成され、後者は逆方向に回転可能の給送ロ
ーラ470と471から成る。あるいはまた、糸走行変
向用バーないしピンを設け、これを旋回させ、または排
除して糸継ぎに必要な糸長さを解放し、紡糸装置中に存
在する負圧の作用により繊維捕集面136まで逆送行さ
せることもできる。
【0040】常態的な紡糸処理の間、スライバ2はスラ
イバ給送装置110によりスライバ開繊装置に給送さ
れ、開繊ないし緩解され、繊維は紡糸部材13の繊維捕
集面に到達する。この繊維捕集により、実施態様として
図示されている紡糸ロータ中に繊維のループ状体が形成
され、ここにもたらされた切れ糸の端部と糸20が糸排
出装置14により紡糸装置11から排出されている間
に、接続され、糸継ぎされる。巻取りローラ122は、
通常の紡糸処理の間、駆動回転ローラ120上に在っ
て、糸20をその周面に巻取り、この間、横方向往復動
糸案内部材123は糸を巻取りローラ122上に均斉に
配置する。
【0041】以下に図1から図3を参照して本発明によ
る糸継ぎ方法を説明する。図面を簡潔ならしめるため、
紡糸部材13の回転速度は示されていない。これは慣用
の態様で制御される。
【0042】ダイアグラム縦軸には、紡糸部材(例えば
紡糸ロータ)13中における繊維流FFSが上方に向けて
実線ないし破線で示されており、同様に上方に向けて一
点鎖線で糸排出AG が示されている。下方に向けて、空
気吸引導管5に案内され、従って未だ紡糸部材13には
到達していない繊維流FFAが実線ないし破線で示されて
いる。
【0043】水平方向横軸には時間tが示される。
【0044】時点tB において糸切れが生起したものと
し、この時点tB において、スライバ供給装置110は
停止せしめられる。さらに稼働している開繊装置116
は、スライバ先行端に作用し、これを個々の繊維に緩解
する。時間の経過と共に、繊維の種類、繊維の長さ、お
よびスライバ供給装置110の速度(カーブKABとKBB
を対比)に応じて、スライバ2の先行端からもたらされ
る単位時間あたりの繊維量は次第に少量となる。これに
対して、スライバ先端に残留する繊維は、(開繊装置1
16の)開繊ローラ斜面のために次第に垂下する。しか
しながら、このスライバ先行端は、糸継ぎのために好ま
しい状態ではない。そこで先端研削によってでもなく、
またより合わせによってでもなく、先行梳整処理により
障害を受けた繊維を継ぎ足して使用するのが好ましい。
【0045】図示の時点toにおいて糸継ぎ処理が開始
され、時点t1 においてスライバ供給装置110が稼働
を開始し、繊維流FFAが再び生起せしめられる。先行停
止状態によりスライバひげ状部分が形成され、再稼働開
繊装置116は、供与されたスライバ先行端を多少とも
強く開繊し、従ってスライバ先端ひげ状部分は、状態的
紡糸稼働時より細くなり、従って開繊装置116が紡糸
稼働時の際と同様にスライバひげ状部分をもたらし得る
ようになるまで、一定の衝程だけ先送りされねばならな
い。さらに、開繊装置116に供給されたスライバは、
該装置全体を充満し、これから搬送されねばならない。
このために一定の時間が必要であり、繊維流FFAの高速
走行カーブは、休止時に対応して多少とも急勾配で降下
する。スライバ先行端部から緩開された繊維は、先端研
削および/またはより合わせ処理により損傷されている
ので、これが紡糸ロータ13の繊維捕集面136に到達
しないように阻止し、吸引導管5に向けて給送し、これ
を経て搬送しなければならい(繊維流FFA参照)。
【0046】スライバ材料の種類に対応し、またスライ
バ先端の損傷度に対応してそれぞれに相違する時間を経
て(カーブKC 、KD と時点t2 、t2 ´を対比参
照)、繊維流FFAは再び完全な状態に到達する。時点t
3 において、最も好ましくない場合には時点t2 ないし
2 ´後においても、先行搬送繊維流FFAが確実にその
完全な状態に達したとき、スライバ供給装置110は再
び休止状態に置かれるが、開繊装置116はスライバ供
給装置110によりもたらされたスライバ端部に対して
引続きその作用を及ぼす。このスライバ供給装置110
の一時的稼働により、スライバ供給装置110の先行静
止状態の際における先端研削ないしより合わせにより損
傷され、従って糸継ぎに適しない繊維は、紡糸ロータ1
3の繊維捕集面116に侵入、堆積しないように阻止さ
れる。
【0047】スライバ先行端は、時点t3 において時点
B に置けると同様の状態に在り、この時点t3 ないし
3 の直前には完全な繊維流FFAないしFFSが存在して
いたのであるから、時点tB およびtB において継続す
る繊維流FFSとFFAの走行カーブは相等しい(カーブK
ABとKAV、KBBとKBVを対比参照)。最も、繊維流FFS
は糸切れ生起後にまず紡糸ロータ13に給送され、ここ
から連行搬送されるが、繊維流FFAは、時点t3 の後に
空気吸引導管5に向けて給送され、連行搬送される点に
おいて若干の差異は存在する。
【0048】走行カーブKAVおよびKBVは、絶えず扁平
化し、遂には単位時間当たりの梳整繊維の本数が減少
し、認め得なくなるまで変化する。これはカーブKAV
いしKBVの経過に対応して遅かれ早かれ生起する。しか
しながら一定時間後には走行カーブKAV、KBVは相違す
る紡糸条件にもかかわらず、本質的に同様であって、処
理されるスライバないし繊維の材料と無関係に、またス
ライバ供給装置110の稼働速度と無関係に、同様の条
件が附与され、時点ごとに実質的に同じ本数の繊維が梳
整される。
【0049】スライバ供給装置110の再稼働からそれ
程長い時間待つことなく再び休止状態になされたスライ
バ供給装置110により梳整された繊維は、あらためて
先端研削ないしより合わせにより損傷されることはな
い。スライバ供給装置110の休止の結果、不可避的な
繊維損傷は看過し得る程に僅かに止められる。これに対
応して、スライバ供給装置110があらためて稼働され
る時点t4 が確定され、一方において相違するカーブK
AV、KBVはすでにその平坦走行範囲に到達しているが、
繊維損傷は同じく看過可能の程度に止まる。これらの繊
維はすでに排除されているからである。
【0050】またスライバ2の先行端部の梳整を考慮し
て排出条件が、スライバ材料の如何にかかわらず本質的
に同じである場合、相違するファクタに対応してそれぞ
れ相違する高速走行カーブKE ′、KE ″またはK
F ′、KF ″がもたらされる。これらは、例えばスライ
バ供給装置110の稼働速度に対応して相違する。スラ
イバ供給装置110における供給ローラ111の回転速
度が早い程、スライバ供給装置110が、緩慢に駆動さ
れる場合に比べて、繊維流FFA、FFSはより迅速に再び
その完全値(100%)に到達する。同様にしてスライ
バ材料が相違し、あるいはさらに繊維長さが相違する
と、これらは走行カーブKE ′、KE ″ないしKF ′、
F ″に影響をもたらす。
【0051】スライバ供給装置110の稼働(時点t4
における)により、釈放された繊維はまず吸引導管5に
到達し、吸引導管450中を搬送され(KE ′ないしK
F ′参照)、その結果紡糸ロータ13の繊維捕集面13
6には繊維が到達しなくなる。このようにして、スライ
バ供給装置110の先行稼働後の短時間の休止時間の間
において搬送された繊維が後刻再び開示される紡糸処理
に関与することが阻止され得る。
【0052】スライバ供給装置110の最後休止状態の
間において場合により損傷された繊維がすでに搬送され
ている時点t5 において、繊維流の変向は断念され、そ
の紡糸ロータ13の繊維捕集面136への給送は、時点
6 ないしt6 (図3)(ここで完全繊維流FFA/FFS
が達成される)においてもたらされ、従って時点t
おいて全繊維が紡糸ロータ13に到達する。繊維流F
FA、FFSの切換えおよび紡糸ロータ13への給送は、
繊維流FFA/FFSの高速走行の間、すなわちスライバ供
給装置110の稼働により生起せしめられる繊維流また
は繊維流FFA/FFSがその完全な太さに達する前に行わ
れる。
【0053】一定の紡糸条件(例えば一定のスライバ材
料、スライバ給送装置110の一定の稼働速度など)の
ための時点t5 は、それぞれあらためて設定される。し
かしながら、スライバ給送装置110の稼働停止時間
を、このような変動値と無関係に同じ大きさに一定され
ることもできる。
【0054】慣用の態様で準備されている糸20の後尾
端は、図1に示されていない時点において、紡糸ロータ
13の繊維捕集面136に向けて逆送される。糸の排出
Gはその後に行われる。
【0055】糸20の逆送およびあらためて行われる排
出により糸継ぎが行われるとき、繊維流FFA、FFSは未
だその高速走行状態に在るので、図示の実施態様におい
て糸排出AG の加速が調整され、繊維流FFSに適合せし
められ、従って糸排出AG の高速走行は、繊維流FFS
高速走行カーブから極めて僅かだけ逸脱するに止まる。
このことは糸継ぎ部分が極めて僅かだけ通常の糸の太
さ、従って、標準太さから逸脱することを意味する。
【0056】図2は紡糸装置単位の短い休止状態後の本
発明による新規糸継ぎ処理の一部分を示す。スライバ給
送装置110の休止状態後もなお開繊装置116は駆動
されているために、スライバひげ状部分はさらに擦過損
傷されるが、これはスライバ給送装置110の状態に応
じてひげ状部分繊維の単に梳整のみにより、または部分
的な先端研削のみにより行われるに過ぎない。図1に比
べて短い開繊装置116の作用時間に対応する短い休止
状態時間により、スライバひげ状部分の損傷も軽微であ
り、従ってスライバ供給装置110の再稼働後、スライ
バ2が開繊装置116により再び常態的に開繊され得る
までの時間もそれ程長くはない(図1および図2におけ
る時点t0 とt2 の間の間隔を対比され度い)。図2に
よる実施態様において、t0 とt2 の間の間隔は図1に
おける対応する間隔よりも短い)。
【0057】本発明方法は原則的に上述したので、以下
において図5および図6を参照して、概括的に前述した
本発明装置をさらに具体的に説明する。
【0058】糸切れが時点tB において生起すると、こ
れが糸監視装置15により制御装置3に通報される。同
時にスライバ供給装置110のクラッチ115が作動さ
れ、これにより供給ローラ111が停止し、スライバ2
の開繊措置116へのそれ以上の給送が停止される。さ
らに図示されていない態様で巻取りローラ122が、駆
動回転ローラ120から掲挙され、これにより糸20の
後尾端は、なお回転する巻取りローラ122によっても
巻取りローラ面とは接触し得ない。これに対して開繊装
置116は依然として稼働状態にある。
【0059】監視装置4は、一定時間経過後に、糸切れ
をもたらした紡糸装置単位10まで移動到達する。この
場合、監視装置4は、図示されていないがそれ自体公知
の呼出し装置により、この紡糸装置単位まで呼び出され
る。監視装置4は一定台数の紡糸装置単位10に沿って
常時パトロール走行しており、糸切れの生じた紡糸単位
10に呼び出されるようにすることもできる。監視装置
4が関連紡糸単位10に到達すると、その制御装置40
が導線407を介して制御装置3に照会し、関連紡糸単
位10が保守を必要とするか否かを確認する。制御装置
3は、監視装置4がすでに到達している紡糸単位10が
糸切れ事故の生じた紡糸単位である旨をそのつど伝達し
得るように構成されている。
【0060】監視装置4が問題の紡糸単位10に到達
し、ことに停止すると、時点tAにおいて糸継ぎ処理プ
ログラムが開始される。すなわち紡糸ローラ13はそれ
自体公知慣用の態様で停止せしめられ、さらに前述した
ように巻取りアーム121が揺動アーム42により紡糸
装置側の糸巻取り装置から掲挙され、揺動アーム42に
より支承される。さらに巻取りローラ122の補助駆動
ローラ411が駆動され、紡糸装置側の吸引導管に監視
装置4の吸引導管450が接続される。さらに、掲挙装
置43により、従動回転ローラ141が駆動回転ローラ
140から掲挙され、糸20は公知の態様で駆動回転ロ
ーラ120から掲挙された巻取りローラ122により糸
排出導管119まで逆送される。これにより糸20は、
糸投射装置44上に裁置され、ここに保持される。
【0061】その間に紡糸部材は公知の態様で清掃浄化
される。すなわち開繊された繊維と異物が、ケーシング
132内に作用する紡糸減圧により紡糸ロータ13から
吸引導管135を経て搬出される。
【0062】紡糸ロータ13の浄化後、紡糸減圧用にバ
ルブ134が閉鎖され、吸引導管451用バルブ451
が開放される。さらにこれまで不作動状態にあった紡糸
ロータ13が再び釈放され、その稼働速度または所定の
糸継ぎ速度まで回転せしめられる。これにより糸継ぎプ
ログラムが設定され、糸継ぎ処理紡糸ロータ13の定常
的速度において、またはその高速走行カーブによりおこ
なわれる。糸継ぎ処理は低減された、しかしながら定常
的なロータ速度で行われ、紡糸ロータ13は、その高速
走行カーブが繊維流FFAおよび糸排出AG の走行カーブ
と同調せしめられ、もしくはさらに適合せしめられるよ
うに、ロータの糸形成速度にもたらされることが望まし
い。
【0063】紡糸ロータ13の浄化と同調して、バルブ
451を開放することにより、補助吸引空気流HA をも
たらし(時点tHA)、これを繊維供給導管118から紡
糸ロータ13に作用させる。前述したように紡糸減圧U
S が導通されるので、紡糸ロータ13にはこの紡糸減圧
S と補助減圧HA とが作用する。これにより糸排出導
管119には、強力な紡糸ロータ方向に流れる空気流が
生起せしめられ、これにより公知の態様で巻取りローラ
122から巻き戻され、糸継ぎのために処理された糸後
尾端が作用され(時点R1 )、糸排出導管119内の準
備処理位置に到達する(糸逆送走行RG1)。公知慣用手
段によりこの糸後端部はさらに紡糸ロータ内に走行する
ことが阻止される。糸後端部が糸排出導管119内の準
備処理位置に到達すると、補助吸引空気流HA は、時点
HEにおいてバルブ451を閉鎖することにより解消さ
れる。
【0064】次いで時点t0 において制御装置3は、ク
ラッチ115にパルス信号を附与し、これによりスライ
バ供給装置110は再び稼働せしめられる。そこでスラ
イバ2は再び開繊装置116に供給され、これから繊維
供給導管118を経て、これから排除されることなく、
紡糸ロータ13に到達する。スライバ供給装置110の
稼働により上述したように作用する紡糸減圧US によっ
て繊維流FFAが生起せしめられ、これは紡糸ロータの開
放縁辺を経て吸引導管135に至り、ここから排出され
る。これにより糸継ぎ処理プログラムの開始前、スライ
バ供給装置110の静止状態の間に損傷された繊維はそ
の後の紡糸処理から排除される。
【0065】時点t3 において、すなわち繊維流FFA
その完全は太さに達した後に、時点t2 におけるよう
に、スライバ供給装置110はクラッチ115により再
び不作動化される。
【0066】スライバ供給装置110が時点t4 におい
てあらためて稼働される前に、時点tHUにおいて、紡糸
減圧US の解消および補助吸引空気流HA の生起によ
り、カーブKAVに続く(低減)繊維流FFAが切換えら
れ、これまで吸引導管135を経て供給されていた吸引
空気流に代わって、吸引導管5を経て供給される補助吸
引空気流HA により搬送される。(低減)繊維流FFA
走行路からの変向は、スライバ供給装置110と繊維捕
集面136との間において行われ、従ってスライバ供給
装置110の先行する一時的停止後であって、しかもそ
の新たな稼働前において行われる。従って、スライバ供
給装置110の稼働により釈放された繊維流FFAのこの
切換え前には、紡糸処理の間駆動されている繊維捕集面
136上にはまったく繊維は存在せず、その後の糸継ぎ
により再開される紡糸処理において再び存在し得るに至
る。前回静止せしめられた紡糸ロータ13の高速回転
(高速走行)と繊維流の切換えとの間の対応する時間的
同調により、前回静止せしめられた繊維捕集面136が
未だ再駆動されておらず、従って未だ一定の速度すなわ
ち給送されるべき繊維が排出状態に在る糸20により未
だ連行され得るような速度に達していない時点におい
て、繊維は変向せしめられ、従って紡糸ロータ13に到
達することが阻止される。
【0067】カーブKAVは、先行スライバ端部から解繊
されるべき繊維の単位時間当たり本数がもはや増加せ
ず、もしくはもはや変化しなくなるまで、さらに平坦化
する。
【0068】このことは、スライバひげ状部分の状態も
単位時間当たり増大せず、もしくは変化せず、従って従
って新たな開繊ないし梳整の設定(時点t3 から時点t
4 までの間隔)により常に再現可能のスライバひげ状部
分状態が、従ってまたスライバひげ状部分により条件ず
けられた糸継ぎ条件が達成されたことを意味する。あら
ためて静止状態に置かれたスライバ2中に残留する繊維
が、容認可能範囲を越えて損傷される充分前に(このよ
うな繊維損傷は、後続の繊維流高速走行の間なお有効に
行われる繊維連行によってはもはや排除され得ないので
あるから)、時点t4 においてスライバ供給装置110
はクラッチ115により再び稼働せしめられる(図5中
の回転数NF 参照)。先行端部から開繊された繊維は、
図5においてカーブKE ′、KE ″で示される増大繊維
流FFAを形成する。
【0069】前述したように繊維は補助吸引空気流によ
り連行されるので、スライバ供給装置110の短時間稼
働の間にあらためて損傷された繊維は、紡糸ロータ13
に到達することなく、その後の糸継ぎおよび紡糸処理の
ために使用され得る。
【0070】制御装置3により設定される時点t5 にお
いて、弁134、451が作動され、これにより吸引導
管5中の減圧が解消され、その代わりに吸引導管135
を経てケーシング132中に紡糸減圧US がもたらされ
る。この時点において、スライバ供給装置110の短時
間静止状態の間に繊維が損傷され、すでに連行搬送され
ている可能性がある。解繊装置116のケーシング11
7に到達した繊維(スライバ供給装置110の短時間静
止状態の間に作動解繊装置116の有効作用範囲に未だ
達しておらず、従ってこの時点で損傷を受けていない)
は、スライバ供給導管118を経て紡糸ロータ13まで
吸引され、公知の態様で繊維捕集面136上に堆積され
る。
【0071】公知の態様で従ってあらためて詳述しない
態様で、繊維流FFAの釈放と同調して、端部が糸排出導
管119内の準備処理位置に在る糸20は、その端部が
紡糸ロータの内壁に到達するように紡糸ロータまで逆送
される(糸逆送走行RG2)。
【0072】この目的を達成するために、紡糸ロータは
再び駆動され、糸端部が繊維捕集溝(繊維捕集面13
6)に到達し得るような遠心力を生起させる必要があ
る。従って、これに対応して早期に紡糸ロータ(ないし
他の形式のオープンエンド紡糸部材)は再び対応する速
度にまで加速回転され、これにより上述したように慣用
の紡糸成形速度またはこの速度以下の特定の糸継ぎ速度
になされ得る。
【0073】制御措置3には、(スライバ材料の種類、
短繊維長さ、スライバ供給装置110の構成などに対応
して)繊維流FFA/FFSが増大せしめられるように記憶
されている。従って、必要に応じこのカーブに対応して
糸排出走行も制御され、繊維流FFSの増大に適合せしめ
られる。この糸排出走行は、監視装置4の制御装置40
を介して監視装置3により、紡糸部材(例えば紡糸ロー
タ13)中の繊維流FFSの有効形成時点t5 (カーブK
E ″参照)、もしくはその直前、あるいはこの時点t5
の以後においても、生起せしめられ、制御装置3により
附与されるカーブにまで加速される。この加速は、制御
装置3において附与された、それぞれの繊維流FFSに応
じて、すなわち繊維捕集面136に置ける繊維流fFS
有効形成値の増大に対応して、直線的にもしくは任意の
カーブに沿って制御されることができる。
【0074】この場合、制御は補助駆動ローラ411に
より行われるが、糸排出ローラ141によっても制御さ
れることができ、この場合ローラ141の押圧力を掲挙
装置43により制御する。
【0075】繊維流FFSの太さは時点t6 において完全
な増大状態になる。従ってこの時点t6 の後に、押圧ロ
ーラ141は掲挙装置43により再び糸排出ローラ14
0に当接され、糸20の紡糸装置11からの排出は排出
装置14により行われ得る。これにより巻取りローラ1
22は駆動回転ローラ120まで降下当接され、次いで
補助駆動ローラ411は巻取りローラ122により掲挙
されこれとの当接状態から解離される。
【0076】必要に応じて、紡糸ロータ13の糸継ぎ回
転速度から繊維流FFS高速走行に対応する紡糸成形回転
速度までの加速も制御され得る。
【0077】対応する時点t3 の設定により、前述した
実施態様において、繊維流FA のカーブKC ないしKD
による走行と無関係に、スライバ供給装置110の一時
的駆動の間、この繊維流を完全値100%に達すること
が保証される。しかしながら、そのために時点t0 から
時点t3 までの間隔を最平坦カーブKD により設定する
必要はなく、逆に、スライバひげ状部分の梳整状態がカ
ーブKC 、KD の走行にとって基準となるのであるか
ら、この梳整状態を中間供給制御の目安となし得る。
【0078】この梳整状態の測定は、スライバ供給装置
110の一時的駆動の開始前に行われ、種々の態様で直
接的もしくは間接的に行われ得る。この状態は例えばス
ライバ供給装置110の不作動化時点から糸継ぎ処理の
開始前までの間に間接的になお稼働している解繊装置1
16において行われる。この目的から図6に示されるよ
うに制御装置3に時間計測素子33を設けてスライバ供
給装置110不作動化時点から糸継ぎ処理開始までの時
間を計測する。図5においてこの時間がtB からtA
間隔として示されている。この時間的間隔長さとは無関
係に、スライバ供給装置110の稼働時間(時点t1
ら時点t3 )が中間供給時点として設定される。
【0079】あるいはまた、必要に応じて時点t3 、t
4 、tG も設定し得る時間計測素子33の代わりに、時
点tG を設定するため、紡糸装置1における監視装置に
時間制御素子46のための入力装置(調整つまみ46
0)を設け得る。これは種々のファクタ(スライバひげ
状部分の状態、スライバ材料の種類、短繊維長さ、スラ
イバ供給ローラ111と供給架台112の挾持間隔、解
繊装置117の処理範囲におけるローラ111と協働す
る他の部材との挾持間隔など)に対応して種々相違す
る。
【0080】カーブKC とカーブKD (図1)の対比か
ら明らかなように、最大繊維流FFAは、先行静止状態の
時点(時点tB と時点t0 間の時点)に応じて、種々に
相違する時点(t2 およびt2 ´参照)において達成さ
れる。糸継ぎ処理時間はこれに応じて短縮され、その間
において、時点t3 に対して時点t0 から常に同じ時間
的間隔を有する時点が選定されるのではなく、先行静止
時間(その間、スライバ供給装置110の不作動化によ
り静止状態に置かれたスライバ2の先行端部、すなわち
スライバひげ状部分に対して解繊装置116が作用す
る)に対応する時点が選定される。
【0081】スライバひげ状部分の状態は、スライバ2
の静止状態時間から、場合によりさらに他のファクタを
考慮して、もたらされるべきではなく、他の態様、例え
ば光学的態様で空気抵抗など(これが望ましい数値であ
るべき場合)を測定することにより確定され得る。スラ
イバ供給装置110の一時的稼働時間も、糸排出走行の
制御も、同様にスライバ2の先行端部状態に対応して設
定されることができる。
【0082】前述したように低減する繊維流FFA(カー
ブKAV、KBV)の場合、スライバ2の先行端部から解繊
ないし梳整によりもたらされる繊維が、単位時間当たり
数量的に変化せずもしくは認めるに足りない程度に変化
するに止まる位相が生起し、このような位相は極めて平
坦な走行カーブを特徴とする。カーブKAV、KBVに何ら
かの態様で影響を及ぼし得る種々のファクタと無関係
に、これらカーブKAV、KBVは遅かれ早かれやがては下
降する。
【0083】カーブKAV、KBVが平坦化される時間にわ
たり、静止状態になされたスライバのひげ状部分は、依
然として稼働している解繊装置116の作用範囲内に残
留しており、この装置は繊維状態に数量的にほとんど影
響を及ぼさないような場合においても、スライバひげ状
部分の繊維に対してなお障害を与える。従って、不作動
化されたスライバ供給装置110に対して依然として稼
働中の解繊装置116よりスライバひげ状部分が作用さ
れている時間的長さは、任意に選定されるのではなく、
スライバ供給装置110の再作動化と繊維捕集面136
への繊維供給開始との間、すなわち時点t4 と時点t5
との間の比較的短い時間内に依然として稼働中の解繊装
置の一時的稼働後、スライバ供給装置110の静止状態
の間停止していた繊維が連行搬送により排出されてお
り、従って糸継ぎに際し、障害されていない、繊維が再
び使用されるようにすでに準備されているような短い時
間であるべきである。
【0084】上述した両要件、すなわち第一に、梳整処
理された繊維の単位時間当たりの本数がもはや実質的に
変化しない時点に到達するまでの梳整と、第二に、再び
高速走行する繊維流の第1位相の間、連行搬送により本
質的に排除されることができ、かつ停止状態のスライバ
ひげ状部分内に包含されており、依然として稼働中の解
繊装置116の作用を受ける繊維の重大ではなく、従っ
て看過し得る障害とを顧慮して、スライバ供給装置11
0の短時間の停止状態の後に繊維が再び釈放される時点
4 が紡糸されるべき材料に関係なく、スライバ供給装
置110の一時的稼働後、再稼働せしめられるまでの間
(すなわち時点t3 と時点t4 の間の時間)が常に同じ
長さとなるように好ましい態様で設定される。
【0085】スライバ供給装置110の短時間の不作動
化から繊維流FFAの切換えまでの間隔、すなわち時点t
4 からt5 までの時間は、種々の態様で設定され得る。
例えばスライバ供給装置110、ことにその供給ローラ
111に監視装置を設け、その回転数を検知することに
より、供給ローラ111の所定回転角度と関連してこの
時間的間隔を設定し得る。供給ローラ111の所定の回
転角度において、この特定回転角度が一定の時間的間隔
に対応する。この時間的設定法はことに有利である。こ
のように設定された時間的間隔の間に供給されたスライ
バ2の長さは既知であるから、これによりスライバ供給
装置110の短時間の静止状態の間でも、依然として稼
働中の解繊装置116により損傷されるスライバ長さの
確認も極めて簡単に行われ得る。
【0086】スライバ供給装置の等しい静止状態時間に
おいて(依然として稼働している解繊装置116におい
て)処理されるスライバ長さは、停止せしめられている
スライバひげ状部分が解繊装置116の作用を受けてい
る時間に依存するのみでなく、またスライバ材料の種類
(例えば木綿であるか合成樹脂であるか、長繊維である
か短繊維であるか)によっても相違する。
【0087】従って、上述した実施態様において、スラ
イバ供給装置110の作動化時点(t4 )から再び低減
している繊維流の切換え時点(t5 )までの時間の制御
装置(3および/または40)による設定は、追加的も
しくは代替的態様においてこの繊維材料を顧慮して行わ
れる。この目的のために、処理開始前もしくは紡糸され
るべきスライバ材料変更の場合、調整ノブ460(図6
参照)により、制御装置3および40の接続導線を経て
上述の時間設定の際に顧慮される。これにより、コンピ
ュータとして構成されあるいはコンピュータを内蔵する
制御装置3および/または40への時間に関する入力
は、時間制御装置(時間制御素子46)により補正され
得る。しかしながら、制御装置(3および/または4
0)にインプットされている時間を補正する代わりに、
これら制御装置のコンピュータによりあらためて算出、
設定することも可能である。
【0088】改変実施態様において糸継ぎ処理の間、糸
監視装置15により糸20の太さ変動を監視することが
できる。同様にして糸継ぎ太さの制御装置3、40にイ
ンプットされている太さ目標値からの偏倚を検出し、こ
れを糸継ぎ部分の太さ実測値のメモリーに供与し、糸切
れの確認のたびに、糸継ぎ処理を直ちに繰り返す。これ
により、いかなる場合にも糸継ぎ部分の結果に対応し
て、少なくともスライバ供給装置110の再作動化時点
から繊維捕集面136への繊維給送開始までの時間が制
御される。実施されるべき糸継ぎ処理(速刻もしくは後
刻に)のためには、原則的に時間制御素子46により時
点t4 および/または時点t5 および/または時点tG
ならびに糸排出高速走行AG を制御装置3ないし40に
記憶されたプログラムに対応して変更設定し、理想的糸
継ぎ部分をもたらすようになされる。
【0089】時点t4 、t5 ,tG および切換え時点
が、制御装置3、40ならびにこれらの時間制御素子4
6によりまず標準値として附与され、あるいは紡糸開始
前、これら制御装置に対応して調整ノブ460により手
作業的に附与される。いかなる場合にも、時間制御素子
により、スライバ供給装置110の作動化および/また
は不作動化と時間的に同調して、繊維流変向装置の弁4
51による繊維流変向位置または繊維流再釈放位置への
切換えが行われる。
【0090】糸排出導管119内の準備処理位置への糸
後尾端逆走行の間は、比較的高い減圧を必要とする。こ
れにより逆走行を確実ならしめるからである。その後
は、この高減圧はもはや不必要となる。従って上述した
実施態様においては、補助的吸引空気流HA は、時点t
HEにおいて解消され、次いで時点tU において再び生起
せしめられ、これにより補助的吸引空気流HA が、前回
の一時的作動スライバ供給装置110をあらためて作動
化する前に適時に再び生起せしめられる。しかしなが
ら、必要に応じて、図5において破線で示されるよう
に、この一時的な補助的吸引空気流の解消を省略するこ
とも可能である。
【0091】上述した方法およびこれに関連する組合せ
は、多種多様の変更が可能である。例えばその個々的な
特長は均等法により代替され、あるいは他の組合せに変
更され得る。例えば紡糸部材13は必ずしもロータとし
て構成される必要はなく、他のオープンエンド紡糸部
材、例えば摩擦紡糸ローラなどで代替され得る。また監
視装置ないし保守装置4に独立した別個の減圧発生源4
52を設ける必要はなく、吸引導管450をそれ自体公
知の態様で紡糸装置側の吸引導管135と接続されてい
る減圧発生源と接続されることもできる。
【0092】また駆動軸140は、制御可能の滑りクラ
ッチ(図示せず)を経て、駆動されるべき、有効滑りに
対応する駆動軸により糸排出を制御することも可能であ
る。
【0093】さらに、本発明の理解に必要な部分のみが
示されている図4は、さらに他の変形を示唆している。
これらの部分は、オープンエンド紡糸機自体と、その長
平方向に沿って走行可能の監視装置ないし保守装置とに
分配されているが、これらは図6にも同様に示されてい
るのでさらに詳述の必要はないものと考えられる。2台
の制御装置3および40の代わりに、図4では単一の制
御装置6が示されている。また図4の単一制御装置6を
図6に示されるように分割区分することも可能である。
【0094】また図4に示される実施例において紡糸部
材13は紡糸ロータとして図示されているが、図6の実
施例と同様にそのシャフト130により駆動回転せしめ
られかつ制動され得る。連動杆16ないし対応制御機構
により、選択的に駆動ベルト131またはブレーキ16
0をシャフト130に作用させる。このために単一のも
しくは複数の駆動手段17が、ベルト131とブレーキ
160の必要な運動の制御のために設けられる。
【0095】駆動されず、従って圧接従動ローラとして
構成される糸排出ローラ141は、揺動アーム142の
自由端部に装着されており、アーム他方端には例えば電
磁石18の接極子として構成される当接杆180が当接
され得る。
【0096】図4は揺動可能に装着された糸給送装置4
7を示しており、これは糸給送ローラ470、471を
具備し、これらローラは相互に遠去かり、紡糸ロータ1
3で形成された糸20をこの開離されたローラ対間を通
過させ紡糸装置から排出させ得る。これら給送ローラ4
70、471の少なくとも一方が電動機472により駆
動回転せしめられる。
【0097】図4に示されるように、スライバ供給装置
110のクラッチ115は導線31により、弁451は
導線406により、糸逆送装置の一部を成す糸給送装置
47は導線60により、糸排出ローラ対14(糸排出ロ
ーラ140、141)の電磁石18は導線62により、
空気吸引減圧導管135の弁134は導線32によりそ
れぞれ共通の糸継ぎ処理制御装置6と接続されている
が、これは以下に記載されるべき本発明対象にとって本
質的に重要なものではない。
【0098】紡糸処理は本発明実施態様において公知慣
用の態様で行われる。以下において、図3および図4を
参照して糸継ぎ処理のみを説明する。
【0099】何等かの理由で糸切れが生起し、あるいは
他の理由から紡糸装置が故障した場合、紡糸処理再開の
ため糸継ぎ処理が行われる。これはすでに説明した糸継
ぎ処理から逸脱しており、または追加的に示される部材
に関連して詳述されるべき場合に限って、図3を参照し
て以下に説明する。
【0100】紡糸部材13の掃去浄化後、糸後尾端の予
備処理により糸継ぎのために好ましい形態、長さとした
後、および糸後尾端を紡糸減圧US と補助的吸引空気流
Aの協働作用により糸排出導管119内の準備処理位
置まで逆送(時点tR1)した後、時点tUEにおいて弁1
34を閉鎖して紡糸減圧US を解消し、紡糸装置におい
て補助的吸引空気流HA のみが作用するようにする。こ
の補助的吸引空気HAはケーシング117および繊維供
給導管118を経て糸排出導管119内にまで作用す
る。
【0101】次いで前述した態様でスライバ供給装置1
10の作動化により解繊装置116への繊維の一時的給
送が行われるが、この際、紡糸ロータ13内に繊維が到
達することは阻止され、しかも吸引導管5、450を経
て排出される。
【0102】時点t3 及びt4 (スライバ供給装置11
0の不作動化および新たな作動化)において、糸給送装
置47(給送ローラ470、471)が開かれる。これ
により糸20はその逆送のために釈放される。補助的吸
引空気流HA が、釈放された糸20を緊張状態に保持
し、糸端部を紡糸ロータ周面に接触させることなく糸排
出導管119から紡糸ロータ中に、次いで繊維供給導管
118中に引き込む(時点tR2)。この時点において、
さらに走行することにより後梳整処理された解繊装置1
16の繊維は、スライバ供給導管118内に在る糸端部
と接触することなく、前述したように補助的吸引空気流
A によりスライバ2の先行端から排出される。
【0103】糸20は、糸が巻回されている巻取りロー
ラ122あるいは特殊な糸継ぎローラから、解放された
糸排出ローラ対14(140、141)と、糸給送装置
47(470、471)の間を経て、さらに糸排出導管
119を経てスライバ供給導管118内に達するまで伸
びている。
【0104】同様にして、スライバ供給装置110の不
作動化および新たな作動化に同調して、紡糸ロータは駆
動手段17の作動によりこれまで作用していた制動手段
(ブレーキ)から釈放され、他方において駆動ベルト1
31が再び紡糸ロータ13のシャフト130と接触係合
せしめられる。これにより紡糸ロータは、高速回転せし
められる。この速度は完全な紡糸速度と等速ではなく、
これより若干低速である。紡糸ロータ駆動のために追加
的駆動ベルト(図示せず)を設けることができる。これ
によりロータは糸継ぎ速度で駆動され、駆動ベルト13
1の代わりに糸継ぎ処理の時間だけ作動される。
【0105】これと同調してスライバ供給装置110が
再び稼働せしめられる。紡糸ロータの釈放とスライバ供
給装置110の作動化との相互同調は、弁151と13
4が同時に切換えられる前に、紡糸ロータが糸継ぎ用に
設定された回転数(特殊な糸継ぎ速度または完全紡糸速
度)に達しているように行われる。これにより紡糸ロー
タ中に正常の紡糸減圧US が再びもたらされ、補助的吸
引空気流HA は解消される。その結果、繊維供給導管1
18中に解繊装置116から紡糸ロータに向かう方向の
空気流が生起せしめられる。この空気流により、それま
で繊維供給導管118内に保持されていた糸後尾端は、
この導管から吸引排出され、回転する紡糸ロータにより
もたらされる遠心力により回転ロータ内周面上に接触せ
しめられ、繊維捕集溝(繊維捕集面136)に在る、糸
後尾端はここから紡糸ロータ最大内周面位置にもたらさ
れる。
【0106】回転紡糸ロータ中に糸後尾端が置かれると
同時に、解繊装置によりスライバひげ状部分から引き剥
がされた繊維は、繊維供給導管118に、さらにここか
ら紡糸ロータの繊維捕集溝に到達し、これにより繊維先
行端は繊維捕集面136(繊維捕集溝)中にもたらされ
た糸後尾端と接合される。
【0107】繊維供給導管118における空気流の切換
え、すなわち弁451の閉鎖および、弁134の解放と
時間的に同調して、それまで停止状態に在った巻取りロ
ーラ122が再び糸巻取り方向に駆動回転せしめられ、
従って糸後尾端は再び紡糸ロータ13から引き出され
る。これにより繊維は周知の態様で前進走行せしめられ
る糸後尾端と連結(糸継ぎ)される。
【0108】糸継ぎ処理の終結後、紡糸ロータ13の駆
動は場合により図示された駆動ベルト131により駆動
に切換えられ、これによりロータは糸継ぎ速度から常態
的紡糸速度に切換えられる。
【0109】糸継ぎされた糸が特殊な糸継ぎローラによ
り逆走行された場合には、周知の態様でこの糸継ぎロー
ラから離脱せしめられ、紡糸ロータから引き出されてい
る糸20は巻取りローラ122に引き渡され、これに巻
回される。これにより常態的紡糸処理が再び開始され
る。
【0110】当然のことながら、図5および図6に関し
て上記詳述した実施態様は、紡糸減圧US および補助的
吸引空気流HA の相違する制御により決定的になされな
い限り、図3および図4による方法、装置にも該当す
る。
【0111】糸継ぎのために標準的な高速走行カーブ
(KE ′、KE ″ないしKF ′、KF″)が許容可能の
変動範囲に在ること、従って紡糸部材13の繊維捕集面
136への繊維流FFA、FFSを切換えるべき時点t5
おけるこれら繊維流の太さが既知であることは、上述し
た両方法ににおいて、また上述した両装置により達成さ
れる。これらは精確な糸継ぎおよび糸継ぎ部分における
外観および強度につき常に等しい結果をもたらすための
前提条件である。
【図面の簡単な説明】
【図1】糸切れ生起後の繊維流流出挙動、長時間の先行
静止状態後においてスライバ供給装置を一時的に駆動す
る際の繊維流高速走行および排出走行挙動、すでに排出
された繊維流が高速走行中に初めて紡糸部材に給送され
る場合、糸継ぎ処理の間における繊維流の高速走行およ
び繊維流高速走行に同調させた糸排出速度の加速を示す
ダイアグラムである。
【図2】糸切れ生起後の流出挙動および短時間の先行静
止状態後においてスライバ供給装置を一時的に駆動する
際の繊維流高速走行および排出走行挙動を示すダイアグ
ラムである。
【図3】紡糸ロータ、紡糸負圧、補助吸引空気流、スラ
イバ供給装置、およびこれにより生起せしめられる空気
流の制御と、糸の逆送および再排出の制御を示すダイア
グラムである。
【図4】本発明により構成されたロータ紡糸装置を略図
的に示す側面図である。
【図5】紡糸ロータ、紡糸負圧、補助吸引空気流、スラ
イバ供給装置、およびこれにより生起せしめられる空気
流の制御と糸の逆送および再排出の制御を示す図3の方
法とは異なる制御を示すダイアグラムである。
【図6】本発明による、図4とは異なる実施態様のロー
タ紡糸装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1・・・・・ オープンエンド紡糸機 2・・・・・ スライバ 3・・・・・ 制御装置 4・・・・・ 監視装置 5・・・・・ (空気)吸引導管 10・・・・ 紡糸単位 11・・・・ オープンエンド紡糸装置 12・・・・ 糸巻取り装置 13・・・・ 紡糸部材(紡糸ロータ) 14・・・・ (糸)排出ローラ対 15・・・・ 糸監視装置 16・・・・ 連動杆 17・・・・ 駆動手段 18・・・・ 電磁石 20・・・・ 糸 30、31、32・・・・ 導線 33・・・・ 時間計測素子 40・・・・ 制御装置 41、42・・・・ 揺動アーム 43・・・・ 掲挙装置 44・・・・ 糸投射装置 45・・・・ 46・・・・ 時間制御素子 47・・・・ 糸給送装置 50・・・・ (繊維供給導管118の)開口 51・・・・ 弁 60、61、62・・・・ 導線 110・・・ スライバ供給装置 111・・・ 供給ローラ 112・・・ 供給架台 113・・・ 軸 114・・・ 発条 115・・・ (制御可能)クラッチ 116・・・ (スライバ)開繊装置 117・・・ (その)ケーシング 118・・・ 繊維供給導管 119・・・ 糸排出導管 120・・・ 駆動回転ローラ 121・・・ 揺動可能巻取りアーム 122・・・ 巻取りローラ 123・・・ 横方向往復動糸案内部材 130・・・ シャフト 131・・・ 駆動ベルト 132・・・ ケーシング 133・・・ (空気)吸引開口 134・・・ 制御可能弁 135・・・ (空気)吸引導管 136・・・ 繊維捕集面(繊維捕集溝) 140・・・ 駆動回転ローラ 141・・・ 従動回転ローラ 142・・・ 揺動アーム 160・・・ ブレーキ 180・・・ 電磁石接極子(当接杆) 400、401、402、403、404、405、4
06、407・・・・・・・・・ 導線 410・・・ 411・・・ 補助駆動ローラ 412・・・ 420・・・ 揺動駆動部材 430・・・ 揺動アーム 431・・・ 432・・・ 440・・・ 調節可能駆動装置 450・・・ (空気)吸引導管 451・・・ 弁 452・・・ 減圧発生源 460・・・ 調整ノブ 470、471・・・ (反対方向に回転可能の)糸給
送ローラ 472・・・ 電動機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブランドル、ゼバスティアン ドイツ、85113、ベームフェルト、エスト リッヒェ、リングシュトラーセ、12 (72)発明者 メスマー、ズザンネ ドイツ、85051、インゴルシュタット、バ イム、プファーフェンアッカー、46 (72)発明者 リンドナー、ガルス ドイツ、85125、キンディング、キルヒシ ュトラーセ、20、

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライバを解繊装置に供給するべきスラ
    イバ供給装置を作動させ、これにより生起する繊維流を
    スライバ供給装置と繊維捕集面との間のその走行路から
    変向させ、かつこの変向繊維流を、やがて再び排出され
    巻取られるべき糸の逆走行により行なわれる本来の糸継
    ぎ処理のための繊維流増大が開始されるに至るまで搬送
    除去し、糸の逆送走行と同調して繊維流が完全な太さま
    で増大する前に繊維流をあらためて変向させて繊維捕集
    面に給送することにより、繊維捕集面を具備するオープ
    ンエンド紡糸装置において、糸継ぎする方法であって、 スライバ供給装置を、本来の糸継ぎ処理のために作動さ
    せる(t4 )前に、一定時間(t1 −t3 )、すなわち
    糸継ぎのために好ましくない繊維をスライバ先行端から
    解繊除去し、かつこの解繊除去された繊維が繊維捕集面
    に堆積しないように阻止すると共にこれを搬送除去する
    間、一時的に作動させ次いでスライバ供給装置を一定時
    間(t3 −t4 )、すなわち一方において解繊除去され
    た繊維の単位時間当たりの本数がほぼ一定に維持されて
    おり、他方においてスライバ先行端に依然として残留す
    る繊維がインターレーシングおよび/またはからみ合い
    によりわずかに損傷されているに過ぎない間、停止さ
    せ、次いで(t4 )スライバ供給装置を作動させ、繊維
    流が完全太さにまで増大する前に、スライバ供給装置が
    あらためて停止状態になされる間に、わずかに損傷され
    ているに過ぎない繊維がほぼ搬送除去されてしまってい
    る程度にまでまず繊維を搬送除去し、次になお増大する
    繊維流を始めて繊維捕集面に給送することを特徴とする
    糸継ぎ方法。
  2. 【請求項2】 スライバ供給装置の一時的作動開始前、
    スライバ供給装置の不作動化により停止されたスライバ
    の先行端に対する解繊装置の作用時間に関連して、スラ
    イバ供給装置の一時的稼働の継続時間(t1 −t3 )が
    設定されることを特徴とする、請求項(1)による方
    法。
  3. 【請求項3】 スライバ供給装置の一時的作動開始前、
    スライバ先行端の状態に関連して、スライバ供給装置の
    一時的稼働の継続時間(t1 −t3 )が設定されること
    を特徴とする、請求項(1)または(2)による方法。
  4. 【請求項4】 スライバ供給装置がその一時的稼働(t
    1 −t3 )後に再び不作動されるまでの時間(t3 −t
    4 )が、紡糸されるべき材料と無関係に、以下のよう
    に、すなわちスライバ供給装置の再稼働の時点(t4
    において、紡糸されるべき材料と無関係に、解繊除去さ
    れた繊維の単位時間の本数が一定に維持されるように、
    常に等しい時間に選定することを特徴とする、請求項
    (1)または(2)による方法。
  5. 【請求項5】 繊維捕集面に給送される繊維を繊維供給
    導管を経て給送し、繊維捕集面を開放縁辺を有する紡糸
    ロータの繊維捕集条溝として構成し、一方において、ス
    ライバ供給装置により釈放された繊維の搬送除去の間、
    この搬送除去のための補助的吸引空気流を繊維供給導管
    を経て紡糸ロータ内にまで作用させ、他方において、紡
    糸処理の間紡糸減圧を紡糸ロータ内に生起させ、紡糸さ
    れた糸をこの紡糸ロータと共軸的に設けられた糸排出導
    管を経て紡糸された糸を紡糸ロータから搬送排出するこ
    とにより糸継ぎする、請求項(1)から(4)のいずれ
    かによる糸継ぎ方法であって、 スライバ供給装置を一時的に作動させ(t1 )、これに
    より釈放された繊維を搬送除去する前に、紡糸減圧と補
    助的吸引空気流の協働作用により、停止状態の防止ロー
    ラから糸を糸排出導管内の糸準備処理位置にもたらし、
    これと同調して防止減圧を解消させ(tUE)て糸を釈放
    し、繊維が糸と接触せしめられることなく、さらに搬送
    除去されている間に、補助的吸引空気流の作用によりこ
    の釈放された糸を繊維供給導管内に吸引し、紡糸ロータ
    を再び駆動回転させ、依然として有効な補助的吸引空気
    流により不作動化されていたスライバ供給装置を再び作
    動させ(t4 )、次いで紡糸減圧を再び生起させ、補助
    的吸引空気流を解消させることにより、繊維と糸を繊維
    流増大の間に繊維捕集溝に給送し、ここで繊維流の繊維
    が糸の後尾端と接続され、糸を再び巻取りローラ方向に
    排出走行させることを特徴とする糸継ぎ方法。
  6. 【請求項6】 繊維捕集面を、開放縁辺を有する紡糸ロ
    ータ内に形成される繊維捕集溝として構成し、開放縁辺
    を経て紡糸ロータ内に作用する吸引空気流を生起させ得
    るようにされた請求項(1)から(4)のいずれかによ
    る糸継ぎ方法であって、 スライバ供給装置の一時的稼働(t1 −t3 )の間に、
    スライバ先行端から繊維を解繊除去し、紡糸ロータの開
    放縁辺を経てその内部に吸引させることを特徴とする糸
    継ぎ方法。
  7. 【請求項7】 その前の一時的稼働を終えたスライバ供
    給装置を停止させた後、スライバ供給装置をあらためて
    稼働させる前に、スライバ供給装置と繊維捕集面との間
    における繊維流走行路から繊維流を変向させることを特
    徴とする請求項(6)による糸継ぎ方法。
  8. 【請求項8】 その前に停止状態に在った繊維捕集面を
    再び作動させる前に、スライバ供給装置と繊維捕集面と
    の間における繊維流走行路から繊維流を変向させること
    を特徴とする、紡糸処理の間繊維捕集面を作動させる請
    求項(7)による糸継ぎ方法。
  9. 【請求項9】 スライバ供給装置の再作動から繊維捕集
    面への繊維給送までの時間(t4 −t5 )を給送された
    スライバ長さに対応して設定することを特徴とする、請
    求項(1)から(8)のいずれかによる糸継ぎ方法。
  10. 【請求項10】 スライバ供給装置の再作動から繊維捕
    集面への繊維給送までの時間(t4 −t5 )を、繊維材
    料に対応して設定することを特徴とする、請求項(1)
    から(9)のいずれかによる糸継ぎ方法。
  11. 【請求項11】 糸を監視し、スライバ供与装置の再作
    動から繊維捕集面への繊維給送までの時間(t4 −t
    5 )を、糸継ぎ部分の欠損に対応して調整することを特
    徴とする、請求項(1)から(8)のいずれかによる糸
    継ぎ方法。
  12. 【請求項12】 新たに糸継ぎされた糸の巻取りのため
    の排出を、繊維捕集面への繊維流の有効的形成の増大に
    対応して調整することを特徴とする、請求項(1)から
    (11)のいずれかによる糸継ぎ方法。
  13. 【請求項13】 作動化および不作動化可能のスライバ
    供給装置、解繊装置、スライバ供給装置と繊維捕集面の
    間に設けられており、スライバ給送装置の作動化により
    生起せしめられる繊維流を、繊維捕集面における繊維流
    釈放位置および繊維排出装置における繊維変向位置に給
    送し、かつ制御装置に接続されている繊維流変向装置、
    糸逆送装置および糸排出装置を具備する、請求項(1)
    から(12)のいずれかによる方法を実施するための、
    繊維捕集面を備えたオープンエンド紡糸装置における糸
    継ぎ装置であって、 上記制御装置(3、40または6)が時間制御装置(4
    6)を具備し、この時間制御装置が設定された時間にわ
    たりスライバ供給装置(110)を作動化し、次いで設
    定された時間にわたりこれを再び不作動化し、スライバ
    供給装置(110)のこの作動化および/または不作動
    化と時間的に同調して、繊維流変向装置(5、45、4
    51)を繊維流変向位置もしくは繊維流釈放位置にもた
    らすことを特徴とする糸継ぎ装置。
  14. 【請求項14】 制御装置(3、40または6)に設け
    られた入力装置(460)が、これにより時間制御装置
    (46)に入力された数値に基ずいて、制定された時間
    を補正することを特徴とする、請求項(13)による糸
    継ぎ装置。
  15. 【請求項15】 制御装置(3、40または6)に設け
    られた入力装置(460)が、これにより入力された数
    値に基ずいて、時間制御装置(46)のための時間を設
    定することを特徴とする、請求項(13)による糸継ぎ
    装置。
  16. 【請求項16】 制御装置(3、40または6)と制御
    的に接続されており、かつ糸(20)の太さ変動を監視
    する糸監視装置(15)が糸継ぎ部分の欠損に対応して
    時間制御装置(46)のための時間を設定することを特
    徴とする、請求項(13)による糸継ぎ装置。
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