JPH08160828A - 電子写真プリンタ - Google Patents

電子写真プリンタ

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JPH08160828A
JPH08160828A JP6330587A JP33058794A JPH08160828A JP H08160828 A JPH08160828 A JP H08160828A JP 6330587 A JP6330587 A JP 6330587A JP 33058794 A JP33058794 A JP 33058794A JP H08160828 A JPH08160828 A JP H08160828A
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JP
Japan
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electrophotographic printer
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time
pixel
started
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JP6330587A
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English (en)
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Masahiro Goto
正弘 後藤
Koichi Tanigawa
耕一 谷川
Toshio Miyamoto
敏男 宮本
Hiroko Ogama
裕子 大釜
Satoru Izawa
悟 伊澤
Yozo Hotta
陽三 堀田
Yoji Serizawa
洋司 芹澤
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Original Assignee
Canon Inc
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    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
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    • G06K2215/0011Accepting output data; Preparing data for the controlling system characterised by a particular command or data flow, e.g. Page Description Language, configuration commands
    • GPHYSICS
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    • G06K2215/0082Architecture adapted for a particular function
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ファーストプリントタイムを短縮化すると共
に、電子写真エンジン部の各要素の寿命を保証する。 【構成】 待機状態中にデータ受信手段へデータ入力が
された後、画素変換手段による画素変換作業進行状況に
応じて、光変調走査手段の起動と、印字準備動作を開始
し、印字準備動作中に決定される画像形成工程中の制御
値を保持することにより、レーザ光量制御、転写ローラ
印加電圧制御等の制御工程のみを早めに終了させる。更
に、電源への通電が開始された時と、加熱定着装置への
通電を遮断している待機状態中にデータ受信手段へデー
タ入力がされた時に応じて転写手段の動作を異ならせ
る。あるいは待機状態中にデータ受信手段へデータ入力
がされた後、加熱定着手段の加熱用回転を立ち上げると
共に、加熱回転体の温度に応じて印字準備動作を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームプリンタ
等の電子写真方式を用いたページプリンタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームプリンタ等の電子写
真方式を用いたページプリンタはパーソナルコンピュー
タ、ワークステーション等の外部情報処理機器より印字
に関するコマンド(印字命令、プリンタの印字状態を規
定する命令等)及びコード化された文字、図形情報をデ
ータ受信手段で受け取った後、コード情報を画素変換手
段により画素情報に変換し、これをラスター情報に変換
するコントローラ部を有し、更にラスター情報を例えば
半導体レーザ等の光出力手段で強度変調し、ポリゴンミ
ラー等の回転多面鏡を含む光変調走査手段により予め一
様に帯電された感光体上にラスタースキャンすることに
より静電潜像を形成し、その後は周知の電子写真プロセ
スにより記録材上に所望の画像を形成するための電子写
真エンジン部を有している。この時多くのページプリン
タは外部情報処理機器よりコード化された文字、図形情
報をデータ受信手段で受け取った後、コード情報を画素
変換手段により画素情報に変換し終えた後、電子写真エ
ンジン部の印字動作を開始する。そのために外部情報処
理機器からの印字命令が発せられた後、コード情報を画
素変換に要する時間、電子写真エンジン部が印字可能な
状態になるまでの準備時間等がシリアルに加算されるた
めに、印字された記録材がページプリンタから完全に出
力される迄の時間(所謂ファーストプリントタイム)が
長くなってしまうという欠点があった。
【0003】この欠点を除去するための従来例として、
特開平3ー61058号公報には、コントローラ部が1
頁分のコード情報を受け取った後、電子写真エンジン部
は予め給紙動作を開始し、所定の待機位置で記録材を待
機させ、コントローラ部がコード情報を画素情報に変換
し終えた後印字動作を開始する電子写真プリンタが開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではコード情報を受け取った後の電子写真エンジン
部の制御は、最初に給紙動作を開始することのみ優先
し、連続プリント中のスループットを向上させることに
主眼が置かれており、実際にファーストプリントタイム
に寄与する電子写真エンジン部の印字準備動作に要する
時間、具体的にはポリゴンミラーの回転数が所定回転数
に達するまでの立ち上がり時間、レーザ光の光量を所定
光量に制御するための時間、感光体の表面電位を安定化
させるために要する時間、加熱定着装置に例えば加熱ロ
ーラを使用した場合に加熱ローラの表面温度が所定の温
度に達するまでの時間等が考慮されておらず、単に給紙
動作だけを早くしたのみではファーストプリントタイム
の短縮化には不充分なことが見い出された。
【0005】更に電子写真プリンタ部のコントローラ部
がコード情報を受け取った後、画素情報に変換するとき
にコード情報の種類によっては画素情報変換時間が長く
なってしまう場合がある。この情報変換の為に要する時
間の間、電子写真エンジン部の印字準備動作が継続され
ていると、例えばポリゴンミラーの駆動軸の寿命、感光
体の寿命等に悪影響を及ぼすことがあるが、上記従来例
ではこの点に関して考慮されていない。
【0006】又、近年省エネルギーを目的として、電子
写真プリンタが非印字状態にあるときに加熱定着装置へ
の通電を断ち、その他の消費電力も極力少なくするスリ
ープモードが多用されるようになってきている。この時
ファーストプリントタイムは加熱定着装置の立ち上がり
に要する時間に支配されるが、上記従来例では、このス
リープモードからのファーストプリントタイム短縮化に
ついては全く考慮されていない。
【0007】本発明は、外部情報機器からコード情報を
受け取った後、電子写真エンジン部の印字準備動作に要
する時間を最適化することにより、ファーストプリント
タイムを短縮化すると共に、電子写真エンジン部の各要
素の寿命を保証することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、他の情報処理機器よりプリントに関する
コマンド、コード化された文字あるいは図形情報を受け
取るデータ受信手段と、そのコード化された文字あるい
は図形情報を画素情報に変換する画素変換手段と、前記
画素情報をラスターデータに変換するラスター変換手段
と、前記ラスターデータに基づき光を強度変調し、予め
一様に帯電された感光体上に静電潜像を形成する光変調
走査手段と、前記静電潜像担持体上の静電潜像をトナー
により可視化する現像手段と、記録材を供給する為の給
紙手段と、記録材上に前記トナー像を転写する転写手段
と、記録材上のトナー像を記録材上に永久に定着させる
加熱定着手段とを有する電子写真プリンタにおいて、待
機状態中にデータ受信手段へデータ入力がされた後、上
記画素変換手段による画素変換作業進行状況に応じて、
上記光変調走査手段の起動を開始することにより、光変
調走査手段を早めに立ち上げファーストプリントタイム
を短縮すると共に、光変調走査手段の立ち上げタイミン
グを画素変換作業進行状況に応じて立ち上げることによ
り光変調走査手段が必要以上に長時間作業することを防
止し、耐久性を確保することである。
【0009】更に、待機状態中にデータ受信手段へデー
タ入力がされた後、印字準備動作を開始し、印字準備動
作中に決定される画像形成工程中の制御値を保持するこ
とにより、従来画像形成工程の直前の印字準備動作中に
行われていたレーザ光量制御、転写ローラ印加電圧制御
等の制御工程のみを早めに終了させ、ファーストプリン
トタイムの短縮化を可能とする。
【0010】更に、電源への通電が開始された時と、加
熱定着装置への通電を遮断している待機状態中にデータ
受信手段へデータ入力がされた時に応じて上記加熱定着
手段の加熱用回転体の立ち上げ動作を異ならせることに
より、あるいは待機状態中にデータ受信手段へデータ入
力がされた後、上記加熱定着手段の加熱用回転を立ち上
げると共に、上記加熱回転体の温度に応じて印字準備動
作を制御することにより、特にスリープモードからプリ
ンタが印字動作を開始するとき、最も立ち上がりに時間
を要する加熱用回転体の温度に応じて印字準備動作を制
御することで、ファーストプリントタイムの短縮化を図
る。
【0011】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0012】(実施例1)図1は、本発明の実施例1の
電子写真プリンタを示す本体構成図である。電子写真プ
リンタは、外部情報処理機器5からのコードデータを外
部インターフェイス4を介して受信し、画素データに変
換するコントローラ部2と、その画素データを電子写真
プロセスにより記録材に印字する電子写真エンジン部1
からなり、コントローラ部2と電子写真エンジン部1は
内部インターフェイス3を介して通信される。
【0013】図2は、コントローラ部2を説明するため
の概略ブロツク図である。外部情報処理機器からのコー
ドデータは外部インターフェイス(例えばセントロニク
ス、RS232C)を介してコントローラ部2に送られ
る。コントローラ部2では、外部インターフェイス回路
4で受けたコード情報をCPU22に内部バス23を介
して送る。CPU22はこのコード情報をいくらか加工
してコード情報格納用のRAM24に格納するととも
に、そのコード情報をドットイメージの画素情報に変換
し画素データ格納用のRAM25に格納する。RAM2
5に格納されたデータはDMAコントローラ26で読み
だされ、ラスタ変換回路27に送出される。ラスタ変換
回路27ではDMAコントローラ26より受けたパラレ
ルの画素データをシリアルの画素データに変換する。こ
の画素データを内部インターフェイス3を介して電子写
真エンジン部1へ送出する。
【0014】図3は、電子写真エンジン部を説明するた
めの略断面図である。内部インターフェイス3を介して
送出された画素データは電子写真エンジン部の動作を制
御する制御部31で受信し、一部加工、又はそのままレ
ーザドライバ(不図示)に送出され、半導体レーザ(不
図示)を変調する。変調されたレーザ光はポリゴンミラ
ーを含むレーザスキャナ32により、感光ドラム34上
にラスタスキャンされる。感光ドラム34はアモルファ
スシリコン、有機光導電体等を用いることができるが、
この実施例では有機光導電体を使用しており、感光体表
面は帯電ローラ、コロナ放電器等の帯電手段33により
均一に帯電され(この実施例ではACにDC電圧を重畳
した高圧を印加する帯電ローラを用いている)、レーザ
光が照射されることにより、感光体上に暗部電位と明部
電位の差が生じ静電潜像が形成される。この静電潜像は
所望の極性に帯電されたトナーを有する現像器35によ
りレーザ照射部にトナーを現像する反転現像方式により
可視化される(この実施例では負極性の1成分磁性トナ
ーをジャンピング現像方式で反転現像している)。感光
ドラム34上のトナー像は給紙ローラ36、レジストロ
ーラ37により転写部位まで給紙搬送された記録材上に
転写ローラ38により静電転写される。感光ドラム34
上の転写残トナーはクリーニングブレード等のクリーニ
ング手段を有するクリーナ39により清掃され、再び同
じ画像形成プロセスを繰り返す。一方トナー像が転写さ
れた記録材は内部にヒータ40cを有する加熱ローラ4
0a、加圧ローラ40bからなる加熱ローラ定着装置4
0に搬送され、そこでトナーが永久定着され、その後記
録材は機外へ排出される。
【0015】以上のような電子写真プリンタを用いて、
この実施例では外部情報機器5よりコントローラ部2が
コード情報を受信し、コントローラ部2によるコード情
報を画素情報に変換する作業の進行状況に応じてレーザ
スキャナ32の起動を制御すると同時に感光ドラム前回
転を制御することを特徴としており、この実施例ではコ
ントローラ部2より電子写真エンジン部1に対してプレ
プリント信号(前回転の開始、給紙動作の開始の司
令)、プレスキャン信号(レーザスキャナの起動開始の
司令)を用いて電子写真エンジン部の印字準備動作を制
御する。
【0016】図4は、本実施例のタイミングチャートを
示す図である。1項目のコード情報がコントローラ部2
に受信し終えた段階(タイミングb)で、コントローラ
部2はコード情報を画素情報に変換し始める(タイミン
グc)。一方電子写真エンジン部1ではコード情報をコ
ントローラ部2で受信した段階で(タイミングa)コン
トローラ部2から出されるプレプリント信号により印字
開始に必要な準備動作を開始する。具体的には予め低め
の設定温度T2で温調されていた加熱ローラ40aを記
録材上のトナー像を充分定着可能な設定温度T1に立ち
上げ始め、加熱ローラ40aの表面温度をT1に維持す
る。更に給紙ローラ36も同じタイミングで給紙動作を
開始し、給紙された記録材はレジストローラ37まで搬
送され、その後印字開始信号が送出されるまでレジスト
ローラ37部で待機する。レーザスキャナ32の立ち上
げはコントローラ部2での画素情報変換作業の進行状況
に応じて、コントローラ部2がレーザスキャナ32の立
ち上げを可と判断した時点(タイミングd)でプレスキ
ャン信号を発信し、立ち上げを開始する。
【0017】一方感光ドラム34の回転、一次帯電高
圧、現像高圧、転写高圧等は、各々レーザスキャナ32
回転開始後の所定時間経過した時点で立ち上げを開始
し、(タイミングe、f、g、h)感光ドラム34の表
面電位の安定化を行う。この時レーザ光量をターゲット
光量で駆動するための駆動電流を決定する為のAPC
(AUTO POWER CONTROL)と転写ロー
ラに印加する電圧値を決定する為のATVC(AUTO
TRANSFER VOLTAGE CONTRO
L:感光ドラムの暗部電位上に定電流を流がしたときに
発生した電圧値に応じて記録材への転写時に印加する電
圧値を決定する)を行う。前記画像形成の為の準備回転
を前回転と称する。上記印字準備動作が終了した時点で
電子写真エンジン部1はコントローラ部2に対して印字
開始信号要求信号(タイミングi)を送信し、コントロ
ーラ部2が画素情報変換作業を終了した段階で、電子写
真エンジン部1に対し印字開始信号を送出し(タイミン
グj)、電子写真エンジン部1はコントローラ37から
記録材の給紙を開始すると共に、コントローラ部2から
送出される画素情報信号に応じてレーザ光を変調し印字
を行う。
【0018】この時レーザスキャナ32を立ち上げるタ
イミングの決定方法について図5、図6を用いて説明す
る。図5において、横軸はCPU22がコード情報を画
素情報に変換する作業を開始してからの経過時間tを示
し、縦軸はコード情報から変換し終えたデータ画素情報
の一頁分の画素データ容量に対しての比率R(%)表
す。
【0019】図6のフローチャートはこの画素情報変換
作業の経過時間とその時のコード情報から変換し終えた
データ画素情報の一頁分の画素データ容量に対しての比
率Rの関係からレーザスキャナ32を立ち上げるタイミ
ングを決定するアルゴリズムについて説明する。CPU
22は所定時間毎に(例えば100msec)、上記画
素変換比率Rをモニタし、画素変換比率Rが経過時間に
対し直線的に推移すると仮定し、その時の経過時間tと
画像比率Rの値をT=(100×t−t0×R)/Rに
代入し(ここでt0はレーザR32が立ち上がるのに要
する時間よりも若干長い時間:この実施例では5se
c)(ステップ1)、Tがtよりも大となった時点で、
t0sec以内で画素変換作業が終了すると判断し(ス
テップ2)、レーザスキャナ32を起動するためのプレ
スキャン信号を電子写真エンジン部1に送出する(ステ
ップ3)。
【0020】この様に画素変換作業の進行状況に応じて
レーザスキャナ32を起動することにより、電子写真エ
ンジン部1においてファーストプリントタイムに最も影
響するレーザスキャナ32の立ち上がり時間をコントロ
ーラ部の画素情報変換時間のなかに組み込むことがで
き、ファーストプリントタイムの短縮化が図れると同時
に、イメージ画像のように画素変換作業に長時間要する
場合でも実際にレーザスキャナ32が回転する時間は立
ち上がりに要する時間のみですむために、レーザスキャ
ナ32の寿命に悪影響を与えることはない。更にレーザ
スキャナ32以上に回転時間に対して寿命の影響が大き
い感光ドラム34に関しても本発明では画素情報変換終
了時間が予測できるため、感光ドラム34の表面電位の
安定化のための前回転もコントローラ部2の画素情報変
換時間のなかに組み込むことができファーストプリント
タイムの短縮化に寄与するところが大となる。
【0021】なお、この実施例では、コントローラ部よ
り、プレプリント信号、プレスキャン信号を独立に送出
する構成に関して説明したが、例えばプレスキャン信号
のみをコントローラ部より送出し、加熱ローラ40aの
ヒータ40c制御及び給紙制御に関してはプレスキャン
信号が送出された後、電子写真エンジン部1側で適当な
タイミングで制御を行っても良いことは言うまでもな
い。
【0022】(実施例2)図7は、本発明の実施例2を
示すタイミングチャートである。この実施例2を適用す
る電子写真プリンタは前記実施例1と同様なので説明は
省略する。この実施例2ではコントローラ部2が外部情
報機器5よりコード情報を受信した段階でプレプリント
信号を電子写真エンジン部1に送出し、この時電子写真
エンジン部1では加熱ローラヒータ40cの立ち上げ、
レーザスキャナ32の立ち上げ、記録材の給紙を同時に
行い、その後コントローラ部2での画素情報変換作業の
進行状況に応じて、コントローラ部2が画素情報変換作
業に長時間要すると判断した場合、一旦レーザスキャナ
32の立ち上げを中止し、前記実施例1と同様のアルゴ
リズムでレーザスキャナの立ち上げを再度開始すること
を特徴としており、この実施例2では前記実施例1と同
様のプレプリント信号、プレスキャン信号に加えてレー
ザスキャナ32の回転を停止させるためのプレスキャン
中止信号を用いる。
【0023】以下、図7のタイミングチャート、図8の
フローチャートを用いて実施例2の説明を行う。1頁目
のコード情報がコントローラ部2に受信し終えた段階
(タイミングb)で、コントローラ部2はコード情報を
画素情報に変換し始める(タイミングc)。一方、電子
写真エンジン部1ではコード情報をコントローラ部2で
受信した段階で(タイミングa)コントローラ部2から
出されるプレプリント信号により予め低めの設定温度T
2で温調されていた加熱ローラ40aを記録材上のトナ
ー像を充分定着可能な設定温度T1に立ち上げ始め、加
熱ローラ40aの表面温度をT1にする。更に同じタイ
ミングでレーザスキャナ32の立ち上げを行うためのプ
レスキャン信号がコントローラ部2から送出されるが、
図8のフローチャートに示すようなアルゴリズムでコン
トローラ部2での画素情報変換作業が長時間要すると判
断した場合は一旦プレスキャン中止信号によりレーザス
キャナ32の立ち上げは中止し(タイミングk)、その
後画素変換作業の進行状況に応じて、再度コントローラ
部2がレーザスキャナ32の立ち上げを可と判断した時
点(タイミングd)でプレスキャン信号を発信し、立ち
上げを開始する。
【0024】又、給紙ローラ36は加熱ローラ40aと
同様に、コード情報をコントローラ部2で受信した段階
で(タイミングa)コントローラ部2から送出されたプ
レプリント信号に応じて給紙動作を開始し、給紙された
記録材はレジストローラ37まで搬送され、その後印字
開始信号が送出されるまでレジストローラ部37で待機
する。一方一次帯電高圧、現像高圧、転写高圧等は各々
レーザスキャナ回転開始後所定時間経過した時点でレー
ザスキャナ32が回転を継続している場合、そのタイミ
ングで立ち上げを開始し(タイミングe、f、g、
h)、感光ドラム34の表面電位の安定化を行う。
【0025】上記印字準備動作が完了した時点で電子写
真エンジン部1はコントローラ部2に対し印字開始信号
要求信号(タイミングi)を送信し、コントローラ部2
が画素情報変換作業を終了した段階で、電子写真エンジ
ン部1に対し印字開始信号を送出した段階で(タイミン
グj)、電子写真エンジン部1はレジストローラ37か
ら記録材の給紙を開始すると共に、コントローラ部2か
ら送出される画素情報信号に応じてレーザ光を変調し印
字を行う。
【0026】図8はレーザスキャナのプレスキャン中止
信号、プレスキャン再開信号をコントローラ部が送出す
るためのアルゴリズムを示すフローチャートであり、前
記実施例1と同様に画素情報変換作業の経過時間とその
時のコード情報から変換し終えたデータ画素情報の1頁
分の画素データ容量に対しての比率Rからレーザスキャ
ナ32を立ち上げるタイミングを決定するアルゴリズム
について説明する。
【0027】CPU22は一定時間経過した後(例えば
1sec)、所定時間毎に(例えば100sec)上記
画像変換比率Rをモニターし、画像変換比率Rが経過時
間に対し直線的に推移すると仮定し、その時の経過時間
tと画像変換比率Rの傾きK=R/tを求め(ステップ
1)、Kが所定の傾きK0(例:K0=100/t0→
t0はレーザスキャナが立ち上がるのに要する時間より
も若干長い時間:この実施例では5sec)よりも小さ
いと判断した場合には、プレスキャン中止信号を電子写
真エンジン部1に送出し(ステップ2、3)、それ以外
の場合には、プレスキャンを継続し、一定時間経過後再
度同じフローを画像変換比率Rが所定値(例えば50%
以上)を越えるまで繰り返す(ステップ2、4、5)。
【0028】プレスキャン中止信号を電子写真エンジン
部1に送出した場合は前記実施例1と同様(図6参照)
にCPU22は所定時間に画像変換比率R、経過時間の
値をT=(100×t−t0×R)/Rに代入し(ステ
ップ1)、Tがtより大となった時点で、t0以内で画
像変換作業が終了すると判断し、レーザスキャナを起動
するためのプレスキャン信号を電子写真エンジン部に送
出する(ステツプ2、3)
【0029】この様な制御を行うことで前記実施例1と
同様の作用効果が得られるだけでなく、特に画像変換作
業が早く終了するようなコードデータに対しても、予め
レーザスキャナを起動しておく為に、レーザスキャナの
起動を開始するか否かの判断に要する時間を節約できる
ためファーストプリントタイムの更なる短縮化が図れ
る。なお、実施例2では、コントローラ部より、プレプ
リント信号、プレスキャン信号を独立した構成に関して
説明したが、例えばプレスキャン信号のみをコントロー
ラ部より送出し、他の加熱ローラのヒータ制御及び給紙
制御に関してはプレスキャン信号が送出された後も、電
子写真エンジン部側で適当なタイミングで上記制御を行
っても良いことは言うまでもない。また、実施例2では
コントローラ部が外部情報処理機器からのコードデータ
の受信を終えてからのタイミングで各制御を行っている
が、例えばコードデータに先立つ印字状態を指定するた
めのコマンドに基づいて制御を行うことでより早いタイ
ミングでレーザスキャナ等を立ち上げることが可能とな
るため、本発明の作用効果が更に有効に得られる。
【0030】(実施例3)図9は、本発明の実施例3を
示すタイミングチャートである。実施例3を適用する電
子写真プリンタは前記実施例1、2と同様なので説明は
省略する。なお、実施例3ではコントローラ部2のCP
U22の負荷を軽減するために画素情報変換作業の進行
状況のモニターは行わずに、コントローラ部2が外部情
報機器5よりコード情報を受信した段階でプレプリント
信号を電子写真エンジン部1に送出し、プレプリント信
号によりレーザスキャナ32を立ち上げ、更に給紙を開
始すると同時に前回転を開始し、感光ドラム34の回
転、一次帯電高圧、現像高圧、転写高圧は所定のタイミ
ングで順次立ち上げ、更にレーザAPC、転写ATVC
を行い、この時の制御値をホールドしておく。この時画
素変換作業の終了に長時間要する場合、まず所定時間後
に前回転が終了し感光ドラムの回転が停止し、次いで上
記タイミングよりも遅いデータでレーザスキャナ32の
スキャナの回転が停止する。画素変換作業が終了した時
点ではプリント信号がコントローラ部2から電子写真エ
ンジン部1に送出されこの信号に基づき電子写真エンジ
ン部1はプレプリント信号での動作が中断したものを再
度立ち上げ、印字準備動作が完了した時点で印字開始信
号要求信号をコントローラ部2に送出する。この後は前
記実施例1、2と同様のシーケンスで記録材への印字が
行われる。
【0031】以下、図9のタイミングチャートを用いて
実施例3をさらに詳細に説明する。1項目のコード情報
がコントローラ部2に受信し終えた段階(タイミング
b)で、コントローラ部2はコード情報を画素情報に変
換し始める(タイミングc)。一方電子写真エンジン部
1ではコード情報をコントローラ部2で受信した段階で
(タイミングa)コントローラ部2から出されるプレプ
リント信号により予め低めの設定温度T2で温調されて
いた加熱ローラ40aを記録材上のトナー像を充分定着
可能な設定温度T1に立ち上げ始め、加熱ローラ40a
の表面温度をT1に維持する。更に同じタイミングでレ
ーザスキャナ32の立ち上げを行うが、コントローラ部
での画素情報変換作業が一定時間以上経過した場合(こ
の実施例では30sec)には自動的にレーザスキャナ
32の回転は停止し、その後は画素変換作業が終了した
段階でプリント信号が発信されレーザスキャナ32の立
ち上げを開始する(なお、画素情報変換作業が一定時間
経過した時にレーザスキャナ32の回転が停止するモー
ドに関しては図9には不図示)。又、給紙ローラ36は
加熱ローラ40aと同様に、コード情報をコントローラ
部2で受信した段階で(タイミングa)コントローラ部
2から送出されたプレプリント信号に応じて給紙動作を
開始し、給紙された記録材はレジストローラ37まで搬
送され、その後印字開始信号が送出されるまでレジスト
ローラ部で待機する。
【0032】一方、感光ドラム34も給紙動作と同じタ
イミングで回転を開始し一次帯電高圧、現像高圧、転写
高圧を順次立ち上げを開始し(タイミングe、f、g)
感光ドラムの表面電位の安定化を行うと同時にレーザA
PC、転写ATVCを行う。この後コントローラ部2で
の画素情報変換作業が長時間用する場合、上記前回転開
始から所定時間経過した時点(この実施例では5se
c)で感光ドラム34の回転は停止し、プリント信号が
コントローラ部2から送出されるまで待機する(タイミ
ングk)。この後プリント信号がコントローラ部2から
送出された時点で(タイミングi)再度感光ドラム34
の回転を開始し一次帯電高圧、現像高圧、転写高圧の順
次立ち上げを開始し(タイミングm、n、O)、感光ド
ラムの表面電位の安定化を行う。この時レーザAPC、
転写ATVCは行わず前記前回転での制御値をそのまま
使用する。上記印字準備が完了した時点で電子写真エン
ジン部1はコントローラ部2に対し印字開始信号要求信
号(タイミングi)を送信し、コントローラ部が画素情
報変換作業を終了した段階で、電子写真エンジン部に対
し印字開始信号を送出した段階で(タイミングj)、電
子写真エンジン部1はレジストローラ37から記録材の
給紙を開始すると共に、コントローラ部2から送出され
る画素情報信号に応じてレーザ光を変換し印字を行う。
【0033】以上のようなタイミング制御を行うこと
で、比較的回転時間に対する寿命に余裕のあるレーザス
キャナ32は例えばプレプリント信号により30sec
の間は無条件に回転させ、その間に画素情報変換作業が
終了すればすぐに印字開始可能状態になることで、殆ど
の画像情報に対してプレプリント信号での回転が有効に
なるためファーストプリントタイム短縮化に寄与でき
る。
【0034】一方、感光ドラム34は回転時間に対する
寿命の影響が大きく、例えばレーザスキャナ32のよう
に1枚のプリント毎に30秒も回転させるようなことは
不可能である。従って、画素情報変換時間が予測できな
い場合は、従来例では、画素情報変換終了後のコントロ
ーラ部2から送出されるプリント信号に同期して前回転
を開始する必要があり、この結果ファーストプリントタ
イムは前回転時間に依存して長くなる。ところが、この
実施例3のようにプレプリント信号に同期して一旦所定
時間のみ前回転を行い、この時のレーザAPC、転写A
TVCの制御値をホールドしておき、その後は感光ドラ
ム34を停止させプリント信号が送出された時点で再び
前回転を開始し、この段階では前回転時間に影響の大き
いレーザAPC、転写ATVCを省くことで従来に比べ
前回転時間を半減することが可能となる(例えば感光ド
ラム周速が50mm/secのプリンタでは感光ドラム
の表面電位安定化の為に要する時間は、感光ドラム1周
分の回転時間ですみ、この時間は外径30mmの感光ド
ラムで約2secである)。一方、レーザAPCに要す
る時間は一般的に約200から300msec、転写A
TVCに要する時間は転写ローラ1周分以上の回転時間
が必要で転写ローラ外径が20mmならば約1.5se
c必要となる。従って前回転の短縮時間は約1.7から
1.8secとなり前回転時間が半減できる)。従っ
て、プリント信号送出後の印字準備動作時間を短くする
ことが可能となり、感光ドラム34を長時間回転させな
くともファーストプリントタイムの短縮化が達成でき
る。
【0035】(実施例4)図10は、本発明の実施例4
を示すタイミングチャートである。この実施例4を適用
する電子写真プリンタは前記実施例1〜3と同様なので
説明は省略する。この実施例4では、待機中に加熱定着
装置40への通電を完全に遮断しておく所謂スリープモ
ードからプリントを開始した場合(ウェイクアップモー
ド)のファーストプリントタイム短縮化に関する。ウェ
イクアップモードの時の加熱定着装置40の立ち上げシ
ーケンスを他の電源投入後、ジャム処理後のようなプリ
ンタリセット後からの立ち上げシーケンスとは異なら
せ、ウェイクアップモードの時の加熱定着装置40の立
ち上げ時には加熱ローラ40a、加圧ローラ40bはコ
ントローラ部2からの信号を受信するまでは停止状態を
維持し、一方電源投入後、ジャム処理後のようなプリン
タリセット後からの立ち上げ時には、加熱用回転体40
aの温度、あるいは電源投入後からの経過時間により加
熱用回転体40a、加圧用回転体40bを回転させるも
のである。この実施例4では、電子写真エンジン部1よ
りレディ信号が送出されていない間は、コントローラ部
2からの信号はウェイクアップ信号(加熱ヒータへの通
電を開始し加熱ローラ温度を立ち上げる司令)のみを受
付け、レディ信号送出後は画素変換作業の進行に応じて
コントローラ部2からのプレプリント信号、プリント信
号により電子写真エンジン部1の印字準備動作を開始す
る。
【0036】以下、図10、図11のタイミングチャー
トを用いて実施例4の説明を行う。図10は、電源投入
後、ジャム処理後のようなプリンタリセット後からの立
ち上げシーケンスを示す。電源投入後、電子写真エンジ
ン部1では自動的に加熱ローラ40aへの通電を開始し
(タイミングa)、加熱ローラ温度Tを立ち上げ始め
る。この時コントローラ部2ではセルフチェックを行い
(タイミングa、b)、その後は電子写真エンジン部1
からのレディ信号を待っている。この時外部情報機器5
より画像情報を受信した場合は(タイミングc、d)、
コントローラ部2では画素情報変換作業は行うが(タイ
ミングe、f)、電子写真エンジン部1に対してはレデ
ィ信号を受信するまでコマンドを送出することはない。
【0037】一方、電子写真エンジン部1では加熱ロー
ラ40aの温度がレディ温度よりも低い所定の温度T0
になった時点でメインモータの駆動を開始し、感光ドラ
ム34、転写ローラ38、加熱ローラ40a、加圧ロー
ラ40bの回転を開始する(タイミングg)。回転は主
にジャムの発生により転写ローラ38に付着したトナー
のクリーニングを目的とし、転写ローラ38にトナーと
同極性のバイアスを印加する。これはジャム時に本来記
録材に転写すべきトナーが、記録材が転写部に到達せず
転写ローラ38に付着する場合があり、ジャム処理後の
ユーザーの処理方法によっては電源を一旦落とすことも
考えられるため、ジャム処理後、電源投入後を問わずこ
のモードに移行する。このクリーニング回転が終了し、
加熱ローラ40aが記録材上のトナーを定着可能な温度
に戻った時点でコントローラ部2に対しレディ信号を送
出する(タイミングh)。この後の画像形成動作はウェ
イクアップ時と同様であり説明は後述する。
【0038】図11は、ウェイクアップ時のタイミング
チャートを示す。外部情報処理機器5よりコード情報を
受信した段階でコントローラ部2はウェイクアップ信号
を電子写真エンジン部1に送出し(タイミングa)、そ
れに応じてエンジン部では加熱ローラ40aのヒータに
通電を開始し、温度を立ち上げる。この時コントローラ
部2ではコード情報を画素情報に変換し始めるが(タイ
ミングc)、電子写真エンジン部1では加熱ローラ40
aの温度がまだ低いためコントローラ部2からの命令を
受付ることができない。電子写真エンジン部1では加熱
ローラ40aの温度がレディ信号を送出する所定の温度
になるまでは停止状態を維持する。これは上記電源投入
後及びジャムリセット後の立ち上げシーケンスを採用し
ていることにより、ウェイクアップ時には転写ローラ3
8にトナーが付着している可能性がないからである。次
いで加熱ローラ40aの温度が所定温度になった時点で
レディ信号を送出しコントローラ部2からのコマンドを
受け付けることが可能となったことを知らせる(タイミ
ングg)。この後コントローラ部2では画素変換作業が
終了している場合には、プリント信号を送出し(タイミ
ングe)、電子写真エンジン部1ではレーザスキャナ3
2の回転の立ち上げ、記録材の給紙動作、感光ドラム3
4の前回転等の印字準備動作を開始する(タイミング
e、i、j、k)。
【0039】印字準備動作終了後は印字開始信号要求信
号を送出し(タイミングh)、印字開始信号により記録
材への印字を開始する(タイミングf)。一方電子写真
エンジン部1がレディ状態となった時にコントローラ部
で画素変換作業が終了していない場合、前記実施例3と
同様にコントローラ部2から出されるプレプリント信号
により一連の印字準備動作を開始する。
【0040】以上のようなタイミングで電子写真プリン
タの印字動作を制御することで、ファーストプリントタ
イム短縮の効果は前記実施例と同様に得られ、更にウェ
イクアップ時には、通常の電源投入時のように転写ロー
ラクリーニング回転を行わないため加熱ローラが回転時
に加圧ローラへ熱を奪われることがないため温度立ち上
がりが通常時に比べは早く、ウェイクアップ信号を受信
してからレディ信号を送出するまでの時間を短くするこ
とが可能となり、トータルのファーストプリントタイム
短縮化が図れる。
【0041】(実施例5)図12は、本発明の実施例5
を示すタイミングチャートである。この実施例5を適用
する電子写真プリンタは前記実施例1〜4と同様なので
説明は省略する。この実施例では、待機中に加熱定着装
置40への通電を完全に遮断しておく所謂スリープモー
トからプリントを開始した場合(ウェイクアップモー
ド)のファーストプリントタイム短縮化に関する。ウェ
イクアップモードの時に加熱定着装置40を立ち上げ、
加熱ローラ40aの温度が所定の温度になった段階でレ
ーザスキャナ32の立ち上げ、記録材の給紙、感光ドラ
ム34の前回転を順次行い、加熱ローラ40aの温度が
記録材上のトナーを定着可能な温度になった時点で上記
一連の印字準備動作を完了させるものである。
【0042】以下、図12のタイミングチャートを用い
て実施例5の説明を行う。外部情報処理機器よりコード
情報を受信した段階でコントローラ部はウェイクアップ
信号を電子写真エンジン部に送出し(タイミングa)、
それに応じて電子写真エンジン部1では加熱ローラ40
aのヒータ40cに通電を開始し、温度Tを立ち上げ
る。この時コントローラ部2ではコード情報を画素情報
に変換し始めるが、電子写真エンジン部1では加熱ロー
ラの温度40aがまだ低いためコントローラ部2からの
命令を受け付けることができない。電子写真エンジン部
1では加熱ローラ40aの温度Tがレディ信号を送出す
る所定の温度T2より低い所定の温度T3になった時点
でレーザスキャナ32の回転を開始し(タイミング
g)、次いで所定の時間経過後(あるいは加熱ローラ温
度に応じてもよい)記録材の給紙、感光ドラム34の前
回転を順次行う(タイミングj、k、l、m、n)。次
いで加熱ローラ40aの温度が記録材上のトナーを定着
することが可能な温度T2になった時点でレディ信号を
送出しコントローラ部からのコマンドを受け付けること
が可能になったことを知らせる(タイミングh)。この
タイミングではレーザスキャナ32は立ち上がってお
り、記録材はレジストローラ37で待機しており、感光
ドラム34の前回転も終了している。この後コントロー
ラ部2では画素変換作業が終了している場合には、プリ
ント信号を送出し(タイミングe)、電子写真エンジン
部1では即印字開始信号要求信号を送出し(タイミング
i)、コントローラ部2からの印字開始信号で記録材へ
の印字を開始する(タイミングf)。なお、上記信号の
通信に要する時間を見込んで電子写真エンジン部1から
コントローラ部2へのレディ信号送出のタイミングは加
熱ローラ40aの温度が記録材上のトナーを定着可能な
温度になる直前に送出してもよい。電子写真エンジン部
1からレディ信号が送出された段階でコントローラ部2
で画素変換作業が終了していない時、コントローラ部2
からのプリント信号が所定の定時間以内に送出されない
場合、まず感光ドラム34の回転、次いでレーザスキャ
ナ32の回転が順次立ち下げられ、プリント信号を待機
する状態になる。
【0043】以上のようなタイミングでウェイクアップ
時の印字準備動作を行うことで、加熱ローラがレディ温
度に到達するまでに殆どの印字準備動作が完了してお
り、ウェイクアップ後のファーストプリントタイムは従
来のレディ信号送出後から印字準備動作を立ち上げるの
に比して大幅に短縮される。更に印字準備動作に要する
時間も加熱ローラの温度を検知しているため、加熱ロー
ラがレディ温度に到達する時間を予測して行うことがで
き、その結果、例えばレーザスキャナの立ち上がりが完
了するタイミングと加熱ローラがレディ温度に達するタ
イミングを一致させることにより必要以上に長い時間レ
ーザスキャナを回転させることがないため寿命に対して
も悪影響を与えることはない。感光ドラムの前回転時間
についても同様のことが言える。なお、この実施例5で
は、加熱ローラの温度に応じてレーザスキャナ立ち上
げ、前回転開始するタイミングを決定したが、更に精度
を増すために、加熱ローラの温度立上り傾きを検知し、
その傾きと、加熱ローラ温度からレーザスキャナ立ち上
げ、前回転開始するタイミングを決定してもよいことは
言うまでもない。
【0044】(実施例6)図13は、本発明の実施例6
を示すタイミングチャートである。この実施例6を適用
する電子写真プリンタは前記実施例1〜5と同様なので
説明は省略する。この実施例は待機中に加熱定着装置4
0への通電を完全に遮断しておく所謂スリープモードか
らプリントを開始した場合(ウェイクアップモード)の
ファーストプリントタイム短縮化に関し、ウェイクアッ
プモードの時に加熱定着装置40を立ち上げ、加熱ロー
ラ40aの温度が所定の温度になった段階でレーザスキ
ャナ32の立ち上げ、記録材の給紙、感光ドラム34の
前回転を順次行い、加熱ローラ40aの温度が記録材上
のトナーを定着可能な温度になった時点で上記一連の印
字準備動作が完了しており、この実施例6では、電子写
真エンジン部1よりレディ信号が送出されていない間
は、コントローラ部2からの信号はウェイクアップ信号
(加熱ヒータへの通電を開始し加熱ローラ温度を立ち上
げる司令)、プレプリント可能信号(レディ前に電子写
真エンジン部に印字準備動作開始を許可する司令)のみ
を受付け、レディ信号送出後は画素変換作業の進行に応
じてコントローラ部2からのプレプリント信号、プリン
ト信号により電子写真エンジン部1の印字準備動作を開
始する。
【0045】更に、この実施例6では、コントローラ部
2が画素変換作業の進行状況をモニターし、その状況に
応じて電子写真エンジン部1からのレディ信号送出前に
プレプリント可能信号を送出し、その信号に応じて上記
印字準備動作を開始する。
【0046】以下図13のタイミングチャートを用いて
この実施例6の説明を行う。外部情報処理機器よりコー
ド情報を受信した段階でコントローラ部2はウェイクア
ップ信号を電子写真エンジン部に送出し(タイミング
a)、それに応じて電子写真エンジン部1では加熱ロー
ラ40aのヒータ40cに通電を開始し、温度Tを立ち
上げる。この時コントローラ部2ではコード情報を画素
情報に変換し始めるが(タイミングc)、電子写真エン
ジン部1では加熱コントローラ40aの温度がまだ低い
ためコントローラ部2からのコマンドはプレプリント可
能信号のみしか受け付けることができない。コントロー
ラ部2では前記実施例1で述べた方法で画素情報変換作
業の進行状況をモニターし、画素変換作業が所定時間内
に終了可能と判断した時点でプレプリント可能信号を送
出する(タイミングc)。電子写真エンジン部1ではプ
レプリント可能信号を受信し、加熱ローラ40aの温度
Tがレディ信号を送出する所定の温度T2より低い所定
の温度T3になった時点でレーザスキャナ32の回転を
開始し(タイミングg)、次いで所定時間経過後(ある
いは加熱ローラの温度に応じてもよい)記録材の給紙、
感光ドラムの34の前回転を順次行う(タイミングk、
l、m、n)。次いで加熱ローラ40aの温度が記録材
上のトナーを定着することが可能な温度T2になった時
点でレディ信号を送出しコントローラ部からのコマンド
を受け付けることが可能になったことを知らせる(タイ
ミングh)。このタイミングではレーザスキャナ32は
立上っており、記録材はレジストローラ37で待機して
おり、感光ドラム34の前回転も終了している。この後
コントローラ部2では画素変換作業が終了している場合
には、プリント信号を送出し(タイミングe)、電子写
真エンジン部1では即印字開始信号要求信号を送出し
(タイミングi)、コントローラ部からの印字開始信号
で記録材への印字を開始する(タイミングf)。尚上記
信号の通信に要する時間を見込んで電子写真エンジン部
1からコントローラ部2へのレディ信号送出のタイミン
グは加熱ローラ40aの温度Tが記録材上のトナーを定
着可能な温度になる直前に送出してもよい。電子写真エ
ンジン部1からレディ信号が送出された段階で予測以上
にコントローラ部2で画素変換作業が長くなり終了して
いない時、コントローラ部2からプリント信号が所定時
間以内に送出されない場合、まず感光ドラム34の回
転、次いでレーザスキャナ32の回転が順次立ち上げら
れ、プリント信号を待機する状態になる。またコントロ
ーラ部2からプレフリント可能信号が上記レーザスキャ
ナ立ち上げ開始温度になっても送出されていない場合
は、プレプリント可能信号がコントローラ部2から送出
された段階でレーザスキャナ32の立ち上げを開始し、
次いで感光ドラム34の前回転を開始する。加熱ローラ
40aがレディ温度になっても、上記プレプリント可能
信号がコントローラ部2から送出されていない場合は、
前記実施例1と同様にプレプリント信号に応じて印字準
備動作を開始する。尚コントローラ部2での画素変換作
業進行状況のモニターとプレプリント可能信号、プレプ
リント信号の送出のアルゴリズムは前記実施例1と同様
なので説明は省略する。
【0047】以上のようなタイミングでウェイクアップ
時の印字準備動作を行うことで、加熱ローラがレディ温
度に到達するまでに殆ど印字準備動作が完了しており、
ウェイクアップ後のファーストプリントタイムは従来の
レディ信号送出後から印字準備動作を立ち上げるのに比
して大幅に短縮される。更に印字準備動作に要する時間
もコントローラ部での画素変換作業進行状況のモニター
を行うことにより画素変換作業が長時間に及んだ場合で
も、余分なレーザスキャナの回転、感光ドラムの前回転
をなくすことが可能となるため寿命に対する悪影響を与
えることは全くなくなる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部情報処理機器よりコード情報を受信し、コード情報
の画素情報への変換作業の進行状況をモニターし、その
状況に応じてプレプリント信号をコントローラ部から電
子写真エンジン部へ送出し、電子写真エンジン部では印
字準備動作を開始することにより、更に外部情報処理機
器よりコード情報を受信し、その段階でプレプリント信
号をコントローラ部から電子写真エンジン部へ送出し、
電子写真エンジン部では印字準備動作を開始し、特に前
回転動作中での制御値をホールドしておくことにより、
感光ドラム、レーザスキャナを必要以上に長時間回転さ
せることなく、ファーストプリントタイムを短縮するこ
とが可能となる。
【0049】更にウェイクアップ後の加熱ローラ立ち上
げ時に、停止状態を維持すること、更にウェイクアップ
時に加熱ローラ温度に基づき、印字準備動作を行うこと
により、スリープモードからの立ち上げ時のファースト
プリントタイムをレーザスキャナ、感光ドラムの寿命に
悪影響を与えることなく短縮することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用する電子写真プリンタの
概略図である。
【図2】図2は、本発明を適用する電子写真プリンタの
コントローラの構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、本発明を適用する電子写真プリンタの
電子写真エンジン部の概略図である。
【図4】図4は、本発明を説明するための電子写真プリ
ンタのタイミングチャートである。
【図5】図5は、コントローラ部の画素変換進行状況モ
ニターを説明するためのグラフてある。
【図6】図6は、コントローラ部の画素変換進行状況モ
ニターを説明するためのフローチャートである。
【図7】図7は、本発明を説明するための電子写真プリ
ンタのタイミングチャートである。
【図8】図8は、コントローラ部の画素変換進行状況モ
ニターを説明するためのフローチャートである。
【図9】図9は、本発明を説明するための電子写真プリ
ンタのタイミングチャートである。
【図10】図10は、本発明を説明するための電子写真
プリンタのタイミングチャートである。
【図11】図11は、本発明を説明するための電子写真
プリンタのタイミングチャートである。
【図12】図12は、本発明を説明するための電子写真
プリンタのタイミングチャートである。
【図13】図13は、本発明を説明するための電子写真
プリンタのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 電子写真エンジン 2 コントローラ部 3 内部インターフェイス 4 外部インターフェイス 5 外部情報処理機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大釜 裕子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 伊澤 悟 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 堀田 陽三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 芹澤 洋司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の情報処理機器よりプリントに関する
    コマンド、コード化された文字あるいは図形情報を受け
    取るデータ受信手段と、 そのコード化された文字あるいは図形情報を画素情報に
    変換する画素変換手段と、 前記画素情報をラスターデータに変換するラスター変換
    手段と、 前記ラスターデータに基づき光を強度変調し、予め一様
    に帯電された感光体上静電潜像を形成する光変調走査手
    段と、 前記静電潜像担持体上の静電潜像をトナーにより可視化
    する現像手段と、 記録材を供給する為の給紙手段と、 記録材上に前記トナー像を転写する転写手段と、 記録材上のトナー像を記録材上に永久に定着させる加熱
    定着手段とを有する電子写真プリンタにおいて、 待機状態中にデータ受信手段へデータ入力がされた後、
    前記画素変換手段による画素変換作業進行状況に応じ
    て、前記光変調走査手段の起動を開始することを特徴と
    する電子写真プリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子写真プリンタにおい
    て、前記画像変換手段における画像変換比率をRとし、
    経過時間をtとし、レーザスキャナが立ち上がりに要す
    る時間よりわずかに長い時間をt0とするとき、式T=
    (100×t−t0×R)/Rがt0以上になったとき
    に前記光変調走査手段の起動を開始することを特徴とす
    る電子写真プリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子写真プリンタにおい
    て、前記光変調走査手段の起動を開始した後に、前記感
    光体の駆動、一次帯電、現像高圧、転写高圧の立ち上げ
    を開始することを特徴とする電子写真プリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電子写真プリンタにおい
    て、待機状態中にデータ受信手段へデータ入力がされた
    後、前記光変調走査手段を起動し、その後起動を継続す
    るか中止するかを前記画素変換手段による画素変換作業
    進行状況に応じて決定することを特徴とする電子写真プ
    リンタ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電子写真プリンタにおい
    て、画像変換比率をRとし、経過時間をtとし、レーザ
    スキャナが立ち上がりに要する時間よりわずかに長い時
    間をt0とし、K0が100/t0であるとき、所定時
    間経過後に、式K=R/tがK0以下であるとき前記光
    変調走査手段の起動を中止し、そうでないときには、あ
    る時間間隔で上記判断を行い、中止または継続を行うこ
    とを特徴とする電子写真プリンタ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電子写真プリンタにおい
    て、前記光変調走査手段の起動の中止後、式T=(10
    0×t−t0×R)/Rがt0以上になったときに前記
    光変調走査手段を再起動することを特徴とする電子写真
    プリンタ。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の電子写真プリンタにおい
    て、前記光変調走査手段の起動を開始した後所定時間経
    過後光変調走査手段の駆動が継続している場合に、前記
    感光体の駆動、一次帯電、現像高圧、転写高圧の立ち上
    げを開始することを特徴とする電子写真プリンタ。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の
    電子写真プリンタにおいて、待機状態中にデータ受信手
    段へデータ入力がされたとき、前記加熱定着手段の加熱
    用回転体の温度を立ち上げることを特徴とする電子写真
    プリンタ。
  9. 【請求項9】 他の情報処理機器よりプリントに関する
    コマンド、コード化された文字あるいは図形情報を受け
    取るデータ受信手段と、 そのコード化された文字あるいは図形情報を画素情報に
    変換する画素変換手段と、 前記画素情報をラスターデータに変換するラスター変換
    手段と、 前記ラスターデータに基づき光を強度変調し、予め一様
    に帯電された感光体上静電潜像を形成する光変調走査手
    段と、 前記静電潜像担持体上の静電潜像をトナーにより可視化
    する現像手段と、 記録材を供給する為の給紙手段と、 記録材上に前記トナー像を転写する転写手段と、 記録材上のトナー像を記録材上に永久に定着させる加熱
    定着手段とを有する電子写真プリンタにおいて、 待機状態中にデータ受信手段へデータ入力がされた直後
    に印字準備動作を開始し、印字準備動作中に決定される
    画像形成の為のプロセス制御値を保持することを特徴と
    する電子写真プリンタ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の電子写真プリンタにお
    いて、待機状態中にデータ受信手段へデータ入力がされ
    た直後に、前記光変調走査手段のレーザスキャナを駆動
    してレーザAPCの値をプロセス制御値として保持し、
    前記感光体を駆動し転写ATVCの値をプロセス制御値
    として保持し、その後転写高圧の印加を中断することを
    特徴とする電子写真プリンタ。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の電子写真プリンタに
    おいて、印字開始後、レーザスキャナのAPCおよび転
    写高圧のATVCを行わずに、前記保持したレーザAP
    Cの値および転写ATVCの値を印字動作に用いること
    を特徴とする電子写真プリンタ。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の電子写真プリンタに
    おいて待機状態中にデータ受信手段へデータ入力がされ
    た後、前記感光体の駆動、一次帯電、現像高圧、転写高
    圧の立ち上げを開始し、前記プロセズ制御値を保持した
    後に前記感光体の動作を中断することを特徴とする電子
    写真プリンタ。
  13. 【請求項13】 請求項9乃至12のいずれか1つに記
    載の電子写真プリンタにおいて、待機状態中にデータ受
    信手段へデータ入力がされたとき、前記加熱定着手段の
    加熱用回転体の温度を立ち上げることを特徴とする電子
    写真プリンタ。
  14. 【請求項14】 他の情報処理機器よりプリントに関す
    るコマンド、コード化された文字あるいは図形情報を受
    け取るデータ受信手段と、 そのコード化された文字あるいは図形情報を画素情報に
    変換する画素変換手段と、 前記画素情報をラスターデータに変換するラスター変換
    手段と、 前記ラスターデータに基づき光を強度変調し、予め一様
    に帯電された感光体上静電潜像を形成する光変調走査手
    段と、 前記静電潜像担持体上の静電潜像をトナーにより可視化
    する現像手段と、 記録材を供給する為の給紙手段と、 記録材上に前記トナー像を転写する転写手段と、 記録材上のトナー像を記録材上に永久に定着させる為の
    加熱用回転体と加圧用回転体とからなる加熱定着手段と
    を有する電子写真プリンタにおいて、 電源への通電が開始された時と、加熱定着装置への通電
    を遮断している待機状態中にデータ受信手段へデータ入
    力がされた時に応じて前記転写手段の動作を異ならせる
    ことを特徴とする電子写真プリンタ。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の電子写真プリンタに
    おいて、電源への通電が開始されたとき、前記加熱用回
    転体の温度を立ち上げ、立ち上げ後所定の温度になった
    時点で、前記転写手段に転写クリーニング動作を行わ
    せ、加熱定着装置への通電を遮断している待機状態中に
    データ受信手段へデータ入力がされたとき、前記転写ク
    リーニングを行わずに、印字準備動作を開始することを
    特徴とする電子写真プリンタ。
  16. 【請求項16】 他の情報処理機器よりプリントに関す
    るコマンド、コード化された文字あるいは図形情報を受
    け取るデータ受信手段と、 そのコード化された文字あるいは図形情報を画素情報に
    変換する画素変換手段と、 前記画素情報をラスターデータに変換するラスター変換
    手段と、 前記ラスターデータに基づき光を強度変調し、予め一様
    に帯電された感光体上静電潜像を形成する光変調走査手
    段と、 前記静電潜像担持体上の静電潜像をトナーにより可視化
    する現像手段と、 記録材を供給する為の給紙手段と、 記録材上に前記トナー像を転写する転写手段と、 記録材上のトナー像を記録材上に永久に定着させる為の
    加熱回転体、加圧用回転体からなる加熱定着手段とを有
    する電子写真プリンタにおいて、 加熱定着装置への通電を遮断した待機状態中にデータ受
    信手段へデータ入力がされた時、前記加熱定着手段の加
    熱用回転体を立ち上げると共に、前記加熱用回転体の温
    度に応じて印字準備動作を制御することを特徴とする電
    子写真プリンタ。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の電子写真プリンタに
    おいて、前記画素変換手段による画素変換作業進行状況
    に応じて、印字準備動作を開始することを特徴とする電
    子写真プリンタ。
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