JP2001088403A - 画像形成装置及び画像形成システム、記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成システム、記憶媒体

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JP2001088403A
JP2001088403A JP26536499A JP26536499A JP2001088403A JP 2001088403 A JP2001088403 A JP 2001088403A JP 26536499 A JP26536499 A JP 26536499A JP 26536499 A JP26536499 A JP 26536499A JP 2001088403 A JP2001088403 A JP 2001088403A
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image
forming apparatus
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preparation
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Kenji Aiyama
健司 相山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データに基づいて用紙上に画像形成を行
う画像形成装置と、該画像形成装置に対して画像データ
を送信するとともに前記画像形成装置を制御する画像制
御装置からなる画像形成システムにおいて、画像形成完
了までの時間を短縮させる。 【解決手段】 コンピュータ(画像制御装置)10は画
像形成装置1に対するプリントを行うための条件設定を
入力するための操作入力が行われた際にプリント準備開
始命令を発行して画像形成装置1に送信し、画像形成装
置1はコンピュータ10から送信されたプリント準備開
始命令を受信したときにモータ制御部7によるポリゴン
モータの回転制御やヒータ制御部5による定着器の温度
調整等のプリントの開始準備を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙上に画像を形
成するプリンタ等の画像形成装置及び画像形成システ
ム、記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、電子写真方式によるプリンタ等の
画像形成装置が広く普及されており、例えば、コンピュ
ータ等で生成した画像データをプリンタに送信し、この
画像データに基づいてプリンタによりプリント出力させ
る画像形成システムとして多く使用されている。
【0003】ここで、一般的な電子写真方式の画像形成
装置によるプリント動作についてレーザービームプリン
タを例に挙げて図2を参照し説明する。
【0004】まず、カセット11から用紙を給紙し、同
時にレーザー光源12を生成する画像に基づいて点滅制
御し、レーザー光線を生成する。この点滅制御はトナー
を付着させる部分は消灯、そうでない部分は点灯するよ
うに制御される。
【0005】レーザー光線12によって生成されたレー
ザ光線はポリゴンミラー13の各辺によって反射され、
現像ドラム(感光ドラム)15に照射される。ポリゴン
ミラー13はポリゴンモータ14によって駆動され、一
定の角速度で回転する。この回転は画像形成における主
走査に同期しており、回転するポリゴンミラー13から
現像ドラム15に反射されるレーザー光線は現像ドラム
の端から端まで主走査として照射される。
【0006】また、現像ドラムは一定速度で回転してお
り、この回転とポリゴンミラーの回転の組み合わせによ
って1ラインづつの現像ドラム15に対するレーザー光
線の走査が行われる。
【0007】一方、現像ドラムは予め帯電器(図示せ
ず)によって表面は負の電荷に帯電されており、ポリゴ
ンミラー13からレーザー光線が照射された部分は電位
が0になる。レーザー光線が照射されなかった部分は負
の電荷が帯電したままであり、現像ドラム15はレーザ
ー光線の走査によってレーザー光線が照射されない部分
のみ負の電荷に帯電した状態になる。
【0008】レーザー光線が照射された部分は現像ドラ
ム15の回転によってトナーカートリッジ16と接する
位置まで移動する。トナーカートリッジ16内部には画
像を形成するための黒色のトナーが保持されており、ト
ナー帯電器(図示せず)によってトナーは正の電荷に帯
電され、現像ドラム15と接する部分に送られる。
【0009】トナーカートリッジ16と現像ドラム15
が接する位置においてはトナーカートリッジ16に保持
された、正の電荷に帯電されたトナーが現像ドラム15
の負の部分に帯電された部分のみに静電吸着される。こ
れにより現像ドラム15のレーザー光線が照射されなか
った部分のみにトナーが吸着され、現像が行われる。
【0010】現像ドラム15の、トナーによって現像が
行われた部分は現像ドラム15の回転によって最下部ま
で移動する。
【0011】一方、カセット11から給紙された用紙は
現像ドラム15の回転と同期して現像ドラム15の最下
部まで搬送され、現像ドラム15上に吸着されたトナー
が用紙上に転写される。
【0012】トナーが転写された用紙は用紙搬送経路を
搬送されて定着器17まで送られる。定着器17は上下
2本の定着ローラによって構成されるものであり、定着
器17内部のヒータ(図示せず)によって一定の温度に
保たれている。用紙が上下二つの定着ローラの間を通過
する際には上下のローラによって加圧され、かつローラ
の熱によって加熱される。これにより用紙上に転写され
たトナーは用紙上に定着され、画像形成装置1の機外に
排出される。
【0013】以上の手順によって用紙上に画像が形成さ
れる。
【0014】次に、従来における、コンピュータから画
像データを画像形成装置1に送信し、それを画像形成す
る手順について説明する。
【0015】画像形成装置1内部にある定着器17は内
蔵されたヒータによって用紙にトナーを定着するのに好
適な比較的高温の温度に制御されるが、ヒータを常時高
温に保っておくとヒータの消費電力が大きいため画像形
成装置1全体の消費電力が大きくなってしまう。そこで
プリントを実行していない状態ではヒータの制御を行わ
ずに消費電力を小さくし、プリントを実行する前にヒー
タの制御を開始するのが一般的である。
【0016】また、ポリゴンモータ14はポリゴンミラ
ー13を非常に高速に回転させるために、プリントを実
行しない状態においても常時ポリゴンモータ14を駆動
させておくとポリゴンモータ14の軸及び軸受けの磨耗
が大きくなるためプリントを実行していない状態におい
てはポリゴンモータ14を停止状態にしておき、プリン
トを実行する前にポリゴンモータ14の駆動を開始する
のが一般的である。
【0017】実際のプリント動作について説明する。
【0018】まずコンピュータにおいて利用者はプリン
トする画像データを作成し、パラレルケーブル等を介し
て画像形成装置本体1に送信する。画像形成装置1はコ
ンピュータからの画像データをパラレルインターフェイ
スを介して受信し、CPUによって画像データが処理さ
れ、CPUは画像形成を行うために画像をビットマップ
データとしてメモリに生成する。
【0019】1ページ分のビットマップデータがメモリ
に生成された後、CPUはプリントの実行準備を開始す
る。まずプリントを実行するにはポリゴンモータ14の
駆動を開始する。ポリゴンモータ14はモータ制御部に
よって駆動制御され、ポリゴンモータ14の回転速度は
モータ速度センサによって検知可能である。CPUはモ
ータ制御部を制御してポリゴンモータ14の制御を行
い、モータ速度センサによってレーザー光線の走査速度
に同期する予め規定された回転速度になるようにポリゴ
ンモータ14の制御を行う。
【0020】また、定着器17はヒータ制御部によって
内蔵されたヒータの温度が制御され、ヒータ温度センサ
によってヒータの温度をCPUが検知可能である。プリ
ントの実行準備においてはCPUがヒータ制御部を制御
して定着器17の温度を制御し、ヒータ温度センサによ
って定着器の温度を検知してトナーを用紙上に定着する
のに好適な温度になるまで制御を行う。
【0021】ポリゴンモータ14が予め規定された回転
速度になり、定着器17がトナーを用紙上に定着するの
に好適な温度に達したとCPUが判断するとプリントを
実行する。
【0022】プリントを実行する手順としてはまずカセ
ット11から用紙を給紙し、メモリ上に生成されたビッ
トマップデータをプリンタ部に画像を形成する順番に各
画素データを主走査の1ライン毎に出力する。プリンタ
部ではメモリからのビットマップデータをレーザー光源
に入力し、レーザー光線の点滅制御が行われる。レーザ
ー光線はポリゴンモータ14によって駆動されるポリゴ
ンミラー13によって反射されて1ライン毎のレーザー
光線の走査が現像ドラム15に対して行われる。
【0023】現像ドラム15では予め帯電器(図示せ
ず)によって帯電された表面にレーザー光線が照査され
ると照射された部分の電位が0となり、そうでない部分
は帯電されたままになる。
【0024】レーザー光線の走査がされた部分はトナー
カートリッジ16と接する位置まで現像ドラム15の回
転によって移動し、トナーカートリッジ16に保持され
た帯電されたトナーが現像ドラム15の帯電されたまま
の部分にのみ吸着される。
【0025】現像ドラム15に吸着されたトナーは現像
ドラム15の回転によって現像ドラム15最下部におい
て用紙と接し、用紙上に転写される。
【0026】トナーが転写された用紙は定着器17にお
いて用紙上に加圧及び加熱されて定着され、機外に排出
される。
【0027】このようにしてコンピュータから転送され
た画像データが画像形成装置本体1において用紙上に画
像形成される。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の画像形成装置においては、メモリ上に画像
データの生成が完了した時点でポリゴンモータ14の制
御開始及び定着器17の温度制御開始を行うため、ポリ
ゴンモータ14の回転速度が予め規定された回転速度に
安定して制御され、また定着器17の温度がトナーを用
紙上に定着させるのに好適な温度になるまで画像の形成
処理を開始できず、結果として画像形成の完了まで時間
がかかってしまうという問題点があった。
【0029】また、最近ではビットマップデータを生成
する処理を行うCPU(中央演算処理装置)の処理速度
の向上によってビットマップデータの生成に要する時間
が短縮される傾向にあるにもかかわらず、ポリゴンモー
タや定着器が画像形成を実行できる状態になるまでのプ
リント実行準備期間がそれほど短縮されないためこの画
像形成の完了までに要する時間に占めるプリント実行準
備期間の比率が大きくなっているという問題点があっ
た。このため画像形成の完了までに要する時間を短縮す
るためにはプリント実行準備期間を短縮することが必要
となってきている。
【0030】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、画像形成の完了までの時間
の短縮を図った画像形成装置及び画像形成システム、記
憶媒体を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置及
び画像形成システム、記憶媒体は次のように構成したも
のである。
【0032】(1)画像形成装置において、外部の画像
制御装置と通信を行う通信手段を有し、該通信手段を介
して受信した画像データに基づいて用紙上に画像形成を
行うとともに、前記画像制御装置からのプリント準備開
始命令を前記通信手段を介して受信したときにプリント
の開始準備を行うようにした。
【0033】(2)上記(1)の画像形成装置におい
て、電子写真方式の画像形成装置であり、プリントの開
始準備はトナー定着を行う定着手段の温度調整とした。
【0034】(3)上記(1)または(2)の画像形成
装置において、レーザービーム式電子写真方式の画像形
成装置であり、プリントの開始準備はレーザーを反射し
て感光ドラム上を走査するための回転多面鏡の駆動手段
の駆動制御とした。
【0035】(4)上記(1)ないし(3)何れかの画
像形成装置において、プリントの開始準備はプリントを
行う用紙の給紙とした。
【0036】(5)上記(1)ないし(4)何れかの画
像形成装置において、プリントの開始準備はプリント部
への給電とした。
【0037】(6)画像データに基づいて用紙上に画像
形成を行う画像形成装置と、該画像形成装置に対して画
像データを送信するとともに前記画像形成装置を制御す
る画像制御装置からなる画像形成システムにおいて、前
記画像制御装置は前記画像形成装置に対するプリント条
件設定からプリント開始指示に至るまでの操作入力のう
ちの所定の操作入力が行われた際にプリント準備開始命
令を発行して前記画像形成装置に送信し、前記画像形成
装置は前記画像制御装置から送信されたプリント準備開
始命令を受信したときにプリントの開始準備を行うよう
にした。
【0038】(7)上記(6)の画像形成システムにお
いて、画像制御装置はプリント用の条件の設定画面の表
示を行うための操作入力が行われた際にプリント準備開
始命令を画像形成装置に送信するようにした。
【0039】(8)上記(6)の画像形成システムにお
いて、画像制御装置はプリント開始指示の操作入力が行
われた際にプリント準備開始命令を画像形成装置に送信
するようにした。
【0040】(9)画像データに基づいて用紙上に画像
形成を行う画像形成装置と、該画像形成装置に対して画
像データを送信するとともに前記画像形成装置を制御す
る画像制御装置とによって、前記画像制御装置は前記画
像形成装置に対するプリント条件設定からプリント開始
指示に至るまでの操作入力のうちの所定の操作入力が行
われた際にプリント準備開始命令を発行して前記画像形
成装置に送信し、前記画像形成装置は前記画像制御装置
から送信されたプリント準備開始命令を受信したときに
プリントの開始準備を行うことを実現させるためのプロ
グラムを記憶媒体に格納した。
【0041】(10)上記(9)の記憶媒体に画像制御
装置によりプリント用の条件の設定画面の表示を行うた
めの操作入力が行われた際にプリント準備開始命令を画
像形成装置に送信することを実現させるためのプログラ
ムを格納した。
【0042】(11)上記(9)の記憶媒体に画像制御
装置によりプリント開始指示の操作入力が行われた際に
プリント準備開始命令を画像形成装置に送信することを
実現させるためのプログラムを格納した。
【0043】
【発明の実施の形態】本実施例は従来例と比較して画像
形成装置内部で動作するソフトウェア及び画像処理装置
(画像制御装置)上で動作するソフトウェアが異なり、
このソフトウェアを有した画像形成システムにより本実
施例を説明する。なお、このソフトウェア(プログラ
ム)を格納した記憶媒体としても実施可能である。
【0044】(第1の実施例)図1は本実施例による電
子写真方式の画像形成装置のシステム構成を示すブロッ
ク図である。図1において、1は画像形成装置、2は画
像形成装置1全体を制御するCPU、3はCPU2の作
業用領域及び画像データの記憶領域として用いられるメ
モリ、4は画像を形成する画像形成手段であるところの
プリンタ部である。
【0045】5はプリンタ部4の定着器のヒータの温度
を制御する制御部、6は定着器の温度を計測するヒータ
温度センサ、7はポリゴンモータを制御する制御部、8
はポリゴンモータの角速度を測定するポリゴンモータ速
度センサである。
【0046】9はコンピュータとの通信経路であるとこ
ろのパラレルインターフェイス(通信手段)、10は画
像処理を行うコンピュータ(画像制御装置)、30はコ
ンピュータ10と画像形成装置1とを接続するためのパ
ラレルケーブル(通信手段)、31は画像形成装置1内
部の各ユニット間の通信を行うための内部バスである。
【0047】また、図2は本実施例による電子写真方式
の画像形成装置の要部構成を示す断面図である。
【0048】図2において、1は画像形成装置、11は
用紙を積載するカセット、12はレーザー光線を生成す
るレーザー光源、13はレーザー光線を反射する、正多
角形の各辺が鏡面処理されたポリゴンミラー、14はポ
リゴンミラー13を回転するための駆動手段であるとこ
ろのポリゴンモータである。
【0049】15は表面に電位差によって構成される潜
像を形成する現像ドラム(感光ドラム)、16はトナー
を保持し、潜像にトナーを吸着させるためのトナーカー
トリッジ、17は用紙上に転写されたトナーを用紙に定
着させるための定着器である。
【0050】上記構成の電子写真方式による画像形成装
置の基本動作について説明する。
【0051】まず一般的な電子写真方式による画像形成
装置では消費電力の削減や装置の寿命を延ばすためにプ
リントを行っていない状態では待機状態になる。本実施
例においてはポリゴンモータが停止した状態で、かつ定
着器の温度制御がなされていない状態を待機状態とす
る。
【0052】この待機状態においてはポリゴンモータ1
4が停止した状態であり、かつ定着器17の温度制御が
なされていない状態である。
【0053】また、プリント準備とはポリゴンモータ1
4の回転制御の開始及び定着器17の温度制御開始を意
味し、プリント準備完了とはポリゴンモータ14が予め
規定された回転速度に達し、回転数が安定した状態にな
り、かつ定着器17が予め規定された、トナーを用紙に
定着させるのに好適な温度に達した状態を意味する。
【0054】待機状態から画像形成を開始する際には、
まずプリント準備を開始する。ポリゴンモータ14は制
御部7によって回転が制御され、回転数がポリゴンモー
タ速度センサ8によって検知される構成になっており、
CPU2によってポリゴンモータ速度センサ8が検知し
たポリゴンモータ14の回転速度を基にポリゴンモータ
14が予め規定された回転速度になるまで制御部7が制
御される。
【0055】また、定着器17はヒータ制御部5によっ
て内蔵するヒータが制御され、ヒータの温度がヒータ温
度センサ6によって検知される構成になっている。CP
U2によってヒータ制御部5が制御され、ヒータ温度セ
ンサ6によって検知された温度が予め規定された温度に
達するように制御される。
【0056】ポリゴンモータ14の回転速度が一定にな
り、定着器17の温度が規定された温度に到達するとプ
リント準備完了となる。
【0057】プリント準備が完了するとプリントが開始
される。
【0058】プリントが開始されるとまず画像形成装置
1はカセット11から用紙を給紙し、同時にレーザー光
源12を生成する画像に基づいて点滅制御し、レーザー
光線を生成する。この点滅制御はトナーを付着させる部
分は消灯、そうでない部分は点灯するように制御され
る。
【0059】レーザー光源12によって生成されたレー
ザー光線はポリゴンモータ13の各辺によって反射さ
れ、現像ドラム15に照射される。ポリゴンミラー13
はポリゴンモータ14によって駆動され、一定の角速度
で回転する。この回転は画像形成における主走査に同期
しており、回転するポリゴンミラー13から現像ドラム
15に反射されるレーザー光線は現像ドラムの端から端
まで主走査として照射される。
【0060】また、現像ドラム15は一定速度で回転し
ており、この回転とポリゴンミラーの回転の組み合わせ
によって1ラインづつの現像ドラム15に対するレーザ
ー光線の走査が行われる。
【0061】一方、現像ドラム15は予め帯電器(図示
せず)によって表面は負の電荷に帯電されており、ポリ
ゴンミラー13からレーザー光線が照射された部分は電
位が0になる。レーザー光線が照射されなかった部分は
負の電荷が帯電したままであり、現像ドラム15はレー
ザー光線の走査によってレーザー光線が照射されない部
分のみ負の電荷に帯電した状態になる。
【0062】レーザー光線が照射された部分は現像ドラ
ム15の回転によってトナーカートリッジ16と接する
位置まで移動する。トナーカートリッジ16内部には画
像を形成するための黒色のトナーが保持されており、ト
ナー帯電器(図示せず)によってトナーは正の電荷に帯
電され、現像ドラム15と接する部分に送られる。
【0063】トナーカートリッジ16と現像ドラム15
が接する位置においてはトナーカートリッジ16に保持
された、正の電荷に帯電されたトナーが現像ドラム15
の負の電荷に帯電された部分のみに静電吸着される。こ
れにより現像ドラム15のレーザ光線が照射されなかっ
た部分のみにトナーが吸着され、現像が行われる。
【0064】現像ドラム15の、トナーによって現像が
行われた部分には現像ドラム15の回転によって最下部
まで移動する。
【0065】一方、カセット11から給紙された用紙は
現像ドラム15の回転と同期して現像ドラム15の最下
部まで搬送され、現像ドラム15上に吸着されたトナー
が用紙上に転写される。
【0066】トナーが転写された用紙は用紙搬送経路を
搬送されて定着器17まで送られる。定着器17は上下
2本の定着ローラによって構成されるものであり、定着
器17内部のヒータ(図示せず)によって一定の温度に
保たれている。用紙が上下二つの定着ローラの間を通過
する際には上下のローラによって加圧され、かつローラ
の熱によって加熱される。これにより用紙上に転写され
たトナーは用紙上に定着され、画像形成装置1の機外に
排出される。
【0067】以上の手順によって用紙上に画像が形成さ
れる。
【0068】次に実際の画像形成までの手順について図
1〜図4を用いて説明する。
【0069】コンピュータ10は一般的なコンピュータ
であり、コンピュータ10においてはアプリケーション
と呼ばれる文書や画像などを編集するためのソフトウェ
アを実行可能である。コンピュータ10において作成さ
れた文書や画像などのデータを画像形成装置1において
プリントするためには通常プリンタドライバと呼ばれる
ソフトウェアを用いて画像形成装置1において解釈可能
なページ記述言語と呼ばれる画像データを記述するため
の言語を生成し、画像形成装置に送信する。
【0070】プリンタドライバはアプリケーションから
呼び出されるソフトウェアモジュールであり、呼び出さ
れるとプリントに必要な設定を入力するための対話画面
が表示され、利用者は対話画面において必要な情報を設
定した後プリントの実行を指示するとページ記述言語の
データが生成されて画像形成装置1に対して送信され
る。
【0071】図4は第1の実施例によるプリンタドライ
バの対話画面を示す図である。本実施例においては利用
者が画像形成を行うための設定実行に至る操作として図
4に示す対話画面が表示される操作を行ったとき、プリ
ント準備開始命令を発行するものとする。
【0072】利用者がプリントを行う際にはアプリケー
ションにおいてプリントを行いたいデータを表示し、メ
ニューからプリントの指示を行う項目を選択するとプリ
ンタドライバの対話画面が表示され、必要な情報を設定
した後にプリントの指定を行うという操作が一般的であ
る。
【0073】つまりこの対話画面が表示されるというこ
とは利用者がプリントを行うための設定を開始すること
に他ならないためこの対話画面が表示された時点でプリ
ント準備開始命令を発行すればほとんどの場合にその後
実際のプリントが行われるものと考えて良い。
【0074】実際の手順としてはアプリケーションにお
いてプリントしたいデータを表示して、メニューからプ
リントの指示を行うとプリンタドライバの対話画面が表
示されると同時にパラレルケーブル30を介して画像形
成装置1に対してプリント準備開始命令が発行される。
【0075】その後利用者がプリントに必要な設定を行
った後、図4の対話画面におけるOKボタンを押下する
ことによって実際のプリント実行が指示される。プリン
ト実行はアプリケーション上に表示されたデータからプ
リンタドライバによって画像形成装置1において解釈可
能なページ記述言語が生成され、パラレルケーブル30
を介して画像形成装置1に対して送信される。
【0076】また、プリンタドライバの対話画面表示中
に利用者が何らかの理由でプリントの実行を行わずに対
話画面を閉じる場合がある。このような場合には図4の
対話画面におけるCancelキーが押され、対話画面
は閉じられる。このときにはプリント準備を取り消すた
めのプリント準備停止命令が画像形成装置1に対して発
行される。
【0077】次に画像形成装置1内部での動作について
説明する。
【0078】図3は第1の実施例による画像形成装置1
内における処理動作を示すフローチャートであり、画像
形成装置本体1内部では図3のフローチャートに示すよ
うな処理を行うソフトウェアが動作している。なお、本
動作はCPU2の指示により実行される。以下図3のフ
ローチャートに沿って説明する。
【0079】図3のフローチャートに示すソフトウェア
の動作が開始されると、まずパラレルケーブル30、パ
ラレルインターフェイス9を介してコンピュータ10か
らプリント準備開始命令が発行されたかどうかを判断し
(ステップS100)、発行されていなかったら再度本
ステップを実行し、発行されていたらステップS101
を実行する(ステップS100)。
【0080】コンピュータ10からプリント準備開始命
令が発行されたら、プリントの準備を開始する。これは
モータ制御部7によってポリゴンモータ14の回転速度
を制御し、モータ速度センサ8によって検知されるポリ
ゴンモータ14の回転速度が予め規定された回転速度に
なるように調整する制御の開始と、ヒータ制御部5によ
って制御される定着器17内部のヒータの発熱量を制御
しヒータ温度センサ6によって検知される定着器17の
温度が予め規定された温度になるように調整する制御の
開始である(ステップS101)。
【0081】プリント準備を開始した後に、パラレルケ
ーブル30、パラレルインターフェイス9を介してコン
ピュータ10から画像データが送信されたかどうかを判
定する(ステップS102)。画像データが送信されて
いない場合にはステップS103を実行し、送信された
場合にはステップS104を実行する。
【0082】画像データの受信を待っている間にプリン
ト準備停止命令がコンピュータ10から発行された場合
にはステップS107を実行し、そうでない場合にはス
テップS102を実行する(ステップS103)。
【0083】画像データがコンピュータ10から送信さ
れた場合には送信された画像データを基に画像のビット
マップデータをメモリ3上に生成する(ステップS10
4)。
【0084】ステップS101において開始されたプリ
ント準備が完了したかどうか判定する(ステップS10
5)。プリント準備は、ポリゴンモータ14の回転速度
が予め規定された回転速度になり、定着器17の温度が
予め規定された温度になった場合に完了する。完了して
いる場合にはステップS106を実行し、そうでない場
合にはステップS105を繰り返す。
【0085】プリント準備が完了したらプリントを実行
する(ステップS106)。プリント実行は、まずカセ
ット11から用紙を給紙し、メモリ3上に生成された画
像のビットマップデータがプリンタ部4に転送される。
プリンタ部4内部では受信したビットマップデータがレ
ーザー光源12に入力され、トナーによる画像を現像す
べき部分は消灯、そうでない部分は点灯するようにレー
ザーの点滅に変換され、レーザー光線としてレーザー光
源12から出力される。
【0086】出力されたレーザー光線はポリゴンモータ
14によって駆動されるポリゴンミラー13によって反
射される。ポリゴンミラー13は正多角柱の形状で各面
が鏡面状に処理されており、ポリゴンモータ14の回転
によってポリゴンミラー13の各面で反射されたレーザ
ー光線が現像ドラム15の表面を走査する。
【0087】現像ドラム15の表面は予め帯電器(図示
せず)によって負の電位に帯電されており、レーザー光
線が照射された部分のみ電位が0になる。このためレー
ザー光線の点滅によって電位による潜像が現像ドラム1
5の表面に生成される。現像ドラム15は一定の速度で
回転しており、ポリゴンミラー13の回転によって主走
査、現像ドラム15の回転によって副走査が行われ、用
紙一枚分の潜像が形成される。
【0088】潜像が形成された部分は現像ドラム15の
回転によってトナーカートリッジ16と接する位置に移
動する。トナーカートリッジ16内部には黒色のトナー
が保持されており、トナーはトナー帯電器(図示せず)
によって正の電荷に帯電され、現像ドラム15と接する
部分に送られる。
【0089】現像ドラム15とトナーカートリッジ16
とが接する部分においては潜像の負の電荷に帯電された
部分の正の電荷に帯電したトナーが吸着され、トナーに
よる画像が現像ドラム15の表面に現像される。
【0090】現像された画像は現像ドラム15の回転に
よって現像ドラム15最下部まで移動する。
【0091】現像ドラム15最下部ではカセット11か
ら給紙された用紙が現像ドラム15と接し、現像ドラム
15表面に吸着されたトナーが用紙上に転写される。
【0092】トナーが転写された用紙は紙搬送経路を介
して定着器17に送られる。定着器17はヒータを内蔵
した上下二つのドラムによって構成されるものであり、
予め規定の温度になるように制御されている。
【0093】用紙が定着器の上下二つのドラムの間を通
過する際にはドラムの熱により加熱されると同時に上下
二つのドラムの圧力により加圧される。これによって用
紙上に転写されたトナーが用紙に吸着し、用紙は機外に
排出される(ステップS106)。
【0094】画像形成装置1を待機状態にする(ステッ
プS107)。これはモータ制御部7を制御することに
よってポリゴンモータ14の回転を停止し、ヒータ制御
部5を制御することによって定着器17内部のヒータの
発熱中止を行う処理である。この処理が完了したらステ
ップS100に戻る。
【0095】以上の手順により画像形成が完了する。
【0096】このように本実施例では、コンピュータ1
0上で動作するプリンタドライバの設定画面が表示され
るのと同時にコンピュータ10からプリント準備開始命
令が発行され、画像形成装置本体1はポリゴンモータ1
4の制御開始及び定着器17の温度制御開始を行うよう
にした。このため実際に画像データがコンピュータ10
から送信される前にプリントの準備を開始でき、結果と
してプリント完了までに要する時間を短縮することがで
きる。
【0097】また、特に画像形成にかかる前準備が完了
するまでの時間を短縮できるため画像形成にかかる前準
備に時間がかかるような画像形成装置における画像形成
時間の短縮に有効である。例えばOHPなどの熱容量が
大きい種類の用紙に画像形成をするためには定着器の温
度をより高温に制御する必要があるため定着器が規定の
温度に達するまでに時間がかかってしまうが、本実施例
によれば定着器の温度制御を予め開始することができる
ため従来の画像形成装置と比較して定着器が規定の温度
に達するまでの時間を短縮することが可能である。
【0098】(第2の実施例)図5は第2の実施例によ
る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図であ
る。なお、図1と同一の機能を果すものについては同一
符号を付して説明する。また、画像形成装置の基本構成
は図2と同様である。
【0099】図5において、1は画像形成装置、2は画
像形成装置1全体を制御するCPU、3はCUP2の作
業用領域及び画像データの記憶領域として用いられるメ
モリ、4は画像を形成する画像形成手段であるところの
プリンタ部である。
【0100】10は画像処理を行うコンピュータ、18
はコンピュータ10との通信経路であるところのネット
ワークインターフェイス(通信手段)、19はフォント
のベクターデータを保持するフォントROM、20はC
PU2によって制御される、画像データを保持するため
のハードディスク、31は画像形成装置本体1内部の各
ユニット間の通信を行うための内部バス、32はコンピ
ュータ10と画像形成装置1とを接続するためのネット
ワーク(通信手段)である。
【0101】なお、一般的な電子写真方式による画像形
成装置の動作については第1の実施例において説明した
ので割愛する。
【0102】以下、実際の画像形成までの手順について
図1のブロック図、図2の断面図、図4のプリンタドラ
イバの対話画面を示す図、図6のフローチャートを用い
て説明する。
【0103】まずコンピュータ10における利用者の操
作とプリントの手順について説明する。利用者はアプリ
ケーションにおいてプリントしたいデータを表示して、
メニューからプリントの指示を行うとプリンタドライバ
の対話画面(図4)が表示されると同時に、ネットワー
ク32を介して画像形成装置1に対してプリント準備開
始命令が発行される。
【0104】プリント準備開始命令にはこれから送信さ
れる画像データにおいて用いられるフォントの種類に関
する情報が含まれる。
【0105】その後利用者がプリントに必要な設定を行
った後、図4の対話画面におけるOKボタンを押下する
ことによって実際のプリント実行が指示される。プリン
ト実行はアプリケーション上に表示されたデータからプ
リンタドライバによって画像形成装置1において解釈可
能なページ記述言語が生成され、ネットワーク32を介
して画像形成装置1に対して送信される。
【0106】また、プリンタドライバの対話画面表示中
に利用者が何らかの理由でプリントの実行を行わずに対
話画面を閉じる場合がある。このような場合には図4の
対話画面におけるCancelキーが押され、対話画面
は閉じられる。このときにはプリント準備を取り消すた
めのプリント準備停止命令が画像形成装置1に対して発
行される。
【0107】次に画像形成装置1内部での動作について
説明する。
【0108】まずハードディスク20はハードディスク
の寿命を長くするために通常は停止状態になっているも
のとする。
【0109】図6は第2の実施例による画像形成装置1
内における処理動作を示すフローチャートであり、画像
形成装置1内部では図6のフローチャートに示すような
処理を行うソフトウェアが動作している。なお、本動作
はCPU2の指示により実行される。以下図6のフロー
チャートに沿って説明する。
【0110】図6のフローチャートに示すソフトウェア
の動作が開始されると、まずネットワーク32、ネット
ワークインターフェイス11を介してコンピュータ10
からプリント準備開始命令が発行されたかどうかを判断
し(ステップS200)、発行されていなかったら再度
本ステップを実行し、発行されていたらステップS20
1を実行する。
【0111】コンピュータ10からプリント準備開始命
令が発行されたら、プリントの準備を開始する(ステッ
プS201)。プリント準備開始命令にはこれから送信
される画像データのプリントに用いられるフォントの情
報が含まれており、CPU2においてこのフォント情報
を基にフォントROM19に保持されたフォントデータ
を読み込んでメモリ3上にフォントのビットマップデー
タが生成されると共に、ハードディスク20の回転を開
始する制御が行われる。
【0112】プリント準備を開始した後に、ネットワー
ク32、ネットワークインターフェイス18を介してコ
ンピュータ10から画像データが送信されたかどうかを
判定する(ステップS202)。画像データが送信され
ていない場合には再度ステップS202を実行し、送信
された場合にはステップS203を実行する。
【0113】画像データがコンピュータ10から送信さ
れた場合には送信された画像データをハードディスク2
0に一旦保存する。ハードディスク20はステップS2
01において予め回転しているためデータの保存は高速
に行われる。
【0114】画像データをハードディスク20に保存し
た後、保存された画像データを読み出し、それを基に画
像のビットマップデータをメモリ3上に生成する。この
際、画像データにフォントデータが含まれる場合にはス
テップS201において予めメモリ3上に生成されたフ
ォントのビットマップデータを利用してフォントデータ
のビットマップは高速に生成される。
【0115】プリント準備が完了したらプリントを実行
する(ステップS204)。プリント実行に関しては第
1の実施例と同様であるため割愛する。
【0116】プリント待機状態に戻す(ステップS20
5)。ハードディスク20の回転を停止し、メモリ3上
に生成したフォントのビットマップデータを削除する。
この処理が完了したらステップS200に戻る。
【0117】以上の手順により画像形成が完了する。
【0118】このように本実施例では、コンピュータ1
0上で動作するプリンタドライバの設定画面が表示され
るのと同時にコンピュータ10から、これから転送され
る画像データに含まれるフォントの情報を含むプリント
準備開始命令が発行され、画像形成装置1はそれを受け
てハードディスク20の回転開始及びフォントのビット
マップデータのメモリ3上への生成を行うようにした。
このため実際に画像データがコンピュータ10から送信
される前にフォントデータのビットマップ生成と、画像
データを保存するハードディスクの回転を開始でき、結
果として画像形成を行うビットマップデータの生成を高
速に実行することが可能である。
【0119】また、特に画像形成を行うビットマップデ
ータを生成するまでの時間を短縮可能であるため比較的
演算能力が低い、安価なCPUを用いても高速なビット
マップデータを生成することが可能である。
【0120】なお、上記第1,2の実施例においてはプ
リント準備開始処理としてポリゴンモータの制御、定着
器の温度制御、ハードディスクの回転開始、フォントの
ビットマップデータ生成について説明したが本発明はこ
れらの処理に限定されるものではなく、予め処理を開始
すればプリント実行完了までの時間が短縮される様々な
処理について適用可能である。
【0121】また、上記第1,2の実施例においては電
子写真方式の画像形成装置に関して説明したが、本発明
は電子写真方式にのみ限定されるものではなく、インク
ジェット方式,熱転写方式などの様々な画像形成装置に
関するプリント時間短縮の目的で適用可能である。
【0122】また、プリント準備開始命令を画像形成装
置1により受信した際にプリント部への給電を開始する
ことにより省電力化を図ることもできる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置において、外部の画像制御装置と通信を行
う通信手段を有し、該通信手段を介して受信した画像デ
ータに基づいて用紙上に画像形成を行うとともに、前記
画像制御装置からのプリント準備開始命令を前記通信手
段を介して受信したときにプリントの開始準備を行うよ
うにしたため、ビットマップデータの生成が完了する以
前に、画像制御装置からプリント準備開始命令が発行さ
れた時点でプリント準備を開始できるようになり、画像
形成の完了までに要する時間を短縮することができると
いう効果がある。
【0124】また、画像データに基づいて用紙上に画像
形成を行う画像形成装置と、該画像形成装置に対して画
像データを送信するとともに前記画像形成装置を制御す
る画像制御装置からなる画像形成システムにおいて、前
記画像制御装置は前記画像形成装置に対するプリント条
件設定からプリント開始指示に至るまでの操作入力のう
ちの所定の操作入力が行われた際にプリント準備開始命
令を発行して前記画像形成装置に送信し、前記画像形成
装置は前記画像制御装置から送信されたプリント準備開
始命令を受信したときにプリントの開始準備を行うよう
にしたため、利用者が画像データを前記画像形成装置に
送信する可能性がある操作を行った段階でプリント開始
準備ができ、例えば画像データの前記画像形成装置への
転送をする前にプリント開始準備ができ、画像形成の完
了までに要する時間を短縮することができるという効果
がある。
【0125】また、画像データに基づいて用紙上に画像
形成を行う画像形成装置と、該画像形成装置に対して画
像データを送信するとともに前記画像形成装置を制御す
る画像制御装置とによって、前記画像制御装置は前記画
像形成装置に対するプリント条件設定からプリント開始
指示に至るまでの操作入力のうちの所定の操作入力が行
われた際にプリント準備開始命令を発行して前記画像形
成装置に送信し、前記画像形成装置は前記画像制御装置
から送信されたプリント準備開始命令を受信したときに
プリントの開始準備を行うことを実現させるためのプロ
グラムを記憶媒体に格納したため、上記と同様の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例による画像形成装置のシステム
構成を示すブロック図
【図2】 第1,2の実施例による画像形成装置の基本
構成を示す断面図
【図3】 第1の実施例による画像形成装置内における
処理動作を示すフローチャート
【図4】 第1,2の実施例によるプリンタドライバの
対話画面を示す図
【図5】 第2の実施例による画像形成装置のシステム
構成を示すブロック図
【図6】 第2の実施例による画像形成装置内における
処理動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 CPU 3 メモリ 4 プリンタ部 5 ヒータ制御部 6 ヒータ温度センサ 7 モータ制御部 8 モータ速度センサ 9 パラレルインターフェイス(通信手段) 10 コンピュータ(画像制御装置) 14 ポリゴンモータ 17 定着器 18 ネットワークインターフェース(通信手段) 19 フォントROM 20 ハードディスク 30 パラレルケーブル(通信手段) 31 内部バス 32 ネットワーク(通信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/29 G03G 21/00 372 Fターム(参考) 2C061 AQ06 HJ08 HN15 2H027 ED04 ED25 EJ19 5C062 AA02 AA05 AB20 AB23 AB51 AC11 AC12 AC35 5C074 AA12 BB03 CC22 DD09 EE03 GG04 GG15 HH02 9A001 BB04 DD13 HH34 JJ35 KK16 KK37 KK42

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の画像制御装置と通信を行う通信手
    段を有し、該通信手段を介して受信した画像データに基
    づいて用紙上に画像形成を行うとともに、前記画像制御
    装置からのプリント準備開始命令を前記通信手段を介し
    て受信したときにプリントの開始準備を行うことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 電子写真方式の画像形成装置であり、プ
    リントの開始準備はトナー定着を行う定着手段の温度調
    整であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 レーザービーム式電子写真方式の画像形
    成装置であり、プリントの開始準備はレーザーを反射し
    て感光ドラム上を走査するための回転多面鏡の駆動手段
    の駆動制御であることを特徴とする請求項1または2記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 プリントの開始準備はプリントを行う用
    紙の給紙であることを特徴とする請求項1ないし3何れ
    か記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 プリントの開始準備はプリント部への給
    電であることを特徴とする請求項1ないし4何れか記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像データに基づいて用紙上に画像形成
    を行う画像形成装置と、該画像形成装置に対して画像デ
    ータを送信するとともに前記画像形成装置を制御する画
    像制御装置からなる画像形成システムであって、前記画
    像制御装置は前記画像形成装置に対するプリント条件設
    定からプリント開始指示に至るまでの操作入力のうちの
    所定の操作入力が行われた際にプリント準備開始命令を
    発行して前記画像形成装置に送信し、前記画像形成装置
    は前記画像制御装置から送信されたプリント準備開始命
    令を受信したときにプリントの開始準備を行うことを特
    徴とする画像形成システム。
  7. 【請求項7】 画像制御装置はプリント用の条件の設定
    画面の表示を行うための操作入力が行われた際にプリン
    ト準備開始命令を画像形成装置に送信することを特徴と
    する請求項6記載の画像形成システム。
  8. 【請求項8】 画像制御装置はプリント開始指示の操作
    入力が行われた際にプリント準備開始命令を画像形成装
    置に送信することを特徴とする請求項6記載の画像形成
    システム。
  9. 【請求項9】 画像データに基づいて用紙上に画像形成
    を行う画像形成装置と、該画像形成装置に対して画像デ
    ータを送信するとともに前記画像形成装置を制御する画
    像制御装置とによって、前記画像制御装置は前記画像形
    成装置に対するプリント条件設定からプリント開始指示
    に至るまでの操作入力のうちの所定の操作入力が行われ
    た際にプリント準備開始命令を発行して前記画像形成装
    置に送信し、前記画像形成装置は前記画像制御装置から
    送信されたプリント準備開始命令を受信したときにプリ
    ントの開始準備を行うことを実現させるためのプログラ
    ムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  10. 【請求項10】 画像制御装置によりプリント用の条件
    の設定画面の表示を行うための操作入力が行われた際に
    プリント準備開始命令を画像形成装置に送信することを
    実現させるためのプログラムを格納したことを特徴とす
    る請求項9記載の記憶媒体。
  11. 【請求項11】 画像制御装置によりプリント開始指示
    の操作入力が行われた際にプリント準備開始命令を画像
    形成装置に送信することを実現させるためのプログラム
    を格納したことを特徴とする請求項9記載の記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006021527A (ja) * 2004-06-07 2006-01-26 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法
CN100362845C (zh) * 2004-06-07 2008-01-16 佳能株式会社 能执行成像准备操作的成像装置及其控制方法
JP2016212786A (ja) * 2015-05-13 2016-12-15 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

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