JP3829047B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては高解像度化が進んでいる。高解像度での画像書込みのために光学系装置にも様々な改良がなされているが、同一の用紙搬送速度で異なる解像度の画像書き込みを実現するには光学系装置の高機能が要求され、コストアップが余儀なくされる。そのため、用紙搬送速度を変更することによって高解像度化に対応している機種がある。例えば、解像度を2倍にする場合に用紙搬送速度を半分にすることによって対応している。
【0003】
また、電子写真方式を用いた画像形成装置では、転写紙・OHPフィルム等の記録材(以下、用紙という)上に転写された未定着画像(トナー像)を用紙に定着させる定着装置として熱定着装置が広く利用されている。従来、熱定着装置としては、熱源(ヒータ)により加熱される定着ローラに加圧ローラを圧接させ、用紙を両ローラで挟持搬送しながら熱と圧力とにより未定着トナー像の定着を行なうヒートローラ方式のものが多用されている。このような熱定着装置では、通常、定着時にはヒータの単位時間当たりの発熱量を制御して定着ローラの表面温度を所定の定着温度に維持し、定着ローラ及び加圧ローラのニップ部において用紙上のトナー像に適正範囲の熱量を付与する。このとき、トナー像に付与される定着熱量が適正値より大きい場合には、トナー粒子が熱溶融してスポットオフ(中抜け)が発生しやすくなったり、用紙にしわが発生したりする。また、定着熱量が適正値より小さい場合には、トナー粒子の軟化が不充分になって定着不良が発生しやすくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、用紙搬送速度を変更することによって高解像度化に対応する場合、用紙搬送速度の変更によって用紙に与えられる定着熱量が変化してしまうため、スポットオフやしわの発生あるいは定着不良が発生する。
【0005】
この様な課題に対しては、用紙搬送速度が速い場合(画像解像度が低い場合)に定着目標制御温度を高く設定し、用紙搬送速度が遅い場合(画像解像度が高い場合)に定着目標制御温度を低く設定することで定着に最適な熱量付与を達成することができる。
【0006】
しかしながら、この場合には、単純に用紙搬送速度の変化によって、画像形成装置の生産性が悪化してしまうという問題が発生する。さらには、近年、画像形成装置の使用目的の多様化により印刷対象が多様化しているが、この多様化により、画像形成するための画像解像度が3種類以上で用紙の搬送速度がそれに応じて3種類以上の性能が求められているがこの様な解像度に応じて定着目標制御温度を変更させたのでは制御自体が複雑になってしまう。
【0007】
また、例え搬送速度に応じて制御目標を変化させたとしても、実際に目標温度に到達した時には、用紙の定着が既に開始されていたり、排出してしまったりして、結局、定着熱量が適正値でないために、定着熱量の過多や弱少による不具合が発生する場合もありうる。
【0008】
本発明は、用紙搬送速度を変更可能な従来の画像形成装置における上述の問題を解決し、用紙に適正な定着熱量を与えることのできる画像形成装置を提供することを課題とする。
【0013】
前記の課題は、本発明により、用紙収容部から給紙を行う給紙手段と、熱定着装置を備え、画像解像度が変更可能に構成され、高解像度時には用紙を低速搬送し、低解像度時には用紙を高速搬送する画像形成装置において、前記用紙搬送速度が高速の場合に定着温度が高温度に、低速の場合に低温度に制御され、用紙搬送速度を変更する場合、定着装置の温度が用紙搬送速度に対応した定着目標制御温度に至ってから給紙を開始する画質優先モードと、定着装置の温度が用紙搬送速度に対応した定着目標制御温度に至る前に給紙を開始して用紙が定着装置に到達するときに定着装置の温度が用紙搬送速度に対応した定着目標制御温度に至っているスピード優先モードを選択可能なことにより解決される
【0015】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、用紙搬送速度を高速から低速へ変更する場合にのみ前記画質優先モード又はスピード優先モードのいずれかが選択可能なことを提案する。
【0016】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、用紙搬送速度を高速から低速へ変更する場合における前記画質優先モード又はスピード優先モードの選択と、用紙搬送速度を低速から高速へ変更する場合における前記画質優先モード又はスピード優先モードの選択とが個別に設定可能なことを提案する。
【0017】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記モード選択が当該画像形成装置に接続されたホストマシーンから選択可能なことを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、厚紙、薄紙の少なくとも2通りの紙種に対して画像形成可能であり、薄紙に対して画像形成する場合は、前記画質優先モードで処理されることを提案する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるプリンタの全体構成を示す断面図である。この図において、レーザプリンタ1内のほぼ中央にベルト状の感光体2が配設されている。その感光体2のまわりには、感光体駆動方向(図中時計回り)に順に、帯電チャージャ3、現像ユニット4、転写チャージャ5、クリーニング器6等が配置されている。感光体2の上側には光書き込み器7が配置され、装置本体の下部には、シートを収納した給紙カセット8が着脱自在に取り付けられている。
【0019】
感光体2は、図中時計方向に駆動され、その際、帯電チャージャ3によって表面を一様に帯電し、その後光書き込み器7からのレーザ光を照射して感光体2上に静電潜像を形成する。この潜像は、現像ユニット4位置を通るときトナーによって可視像化される。
【0020】
一方、給紙コロ9を回転して給紙カセット8内からシートを送り出し、タイミングをとってレジストローラ対10で感光体2の下側に搬送する。そして、感光体2上に形成された可視像が搬送されてきたシートの上面に転写チャージャ5により転写される。画像転写後の感光体2はクリーニング器6で残留トナーを除去される。
【0021】
画像転写後のシートを定着器11に搬送し、その定着器11で転写画像を定着する。そして、定着器11を出たシートは、FD/FU(フェイスアップ/フェイスダウン)切替えソレノイド爪12により、フェイスダウン搬送路13内を搬送し、フェイスダウン排紙ローラ対14によってフェイスダウン排紙トレイ15上へと記録面を下にしたフェイスダウンで排出される。あるいは、そのままフェイスアップ排紙トレイ16上へと記録面を上にしたフェイスアップで排出される。
【0022】
図2は、レーザプリンタ1の制御系の構成を示すブロック図である。この図において、プリンタ本体1には、画像処理をおこなうコントローラ21、画像形成をおこなうエンジン22、エンジンを制御するエンジン制御ボード23、操作パネル24が含まれる。このプリンタ本体1はエンジンボードの入出力インターフェイス25を介して外部マシン(例えばホストコンピュータ)50に接続され、このホストコンピュータ50との間でデータを送受信する。
【0023】
エンジン制御ボード23にはCPU26、RAM27、ROM28、EEPROM29、DIP−SW30等が実装される。CPU26は、プログラムROMのプログラム,操作パネルからのモード指示,コントローラからのコマンドによってエンジン全体を制御する。また、RAM27は、CPUのワークメモリ,入力データのインプットバッファである。ROM28は、エンジンの制御プログラムが格納されているメモリである。EEPROM29は、エンジンのエラー履歴や操作パネルからのモード指示の内容などを記憶しておく不揮発性メモリである。DIP−SW30は、エンジン制御のモードを設定するディップスイッチである。
【0024】
一方、エンジン22は、レーザ書き込みユニット31、シーケンス機器群32、各種センサ類33等により構成される。レーザ書き込みユニット31は、LD(レーザダイオード)やポリゴンモータ等を含むレーザ書き込みユニットである。シーケンス機器群32は、定着系,現像系,駆動系のエンジンシーケンスを司る部分である。センサ類33は、ペーパパス上やシーケンス状態をチェックする各種のセンサ類である。
【0025】
図3は、レーザプリンタ1の定着ユニット11の構成を示す断面図である。
この図に示すように、定着ユニット11は、熱源ランプ34,35を内蔵した上下の定着ローラ36,37を備えており,定着ローラ36にはこれの表面温度を検出するサーミスタ38が接触させられ、定着ローラ36,37の表面温度を必要な定着温度に制御するための温度情報を得るようにしている。
【0026】
さらに定着ユニット11には、定着ユニット11に固有の情報を記憶しておくメモリ39を搭載している。このメモリ39は、EEPROMや電池によるバックアップのある不揮発性のもので、さらに読取り、書き込み可能なものとし、定着ユニット11が装置本体(プリンタ本体)1に装着されたとき、装置本体に搭載した動作制御用の本体CPU26(図2)に接続されるようにしてある。これによりメモリ39に記憶してある定着ユニット11に固有の情報を装置本体1側の本体CPU26によって読取り、これに応じた制御を行うことができる。また本体CPU26側からメモリ39に情報を記憶していき、これを必要に応じて用いることもできる。これによって、メモリ39に記憶された定着ユニット11の使用度数がこの定着ユニット11の寿命に対応する値になったかどうかを本体CPU26によって判別し、これに応じた処理を行う。
【0027】
また、メモリ39は基板41にサーミスタ42とともに搭載し、これを定着ユニット11内の定着ローラ36,37とは断熱壁43によって隔絶した断熱室40に設置し、定着ローラ36,37からの熱影響を抑止するようにする。さらに、基板41の周辺温度が所定温度以上となったとき、これをサーミスタ42により検出して冷却ファン44を駆動することにより、メモリ39の温度保証を行うようにする。
【0028】
図4は、本実施形態のレーザプリンタ1におけるプリンタコントローラ(図2のコントローラ21に相当)の構成を示すブロック図である。
コントローラ100は、CPU101、NVRAM103、プログラムROM104、フォントROM105、RAM106、エンジンインターフェース(以下I/Fと略記する)107、パネルI/F109、ホストI/F111、ディスクI/F113等で構成され、ICカード102を装着することができる。
【0029】
CPU101は、プログラムROM104に予め記憶させられたプログラム、パネル装置110からのモード指示、あるいはホスト装置112からのコマンド(命令)によってコントローラ全体を制御する中央処理装置である。
【0030】
ICカード102は、フォントデータやプログラムを外部から供給するものである。
NVRAM103は、パネル装置110からのモード指示の内容などを記憶しておく不揮発性記憶装置(non−volatile memory)である。
【0031】
プログラムROM104は、コントローラの制御プログラムが格納されているROMである。
フォントROM105は、フォントのパターンデータ等を記憶するROMである。
【0032】
RAM106は、CPU101のワークメモリ、入力データのインプットバッファ、プリントデータのページバッファ、ダウンロードフォント用のメモリ等に使用されるRAMである。
【0033】
エンジンI/F107は、エンジン108とコマンド及びステータスや印字データの通信を行なうインターフェースである。
エンジン108は、実際に印字を行なうエンジンである。
【0034】
パネルI/F109は、パネル装置110とコマンド及びステータスの通信を行なうインターフェースである。
パネル装置110は、オペレータがモード指示を行なったり、オペレータに現在のプリンタの状態を知らせたりする操作パネルである。
【0035】
ホストI/F111は、ホスト装置112と通信を行なうインターフェースであり、通常はセントロニクス仕様のインターフェースやRS232Cボードである。
【0036】
ホスト装置112は、本実施形態のレーザプリンタ1の上位装置であるホストコンピュータ等の外部機器である。
ディスクI/F113は、ディスク装置114と通信を行なうインターフェースである。
【0037】
ディスク装置114は、フォントデータ、プログラム、印字データなどの様々なデータを記憶しておく装置で、フロッピディスク装置やハードディスク装置等である。
【0038】
コントローラ100はホスト装置112から文字情報や画像情報を受信すると、受信した情報を解析して、記録紙1ページ分ずつのプリントデータをRAM106のページバッファに記憶する。この記録紙1ページ分ずつのプリントデータは、エンジンI/F107からエンジン108に出力され、記録紙に印刷される。
【0039】
さて、本実施形態のレーザプリンタ1では、用紙搬送速度を変更することによって高解像度化に対応している。具体的には、600dpi時の線速92mm/secを1200dpi時には46mm/sec、400dpi時の線速130mm/secとしている。そして、その際の、用紙搬送速度に応じて定着温度(定着目標温度)を下記に示す値に設定している。以下、用紙搬送速度に応じた定着温度(定着目標温度)の変更制御について図5,6のフローチャート及び図1のブロック図を参照して説明する。
【0040】
図5に示すフローチャートにおいて、ホストマシン50からのプリント要求があると(S1)、プリンタコントローラ21を介してエンジン22にプリント解像度情報が通達(発行)される(S2)。それにより、エンジン22が用紙搬送速度及び定着ローラの表面温度の目標値を設定し(S3)、プリンタコントローラ21からエンジン22へプリント・給紙要求が発行される(S4)。そして、プリント・給紙動作及び定着制御が開始される(S5)。その後、用紙が排出されてプリント動作が終了する(S6)。
【0041】
図6は、図5におけるS5の定着制御動作を示すフローチャートである。
図6のフローチャートにおいて、定着制御が開始されると(S1)、ヒータ34,35(図2)が連続点灯され(S2)、定着ローラ表面温度が目標温度に到達したか否かが判断される(S3)。定着ローラ表面温度が目標温度になるとヒータがオフされる(S4)。
【0042】
なお、本実施形態では、線速92と130mm/sec(解像度600dpiと400dpi)時の定着ローラの表面温度の目標値を180℃に、線速46mm/sec(解像度1200dpi)時の定着ローラの表面温度の目標値を140℃に設定している。ここでは、3つの線速に応じて設定された2つの定着温度を例示したが、例えば4種類の線速に応じて異なる2つや3つの定着温度を設定するなど、多段階の線速に応じて定着温度を変更してもよいが、ある所定値以下の解像度(所定値以上の用紙搬送速度)の場合は、次の理由により定着目標制御温度を一定値としている。
【0043】
搬送速度を徐々に上げていきその搬送速度に応じた定着不良が生じない最適な定着制御目標温度を調べたところ、図7のような実験結果が得られた。この図から、所定の線速(この実験では90mm/sec)以上の場合は最適な定着制御目標温度が一定値(この実験では180℃)であることが判った。即ち、ある温度になるとそれ以上に搬送速度を上げたとしても十分に定着できることが確認された。逆に、搬送速度の上昇に伴い、同じ割合で定着目標制御温度を上昇させると、上述したスポットオフ現象が発生すること、制御目標温度数が増えることによる制御自体の複雑化、制御目標温度に至るまでの待ち時間の増大による生産性の低下といった不具合が生じてしまう。
【0044】
4種類の線速に応じた定着温度設定の一例を示すと、線速35mm/sec(解像度1600dpi)で120℃、線速46mm/sec(解像度1200dpi)で140℃、線速92と130mm/sec(解像度600dpiと400dpi)で180℃である。この設定例の場合、線速92mm/sec以上で定着ローラの表面温度の目標値を一定値:180℃に設定している。
また、別の設定例を示すと、線速46mm/sec(解像度1200dpi)で140℃、線速92、130、150mm/sec(解像度600、400、200dpi)で180℃に設定することもできる。
【0045】
図16は、比較のために例示する、従来の画像形成装置における定着温度制御を示すグラフである。このグラフにおいて、縦軸は定着ローラの表面温度を示し、この縦軸にプロットされたTFLは定着温度の下限値、TFHは定着温度の上限値、TF0は制御目標値である。従来の画像形成装置では、下限値TFLと上限値TFHの間に設定された目標値TF0を制御目標として制御しているが、その制御目標値TF0は一定であり、定着温度(目標値)は変更されない。
【0046】
上記のように、用紙搬送速度に応じて定着温度(定着ローラの表面温度の目標値)を変更することにより、用紙搬送速度が変わった場合でも適正な定着熱量を用紙に付与することができ、定着熱量過大によるスポットオフや用紙シワの発生、及び、定着熱量過小による定着不良等の不具合を起こすことがない。
【0047】
ところで、本発明では用紙搬送速度によって定着目標温度を変更するわけであるが、用紙搬送速度を変化させた時点で定着器の目標温度を変化させても、該目標温度に到達するには時間がかかるため、実際に目標温度に到達した時には、用紙の定着が既に開始されていたり、排出してしまったりして、結局、定着熱量が適正値でないために、定着熱量の過多や弱少による不具合が発生する場合もありうる。
【0048】
そこで、用紙搬送速度を変化させても、定着温度が目標値になってから給紙動作を開始することを提案する。その動作について図8,図9のフローチャートを参照して説明する。なお、図1〜4をあわせて参照する。
【0049】
図8に示すフローチャートにおいて、ホストマシン50からのプリント要求があると(S1)、プリンタコントローラ21を介してエンジン22にプリント解像度情報が通達(発行)される(S2)。それにより、エンジン22が用紙搬送速度及び定着ローラの表面温度の目標値を設定し(S3)、プリンタコントローラ21からエンジン22へプリント・給紙要求が発行される(S4)。そして、定着温度変更制御にて定着ローラの表面温度が目標温度になると(S5)、給紙を開始し、プリント動作にはいる(S6)。その後、用紙が排出されてプリント動作が終了する(S7)。
【0050】
図9は、図8におけるS5の定着温度変更制御を示すフローチャートである。図9のフローチャートに示すように、定着温度変更制御ルーチンに入ると、ヒータ34,35(図2)が連続点灯され(S1)、定着ローラ表面温度が目標温度に到達したか否かが判断される(S2)。定着ローラ表面温度が目標温度になるとヒータがオフされ(S3)、定着温度変更制御は終了する。
【0051】
このように、用紙搬送速度を変更する際に、定着温度が目標値になってから給紙動作を開始することにより、用紙の定着が開始されるときには定着装置が目標温度に到達しており、適正な定着熱量を用紙に与えることができ、確実な定着を行うことができる。よって、実際に定着装置が目標温度に到達した時に用紙の定着が既に開始されていたり、排出してしまったりして、結局、定着熱量が適正値でなく、定着熱量の過多や弱少により発生してしまう不具合を解消する事ができる。
【0052】
ところで、定着温度が目標値になってから給紙動作を開始することにより、定着熱量の過多や弱少による不具合は解消できるが、定着温度が目標値になるまで給紙動作を待つので、用紙の排出(ファーストプリント)が遅れてしまう。
【0053】
そこで、給紙部から定着装置までの搬送時間を考慮して、定着温度が目標値になる前に給紙を開始し、用紙が定着装置に達したときには定着温度が目標値に達しているようにさせることを提案する。これにより、用紙の排出(ファーストプリント)を早くすることができる。その動作について図10,図11のフローチャートを参照して説明する。なお、図1〜4をあわせて参照する。
【0054】
図10に示すフローチャートにおいて、ホストマシン50からのプリント要求があると(S1)、プリンタコントローラ21を介してエンジン22にプリント解像度情報が通達(発行)される(S2)。それにより、エンジン22が用紙搬送速度及び定着ローラの表面温度の目標値を設定し(S3)、プリンタコントローラ21からエンジン22へプリント・給紙要求が発行される(S4)。そして、定着温度変更制御に入る(S5)。ここで、図11に示すように、定着装置の温度特性と給紙部から定着装置までの搬送時間とを考慮して給紙動作を開始し、プリント動作にはいる。その後、用紙が排出されてプリント動作が終了する(S6)。
【0055】
図11は、図10におけるS5の定着温度変更制御を示すフローチャートである。
図11のフローチャートに示すように、定着温度変更制御ルーチンに入ると、ヒータ34,35(図2)が連続点灯され(S1)、定着ローラ表面温度が目標温度に到達したか否かが判断される(S2)。ここで目標温度になっていなければ、給紙部から定着装置までの搬送時間を考慮して、すなわち給紙部から定着装置へ用紙を搬送するのに必要な時間の後に定着ローラ表面温度が目標温度に到達するか否かが判断され(S4)、定着ローラ表面温度が目標温度に到達する場合には給紙を開始し、プリント動作にはいる(S5)。もちろん、定着ローラ表面温度が目標温度に到達できないと判断されれば給紙動作は開始されず、プリント動作も行われずにS2に戻る。また、S2で定着ローラ表面温度が目標温度になるとヒータがオフされ(S3)、定着温度変更制御は終了する。
【0056】
このように、給紙から定着までの搬送時間を考慮して、定着温度が目標値になる前に給紙を開始することにより、プリント動作にかかる時間が延びることを防ぎ、用紙の排出(ファーストプリント)を早くすることができる。
【0057】
ところで、レジスト位置で用紙を待機させることが可能な画像形成装置の場合、通常、ホストからのプリント要求後に給紙開始してレジスト位置で待機させ、画像展開処理の終了後にレジスト再スタートをする場合、上記したように給紙開始時に定着温度が目標値になるのを待っていると、画像処理時間と合わせて、かなりの待ち時間となってしまい、用紙排出(ファーストプリント)が遅れてしまう。
【0058】
そこで、定着温度が目標値になるのを給紙位置(給紙カセット)で待つのではなく、レジスト位置(レジスト部の用紙保持部)で待つようにすることを提案する。これにより、画像展開処理時間の分だけ、用紙の排出(ファーストプリント)を早くすることができる。その動作について図12,図13のフローチャートを参照して説明する。なお、図1〜4をあわせて参照する。
【0059】
図12に示すフローチャートにおいて、ホストからのプリント要求により(S1)、プリンターコントローラ21を介して、エンジン22にプリント解像度情報が発行され(S2)、それにより、エンジン22が用紙搬送速度及び定着ローラの表面温度の目標値を設定する(S3)。そして、コントローラーからエンジンへの給紙要求(S4)で、給紙の開始と定着温度変更を開始し(S5)、目標値になるまでレジストで待機し(S6)、コントローラー21が画像処理を終了したら、エンジン22にプリント要求を発行し(S7)、定着が目標温度になったらレジスト再スタート(レジスト・クラッチ:オン)し(S8)、プリント動作にはいる。その後、用紙が排出されてプリント動作が終了する(S9)。
【0060】
図13は、図12におけるS5の定着温度変更動作を示すフローチャートである。
図13のフローチャートにおいて、定着温度変更が開始されると(S1)、ヒータ34,35(図2)が連続点灯され(S2)、定着ローラ表面温度が目標温度に到達したか否かが判断される(S3)。定着ローラ表面温度が目標温度になるとヒータがオフされる(S4)。
【0061】
このように、本実施形態では、定着温度が目標値になるのを給紙位置で待つのではなく、レジスト位置で用紙を待機させることにより、画像展開処理時間の分だけ、用紙の排出(ファーストプリント)を早くすることができる。
【0062】
ところで、定着装置の温度特性によっては、目標値に到達するのにかなり時間を要する場合があり、用紙の排出(ファーストプリント)が遅れるため、画像品質はよいとしても、実使用上ユーザーにとって使い勝手の悪いものとなってしまう場合がある。
【0063】
そこで、従来のモード(スピード優先モード)か画質優先モード(定着温度が目標値になってから給紙動作を開始するモード)かを操作パネル上から選択できることを提案する。これにより、ユーザーの好みに合わせた使い方ができる。その動作について図14のフローチャートを参照して説明する。なお、図1〜4をあわせて参照する。
【0064】
図14に示すフローチャートにおいて、予めプリンタの操作パネル24上で画質有線モードかスピード優先モードかを設定しておく(S1)。そして、ホストマシン50からのプリント要求があると(S2)、プリンタコントローラ21を介してエンジン22にプリント解像度情報が発行される(S3)。それにより、エンジン22が用紙搬送速度及び定着ローラの表面温度の目標値を設定して定着温度の変更を開始し(S4)、プリンタコントローラ21からエンジン22へプリント・給紙要求が発行される(S5)。次に、選択されたモードが画質優先かスピード優先かを判断し(S6)、スピード優先モードの場合は従来の通り、給紙と定着温度変更を開始してプリント動作に入り(S7,8)、用紙が排出されてプリント動作が終了する(S9)。一方、S6で画質優先モードの場合は、定着温度変更制御を行い(S10)、定着ローラの表面温度が目標値になったら給紙を開始してプリント動作に入る(S11)。その後、用紙が排出されてプリント動作が終了する(S9)。なお、S8及びS10の定着温度変更制御を図9のフローチャートに示す。
【0065】
このように、本実施形態では、従来のモード(スピード優先モード)か定着温度が目標値になってから給紙動作を開始するモード(画質優先モード)かをプリンタの操作パネルから選択できることにより、ユーザーの好みに合わせた使い方ができる。なお、モード選択を行うための選択手段は、プリンタの操作パネル24(図3)上に専用キーを設けても良いし、タッチパネル等を利用した複合キーとしても良い。
【0066】
ところで、近年においては、プリンター等の画像形成装置はネットワークで共有して使用されている場合が多いため、操作パネルで設定を特定してしまうと、それぞれのユーザーの好みに合わなくなってしまう。
【0067】
そこで、ホストマシーンから従来のモード(スピード優先モード)か定着温度が目標温度に到達するまで待つモード(画質優先モード)か選択できることを提案する。これにより、遠隔から操作でき、かつそれぞれのユーザーの好みに合わせた使い方ができる。その動作について図15のフローチャートを参照して説明する。なお、図1〜4をあわせて参照する。
【0068】
図15に示すフローチャートにおいて、ホストマシーン50(図3)から画質有線モードかスピード優先モードかを設定する(S1)。そして、ホストからのプリント要求があると(S2)、プリンタコントローラ21を介してエンジン22にプリント解像度情報が発行される(S3)。それにより、エンジン22が用紙搬送速度及び定着ローラの表面温度の目標値を設定して定着温度の変更を開始し(S4)、プリンタコントローラ21からエンジン22へプリント・給紙要求が発行される(S5)。次に、選択されたモードが画質優先かスピード優先かを判断し(S6)、スピード優先モードの場合は従来の通り、給紙と定着温度変更を開始してプリント動作に入り(S7,8)、用紙が排出されてプリント動作が終了する(S9)。一方、S6で画質優先モードの場合は、定着温度変更制御を行い(S10)、定着ローラの表面温度が目標値になったら給紙を開始してプリント動作に入る(S11)。その後、用紙が排出されてプリント動作が終了する(S9)。なお、S8及びS10の定着温度変更制御を図9のフローチャートに示す。
【0069】
このように、ホストマシーンから従来のモード(スピード優先モード)か定着温度が目標温度に到達するまで待つモード(画質優先モード)か選択できることにより、遠隔から操作でき、かつそれぞれのユーザーの好みに合わせた使い方ができる。
【0070】
なお、「スピード優先モード」と「画質優先モード」の選択は、図10で説明した形態にも適用することができる。
ところで、用紙の搬送速度が高速から低速に変更される場合、即ち定着温度が180℃から140℃に変更される場合は定着装置が冷めるのを待つため、通常2分以上かかる。一方、用紙の搬送速度が低速から高速に変更される場合、即ち定着温度が140℃から180℃に変更される場合は通常30〜40秒程度ですむ。この様な違いから、解像度を変更する際に、低解像度から高解像度に変更(線速:大から線速:小への変更)する場合のほうが高解像度から低解像度に変更(線速:小から線速:大に変更)する場合よりも時間がかかる。
【0071】
そこで、高速から低速への変更(低解像度から高解像度に変更)時における「スピード優先モード」と「画質優先モード」の選択と、低速から高速に変更(高解像度から低解像度に変更)時の「スピード優先モード」と「画質優先モード」の選択とを別々に設定可能にすれば、ユーザーの好みに合わせた使い方ができる。例えば、線速:小→大への変更時は待ち時間がそれほどでもない(数十秒程度)ので「画質優先モード」を選択し、線速大→小への変更時は待ち時間がかかる(数分の待ちを要する)ので「スピード優先モード」を採用するといった具合に選択が可能である。
【0072】
また、上記したように用紙の搬送速度が高速から低速に変更される場合の方がユーザーの好みがはっきりと分かれる{搬送速度を低速から高速に変更する場合はスピード優先と画質優先のモードの違いによる待ち時間の差が小さい(数十秒程度)のに対し、搬送速度を高速から低速に変更する場合はスピード優先と画質優先のモードの違いによる待ち時間の差が大きい(数分程度)}ため、用紙の搬送速度が高速から低速に変更される場合にのみ「スピード優先モード」と「画質優先モード」の選択を実施させるようにしてもよい。
【0073】
尚、上述した実施形態では「スピード優先モード」、「画質優先モード」をユーザが任意に選択できるように構成されているが、一般的に画像形成装置は記録材として、厚紙、普通紙、薄紙というように記録対象の種類が分かれており、薄紙の場合に上記「スピード優先モード」を実施した場合、他の種類の記録材と比較してシワの発生確率が高くなるので、例え「スピード優先モード」に設定されたとしても、この場合は「画質優先モード」で処理されることが好ましい。この場合、ユーザーが「薄紙」で印刷するという選択をした場合《薄紙に対して印刷を行うため、現在設定されている「スピード優先モード」ではなく「画質優先モード」で処理をします》等の表示を画像形成装置表示部やホストコンピュータ上で表示させるようにした方がよい。尚、それでも「スピード優先モード」を実行したい場合は「薄紙」の選択を再考させる処理に進んでも良い。
【0074】
以上、本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ヒートローラ方式の定着装置を備えるものに限らず、サーマルヘッド方式、抵抗体を用いる方式、誘導加熱方式等、多様な方式の定着装置を備える画像形成装置に本発明を適用することができる。また、用紙搬送速度と定着温度の設定も一例であり、装置に応じて適宜設定できるものである。また、プリンタに限らず、複写機、ファクシミリ等、定着装置を備えるものに本発明を適用することができる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、用紙搬送速度が変更された場合でも適正な定着熱量を用紙に付与することができ、定着熱量過大によるスポットオフや用紙シワの発生、及び、定着熱量過小による定着不良等の不具合を起こすことがない。
【0076】
また、用紙が定着装置に進入したときには定着装置が目標温度に到達しており、適正な定着熱量を用紙に与えることができ、確実な定着を行うことができる。
【0077】
さらに、レジスト位置から給紙を再開するので、用紙の排出(ファーストプリント)を早くすることができる。
【0079】
また、画質優先モードとスピード優先モードを選択可能なので、ユーザーの好みに合わせた使い方ができる。
【0081】
請求項2の構成により、用紙搬送速度を高速から低速へ変更する場合にのみ前記画質優先モード又はスピード優先モードのいずれかが選択可能なので、モード選択の効果が明確な場合のみモード選択を可能とし、使用感に優れた画像形成装置とすることができる。
【0082】
請求項3の構成により、用紙搬送速度を高速から低速へ変更する場合における前記画質優先モード又はスピード優先モードの選択と、用紙搬送速度を低速から高速へ変更する場合における前記画質優先モード又はスピード優先モードの選択とが個別に設定可能なので、ユーザによる選択の範囲を広げ、ユーザーの好みに合わせた使い方ができる。
【0083】
請求項4の構成により、モード選択が画像形成装置に接続されたホストマシーンから選択可能なので、それぞれのユーザーの好みに合わせた使い方を遠隔から操作して選択することができる。
【0084】
請求項5の構成により、厚紙、薄紙の少なくとも2通りの紙種に対して画像形成可能であり、薄紙に対して画像形成する場合は、前記画質優先モードで処理されるので、薄紙におけるシワの発生を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるレーザプリンタの全体構成を示す断面図である。
【図2】そのレーザプリンタの制御系の構成を示すブロック図である。
【図3】そのレーザプリンタの定着ユニットの構成を示す断面図である。
【図4】そのレーザプリンタにおけるプリンタコントローラの構成を示すブロック図である。
【図5】本実施形態における、用紙搬送速度に応じた定着温度の変更制御を示すフローチャートである。
【図6】図5における定着制御動作を示すフローチャートである。
【図7】用紙搬送速度と最適定着温度の関係を示すグラフである。
【図8】本発明の第2の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図9】図8における定着温度変更制御を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図11】図10における定着温度変更制御を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第4の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図13】図12における定着温度変更の動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第5の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図15】本発明の第6の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図16】従来の画像形成装置における定着温度制御を示すグラフである。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ
11 定着ユニット
21 プリンタコントローラ
22 エンジン
23 エンジン制御ボード23
26 CPU
34,35 熱源ランプ(ヒータ)
36,37 定着ローラ
38 サーミスタ
50 ホストコンピュータ

Claims (5)

  1. 用紙収容部から給紙を行う給紙手段と、熱定着装置を備え、画像解像度が変更可能に構成され、高解像度時には用紙を低速搬送し、低解像度時には用紙を高速搬送する画像形成装置において、
    前記用紙搬送速度が高速の場合に定着温度が高温度に、低速の場合に低温度に制御され、用紙搬送速度を変更する場合、定着装置の温度が用紙搬送速度に対応した定着目標制御温度に至ってから給紙を開始する画質優先モードと、定着装置の温度が用紙搬送速度に対応した定着目標制御温度に至る前に給紙を開始して用紙が定着装置に到達するときに定着装置の温度が用紙搬送速度に対応した定着目標制御温度に至っているスピード優先モードを選択可能なことを特徴とする画像形成装置。
  2. 用紙搬送速度を高速から低速へ変更する場合にのみ前記画質優先モード又はスピード優先モードのいずれかが選択可能なことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 用紙搬送速度を高速から低速へ変更する場合における前記画質優先モード又はスピード優先モードの選択と、用紙搬送速度を低速から高速へ変更する場合における前記画質優先モード又はスピード優先モードの選択とが個別に設定可能なことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記モード選択が当該画像形成装置に接続されたホストマシーンから選択可能なことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 厚紙、薄紙の少なくとも2通りの紙種に対して画像形成可能であり、薄紙に対して画像形成する場合は、前記画質優先モードで処理されることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
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