JP2018081221A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施例1の画像形成装置100の構成を示す断面図である。図1において、感光ドラム122は、有機感光体やアモルファスシリコン感光体でできており、図中矢印方向(時計回り方向)に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動される。感光ドラム122は、帯電部である帯電ローラ123により表面を所定の極性、電位に帯電される。感光ドラム122を露光する露光部であるスキャナユニット108には、レーザ光を出射するレーザ光源(不図示)、レーザ光を偏向する回転多面鏡110、回転多面鏡110を回転駆動する駆動部であるスキャナモータ112が収容されている。レーザ光源(不図示)からは、画像読取装置やコンピュータ等の画像信号発生装置から入力された画像情報に応じて変調(オン/オフ変換)されたレーザ光が出射される。出射されたレーザ光は回転多面鏡110により偏向されてスキャナユニット108から出力され、レーザ光反射ミラー107によって反射されて感光ドラム122の表面を照射する。これにより感光ドラム122の表面の露光が行われ、画像情報に対応した静電潜像が感光ドラム122の表面に形成される。感光ドラム122上に形成された静電潜像は、現像部である現像ローラ121によりトナーが付着して現像され、トナー像が形成される。なお、感光ドラム122、帯電ローラ123、現像ローラ121は、トナーカートリッジ120に収容されている。また、画像形成を行う画像形成部は、スキャナユニット108、感光ドラム122、帯電ローラ123、現像ローラ121から構成されている。
本実施例の画像形成装置100では、画像形成に用いられるモータとして、上述したスキャナユニット108に設けられたスキャナモータ112の他に、搬送モータ301、及び定着モータ302がある。図2は、搬送モータ301及び定着モータ302と、搬送モータ301及び定着モータ302により駆動される各ローラの関係を表した模式図である。搬送モータ301(図中、Mと表示)は、給紙ローラ102、搬送ローラ103、レジストレーションローラ104を駆動する。一方、定着モータ302(図中、Mと表示)は、感光ドラム122、転写ローラ106、定着フィルム133、加圧ローラ134、排出ローラ111を駆動する。
図3(a)は本実施例の画像形成装置100における制御系、すなわち画像形成を制御する制御装置と、制御装置により制御される各種回路やセンサ、モータ等の装置との関係を示すブロック図である。画像形成装置100を制御する制御装置200は、画像形成制御部201、用紙搬送制御部202、搬送速度算出部203から構成されている。
図4は、本実施例における定着部と画像形成部の前処理の状態と給紙カセット114から用紙Pの給紙が開始される給紙タイミングとの関係を説明するタイミングチャートである。図4において、(a)は、定着器130の前処理での状態遷移を示している。(b)〜(d)は画像形成部の前処理での状態遷移を示している。(b)は定着モータ302の駆動状態を、(c)はスキャナユニット108のスキャナモータ112の駆動状態を、(d)は帯電ローラ123による感光ドラム122の表面の帯電状態を示している。(e)は、給紙ローラ102、搬送ローラ103、レジストレーションローラ104を駆動して用紙Pの搬送を行う搬送モータ301の駆動状態を示している。なお、図4の横軸は、時間を示している。図4において、実線で示されるボックス(例えば、(a)の「定着給紙Ready待ち」等)は、前処理の状態を示している。また、点線で示されるボックス(例えば、(a)の「給紙時間Min」等)は、給紙のタイミングを決定する時間要因を示しており、画像形成装置100の用紙Pの搬送路長や高電圧発生回路126の性能等に基づいて、予め決定されている時間パラメータである。
図4の定着給紙Ready、スキャナ給紙Ready、帯電給紙Readyは、それぞれ定着器130やスキャナモータ112の状態、感光ドラム122の帯電状態が、給紙カセット114から用紙搬送を開始可能な条件が成立したことを示すタイミングである。用紙搬送制御部202は、定着給紙Ready、スキャナ給紙Ready、帯電給紙Readyの各タイミングに基づいて、すべての給紙Readyが成立したタイミング(給紙開始タイミング)で、給紙ローラ102を駆動して1枚目の給紙を行う。以下に、プリント動作開始から、定着器130、スキャナモータ112、感光ドラム122において給紙Readyとなるタイミングについて説明する。
画像形成制御部201は、プリント動作開始により定着モータ302の起動(図4(b)参照)とともに、ヒータ132による加熱、サーミスタ131による温度検知による温度調整を実施し、定着フィルム133の加熱を行う。図4に示す「定着給紙Ready待ち」状態は、この状態を示している。続いて、サーミスタ131の検知温度が目標温度よりも低い所定の温度に到達したタイミングが「定着給紙Ready」タイミング(第1のタイミング)である。「定着給紙Ready」タイミングから、サーミスタ131の検知温度が目標温度に到達するタイミングまでの状態が「定着Ready待ち」状態である。そして、図4の「定着Ready」は、定着フィルム133、加圧ローラ134が十分に加熱され、定着フィルム133、加圧ローラ134のニップ部(以下、定着ニップ部という)に用紙Pが突入してもトナー像の加熱定着が可能な状態を示す。定着Readyの状態は予め実験によって決定された状態であり、例えばサーミスタ131の検知温度が温度調整時の目標温度に到達したタイミング以降の状態を、本実施例では「定着Ready」状態とする。
次に、スキャナ給紙Readyタイミング(第3のタイミング)について説明する。プリント動作開始により定着モータ302が起動され、定着モータ302が「定常回転」状態に遷移すると(図4(b))、画像形成制御部201はスキャナユニット108の回転多面鏡110を回転させるスキャナモータ112を駆動する。スキャナモータ112の前処理の状態は、「突入待ち」状態、「収束待ち」状態、「スキャナReady」状態の順に遷移する。「突入待ち」状態は、スキャナモータ112が起動開始されてから目標速度より遅い所定の回転速度(以下、状態遷移閾値という)に到達するまでの状態を示している。「収束待ち」状態は、スキャナモータ112の回転速度が状態遷移閾値に到達してから、目標速度に到達するまでの状態を示している。「スキャナReady」状態は、スキャナモータ112の回転速度が目標速度で安定した状態を示している。スキャナユニット108からレーザ光が出射され、感光ドラム122の表面を露光する露光工程を行っている際に、スキャナモータ112の速度変動が発生すると、感光ドラム122上に形成される静電潜像が歪み、画質が低下する。そのため、露光工程は、スキャナモータ112の回転速度が安定した「スキャナReady」状態に遷移した後に実施する必要がある。
[収束待ち遷移〜スキャナ給紙Ready]≧[収束待ち時間]+[露光〜転写ドラム回転時間]−[給紙時間Min]−[Top〜転写ニップ搬送時間]・・・(1)
[収束待ち遷移〜スキャナ給紙Ready]は、図4(c)のスキャナモータ112が「突入待ち」状態から「収束待ち」状態に遷移してから「スキャナ給紙Ready」タイミングに到達するまでの時間を示す。[収束待ち時間]は、スキャナモータ112が「収束待ち」状態に遷移してから「スキャナReady」状態に遷移するまでの時間を示す。[露光〜転写ドラム回転時間]は、図4(c)の「露光〜転写」に対応し、感光ドラム122の周長上の露光位置から転写ニップ部まで感光ドラム122が回転するのに要する時間を示している。[Top〜転写ニップ搬送時間]は、図4(c)の「Top〜転写」に対応し、用紙Pの先端がトップセンサ105に検知されてから、用紙Pの先端が転写ニップ部に到達するまでに要する時間を示している。
続いて、帯電給紙Readyタイミングについて説明する。帯電工程に関しては、プリント開始時の感光ドラム122の表面電位の状態によっては、帯電ローラ123で一度帯電電圧を印加するだけでは感光ドラム122の表面電位が均一にならず、画質低下が発生するおそれがある。そのため、本実施例では、帯電ローラ123で少なくとも2回帯電電圧を印加した後の感光ドラム122の面にトナー像を形成するように、「帯電給紙Ready」タイミング(第2のタイミング)を設定する。
[帯電1周待ち遷移〜帯電給紙Ready]≧[感光ドラム1周回転時間]+[帯電〜転写ドラム回転時間]−[給紙時間Min]−[Top〜転写ニップ搬送時間]・・(2)
[帯電1周待ち遷移〜帯電給紙Ready]は、図4(d)の「帯電1周待ち」状態に遷移してから「帯電給紙Ready」タイミングに到達するまでの時間を示す。[感光ドラム1周回転時間]は、図4(d)の「帯電1周待ち」に対応し、帯電ローラ123が感光ドラム122の表面全体(全周)に帯電電圧を印加する時間を示している。[帯電〜転写ドラム回転時間]は、図4(d)の「帯電〜転写」に対応し、感光ドラム122の周長上の帯電ローラ123が接触する位置から転写ニップ部まで感光ドラム122が回転するのに要する時間を示している。本実施例では、式(2)で右辺と左辺の等号が成立するタイミングを「帯電給紙Ready」のタイミングとする。
そこで、本実施例では、用紙Pの搬送速度を加速する制御を実施することで、用紙Pが給紙カセット114から給紙されてから転写ニップ部に到達するまでの搬送時間を短縮させる。通常、搬送モータ301による用紙Pの搬送速度は、定着モータ302による用紙Pの搬送速度と同じ速度(以下、定常速度という)VPS(第1の搬送速度)である。本実施例では、給紙開始時点で定着給紙Ready、スキャナ給紙Ready、帯電給紙Readyが成立したタイミングを考慮し、搬送モータ301による用紙Pの搬送速度を第2の搬送速度VAcc(VAcc>VPS)に増加させる加速制御を実施する。これにより、給紙動作の開始が遅れても、給紙された用紙Pが転写ニップ部に到達するまでの搬送時間を短縮させ、FPOTの改善を図る。なお、用紙Pの搬送速度の制御を行うための演算は、搬送速度算出部203により実行される。
まず、定着器130の前処理がボトルネック(律速)となった場合の加速制御が可能な距離(以下、加速可能距離という)DFsrについて説明する。定着給紙Readyは、そのタイミングで定常速度VPSで給紙を開始し、用紙Pが定着ニップ部に到達したときに、定着器130が目標温度に到達しており、用紙Pに十分な加熱定着を実施可能な定着Ready状態となるタイミングである。したがって定着給紙Readyとなるタイミングで給紙が開始される場合に、用紙Pの搬送速度の加速制御が実施されると、定着器130が定着Ready状態になる前に用紙Pが定着ニップ部に突入してしまう。その結果、定着器130で用紙P上のトナー像を十分加熱することができないため、トナー像の用紙Pへの定着不良が発生するおそれがある。
なお、時間TFsrRdyToPickは、定着給紙Readyとなったタイミングから定着給紙Ready、スキャナ給紙Ready、帯電給紙Readyの各タイミングが成立して、用紙Pの給紙が開始されるまでの経過時間(待ち時間)を示している。
次に、スキャナモータ112の前処理がボトルネック(律速)となった場合の加速制御が可能な距離である加速可能距離DScnについて説明する。図6で説明したように、上述した、本来、スキャナ給紙Readyとしたかったタイミングと実際のスキャナ給紙Readyとするタイミングが異なる場合がある。その結果、定着給紙Ready、スキャナ給紙Ready、帯電給紙Readyのうち、スキャナモータ112がスキャナ給紙Readyとなったタイミングが最も遅いタイミング(スキャナ律速)である場合を仮定する。そして、スキャナ給紙Readyのタイミングから更に遅れて給紙動作が開始される場合には、用紙Pを定常速度VPSよりも速い搬送速度VAccで搬送することにより、定常速度VPSで搬送した場合に比べ、FPOTを改善することができる。
続いて、帯電ローラ123による感光ドラム122の帯電処理がボトルネック(律速)となった場合の加速制御が可能な距離である加速可能距離DPrについて説明する。帯電給紙Readyは、そのタイミングで給紙を開始し、定常速度VPSで用紙Pが転写ニップ部に到達した場合に、感光ドラム122の表面には帯電電圧が2回印加された帯電Ready状態であるタイミングとなるように設定されている。その結果、スキャナユニット108による露光によって、帯電電位の安定した感光ドラム122の表面に静電潜像を形成することができる。したがって帯電給紙Readyとなるタイミングと同時に給紙が開始される場合に、用紙Pの搬送速度の加速制御が実施されると、感光ドラム122の表面に帯電電圧が2回印加された帯電Ready状態になる前に、用紙Pが転写ニップ部に到達してしまう。その結果、帯電電圧が2回印加されていない感光ドラム122の面にスキャナユニット108による露光が開始され、露光が開始された後に帯電電圧が2回印加された感光ドラム122の面に切り替わる。そのため、帯電電位がばらつき、正常に静電潜像が形成されないおそれがある。
なお、時間TPrRdyToPickは、帯電給紙Readyから、定着給紙Ready、スキャナ給紙Ready、帯電給紙Readyの各タイミングが成立し、用紙Pの給紙が開始されるまでの経過時間(待ち時間)を示している。
最後に、用紙Pが搬送される搬送路の距離がボトルネック(律速)となった場合の加速制御が可能な距離である加速可能距離DAccEnbについて説明する。本実施例では搬送ローラ103、レジストレーションローラ104の搬送速度を定常速度VPSから速度VAccに増加させる加速制御を実施することにより、定常速度VPSで搬送した場合に比べ、FPOTを改善することができる。ところで、加速制御を実施できる区間は、給紙部から転写ニップ部までの区間である。したがって、用紙Pが定常速度VPSで搬送された距離と、用紙Pが加速制御により搬送された距離の合計は、給紙部から転写ニップ部までの搬送路の距離となる。以上を踏まえて、搬送路要因で加速可能な距離DAccEnbは、以下の式(6)で表すことができる。
以上説明したように、本実施例によれば、新たな構成を追加することなく、画像形成時の画質を維持しつつ、FPOTを短縮することができる。
まず、定着器130の前処理がボトルネック(律速)となった場合のトップセンサ105から加速制御が可能な距離である加速可能距離DFsrFromTopは、次の式(7)で表すことができる。
なお、式((TScnWaitRdyToPick−TScnWaitRdy+TPickMin)×VPS−DExpToTr+DTopToTr)は、実施例1で説明したスキャナモータ112が要因での加速可能距離DScnを算出する式である。式(8)により、トップセンサ105から転写ニップ部までの区間において、更に加速すべき距離を算出することができる。
なお、式(TPrRdyToPick×VPS)は、実施例1で説明した帯電要因での加速可能距離DPrを算出する式である。式(9)により、トップセンサ105から転写ニップ部までの区間において、更に加速すべき距離を算出することができる。
なお、式(DAccSlowUpDown2+(DTopToTr−DSlowUpDown2)×(VAcc−VPS)/VAcc)は、実施例1で説明した搬送路要因での加速可能距離DAccEnbを算出する式である。式(10)により、トップセンサ105から転写ニップ部までの区間において、更に加速すべき距離を算出することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、新たな構成を追加することなく、画像形成時の画質を維持しつつ、FPOTを短縮することができる。
図7は、本実施例における定着部と画像形成部の前処理の状態と給紙カセット114から用紙Pの給紙が開始される給紙タイミングとの関係を説明するタイミングチャートである。図7において、(a)は、定着器130の前処理における状態遷移を示している。(b)〜(d)は画像形成部の前処理における状態遷移を示している。(b)は定着モータ302の駆動状態を、(c)はスキャナユニット108のスキャナモータ112の駆動状態を、(d)は帯電ローラ123による感光ドラム122の表面の帯電状態を示している。(e)は、給紙ローラ102、搬送ローラ103、レジストレーションローラ104を駆動して用紙Pの搬送を行う搬送モータ301の駆動状態を示している。なお、図7の横軸は、時間を示している。図7は、実施例1の図4の「給紙時間Min」が「給紙時間Max」に変更されている点を除けば、図の見方は図4と同様であり、ここでの説明は省略する。
本実施例では、簡単化のために式(11)の右辺の結果が0以上とし、スキャナ給紙Readyとなるタイミングは、等号が成立する(左辺=右辺となる)タイミングとする。
[帯電1周待ち遷移〜帯電給紙Ready]≧[感光ドラム1周回転時間]+[帯電〜転写ドラム回転時間]−[給紙時間Max]−[Top〜転写ニップ搬送時間]・・・(12)
次に、定着器130の前処理、スキャナモータ112の前処理、帯電ローラ123による感光ドラム122の帯電処理が律速(ボトルネック)となった場合の用紙搬送速度の減速が必要な距離について説明する。本実施例では、用紙Pの給紙開始時は、定常速度VPSの速度で、用紙Pの搬送を行う。そして、トップセンサ105が用紙Pの先端を検知したタイミングで、用紙Pの搬送速度の減速量を決定し、決定された減速量に基づいて、搬送モータ301の減速時の搬送速度VSlow(第2の搬送速度)が決定される。なお、本実施例においても、用紙Pの給紙は、定着給紙Ready、スキャナ給紙Ready、帯電給紙Readyの3つのタイミングがすべて成立したタイミングで開始される。
時間TPickMaxは、給紙を開始してから用紙Pの先端がトップセンサ105により検知されるまでの時間が最大となる場合の時間(給紙時間Max)を指している。時間TPickMsrは、給紙を開始してからトップセンサ105が用紙Pの先端を検知するまでの時間を示し、時間TFsrRdyToPickは、定着給紙Readyのタイミングから給紙が開始されるまでの時間を示している。したがって、式(TPickMax−TPickMsr−TFsrRdyToPick)は、用紙Pが給紙時間Maxよりもトップセンサ105に早く到達した時間の差分(時間差)を示している。算出された時間差に用紙Pの搬送速度である定常速度VPSを乗じることにより、用紙Pをトップセンサ105から転写ニップ部まで搬送する間に、減速が必要な距離を求めることができる。
用紙Pの先端がトップセンサ105を通過してから、転写ニップ部に到達するまでに減速が必要な距離は、3つの減速が必要な距離DFsrSlow、DScnSlow、DPrSlowのうちの最大の距離である。
以上説明したように、本実施例によれば、新たな構成を追加することなく、画像形成時の画質を維持しつつ、FPOTを短縮することができる。
108 スキャナユニット
122 感光ドラム
123 帯電ローラ
130 定着器
200 制御装置
301 搬送モータ
Claims (17)
- 感光ドラムと、前記感光ドラムを所定の電位に帯電する帯電部と、前記感光ドラムに静電潜像を形成する露光部と、前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像部と、用紙に前記トナー像を転写する転写部と、を有し、用紙に画像形成を行う画像形成部と、
ヒータを有し、用紙に転写された前記トナー像を前記ヒータで加熱して用紙に定着させる定着部と、
用紙を格納する給紙部から第1の搬送速度、又は前記第1の搬送速度よりも速い第2の搬送速度で用紙を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段を制御して、用紙が前記転写部及び前記定着部に到達するタイミングを制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記定着部の前記ヒータが目標温度まで上昇したときに用紙が前記定着部に到達するように、前記搬送手段が用紙搬送を開始可能な第1のタイミングと、前記帯電部が前記感光ドラムの帯電を開始し、前記感光ドラム上に形成されたトナー像が前記転写部に到達するタイミングで用紙が前記転写部に到達するように、前記搬送手段が用紙搬送を開始可能な第2のタイミングと、前記露光部が前記感光ドラムに前記静電潜像の形成を開始し、前記感光ドラム上に形成されたトナー像が前記転写部に到達するタイミングで用紙が前記転写部に到達するように、前記搬送手段が用紙搬送を開始可能な第3のタイミングと、前記搬送手段により用紙搬送が開始された給紙開始タイミングと、に基づいて、用紙が前記転写部に到達するまでに加速可能な距離を算出し、前記算出された加速可能な距離に応じて、前記第1の搬送速度又は前記第2の搬送速度で用紙を搬送するよう、前記搬送手段を制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1のタイミングは、前記ヒータの温度が前記目標温度よりも低い所定の温度に到達したタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記給紙部と前記転写部との搬送路に設けられ、搬送される用紙を検知する検知手段を備え、
前記第2のタイミングは、前記帯電部が前記感光ドラムの帯電を開始してから前記感光ドラムが1周する時間と、前記露光部による前記感光ドラムの露光位置が前記転写部に移動するまでの時間と、用紙が前記給紙部から給紙され、前記検知手段に到達するまでの所定の時間と、前記検知手段から前記転写部までの用紙の搬送時間と、に基づいて決定されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記露光部は、光源からの光を偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を駆動する駆動部と、を有し、
前記第3のタイミングは、前記駆動部の回転速度が所定の速度に到達してから前記所定の速度よりも速い目標速度に到達し、前記露光部による露光が開始可能になるまでの時間と、前記露光部による前記感光ドラムの露光位置が前記転写部に移動するまでの時間と、前記所定の時間と、前記検知手段から前記転写部までの用紙の搬送時間と、に基づいて決定されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記算出された加速可能な距離は、前記第1のタイミングから前記給紙開始タイミングまで前記第1の搬送速度で用紙が搬送されたときの第1の距離、前記第2のタイミングから前記給紙開始タイミングまで前記第1の搬送速度で用紙が搬送されたときの第2の距離、及び前記第3のタイミングから前記給紙開始タイミングまで前記第1の搬送速度で用紙が搬送されたときの第3の距離のうち、最小の距離であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記最小の距離が、用紙を前記給紙部から前記転写部まで前記第1の搬送速度で搬送したときに要する時間で、前記第2の搬送速度で用紙を搬送したときの搬送距離が前記第1の搬送速度での搬送距離よりも増加する第4の距離よりも大きい場合には、前記第4の距離に基づいて、前記第2の搬送速度で用紙を搬送するよう、前記搬送手段を制御することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記最小の距離が0の場合には、前記第1の搬送速度で用紙を搬送するよう、前記搬送手段を制御することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、用紙が前記給紙部から給紙されてから前記検知手段により検知されるまでの搬送時間が前記所定の時間よりも大きい場合には、前記搬送時間と前記所定の時間との差分に前記第1の搬送速度を乗じて求めた距離と、用紙が前記検知手段に到達するまでに前記第1の搬送速度により搬送された距離よりも増加した距離と、に応じて、前記第2の搬送速度で用紙を搬送するよう、前記搬送手段を制御することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記所定の時間は、用紙が前記給紙部から給紙されてから前記検知手段により検知されるまでの最小の時間であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 感光ドラムと、前記感光ドラムを所定の電位に帯電する帯電部と、前記感光ドラムに静電潜像を形成する露光部と、前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像部と、用紙に前記トナー像を転写する転写部と、を有し、用紙に画像形成を行う画像形成部と、
ヒータを有し、用紙に転写された前記トナー像を前記ヒータで加熱して用紙に定着させる定着部と、
用紙を格納する給紙部から第1の搬送速度、又は前記第1の搬送速度よりも遅い第2の搬送速度で用紙を搬送する搬送手段と、
前記給紙部と前記転写部との搬送路に設けられ、搬送される用紙を検知する検知手段と、
前記搬送手段を制御して、用紙が前記転写部及び前記定着部に到達するタイミングを制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記定着部の前記ヒータが目標温度まで上昇したときに用紙が前記定着部に到達するように、前記搬送手段が用紙搬送を開始可能な第1のタイミングと、前記帯電部が前記感光ドラムの帯電を開始し、前記感光ドラム上に形成されたトナー像が前記転写部に到達するタイミングで用紙が前記転写部に到達するように、前記搬送手段が用紙搬送を開始可能な第2のタイミングと、前記露光部が前記感光ドラムに前記静電潜像の形成を開始し、前記感光ドラム上に形成されたトナー像が前記転写部に到達するタイミングで用紙が前記転写部に到達するように、前記搬送手段が用紙搬送を開始可能な第3のタイミングと、に基づいて決定された用紙搬送が開始される給紙開始タイミングで、用紙を前記第1の搬送速度で搬送し、
用紙が前記検知手段により検知されたときに、前記第1のタイミングから用紙が前記検知手段に検知されるまでの時間、前記第2のタイミングから用紙が前記検知手段に検知されるまでの時間、及び前記第3のタイミングから用紙が前記検知手段に検知されるまでの時間と、用紙が前記給紙部から給紙され、前記検知手段に到達するまでの所定の時間との差分に基づいて、用紙が前記検知手段から前記転写部に到達するまでに減速が必要な距離を算出し、前記算出された減速が必要な距離に応じて、前記第1の搬送速度又は前記第2の搬送速度で用紙を搬送するよう、前記搬送手段を制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1のタイミングは、前記ヒータの温度が前記目標温度よりも低い所定の温度に到達したときであることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記第2のタイミングは、前記帯電部が前記感光ドラムの帯電を開始してから前記感光ドラムが1周する時間と、前記露光部による前記感光ドラムの露光位置が前記転写部に移動するまでの時間と、前記所定の時間と、前記検知手段から前記転写部までの用紙の搬送時間と、に基づいて決定されることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
- 前記露光部は、光源からの光を偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を駆動する駆動部と、を有し、
前記第3のタイミングは、前記駆動部の回転速度が所定の速度に到達してから前記所定の速度よりも速い目標速度に到達し、前記露光部による露光が開始可能になるまでの時間と、前記露光部による前記感光ドラムの露光位置が前記転写部に移動するまでの時間と、前記所定の時間と、前記検知手段から前記転写部までの用紙の搬送時間と、に基づいて決定されることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。 - 前記算出された減速が必要な距離は、前記第1のタイミングから用紙が前記検知手段に検知されるまでの時間と前記所定の時間との差分に前記第1の搬送速度を乗じて算出される第1の距離、前記第2のタイミングから用紙が前記検知手段に検知されるまでの時間と前記所定の時間との差分に前記第1の搬送速度を乗じて算出される第2の距離、及び前記第3のタイミングから用紙が前記検知手段に検知されるまでの時間と前記所定の時間との差分に前記第1の搬送速度を乗じて算出される第3の距離のうち、最大の距離であることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
- 前記所定の時間は、用紙が前記給紙部から給紙されてから前記検知手段により検知されるまでの最大の時間であることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記最大の距離が0の場合には、前記第1の搬送速度で用紙を搬送するよう、前記搬送手段を制御することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、用紙を前記第1の搬送速度で前記検知手段から前記転写部に搬送する時間に、用紙が搬送される距離が前記最大の距離だけ少ない距離となるように決定された前記第2の搬送速度で用紙を搬送するよう、前記搬送手段を制御することを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
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