JP6124137B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、画像形成装置内の画像形成に係る各種モータの起動順序に係る技術に関する。
従来、画像形成装置内の画像形成に係る各種モータの起動順序に係る技術として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。その特許文献1においては、電源投入時や省電力モード(スリープ状態)からの復帰時のポリゴンミラーの動作確認に要する時間を短縮するために、定着器ヒータのON(起動)とともに、感光体ドラムモータ(感光体モータ)よりも先にポリゴンモータをONする技術が開示されている。
特開2009−075512号公報
しかしながら、特許文献1のような構成においては、画像を形成する要求を受け付けたときには、感光体モータとポリゴンモータのみならず、定着器のシートを搬送する回転体を駆動するモータ(定着モータ)も起動させる必要がある。また、感光体ドラム(感光体)の寿命を考慮すると、感光体ドラムの回転させる期間は、短いことが好ましい。そのため、定着モータを含めた各モータの駆動状態を画像形成のために必要な状態とするのに要する時間を加味しつつ、モータの起動順序を考慮することで、感光体モータの起動から画像形成処理を開始するまでの時間を短縮することが、所望されていた。
本発明は、画像形成に係るモータの起動を適宜行うことによって、感光体モータの起動から画像形成処理を開始するまでの時間を短縮する技術を提供するものである。
本明細書によって開示される画像形成装置は、感光体と、前記感光体を回転駆動する感光体モータと、光ビームを発光する発光部と、前記発光部の発光する前記光ビームを前記感光体に向かう方向へ偏向するポリゴンミラーと、前記ポリゴンミラーを回転駆動するポリゴンモータと、前記感光体上に形成される現像剤像をシートに転写する転写部と、ヒータと、回転体とを有し、前記回転体によって搬送されるシート上に転写された現像剤像を、前記ヒータの熱によって定着する定着部と、前記回転体を回転駆動する定着モータと、制御部と、を備え、前記定着モータの起動タイミングから、前記定着部の温度が、当該画像形成装置によって形成される画像の品質を保証する温度である画質保証温度に到達するまでの第1準備時間、および前記ポリゴンモータの起動タイミングから前記ポリゴンモータの速度が安定するまでの第2準備時間は、それぞれ、前記感光体モータの起動タイミングから前記感光体モータの速度が安定するまでの第3準備時間よりも長く、前記制御部は、画像を形成する要求を受け付ける受付処理と、前記受付処理にて前記要求を受け付けると、前記ヒータに通電して前記定着部を昇温する温度管理処理と、前記温度管理処理にて前記ヒータに通電してから、前記定着モータおよび前記ポリゴンモータを起動した後、前記感光体モータを起動する起動処理と、前記第1ないし第3準備時間のうち、終了するタイミングが最も遅い準備時間が経過後、前記起動処理にて起動された各モータを用いて、シートに画像を形成する画像形成処理と、を実行する。
本構成によれば、第1準備時間および第2準備時間が、第3準備時間よりも長くなる構成を加味し、ヒータに通電してから、定着モータおよびポリゴンモータを起動した後、感光体モータを起動する。そのため、感光体モータを他のモータよりも先に起動する場合に比べて、感光体ドラムを回転させる期間を短縮でき、それによって、感光体の寿命を長くすることができる。また、ポリゴンモータを感光体モータの後に起動する場合に比べて、感光体モータを起動してから画像形成処理を行うまでの時間を短縮できる。
上記画像形成装置において、前記制御部は、前記ヒータへの通電状態を、前記定着部の温度を前記画質保証温度よりも低い待機温度に維持する待機状態、または遮断状態に切替える切替処理を実行し、前記ヒータが前記遮断状態であるときに前記要求を受け付けた場合、前記定着部の温度が前記画質保証温度よりも低い温度であって、前記回転体を回転させる温度に到達してから前記定着モータを起動するようにしてもよい。
本構成によれば、定着部が冷えた状態で定着モータを起動すると大きなトルクがかかり、定着モータに流す電流が過電流となるが、定着部を温めてから定着モータを起動するので過電流を抑制できる。また、遮断状態であるときに各モータを起動させる場合は、待機状態であるときに各モータを起動させる場合と比べて第1準備時間が第3準備時間よりも長い状態になる頻度が高いため、本発明を好適に適用できる。
また、上記画像形成装置において、前記制御部は、前記起動処理において、前記定着モータを起動した後、前記ポリゴンモータを起動するようにしてもよい。
本構成によれば、第1準備時間が第2準備時間より長い場合において、ポリゴンモータより定着モータを先に起動することによって、画質を保証しつつ、感光体モータを起動してから画像形成処理を行うまでの時間を短縮できる。
また、上記画像形成装置において、前記制御部は、前記起動処理において、前記第1準備時間が終了するタイミングから前記第3準備時間さかのぼったタイミングよりも早いタイミングで、前記感光体モータを起動するようにしてもよい。
本構成によれば、定着部の温度が画質保証温度に到達するまでに感光体モータの速度を安定させることができる。そのため、定着部の温度が画質保証温度に到達した時点で感光体モータの速度が安定していない場合に比べ、画像を形成する要求を受け付けてから画像形成処理を行うまでの時間を短縮できる。
また、上記画像形成装置において、前記定着部の温度を検出する温度センサと、単位時間を計測するタイマと、を備え、前記制御部は、前記温度管理処理において、前記単位時間に上昇する前記定着部の温度上昇である温度勾配を元に、前記温度センサによって検出される前記定着部の温度が、前記温度勾配に前記第3準備時間を乗じて算出された温度を前記画質保証温度から減じた温度となるタイミングよりも早いタイミングで、前記感光体モータを起動するようにしてもよい。
本構成によれば、実際の定着部の検出温度に基づいて感光体モータの起動タイミングが決定される。そのため、単に第1準備時間および第3準備時間に基づいて感光体モータの起動タイミングが決定される場合と比べて、起動タイミングがより的確になる。
また、上記画像形成装置において、前記制御部は、前記感光体モータの起動タイミング前に前記第2準備時間が終了したか否かを判断する判断処理と、前記判断処理にて否定判断した場合、少なくとも前記起動タイミングを含む期間、前記ポリゴンモータへ供給する電流を低下させる電流抑制処理とを実行するようにしてもよい。
本構成によれば、ヒータが遮断状態であった場合、定着部が冷えた状態、つまり機内温度が低い状態である可能性が高くなる。そのため、電流が大きくなる第2準備時間が延びて、第2準備時間が終了しないうちに感光体モータの起動タイミングが到来しやすくなるが、本構成のようにすることによって感光体モータの起動に伴って発生する過電流を抑制できる。なお、ここで、「電流を低下させる」とは、電流を遮断する、すなわちポリゴンモータを停止させることも含む。
また、上記画像形成装置において、前記制御部は、前記感光体モータの起動タイミングにおける前記ポリゴンモータの消費電力を推定する推定処理を実行し、前記推定処理において前記消費電力が所定値以上であると推定した場合、前記判断処理において否定判断するようにしてもよい。
本構成によれば、ポリゴンモータの消費電力を推定することによって、判断処理を的確に行える。消費電力の推定は、回転速度検出センサ、ロック信号、電力計(電流計)等で推定できる。
また、上記画像形成装置において、前記所定値は、前記ポリゴンモータの速度が定速時の消費電力未満に設定され、前記制御部は、前記推定処理において、前記ポリゴンモータが定速で回転していないことを検出した場合、前記消費電力が前記所定値以上であると推定するようにしてもよい。
通常、モータの特性として、起動の際の加速時(定速で回転していない時)の消費電力は、定速回転時の消費電力に比べて大きい。そのため、本構成によれば、ポリゴンモータが定速で回転していないことを検出することによって、消費電力が所定値以上であると推定できる。この場合、消費電力を検出するための個別の手段を設けることなく、定速回転かどうかを検出する手段として、既設の構成から得られる、ロック信号、FG信号、BD信号、ホール素子の信号等を利用できる。
また、上記画像形成装置において、前記制御部は、前記第3準備時間の経過後に、前記ポリゴンモータの回転を制御する回転制御処理を実行するようにしてもよい。
本構成によれば、回転制御処理において、例えば、ポリゴンモータの回転速度を低下させることによって、継続中の第1準備時間における、ポリゴンモータの回転音を低下させることができる。
本発明によれば、第1準備時間および第2準備時間が、第3準備時間よりも長くなる構成を加味し、ヒータに通電してから、定着モータおよびポリゴンモータを起動した後、感光体モータが起動される。そのため、感光体モータを他のモータよりも先に起動する場合に比べて、感光体の寿命を長くすることができるとともに、感光体モータを起動してから画像形成処理を行うまでの時間を短縮できる。
一実施形態に係るプリンタの概略構成を示す側断面図 プリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図 モータ起動処理を示すフローチャート プロセスモータ回転処理を示すフローチャート モータ起動処理に係るタイムチャート ポリゴンモータおよびプロセスモータの回転処理に係る概略的なタイムチャート
<実施形態>
本発明の一実施形態のプリンタ1について図1〜図6を参照しつつ説明する。以下の説明では、図1の紙面左側を、プリンタ1の後側、且つ、副走査方向とし、紙面奥側を、プリンタ1の右側、且つ、主走査方向とし、紙面上側を、プリンタ1の上側とする。プリンタ1は、画像形成装置の一例である。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、プリンタ1は、例えば、ブラックK、イエローY、マゼンタM、シアンCの4色のトナーを用いてカラー画像を形成するタンデム方式のカラープリンタである。以下の説明では、プリンタ1の各構成部品や用語を色ごとに区別する場合、その構成部品等の符号末尾に各色を意味するK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)を付す。
プリンタ1は、筐体の一例であるケーシング2を備え、そのケーシング2内の底部に、複数枚のシート3を積載可能なトレイ4が設けられている。シート3には、用紙やOHPシートが含まれる。トレイ4内の積載されたシート3は、トレイ4の前端上方に設けられた給紙ローラ16の回転駆動により、1枚ずつ給紙され、給紙ローラによって給紙されたシート3は、給紙ローラよりもシート搬送方向下流側に設けられた搬送ローラ5の回転駆動により、ベルトユニット6上へ搬送される。
ベルトユニット6は、一対の支持ローラ6A、6B間に環状のベルト7を張架した構成となっている。ベルト7は、後側の支持ローラ6Aが回転駆動されることにより紙面反時計回りに循環移動して、その上面に載せたシート3を後方へ搬送する。また、ベルトユニット6は、後述する感光ドラム11上に形成される現像剤像をシート3に転写する転写ローラ6C(転写部の一例)を含む。
なお、ベルトユニット6の下側には、ベルト7表面上の付着物を除去するクリーニングローラ9Aを有するクリーニング部9が設けられている。
また、ベルトユニット6の上方には、プロセス部10が設けられている。プロセス部10には、例えばブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に対応した4組のプロセスカートリッジが前後方向に並んで設けられている。各プロセスカートリッジは、着色剤である各色のトナーを収容するトナー収容室、現像ローラ、感光ドラム11および帯電器等を含む。なお、図1には、感光ドラム11(感光体の一例)のみ図示されている。
プロセス部10の上方には、露光部12(発光部の一例)が設けられている。露光部12には、ポリゴンミラー13、および、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応する光源(例えばレーザダイオード、図示せず)、反射鏡などの光学部品等が内蔵されている。各光源から出射された各レーザ光Lは、ポリゴンミラー13および光学部品によって向きを変えられ、図1に示すように各感光ドラム11K〜11Cの表面に高速走査にて照射される。これにより、各感光ドラム11K〜11C上に静電潜像が形成される。
各感光ドラム11上の静電潜像は、現像ローラによりトナーが供給されることでトナー像とされる。トナー像は、転写ローラ6Cによって、当該ベルト7に搬送されるシート3の表面に転写される。あるいは、トナー像は、ベルト7表面に転写される。トナー像が転写されたシート3は、次に定着器14に搬送される。
定着器14(定着部の一例)は、ハロゲンランプ14C(ヒータの一例)等のヒータを含む加熱ローラ(回転体の一例)14Aおよび定着ローラ14Bを含む。加熱ローラ14Aおよび定着ローラ14Bによって、シート3上のトナー像がシート3に熱定着される。熱定着されたシート3は上方へ搬送され、排出ローラ15によってケーシング2の上面に排出される。定着器14の近傍には、詳しくは、加熱ローラ14Aの近傍には、定着器14の温度を検出する温度センサ8が設けられている。
また、図1に示すように、ケーシング2内には、プロセスモータM1、定着モータM2、ポリゴンモータM3が設置されている。プロセスモータM1は、プロセス部10の近傍に配置され、左右方向に沿った回転軸を中心に回転駆動することで、各ローラ5,15、ベルトユニット6の支持ローラ6A、転写ローラ6C、プロセス部10の感光ドラム11等、および、クリーニング部9のクリーニングローラ9A等を回転させる(図2参照)。すなわち、プロセスモータM1は、感光体モータの一例である。
定着モータM2は、定着器14の近傍に配置され、加熱ローラ14Aを回転させる。また、ポリゴンモータM3は、露光部12に内蔵されており、ポリゴンミラー13を回転させる。
2.プリンタの電気的構成
次に、図2を参照して、プリンタ1の電気的構成を説明する。図2に示すように、プリンタ1は、コントローラ30を備える。コントローラ30は、中央処理装置(以下、CPU)31、ROM32、RAM33、EEPROM34、およびタイマ35を含む。CPU31は、制御部の一例である
コントローラ30は、温度センサ8、露光部12、モータドライバ21、通信部22、操作部23、表示部24、および高電圧発生部25に接続されている。また、コントローラ30は、モータドライバ21を介して、プロセスモータM1、定着モータM2、およびポリゴンモータM3に接続されている。
ROM32には、後述するモータ起動処理など、プリンタ1の各種動作を実行するためのプログラムが記憶されている。CPU31は、ROM32から読み出したプログラムに従って各部の制御を行う。
CPU31は、基本的に、印字要求を受け付けると、ヒータ14Cに通電して定着器14を昇温する温度管理処理と、温度管理処理にてヒータ14Cに通電してから、定着モータM2およびポリゴンモータM3を起動した後、プロセスモータM1を起動する起動処理と、第1ないし第3準備時間のうち、終了するタイミングが最も遅い準備時間が経過後、起動処理にて起動された各モータを用いて、シートに画像を形成する画像形成処理とを実行する。
ここで、第1準備時間K1は、図5に示されるように、定着モータM2の起動タイミングである時刻t2から、定着器14の温度が、プリンタ1によって形成される画像の品質を保証する温度である画質保証温度Tfdに到達する時刻である時刻t8までの時間である。
また、第2準備時間LK2は、図5に示されるように、ポリゴンモータM3の起動タイミングである時刻t3から、ポリゴンモータM3の速度が安定する時刻である時刻t7までの時間である。すなわち、後述するポリゴンモータロック時間LK2は、第2準備時間の一例である。
また、第3準備時間LK3は、図5に示されるように、プロセスモータ(感光体モータ)M1の起動タイミングである時刻t4から、からプロセスモータM1の速度が安定する時刻である時刻t5までの時間である。すなわち、後述するプロセスモータロック時間LK3は、第3準備時間の一例である。なお、図5に示されるように、一般に、第1準備時間K1および第2準備時間LK2は、第3準備時間LK3よりも長い。
また、CPU31は、ヒータ14Cへの通電状態を、定着器14の温度を画質保証温度Tfdよりも低い待機温度に維持する待機状態(Ready状態)、または遮断状態(スリープ状態)に切替える切替処理を実行する。
RAM33は、通信部22が受信した画像データを記憶するバッファや、後述するモータ起動処理等を行う際の作業領域などとして使用される。EEPROM34は、各種処理において得られたデータの内、プリンタ1の電源オフ時にも保持が必要なデータを、記憶する。タイマ35は、各種処理において必要な各種時間を計測する。
モータドライバ21は、コントローラ30からの指示にしたがって、プロセスモータM1、定着モータM2、およびポリゴンモータM3を駆動する。
通信部22は、図示しないパーソナルコンピュータや外部メモリなどの外部装置との間で、無線または有線によりデータ通信を行って、印刷ジョブや画像データを受信する。操作部23は、複数のボタン等を備える。操作部23を介してユーザにより各種の入力操作が可能である。表示部24は、液晶ディスプレイやランプ等を備え、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示する。
また、高電圧発生部25は、コントローラ30からの指示にしたがって、帯電電圧、現像電圧、および転写電圧等、画像形成に必要な各種の高電圧を発生する。
3.モータ起動処理
次に、図3〜図6を参照して、CPU31によって実行されるモータ起動処理について説明する。なお、本実施形態では、プリンタ1が省電力状態であるスリープ状態においてパーソナルコンピュータ等からの印字要求を受けて、通常状態に復帰する際に、モータ起動処理が実行される例を示す。ここで、印字要求は、「画像を形成する要求」の一例である。また、図3において、ステップS10からステップS50までの処理が、モータ起動処理に相当する。
モータ起動処理において、CPU31は、まず、印字情報が有りかどうか、すなわち、スリープ状態においてパーソナルコンピュータ等からの印字要求を受けたか否かを判断する(ステップS10)。印字情報なしと判断した場合はスリープ状態を維持する(ステップS10:NO)。一方、印字情報ありと判断した場合(ステップS10:YES、受付処理の一例)は、定着器14の加熱、詳しくは、ハロゲンランプ(ヒータ)14Cを点灯させて加熱ローラ14Aの加熱を開始する(ステップS15:温度管理処理の一例)。この場合は、図5の時刻t1に相当する。
次いで、CPU31は、定着器14の温度、詳しくは、加熱ローラ14Aの温度が、定着モータM2を回転させて定着器14の回転を可能とする定着モータ回転可能温度Tfrpに達したか否かを、温度センサ8からの検出信号に基づいて判断する(ステップS20)。ここで、定着モータ回転可能温度Tfrpは、事前に印刷用紙に応じて決定されている所定値であり、例えば、通常紙(Plain Paper)の場合、155℃とされ、薄紙(Thin)の場合、140℃とされる。
定着器14の温度が定着モータ回転可能温度Tfrpに達していないと判断した場合(ステップS20:NO)、さらに加熱ローラ14Aの加熱を継続する。
一方、定着器14の温度が定着モータ回転可能温度Tfrpに達していると判断した場合(ステップS20:YES)、CPU31は、モータドライバ21を介して、定着モータM2の回転を開始させる(ステップS25)。この場合は、図5の時刻t2に相当する。ここで、時刻t2は、定着モータM2の起動タイミングの一例である。
このように、本実施形態では、CPU31は、ヒータ14Cが遮断状態(スリープ状態)であるときに印字要求を受け付けた場合、定着器14の温度が、画質保証温度Tfdよりも低い温度であって、加熱ローラ14Aを回転させる定着モータ回転可能温度Tfrpに到達してから定着モータM2を起動する。通常、定着器14が冷えた状態で定着モータM2を起動すると大きなトルクがかかり、定着モータM2に流す電流が過電流となる。しかしながら、本実施形態では、定着器14を温めてから定着モータM2を起動するので過電流を抑制できる。また、遮断状態(スリープ状態)であるときに各モータを起動させる場合は、待機状態(Ready状態)であるときに各モータを起動させる場合と比べて上記第1準備時間が上記第3準備時間よりも長い状態になる頻度が高いため、本発明を好適に適用できる。
なお、時刻t2からの定着モータロック時間LK1は、例えば、145ms(ミリ秒)である。また、図5に示される、図5の時刻t2から時刻t8までの期間K1は、「定着モータの起動タイミングから、定着部の温度が、当該画像形成装置によって形成される画像の品質を保証する温度である画質保証温度に到達するまでの第1準備時間」の一例である。なお、時刻t8は、後述するように、定着器14の温度が画質保証温度Tfdに到達する時刻である。
次いで、図5の時刻t2から所定時間経過後の時刻t3において、CPU31は、モータドライバ21を介して、ポリゴンモータM3の回転を開始させる(ステップS30)。時刻t3は、ポリゴンモータM3の起動タイミングの一例である。このように、本実施形態では、CPU31は、定着モータM2を起動した後、ポリゴンモータM3を起動する。そのため、第1準備時間が第2準備時間より長い場合において、ポリゴンモータM3より定着モータM2を先に起動することによって、画質を保証しつつ、画像形成処理を短縮できる。
なお、これに限られず、定着モータM2と同時にポリゴンモータM3の回転を開始(起動)してもよい。すなわち、図5の時刻t2にポリゴンモータM3の回転を開始してもよい。あるいは、定着モータM2より先にポリゴンモータM3を起動してもよい。
次いで、CPU31は、プロセスモータM1の回転を開始させる定着器14の温度であるプロセスモータ回転可能温度Tprpを算出する(ステップS35)。プロセスモータ回転可能温度Tprpの算出は、例えば、以下の式1に基づいて、行われる。ここで、α:定着器の上昇温度勾配、LK3:プロセスモータロック時間、PK2:感光体表面電位安定化時間、Tfd:画質保証温度、とする。
Tprp=Tfd−(α×(LK3+PK2)) …… (式1)
ここで、例えば、α=6.0℃/秒、LK3=100ms(ミリ秒)、PK2=2.6秒とすると、
Tprp=Tfd−6.0×2.7=(Tfd−15.6)℃
となる。
また、画質保証温度Tfdは、事前に印刷用紙に応じて決定されている所定値であり、例えば、通常紙(Plain)の場合、186℃であり、薄紙(Thin)の場合、166℃である。さらに、画質保証温度Tfdは、用紙タイプによる定着目標温度Toから見込み給紙オフセット温度Toffを引いた温度である(図5参照)。
次いで、CPU31は、定着器14の温度がプロセスモータ回転可能温度Tprpに到達したか否かを判断する(ステップS40)。定着器14の温度がプロセスモータ回転可能温度Tprpに到達していないと判断した場合(ステップS40:NO)、さらに定着器14の加熱を継続する。一方、定着器14の温度がプロセスモータ回転可能温度Tprpに到達したと判断した場合(ステップS40:YES)、プロセスモータ回転処理を実行する(ステップS50)。
プロセスモータ回転処理において、CPU31は、図4に示すように、まず、定着器14の温度がプロセスモータ回転可能温度Tprpに到達した際に(図5の時刻t4を参照)、ポリゴンモータM3が定速回転中であるか否かを、例えば、ポリゴンモータロック信号に基づいて判断する(ステップS510)。
ステップS510の判断処理は、「感光体モータの起動タイミング前に第2準備時間が終了したか否かを判断する判断処理」の一例である。すなわち、ポリゴンモータM3が定速回転中であれば、ポリゴンモータM3の回転速度が固定されており、ポリゴンモータM3をロックさせるためのポリゴンモータロック時間である第2準備時間LK2が終了していると判断できる。
例えば、図5の時刻t4においてポリゴンモータロック信号がHレベルで、ポリゴンモータM3が定速回転中であると判断した場合(ステップS510:YES)、図5の時刻t4において、プロセスモータM1の回転を開始させる(ステップS520:起動処理の一例)。そして、図3のステップS60の処理に戻る。なお、図5の時刻t4においては、ポリゴンモータロック信号がLレベルである場合が示される。時刻t4は、「感光体モータの起動タイミング」の一例である。
一方、図5に示されるように、定着器14の温度がプロセスモータ回転可能温度Tprpに到達した時刻t4において、ポリゴンモータロック信号がLレベルで、ポリゴンモータM3が定速回転中でないと判断した場合(ステップS510:NO)、CPU31は、図5の時刻t4において、モータドライバ21を介して、ポリゴンモータM3の駆動を停止させる(ステップS530)。これに伴って、ポリゴンモータM3は慣性回転を開始する。
ここで、ステップS530の処理は、「少なくとも起動タイミングを含む期間、ポリゴンモータへ供給する電流を低下させる電流抑制処理」の一例である。すなわち、ポリゴンモータM3の駆動を停止させることによって、ポリゴンモータM3へ供給する電流を低下させることができる。
通常、ヒータ14Cが遮断状態であった場合、定着器14が冷えた状態、つまり機内温度が低い状態である可能性が高くなる。そのため、電流が大きくなる第2準備時間LK2が延びて、第2準備時間LK2が終了しないうちに感光体モータの起動タイミングが到来しやすくなる。しかしながら、ポリゴンモータM3の駆動を停止させることによってプロセスモータM1の起動に伴って発生する過電流を抑制できる。
続いて、CPU31は、モータドライバ21を介して、プロセスモータM1の回転を開始させる(ステップS540:起動処理の一例)。
このように、CPU31は、第1準備時間K1が終了するタイミング(時刻t8)から第3準備時間(LK3)さかのぼったタイミングよりも早いタイミング(時刻t4)で、プロセスモータM1を起動する。これによって、定着器14の温度が画質保証温度Tfdに到達するまでにプロセスモータM1の速度を安定させることができる。そのため、定着器14の温度が画質保証温度Tfdに到達した時点でプロセスモータM1の速度が安定していない場合に比べ、画像を形成する要求を受け付けてから画像形成処理を開始するまでの時間を短縮できる。
詳細には、CPU31は、温度センサ8によって検出される定着部の温度が、温度勾配αに第3準備時間LK3を乗じて算出された温度を画質保証温度Tfdから減じた温度となるタイミングよりも早いタイミング(時刻t4)で、プロセスモータM1を起動する。すなわち、実際の定着器14の検出温度に基づいて温度勾配αが算出され、算出された温度勾配αに基づいてプロセスモータM1の起動タイミングが決定される。そのため、単に第1準備時間K1および第3準備時間LK3に基づいてプロセスモータM1の起動タイミング(時刻t4)が決定される場合と比べて、プロセスモータM1の起動タイミングがより的確になる。なお、温度勾配αは算出されるものに限られず、温度勾配αとして予め(例えば、ROM32内に)設定されたものを使用してもよい。
また、CPU31は、第3準備時間LK3の終了する時刻t5おいて、高電圧発生部25を介して帯電電圧を発生させ、帯電電圧を感光ドラム11に印加する(図5参照)。
次いで、CPU31は、ポリゴンモータM3の駆動を停止させる停止時間PK3の経過待ちをする(ステップS550)。停止時間PK3は、例えば、200ms(ミリ秒)とされる。この停止時間PK3は、プロセスモータM1の回転が安定するプロセスモータロック時間LK3より長い時間とされる。次いで、CPU31は、停止時間PK3が経過した図5の時刻t6において、モータドライバ21を介して、ポリゴンモータM3の駆動を再開させる(ステップS560)。そして、図3のステップS60の処理に戻る。ここで、プロセスモータロック時間LK3は、「感光体モータの起動タイミングから感光体モータの速度が安定するまでの第3準備時間」の一例である。
このように、本実施形態では、プロセスモータM1の回転を開始する際にポリゴンモータM3が定速回転中でない場合、ポリゴンモータM3の駆動を停止させてから、プロセスモータM1の回転が開始される。それは以下の理由による。
すなわち、図6に示されるように、ポリゴンモータM3が定速回転中でない場合は、ポリゴンモータ電流Ipの電流値は、時刻t7以降の定速回転中(回転ロック中)に比べて大きい。そのため、ポリゴンモータM3が定速回転中でない時刻t4にプロセスモータM1の回転を開始すると、図6に示されるように、プロセスモータ電流Ikとポリゴンモータ電流Ipとの合計電流Is(太い一点鎖線で示される)が、定格電流値を超える虞がある。そのため、プロセスモータM1の回転開始からプロセスモータロック時間LK3より長い時間、ポリゴンモータM3の駆動を停止させることによって、合計電流Is(太い実線線で示される)が、定格電流値を超えることを抑制することができる。言い換えれば、ポリゴンモータM3の停止時間PK3内にプロセスモータロック時間LK3が入るように、プロセスモータM1が起動されればよい。
なお、一般にモータ電流とモータ速度には対応関係があり、図6において、モータ電流はモータ速度を表していると言える。すなわち、モータ電流が変化している場合は、モータ速度も変化しており、モータ電流が一定の場合は、モータ速度が所定速度で一定である、すなわち、モータが定速回転中であると言える。また、図6において、太い破線はポリゴンモータ電流Ipを示し、細い破線はプロセスモータ電流Ikを示す。また、細い一点鎖線は、ポリゴンモータM3の駆動を停止させない場合のポリゴンモータ電流Ipを示す。
このように、CPU31は、ヒータ14Cに通電して(時刻t1)から、定着モータM2およびポリゴンモータM3を起動した(時刻t2および時刻t3)後、プロセスモータM1を起動する(時刻t4)起動処理を実行する。
なお、CPU31は、第3準備時間LK3の経過後に、すなわち、時刻t5以降において、ポリゴンモータM3の回転を制御する回転制御処理を実行するようにしてもよい。この場合、プロセスモータM1の回転開始時刻t4以前の回転制御処理において、例えば、ポリゴンモータM3の回転速度を低下させることによって、継続中の第1準備時間K1における、ポリゴンモータM3の回転音を低下させることができる。
さて、図3のステップS60に戻って、CPU31は、プロセスモータ回転処理の後に、周知のプリント処理(ステップS60:画像形成処理の一例)を行う。
なお、ポリゴンモータロック信号がHレベルとなる図5の時刻t7において、露光部12のレーザダイオードLDを点灯させる。そして、時刻t7から所定時間PK4経過後の時刻t9において、給紙ソレノイドをオンさせ、給紙を開始する。その後、転写電圧等を、高電圧発生部25を介して発生させる。ここで、所定時間PK4は、例えば、350msとされる。所定時間PK4はレーザダイオードLDの出力を安定させるためのものである。
このように、ポリゴンモータM3の駆動を一時停止した場合、所定時間PK4のために、給紙開始時刻t9が、定着器14の温度が画質保証温度Tfdに達する時刻t8より遅れが生じる可能性がある。しかしながら、ポリゴンモータM3の回転開始時刻t3をプロセスモータM1の回転開始時刻t4より早めたことによって、プロセスモータM1の起動から給紙開始までの時間を、早めることができる。
そして、時刻t9以降において、CPU31は、プロセスモータM1を用いて帯電処理および現像処理等を行い、ポリゴンモータM3を用いて露光処理を行い、定着モータM2を用いて定着処理を行う。すなわち、CPU31は、期間K1(第1準備時間)、ポリゴンモータロック時間LK2(第2準備時間)、およびプロセスモータロック時間LK3(第3準備時間)のうち、終了するタイミングが最も遅い準備時間が経過後、起動処理にて起動された各モータを用いて、シートに画像を形成する画像形成処理を実行する。なお、本実施形態において、画像形成処理の開始時刻は、定着器14の温度が画質保証温度Tfdに達する時刻t8、あるいは所定時間PK4が終了する時刻t9である。画像形成処理の後、シートは排紙される。
次いで、CPU31は、クリーニング部9を制御して、ベルト7等をクリーニングするクリーニング処理(ステップS65)を行い、次の印刷指示を受けるのを待機するアイドル状態となる(ステップS70)。次いで、CPU31は、アイドル状態となってから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS75)。アイドル状態となってから所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS75:NO)、さらにアイドル状態を続ける。
一方、アイドル状態となってから所定時間が経過したと判断した場合(ステップS75:YES)、スリープ状態へ移行し、ステップS10の処理に戻る。
4.本実施形態の効果
ヒータ14Cに通電して(時刻t1)から、定着モータM2およびポリゴンモータM3を起動した(時刻t2および時刻t3)後に、プロセスモータ(感光体モータ)M1が起動される(時刻t4)。その際、定着モータM2の起動タイミングt2から定着器14の温度が画質保証温度Tfdに到達するまでの期間(第1準備時間)K1、およびポリゴンモータロック期間(第2準備時間)LK2が、プロセスモータロック期間(第3準備時間)LK3よりも長くなる構成が加味される。そのため、プロセスモータM1を他のモータM2,M3よりも先に起動する場合に比べて、感光ドラム11の回転回数(回転期間)を低減でき、感光ドラム11の寿命を延ばすことができる。また、ポリゴンモータM3をプロセスモータM1の後に起動する場合に比べて、プロセスモータM1の起動から画像形成処理を開始するまでの準備期間PK1を短縮できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態のステップS510の判断処理において、CPU31は、プロセスモータM1の起動タイミングにおけるポリゴンモータM3の消費電力を推定する推定処理を実行し、推定処理において消費電力が所定値以上であると推定した場合、ステップS510の判断処理において否定判断するようにしてもよい。
この場合、ポリゴンモータM3の消費電力を推定することによって、判断処理を的確に行える。なお、ポリゴンモータM3の消費電力は、モータの回転速度を検出する回転速度検出センサ、モータの回転速度がロックされたかどうかを示すロック信号、電力計(あるいは電流計)等を用いて推定できる。
その際、消費電力の所定値は、ポリゴンモータM3の速度が定速時の消費電力未満に設定され、CPU31は、推定処理において、ポリゴンモータM3が定速で回転していないことを検出した場合、ポリゴンモータM3の消費電力が所定値以上であると推定するようにしてもよい。
通常、モータの特性として、起動の際の加速時(定速で回転していない時)の消費電力(電流)は、定速回転時の消費電力に比べて大きい。そのため、ポリゴンモータM3が定速で回転していないことを検出することによって、消費電力が所定値以上であると推定できる。この場合、消費電力を検出するための個別の手段を設けることなく、定速回転かどうかを検出する手段として、既設の構成から得られる、周知の、ロック信号、FG(Frequency Generator)信号、BD(Beam detect)信号、およびホール素子の信号等を利用できる。
(2)上記実施形態では、プリンタ1がスリープ状態にあるときに、すなわち、ヒータ14Cが遮断状態であるときに、印字要求を受け付けた場合を例に、本発明に係る「モータ起動処理」を説明したが、これに限られない。例えば、プリンタ1の電源投入時等においてプリンタ1が待機状態(Ready状態)にあるときに印字要求を受け付けた場合の各モータの起動においても、本発明に係る「モータ起動処理」を適用できる。なお、その場合、画質保証温度Tfdを、例えば、定着モータM2の起動時(図5の時刻t2)から6秒経過した際の定着器14の温度とするようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、プロセスモータM1の起動時刻を、図5の時刻t4とする例を示したが、これに限られない。前回の印字終了から、例えば、20分以上経過した際に、BD信号の入力周期を測定するために、ダミー印字が行われる場合、プロセスモータM1の起動時刻を、時刻t4から、例えば、500ms早めるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、画像形成装置として、電子写真方式で直接転写タイプのカラープリンタを示したが、これに限られない。本発明は、例えば、中間転写タイプや、4サイクルタイプ等の他のタイプの画像形成装置にも適用できる。さらに本発明は、カラー印刷機能を備えていない画像形成装置にも適用することができる。また、印刷ジョブとして、例えば、ファクシミリで受信したデータの印刷、原稿読取装置から読み取った原稿画像データの印刷(コピー)、外部の記憶媒体から取得したデータの印刷(ダイレクトプリント)を実行する画像形成装置などにも本発明を適用することができる。
1…プリンタ、6C…転写部、8…温度センサ、11…感光ドラム、12…露光部、13…ポリゴンミラー、14…定着部、14A…回転体、14C…ヒータ、31…CPU、35…タイマ、M1…プロセスモータ、M2…定着モータ、M3…ポリゴンモータ

Claims (5)

  1. 感光体と、
    前記感光体を回転駆動する感光体モータと、
    光ビームを発光する発光部と、
    前記発光部の発光する前記光ビームを前記感光体に向かう方向へ偏向するポリゴンミラーと、
    前記ポリゴンミラーを回転駆動するポリゴンモータと、
    前記感光体上に形成される現像剤像をシートに転写する転写部と、
    ヒータと、回転体とを有し、前記回転体によって搬送されるシート上に転写された現像剤像を、前記ヒータの熱によって定着する定着部と、
    前記回転体を回転駆動する定着モータと、
    制御部と、を備え、
    前記定着モータの起動タイミングから、前記定着部の温度が、当該画像形成装置によって形成される画像の品質を保証する温度である画質保証温度に到達するまでの第1準備時間、および前記ポリゴンモータの起動タイミングから前記ポリゴンモータの速度が安定するまでの第2準備時間は、それぞれ、前記感光体モータの起動タイミングから前記感光体モータの速度が安定するまでの第3準備時間よりも長く、
    前記制御部は、
    画像を形成する要求を受け付ける受付処理と、
    前記受付処理にて前記要求を受け付けると、前記ヒータに通電して前記定着部を昇温する温度管理処理と、
    前記温度管理処理にて前記ヒータに通電してから、前記定着モータおよび前記ポリゴンモータを起動した後、前記感光体モータを起動する起動処理と、
    前記第1ないし第3準備時間のうち、終了するタイミングが最も遅い準備時間が経過後、前記起動処理にて起動された各モータを用いて、シートに画像を形成する画像形成処理と、を実行する、画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記感光体モータを起動する際、前記感光体モータの起動タイミング前に前記第2準備時間が終了していないと判断した場合、前記ポリゴンモータへ供給する電流を減らした後に前記感光体モータを起動し、前記感光体モータの起動タイミングから前記感光体モータの速度が安定するまでの第3準備時間よりも長い期間は前記ポリゴンモータへ供給する電流を減らし、前記感光体モータの速度が安定した後に前記ポリゴンモータへ供給する電流を増やす一方、
    前記感光体モータを起動する際、前記感光体モータの起動タイミング前に前記第2準備時間が終了していると判断した場合、前記ポリゴンモータへ供給する電流を減らすことなく前記感光体モータを起動する、画像形成装置
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、
    前記ヒータへの通電状態を、前記定着部の温度を前記画質保証温度よりも低い待機温度に維持する待機状態、または遮断状態に切替える切替処理を実行し、
    前記ヒータが前記遮断状態であるときに前記要求を受け付けた場合、前記定着部の温度が前記画質保証温度よりも低い温度であって、前記回転体を回転させる温度に到達してから前記定着モータを起動する、画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、
    前記起動処理において、前記定着モータを起動した後、前記ポリゴンモータを起動する、画像形成装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、
    前記起動処理において、前記第1準備時間が終了するタイミングから前記第3準備時間さかのぼったタイミングよりも早いタイミングで、前記感光体モータを起動する、画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記定着部の温度を検出する温度センサと、
    単位時間を計測するタイマと、を備え、
    前記制御部は、
    前記温度管理処理において、前記単位時間に上昇する前記定着部の温度上昇である温度勾配を元に、
    前記温度センサによって検出される前記定着部の温度が、前記温度勾配に前記第3準備時間を乗じて算出された温度を前記画質保証温度から減じた温度となるタイミングよりも早いタイミングで、前記感光体モータを起動する、画像形成装置。
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