JP2008185906A - 画像形成装置における定着装置の温度制御方法と装置 - Google Patents

画像形成装置における定着装置の温度制御方法と装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ホットオフセットやコールドオフセット等を発生させることのない、定着装置の温度制御方法を提供する。
【解決手段】予め、定着ローラ19または定着ベルトの温度と連続画像形成枚数とに対応したヒータへの単位時間当たりの通電時間割合からなるテーブル32を用意し、電源投入から画像形成までの第1の経過時間36と、前回の画像形成に伴う定着終了時から次回の画像形成までに経過した第2の経過時間37とを測定し、該第1の経過時間と第2の経過時間とで画像形成開始時における仮想画像形成枚数を決定すると共に、該仮想画像形成枚数を画像形成枚数33として続いて行われる画像形成毎に該画像形成枚数を増加させ、この画像形成枚数と定着ローラまたは定着ベルトの温度とに基づき、テーブルから対応する単位時間当たりの通電時間割合を読み出して、定着ローラまたは定着ベルトのヒータへの単位時間当たりの通電時間割合を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置における定着装置の温度制御方法と装置に係り、特にローラやベルトを用い、熱と圧力とにより被記録材上に形成されたトナー画像を定着する定着装置における、連続画像形成による温度変動を押さえることができるようにした、画像形成装置における定着装置の温度制御方法と装置に関するものである。
電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置においては、感光体上に形成されて被記録材に転写されたトナー画像を定着するため、一般的にローラやベルトを用いて被記録材を加圧しながら熱を加えてトナー画像を溶融し、定着することが行われている。
このような定着装置においては、ヒータの配熱分布の設定にもよるが、連続画像形成を行うと被記録材に熱が奪われてローラやベルトにおける中央部の温度が低下し、定着不良が発生しやすくなる。これは、特に、ローラやベルトの幅に対して狭い幅の被記録材を定着した場合に顕著となる。そのため、ローラやベルトの通紙領域外にサーミスタなどの温度検出センサを設置して温度を測定すると共に、連続画像形成枚数が一定値を超えた段階で制御温度を上げ、定着に必要な温度となるようにすることが行われている。
しかし、制御温度を上げるということは、画像形成終了(最後の被記録材が通過し終わった)後の待機状態において、ローラやベルト表面の温度がオーバーシュートし、次の画像形成動作迄に温度が低下しないと、本来被記録材に定着されるべきトナーが定着ローラやベルト表面にオフセットし、それ以降定着装置へ送られる被記録材に付着して汚してしまうという、ホットオフセットが発生する可能性がある。
また、連続画像形成が複数回行われる様な使われ方をする場合、連続する画像形成枚数、ジョブ間の時間間隔が不定であると、定着ローラの温度がどのような状態にあるかわからないという場合が生じる。しかしながら、従来の温度制御は連続画像形成を想定した制御温度変更であるため、ジョブ間の停止時間が短い場合、例えば、1ジョブ1枚で次のジョブ間まで10秒位停止するような画像形成動作が連続して行われる場合、10秒の短いジョブ間で定着温度が落ちきらないうち、再度1枚目の設定温度で制御されるというループが成立してしまうため、設定温度を下げる制御が働かずにオーバーシュートが発生してしまう。
また、新たなジョブが始まる毎に一律に1枚目の温度に設定されてしまうような制御が行われている場合、1ジョブ毎の画像形成される連続枚数がランダムで、各ジョブが終了した時点での設定温度がそれぞれ違って加熱ローラの温度もまちまちであると、適正な温度が設定できないことで定着性不良などを引き起こすという問題も生じる。さらに逆に、タイミングが悪く被記録材が定着進入までヒータが点灯しなかった場合、トナーが溶けないことによる画像の発色不良やコールドオフセットが発生する可能性もある。
そのため例えば特許文献1には、印刷ジョブ毎に連続通紙枚数をカウントするカウント手段と、該連続通紙枚数のカウント値により段階的に制御温度を変化させる制御手段とを備え、定着終了後のオーバーシュートに対応させ、さらに、一定時間以内に次の印刷ジョブが開始される場合には、前ジョブの連続通紙枚数のカウント値を継承して温度制御し得るよう構成したり、印刷ジョブ開始時のローラの温度を検知し、その検知温度から前記制御手段の段階を決定し得るよう構成した画像形成装置が提案されている。
また特許文献2には、連続画像形成における最終ページが定着終了する前に定着装置のプリント温度調節を停止し、加熱動作を中止、もしくは後回転温調に移行して、定着ローラ温度のオーバーシュートを低減して、ユーザビリティを損なうことなく画像不良を防止するようにした画像形成装置が提案されている。
特開2004−29084号公報 特開2004−102104号公報
しかしながら特許文献1に示された画像形成装置は、連続通紙枚数のカウント値により段階的に制御温度を変化させる制御手段を備えてはいるが、この制御手段は画像形成後の定着ローラ温度のオーバーシュートを防止することが目的であり、画像形成中の温度調節は、定着ローラの検知温度に基づいて行っている。一般的に、加圧ローラを用いている定着装置では、加圧ローラの温度は加熱ローラやベルトからの熱伝導に大きく左右されて定着性が加圧ローラの温度により大きく変化するが、仮に加圧ローラの温度が高い時も低い時も加熱ローラの温度を一定となるよう制御すると、加圧ローラの温度が高い時は高温オフセット、低い時は定着不良傾向になり、安定した定着性を維持することができない。
また、被記録材に熱が奪われて加圧ローラの温度が一定温度迄低下していく連続画像形成時と、熱供給が充分で加圧ローラの温度が高い単発画像形成時とでは、同じ定着ローラ温度で制御していても定着性に差が発生する。そのため、電源投入時の加熱ローラやベルトから加圧ローラへの熱供給が充分に行われていない場合、及び連続画像形成による加圧ローラの温度が低下している場合は制御温度を高く設定する必要があるが、このように制御すると、前記と同様、ホットオフセットまたはコールドオフセットが生じる可能性がある。
また、特許文献2に示された画像形成装置は、連続画像形成における最終ページが定着終了する前に定着装置のプリント温調を停止し、加熱動作を中止、もしくは後回転温調に移行して、定着ローラ温度のオーバーシュートを低減しているだけであり、上記したように、加圧ローラを用いている定着装置における安定した定着性を維持することについては言及していない。
そのため本発明においては、コストをかけることなく画像形成スタートからの定着性を安定して維持すると共に、定着制御温度を大きく上げずに定着に必要な熱供給を画像形成条件に対して安定して与え、連続画像形成時の定着性及び連続画像形成後の次の被記録材に対しても、ホットオフセットやコールドオフセット等を発生させることなく、機内温度の上昇も抑えられるようにした、画像形成装置における定着装置の温度制御方法と装置を提供することが課題である。
上記課題を解決するため本発明における画像形成装置における定着装置の温度制御方法は、
電子写真方式で形成したトナー画像を担持した被記録材を、ヒータが配された定着ローラまたは定着ベルトとローラまたはベルト状の加圧部材で加熱、加圧して定着させる定着装置を備え、
前記定着ローラまたは定着ベルトの温度を測定して定着温度を制御するようにした画像形成装置における定着装置の温度制御方法において、
予め、前記定着ローラまたは定着ベルトの温度と連続画像形成枚数とに対応し、前記ヒータへの単位時間当たりの通電時間割合からなるテーブルを用意し、
電源投入から画像形成までの第1の経過時間と、前回の画像形成に伴う定着終了時から次回の画像形成までに経過した第2の経過時間とを測定し、該第1の経過時間と第2の経過時間とで画像形成開始時における仮想画像形成枚数を決定すると共に、該仮想画像形成枚数を画像形成枚数として続いて行われる画像形成毎に該画像形成枚数を増加させる第1のステップと、
該第1のステップで計数した前記画像形成枚数と前記定着ローラまたは定着ベルトの温度とに基づき、前記テーブルから対応する単位時間当たりの通電時間割合を読み出す第2のステップと、
該第2のステップで得られた通電時間割合に基づき、前記定着ローラまたは定着ベルトのヒータへの単位時間当たりの通電時間割合を制御し、連続画像形成により変動する前記定着ローラまたは定着ベルトの温度を制御することを特徴とする。
また、この温度制御方法を実施する画像形成装置における定着装置の温度制御装置は、
電子写真方式で形成されて被記録材に転写されたトナー画像を加熱、加圧して定着する定着装置と、
該定着装置における定着温度を制御する定着温度制御手段とを備え、
前記定着装置は、回転可能に配設されてヒータを備えた定着ローラまたは定着ベルトと、
該定着ローラまたは定着ベルトに圧接された加圧部材と、
前記定着ローラまたは定着ベルトの端部に設けられて温度を測定する温度測定手段とを有した画像形成装置における定着装置の温度制御装置において、
前記定着温度制御手段は、
画像形成枚数を計数する画像形成枚数計数手段と、
前記温度測定手段が測定した前記定着ローラまたは定着ベルトの温度と前記画像形成枚数計数手段の計数値とに対応し、前記ヒータへの単位時間当たりの通電時間割合を記憶したテーブルと、
電源投入から初回の画像形成までの経過時間を測定する第1の経過時間測定手段と、
前回の画像形成に伴う定着終了後から次回の画像形成までの経過時間を測定する第2の経過時間測定手段と、
該第1と第2の経過時間測定手段の測定結果に基づいて画像形成開始時における仮想画像形成枚数を決定すると共に、該仮想画像形成枚数を画像形成枚数計数値として続いて行われる画像形成毎に画像形成枚数計数値を増加させ、該画像形成枚数計数値に対応したヒータへの単位時間当たりの通電時間割合を前記テーブルから読みだして、前記ヒータへの通電を制御するヒータ点灯制御手段とで構成されていることを特徴とする。
このように画像形成枚数を、電源投入から初回の画像形成までの経過時間、前回の画像形成に伴う定着終了後から次回の画像形成までの経過時間により補正し、その補正した画像形成枚数と定着ローラまたは定着ベルトの温度とによりヒータへの単位時間当たりの通電時間割合を制御することで、コストをかけることなく、電源投入直後の定着ローラまたは定着ベルトの温度が上昇していない場合、前回の画像形成により定着ローラまたは定着ベルトの温度が上昇している場合など、定着ローラまたは定着ベルトがどのような温度であっても、画像形成枚数に対応し、ホットオフセットやコールドオフセット等を発生させることのない、適切な温度とする温度制御方法と装置を提供することができる。
そして、前記第1のステップにおける第1の経過時間と前記仮想画像形成枚数との対応は、前記第1の経過時間の各々に対応し、時間の経過と共に順次減少する前記仮想画像形成枚数を記憶した第2のテーブルにより行い、そのため、前記第1の経過時間測定手段の測定結果に基づく前記仮想画像形成枚との対応は、前記第1の経過時間測定手段の測定結果に対応し、時間の経過と共に前記仮想画像形成枚数を減少させて記憶した第2のテーブルとすることで、簡単で、コストのかからない温度制御方法と装置とすることができる。
また同様に、前記第1のステップにおける第2の経過時間と前記仮想画像形成枚数との対応は、前回の画像形成に伴う定着終了直後は前回の画像形成枚数を前記仮想画像形成枚数とし、その後は前記第2の経過時間に応じて前回の画像形成枚数を減少させて前記仮想画像形成枚数とする第3のテーブルを用いて行い、そのため、前記第2の経過時間測定手段の測定結果に基づく前記仮想画像形成枚数との対応は、前回の画像形成に伴う定着終了直後は前回画像形成枚数を前記仮想画像形成枚数とし、画像形成までの経過時間の増大に応じ、前回の画像形成枚数を減少させて前記仮想画像形成枚数とする第3のテーブルとすることで、簡単で、コストのかからない温度制御方法と装置とすることができる。
さらに、前記第2、第3のテーブルを含むテーブルは、前記被記録材のサイズまたは種類毎に設けたり、片面印刷、両面印刷のそれぞれに用意したり、前記画像形成装置は複数の画像形成速度を有し、それぞれの画像形成速度に対応して設けたり、前記画像形成装置は装置内部と設置環境温度を測定する第2、第3の温度測定手段を有し、前記装置内部と設置環境の温度における複数にそれぞれに対応して設けることで、さらに画像形成状態にマッチした温度制御装置を提供することができる。
このように本発明によれば、コストをかけることなく、電源投入直後の定着ローラまたは定着ベルトの温度が上昇していない場合、前回の画像形成により定着ローラまたは定着ベルトの温度が上昇している場合など、定着ローラまたは定着ベルトがどのような温度であっても、画像形成枚数に対応し、画像形成後のオーバーシュートを低く抑えてホットオフセットやコールドオフセット等を発生させることのなく、定着部材の耐久性を向上させながら適切な温度とする温度制御方法と装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明を実施する画像形成装置の一例を概略的に示す断面図と、制御回路のブロック図である。この図1に示された画像形成装置は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色に対応して設けられた10M、10C、10Y、10Kで示す複数の感光体を、中間転写ベルト12の走行方向に配したタンデム型カラー画像形成装置であるが、本発明は、単一の感光体に順次各色のトナー画像を形成する形式のカラー画像形成装置や、モノクロの画像形成装置等にも応用できることはあきらかである。
この図1に示したタンデム型カラー画像形成装置において、中間転写ベルト12は駆動ローラ13、クリーニング対向ローラ14、バックアップローラ15に張架され、駆動ローラ13の駆動によって実線矢印25で示す方向に回転駆動される。各感光体10M、10C、10Y、10Kは、中間転写ベルト12の搬送方向上流側から順次この順で配置され、それぞれの感光体には、図示はしていないが帯電装置、ポリゴンミラーや発光ダイオードなどを用いた露光装置、現像装置、クリーニング装置、除電装置などが対応して設けられている。
この画像形成装置がプリンタの場合、例えば外部コンピュータから送られる画像形成データ41が、CPU40から画像形成制御回路39に送られて前記した、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色のデータに分けられる。それが済むとCPU40は、画像形成制御回路39に指示し、図示していない帯電装置によって各感光体10M、10C、10Y、10Kの表面を一様に帯電させ、各色に分けられた画像形成データにより、図示していない露光装置で各感光体ドラム10M、10C、10Y、10Kを露光して静電潜像を形成する。
そして、現像装置(図示せず)によって各感光体10M、10C、10Y、10K上の静電潜像が現像され、それぞれマゼンタ(M)トナー画像、シアン(C)トナー画像、イエロー(Y)トナー画像、及びブラック(K)トナー画像が形成される。
一方、各感光体10M、10C、10Y、10Kには、それぞれ中間転写ベルト12を挟んで1次転写ローラ11M、11C、11Y、11Kが対向しており、感光体ドラム10M、10C、10Y、10K上の各色トナー画像は、これら1次転写ローラ11M、11C、11Y、11Kによって中間転写ベルト12に順次転写され、中間転写ベルト12上にカラートナー画像が形成される。
するとCPU40は、図示しない給紙装置から被記録材を取り出すよう指示し、その被記録材は、被記録材搬送路(図示せず)を介してレジストローラ対17に搬送される。そしてレジストローラ対17の上流側に配置されたレジストセンサ18で被記録材が検知されると、中間転写ベルト12上のトナー画像が2次転写ローラ16のある2次転写位置に至るタイミングに合わせ、レジストローラ対17が駆動されて2次転写位置に被記録材が搬送される。
2次転写位置の2次転写ローラ16は、中間転写ベルト12を挟んでバックアップローラ15と対向する位置に配され、中間転写ベルト12上のトナー画像は搬送されてくる被記録材に2次転写される。そしてこのトナー画像が転写された被記録材は、定着ローラ19、加圧ローラ20を備える定着装置に送られ、ここで、被記録材上のトナー像が定着されて図示しない排紙トレイに排紙される。なお、2次転写後、中間転写ベルト12はクリーニング対向ローラ14と対向した位置にあるクリーニングユニット14aによってクリーニングされる。
図2は、定着装置を構成する定着ローラ19、加圧ローラ20、サーミスタなどの温度センサ21を示した斜視図である。定着ローラ19は、アルミニウムなどの中空パイプの上にシリコーンゴム弾性層、PFAチューブからなる離型層を設けてある。そして内部には、例えば熱源としてのハロゲンヒータ22が内蔵され、図1におけるヒータ点灯制御回路31から印加される電力により温度が上昇する。
トナー画像が転写された被記録材23は、定着ローラ19、加圧ローラ20によって作られるニップ部に矢印24方向から送り込まれ、トナー画像が被記録材23上に融着させられる。この定着ローラ19の温度は、被記録材が通過する部分以外の端部に設置されて表面に接触したサーミスタなどの温度センサ21により検出され、図1におけるヒータ点灯制御回路31に送られて、定着ローラ19が定着可能な所定温度に制御される。
なお、この図1、図2に示した画像形成装置における定着装置は、定着ローラ19と加圧ローラ20を用いた場合を例に説明してきたが、本発明は定着ベルトを用いたり、ベルト状の加圧部材を用いた定着装置でも全く同様に応用できる。
以上が本発明を実施する画像形成装置とその定着装置の概略とその動作であるが、図2に示した定着ローラ19は、温度センサ21からの信号で例えば200msec毎に温度が確認され、それによって単位時間当たりの通電時間を決定する方法で温度制御を行っている。これは、周期を長く設定することでヒータを連続して点灯させ、フリッカー等に対して低コストで対応できるようにするためである。
このような画像形成装置で連続画像形成を行うと、前記したように定着ローラ19から被記録材23に熱が奪われ、定着ローラ19の温度は低下していく。画像形成速度が遅く、ヒータ22の制御周期と熱量の供給がバランスを保っている場合は問題ないが、通常は熱量の供給が追いつかない。そのため連続画像形成枚数が多くなると、定着ローラ19における温度センサ21が設置された端部と中央部とで温度差が発生し、中央部の温度が低下していくため、制御温度を上げる等の補正を行う必要がある。
この場合、制御温度を高く設定していると、画像形成終了のタイミングによってはオーバーシュートが発生しやすく、定着ローラ19のシリコーンゴムの劣化及び機内温度上昇等の悪影響が発生する。
そのため本発明においては、表1の連続画像形成枚数(n)とヒータ点灯時間の関係に示したように、定着ローラ19における温度センサ21の指示値(表1における制御温度)と画像形成枚数(n)に基づき、連続画像形成枚数(n)が増えるにつれ、定着ローラ19内のヒータ22における単位時間当たりの通電時間割合を増やすように制御し、画像形成に必要な熱量を定着ローラ19に供給すると共に、画像形成が終了して定着ローラ19への熱供給が必要なくなった場合、瞬時に供給を停止することで温度上昇を抑えられるようにしたものである。この表1において制御温度(℃)は、上記したように定着ローラ19における温度センサ21の指示値であり、画像形成枚数(n)は連続画像形成枚数で、表中の数値は単位時間当たりの通電時間割合を%で示したものである。
Figure 2008185906
今例えば、定着ローラ19における温度センサ21の指示値(表1における制御温度)が170℃である場合、画像形成枚数(n)が1枚から10枚の間はヒータ22の単位時間当たりの通電時間割合(点灯時間割合)を20%にする。そして画像形成枚数(n)が増加し、11枚から20枚の間は同じく通電時間割合を30%に、21枚から30枚の間は同じく通電時間割合を40%にする。なお、定着ローラ19の目標温度は、例えば用紙として90g/mの紙(例えば、商品名:ColorCopy90)を使用した場合、約170℃である。
このようにすることで、前記したように定着ローラ19から被記録材23に熱が奪われ、定着ローラ19の温度が低下していく場合でも、ヒータ22の単位時間当たりの通電時間割合が画像形成枚数の増加に応じて増えていくから、定着ローラ19へ供給される熱量は増加していき、定着ローラ19の温度が低下することでコールドオフセットが発生するなどの事態は避けることができる。また、定着ローラ19へ供給される熱量は被記録材23により奪われる熱量であるから、定着ローラ19がオーバーヒートすることを防止でき、かつ、画像形成が終了した場合はヒータ22への通電を切ることで、ホットオフセットの発生をも防止することができる。
また、電源投入時や、省エネルギーモードによって定着ローラ19のヒータ22への通電が切られている状態からの復帰時などは、加圧ローラの温度が低いため、通常の待機状態に較べて定着ローラ19の温度が低くなるが、この場合は、表2に示したように、電源投入または省エネモードからの復帰時からの経過時間により、連続画像形成が既に行われたと仮定して、時間に応じた仮想画像形成枚数を表1の画像形成枚数(n)に加えて補正ができるようにした。
この表2において電源投入からの時間(t)は、上記した電源投入または省エネモードからの復帰時からの経過時間であり、補正画像形成枚数(a)は、連続画像形成が既に行われたと仮定し、表1における画像形成枚数(n)に加える時間に応じた仮想画像形成枚数である。
Figure 2008185906
例えば電源投入から30秒後に画像形成が行われたとした場合、この表2から画像形成時の仮想画像形成枚数を15枚とし、定着ローラ19における温度センサ21の指示値が166℃であれば、この制御温度166℃と仮想画像形成枚数の15枚とにより、前記表1の制御温度166℃で、画像形成枚数(n)が11〜20における70%がヒータ22の単位時間当たりの通電時間割合となるわけである。
また、連続画像形成を行った後でさらに新たな画像形成を行う場合、その間隔が短いと、前記したように前回の画像形成枚数によっては定着ローラ19から被記録材23に熱が奪われていて、定着ローラ19の温度が低下している可能性がある。そのため本発明においては表3に示したように、前回の画像形成からの経過時間が短い場合、前回画像形成時の画像形成枚数をそのまま継承させて定着ローラ19の温度低下に対処させ、時間が経過すれば定着ローラ19の温度が制御温度に戻ると考えて、経過時間に対応させて前回画像形成時の画像形成枚数を減少させるようにした。
Figure 2008185906
この表3に於いて、前回の定着終了からの時間(t)は前回画像形成時の定着が終了してからの時間であり、補正画像形成枚数(b)は、前回画像形成枚数計数値から引く値である。すなわち、前回画像形成時の画像形成枚数が例えば50枚であり、その前回画像形成時の定着終了から15秒後に新たな画像形成を開始した場合、50枚から10枚を引いた40枚の画像形成に続いて新たな画像形成が行われる、として前記表1における画像形成枚数(n)を40枚とし、例えば定着ローラ19の温度が172℃であれば、単位時間当たりの通電時間割合を30%でヒータ22を通電制御するわけである。
以上が本発明になる画像形成装置における定着装置の温度制御方法の概略であるが、次に図3のフロー図と図1のブロック図を用い、本発明を更に詳細に説明する。それに先立ち、まず図1のブロック図を説明すると、30は以上の制御を行う定着温度制御回路であり、31は前記した単位時間あたりの通電割合で定着ローラ19のヒータ22に通電する制御を行うヒータ点灯制御回路である。
このヒータ点灯制御回路31は、前記した表1の連続画像形成枚数(n)とヒータ点灯時間の関係を記憶したヒータ点灯時間割合テーブル32と、画像形成枚数のカウンタ33とによって単位時間あたりの通電割合を取得し、この通電割合で定着ローラ19内のヒータ22に通電して、現在の定着ローラ19の温度gに最も適した熱量を供給するようになっている。なお、このヒータ点灯制御回路31による通電割合の制御は、例えば交流電流の所定時間あたりの点灯波数の制御、交流電流の点弧位相若しくは消弧位相の制御、パルスデューティ比を上記通電割合としたパルス状電圧を印加することなどで行う。
そして画像形成枚数カウンタ33の計数値は、前記表2の電源投入からの時間と補正画像形成枚数(a)との関係を示した画像形成枚数補正テーブルII34、同じく前記表3の定着終了からの時間と補正画像形成枚数(b)との関係を示した画像形成枚数補正テーブルIII35によって補正される。また、これら画像形成枚数補正テーブルII34、画像形成枚数補正テーブルIII35は、電源投入後からの経過時間を計数する電源投入後時間カウンタI36、前回画像形成後の経過時間を計数する前回画像形成後時間カウンタII37の値によって補正値が選択される。
そして、38は温度センサ21からの信号を温度情報とする定着温度センサ回路、39は前記したようにコンピュータなどから送られてくる画像形成データ41を、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色のデータに分け、各感光体ドラム10M、10C、10Y、10K上にそれぞれの色のトナー画像を形成する制御を行う画像形成制御回路、40はこれらの制御を行うCPU、42は画像形成装置内部の温度を計測する装置内部温度センサ、43は画像形成装置を設置した環境の温度を測定する環境温度センサである。
このように構成した本発明になる画像形成装置における定着装置の温度制御装置において、図3のステップS11で電源が投入されると、まずステップS12で画像形成枚数カウンタ33の画像形成枚数nが0とされる。そしてステップS13で、電源投入後時間カウンタI36により電源投入からの経過時間tの計測が開始され、ステップS14でCPU40から指示を受けた画像形成制御回路39により画像形成が開始される。
そしてそのとき、ステップS15で電源投入後時間カウンタI36から電源投入からの経過時間tが取得され、ステップS16でその取得した経過時間tが40秒以上経っているか否かが判断される。これは前記表2から分かるように、電源投入からの時間が40秒以上経過している場合はステップS17に進んで第1の補正画像形成枚数(a)を0とするためで、40秒以下の場合はステップS18に進み、画像形成枚数補正テーブルII34から電源投入からの経過時間tに対する第1の補正画像形成枚数(a)が取得される。
次にステップS19で、電源投入後の画像形成が初めてか否かが判断され、初めての場合はステップS20に進んで第2の補正画像形成枚数(b)が0とされて、処理がステップS25に進む。また、電源投入後の画像形成が初めてで無い場合はステップS21に進み、前回画像形成後時間カウンタII37から前回の定着終了からの経過時間tが取得され、さらにステップS22でこの経過時間tが30秒以上経っているか否かが判断される。これは前記表3から分かるように、前回の定着終了からの経過時間tが30秒以上経っている場合、ステップS23に進んでこれからの画像形成に際して前回の画像形成枚数(n)を0にリセットするためである。
また、前回の定着終了からの経過時間tが30秒以上経っていない場合、処理がステップS24に進んで画像形成枚数補正テーブルIII35から、この経過時間tに対応する第2の補正画像形成枚数(b)が取得される。そして次のステップS25で、先に取得した第1の補正画像形成枚数(a)とこの第2の補正画像形成枚数(b)とを用い、前回の画像形成枚数(n)(但しこのnは、前回の定着終了からの経過時間tが30秒以上経っている場合は0)に1と第1の補正画像形成枚数(a)が加えられ、第2の補正画像形成枚数(b)が減じられて、今回の画像形成に際しての仮想画像形成枚数(n)が算出される。
そして次のステップS26で、定着温度センサ回路38が温度計測用の温度センサ21で定着ローラ19の温度gを取得し、更に次のステップS27で、前記表1に示したヒータ点灯時間割合テーブル32から、これら仮想画像形成枚数(n)と定着ローラ19の温度gとに対応した定着ローラ19内のヒータ22における単位時間当たりの通電時間割合m(%)が取得される。
そのためヒータ点灯制御回路31は、ステップS28で、この得られた単位時間当たりの通電時間割合m(%)により定着ローラ19内のヒータ22への通電を行い、現在の定着ローラ19の温度gに最も適した熱量を供給する。
そして次のステップS29で、まだ画像形成を行うか否かが判断され、行う場合はステップS30で画像形成枚数カウンタ33の値が1つ増加され、ステップS26に戻って同じ処理が繰り返される。また、画像形成を終了する場合はステップS31に進み、前回画像形成後時間カウンタII37の計数、すなわち定着終了からの経過時間tの計測が開始されて次の画像形成のための用意がなされる。そして次のステップS32で次の画像形成指示があったか否かが判断され、あった場合はステップS14に戻って以上説明した処理が繰り返され、無い場合はステップS31に戻って定着終了からの経過時間tの計測が進められる。
なお、定着に必要な熱量は、被記録材のサイズ及び種類、すなわちA3、B4、A4、B5などのサイズや、通常のコピー紙、封筒や葉書などの通常よりは厚手の用紙、OHP用紙などの特殊紙などによって異なるから、前記表1に対応するヒータ点灯時間割合テーブル32、表2に対応する画像形成枚数補正テーブルII34、表3に対応する画像形成枚数補正テーブルIII35をこれら被記録材のサイズ及び種類毎に設け、画像形成装置の制御パネルからの信号で切り換えられるようにすると、より効果的である。
また、定着に必要な熱量は、例えば片面印刷、両面印刷などの印刷モードや、画像形成装置が複数の画像形成速度(線速)を有している場合はそれぞれの画像形成速度毎、また、装置内部温度センサ42、環境温度センサ43によって計測される画像形成装置内部の温度や画像形成装置の設置環境の温度によっても異なってくるから、前記表1に対応するヒータ点灯時間割合テーブル32、表2に対応する画像形成枚数補正テーブルII34、表3に対応する画像形成枚数補正テーブルIII35を、これら印刷モード、の画像形成速度(線速)、画像形成装置内部の温度や画像形成装置の設置環境の温度毎に設け、画像形成装置の制御パネルからの信号で切り換えられるようにすると、さらに一層効果的である。
また、以上の説明では、定着ローラ19内部のヒータ22としてハロゲンヒータの場合を例とし、画像形成枚数に対する点灯時間割合で定着ローラ19への供給熱量を制御するよう説明したが、異なる熱源を使用した場合、電力量を変化させる方法をとっても良いことはもちろんである。
以上種々述べてきたように本発明になる画像形成装置における定着装置の温度制御方法と装置は、画像形成枚数を電源投入から初回の画像形成までの経過時間、前回の画像形成に伴う定着終了後から次回の画像形成までの経過時間により補正し、その補正した画像形成枚数と定着ローラまたは定着ベルトの温度とによりヒータへの単位時間当たりの通電時間割合を制御することで、コストをかけることなく、電源投入直後の定着ローラまたは定着ベルトの温度が上昇していない場合、前回の画像形成により定着ローラまたは定着ベルトの温度が上昇している場合など、定着ローラまたは定着ベルトがどのような温度であっても、画像形成枚数に対応し、ホットオフセットやコールドオフセット等を発生させることのない、適切な温度とする温度制御方法と装置を提供することができる。
本発明によれば、コストをかけることなく、主従の要因で変化する定着ローラまたは定着ベルトの温度を確実に制御でき、ホットオフセットやコールドオフセット等を発生させることのない定着装置を備えた、画像形成装置を提供することができる。
本発明を実施する画像形成装置の一例を概略的に示す断面図と、制御回路のブロック図である。 定着装置を構成する定着ローラ19、加圧ローラ20、サーミスタなどの温度センサ21を示した斜視図である。 本発明になる画像形成装置における定着装置の温度制御方法のフロー図である。
符号の説明
10M、10C、10Y、10K 感光体
11M、11C、11Y、11K 1次転写ローラ
12 中間転写ベルト
13 駆動ローラ
14 クリーニング対向ローラ
15 バックアップローラ
16 2次転写ローラ
17 レジストローラ対
18 レジストセンサ
19 定着ローラ
20 加圧ローラ
21 温度センサ
22 ヒータ
23 被記録材
24 被記録材搬送方向
25 中間転写ベルト走行方向
30 定着温度制御回路
31 ヒータ点灯制御回路
32 ヒータ点灯時間割合テーブル
33 画像形成枚数カウンタ
34 画像形成枚数補正テーブルII
35 画像形成枚数補正テーブルIII
36 電源投入後時間カウンタI
37 前回画像形成後時間カウンタII
38 定着温度センサ回路
39 画像形成制御回路
40 CPU
41 画像形成データ
42 装置内部温度センサ
43 環境温度センサ

Claims (10)

  1. 電子写真方式で形成したトナー画像を担持した被記録材を、ヒータが配された定着ローラまたは定着ベルトとローラまたはベルト状の加圧部材で加熱、加圧して定着させる定着装置を備え、
    前記定着ローラまたは定着ベルトの温度を測定して定着温度を制御するようにした画像形成装置における定着装置の温度制御方法において、
    予め、前記定着ローラまたは定着ベルトの温度と連続画像形成枚数とに対応し、前記ヒータへの単位時間当たりの通電時間割合からなるテーブルを用意し、
    電源投入から画像形成までの第1の経過時間と、前回の画像形成に伴う定着終了時から次回の画像形成までに経過した第2の経過時間とを測定し、該第1の経過時間と第2の経過時間とで画像形成開始時における仮想画像形成枚数を決定すると共に、該仮想画像形成枚数を画像形成枚数として続いて行われる画像形成毎に該画像形成枚数を増加させる第1のステップと、
    該第1のステップで計数した前記画像形成枚数と前記定着ローラまたは定着ベルトの温度とに基づき、前記テーブルから対応する単位時間当たりの通電時間割合を読み出す第2のステップと、
    該第2のステップで得られた通電時間割合に基づき、前記定着ローラまたは定着ベルトのヒータへの単位時間当たりの通電時間割合を制御し、連続画像形成により変動する前記定着ローラまたは定着ベルトの温度を制御することを特徴とする画像形成装置における定着装置の温度制御方法。
  2. 前記第1のステップにおける第1の経過時間と前記仮想画像形成枚数との対応は、
    前記第1の経過時間の各々に対応し、時間の経過と共に順次減少する前記仮想画像形成枚数を記憶した第2のテーブルにより行うことを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置における定着装置の温度制御方法。
  3. 前記第1のステップにおける第2の経過時間と前記仮想画像形成枚数との対応は、
    前回の画像形成に伴う定着終了直後は前回の画像形成枚数を前記仮想画像形成枚数とし、その後は前記第2の経過時間に応じて前回の画像形成枚数を減少させて前記仮想画像形成枚数とする第3のテーブルにより行うことを特徴とする請求項1または2に記載した画像形成装置における定着装置の温度制御方法。
  4. 電子写真方式で形成されて被記録材に転写されたトナー画像を加熱、加圧して定着する定着装置と、
    該定着装置における定着温度を制御する定着温度制御手段とを備え、
    前記定着装置は、回転可能に配設されてヒータを備えた定着ローラまたは定着ベルトと、
    該定着ローラまたは定着ベルトに圧接された加圧部材と、
    前記定着ローラまたは定着ベルトの端部に設けられて温度を測定する温度測定手段とを有した画像形成装置における定着装置の温度制御装置において、
    前記定着温度制御手段は、
    画像形成枚数を計数する画像形成枚数計数手段と、
    前記温度測定手段が測定した前記定着ローラまたは定着ベルトの温度と前記画像形成枚数計数手段の計数値とに対応し、前記ヒータへの単位時間当たりの通電時間割合を記憶したテーブルと、
    電源投入から初回の画像形成までの経過時間を測定する第1の経過時間測定手段と、
    前回の画像形成に伴う定着終了後から次回の画像形成までの経過時間を測定する第2の経過時間測定手段と、
    該第1と第2の経過時間測定手段の測定結果に基づいて画像形成開始時における仮想画像形成枚数を決定すると共に、該仮想画像形成枚数を画像形成枚数計数値として続いて行われる画像形成毎に画像形成枚数計数値を増加させ、該画像形成枚数計数値に対応したヒータへの単位時間当たりの通電時間割合を前記テーブルから読みだして、前記ヒータへの通電を制御するヒータ点灯制御手段とで構成されていることを特徴とする画像形成装置における定着装置の温度制御装置。
  5. 前記第1の経過時間測定手段の測定結果に基づく前記仮想画像形成枚との対応は、
    前記第1の経過時間測定手段の測定結果に対応し、時間の経過と共に前記仮想画像形成枚数を減少させて記憶した第2のテーブルであることを特徴とする請求項4に記載した画像形成装置における定着装置の温度制御装置。
  6. 前記第2の経過時間測定手段の測定結果に基づく前記仮想画像形成枚数との対応は、
    前回の画像形成に伴う定着終了直後は前回画像形成枚数を前記仮想画像形成枚数とし、画像形成までの経過時間の増大に応じ、前回の画像形成枚数を減少させて前記仮想画像形成枚数とする第3のテーブルであることを特徴とする請求項4または5に記載した画像形成装置における定着装置の温度制御装置。
  7. 前記第2、第3のテーブルを含むテーブルは、前記被記録材のサイズまたは種類毎に設けられていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載した画像形成装置における定着装置の温度制御装置。
  8. 前記第2、第3のテーブルを含むテーブルは、片面印刷、両面印刷のそれぞれに用意されていることを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載した画像形成装置における定着装置の温度制御装置。
  9. 前記画像形成装置は複数の画像形成速度を有し、前記第2、第3のテーブルを含むテーブルは、それぞれの画像形成速度に対応して設けられていることを特徴とする請求項4乃至8のいずれかに記載した画像形成装置における定着装置の温度制御装置。
  10. 前記画像形成装置は装置内部と設置環境温度を測定する第2、第3の温度測定手段を有し、前記第2、第3のテーブルを含むテーブルは、前記装置内部と設置環境の温度における複数にそれぞれに対応して設けられていることを特徴とする請求項4乃至9のいずれかに記載した画像形成装置における定着装置の温度制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015052766A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 株式会社リコー 定着装置、画像形成装置、定着方法、及びプログラム
US10739710B2 (en) * 2018-04-17 2020-08-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus that determines a control target temperature based on a history of a coverage ratio

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