JP2013182063A - 画像形成装置およびその動作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の装置に電力が一斉に供給される場合の消費電力を低減できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】電力が供給されたことに応じて印刷に係る準備動作を開始する印刷準備動作部を備えた画像形成装置において、画像形成装置は、当該画像形成装置に電力が供給された時から印刷準備動作部による前記準備動作の開始を遅延させる第1遅延時間(Lmax/TUDmax)を、ユーザによって設定されるためのユーザインターフェース部と、ユーザインターフェース部を介してユーザによって設定された第1遅延時間(Lmax/TUDmax)を記憶する記憶部とを備える。印刷準備動作部は、記憶部に記憶された第1遅延時間(Lmax/TUDmax)に基づいて準備動作を開始する(S90)。
【選択図】図3

Description

本発明は画像形成装置およびその動作方法に関し、詳しくは、画像形成装置を複数台使用される場合において合計消費電力を低減させる技術に関する。
従来、画像形成装置を複数台使用される場合において消費電力を低減させる技術として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。その特許文献においては、他の画像形成装置から取得された情報に基づいて、節電モードである他の画像形成装置が存在しないこと、すなわち、他の画像形成装置が全て通常モードであることを確認した場合に、自装置が節電モードとなるようにする技術が記載されている。
特開2010−149436号公報
ところで、停電のように他の装置と共に電源が一斉に切断された後、切断からの復帰により電源から電力が複数の装置に一斉に供給される場合、画像形成装置のウォームアップが他の画像形成装置のウォームアップと同時期に実行され、消費電力が増大するという問題があった。
本発明は、複数の装置に電力が一斉に供給される場合の消費電力を低減できる画像形成装置を提供するものである。
本明細書によって開示される画像形成装置は、電力が供給されたことに応じて印刷に係る準備動作を開始する印刷準備動作部を備えた画像形成装置において、当該画像形成装置に電力が供給された時から前記印刷準備動作部による前記準備動作の開始を遅延させる第1遅延時間を、ユーザによって設定されるためのユーザインターフェース部と、前記ユーザインターフェース部を介してユーザによって設定された前記第1遅延時間を記憶する記憶部とを備え、前記印刷準備動作部は、前記記憶部に記憶された前記第1遅延時間に基づいて前記準備動作を開始する。
本構成によれば、電源スイッチがオンされたことに応じて準備動作を開始する印刷準備動作部、例えば、定着器のヒータの動作は、ユーザ設定による第1遅延時間に基づいて、画像形成装置への電力供給と同時に開始されない。その際、第1遅延時間はユーザ毎に設定可能であるため、その時間値が同一になる確率は低く、分散される確率が高い。それにより、同一職場に画像形成装置が複数台設置される場合において、画像形成装置に同時に電力供給される場合であっても印刷準備動作部の動作の開始時間が分散される。そのため、停電後の電力復帰時のように、複数の画像形成装置への電力供給が同時に開始される場合であっても、電力供給開始時の合計電力が低減される。すなわち、複数の画像形成装置に電力が一斉に供給される場合の消費電力を低減できる。
上記画像形成装置において、前記第1遅延時間とは個別であって、ユーザ設定によらない第2遅延時間を設定する設定部をさらに備え、前記印刷準備動作部は、前記第1遅延時間および前記第2遅延時間に基づいて前記準備動作を開始するようにしてもよい。
本構成によれば、ユーザ設定によらない第2遅延時間が設定される。そのため、第2遅延時間を、例えば、印刷指令を受け取る状況に応じて設定変更することによって、印刷状況を反映した遅延時間の後に、印刷準備動作部の準備動作を開始させることができる。
また、上記画像形成装置において、前記設定部は、印刷指令を受け取る状況に応じて前記第2遅延時間を設定するようにしてもよい。
本構成によれば、印刷指令を受け取る状況、例えば、印刷頻度、あるいは電力供給時から最初に印刷指令を受け取るまでの時間は、画像形成装置が設置される環境が変われば変化する。そのため、印刷指令を受け取る状況に応じて第2遅延時間を変更することによって、印刷処理時間が不要に長くなることが抑制される。
また、上記画像形成装置において、前記印刷指令を受け取る印刷頻度を計測する計測部をさらに備え、前記設定部は、前記計測部により計測された前記印刷頻度に応じて前記第2遅延時間を設定し、前記印刷頻度が高いほど前記第2遅延時間を短くするようにしてもよい。
印刷頻度は画像形成装置ごとに異なる可能性が高い。そのため、第2遅延時間を印刷頻度に応じて変更することによって、電力が一斉に供給されても消費電力が集中して増大することを好適に抑制できる。また、印刷頻度が高いほど動作遅延時間が短くされるため、印刷処理時間が不要に長くなることが抑制される。
また、上記画像形成装置において、前記計測部は、前記電力の供給開始時刻から前記印刷指令を受け取るまでの経過時間を計測し、前記設定部は、前記経過時間に基づいて前記第2遅延時間を設定するようにしてもよい。
本構成によれば、印刷指令を受け取るまでの経過時間を考慮して第2遅延時間が設定されるため、第2遅延時間が印刷処理に対して最適化される。
また、上記画像形成装置において、前記第1遅延時間は、最低遅延時間と最大遅延時間との間の所定時間範囲の中から設定され、前記印刷準備動作部は、前記最低遅延時間が経過するまで前記準備動作を開始しないようにしてもよい。
本構成によれば、第2遅延時間が極端に短く設定され、第1遅延時間の最低遅延時間より短くなる場合であっても、印刷準備動作部が準備動作を開始するまでの所定の時間(最低遅延時間)が確実に確保される。また、最低遅延時間中、例えば、電力の供給がされた時点で印字指令が出されても、印字指令に応じて印刷準備動作が開始してしまうことを抑制することができ、電力の供給がされた時点での電力負荷を確実に分散できる。
また、上記画像形成装置において、当該画像形成装置への電力供給の遮断モードが、短時間遮断モードか長時間遮断モードかを判定する判定部と、前記第1遅延時間は、最大遅延時間として設定され、かつ前記遮断モードが前記短時間遮断モードであると判定された場合に適用される短時間用最大遅延時間と、前記遮断モードが前記長時間遮断モードであると判定された場合に適用される長時間用最大遅延時間とを含み、前記最大遅延時間として、前記判定部によって判定された遮断モードに応じた最大遅延時間を選択する選択部とをさらに備え、前記印刷準備動作部は、選択された最大遅延時間に基づいて前記準備動作を開始するようにしてもよい。
画像形成装置への電力供給が瞬停の後に再開された場合と、一晩おいて画像形成装置への電力供給が再開された場合とでは、印刷準備動作部に準備動作を開始させる条件が異なる場合がある。例えば、印刷準備動作部が定着器のヒータである場合であって、瞬停後に再加熱する場合、ヒータ温度の低下を防ぐために遅延時間はほぼゼロであることが好ましい。そのため、本構成のように電力遮断時間に応じて準備動作開始の遅延時間を変更することにより、無駄な電力消費を抑制できる。
また、上記画像形成装置において、前記印刷準備動作部は、前記選択された最大遅延時間および前記第2遅延時間に基づいて前記準備動作を開始するようにしてもよい。
本構成によれば、遮断時間の長短に応じた第1遅延時間の最大遅延時間と、ユーザ設定によらない第2遅延時間とに基づいて、印刷準備動作部の準備動作を開始させることができる。
また、上記画像形成装置において、前記第1遅延時間は、前記遮断モードが前記短時間遮断モードであると判定された場合に適用される短時間用最低遅延時間と、前記遮断モードが前記長時間遮断モードであると判定された場合に適用される長時間用最低遅延時間とを含み、前記選択部は、最低遅延時間として、前記判定部によって判定された遮断モードに応じた最低遅延時間を選択するようにしてもよい。
本構成によれば、遮断時間の長短に応じて、最低遅延時間を設定することができる。
また、上記画像形成装置において、前記設定部は、電力遮断時間が短いほど前記第2遅延時間を短く設定するようにしてもよい。
電力遮断時間が短いほど、遮断前の状態が維持されるため、電力遮断時間が短いほど第2遅延時間を短くした方が、電力遮断前の状態に迅速に復帰できる。
また、上記画像形成装置において、当該画像形成装置は印刷可能な通常動作モードと、通常動作モードより電力消費の少ない節電モードとを有し、前記設定部は、前記節電モード中において、該画像形成装置への電力遮断が短時間遮断であると判定した場合、前記遮断モードを前記長時間遮断モードと判定するようにしてもよい。
本構成によれば、節電モード中に電力が瞬時遮断された場合、すぐに印刷を行う必要はないため、長時間用の遅延時間に設定して無駄な電力消費を抑制できる。
また、上記画像形成装置において、前記印刷準備動作部は、前記第1遅延時間中または前記第2遅延時間中にユーザインターフェース部を介して印刷指令が入力された場合、前記準備動作を開始するようにしてもよい。
本構成によれば、印刷指令に応じて遅延時間が短縮されるため、印刷処理時間が不要に長くなることを防止できる。
また、上記画像形成装置において、被記録媒体に形成された現像剤像を定着させる定着器を備え、前記印刷準備動作部は前記定着器を含み、前記準備動作は、前記定着器を予熱する動作である構成としてもよい。
定着器の予熱時、特に予熱開始時は大きな電力を消費する。そのため、予熱開始タイミングを動作遅延時間によって画像形成装置毎にずらすことによって、複数の画像形成装置に電力が一斉に供給される場合の消費電力を好適に低減できる。
また、本明細書によって開示される画像形成装置の動作方法は、電力が供給されたことに応じて印刷に係る準備動作を開始する印刷準備動作部と、ユーザインターフェース部とを備えた画像形成装置の動作方法であって、当該画像形成装置に電力が供給された時から前記印刷準備動作部による前記準備動作の開始を遅延させる第1遅延時間を、前記ユーザインターフェース部を介してユーザによって設定する設定工程と、ユーザによって設定された前記第1遅延時間に基づいて前記印刷準備動作部が動作を開始する開始工程とを含む。
上記画像形成装置の動作方法において、前記第1遅延時間とは個別であって、ユーザ設定によらない第2遅延時間を設定する設定工程をさらに含むようにしてもよい。
また、前記設定工程において、印刷指令を受け取る状況に応じて前記第2遅延時間が設定されるようにしてもよい。
また、上記画像形成装置の動作方法において、当該画像形成装置への電力供給の遮断モードが、短時間遮断モードか長時間遮断モードかを判定する判定工程と、前記第1遅延時間は、最大遅延時間として設定され、かつ前記遮断モードが前記短時間遮断モードであると判定された場合に適用される短時間用最大遅延時間と、前記遮断モードが前記長時間遮断モードであると判定された場合に適用される長時間用最大遅延時間とを含むものであり、前記最大遅延時間として、前記判定工程によって判定された遮断モードに応じた最大遅延時間を選択する選択工程とをさらに含み、前記開始工程において、前記印刷準備動作部は、選択された最大遅延時間に基づいて前記準備動作を開始するようにしてもよい。
また、前記開始工程において、前記印刷準備動作部は、前記第1遅延時間中または前記第2遅延時間中に前記ユーザインターフェース部を介して印刷指令が入力された場合、前記準備動作を開始するようにしてもよい。
本発明の画像形成装置によれば、複数の装置に電力が一斉に供給される場合の消費電力を低減できる。
一実施形態に係るプリンタの概略構成を示す側断面図 プリンタの電気的構成の概略的な構成を示すブロック図 ウォーミングアップ開始処理を概略的に示すフローチャート 遮断時間判定処理を示すフローチャート 自動最大遅延時間補正処理を示すフローチャート 起動遅延時間履歴更新処理を示すフローチャート 起動遅延時間設定および起動遅延履歴を示す表示画面
<実施形態>
次に一実施形態について図1から図7を参照して説明する。
1.レーザプリンタの構成
図1は、実施形態1のモノクロレーザプリンタ1(「画像形成装置」の一例)の側断面を概略的に表した図である。なお、画像形成装置はモノクロレーザプリンタに限られず、例えば、カラーレーザプリンタ、カラーLEDプリンタ、複合機等であってもよい。
モノクロレーザプリンタ(以下、単に「プリンタ」という)1では、本体ケーシング2内の下部に配置されたトレイ3または手差しトレイ4から供給される用紙5に対し、画像形成部6にてトナー像を形成した後、定着器7にてそのトナー像を加熱して定着処理を行い、最後にその用紙(被記録媒体の一例)5を本体ケーシング2内の上部に位置する排紙トレイ8に排紙する。
画像形成部6は、スキャナ部10、現像カートリッジ13、感光ドラム17、帯電器18、転写ローラ19等を含む。
スキャナ部10は、本体ケーシング2内の上部に配置されており、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンミラー11、複数の反射鏡12及び複数のレンズ(図示せず)等を含む。スキャナ部10では、レーザ発光部から発射されたレーザ光を、ポリゴンミラー11、反射鏡12、レンズを介して一点鎖線で示すように感光ドラム17の表面上に高速走査にて照射させる。
現像カートリッジ13は、着脱可能に装着されており、その内部には、トナーが収容されている。また、現像カートリッジ13のトナー供給口には、現像ローラ14、供給ローラ15が互いに対向した状態で設けられ、さらに現像ローラ14は感光ドラム17に対向した状態で配置されている。現像カートリッジ13内のトナーは、供給ローラ15の回転により現像ローラ14に供給され、現像ローラ14に担持される。
感光ドラム17の上方には、帯電器18が間隔を隔てて配置されている。また、感光ドラム17の下方には、転写ローラ19が感光ドラム17に対向して配置されている。
感光ドラム17の表面は回転されつつ、まず帯電器18によって一様に、例えば、正極性に帯電される。次いで、スキャナ部10からのレーザ光により感光ドラム17上に静電潜像が形成され、その後、感光ドラム17が現像ローラ14と接触して回転するときに、現像ローラ14上に担持されているトナーが感光ドラム17の表面上の静電潜像に供給されて担持されることによってトナー像が形成される。その後、トナー像(現像剤像)は、用紙5が感光ドラム17と転写ローラ19との間を通る間に、転写ローラ19に印加される転写バイアスによって、用紙5に転写される。
定着器7は、画像形成部6に対して用紙搬送方向の下流側に配置され、定着ローラ22、定着ローラ22を押圧する加圧ローラ23、および定着ローラ22を加熱するハロゲンヒータ33等を含む。また、定着ローラ22の近傍には、定着器7の温度を測定する温度センサ38が設けられている。ハロゲンヒータ33は回路基板25に接続され、回路基板25からの信号によって通電制御される。定着器7は印刷準備動作部の一例であり、電力が供給されたことに応じて印刷に係る準備動作を開始する。具体的には、定着器7への電力供給に応じてハロゲンヒータ33の加熱、すなわち定着ローラ22の加熱が開始される。
またプリンタ1は、ユーザからに印刷指令等を入力するための操作パネル(ユーザインターフェース部の一例)27を含む。操作パネル27には、表示装置27aが設けられている。また、電源スイッチ27bが、例えば、プリンタ1の後部に設けられている。なお、電源スイッチ27bは、機械的スイッチであり、瞬時停電等によってプリンタ1への電力供給が停止された場合、オン状態が保持される。
2.電気的構成
図2は、プリンタ1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。
プリンタ1は、回路基板25上に、図2に示すように、CPU31(印刷準備動作部、設定部、および判定部の一例)、ROM32、RAM33、NVRAM(不揮発性メモリ)34、ネットワークインターフェイス35、およびカウンタ36を備える。これらに画像形成部6、定着器7、操作パネル27、表示装置27a、温度センサ38、メインモータ41等が接続されている。なお、本実施形態において、印刷準備動作部は、CPU31および定着器7によって構成される。
ROM32には、後述する起動遅延時間設定処理など、このプリンタ1の動作を実行するための各種プログラムが記憶されており、CPU31は、ROM32から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら各部の制御を行う。ネットワークインターフェイス35は、通信回線を介して外部のコンピュータ(図示せず)等に接続され、これにより相互のデータ通信が可能となっている。
操作パネル27は、複数の操作ボタン、および表示装置27a等を備え、ユーザにより各種の入力操作が可能である。表示装置27aは、例えば、液晶ディスプレイによって構成され、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。メインモータ41は、図示しないギア機構を介して、現像ローラ14、感光ドラム17、定着ローラ22等を回転させる。
3.ウォーミングアップ開始方法(プリンタの動作方法)
次に、図3から図7を参照して、本実施形態におけるプリンタ1の特徴的な動作方法である、定着器7のウォーミングアップ開始方法について説明する。図3は、ウォーミングアップ開始方法に係るウォーミングアップ開始処理を概略的に示すフローチャートである。図4は、ウォーミングアップ開始処理における遮断時間判定処理を示すフローチャートであり、図5は、ウォーミングアップ開始処理における自動最大遅延時間補正処理を示すフローチャートであり、図6は、ウォーミングアップ開始処理における起動遅延時間履歴更新処理を示すフローチャートである。図7は、起動遅延時間設定および起動遅延履歴を示す表示装置の画面である。
なお、図3に示されるウォーミングアップ開始処理は、例えば、プリンタ1の電源スイッチ27bがオンされると、所定のプログラムにしたがってCPU31によって行われる。
また、本実施形態では、電力供給の開始後にスリープ状態に入るプリンタ1(画像形成装置)は想定していない。このようなプリンタ1にあっては、通常、電力供給開始とともに定着器7のウォーミングアップ動作が開始されないためである。また、プリンタ1への電力供給が遮断された際にオフされ、電力供給が再開された際にオンする必要のある、いわゆるソフト電源スイッチは設けられていない場合を想定している。
電源スイッチ27bがオンされると、CPU31は、まず、カウンタ36を制御して、電源スイッチ27bがオンされてからの経過時間(Twait)のカウントを開始させる(ステップS10)。次いで、プリンタ1の電力供給の遮断時間を判定する遮断時間判定処理を行う(ステップS20)。
遮断時間判定処理においては、CPU31は、図4に示されるように、まず、スリープ中フラグがクリアされているか、すなわち、プリンタ1がスリープ状態に設定されていないかどうかを判定する(ステップS22)。スリープ中フラグがクリアされていない、すなわち、プリンタ1がスリープ状態に設定されていると判定した場合には(ステップS22:NO)、以下のウォーミングアップ開始処理において長時間遮断モードを適用する(ステップS26)。すなわち、CPU(判定部)31は、遮断時間(遮断モード)を長時間遮断(長時間モード)と判定し、遮断モードを長時間遮断モードに設定する。これは、プリンタ1がスリープ状態に設定されている場合、定着器7等をウォーミングアップする必要がないからである。
一方、スリープ中フラグがクリアされている、すなわち、プリンタ1がスリープ状態に設定されていないと判定した場合には(ステップS22:YES)、CPU31は、温度センサ38の検出値から、定着器7の温度が所定温度以上であるかどうかを判定する(ステップS24)。定着器7の温度が所定温度以上でないと判定した場合(ステップS24:NO)、以下のウォーミングアップ開始処理において長時間遮断モードを適用する(ステップS26)。これは、定着器7の温度が所定温度未満まで低下していることによって、プリンタ1への電力供給の遮断時間が長時間であったと判断できるからである。
一方、定着器7の温度が所定温度以上であると判定した場合(ステップS24:YES)、以下のウォーミングアップ開始処理において短時間遮断モードを適用する(ステップS28)。すなわち、CPU(判定部)31は、遮断時間(遮断モード)を短時間遮断(短時間遮断モード)と判定し、遮断モードを短時間遮断モードに設定する。これは、定着器7の温度が所定温度以上であることによって、プリンタ1への電力供給の遮断時間が短時間であったと判断できるからである。
次いで、CPU31は、図3のステップS30において、遮断モードが短時間遮断モードに設定されているかどうかを判定する。短時間遮断モードに設定されていると判定した場合(ステップS30:YES)、指定最低遅延時間TUDminに、短時間用最低遅延時間Sminを設定し(ステップS32)、指定最大遅延時間TUDmaxに、短時間用最大遅延時間Smaxを設定する(ステップS34)。
一方、短時間遮断モードに設定されていない、すなわち、長時間遮断モードに設定されていると判定した場合(ステップS30:NO)、指定最低遅延時間TUDminに、長時間用最低遅延時間Lminを設定し(ステップS40)、指定最大遅延時間TUDmaxに、長時間用最大遅延時間Lmaxを設定する(ステップS42)。
なお、短時間用最低遅延時間Smin、短時間用最大遅延時間Smax、長時間用最低遅延時間Lmin、および長時間用最大遅延時間Lmaxは、例えば、図7に示されるように、表示装置27aに示される指示にしたがってユーザによって操作パネル27から任意に設定される。なお、各設定時間は、外部コンピュータからネットワークインターフェイス35を介して設定されてもよい。また、各設定時間は、所定の時間に選択設定されるようにしてもよい。
ここで、短時間用最大遅延時間Smaxおよび長時間用最大遅延時間Lmax、言い換えれば、指定最大遅延時間TUDmaxは、プリンタ1に電力が供給された時から、定着器7およびCPU31によってウォーミングアップ動作(準備動作に相当)が開始されるまでの「第1遅延時間」に相当する。また、指定最低遅延時間TUDminおよび指定最大遅延時間TUDmaxは、例えば、NVRAM34内の所定のメモリ領域に格納される、すなわち、短時間用最低遅延時間Smin、短時間用最大遅延時間Smax、長時間用最低遅延時間Lmin、および長時間用最大遅延時間Lmaxは、NVRAM34に記憶される。
図7には、短時間用最低遅延時間Sminが「0」min(分)、短時間用最大遅延時間Smaxが15分、長時間用最低遅延時間Lminが10分、長時間用最大遅延時間Lmaxが60分にそれぞれユーザによって設定される例が示される。そのため、この場合、短時間遮断モードでは、指定最低遅延時間TUDminが「0」分、指定最大遅延時間TUDmaxが15分に設定される。一方、長時間遮断モードでは、指定最低遅延時間TUDminが10分、指定最大遅延時間TUDma)が60分に設定される。
次いで、CPU31は、図3のステップS50において、自動最大遅延時間(TAD)補正処理を行う。自動最大遅延時間補正処理において、CPU31は、図5に示されるように、まず、自動最大遅延時間TADとして「最大値」を設定する(ステップS52)。ここで、「最大値」は、例えば、電源オン時から定着器7のウォーミングアップを開始させるまでの遅延時間として想定される最大値とされる。なお、自動最大遅延時間TADは、「第2遅延時間」の一例である。
次いで、CPU31は、遮断モードが短時間遮断モードに設定されているかどうかを判定する(ステップS54)。短時間遮断モードに設定されていると判定した場合(ステップS54:YES)、短時間用起動遅延時間履歴の中から、指定最大遅延時間(TUDmax)未満のデータ、すなわち、ここでは、例えば、15分未満のデータ(個数と合計起動遅延時間)を抽出する。
一方、短時間遮断モードに設定されていない、すなわち、長時間遮断モードに設定されていると判定した場合(ステップS54:NO)、長時間用起動遅延時間履歴の中から、指定最大遅延時間(TUDmax)未満のデータ、すなわち、ここでは、例えば、60分未満のデータ(個数と合計起動遅延時間)を抽出する。なお、短時間用起動遅延時間履歴および長時間用起動遅延時間履歴に係るデータは、例えば、NVRAM34内に保存されており、CPU31は、抽出の際、保存データを参照する。
次いで、CPU31は、抽出個数が履歴個数の半分以上であるかどうかを判定する(ステップS57)。抽出個数が履歴個数の半分以上でないと判定した場合(ステップS57:NO)、過去の遅延時間が相対的に長いため、自動最大遅延時間TADを「最大値」のままとして自動最大遅延時間算出処理を終了する。
一方、抽出個数が履歴個数の半分以上あると判定した場合(ステップS57:YES)、過去の遅延時間が相対的に短いため、抽出したデータの平均値を算出し、自動最大遅延時間TADを「最大値」から、その平均値に設定変更(補正)する(ステップS58)。平均値は、合計起動遅延時間を抽出個数で除算して算出される。このように、自動最大遅延時間TADを設定変更することによって、プリンタ1の使用状況に応じた自動最大遅延時間TADとすることができる。
次いで、CPU31は、図3のステップS60において、指定最低遅延時間TUDminが経過したかどうかを判定する。指定最低遅延時間TUDminが経過しない場合(ステップS60:NO)、指定最低遅延時間TUDminの経過を待機する。このように、指定最低遅延時間(最低遅延時間に相当する)TUDminを設けることによって、電力の供給がされた時点で印字指令が出されて印刷準備動作が開始してしまうことを抑制し、電力の供給がされた時点での電力負荷を確実に分散できる。
一方、指定最低遅延時間TUDminが経過したと判定した場合(ステップS60:YES)、印刷指示があるかどうかを判定する(ステップS62)。印刷指示があった場合(ステップS62:YES)、起動遅延時間(TWU)に、カウンタ36の計時時間である経過時間(Twait)を設定する。
一方、印刷指示がない場合(ステップS62:NO)、指定最大遅延時間TUDmaxが経過したかどうかを判定する(ステップS64)。指定最大遅延時間TUDmaxが経過したと判定した場合(ステップS64:YES)、起動遅延時間TWUに、指定最大遅延時間TUDmax)を設定する。一方、指定最大遅延時間TUDmaxが経過していないと判定した場合(ステップS64:NO)、自動最大遅延時間TADが経過したかどうかを判定する(ステップS66)。
自動最大遅延時間TADが経過したと判定した場合(ステップS66:YES)、起動遅延時間TWUに、やはり指定最大遅延時間TUDmaxを設定する。一方、自動最大遅延時間TADが経過していないと判定した場合(ステップS66:NO)、ステップS62に戻る。
次いで、CPU31は、ステップS80において、起動遅延時間履歴(TWUDhis)更新処理を行う。起動遅延時間履歴更新処理において、CPU31は、図6に示されるように、まず、遮断モードが短時間遮断モードに設定されているかどうかを判定する(ステップS82)。短時間遮断モードに設定されていると判定した場合(ステップS82:YES)、短時間用起動遅延時間履歴の中から、最古データ(例えば、図7では15分)を消去する(ステップS83)。そして、短時間用起動遅延時間履歴に、ステップS70あるいはステップS75において新たに設定された起動遅延時間TWUを格納する(ステップS85)。
一方、短時間遮断モードに設定されていない、すなわち、長時間遮断モードに設定されていると判定した場合(ステップS82:NO)、長時間用起動遅延時間履歴の中から、最古データ(例えば、図7では60分)を消去する(ステップS84)。そして、長時間用起動遅延時間履歴に、ステップS70あるいはステップS75において新たに設定された起動遅延時間TWUを格納する(ステップS86)。
次いで、CPU31は、図3のステップS90に示されるように、定着器7のウォーミングアップを開始する。
4.本実施形態の効果
定着器7のウォーミングアップ動作(準備動作)が、プリンタ1への電力供給の開始と同時に開始されず、ユーザ設定に基づく指定最大遅延時間TUDmax(第1遅延時間)、あるいは自動最大遅延時間TAD(第2遅延時間)の経過の後に開始される。このように指定最大遅延時間TUDmaxがユーザ設定によるため、指定最大遅延時間TUDmaxの値が同一になる確率は低く、分散される確率が高い。そのため、同一職場にプリンタ1が複数台設置される場合に、複数のプリンタ1に同時に電力供給される場合であっても各定着器7のウォーミングアップ動作の遅延時間が分散される。その結果、複数のプリンタ1への電力供給が同時に開始される場合であっても、電力供給開始時に一斉に定着器7のウォーミングアップ動作が開始されることが抑制され、電力供給開始時の合計電力が低減される。そのため、例えば、停電後の電力復帰時のように、複数のプリンタ1に電力が一斉に供給される場合であっても、合計消費電力を低減できる。
プリンタ1への電力供給の遮断時間の長短に応じて、短時間用最大遅延時間Smaxと長時間用最大遅延時間Lmaxとが設定される。すなわち、プリンタ1への電力供給の遮断時間の長短に応じた指定最大遅延時間TUDmaxが設定される。そのため、電力供給の遮断時間によらずに最大遅延時間を一律とした場合と比べて、定着器7のウォーミングアップ動作遅延時間が不要に長くなることを抑制できる。すなわち、プリンタ1への電力供給が瞬停の後に再開された場合と、一晩おいてプリンタ1への電力供給が再開された場合とでは、定着器7の動作を開始させる条件が異なる。例えば、定着器7を、瞬停後に再加熱する場合、一晩おいて加熱する場合では定着器7の温度が異なる。そのため、電力遮断時間に応じて指定最大遅延時間TUDmaxを変更することにより、定着器7の加熱に際して無駄な電力消費を抑制できる。
また、指定最大遅延時間TUDmax(第1遅延時間)とは個別であって、ユーザ設定によらない自動最大遅延時間TAD(第2遅延時間)が設定され、指定最大遅延時間TUDmaxと自動最大遅延時間TADに基づいて、定着器7のウォーミングアップ動作が開始される。そのため、自動最大遅延時間TADを、印刷指令を受け取る状況に応じて設定変更することによって、印刷状況を反映した遅延時間の後に定着器7のウォーミングアップ動作を開始させることができる。
指定最大遅延時間(TUDmax)中に、または自動最大遅延時間(TAD)中に印刷指令が入力された場合、指定最大遅延時間または自動最大遅延時間の計時を終了して定着器7のウォーミングアップ動作が開始される。すなわち、印刷指令が遅延時間に優先されるため、印刷処理に要する時間を不要に長くなることが防止される。
また、プリンタ1への電力供給の遮断時間の長短に応じて、さらに、短時間用最低遅延時間Sminと長時間用最低遅延時間Lminとが設定される。すなわち、プリンタ1への電力供給の遮断時間の長短に応じた指定最低遅延時間TUDminが設定される。そして、指定最低遅延時間TUDminの経過後でないと定着器7のウォーミングアップ動作は開始されない。そのため、自動最大遅延時間TADが極端に短時間に設定され、指定最大遅延時間TUDmaxよりも短くなる場合であっても、印刷準備動作部が準備動作を開始するまでの所定の時間(最低時間)が確実に確保される。
また、定着器7のウォーミングアップ動作の開始を遅延させる遅延時間(第1遅延時間および第2遅延時間)として、各最大遅延時間が設定される。そのため、遅延時間を設定する構成において、可能な限り電力の消費を抑えることができる。なお、各最大遅延時間は、印刷指令を受け付けてから最初の印刷が終了するまでの時間、すなわち、ファーストプリント時間と、省電力との兼ね合いで、プリンタ1の使用状況に応じて、適宜決定される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、自動最大遅延時間TAD(第2遅延時間)を設定する例を示したが、自動最大遅延時間TADは設定されなくてもよい。すなわち、単に、ユーザ設定に係る指定最大遅延時間TUDmax(第1遅延時間)のみに基づいて定着器7のウォーミングアップ動作(準備動作)の開始時刻を遅延させるようにしてもよい。この場合であっても、指定最大遅延時間TUDmaxを設けることによって、定着器7のウォーミングアップ動作開始時刻を分散させて、電力供給開始時の合計電力量を低減することができる。
また、電力供給の遮断時間の長短に応じた短時間用最大遅延時間Smaxと長時間用最大遅延時間Lmaxとがユーザ設定される例を示したがこれに限られない。電力供給の遮断時間の長短にかかわらず、一つの最大遅延時間を設けるようにしてもよい。この場合であっても、定着器7のウォーミングアップ動作開始時刻を分散させて、電力供給開始時の合計電力量を低減することができる。また、電力供給の遮断時間の長短に応じた短時間用最低遅延時間Sminおよび長時間用最低遅延時間Lminは、設定されなくてもよい。すなわち、指定最低遅延時間TUDminは設定されなくてもよい。
(2)上記実施形態においては、自動最大遅延時間TAD(第2時間)の補正は、図5のステップS58に示した、抽出データの平均値とするものに限られない。例えば、印刷指令を受け取る印刷頻度を計測する計測部をさらに備え、CPU(設定部)31は、計測部により計測された印刷頻度に応じて自動最大遅延時間TADを設定し、印刷頻度が高いほど自動最大遅延時間TADを短くするように補正してもよい。この場合、ユーザによって設定された遅延時間を、印刷頻度に応じて変更することができる。印刷頻度は画像形成装置ごとに異なる可能性が高いため、自動最大遅延時間TADも異なった値に補正される可能性が高い。そのため、電力が一斉に供給される場合であっても、消費電力が集中して増大することを抑制できるとともに、印刷頻度が高いほど動作遅延時間が短くされるため、印刷処理に要する時間を不要に長くなることが抑制される。
あるいは、CPU31は、カウンタ36によって計測される、電力の供給開始時刻から印刷指令(印刷指示)を受け取るまでの経過時間Twaitに基づいて、例えば、経過時間Twaitの平均時間に自動最大遅延時間TADを設定するようにしてもよい。この場合、各プリンタ1の印刷状況に応じて、自動最大遅延時間TADを最適化できる。
あるいは、CPU31は、電力遮断時間が短いほど自動最大遅延時間TADを短く設定するようにしてもよい。この場合、電力遮断時間が短いほど、遮断前の状態が維持されるため、自動最大遅延時間TADを短くした方が、遮断前の状態に迅速に復帰できる。
(3)上記実施形態において、定着器7のウォーミングアップ動作開始時刻を遅延させる遅延時間である第1遅延時間を、短時間用最大遅延時間Smax、長時間用最大遅延時間Lmax、および指定最大遅延時間TUDmaxのように最大遅延時間に設定する例を示したが、これに限られない。第1遅延時間は、遅延時間として想定される最低遅延時間と最大遅延時間との間の所定時間範囲から任意に設定されるようにしてもよいし、所定時間範囲内で設定された複数の所定値の中から設定されるようにしてもよい。
(4)上記実施形態において、プリンタ1は印刷可能な通常動作モードと、通常動作モードより電力消費の少ない節電モードとを有し、CPU31は、節電モード中において、プリンタ1への電力遮断が瞬時停電であると判定した場合、遮断モードを長時間遮断モードと判定するようにしてもよい。瞬時停電による電力遮断時間は短時間であるが、節電モード中に電力が瞬時遮断された場合、すぐに印刷を行う必要はない。そのため、長時間用の遅延時間に設定することによって不要な電力消費が抑制される。
(5)電力が供給されたことに応じて印刷に係る準備動作を開始する印刷準備動作部としては、必ずしも定着器7に限られず、例えば、メインモータ41およびメインモータ41に接続されるギア機構等であってもよい。
1…モノクロレーザプリンタ、3…用紙、6…画像形成部、7…定着器、28…操作パネル、31…CPU、34…NVRAM、36…カウンタ

Claims (18)

  1. 電力が供給されたことに応じて印刷に係る準備動作を開始する印刷準備動作部を備えた画像形成装置において、
    当該画像形成装置に電力が供給された時から前記印刷準備動作部による前記準備動作の開始を遅延させる第1遅延時間を、ユーザによって設定されるためのユーザインターフェース部と、
    前記ユーザインターフェース部を介してユーザによって設定された前記第1遅延時間を記憶する記憶部とを備え、
    前記印刷準備動作部は、前記記憶部に記憶された前記第1遅延時間に基づいて前記準備動作を開始する、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記第1遅延時間とは個別であって、ユーザ設定によらない第2遅延時間を設定する設定部をさらに備え、
    前記印刷準備動作部は、前記第1遅延時間および前記第2遅延時間に基づいて前記準備動作を開始する、画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記設定部は、印刷指令を受け取る状況に応じて前記第2遅延時間を設定する、画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記印刷指令を受け取る印刷頻度を計測する計測部をさらに備え、
    前記設定部は、前記計測部により計測された前記印刷頻度に応じて前記第2遅延時間を設定し、前記印刷頻度が高いほど前記第2遅延時間を短くする、画像形成装置。
  5. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記計測部は、前記電力の供給開始時刻から前記印刷指令を受け取るまでの経過時間を計測し、
    前記設定部は、前記経過時間に基づいて前記第2遅延時間を設定する、画像形成装置。
  6. 請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記第1遅延時間は、最低遅延時間と最大遅延時間との間の所定時間範囲の中から設定され、
    前記印刷準備動作部は、前記最低遅延時間が経過するまで前記準備動作を開始しない、画像形成装置。
  7. 請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    当該画像形成装置への電力供給の遮断モードが、短時間遮断モードか長時間遮断モードかを判定する判定部と、
    前記第1遅延時間は、最大遅延時間として設定され、かつ前記遮断モードが前記短時間遮断モードであると判定された場合に適用される短時間用最大遅延時間と、前記遮断モードが前記長時間遮断モードであると判定された場合に適用される長時間用最大遅延時間とを含み、
    前記最大遅延時間として、前記判定部によって判定された遮断モードに応じた最大遅延時間を選択する選択部とをさらに備え、
    前記印刷準備動作部は、選択された最大遅延時間に基づいて前記準備動作を開始する、画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記印刷準備動作部は、前記選択された最大遅延時間および前記第2遅延時間に基づいて前記準備動作を開始する、画像形成装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の画像形成装置において、
    前記第1遅延時間は、前記遮断モードが前記短時間遮断モードであると判定された場合に適用される短時間用最低遅延時間と、前記遮断モードが前記長時間遮断モードであると判定された場合に適用される長時間用最低遅延時間とを含み、
    前記選択部は、最低遅延時間として、前記判定部によって判定された遮断モードに応じた最低遅延時間を選択する、画像形成装置。
  10. 請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記設定部は、電力遮断時間が短いほど前記第2遅延時間を短く設定する、画像形成装置。
  11. 請求項7から請求項10のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    当該画像形成装置は印刷可能な通常動作モードと、通常動作モードより電力消費の少ない節電モードとを有し、
    前記設定部は、前記節電モード中において、該画像形成装置への電力遮断が短時間遮断であると判定した場合、前記遮断モードを前記長時間遮断モードと判定する、画像形成装置。
  12. 請求項2から請求項11のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記印刷準備動作部は、前記第1遅延時間中または前記第2遅延時間中にユーザインターフェース部を介して印刷指令が入力された場合、前記準備動作を開始する、画像形成装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    被記録媒体に形成された現像剤像を定着させる定着器を備え、
    前記印刷準備動作部は前記定着器を含み、
    前記準備動作は、前記定着器を予熱する動作である、画像形成装置。
  14. 電力が供給されたことに応じて印刷に係る準備動作を開始する印刷準備動作部と、ユーザインターフェース部とを備えた画像形成装置の動作方法であって、
    当該画像形成装置に電力が供給された時から前記印刷準備動作部による前記準備動作の開始を遅延させる第1遅延時間を、前記ユーザインターフェース部を介してユーザによって設定する設定工程と、
    ユーザによって設定された前記第1遅延時間に基づいて前記印刷準備動作部が動作を開始する開始工程と、
    を含む画像形成装置の動作方法。
  15. 請求項14に記載された画像形成装置の動作方法において、
    前記第1遅延時間とは個別であって、ユーザ設定によらない第2遅延時間を設定する設定工程をさらに含む、画像形成装置の動作方法。
  16. 請求項15に記載された画像形成装置の動作方法において、
    前記設定工程において、印刷指令を受け取る状況に応じて前記第2遅延時間が設定される、画像形成装置の動作方法。
  17. 請求項14から請求項16のいずれか一項に記載の画像形成装置の動作方法において、
    当該画像形成装置への電力供給の遮断モードが、短時間遮断モードか長時間遮断モードかを判定する判定工程と、
    前記第1遅延時間は、最大遅延時間として設定され、かつ前記遮断モードが前記短時間遮断モードであると判定された場合に適用される短時間用最大遅延時間と、前記遮断モードが前記長時間遮断モードであると判定された場合に適用される長時間用最大遅延時間とを含むものであり
    前記最大遅延時間として、前記判定工程によって判定された遮断モードに応じた最大遅延時間を選択する選択工程とをさらに含み、
    前記開始工程において、前記印刷準備動作部は、選択された最大遅延時間に基づいて前記準備動作を開始する、画像形成装置の動作方法。
  18. 請求項14から請求項17のいずれか一項に記載の画像形成装置の動作方法において、
    前記開始工程において、前記印刷準備動作部は、前記第1遅延時間中または前記第2遅延時間中に前記ユーザインターフェース部を介して印刷指令が入力された場合、前記準備動作を開始する、画像形成装置の動作方法。
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