JP2015198266A - 起動制御装置及び起動制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】起動時間を短縮し、各機能制御部の起動を高速化することが可能な複合機100を提供する。
【解決手段】所定の順番で起動を開始する複数の機能制御手段402と、起動を開始した第一の機能制御手段402aから要求を受けると、当該要求した第一の機能制御手段402aを通知先とする通知情報をメモリーから取得して、当該第一の機能制御手段402aに振り分ける振り分け手段401とを備え、前記振り分け手段401は、前記起動を完了した第一の機能制御手段402aから第二の機能制御手段402bを通知先とする通知情報を受信して、当該通知情報を前記メモリーに記憶させることを特徴とする複合機100。
【選択図】図6
【解決手段】所定の順番で起動を開始する複数の機能制御手段402と、起動を開始した第一の機能制御手段402aから要求を受けると、当該要求した第一の機能制御手段402aを通知先とする通知情報をメモリーから取得して、当該第一の機能制御手段402aに振り分ける振り分け手段401とを備え、前記振り分け手段401は、前記起動を完了した第一の機能制御手段402aから第二の機能制御手段402bを通知先とする通知情報を受信して、当該通知情報を前記メモリーに記憶させることを特徴とする複合機100。
【選択図】図6
Description
本発明は、起動制御装置及び起動制御方法に関し、詳しくは、起動時間を短縮し、各機能制御部の起動を高速化することが可能な起動制御装置及び起動制御方法に関する。
画像形成装置等の制御装置の起動に関する技術は多種存在する。例えば、特開2011−259180号公報(特許文献1)には、連携処理の実行が指示されると、その連携処理が、その画像形成装置と情報処理装置とで実行できるかどうかを、その連携処理を開始する前に判定し、整合していないと判定した場合に、ユーザーに対して警告するとともに、実行できないと判定されている状態で、その連携処理の開始を禁止する画像形成装置が開示されている。これにより、情報処理装置と協働して連携処理を行う画像形成装置において、情報処理装置の設定と画像形成装置の状態に不整合がある場合、その不整合が判明するのが遅くなり、ユーザーの利便性が損なわれる問題を解決する。
又、特開2013−41458号公報(特許文献2)には、スタンバイ状態からサスペンド状態に遷移するイベントの発生を検知すると、そのイベントの発生の検知に応じて、スタンバイ状態におけるメモリの内容を不揮発記憶装置に退避してサスペンド状態へ遷移し、サスペンド状態で電源オフが指示されると、スタンバイ状態を経由することなくサスペンド状態から電源オフの状態に移行する画像形成装置が開示されている。これにより、スペンド状態の画像形成装置が電源オフ状態へ遷移するためには、一旦スタンバイ状態へ復帰するために、より時間を要してしまう問題を解決する。
又、特開2008−205714号公報(特許文献3)には、ユーザー操作を行わせるための操作表示機能、印刷を行う印刷機能、原稿画像を読取るための読取機能、および、画像や情報を一時的に保存するための記録媒体と記録媒体制御機能を少なくとも備えた画像形成装置が開示されている。この装置では、外部装置との間で通信するためのネットワーク手段と、特定のユーザー操作を検知するユーザー操作検知手段と、独立して電源が供給され、装置の省電力機能を制御する省電力制御手段を備え、前記省電力制御手段は、省電力状態において、装置の機能を個別に通常電力状態へ復帰させるようにしている。これにより、省電力状態から通常電力状態へ復帰を円滑に行うことができるとしている。
画像形成装置を含む制御装置では、ユーザーが電源投入後に、制御装置が各機能制御部の起動を随時実行するため、電源投入から全ての機能制御部が起動するまでの起動時間が長くなり、ユーザーは制御装置を即時に使用することが出来ないという問題がある。
例えば、画像形成装置では、機能制御部の印刷エンジン等が随時起動処理を実行し、全ての起動処理が完了した後に、ユーザーは漸く画像形成装置を使用することが出来ることになる。そのため、例えば、ユーザーが主に使用する機能制御部やユーザーが予め設定した機能制御部が、優先的に先に起動するように制御装置が起動の制御を行い、起動時間の短縮化を図っている。
しかしながら、各機能制御部の起動処理の起動タイミングが異なることで、制御装置が、各機能制御部に発生する内部用の情報の受け渡しを円滑に処理することが出来ない場合がある。この場合、特定の機能制御部が優先的に早期に起動したとしても、制御装置が前記情報の受け渡しに手間取り、他の機能制御部の起動が遅れて、結果的に、前記情報の受け渡しに停滞して、起動時間が長期化するという問題がある。
又、制御装置には、通常時に起動するメインコントローラーとは別に、省電力を目的として、省電力専用のサブコントローラーが搭載されている。通常時では、メインコントローラーが起動し、省電力時では、サブコントローラーが起動し、通常時と省電力時で異なる2つのコントローラーが動作している。この場合、メインコントローラーが、省電力時のサブコントローラーの情報を認識した上で振舞う必要があるが、省電力時は、メインコントローラーが起動していないため、省電力時のサブコントローラーの情報を適切に認識することが出来ないという問題がある。
上述した問題に対して特許文献1−3に記載の技術では解決することが出来ない。
そこで、本発明は、前記問題を解決するためになされたものであり、起動時間を短縮し、各機能制御部の起動を高速化することが可能な起動制御装置及び起動制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る起動制御装置は、所定の順番で起動を開始する複数の機能制御手段と、起動を開始した第一の機能制御手段から要求を受けると、当該要求した第一の機能制御手段を通知先とする通知情報をメモリーから取得して、当該第一の機能制御手段に振り分ける振り分け手段とを備え、前記振り分け手段は、前記起動を完了した第一の機能制御手段から第二の機能制御手段を通知先とする通知情報を受信して、当該通知情報を前記メモリーに記憶させることを特徴とする。
又、前記振り分け手段は、第二の機能制御手段を通知先とする通知情報を受信すると、当該受信した通知情報が、前記メモリーに記憶された同一の通知先の通知情報と比較して最新か否かを判定し、前記判定の結果、前記受信した通知情報が最新である場合に、前記メモリーに記憶された同一の通知先の通知情報を当該最新の通知情報に更新する。
又、本発明は、起動制御方法として構成することが出来る。即ち、本発明は、所定の順番で複数の機能制御部の起動を開始するステップと、起動を開始した第一の機能制御部から要求が生じると、当該要求した第一の機能制御部を通知先とする通知情報をメモリーから取得して、当該第一の機能制御部に振り分けるステップと、前記起動を完了した第一の機能制御部から第二の機能制御部を通知先とする通知情報を受信して、当該通知情報を前記メモリーに記憶させるステップとを備えることを特徴とする。
又、本発明は、電気通信回線などを介して個別に流通する、コンピュータに実行させるためのプログラムとして提供することができる。この場合、中央演算処理装置(CPU)が、本発明のプログラムに従ってCPU以外の各回路と協働して制御動作を実現する。又、前記プログラム及びCPUを用いて実現される各手段は、専用のハードウェアを用いて構成することもできる。又、当該プログラムは、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で流通させることも可能である。
本発明の起動制御装置及び起動制御方法によれば、起動時間を短縮し、各機能制御部の起動を高速化することが可能となる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の起動制御部である画像形成装置の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。又、フローチャートにおける数字の前に付されたアルファベットSはステップを意味する。
<画像形成装置>
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、例えば、通常の画像形成装置であり、以下に、この画像形成装置について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略模式図である。但し、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、例えば、通常の画像形成装置であり、以下に、この画像形成装置について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略模式図である。但し、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
尚、本発明の画像形成装置は、例えば、プリンタやスキャナー単体、あるいはプリンタ、コピー、スキャナー、ファックス等を備えた複合機等が該当し、コピー機能、スキャナー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等を備えた画像形成装置として機能する。
以下に、例えば、コピー機能を利用する場合の複合機100(MFP:Multi Function Peripheral)の動作を簡単に説明する。
先ず、ユーザーが複合機100を利用する場合、原稿を筐体部の上面に備えられている原稿台101a又は自動原稿給送部の載置台101bに載置する。続いて、ユーザーは、前記原稿台101近傍に備えられている操作部102(操作パネル)を使用して、画像形成に関する設定条件の入力を当該操作部102の操作画面(初期画面)から入力する。そして、ユーザーが、前記操作部102に設けられたスタートキーを押下すると、複合機100が画像形成(印刷処理)を開始する。
次に、画像読取部103において、光源104から照射された光が、前記原稿台101に置かれた原稿に反射される。反射された光は、ミラー105、106、107によって撮像素子108に導かれる。導かれた光は前記撮像素子108により光電変換されて、前記原稿に対応する画像データが生成される。
さて、前記画像データに基づいてトナー像を形成する部分が画像形成部109である。前記画像形成部109には感光体ドラム110が備えられている。前記感光体ドラム110は、一定速度で所定の方向に回転し、その周囲には、回転方向の上流側から順に、帯電器111、露光ユニット112、現像器113、転写器114、クリーニングユニット115などが配置されている。
前記帯電器111は、前記感光体ドラム110表面を一様に帯電させる。前記露光ユニット112は、帯電された感光体ドラム110の表面に、前記画像データに基づいてレーザーを照射し、静電潜像を形成する。前記現像器114は、形成された静電潜像に、トナーを付着させてトナー像を形成する。形成されたトナー像は、前記転写器114により、記録媒体(例えば、用紙、シート)に転写される。前記クリーニングユニット115は、前記感光体ドラム110の表面に残された余分なトナーを取り除く。これらの一連のプロセスは、前記感光体ドラム110が回転することにより実行される。
前記シートは、複合機100に備えられた複数の給紙カセット116から搬送される。搬送される時は、前記シートは、ピックアップローラ117により何れか1つの給紙カセット116から搬送路へ引き出される。各給紙カセット116には、それぞれ異なる紙種のシートが収容されており、画像形成に関する設定条件に基づいてシートが給紙される。
搬送路に引き出されたシートは、搬送ローラ118やレジストローラ119により感光体ドラム110と転写器114の間に送り込まれる。送り込まれると、前記シートは前記転写器114により前記トナー像が転写され、定着装置120に搬送される。
前記トナー像が転写されたシートが、前記定着装置120に備えられた加熱ローラと加圧ローラの間を通過すると、前記トナー像に熱と圧力が印加されて、可視像がシートに定着される。前記加熱ローラの熱量は、紙種に応じて最適に設定され、前記定着が適切に行われる。前記可視像がシートに定着されて画像形成が終了し、当該シートは搬送ローラ118により、排紙口121を介して、筐体部の胴内に設けられた胴内トレイ122へ排紙される。前記シートは、前記胴内トレイ122に積載され、収容される。前記手順により、複合機100はコピー機能をユーザーに提供する。
次に、図2は、本発明の実施形態に係る操作部の全体構成を示す概念図である。ユーザーは、前記操作部102を用いて、上述のような画像形成についての設定条件を入力したり、入力された設定条件を確認したりする。前記設定条件が入力される場合、前記操作部102に備えられたタッチパネル201(操作パネル)、タッチペン202、操作キー203が用いられる。
前記タッチパネル201には、設定条件を入力する機能と当該設定条件を表示する機能が兼ね備えられている。即ち、タッチパネル201上に表示された画面内のキーを押下することによって、当該押下されたキーに対応する設定条件が入力される。
前記タッチパネル201の背面には、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部(図示せず)が設けられており、当該表示部が、例えば、前記初期画面等の操作画面を表示する。前記タッチパネル201の近傍には、タッチペン202が備えられており、ユーザーがそのタッチペン202の先をタッチパネル201に接触させると、タッチパネル201下に設けられたセンサーが接触先を検知する。
更に、前記タッチパネル201近傍には、所定数の操作キー203が設けられ、例えば、テンキー204、スタートキー205、クリアキー206、ストップキー207、リセットキー208、電源キー209が備えられている。
次に、図3を用いて、複合機100の制御系ハードウェアの構成を説明する。図3は、本発明に係る複合機100の制御系ハードウェアの構成を示す図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
複合機100の制御回路は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304、各駆動部に対応するドライバ305、操作部102を内部バス306によって接続している。
前記CPU301は、例えば、RAM303を作業領域として利用し、前記ROM302、HDD304等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいて前記ドライバ305と前記操作部102からのデータや指示、キーに対応する信号、命令等を授受し、図1に示した各駆動部の動作を制御する。
又、前記駆動部以外の後述する各手段(図4に示す)についても、前記CPU301がプログラムを実行することで当該各手段を実現する。前記ROM302、HDD304等には、以下に説明する各手段を実現するプログラムやデータが記憶されている。
<本発明の実施形態>
次に、図4、図5を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。図4は、本発明の複合機の機能ブロック図である。又、図5は、本発明の実行手順を示すためのフローチャートである。
次に、図4、図5を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。図4は、本発明の複合機の機能ブロック図である。又、図5は、本発明の実行手順を示すためのフローチャートである。
起動制御装置に対応する複合機100のシステムでは、通常、各機能制御部に受け渡しする通知情報が複数存在しており、これらの通知情報は必要に応じて随時更新されている。この通知情報は、具体的には、機能制御部の各種の設定情報(内部情報)の変更に対応する。この通知情報が発生すると、当該通知情報を必要とする機能制御部に提供される。
ここで、機能制御部は、一つの機能を実行可能な制御部を意味し、複合機100であれば、例えば、操作部102、画像読取部103、画像形成部109等を挙げることが出来る。又、複合機100における通知情報には、例えば、給紙カセット116の開閉、原稿台101a、載置台101bの開閉、ドキュメントプロセッサーの状態等の目に見える機械的な状態の変更に対応する情報から、例えば、受信データの処理の最中、処理完了、ファックスボードの有無等の目に見えない内部的な状態の変更に対応する情報まで多種存在する。
そのため、複合機100(起動制御装置)では、各種の通知情報を、対応する機能制御部に振り分ける振り分け部が設けられている。通常、振り分け部は、内部で発生する通知情報を全ての機能制御部から全て受信し、その通知情報のうち、特定の通知情報(例えば、グラフィック表示の変更)を、それを必要とする機能制御部(例えば、操作部102)へ振り分ける。
ここで、機能制御部が起動している場合には、この通知情報は円滑に機能制御部へ振り分けられるが、機能制御部が起動していない場合には、振り分け部がこの通知情報を当該機能制御部に振り分けても、当該機能制御部が正常に通知を受けることが出来ないため、この振り分けが実行されない。
そのため、機能制御部は、自身が起動した際に、前記振り分け部に対して、自身に対応する通知情報があるか否かを振り分け部に要求するよう構成される。一方、振り分け部は、この要求が無い限り、前記機能制御部に通知情報を振り分けないよう構成される。前記機能制御部が起動した際に、前記振り分け部に要求し、この要求を受けた振り分け部は、当該要求を行った機能制御部に通知情報を振り分けることになる。
又、複合機100の起動時に、常に全ての機能制御部が同一のタイミングで起動するわけではない。例えば、複数の機能制御部のうち、優先的な機能か否か等によって、各機能制御部の起動タイミングには差異が生じる。
例えば、機能制御部の画像形成部109は、給紙カセットの変更に対応する通知情報を早期に知りたい一方、この起動タイミングが、前記給紙カセットの変更に対応する通知情報の発生よりも遅い場合、振り分け部は、前記給紙カセットの変更に対応する通知情報が発生した時点では、前記機能制御部の画像形成部109に振り分けない。
又、機能制御部の画像形成部109は、起動時には、前記給紙カセットの変更に対応する通知情報が発生しているにもかかわらず、前記振り分け部による振り分けが行われないから、前記給紙カセットの変更に対応する通知情報が発生していないことを前提とした起動しか出来ない。この場合、起動した機能制御部の画像形成部109は、前記振り分け部へ通知情報の要求を行う前では、他の機能制御部へ自身に必要な情報を全て参照する等の無駄な処理を行う可能性がある。これが、起動時間の長期化に繋がる。
そこで、本発明では、下記の構成を採用した。先ず、ユーザーが複合機100の電源を投入すると、当該複合機100の振り分け手段401(振り分け部)が起動する(図5:S101)。ここで、振り分け手段401は、基本的に、機能制御手段402からの要求が無い限り、所定の通知情報の振り分けを行うことは無い。
又、複合機100に設けられた複数の機能制御手段402(機能制御部)が、所定の順番で起動を開始する(図5:S102)。ここで、複数の機能制御手段402が起動を開始する順番は、特に限定は無く、どのような順番でも構わないが、例えば、ユーザーの選択により決定された優先の順番を挙げることが出来る。
ここで、例えば、図6(A)に示すように、機能制御部Aの第一の機能制御手段402aが先ず起動する場合、最新の通知情報を要求するために、その旨を振り分け手段401に要求し(図5:S103)、当該通知を受けた振り分け手段401は、予め設けられたメモリー(例えば、ROM)を参照する。
ここで、前記メモリーには、所定の通知情報と、当該通知情報の通知先とが関連付けて記憶されており、前記メモリーを参照した振り分け手段401は、前記要求した第一の機能制御手段402aを通知先とする通知情報を前記メモリーから取得して、当該取得した通知情報を第一の機能制御手段402aに振り分ける(図5:S104)。
前記通知情報を受けた第一の機能制御手段402aは、当該通知情報に基づいて各種処理を実行し(図5:S105)、起動を完了し、機能提供可能な状態になる。
このように、振り分け手段401は、第一の機能制御手段402aの起動開始時に、一回だけ、対応する通知情報を提供して、当該第一の機能制御手段402aを起動させる。これにより、優先的な第一の機能制御手段402aの起動処理に極力負荷を生じさせずに、当該第一の機能制御手段402aの起動処理が遅くなる可能性を無くすことが可能となる。
さて、第一の機能制御手段402aが機能提供可能な状態になった場合に、第一の機能制御手段402aは、他の機能制御部Bである第二の機能制御手段402bを通知先とする通知情報を振り分け手段401に送信する。
ここで、第一の機能制御手段402aが前記通知情報を送信するタイミングは、特に限定は無く、例えば、第一の機能制御手段402aが起動を完了したタイミングでも、前記第一の機能制御手段402aに新たに通知情報が発生したタイミングでも構わない。
振り分け手段401は、前記通知情報を受信すると(図5:S106)、前記メモリーを参照して、前記メモリーに記憶された通知先と、前記受信した通知情報の通知先(第二の機能制御手段402b)とを照合し、当該受信した通知情報が、前記メモリーに記憶された同一の通知先の通知情報と比較して最新か否かを判定する(図5:S107)。
ここで、振り分け手段401が、前記通知情報が最新か否かを判定する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、前記受信した通知情報の内容が前記メモリーに記憶の通知情報の内容と同一の場合は、振り分け手段401が、前記通知情報が変わらない(最新でない)と判定し、前記受信した通知情報の内容が前記メモリーに記憶の通知情報の内容と異なる場合は、振り分け手段401が、前記通知情報が最新であると判定する方法を挙げることが出来る。又、例えば、振り分け手段401が、前記受信した通知情報の発生日時と、前記メモリーに記憶の通知情報の発生日時とを比較して、前記受信した通知情報の発生日時が前記メモリーに記憶の通知情報の発生日時よりも新しい場合に、振り分け手段401が、前記通知情報が最新であると判定しても良い。
前記判定の結果、前記受信した通知情報が最新である場合(図5:S107YES)、振り分け手段401は、前記メモリーに記憶された同一の通知先(第二の機能制御手段402b)の通知情報を当該最新の通知情報に更新する(記憶させる)(図5:S108)。この場合、前記メモリーに既に記憶されていた(最新でない)通知情報は消去される。これにより、機能制御手段402の起動により発生する最新の通知情報を各機能制御手段402の起動毎に前記メモリーに保持させることが可能となる。
一方、前記判定の結果、前記受信された通知情報が最新でない場合(図5:S107NO)、振り分け手段401は、特に何もしない。この場合は、前記メモリーに既に記憶された通知情報がそのまま活用される。特に、振り分け手段401が、複数回にわたって前記第一の機能制御手段402aから通知情報を受信する場合には、上述した判定処理は特に有効となる。
さて、振り分け手段401が前記判定を完了すると、次に起動すべき機能制御手段402が存在するか否かを判定する(図5:S109)。前記判定の結果、未だ、起動すべき機能制御手段402(例えば、第二の機能制御手段402b)が存在するため(図5:S109YES)、S102に戻って、未だ起動していない機能制御手段402が起動を開始することになる(図5:S102)。
ここで、図6(B)に示すように、機能制御部Bの第二の機能制御手段402bが、次に、最新の通知情報を要求するために、振り分け手段401に要求すると(図5:S103)、振り分け手段401は、上述と同様に、前記メモリーを参照し、前記要求した第二の機能制御手段402aを通知先とする通知情報を取得して、当該取得した通知情報を第二の機能制御手段402aに振り分ける(図5:S104)。
ここで、第二の機能制御手段402bに振り分けられる通知情報は、既に起動した第一の機能制御手段402aで発生した通知情報を含むことになる。そのため、第二の機能制御手段402bが起動を開始して、通知情報を受けた場合には、例えば、自ら情報の取得を行う必要が無く、無駄な処理を削除し、起動時間を短縮することが可能となる。
又、振り分け手段401が、起動を完了した所定の機能制御手段402から最新の通知情報を受信すると、当該最新の通知情報を通知先とともに前記メモリーに記憶させるよう構成する。これにより、振り分け手段401が、通知先の機能制御手段402の起動の有無にかかわらず、機能制御手段402が最新の通知情報を必要とする起動タイミングで、当該最新の通知情報を機能制御手段402に提供することが可能となる。そのため、振り分け手段401が、各機能制御手段402の要求に対する返信を意識すること無く、通知情報の保持のみを行うことで、当該通知情報の円滑な提供を実現することが可能となる。
さて、第二の機能制御手段402bが処理を実行し(図5:S105)、他の機能制御手段402を通知先とする通知情報を振り分け手段401に送信すると、当該通知を受けた振り分け手段401は、前記通知情報を受信して(図5:S106)、当該受信した通知情報が最新か否かを判定する(図5:S107)。そして、前記通知情報が最新であれば(図5:S107YES)、振り分け手段401は、最新の通知情報を更新し(図5:S108)、前記通知情報が最新でなければ(図5:S107NO)、振り分け手段401は、特に何もしない。
尚、図6(B)に示すように、振り分け手段401は、既に起動を完了した機能制御手段402からの通知情報も受信することが可能であり、振り分け手段401は、例えば、第一の機能制御手段402aから他の機能制御手段402を通知先とする通知情報を受信すると、上述と同様に、この通知情報が最新か否かを判定する(図5:S107)。
このように、振り分け手段401が、最新の通知情報を起動時の機能制御手段402に提供するとともに、起動後の機能提供手段402で生じた最新の通知情報を前記メモリーに更新することを繰り返す。この繰り返しにより、機能制御手段402による無駄な処理を出来るだけ削除することが可能となる。
さて、S109において、前記判定の結果、未だ起動すべき機能制御手段402が存在しない場合(図5:S109NO)、振り分け手段401が全ての処理を終了する。
このように、振り分け手段401が通知情報を適切に管理し、機能制御手段402の起動(復帰)処理を効率的に行わせることで、各機能制御手段402の高速化を実現することが可能となる。
この時点で、全ての機能制御手段402は機能提供可能な状態となっていることになる。そのため、ユーザーは、例えば、原稿を原稿台101aに載置し、複合機100の操作部102に所定の設定条件を入力し、スタートキー205を押下すれば、複合機100の機能制御手段402は、直ぐにコピー機能を提供することが出来る。
このように、本発明では、所定の順番で起動を開始する複数の機能制御手段402と、起動を開始した第一の機能制御手段402aから要求を受けると、当該要求した第一の機能制御手段402aを通知先とする通知情報をメモリーから取得して、当該第一の機能制御手段402aに振り分ける振り分け手段401とを備え、前記振り分け手段401は、前記起動を完了した第一の機能制御手段402aから第二の機能制御手段402bを通知先とする通知情報を受信して、当該通知情報を前記メモリーに記憶させることを特徴とする。
これにより、起動時間を短縮し、各機能制御手段402の起動を高速化することが可能となる。又、内部システムとして、優先的な機能が存在し、各機能制御手段402の起動タイミングに差があったとしても、優先的な機能制御手段402の起動処理に極力負荷を生じさせずに、優先的な機能制御手段402の起動処理が遅くなる可能性を排除することが出来る。更に、後続に起動される機能制御手段402には最新の通知情報を提供することで、無駄な処理を削除し、システム全体として、起動時間を短縮させることが可能となる。
尚、本発明の実施形態では、複数の機能制御手段402が全て複合機100に存在する構成であったが、他の構成であっても構わない。例えば、外部のアプリケーションを内部にダウンロードして、このアプリケーションの起動が機能制御手段402の起動に対応する構成であっても、振り分け手段401が、同様に、各機能制御手段402の起動に対応して、最新の通知情報を起動時の機能制御手段402に提供し、当該機能制御手段402の起動の完了時に、当該起動で生じた最新の通知情報を前記メモリーに更新すれば良い。
これまで、内部システムのファームウェアの更新を行わない限り、新たな通知情報が機能制御部に必要となることは殆ど無かったが、近年の複合機100の多機能化に伴い、前記通知情報の発生が増加することになっている。例えば、内部システムのコントローラーに対して外部から新たなアプリケーション(他のコントローラー)がダウンロードされて、内部システムのコントローラーと新たなアプリケーション(他のコントローラー)とが共存して動作する場合、各コントローラーに対応する機能制御手段402の通知情報の受け渡しは頻繁に発生する。このような場合に、本発明は、特に有効である。
又、複数の機能制御手段402のうち、全く起動する可能性の無い特定の機能制御手段402を識別することが出来る場合には、例えば、振り分け手段401が、前記特定の機能制御手段402を通知先に基づいて、当該通知先とする通知情報を保持するか否かを判定し、前記特定の機能制御手段402を通知先とする通知情報の記憶を省略するよう構成しても良い。これにより、無駄な処理を更に削除することが可能となる。
又、本発明の実施形態では、複数の機能制御手段402が、同時期に起動する場合を想定したが、異なる時期に起動する場合であっても構わない。例えば、第一の機能制御手段402aを通常時のメインコントローラーとし、第二の機能制御手段402bを省電力時のサブコントローラーとみなして、通常時の状態と省電力時の状態との間の通知情報のやり取りに適用しても構わない。
例えば、省電力時の状態において、第二の機能制御手段402bのサブコントローラーが起動している間は、第一の機能制御手段402aのメインコントローラーは起動しない。この場合、省電力時の状態から通常時の状態へ移行すると、第一の機能制御手段402aのメインコントローラーが起動するため、省電力時における通知情報は、第二の機能制御手段402bのサブコントローラーしか知ることが出来ない。
そこで、通常時の状態から省電力時の状態へ移行する際に、第二の機能制御手段402bのサブコントローラーが起動すると、振り分け手段401が、第一の機能制御手段402aのメインコントローラーを通知先とする通知情報を受信し、前記メモリーに記憶させる。次に、省電力時の状態から通常時の状態へ移行する際に、第一の機能制御手段402aのメインコントローラーが起動して振り分け手段401に通知情報を要求すると、振り分け手段401が、前記メモリーのうち、第二の機能制御手段402bのサブコントローラーから受信した通知情報を振り分ける。これにより、第一の機能制御手段402aのメインコントローラーが起動していない間の通知情報は、振り分け手段401によりメモリーに保持されるため、省電力時の状態の通知情報の整合性を取ることが可能となる。
又、本発明の実施形態では、画像形成装置を起動制御装置として説明したが、画像形成装置である必要は無く、複数の機能制御部を備え、それぞれを起動させる装置であれば、本発明を適用することが出来る。
又、本発明の実施形態では、複合機100が各手段を備えるよう構成したが、当該各手段を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、前記プログラムを複合機100に読み出させ、当該複合機100が前記各手段を実現する。その場合、前記記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各手段が実行するステップをハードディスクに記憶させる方法として提供することも可能である。
以上のように、本発明に係る紙種検出装置及び紙種検出方法は、複合機はもちろん、複写機、プリンタ等に有用であり、コストを上げることなく、最適な用紙設定を行うことが可能な起動制御装置及び起動制御方法として有効である。
100 複合機
102 操作部
401 振り分け手段
402 機能制御手段
102 操作部
401 振り分け手段
402 機能制御手段
Claims (3)
- 所定の順番で起動を開始する複数の機能制御手段と、
起動を開始した第一の機能制御手段から要求を受けると、当該要求した第一の機能制御手段を通知先とする通知情報をメモリーから取得して、当該第一の機能制御手段に振り分ける振り分け手段と
を備え、
前記振り分け手段は、前記起動を完了した第一の機能制御手段から第二の機能制御手段を通知先とする通知情報を受信して、当該通知情報を前記メモリーに記憶させることを特徴とする起動制御装置。 - 前記振り分け手段は、第二の機能制御手段を通知先とする通知情報を受信すると、当該受信した通知情報が、前記メモリーに記憶された同一の通知先の通知情報と比較して最新か否かを判定し、前記判定の結果、前記受信した通知情報が最新である場合に、前記メモリーに記憶された同一の通知先の通知情報を当該最新の通知情報に更新する
請求項1に記載の起動制御装置。 - 所定の順番で複数の機能制御部の起動を開始するステップと、
起動を開始した第一の機能制御部から要求が生じると、当該要求した第一の機能制御部を通知先とする通知情報をメモリーから取得して、当該第一の機能制御部に振り分けるステップと、
前記起動を完了した第一の機能制御部から第二の機能制御部を通知先とする通知情報を受信して、当該通知情報を前記メモリーに記憶させるステップと
を備えることを特徴とする起動制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014073745A JP2015198266A (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 起動制御装置及び起動制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014073745A JP2015198266A (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 起動制御装置及び起動制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015198266A true JP2015198266A (ja) | 2015-11-09 |
Family
ID=54547763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014073745A Pending JP2015198266A (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 起動制御装置及び起動制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015198266A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017228994A (ja) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置および初期化方法 |
-
2014
- 2014-03-31 JP JP2014073745A patent/JP2015198266A/ja active Pending
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