JP6104748B2 - 操作装置及び操作方法 - Google Patents

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Description

本発明は、操作装置及び操作方法に関し、詳しくは、表示文字のフォントの違和感を出来るだけ抑えつつ、他の言語の表示文字を有効活用することが可能な操作装置及び操作方法に関する。
従来より、複写機、複合機、プリンタ等の画像形成装置でのフォントに関する技術は多数存在する。例えば、特開2010−137455号公報(特許文献1)には、フォントデータを利用して印刷ジョブを処理する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、前記印刷ジョブを解析して当該印刷ジョブの処理に必要なフォントデータを特定し、前記フォントデータを自装置の記憶部に保持しているかを判断し、前記フォントデータを保持していない場合には、通信ネットワークに接続されている他の装置に前記フォントデータの送付要求を送信するとともに、いずれかの前記他の装置から前記フォントデータを受信し、受信した前記フォントデータを利用して前記印刷ジョブを処理する機能を備える。これにより、印刷ジョブの処理に必要なフォントデータを保持していない場合であっても、期待した出力結果を得ることができるとしている。
又、特開平7−325687号公報(特許文献2)には、上位装置が双方向インターフェースを介して接続され、該上位装置から入力された印刷情報に対応する印刷パターンを記録媒体に形成する出力装置が開示されている。この出力装置には、前記印刷パターンに使用するパターンデータを内蔵していないことを検出するパターンデータ検出手段と、双方向性インターフェースを介して接続された周辺装置または前記上位装置に前記内蔵していないパターンデータが存在することを検索する検索手段と、該存在することが検索された前記上位装置または前記周辺装置から前記パターンデータを受信する受信手段とを備えている。これにより、出力すべき印刷情報に使用されるパターンデータが出力装置に存在しない場合でも上位装置または周辺装置に存在するパターンデータを用いて出力装置を限定することなく印刷情報を出力でき、したがって、操作者は出力装置がパターンデータを内蔵しているのかを意識することなく目的のパターンデータを用いて印刷情報を出力できるとしている。
又、特開2006−7572号公報(特許文献3)には、操作表示部と、前記操作表示部の表示画面上に表示する表示言語を選択的に切り替える言語切り替え手段とを備えた画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、前記言語切り替え手段により切り替えられた言語で使用される文字が1バイトの文字コードで定義されている場合に、2バイトの文字コードで定義されている文字を使用する他の言語の文字を前記操作表示部の同一表示画面内に表示させる制御手段を備えている。これにより、画像形成装置の操作表示部における表示言語が、文字入力された2バイトの文字コードで定義される文字を使用する言語とは別の、1バイトの文字コードで定義される文字を使用する言語に切り替えられても、入力された文字列を入力された言語の文字で正しく表示することが可能となるとしている。
又、特開2008−273091号公報(特許文献4)には、情報処理装置で使用する複数の言語データを格納しているメモリと、上記メモリに記憶されている複数の言語データから、少なくとも1つの言語データを選択する言語データ選択手段とを有する情報処理装置が開示されている。この情報処理装置では、上記言語データ選択手段によって選択された言語データ以外の言語データを、上記メモリから消去し、言語データ以外のデータを格納する特定データ格納領域として使用可能にするメモリ制御手段を更に備える。これにより、多くの言語に対応しながらも、プログラムを格納するメモリ容量の増大を抑制することができるという効果を奏するとしている。
特開2010−137455号公報 特開平7−325687号公報 特開2006−7572号公報 特開2008−273091号公報
ところで、画像形成装置のグローバル化に対応すべく、設置地域に対応して、予め登録された言語データ以外の他の言語データをオプション言語データとして当該画像形成装置にインストールすることが出来る。ここで、前記オプション言語データは、例えば、アジア地域であれば、日本語データ、中国語データ、台湾語データ、韓国語データ等が採用される。
このオプション言語データは、通常、記憶容量の制限等の何らかの理由により、特定のフォントにおいて、一つの言語データのみしかインストール出来ない場合がある。例えば、特定のフォントの日本語の言語データをオプション言語データとしてインストールした場合に、同一のフォントの台湾語の言語データを更にインストールすることが出来ない。そうすると、この画像形成装置は、台湾地域に対応出来ないという問題がある。このような問題に対して、前記特許文献1−4に記載の技術では、解決することが出来ない。
一方、日本語と台湾語は、同一のフォントにおいて一部の文字は共通の文字であるため、台湾語は、日本語で一部代用表示出来るという実情がある。そうすると、特定のフォントにおいては、日本語の言語データを台湾語の言語データとして一部利用出来る可能性がある。
そこで、本発明は、前記問題を解決するためになされたものであり、表示文字のフォントの違和感を出来るだけ抑えつつ、他の言語の表示文字を有効活用することが可能な操作装置及び操作方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る操作装置は、ユーザにより所定の言語キーが選択されると、当該選択された言語キーの言語の文字で画面の表示文字を表示する操作装置であって、以下の構成を採用する。
即ち、前記操作装置は、複数種の言語名と、各言語が代用できる言語名を関連付けて記憶した言語データ代用テーブルを記憶した言語データ代用記憶手段と、所定の画面において表示されるべき特定の言語キーに対応する表示文字の文字を記憶した表示文字テーブルを記憶した表示文字記憶手段と、特定の言語キーに対応する言語データの特定のフォントの表示文字に対応する他の言語データの前記特定のフォントと同じフォントの表示文字の文字を記憶した第一の言語データ記憶手段と、特定の言語キーに対応する言語データの特定のフォントと異なる他の特定のフォントの言語データを記憶した第二の言語データ記憶手段と、前記選択された言語キーの言語における特定のフォントの言語データを同一のフォントの他の言語データで代用するか否かを前記言語データ代用テーブルに基づいて判定する言語データ代用判定手段と、前記言語データ代用判定手段による判定の結果、前記特定のフォントの言語データを同一のフォントの他の言語データで代用する場合に、前記第一の言語データ記憶手段から、前記表示文字テーブルの前記表示文字の文字に対応する他の言語データの文字を検索して、前記表示文字が他の言語データの文字で代用できるか否かを判定し、言語データ切替手段に通知する言語データ代用検索手段と、前記言語データ代用検索手段が代用できると判定した場合、前記第一の言語データ記憶手段より、前記表示文字に対応する前記特定のフォントの他の言語データの文字を取得し、前記言語データ代用検索手段が代用できないと判定した場合、前記言語キーの言語で、前記第二の言語データ記憶手段を参照して前記特定のフォントと異なる他のフォントの言語データの文字を取得する言語データ切替手段と、前記取得された文字に基づいて、前記言語キーの言語で画面上に表示文字を表示する表示受付手段とを備えることを特徴とする。
又、前記言語データ代用判定手段は、前記選択された言語キーの言語が台湾語である場合に、当該台湾語における所定のフォントの言語データを同一のフォントの日本語の言語データで代用するか否かを判定する。
又、本発明の操作装置は、画像形成装置に備えることが出来る。
尚、本発明は、ユーザにより所定の言語キーが選択されると、当該選択された言語キーの言語の文字で画面の表示文字を表示する操作装置が実行する操作方法として提供することができる。
即ち、前記操作方法は、操作装置の言語データ代用記憶手段に、複数種の言語名と、各言語が代用できる言語名を関連付けて言語データ代用テーブルとして記憶されており、操作装置の表示文字記憶手段に、所定の画面において表示されるべき特定の言語キーに対応する表示文字の文字を表示文字テーブルとして記憶されており、操作装置の第一の言語データ記憶手段に、特定の言語キーに対応する言語データの特定のフォントの表示文字に対応する他の言語データの前記特定のフォントと同じフォントの表示文字の文字が記憶されており、操作装置の第二の言語データ記憶手段に、特定の言語データに対応する言語データの特定のフォントと異なる他の特定のフォントの言語データが記憶されており、操作装置の言語データ代用判定手段が、前記選択された言語キーの言語における特定のフォントの言語データを同一のフォントの他の言語データで代用するか否かを前記言語データ代用テーブルに基づいて判定するステップと、操作装置の言語データ代用検索手段が、前記判定ステップによる判定の結果、前記特定のフォントの言語データを同一のフォントの他の言語データで代用する場合に、前記第一の言語データ記憶手段から、前記表示文字テーブルの前記表示文字の文字に対応する他の言語データの文字を検索して、前記表示文字が他の言語データの文字で代用できるか否かを判定し、言語データ切替手段に通知する通知ステップと、操作装置の言語データ切替手段が、前記通知ステップによる代用できるとの通知の場合、前記第一の言語データ記憶手段より、前記表示文字に対応する他の言語データの前記特定のフォントの文字を取得し、前記代用できないとの通知の場合、前記言語キーの言語で、前記第二の言語データ記憶手段を参照して前記特定のフォントと異なる他のフォントの言語データの文字を取得するステップと、操作装置の表示受付手段が、前記取得された文字に基づいて、前記言語キーの言語で画面上に表示文字を表示するステップとを備えることを特徴とする。このような構成であっても、上述と同様の効果を得ることが可能である。
又、本発明は、電気通信回線などを介して個別に流通する、コンピュータに実行させるためのプログラムとして提供することができる。この場合、中央演算処理装置(CPU)が、本発明のプログラムに従ってCPU以外の各回路と協働して制御動作を実現する。又、前記プログラム及びCPUを用いて実現される各手段は、専用のハードウェアを用いて構成することもできる。又、当該プログラムは、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で流通させることも可能である。
本発明の操作装置及び操作方法によれば、表示文字のフォントの違和感を出来るだけ抑えつつ、他の言語の表示文字を有効活用することが可能となる。
本発明の実施形態に係る操作部を備える画像形成装置の概念図である。 本発明の実施形態に係る操作部の全体構成を示す概念図である。 本発明に係る複合機100の制御系ハードウェアの構成を示す図である。 本発明の実施形態における複合機の機能ブロック図である。 本発明の実施形態の実行手順を示すためのフローチャートである。 本発明の実施形態のタッチパネル上に表示された日本語の操作画面の一例を示す図(図6(A))と、本発明の実施形態のタッチパネル上に表示された表示言語切替画面の一例を示す図(図6(B))とである。 本発明の実施形態の言語データ代用テーブルの一例を示す図(図7(A))と、本発明の実施形態の表示文字テーブルと代用日本語文字の一例を示す図(図7(B))とである。 本発明の実施形態の表示文字テーブルと台湾語文字の一例を示す図(図8(A))と、本発明の実施形態のタッチパネル上に表示された台湾語の操作画面の一例を示す図(図8(B))とである。
以下に、添付図面を参照して、本発明の操作装置(操作部)を備える画像形成装置及び操作方法の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。又、フローチャートにおける数字の前に付されたアルファベットSはステップを意味する。
<操作部を備える画像形成装置>
図1は、本発明の実施形態に係る操作部を備える画像形成装置の概念図である。但し、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
尚、本発明の操作部を備える画像形成装置は、例えば、プリンタやスキャナ単体、あるいはプリンタ、コピー、スキャナ、ファックス等を備えた複合機等が該当し、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等を備えた画像形成装置として機能する。
以下に、例えば、コピー機能を利用する場合の複合機100(MFP:Multi Function Peripheral)の動作を簡単に説明する。
先ず、ユーザが複合機100を利用する場合、原稿を筐体部の上面に備えられている原稿台101に載置する。続いて、ユーザは、前記原稿台101近傍に備えられている操作部102(操作パネル)を使用して、画像形成に関する設定条件の入力を当該操作部102の操作画面から入力する。そして、ユーザが、前記操作部102に設けられたスタートキーを押下すると、複合機100が画像形成(印刷処理)を開始する。
次に、画像読取部103において、光源104から照射された光が、前記原稿台101に置かれた原稿に反射される。反射された光は、ミラー105、106、107によって撮像素子108に導かれる。導かれた光は前記撮像素子108により光電変換されて、前記原稿に対応する画像データが生成される。
さて、前記画像データに基づいてトナー像を形成する部分が画像形成部109である。前記画像形成部109には感光体ドラム110が備えられている。前記感光体ドラム110は、一定速度で所定の方向に回転し、その周囲には、回転方向の上流側から順に、帯電器111、露光ユニット112、現像器113、転写器114、クリーニングユニット115などが配置されている。
前記帯電器111は、前記感光体ドラム110表面を一様に帯電させる。前記露光ユニット112は、帯電された感光体ドラム110の表面に、前記画像データに基づいてレーザーを照射し、静電潜像を形成する。前記現像器114は、形成された静電潜像に、トナーを付着させてトナー像を形成する。形成されたトナー像は、前記転写器114により、記録媒体(例えば、用紙、シート)に転写される。前記クリーニングユニット115は、前記感光体ドラム110の表面に残された余分なトナーを取り除く。これらの一連のプロセスは、前記感光体ドラム110が回転することにより実行される。
前記用紙は、複合機100に備えられた複数の給紙カセット116から搬送される。搬送される時は、前記用紙は、ピックアップローラ117により何れか1つの給紙カセット116から搬送路へ引き出される。各給紙カセット116には、それぞれ異なる紙種の用紙が収容されており、画像形成に関する設定条件に基づいて用紙が給紙される。
搬送路に引き出された用紙は、搬送ローラ118やレジストローラ119により感光体ドラム110と転写器114の間に送り込まれる。送り込まれると、前記用紙は前記転写器114により前記トナー像が転写され、定着装置120に搬送される。
前記トナー像が転写された用紙が、前記定着装置120に備えられた加熱ローラと加圧ローラの間を通過すると、前記トナー像に熱と圧力が印加されて、可視像が用紙に定着される。前記加熱ローラの熱量は、紙種に応じて最適に設定され、前記定着が適切に行われる。前記可視像が用紙に定着されて画像形成が終了し、当該用紙は搬送ローラ118により、経路切替部121へ導かれる。
前記経路切替部121では、前記複合機100による切り替え指示により、前記用紙を、前記筐体部の側面に設けられた排紙トレイ122へ案内したり、排紙口123を介して、前記筐体部の胴内に設けられた胴内トレイ124へ案内したりする。前記用紙は、前記排紙トレイ122か胴内トレイ124に積載され、収容される。前記手順により、複合機100の筐体部はコピー機能をユーザに提供する。
次に、図2は、本発明の実施形態に係る操作部の全体構成を示す概念図である。ユーザは、前記操作部102を用いて、上述のような画像形成についての設定条件を入力したり、入力された設定条件を確認したりする。前記設定条件が入力される場合、前記操作部102に備えられたタッチパネル201(操作パネル)、タッチペン202、操作キー203が用いられる。
前記タッチパネル201には、設定条件を入力する機能と当該設定条件を表示する機能が兼ね備えられている。即ち、タッチパネル201上に表示された画面内のキーを押下することによって、当該押下されたキーに対応する設定条件が入力される。
前記タッチパネル201の背面には、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部(図示せず)が設けられており、当該表示部が、例えば、前記初期画面等の操作画面を表示する。前記タッチパネル201の近傍には、タッチペン202が備えられており、ユーザがそのタッチペン202の先をタッチパネル201に接触させると、タッチパネル201下に設けられたセンサーが接触先を検知する。
更に、前記タッチパネル201近傍には、所定数の操作キー203が設けられ、例えば、テンキー204、スタートキー205、クリアキー206、ストップキー207、リセットキー208、電源キー209が備えられている。
次に、図3を用いて、複合機100の制御系ハードウェアの構成を説明する。図3は、本発明に係る複合機100の制御系ハードウェアの構成を示す図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
複合機100の制御回路は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304、各駆動部に対応するドライバ305、操作部306(102)を内部バス307によって接続している。
前記CPU301は、例えば、RAM303を作業領域として利用し、前記ROM302、HDD304等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいて前記ドライバ306と前記操作部307からのデータや指示、キーに対応する信号、命令等を授受し、図1に示した各駆動部の動作を制御する。
又、前記駆動部以外の後述する各手段(図4に示す)についても、前記CPU301がプログラムを実行することで当該各手段を実現する。前記ROM302、HDD304等には、以下に説明する各手段を実現するプログラムやデータが記憶されている。
<本発明の実施形態>
次に、図4、図5を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。図4は、本発明の実施形態における複合機の機能ブロック図である。又、図5は、本発明の実施形態の実行手順を示すためのフローチャートである。
先ず、ユーザが、複合機100の電源を投入すると、当該複合機100が起動し、表示受付手段401が、タッチパネル201上に操作画面(初期画面)を表示する(図5:S101)。
前記操作画面600には、図6(A)に示すように、所定のメッセージ「ファックスできます。」601と、ファクシミリ機能等の設定条件を入力するための機能項目キー602と、前記画面に表示される表示文字を他の言語の文字に変更するための言語切替キー603(「言語切替」キー)とが表示される。ここで、前記操作画面600に表示される表示文字(表示名、表示名称)は、予め設定された所定のフォント(フォントA)の日本語の文字で表示されている。
ここで、例えば、ユーザが、自身の言語で画面の文字を表示させたいと希望して、前記言語切替キー603を選択すると(図5:S102YES)、前記表示受付手段401が、当該言語切替キー603の選択を受け付けて、タッチパネル201上に表示言語切替画面を表示する(図5:S103)。
前記表示言語切替画面604には、図6(B)に示すように、所定のメッセージ「表示言語を選択して下さい。」605と、複数の言語キー606と、キャンセルキー607とが表示される。
ここで、前記言語キー606には、前記フォントAの日本語の文字で、切替対象の言語名(言語名称)の略語が表示されており、例えば、表示言語のフォントAの日本語からフォントAの英語に切り替える言語キー606aには、言語名として「英」が表示され、フォントAの台湾語に切り替える言語キー606bには、言語名として「台」が表示されている。尚、現在設定されている日本語に対応する言語キー606cの背景は、他の言語キー606の背景と比較して異なる色(グレー色等)で表示され、ユーザに、当該日本語に対応する言語キー606cが選択されていることを示している。
ユーザは、前記表示言語切替画面604を見ながら、所定の言語キー606を選択すると、前記表示受付手段401が、当該言語キー606の選択を受け付けて(図5:S104YES)、その旨を言語データ代用判定手段402に通知する。当該通知を受けた言語データ代用判定手段402は、前記選択された言語キーの言語における所定のフォントAの言語データを同一のフォントの他の言語データで代用するか否かを判定する(図5:S105)。
前記言語データ代用判定手段402が、前記フォントAの言語データを同一のフォントの他の言語データで代用するか否かを判定する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下のようになされる。
即ち、前記言語データ代用判定手段402は、言語データ代用記憶手段403に予め記憶された言語データ代用テーブルを参照する。
前記言語データ代用テーブル700には、図7(A)に示すように、前記言語キー606の言語701(言語名、例えば、「英語」、「台湾語」、「日本語」等)と、当該言語701に対応する代用情報702とが関連付けて記憶される。
ここで、前記代用情報702には、同一のフォントAの他の言語データで代用しない場合には、「代用しない」702aが記憶され、同一のフォントAの他の言語データで代用する場合には、「代用する言語名(例えば、日本語)で代用」702bが記憶される。
前記代用情報702が「代用しない」702aである場合は、前記言語701に対応する、フォントAの言語データが操作部102等に既に記憶されていることを示し、前記代用情報702が「代用する言語名で代用」702bである場合は、前記言語701に対応する、フォントAの言語データが存在せず(不足しており)、同一のフォントAの他の言語データで補う必要があることを示している。
例えば、言語701が「台湾語」である場合、前記フォントAの言語データが存在しないものの(不足するものの)、同一のフォントAの他の言語データである日本語で一部の文字を補うことが出来るため、当該言語701の「台湾語」には、代用情報702の「日本語で代用」702bが関連付けて記憶される。上述の場合は、例えば、何らかの理由により、前記フォントAにおいて、前記選択された言語キーの台湾語の言語データと日本語の言語データとが共存出来ない場合に該当する。
前記言語データ代用テーブル700を参照した言語データ代用判定手段402は、前記選択された言語キー606の言語701に対応する代用情報702を参照して、前記フォントAの言語データを同一のフォントの他の言語データで代用するか否かを判定する。
前記判定の結果、前記代用情報702に「代用しない」702aが記憶されている場合、例えば、ユーザが選択した言語キー606が「英」キー606aである場合に、前記言語データ代用判定手段402は、当該言語701のフォントAの言語データを同一のフォントAの他の言語データで代用しないと判定し(図5:S105NO)、その旨を言語データ切替手段404に通知する。当該通知を受けた言語データ切替手段404は、第一の言語データ記憶手段405に予め記憶されている所定のフォントAの言語データを参照するとともに、表示文字記憶手段406に予め記憶された表示文字テーブルを参照する。
前記フォントAの言語データには、各言語毎に言語データが記憶されているとともに、前記表示文字テーブルには、所定の画面において表示すべき表示文字が各画面毎に予め記憶されている。
前記言語データ切替手段404は、前記表示文字テーブルから、前記画面600における前記言語キー606の言語(英語)の表示文字を参照し、当該表示文字に対応する言語データの文字を、前記言語キー606の言語(英語)の言語データから取得する(図5:S106)。そして、前記言語データ切替手段404は、その旨を表示受付手段401に通知し、当該通知を受けた表示受付手段401は、前記取得された言語データの文字を用いて、操作画面を表示する(図5:S107)。これにより、同一のフォントAの言語データが存在する場合には、同一のフォントAの言語の表示文字で表示されることになる。
一方、S105において、前記判定の結果、前記代用情報702に「日本語で代用」702bが記憶されている場合、例えば、ユーザが選択した言語キー606が「台」キー606bである場合に、前記言語データ代用判定手段402は、当該言語701のフォントAの言語データを同一のフォントAの他の言語データで代用すると判定し(図5:S105YES)、その旨を言語データ代用検索手段407に通知する。当該通知を受けた言語データ代用検索手段407が、第一の言語データ記憶手段405から、同一のフォントAの他の言語データ(日本語の言語データ)を参照し、前記言語キーの言語(台湾語)の表示文字を、前記他の言語データの文字から検索する。
前記言語データ代用検索手段407が、前記言語キーの言語の表示文字を、前記他の言語データの文字から検索する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下のようになされる。
即ち、前記言語データ代用検索手段407は、先ず、表示文字記憶手段406に予め記憶された表示文字テーブルを参照する。
前記表示文字テーブル703には、図7(B)に示すように、所定の画面(操作画面600)において、前記選択された言語キーの言語(台湾語)で表示すべき表示文字704が各画面毎に記憶されている。
尚、前記表示文字704には、一般的な文字を示す文字コードでも良いが、理解を容易にするために、例えば、前記操作画面600において、機能項目キー602のうち、「電子メール 主旨/内容」キーの表示文字に対応する「主」、「旨」、「内」、「容」が記憶されている。
前記言語データ代用検索手段407は、前記表示文字テーブル703の表示文字704と、第一の言語データ記憶手段405のフォントAの日本語の言語データとを比較し、前記言語キーの言語(台湾語)の表示文字を、前記フォントAの他の言語データ(日本語の言語データ)の文字から検索する(図5:S108)。
前記検索の結果、前記言語キーの言語の表示文字704が前記他の言語データの文字に存在する場合、例えば、図7(B)に示すように、台湾語の表示文字704「主」に対応する、同一のフォントAの日本語の言語データの文字「主」が存在する場合に(図5:S108YES)、前記言語データ代用検索手段407は、この表示文字704は日本語の言語データの文字で代用できると判定して、その旨を言語データ切替手段404に通知する。当該通知を受けた言語データ切替手段404は、第一の言語データ記憶手段405から、前記存在した同一のフォントAの他の言語データの文字を取得(図5:S109)。これにより、他の言語データを有効活用して、所望する言語の表示文字を代用表示することが可能となる。このような文字は、例えば、台湾語の文字に共通する日本語の文字が対応する。
一方、S108において、前記検索の結果、前記言語キーの言語の表示文字704が前記他の言語データの文字に存在しない場合、例えば、図7(B)に示すように、表示名の表示文字704「容」に対応する、同一のフォントAの日本語の言語データの文字「内」が存在しない場合に(図5:S108NO)、前記言語データ代用検索手段407は、この表示文字704は日本語の言語データの文字で代用出来ないと判定して、その旨を言語データ切替手段404に通知する。当該通知を受けた言語データ切替手段404は、前記フォントAと異なる他のフォント(例えば、フォントB)の言語データを記憶する第二の言語データ記憶手段408を参照し、図8(A)に示すように、前記言語キーの言語の台湾語で、前記フォントAと異なる他のフォントBの言語データの文字「内」を取得する(図5:S110)。これにより、他のフォントBになるものの、所望する言語の表示文字を確実に表示することが可能となる。このような文字は、例えば、台湾語の独自の特徴のある文字で、日本語の文字に存在しない文字が対応する。
そして、前記言語データ切替手段404は、所定の文字を取得すると、その旨を言語データ代用検索手段407に通知し、当該通知を受けた言語データ代用検索手段407は、前記表示文字テーブル703の表示文字704に対応する文字を全て取得したか否かを判定する(図5:S111)。
前記判定の結果、前記表示文字704に対応する文字を全て取得していない場合に(図5:S111NO)、前記言語データ代用検索手段407は、S108へ戻り、前記言語キー606の言語の表示文字704を、前記他の言語データの文字から検索する(図5:S108)。
一方、S111において、前記判定の結果、前記表示文字704に対応する文字を全て取得した場合に(図5:S111YES)、前記言語データ代用検索手段407は、その旨を言語データ切替手段404を介して、前記表示受付手段401に通知し、当該通知を受けた表示受付手段401は、前記取得された文字を用いて、前記言語キーの言語(台湾語)で表示文字が表示された操作画面を表示する(図5:S107)。
前記操作画面800には、図8(B)に示すように、所定のメッセージ「可以傳送」801と、ファクシミリ機能等の設定条件を入力するための機能項目キー802と、前記画面に表示される表示言語を変更するための言語切替キー803(「語言切換」キー)とが表示される。
ここで、前記操作画面800では、表示文字(表示名、表示名称)が、前記選択された言語キー606の台湾語で表示される。又、代用可能な台湾語の文字は、フォントAの日本語の文字で表示され、代用不可な台湾語の文字は、フォントBの台湾語の文字で表示される。例えば、機能項目キー802の「主旨/内容」のうち、「主」、「旨」、「容」802aは、フォントAの日本語の文字で表示され、「内」802bは、フォントBの台湾語の文字で表示される。
これにより、代用可能な表示文字は、フォントが同一である他の言語の文字で代用し、代用不可な表示文字は、フォントが異なる、対応する言語の文字で表示する。そのため、同一のフォントで、相互に異なる言語データを記憶出来ない場合は、代用できる(補充できる)言語データを有効活用することが可能となる。その結果、表示文字のフォントの違和感を出来るだけ抑えつつ、他の言語の表示文字を有効活用することが可能となる。
さて、ユーザは、前記操作画面800を見ながら、各機能項目キー802を選択して、所定の設定条件を入力すると、前記表示受付手段401が、当該設定条件の入力を受け付ける(図5:S112)。そして、ユーザが、スタートキー205を選択すると、前記表示受付手段401が、当該スタートキー205の選択を受け付けて、その旨を機能提供手段409に通知し、当該通知を受けた機能提供手段409は、前記設定条件に基づいて機能を提供する(図5:S113)。これにより、ユーザは、表示言語を切り換えて、所望する機能提供を簡単に実現することが可能となる。
尚、S102において、ユーザが、前記言語切替キー603を選択した場合(図5:S102NO)、S104において、ユーザが、前記キャンセルキー607を選択した場合(図5:S104NO)、前記表示受付手段401は、前記操作画面600において、ユーザから、設定条件の入力を受け付けることになる(図5:S112)。
このように、本発明は、前記選択された言語キー606の言語における所定のフォントAの言語データを同一のフォントAの他の言語データで代用するか否かを判定する言語データ代用判定手段402と、前記判定の結果、前記フォントAの言語データを同一のフォントAの他の言語データで代用する場合に、前記言語キー606の言語の表示文字を、前記他の言語データの文字から検索する言語データ代用検索手段407とを備える。又、本発明は、前記検索の結果、前記言語キー606の言語の表示文字が前記他の言語データの文字に存在する場合に、当該存在した他の言語データの文字を取得し、前記言語キー606の言語の表示文字が前記他の言語データの文字に存在しない場合に、前記言語キー606の言語で、前記フォントAと異なる他のフォントBの言語データの文字を取得する言語データ切替手段404と、前記取得された文字に基づいて、前記言語キー606の言語で画面の表示文字を表示する表示受付手段401とを備える。
これにより、表示文字のフォントの違和感を出来るだけ抑えつつ、他の言語の表示文字を有効活用することが可能となる。特に、所定のフォントAにおいて、複数の言語データを記憶することが出来ないような特別な事情、例えば、特定のフォントについては、オプション言語データとして、一の言語データしか記憶することが出来ない等が存在する場合には、本発明は、特に有効である。
尚、本発明の実施形態では、台湾語に対して日本語を代用対象として挙げたが、相互に文字を代用可能な言語であれば、本発明を適用出来る。例えば、独語に対して英語を代用対象とすることが可能である。この場合、独語の独特なウムラウト等が、他のフォントの言語データで表示すべき文字となる。
又、本発明は、操作部102を複合機100に適用した場合について説明したが、タッチパネルを有する操作部102(操作装置)を備えた各種画像形成装置、各種画像処理装置、各種画像加工装置、各種画像表示装置等に適用しても、同一の作用効果を奏する。
又、本発明の実施形態では、複合機100(操作部102)が各手段を備えるよう構成したが、当該各手段を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、前記プログラムを複合機100(操作部102)に読み出させ、当該複合機100(操作部102)が前記各手段を実現する。その場合、前記記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各手段が実行するステップをハードディスクに記憶させる方法として提供することも可能である。
以上のように、本発明に係る操作装置及び操作方法は、操作部はもちろん、それを備えた複合機、複写機、プリンタ等に有用であり、複合機はもちろん、スキャナ、複写機、プリンタ等に有用であり、表示文字のフォントの違和感を出来るだけ抑えつつ、他の言語の表示文字を有効活用することが可能な操作装置及び操作方法として有効である。
100 複合機
102 操作部
401 表示受付手段
402 言語データ代用判定手段
403 言語データ代用記憶手段
404 言語データ切替手段
405 第一の言語データ記憶手段
406 表示文字記憶手段
407 言語データ代用検索手段
408 第二の言語データ記憶手段
409 機能提供手段

Claims (6)

  1. ユーザにより所定の言語キーが選択されると、当該選択された言語キーの言語の文字で所定の画面の表示文字を表示する操作装置であって、
    複数種の言語名と、各言語が代用できる言語名を関連付けて記憶した言語データ代用テーブルを記憶した言語データ代用記憶手段と、
    所定の画面において表示されるべき特定の言語キーに対応する表示文字の文字を記憶した表示文字テーブルを記憶した表示文字記憶手段と、
    特定の言語キーに対応する言語データの特定のフォントの表示文字に対応する他の言語データの前記特定のフォントと同じフォントの表示文字の文字を記憶した第一の言語データ記憶手段と、
    特定の言語キーに対応する言語データの特定のフォントと異なる他のフォントの言語データを記憶した第二の言語データ記憶手段と、
    前記選択された言語キーの言語における特定のフォントの言語データを同一のフォントの他の言語データで代用するか否かを前記言語データ代用テーブルに基づいて判定する言語データ代用判定手段と、
    前記言語データ代用判定手段による判定の結果、前記特定のフォントの言語データを同一のフォントの他の言語データで代用する場合に、前記第一の言語データ記憶手段から、前記表示文字テーブルの前記表示文字の文字に対応する他の言語データの文字を検索して、前記表示文字が他の言語データの文字で代用できるか否かを判定し、言語データ切替手段に通知する言語データ代用検索手段と、
    前記言語データ代用検索手段が代用できると判定した場合、前記第一の言語データ記憶手段より、前記表示文字に対応する前記特定のフォントの他の言語データの文字を取得し、前記言語データ代用検索手段が代用できないと判定した場合、前記言語キーの言語で、前記第二の言語データ記憶手段を参照して前記特定のフォントと異なる他のフォントの言語データの文字を取得する言語データ切替手段と、
    前記取得された文字に基づいて、前記言語キーの言語で画面上に表示文字を表示する表示受付手段と
    を備えることを特徴とする操作装置。
  2. 前記言語データ代用判定手段は、前記選択された言語キーの言語が台湾語である場合に、当該台湾語における所定のフォントの言語データを同一のフォントの日本語の言語データで代用するか否かを判定する
    請求項1に記載の操作装置。
  3. 請求項1−2のいずれか一項に記載の操作装置を備えた画像形成装置。
  4. ユーザにより所定の言語キーが選択されると、当該選択された言語キーの言語の文字で画面の表示文字を表示する操作装置が実行する操作方法であって、
    操作装置の言語データ代用記憶手段に、複数種の言語名と、各言語が代用できる言語名を関連付けて言語データ代用テーブルとして記憶されており、
    操作装置の表示文字記憶手段に、所定の画面において表示されるべき特定の言語キーに対応する表示文字の文字を表示文字テーブルとして記憶されており、
    操作装置の第一の言語データ記憶手段に、特定の言語キーに対応する言語データの特定のフォントの表示文字に対応する他の言語データの前記特定のフォントと同じフォントの表示文字の文字が記憶されており、
    操作装置の第二の言語データ記憶手段に、特定の言語データに対応する言語データの特定のフォントと異なる他のフォントの言語データが記憶されており、
    操作装置の言語データ代用判定手段が、前記選択された言語キーの言語における特定のフォントの言語データを同一のフォントの他の言語データで代用するか否かを前記言語データ代用テーブルに基づいて判定するステップと、
    操作装置の言語データ代用検索手段が、前記判定ステップによる判定の結果、前記特定のフォントの言語データを同一のフォントの他の言語データで代用する場合に、前記第一の言語データ記憶手段から、前記表示文字テーブルの前記表示文字の文字に対応する他の言語データの文字を検索して、前記表示文字が他の言語データの文字で代用できるか否かを判定し、言語データ切替手段に通知する通知ステップと、
    操作装置の言語データ切替手段が、前記通知ステップによる代用できるとの通知の場合、前記第一の言語データ記憶手段より、前記表示文字に対応する他の言語データの前記特定のフォントの文字を取得し、前記代用できないとの通知の場合、前記言語キーの言語で、前記第二の言語データ記憶手段を参照して前記特定のフォントと異なる他のフォントの言語データの文字を取得するステップと、
    操作装置の表示受付手段が、前記取得された文字に基づいて、前記言語キーの言語で画面上に表示文字を表示するステップと
    を備えることを特徴とする操作方法。
  5. 請求項4に記載の操作方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムを記憶したコンピュータに読み取り可能な記憶媒体。
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