JP2015185074A - 電源制御装置及び電源制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用のATX電源を使用しているにもかかわらず、スリープ状態における電力効率を向上させることが可能な複合機100を提供する。
【解決手段】機能提供状態では、主電源とATX電源との間に設けられたリレー基板の第一の電源スイッチを電気的に接続することで、PC用電子回路基板に対するATX電源の電力供給を開始するとともに、エンジン基板の第二の電源スイッチを電気的に遮断することで、前記PC用電子回路基板に対するサブ電源からの電力供給を停止させる主電源制御手段401と、スリープ状態では、前記リレー基板の第一の電源スイッチを電気的に遮断することで、前記PC用電子回路基板に対するATX電源の電力供給を停止させるとともに、前記エンジン基板の第二の電源スイッチを電気的に接続することで、前記PC用電子回路基板に対するサブ電源からの電力供給を開始するスリープ電源制御手段403を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、電源制御装置及び電源制御方法に関し、詳しくは、汎用のATX電源を使用しているにもかかわらず、スリープ状態における電力効率を向上させることが可能な電源制御装置及び電源制御方法に関する。
従来より、電源ユニットに関係する技術は、多数存在する。例えば、特開2000−339068号公報(特許文献1)には、複数のパワーラインが安全な動作レベルとなるまでコンピュータの起動を遅延するパワーモニタ回路と、主電源出力電圧のみをモニタリングし、各電源についてモニタ回路を設ける必要性を排除する集積回路が開示されている。
又、特表2009−510846号公報(特許文献2)には、節電モード時に、電源電圧が良好であることを示すアクティブフラグ信号を維持しながら、電力消費が低減されたパワーアップ回路が開示されている。又、実用新案登録第3168471号公報(特許文献3)には、サスペンド・ツー・メモリ状態で電力消費を削減するコンピューターマザーボードが開示されている。
特開2000−339068号公報 特表2009−510846号公報 実用新案登録第3168471号公報
近年、複合機等の画像形成装置において、パーソナルコンピューター(PC)用の主要な電子回路基板(マザーボード)を電装部品として使用する場合がある。この電子回路基板は、例えば、外部インターフェイスのホストインターフェイス、ネットワーク、大容量メモリーを利用したスキャナー等の画像処理部に使用されている。
このようなPC用のマザーボードを使用する利点として、例えば、外部インターフェイスがドライバソフトを含めて実装済である、汎用オペレーティングシステムを使用出来る、開発者の人数や開発費用を抑えることが出来る等が挙げられる。
ここで、PC用マザーボードを使用する際に、当該PC用マザーボードの電源仕様が予め決定されているから、この電源仕様に対応する電源ユニットのAXT電源(コンピュータ用の電源回路を収めたユニットの標準規格およびその規格に準じた電源ユニット)を使用することになる。
一方、画像形成装置では、常にスリープ状態における消費電力を低減することを求められており、これに適した電源ユニットの開発が進んでいる。ここで、画像形成装置にPC用マザーボードとAXT電源とを搭載すると、スリープ状態における消費電力が、当該AXT電源により決定されるという問題がある。
一般的に、高効率のATX電源(例えば、80PLUS ATX電源)では、電力負荷が20%から100%において、その電力効率を80%としているが、電力負荷が20%未満になると、その電力効率が著しく低下する。具体的には、画像形成装置において、スリープ状態における消費電力は、数W以下であり、この消費電力に対応するATX電源の出力電力も数Wとなるものの、このATX電源の電力効率は十数%と格段に低下している。言い換えると、ATX電源は、スリープ状態で使用する場合、電力効率が悪いという問題がある。
一方、画像形成装置は、通常、長時間スリープ状態となることが多いため、ATX電源を搭載した画像形成装置では、スリープ状態における電力効率がかなり悪く、この電力効率の悪化は、そのまま電気代に反映され、ユーザーに対する負担を増大させることになる。このような問題に対して、特許文献1−3に記載の技術では、解決することが出来ない。
そこで、本発明は、前記問題を解決するためになされたものであり、汎用のATX電源を使用しているにもかかわらず、スリープ状態における電力効率を向上させることが可能な電源制御装置及び電源制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電源制御装置は、機能提供状態では、主電源とATX電源との間に設けられたリレー基板の第一の電源スイッチを電気的に接続することで、PC用電子回路基板に対するATX電源の電力供給を開始するとともに、エンジン基板の第二の電源スイッチを電気的に遮断することで、前記PC用電子回路基板に対するサブ電源からの電力供給を停止させる主電源制御手段を備える。又、スリープ状態では、前記リレー基板の第一の電源スイッチを電気的に遮断することで、前記PC用電子回路基板に対するATX電源の電力供給を停止させるとともに、前記エンジン基板の第二の電源スイッチを電気的に接続することで、前記PC用電子回路基板に対するサブ電源からの電力供給を開始するスリープ電源制御手段を備える。
又、本発明は、電源制御方法として構成することが出来る。即ち、本発明は、機能提供状態では、主電源とATX電源との間に設けられたリレー基板の第一の電源スイッチを電気的に接続することで、PC用電子回路基板に対するATX電源の電力供給を開始するとともに、エンジン基板の第二の電源スイッチを電気的に遮断することで、前記PC用電子回路基板に対するサブ電源からの電力供給を停止させるステップを備える。又、スリープ状態では、前記リレー基板の第一の電源スイッチを電気的に遮断することで、前記PC用電子回路基板に対するATX電源の電力供給を停止させるとともに、前記エンジン基板の第二の電源スイッチを電気的に接続することで、前記PC用電子回路基板に対するサブ電源からの電力供給を開始するステップを備える。
又、本発明は、電気通信回線などを介して個別に流通する、コンピュータに実行させるためのプログラムとして提供することができる。この場合、中央演算処理装置(CPU)が、本発明のプログラムに従ってCPU以外の各回路と協働して制御動作を実現する。又、前記プログラム及びCPUを用いて実現される各手段は、専用のハードウェアを用いて構成することもできる。又、当該プログラムは、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で流通させることも可能である。
本発明の電源制御装置及び電源制御方法によれば、汎用のATX電源を使用しているにもかかわらず、スリープ状態における電力効率を向上させることが可能となる。
本発明に係る複合機の内部の全体構成を示す概念図である。 本発明に係る操作部の全体構成を示す概念図である。 本発明に係る複合機の制御系ハードウェアの構成を示す図である。 本発明の実施形態における複合機の機能ブロック図である。 本発明の実施形態の実行手順を示すためのフローチャートである。 機能提供状態における電源回路の構成を示す図(図6(A))と、スリープ状態における電源回路の構成を示す図(図6(B))である。
以下に、添付図面を参照して、本発明の電源制御装置である画像形成装置の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。又、フローチャートにおける数字の前に付されたアルファベットSはステップを意味する。
<電源制御装置である画像形成装置>
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、例えば、通常の画像形成装置であり、以下に、この画像形成装置について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略模式図である。但し、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
尚、本発明の画像形成装置は、例えば、プリンタやスキャナー単体、あるいはプリンタ、コピー、スキャナー、ファックス等を備えた複合機等が該当し、コピー機能、スキャナー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等を備えた画像形成装置として機能する。
以下に、例えば、コピー機能を利用する場合の複合機100(MFP:Multi Function Peripheral)の動作を簡単に説明する。
先ず、ユーザーが複合機100を利用する場合、原稿を筐体部の上面に備えられている原稿台101a又は自動原稿給送部の載置台101bに載置する。続いて、ユーザーは、前記原稿台101近傍に備えられている操作部102(操作パネル)を使用して、画像形成に関する設定条件の入力を当該操作部102の操作画面(初期画面)から入力する。そして、ユーザーが、前記操作部102に設けられたスタートキーを押下すると、複合機100が画像形成(印刷処理)を開始する。
次に、画像読取部103において、光源104から照射された光が、前記原稿台101に置かれた原稿に反射される。反射された光は、ミラー105、106、107によって撮像素子108に導かれる。導かれた光は前記撮像素子108により光電変換されて、前記原稿に対応する画像データが生成される。
さて、前記画像データに基づいてトナー像を形成する部分が画像形成部109である。前記画像形成部109には感光体ドラム110が備えられている。前記感光体ドラム110は、一定速度で所定の方向に回転し、その周囲には、回転方向の上流側から順に、帯電器111、露光ユニット112、現像器113、転写器114、クリーニングユニット115などが配置されている。
前記帯電器111は、前記感光体ドラム110表面を一様に帯電させる。前記露光ユニット112は、帯電された感光体ドラム110の表面に、前記画像データに基づいてレーザーを照射し、静電潜像を形成する。前記現像器114は、形成された静電潜像に、トナーを付着させてトナー像を形成する。形成されたトナー像は、前記転写器114により、記録媒体(例えば、用紙、シート)に転写される。前記クリーニングユニット115は、前記感光体ドラム110の表面に残された余分なトナーを取り除く。これらの一連のプロセスは、前記感光体ドラム110が回転することにより実行される。
前記シートは、複合機100に備えられた複数の給紙カセット116から搬送される。搬送される時は、前記シートは、ピックアップローラ117により何れか1つの給紙カセット116から搬送路へ引き出される。各給紙カセット116には、それぞれ異なる紙種のシートが収容されており、画像形成に関する設定条件に基づいてシートが給紙される。
搬送路に引き出されたシートは、搬送ローラ対118やレジストローラ対119により感光体ドラム110と転写器114の間に送り込まれる。送り込まれると、前記シートには前記転写器114により前記トナー像が転写され、前記シートは定着装置120に搬送される。
前記トナー像が転写されたシートが、前記定着装置120に備えられた加熱ローラと加圧ローラの間を通過すると、前記トナー像に熱と圧力が印加されて、可視像がシートに定着される。前記加熱ローラの温度は、紙種に応じて最適に設定され、前記定着が適切に行われる。前記可視像がシートに定着されて画像形成が終了し、当該シートは搬送ローラ118により、排紙口121を介して、筐体部の外側に設けられたトレイ122へ排紙される。前記シートは、前記トレイ122に積載され、収容される。前記手順により、複合機100はコピー機能をユーザーに提供する。
次に、図2は、本発明の実施形態に係る操作部の全体構成を示す概念図である。ユーザーは、前記操作部102を用いて、上述のような画像形成についての設定条件を入力したり、入力された設定条件を確認したりする。前記設定条件が入力される場合、前記操作部102に備えられたタッチパネル201(操作パネル)、タッチペン202、操作キー203が用いられる。
前記タッチパネル201には、設定条件を入力する機能と当該設定条件を表示する機能が兼ね備えられている。即ち、タッチパネル201上に表示された画面内のキーを押下することによって、当該押下されたキーに対応する設定条件が入力される。
前記タッチパネル201の背面には、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部(図示せず)が設けられており、当該表示部が、例えば、前記初期画面等の操作画面を表示する。前記タッチパネル201の近傍には、タッチペン202が備えられており、ユーザーがそのタッチペン202の先をタッチパネル201に接触させると、タッチパネル201下に設けられたセンサーが接触先を検知する。
更に、前記タッチパネル201近傍には、所定数の操作キー203が設けられ、例えば、テンキー204、スタートキー205、クリアキー206、ストップキー207、リセットキー208、電源キー209が備えられている。
次に、図3を用いて、複合機100の制御系ハードウェアの構成を説明する。図3は、本発明に係る複合機100の制御系ハードウェアの構成を示す図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
複合機100の制御回路は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304、各駆動部に対応するドライバ305、操作部102を内部バス306によって接続している。
前記CPU301は、例えば、RAM303を作業領域として利用し、前記ROM302、HDD304等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいて前記ドライバ305と前記操作部102からのデータや指示、キーに対応する信号、命令等を授受し、図1に示した各駆動部の動作を制御する。
又、前記駆動部以外の後述する各手段(図4に示す)についても、前記CPU301がプログラムを実行することで当該各手段を実現する。前記ROM302、HDD304等には、以下に説明する各手段を実現するプログラムやデータが記憶されている。
<本発明の実施形態>
次に、図4、図5を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。図4は、本発明の複合機の機能ブロック図である。又、図5は、本発明の実行手順を示すためのフローチャートである。
先ず、ユーザーが、複合機100の主電源を投入すると(図5:S101)、当該複合機100が起動し、主電源制御手段401が、主電源とATX電源との間に設けられたリレー基板の第一の電源スイッチを電気的に接続(ON)することで、PC用電子回路基板に対するATX電源の電力供給を開始するとともに、エンジン基板の第二の電源スイッチを電気的に遮断(OFF)することで、前記PC用電子回路基板に対するサブ電源からの電力供給を停止させる。
ここで、主電源制御手段401が電源制御する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下のようになされる。即ち、先ず、本発明の複合機100の電源回路の構成は、図6(A)に示すように、外部のAC電源に接続可能な電源プラグ600と、当該電源プラグ600とPC用の電子回路基板601(マザーボード)とを電気的に接続/遮断する主電源スイッチ602とが設けられる。この主電源スイッチ602が、ユーザーによりON/OFFされる。又、主電源スイッチ602とマザーボード601との間には、サブ電源603(5V電源ユニット)が設けられており、このサブ電源603は、通常、複合機100のスリープ状態では、電力負荷5%の場合の電力効率が75%以上であり、電力負荷65%の場合の電力効率が80%以上であり、複合機100のスリープ状態に好適に使用される電源ユニットである。
このサブ電源603は、リレー基板604の第一の電源スイッチ605の電気的接続/遮断を制御するエンジン基板606を中継(経由)して、マザーボード601に、5Vの電圧の電力を供給している。そのため、前記エンジン基板606内には、このサブ電源603とマザーボード601とを電気的に接続/遮断する第二の電源スイッチ607が設けられている。又、エンジン基板606は、前記サブ電源603からの電源供給を受ける。
又、前記リレー基板604とマザーボード601との間には、PC用マザーボードのためのATX電源608が設けられており、当該ATX電源608は、前記第二の電源スイッチ607がONされることにより、電源プラグ600からの電力を受けて、5Vの電圧の電力をマザーボード601へ供給する。
先ず、主電源が投入される時点では、エンジン基板606の第二の電源スイッチ607がONされており、ユーザーの主電源投入により、エンジン基板606を介してサブ電源603からの電力供給をマザーボード601が受ける。電力供給を受けたマザーボード601は、主電源制御手段401に対応し、当該主電源制御手段401は、エンジン基板606を介して、前記リレー基板604の第一の電源スイッチ605を電気的に接続(ON)することで(図5:S102)、ATX電源608を起動させて(図5:S103)、ATX電源608を介してマザーボード601に5Vの電圧の電力を供給する。これにより、マザーボード601は、従来と同様に、電源仕様が対応するAXT電源608からの電力供給を受けて、高い電力効率(例えば、80%)を維持することが出来る。尚、ATX電源608の電力効率は、電力負荷が20%から100%において80%である。
又、主電源制御手段401は、ATX電源608からの電力供給を受けた後に、エンジン基板606の第二の電源スイッチ607を電気的に遮断(OFF)することで、マザーボード601に対するサブ電源603からの電力供給を停止する(図5:S104)。これにより、無駄な電力供給を防止する。
さて、マザーボード601が電力供給を受けることで、例えば、コピー機能、ファクシミリ機能、ネットワーク機能等を実行することになる。
ここで、主電源投入後に、マザーボード601に含まれる機能制御手段402が、当該複合機100を、機能提供状態から、消費電力を抑えたスリープ状態へ移行するか否かを判定する(図5:S105)。
前記機能制御手段402が判定する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、ユーザーが最後に操作した時点、又は複合機100が機能提供を完了した時点からの経過時間が所定のスリープ時間を経過したか否かを判定する方法を挙げることが出来る。
前記判定の結果、前記スリープ状態へ移行しないと判定された場合(図5:S105NO)、機能制御手段402は、更に、ユーザー操作により主電源が切断されたか否かを判定する(図5:S106)。ここで、主電源が切断されないと判定された場合(図5:S106NO)、再度、機能制御手段402は、スリープ状態へ移行するか否かを判定することになる(図5:S105)。
ここで、ユーザーが、複合機100を操作した後に、何らかの理由でその場を立ち去り、前記経過時間がスリープ時間を超過すると、機能制御手段402は、前記スリープ状態へ移行すると判定し(図5:S105YES)、その旨をスリープ電源制御手段403に通知する。当該通知を受けたスリープ電源制御手段403は、前記エンジン基板606の第二の電源スイッチ607を電気的に接続(ON)することで、マザーボード601に対するサブ電源603からの電力供給を開始し、前記リレー基板603の第一の電源スイッチ604を電気的に遮断(OFF)することで、前記マザーボード601に対するATX電源608の電力供給を停止させる。
ここで、スリープ電源制御手段403が電源制御する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下のようになされる。即ち、図6(B)に示すように、先ず、マザーボード601に含まれるスリープ電源制御手段403が、エンジン基板606の第二の電源スイッチ607を電気的に接続(ON)することで、マザーボード601に対するサブ電源603からの電力供給を開始する(図5:S107)。これにより、スリープ状態で電力効率の良いサブ電源603を使用することが可能となる。例えば、スリープ状態でサブ電源603を使用した場合、スリープ状態におけるサブ電源603の電圧が100Vで、AC入力平均電力が0.576Whであり、DC出力平均電力が0.447Whであり、電力効率が78%となる。非常に電力効率が良好であることが理解される。
ここで、スリープ電源制御手段403が、エンジン基板606の第二の電源スイッチ607を電気的に接続(ON)する際に、例えば、スリープ状態においてATX電源608からの電力供給を受ける場合のマザーボード601の端子を利用し、この端子からのON信号を前記エンジン基板606の第二の電源スイッチ607に送信するよう構成することが出来る。具体的には、二つに分岐したダブル圧着の結線ハーネスを接続して、一方は、エンジン基板606の第二の電源スイッチ607へ接続し、他方は、ATX電源608に接続する。これにより、従来のマザーボード601の構成である、スリープ状態に移行すると、前記端子を介してATX電源608にON信号を送信する構成をそのまま転用して、当該ON信号を、前記エンジン基板606の第二の電源スイッチ607に送信することが可能となり、複雑な設計変更することなく、本発明を実現することが可能となる。尚、上述では、ON信号を例として挙げたが、OFF信号であっても同様である。
又、スリープ電源制御手段403が、サブ電源603からの電力供給を開始させた後に、エンジン基板606を介して、前記リレー基板604の第一の電源スイッチ605を電気的に遮断(OFF)し(図5:S108)、前記マザーボード601に対するATX電源608の電力供給を停止させる(図5:S109)。これにより、スリープ状態におけるATX電源の使用を停止することが出来る。尚、仮に、スリープ状態でATX電源を使用した場合、スリープ状態におけるATX電源608の電圧が100Vで、AC入力平均電力が3.371Whであり、DC出力平均電力が0.427Whであり、電力効率が13%となる。非常に電力効率が悪いことが理解される。

ここで、例えば、ユーザーが、戻ってきて、複合機100を操作すると、スリープ状態であるマザーボード601の機能制御手段402が、スリープ状態から機能提供状態へ移行させる旨を主電源制御手段401に通知する(図5:S110)。当該通知を受けた主電源制御手段401は、S102へ戻って、前記リレー基板603の第一の電源スイッチ604を電気的に接続(ON)することで(図5:S102)、前記マザーボード601に対するATX電源608の電力供給を開始させるとともに(図5:S103)、前記エンジン基板606の第二の電源スイッチ607を電気的に遮断(OFF)することで、マザーボード601に対するサブ電源603からの電力供給を開始する(図5:S104)。これにより、スリープ状態から復帰する場合には、AXT電源608の使用による高い電力効率(例えば、80%)を得ることが出来る。
さて、S106において、ユーザーが、操作により主電源を切断すると、機能制御手段402は、主電源が切断されたと判定し(図5:S106YES)、その旨を主電源制御手段401に通知する。当該通知を受けた主電源制御手段401は、前記リレー基板603の第一の電源スイッチ604を電気的に接続(ON)し、前記エンジン基板606の第二の電源スイッチ607を電気的に遮断したまま、全ての電力供給を停止して、処理を完了する。
このように、本発明では、機能提供状態では、主電源とATX電源との間に設けられたリレー基板の第一の電源スイッチを電気的に接続(ON)することで、PC用電子回路基板に対するATX電源の電力供給を開始するとともに、エンジン基板の第二の電源スイッチを電気的に遮断(OFF)することで、前記PC用電子回路基板に対するサブ電源からの電力供給を停止させる主電源制御手段401を備える。又、本発明では、スリープ状態では、前記リレー基板の第一の電源スイッチを電気的に遮断(OFF)することで、前記PC用電子回路基板に対するATX電源の電力供給を停止させるとともに、前記エンジン基板の第二の電源スイッチを電気的に接続(ON)することで、前記PC用電子回路基板に対するサブ電源からの電力供給を開始するスリープ電源制御手段403を備える。このように、機能提供状態の場合に、ATX電源を使用し、スリープ状態の場合に、サブ電源を使用することで、汎用のATX電源を使用しているにもかかわらず、スリープ状態における電力効率を向上させることが可能となる。
尚、本発明の実施形態では、機能提供状態とスリープ状態とを有する画像形成装置として説明したが、画像形成装置である必要は無く、機能提供状態とスリープ状態とを有する一般的な装置であれば、本発明を適用することが出来る。
又、本発明の実施形態では、複合機100が各手段を備えるよう構成したが、当該各手段を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、前記プログラムを複合機100に読み出させ、当該複合機100が前記各手段を実現する。その場合、前記記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各手段が実行するステップをハードディスクに記憶させる方法として提供することも可能である。
以上のように、本発明に係る電源制御装置及び電源制御方法は、複合機はもちろん、複写機、プリンタ、端末装置等に有用であり、汎用のATX電源を使用しているにもかかわらず、スリープ状態における電力効率を向上させることが可能な電源制御装置及び電源制御方法として有効である。
100 複合機
401 主電源制御手段
402 機能制御手段
403 スリープ電源制御手段

Claims (3)

  1. 機能提供状態では、主電源とATX電源との間に設けられたリレー基板の第一の電源スイッチを電気的に接続することで、PC用電子回路基板に対するATX電源の電力供給を開始するとともに、エンジン基板の第二の電源スイッチを電気的に遮断することで、前記PC用電子回路基板に対するサブ電源からの電力供給を停止させる主電源制御手段と、
    スリープ状態では、前記リレー基板の第一の電源スイッチを電気的に遮断することで、前記PC用電子回路基板に対するATX電源の電力供給を停止させるとともに、前記エンジン基板の第二の電源スイッチを電気的に接続することで、前記PC用電子回路基板に対するサブ電源からの電力供給を開始するスリープ電源制御手段と
    を備えることを特徴とする電源制御装置。
  2. 前記主電源制御手段及びスリープ電源制御手段は、二つに分岐したダブル圧着の結線ハーネスを用いて、スリープ状態においてATX電源からの電力供給を受ける場合の前記PC用電子回路基板の端子からの信号を、前記エンジン基板の第二の電源スイッチの電気的接続/遮断に利用する
    請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 機能提供状態では、主電源とATX電源との間に設けられたリレー基板の第一の電源スイッチを電気的に接続することで、PC用電子回路基板に対するATX電源の電力供給を開始するとともに、エンジン基板の第二の電源スイッチを電気的に遮断することで、前記PC用電子回路基板に対するサブ電源からの電力供給を停止させるステップと、
    スリープ状態では、前記リレー基板の第一の電源スイッチを電気的に遮断することで、前記PC用電子回路基板に対するATX電源の電力供給を停止させるとともに、前記エンジン基板の第二の電源スイッチを電気的に接続することで、前記PC用電子回路基板に対するサブ電源からの電力供給を開始するステップと
    を備えることを特徴とする電源制御方法。
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JP7401227B2 (ja) 2019-09-03 2023-12-19 キヤノン株式会社 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム

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