JP2019118010A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】システムの再起動が発生した場合であっても、再起動前の電力供給の状態に基づいて再起動後の電力供給を適切に再開できる画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラムを提供すること。【解決手段】MFP1のCPU12は、外部機器への電力供給に係わる履歴情報153をNVRAM15に保存し(S31)、外部機器へ電力を供給中に再起動が必要となったことに応じて、再起動を実行する(S39)。CPU12は、再起動の後に、履歴情報153をNVRAM15から読み出し(S43)、読み出した履歴情報153に基づいて、USB接続部19を介して外部機器へ電力供給を行う制御を再開する。【選択図】図3

Description

本発明は、USB接続部を介して電力の供給を行う画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、USB PD(USB Power Delivery)規格に準じた方式により外部機器へ電力を供給する画像処理装置がある(例えば、特許文献1など)。特許文献1に開示される画像処理装置では、電力を供給する前に、USB PD規格に準じた通信により外部機器との間でネゴシエーションを実行し、その外部機器へ供給する電力量を決定する。
特開2015−174373号公報
ところで、画像処理装置は、プログラムのアップデートなどに応じて、システムを再起動する場合がある。この場合、画像処理装置は、システムの停止にともなって外部機器への電力供給を一時的に停止する。そして、画像処理装置は、システムを再起動した後、外部機器との間でネゴシエーションを実行し、外部機器への電力供給を再開することができる。しかしながら、再起動にともない画像処理装置のシステムが一時的に停止してしまうと、再起動後に、再起動前の状況に基づいて外部機器への電力供給を適切に再開できないというおそれがある。
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、システムの再起動が発生した場合であっても、再起動前の電力供給の状態に基づいて再起動後の電力供給を適切に再開できる画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本願に係る画像処理装置は、電源部と、電源部からの電力を受けるUSB接続部であって、USB(Universal Serial Bus)規格に準ずる接続により外部機器が接続されるUSB接続部と、制御装置と、を備え、制御装置は、USB接続部を介した外部機器への電力供給に係わる履歴情報を記憶部に保存する保存処理と、USB接続部を介した外部機器への電力供給中に再起動が必要となったことに応じて、再起動を実行する再起動処理と、再起動処理の後に、保存処理により保存した履歴情報を記憶部から読み出す読出処理と、記憶部から読み出した履歴情報に基づいて、USB接続部を介して外部機器へ電力供給を行う制御を再開する再開処理と、を実行する。
また、本願に開示の内容は、画像処理装置としての実施だけでなく、画像処理装置を制御する制御方法、画像処理装置を制御するコンピュータで実行するプログラムとしても実施し得るものである。
これによれば、制御装置は、再起動前において、USB接続部を介する外部機器への電力供給の履歴情報を保存する。そして、制御装置は、電力供給中に再起動処理を実行すると、再起動処理後に履歴情報を読み出し、履歴情報に基づいて電力供給の制御を再開する。これにより、システムの再起動が発生した場合であっても、再起動前の電力供給の状態に基づいて再起動後の電力供給を適切に再開できる。
本願に係る画像処理装置等によれば、システムの再起動が発生した場合であっても、再起動前の電力供給の状態に基づいて再起動後の電力供給を適切に再開できる。
本実施形態に係るMFPの電気的構成を示すブロック図である。 電力供給制御の内容を示すフローチャートである。 電力供給制御の内容を示すフローチャートである。 電力供給制御の内容を示すフローチャートである。 履歴情報の内容を示す図である。
以下、本願の画像処理装置を具体化した一実施形態であるMFP1について図1を参照しつつ説明する。
(1.MFPの構成)
図1は、本実施形態のMFP(Multi-Function Peripheral)1の電気的構成を示している。MFP1は、印刷機能、コピー機能、スキャナ機能、FAX機能を備える複合機である。図1に示すように、MFP1は、CPU12、RAM13、ROM14、NVRAM15、画像形成部16、画像読取部17、FAX通信部18、USB接続部19、ユーザインタフェース20、ネットワークインタフェース24、及び供給電力切替部25などを備えている。これらのCPU12等は、バス11で互いに接続されている。また、MFP1は、商用電源からの電力を供給する電源27を備えている。電源27は、電源コードや電源回路(ブリッジダイオード、平滑化回路など)を備え、商用電源からの電流を直流電流へ変換し、電源線にてMFP1が備える各部へ電力を供給する。
ROM14は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、制御プログラム151などの各種プログラムを記憶している。例えば、CPU12は、ROM14から読み出した制御プログラム151を実行して、MFP1のシステムを起動する。NVRAM15には、履歴情報153及び画像データ155が保存される。なお、上記したデータの保存先は一例である。例えば、制御プログラム151を、不揮発性メモリであるNVRAM15に保存しても良い。また、履歴情報153を、ROM14に保存しても良い。
制御プログラム151は、例えば、MFP1の各部を統括的に制御するファームウェアである。CPU12は、制御プログラム151を実行し、実行した処理結果をRAM13に一時的に記憶させながら、バス11で接続された各部を制御する。履歴情報153は、後述するように、USB PD(USB Power Delivery)規格の接続による電力供給のネゴシエーションの完了日時と、供給先の外部機器のデバイス情報とを関連付けた情報である。画像データ155は、コピー機能やFAX機能等で原稿を読み取って形成した画像データ、あるいは外部から印刷ジョブを受け付けた画像データなどである。
印刷部の一例としての画像形成部16は、ヘッド161及びインクカートリッジ162を有する。インクカートリッジ162は、印刷用のインクを収容する。ヘッド161は、インクカートリッジ162から供給されるインクをシート(紙やOHPなど)に吐出する。これにより、画像形成部16は、CPU12の制御に基づいて、インクジェット方式によりシートに画像を印刷する。なお、本願の印刷部は、インクジェット方式の画像形成部16に限らず、電子写真方式の画像形成部16でも良い。この場合、画像形成部16は、例えば、感光ドラム、感光ドラムへトナーを供給する現像ローラ、感光ドラムを露光する露光装置、トナーを収容するトナーカートリッジなどを備えても良い。
画像読取部17は、不図示の原稿台及びCIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge-Coupled Device)等のイメージセンサを備える。画像読取部17は、原稿台に載置された原稿に対してCIS等を移動させ、原稿を読み取り、画像データ155を生成する。FAX通信部18は、電話回線を介して、他のファクシミリ装置との間でFAXデータの送受信を行う。
USB接続部19は、例えば、USB PD規格に準拠した通信や電力の伝送を行うインタフェースである。USB接続部19は、例えば、コネクタとして3つのレセプタクル191を備える。レセプタクル191は、例えば、USB Type−C規格に準拠したコネクタである。各レセプタクル191は、例えば、データ通信や電力供給を行うための複数のピンを備える。レセプタクル191は、複数のピンとして、USB Type−C規格のコネクタにおけるD+ピン、D−ピン、Vbusピンなどを備える。レセプタクル191は、D+ピン、D−ピンを用いてデータ通信を行う。また、レセプタクル191は、Vbusピンを用いて電力の供給、電力の受電を行う。また、Vbusピンは、電力供給を行うためのネゴシエーションを接続された外部機器と行うために用いられる。ここでいう電力供給を行うためのネゴシエーションとは、例えば、電力の供給源である電力ソースとなるか供給先である電力シンクとなるかの設定、供給する電力量の設定などを行う処理である。
また、USB接続部19は、供給電力切替部25を介して電源27に接続されている。供給電力切替部25は、所謂、PDコントローラであり、例えば、USB接続部19のVbusピンを介して外部機器へ供給する電力を切り替える。電源27は、例えば、20V、12V、5Vの3種類の電圧を供給電力切替部25へ供給する。CPU12は、制御プログラム151を実行し供給電力切替部25を制御する。供給電力切替部25は、複数の種類の電圧値や電流値を組み合わせた電力をUSB接続部19へ供給可能となっている。供給電力切替部25は、CPU12の制御に基づいて、USB接続部19へ供給する電力の電圧値や電流値の組み合わせを変更する。これにより、USB接続部19を介して外部機器へ供給する電力の電圧値や電流値が変更される。
なお、CPU12と供給電力切替部25とを、別々の処理回路で構成せず、1つの処理回路で構成しても良い。また、USB接続部19を介して供給する電力の制御は、CPU12が供給電力切替部25を制御して実行しても良く、供給電力切替部25が主体となって実行しても良い。例えば、上記した電力供給のネゴシエーションは、CPU12が実行してもよく、供給電力切替部25が実行しても良い。また、供給電力切替部25は、特定の電圧値や電流値を組み合わせた電力を供給する構成に限らず、電源27を制御して所望の電圧値や電流値の電力を生成する構成でも良い。
また、MFP1は、レセプタクル191(図1参照)に接続された様々な外部機器との間で、データ通信や電力供給を行う。外部機器としては、例えば、USBメモリ、パーソナルコンピュータ、外付けハードディスク、スマートフォン、カードリーダーなど、USB PD規格で接続可能な様々な機器を採用できる。例えば、図1に示すように、3つのレセプタクル191の各々には、電源を備えないUSBメモリ31、電源32Aを備える外付けハードディスク32、電源33Aを備えるノートPC33がそれぞれ接続されている。電源32A,33Aは、例えば、商用電源から電力供給を受ける装置(ACアダプタ、電源回路など)や、供給された電力を蓄積するバッテリである。外付けハードディスク32及びノートPC33は、MFP1からUSB接続部19を介して電力の供給を受け、バッテリを充電可能となっている。
ユーザインタフェース20は、例えば、タッチパネルやテンキーなど(図示略)を有する。ユーザインタフェース20は、CPU12の制御に基づいて、各種の設定画面や装置の動作状態等をタッチパネルに表示する。また、ユーザインタフェース20は、タッチパネルやテンキーなどで受け付けた操作を信号としてCPU12へ出力する。
ネットワークインタフェース24は、例えば、LAN(Local Area Network)インタフェースであり、LANケーブル(図示略)を介してネットワークNWに接続されている。本実施形態のネットワークNWには、例えば、MFP1のベンダーのWebサーバ61やデータを保存可能なファイルサーバ63が接続されている。MFP1は、Webサーバ61と通信を行うことで制御プログラム151等のアップデート情報を確認する。また、MFP1は、ファイルサーバ63に対し、履歴情報153や画像データ155のアップロードやダウンロードを実行することができる。
(2.電力供給制御)
次に、本実施形態のMFP1によるUSB接続部19の電力供給制御について、図2〜図5を参照しつつ、説明する。CPU12は、例えば、ROM14に保存された制御プログラム151を、MFP1の起動時に実行することで図2〜図4に示す電力供給制御を開始する。なお、以下の説明では、制御プログラム151を実行するCPU12のことを、単にCPU12として記載する場合がある。例えば、「CPU12が」という記載は、「制御プログラム151を実行するCPU12が」ということを意味する場合がある。
まず、図2のステップ(以下、単に「S」と記載する)11において、MFP1のCPU12は、外部機器(ノートPC33など)への電力供給を行うために、ネゴシエーションを開始したか否かを判定する。CPU12は、例えば、USB接続部19に対する新たな外部機器の接続を検出すると、検出した外部機器との間でUSB PD規格の接続による電力供給を開始するためのネゴシエーションを実行する。なお、以下の説明では、CPU12が、MFP1から外部機器への電力供給を対象として、履歴情報153に基づいた制御を実行する場合について説明するが、履歴情報153に基づいた制御内容はこれに限定されない。例えば、CPU12は、MFP1から外部機器への電力供給だけでなく、外部機器からMFP1への電力供給についても履歴情報153に基づいた制御を実行しても良い。
例えば、CPU12は、レセプタクル191に新たな外部機器が接続されると、プラグアンドプレイ(PnP)機能により、新たに接続された外部機器に対してデバイス情報を要求する。ここでいうデバイス情報とは、例えば、外部機器の製造元のベンダーID、プロダクトID、USBデバイスクラスIDなどのUSBデバイス情報である。また、CPU12は、デバイス情報として、外部機器の要求電力、外部機器の最低駆動電力、あるいは外部機器がバッテリを備えているかなどの情報を取得する。ここでいう要求電力とは、例えば、外部機器が要求する電力である。最低駆動電力とは、外部機器を動作させるのに最低限必要となる電力である。CPU12は、取得したデバイス情報を、例えば、RAM13に保存する。このため、RAM13には、新たな外部機器を接続する度に、その外部機器のデバイス情報が保存される。
CPU12は、ネゴシエーションを開始したと判定すると(S11:YES)、S13を実行する。一方、CPU12は、ネゴシエーションを開始していないと判定すると(S11:NO)、S17を実行する。
S13において、CPU12は、ネゴシエーションを完了させた後、ネゴシエーションの結果に基づいて電力供給を開始する。例えば、CPU12は、ネゴシエーションにおいて外部機器から要求された要求電力を外部機器へ供給する。尚、CPU12は、供給可能な電力量に応じて外部機器へ供給する電力を変更しても良い。例えば、CPU12は、外部機器に最低駆動電力を供給しても良い。また、外部機器がノートPC33などの電源33Aを備える装置である場合、CPU12は、外部機器から電力の供給を受けても良い。
S13を実行した後、CPU12は、S15を実行する。S15において、CPU12は、S13においてネゴシエーションを完了した完了日時、ネゴシエーションを行った相手先の外部機器を識別できる情報を関連付けて履歴情報153として保存する。ネゴシエーションを行った相手先の外部機器を識別できる情報としては、ベンダーID、及びプロダクトIDを採用できる。CPU12は、ベンダーID及びプロダクトIDを、上記したデバイス情報に基づいて取得する。
図5は、履歴情報153の内容の一例を示している。図5に示すように、履歴情報153には、ネゴシエーションを完了した完了日時、ベンダーID、及びプロダクトIDが関連付けられている。また、本実施形態の履歴情報153には、図5に示すように、画像処理に係るジョブの受け付け情報であるジョブ受付情報が他の情報と関連付けて保存されている。ここでいう画像処理に係るジョブとは、例えば、MFP1に画像データ155の処理を実行させるための命令である。画像処理に係るジョブとしては、例えば、画像形成部16に印刷を実行させるための印刷ジョブがある。CPU12は、例えば、ノートPC33(図1参照)から受信した印刷ジョブに基づいて画像データ155の印刷を画像形成部16で実行する。また、画像処理に係るジョブとは、例えば、画像読取部17により原稿を読み取って画像データ155を生成させる読取ジョブである。例えば、CPU12は、ノートPC33から受信した読取ジョブに基づいて、画像読取部17により原稿から画像を読み取り、読み取った画像から画像データ155を生成し、生成した画像データ155を、読取ジョブの送信元であるノートPC33へ送信する。また、画像処理に係るジョブとは、例えば、FAX通信部18により送信する画像データ155や、FAX通信部18で受信した画像データ155を生成させるFAX命令のジョブである。
CPU12は、USB接続部19を介して外部機器からジョブを受け付けた場合に、受け付けたことを示す情報を履歴情報153に保存する。履歴情報153には、ジョブの受け付けの有無を示す情報が保存される。また、CPU12は、前回のシステムの起動後にジョブを受け付けた総回数を、履歴情報153に保存する。また、CPU12は、一時間当たりにジョブを受け付けた平均回数を履歴情報153に保存する。
また、図5に示すように、CPU12は、ネゴシエーションを完了させた後、外部機器へ供給した電力量である供給電力量を履歴情報153に保存する。また、CPU12は、外部機器を接続したポートの識別情報を保存する。なお、図5に示す履歴情報153の内容は、一例であり、適宜変更可能である。例えば、CPU12は、履歴情報153として、ネゴシエーションを完了した日時と、デバイス情報のみを保存しても良い。また、CPU12は、ジョブ受付情報として、受け付けの有無を示す情報のみを履歴情報153に保存しても良い。また、CPU12は、外部機器へ供給する供給電力量だけでなく、外部機器から受電する受電電力量を履歴情報153に保存しても良い。また、CPU12は、外部機器が電力ソースであるのか電力シンクであるのかを示す情報を履歴情報153に保存しても良い。そして、CPU12は、外部機器が電力シンクに設定された場合、外部機器へ供給する供給電力量を履歴情報153に保存し、外部機器が電力ソースに設定された場合、外部機器から受電する受電電力量を履歴情報153に保存しても良い。
CPU12は、図2のS15において生成した履歴情報153を、例えばRAM13に一時的に保存する。なお、CPU12は、後述するように、システムの再起動に合わせて履歴情報153をNVRAM15に保存する(図3のS31)。即ち、本実施形態のCPU12は、S13で一時的にRAM13へ保存した履歴情報153を、再起動を実行する前にNVRAM15へ保存する。しかしながら、RAM13に十分な容量がない場合など、CPU12は、S13において、履歴情報153をNVRAM15へ直接保存しても良い。
S15を実行した後、CPU12は、S17を実行する。S17において、CPU12は、外部機器への電力供給を停止したか否かを判定する。USB接続部19から外部機器を取り外した場合、あるいは外部機器の電源を停止した場合など、CPU12は、外部機器への電力供給を停止する。S17において、CPU12は、例えば、複数の外部機器へ電力供給を行っている場合、少なくとも1つの外部機器への電力供給を停止すると、外部機器への電力供給を停止したと判定する(S17:YES)。CPU12は、外部機器への電力供給を停止したと判定すると(S17:YES)、S19を実行する。一方、CPU12は、外部機器への電力供給を停止していないと判定すると(S17:NO)、S21を実行する。
S19において、CPU12は、電力供給を停止した外部機器の情報を、履歴情報153から削除する。CPU12は、RAM13に保存された履歴情報153のうち、電力供給を停止した外部機器に係わる完了日時やベンダーIDなどを削除する。これにより、履歴情報153には、電力供給を行っている外部機器の情報のみが保存される。
CPU12は、S19を実行した後、S21を実行する。S21においては、CPU12は、MFP1のシステムを再起動する必要があるか否かを判定する。CPU12は、例えば、制御プログラム151のアップデートを実行する際に、再起動処理が必要となる可能性がある。制御プログラム151のアップデートとは、制御プログラム151の全体や一部を変更する処理、制御プログラム151に新たなプログラムを追加する処理、あるいは制御プログラム151の一部を削除する処理などを含む。CPU12は、例えば、ネットワークインタフェース24を介してベンダーのWebサーバ61(図1参照)からアップデートの通知を受信する。あるいは、CPU12は、定期的にベンダーのWebサーバ61へアップデートの情報を確認しても良い。CPU12は、アップデートの実行にともなってWebサーバ61から更新プログラムをダウンロードする。CPU12は、ダウンロードした更新プログラムに基づいて、制御プログラム151をアップデートする。
CPU12は、例えば、アップデートの通知の受信や、新たなアップデートの情報の検出に応じて、再起動が必要であると判定する(S21:YES)。即ち、CPU12は、新たなアップデートが発生すると再起動が必要であると判定する。あるいは、CPU12は、ダウンロードした更新プログラムの内容に基づいて、再起動が必要であるか否かを判定しても良い。この場合、CPU12は、新たなアップデートごとに再起動の必要性を判定する。また、アップデートの通知情報や更新プログラムに、再起動が必要であるか否かを示す情報を含めても良い。
また、CPU12は、S21において、アップデート以外の情報に基づいて再起動が必要であるか否かを判定しても良い。例えば、CPU12は、MFP1で発生したエラーの内容に応じて再起動が必要であるか否かを判定しても良い。アップデート以外の理由で再起動を実行する場合、CPU12は、後述するアップデートの重要性の判定(図3のS27)や、判定結果に応じた処理(S33,S35)を実行せず、S25の後にS31を実行しても良い。
S21において、CPU12は、再起動が必要でないと判定すると(S21:NO)、S11からの処理を再度実行する。このため、CPU12は、システムの再起動が発生しない状態、即ち、通常状態では、S11〜S21の処理を繰り返し実行する。これにより、CPU12は、通常状態において、新たな外部機器の接続によるネゴシエーションの開始状況や、外部機器への電力供給を停止する状況を監視する。CPU12は、S11〜S21の処理を繰り返し実行し、履歴情報153の更新を継続する。履歴情報153には、常に最新の接続情報が保存される。
一方、CPU12は、S21において、再起動が必要であると判定すると(S21:YES)、上記した画像処理に係るジョブ(印刷ジョブなど)を実行しているか否かを判定する(S23)。画像処理に係るジョブを実行中に再起動を実行すると、印刷等を完了させることができなくなる。そこで、CPU12は、S23において、ジョブを実行していると判定すると(S23:NO)、S23の判定処理を繰り返し実行する。一方、CPU12は、ジョブを実行していないと判定すると(S23:YES)、S25を実行する。従って、CPU12は、ジョブが実行中である場合、再起動を実行しない。
S25において、CPU12は、USB接続部19を介して外部機器への電力供給を実行しているか否かを判定する。CPU12は、MFP1から外部機器へ電力を供給している場合(S25:YES)、図3のS27を実行する。一方、CPU12は、例えば、外部機器をUSB接続部19から全て外され、外部機器への電力供給を実行していない場合(25:NO)、S29を実行する。この場合、USB PD規格の接続による電力供給を実行していないため、後述する履歴情報153に基づいた再起動後のネゴシエーションが不要となる。
従って、CPU12は、S29において再起動を実行する。例えば、CPU12は、実行中の全てのプログラムを終了させ、電源27から各部(CPU12を除く装置)への電力供給を停止する。CPU12は、電力供給を停止した後、ROM14から読み出した制御プログラム151を実行しシステムを再度起動する。CPU12は、システムを起動した後、図2〜図4に示す電力供給制御を開始する。なお、CPU12は、自動で再起動しなくとも良い。例えば、CPU12は、電源スイッチを一度切ってから再度接続してほしい旨を、ユーザインタフェース20のタッチパネルに表示しても良い。即ち、電源の切断及び接続をユーザに実行させても良い。
ここで、S29を実行した場合、再起動前には、外部機器への電力供給を実行していなかったこととなる(S25:NO)。この場合、CPU12は、例えば、再起動後にS11以降を実行する際に、USB接続部19の接続が変更されるまで(USBメモリの抜き差しなど)、USB PDのネゴシエーションを外部機器と実行しない。これにより、再起動前にUSB接続部19に接続され、且つ電力供給を行っていなかった外部機器は、仮に再起動後に接続されていたとしても、電力供給されない。即ち、再起動前の電力供給を実行していなかった状態が再現される。また、その電力供給を行っていなかった外部機器をUSB接続部19から取り外して再度接続すると、CPU12は、プラグアンドプレイ(PnP)機能により、その外部機器とのネゴシエーションを開始する(S11:YES)。あるいは、CPU12は、上記した再度接続された場合の他、接続されている外部機器から新たな電力供給のネゴシエーションを受けた場合に、ネゴシエーションを開始しても良い(S11:YES)。CPU12は、例えば、S29を実行する際に、電力供給を実行していなかったことを示す情報を、履歴情報153としてNVRAM15に保存する。そして、CPU12は、再起動後にNVRAM15に保存された履歴情報153を読み出すことで、再起動前の電力供給を実行していなかった状態を再現することができる。
なお、CPU12は、再起動前の電力供給を実行していなかった状態を再現しなくとも良い。例えば、CPU12は、再起動を実行した後、USB接続部19に接続された外部機器とネゴシエーションを、改めて実行しても良い。
次に、図3のS27において、CPU12は、実行する再起動がアップデートに起因したものであり、且つそのアップデートの内容が重要であるか否かを判定する。ここで重要なアップデートとは、例えば、セキュリティホールを修正する更新プログラムを、制御プログラム151に適用するセキュリティに係るアップデートである。また、システムの停止やシステムの故障を回避するための故障回避のためのアップデートであり。即ち、可能な限り早急に実行すべきアップデートである。一方、重要でないアップデートとは、例えば、画像処理速度を向上するための画像処理に係る更新プログラムの適用、あるいは消費電力を低減するための更新プログラムの適用など、早期の実行を必ずしも要求しないアップデートである。即ち、早期に実行しなくともシステムの停止や故障などが発生しないアップデートである。
例えば、ベンダーから通知される情報や、更新プログラムには、アップデートの重要度の情報が設定されている。CPU12は、この重要度の情報に基づいてアップデートの内容が重要であるか否かを判定する(S27)。なお、CPU12は、アップデートの重要度を他の情報に基づいて判定しても良い。例えば、CPU12は、更新プログラムの内容、更新プログラムを適用するプログラムの種類に基づいて、アップデートの重要度を判定しても良い。
S27において、CPU12は、実行する再起動がアップデートに起因したものであり、且つそのアップデートの内容が重要であると判定すると(S27:YES)、上記したS15やS19で更新しRAM13に保存した履歴情報153を、NVRAM15へ保存する(S31)。これにより、再起動にともなって履歴情報153のデータが消えるのを抑制することができる。なお、履歴情報153の保存先、即ち本願における記憶部は、MFP1内の記憶装置に限らない。例えば、CPU12は、RAM13の履歴情報153を、USB接続部19に接続された外部機器(外付けハードディスク32など)、あるいはネットワークインタフェース24に接続されたファイルサーバ63(図1参照)のメモリ(記憶部の一例)に保存しても良い。そして、CPU12は、再起動後に外部機器やファイルサーバ63から履歴情報153を読み出しても良い。
一方、図3のS27において、CPU12は、アップデートの内容が重要でないと判定すると(S27:NO)、一定時間だけ経過したか否かを判定する(S33)。この一定時間は、アップデートにともなう再起動の処理を保留(ウエイト)する時間である。換言すれば、この一定時間は、アップデート及び再起動を実行せずに電力供給を継続する時間となる。CPU12は、例えば、S33の判定に用いる一定時間として予め定められた時間を用いる。あるいは、CPU12は、例えば、アップデートの内容に応じてS33の判定で用いる一定時間を変更しても良い。CPU12は、例えば、S27の判定を実行した後に(S27:NO)、一定時間として12時間だけ経過したか否かを判定する(S33)。この場合、CPU12は、アップデート及び再起動を実行せずに半日だけ電力供給を継続した後、後述するアップデート及び再起動を実行することとなる。なお、CPU12は、例えば、MFP1を使用していない時間が一定時間だけ継続した場合に、S31以降の処理を実行しても良い。この場合、ユーザ等がMFP1を使用していない時間が継続すると、CPU12は、アップデート及び再起動を実行することとなる。
CPU12は、一定時間だけ経過したと判定すると(S33:YES)、S31を実行する。一方、CPU12は、一定時間だけ経過していないと判定すると(S33:NO)、外部機器への電力供給を終了したか否かを判定する(S35)。なお、S33の判定で用いる一定時間の長さに応じて、CPU12は、S31を実行するまでの間、履歴情報153を更新しても良い。例えば、S33の一定時間が数分から数十分である場合、USB接続部19の接続状況が変更される可能性は低い。一方で、S33の一定時間が数時間から数十時間になると、USB接続部19の接続状況が変更される可能性が高くなる。このため、CPU12は、例えば、S27を実行した後(S27:NO)、一定時間が経過し(S33:YES)、S31を実行するまでの間、上記したS11,S13,S15,S17,S19の処理を実行しても良い。これにより、CPU12は、S31を実行するまでの間に外部機器への電力供給の状況に変更があると、履歴情報153を更新する。履歴情報153は、最新の接続状況の情報に更新される。
S35において、CPU12は、外部機器への電力供給を終了したと判定すると(S35:YES)、図2のS29を実行する、即ち、再起動を実行する。例えば、一定時間が経過する前に、USB接続部19に接続された全ての外部機器を取り外した場合、あるいはUSB接続部19に接続された外部機器の電源が落とされた場合、CPU12は、S29を実行する。また、例えばUSB接続部19に接続されている全ての外部機器からUSB PD規格における電力供給の停止要求を受け付けた場合、CPU12は、S29を実行する。この場合、上記したS25と同様に(S25:NO)、USB PD規格の接続による電力供給を終了したため、後述する履歴情報153に基づいた再起動のネゴシエーションが不要となるためである。
次に、CPU12は、S31において、履歴情報153をRAM13からNVRAM15に保存する。CPU12は、履歴情報153を保存した後、アップデートを実行する(S37)。CPU12は、例えば、ベンダーのWebサーバ61からダウンロードした更新プログラムを、制御プログラム151に適用する。CPU12は、更新後の制御プログラム151をROM14に保存する。CPU12は、S37でアップデートを実行した後、再起動を実行する(S39)。S39において、CPU12は、上記したS29と同様に、システムを一度停止した後に起動する。
次に、CPU12は、S39で再起動を実行した後、USB接続部19に接続されている外部機器のベンダーID及びプロダクトIDを取得する(S41)。CPU12は、USB PD規格に準拠した通信コマンドを用いて、外部機器からプロダクトID等を取得する。
CPU12は、S41を実行した後、S31で保存した履歴情報153をNVRAM15から読み出し(S43)、S41で取得したプロダクトID等と、S43で読み出した履歴情報153とに基づいた判定を実行する(S45)。履歴情報153には、図5に示すように、S13においてネゴシエーションを完了した完了日時、ベンダーID、及びプロダクトIDを関連付けた情報が保存されている。履歴情報153は、例えば、完了日時の古いデータから順番に保存されている。CPU12は、履歴情報153の中から、最も古い完了日時と、その完了日時に関連付けられたベンダーID及びプロダクトIDを検索する。この検索により検出されるプロダクトIDの外部機器は、今回の再起動前であって前回の再起動後に電力供給を行っていた複数の外部機器のうち、ネゴシエーションの完了日時の最も古い外部機器となる。CPU12は、検出したベンダーID及びプロダクトIDがS41で取得したベンダーID及びプロダクトIDに含まれているか否かを判定する(S45)。即ち、CPU12は、S45において、完了日時の最も古いベンダーID及びプロダクトIDの外部機器が現在も接続されているか否かを判定する。
S45において、CPU12は、完了日時の最も古いプロダクトID等の外部機器が現在も接続されていないと判定すると(S45:NO)、そのプロダクトID等に係わるデータを履歴情報153から削除する(S47)。CPU12は、接続されていないと判定した外部機器のベンダーID、プロダクトID、及びネゴシエーションの完了日時等のデータを履歴情報153から削除する。これにより、再起動前に接続されていたものの、再起動中や再起動後に接続を解除された外部機器の情報を、履歴情報153から削除する。
CPU12は、S47を実行した後、再度S45を実行する。S47を実行したことで、履歴情報153は、完了日時の最も古いデータが削除される。このため、2番目に完了日時の古いデータが、新たに完了日時の最も古いデータとなる。CPU12は、再度、S45を実行すると、前回の2番目に完了日時の古い外部機器が、現在も接続されているか否かを判定することとなる。従って、S45,S47を実行するごとに、CPU12は、2番目に古いデータ、3番目に古いデータ、・・・と順番に判定することとなる。
一方で、S45において、CPU12は、完了日時の最も古いプロダクトID等の外部機器が現在も接続されていると判定すると(S45:YES)、その完了日時の最も古いプロダクトID等の外部機器とネゴシエーションを実行し電力供給を開始する(図4のS49)。従って、CPU12は、再起動後に接続されている外部機器のうち、再起動前におけるネゴシエーションの完了日時の古いものから順に、再起動後のネゴシエーションを行う。
ここで、USB PD規格では、ネゴシエーションによって外部機器へ供給する電力を変更することができる。従って、外部機器へ供給する電力は、ネゴシエーションの順番によって変更される虞がある。例えば、CPU12は、先にネゴシエーションを行った外部機器から順番に要求された電力を供給する。この場合、外部機器へ供給する電力量がMFP1の許容範囲を超えると、より後に検出された外部機器は、要求した電力を供給されない虞がある。また、例えば、CPU12は、USB接続部19を介してPCから電力を受電する場合がある。この場合、MFP1は、電力不足の状態であっても、この電力ソースであるPCとのネゴシエーションを完了させることで、電力不足を解消できる可能性がある。MFP1の供給可能な電力量は、PCとの接続後に増大する。このため、PCとの接続を完了する前にネゴシエーションを実行した外部機器は要求した電力を供給されない一方で、PCとの接続を完了した後にネゴシエーションを実行した外部機器は要求した電力を供給される可能性がある。
つまり、再起動後のネゴシエーションの順番が再起動前の順番と異なる場合、外部機器へ供給する電力量が変更される虞がある。そこで、本実施形態のCPU12は、再起動前に保存した履歴情報153を用いて完了日時の古いものから順番に再度ネゴシエーションを実行する。これにより、再起動前のMFP1から外部機器への電力供給の状態を再現することが可能となっている。また、上記したように履歴情報153として、MFP1から外部機器へ供給する供給電力量だけでなく、外部機器から受電する受電電力量を履歴として保存した場合、再起動前の受電状態も含めて、電力の授受の状態を再現することが可能となる。
図4のS49において、CPU12は、完了日時の最も古いプロダクトID等の外部機器への電力供給を開始すると、S51を実行する。CPU12は、S49で電力供給を開始した外部機器の完了日時を更新する(S51)。即ち、CPU12は、ネゴシエーションの完了日時が最も古い外部機器に対応する履歴情報153の完了日時を更新する。これにより、最も古かった完了日時は、最も新しい完了日時となる。このため、S47と同様に、CPU12は、S51を実行するごとに、最も古い完了日時のデータを更新する。
S51を実行した後、CPU12は、S43で読み出した履歴情報153の中に含まれる全ての外部機器への処理、即ち、再起動前に電力供給を実行していた全ての外部機器への処理を完了したか否かを判定する(S53)。CPU12は、例えば、履歴情報153に含まれる全ての外部機器について、S47の削除処理、又はS51の更新処理のいずれかを実行したか否かを判定することで、全ての外部機器への処理を完了したか否かを判定する。なお、全ての外部機器への処理を完了したか否かの判定方法は、これに限らない。例えば、CPU12は、履歴情報153に含まれる全ての完了日時が、S43を実行した日時以降であるか否かを判定することで、全ての外部機器への処理を完了したか否かを判定しても良い。
CPU12は、全ての外部機器への処理を完了していないと判定すると(S53:NO)、図3のS45の処理を再度実行する。そして、CPU12は、全ての外部機器への処理を完了したと判定すると(S53:YES)、図2のS11の処理を再度実行する。従って、CPU12は、再起動前に電力供給を行っていた全ての外部機器へネゴシエーション等を完了させてからS11を実行する。CPU12は、再起動後に新たに接続された外部機器が存在すると、S11においてネゴシエーションを開始することとなる。このようにして本実施形態のCPU12は、アップデート及び再起動にともなう電力供給のネゴシエーションを実行する。
なお、上記した例では、CPU12は、再起動後にネゴシエーションを行う外部機器の順番を、再起動前のネゴシエーションの順番(完了日時)に基づいて決定したが、これに限らない。例えば、CPU12は、図5に示すジョブ受付情報に基づいて、再起動後にネゴシエーションを実行する順番を決定しても良い。例えば、CPU12は、S45において、ネゴシエーションの完了日時の最も古い外部機器で、且つ再起動前にジョブを受け付けた外部機器の接続状況を優先して判定しても良い。これにより、CPU12は、再起動前にジョブを受け付けた外部機器を優先し、電力供給のネゴシエーションを実行する。即ち、ジョブを受け付けて印刷等の通信を実際にやりとりした外部機器を優先することができる。あるいは、CPU12は、履歴情報153のジョブ受付情報を用いて、再起動前にジョブの受け付け回数が多い外部機器や、平均の受け付け回数が多い外部機器を、優先して先にネゴシエーションを実行しても良い。
また、CPU12は、S49において再起動後のネゴシエーションを実行した。この際に、CPU12は、履歴情報153の供給電力量に基づいて、再起動後に外部機器へ供給する電力量を決定しても良い。これにより、CPU12は、再起動前において実際に供給していた供給電力量に基づいて、再起動後の外部機器へ供給する電力量を決定できる。また、CPU12は、必要な電力量を外部機器へ問い合わせる処理などを省略し、ネゴシエーションを迅速に完了させることができる。なお、CPU12は、再起動後において、履歴情報153の供給電力量と同一値の電力を外部機器へ供給しても良く、供給電力量以下の電力を外部機器へ供給しても良い。また、外部機器から受電した受電電力量を履歴情報153に保存した場合、CPU12は、履歴情報153の受電電力量に基づいて、再起動後に外部機器へ要求する電力量を決定しても良い。これにより、CPU12は、再起動前において実際に受電していた受電電力量に基づいて、再起動後に外部機器へ要求する電力量を決定できる。
因みに、MFP1は、画像処理装置の一例である。CPU12は、制御装置の一例である。NVRAM15、外付けハードディスク32、ファイルサーバ63は、記憶部の一例である。ROM14は、不揮発性メモリの一例である。画像形成部16は、印刷部の一例である。画像読取部17は、読取部の一例である。電源27は、電源部の一例である。USBメモリ31、外付けハードディスク32、ノートPC33は、外部機器の一例である。ノートPC33は、外部端末の一例である。ベンダーID、プロダクトIDは、識別情報の一例である。S31は、保存工程の一例である。S39は、再起動工程の一例である。S43は、読出工程の一例である。S49は、再開工程の一例である。
(3.効果)
以上、上記した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態のMFP1は、電源27と、電源27からの電力を受けるUSB接続部であって、USB PD規格に準ずる接続により外部機器(USBメモリ31など)が接続されるUSB接続部19と、CPU12と、を備える。CPU12は、USB接続部19介した外部機器への電力供給に係わる履歴情報153をNVRAM15に保存する保存処理(S31)と、USB接続部19を介した外部機器への電力供給中に再起動が必要となったことに応じて、再起動を実行する再起動処理(S39)と、再起動処理の後に、保存処理により保存した履歴情報153をNVRAM15から読み出す読出処理(S43)と、NVRAM15から読み出した履歴情報153に基づいて、USB接続部19を介して外部機器へ電力供給を行う制御を再開する再開処理(S49)と、を実行する。
ここで、例えば、USB PD規格の接続による電力供給を行う画像処理装置では、再起動後に電力供給を再開する際に、外部機器と順番にネゴシエーションを実行し、外部機器へ供給する電力量を設定する可能性がある。この場合、各外部機器へ供給する電力量が、ネゴシエーションを実行する順番に応じて、再起動前と再起動後で異なった電力量となる虞がある。これに対し、本実施形態のCPU12は、再起動前において、USB接続部19を介した外部機器への電力供給の履歴情報153を保存する。そして、CPU12は、電力供給中に再起動を実行すると、再起動後に履歴情報153を読み出し、履歴情報153に基づいて電力供給の制御を再開する。これにより、システムの再起動が発生した場合であっても、再起動前の電力供給の状態に基づいて再起動後の電力供給を適切に再開できる。
(2)また、MFP1は、記憶部として、不揮発性メモリであるNVRAM15を備える。これによれば、再起動にともなってNVRAM15へ供給される電力が停止しても、履歴情報153を保存することができる。
(3)また、CPU12は、USB接続部19を介した外部機器への電力供給中に再起動が必要となったことに応じて、保存処理を実行し(S31)、保存処理が完了したことを条件として、再起動処理を実行する(S39)。
これによれば、履歴情報153を確実に保存した上で、再起動処理を実行できる。換言すれば、履歴情報153を保存する前に再起動処理を開始しないことで、再起動処理にともなって履歴情報153が消去されるような事態の発生を抑制できる。
(4)また、履歴情報153は、再起動処理の前にUSB接続部19に接続されていた外部機器を識別する第1識別情報(ベンダーIDやプロダクトID)を含む(図5参照)。CPU12は、再開処理において、履歴情報153の第1識別情報と再起動処理の後にUSB接続部19に接続されている外部機器の識別情報(第2識別情報の一例)とが対応するか否かを判定する識別情報判定処理(S45)と、識別情報判定処理において第1識別情報と第2識別情報とが対応した場合、履歴情報153に基づいて、当該外部機器とUSB接続部19を介して電力供給を行うためのネゴシエーションを実行するネゴシエーション処理(S49)と、を実行する。
これによれば、CPU12は、プロダクトID等に基づいて、再起動前に接続されていた外部機器と、再起動後に接続されている外部機器とが対応するか否かを判定する。CPU12は、プロダクトID等の対応した外部機器と、履歴情報153に基づいたネゴシエーションを実行する。これにより、プロダクトID等により接続を再確認した上で、履歴情報153に基づいたネゴシエーションを開始でき、再起動前の状態に応じた電力量の設定等を実行できる。
(5)また、履歴情報153は、複数の第1識別情報(プロダクトID等)を含む。CPU12は、識別情報判定処理において複数のプロダクトID等の各々と対応する複数の外部機器が存在すると判定された場合に、ネゴシエーション処理において、複数の外部機器のうち、履歴の新しいプロダクトID等と対応する外部機器に比べて、履歴の古いプロダクトID等と対応する外部機器とのネゴシエーションを優先する(S45)。
これによれば、CPU12は、再起動後にプロダクトID等が対応する複数の外部機器が存在する場合、より履歴の古い外部機器とのネゴシエーションを先に実行する(S45)。これにより、再起動前に実行したネゴシエーションの順番と同じ順番で、接続の古い外部機器から順番にネゴシエーションを実行できる。
(6)また、MFP1は、制御プログラム151を保存するROM14を備える。CPU12は、制御プログラム151を実行することでMFP1を制御する。CPU12は、ROM14に保存された制御プログラム151のアップデートが必要となったことに応じて(S27:YES)、再起動処理を実行する(S39)。
これによれば、MFP1の制御に用いる制御プログラム151のアップデートに応じて、再起動処理が発生した場合であっても、再起動前の電力供給の状態に基づいて再起動後の電力供給を再開できる。
(7)また、CPU12は、制御プログラム151のアップデートの重要度が高いか否かを判定する重要度判定処理(S27)と、アップデートの重要度が高いと判定したことに応じて(S27:YES)、アップデートを実行してから再起動処理を実行し(S37,S39)、アップデートの重要度が高くないと判定したことに応じて(S27:NO)、アップデートを実行せずにUSB接続部19を介した外部機器への電力供給を継続する継続処理を実行する(S33,S35)。
これによれば、CPU12は、アップデートの重要度が高い場合、アップデートをすぐに実行する。一方、CPU12は、アップデートの重要度が高くない場合、すぐにはアップデートを実行せず、電力供給を継続する。これにより、例えば、セキュリティホールに対する更新プログラムなど、重要度の高いアップデートを迅速に実行し、セキュリティレベルを向上できる。また、例えば、画像処理速度の改善など、重要度の高くないアップデートは後回しにして電力供給を継続できる。
(8)また、CPU12は、継続処理において、アップデートの重要度が高くないと判定したことに応じて(S27:NO)、アップデートを実行せずに一定時間ウエイトした後に(S33:YES)、アップデートを実行してから再起動処理を実行する(S37,S39)。
これによれば、CPU12は、一定時間だけ電力供給を継続した後に、保留したアップデートを実行する。このため、一定時間の長さを調整することで、例えば、MFP1の使用頻度が少ない時間などに重要度の高くないアップデートを実行できる。即ち、重要度の高くないアップデートの実行時間を、MFP1の使用の実態に合わせて調整できる。
(9)また、CPU12は、USB接続部19を介した外部機器への電力供給中に再起動が必要となったことに応じて(S21:YES)、画像処理に係わるジョブを、電力供給中の外部機器から取得して実行中であるか否かを判定するジョブ実行判定処理を実行し(S23)、ジョブ実行判定処理においてジョブを実行中であると判定したことに応じて(S23:NO)、再起動処理を実行せずに待機し、ジョブ実行判定処理においてジョブを実行中でないと判定したことに応じて(S23:YES)、再起動処理を実行する(S39)。
これによれば、CPU12は、再起動処理を実行する前に、外部機器から取得したジョブを実行中であるか否かを判定し、実行中である場合には、ジョブの実行を完了させるまで再起動処理を実行せずに待機する。CPU12は、ジョブの実行中でなくなると、再起動処理を実行する。これにより、実行中のジョブが再起動によって中断される事態などの発生を抑制できる。
(10)また、履歴情報153は、再起動処理の前において外部機器から送信された画像処理に係わるジョブを受け付けたか否かを示すジョブ受付情報を含む(図5参照)。CPU12は、再起動処理後においてUSB接続部19に複数の外部機器が接続されている場合、再開処理において、履歴情報153のジョブ受付情報に基づいて、USB接続部19に接続された複数の外部機器のうち、ジョブを受け付けた外部機器を優先し、USB接続部19を介する電力供給を行う制御を再開しても良い。
なお、ジョブを受け付けた外部機器を優先する制御内容は、特に限定されない。例えば、第1の外部機器よりも第2の外部機器を優先して電力供給を行う制御を再開する場合、CPU12は、再起動後に、第1の外部機器よりも先に、第2の外部機器に対して電力供給の為のネゴシエーションを実行しても良い。あるいは、CPU12は、第2の外部機器を優先する場合、再起動後に、まず、第2の外部機器と電力供給の為のネゴシエーションを実行し、第1の外部機器とは、当該第1の外部機器からネゴシエーションを受ける等のイベントが発生しない限り、ネゴシエーションを実行しなくとも良い。
これによれば、再起動処理後に複数の外部機器がUSB接続部19に接続されている場合、CPU12は、ジョブを受け付けて画像処理に係わるやりとりを実際に行った外部機器を優先する。これにより、ジョブの処理を要求する可能性が高い外部機器に必要な電力を優先的に供給できる。
(11)また、MFP1は、シートに画像を印刷する画像形成部16を備える。本実施形態の画像処理に係わるジョブは、ジョブの送信元から送信された画像データに係る画像を、画像形成部16によりシートに印刷する、印刷ジョブでも良い。これによれば、例えば、印刷機能のアップデートにともなって再起動処理を実行したとしても、再起動後の電力供給を適切に再開できる。
(12)また、MFP1は、原稿から画像を読み取る画像読取部17を備える。本実施形態の画像処理に係わるジョブは、画像読取部17により原稿から画像を読み取り、画像に係る画像データ155を生成し、画像データ155を、ジョブの送信元の外部端末(ノートPC33など)へ送信する、読取ジョブでも良い。これによれば、例えば、スキャン機能のアップデートにともなって再起動処理を実行したとしても、再起動後の電力供給を適切に再開できる。
(13)また、履歴情報153は、再起動処理の前においてUSB接続部19を介して外部機器へ供給していた供給電力の量である供給電力量を含む(図5参照)。CPU12は、再開処理において、履歴情報153の供給電力量に基づいて、USB接続部19に接続された外部機器へ供給する電力を決定しても良い。
これによれば、CPU12は、再起動前において実際に供給していた電力の供給電力量に基づいて、再起動後の外部機器へ供給する電力を決定する。これにより、再起動前に供給していた供給電力の状態を、より正確に再現することができる。
(4.変形例)
尚、本願は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、本願におけるUSB規格は、USB PD規格に限らず、ネゴシエーションにより供給電力を変更可能な他の規格でもよい。
また、CPU12は、ネゴシエーションの完了日時の最も古いデータから順番にネゴシエーションを実行したが、これに限らない。例えば、CPU12は、ネゴシエーションの完了日時の新しいデータから順番にネゴシエーションを実行しても良い。
また、CPU12は、制御プログラム151のアップデートの重要度が高いか否かによって再起動を実行するタイミングを変更したが、アップデートの重要度に応じて再起動を実行するタイミングを変更しなくとも良い。
また、CPU12は、ジョブを実行中である場合、ジョブの実行が完了してから再起動を実行したが、ジョブを中断して再起動を実行しても良い。この場合、CPU12は、再起動後に中断したジョブを再開しても良い。
また、CPU12は、MFP1から外部機器への電力供給の情報を履歴情報153に保存し再起動後の制御に用いたが、これに限らない。CPU12は、MFP1から外部機器への電力供給の情報と、外部機器からMFP1への電力供給の情報の両方を履歴情報153に保存し再起動後の制御に用いても良い。
また、制御プログラム151の保存先は、ROM14に限らず、他のコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体、例えば、RAM、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体でもよい。
また、上記実施形態では、本願の制御装置として、CPU12を採用したが、これに限らない。例えば、制御装置を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの専用のハードウェアで構成してもよい。また、制御装置は、例えばソフトウェアによる処理と、ハードウェアによる処理とを併用して動作する構成でもよい。
また、上記実施形態では、本願の画像処理装置として複合機であるMFP1を採用したが、これに限らない。本願の画像処理装置は、プリンタ装置、コピー装置、ファックス装置、スキャナ装置でもよい。
1 MFP(画像処理装置)、12 CPU(制御装置)、14 ROM(不揮発性メモリ)、15 NVRAM(記憶部)、16 画像形成部(印刷部)、17 画像読取部(読取部)、19 USB接続部、27 電源(電源部)、31 USBメモリ(外部機器)、32 外付けハードディスク(外部機器、記憶部)、33 ノートPC(外部機器、外部端末)、63 ファイルサーバ(記憶部)、151 制御プログラム、153 履歴情報。

Claims (15)

  1. 電源部と、
    前記電源部からの電力を受けるUSB接続部であって、USB(Universal Serial Bus)規格に準ずる接続により外部機器が接続されるUSB接続部と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記USB接続部を介した外部機器への電力供給に係わる履歴情報を記憶部に保存する保存処理と、
    前記USB接続部を介した外部機器への電力供給中に再起動が必要となったことに応じて、前記再起動を実行する再起動処理と、
    前記再起動処理の後に、前記保存処理により保存した前記履歴情報を前記記憶部から読み出す読出処理と、
    前記記憶部から読み出した前記履歴情報に基づいて、前記USB接続部を介して外部機器へ電力供給を行う制御を再開する再開処理と、
    を実行する、画像処理装置。
  2. 前記記憶部は、不揮発性メモリであり、
    前記記憶部を備える、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御装置は、前記USB接続部を介した外部機器への電力供給中に前記再起動が必要となったことに応じて、
    前記保存処理を実行し、前記保存処理が完了したことを条件として、前記再起動処理を実行する、請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記履歴情報は、
    前記再起動処理の前に前記USB接続部に接続されていた外部機器を識別する第1識別情報を含み、
    前記制御装置は、
    前記再開処理において、
    前記履歴情報の前記第1識別情報と前記再起動処理の後に前記USB接続部に接続されている外部機器の第2識別情報とが対応するか否かを判定する識別情報判定処理と、
    前記識別情報判定処理において前記第1識別情報と前記第2識別情報とが対応したと判定した場合、前記履歴情報に基づいて、当該外部機器と前記USB接続部を介して電力供給を行うためのネゴシエーションを実行するネゴシエーション処理と、
    を実行する、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の画像処理装置。
  5. 前記履歴情報は、
    複数の前記第1識別情報を含み、
    前記制御装置は、
    前記識別情報判定処理において複数の前記第1識別情報の各々と対応する複数の外部機器が存在すると判定された場合に、前記ネゴシエーション処理において、複数の前記外部機器のうち、履歴の新しい前記第1識別情報と対応する外部機器に比べて、履歴の古い前記第1識別情報と対応する外部機器とのネゴシエーションを優先する、請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 制御プログラムを保存する不揮発性メモリを備え、
    前記制御装置は、
    前記制御プログラムを実行することで前記画像処理装置を制御し、
    前記不揮発性メモリに保存された前記制御プログラムのアップデートが必要となったことに応じて、前記再起動処理を実行する、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記制御装置は、
    前記制御プログラムのアップデートの重要度が高いか否かを判定する重要度判定処理と、
    前記アップデートの重要度が高いと判定したことに応じて、前記アップデートを実行してから前記再起動処理を実行し、
    前記アップデートの重要度が高くないと判定したことに応じて、前記アップデートを実行せずに前記USB接続部を介した外部機器への電力供給を継続する継続処理を実行する、請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記制御装置は、
    前記継続処理において、前記アップデートの重要度が高くないと判定したことに応じて、前記アップデートを実行せずに一定時間ウエイトした後に、前記アップデートを実行してから前記再起動処理を実行する、請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記制御装置は、
    前記USB接続部を介した外部機器への電力供給中に前記再起動が必要となったことに応じて、画像処理に係わるジョブを、電力供給中の当該外部機器から取得して実行中であるか否かを判定するジョブ実行判定処理を実行し、
    前記ジョブ実行判定処理において前記ジョブを実行中であると判定したことに応じて、前記再起動処理を実行せずに待機し、
    前記ジョブ実行判定処理において前記ジョブを実行中でないと判定したことに応じて、前記再起動処理を実行する、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記履歴情報は、
    前記再起動処理の前において外部機器から送信された画像処理に係わるジョブを受け付けたか否かを示すジョブ受付情報を含み、
    前記制御装置は、前記再起動処理後において前記USB接続部に複数の外部機器が接続されている場合、
    前記再開処理において、前記履歴情報の前記ジョブ受付情報に基づいて、前記USB接続部に接続された複数の外部機器のうち、前記ジョブを受け付けた外部機器を優先し、前記USB接続部を介する電力供給を行う制御を再開する、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の画像処理装置。
  11. シートに画像を印刷する印刷部をさらに備え、
    前記画像処理に係わるジョブは、
    前記ジョブの送信元から送信された画像データに係る画像を、前記印刷部によりシートに印刷する、印刷ジョブである、請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 原稿から画像を読み取る読取部をさらに備え、
    前記画像処理に係わるジョブは、
    前記読取部により原稿から画像を読み取り、
    前記画像に係る画像データを生成し、
    前記画像データを、前記ジョブの送信元の外部端末へ送信する、読取ジョブである、請求項10に記載の画像処理装置。
  13. 前記履歴情報は、
    前記再起動処理の前において前記USB接続部を介して外部機器へ供給していた供給電力の量である供給電力量を含み、
    前記制御装置は、
    前記再開処理において、前記履歴情報の前記供給電力量に基づいて、前記USB接続部に接続された前記外部機器へ供給する電力を決定する、請求項1乃至請求項12の何れか1項に記載の画像処理装置。
  14. 電源部と、前記電源部からの電力を受けるUSB接続部であって、USB(Universal Serial Bus)規格に準ずる接続により外部機器が接続されるUSB接続部と、を備える画像処理装置の制御方法であって、
    前記USB接続部を介した外部機器への電力供給に係わる履歴情報を記憶部に保存する保存工程と、
    前記USB接続部を介した外部機器への電力供給中に再起動が必要となったことに応じて、前記再起動を実行する再起動工程と、
    前記再起動工程の後に、前記保存工程により保存した前記履歴情報を前記記憶部から読み出す読出工程と、
    前記記憶部から読み出した前記履歴情報に基づいて、前記USB接続部を介して外部機器へ電力供給を行う制御を再開する再開工程と、
    を含む、画像処理装置の制御方法。
  15. 電源部と、前記電源部からの電力を受けるUSB接続部であって、USB(Universal Serial Bus)規格に準ずる接続により外部機器が接続されるUSB接続部と、を備える画像処理装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記USB接続部を介した外部機器への電力供給に係わる履歴情報を記憶部に保存する保存処理と、
    前記USB接続部を介した外部機器への電力供給中に再起動が必要となったことに応じて、前記再起動を実行する再起動処理と、
    前記再起動処理の後に、前記保存処理により保存した前記履歴情報を前記記憶部から読み出す読出処理と、
    前記記憶部から読み出した前記履歴情報に基づいて、前記USB接続部を介して外部機器へ電力供給を行う制御を再開する再開処理と、
    を実行させる、プログラム。
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