JP2020124035A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の外部機器を接続された場合に、電力を受電する上で適切な外部機器を選択し電力要求を送信できる情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムを提供すること。【解決手段】プリンタ1のCPU12は、レセプタクル51に接続された第1及び第2外部機器61,62の電源情報を受け付ける(S13)。CPU12は、電源情報に基づき、第1及び第2外部機器61,62のうち、電力要求を送信する外部機器を選択する選択処理を実行する(S15)。CPU12は、S15の選択処理の結果に基づき、選択した外部機器へ電力要求を送信する(S21,S33)。【選択図】図2

Description

本開示は、外部機器から電力を受電する情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、例えば、USB PD(USB Power Delivery)規格に準じた方式により給電装置から電力を受電する受電装置がある(例えば、特許文献1など)。特許文献1に開示される受電装置は、電力シンクとして機能し、AC電源に接続されたプリンタから電力を受電している。
特開2015−176443号公報
上記した受電装置は、プリンタなどの電力を供給可能な外部機器を複数接続された場合、複数の外部機器から電力を受電する外部機器を選択し電力を要求する必要がある。外部機器の電源構成等は異なるため、複数の外部機器からより適切な外部機器を選択することが好ましい。
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、複数の外部機器を接続された場合に、電力を受電する上で適切な外部機器を選択し電力要求を送信できる情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、第1インタフェースと、第2インタフェースと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1インタフェースに接続された第1外部機器の電源に係る第1電源情報を受け付ける第1受付処理と、前記第2インタフェースに接続された第2外部機器の電源に係る第2電源情報を受け付ける第2受付処理と、前記第1電源情報及び前記第2電源情報に基づき、前記第1外部機器及び前記第2外部機器のうち、電力要求を送信する外部機器を選択する選択処理と、前記選択処理の結果に基づき、選択した前記外部機器へ電力要求を送信する送信処理と、を実行する。
また、本願に開示の内容は、情報処理装置としての実施だけでなく、情報処理装置を制御する制御方法、情報処理装置を制御するコンピュータで実行するプログラムとしても実施し得るものである。
本願に係る情報処理装置置等によれば、受け付けた第1及び第2電源情報に基づいて、第1及び第2外部機器のうち、電力を要求すべき外部機器を選択する。これにより、電力を受電する上でより適切な外部機器を選択し電力要求を送信できる。
本実施形態に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 電力ソースを決定する制御の内容を示すフローチャートである。 選択処理の内容を示すフローチャートである。 選択処理の内容を示すフローチャートである。 接続形態の一例を示す図である。 接続形態の一例を示す図である。 接続形態の一例を示す図である。 履歴情報の内容を示す図である。 外部機器を後から接続される接続形態の一例を示す図である。 外部機器を後から接続される接続形態の一例を示す図である。 外部機器を後から接続される接続形態の一例を示す図である。
以下、本願の情報処理装置を具体化した一実施形態である携帯型のプリンタ1について図1を参照しつつ説明する。
(1.携帯型のプリンタの構成)
図1は、本実施形態の携帯型のプリンタ1の電気的構成を示している。プリンタ1は、例えば、持ち運び可能な携帯型の印刷装置であり、PCやスマートフォン等との間で有線通信又は無線通信を介して受信した印刷ジョブの画像データを所定のシート(感熱紙など)に印刷する。プリンタ1は、CPU12、RAM13、ROM14、NVRAM15、画像形成部16、USB接続部19、ユーザインタフェース20、通信部24、電力コントローラ25、電源部27などを備えている。これらのCPU12等は、バス11で互いに接続されている。
ROM14は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、制御プログラム41などの各種プログラムを記憶している。例えば、CPU12は、ROM14から読み出した制御プログラム41を実行して、プリンタ1のシステムを起動する。NVRAM15は、不揮発性のメモリである。NVRAM15は、履歴情報43及び画像データ45を記憶する。なお、上記したデータの記憶先は一例である。例えば、制御プログラム41を、NVRAM15に記憶しても良い。また、履歴情報43をROM14に記憶しても良い。また、制御プログラム41を記憶する記憶部は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体としては、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体を採用しても良い。
制御プログラム41は、例えば、プリンタ1の各部を統括的に制御するファームウェアである。CPU12は、制御プログラム41を実行し、実行した処理結果をRAM13に一時的に記憶させながら、バス11で接続された各部を制御する。履歴情報43は、後述するように、USB接続部19に対する外部機器の切断回数を記憶した情報である(図8参照)。画像データ45は、例えば、PCやスマートフォン等との間で有線通信又は無線通信を介して受信した印刷ジョブの画像データである。
画像形成部16は、例えば、ライン型のサーマルヘッド47を備え、CPU12の制御に基づいて、ダイレクトサーマル方式によりシートに画像を印刷する。画像形成部16は、サーマルヘッド47に対向して設けられたプラテンローラ48を回転させシートを搬送する。例えば、印刷を開始する際に、プリンタ1の挿入口にシートが挿入されると、挿入されたシートは、プラテンローラ48とサーマルヘッド47との対向部分に案内され、印刷完了後に排出口より排出される。
また、USB接続部19は、例えば、USB PD(USB Power Delivery)規格に準拠した通信や電力授受を行うインタフェースである。USB接続部19は、例えば、コネクタとして3つのレセプタクル51を備える。USB接続部19は、レセプタクル51に接続された様々な外部機器との間で、データ通信や電力授受を行う。接続される外部機器としては、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、ノートパソコン、外付けハードディスク、USBメモリ、カードリーダーなど、USB規格で接続可能な様々な機器を採用できる。
レセプタクル51は、例えば、USB Type−C規格に準拠したコネクタである。各レセプタクル51は、データ通信や電力授受を行うための複数のピンを備える。例えば、レセプタクル51は、複数のピンとして、USB Type−C規格のコネクタにおけるTXピン、RXピン、Dピン、Vbus、CCピン、グランドピンなどを備える。なお、ピンとは、信号線とも言い得る。レセプタクル51は、例えば、TXピン、RXピン、Dピンのいずれかを用いてデータ通信を行う。Dピンとは、例えば、Dataピンであり、D+/D−を指す。また、レセプタクル51は、Vbusピンを用いて電力の供給、電力の受電を行う。
また、CCピンは、例えば、電力ロールを決定するために用いられるピンであり、レセプタクル51に接続するプラグの表裏に対応してCC1ピン、CC2ピンを備えている。各レセプタクル51は、電力を供給する電力ロールである電力ソース、又は電力を受電する電力ロールである電力シンクに切り替え可能なデュアル・ロール・パワー(DRP)機能を有している。
電力コントローラ25は、USB接続部19を介した電力の授受及びデータの送受信を制御する。電力コントローラ25は、各レセプタクル51に外部機器を接続された際のCCピンの接続状態に基づいて電力ロールを決定し、電力授受のネゴシエーションを実行する。ここでいうネゴシエーションとは、例えば、電力ソース又は電力シンクの設定、授受する電力量の設定などを行う処理である。具体的には、CCピンのCC1ピン及びCC2ピンは、レセプタクル51に接続するUSBケーブルのプラグの表裏に応じて、一方がコンフィグレーションチャンネル(CC)として用いられ、他方がVCONNの伝送に用いられる。CC1ピン及びCC2ピンは、スイッチを介してプルアップ抵抗(電源)と、プルダウン抵抗(グランド)とに接続されている。CC1ピン及びCC2ピンは、スイッチの切り替えによって、電源に接続されるプルアップ状態と、グランドに接続されるプルダウン状態とに切り替えられる。
電力コントローラ25は、例えば、レセプタクル51へ外部機器を接続された際に、CCピン(CC1,CC2のうちCCとして機能するピン)の電位がプルアップ状態の電位であることを検出すると、そのレセプタクル51を電力ソースとして機能させる。電力コントローラ25は、レセプタクル51のVbusピンを介した電力の供給について、供給する電力量の設定などのネゴシエーションを実行する。同様に、電力コントローラ25は、レセプタクル51へ外部機器を接続された際に、CCピンの電位がプルダウン状態の電位であることを検出すると、そのレセプタクル51を電力シンクとして機能させる。電力コントローラ25は、レセプタクル51を介した電力の受電についてネゴシエーションを実行する。
上記したように、レセプタクル51は、スイッチを周期的に切り替えることよって、各レセプタクル51を電力ホスト及び電力シンクのいずれにも機能させることができる。また、電力コントローラ25は、接続された際のCCピンの電位に基づいて電力ロールを決定する。このため、本実施形態のプリンタ1において、外部機器を接続された初期状態では、各レセプタクル51の電力ロールがランダムで決定される。
また、図1に示すように、電力コントローラ25は、メモリ26を備えている。メモリ26には、プログラムPGが記憶されている。電力コントローラ25は、CPUなどの処理回路を備え、処理回路でプログラムPGを実行することで、電源部27の制御等を実行する。メモリ26は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリなどが組み合わされて構成されている。
電源部27は、プリンタ1内の各装置の電源として機能し、各装置へ電力を供給する。電源部27は、例えば、電源コード28、AC/DC回路29、DC/DC回路30、バッテリ31などを備えている。AC/DC回路29は、電源コード28を介してAC電源から受電した交流電圧を直流電圧に変換する。DC/DC回路30は、AC/DC回路29やバッテリ31から供給される直流電圧を所望の電圧値の直流電圧に変圧し、プリンタ1内の各装置へ電力を供給可能となっている。従って、プリンタ1は、AC電源を接続されていない場合でも、バッテリ31によって駆動可能となっている。また、電源部27は、AC/DC回路29で生成した電力や、USB接続部19を介して外部機器から受電した電力によりバッテリ31を充電可能となっている。また、電源部27は、USB接続部19を介して外部機器へ電力を供給する。
電源部27は、例えば、電力コントローラ25の制御に基づいて、AC/DC回路29、DC/DC回路30、バッテリ31等を接続する電源経路を切り替え可能となっている。電力コントローラ25は、電源部27を制御して、プリンタ1内の各装置へ電力を供給する電源装置、バッテリ31へ充電電力を供給する電源装置、USB接続部19を介して外部機器へ電力を供給する電源装置を切り替える。なお、電源部27を制御する主体は、電力コントローラ25に限らず、CPU12でも良い。
ユーザインタフェース20は、例えば、タッチパネルであり、液晶パネル、液晶パネルの背面側から光を照射するLED等の光源、液晶パネルの表面に貼り合わされた接触感知膜等を備えている。ユーザインタフェース20は、プリンタ1に対する操作を受け付け、操作入力に応じた信号をCPU12へ出力する。また、ユーザインタフェース20は、プリンタ1に係わる情報の表示を行う。ユーザインタフェース20は、CPU12の制御に基づいて液晶パネルの表示内容を変更する。
通信部24は、有線通信や無線通信が可能となっている。プリンタ1は、通信部24により有線LANや無線通信を介して印刷ジョブを受け付ける。CPU12は、通信部24を制御し、有線通信や無線通信を介して印刷ジョブ(画像データ45など)を受信する。また、プリンタ1は、USB接続部19のデータ通信により印刷ジョブを受信することができる。CPU12は、受信した印刷ジョブに基づいて画像形成部16による印刷を実行する。
(2.電力ソースを決定する制御)
次に、本実施形態のプリンタ1による電力ソースを決定する制御について、図2〜図4を参照しつつ、説明する。CPU12は、例えば、プリンタ1の電源を投入されると、ROM14に記憶された制御プログラム41を実行し、プリンタ1のシステムを起動した後、図2〜図4に示す電力ソースを決定する制御を開始する。なお、以下の説明では、制御プログラム41を実行するCPU12のことを、単にCPU12として記載する場合がある。例えば、「CPU12が」という記載は、「制御プログラム41を実行するCPU12が」ということを意味する場合がある。また、本明細書のフローチャートは、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU12の処理を示す。即ち、以下の説明における「判断」、「設定」、「開始」等の処理は、CPU12の処理を表している。CPU12による処理は、ハードウェア制御も含む。また、図2〜図4に示す制御を、CPU12以外の装置が実行しても良い。例えば、電力コントローラ25が、プログラムPGを実行することで、図2〜図4に示す制御を実行しても良い。
ここで、プリンタ1は、上記したように、USB接続部19に接続された外部機器から電力を受電することができる。このため、プリンタ1は、電力を供給可能な複数の外部機器を接続された場合、複数の外部機器の中から、電力ソースとして適した外部機器を設定し、その外部機器との間で電力を受電するネゴシエーションを実行することが好ましい。これに対し、本実施形態のCPU12は、図2〜図4に示す制御を実行することで、複数の外部機器の中から、電力ソースとして適切な外部機器を設定しネゴシエーションを実行する。
以下の説明では、一例として、図5に示すように、第1外部機器61と、第2外部機器62との2台の外部機器を接続された場合を説明する。図5に示すように、第1外部機器61は、AC電源に接続されている。第1外部機器61は、例えば、パーソナルコンピュータである。また、第2外部機器62は、AC電源に接続されていないが、バッテリ62Aを備えている。第2外部機器62は、例えば、携帯端末である。なお、以下の説明では、第1及び第2外部機器61,62を含む外部機器を総称して説明する場合には、外部機器と記載する。
まず、図2のステップ(以下、単に「S」と記載する)11において、プリンタ1のCPU12は、USB接続部19のレセプタクル51に対する外部機器の新たな接続を検出したか否かを判断する。CPU12は、新たな接続を検出するまでの間(S11:NO)、S11の判断処理を繰り返し実行する。例えば、図5に示す第1外部機器61と第2外部機器62とが接続された状態でプリンタ1の電源を投入されたとする。CPU12は、起動時から接続された状態の第1及び第2外部機器61,62の接続を、新たな接続として検出する。即ち、CPU12は、2つの外部機器の接続を新たな接続として検出する。CPU12は、レセプタクル51に対する外部機器の新たな接続を検出したと判断し(S11:YES)、S13を実行する。なお、1つの外部機器を接続された状態で、後から別の外部機器が接続された場合については後述する(図9〜図11参照)。
S13において、CPU12は、接続を検出した外部機器から電力情報を受け付ける。この電力情報は、外部機器の電源の情報であって、後述する選択処理(S15)において必要となる情報である。例えば、CPU12は、USB PD規格で規定されたGet_Source_Capメッセージを第1及び第2外部機器61,62の各々へ送信する。第1及び第2外部機器61,62の各々は、Get_Source_Capメッセージを受信すると、電源情報を示すSource_Capabilitiesメッセージを返信する。
Source_Capabilitiesメッセージには、例えば、電力リストを示す電源情報が含まれている。ここでいう電力リストとは、外部機器が電力ソースとして供給可能な電圧値と電流値の組み合わせを示す情報である。例えば、USB PD規格に準じた方式の電力授受では、2.5W(5V、0.5A)〜100W(20V、5A)までの電力量の範囲で、電力ソースから電力を供給できる。電力リストは、この電力量の範囲内のうち、第1及び第2外部機器61,62の各々が供給可能な電圧値及び電流値の組み合わせを示す情報である。
また、Source_Capabilitiesメッセージには、例えば、外部機器がAC電源などの外部電源に接続されているか否かの電源情報が含まれている。ここでいう外部電源とは、例えば、AC電源などの外部からプリンタ1へ電力を供給する装置である。また、後述する図6に示すように、AC電源と直接接続されていない場合であっても、間接的に外部電源に接続されている外部機器は、Source_Capabilitiesメッセージの電源情報として、外部電源に接続されていることを示す情報を返信する。また、Source_Capabilitiesメッセージには、例えば、外部機器がバッテリなどの内部電源を有しているか否かの電源情報が含まれている。
なお、電力情報を受け付ける方法は、Get_Source_Capメッセージ(Source_Capabilitiesメッセージ)を送受信する方法に限らない。他のメッセージ、例えば、Source_Capabilities_ExtendedメッセージやStatusメッセージなどにより電源情報を受け付けても良い。あるいは、USB PD規格に準じた通信以外、例えば、外部機器側で動作するプリンタドライバとの通信により電源情報を受け付けても良い。また、上記したように、本実施形態のプリンタ1は、外部機器を接続された初期状態では、各レセプタクル51の電力ロールがランダムで決定される。このため、電力情報を受け付けるメッセージを受信するために、電力シンクとなる必要がる場合、CPU12は、電源情報を受け付ける処理を開始する前に、外部電源との間で電力ロールを切り替えるロールスワップを実行しても良い。例えば、CPU12は、自身装置が電力ソースに設定された場合、外部電源へスワップ要求を送信し、自装置と外部電源との電力ロールを入れ替えても良い。
CPU12は、S13で電源情報を受け付けると、S15の選択処理を実行する。CPU12は、選択処理において、S13で受け付けた電源情報に基づいて、第1及び第2外部機器61,62のうち、電力要求を送信する送信先、即ち、電力を受電するためのネゴシエーションを実行する外部機器を設定する。図3及び図4は、選択処理の内容を示している。CPU12は、選択処理を開始すると、まず、図3のS41において、S13で受け付けた第1及び第2外部機器61,62の各々の電力リストが、自装置の要求する電力の組み合わせの条件に適合するか否かを判断する。プリンタ1は、外部機器から受電した電力を、電源部27により変圧等して自装置の電力として利用する。このため、外部機器から受電する電力(電圧値や電流値)は、自装置の電源部27で使用可能な大きさである必要がある。CPU12は、S41において、第1外部機器61の電力リスト内に、自装置が使用可能な電圧値及び電流値の組み合わせがあるか否かを判断する。また、CPU12は、S41において、第2外部機器62の電力リスト内に、自装置が使用可能な電圧値及び電流値の組み合わせがあるか否かを判断する。
CPU12は、例えば、第1及び第2外部機器61,62の両方の電力リストに、使用可能な電圧値及び電流値の組み合わせがある場合、S41において肯定判断し(S41:YES)、S43を実行する。一方、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62のうち、少なくとも一方の電力リストに、使用可能な電圧値及び電流値の組み合わせがないと判断すると(S41:NO)、S45を実行する。
S45において、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62のうち、電力リストが条件に適合する方の外部機器を、ネゴシエーションを実行する外部機器として設定する。これにより、仮に、2つの外部機器の一方が使用可能な電圧値や電流値を供給できない場合、供給可能な外部機器をネゴシエーション先として設定できる。また、S45において、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方とも電力リストが条件に適合しない場合、ネゴシエーション先の外部機器として、該当するものがないと判断する。CPU12は、S45を実行すると、図3及び図4に示す選択処理を終了する。
また、S43において、CPU12は、S13で受け付けた電力情報に基づいて、第1及び第2外部機器61,62の両方が外部電源に接続されているか否かを判断する。CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方が外部電源に接続されていると判断すると(S43:YES)、図4のS57を実行する。また、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62のうち、少なくとも一方が外部電源に接続されていないと判断すると(S43:NO)、S47を実行する。
S47において、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方が外部電源に接続されていないか否かを判断する。即ち、CPU12は、2つの外部機器が両方とも外部電源に接続されていないか判断する。CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方が外部電源に接続されていないと判断すると(S47:YES)、S48を実行する。また、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62のうち、一方が外部電源に接続されていない、換言すれば一方が外部電源に接続されていると判断すると(S47:NO)、S49を実行する。S49において、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62のうち、外部電源に接続されている方の外部機器を、ネゴシエーション先として設定する。これにより、外部電源に接続され電力供給が安定している外部機器を、ネゴシエーション先として設定できる。図5に示す例では、第1外部機器61のみがAC電源(外部電源)に接続されている。この場合、CPU12は、S47で否定判断し、S49において、第1外部機器61をネゴシエーション先として設定する。CPU12は、S49を実行すると、選択処理を終了する。
また、S48において、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方がバッテリを有していないか否かを判断する。CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方がバッテリを有していないと判断すると(S48:YES)、ネゴシエーション先の外部機器として、該当するものがないと判断し(S50)、選択処理を終了する。従って、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方が、外部電源と接続されておらず、且つバッテリを有していない場合、ネゴシエーション先を設定しない。
また、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62のうち、少なくとも一方がバッテリを有していると判断すると(S48:NO)、S51を実行する。S51において、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方がバッテリを有しているか否かを判断する。CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方がバッテリを有していると判断すると(S51:YES)、S52を実行する。また、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62のうち、一方がバッテリを有していると判断すると(S51:NO)、S53を実行する。
S53において、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62のうち、バッテリを有している外部機器を、ネゴシエーション先に設定する。これにより、仮に、2つの外部機器うち、一方の外部機器が外部電源に接続されておらず、且つバッテリも有していない場合、外部電源には接続されていないもののバッテリを有する他方の外部機器をネゴシエーション先に設定できる。CPU12は、S53を実行すると、選択処理を終了する。
また、S52を実行する場合、第1及び第2外部機器61,62の両方がバッテリを有している場合となる。CPU12は、第1外部機器61のバッテリの残量が、第2外部機器62のバッテリの残量より多いか否を判断する(S52)。CPU12は、例えば、Get_Battery_Statusメッセージを第1及び第2外部機器61,62の両方に送信し、Battery_Statusメッセージを受信することで、第1及び第2外部機器61,62の各々のバッテリ残量を検出できる。
CPU12は、第1外部機器61のバッテリ残量が、第2外部機器62のバッテリ残量に比べて多いと判断すると(S52:YES)、第1外部機器61をネゴシエーション先に設定する(S54)。また、CPU12は、S52で否定判断した場合(S52:NO)、第2外部機器62をネゴシエーションに設定する(S55)。従って、CPU12は、バッテリ残量のより多い外部機器をネゴシエーション先に設定する。これにより、より安定した電力供給を行える外部機器をネゴシエーション先に設定できる。CPU12は、S54又はS55を実行すると、選択処理を終了する。
なお、CPU12は、バッテリ残量以外の条件でネゴシエーション先を設定しても良い。例えば、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方が外部電源と接続されていない場合、第1及び第2外部機器61,62のうち、レセプタクル51に対する接続を先に検出した外部機器を、ネゴシエーション先に設定しても良い。あるいは、CPU12は、後述するS58(図4参照)のように切断回数のより少ない外部機器をネゴシエーション先に設定しても良い。
次に、図4のS57において、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方の情報が履歴情報43に記憶されているか否かを判断する。図8は、履歴情報43の内容を示している。図8に示すように、履歴情報43には、ベンダーID、プロダクトID、USB接続の切断回数、外部電源の切断回数が関連付けて記憶されている。例えば、CPU12は、レセプタクル51に新たな外部機器が接続されると、プラグアンドプレイ(PnP)機能により、新たに接続された外部機器に対してデバイス情報を要求する。このデバイス情報には、外部機器の製造元のベンダーID、プロダクトIDなどの情報が含まれる。CPU12は、受け付けたベンダーID及びプロダクトIDを履歴情報43に記憶する。また、CPU12は、レセプタクル51から外部機器が切断されたことを検出すると、その外部機器のベンダーID及びプロダクトIDに対応するUSB接続の切断回数を、1つ増加させる。これにより、CPU12は、各外部機器におけるUSB接続の切断回数を履歴情報43に記憶できる。
なお、CPU12は、プリンタ1の電源を切られた場合や、USB接続部19の接続を切断するモードへ移行した場合など、プリンタ1の状態変化によって外部機器との接続を切断する場合、USB接続の切断が発生しても切断回数を増加させないことが好ましい。このような切断は、外部機器からの要求等に応じて切断を実行するのではなく、プリンタ1側の都合で切断を実行するため、外部機器の電力供給の安定度を適切に判断する上で、切断回数に含めないことが好ましい。また、CPU12は、所定期間ごとに履歴情報43の情報を初期化しても良い。この所定期間は、ユーザ等からの操作入力に基づいて変更しても良い。
また、USB PD規格では、外部機器から外部電源が切断された場合に、その外部機器に対して、外部電源が切断されたことを示す情報を、通信先へ送信させることができる。このため、CPU12は、この外部電源を切断された情報を外部機器から受信した場合に、該当する外部機器のプロダクトID等に対応付けられた外部電源の切断回数を増加させることで、その外部機器における外部電源の切断回数を履歴情報43に記憶できる。なお、外部電源の切断回数の監視方法は、上記した切断を示す情報を受信する方法に限らない。例えば、CPU12は、接続中の外部機器の電源情報を定期的に受け付け、受け付けた電源情報に基づいて外部電源の切断を検出した場合、履歴情報43の外部電源の切断回数を増加させても良い。
CPU12は、図4のS57において、第1及び第2外部機器61,62の両方の情報が履歴情報43に記憶されていると判断すると(S57:YES)、S58を実行する。即ち、第1及び第2外部機器61,62の両方が過去に一度接続されその後切断されたことがあり、履歴情報43が残っている場合、CPU12は、S58を実行する。S58において、履歴情報43に基づいて切断回数を判断し、切断回数の少ない外部機器をネゴシエーション先として設定する。CPU12は、例えば、USB接続の切断回数と外部電源の切断回数とを加算した合計の切断回数が少ない外部機器を、ネゴシエーション先に設定する。図8に示す例では、ベンダーID「0003」の外部機器の切断回数(11回=5+6)が、ベンダーID「0001」の外部機器の切断回数(13回=10+3)に比べて少ない。このため、CPU12は、切断回数の少ないベンダーID「0003」の外部機器をネゴシエーション先に設定する。なお、CPU12は、USB接続の切断回数及び外部電源の切断回数のうち、どちらか一方の情報に基づいてネゴシエーション先を設定しても良い。
ここで、切断回数が少ない外部機器は、プリンタ1との接続状態、あるいは外部電源との接続状態がより安定している。このため、CPU12は、切断回数のより少ない外部機器をネゴシエーション先として設定することで、電力供給の安定した外部機器をネゴシエーション先として設定できる。CPU12は、S58を実行した後、選択処理を終了する。
また、CPU12は、S57において、第1及び第2外部機器61,62のうち、少なくとも一方の情報が履歴情報43に記憶されていないと判断すると(S57:NO)、S61を実行する。例えば、第1及び第2外部機器61,62の一方が過去に接続されたことがない場合、CPU12は、S61を実行する。S61において、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方がバッテリを有しているか否かを判断する。CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方がバッテリを有していると判断すると(S61:YES)、S63を実行する。
CPU12は、S63において、図3のS52と同様に、第1外部機器61のバッテリの残量が、第2外部機器62のバッテリの残量より多いか否を判断する。CPU12は、S63で肯定判断した場合(S63:YES)、第1外部機器61をネゴシエーション先として設定し(S64)、S63で否定判断した場合(S63:NO)、第2外部機器62をネゴシエーション先として設定する(S65)。即ち、CPU12は、バッテリ残量の多い外部機器を、ネゴシエーション先に設定する。CPU12は、S64又はS65を実行すると、選択処理を終了する。なお、S63の判断基準は、図3のS52と同様にバッテリ残量に限らない。例えば、CPU12は、USB接続部19に対する接続を先に検出した外部機器や、あるいは切断回数のより少ない外部機器を、ネゴシエーション先に設定しても良い。
また、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62のうち、少なくとも一方がバッテリを有していないと判断すると(S61:NO)、S67を実行する。CPU12は、バッテリを有している外部機器を、ネゴシエーション先として設定する(S67)。また、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方がバッテリを有していない場合、所定条件に基づきネゴシエーション先の外部機器を設定する。CPU12は、所定条件として、例えば、先に接続を検出した外部機器を、ネゴシエーション先として設定しても良い(S67)。CPU12は、S67を実行すると、選択処理を終了する。
図2に示すように、CPU12は、S15の選択処理を終了すると、S17以降の処理を実行し、S15で設定したネゴシエーション先の外部機器へネゴシエーションを実行する。S17において、CPU12は、S15の選択処理でネゴシエーション先として第1外部機器61を設定したか否かを判断する。CPU12は、第1外部機器61を設定したと判断すると(S17:YES)、S19を実行し、第1外部機器61を設定していないと判断すると(S17:NO)、S29を実行する。
CPU12は、S19において、S13の処理を実行した後にS19の処理を実行するのが1回目であるか否かを判断する。また、CPU12は、S19において、ネゴシエーション先の第1外部機器61が新たなネゴシエーション先(電力要求先)であるか否かを判断する。上記したように、図5に示す例は、プリンタ1の電源投入時に第1及び第2外部機器61,62の両方が接続されている場合である。しかしながら、プリンタ1は、例えば、第1外部機器61を先に接続され、第2外部機器62を後から接続される可能性もある。この場合、プリンタ1は、先に接続された第1外部機器61から電力を受電している可能性がある。即ち、第1外部機器61は、ネゴシエーションが完了しており、ネゴシエーションを実行する新たな外部機器に該当しない可能性がある。この場合、CPU12は、S19において、第1外部機器61が新たなネゴシエーション先でないと判断する(S19:NO)。なお、外部機器を後から接続される例についは、図9〜図11を用いて後述する。
CPU12は、S19において、1回目の実行であり、且つ第1外部機器61が新たなネゴシエーションの要求先であると判断した場合(S19:YES)、第1外部機器61へ電力を要求するネゴシエーションを開始する(S21)。CPU12は、電力コントローラ25を制御して、必要な電圧値及び電流値の電力を要求する電力要求を、第1外部機器61へ送信する。この電圧値及び電流値は、図3のS41で適合性が判断された組み合わせである。なお、電力要求を送信する際にプリンタ1側が電力ソースとして設定されていた場合、CPU12は、第1外部機器61との間で電力ロールを切り替えるロールスワップを実行し、自装置を電力シンクにしてから電力要求を送信する。
次に、CPU12は、S23において、S21で開始した第1外部機器61とのネゴシエーションに成功したか否かを判断する。CPU12は、ネゴシエーションに成功したと判断すると(S23:YES)、第1外部機器61から必要な電力の受電を開始する(S25)。これにより、外部電源に接続されるなどして電力供給が安定した外部機器から電力を受電することができる。CPU12は、S25を実行した後、S11からの処理を再度実行する。これにより、新たな外部機器の接続を検出するごとに、適切なネゴシエーション先を設定し、電力要求を送信できる。
また、CPU12は、要求した電力が第1外部機器61から供給されない場合や、第1外部機器61が電力ソースとなるロールスワップに応じない場合など、ネゴシエーションに失敗したと判断し(S23:NO)、S31を実行する。これにより、CPU12は、第1外部機器61とのネゴシエーションに失敗した場合に、他の外部機器である第2外部機器62とのネゴシエーションを実行できる。
また、CPU12は、S29において、S15の選択処理でネゴシエーション先として第2外部機器62を設定したか否かを判断する。CPU12は、第2外部機器62を設定したと判断すると(S29:YES)、S31を実行する。また、CPU12は、第2外部機器62を設定していない、即ち、ネゴシエーション先として該当なしと設定した場合(S29:NO)、S13からの処理を再度実行する。これにより、CPU12は、電力ソースとして適切な外部機器が存在しない場合、S13からの処理を再度実行する。そして、例えば、第1及び第2外部機器61,62の電源構成が変更され電源情報が更新された場合、変更された外部機器とネゴシエーションを実行できる。例えば、外部機器が後から外部電源に接続された場合など、図3及び図4の選択処理の条件を満たす外部機器が現れた場合に、その外部機器とネゴシエーションを実行することができる。
また、S31において、CPU12は、S19と同様に、S13の処理を実行した後にS31の処理を実行するのが1回目であり、且つ第2外部機器62が新たなネゴシエーション先である(既にネゴシエーション済みでない)か否かを判断する。CPU12は、S31において、1回目の実行であり、且つ第2外部機器62が新たなネゴシエーション先であると判断した場合(S31:YES)、S21〜S25と同様に、第2外部機器62へ電力要求を送信し(S33)、ネゴシエーションに成功すると(S35:YES)、第2外部機器62から電力を受電する(S37)。これにより、より適切な外部機器から電力を受電することができる。
また、CPU12は、第2外部機器62とのネゴシエーションに失敗した場合(S35:NO)、S19を実行し、第1外部機器61とのネゴシエーションを実行する。一方で、S19で否定判断した場合(S19:NO)やS31で否定判断した場合(S31:NO)、CPU12は、S13からの処理を再度実行する。この場合は、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方とネゴシエーションに失敗した状態となる。この場合、CPU12は、S13からの処理を再度実行することで、第1及び第2外部機器61,62の電源構成が変更され電源情報が更新された場合に、変更された外部機器とネゴシエーションを実行できる。このようにして本実施形態のCPU12は、電源情報に基づいて適切なネゴシエーション先を設定し、電力を要求できる。
なお、CPU12は、再度S13を実行した場合、S19とS31を実行した回数をゼロにリセットする。これにより、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62へのネゴシエーションを再度実行する。また、CPU12は、S13以降の処理を所定回数以上繰り返した場合、即ち、電源情報に基づいて何度も選択処理(S15)等を実行した場合、図2〜図4に示す制御を一旦終了し、S11から改めて実行しても良い。これにより、CPU12は、新たに接続された外部機器に対する判断処理等を実行できる。
次に、図5〜図7の各接続構成の場合に、CPU12がどのようなネゴシエーションを実行するのかを説明する。図5に示す場合では、上記したように、CPU12は、第1外部機器61のみが外部電源(AC電源)に接続されていると判断し(S47:NO)、第1外部機器61とのネゴシエーションを実行する。この場合、CPU12は、バッテリ62Aを有する第2外部機器62よりも、AC電源に接続された第1外部機器61とのネゴシエーションを優先する。
図6に示す例では、第1及び第2外部機器61,62の両方は、AC電源と直接接続されておらず、且つバッテリも有していない。しかし、第1外部機器61は、AC電源に接続された第3外部機器63と接続されており、第3外部機器63からUSB PD接続により電力を受電可能である。また、第2外部機器62は、バッテリ64Aを有する第4外部機器64と接続されており、第4外部機器64からUSB PD接続により電力を受電可能である。
第1外部機器61は、自装置がAC電源と直接接続されていない場合であっても、第3外部機器63を介して外部電源と間接的に接続されている場合、外部電源に接続されていることを示す情報を設定したSource_Capabilitiesメッセージを返信する。また、第2外部機器62は、自装置がバッテリを有していない場合であっても、第4外部機器64を介してバッテリ64Aと間接的に接続されている場合、バッテリを有することを示す情報を設定したSource_Capabilitiesメッセージを返信する。従って、CPU12は、このような間接的に接続されている接続構成であっても、第1及び第2外部機器61,62から受け付けた電源情報に基づいて、図5の接続構成と同様に、AC電源に間接的に接続された第1外部機器61をネゴシエーション先として設定できる。従って、本実施形態のCPU12は、外部電源に直接接続された場合や、内部電源を内蔵している場合だけでなく、外部電源や内部電源と間接的に接続されている場合にも、ネゴシエーション先を適切に判断できる。
この間接的に接続される経路は、Get_Source_Capメッセージを送信した送信元のプリンタ1を介さない経路である。従って、Source_Capabilitiesメッセージは、Get_Source_Capメッセージの送信元に対して自装置側に外部電源が存在するか、あるいは内部電源が存在するかを示す情報が設定される。このため、例えば、第2外部機器62は、仮に、プリンタ1(送信元)、第1外部機器61、第3外部機器63を介してAC電源に接続されていても、外部電源と接続されていないことを示すSource_Capabilitiesメッセージを返信する。そして、CPU12は、間接的に電源に接続された場合でも、Source_Capabilitiesメッセージに基づいて、適切な外部機器を選択できる。
また、図7に示す例では、第1外部機器61は、AC電源に接続されている。第2外部機器62は、AC電源に接続され、且つバッテリ62Aを有している。この場合、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の両方とも外部電源に接続されていると判断し(S43:YES)、履歴情報43の切断回数でネゴシエーション先を設定する(図4のS58)。また、履歴情報43に情報がない場合、CPU12は、バッテリ62Aを有する第2外部機器62をネゴシエーション先として設定する(S67)。これにより、2つの外部機器が両方とも外部電源に接続されている場合であっても、バッテリ62Aを備えより電力供給の安定している第2外部機器62をネゴシエーション先として設定できる。
上記した説明では、一例として、プリンタ1の電源起動時に第1及び第2外部機器61,62の両方が接続され、両方の接続が検出された場合について説明した。しかしながら、第1及び第2外部機器61,62のうち、一方の外部機器が後から接続された場合、CPU12は、適切な外部機器とネゴシエーションを実行することができる。また、第1及び第2外部機器61,62の両方とも接続されているものの一方の外部機器に新たな接続があった場合にも、CPU12は、適切な外部機器とネゴシエーションを実行することができる。
図9は、AC電源に接続された第1外部機器61から電力を受電しているプリンタ1へ、バッテリ62Aを有する第2外部機器62を新たに接続した場合を示している。この場合、CPU12は、図2のS11で肯定判断し、S15でネゴシエーション先として、外部電源に接続された第1外部機器61を設定する(S49)。そして、CPU12は、S19において、第1外部機器61が新たなネゴシエーション先でないと判断し(S19:NO)、S13からの処理を実行する。これにより、CPU12は、後から外部機器を接続された場合でも、電源情報に基づいて適切なネゴシエーション先を設定できる。なお、CPU12は、S13以降の処理を、所定回数以上繰り返して実行した場合、図2〜図4の処理を終了し、S11から再度実行しても良い。
また、図10は、バッテリ62Aを有する第2外部機器62から電力を受電しているプリンタ1へ、AC電源が接続された第1外部機器61を新たに接続した場合を示している。この場合、CPU12は、S15でネゴシエーション先として、外部電源に接続された第1外部機器61を設定する(S49)。そして、CPU12は、S19において、第1外部機器61が新たなネゴシエーション先であると判断し(S19:YES)、第1外部機器61とのネゴシエーションを実行する(S21〜S25)。これにより、CPU12は、後から外部機器を接続された場合でも、電源情報に基づいて適切なネゴシエーション先を設定できる。
また、図11は、バッテリ61Aを有する第1外部機器61と、バッテリ62Aを有する第2外部機器62とが、プリンタ1に接続されている。第1外部機器61のバッテリ61Aのバッテリ残量は、第2外部機器62のバッテリ62Aのバッテリ残量に比べて多い。このため、CPU12は、図3のS54において、バッテリ残量の多い第1外部機器61をネゴシエーション先として設定する。プリンタ1は、第1外部機器61から電力を受電する状態となる。この状態で、第2外部機器62に、AC電源に接続された第3外部機器63が新たに接続される。
この場合、第2外部機器62は、第3外部機器63を介して間接的に外部電源に接続される。従って、第2外部機器62は、自装置の電源情報に変更が発生したため、例えば、外部電源に接続されたことを示す情報を、Source_Capabilitiesメッセージをプリンタ1へ送信する。
CPU12は、例えば、接続中の第2外部機器62からSource_Capabilitiesメッセージを受信したことに応じて、図2のS13以降の処理を実行しても良い。例えば、図2のS11の判断条件を、新たな接続の検出だけでなく、接続中の外部機器における電源情報の変更を検出した条件を加えても良い。あるいは、S11の判断条件は、電源情報の変更を検出した条件だけでも良い。この場合、CPU12は、第2外部機器62からSource_Capabilitiesメッセージを受信し、第2外部機器62の電源情報に変更があったことを検出すると(S11:YES)、S13以降の処理をする。S13において、CPU12は、第1外部機器61についても、電源情報を受け付ける。そして、CPU12は、S15において、外部電源に接続された第2外部機器62をネゴシエーション先として設定する(S49)。これにより、外部電源やバッテリとの間接的で且つ新たな接続があった場合にも、適切なネゴシエーション先を設定できる。
なお、上記した説明では、2台の外部機器を接続された場合について説明したが、3台以上の複数台の外部機器を接続された場合にも、CPU12は、図2〜図4と同様の制御を実行することで、ネゴシエーション先の外部機器を適切に設定できる。例えば、CPU12は、3台の外部機器を接続される場合、3台の外部機器のうち、2台の外部機器を対象に図2〜図4の制御を実行しネゴシエーション先の外部機器を設定した後、ネゴシエーション先に設定した外部機器と残りの外部機器とを対象に図2〜図4の制御を再度実行する。これにより、3台の外部機器の中からネゴシエーション先として適切な外部機器を設定することができる。
因みに、プリンタ1は、情報処理装置の一例である。履歴情報43は、第1及び第2電源情報の一例である。レセプタクル51は、第1インタフェース、第2インタフェースの一例である。S13は、第1受付工程、第2受付工程の一例である。S15は、選択工程の一例である。S21,S33は、送信工程の一例である。
(3.効果)
以上、上記した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態のプリンタ1のCPU12は、レセプタクル51に接続された第1外部機器61の電源に係る電源情報(第1電源情報の一例)を受け付けるS13の処理(第1受付処理の一例)と、レセプタクル51に接続された第2外部機器62の電源情報(第2電源情報の一例)を受け付けるS13の処理(第2受付処理の一例)と、電源情報に基づき、第1及び第2外部機器61,62のうち、電力要求を送信する外部機器を選択するS15の処理(選択処理の一例)と、S15の処理の結果に基づき、選択した外部機器へ電力要求を送信するS21,S33の処理(送信処理の一例)と、を実行する。
これによれば、CPU12は、接続された第1及び第2外部機器61,62の各々について電源情報を受け付ける。そして、CPU12は、受け付けた電源情報に基づいて、第1及び第2外部機器61,62のうち、電力を要求すべき外部機器を選択する。これにより、電力を受電する上でより適切な外部機器を選択し電力要求を送信できる。
(2)また、CPU12は、電源情報に基づき、第1及び第2外部機器61,62の両方が外部電源に接続されているか否かを判断するS43の処理(第1判断処理の一例)と、電源情報に基づき、第1及び第2外部機器61,62の両方が外部電源に接続されていないか否かを判断するS47の処理(第2判断処理の一例)と、を実行する。CPU12は、S43で否定判断し、且つ、S47で否定判断した場合、電力要求を送信する外部機器として外部電源に接続された外部機器を選択する(S49)。
これによれば、AC電源やDC電源などの外部電源に接続されている外部機器に対して電力要求を送信する。これにより、より安定した電力供給を行える外部機器から電力を受電することができる。
(3)また、本実施形態の第1外部機器61は、外部電源に直接接続され外部電源から電力を受電しても良い(図5、図7、図9、図10)。これによれば、外部電源と直接接続された第1外部機器61から電力を安定的に受電することができる。
(4)また、第1外部機器61は、外部電源に直接接続された第3外部機器63(他の外部機器の一例)から、プリンタ1(情報処理装置の一例)を介さない経路で電力を受電しても良い(図6)。これによれば、第1外部機器61は、他の外部機器を介して外部電源と間接的に接続される。これにより、外部電源と間接的に接続された第1外部機器61から電力を安定的に受電することができる。
(5)また、本実施形態の外部電源は、例えば、AC電源である。これによれば、AC電源に接続されることでより安定した電力を供給できる第1外部機器61から電力を受電することができる。
(6)また、CPU12は、第1外部機器61から電力要求を拒否されたと判断した場合(S23:NO)、第2外部機器62へ電力要求を送信する(S33)。これによれば、第1外部機器61から電力の供給を拒否されると、他方の第2外部機器62へ電力要求を送信して電力を確保することができる。
(7)また、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の各々がレセプタクル51から切断された頻度を示す切断回数(第1挿抜頻度、第2挿抜頻度の一例)を履歴情報43(第1及び第2電源情報の一例)により受け付け、第1外部機器61の切断回数が第2外部機器62の切断回数に比べて少ないことに応じて、電力要求を送信する外部機器として第1外部機器61を選択する(S58)。
USB接続の切断回数が多い外部機器の電力供給は、安定しない可能性が高い。このため、USB接続の切断回数がより少ない第1外部機器61を選択し電力要求を送信する。これにより、より安定して電力を供給可能な第1外部機器61から電力を受電できる。
(8)また、CPU12は、第1及び第2外部機器61,62の各々から外部電源が切断された頻度を示す外部電源の切断回数(第3挿抜頻度、第4挿抜頻度の一例)を履歴情報43(第1及び第2電源情報の一例)により受け付け、第1外部機器61に対する外部電源の切断回数が第2外部機器62に対する外部電源の切断回数に比べて少ないことに応じて、電力要求を送信する外部機器として第1外部機器61を選択しても良い(S58)。
外部電源の切断回数が多い外部機器の電力供給は、安定しない可能性が高い。このため、外部電源の切断回数がより少ない第1外部機器61を選択し電力要求を送信する。これにより、より安定して電力を供給可能な第1外部機器61から電力を受電できる。
(9)また、CPU12は、電源情報に基づいて、第1及び第2外部機器61,62の両方がバッテリ61A,62Aを有しているか否かを判断するS51、S61の処理(第3判断処理の一例)を実行する。CPU12は、S51又はS61の処理において否定判断した場合、電力要求を送信する外部機器としてバッテリ61A,62Aを有する外部機器を選択する(S54,S55,S64,S65)。これによれば、バッテリ61A,62Aを有しており電力供給がより安定している外部機器を、電力ソースとして選択できる。
(10)また、CPU12は、S51又はS61の処理において肯定判断した場合、第1外部機器61のバッテリ61Aの残量が、第2外部機器62のバッテリ62Aの残量に比べて多いか否かを判断するS52、S63の処理(第4判断処理の一例)を実行する。CPU12は、S52又はS63の処理において肯定判断した場合、電力要求を送信する外部機器として第1外部機器61を選択する(S54,S64)。これによれば、第1及び第2外部機器61,62の両方がバッテリ61A,62Aを有している場合、バッテリ残量がより多い第1外部機器61を選択することで、電力供給がより安定している外部機器を、電力ソースとして選択できる。
(11)また、レセプタクル51は、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠した通信を行うインタフェース(第1及び第2USBインタフェースの一例)である。電力の授受が可能な2つのUSBインタフェースを備えるプリンタ1では、複数の外部機器を接続された場合に、電力を受電する上で適切な外部機器を選択し電力要求を送信する必要がある。このため、2つのUSBインタフェースを備えるプリンタ1において、電源情報に基づいて、電力を要求すべき外部機器を選択することは極めて有効である。
(4.変形例)
尚、本願は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、図2〜図4に示す制御を、CPU12により実行したが、他の装置が実行しても良い。例えば、電力コントローラ25が、メモリ26のプログラムPGを実行することで、図2〜図4に示す制御を実行しても良い。この場合、電力コントローラ25は、本開示の制御部の一例である。プログラムPGは、本開示のプログラムの一例である。
また、履歴情報43を記憶する記憶部を、プリンタ1内に設けなくとも良い。例えば、CPU12は、履歴情報43をサーバ等の外部装置に記憶しても良い。
また、本願における第1及び第2インタフェースの通信規格は、USB PD規格の通信規格に限らず、電力の授受が可能な他の通信規格でもよい。
また、図2〜図4に示す制御内容は、一例であり、各ステップの内容、順番等は適宜変更可能である。例えば、CPU12は、S43において、第1及び第2外部機器61,62の両方が外部電源に接続されているかを判断し、S47において、第1及び第2外部機器61,62の両方が外部電源に接続されていないかを判断することで、外部電源に接続されている外部機器を特定した。即ち、CPU12は、2つの外部機器をまとめて判断した。しかしながら、CPU12は、例えば、第1外部機器61が外部電源に接続されているか否かを判断する処理と、第2外部機器62が外部電源に接続されているか否かを判断する処理を個別に実行しても良い。また、CPU12は、S48、S51、S61についても、同様に、バッテリの有無を、第1及び第2外部機器61,62の各々について個別に判断しても良い。
また、上記実施形態では、本願の制御部として、CPU12を採用したが、これに限らない。例えば、制御部の少なくとも一部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの専用のハードウェアで構成してもよい。また、制御部は、例えばソフトウェアによる処理と、ハードウェアによる処理とを併用して動作する構成でもよい。
また、上記実施形態では、本願の情報処理装置として携帯型のプリンタ1を採用したが、これに限らない。本願の情報処理装置は、携帯型でない据え置き型のプリンタでも良く、プリンタに限らず、コピー装置、ファックス装置、スキャナ装置、カメラでも良い。また、本願の情報処理装置は、複数の機能を有する複合機でもよい。
1 プリンタ(情報処理装置)、12 CPU(制御部)、43 履歴情報(電源情報)、51 レセプタクル(第1インタフェース、第2インタフェース)、61 第1外部機器、62 第2外部機器、61A,62A バッテリ。

Claims (13)

  1. 第1インタフェースと、
    第2インタフェースと、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1インタフェースに接続された第1外部機器の電源に係る第1電源情報を受け付ける第1受付処理と、
    前記第2インタフェースに接続された第2外部機器の電源に係る第2電源情報を受け付ける第2受付処理と、
    前記第1電源情報及び前記第2電源情報に基づき、前記第1外部機器及び前記第2外部機器のうち、電力要求を送信する外部機器を選択する選択処理と、
    前記選択処理の結果に基づき、選択した前記外部機器へ電力要求を送信する送信処理と、
    を実行する、情報処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1電源情報及び前記第2電源情報に基づき、前記第1外部機器及び前記第2外部機器の両方が外部電源に接続されているか否かを判断する第1判断処理と、
    前記第1電源情報及び前記第2電源情報に基づき、前記第1外部機器及び前記第2外部機器の両方が前記外部電源に接続されていないか否かを判断する第2判断処理と、
    を実行し、
    前記第1判断処理で否定判断し、且つ、前記第2判断処理で否定判断した場合、前記選択処理において前記電力要求を送信する前記外部機器として前記外部電源に接続された前記外部機器を選択する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記外部電源に接続された前記外部機器は、
    前記外部電源に直接接続され前記外部電源から電力を受電する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記外部電源に接続された前記外部機器は、
    前記外部電源に直接接続された他の外部機器から、前記情報処理装置を介さない経路で電力を受電する、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記外部電源は、
    AC電源である、請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、
    前記第1外部機器から前記電力要求を拒否されたと判断した場合、前記第2外部機器へ前記電力要求を送信する、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、
    前記第1外部機器が前記第1インタフェースから切断された頻度を示す第1挿抜頻度を前記第1電源情報により受け付け、前記第2外部機器が前記第2インタフェースから切断された頻度を示す第2挿抜頻度を前記第2電源情報により受け付け、前記第1挿抜頻度が前記第2挿抜頻度に比べて少ないことに応じて、前記選択処理において前記電力要求を送信する前記外部機器として前記第1外部機器を選択する、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、
    前記第1外部機器から外部電源が切断された頻度を示す第3挿抜頻度を前記第1電源情報により受け付け、前記第2外部機器から前記外部電源が切断された頻度を示す第4挿抜頻度を前記第2電源情報により受け付け、前記第3挿抜頻度が前記第4挿抜頻度に比べて少ないことに応じて、前記選択処理において前記電力要求を送信する前記外部機器として前記第1外部機器を選択する、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、
    前記第1電源情報及び前記第2電源情報に基づいて、前記第1外部機器及び前記第2外部機器の両方がバッテリを有しているか否かを判断する第3判断処理を実行し、
    前記第3判断処理において否定判断した場合、前記選択処理において前記電力要求を送信する前記外部機器として前記バッテリを有する前記外部機器を選択する、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、
    前記第3判断処理において肯定判断した場合、前記第1外部機器の前記バッテリの残量が、前記第2外部機器の前記バッテリの残量に比べて多いか否かを判断する第4判断処理を実行し、
    前記第4判断処理において肯定判断した場合、前記選択処理において前記電力要求を送信する前記外部機器として前記第1外部機器を選択する、請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記第1インタフェースは、第1USB(Universal Serial Bus)インタフェースであり、
    前記第2インタフェースは、第2USB(Universal Serial Bus)インタフェースである、請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 第1インタフェースと、第2インタフェースと、を備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記第1インタフェースに接続された第1外部機器の電源に係る第1電源情報を受け付ける第1受付工程と、
    前記第2インタフェースに接続された第2外部機器の電源に係る第2電源情報を受け付ける第2受付工程と、
    前記第1電源情報及び前記第2電源情報に基づき、前記第1外部機器及び前記第2外部機器のうち、電力要求を送信する外部機器を選択する選択工程と、
    前記選択工程の結果に基づき、選択した前記外部機器へ電力要求を送信する送信工程と、
    を含む、情報処理装置の制御方法。
  13. 第1インタフェースと、第2インタフェースと、を備える情報処理装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記第1インタフェースに接続された第1外部機器の電源に係る第1電源情報を受け付ける第1受付処理と、
    前記第2インタフェースに接続された第2外部機器の電源に係る第2電源情報を受け付ける第2受付処理と、
    前記第1電源情報及び前記第2電源情報に基づき、前記第1外部機器及び前記第2外部機器のうち、電力要求を送信する外部機器を選択する選択処理と、
    前記選択処理の結果に基づき、選択した前記外部機器へ電力要求を送信する送信処理と、
    を実行させる、プログラム。
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