JP7131380B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、通信インタフェースを介して電力の授受を行う情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、例えば、USB PD(USB Power Delivery)規格に準じた方式により外部機器との間で電力の授受を行う画像形成装置がある。特許文献1に開示される画像形成装置は、プリントジョブを実行する際に、USBインタフェースに接続された外部機器からバッテリ残量の情報を取得する。画像形成装置は、取得したバッテリ残量の情報に基づいて、電力授受の方向を切り替える。
特開2015-174375号公報
電力授受の方向を切り替える場合、外部機器との間で電力ロールの切換えが実行される。電力ロールは、例えば、電力を供給する電力ロールである電力ソース及び電力を受電する電力ロールである電力シンクの何れかを指す。自装置と外部機器を通信インタフェースにより接続した場合、自装置と外部機器の状況に応じて電力ロールを適切に設定することが望ましい。
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、外部機器の接続時に、電力ロールを適切に設定できる情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、制御部と、外部機器との間で電力授受及び通信を行うインタフェースと、を備え、前記制御部は、前記外部機器との前記インタフェースを介する電力授受に係る履歴情報であって、前記外部機器の識別情報と、自装置及び前記外部機器の少なくとも一方の電力ロールとを、含み、前記識別情報と前記電力ロールとが互いに対応付けられた前記履歴情報を記憶部に記憶させる記憶処理と、前記外部機器の前記インタフェースを介した接続を検出したとき、前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器の前記識別情報と前記記憶部に記憶された前記履歴情報とに基づき前記自装置の前記電力ロールを決定する決定処理と、を実行する。
また、本願に開示の内容は、情報処理装置としての実施だけでなく、情報処理装置を制御する制御方法、情報処理装置を制御するコンピュータで実行するプログラムとしても実施し得るものである。
本願に係る情報処理装置等によれば、インタフェースを介した電力授受に係わる電力ロールと、接続した外部機器の識別情報を履歴情報として記憶する。そして、新たな外部機器の接続を検出したとき、検出した外部機器の識別情報と履歴情報とに基づいて自装置の電力ロールを決定する。これにより、履歴情報に基づいて適切な電力ロールを設定できる。
本実施形態に係るプリンタのブロック図である。 CCピンの接続構成を示す図である。 プリンタの電力の授受に係わる回路構成を示すブロック図である。 電力制御の内容を示すフローチャートである。 電力制御の内容を示すフローチャートである。 電力シンク切替制御の内容を示すフローチャートである。 電力ソース切替制御の内容を示すフローチャートである。 履歴情報の内容を示す図である。
以下、本願の情報処理装置を具体化した一実施形態である携帯型のプリンタ1について図1を参照しつつ説明する。
(1.携帯型のプリンタの構成)
図1は、本実施形態の携帯型のプリンタ1の電気的構成を示している。プリンタ1は、例えば、持ち運び可能な携帯型の印刷装置であり、PCやスマートフォン等との間で有線通信又は無線通信を介して受信した印刷ジョブの画像データを所定のシート(感熱紙など)に印刷する。プリンタ1は、CPU12、RAM13、ROM14、NVRAM15、画像形成部16、USB接続部19、ユーザインタフェース20、通信部24、電力コントローラ25、電源部27などを備えている。これらのCPU12等は、バス11で互いに接続されている。
ROM14は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、制御プログラム41などの各種プログラムを記憶している。例えば、CPU12は、ROM14から読み出した制御プログラム41を実行して、プリンタ1のシステムを起動する。NVRAM15は、不揮発性のメモリである。NVRAM15は、履歴情報43及び画像データ45を記憶する。なお、上記したデータの記憶先は一例である。例えば、制御プログラム41を、NVRAM15に記憶しても良い。また、履歴情報43をROM14に記憶しても良い。また、制御プログラム41を記憶する記憶部は、ROMに限らず、フラッシュメモリなどでも良い。また、制御プログラム41を記憶する記憶部は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体としては、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体を採用しても良い。
制御プログラム41は、例えば、プリンタ1の各部を統括的に制御するファームウェアである。CPU12は、制御プログラム41を実行し、実行した処理結果をRAM13に一時的に記憶させながら、バス11で接続された各部を制御する。履歴情報43は、後述するように、USB PD(USB Power Delivery)規格の接続による電力授受の履歴を示す情報である。画像データ45は、例えば、PCやスマートフォン等との間で有線通信又は無線通信を介して受信した印刷ジョブの画像データである。
画像形成部16は、例えば、ライン型のサーマルヘッド47を備え、CPU12の制御に基づいて、ダイレクトサーマル方式によりシートに画像を印刷する。画像形成部16は、サーマルヘッド47に対向して設けられたプラテンローラ48を回転させシートを搬送する。例えば、印刷を開始する際に、プリンタ1の挿入口にシートが挿入されると、挿入されたシートは、プラテンローラ48とサーマルヘッド47との対向部分に案内され、印刷完了後に排出口より排出される。
また、USB接続部19は、例えば、USB PD規格に準拠した通信や電力授受を行うインタフェースである。USB接続部19は、例えば、コネクタとして3つのレセプタクル51を備える。USB接続部19は、レセプタクル51に接続された様々な外部機器との間で、データ通信や電力授受を行う。接続される外部機器は、例えば、図1に示すように、パーソナルコンピュータ(PC)81、スマートフォン82、デジタルカメラ83などである。また、本願の外部機器は、PC81等に限らず、外付けハードディスク、USBメモリ、カードリーダーなど、USB規格で接続可能な様々な機器を採用できる。
レセプタクル51は、例えば、USB Type-C規格に準拠したコネクタである。各レセプタクル51は、データ通信や電力授受を行うための複数のピンを備える。例えば、レセプタクル51は、複数のピンとして、USB Type-C規格のコネクタにおけるTXピン、RXピン、Dピン、Vbus、CCピンなどを備える。レセプタクル51は、例えば、TXピン、RXピン、Dピンのいずれかを用いてデータ通信を行う。また、レセプタクル51は、Vbusピンを用いて電力の供給、電力の受電を行う。
また、CCピンは、例えば、電力ロールを決定するために用いられるピンであり、レセプタクル51に接続するプラグの表裏に対応してCC1ピン、CC2ピンを備えている。各レセプタクル51は、電力を供給する電力ロールである電力ソース、又は電力を受電する電力ロールである電力シンクに切り替え可能なデュアル・ロール・パワー(DRP)機能を有している。
電力コントローラ25は、USB接続部19を介した電力の授受及びデータの送受信を制御する。電力コントローラ25は、各レセプタクル51に外部機器を接続された際のCCピンの接続状態に基づいて電力ロールを決定し、電力授受のネゴシエーションを実行する。ここでいうネゴシエーションとは、例えば、電力ソース又は電力シンクの設定、授受する電力量の設定などを行う処理である。具体的には、図2は、レセプタクル51のうち、CCピンに係わる部分を示している。CC1ピンとCC2ピンは、同様の構成となっている。CC1ピンとCC2ピンは、レセプタクル51に接続するUSBケーブルのプラグ61の表裏に応じて、一方がコンフィグレーションチャンネル(CC)として用いられ、他方がVCONNの伝送に用いられる。このため、以下の説明では、CC1ピン及びCC2ピンをまとめてCCピンと称して説明する。
図2に示すように、レセプタクル51は、プルアップ抵抗Ru、プルダウン抵抗Rdを有する。プルアップ抵抗Ruの一方の端子は、電源Vccに接続されている。電源Vccは、所定の電圧(例えば、5V)を供給する。プルアップ抵抗Ruの他方の端子は、スイッチ63を介してCCピンに接続可能となっている。また、プルダウン抵抗Rdの一方の端子は、グランドに接続されている。プルダウン抵抗Rdの他方の端部は、スイッチ63を介してCCピンに接続可能となっている。
スイッチ63は、スイッチ制御部(図示略)から供給されるスイッチング信号SWに基づいて、接続を切り替える。スイッチ63は、CCピンとプルアップ抵抗Ruを接続する状態(プルアップ状態)と、CCピンとプルダウン抵抗Rdを接続する状態(プルダウン状態)とを切り替える。電力コントローラ25は、例えば、レセプタクル51へ外部機器を接続された際に、CCピン(CC1,CC2のうちCCとして機能するピン)の電位がプルアップ状態の電位であることを検出すると、そのレセプタクル51を電力ソースとして機能させる。電力コントローラ25は、レセプタクル51のVbusピンを介した電力の供給について、供給する電力量の設定などのネゴシエーションを実行する。同様に、電力コントローラ25は、レセプタクル51へ外部機器を接続された際に、CCピンの電位がプルダウン状態の電位であることを検出すると、そのレセプタクル51を電力シンクとして機能させる。電力コントローラ25は、レセプタクル51を介した電力の受電についてネゴシエーションを実行する。
上記したように、レセプタクル51は、スイッチ63を周期的に切り替えることよって、各レセプタクル51を電力ホスト及び電力シンクのいずれにも機能させることができる。また、電力コントローラ25は、接続された際のCCピンの電位に基づいて電力ロールを決定する。このため、本実施形態のプリンタ1において、外部機器を接続された初期状態では、各レセプタクル51の電力ロールがランダムで決定される。
また、図1に示すように、電力コントローラ25は、メモリ26を備えている。メモリ26には、プログラムPGが記憶されている。電力コントローラ25は、CPUなどの処理回路を備え、処理回路でプログラムPGを実行することで、電源部27の制御等を実行する。メモリ26は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリなどが組み合わされて構成されている。
電源部27は、プリンタ1内の各装置の電源として機能し、各装置へ電力を供給する。また、電源部27は、USB接続部19を介して供給する電力を生成する。また、電源部27は、USB接続部19を介して受電した電力によりバッテリ75(図3参照)の充電を実行する。電源部27の詳細な構成については、後述する。
ユーザインタフェース20は、例えば、タッチパネルであり、液晶パネル、液晶パネルの背面側から光を照射するLED等の光源、液晶パネルの表面に貼り合わされた接触感知膜等を備えている。ユーザインタフェース20は、プリンタ1に対する操作を受け付け、操作入力に応じた信号をCPU12へ出力する。また、ユーザインタフェース20は、プリンタ1に係わる情報の表示を行う。ユーザインタフェース20は、CPU12の制御に基づいて液晶パネルの表示内容を変更する。
通信部24は、有線通信や無線通信が可能となっている。プリンタ1は、通信部24により有線LANや無線通信を介して印刷ジョブを受付ける。CPU12は、通信部24を制御し、有線通信や無線通信を介して印刷ジョブ(画像データ45など)を受信する。また、プリンタ1は、USB接続部19のデータ通信により印刷ジョブを受信することができる。CPU12は、受信した印刷ジョブに基づいて画像形成部16による印刷を実行する。
(2.電源部27の構成)
次に、電源部27の構成について図3を用いて説明する。図3に示すように、電源部27は、電源基板71、変換回路73、バッテリ75等を備えている。また、電源部27は、これら電源基板71等の相互の接続や、電源基板71等とレセプタクル51の接続を切り替えるFET77を備えている。FET77は、電界効果トランジスタであり、電力コントローラ25から供給されるゲート電圧Vgに応じて、接続を切り替える。なお、接続を切り替えるスイッチは、FETに限らず、IGBTでも良い。また、接続を切り替えるスイッチは、半導体スイッチに限らず、リレーなどでも良い。
また、電源基板71は、電源コードや電源回路(ブリッジダイオード、平滑化回路など)を備え、AC電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する。電源基板71は、FET77を介して、変換回路73、バッテリ75の各々に接続されている。変換回路73は、例えば、DC/DCコンバータであり、入力した直流電圧を変圧して電圧値の異なる直流電圧を生成する。変換回路73は、FET77を介してバッテリ75、3つのレセプタクル51の各々に接続されている。変換回路73は、例えば、CPU12の制御に基づいて、各レセプタクル51から供給する供給電力量を変更する。
バッテリ75は、電源基板71や変換回路73から供給される電力により充電可能となっている。また、電源基板71、変換回路73、バッテリ75の各々は、FET77を介してプリンタ1の各装置(画像形成部16など)に接続されている。このため、本実施形態のプリンタ1は、電源基板71を介してAC電源から受電した電力により駆動可能となっている。また、プリンタ1は、バッテリ75から供給する電力により駆動可能であり、様々な場所に持ち運んで使用することができる。また、プリンタ1は、USB接続部19(レセプタクル51)を介して受電した電力を変換回路73で変圧等し画像形成部16などに供給することができる。
電力コントローラ25は、例えば、CPU12の制御に基づいて、ゲート電圧Vgを出力しFET77のオンオフを切り替えることで、電源基板71、変換回路73の中からプリンタ1の各装置へ電力を供給する装置を変更できる。また、電力コントローラ25は、FET77を切り替えることで、電源基板71、変換回路73の中からバッテリ75へ充電電力を供給する装置を変更できる。また、電力ソースとして機能するレセプタクル51は、外部機器へ電力を供給する。電力コントローラ25は、FET77を切り替えることで、電源基板71、バッテリ75、他の外部機器の中から、電力ソースとして機能するレセプタクル51を介して外部機器へ電力を供給する装置を変更できる。なお、FET77を制御する装置は、電力コントローラ25に限らず、CPU12でも良い。
(3.電力供給制御)
次に、本実施形態のプリンタ1によるUSB接続部19の電力授受の制御について、図4及び図5を参照しつつ、説明する。CPU12は、例えば、プリンタ1の電源を投入されると、ROM14に記憶された制御プログラム41を実行し、プリンタ1のシステムを起動した後、図4及び図5に示す電力制御を開始する。なお、以下の説明では、制御プログラム41を実行するCPU12のことを、単にCPU12として記載する場合がある。例えば、「CPU12が」という記載は、「制御プログラム41を実行するCPU12が」ということを意味する場合がある。また、本明細書のフローチャートは、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU12の処理を示す。即ち、以下の説明における「判断」、「決定」、「制御」等の処理は、CPU12の処理を表している。CPU12による処理は、ハードウェア制御も含む。また、図4及び図5に示す電力制御を、CPU12以外の装置が実行しても良い。例えば、電力コントローラ25が、プログラムPGを実行することで、図4及び図5に示す電力制御を実行しても良い。
まず、図4のステップ(以下、単に「S」と記載する)11において、CPU12は、USB接続部19に新たな外部機器を接続されたか否かを判断する。CPU12は、USB接続部19に新たな外部機器を接続されたと判断すると(S11:YES)、S13を実行する。
S13において、例えば、CPU12は、レセプタクル51に新たな外部機器が接続されると、プラグアンドプレイ(PnP)機能により、新たに接続された外部機器に対してデバイス情報を要求する。ここでいうデバイス情報とは、例えば、外部機器の製造元のベンダーID、プロダクトID、USBデバイスクラスIDなどのUSBデバイス情報である。ベンダーID及びプロダクトIDは、外部機器を識別する識別情報として用いることができ、履歴情報43に記憶される(図8参照)。また、CPU12は、デバイス情報として、外部機器がバッテリを備えているかなどの情報を取得しても良い。
CPU12は、デバイス情報を取得した後、電力コントローラ25を制御して、外部機器との間でネゴシエーションを実行し、電力ロール(電力ソース又は電力シンク)の設定や、外部機器との間で授受する電力授受量を決定する(S13)。上記したように、本実施形態のプリンタ1では、図2に示すCCピンの電位状態に基づいて、新たな接続時における電力ロールをランダムに決定する。従って、S13において、電力コントローラ25は、新たな接続を検出したレセプタクル51のCCピンの電位に基づいて、電力ソース又は電力シンクのいずれとして機能させるのかを決定する。CPU12は、S13を実行した後、S15を実行する。なお、CPU12は、起動時から接続された状態の外部機器についても、新たな接続として検出し(S11)、S13以降の処理を実行しても良い。
一方、CPU12は、S11において、USB接続部19に新たな外部機器を接続されていないと判断すると(S11:NO)、S17を実行する。S17において、CPU12は、履歴情報43の更新が必要か否かを判断する。
CPU12は、S17において、前回のS17を実行してからUSB接続部19の接続状態に変更があることを検出すると、履歴情報43を更新する必要があると判断する(S17:YES)。また、CPU12は、図4及び図5の電力制御を終了すると、再度、S11からの処理を開始、即ち、電力制御を再開する。CPU12は、2回目以降の電力制御のS17においても、前回のS17を実行してからUSB接続部19の接続状態に変更があることを検出すると、履歴情報43を更新する必要があると判断する(S17:YES)。
例えば、CPU12は、S13において新たに接続された外部機器からベンダーIDやプロダクトIDを取得する。CPU12は、次に電力制御を再開した後のS17において、前回のS17の実行から接続状態に変更があったため、履歴情報43を更新する必要があると判断し(S17:YES)、履歴情報43を更新する(S19)。CPU12は、前回の電力制御のS13で取得したベンダーIDやプロダクトIDを履歴情報43に記憶する(S19)。
図8は、履歴情報43の内容の一例を示している。図8に示すように、CPU12は、ベンダーID、プロダクトID等の情報を対応付けて履歴情報43に記憶する。図8に示す「前回の接続終了時の自装置の電力ロール」は、USB接続部19を介した外部機器との接続を切断した際に、その外部機器に対するプリンタ1の電力ロールを示す情報である。CPU12は、例えば、外部機器の接続の切断を検出すると、切断時の自装置の電力ロールをRAM13に一時的に記憶する。CPU12は、次にS17を実行する際に履歴情報43を更新する必要があると判断し(S17:YES)、電力ロールの情報を履歴情報43に記憶する(S19)。これにより、外部機器との接続の切断が発生するごとに、切断時の自装置の電力ロールの情報を、履歴情報43に記憶できる。なお、接続の切断とは、USB接続部19から物理的に外部機器を取り外す場合だけでなく、接続された状態の外部機器とプリンタ1とのUSB接続部19を介した通信を停止する場合を含む概念である。以下の説明においても同様である。
また、図8に示す「前回の接続時における自装置が電力ソースであった時間割合」は、外部機器が接続されていた時間中における、プリンタ1が電力ソースとして機能した時間の割合を示す情報である。CPU12は、例えば、接続中の外部機器について、電力ロールの変更が発生した時間をRAM13に記憶する。CPU12は、外部機器の切断を検出すると、次にS17を実行する際に履歴情報43を更新する必要があると判断し(S17:YES)、切断した外部機器について電力ソースの時間割合を積算する(S19)。CPU12は、接続の開始から最後までの時間において、自装置が電力ソースとして機能した時間を、RAM13に記憶された電力ロールの変更を記録した時間に基づいて積算する。そして、CPU12は、自装置が電力ソースであった時間を、接続の全体時間で除算し、時間割合を演算する。例えば、接続時間が100時間で、プリンタ1が電力ソースとして機能した時間が90時間である場合、電力ソースの時間割合は、90%(=90時間/100時間)となる。これにより、外部機器の切断が発生するごとに、切断した外部機器に対する電力ソースの時間割合を、履歴情報43に記憶できる。
また、図8に示す「前回の接続時の最大供給電力量」は、接続中に電力シンクの外部機器へ供給した供給電力量のうち、最も大きい値を示す情報である。CPU12は、例えば、接続中の外部機器について、供給電力量の値をRAM13に記憶する。CPU12は、供給電力量を増大する制御を実行すると、RAM13に記憶した外部機器の供給電力量の値を更新する。これにより、RAM13には、接続中の外部機器について最大供給電力量を記憶できる。CPU12は、外部機器の切断を検出すると、次にS17を実行する際に履歴情報43を更新する必要があると判断し(S17:YES)、切断した外部機器について最大供給電力量をRAM13から読み出し履歴情報43に記憶する(S19)。これにより、外部機器の切断が発生するごとに、切断した外部機器の最大供給電力量を、履歴情報43に記憶できる。
また、「印刷ジョブの実行状態」は、印刷ジョブの実行の有無を示す情報である。CPU12は、例えば、S17を実行した際に、前回S17を実行してから、印刷ジョブの実行状態に変更があった場合、その変更の情報を履歴情報43に記憶する(S19)。CPU12は、新たな印刷ジョブの実行を開始した場合、その印刷ジョブの送信元である外部機器に対応付けられた「印刷ジョブの実行状態」の情報を「実行中」に変更する。また、CPU12は、印刷ジョブの実行を完了した場合、対応する外部機器の「印刷ジョブの実行状態」の情報を「実行完了」に変更する。
なお、図8の「印刷ジョブの実行状態」の欄における横棒の項目は、印刷ジョブを受付けていないことを示している。また、印刷ジョブの実行中とは、例えば、印刷ジョブを受け付けてから印刷したシートの排出を完了するまでの間、即ち、印刷ジョブに係わるデータの通信を外部機器と実行している状態をいう。また、例えば、本開示の情報処理装置としてスキャナ装置を採用した場合、スキャンジョブに係わる通信の実行中とは、例えば、スキャンジョブを受け付けてから、生成したスキャンデータの送信を完了するまでの間をいう。
また、「印刷ジョブの受け付け情報」は、外部機器から印刷ジョブを受け付けたか否かを示す情報である。CPU12は、例えば、接続中の外部機器から最初に印刷ジョブを受付けると、RAM13に印刷ジョブを受け付けたことを示す情報を記憶する。CPU12は、次にS17を実行した際に、印刷ジョブを受け付けた情報がRAM13に新たに記憶されていると判断した場合、履歴情報43を更新する必要があると判断し(S17:YES)、対応する外部機器の履歴情報43を更新する(S19)。
また、「前回の接続時に外部機器から電力シンクへ切り替えるスワップ要求を受信した回数」は、電力ソースの外部機器から電力シンクへ切り替えることを要求するスワップ要求を受信した回数を示す情報である。ここでいうスワップ要求とは、電力ソースと電力シンクの電力ロールを、互いに切り替えることを求める要求である。電力ロールのスワップ要求は、例えば、USB PD規格で規定されたPower Role Swap、あるいはFast Power Role Swapに準じた方式により送受信することができる。CPU12は、例えば、接続中の電力ソースの外部機器から電力シンクへ切り替えることを要求するスワップ要求を受信するごとに、RAM13に記憶した受信回数を増やす。これにより、RAM13には、接続中の外部機器のスワップ要求の受信回数を記憶することができる。CPU12は、外部機器の切断を検出すると、次にS17を実行する際に履歴情報43を更新する必要があると判断し(S17:YES)、切断した外部機器についてスワップ要求の受信回数をRAM13から読み出し履歴情報43に記憶する(S19)。
図4に示すように、CPU12は、S17において履歴情報43の更新が必要ないと判断すると(S17:NO)、S11からの処理を再度実行する。また、CPU12は、履歴情報43の更新が必要であると判断し(S17:NO)、S19を実行した後、S11からの処理を再度実行する。これにより、CPU12は、USB接続部19の新たな接続を検出するまでの間(S11:NO)、更新の必要性を判断し履歴情報43を更新する。なお、CPU12は、同じベンダーID及びプロダクトIDの外部機器について複数回の接続があった場合、最新の履歴情報43のみを残すように、過去の履歴情報43を削除しても良い。
また、S15において、CPU12は、履歴情報43をNVRAM15から読み出し、S21を実行する。S21において、CPU12は、S11で検出した新たに接続された外部機器の履歴情報43が記憶されているか否かを判断する。これにより、CPU12は、新たに接続された外部機器がこれまでにUSB接続部19に接続されたことがあるか否かを履歴情報43に基づいて判断できる。CPU12は、新たに接続された外部機器のベンダーID及びプロダクトIDが履歴情報43に記憶されていないことを検出すると、履歴情報43に情報がないと判断し(S21:NO)、S23を実行する。
S23において、CPU12は、自装置の電力ロールを電力シンクに変更する電力シンク切替制御を実行する。従って、本実施形態のCPU12は、外部機器の履歴情報43がない場合、電力シンクになることを優先する。ここで、プリンタ1は、モバイルプリンタであり、外出先等においてAC電源を接続できない可能性がある。このため、CPU12は、履歴情報43がなく電力ロールの優劣を判断できないような場合、電力シンクになることを優先することで、自装置が電力不足となることを抑制することができる。なお、CPU12は、図4及び図5に示す電力制御とは逆に、電力ソースになることを優先する制御を実行しても良い。
図6は、電力シンク切替制御の内容を示している。上記したように、CPU12は、新たな接続の場合、電力ロールをランダムに決定する。そこで、CPU12は、図6のS25において外部機器に対して自装置が電力シンクとして設定されているか否かを判断する。ここでいう外部機器は、例えば、新たに接続され、且つ履歴情報43にないと判断された外部機器である。CPU12は、自装置が電力シンクとして設定されていると判断すると(S25:YES)、図6の電力シンク切替制御を終了する。
一方で、CPU12は、自装置が電力シンクでない、即ち、電力ソースとして設定されていると判断すると(S25:NO)、電力シンクになることを要求するスワップ要求を外部機器へ送信し(S27)、図6の電力シンク切替制御を終了する。これにより、外部機器からスワップ要求に対して承諾の応答を受信した場合、自装置の電力ロールを電力シンクに変更することができる。なお、CPU12は、電力シンクへの切り替えに失敗した場合、エラーを報知しても良い。
CPU12は、図4のS23を実行すると、図4及び図5に示す電力制御を終了し、S11からの処理を再度開始する。これにより、CPU12は、履歴情報43を更新しつつ、新たに接続された外部機器との間で電力ロールの設定を適切に行うことができる。
一方で、CPU12は、S21において、新たに接続された外部機器の履歴情報43があると判断した場合、即ち、その外部機器がこれまでにUSB接続部19に接続されたことがある場合(S21:YES)、S31を実行する。CPU12は、S31において、前回の接続終了時における自装置の電力ロールが電力シンクであるか否かを判断する。CPU12は、新たに接続された外部機器に対応する履歴情報43を参照し、「前回の接続終了時の自装置の電力ロール」(図8参照)から自装置の電力ロールの情報を検出する。CPU12は、前回の接続終了時の自装置の電力ロールが電力シンクであった場合(S31:YES)、S23を実行する。これにより、前回の接続終了時に電力ソースとして接続されていた外部機器に対しては、次の接続時に自装置を電力シンクにすることを優先できる。図8に示す例では、プロダクトID「0001」の外部機器に対して、接続終了時に電力シンクとして機能している。このため、CPU12は、プロダクトID「0001」の外部機器に対して、次の接続時にも電力シンクとなるように制御する(S23)。
また、CPU12は、S31において、前回の接続終了時の自装置の電力ロールが電力シンクでない、即ち、電力ソースであったと判断すると(S31:NO)、S33を実行する。CPU12は、S33において、前回の接続時における自装置が電力ソースであった時間割合が閾値以下であるか否かを判断する。CPU12は、履歴情報43の「前回の接続時における自装置が電力ソースであった時間割合」(図8参照)から時間割合を検出する。CPU12は、検出した時間割合が閾値以下であると判断すると、即ち、自装置が電力ソースであった時間が所定時間以下であると判断すると(S33:YES)、S23を実行する。S33に用いる閾値は、例えば、50%である。この場合、前回の接続時における自装置が電力ソースであった時間割合が50%以下の外部機器に対しては、即ち、自装置が電力シンクとして長い時間に亘って電力を受電していた外部機器に対しては、次の接続時にも電力シンクとなることを優先する。図8に示す例では、プロダクトID「0002」の外部機器に対して、50%以下の20%の時間だけ電力ソースとして機能している。このため、CPU12は、プロダクトID「0002」の外部機器に対して、次の接続時に電力シンクとなるように制御する。
なお、CPU12は、S33において、電力ソースであった時間割合に限らず、他の基準に基づいて判断しても良い。例えば、CPU12は、前回の接続時において自装置が電力ソースとなった時間の長さが所定時間以下であるか否かを判断しても良い。また、例えば、CPU12は、前回の接続時において自装置が電力ソースとなった回数が所定回数以下であるか否かを判断しても良い。そして、CPU12は、電力ソースとなった回数が所定回数以下の場合、S23を実行しても良い。これにより、前回の接続時に電力ソースとなった回数が少ない場合、電力シンクとなることを優先できる。また、CPU12は、電力ソースであった時間割合と、回数との両方を用いて、自装置の電力ロールを決定しても良い。
また、CPU12は、S33において、時間割合が閾値以下でないと判断すると(S33:NO)、S35を実行する。CPU12は、S35において、最大供給電力量が所定電力量以下であるか否かを判断する。CPU12は、履歴情報43の「前回の接続時の最大供給電力量」を参照することで最大供給電力量を判断できる。CPU12は、最大供給電力量が所定電力量以下であると判断すると(S35:YES)、S23を実行する。所定電力量は、例えば、プリンタ1が供給可能な最大電力量であり、2.5W(0.5A、5V)である。仮に、電力シンクの外部機器であっても、最大供給電力量が小さい外部機器は、プリンタ1から電力を供給する必要性が低い可能性が高い。そこで、CPU12は、最大供給電力量が所定電力量以下の外部機器に対しては、仮に、前回の接続時に自装置が電力ソースとして機能していても、次の接続時に電力シンクになることを優先する(S23)。図8に示す例では、プロダクトID「0003」の外部機器に対して、2.5Wの最大供給電力量を供給している。このため、CPU12は、プロダクトID「0003」の外部機器に対して、次の接続時に電力シンクとなるように制御する。
また、CPU12は、S35において、最大供給電力量が所定電力量以下でないと判断すると(S35:NO)、図5のS37を実行する。CPU12は、S37において、新たに接続された外部機器について印刷ジョブを実行中であるか否かを判断する。CPU12は、履歴情報43の「印刷ジョブの実行状態」を参照することで、印刷ジョブを実行中であるか否かを判断できる。CPU12は、印刷ジョブを実行中であると判断すると(S37:YES)、自装置を電力ソースに切り替える電力ソース切替制御を実行する(S39)。これにより、CPU12は、印刷ジョブを実行中の外部機器に対しては、電力ソースとして機能し電力の供給を優先することができる。その結果、印刷ジョブの実行時に外部機器が電力不足となることを抑制できる。図8に示す例では、プロダクトID「0004」の外部機器の印刷ジョブは実行中である。このため、CPU12は、プロダクトID「0004」の外部機器に対して、電力ソースとなるように制御する。
図7は、電力ソース切替制御の内容を示している。CPU12は、図6の電力シンク切替制御と同様に、自装置の電力ロールを判断し、電力シンクであれば電力ソースに変更する。CPU12は、図7のS41において外部機器に対して自装置が電力ソースとして設定されているか否かを判断する。CPU12は、自装置が電力ソースして設定されていると判断すると(S41:YES)、図7の電力ソース切替制御を終了する。また、CPU12は、自装置が電力ソースでない、即ち、電力シンクとして設定されていると判断すると(S41:NO)、電力ソースになることを要求するスワップ要求を外部機器へ送信し(S43)、図7の電力シンク切替制御を終了する。これにより、自装置の電力ロールを電力ソースに変更することができる。CPU12は、図5のS39を実行すると、図4及び図5に示す電力制御を終了し、S11からの処理を再度開始する。
また、CPU12は、S37において、印刷ジョブを実行中でないと判断すると(S37:NO)、S45を実行する。CPU12は、S45において、新たに接続された外部機器について印刷ジョブを受け付けたことがあるか否かを判断する。CPU12は、履歴情報43の「印刷ジョブの受け付け情報」を参照することで、印刷ジョブを受け付けたことがあるか否かを判断できる。CPU12は、印刷ジョブを受け付けたことがあると判断すると(S45:YES)、S23(図4参照)を実行する。これにより、CPU12は、印刷ジョブを受け付けたことがある外部機器に対しては、電力シンクになることを優先する。例えば、印刷ジョブを送信可能な機器は、PC81やスマートフォン82などの電源を備えている可能性が高い。そこで、本実施形態のCPU12は、印刷ジョブを受け付けた外部機器については独自の電源を有しているものとして、電力シンクとなることを優先する。図8に示す例では、プロダクトID「0005」の外部機器は、印刷ジョブを受け付けてはいるが、その印刷ジョブの実行を完了している。このため、CPU12は、プロダクトID「0005」の外部機器に対して、電力シンクとなるように制御する。
また、CPU12は、S45において、印刷ジョブを受け付けたことがないと判断すると(S45:NO)、S47を実行する。CPU12は、S47において、スワップ要求の受信回数が所定回数以下であるか否かを判断する。CPU12は、履歴情報43の「前回の接続時に外部機器から電力シンクへ切り替えるスワップ要求を受信した回数」(受付履歴の一例)を参照することで、受信回数を判断できる。
なお、CPU12は、履歴情報43にスワップ要求を受信した回数を記憶しなくとも良い。例えば、CPU12は、履歴情報43に回数自体を記憶せず、要求を受け付けた日時(受付履歴の一例)を記録しても良い。そして、S47において、CPU12は、履歴情報43の日時からスワップ要求を受信した回数を積算して判断に用いても良い。
ここで、電力ソースから電力シンクへ切り替えるスワップ要求が所定回数以下である場合、その外部機器は、プリンタ1からの電力供給を何度もプリンタ1に要求していないこととなる。換言すれば、その外部機器は、プリンタ1からの電力供給をあまり必要としていない、あるいは、電源や別の電力ソースを確保した可能性が高い。このため、S47で用いる所定回数は、外部機器が電力シンクになりたい要求度を判断可能な回数である。所定回数は、例えば、5回である。CPU12は、受信回数が所定回数以下であると判断すると(S47:YES)、S23(図4参照)を実行する。これにより、CPU12は、スワップ要求の受信回数が少ない外部機器に対しては、電力シンクになることを優先する。図8に示す例では、プロダクトID「0006」の外部機器は、2回だけスワップ要求を送信している。このため、CPU12は、プロダクトID「0006」の外部機器に対して、次の接続時に電力シンクとなるように制御する。
一方、CPU12は、受信回数が所定回数より多いと判断すると(S47:NO)、S39を実行する。これにより、前回の接続時にプリンタ1からの電力供給を何度も求めてきた外部機器に対しては、次回の接続時に電力ソースとなり電力を優先的に供給することができる。図8に示す例では、プロダクトID「0007」の外部機器は、20回もスワップ要求を送信している。このため、CPU12は、プロダクトID「0007」の外部機器に対して、次の接続時に電力ソースとなるように制御し、電力を供給する。本実施形態のCPU12は、このようにして履歴情報43を参照し、接続時の電力ロールを適切に設定することができる。
因みに、プリンタ1は、情報処理装置の一例である。CPU12は、制御部の一例である。NVRAM15は、記憶部の一例である。画像形成部16は、画像処理部の一例である。PC81、スマートフォン82、デジタルカメラ83は、外部機器の一例である。USB接続部19は、インタフェースの一例である。S19は、記憶工程の一例である。S21,S31,S33,S35,S37,S45,S47は、決定工程の一例である。
(4.効果)
以上、上記した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態のプリンタ1のCPU12は、PC81等の外部機器とのUSB接続部19を介する電力授受に係る履歴情報であって、外部機器のベンダーID及びプロダクトID(識別情報の一例)と、自装置の電力ロールとを、含み、ベンダーID等と電力ロールとが互いに対応付けられた履歴情報43をNVRAM15に記憶させるS19の処理(記憶処理の一例)と、外部機器のUSB接続部19を介した接続を検出したとき、USB接続部19を介して接続されている外部機器のプロダクトID等とNVRAM15に記憶された履歴情報43とに基づき自装置の電力ロールを決定するS21,S31,S33,S35,S37,S45,S47の処理(決定処理の一例)と、を実行する。
これによれば、CPU12は、USB接続部19を介した電力授受に係わる電力ロール(電力シンクや電力ソースの情報)と、接続した外部機器のプロダクトID等を履歴情報43として記憶する。そして、CPU12は、新たな外部機器の接続を検出したとき、検出した外部機器のプロダクトID等と履歴情報43とに基づいて自装置の電力ロールを決定する。これにより、履歴情報43に基づいて適切な電力ロールを設定できる。
なお、本開示における自装置の電力ロールを決定する処理、及び決定後の処理としては、様々なパターンを採用できる。例えば、次のパターンの何れでも良い。
自装置の電力ロールを電力シンクと決定し、外部機器へ電力ソースとなるように要求する処理。
自装置の電力ロールを電力シンクと決定し、外部機器へ自装置が電力シンクとなることを通知する処理。
外部機器から電力ソースへなることの通知を受けた場合に、自装置の電力ロールを電力シンクと決定する処理。
外部機器から電力シンクへなるよう要求を受けた場合に、自装置の電力ロールを電力シンクと決定する処理。
自装置の電力ロールを電力ソースと決定し、外部機器へ自装置が電力ソースとなることを通知する処理。
自装置の電力ロールを電力ソースと決定し、外部機器へ電力シンクになるよう要求する処理。
外部機器から電力シンクになることの通知を受けた場合に、自装置の電力ロールを電力ソースと決定する処理。
外部機器から電力ソースへなるよう要求を受けた場合に、自装置の電力ロールを電力ソースと決定する処理。
(2)また、CPU12は、USB接続部19を介して接続されている外部機器に対応する履歴情報43がNVRAM15に記憶されていない場合(S21:NO)、S21の処理において自装置の電力ロールを電力シンクに決定する。これによれば、CPU12は、新たに接続を検出した外部機器の履歴情報43がない場合、自装置を電力シンクに設定する。これにより、自装置の電力不足の発生を抑制できる。
(3)また、CPU12は、S19の処理において、自装置の電力ロールの情報を履歴情報43に含めてNVRAM15に記憶させ、S31の処理において、履歴情報43に含まれる自装置の電力ロールであって、外部機器のプロダクトID等に対応する電力ロールを、自装置の電力ロールとして決定する。これによれば、CPU12は、過去に外部機器と接続した際の自装置の電力ロールの履歴情報43が記憶されている場合に、新たな接続において同じ電力ロールを再度設定する。これにより、過去の接続における電力ロールを再現することができる。
(4)また、CPU12は、S19の処理において、外部機器の電力ロールを履歴情報43に含めてNVRAM15に記憶させても良い。そして、CPU12は、履歴情報43に含まれる外部機器の電力ロールであって、接続中の外部機器のプロダクトID等に対応する電力ロールと異なる電力ロールを、自装置の電力ロールとして決定しても良い。異なる電力ロールに決定するとは、例えば、外部機器の電力ロールが電力シンクであれば、自装置の電力ロールを電力ソースに決定することをいう。これによれば、CPU12は、過去に外部機器と接続した際の外部機器の電力ロールの履歴情報43が記憶されている場合に、新たな接続において外部機器と異なる電力ロールを設定する。これにより、過去の接続における電力ロールを再現することができる。
(5)また、CPU12は、履歴情報43に基づき、USB接続部19を介して接続されている外部機器に対して自装置が電力ソースであった時間が所定時間以下であると判断した場合(S33:YES)、S33の処理において自装置の電力ロールを電力シンクに決定しても良い。これによれば、CPU12は、過去の外部機器との接続において、電力ソースとなっていた時間が短い場合、新たな接続において自装置を電力シンクに決定する。これにより、過去の電力ロールの時間に応じて適切な電力ロールを設定できる。
(6)また、CPU12は、履歴情報43に基づき、USB接続部19を介して接続されている外部機器に対して自装置が電力ソースとなった回数が所定回数以下である場合、自装置の電力ロールを電力シンクに決定しても良い。これによれば、CPU12は、過去の外部機器との接続において、電力ソースとなった回数が少ない場合、新たな接続において自装置を電力シンクに決定する。これにより、過去の電力ロールの回数に応じて適切な電力ロールを設定できる。
(7)また、CPU12は、S19の処理において、電力ソースから電力シンクへ電力ロールを切り替えるスワップ要求(電力ロール切り替え要求の一例)を外部機器から受け付けたこと示す受信回数(受付履歴の一例)を履歴情報43に含めてNVRAM15に記憶させ、履歴情報43の受信回数に基づき、USB接続部19を介して接続されている外部機器からスワップ要求を受け付けた回数が所定回数より多いと判断した場合(S47:NO)、S47の処理において自装置の電力ロールを電力ソースに決定する。
外部機器が、電力ソースから電力シンクへ切り替えるスワップ要求を複数回通知する場合、その外部機器は、電力シンクになることを優先している可能性が高い。そこで、このような電力シンクになることを優先している外部機器対しては、自装置を電力ソースに設定することで、適切な電力ロールを設定できる。
(8)また、CPU12は、S19の処理において、外部機器へ供給していた最大供給電力量を履歴情報43に含めてNVRAM15に記憶させ、履歴情報43に基づき、最大供給電力量が所定電力量以下であると判断した場合(S35:YES)、S35の処理において自装置の電力ロールを電力シンクに決定する。これによれば、外部機器へ供給していた最大供給電力量が所定電力量以下の場合、自装置の電力ロールを電力シンクに設定する。これにより、必要な電力量が少ない外部機器に対しては自装置を電力シンクに設定し、自装置の電力不足の発生を抑制できる。
(9)また、プリンタ1は、画像データ45を処理する画像形成部16を備える。CPU12は、外部機器から受け付けた印刷ジョブ(ジョブの一例)に基づき、画像形成部16による画像データ45の処理を実行し、S19の処理において、印刷ジョブに係わる情報(実行状態、受付け情報、ジョブ情報の一例)を履歴情報43に含めてNVRAM15に記憶させる。CPU12は、S37,S45の処理において、履歴情報43に基づき、自装置の電力ロールを決定する。
これによれば、CPU12は、印刷ジョブに係わる情報を履歴情報43に記憶させておき、その情報に基づいて電力ロールを決定する。これにより、印刷ジョブの状態に応じて適切な電力ロールを設定できる。
(10)また、CPU12は、履歴情報43に基づき、外部機器から印刷ジョブを受け付けた情報が履歴情報43に記憶されていると判断した場合(S45:YES)、S45の処理において自装置の電力ロールを電力シンクに決定する。これによれば、CPU12は、印刷ジョブを受け付けた履歴情報43がある外部機器については、自装置を電力シンクに設定することを優先できる。
(11)また、CPU12は、外部機器から受け付けた印刷ジョブに基づき、外部機器との間で印刷ジョブに係るデータの通信を実行中である場合に(S37:YES)、S37の処理において自装置の電力ロールを電力ソースに決定する。これによれば、CPU12は、印刷ジョブに係るデータの通信を実行中である外部機器については、自装置の電力ロールを電力ソースに設定する。これにより、印刷ジョブを受付けた外部機器へ電力を供給し、印刷ジョブの実行中に外部機器が電力不足となるのを抑制できる。
(12)また、USB接続部19は、USB(Universal Serial Bus)規格に準ずる接続により電力授受及び通信を行うインタフェースである。USB PD規格などに準じた電力授受が可能なインタフェースを備えるプリンタ1では、新たな接続ごとに電力ロールの設定が行われる。このため、USB規格のインタフェースを備える情報処理装置において、新たな接続にともない履歴情報43に基づいて電力ロールを決定することは極めて有効である。
(5.変形例)
尚、本願は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、CPU12は、履歴情報43に自装置の電力ロールの情報を記憶させたが、これに限らない。例えば、CPU12は、履歴情報43に外部機器の電力ロールの情報を記憶しても良い。そして、CPU12は、外部機器の電力ロールに基づいて、自装置の電力ロールを判断しても良い。また、CPU12は、自装置と外部機器の両方の電力ロールの情報を履歴情報43に記憶しても良い。
また、上記実施形態では、図4及び図5に示す電力制御を、CPU12により実行したが、他の装置が実行しても良い。例えば、電力コントローラ25が、メモリ26のプログラムPGを実行することで、図4及び図5に示す電力制御を実行しても良い。この場合、電力コントローラ25は、本開示の制御部の一例である。プログラムPGは、本開示のプログラムの一例である。
また、履歴情報43を記憶する記憶部を、プリンタ1内に設けなくとも良い。例えば、CPU12は、履歴情報43をサーバ等の外部装置に記憶しても良い。
また、図8に示す履歴情報43のデータ構成は一例であり、適宜変更しても良い。例えば、CPU12は、前回の接続終了時の自装置の電力ロールや印刷ジョブの実行状態の情報を、履歴情報43に記憶しなくとも良い。
また、上記実施形態において、電力ソースと電力シンクの決定を反対にしても良い。例えば、CPU12は、外部機器に対応する履歴情報43が記憶されていない場合(S21:NO)、自装置の電力ロールを電力ソースに決定しS39を実行しても良い。
また、本願におけるインタフェースの通信規格は、USB PD規格に限らず、電力の授受が可能な他の通信規格でもよい。
また、上記実施形態では、本願の制御部として、CPU12を採用したが、これに限らない。例えば、制御部の少なくとも一部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの専用のハードウェアで構成してもよい。また、制御部は、例えばソフトウェアによる処理と、ハードウェアによる処理とを併用して動作する構成でもよい。
また、上記実施形態では、本願の情報処理装置として携帯型のプリンタ1を採用したが、これに限らない。本願の情報処理装置は、携帯型でない据え置き型のプリンタでも良く、プリンタに限らず、コピー装置、ファックス装置、スキャナ装置、カメラでも良い。また、本願の情報処理装置は、複数の機能を有する複合機でもよい。
1 プリンタ(情報処理装置)、12 CPU(制御部)、15 NVRAM(記憶部)、16 画像形成部(画像処理部)、19 USB接続部(インタフェース)、43 履歴情報、81 PC(外部機器)、82 スマートフォン(外部機器)、83 デジタルカメラ(外部機器)。

Claims (15)

  1. 制御部と、
    外部機器との間で電力授受及び通信を行うインタフェースと、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記外部機器との前記インタフェースを介する電力授受に係る履歴情報であって、前記外部機器の識別情報と、自装置及び前記外部機器の少なくとも一方の電力ロールとを、含み、前記識別情報と前記電力ロールとが互いに対応付けられた前記履歴情報を記憶部に記憶させる記憶処理と、
    前記外部機器の前記インタフェースを介した接続を検出したとき、前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器の前記識別情報と前記記憶部に記憶された前記履歴情報とに基づき前記自装置の前記電力ロールを決定する決定処理と、
    を実行し、
    前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器に対応する前記履歴情報が前記記憶部に記憶されていない場合、前記決定処理において前記自装置の前記電力ロールを電力シンクに決定する、情報処理装置。
  2. 制御部と、
    外部機器との間で電力授受及び通信を行うインタフェースと、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記外部機器との前記インタフェースを介する電力授受に係る履歴情報であって、前記外部機器の識別情報と、自装置及び前記外部機器の少なくとも一方の電力ロールとを、含み、前記識別情報と前記電力ロールとが互いに対応付けられた前記履歴情報を記憶部に記憶させる記憶処理と、
    前記外部機器の前記インタフェースを介した接続を検出したとき、前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器の前記識別情報と前記記憶部に記憶された前記履歴
    情報とに基づき前記自装置の前記電力ロールを決定する決定処理と、
    を実行し、
    前記履歴情報に基づき、前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器に対して前記自装置が電力ソースであった時間が所定時間以下であると判断した場合、前記決定処理において前記自装置の前記電力ロールを電力シンクに決定する、情報処理装置。
  3. 制御部と、
    外部機器との間で電力授受及び通信を行うインタフェースと、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記外部機器との前記インタフェースを介する電力授受に係る履歴情報であって、前記外部機器の識別情報と、自装置及び前記外部機器の少なくとも一方の電力ロールとを、含み、前記識別情報と前記電力ロールとが互いに対応付けられた前記履歴情報を記憶部に記憶させる記憶処理と、
    前記外部機器の前記インタフェースを介した接続を検出したとき、前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器の前記識別情報と前記記憶部に記憶された前記履歴情報とに基づき前記自装置の前記電力ロールを決定する決定処理と、
    を実行し、
    前記履歴情報に基づき、前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器に対して前記自装置が電力ソースとなった回数が所定回数以下である場合、前記決定処理において前記自装置の前記電力ロールを電力シンクに決定する、情報処理装置。
  4. 制御部と、
    外部機器との間で電力授受及び通信を行うインタフェースと、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記外部機器との前記インタフェースを介する電力授受に係る履歴情報であって、前記外部機器の識別情報と、自装置及び前記外部機器の少なくとも一方の電力ロールとを、含み、前記識別情報と前記電力ロールとが互いに対応付けられた前記履歴情報を記憶部に記憶させる記憶処理と、
    前記外部機器の前記インタフェースを介した接続を検出したとき、前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器の前記識別情報と前記記憶部に記憶された前記履歴情報とに基づき前記自装置の前記電力ロールを決定する決定処理と、
    を実行し、
    前記記憶処理において、電力ソースから電力シンクへ前記電力ロールを切り替える電力ロール切り替え要求を前記外部機器から受け付けたこと示す受付履歴を前記履歴情報に含めて前記記憶部に記憶させ、
    前記履歴情報の前記受付履歴に基づき、前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器から前記電力ロール切り替え要求を受け付けた回数が所定回数より多いと判断した場合、前記決定処理において前記自装置の前記電力ロールを電力ソースに決定する、情報処理装置。
  5. 制御部と、
    外部機器との間で電力授受及び通信を行うインタフェースと、
    画像データを処理する画像処理部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記外部機器との前記インタフェースを介する電力授受に係る履歴情報であって、前記外部機器の識別情報と、自装置及び前記外部機器の少なくとも一方の電力ロールとを、含み、前記識別情報と前記電力ロールとが互いに対応付けられた前記履歴情報を記憶部に記
    憶させる記憶処理と、
    前記外部機器の前記インタフェースを介した接続を検出したとき、前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器の前記識別情報と前記記憶部に記憶された前記履歴情報とに基づき前記自装置の前記電力ロールを決定する決定処理と、
    を実行し、
    前記外部機器から受け付けたジョブに基づき、前記画像処理部による前記画像データの処理を実行し、
    前記記憶処理において、前記ジョブに係わるジョブ情報を前記履歴情報に含めて前記記憶部に記憶させ、
    前記決定処理において、前記履歴情報の前記ジョブ情報に基づき、前記自装置の前記電力ロールを決定する、情報処理装置。
  6. 前記制御部は、
    前記履歴情報に基づき、前記外部機器から前記ジョブを受け付けた前記ジョブ情報が前記履歴情報に記憶されていると判断した場合、前記決定処理において前記自装置の前記電力ロールを電力シンクに決定する、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、
    前記外部機器から受け付けた前記ジョブに基づき、前記外部機器との間で前記ジョブに係るデータの通信を実行中である場合に、前記決定処理において前記自装置の前記電力ロールを電力ソースに決定する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 制御部と、
    外部機器との間で電力授受及び通信を行うインタフェースと、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記外部機器との前記インタフェースを介する電力授受に係る履歴情報であって、前記外部機器の識別情報と、自装置及び前記外部機器の少なくとも一方の電力ロールとを、含み、前記識別情報と前記電力ロールとが互いに対応付けられた前記履歴情報を記憶部に記憶させる記憶処理と、
    前記外部機器の前記インタフェースを介した接続を検出したとき、前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器の前記識別情報と前記記憶部に記憶された前記履歴情報とに基づき前記自装置の前記電力ロールを決定する決定処理と、
    を実行し、
    前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器に対応する前記履歴情報が前記記憶部に記憶されていない場合、前記決定処理において前記自装置の前記電力ロールを電力ソースに決定する、情報処理装置。
  9. 制御部と、
    外部機器との間で電力授受及び通信を行うインタフェースと、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記外部機器との前記インタフェースを介する電力授受に係る履歴情報であって、前記外部機器の識別情報と、自装置及び前記外部機器の少なくとも一方の電力ロールとを、含み、前記識別情報と前記電力ロールとが互いに対応付けられた前記履歴情報を記憶部に記憶させる記憶処理と、
    前記外部機器の前記インタフェースを介した接続を検出したとき、前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器の前記識別情報と前記記憶部に記憶された前記履歴情報とに基づき前記自装置の前記電力ロールを決定する決定処理と、
    自装置に設定された電力ロールが前記決定処理で決定された電力ロールと一致するか否
    かを判断する判断処理と、
    前記判断処理において、自装置に設定された電力ロールが前記決定処理で決定された電力ロールと一致しないと判断すると、前記インタフェースを介して前記外部機器へ電力ロールのスワップ要求を送信するスワップ要求処理と、
    を実行する情報処理装置。
  10. 前記制御部は、
    前記記憶処理において、前記自装置の前記電力ロールの情報を前記履歴情報に含めて前記記憶部に記憶させ、
    前記決定処理において、前記履歴情報に含まれる前記自装置の前記電力ロールであって、前記外部機器の前記識別情報に対応する前記電力ロールを、前記自装置の前記電力ロールとして決定する、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記制御部は、
    前記記憶処理において、前記外部機器の前記電力ロールを前記履歴情報に含めて前記記憶部に記憶させ、
    前記決定処理において、前記履歴情報に含まれる前記外部機器の前記電力ロールであって、前記外部機器の前記識別情報に対応する前記電力ロールと異なる電力ロールを、前記自装置の前記電力ロールとして決定する、請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御部は、
    前記記憶処理において、前記外部機器へ供給していた最大供給電力量を前記履歴情報に含めて前記記憶部に記憶させ、
    前記履歴情報に基づき、前記最大供給電力量が所定電力量以下であると判断した場合、前記決定処理において前記自装置の前記電力ロールを電力シンクに決定する、請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記インタフェースは、
    USB(Universal Serial Bus)規格に準ずる接続により電力授受及び通信を行うインタフェースである、請求項1乃至請求項12の何れか1項に記載の情報処理装置。
  14. 外部機器との間で電力授受及び通信を行うインタフェースを備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記外部機器との前記インタフェースを介する電力授受に係る履歴情報であって、前記外部機器の識別情報と、自装置及び前記外部機器の少なくとも一方の電力ロールとを、含み、前記識別情報と前記電力ロールとが互いに対応付けられた前記履歴情報を記憶部に記憶させる記憶工程と、
    前記外部機器の前記インタフェースを介した接続を検出したとき、前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器の前記識別情報と前記記憶部に記憶された前記履歴情報とに基づき前記自装置の前記電力ロールを決定する決定工程と、
    自装置に設定された電力ロールが前記決定工程で決定された電力ロールと一致するか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程において、自装置に設定された電力ロールが前記決定工程で決定された電力ロールと一致しないと判断すると、前記インタフェースを介して前記外部機器へ電力ロールのスワップ要求を送信するスワップ要求工程と、
    を含む情報処理装置の制御方法。
  15. 外部機器との間で電力授受及び通信を行うインタフェースを備える情報処理装置の制御
    をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記外部機器との前記インタフェースを介する電力授受に係る履歴情報であって、前記外部機器の識別情報と、自装置及び前記外部機器の少なくとも一方の電力ロールとを、含み、前記識別情報と前記電力ロールとが互いに対応付けられた前記履歴情報を記憶部に記憶させる記憶処理と、
    前記外部機器の前記インタフェースを介した接続を検出したとき、前記インタフェースを介して接続されている前記外部機器の前記識別情報と前記記憶部に記憶された前記履歴情報とに基づき前記自装置の前記電力ロールを決定する決定処理と、
    自装置に設定された電力ロールが前記決定処理で決定された電力ロールと一致するか否かを判断する判断処理と、
    前記判断処理において、自装置に設定された電力ロールが前記決定処理で決定された電力ロールと一致しないと判断すると、前記インタフェースを介して前記外部機器へ電力ロールのスワップ要求を送信するスワップ要求処理と、
    を実行させるプログラム。
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