JP7354770B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本願は、外部機器へ電力を供給する情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、インタフェースを介して外部機器へ電力を供給する情報処理装置が種々提案されている。例えば、特許文献1の過電流検出回路は、USB PD(USB Power Delivery)規格のUSBポートから外部機器へ電力を供給する場合、電流監視部によって供給する電流の電流値を監視する。過電流検出回路は、検出した電流値が閾値を超えると、Vbusに接続されたスイッチをオフし、USBポートから外部機器への電力の供給を停止する。
また、特許文献2の画像形成装置は、電源とUSBポートとの間にVbusスイッチが接続されている。Vbusスイッチは、過電流が流れたことを検知した場合、USBポートへの電力の供給を停止する。
特開2016-13024号公報(段落0028、0029、図2) 特開2016-72685号公報(段落0032)
例えば、USB PD規格に準拠したUSBポートでは、従来のUSBポートに比べて大電力の供給が可能となる。このため、この種のインタフェースを備える情報処理装置では、装置内の電子機器や外部機器等を保護するため、過電流や過電圧などの電力異常が発生した場合により確実に電力の供給を制限できることが要求されている。
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、電力異常が発生した場合に、より確実に電力の供給を制限できる情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、電源と、インタフェースと、前記電源と前記インタフェースとを接続する電力ラインの電圧値を検出する第1検出部材と、前記電力ラインの電圧値を検出する第2検出部材と、前記インタフェースから外部へ供給する供給電力量を切り替えるスイッチ部材と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1検出部材及び前記第2検出部材の少なくとも一方の検出値が閾値以上となった場合、前記スイッチ部材を制御して、前記インタフェースから外部へ供給する前記供給電力量を制限する制限処理を実行する。
また、本願に係る情報処理装置は、電源と、インタフェースと、前記電源と前記インタフェースとを接続する電力ラインの電流値を検出する第1検出部材と、前記電力ラインの電流値を検出する第2検出部材と、前記インタフェースから外部へ供給する供給電力量を切り替えるスイッチ部材と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1検出部材及び前記第2検出部材の少なくとも一方の検出値が閾値以上となった場合、前記スイッチ部材を制御して、前記インタフェースから外部へ供給する前記供給電力量を制限する制限処理を実行する。
また、本願の内容は、情報処理装置としての実施だけでなく、情報処理装置を制御する制御方法、情報処理装置を制御するコンピュータで実行するプログラムとしても実施し得るものである。
本願に係る情報処理装置等によれば、1つの電力ラインに対し、第1及び第2検出部材の2つの検出部材を接続して電流値や電圧値を監視する。制御部は、第1及び第2検出部材の少なくとも一方の検出値が閾値以上となった場合、スイッチ部材を制御して外部へ供給する供給電力量を制限する。これにより、仮に、第1及び第2検出部材の一方が故障した場合でも、残りの検出部材により電力ラインの電流値を監視することができる。従って、過電圧や過電流が発生した場合の供給電力量の制限を、より確実に実行できる。
本実施形態に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 電源部の構成を示すブロック図である。 第1閾値決定処理の内容を示すフローチャートである。 電力供給制限処理の内容を示すフローチャートである。 電力供給制限処理の内容を示すフローチャートである。 供給電圧が第2閾値以上となった場合のエラー画面を示す図である。 供給電圧が第1閾値以上となった場合のエラー画面を示す図である。 別例の電源部の構成を示すブロック図である。 別例の電源部の構成を示すブロック図である。 別例の電源部の構成を示すブロック図である。
以下、本願の情報処理装置を具体化した一実施形態である携帯型のプリンタ1について図1を参照しつつ説明する。
(1.携帯型のプリンタの構成)
図1は、本実施形態の携帯型のプリンタ1の電気的構成を示している。プリンタ1は、例えば、持ち運び可能な携帯型の印刷装置であり、例えば、PCやスマートフォン等との間で有線通信又は無線通信を介して受信した印刷ジョブの画像データを所定のシート(感熱紙など)に印刷する。プリンタ1は、CPU12、RAM13、ROM14、NVRAM15、画像形成部16、画像読取部17、USB(Universal Serial Bus)接続部19、ユーザインタフェース20、通信部24、電力コントローラ25、電源部27などを備えている。これらのCPU12等は、バス11で互いに接続されている。
ROM14は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、制御プログラム41などの各種プログラムを記憶している。例えば、CPU12は、ROM14から読み出した制御プログラム41を実行して、プリンタ1のシステムを起動する。尚、上記したデータの記憶先は一例である。例えば、制御プログラム41を、NVRAM15に記憶しても良い。また、制御プログラム41を記憶する記憶部は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体としては、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体を採用しても良い。
制御プログラム41は、例えば、プリンタ1の各部を統括的に制御するファームウェアである。CPU12は、制御プログラム41を実行し、実行した処理結果をRAM13に一時的に記憶させながら、バス11で接続された各部を制御する。尚、以下の説明では、制御プログラム41を実行するCPU12のことを、単にCPU12として記載する場合がある。例えば、「CPU12が」という記載は、「制御プログラム41を実行するCPU12が」ということを意味する場合がある。
NVRAM15は、不揮発性のメモリである。NVRAM15は、第1閾値TH1及び異常検知情報45を記憶する。第1閾値TH1は、例えば、第1電圧検出回路34(図2参照)で検出した電圧値との比較に用いる閾値である。異常検知情報45は、電力異常を検出したことを記憶した情報である。第1閾値TH1及び異常検知情報45の詳細については、後述する。
画像形成部16は、例えば、ライン型のサーマルヘッド47を備え、CPU12の制御に基づいて、ダイレクトサーマル方式によりシートに画像を印刷する。画像形成部16は、サーマルヘッド47に対向して設けられたプラテンローラ48を回転させシートを搬送する。例えば、印刷を開始する際に、プリンタ1の挿入口にシートが挿入されると、挿入されたシートは、プラテンローラ48とサーマルヘッド47との対向部分に案内され、印刷完了後に排出口より排出される。
尚、上記した画像形成部16の構成は、一例である。画像形成部16は、トナーカートリッジ、感光ドラム、現像ローラ、露光装置等を備え、電子写真方式により印刷を実行する構成でも良い。あるいは、画像形成部16は、例えば、インクジェットヘッドやインクカートリッジ等を備え、インクジェット方式で印刷する構成であっても良い。
画像読取部17は、不図示の原稿台及びCIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge-Coupled Device)等のイメージセンサを備える。画像読取部17は、原稿台に載置された原稿に対してCIS等を移動させ、原稿を読み取り、画像データを生成しRAM13に記憶する。
また、USB接続部19は、例えば、USB PD(USB Power Delivery)規格に準拠した通信や電力授受を行うインタフェースである。USB接続部19は、コネクタとしてレセプタクル51を備える。USB接続部19は、レセプタクル51に接続された様々な外部機器61との間で、データ通信や電力授受を行う。図1では、一例として、1つのレセプタクル51に、1台の外部機器61が接続されている。この外部機器としては、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、ノートパソコン、プリンタ、外付けハードディスク、USBメモリ、カードリーダーなど、USB規格で接続可能な様々な機器を採用できる。尚、USB接続部19は、複数のレセプタクル51を備えても良い。
レセプタクル51は、例えば、USB Type-C規格に準拠したコネクタである。レセプタクル51は、データ通信や電力授受を行うための複数のピンを備える。例えば、レセプタクル51は、複数のピンとして、USB Type-C規格のコネクタにおけるTXピン、RXピン、Dピン、Vbusピン、CCピン、グランドピンなどを備える。尚、ピンとは、信号線とも言い得る。レセプタクル51は、例えば、TXピン、RXピン、Dピンのいずれかを用いてデータ通信を行う。Dピンとは、例えば、Dataピンであり、D+/D-を指す。また、レセプタクル51は、Vbusピンを用いて電力の供給、電力の受電を行う。
また、CCピンは、例えば、電力ロールを決定するために用いられるピンであり、レセプタクル51に接続するプラグの表裏に対応してCC1ピン、CC2ピンを備えている。また、CCピンは、アラートメッセージなどの機器管理に関する通信の信号線としても用いられる。レセプタクル51は、電力を供給する電力ロールである電力ソース、又は電力を受電する電力ロールである電力シンクに切り替え可能なデュアル・ロール・パワー(DRP)機能を有している。
電力コントローラ25は、USB接続部19を介した電力の授受及びデータの送受信を制御する。電力コントローラ25は、レセプタクル51に外部機器61を接続された際のCCピンの接続状態(CCピンの電位など)に基づいて電力ロールを決定し、電力授受のネゴシエーションを実行する。ここでいうネゴシエーションとは、例えば、電力ソース又は電力シンクの設定、授受する電力量の設定などを行う処理である。
電力コントローラ25は、例えば、電力ソースとして機能させるレセプタクル51について、Vbusピンを介して供給する供給電力量W(図2参照)の設定などのネゴシエーションを実行する。電力コントローラ25は、例えば、CPU12の制御に基づいて、供給電力量Wの電力リストを外部機器61へ送信する。ここでいう電力リストとは、プリンタ1が電力ソースとして供給可能な供給電圧Vs(図2参照)の電圧値と供給電流As(図2参照)の電流値との組み合わせを示す情報である。電力リストとは、プロファイルとも言い得る。電圧値と電流値の組み合わせは、PDO(Power Data Object)とも言い得る。例えば、USB PD規格に準じた方式の電力授受では、2.5W(5V、0.5A)~100W(20V、5A)までの電力量の範囲で、電力ソースから電力シンクへ電力を供給できる。電力リストは、この電力量の範囲内のうち、電力ソースとして機能するプリンタ1が供給可能な電圧値及び電流値の組み合わせ(PDO)を示す情報である。
また、電力コントローラ25は、レセプタクル51を電力シンクとして機能させる場合、そのレセプタクル51を介した電力の受電についてネゴシエーションを実行する。電力コントローラ25は、例えば、CPU12の制御に基づいて、電力ソースとして機能する外部機器61から受信した電力リストの中から受電したい電圧値と電流値の組み合わせを要求する。ネゴシエーションに成功すると、レセプタクル51は、外部機器61から所望の電力を受電する。
また、図1に示すように、電力コントローラ25は、メモリ26を備えている。メモリ26には、プログラムPGが記憶されている。電力コントローラ25は、CPUなどの処理回路を備え、処理回路でプログラムPGを実行することで、電源部27の制御等を実行する。メモリ26は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリなどが組み合わされて構成されている。
電源部27は、プリンタ1内の各装置の電源として機能し、各装置へ電力を供給する。電源部27の詳細については後述する。ユーザインタフェース20は、例えば、タッチパネルであり、液晶パネル、液晶パネルの背面側から光を照射するLED等の光源、液晶パネルの表面に貼り合わされた接触感知膜等を備えている。ユーザインタフェース20は、プリンタ1に対する操作を受け付け、操作入力に応じた信号をCPU12へ出力する。また、ユーザインタフェース20は、プリンタ1に係わる情報の表示を行う。ユーザインタフェース20は、CPU12の制御に基づいて液晶パネルの表示内容を変更する。尚、ユーザインタフェース20は、ハードキーなどの操作ボタンを備えても良い。また、ユーザインタフェース20は、タッチパネルのような表示部と操作部とを一体的に備える構成に限らず、表示部と操作部とを別で備える構成でも良い。
通信部24は、有線通信や無線通信が可能となっている。CPU12は、通信部24を制御し、有線通信や無線通信を介して印刷ジョブやスキャンジョブを受信する。これにより、プリンタ1は、例えば、PCやスマートフォン等との間で有線通信又は無線通信を介して印刷ジョブやスキャンジョブを受信できる。また、プリンタ1は、USB接続部19のデータ通信により印刷ジョブやスキャンジョブを受信することができる。CPU12は、受信した印刷ジョブに基づいて画像形成部16による印刷を実行する。また、CPU12は、受信したスキャンジョブに基づいて画像読取部17による画像の読み取りを実行する。また、CPU12は、ユーザインタフェース20に対する操作入力に基づいて、印刷ジョブやスキャンジョブを受け付け、印刷やスキャンを実行する。
(2.電源部27の構成について)
次に、電源部27の詳細について説明する。図2は、電源部27の構成を示している。図1及び図2に示すように、電源部27は、電源コード28、AC/DC回路29、DC/DC回路30、バッテリ31(図1参照)、スイッチ回路33、第1電圧検出回路34、第2電圧検出回路35を備えている。AC/DC回路29は、電源コード28を介してAC電源から受電した交流電圧V1を直流電圧V2に変換する。交流電圧V1の電圧値は、例えば、100Vである。直流電圧V2の電圧値は、例えば、25Vである。
DC/DC回路30は、AC/DC回路29から供給される直流電圧V2やバッテリ31(図1参照)から供給される直流電圧を所望の電圧値の直流電圧に変圧し、プリンタ1内の各装置へ電力を供給可能となっている。従って、プリンタ1は、AC電源を接続されていない場合でも、バッテリ31によって駆動可能となっている。また、バッテリ31は、AC/DC回路29で生成した電力や、USB接続部19を介して外部機器から受電した電力により充電可能となっている。
電源部27は、例えば、CPU12の制御に基づいて、AC/DC回路29、DC/DC回路30、バッテリ31等を接続する電力ラインを切り替え可能となっている。CPU12は、電源部27を制御して、プリンタ1内の各装置へ電力を供給する電源装置、バッテリ31へ充電電力を供給する電源装置、USB接続部19を介して外部機器へ電力を供給する電源装置を切り替える。尚、電源部27を制御する主体は、CPU12に限らず、電力コントローラ25でも良い。
また、DC/DC回路30は、USB接続部19から外部機器61へ供給する供給電力量W(供給電圧Vs,供給電流As)を直流電圧V2等から生成する。DC/DC回路30は、電力ライン37を介してスイッチ回路33に接続されている。スイッチ回路33は、USB接続部19のレセプタクル51のVbusピンに接続されている。換言すれば、スイッチ回路33は、DC/DC回路30とUSB接続部19の間に接続されている。
スイッチ回路33は、CPU12から入力する制御信号CIに基づいて、DC/DC回路30とUSB接続部19の接続を切り替える。スイッチ回路33は、例えば、FET(Field effect transistor)を備え、制御信号CIに基づいてFETのゲート電圧を変更して、DC/DC回路30をUSB接続部19に接続するオン状態と、DC/DC回路30とUSB接続部19を切断するオフ状態とを切り替える。CPU12は、例えば、電源部27を起動した後にスイッチ回路33をオン状態にし、後述するように、電力の異常を検出するとスイッチ回路33をオフ状態にする。
スイッチ回路33は、本願に係わるスイッチ部材の一例である。尚、本願に係わるスイッチ部材は、FETを用いて接続を切り替える構成に限らず、バイポーラトランジスタ等の他のトランジスタを用いて接続を切り替える構成でも良く、リレーを物理的にオンオフすることで接続を切り替える構成でも良い。また、スイッチ部材は、電力ライン37を接続又は切断する構成に限らず、例えば、可変抵抗を備え、供給電力量Wを完全に停止せずに低減することで、供給電力量Wを切り替える構成でも良い。また、スイッチ回路33を制御する主体は、CPU12に限らず、電力コントローラ25でも良い。
第1電圧検出回路34は、電力ライン37を流れる供給電圧Vsの大きさに応じた第1検出信号SI1をCPU12へ出力する。第2電圧検出回路35は、電力ライン37を流れる供給電圧Vsの大きさに応じた第2検出信号SI2をCPU12へ出力する。第1及び第2電圧検出回路34,35の構成は、特に限定されず、互いに同一の構成でも良く、異なる構成でも良い。
本実施形態の第1及び第2電圧検出回路34,35は、互いに異なる構成となっている。第1電圧検出回路34は、例えば、電力ライン37と並列に接続され内部抵抗に印加された電圧に基づいて、供給電圧Vsの電圧値の大きさを示す情報を第1検出信号SI1としてCPU12へ出力する。CPU12は、第1電圧検出回路34から入力した第1検出信号SI1が示す供給電圧Vsの電圧値と、NVRAM15から読み出した第1閾値TH1とを比較することで、供給電力量Wの異常を判断する。従って、第1閾値TH1を用いた電力異常の判断処理では、CPU12が第1閾値TH1との比較処理を実行する。
尚、第1検出信号SI1のデータ形式は特に限定されない。例えば、第1検出信号SI1は、供給電圧Vsの電圧値を数値として示すビット値でも良い。また、第1検出信号SI1は、供給電圧Vsの大きさを段階的に示す数値でも良い。
また、第1閾値TH1は、後述するように、例えば、ネゴシエーションにおいて外部機器61に選択された組み合わせ(PDO)に基づいて設定される値である。即ち、実際に、授受される供給電力量W(供給電圧Vs)に基づいて設定される上限値である。CPU12は、第1検出信号SI1が示す供給電圧Vsの電圧値の大きさと第1閾値TH1とを比較することで、ネゴシエーションで選択された電圧以上の供給電圧Vsが供給されているか否かを判断する。CPU12は、ネゴシエーションで選択された電圧以上の供給電圧Vsが供給された場合、スイッチ回路33をオフ状態にして電力の供給を停止する。
また、第2電圧検出回路35は、例えば、電力ライン37と並列に接続され内部抵抗に印加された電圧に基づいて、供給電圧Vsの電圧値の大きさと第2閾値TH2とを比較し、比較した結果を第2検出信号SI2としてCPU12へ出力する。第2閾値TH2は、例えば、USB接続部19から供給可能な最大供給電力量の電圧値、又はその電圧値に基づく値であり、例えば、20V以上の電圧値が設定される。第2電圧検出回路35は、例えば、供給電圧Vsと第2閾値TH2とを比較する比較回路を備え、供給電圧Vsが第2閾値TH2より小さい場合にはローレベルの第2検出信号SI2をCPU12へ出力し、供給電圧Vsが第2閾値TH2以上になるととハイレベルの第2検出信号SI2をCPU12へ出力する。従って、第2閾値TH2を用いた電力異常の判断処理では、第2電圧検出回路35が第2閾値TH2との比較処理を実行する。
尚、第2電圧検出回路35の構成は特に限定されない。第2電圧検出回路35は、比較回路などのハードウェアを用いずに、CPU等のソフトウェア処理により、供給電圧Vsと第2閾値TH2を比較しても良い。また、第2電圧検出回路35は、供給電圧Vsと第2閾値TH2との差分(プラスの電圧値又はマイナスの電圧値)を第2検出信号SI2として、CPU12に出力しても良い。
CPU12は、例えば、第2電圧検出回路35から入力した第2検出信号SI2に基づいて、最大供給電力量以上の供給電圧Vsが供給されているか否かを判断する。CPU12は、最大供給電力量以上の供給電圧Vsが供給された場合、スイッチ回路33をオフ状態にして供給電力量Wの供給を停止する。
(3.第1閾値決定処理)
次に、本実施形態のCPU12による第1閾値TH1を決定する処理について、図3を参照しつつ、説明する。CPU12は、例えば、プリンタ1の電源を投入されると、ROM14に記憶された制御プログラム41を実行し、プリンタ1のシステムを起動した後、図3に示す第1閾値決定処理を開始する。CPU12は、第1閾値決定処理を実行することで、新たなネゴシエーションが開始された場合に、ネゴシエーションの結果に基づいて第1閾値TH1を設定する。
尚、本明細書のフローチャートは、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU12の処理を示す。即ち、以下の説明における「判断」、「決定」、「制御」等の処理は、CPU12の処理を表している。CPU12による処理は、ハードウェア制御も含む。また、図3に示す第1閾値決定処理を、CPU12以外の装置が実行しても良い。例えば、電力コントローラ25が、プログラムPGを実行することで、図3に示す第1閾値決定処理を実行しても良い。
まず、図3のステップ(以下、単に「S」と記載する)11において、CPU12は、外部機器61との間で新たなネゴシエーションを開始したか否かを判断する。例えば、CPU12は、USB接続部19に外部機器61が接続された場合に、その外部機器61との間で新たなネゴシエーションを開始する。例えば、CPU12は、USB接続部19に外部機器61が接続されると、プラグアンドプレイ(PnP)機能により、接続された外部機器61に対してデバイス情報を要求する。
ここでいうデバイス情報とは、例えば、外部機器61の製造元のベンダーID、プロダクトID、USBデバイスクラスIDなどのUSBデバイス情報である。CPU12は、デバイス情報を取得した後、電力コントローラ25を制御して、外部機器61との間でネゴシエーションを実行し、電力ロール(電力ソース又は電力シンク)の設定や、外部機器61との間で授受する電力授受量を決定する。上記したように、本実施形態のプリンタ1では、例えば、レセプタクル51のCCピンの電位状態に基づいて、新たな接続時における電力ロールをランダムに決定する。プリンタ1は、例えば、新たな接続時のランダムな電力ロールの決定により電力ソースとなる場合や、一度電力シンクとなった後、電力ロールを入れ替えるスワップ要求を送信することで、電力ソースとなる場合がある。以下の説明では、プリンタ1が電力ソースとなり外部機器61へ供給電力量Wを供給する場合について説明する。
CPU12は、新たなネゴシエーションを開始したと判断するまでの間(S11:NO)、S11の判断処理を繰り返し実行する。また、CPU12は、例えば、外部機器61を接続され、電力ソースとして機能し、外部機器61との間で供給電力量Wを決定する新たなネゴシエーションを開始した場合、S11で肯定判断し(S11:YES)、S13を実行する。尚、新たなネゴシエーションが開始されたと判断される条件は、上記した新たな外部機器61が接続された場合に限らない。例えば、CPU12は、接続中の外部機器61との間で供給電力量Wを変更するネゴシエーションを実行する場合、新たなネゴシエーションが開始されたと判断しても良い。これにより、接続中の外部機器61との間で新たにネゴシエーションを開始した場合にも、S13以降の処理を実行して第1閾値TH1を更新できる。
S13において、CPU12は、外部機器61との間でネゴシエーションを実行し、供給電力量Wを決定する。CPU12は、電力シンクの外部機器61へ供給電力量Wの電力リストを送信する。CPU12は、電力コントローラ25を制御して、電力リストを外部機器61へ送信する。外部機器61は、受信した電力リストの中から受電したい電力の組み合わせ(供給電圧Vs、供給電流As)を選択し、プリンタ1へ要求する。CPU12は、外部機器61から受信した情報に基づいて、供給電力量W(供給電圧Vs、供給電流As)を決定する。
CPU12は、S13を実行した後、S15を実行する。S15において、CPU12は、S13で決定した供給電圧Vsに基づいて第1閾値TH1を決定する。CPU12は、例えば、供給電圧Vsの電圧値と同一値を第1閾値TH1として決定する。この場合、実際に供給される供給電圧Vsの電圧値が、上限値として設定される。CPU12は、決定した第1閾値TH1を、NVRAM15に記憶する。尚、第1閾値TH1は、供給電圧Vsの電圧値と同一値に限らない。例えば、CPU12は、供給電圧Vsの電圧値よりも数Vだけ高い電圧値、即ち、数Vのマージンを持たせた値を第1閾値TH1として設定しても良い。また、CPU12は、USB PD規格の最大電圧値(20Vなど)、あるいは最大電圧値から数Vだけ高い電圧値を第1閾値TH1として設定しても良い。また、CPU12は、複数の外部機器61へ電力を供給する場合、外部機器61ごと、あるいは、電力ライン37ごとに第1閾値TH1を設定しても良い。
CPU12は、S15を実行した後、S17を実行する。CPU12は、S13で決定した供給電力量Wを外部機器61へ供給する処理を開始する。これにより、プリンタ1は、レセプタクル51を電力ソースとして機能させ、外部機器61へ電力の供給を開始する。CPU12は、S17を実行すると、図3に示す処理を終了する。
(4.電力供給制限処理)
次に、本実施形態のCPU12による供給電力量Wを制限する電力供給制限処理について、図4及び図5を参照しつつ、説明する。CPU12は、例えば、電源部27を起動して電力を供給できる状態になると、図4及び図5に示す電力供給制限処理を開始する。CPU12は、電力供給制限処理を実行することで、電力の異常の検出に応じて電力の供給を制限する。尚、図4及び図5に示す電力供給制限処理を、CPU12以外の装置が実行しても良い。例えば、電力コントローラ25が、プログラムPGを実行することで、電力供給制限処理を実行しても良い。
まず、CPU12は、図4のS21において、NVRAM15から異常検知情報45を読み出す。CPU12は、S21を実行した後、異常検知情報45に基づいて、以前に電力の異常が発生していたか否かを判断する(S23)。後述するように、CPU12は、電力異常を検出した場合、検出した電力異常に係わる情報を異常検知情報45に記憶する(図5S35)。
CPU12は、例えば、電力異常を検出したことを示す情報が異常検知情報45に記憶されていた場合、S23で肯定判断し(S23:YES)、S25を実行する。CPU12は、制御信号CIによりスイッチ回路33をオフ状態にすることで、外部機器61への電力の供給を停止する(S25)。これにより、電力異常が1回でも過去に発生した場合、次回以降の電力供給を停止して電力異常の再発を抑制すできる。例えば、電源部27や外部機器61に故障が発生して電力供給を停止した場合、ユーザが故障に気付かずに外部機器61を接続したままプリンタ1の再起動を実行すると、電源部27の起動時に図3に示す処理が開始され故障が発生したまま外部機器61への電力供給が開始される虞がある。そこで、本実施形態のCPU12は、電力異常を検出した情報が異常検知情報45に記憶されていた場合、電源部27の起動時にスイッチ回路33をオフ状態にして電力供給を強制的に停止する。これにより、故障が発生したまま電力供給が再開されることを抑制できる。
CPU12は、S25を実行すると、図4及び図5に示す電力供給制限処理を終了する。尚、CPU12は、電力供給制限処理を終了する場合、電源部27の停止やプリンタ1の停止処理を実行しても良い。これにより、故障等が発生した場合に、プリンタ1を安全に停止することができる。
また、図4及び図5に示す電力供給制限処理を開始する条件は、電源部27の起動時に限らない。例えば、CPU12は、外部機器61へ電力の供給を開始するタイミングで電力供給制限処理を開始しても良い。例えば、CPU12は、新たなネゴシエーションを開始し図3に示す第1閾値決定処理を開始する際に、図4及び図5に示す電力供給制限処理を実行しても良い。これにより、S25で電力供給を停止した後、ユーザが電力異常に気付かずに外部機器61を再接続した場合に、故障が発生したまま電力供給が再開されることを抑制できる。
また、プリンタ1が複数のレセプタクル51を備えている場合や複数の外部機器61が接続されている場合、CPU12は、電力異常を検出したレセプタクル51や外部機器61に接続されるスイッチ回路33だけをオフ状態にしても良い。CPU12は、例えば、電力異常を検出したレセプタクル51の情報や外部機器61のデバイスIDを異常検知情報45に記憶しておくことで、異常検知情報45に基づいて電力異常を検出したレセプタクル51や外部機器61に接続されるスイッチ回路33だけをオフ状態にできる。
また、CPU12は、異常検知情報45の編集やデータの初期化を受け付けても良い。これにより、故障した部品を交換等した場合に、異常検知情報45に記憶された異常の情報を削除することで、次回の電源部27の起動時にS23で肯定判定されることを、即ち、電力供給が停止されることを抑制できる。
一方、CPU12は、異常検知情報45に異常を示す情報が記憶されていない場合、S23において否定判断し(S23:NO)、図5のS27を実行する。S27において、CPU12は、第1及び第2電圧検出回路34,35から第1及び第2検出信号SI1,SI2を取得する。
CPU12は、S27を実行した後、S29を実行する。CPU12は、供給電圧Vsが第2閾値TH2以上であるか否かを判断する。これにより、CPU12は、例えば、供給電力量Wが、USB接続部19から供給可能な最大供給電力量以上であるか否かを判断できる(S29)。上記したように、第2電圧検出回路35は、供給電圧Vsが第2閾値TH2より小さい場合にはローレベルの第2検出信号SI2をCPU12へ出力し、供給電圧Vsが第2閾値TH2以上になるとハイレベルの第2検出信号SI2をCPU12へ出力する。CPU12は、S27で取得した第2検出信号SI2が、ローレベルの第2検出信号SI2である場合、S29で否定判断し(S29:NO)、S37を実行する。また、CPU12は、S27で取得した第2検出信号SI2が、ハイレベルの第2検出信号SI2である場合、肯定判断し(S29:YES)、S31を実行する。
S31が実行される場合、例えば、供給電圧Vsが第2閾値TH2以上となり、供給電力量Wが最大供給電力量以上となる。供給電力量Wが、電力ライン37やUSB接続部19等で伝送可能な電力量以上となった可能性がある。このため、CPU12は、スイッチ回路33をオフ状態にして、S25と同様に、電源部27から外部機器61への電力供給を停止する(S31)。これにより、供給電力量Wが最大供給電力量以上となるような電力異常が発生した場合に、電力の供給を停止できる。尚、プリンタ1は、電力の供給を完全に停止せずに、例えば、最大供給電力量未満となるように、AC/DC回路29やDC/DC回路30を制御しても良い。即ち、本願における供給電力量Wの制限処理とは、供給を完全に停止する処理に限らず、低減する処理を含む概念である。
CPU12は、S31を実行した後、S33を実行する。S33において、CPU12は、電力異常が発生したことを報知する処理を実行する。例えば、CPU12は、図6に示すエラー画面71を、ユーザインタフェース20のタッチパネルに表示する。図6に示すように、CPU12は、供給電力量Wが最大供給電力量以上となったことを示すメッセージ72と、OKボタン73とをユーザインタフェース20に表示する。CPU12は、例えば、OKボタン73に対するタッチ操作を検出するまでの間、エラー画面71の表示状態を維持する。これにより、電源部27の故障の確認などをユーザに促すことができる。
CPU12は、S33を実行した後、S35を実行する。S35において、CPU12は、電力の異常が発生した情報を、NVRAM15の異常検知情報45として記憶する。CPU12は、例えば、第2閾値TH2で電力異常を検出したこと、電力異常を検出した日時、外部機器61のデバイスIDなどを異常検知情報45として記憶する。これにより、CPU12は、次回の電源部27の起動時に、異常検知情報45に基づいてスイッチ回路33をオフ状態にし、電力供給を停止できる(S25)。CPU12は、S35を実行した後、図4及び図5に示す処理を終了する。
一方、CPU12は、S29で否定判断した場合(S29:NO)、S37を実行する。S37において、CPU12は、供給電圧Vsが第1閾値TH1以上であるか否かを判断する。この第1閾値TH1は、図3のS15で設定された値であり、例えば、ネゴシエーションで決定した供給電圧Vsの電圧値である。CPU12は、第1電圧検出回路34の第1検出信号SI1が示す供給電圧Vsの電圧値の大きさと第1閾値TH1を比較することで、ネゴシエーションで決定した電圧以上の供給電圧Vsが供給されているか否かを判断できる。
CPU12は、第1検出信号SI1が示す供給電圧Vsの電圧値が第1閾値TH1より小さい場合、S37で否定判断し(S37:NO)、S27からの処理を再度実行する。これにより、CPU12は、外部機器61へ電力を供給する状態において、第1及び第2電圧検出回路34,35から第1及び第2検出信号SI1,SI2を繰り返し取得し、第1及び第2閾値TH1,TH2に基づく電力異常の判断を実行する。
一方、CPU12は、供給電圧Vsの電圧値が第1閾値TH1以上である判断した場合(S37:YES)、スイッチ回路33をオフ状態にして外部機器61への電力供給を停止する(S41)。また、CPU12は、電力供給を停止した後、外部機器61との間で、ネゴシエーションを実行する(S41)。供給電圧Vsが第1閾値TH1以上になったとしても、供給電圧Vsが最大供給電力量である第2閾値TH2より小さい場合、発生した電力異常が一時的なものであれば、電力供給を正常に再開できる可能性がある。そこで、CPU12は、スイッチ回路33をオフ状態にして電力供給を一度停止した後、スイッチ回路33を再度オン状態にして外部機器61とネゴシエーションを実行する。CPU12は、ネゴシエーションで決定した供給電力量Wの供給を開始する。
尚、CPU12は、S41でスイッチ回路33をオフ状態にする前に、電力供給を停止することを通知するリセット信号をUSB PD通信により外部機器61へ送信しても良い。また、CPU12は、S41において、スイッチ回路33をオフ状態にしなくとも良い。例えば、CPU12は、最小の供給可能電力量(例えば、2.5W(5V、0.5A))まで供給電力量Wを一度低減(制限)し、ネゴシエーションを実行しても良い。また、S41で再度供給される供給電力量Wは、外部機器61から同一の電力量を要求されれば、停止前と同一の電力量となり、別の電力量を要求されれば、停止前と別の電力量となる。また、CPU12は、停止前と同一の供給電力量W(供給電圧Vs、供給電流Asの組み合わせ)のみを電力リストとして外部機器61へ通知しても良い。これにより、外部機器61が、停止前と同一の供給電力量Wを要求する場合のみ、電圧供給が再開される。また、CPU12は、ネゴシエーションに失敗し、電力の供給を再開できなかった場合、S31以降の処理を実行しても良い。
CPU12は、S41を実行した後、S43を実行する。CPU12は、S43において、S41を実行した回数が所定回数以上であるか否かを判断する。供給電圧Vsが第2閾値TH2より小さくとも、供給電圧Vsが第1閾値TH1以上となる現象が何度も発生する場合、外部機器61の故障等が発生している可能性が高い。そこで、CPU12は、S41の処理が何度も繰り返される場合、図4及び図5に示す処理を終了する。このため、S43における所定回数は、S41を実行して再度のネゴシエーションを試みる上限回数であり、例えば、2~10回程度を設定できる。また、所定回数は、例えば、外部機器61の種類(デバイスIDの種類)に応じて異なる値を用いても良い。
CPU12は、S41を実行した回数が所定回数より少ないと判断した場合(S43:NO)、S27からの処理を再度実行し、第1及び第2閾値TH1,TH2を用いた供給電圧Vsの判断を実行する。また、CPU12は、S41を実行した回数が所定回数以上と判断した場合(S43:YES)、S31以降の処理を実行する。CPU12は、スイッチ回路33をオフ状態にして電力の供給を停止し(S31)、電力異常が発生したことを報知する(S33)。例えば、CPU12は、図7に示すエラー画面75を、ユーザインタフェース20に表示する。図7に示すように、CPU12は、例えば、電力異常を検出したUSBポート(レセプタクル51)の情報、外部機器61の情報、その外部機器61への電力供給を停止したことを示す文字などを含むメッセージ76をユーザインタフェース20に表示する。CPU12は、エラー画面75に表示したOKボタン77に対するタッチ操作を検出するまでの間、エラー画面75の表示状態を維持する。これにより、外部機器61の故障の確認などをユーザに促すことができる。また、ユーザは、故障を確認して異常がないと判断した場合、異常検知情報45を初期化するなどして引き続きプリンタ1を使用することができる。
CPU12は、S33を実行した後、異常検知情報45をNVRAM15に記憶する(S35)。CPU12は、例えば、第1閾値TH1で電力異常を検出したこと、電力異常を検出した日時、電力異常を検出した外部機器61のデバイスIDなどを異常検知情報45に記憶する。これにより、次に電源部27を起動した際に、異常検知情報45のデバイスIDに基づいて、電力異常を検出した外部機器61への電力供給を停止できる(S25)。電力異常が繰り返し発生する外部機器61が再度接続された場合、その外部機器61への電力供給を停止できる。このようにして本実施形態のCPU12は、第1及び第2電圧検出回路34,35を用いた供給電力量Wの制限を実行することができる。
因みに、プリンタ1は、情報処理装置の一例である。CPU12は、制御部の一例である。NVRAM15は、記憶装置の一例である。USB接続部19は、インタフェースの一例である。AC/DC回路29、DC/DC回路30は、電源の一例である。スイッチ回路33は、スイッチ部材の一例である。第1電圧検出回路34、第2電圧検出回路35は、第1及び第2検出部材の一例である。S29,S31,S37は、制限工程の一例である。
(5.効果)
以上、上記した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態のプリンタ1のCPU12は、第1電圧検出回路34及び第2電圧検出回路35の少なくとも一方の検出値が閾値(第1閾値TH1、第2閾値TH2)以上となった場合(S29:YES、S37:YES)、スイッチ回路33を制御して、USB接続部19から外部へ供給する供給電力量Wを制限するS31の処理(制限処理の一例)を実行する。
これによれば、1つの電力ライン37に対し、第1及び第2電圧検出回路34,35の2つの検出部材を接続して供給電圧Vsを監視する。CPU12は、第1及び第2電圧検出回路34,35の少なくとも一方の検出値が閾値(第1閾値TH1、第2閾値TH2)以上となった場合、スイッチ回路33を制御して外部へ供給する供給電力量Wを制限する。これにより、仮に、第1及び第2電圧検出回路34,35の一方が故障した場合でも、残りの検出部材により電力ライン37の電圧値を監視することができる。従って、過電圧が発生した場合の供給電力量Wの制限を、より確実に実行できる。
(2)また、CPU12は、S37の処理において、第1電圧検出回路34の検出値が第1閾値TH1以上の場合(S37:YES)、スイッチ回路33を制御して供給電力量Wを制限する(S31)。また、CPU12は、S29の処理において、第2電圧検出回路35の検出値が第2閾値TH2以上の場合(S29:YES)、スイッチ回路33を制御して供給電力量Wを制限する(S31)。これによれば、CPU12は、第1及び第2閾値TH1,TH2をそれぞれ変更することで、第1及び第2電圧検出回路34,35の各々が制限処理を実行する条件を個別に変更できる。
(3)また、第1閾値TH1は、第2閾値TH2と同一値でも良い。これによれば、第1電圧検出回路34と第2電圧検出回路35の閾値を同一にすることで、同一の条件で制限処理を実行する2つの検出部材を1つの電力ライン37に接続して、検出機構の2重化を図ることができる。
(4)また、第1閾値TH1は、第2閾値TH2と異なる値でも良い。これによれば、第1閾値TH1と第2閾値TH2に互いに異なる所望の値を設定する。これにより、第1電圧検出回路34で電力異常を検出した場合と、第2電圧検出回路35で電力異常を検出した場合で、個々の閾値に応じた制御を実行することができる。
(5)また、CPU12は、USB接続部19に接続された外部機器61との間で、外部機器61へ供給する供給電力量Wを決定するネゴシエーションを実行するS13の処理(ネゴシエーション処理の一例)を実行する。第1閾値TH1は、S13の処理で決定した供給電力量Wに基づいて設定される値でも良い。第2閾値TH2は、予め定められた固定値でも良い。
これによれば、第1閾値TH1として、ネゴシエーションで決定した供給電力量Wに基づく値を設定する。実際に外部機器61へ供給する供給電力量Wに合った第1閾値TH1を適宜設定できる。これにより、第1閾値TH1を用いることで、外部機器61が要求した電力量以上の供給電力量Wが供給される電力異常を検出し、供給電力量Wを制限できる。また、第2閾値TH2として固定値を用いることで、供給電力量Wがある一定の上限値を超えた場合に、供給電力量Wを制限できる。
(6)また、第2閾値TH2は、第1閾値TH1以上の値であり、且つUSB接続部19から供給可能な最大供給電力量に基づく値でも良い。これによれば、第2閾値TH2を用いることで、最大供給電力量以上の供給電力量Wが供給された場合、供給電力量Wを制限できる。
(7)また、CPU12は、S37の処理において、第1電圧検出回路34の検出値が第1閾値TH1以上の場合、USB接続部19から外部機器61への電力の供給を停止し(S41)、停止した後、外部機器61との間で、外部機器61へ供給する供給電力量Wを決定するネゴシエーションを実行する(S41)。これによれば、ネゴシエーションで外部機器61が要求した電力量以上の供給電力量Wが供給された場合に、電力の供給を一度停止してから、再度ネゴシエーションを実行する。これにより、一時的な電力異常が発生した場合に、一度停止してから電力供給を再開できる。
(8)また、第1電圧検出回路34は、検出値を示す第1検出信号SI1を、CPU12に出力する。CPU12は、第1検出信号SI1が示す検出値が第1閾値TH1以上であるか否かを判断するS37の処理(判断処理の一例)を実行する。CPU12は、S37の処理の結果に基づいて、S31の処理を実行する。
これによれば、CPU12は、第1電圧検出回路34から第1検出信号SI1を入力することで、電圧値の実測値を第1検出信号SI1が示す検出値により取得できる。第1閾値TH1がネゴシエーションごとに変更された場合でも、第1検出信号SI1から取得した検出値に基づいて第1閾値TH1との大小関係を適切に判断できる。
(9)また、CPU12は、S29の処理において、第2電圧検出回路35の検出値が第2閾値TH2以上の場合、USB接続部19から外部機器61への電力の供給を停止する。これによれば、固定値である第2閾値TH2を検出値が超えた場合、電力の供給を停止できる。
(10)また、第2電圧検出回路35は、第2電圧検出回路35の検出値が第2閾値TH2以上であるか否かを判断した判断結果を、第2検出信号SI2としてCPU12へ出力する。CPU12は、第2検出信号SI2に基づいて、S31の処理を実行する。
これによれば、第2電圧検出回路35側で検出値と第2閾値TH2との判断を実行し、判断結果をCPU12へ出力する。CPU12は、検出値と第2閾値TH2とを比較する必要がなくなり、スイッチ回路33をより迅速に制御できる。即ち、電力異常が発生した場合に、より迅速に供給電力量Wを制限できる。特に、固定値の第2閾値TH2を用いてハードウェア処理により第2電圧検出回路35で第2閾値TH2との比較を実行することで、より迅速に供給電力量Wを制限できる。
(11)また、CPU12は、第1及び第2電圧検出回路34,35の少なくとも一方の検出値が閾値を超えた場合、検出値が閾値を超えたこと報知するS33の処理(報知処理の一例)を実行する。これによれば、ユーザは、報知内容を確認することで、電源部27や外部機器61の動作確認など、適切な対応を実行できる。
(12)また、CPU12は、第1及び第2電圧検出回路34,35の少なくとも一方の検出値が閾値を超えた場合、検出値が閾値を超えたこと示す異常検知情報45をNVRAM15へ記憶するS35の処理(記憶処理の一例)を実行する。これによれば、電力異常が発生したことを異常検知情報45としてNVRAM15に残すことができる。
(13)また、CPU12は、起動時において、検出値が閾値を超えたこと示す異常検知情報45がNVRAM15に記憶されているか否かを判断するS23の処理(記憶判断処理の一例)と、S23の処理の結果、検出値が閾値を超えたこと示す異常検知情報45がNVRAM15に記憶されていると判断する場合(S23:YES)、USB接続部19から外部へ供給する供給電力量Wを制限するS25の処理(第2制限処理の一例)を実行する。
これによれば、前回の起動時に電力異常が発生し、検出値が閾値を超えたこと示す異常検知情報45がNVRAM15に記憶されていた場合、次回の起動時に供給電力量Wを制限する。これにより、電力異常の再発を防止することが可能となる。
(14)また、USB接続部19は、USBインタフェースである。これによれば、USBインタフェースを介して外部機器61へ電力を供給する情報処理装置において、電力異常が発生した場合の供給電力量Wの制限を、より確実に実行できる。
(15)また、プリンタ1は、画像データに基づいて画像を形成する画像形成部16、及び原稿の画像を読み取る画像読取部17を備える。これによれば、電力異常が発生した場合に供給電力量Wを制限することで、画像形成部16や画像読取部17などの高価な電子機器をより確実に保護することができる。
(6.変形例)
尚、本願は上記実施形態に限定されるものではなく、本願の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、図3~図5に示す制御を、CPU12により実行したが、他の装置が実行しても良い。例えば、電力コントローラ25が、メモリ26のプログラムPGを実行することで、図3~図5に示す制御を実行しても良い。この場合、電力コントローラ25は、本願の制御部の一例である。プログラムPGは、本願のプログラムの一例である。
また、図2に示す電源部27の構成は、一例である。例えば、上記実施形態では、検出部材として、電圧検出回路(第1電圧検出回路34、第2電圧検出回路35)を備えたが、電流を検出する電流検出回路を検出部材として備えても良い。例えば、図8に示すように、電源部27は、電流値に基づいた、検出信号を出力する第1電流検出回路34A、第2電流検出回路35Aを備えても良い。
例えば、第1電流検出回路34Aは、電力ライン37と直列に接続され内部抵抗を流れる電流に基づいて、供給電流Asの電流値の大きさを示す情報を第1検出信号SI1としてCPU12へ出力する。また、第2電流検出回路35Aは、例えば、電力ライン37と直列に接続され内部抵抗を流れる電流に基づいて、供給電流Asの電流値の大きさと第2閾値TH2とを比較し、比較した結果を第2検出信号SI2としてCPU12へ出力する。第2閾値TH2は、例えば、USB接続部19から供給可能な最大供給電流量に基づく値であり、5A以上の電流値が設定される。
従って、第1電流検出回路34A、及び第2電流検出回路35Aは、電力ライン37を流れる電流値に応じた第1及び第2検出信号SI1,SI2を出力する。そして、CPU12は、上記実施形態と同様に、電流値に基づいて、電力の異常を判断しても良い。具体的にはCPU12は、第1検出信号SI1が示す電流値と第1閾値TH1と比較して、供給電流Asが、USB PD規格の最大電流値(5Aなど)以上、あるいは電力ライン37で伝送可能な最大電流値以上となった場合に、電力異常と判断しても良い。また、CPU12は、ハイレベルの第2検出信号SI2を入力した場合に、電力の異常を検出したとしてスイッチ回路33をオフ状態にして電力ライン37を切断し、電力の供給を停止しても良い。尚、電源部27は、同一構成の第1電流検出回路34Aと第2電流検出回路35Aを備えても良い。
また、上記した電圧検出回路や電流検出回路などの検出部材を接続する位置は、適宜変更可能である。例えば、図9に示すように、第1電圧検出回路34及び第2電圧検出回路35を、スイッチ回路33とUSB接続部19とを接続する電力ライン38に接続しても良い。即ち、検出部材をスイッチ回路33のUSB接続部19側(ローサイド)に接続しても良い。
あるいは、図10に示すように、スイッチ回路33のハイサイドとローサイドの各々に検出部材を接続しても良い。例えば、図10に示すように、同一構成の3つの第1電圧検出回路34を接続しても良い。例えば、スイッチ回路33のハイサイドの電力ライン37、スイッチ回路33のローサイドの電力ライン38、さらに、DC/DC回路30のハイサイドの電力ライン39に、それぞれ第1電圧検出回路34を接続しても良い。この場合、電力異常を検出する第1閾値TH1の値を、電力ライン37,38,39ごとに変更しても良い。また、例えば、図2に示すAC/DC回路29の電源コード28側(ハイサイド)に検出部材を配置しても良い。従って、本願の検出部材は、電源コード28(AC電源)からUSB接続部19(外部機器61とのインタフェース)までの様々な電力ラインに接続することができる。また、各検出部材は、同一構成又は異なる構成の電流検出回路や電圧検出回路でも良い。
また、電源部27は、電圧を検出する検出部材と、電流を検出する検出部材とを備えても良い。例えば、電源部27は、第1電圧検出回路34(図2参照)と第1電流検出回路34A(図8参照)を備えても良い。
また、図10のスイッチ回路33に示すように、電圧や電流を検出する検出回路34Bを、スイッチ回路33内に設けても良い。そして、CPU12は、スイッチ回路33内の検出回路34Bから入力した第3検出信号SI3に基づいて、電力の異常を判断しても良い。
また、CPU12は、第2電圧検出回路35内の第2閾値TH2を変更し、電力異常と判断する範囲を変更しても良い。例えば、CPU12は、供給電圧Vsや供給電流Asの値に基づいて、第2電圧検出回路35へ制御信号を出力し、第2閾値TH2を変更しても良い。また、第2閾値TH2による判断をCPU12が実行しても良い。第1閾値TH1による判断を、第1電圧検出回路34や第1電流検出回路34Aが実行しても良い。
また、第1閾値TH1と第2閾値TH2とは、同一の値でも良い。
また、本願におけるインタフェースの通信規格は、USB PD規格の通信規格に限らず、電力の授受が可能な他の通信規格でもよい。
また、上記実施形態では、CPU12は、S31においてスイッチ回路33をオフ状態にして供給する電力を停止する処理を実行したが、電圧値や電流値を下げるなどの制限する処理を実行しても良い。即ち、CPU12は、電力の供給を完全に停止しなくとも良い。
また、CPU12は、第1電圧検出回路34又は第2電圧検出回路35の一方で電力異常を検出すると、電力の停止処理を実行したが、第1電圧検出回路34及び第2電圧検出回路35の両方で電力異常を検出した場合のみ、電力の停止処理を実行しても良い。
また、CPU12は、供給電圧Vsが第1閾値TH1以上の場合に(S37:YES)、再度ネゴシエーションを実行したが(S41)、ネゴシエーションを実行せずに、電力の停止のみを実行しても良い。
また、CPU12は、電力異常が発生したことを報知するS33の処理を実行したが、報知する処理を実行しなくとも良い。
異常検知情報45の記憶先は、NVRAM15に限らない。例えば、CPU12は、RAM13やROM14に異常検知情報45を記憶しても良い。また、CPU12は、USB接続部19に接続されたUSBメモリや、ユーザインタフェース20に接続されたネットワーク上のサーバ装置に異常検知情報45を記憶しても良い。この場合、USBメモリやサーバ装置は、本願の記憶装置の一例である。
また、CPU12は、異常検知情報45を記憶するS35の処理を実行いなくとも良い。また、CPU12は、起動時に異常検知情報45が記憶されているか判断するS21,S23の処理を実行しなくとも良い。CPU12は、例えば、図4及び図5に示す電力供給制限処理として、S27からの処理を実行しても良い。
また、上記実施形態では、本願の制御部として、CPU12を採用したが、これに限らない。例えば、制御部の少なくとも一部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの専用のハードウェアで構成してもよい。また、制御部は、例えばソフトウェアによる処理と、ハードウェアによる処理とを併用して動作する構成でもよい。
また、上記実施形態の情報処理装置の構成は、一例である。例えば、電源部27は、バッテリ31を備えない構成でもよい。
また、上記実施形態では、本願の情報処理装置として携帯型のプリンタ1を採用したが、これに限らない。本願の情報処理装置は、携帯型でない据え置き型のプリンタでも良く、プリンタに限らず、コピー装置、ファックス装置、スキャナ装置でも良い。また、本願の情報処理装置は、複数の機能を有する複合機でもよい。例えば、本願の情報処理装置は、電話回線を介して、他のファクシミリ装置との間でFAXデータの送受信を行うFAX通信部を備えても良い。また、本願の情報処理装置は、画像形成部16や画像読取部17を備える画像形成装置に限らない。例えば、情報処理装置としては、カメラ、ミシンなどの電力を供給可能なインタフェースを備える様々な電子機器を採用できる。
1 プリンタ(情報処理装置)、12 CPU(制御部)、15 NVRAM(記憶装置)、16 画像形成部、17 画像読取部、29 DC/DC回路(電源)、30 DC/DC回路(電源)、33 スイッチ回路(スイッチ部材)、34 第1電圧検出回路(第1及び第2検出部材)、34A 第1電流検出回路(第1及び第2検出部材)、35 第2電圧検出回路(第1及び第2検出部材)、35A 第2電流検出回路(第1及び第2検出部材)、37 電力ライン、45 異常検知情報、61 外部機器、SI1 第1検出信号、SI2 第2検出信号、TH1 第1閾値、TH2 第2閾値、W 供給電力量。

Claims (18)

  1. 電源と、
    インタフェースと、
    前記電源と前記インタフェースとを接続する電力ラインの電圧値を検出する第1検出部材と、
    前記電力ラインの電圧値を検出する第2検出部材と、
    前記インタフェースから外部へ供給する供給電力量を切り替えるスイッチ部材と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1検出部材及び前記第2検出部材の少なくとも一方の検出値が閾値以上となった場合、前記スイッチ部材を制御して、前記インタフェースから外部へ供給する前記供給電力量を制限する制限処理を実行し、
    前記制限処理において、前記第1検出部材の検出値が第1閾値以上の場合、前記スイッチ部材を制御して前記供給電力量を制限し、
    前記制限処理において、前記第2検出部材の検出値が第2閾値以上の場合、前記スイッチ部材を制御して前記供給電力量を制限し、
    前記インタフェースに接続された外部機器との間で、前記外部機器へ供給する前記供給電力量を決定するネゴシエーションを実行するネゴシエーション処理を実行し、
    前記第1閾値は、
    前記ネゴシエーション処理で決定した前記供給電力量に基づいて設定される値であり、
    前記第2閾値は、
    予め定められた固定値である、情報処理装置。
  2. 電源と、
    インタフェースと、
    前記電源と前記インタフェースとを接続する電力ラインの電流値を検出する第1検出部材と、
    前記電力ラインの電流値を検出する第2検出部材と、
    前記インタフェースから外部へ供給する供給電力量を切り替えるスイッチ部材と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1検出部材及び前記第2検出部材の少なくとも一方の検出値が閾値以上となった場合、前記スイッチ部材を制御して、前記インタフェースから外部へ供給する前記供給電力量を制限する制限処理を実行し、
    前記制限処理において、前記第1検出部材の検出値が第1閾値以上の場合、前記スイッチ部材を制御して前記供給電力量を制限し、
    前記制限処理において、前記第2検出部材の検出値が第2閾値以上の場合、前記スイッチ部材を制御して前記供給電力量を制限し、
    前記インタフェースに接続された外部機器との間で、前記外部機器へ供給する前記供給電力量を決定するネゴシエーションを実行するネゴシエーション処理を実行し、
    前記第1閾値は、
    前記ネゴシエーション処理で決定した前記供給電力量に基づいて設定される値であり、
    前記第2閾値は、
    予め定められた固定値である、情報処理装置。
  3. 前記第1閾値は、
    前記第2閾値と同一値である、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1閾値は、
    前記第2閾値と異なる値である、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2閾値は、
    前記第1閾値以上の値であり、且つ前記インタフェースから供給可能な最大供給電力量に基づく値である、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、
    前記制限処理において、前記第1検出部材の検出値が前記第1閾値以上の場合、前記インタフェースから前記外部機器への電力の供給を停止し、停止した後、前記外部機器との間で、前記外部機器へ供給する前記供給電力量を決定するネゴシエーションを実行する、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1検出部材は、
    前記検出値を示す第1検出信号を、前記制御部に出力し、
    前記制御部は、
    前記第1検出信号が示す前記検出値が前記第1閾値以上であるか否かを判断する判断処理を実行し、
    前記判断処理の結果に基づいて、前記制限処理を実行する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、
    前記制限処理において、前記第2検出部材の検出値が前記第2閾値以上の場合、前記インタフェースから前記外部機器への電力の供給を停止する、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第2検出部材は、
    前記第2検出部材の検出値が前記第2閾値以上であるか否かを判断した判断結果を、第2検出信号として前記制御部へ出力し、
    前記制御部は、
    前記第2検出信号に基づいて、前記制限処理を実行する、請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、
    前記第1検出部材及び前記第2検出部材の少なくとも一方の検出値が閾値を超えた場合、前記検出値が閾値を超えたこと報知する報知処理を実行する、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記制御部は、
    前記第1検出部材及び前記第2検出部材の少なくとも一方の検出値が閾値を超えた場合、前記検出値が閾値を超えたこと示す異常検知情報を記憶装置へ記憶する記憶処理を実行する、請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御部は、
    起動時において、前記検出値が閾値を超えたこと示す前記異常検知情報が前記記憶装置に記憶されているか否かを判断する記憶判断処理と、
    前記記憶判断処理の結果、前記検出値が閾値を超えたこと示す前記異常検知情報が前記記憶装置に記憶されていると判断する場合、前記インタフェースから外部へ供給する前記供給電力量を制限する第2制限処理を実行する、請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記インタフェースは、USB(Universal Serial Bus)インタフェースである、請求項1乃至請求項12の何れか1項に記載の情報処理装置。
  14. 画像データに基づいて画像を形成する画像形成部、及び原稿の画像を読み取る画像読取部のうち、少なくとも一方を備える請求項1乃至請求項13の何れか1項に記載の情報処理装置。
  15. 電源と、インタフェースと、前記電源と前記インタフェースとを接続する電力ラインの電圧値を検出する第1検出部材と、前記電力ラインの電圧値を検出する第2検出部材と、前記インタフェースから外部へ供給する供給電力量を切り替えるスイッチ部材と、を備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記第1検出部材及び前記第2検出部材の少なくとも一方の検出値が閾値以上となった場合、前記スイッチ部材を制御して、前記インタフェースから外部へ供給する前記供給電力量を制限する制限工程を含み、
    前記制限工程において、前記第1検出部材の検出値が第1閾値以上の場合、前記スイッチ部材を制御して前記供給電力量を制限し、
    前記制限工程において、前記第2検出部材の検出値が第2閾値以上の場合、前記スイッチ部材を制御して前記供給電力量を制限し、
    前記インタフェースに接続された外部機器との間で、前記外部機器へ供給する前記供給電力量を決定するネゴシエーションを実行するネゴシエーション工程を含み、
    前記第1閾値は、
    前記ネゴシエーション工程で決定した前記供給電力量に基づいて設定される値であり、
    前記第2閾値は、
    予め定められた固定値である、情報処理装置の制御方法。
  16. 電源と、インタフェースと、前記電源と前記インタフェースとを接続する電力ラインの電流値を検出する第1検出部材と、前記電力ラインの電流値を検出する第2検出部材と、前記インタフェースから外部へ供給する供給電力量を切り替えるスイッチ部材と、を備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記第1検出部材及び前記第2検出部材の少なくとも一方の検出値が閾値以上となった場合、前記スイッチ部材を制御して、前記インタフェースから外部へ供給する前記供給電力量を制限する制限工程を含み、
    前記制限工程において、前記第1検出部材の検出値が第1閾値以上の場合、前記スイッチ部材を制御して前記供給電力量を制限し、
    前記制限工程において、前記第2検出部材の検出値が第2閾値以上の場合、前記スイッチ部材を制御して前記供給電力量を制限し、
    前記インタフェースに接続された外部機器との間で、前記外部機器へ供給する前記供給電力量を決定するネゴシエーションを実行するネゴシエーション工程を含み、
    前記第1閾値は、
    前記ネゴシエーション工程で決定した前記供給電力量に基づいて設定される値であり、
    前記第2閾値は、
    予め定められた固定値である、情報処理装置の制御方法。
  17. 電源と、インタフェースと、前記電源と前記インタフェースとを接続する電力ラインの電圧値を検出する第1検出部材と、前記電力ラインの電圧値を検出する第2検出部材と、前記インタフェースから外部へ供給する供給電力量を切り替えるスイッチ部材と、を備える情報処理装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記第1検出部材及び前記第2検出部材の少なくとも一方の検出値が閾値以上となった場合、前記スイッチ部材を制御して、前記インタフェースから外部へ供給する前記供給電力量を制限する制限処理を実行させ
    前記制限処理において、前記第1検出部材の検出値が第1閾値以上の場合、前記スイッチ部材を制御して前記供給電力量を制限し、
    前記制限処理において、前記第2検出部材の検出値が第2閾値以上の場合、前記スイッチ部材を制御して前記供給電力量を制限し、
    前記インタフェースに接続された外部機器との間で、前記外部機器へ供給する前記供給電力量を決定するネゴシエーションを実行するネゴシエーション処理を実行させ、
    前記第1閾値は、
    前記ネゴシエーション処理で決定した前記供給電力量に基づいて設定される値であり、
    前記第2閾値は、
    予め定められた固定値である、プログラム。
  18. 電源と、インタフェースと、前記電源と前記インタフェースとを接続する電力ラインの電流値を検出する第1検出部材と、前記電力ラインの電流値を検出する第2検出部材と、前記インタフェースから外部へ供給する供給電力量を切り替えるスイッチ部材と、を備える情報処理装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記第1検出部材及び前記第2検出部材の少なくとも一方の検出値が閾値以上となった場合、前記スイッチ部材を制御して、前記インタフェースから外部へ供給する前記供給電力量を制限する制限処理を実行させ
    前記制限処理において、前記第1検出部材の検出値が第1閾値以上の場合、前記スイッチ部材を制御して前記供給電力量を制限し、
    前記制限処理において、前記第2検出部材の検出値が第2閾値以上の場合、前記スイッチ部材を制御して前記供給電力量を制限し、
    前記インタフェースに接続された外部機器との間で、前記外部機器へ供給する前記供給電力量を決定するネゴシエーションを実行するネゴシエーション処理を実行させ、
    前記第1閾値は、
    前記ネゴシエーション処理で決定した前記供給電力量に基づいて設定される値であり、
    前記第2閾値は、
    予め定められた固定値である、プログラム。
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