JP2015176443A - 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】給電装置から電力を供給可能であり、バッテリーを備えた情報処理装置においてバッテリーの充電効率を向上させた情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供する。
【解決手段】受電装置10は、供給電力が動作電力以上である場合に(ステップS505でYES)、供給電力のうちの余剰電力をバッテリーに充電するようにバッテリーを制御する。一方、供給電力が動作電力未満である場合に(ステップS505でNO)、動作電力に不足している不足電力をバッテリーから放電するようにバッテリーを制御する。
【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
従来、受電装置から給電装置に対して電力供給するインタフェースとして、電源線をVbusとしているUSB(Universal Serial Interface)ケーブル接続を用いたUSBインタフェースが広く普及している。
USB規格において、受電装置1台あたりに供給可能な電力は、定格5V、最大500mAの2.5W(USB 2.0)、または定格5V、最大900mAの4.5W(USB 3.0)と規定されている。
近年では、このUSB規格が拡張され、供給可能な電力が最大100WとなったUSB PD(USB Power Delivery)が策定されている。USB PD規格では、Vbusを介した給電装置と受電装置との通信によって、供給可能な電力を通知したり供給電力を指定したりするためのネゴシエーション方法が規定されている。
このUSB PD規格に準拠して給電装置から受電装置に対して電力供給するための最も容易な方法は、給電装置の電源容量を大きくして給電装置の動作と電力供給を両立するのに十分な電源容量を確保する方法である。
この方法を用いた場合、USB PD規格では受電装置1台あたり最大100Wを電力供給するので、単純に給電装置の電源容量を大きくすると、コストが大幅に増加すると共に装置全体が大きくなってしまう。
そのため、限られた電源容量を有効活用するためには給電装置による給電制御だけではなく受電装置による給電制御が効果的である。
受電装置が受電制御を行う技術として、動作電力が変化している機器に対して機器の動作電力と電池の充電電力の和が交流電源の一定の電力となるように制御し、交流電源を最大限有効に使用する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、電子機器の動作優先モードと充電優先モードを切り替えて、電子機器とバッテリーのそれぞれへの供給電力を制御する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、バッテリー併用型太陽光発電設備で、太陽電池の発生電力が最大になるようにバッテリー充電及びバッテリー放電を制御する技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
上述した特許文献1及び特許文献2に開示された技術は、受電装置の動作電力以上の電力供給を受けられる場合に有効である。
特開平6−225478号公報 特開2002−78227号公報 特開平6−266456号公報
しかしながら、給電装置から受電装置の動作電力以上の電力供給を受けられない場合には、USB PDであっても従来USBと同様に給電装置からの電力供給を停止してバッテリー放電に切り替えるため、バッテリー充電効率が低下するという課題がある。
また、特許文献3に開示された技術は、給電装置としての太陽電池の発生電力を受電装置として受動的に受け入れる前提がある場合に有効である。しかしながら、バッテリー制御そのものは受電装置によって能動的に行われないので、USB PDのネゴシエーションを活用して給電装置及び受電装置の各動作状態に適したバッテリー制御を行うことができないという課題がある。
本発明の目的は、給電装置から電力を供給可能であり、バッテリーを備えた情報処理装置においてバッテリーの充電効率を向上させた情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の情報処理装置は、給電装置から電力を供給可能であり、バッテリーを備えた情報処理装置であって、前記給電装置から供給される供給電力と、前記情報処理装置が動作するための動作電力との大きさを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果が、前記供給電力が前記動作電力以上である場合に、前記供給電力のうちの余剰電力を前記バッテリーに充電するように前記バッテリーを制御し、前記比較手段による比較結果が、前記供給電力が前記動作電力未満である場合に、前記動作電力に不足している不足電力を前記バッテリーから放電するように前記バッテリーを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、供給電力が動作電力以上である場合に、供給電力のうちの余剰電力をバッテリーに充電するようにバッテリーを制御し、供給電力が動作電力未満である場合に、動作電力に不足している不足電力をバッテリーから放電するようにバッテリーを制御するので、バッテリーの充電効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る給電装置及び受電装置を含むシステムの一例の概略構成を示す図である。 図1における受電装置の概略構成を示す図である。 図1における給電装置の概略構成を示す図である。 図2における受電装置の電源制御部及びUSB通信部、並びに給電装置の電源制御部及びUSB通信部の概略構成を示す図である。 図1における給電装置で用いられる電源容量、装置状態毎電力表、及び給電能力一覧表を示す図である。 図1における給電装置で用いられる最大給電容量、及び給電能力表を示す図である。 図1における受電装置で用いられるバッテリー容量、装置状態毎電力表、及びバッテリー残量を示す図である。 USB PD規格で定義された電力制御通知のためのメッセージ一覧を示す図である。 給電制御処理におけるネゴシエーションを示すシーケンス図である。 図10(A)は、図2におけるCPUにより実行される受電制御処理の手順を示すフローチャートであり、図10(B)はその変形例を示すフローチャートである。 受電制御処理を説明するためのタイミングチャートを示す図である。 受電制御処理を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る給電装置100及び受電装置10を含むシステム1の一例の概略構成を示す図である。
図1において、システム1は、給電装置100、受電装置10、ネットワークサーバ50、ネットワーク端末60,61,62で構成される。本実施の形態では、給電装置100の一例として画像処理装置を用いており、情報処理装置の一例として受電装置10を用いている。
給電装置100は、受電装置10とUSBケーブル20で接続される。給電装置100は、電源ケーブル30により電源が供給され、受電装置10にUSBケーブル20を用いて電源を供給する。受電装置10は給電装置100からUSBケーブル20によって電力を供給されるだけではなく、USBケーブル20によって給電装置100とデータなどの通信を行う。
また、給電装置100は、ネットワークサーバ50とネットワーク40で接続される。ネットワークサーバ50は、ネットワーク端末60,61,62と接続し、給電装置100と通信可能となっている。
例えば、給電装置100は、ネットワーク端末60,61,62のいずれかからネットワーク40を介して受信したPDLデータに対してインタプリタ処理及びレンダリング処理を実行し、得られた画像データを記録紙に印刷する。
図2は、図1における受電装置10の概略構成を示す図である。
図2において、受電装置10は、USB通信部201、電源制御部202、操作部203、表示部204、CPU205、ROM206、RAM207、及びHDD208で構成され、それぞれ内部バス200で接続されている。
CPU205は、受電装置10全体を制御する。ROM206は、不揮発性記憶装置であって、受電装置10の制御内容を記述したプログラムを記憶する記憶部である。
RAM207は、不揮発性記憶装置であって、CPU205がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に記憶するためのワークメモリとして使用されたり、送受信に関わるデータを一時記憶する通信バッファなどとして使用される。
HDD208は、不揮発性記憶装置であって、受電装置10の制御内容を記述したプログラムやデータを記憶する。後述するフローチャートは、ROM206またはHDD208に記憶されたプログラムがRAM207に展開され、CPU205によって実行される処理を示している。
USB通信部201は、給電装置100との間で、USBケーブル20の接続を介したデータ通信と電力供給を行う。
電源制御部202は、受電装置10における各部に対する電力供給、及びUSB通信部201を介した受電装置10に対する電力供給を制御する。
操作部203は、受電装置10で実行する処理に関するユーザからの操作情報が入力される操作キーなどのユーザインタフェースを備える。表示部204は、ユーザに対する情報を表示する。この表示部204は、例えば、液晶ディスプレイで実現され、受電装置10で実行する処理に関する設定情報や処理結果を表示する。
図3は、図1における給電装置100の概略構成を示す図である。
図3において、給電装置100は、USB通信部301、ネットワーク通信部302、スキャナ部303、操作部304、表示部305、プリンタ部306、画像処理部307、電源制御部308、CPU309、ROM310、RAM311、及びHDD312で構成され、それぞれ内部バス300で接続されている。
CPU309は、給電装置100全体を制御する。ROM310は、不揮発性記憶装置であって、給電装置100で実行する画像データハンドリング及び画像処理の制御内容を記述したプログラムを記憶する記憶部である。
RAM311は、不揮発性記憶装置であって、CPU309がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に記憶するためのワークメモリとして使用されたり、送受信に関わるデータを一時記憶する通信バッファなどとして使用される。
HDD312は、不揮発性記憶装置であって、給電装置100の制御内容を記述したプログラムや画像データを記憶する。後述するシーケンス図は、ROM310またはHDD312に記憶されたプログラムがRAM311に展開され、CPU309によって実行される処理を示している。
USB通信部301は、受電装置10との間で、USBケーブル20の接続を介したデータ通信と電力供給を行う。
ネットワーク通信部302は、ネットワーク40や電話回線を介してデータ通信を実行する処理部である。具体的にネットワーク通信部302は、ネットワーク端末60,61,62との間で、ネットワーク40を介したデータ通信を行ったり、公衆電話回線を介したFAX通信を行う。
スキャナ部303は、読み取り駆動部によって搬送される密着型イメージセンサによって原稿全体をスキャンする際に、読み取り点灯制御部によって密着型イメージセンサ内部のLEDを点灯制御する。同時に、スキャナ部303は、密着型イメージセンサ内部のフォトセンサが原稿画像を光学的に読み取って、原稿画像を示す画像データに変換する。
操作部304は、給電装置100で実行する処理に関するユーザからの操作情報が入力される操作キーなどのユーザインタフェースを備える。表示部305は、ユーザに対する情報を表示する。この表示部305は、例えば、液晶ディスプレイで実現され、給電装置100で実行する処理に関する設定情報や処理結果を表示する。プリンタ部306は、画像データが示す画像を記録紙に所定の出力解像度で印刷する。
画像処理部307は、画像データに対してスキャン系画像処理、プリント系画像処理、及び通信系画像処理などの画像処理を実行する。具体的に画像処理部307は、スキャナ部303から受信した画像データに対して、シェーディング補正、ガンマ補正、二値化処理、中間調処理、及びRGBからCMYKへの色空間変換などのスキャンデバイス特性に適合した画像処理を実行する。
また、画像処理部307は、印刷する画像データに対して、解像度変換、及びスムージング、濃度補正などのプリンタデバイス特性に適合した画像処理を実行する。
また、画像処理部307は、ネットワーク通信部302を介して送受信する画像データに対して、解像度変換、色空間変換などの通信デバイス特性に適合した画像処理を実行する。
電源制御部308は、図1で示した電源ケーブル30を介して供給される電力を元に、給電装置100の状態に応じて、給電装置100の各処理部や受電装置10に対する電力供給を制御する。
図4は、図2における受電装置10の電源制御部202及びUSB通信部201、並びに給電装置100の電源制御部308及びUSB通信部301の概略構成を示す図である。
まずUSBケーブル20について説明する。USBケーブル20は、情報を通信するUSBデータライン、及び、電力を供給するUSBバスラインで構成される。
USBデータラインは、D+及びD−から構成され、D+がHigh、D−がLowの状態でハイスピードの通信、D+がLow、D−がHighの状態でロースピードの通信が実行可能であり、D+、D−共にLowの場合は接続されていないとみなされる。
USBバスラインは、Vbus及びGNDから構成され、USB PD規格では、このVbusを用いたネゴシエーション方法を定めている。
USB PD非対応の機器やケーブルを用いた場合には、標準規格電力として、5V、500mAの2.5W(USB 2.0)、または、5V、900mAの4.5W(USB 3.0)が供給される。
一方、USB PD対応の機器やケーブルを用いた場合には、必要に応じて、12V、3Aや12V、5A、更に、20V、3Aや20V、5Aの最大100Wを供給することが可能である。
次に、受電装置10の電源制御部202及びUSB通信部201について説明する。USB通信部201は、USBポート404、及びケーブル検知部403を含む。USBポート404は、USBケーブル20を接続するためのポートである。また、ケーブル検知部403は、USBポート404にUSBケーブル20が接続されたことを検知する。
本実施の形態において、ケーブル検知部403は、USB PD規格においては、コネクタシールドとGND間のインピーダンスがUSB PD規格の規定抵抗値以下になったか否かでケーブル接続を検知する。
USB通信部201は、VBUSを電力供給線として用いて給電装置100からUSBケーブル20経由で受電し、この電力供給線を電源制御部202に接続する。また、図2で示した内部バス200を介したCPU205がプログラムを実行することでUSB経由のデータ通信を制御する。
受電装置10の電源制御部202は、バッテリー400、バッテリー制御部401、及び電力線通信部402を含む。
電力線通信部402は、給電装置100との間でUSB経由の電力供給に関わるネゴシエーションをVBUS経由で実行する。
バッテリー制御部401は、バッテリー400から放電するためのDC−DCコンバータ405と、バッテリー400に充電するためのDC−DCコンバータ406と、スイッチ407,408とを備えている。
バッテリー制御部401は、スイッチ407,408をDC−DCコンバータ405側に切り替えることで、バッテリー400から必要な電力を放電する。
また、バッテリー制御部401は、スイッチ407,408をDC−DCコンバータ406側に切り替えることで、バッテリー400に充電する。
電力線通信部402によるネゴシエーションで定められた電圧Vと電流IAで与えられるUSB供給電力IA・Vが、受電装置10の各部で必要とする動作電力P以上の場合、バッテリー制御部401は、バッテリー制御部401は、電圧V、電流IB=IA−P/V(>0)でバッテリー400を充電する。
充電時において、電圧V、電流IBの電力がDC−DCコンバータ406によって変換されてバッテリー400に充電される。
また、電力線通信部402によるネゴシエーションで定めた電圧Vと電流IAで与えられるUSB供給電力IA・Vが、受電装置10の各処理部で必要とする動作電力P未満の場合、電圧V、電流IB=P/V−IA(≧0)でバッテリー400から放電する。
放電時において、バッテリー400に蓄えられた電力は、DC−DCコンバータ405によって電圧V、電流IBに変換されて放電される。
次に、給電装置100の電源制御部308及びUSB通信部301について説明する。
USB通信部301は、USBポート414、及びケーブル検知部413を含む。USBポート414は、USBケーブル20を接続するためのポートである。また、ケーブル検知部413は、USBポート414にUSBケーブル20が接続されたことを検知する。
本実施の形態において、ケーブル検知部413は、USB PD規格においては、コネクタシールドとGND間のインピーダンスがUSB PD規格の規定抵抗値以下になったか否かでケーブル接続を検知する。
USB通信部301は、VBUSを電力供給線として用いて受電装置10にUSBケーブル20経由で給電する。また、図2で示した内部バス300を介したCPU309がプログラムを実行することでUSB経由のデータ通信を制御する。
電源制御部308は、電源部410、供給電力切替部411、及び電力線通信部412を含む。
電力線通信部412は、受電装置10との間でUSB経由の電力供給に関わるネゴシエーションをVBUS経由で実行する。
電源部410は、DC−DCコンバータ415、AC−DCコンバータ416を含む。電源部410は、AC電源70から電源ケーブル30を介して給電される交流電力を受電し、AC−DCコンバータ416で直流電力に変換し、変換した直流電力の電圧をDC−DCコンバータ415でUSB PD規格に準拠した複数の電圧に変換して供給電力切替部411に出力する。また、電源部410は、給電装置100の各部にも電源を供給する。
供給電力切替部411は、電源部410が出力した電力のうち、電力線通信部402によるネゴシエーションで定められた電圧と電流で与えられる電力を電力供給線によってUSB通信部301に出力する。
図5は、図1における給電装置100で用いられる電源容量、装置状態毎電力表、及び給電能力一覧表を示す図である。
図5(A)は、電源制御部308の電源の電源容量1000を示す図である。この電源容量1000はROM310に記憶されている。図5(A)に示されるように、本実施の形態において電源制御部308が有する電源の電源容量は1300Wとなっている。
図5(B)は、給電装置100において消費電力の異なる各状態の消費電力量を示す装置状態毎電力表1010を示す図である。この装置状態毎電力表1010はROM310に記憶されている。例えば、給電装置100の状態である装置状態がプリントの場合の消費電力量は、1268Wとなっている。電源容量が1300Wであるので、装置状態がプリントの場合の残りの電源容量は32Wということになる。
図5(C)は、給電装置100がVBUSを用いて供給する供給電圧、供給電流、及び供給電圧と供給電流を積算した供給電力の関係を示す給電能力一覧表1020を示す図である。この給電能力一覧表1020はROM310に記憶されている。
例えば、20Vの場合の供給電流は5.0Aまたは3.0Aであり、そのときの供給電力は100Wまたは60Wとなっている。
また、装置状態がプリントの場合の残りの電源容量は32Wであるので、プリント時には4番目以降に示される電圧、電流、及び電力を供給できる。そこで特に図5ではプリント状態給電能力1022、及びそのときの電力を示すプリント時供給可能電力群1021を示している。
上述した装置状態として、本実施の形態では、スタンバイ状態、スリープ状態、プリントやスキャンなどを実行する動作状態、及び紙切れやトナー切れなどのエラー状態などが挙げられる。
装置状態の変化とは、上記各状態から別の状態に遷移することを意味する。また、装置状態は、例えば、プリントジョブやスキャンジョブを受信したり、紙切れやトナー切れの検知したりすると現在の状態から他の状態に遷移する。さらに、本実施の形態では、電源投入後にスタンバイ状態に遷移することも、装置状態の変化に含める。
図6は、図1における給電装置100で用いられる最大給電容量、及び給電能力表を示す図である。
図6(A)は、図3におけるCPU309によって算出されるプリント時の最大給電容量1030を示す図である。この最大給電容量1030は、RAM311に記憶される。
この最大給電容量は、給電装置100が受電装置10に対して供給可能な電力量を示している。
上述したように、装置状態がプリントの場合の残りの電源容量は32Wであるので、最大給電容量は32Wである。
プリント時に限らず、CPU309は、給電最大容量=電源容量値−プリント時消費電力値として、給電最大容量を算出する。
図6(B)は、図3におけるCPU309により給電能力一覧表1020から生成されるプリント時の供給電圧及び供給電力の組合せを記憶した給電能力表1040を示す図である。この給電能力表1040はRAM311に記憶される。
給電能力表1040を作成する場合は、まず、ROM310に記憶された給電能力一覧表1020の供給電力のうち、算出された最大給電容量1030以下の供給電力値であるプリント時供給可能電力群1021を算出する。
例えばプリント時の最大給電容量1030は32[W]であるため、プリント時供給可能電力群1021は、図5(C)に示されるように、18、10、7.5、4.5、2.5[W]の組合せとなる。
次に、プリント時供給可能電力群1021の各供給電力に対応する供給電圧と供給電流の組合せを給電能力一覧表1020から抽出し、現在の状態(図6の場合はプリント時)の給電能力表1040を作成してRAM311に記憶する。
従って、給電能力表1040は、図5(C)に示されるプリント状態給電能力1022を抽出したものである。
図7は、図1における受電装置10で用いられるバッテリー容量、装置状態毎電力表、及びバッテリー残量を示す図である。
図7(A)は、バッテリー400のバッテリー容量を示す図である。このバッテリー400はROM206に記憶される。本実施の形態において、バッテリー容量110に示されるように、バッテリー400のバッテリー容量は300Whとなっている。
図7(B)は、受電装置10において消費電力の異なる各状態の消費電力量を示す装置状態毎電力表1110を示す図である。この装置状態毎電力表1110はROM206に記憶される。
例えば、装置状態が低電力モードの場合の消費電力量は60Wとなっている。上記バッテリー容量1100、及び装置状態毎電力表1110から、フル充電状態において、電力供給を受けない場合、通常モード時の消費電力100Wで3時間、低電力モード時の消費電力60Wで5時間の電力をバッテリー400は確保できることがわかる。
図7(C)は、バッテリー400のバッテリー残量を示す図である。このバッテリー残量1120はCPU205によって検知または算出され、RAM207に記憶される。
例えば、バッテリー残量が120Whの充電状態において、電力供給を受けない場合、通常モード時の消費電力100Wで1.2時間、低電力モード時の消費電力60Wで2時間の動作電力をバッテリー400が確保していることがわかる。
図8は、USB PD規格で定義された電力制御通知のためのメッセージ一覧を示す図である。
図8に示される一覧には、電力制御通知のためのメッセージと、メッセージの送受信先を示す方向と、メッセージの内容とが示されている。
給電能力通知(Capability)は、給電装置100から受電装置10に対して、給電可能な電力を複数の電圧及び電流の組合せを提示するためのメッセージである。
給電要求通知(Request)は、受電装置10から給電装置100に対して、給電能力通知で提示された電圧と電流の組合せのうちから要求する電圧と電流の組合せを提示するためのメッセージである。
また、給電要求通知には、能力非適合を示すMismatchフラグが含まれ、このMismatchフラグは、給電能力通知に対する給電要求が能力非適合であるか否かをONまたはOFFで示すフラグである。このフラグは、能力非適合であればONとなり、能力適合であればOFFとなる。
さらに、給電要求通知には、給電開始後における供給電力の変更可否を示すGiveBack属性フラグが含まれ、GiveBack属性フラグは、給電開始後に供給電力を制限したい場合に、給電装置100から受電装置10への供給電力を変更可能か否かをONまたはOFFで示すフラグである。このフラグは、供給電力を変更可能であればONとなり、変更不可能であればOFFとなる。
給電許可(Accept)は、給電装置100から受電装置10に対して、給電要求通知に従った給電を実施できることを示すためのメッセージである。
準備完了(PS_RDY)は、給電装置100から受電装置10に対して、給電要求通知に従った給電を開始する準備が整ったことを示すためのメッセージである。
給電拒否(Reject)は、給電装置100から受電装置10に対して、給電要求通知に従った給電を実施できないことを示すためのメッセージである。
給電最小化要求(GoToMin)は、給電装置100から受電装置10に対して、給電要求通知に従った給電最小化のための供給電力の変更要求を示すためのメッセージである。
給電停止要求(HardReset)は、受電装置10から給電装置100に対して、給電要求通知に従った給電を停止することを示すためのメッセージであり、例えば充電完了などの際に通知される。
図9は、給電制御処理におけるネゴシエーションを示すシーケンス図である。
図9に示されるシーケンス図は、USB PD規格に準拠したネゴシエーションの一例を示したものである。
まず、給電装置100から受電装置10に対して、給電能力通知を送信する。次に、受電装置10から給電装置100に対して、給電能力表1040で通知された供給電圧と供給電流の組合せのうちいずれかを選択し、これを給電要求で通知する。
ここで、給電能力表1040に示される供給電圧と供給電流の中に給電要求したいものがない場合はMismatchフラグをONとした給電要求で通知する。
また、給電開始後に供給電力を変更可能であることを通知したい場合はGiveBack属性フラグをONとして通知する。図では、MismatchフラグをOFFとし、GiveBack属性フラグをONとした給電要求で通知している。
次いで、給電装置100から受電装置10に対して、給電要求に従った給電許可、及び、給電準備完了を通知する。
このように、本実施の形態において、受電装置10は、給電装置100に対する給電要求通知において、GiveBack属性フラグをONにすることで、給電開始後の供給電力の変更が可能であることを通知する。
受電装置10は、給電装置100にUSB接続した際、上記ネゴシエーションによって受電装置10の動作電力を確保し、余剰電力があればバッテリー制御部401でバッテリー400を充電するように制御する。
また、受電装置10は、図に示されるように、給電装置100が印刷指示を受信した際、ネゴシエーションによって給電装置100からの給電最小化要求に応答し、必要に応じてバッテリー制御部401によるバッテリー放電を併用して受電装置10の動作電力を確保する。
さらに、受電装置10は、給電装置100が印刷ジョブを終了した際、ネゴシエーションによって再び受電装置10の動作電力を確保し、余剰電力があればバッテリー制御部401でバッテリー充電するように制御する。
このように、受電装置10は、給電装置100の状態変化に伴うネゴシエーションに応答することで、USB給電の電力量を動的に選択し直し、選択後の供給電力に対する動作電力の差を埋めるようにバッテリー充放電を制御する。
図10(A)は、図2におけるCPU205により実行される受電制御処理の手順を示すフローチャートであり、図10(B)はその変形例を示すフローチャートである。
図10(A)において、CPU205は、USB通信部301におけるケーブル検知部403によって、給電装置100と接続されているUSBケーブル20がUSBポート404に接続されたことを検知する(ステップS501)。
次に、CPU205は、電源制御部202における電力線通信部402によって、USB経由の給電装置100との間で図9で説明したネゴシエーションを実行する(ステップS502)。
CPU205は、電源制御部202におけるバッテリー制御部401によって、供給電圧V及び供給電流IAで定まる供給電力量を設定する(ステップS503)。次に、CPU205は、USB通信部201を介した電源制御部202にて、USB経由の受電を開始する(ステップS504)。
次いで、CPU205は、USB経由の供給電力V・IAと受電装置10の動作電力Pとを比較し、供給電力≧動作電力か否か判別する(ステップS505)。このステップS505は、給電装置100から供給される供給電力と、受電装置10が動作するための動作電力との大きさを比較する比較手段に対応する。
ステップS505の判別の結果、供給電力V・IAが動作電力P未満と判別された場合には(ステップS505でNO)、CPU205は、バッテリー制御部401により電圧V、電流IB=P/V−IA(≧0)でバッテリー400から放電するように制御し(ステップS506)、ステップS508に進む。ステップS506でのIB・Vは不足電力である。
一方、ステップS505の判別の結果、供給電力V・IAが動作電力P以上と判別された場合には(ステップS505でYES)、CPU205は、バッテリー制御部401により電圧V、電流IB=IA−P/V(>0)でバッテリー400を充電するように制御する(ステップS507)。ステップS507でのIB・Vは余剰電力である。
上記ステップS507は、ステップS505による比較結果が、供給電力が動作電力以上である場合に、供給電力のうちの余剰電力をバッテリー400に充電するようにバッテリー400を制御する制御手段に対応する。また、上記ステップS506は、ステップS505によるによる比較結果が、供給電力が動作電力未満である場合に、動作電力に不足している不足電力をバッテリー400から放電するようにバッテリー400を制御する制御手段に対応する。
次いで、CPU205は、給電装置100から給電最小化要求が通知されたか否か判別する(ステップS508)。
ステップS508の判別の結果、給電最小化要求が通知された場合には(ステップS508でYES)、ステップS502に戻り、再びネゴシエーションを実行する。このように、本実施の形態では、供給電力が変更された場合には、CPU205はステップS502の処理に戻り、ステップS503に続いてステップS505により再び比較を行い、ステップS505による比較結果に応じてバッテリーを制御する(ステップS506,507)。
一方、ステップS508の判別の結果、給電最小化要求が通知されていない場合には(ステップS508でNO)、停止要求が通知されたか否か判別する(ステップS509)。この停止要求とは、給電装置100の装置状態の変化に伴い、USB給電の継続が不可能になった際に給電装置100から受電装置10に対して通知されるメッセージである。
ステップS509の判別の結果、停止要求が通知されていない場合には(ステップS509でNO)、ステップS508に戻る。
一方、ステップS509の判別の結果、停止要求が通知された場合には(ステップS509でYES)、CPU205は、電源制御部202における電力線通信部402によって、給電停止要求を通知する(ステップS510)。
そして、CPU205は、USB通信部301におけるケーブル検知部403によって、給電装置100と接続されているUSBケーブル20がUSBポート404から切断されたことを検知して(ステップS511)、本処理を終了する。
次に、図10(B)のフローチャートについて説明する。図10(B)のフローチャートは、図10(A)のステップS508とステップS509との間に1ステップ設けられた処理となる。
従って、ステップS508の判別の結果、給電最小化要求が通知されていない場合には(ステップS508でNO)、装置状態が変化したか否か判別する(ステップS512)。この装置状態の変化については後述する。
ステップS512の判別の結果、装置状態が変化した場合には(ステップS512でYES)、ステップS502に戻り、再びネゴシエーションを実行する。装置状態が変化したことは、動作電力が変更された場合に該当し、CPU205はステップS502の処理に戻り、ステップS503に続いてステップS505により再び比較を行い、ステップS505による比較結果に応じてバッテリーを制御する(ステップS506,507)。
一方、ステップS512の判別の結果、装置状態が変化していない場合には(ステップS512でNO)、上記ステップS509に進む。
受電装置10の装置状態の変化について説明する。装置状態の変化には複数の変化が考えられるため、順に説明していく。
装置状態の変化として、動作状態から停止状態への移行という変化が挙げられる。
この場合は、動作状態から停止状態に移行することから、動作電力以下の供給電力に変更しても問題ないので、ステップS502で受電装置10から給電装置100へのネゴシエーションを実行する。
装置状態の変化として、停止状態から動作状態への移行という変化がある。
この場合は、動作電力が変更されたことに該当し、停止状態から動作状態に移行することから、動作電力以上の供給電力が必要になるので、ステップS502で受電装置10から給電装置100へのネゴシエーションを実行する。
上述した装置状態の変化の際には、図7に示した装置状態毎電力表1110を参照して、供給電力の変更を行う。
装置状態の変化として、バッテリー残量1120が閾値以上になったという変化がある。
この場合は、現在より小さい供給電力に変更しても問題ないので、ステップS502で受電装置10から給電装置100へのネゴシエーションを実行する。
装置状態の変化として、バッテリー残量1120が閾値未満になったという変化がある。
この場合は、現在より大きい供給電力が必要になるので、ステップS502で受電装置10から給電装置100へのネゴシエーションを実行する。
装置状態の変化として、受電装置10の充電速度設定を高速モードに設定したという変化がある。
この場合は、現在より大きい供給電力が必要にあるので、ステップS502で受電装置10から給電装置100へのネゴシエーションを実行する。
装置状態の変化として、受電装置10の充電速度設定を低速モードに設定したという変化がある。
この場合は、現在より小さい供給電力でも問題ないので、ステップS502で受電装置10から給電装置100へのネゴシエーションを実行する。
このように、本実施の形態では、動作電力が変更された場合、バッテリー残量1120が予め定めれらた閾値以上になった場合、バッテリー残量1120が予め定めれらた閾値未満になった場合、またはバッテリー400への充電速度が変更された場合には、給電装置100に供給電力の変更を要求するようになっている。
図11,12は、受電制御処理を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
各図において、横軸は時間、縦上軸は動作電力、縦下軸は充電電力を示している。また、図中の「Vbus切断」、「PD切断」はUSBケーブル20が切断されたことを示し、「Vbus接続」、「PD接続」はUSBケーブル20が接続されたことを示し、「PDネゴ」は、ネゴシエーションを示している。
図11(A)は、従来のUSB規格に準拠した電力供給を受ける受電装置10の受電制御におけるバッテリー充放電を示している。
受電装置10は、時刻Tから時刻Tの間、受電装置10の動作電力Pに対するUSB供給電力I・Vの余剰電力をバッテリー400の充電電力I・Vとしてバッテリー充電する。
ここで、受電装置10は、時刻Tにおいて、USBケーブル20が切断されたことをケーブル検知部403で検知する。これを受けて、受電装置10は、時刻Tから時刻Tの間、バッテリー400の放電電力I・Vを用いてバッテリー放電することで動作電力を確保する。
次に、受電装置10は、時刻Tにおいて、動作状態から停止状態に装置状態が変化する。その後、受電装置10は、時刻Tにおいて、USBケーブル20が接続されたことをケーブル検知部403で検知する。
これを受けて、受電装置10は、時刻T以降で、USB供給電力I・Vをそのままバッテリー400への充電電力I・Vとして用いてバッテリー400を充電する。
図11(B)は、USB PD規格に準拠した電力供給を受ける受電装置10の受電制御におけるバッテリー充放電において、本実施の形態の受電制御処理を適用しない場合の例を示している。
受電装置10がUSB PD規格に対応している場合には、最大100Wの動作電力を必要とするときがある。
図11(B)の場合、時刻Tから時刻Tの間、バッテリー放電で確保しなければならない受電装置10の動作電力が大きくなるので、バッテリー駆動時間を長くするためにはバッテリー400のバッテリー容量を大きくする必要がある。
図12(A)は、図10(A)の受電制御処理において、USB PD規格に準拠した電力供給を受ける受電装置10の受電制御におけるバッテリー充放電を示している。
受電装置10は、時刻Tから時刻Tの間、受電装置10の動作電力Pに対するUSB供給電力I・Vの余剰電力をバッテリー400の充電電力I・Vとしてバッテリー充電する。
次に、受電装置10は、時刻Tにおいて、給電装置100からのネゴシエーションによるメッセージを電力線通信部402で通信し、USB供給電力を100Wから36Wに変更する。
これを受けて、受電装置10は、時刻Tから時刻Tの間、ネゴシエーションで定めたUSB供給電力36Wに対してバッテリー400の放電電力I・Vを用いたバッテリー放電を併用することで動作電力を確保する。
さらに受電装置10は、時刻Tにおいて、給電装置100からのネゴシエーションによるメッセージを電力線通信部402で通信し、USB供給電力を36Wから60Wに変更する。
これを受けて、受電装置10は、時刻Tから時刻Tの間、ネゴシエーションで定めたUSB供給電力60Wに対してバッテリー400の放電電力I・Vを用いたバッテリー放電を併用することで動作電力を確保する。
そして受電装置10は、時刻Tにおいて、動作状態から停止状態に装置状態が変化する。
これを受けて、受電装置10は、時刻Tから時刻Tの間、USB供給電力I・Vである60Wをそのままバッテリー400への充電電力I・Vとして用いてバッテリー400を充電する。
さらに、受電装置10は、時刻Tにおいて、給電装置100からのネゴシエーションによるメッセージを電力線通信部402で通信し、USB供給電力を60Wから100Wに変更する。
図12(A)の場合、例えば、時刻Tから時刻Tの間、バッテリー放電で確保しなければならない受電装置10の動作電力を図11(B)の場合よりも小さくできるので、バッテリー400の限られたバッテリー容量でもバッテリー充電効率を向上することができる。
図12(B)は、図10(B)の受電制御処理において、USB PD規格に準拠した電力供給を受ける受電装置10の受電制御におけるバッテリー充放電を示している。
図12(B)における時刻Tから時刻Tの間の処理については、図12(A)と同じであるので、説明を省略する。
受電装置10は、時刻Tにおいて、動作状態から停止状態に装置状態が変化する。
これを受けて、受電装置10は、給電装置100に対してネゴシエーションを実行し、停止状態においては現在より小さい供給電力に変更しても問題ないので、供給電力を60Wから36Wに変更する。
時刻Tから時刻Tの間、変更後の36Wで与えられるUSB供給電力I・Vをバッテリー400への充電電力I・Vとして用いてバッテリー充電を実行する。
図12(B)の場合、時刻T以降で、USB供給電力を図12(A)の場合よりも小さくできるので、給電装置100の限られた電源容量を圧迫することなく、バッテリー400の限られたバッテリー容量でもバッテリー充電効率を向上することができる。
このように、図10(B)の受電制御処理によれば、受電装置の状態変化に伴い、受電装置の動作電力が変化した場合に、給電装置との間でネゴシエーションして受電装置の電力供給を必要に応じて変更するように制御する。
これによって、給電装置の限られた電源容量を圧迫することなく、USB経由の電力供給において受電装置の状態に応じて最適なバッテリー充電を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、供給電力が動作電力以上である場合に(ステップS505でYES)、供給電力のうちの余剰電力をバッテリーに充電するようにバッテリーを制御する。
一方、供給電力が動作電力未満である場合に(ステップS505でNO)、動作電力に不足している不足電力をバッテリーから放電するようにバッテリーを制御するので、バッテリーの充電効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態では情報処理装置の一例として図2に示した構成の受電装置10を用いて説明したが、CPU、MPU、ASICなどの演算装置や、ROM、RAM、HDDなどの記憶装置など、情報処理装置の基本的構成を備えていれば本実施の形態を適用できる。
(他の実施の形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
10 受電装置
100 給電装置
201 USB通信部
202 電源制御部
205 CPU
206 ROM
207 RAM
400 バッテリー
401 バッテリー制御部

Claims (5)

  1. 給電装置から電力を供給可能であり、バッテリーを備えた情報処理装置であって、
    前記給電装置から供給される供給電力と、前記情報処理装置が動作するための動作電力との大きさを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果が、前記供給電力が前記動作電力以上である場合に、前記供給電力のうちの余剰電力を前記バッテリーに充電するように前記バッテリーを制御し、前記比較手段による比較結果が、前記供給電力が前記動作電力未満である場合に、前記動作電力に不足している不足電力を前記バッテリーから放電するように前記バッテリーを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記供給電力、または前記動作電力が変更された場合には、前記比較手段により再び比較を行い、前記制御手段は、前記比較手段による比較結果に応じて前記バッテリーを制御することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記動作電力が変更された場合、前記バッテリーの残量が予め定めれらた閾値以上になった場合、前記バッテリーの残量が予め定めれらた閾値未満になった場合、または前記バッテリーへの充電速度が変更された場合には、前記給電装置に前記供給電力の変更を要求することを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
  4. 給電装置から電力を供給可能であり、バッテリーを備えた情報処理装置の制御方法であって、
    前記給電装置から供給される供給電力と、前記情報処理装置が動作するための動作電力との大きさを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップによる比較結果が、前記供給電力が前記動作電力以上である場合に、前記供給電力のうちの余剰電力を前記バッテリーに充電するように前記バッテリーを制御し、前記比較ステップによる比較結果が、前記供給電力が前記動作電力未満である場合に、前記動作電力に不足している不足電力を前記バッテリーから放電するように前記バッテリーを制御する制御ステップとを備えたことを特徴とする制御方法。
  5. 給電装置から電力を供給可能であり、バッテリーを備えた情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記制御方法は、
    前記給電装置から供給される供給電力と、前記情報処理装置が動作するための動作電力との大きさを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップによる比較結果が、前記供給電力が前記動作電力以上である場合に、前記供給電力のうちの余剰電力を前記バッテリーに充電するように前記バッテリーを制御し、前記比較ステップによる比較結果が、前記供給電力が前記動作電力未満である場合に、前記動作電力に不足している不足電力を前記バッテリーから放電するように前記バッテリーを制御する制御ステップとを備えたことを特徴とするプログラム。
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